JPH1022837A - データ転送装置及びデータ転送方法 - Google Patents

データ転送装置及びデータ転送方法

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JPH1022837A
JPH1022837A JP17263896A JP17263896A JPH1022837A JP H1022837 A JPH1022837 A JP H1022837A JP 17263896 A JP17263896 A JP 17263896A JP 17263896 A JP17263896 A JP 17263896A JP H1022837 A JPH1022837 A JP H1022837A
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健次 大井
Nobuhiro Taki
宣広 滝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データの転送速度を変化させるための回路構成
を簡略化できるとともに、消費電力の増加を抑制するこ
とができるデータ転送装置及びデータ転送方法を提供す
る。 【解決手段】パラレル−シリアル変換器34は転送速度
よりも遅い第1の速度に応じた動作クロックに基づいて
動作する複数のシフトレジスタ50A〜50Hを備え、
シフトレジスタ50A〜50Hは転送データを転送速度
に応じたビット幅データとして一括してパラレルに格納
する。DSエンコーダ35はデータセレクタ35Aとス
トローブセレクタ35Bとからなる。データセレクタ3
5Aはシフトレジスタ50A〜50Hの出力Qを転送速
度に応じて順次選択して出力する。ストローブセレクタ
35Bはシフトレジスタ50A〜50Hの出力Q及び反
転出力XQを転送速度に応じて順次選択して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置に
おけるインタフェース回路に係り、詳しくはシリアルイ
ンタフェースの規格であるIEEE1394に準拠したデータ処
理装置におけるインタフェース回路に関する。
【0002】近年、マルチメディア化に伴って、パーソ
ナルコンピュータと周辺機器間におけるデータ転送量の
増大化及び転送速度の高速化が要求されている。特に、
大量の音声や画像データを扱うデジタルビデオカメラ、
デジタルVTR、カラーページプリンタ等の周辺機器と
パーソナルコンピュータとを結ぶインタフェース回路に
ついては、シリアルインタフェースの一つであるIEEE13
94が注目されている。
【0003】
【従来の技術】従来、IEEE1394プロトコルによるデータ
転送はシリアル方式であり、図13は、従来のIEEE1394
プロトコルコントローラの一部を示す。リンク層処理回
路71は、図示しないMPUインタフェースを介してマ
イクロプロセッシングユニット(MPU)に接続され、
nビット幅のパラレルデータ及びヘッダを入力する。ヘ
ッダとはデータの先頭に付加されてパケットを構成する
データであり、該パケットの宛先の情報や、該パケット
を構成するデータのバイト数の情報等を設定したもので
ある。
【0004】リンク層処理回路71はパケット生成回路
72及び転送用FIFOメモリ(以下、単にFIFOと
いう)73を備える。パケット生成回路72及び転送用
FIFO73には動作クロックCLK10が供給されて
いる。パケット生成回路72は、動作クロックCLK1
0に基づいて動作し、MPUから供給されたデータの先
頭にヘッダを付加するとともに、データの末尾に誤り訂
正符号データを付加することによりnビット幅のデータ
からなる送信用パケットを生成する。パケット生成回路
72は生成した送信用パケットを転送用FIFO73に
出力する。転送用FIFO73は動作クロックCLK1
0に基づいてnビット幅のパケットデータの書き込み又
は読み出しが行われる。
【0005】物理層処理回路74は図示しないIEEE1394
インタフェース及びIEEE1394バスケーブルを介して周辺
機器(デジタルVTR、カラーページプリンタ、又は、
デジタルビデオカメラ)と結ばれている。物理層処理回
路74は、リンク層処理回路71から送信用パケットを
入力する。物理層処理回路74は、パラレル−シリアル
変換器75及びDSエンコーダ76を備える。パラレル
−シリアル変換器75及びDSエンコーダ76には動作
クロックCLK11が供給されている。動作クロックC
LK11は前記動作クロックCLK10のn倍の周波数
を持つ。パラレル−シリアル変換器75は動作クロック
CLK11に基づいて動作し、nビット幅を持つパラレ
ルデータを1ビット幅のシリアルデータに変換する。
【0006】DSエンコーダ76は動作クロックCLK
11に基づいてパラレル−シリアル変換器75から出力
されるシリアルのデータDATAを順次入力し、該デー
タDATAに基づいて図15に示すストローブデータS
TRBを生成する。DSエンコーダ76は動作クロック
CLK11に基づいてシリアルのデータDATA及びス
トローブデータSTRBをIEEE1394インタフェース及び
IEEE1394バスケーブルを介して周辺機器に転送する。
【0007】図14はDSエンコーダ76の詳細を示
す。DSエンコーダ76は、2個のデータフリップフロ
ップ(以下、DFFという)77,78と、2個の排他
的論理和回路(EOR回路)79,80とを備える。D
FF77のデータ端子Dにはパラレル−シリアル変換器
75から出力されるシリアルデータDATAが入力さ
れ、クロック端子CKには動作クロック(転送クロッ
ク)CLK11が入力されている。DFF77は動作ク
ロックCLK11の立ち上がりエッジが入力される毎に
シリアルデータDATAをラッチし、出力端子Qからデ
