JPH10145433A - データ転送速度変換装置および通信ネットワークシステム - Google Patents

データ転送速度変換装置および通信ネットワークシステム

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JPH10145433A
JPH10145433A JP8300430A JP30043096A JPH10145433A JP H10145433 A JPH10145433 A JP H10145433A JP 8300430 A JP8300430 A JP 8300430A JP 30043096 A JP30043096 A JP 30043096A JP H10145433 A JPH10145433 A JP H10145433A
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data transfer
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JP8300430A
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Hideki Kawano
英樹 川野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスを介してデータ転送速度の異なる複数の
データ転送装置あるいは通信ネットワークシステムを接
続する場合、データ転送速度は遅いものに合わさざるを
えず、それぞれの装置あるいはシステムの有するデータ
転送速度を維持することができない。 【解決手段】 第2のデータ入出力手段3に入力される
第2のデータ転送速度に対応する第2のクロックCK2
に基づいて、第1のデータ入出力手段1に入力された第
1の転送データを第2のデータ転送速度を有した転送デ
ータに変換するとともに、第1のデータ入出力手段1に
入力される第1のデータ転送速度に対応する第1のクロ
ックCK1に基づいて、第2のデータ入出力手段3に入
力された第2の転送データを第1のデータ転送速度を有
した転送データに変換するデータ変換手段2を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のデータ転送
装置間でデータ転送を行う場合に、データ転送速度が異
なることによるデータ転送速度の減速を防止することの
できるデータ転送速度変換装置およびこのデータ転送速
度変換装置用いた通信ネットワークシステムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図8は、データ転送速度の異なる複数の
データ転送装置を接続した従来の通信ネットークシステ
ム(以下、ネットワークと略す)の一例を示す図であ
る。図において、11はデータ転送速度がAのデータ転
送装置、21はデータ転送速度がBのデータ転送装置、
31はデータ転送速度がCのデータ転送装置、40は各
データ転送装置間を接続しているバスある。通常これら
のデータ転送装置は、データを送受信するためのデータ
入出力部を有している。
【0003】次に動作について説明する。図8に示した
ような従来のネットワークでは、データ転送装置11か
らデータ転送装置21にデータを転送する場合、データ
転送速度はそのネットワーク上に接続されているすべて
のデータ転送装置の中で最もデータ転送速度の遅いデー
タ転送装置のデータ転送速度あるいはこのデータ転送速
度に近いデータ転送速度に合わさざるをえなかった。例
えば、データ転送装置11のデータ転送速度Aが最も速
く、A>B>Cの関係にあるとすると、従来のネットワ
ークにおける各データ転送装置の間のデータ転送速度
は、最もデータ転送速度の遅いデータ転送装置31のデ
ータ転送速度Cとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法は以上のよ
うになされるので、データ転送速度の異なる複数のデー
ータ転送装置を同じネットワークあるいはバス上に接続
することは可能であったが、高速なデータ転送速度を持
つデータ転送装置から見ればデータ転送速度が低速にな
るため、本来持ち合わせている性能を十分に発揮できな
くなるばかりでなく、データ転送量が増大するとネット
ワークあるいはバスを占有する時間が長くなり、ネット
ワークあるいはバスの利用効率が悪いという問題点があ
った。また、動画像データや音声データなどのようなデ
ータをリアルタイムにデータ転送を行う必要がある場合
には、データ転送速度はある程度以上の転送速度がない
とリアルタイムに動画像を表示できなくなるという問題
点もあった。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、様々なデータ転送速度を有した複数
のデータ転送装置あるいはネットワークをバスを介して
接続しても、それぞれのデータ転送速度を維持してデー
タ転送を行うことができることを可能にするデータ転送
速度変換装置を実現することを目的とする。また、本発
明によるデータ転送速度変換装置を用いることにより、
高速なデータ転送速度を有した通信ネットワークシステ
ムを実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ転
送速度変換装置は、データ転送速度の異なる複数のデー
タ転送装置あるいは通信ネットワークシステム間でバス
を介して互いにデータ転送を行うためのデータ転送速度
変換装置であって、第1のデータ転送速度を有した第1
の通信ネットワークシステムを構成する第1のデータ転
送装置より上記第1のデータ転送速度に対応する第1の
クロックおよび第1のデータ転送装置からの第1の転送
データが入力されると共に、第1のデータ転送速度に変
換された転送データを第1のデータ転送装置に対して出
力する第1のデータ入出力手段と、第2のデータ転送速
度を有した第2の通信ネットワークを構成する第2のデ
ータ転送装置より上記第2のデータ転送速度に対応する
第2のクロックおよび第2のデータ転送装置からの第2
の転送データが入力されると共に、第2のデータ転送速
度に変換された転送データを第2のデータ転送装置に対
して出力する第2のデータ入出力手段と、第1のデータ
入出力手段に入力された第1の転送データを第2のクロ
ックに基づいて第2のデータ転送速度を有した転送デー
タに変換し、また、第2のデータ入出力手段に入力され
た第2の転送データを第1のクロックに基づいて第1の
データ転送速度を有した転送データに変換するデータ変