ータDATAとして出力する。
【0008】EOR回路79はシリアルデータDATA
と、DFF77のデータDATAとを入力しており、両
信号のレベルに基づく信号を出力する。EOR回路80
はEOR回路79の出力信号とDFF78の反転出力信
号とを入力しており、両信号のレベルに基づく信号を出
力する。
【0009】DFF78のデータ端子DにはEOR回路
80の出力信号が入力され、クロック端子CKには動作
クロック(転送クロック)CLK11が入力されてい
る。DFF78は動作クロックCLK11の立ち上がり
エッジが入力される毎にEOR回路80の出力信号をラ
ッチし、出力端子QからストローブデータSTRBとし
て出力する。
【0010】従って、図15に示すように、ストローブ
データSTRBのレベルはデータDATAのレベルに対
して動作クロックCLK11の1周期毎に一致、不一致
を交互に繰り返すものとなる。
【0011】従って、送信先の周辺機器は、シリアルデ
ータDATA及びストローブデータSTRBの排他的論
理和をとることにより、転送クロックCLK11の2分
の1の周波数を持つ信号DATA^STRBを生成する
ことができる。すなわち、送信元の機器における転送ク
ロックCLK11を再生することができる。
【0012】このように、物理層処理回路74の動作ク
ロックCLK11はリンク層処理回路71の動作クロッ
クCLK10のn倍の周波数を持つことが必要となり、
パラレル−シリアル変換とDSエンコードに高速動作が
要求される。また、IEEE1394プロトコルでは、複数の転
送速度が規定されており、転送速度を変更するためには
動作クロックCLK10の周波数を変更することによ
り、パケット生成回路72、転送用FIFO73、パラ
レル−シリアル変換器75、及びDSエンコーダ76を
動作させる必要がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パラレル−シリアル変換器75は動作クロックCLK1
0のn倍の周波数を持つ動作クロックCLK11に基づ
いて動作するため、動作クロックCLK10の周波数を
切り換えるためのタイミングがとりにくくなり、そのた
めの回路が複雑化するという問題がある。
【0014】また、従来のIEEE1394プロトコルコントロ
ーラではリンク層処理回路71及び物理層処理回路74
は動作クロックCLK10及びCLK11の周波数を変
更することによってデータの転送速度を変更するように
している。動作クロックCLK10の周波数の増加に伴
ってリンク層処理回路71におけるパケット生成回路7
2、転送用FIFO73の消費電力が増加し、動作クロ
ックCLK11の周波数の増加に伴って物理層処理回路
74におけるパラレル−シリアル変換器75の消費電力
が増加する。
【0015】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、データの転送速度を変
化させるための回路構成を簡略化できるとともに、消費
電力の増加を抑制することができるデータ転送装置及び
データ転送方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、パラレルの転送データを転送速
度に応じた転送クロックに同期してシリアルデータに変
換するためのパラレル−シリアル変換器と、パラレル−
シリアル変換器から出力されるシリアルデータに基づい
て転送クロックを再生するためのストローブデータを生
成し、該シリアルデータ及びストローブデータを出力す
るエンコーダとを備えたデータ転送装置において、パラ
レル−シリアル変換器は、転送速度よりも遅い第1の速
度で動作しかつ転送データを転送速度に応じたビット幅
データとして一括してパラレルに格納するための複数の
レジスタであって、複数のレジスタは相補の出力信号を
出力することと、エンコーダは、複数のレジスタの出力
を転送速度に応じて順次選択して出力するデータセレク
タと、複数のレジスタの出力及び反転出力を転送速度に
応じて順次選択して出力するストローブセレクタとを備
える。
【0017】請求項2の発明は、第1の速度よりも遅い
第2の速度で動作しかつ転送データを転送速度に応じた
ビット幅のデータとして出力するための転送用データ記
憶手段を設けた。
【0018】請求項3の発明は、パラレルデータを転送
クロックに同期してシリアルデータに変換し、該シリア
ルデータに基づいて転送クロックを再生するためのスト
ローブデータを生成し、該シリアルデータ及びストロー
ブデータを転送するようにしたデータ転送方法におい
て、パラレルデータを転送速度に応じたビット幅のデー
タに変換し、この変換されたデータを転送速度よりも遅
い速度で動作する複数のレジスタに一括して格納し、各
レジスタの出力を転送速度に基づいて順次選択すること
によりシリアルデータ及びストローブデータを転送する
ようにした。
【0019】(作用)請求項1及び3の発明では、パラ
レル−シリアル変換器は転送速度よりも遅い第1の速度
で動作するための転送速度が変化してもパラレル−シリ
アル変換器の消費電力の増加が抑制される。また、転送
速度を切り換えるための回路構成が簡略化される。
【0020】請求項2の発明では、転送用データ記憶手
段は第1の速度よりも遅い第2の速度で動作するための
転送速度が変化しても転送用データ記憶手段の消費電力
の増加が抑制される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図12に従って説明する。図1は、シリアルインタフ
ェースの一つであるIEEE1394に準拠したシステム構成を
示す。図1において、パーソナルコンピュータ(以下、
パソコンという)1、外部周辺機器としてのデジタルV
TR2、同じく周辺機器としてのカラーページプリンタ
3、及び、同じく周辺機器としてのデジタルビデオカメ
ラ4は、IEEE1394バスケーブル(以下、IEEE1394バスと
いう)5を介して互いに接続されている。パソコン1、
デジタルVTR2、カラーページプリンタ3、及び、デ
ジタルビデオカメラ4は、IEEE1394に準拠したデータ転
送を可能にするためのIEEE1394プロトコルコントローラ
をそれぞれ備えている。
【0022】図2は、パソコン1に設けたIEEE1394に準
拠したシステムの構成を示すブロック回路である。パソ
コン1は、IEEE1394用プロトコルコントローラ(以下、
IPCという)11、内部装置としてのマイクロプロセ
ッシングユニット(以下、MPUという)12、及び、
内部装置としての2個の第1及び第2DMA(DirectMe
mory Access)コントローラ13,14を備えている。
IPC11、MPU12、第1DMAコントローラ(以
下、第1DMACという)13、及び第2DMAコント
ローラ(以下、第2DMACという)14は、それぞれ
ワンチップの半導体集積回路装置(LSI)にて形成さ
れている。
【0023】IPC11は、MPU12、第1DMAC
13及び第2DMAC14との間でデータの授受を行
う。又、IPC11は、IEEE1394バス5を介して前記デ
ジタルVTR2、カラーページプリンタ3、及び、デジ
タルビデオカメラ4に備えられたIEEE1394用プロトコル
コントローラ(IPC)と結ばれている。
【0024】図3は、IPC11を説明するためのブロ
ック回路を示す。IPC11は、物理層処理回路20、
リンク層処理回路21、第1及び第2送信パケット処理
回路22a,22b、第1及び第2受信パケット処理回
路23a,23b、FIFOよりなる第1〜第4格納メ
モリ(第1〜第4FIFO)24a〜24d、制御内部
レジスタ25、第1及び第2の1394用インタフェー
ス(以下、第1及び第2の1394用I/Fという)2
6a,26b、アイソクロナスデータ送信用インタフェ
ース(以下、Isoc送信用I/Fという)27a、アイソ
クロナスデータ受信用インタフェース(以下、Isoc受信
用I/Fという)28a、エイシンクロナスデータ送信
用インタフェース(以下、Asyn送信用I/Fという)2
7b、エイシンクロナスデータ受信用インタフェース
(以下、Asyn受信用I/Fという)28b、及び、MP
Uインタフェース(以下、MPUI/Fという)29を
備えている。
【0025】第1の1394用I/F26aは、前記IE
EE1394バス5を介して前記デジタルVTR2に接続され
て、物理層処理回路20とデジタルVTR2のIPCと
の間でアイソクロナス転送(Isoc転送)モードにおける
パケット(以下、Isocパケットという)と、エイシンク
ロナス転送(Asyn転送)モードにおけるパケット(以
下、Asynパケットという)の遣り取りを行う。第2の1
394用I/F26bは、前記IEEE1394バス5を介して
前記カラーページプリンタ3に接続されて、物理層処理
回路20とカラーページプリンタ3のIPCとの間でIs
oc転送モードにおけるIsocパケットと、Asyn転送モード
におけるAsynパケットの遣り取りを行う。
【0026】Isoc送信用I/F27aは、前記第1DM
AC13に接続され、第1DAMC13からIsoc転送モ
ードで送信するための転送データ(Isocパケット)を第
1FIFO24aに渡す。Isoc受信用I/F28aは、
前記第1DMAC13に接続され、第2FIFO24b
に格納されたIsoc転送モードで受信した転送データ(Is
ocパケット)を第1DMAC13に渡す。
【0027】Asyn送信用I/F27bは、前記第2DM
AC14に接続され、第2DMAC14からAsyn転送モ
ードで送信するための転送データ(Asynパケット)を第
3FIFO24cに渡す。Asyn受信用I/F28bは、
前記第2DMAC14に接続され、第4FIFO24d
に格納されたAsyn転送モードで受信した転送データ(As
ynパケット32)を第2DMAC14に渡す。MPUI
/F29は、前記MPU12と接続され、該MPU12
と制御内部レジスタ25の間において各種のコマンドデ
ータ等の遣り取りを行う。
【0028】物理層処理回路20は、第1及び第2の1
394用I/F26a,26bが受信したIsocパケット
及びAsynパケットを入力しリンク層処理回路21に出力
する。又、物理層処理回路20は、リンク層処理回路2
1から送信用のIsocパケット及び送信用のAsynパケット
を入力する。そして、物理層処理回路20は、該Isocパ
ケット及びAsynパケットを第1又は第2の1394用I
/F26a,26bを介してその送信先のデジタルVT
R2、カラーページプリンタ3、又は、デジタルビデオ
カメラ4に送信する。
【0029】リンク層処理回路21は、物理層処理回路
20から受信したIsocパケット及びAsynパケットを入力
する。リンク層処理回路21は、Isocパケット及びAsyn
パケットの先頭に付したヘッダの内容に基づいて自身
(パソコン1)宛のパケットかどうか判断し、自身宛の
パケットであれば該Isocパケット及びAsynパケットを第
1又は第2受信パケット処理回路23a,23bに供給
する。
【0030】リンク層処理回路21は、受信した自身宛
のパケットがIsocパケットかAsynパケットかを該パケッ
トに付加されたヘッダの内容に基づいて判断する。そし
て、リンク層処理回路21は、受信したパケットがIsoc
パケットの場合には該Isocパケットを第1受信パケット
処理回路23aに供給する。受信したパケットがAsynパ
ケットの場合には、リンク層処理回路21は該Asynパケ
ットを第2受信パケット処理回路23bに供給する。