換手段を備えたものである。
【0007】また、この発明に係るデータ転送速度変換
装置のデータ変換手段は、第1のデータ転送装置より第
1のデータ入出力手段に入力された第1のデータ転送速
度を有したシリアル転送データを所定ビット幅のパラレ
ルデータに変換してバッファメモリに蓄積し、この蓄積
された所定ビット幅のパラレルデータを第2のクロック
に基づいて第2のデータ転送速度を有したシリアル転送
データに変換して第2のデータ入出力手段に出力させ、
あるいは、第2のデータ転送装置より第2のデータ入出
力手段に入力された第2のデータ転送速度を有したシリ
アル転送データを所定ビット幅のパラレルデータに変換
してバッファメモリに蓄積し、この蓄積された所定ビッ
ト幅のパラレルデータを第1のクロックに基づいて第1
のデータ転送速度を有したシリアル転送データに変換し
て第1のデータ入出力手段に出力させるメモリコントロ
ーラを具備したものである。
【0008】また、この発明に係るデータ転送速度変換
装置のデータ変換手段に用いられるメモリコントローラ
およびバッファメモリは、第1のデータ入出力手段およ
び第2のデータ入出力手段に対応させてそれぞれ1対ず
つ具備したものである。
【0009】また、この発明に係るデータ転送速度変換
装置においてデータ転送速度変換される第1の転送デー
タあるいは第2の転送データは、複数の情報が時分割さ
れて挿入された時分割データであることを特徴とするも
のである。
【0010】また、この発明に係る通信ネットワークシ
ステムは、データ転送速度の異なる複数のデータ転送装
置の間で共通のバスを介して互いにデータ転送を行う通
信ネットワークシステムにおいて、複数のデータ転送装
置と共通のバスの間にそれぞれデータ転送速度変換装置
が配設され、データ転送速度変換装置は、第1のデータ
転送速度を有した第1のデータ転送装置より第1のデー
タ転送速度に対応する第1のクロックおよび第1のデー
タ転送装置からの第1の転送データが入力されると共
に、第1のデータ転送速度に変換された転送データを第
1のデータ転送装置に対して出力する第1のデータ入出
力手段と、第2のデータ転送速度を有した第2のデータ
転送装置より第2のデータ転送速度に対応する第2のク
ロックおよび第2のデータ転送装置からの第2の転送デ
ータが入力されると共に、第2のデータ転送速度に変換
された転送データを第2のデータ転送装置に対して出力
する第2のデータ入出力手段と、第1のデータ入出力手
段に入力された第1の転送データを第2のクロックに基
づいて第2のデータ転送速度を有した転送データに変換
し、また、第2のデータ入出力手段に入力された第2の
転送データを第1のクロックに基づいて第1のデータ転
送速度を有した転送データに変換するデータ変換手段を
備えたものである。
【0011】また、この発明に係る通信ネットワークシ
ステムは、データ転送速度の異なる複数の通信ネットワ
ークシステムの間で共通のバスを介して互いにデータ転
送を行う通信ネットワークシステムにおいて、複数の通
信ネットワークシステムのバスと共通のバスの間にそれ
ぞれデータ転送速度変換装置が配設され、このデータ転
送速度変換装置は、第1のデータ転送速度を有した第1
の通信ネットワークシステムより第1のデータ転送速度
に対応する第1のクロックおよび第1の通信ネットワー
クシステムからの第1の転送データが入力されると共
に、第1のデータ転送速度に変換された転送データを第
1の通信ネットワークシステムに対して出力する第1の
データ入出力手段と、第2のデータ転送速度を有した第
2の通信ネットワークシステムより第2のデータ転送速
度に対応する第2のクロックおよび上記第2の通信ネッ
トワークシステムデータからの第2の転送データが入力
されると共に、第2のデータ転送速度に変換された転送
データを第2の通信ネットワークシステムに対して出力
する第2のデータ入出力手段と、第1のデータ入出力手
段に入力された第1の転送データを第2のクロックに基
づいて上記第2のデータ転送速度を有した転送データに
変換し、また、第2のデータ入出力手段に入力された第
2の転送データを第1のクロックに基づいて第1のデー
タ転送速度を有した転送データに変換するデータ変換手
段を備えたものである。
【0012】また、この発明に係る通信ネットワークシ
ステムは、第1のデータ転送速度を有した第1のデータ
転送装置と第2のデータ転送速度を有した複数のデータ
転送装置からなる通信ネットワークシステムの間で互い
にデータ転送を行う通信ネットワークシステムにおい
て、第1のデータ転送装置と通信ネットワークシステム
のバスの間にそれデータ転送速度変換装置が配設され、
このデータ転送速度変換装置は、第1のデータ転送装置
より第1のデータ転送速度に対応する第1のクロックお
よび第1の第1のデータ転送装置からの第1の転送デー
タが入力されると共に、第1のデータ転送速度に変換さ
れた転送データを通信ネットワークシステムに対して出
力する第1のデータ入出力手段と、第2のデータ転送速
度を有した通信ネットワークシステムより第2のデータ
転送速度に対応する第2のクロックおよび通信ネットワ
ークシステムデータからの第2の転送データが入力され
ると共に、第2のデータ転送速度に変換された転送デー
タを通信ネットワークシステムに対して出力する第2の
データ入出力手段と、第1のデータ入出力手段に入力さ
れた第1の転送データを第2のクロックに基づいて第2
のデータ転送速度を有した転送データに変換し、また、
第2のデータ入出力手段に入力された第2の転送データ
を第1のクロックに基づいて第1のデータ転送速度を有
した転送データに変換するデータ変換手段を備えたもの
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。尚、図において従来と同一符号
は従来のものと同一又は相当のものを表す。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1によるデ
ータ転送速度変換装置の概略構成を示すブロック図であ
る。図において、1はデータ転送装置との間で転送デー
タを送受信する第1のデータ入出力部、2はデータ転送
速度を変換し、かつデータ転送に必要な処理を行うデー
タ変換部、3はデータ転送速度変換されたデータをネッ
トワークまたはバスとの間で転送データを送受信する第
2のデータ入出力部、4は第1のデータ入出力部1、デ
ータ変換部2および第2のデータ入出力部3を制御する
コントローラである。また、50は第1のデータ入出力
部1、データ変換部2、第2のデータ入出力部3および
コントローラ4とで構成されたデータ転送速度変換装置
である。
【0014】また、図2は、図1に示したデータ変換部
2の具体的な構成例と第1のデータ入出力部1、第2の
データ入出力部3およびコントローラ4との接続関係を
示した図である。図において、61は第1のメモリコン
トローラ、62は第2のメモリコントローラ、63は第
1のバッファメモリ、64は第2のバッファメモリ、6
7はインターフェース部である。
【0015】一般的に、ネットワークあるいはバスを介
してデータ転送装置から他のデータ転送装置あるいはネ
ットワークへデータを転送しようとする場合、通常は通
信プロトコルが存在するので、この通信プロトコルに合
わせてデータ転送を行うことになる。このため、コント
ローラ4の制御により、データ変換部2において通信プ
ロトコルに合わせてデータを変換する。尚、コントロー
ラ4が変換可能な通信プロトコルは複数あってもよい
が、通常はデータ転送装置が使用している通信プロトコ
ルと接続しようとするネットワークあるいはバスの通信
プロトコルは同じである。また、転送される転送データ
は、例えば IEEE1394 のように複数の情報が時分割され
て含まれている時分割転送データであってもよい。
【0016】次に、図2に基づいて、本実施の形態によ
るデータ転送速度変換装置50の動作について説明す
る。図に示すようにデータ変換部2は、第1のメモリコ
ントローラ61、第2のメモリコントローラ62、第1
のバッファメモリ63、第2のバッファメモリ64およ
びインターフェース部67によって構成されており、デ
ータ幅の変換、バッファメモリの制御、通信プロトコル
の変換等のデータ変換を行う。インターフェース部67
は、コントローラ4との接続部であり、コントローラ4
の制御信号を第1および第2のメモリーコントローラ6
1、62に配信したり、第1および第2のメモリーコン
トローラ61、62からの制御信号をコントローラ4に
配信し、第1および第2のメモリーコントローラ61、
62の動作状態をコントローラ4に伝達する。
【0017】図2では、データ転送速度変換装置を介し
て転送されるデータとして、シリアルデータである場合
を示している。いま、例えばデータ転送装置からデータ
転送速度Bで第1のデータ入出力部1に転送されたシリ
アルデータは、データ転送装置から同時に出力されるデ
ータ転送速度Bに対応する外部クロックCK1に同期し
てデータが変化する。第1のデータ入出力部1によって
データ転送装置から入力された転送データは、第1のメ
モリコントローラ61に転送される。第1のメモリコン
トローラ61は、転送されてきたデータをnビットの幅
のパラレルデータに変換し、変換されたパラレルデータ
はコントローラ4で発生するシステムクロックCLKに
よって第1のバッファメモリ63に書き込まれる。
【0018】この動作を繰り返すことにより、通信プロ
トコルよって決定される転送データを第1のバッファメ
モリ63に蓄積する。転送データが全て第1のバッファ
メモリ63に蓄積されると、コントローラ4の制御によ
りネットワークあるいはバスに対してデータ転送できる
ようにデータ転送の準備を行う。転送の準備が完了する
と、第1のバッファメモリ63のデータはシステムクロ
ックCLKによって第1のメモリコントローラ61に逐
次読み出される。
【0019】nビット幅で逐次読み出されたパラレルデ
ータは、第1のメモリコントローラ61によりシリアル
データに変換される。シリアルデータに変換された転送
データは、第2のデータ入出力部3からのネットワーク
上の外部クロックCK2に同期してバスを介してネット
ワークにシリアルデータとして転送される。この時の外
部クロックCK2がネットワーク上のデータ転送速度と
なる。従って、外部クロックCK2がデータ転送速度B
よりも速いデータ転送速度Aに対応するものであるとす
ると、第2のデータ入出力部3よりネットワークへ出力
されるデータの転送速度はAとなり、データ転送速度B
よりも速いデータ転送速度Aに変換されることになる。
【0020】逆に、ネットワークからの転送データをデ
ータ転送装置に転送する場合のデータ転送速度変換装置
50の動作について説明する。例えば、データ転送速度
Aでネットワークから転送されてきたシリアルデータ
は、第2のデータ入出力部3によって、第2のメモリコ
ントローラ62に転送される。この時の第2のメモリコ
ントローラ62にデータ転送する時の外部クロックCK
2はネットワークのクロックに等しい。外部クロックC
K2で転送されたシリアルデータは第2のメモリコント
ローラ62によりnビット幅のパラレルデータに変換さ
れ、この変換されたnビット幅のパラレルデータはシス
テムクロックCKLによって第2のバッファメモリ64
に書き込まれる。
【0021】この動作を繰り返すことによって、通信プ
ロトコルによって決定される転送データを第2のバッフ
ァメモリ64に蓄積する。ネットワークからの転送デー
タが全て第2のバッファメモリ64に蓄積されると、コ
ントローラ4の制御によりデータ転送装置に対してデー
タ転送できるようにデータ転送の準備を行う。転送の準
備が完了すると、第2のバッファメモリ64のデータは
システムクロックCLKによって第2のメモリコントロ
ーラ62に逐次読み出される。
【0022】nビット幅で逐次読み出されたパラレルデ
ータは、第2のメモリコントローラ62によりシリアル
データに変換される。シリアルデータに変換された転送
データは、データ転送装置の外部クロックCK1に同期
して転送データが第2のメモリコントローラ62から第
1のデータ入出力部1に転送される。即ち、ネットワー
クから転送されてきた転送データは、第1のデータ入出
力部1からデータ転送装置のクロックCK1に同期して
データ転送装置にシリアルデータとして転送される。例
えば、この時の外部クロックCK1がデータ転送速度B
に対応するものであれば、データ転送装置に転送される
データ転送速度はBとなり、データ転送速度Aよりも遅
いデータ転送速度Bに変換されることになる。
【0023】第1のメモリコントローラ61と第1のバ
ッファメモリ63および第2のメモリコントローラ62
と第2のバッファメモリ64を用いてメモリコントロー
ラとバッファメモリのペアを2組とした構成としている
のは、例えばデータ転送装置側からの転送データに対し
てデータ転送速度の変換中に、ネットワーク側からデー
タ転送装置に対してデータ転送が行われた場合でも、こ
れらの処理を個別に同時に処理することにより、データ
転送速度変換装置のデータ処理速度を速くするためであ
る。1組のメモリコントローラとバッファメモリのみの