【0031】又、リンク層処理回路21は、第1送信パ
ケット処理回路22aから送信用のIsocパケットが供給
されるとともに、第2送信パケット処理回路22bから
送信用のAsynパケットが供給される。
【0032】第1受信パケット処理回路23aは、リン
ク層処理回路21から受信したIsocパケットを供給され
る。第1受信パケット処理回路23aは、受信したIsoc
パケットについて誤り訂正のチェック処理を行う。つま
り、本実施の形態では、Isocパケットのヘッダとデータ
についてそれぞれ別々に誤り訂正のための処理を行う。
第1受信パケット処理回路23aは、誤り訂正処理した
Isocパケットを第2FIFO24bに供給する。
【0033】第2FIFO24bは、誤り訂正処理され
た確実なIsocパケットを入力し、入力された順に次段の
Isoc受信用I/F28aに出力する。Isoc受信用I/F
28aは、ヘッダとデータとからなるIsocパケットを前
記したように第1DMAC13に渡す。
【0034】第2受信パケット処理回路23bは、リン
ク層処理回路21から受信したAsynパケットを供給され
る。第2受信パケット処理回路23bは、受信したAsyn
パケットについて誤り訂正のチェック処理を行う。そし
て、前記と同様に、Asynパケットのヘッダとデータにつ
いてそれぞれ別々に誤り訂正のための処理を行う。第2
受信パケット処理回路23bは、誤り訂正処理したAsyn
パケットを第4FIFO24dに供給する。
【0035】第4FIFO24dは、誤り訂正処理され
た確実なAsynパケットを入力し、入力された順に次段の
Asyn受信用I/F28bに出力する。Asyn受信用I/F
28bは、ヘッダとデータとからなるAsynパケットを前
記したように第2DMAC14に渡す。
【0036】第1FIFO24aは、前記Isoc送信用I
/F27aを介して前記第1DMAC13からIsoc転送
モードで送信するための送信用のIsocパケットを入力
し、入力した順に前記第1送信パケット処理回路22a
に供給する。第1送信パケット処理回路22aは、順次
入力されてくるIsocパケットについて誤り訂正符号を生
成する。つまり、本実施の形態では、Isocパケットのヘ
ッダとデータについてそれぞれ別々に誤り訂正符号を生
成付加する処理を行う。第1送信パケット処理回路22
aは、ヘッダ及びIsocデータに対してそれぞれ生成した
誤り訂正符号を付加したIsocパケットを前記リンク層処
理回路21に供給する。
【0037】第3FIFO24cは、前記Asyn送信用I
/F27bを介して前記第2DMAC14からAsyn転送
モードで送信するための送信用のAsynパケットを入力
し、入力した順に前記第2送信パケット処理回路22b
に供給する。第2送信パケット処理回路22bは、順次
入力されてくるAsynパケットについて誤り訂正符号を生
成する。そして、前記と同様に、Asynパケットのヘッダ
とデータについてそれぞれ別々に誤り訂正符号を生成付
加する処理を行う。第2送信パケット処理回路22b
は、ヘッダ及びAsynデータに対してそれぞれ生成した誤
り訂正符号を付加したAsynパケットを前記リンク層処理
回路21に供給する。
【0038】前記制御内部レジスタ25は、MPUI/
F29とリンク処理回路21との間に設けられている。
制御内部レジスタ25は、前記MPU12とIPC11
との間で行われる各種コマンド等の制御データが一時記
憶される。そして、MPUI/F29を介して入力され
るMPU12からの制御データは、リンク層処理回路2
1にて読み出され転送制御処理のための制御動作をIP
C11に実行させる。又、リンク層処理回路21からの
制御データは、MPU12にて読み出され転送制御処理
のための制御動作をMPU12に実行させる。
【0039】次に、物理層処理回路20及びリンク層処
理回路21を図4に従って説明する。物理層処理回路2
0は、パラレル−シリアル変換器34、DSエンコーダ
35、及び転送速度制御回路36を備える。
【0040】転送速度制御回路36は所定の周波数(本
形態では400MHz)の内部クロックCLK1を入力す
るとともに、転送速度制御信号SP1,SP2を入力す
る。IEEE1394プロトコルでは100Mbps(メガビッ
ト/秒),200Mbps,400Mbpsの3種類の
転送速度が規定されており、転送速度制御信号SP1が
アクティブレベルの場合には、転送速度は100Mbp
sであり、転送速度制御信号SP2がアクティブレベル
の場合には、転送速度は200Mbpsであり、転送速
度制御信号SP1,SP2のいずれもアクティブレベル
でない場合には、転送速度は400Mbpsである。
【0041】転送速度制御回路36は内部クロックCL
K1の周波数をn分の1に分周した動作クロックCLK
2を生成するとともに、内部クロックCLK1の周波数
をm分の1に分周した動作クロックCLK3を生成す
る。本形態では、動作クロックCLK2は内部クロック
CLK1の周波数を32分の1に分周した信号であり、
動作クロックCLK3は内部クロックCLK1の周波数
を8分の1に分周した信号である。
【0042】図8に示すように、転送速度制御回路36
は8ビットの巡回型カウンタ60と、信号マスク回路6
1とを備える。巡回型カウンタ60の初期値として、転
送速度制御信号SP1がアクティブレベルである場合に
は「10000111」が設定され、転送速度制御信号
SP2がアクティブレベルである場合には「10000
001」が設定され、転送速度制御信号SP1,SP2
のいずれもアクティブレベルでない場合には「1000
0000」が設定される。巡回型カウンタ60は内部ク
ロックCLK1のパルスが入力される毎に順次右にシフ
トさせるとともに、出力信号Q1〜Q8を出力する。