構成でも構わないが、この場合は両方向のデータ転送は
行えず、データ転送速度変換装置のデータ処理速度は遅
くなることがあるが、メモリコントローラとバッファメ
モリはそれぞれ1個ずつで済み、コスト低減につなが
る。
【0024】図3は、第1のメモリコントローラ61の
詳細な構成を示したものである。図に示すように第1の
メモリコントローラ61は、FIFO1、FIFO2お
よびプロトコル変換メモリ制御部とから構成されてい
る。(FIFO:astast ut)。
尚、第2のメモリコントローラ62も同様の構成をして
いる。FIFO1は第1のデータ入出力部1より入力さ
れたシリアルデータを外部クロックCK1に同期してn
ビット幅のパラレルデータに変換し、変換されたパラレ
ルデータはプロトコル変換メモリ制御部に転送される。
FIFO2はプロトコル変換メモリ制御部に入力された
nビット幅のパラレルデータを外部クロックCK2に同
期してシリアルデータに変換し、変換されたシリアルデ
ータは第2のデータ入出力部3に転送される。
【0025】プロトコル変換メモリ制御部は、大きく分
けて3つの機能があり、1つはバッファメモリ63を制
御し、転送データをバッファメモリに書き込んだり読み
出したりするバッファメモリの制御を行う機能であり、
1つはコントローラ4からの命令によりデータ転送を行
う機能であり、もう1つはFIFO1から入力されたパ
ラレルデータを通信プロトコルに合わせてデータ変換す
る機能である。通信プロトコルに合わせてデータ変換す
る目的は、例えば転送データの先頭に通信プロトコル特
有のヘッダが必要な場合、このヘッダには様々な情報が
付加されるが、この情報の中にデータ転送装置の最大デ
ータ転送速度が含まれていることがある。
【0026】ヘッダに含まれる最大データ転送速度を変
更せずにデータを転送するとデータを転送している間の
データ転送速度は改善されるが、受信装置側で転送デー
タを正確に受信できないことがある。また、転送データ
が正確に受信できたとしても、受信データに対する応答
が正確に行えないこともある。さらに、反対に送信しよ
うとした場合、ヘッダに含まれる最大データ転送速度が
低く設定された状態なので送信装置側からのデータ転送
速度低くデータ転送速度の改善にはならない。
【0027】この理由について説明する。通常ヘッダ部
分には様々な情報が付加されているが、この情報は通信
プロトコルによって異なります。いま、ある通信プロト
コルに沿ってデータ転送を行うとします。このプロトコ
ルにはヘッダが必要で、ヘッダにはデータの発信元を表
すコード、転送データの全データ量、日時等がふくまれ
ている。このプロトコルには決まったデータ転送速度が
ないものとします。従って、このネットワークに接続さ
れている装置はどういうデータ転送速度で送られてくる
か判りません。逆に別の装置にデータを転送しようとし
ても相手の最大転送速度が判らないのでどういうデータ
転送速度でデータを転送すればよいのか判りません。こ
のため、転送データのヘッダには自分の最大データ転送
速度を付加するように決められているとします。いま、
データ転送速度Bを持つ装置M1からデータ転送速度A
(A>B)を持つ装置M2にデータを転送するとしま
す。この時、装置M1、M2はデータ転送速度Aである
ネットワークに接続され、装置M1は本発明によるデー
タ転送速度変換装置を通してネットワークに接続されて
います。装置M1から転送される転送データには、上述
のヘッダが付加されます。このときヘッダの最大データ
転送速度はBです。
【0028】もし、データ転送速度変換装置によりこの
ヘッダの書き換えを行わずに転送速度Aで装置M2にデ
ータ転送したとします。このとき装置M2は転送速度A
で転送データを受信します。装置M2ではヘッダ部を解
読し、どの装置から送られてきたデータで、そのデータ
量はどれくらいなのか等の情報を読み取ります。この時
ヘッダにある最大データ転送速度はBであるのに実際デ
ータを受信したときのデータ転送速度はAであります。
このためデータ転送速度AとBとでは、データの読み取
りタイミングが違います。従って、装置M2はこの転送
データを正確に受信することはできません。仮に正確に
受信できたとしても、逆に装置M2から装置M1に対し
てデータ転送を行う場合、先ほど受信したヘッダにより
装置M1の最大データ転送速度はBであると装置M2は
判断しているので、装置M2から装置M1に対してデー
タを転送する時にはデータ転送速度Bで転送します。そ
うすると、ネットワークのデータ転送速度もAからBに
なります。従って、本発明のデータ転送速度変換装置を
使わないのと同じであるので、意味がなくなります。
【0029】従って、データ転送速度変換装置では、デ
ータの一部を変更する必要があります。この場合、デー
タ転送速度変換装置でヘッダの最大データ転送速度をB
からAに変更して、装置M2にデータ転送します。装置
M2では受信したデータ転送速度とヘッダの最大データ
が一致するので正確に転送データを受信できるともに、
装置M2から装置M1にデータ転送するときでも、装置
M2は装置M1の最大データ転送速度がAであると判断
しているので、ネットワークのデータ転送速度Aを維持
したままデータ転送できるのでネットワークの有効利用
が可能となります。
【0030】このような理由ににより、プロトコル変換
メモリ制御部でデータの一部分の変更を行います。この
事により他のデータ転送装置は、データ転送速度変換装
置を介してデータ転送を行うデータ転送装置のデータ転
送速度は改善され、より速いデータ転送速度でデータ転
送が可能であると判断する。従って、データ転送速度の
遅いデータ転送装置であっても、図2に示したような本
実施の形態によるデータ転送速度変換装置を用いること
により、データ転送速度を改善でき、ネットワークの使
用効率の向上を図ることができる。
【0031】図4は、第1のメモリコントローラ61の
具体的な動作のタイミングを示したタイミングチャート
であり、図3および図4に基づいて第1のメモリコント
ローラ61の動作について説明する。データ転送装置か
らFIFO1に入力されたシリアルデータ(図4
(a))は、先ずnビット幅のパレルデータに変換され
る。(図4(b)) データ転送装置からの外部クロックCK1に同期してF
IFO1から出力されたパラレルデータは、外部クロッ
クCK1とともにプロトコル変換メモリ制御部に入力さ
れる。プロトコル変換メモリ制御部でデータ変換された
転送データ(図4(c))は、第1のバッファメモリ6
3に蓄積される。この時、第1のバッファメモリ63は
プロトコル変換メモリ制御部から出力されるメモリ制御
信号gによって制御される。
【0032】通信プロトコルによって決定される転送デ
ータが第1のバッファメモリ63に蓄積されると、プロ
トコル変換メモリ制御部はコントローラ4に対して制御
バスhを通して転送データの蓄積が完了したことを伝え
る。この信号を受けてコントローラ4は、通信プロトコ
ルに合わせてネットワークに対してデータ転送の準備を
行い、ネットワークからデータ転送が許可されると、デ
ータ転送の開始をプロトコル変換メモリ制御部に指令す
る。この指令(図4ではTRFで示している)は制御バ
スhを通してプロトコル変換メモリ制御部に伝えられ
る。
【0033】プロトコル変換メモリ制御部は、この指令
(TRF)を受けると第1のバッファメモリ63に蓄積
されてnビットパラレル転送データを図4(d)に示す
ようにシステムクロックCLKで読み出し、図4(e)
に示すようFIFO2に外部クロックCK2に同期して
転送する。FIFO2に転送されたnビットパラレルデ
ータは、FIFO2で再びシリアルデータに変換され
る。図4(f)に示すように、シリアルデータに変換さ
れたデータはネットワークからの外部クロックCK2に
同期して第2のデータ入出力部3に転送される。以上は
第1のメモリコントローラ61の動作について説明した
が、第2のメモリコントローラ62も第1のメモリコン
トローラ61と同様の動作を行う。
【0034】これまではデータ転送速度の遅いデータ転
送装置がデータ転送を行う場合に、データ転送速度変換
装置を用いることによってデータ転送速度を速くするこ
とについて説明してきたが、上述した本実施の形態によ
るデータ転送速度変換装置はネットワークあるいはバス
側からの外部クロックCK2に応じてデータ転送速度を
設定できるのであるから、このデータ転送速度変換装置
を用いることによって逆にデータ転送速度が速いデータ
転送装置をデータ転送速度の遅いネットワークあるいは
バスに接続することも当然可能である。
【0035】実施の形態2.図5は、本発明の実施の形
態2による通信ネットワークシステムの一例を示す構成
図である。図において、11、21および31は、ネッ
トワークまたはバスに対してデータ転送を行うデータ転
送装置であって、それぞれのデータ転送装置の仕様によ
り様々な機能を有しているが、通常は少なくとも他のデ
ータ転送装置とデータ転送を行うための第1のデータ入
出力部を備えている。また、51、52および53は前
述の実施の形態1に示したデータ転送速度変換装置50
と同等の構成(図1〜図3を参照)と機能を有したデー
タ転送速度変換装置、41はバス、5はバスコントロー
ラである。
【0036】いま、データ転送装置11のデータ転送速
度をA(例えば、パソコン)、データ転送装置21のデ
ータ転送速度をB(例えば、デジタルカメラ)、データ
転送装置31のデータ転送速度をC(例えば、DVD)
とし、データ転送速度はAが最もデータ転送速度が速く
以下B、Cの順であるとする。データ転送速度変換装置
51、52および53の最大データ転送速度はいずれも
Aであり、バスコントローラ5の最大データ転送速度も
データ転送速度変換装置51〜53と同じAである。
尚、バスコントローラ5は、データ転送速度変換装置5
1〜53のそれぞれに図1に示したコントローラ4と同
等の機能を設けることにより省略することは可能であ
る。
【0037】次に、動作について説明する。例えば、デ
ータ転送装置11からデータ転送装置21にデータを転
送する場合は、データ転送装置11からデータ転送速度
Aでデータ転送速度変換装置51に入力される。データ
転送速度変換装置51に入力された転送データは、図1
中のデータ変換部2によりバス41を介してデータ転送
を行うのに必要な処理を受け、バスコントローラ5の制
御によってデータ転送速度変換装置51からデータ転送
速度変換装置52にデータが転送される。データ転送装
置11からデータ転送速度Aで転送されてきた転送デー
タは、データ転送速度変換装置52によってデータ転送
速度をAからBに変更するデータ転送速度変換などの必
要な処理が行われ、データ転送装置21はデータ転送速
度Bで転送データを受信する。尚、データ転送速度変換
装置52におけるデータ転送速度変換の処理は、実施の
形態1で説明したものと同様である。
【0038】次に、データ転送装置31からデータ転送
装置21にデータを転送する場合について説明する。転
送データはデータ転送装置31からデータ転送速度Cで
データ転送速度変換装置53に入力される。データ転送
速度変換装置53に入力された転送データは、図1に示
したデータ変換部2によってバス41でデータ転送を行
うのに必要な処理が行われると共に、データ転送速度が
CからAに変換される。転送データはバスコントローラ
5の制御によりデータ転送速度変換装置53からデータ
転送速度変換装置52に転送される。
【0039】データ転送装置31から転送されてきた転
送データは、データ転送速度変換装置52によって転送
データに必要な処理が行われると共に、データ転送速度
はAからBにデータ転送速度変換され、データ転送装置
21はデータ転送速度Bで転送データを受信する。この
ように、本実施の形態による通信ネットワークシステム
によれば、データ転送装置21やデータ転送装置31の
ようなデータ転送装置11よりもデータ転送速度の遅い
データ転送装置が同じバス41に接続されていても、バ
ス41での最大データ転送速度は最大データ転送速度は
Aを維持したままデータ転送が可能になる。
【0040】実施の形態3.図6は、本発明の実施の形
態3による通信ネットワークシステムの構成の一例を示
す図である。図において、11、12および13はそれ
ぞれのデータ転送速度が例えばAであるデータ転送装置
(例えば、パソコン)であり、71はデータ転送装置1
1、12、13およびバス41からなるネットワークa
である。また、21、22および23はそれぞれのデー
タ転送速度が例えばBであるデータ転送装置(例えば、
ワークステーション)であり、72はデータ転送装置2
1、22、23およびバス42からなるネットワークb
である。
【0041】また、31、32および33はそれぞれの
データ転送速度がC例えばであるデータ転送装置(例え
ばプリンタ)であり、73はデータ転送装置31、3
2、33およびバス43からなるネットワークcであ
る。51、52および53はデータ転送速度変換装置で
あって、その構成と機能はいずれも実施の形態1で示し
たデータ転送速度変換装置50と同様のものである。さ
らに、44は図に示すようにデータ転送速度変換装置5