【0043】信号マスク回路61は巡回型カウンタ60
の出力信号Q1〜Q8を入力するとともに、転送速度制
御信号SP1,SP2を入力している。信号マスク回路
61は、転送速度制御信号SP1,SP2のレベルに基
づいて各信号Q1〜Q8に対応する選択信号S1〜S8
を出力するようになっている。転送速度制御信号SP1
がアクティブレベルの場合には、信号マスク回路61は
信号Q2〜Q4,Q6〜Q8をマスクし、信号Q1,Q
5のみを選択信号S1,S5として出力させる。転送速
度制御信号SP2がアクティブレベルの場合には、信号
マスク回路61は信号Q2,Q4,Q6,Q8をマスク
し、信号Q1,Q3,Q5,Q7を選択信号S1,S
3,S5,S7として出力させる。さらに、転送速度制
御信号SP1,SP2のいずれもアクティブレベルでな
い場合には、信号マスク回路61は信号Q1〜Q8を選
択信号S1〜S8として出力させる。
【0044】パラレル−シリアル変換器34には物理層
処理回路20における転送速度制御回路36から動作ク
ロックCLK3が供給されるとともに、転送速度制御信
号SP1,SP2が供給されており、パラレル−シリア
ル変換器34は動作クロックCLK3に基づいて転送速
度よりも遅い第1の速度にて動作する。
【0045】図6に示すように、パラレル−シリアル変
換器34は8本の4ビットよりなるシフトレジスタ50
A〜50H及びセレクタ51A〜51Hを備える。各シ
フトレジスタ50A〜50Hには前記動作クロックCL
K3が入力され、各シフトレジスタ50A〜50Hは最
後段のレジスタから出力信号Q及び反転出力信号XQと
を出力する。セレクタ51A〜51Hはシフトレジスタ
50A〜50Hの出力信号Qと反転出力信号XQとを入
力し、前記転送速度制御信号SP1,SP2のレベルに
基づいて出力信号Q又は反転出力信号XQのいずれかを
選択し出力するようになっている。
【0046】図6に示すように、DSエンコーダ35は
データセレクタ35Aとストローブセレクタ35Bとか
らなる。データセレクタ35Aは前記パラレル−シリア
ル変換器34のシフトレジスタ50A〜50Hの出力信
号Qをそれぞれ入力するスイッチ52A〜52Hと、1
つのバッファ53とを備える。スイッチ52A〜52H
には前記選択信号S1〜S8が入力されており、スイッ
チ52A〜52Hは対応する選択信号S1〜S8がHレ
ベルになるとオンして対応するシフトレジスタ50A〜
50Hの出力信号Qをバッファ53に出力する。バッフ
ァ53はオンしたスイッチ52A〜52Hを介して入力
される信号をデータ信号DATAとして出力する。
【0047】ストローブセレクタ35Bは前記パラレル
−シリアル変換器34のセレクタ51A〜51Hの出力
信号を入力するスイッチ54A〜54Hと、1つのバッ
ファ55とを備える。スイッチ54A〜54Hにも前記
選択信号S1〜S8が入力されており、スイッチ54A
〜54Hは対応する選択信号S1〜S8がHレベルにな
るとオンして対応するセレクタ51A〜51Hの出力信
号をバッファ55に出力する。バッファ55はオンした
スイッチ54A〜54Hを介して入力される信号をスト
ローブデータ信号STRBとして出力する。
【0048】リンク層処理回路21は転送用データ記憶
手段としての転送用FIFO32とセレクタ33とを備
える。転送用FIFO32には前記第1送信パケット処
理回路22aからnビット(本形態では32ビット)幅
のデータよりなる送信用パケットが供給されている。転
送用FIFO32には物理層処理回路20における転送
速度制御回路36から動作クロックCLK2が供給され
るとともに、転送速度制御信号SP1,SP2が供給さ
れており、転送用FIFO32は動作クロックCLK2
に基づいて前記パラレル−シリアル変換器34の動作速
度である第1の速度よりも遅い第2の速度にて動作す
る。
【0049】図5に示すように、転送用FIFO32は
RAMセルアレイ40、ライトポインタ42及びリード
ポインタ43からなる。IEEE1394プロトコルにおけるパ
ケットは32ビット単位であるため、RAMセルアレイ
40は1アドレスが32ビット構成の複数の記憶領域4
1を備える。各記憶領域41は8ビット単位の4つのバ
ンク40A,40B,40C,40Dからなる。
【0050】従って、RAMセルアレイ40へのデータ
の書き込み時には、ライトクロックWCK(=CLK
2)に基づいてライトポインタ42が1アドレスずつイ
ンクリメントされ、4つのバンク40A,40B,40
C,40Dのワード線が一斉に活性化され、各記憶領域
41に32ビット単位でデータが書き込まれる。
【0051】リードポインタ43はバンクポインタ44
を備えている。リードポインタ43にはリードクロック
RCK(=CLK2)が供給されるとともに、転送速度
制御信号SP1,SP2が供給される。
【0052】バンクポインタ44は2ビットのカウンタ
である。転送速度制御信号SP1がアクティブレベルの
場合にはバンクポインタ44はリードクロックRCK
(=CLK2)が入力される毎に0〜3をカウントし、
カウンタ値が3のときキャリ信号を出力する。転送速度
制御信号SP2がアクティブレベルの場合にはバンクポ
インタ44はリードクロックRCK(=CLK2)が入
力される毎に0,2を繰り返しカウントし、カウンタ値
が2のときキャリ信号を出力する。転送速度制御信号S
P1,SP2のいずれもアクティブレベルでない場合に
はバンクポインタ44は動作せず、キャリ信号を常に出
力する。
【0053】バンクポインタ44からキャリ信号が出力
されているとき、リードポインタ43はリードクロック
RCK(=CLK2)が入力される毎に1アドレスずつ
インクリメントされる。
【0054】従って、RAMセルアレイ40からのデー
タの読み出し時には、リードクロックRCKに基づいて