1、52、53を通してバス41、42、43と接続さ
れているバスであり、そのデータ転送速度はAである。
【0042】次に、例えばネットワークa71に接続さ
れているデータ転送装置11からネットワークb72に
接続されているデータ転送装置23にデータを転送する
場合について説明する。データ転送装置11はバス41
に転送データをデータ転送速度Aで転送する。転送デー
タはデータ転送速度変換装置51を通りバス44を経由
してデータ転送速度変換装置52に入力される。バス4
4とバス42のデータ転送速度は異なるので、データ転
送速度変換バス装置52によりデータ転送速度Aからデ
ータ転送速度Bへ速度変換を行うとともにデータ転送に
必要な処理を行った後に、データ転送速度変換装置52
は転送データをバス42に出力し、転送データはバス4
2を通りデータ転送装置23に入力される。
【0043】このように、本実施の形によれば、いくつ
かのグループに分けられた複数のネットワークあるいは
バスを1つのネットワークあるいはバス(本実施の形態
ではバス44)に接続する場合であっても、実施の形態
1で示したようなデータ転送速度変換装置を用いること
により、それぞれのネットワークあるいはバスのデータ
転送速度に影響を与えることなく接続が可能となる。
【0044】実施の形態4.図7は、本発明の実施の形
態4による通信ネットワークシステムの構成の一例を示
す図である。図において、11、12および13はそれ
ぞれのデータ転送速度がAであるデータ転送装置(例え
ば、ワークステーション)で、71はデータ転送装置1
1、12、13およびバス41からなるネットワークa
である。また、51は実施の形態1で示したものと同様
の構成と機能を有したデータ転送速度変換装置、21は
データ転送速度がBであるデータ転送装置(例えば、パ
ソコン)である。
【0045】図7に示した本実施の形態は、データ転送
速度がAであるネットワークa71にデータ転送速度が
Bであるデータ転送装置21を接続する場合である。
尚、データ転送装置21の代わりにデータ転送速度の異
なる別のネットワークあるいはバスを接続してもよい。
データ転送装置21からネットワークa71に接続され
ているデータ転送装置11にデータを転送する場合、デ
ータ転送装置21は転送データをデータ転送速度Bでデ
ータ転送速度変換装置51に出力する。
【0046】データ転送速度変換装置51は、入力され
た転送データのデータ転送速度Bをデータ転送速度Aに
速度変換するとともにデータ転送に必要な処理を行い、
転送データをバス41に出力する。転送データはバス4
1を通りデータ転送装置11に入力され、データ転送装
置11は転送データを受信する。このように、本実施の
形態によれば、単体のデータ転送装置と、これと転送速
度の異なる複数のデータ転送装置からなる通信ネットワ
ークシステムを1つのデータ転送速度変換装置によって
接続することが可能である。
【0047】
【発明の効果】この発明に係るデータ転送速度変換装置
によれば、第1のデータ転送速度を有した第1の通信ネ
ットワークシステムを構成する第1のデータ転送装置よ
り第1のデータ転送速度に対応する第1のクロックおよ
び第1のデータ転送装置からの第1の転送データが入力
されると共に、第1のデータ転送速度に変換された転送
データを第1のデータ転送装置に対して出力する第1の
データ入出力手段と、第2のデータ転送速度を有した第
2の通信ネットワークシステムを構成する第2のデータ
転送装置より第2のデータ転送速度に対応する第2のク
ロックおよび第2のデータ転送装置からの第2の転送デ
ータが入力されると共に、第2のデータ転送速度に変換
された転送データを第2のデータ転送装置に対して出力
する第2のデータ入出力手段と、第1のデータ入出力手
段に入力された第1の転送データを第2のクロックに基
づいて上記第2のデータ転送速度を有した転送データに
変換し、また、第2のデータ入出力手段に入力された第
2の転送データを第1のクロックに基づいて第1のデー
タ転送速度を有した転送データに変換するデータ変換手
段を備えているので、異なるデータ転送速度を有した複
数のデータ転送装置あるいは通信ネットワークシステム
間をこのデータ転送速度変換装置を介して接続すること
により、それぞれのデータ転送速度を維持したままデー
タ転送を行うことができるという効果がある。
【0048】また、この発明に係るデータ転送速度変換
装置によれば、そのデータ変換手段は、第1のデータ転
送装置より第1のデータ入出力手段に入力された第1の
データ転送速度を有したシリアル転送データを所定ビッ
ト幅のパラレルデータに変換してバッファメモリに蓄積
し、この蓄積された所定ビット幅のパラレルデータを第
2のクロックに基づいて第2のデータ転送速度を有した
シリアル転送データに変換して第2のデータ入出力手段
に出力させ、あるいは、第2のデータ転送装置より第2
のデータ入出力手段に入力された第2のデータ転送速度
を有したシリアル転送データを所定ビット幅のパラレル
データに変換してバッファメモリに蓄積し、この蓄積さ
れた所定ビット幅のパラレルデータを第1のクロックに
基づいて上記第1のデータ転送速度を有したシリアル転
送データに変換して第1のデータ入出力手段に出力させ
るメモリコントローラを具備しているので、様々なデー
タ転送速度を有したシリアル転送データを出力する複数
のデータ転送装置をこのデータ転送速度変換装置を介し
てネットワークあるいはバス上に接続することにより、
それぞれのデータ転送速度を維持したままデータ転送を
行うことができるという効果がある。
【0049】また、この発明に係るデータ転送速度変換
装置によれば、データ変換手段に用いられるメモリコン
トローラおよびバッファメモリは、第1のデータ入出力
手段および第2のデータ入出力手段に対応させてそれぞ
れ1対づつ具備しているので、 例えばデータ転送装置
からの転送データに対してデータ転送速度の変換中に、
ネットワークからデータ転送装置に対してデータ転送が
行われた場合でも、これらの処理を個別に同時に処理す
ることが可能であり、データ転送速度変換装置のデータ
処理速度を速くすることができるという効果がある。
【0050】また、この発明に係るデータ転送速度変換
装置にによれば、データ転送速度変換される第1の転送
データあるいは第2の転送データが複数の情報が時分割
されて挿入された時分割データであっても、様々なデー
タ転送速度を持つ複数のデータ転送装置をこのデータ転
送速度変換装置を介してネットワークあるいはバス上に
接続することにより、それぞれのデータ転送速度を維持
したままデータ転送を行うことができるという効果があ
る。
【0051】また、この発明に係る通信ネットワークシ
ステムによれば、データ転送速度の異なる複数のデータ
転送装置の間で共通のバスを介して互いにデータ転送を
行う通信ネットワークシステムにおいて、複数のデータ
転送装置と共通のバスの間にそれぞれデータ転送速度変
換装置が配設され、データ転送速度変換装置は、第1の
データ転送速度を有した第1のデータ転送装置より第1
のデータ転送速度に対応する第1のクロックおよび第1
のデータ転送装置からの第1の転送データが入力される
と共に、第1のデータ転送速度に変換された転送データ
を第1のデータ転送装置に対して出力する第1のデータ
入出力手段と、第2のデータ転送速度を有した第2のデ
ータ転送装置より第2のデータ転送速度に対応する第2
のクロックおよび第2のデータ転送装置からの第2の転
送データが入力されると共に、第2のデータ転送速度に
変換された転送データを第2のデータ転送装置に対して
出力する第2のデータ入出力手段と、第1のデータ入出
力手段に入力された第1の転送データを第2のクロック
に基づいて第2のデータ転送速度を有した転送データに
変換し、また、第2のデータ入出力手段に入力された第
2の転送データを第1のクロックに基づいて第1のデー
タ転送速度を有した転送データに変換するデータ変換手
段を備えたので、様々なデータ転送速度を持つ複数のデ
ータ転送装置をこのデータ転送速度変換装置を介して接
続しても、それぞれのデータ転送装置のデータ転送速度
を維持したままデータ転送を行うことができる通信ネッ
トワークシステムを提供できるという効果がある。
【0052】また、この発明に係る通信ネットワークシ
ステムによれば、データ転送速度の異なる複数の通信ネ
ットワークシステムの間で共通のバスを介して互いにデ
ータ転送を行う通信ネットワークシステムにおいて、複
数の通信ネットワークシステムのバスと共通のバスの間
にそれぞれデータ転送速度変換装置が配設され、このデ
ータ転送速度変換装置は、第1のデータ転送速度を有し
た第1の通信ネットワークシステムより第1のデータ転
送速度に対応する第1のクロックおよび第1の通信ネッ
トワークシステムからの第1の転送データが入力される
と共に、第1のデータ転送速度に変換された転送データ
を第1の通信ネットワークシステムに対して出力する第
1のデータ入出力手段と、第2のデータ転送速度を有し
た第2の通信ネットワークシステムより第2のデータ転
送速度に対応する第2のクロックおよび上記第2の通信
ネットワークシステムデータからの第2の転送データが
入力されると共に、第2のデータ転送速度に変換された
転送データを第2の通信ネットワークシステムに対して
出力する第2のデータ入出力手段と、第1のデータ入出
力手段に入力された第1の転送データを上記第2のクロ
ックに基づいて上記第2のデータ転送速度を有した転送
データに変換し、また、上記第2のデータ入出力手段に
入力された第2の転送データを第1のクロックに基づい
て第1のデータ転送速度を有した転送データに変換する
データ変換手段を備えので、様々なデータ転送速度を持
つ複数の通信ネットワークシステムをこのデータ転送速
度変換装置を介して接続しても、それぞれの通信ネット
ワークシステムのデータ転送速度を維持したままデータ
転送を行うことができる通信ネットワークシステムを提
供できるという効果がある。
【0053】また、この発明に係る通信ネットワークシ
ステムによれば、第1のデータ転送速度を有した第1の
データ転送装置と第2のデータ転送速度を有した複数の
データ転送装置からなる通信ネットワークシステムの間
で互いにデータ転送を行う通信ネットワークシステムに
おいて、第1のデータ転送装置と通信ネットワークシス
テムのバスの間にそれデータ転送速度変換装置が配設さ
れ、このデータ転送速度変換装置は、第1のデータ転送
装置より第1のデータ転送速度に対応する第1のクロッ
クおよび第1の第1のデータ転送装置からの第1の転送
データが入力されると共に、第1のデータ転送速度に変
換された転送データを通信ネットワークシステムに対し
て出力する第1のデータ入出力手段と、第2のデータ転
送速度を有した通信ネットワークシステムより第2のデ
ータ転送速度に対応する第2のクロックおよび通信ネッ
トワークシステムデータからの第2の転送データが入力
されると共に、第2のデータ転送速度に変換された転送
データを通信ネットワークシステムに対して出力する第
2のデータ入出力手段と、上記第1のデータ入出力手段
に入力された上記第1の転送データを第2のクロックに
基づいて第2のデータ転送速度を有した転送データに変
換し、また、第2のデータ入出力手段に入力された第2
の転送データを第1のクロックに基づいて第1のデータ
転送速度を有した転送データに変換するデータ変換手段
を備えたので、データ転送装置とこのデータ転送装置と
異なるデータ転送速度を持つ通信ネットワークシステム
をこのデータ転送速度変換装置を介して接続しても、そ
れぞれのデータ転送速度を維持したままデータ転送を行
うことができる通信ネットワークシステムを提供できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるデータ転送速度
変換装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1によるデータ転送速度
変換装置のデータ変換部の具体的構成を示す図である。
【図3】 データ変換部中のメモリコントローラの構成
を示す図である。
【図4】 メモリコントローラの動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態2による通信ネットワー
クシステムの構成を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態3による通信ネットワー
クシステムの構成を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態4による通信ネットワー
クシステムの構成を示す図である。
【図8】 従来の通信ネットワークシステムの構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 第1のデータ入出力部 2 データ変換部 3 第2のデータ入出力部 4 コントローラ 5 バスコントローラ 11、12、13 データ転送速度Aのデータ転送装置 21、22、23 データ転送速度Bのデータ転送装置 31、32、33 データ転送速度Cのデータ転送装置 40、41、42、43、44 バス 50、51、52、53 データ転送速度変換装置 61 第1のメモリコントローラ 62 第2のメモ