4つのバンク40A,40B,40C,40Dのワード
線が一斉に活性化され、各記憶領域41から32ビット
単位のデータが読み出されるが、転送速度制御信号SP
1,SP2に基づいてセンスアンプ部において出力され
る本数が変化するようになっている。すなわち、転送速
度制御信号SP1がアクティブレベルの場合には出力端
子D0〜D31のうち、8本の出力端子D0〜D7にバ
ンクポインタ44のカウンタ値に対応するバンクのデー
タが出力される。転送速度制御信号SP2がアクティブ
レベルの場合には8本の出力端子D0〜D7にバンクポ
インタ44のカウンタ値に対応するバンクのデータが出
力され、出力端子D8〜D15にバンクポインタ44の
カウンタ値に1を加えた値に対応するバンクのデータが
出力される。転送速度制御信号SP1,SP2のいずれ
もアクティブレベルでない場合には出力端子D0〜D7
にバンク40Aのデータが、出力端子D8〜D15にバ
ンク40Bのデータが、出力端子D16〜D23にバン
ク40Cのデータが、さらに出力端子D24〜D31に
バンク40Dのデータが出力される。すなわち、データ
の最上位ビットをD0とすると、各転送速度において、
上位からデータが存在し、ビット幅が越えている部分は
0となる。
【0055】セレクタ33は転送用FIFO32から出
力されるデータが入力されるとともに、転送速度制御信
号SP1,SP2が入力されている。転送速度制御信号
SP1がアクティブレベルである場合には、セレクタ3
3は図7(a)に示すように、転送用FIFO32の出
力端子D0,D2,D4,D6から出力されたデータを
シフトレジスタ50Aにパラレルにロードするととも
に、出力端子D1,D3,D5,D7から出力されたデ
ータをシフトレジスタ50Eにパラレルにロードする。
【0056】転送速度制御信号SP2がアクティブレベ
ルである場合には、セレクタ33は図7(b)に示すよ
うに、転送用FIFO32の出力端子D0,D4,D
8,D12から出力されたデータをシフトレジスタ50
Aにパラレルにロードし、出力端子D1,D5,D9,
D13から出力されたデータをシフトレジスタ50Cに
パラレルにロードし、出力端子D2,D6,D10,D
14から出力されたデータをシフトレジスタ50Eにパ
ラレルにロードし、出力端子D3,D7,D11,D1
5から出力されたデータをシフトレジスタ50Gにパラ
レルにロードする。
【0057】転送速度制御信号SP1,SP2のいずれ
もアクティブレベルでない場合には、セレクタ33は図
7(c)に示すように、転送用FIFO32の出力端子
D0,D8,D16,D24から出力されたデータをシ
フトレジスタ50Aにパラレルにロードし、出力端子D
1,D9,D17,D25から出力されたデータをシフ
トレジスタ50Bにパラレルにロードし、出力端子D
2,D10,D18,D26から出力されたデータをシ
フトレジスタ50Cにパラレルにロードし、出力端子D
3,D11,D19,D27から出力されたデータをシ
フトレジスタ50Dにパラレルにロードする。また、セ
レクタ33は出力端子D4,D12,D20,D28か
ら出力されたデータをシフトレジスタ50Eにパラレル
にロードし、出力端子D5,D13,D21,D29か
ら出力されたデータをシフトレジスタ50Fにパラレル
にロードし、出力端子D6,D14,D22,D30か
ら出力されたデータをシフトレジスタ50Gにパラレル
にロードし、出力端子D7,D15,D23,D31か
ら出力されたデータをシフトレジスタ50Hにパラレル
にロードする。
【0058】次に上記のように構成したIPC11にお
けるリンク層処理回路21及び物理層処理回路20の送
信時の作用を図10〜12に従って説明する。今、パソ
コン1が送信側であり、第1DMAC13からIsoc転送
モードで送信するための転送データ(Isocパケット)が
Isoc送信用I/F27a及び第1FIFO24aを介し
て第1送信パケット処理回路22aに渡される。送信用
のIsocパケットは第1送信パケット処理回路22aによ
って、Isocパケットのヘッダとデータについてそれぞれ
別々に誤り訂正符号が生成されて付加される。ヘッダ及
びIsocデータに対してそれぞれ生成した誤り訂正符号を
付加したIsocパケットがリンク層処理回路21に供給さ
れ、転送用FIFO32に格納される。
【0059】このとき、転送速度制御信号SP2がアク
ティブレベルであって、転送速度が200Mbpsであ
るとする。すると、リードクロックRCKが入力される
毎に、転送用FIFO32からはバンク40A,40B
の16ビットのデータと、バンク40C,40Dの16
ビットのデータとが交互に出力される。このとき、セレ
クタ33によって転送用FIFO32の出力端子D0,
D4,D8,D12から出力されたデータはシフトレジ
スタ50Aにパラレルにロードされ、出力端子D1,D
5,D9,D13から出力されたデータはシフトレジス
タ50Cにパラレルにロードされ、出力端子D2,D
6,D10,D14から出力されたデータはシフトレジ
スタ50Eにパラレルにロードされ、出力端子D3,D
7,D11,D15から出力されたデータはシフトレジ
スタ50Gにパラレルにロードされる。
【0060】動作クロックCLK3が入力される毎に、
シフトレジスタ50A,50C,50E,50Gのデー
タはシフトされる。転送速度制御信号SP2がアクティ
ブレベルであるため、セレクタ51A,51Eはそれぞ
れシフトレジスタ50A,50Eの出力信号Qを選択し
て出力し、セレクタ51C,51Gはそれぞれシフトレ
ジスタ50C,51Gの反転出力信号XQを選択して出
力する。
【0061】転送速度制御信号SP2がアクティブレベ
ルであるため、転送速度制御回路36からは選択信号S
1,S3,S5,S7のみが出力される。選択信号S
1,S3,S5,S7が順次Hレベルになるのに伴って
データセレクタ35Aにおけるスイッチ52A,52
C,52E,52Gが順次オンし、対応するシフトレジ
スタ50A,50C,50E,50Gの出力信号Qがバ
ッファ53を介してデータ信号DATAとして出力され
る。一方、選択信号S1,S3,S5,S7が順次Hレ
ベルになるのに伴ってストローブセレクタ35Bにおけ
るスイッチ54A,54C,54E,54Gが順次オン
し、シフトレジスタ50Aの出力信号Q、シフトレジス
タ50Cの反転出力信号XQ、シフトレジスタ50Eの
出力信号Q、シフトレジスタ50Gの反転出力信号XQ
がバッファ55を介してストローブデータ信号STRB
として出力される。すなわち、シフトレジスタ50A,
50C,50E,50Gのシフト動作が行われる間に、
データセレクタ35Aからは4ビットのデータ信号DA
TAが出力され、ストローブセレクタ35Bからは4ビ
ットのストローブデータ信号STRBが出力される。
【0062】また、転送速度制御信号SP1がアクティ
ブレベルであって、転送速度が100Mbpsであると
する。すると、リードクロックRCKが入力される毎
に、転送用FIFO32からはバンク40A,40B,
40C,40Dの8ビットのデータが順次出力される。
このとき、セレクタ33によって転送用FIFO32の
出力端子D0,D2,D6,D8から出力されたデータ
はシフトレジスタ50Aにパラレルにロードされ、出力
端子D1,D3,D5,D7から出力されたデータはシ
フトレジスタ50Eにパラレルにロードされる。
【0063】動作クロックCLK3が入力される毎に、
シフトレジスタ50A,50Eのデータはシフトされ
る。転送速度制御信号SP1がアクティブレベルである
ため、セレクタ51Aはシフトレジスタ50Aの出力信
号Qを選択して出力し、セレクタ51Eはシフトレジス
タ50Eの反転出力信号XQを選択して出力する。
【0064】転送速度制御信号SP1がアクティブレベ
ルであるため、転送速度制御回路36からは選択信号S
1,S5のみが出力される。選択信号S1,S5が交互
にHレベルになるのに伴ってデータセレクタ35Aにお
けるスイッチ52A,52Eが交互にオンし、対応する
シフトレジスタ50A,50Eの出力信号Qがバッファ
53を介してデータ信号DATAとして出力される。一
方、選択信号S1,S5が交互にHレベルになるのに伴
ってストローブセレクタ35Bにおけるスイッチ54
A,54Eが交互にオンし、シフトレジスタ50Aの出
力信号Q、シフトレジスタ50Eの反転出力信号XQが
バッファ55を介してストローブデータ信号STRBと
して出力される。すなわち、シフトレジスタ50A,5
0Eのシフト動作が行われる間に、データセレクタ35
Aからは2ビットのデータ信号DATAが出力され、ス
トローブセレクタ35Bからは2ビットのストローブデ
ータ信号STRBが出力される。
【0065】さらに、転送速度制御信号SP1,SP2
のいずれもアクティブレベルでなく、転送速度が400
Mbpsであるとする。すると、リードクロックRCK
が入力される毎に、転送用FIFO32からはバンク4
0A〜40Dの32ビットのデータが出力される。この
とき、セレクタ33によって転送用FIFO32の出力
端子D0,D8,D16,D24から出力されたデータ
はシフトレジスタ50Aにパラレルにロードされ、出力
端子D1,D9,D17,D25から出力されたデータ
はシフトレジスタ50Bにパラレルにロードされ、出力
端子D2,D10,D18,D26から出力されたデー
タせシフトレジスタ50Cにパラレルにロードされ、出
力端子D3,D11,D19,D27から出力されたデ
ータはシフトレジスタ50Dにパラレルにロードされ
る。
【0066】動作クロックCLK3が入力される毎に、
シフトレジスタ50A〜50Hのデータはシフトされ
る。転送速度制御信号SP1,SP2のいずれもアクテ
ィブレベルでないため、セレクタ51A,51C,51
E,51Gはそれぞれシフトレジスタ50A,50C,
50E,50Gの出力信号Qを選択して出力し、セレク
タ51B,51D,51F,51Hはそれぞれシフトレ
ジスタ50B,50D,50F,50Hの反転出力信号
XQを選択して出力する。転送速度制御信号SP1,S
P2のいずれもアクティブレベルでないため、転送速度
制御回路36からは選択信号S1〜S8が出力される。
選択信号S1〜S8が順次Hレベルになるのに伴ってデ
ータセレクタ35Aにおけるスイッチ52A〜52Hが
順次オンし、対応するシフトレジスタ50A〜50Hの
出力信号Qがバッファ53を介してデータ信号DATA
として出力される。一方、選択信号S1〜S8が順次H
レベルになるのに伴ってストローブセレクタ35Bにお
けるスイッチ54A〜54Hが順次オンし、シフトレジ
スタ50Aの出力信号Q、シフトレジスタ50Bの反転
出力信号XQ、シフトレジスタ50Cの出力信号Q、シ
フトレジスタ50Dの反転出力信号XQ、シフトレジス
タ50Eの出力信号Q、シフトレジスタ50Fの反転出
力信号XQ、シフトレジスタ50Gの出力信号Q、シフ
トレジスタ50Hの反転出力信号XQがバッファ55を
介してストローブデータ信号STRBとして出力され
る。すなわち、シフトレジスタ50A〜50Hのシフト
動作が行われる間に、データセレクタ35Aからは8ビ
ットのデータ信号DATAが出力され、ストローブセレ
クタ35Bからは8ビットのストローブデータ信号ST
RBが出力される。
【0067】さて、本実施の形態は上記のように構成さ
れているので、以下の効果がある。 (1)本実施に形態において、パラレル−シリアル変換
器34を8個のシフトレジスタ50A〜50Hと8個の
セレクタ51A〜51Hにて構成し、データの転送速度
に応じて転送用FIFO32から出力されるデータのビ
ット幅を切り換えるとともに、シフトレジスタ50A〜
50Hの数を切り換えて転送すべきデータをロードする
ようにした。そして、転送速度制御回路36から出力さ
れる選択信号S1〜S8を切り換える速度を変化させる
ことにより、転送速度を切り換えるようにした。そのた
め、転送用FIFO32を最大転送速度に応じた内部ク
ロックCLK1の周波数の32分の1の周波数の動作ク
ロックCLK2に基づいて動作させるとともに、パラレ
ル−シリアル変換器34を内部クロックCLK1の周波
数の8分の1の周波数の動作クロックCLK3に基づい
て動作させ、DSエンコーダ35のみをデータの転送速
度で動作させることができる。よって、データ転送速度
を切り換えるための回路構成が複雑化しないばかりでな
く、転送用FIFO32及びパラレル−シリアル変換器
34の消費電力を一定にすることができ、消費電力の増
加を抑制することができる。
【0068】なお、本発明は次のように任意に変更して
具体化することも可能である。 (1)上記の形態では、パラレル−シリアル変換器34
を8個のシフトレジスタ50A〜50Hを備えたものと
したが、シフトレジスタの数を任意に変更してもよい。
この場合には、転送用FIFO32から出力されるパラ
レルデータのビット幅を、パラレル−シリアル変換器3
4をシフトレジスタの個数に応じて変更すればよい。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、データ
の転送速度を変化させるための回路構成を簡略化できる
とともに、消費電力の増加を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のIEEE1394バスを用いたシステム構
成図
【図2】パソコン内の構成を説明するためのブロック図
【図3】IEEE1394用プロトコルコントローラを説明する
ためのブロック図
【図4】リンク層処理回路及び物理層処理回路の一部を
示すブロック図
【図5】転送用FIFOを示すブロック図
【図6】パラレル−シリアル変換器及びDSエンコーダ
を示すブロック図
【図7】パラレル−シリアル変換器へのデータのロード
を示す説明図
【図8】転送速度制御部を示すブロック図
【図9】DSエンコーダの処理を示す波形図
【図10】データ転送のタイミングを示すタイムチャー
【図11】データ転送のタイミングを示すタイムチャー
【図12】データ転送のタイミングを示すタイムチャー
【図13】従来のリンク層処理回路及び物理層処理回路
を示すブロック図
【図14】従来のDSエンコーダを示すブロック図
【図15】従来のDSエンコーダの処理を示す波形図
【符号の説明】
32 転送用データ記憶手段としての転送用FIFO 34 パラレル−シリアル変換器 35 DSエンコーダ 35A データセレクタ 35B ストローブセレクタ 50A〜50H シフトレジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラレルの転送データを転送速度に応じ
    た転送クロックに同期してシリアルデータに変換するた
    めのパラレル−シリアル変換器と、パラレル−シリアル
    変換器から出力されるシリアルデータに基づいて転送ク
    ロックを再生するためのストローブデータを生成し、該
    シリアルデータ及びストローブデータを出力するエンコ
    ーダとを備えたデータ転送装置において、 前記パラレル−シリアル変換器は、転送速度よりも遅い
    第1の速度で動作しかつ前記転送データを転送速度に応
    じたビット幅データとして一括してパラレルに格納する
    ための複数のレジスタであって、複数のレジスタは相補
    の出力信号を出力することと、 前記エンコーダは、前記複数のレジスタの出力を転送速
    度に応じて順次選択して出力するデータセレクタと、前
    記複数のレジスタの出力及び反転出力を転送速度に応じ
    て順次選択して出力するストローブセレクタとを備える
    データ転送装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の速度よりも遅い第2の速度で
    動作しかつ前記転送データを転送速度に応じたビット幅
    のデータとして出力するための転送用データ記憶手段を
    備える請求項1に記載のデータ転送装置。
  3. 【請求項3】 パラレルデータを転送クロックに同期し
    てシリアルデータに変換し、該シリアルデータに基づい
    て転送クロックを再生するためのストローブデータを生
    成し、該シリアルデータ及びストローブデータを転送す
    るようにしたデータ転送方法において、 前記パラレルデータを転送速度に応じたビット幅のデー
    タに変換し、この変換されたデータを転送速度よりも遅
    い速度で動作する複数のレジスタに一括して格納し、各
    レジスタの出力を転送速度に基づいて順次選択すること
    によりシリアルデータ及びストローブデータを転送する
    ようにしたデータ転送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR100464407B1 (ko) * 2001-03-15 2005-01-03 삼성전자주식회사 병렬-직렬 컨버터
JP2009171578A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Korea Advanced Inst Of Sci Technol 高速直列−並列変換システム及び方法

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