リコントローラ 63 第1のパッファメモリ 64 第2のパッ
ファメモリ 67 インターフェース部 71 ネットワー
クa 72 ネットワークb 73 ネットワー
クc

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ転送速度の異なる複数のデータ転
    送装置あるいは通信ネットワークシステム間でバスを介
    して互いにデータ転送を行うためのデータ転送速度変換
    装置であって、 第1のデータ転送速度を有した第1の通信ネットワーク
    システムを構成する第1のデータ転送装置より上記第1
    のデータ転送速度に対応する第1のクロックおよび上記
    第1のデータ転送装置からの第1の転送データが入力さ
    れると共に、上記第1のデータ転送速度に変換された転
    送データを上記第1のデータ転送装置に対して出力する
    第1のデータ入出力手段と、 第2のデータ転送速度を有した第2の通信ネットワーク
    システムを構成する第2のデータ転送装置より上記第2
    のデータ転送速度に対応する第2のクロックおよび上記
    第2のデータ転送装置からの第2の転送データが入力さ
    れると共に、上記第2のデータ転送速度に変換された転
    送データを上記第2のデータ転送装置に対して出力する
    第2のデータ入出力手段と、 上記第1のデータ入出力手段に入力された上記第1の転
    送データを上記第2のクロックに基づいて上記第2のデ
    ータ転送速度を有した転送データに変換し、また、上記
    第2のデータ入出力手段に入力された上記第2の転送デ
    ータを上記第1のクロックに基づいて上記第1のデータ
    転送速度を有した転送データに変換するデータ変換手段
    を備えたことを特徴とするデータ転送速度変換装置。
  2. 【請求項2】 データ変換手段は、第1のデータ転送装
    置より第1のデータ入出力手段に入力された第1のデー
    タ転送速度を有したシリアル転送データを所定ビット幅
    のパラレルデータに変換してバッファメモリに蓄積し、
    この蓄積された上記所定ビット幅のパラレルデータを第
    2のクロックに基づいて第2のデータ転送速度を有した
    シリアル転送データに変換して第2のデータ入出力手段
    に出力させ、あるいは、第2のデータ転送装置より第2
    のデータ入出力手段に入力された第2のデータ転送速度
    を有したシリアル転送データを所定ビット幅のパラレル
    データに変換してバッファメモリに蓄積し、この蓄積さ
    れた上記所定ビット幅のパラレルデータを第1のクロッ
    クに基づいて上記第1のデータ転送速度を有したシリア
    ル転送データに変換して上記第1のデータ入出力手段に
    出力させるメモリコントローラを具備したことを特徴と
    する請求項1記載のデータ転送速度変換装置。
  3. 【請求項3】 メモリコントローラおよびバッファメモ
    リは、第1のデータ入出力手段および第2のデータ入出
    力手段に対応させてそれぞれ1対づつ具備されているこ
    とを特徴とする請求項2記載のデータ転送速度変換装
    置。
  4. 【請求項4】 第1の転送データあるいは第2の転送デ
    ータは、複数の情報が時分割されて挿入された時分割デ
    ータであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    記載のデータ転送速度変換装置。
  5. 【請求項5】 データ転送速度の異なる複数のデータ転
    送装置の間で共通のバスを介して互いにデータ転送を行
    う通信ネットワークシステムにおいて、 上記複数のデータ転送装置と上記共通のバスの間にそれ
    ぞれデータ転送速度変換装置が配設され、上記データ転
    送速度変換装置は、 第1のデータ転送速度を有した第1のデータ転送装置よ
    り上記第1のデータ転送速度に対応する第1のクロック
    および上記第1のデータ転送装置からの第1の転送デー
    タが入力されると共に、上記第1のデータ転送速度に変
    換された転送データを上記第1のデータ転送装置に対し
    て出力する第1のデータ入出力手段と、 第2のデータ転送速度を有した第2のデータ転送装置よ
    り上記第2のデータ転送速度に対応する第2のクロック
    および上記第2のデータ転送装置からの第2の転送デー
    タが入力されると共に、上記第2のデータ転送速度に変
    換された転送データを上記第2のデータ転送装置に対し
    て出力する第2のデータ入出力手段と、 上記第1のデータ入出力手段に入力された上記第1の転
    送データを上記第2のクロックに基づいて上記第2のデ
    ータ転送速度を有した転送データに変換し、また、上記
    第2のデータ入出力手段に入力された上記第2の転送デ
    ータを上記第1のクロックに基づいて上記第1のデータ
    転送速度を有した転送データに変換するデータ変換手段
    を備えたことを特徴とする通信ネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 データ転送速度の異なる複数の通信ネッ
    トワークシステムの間で共通のバスを介して互いにデー
    タ転送を行う通信ネットワークシステムにおいて、 上記複数の通信ネットワークシステムのバスと上記共通
    のバスの間にそれぞれデータ転送速度変換装置が配設さ
    れ、上記データ転送速度変換装置は、 第1のデータ転送速度を有した第1の通信ネットワーク
    システムより上記第1のデータ転送速度に対応する第1
    のクロックおよび上記第1の通信ネットワークシステム
    からの第1の転送データが入力されると共に、上記第1
    のデータ転送速度に変換された転送データを上記第1の
    通信ネットワークシステムに対して出力する第1のデー
    タ入出力手段と、 第2のデータ転送速度を有した第2の通信ネットワーク
    システムより上記第2のデータ転送速度に対応する第2
    のクロックおよび上記第2の通信ネットワークシステム
    データからの第2の転送データが入力されると共に、上
    記第2のデータ転送速度に変換された転送データを上記
    第2の通信ネットワークシステムに対して出力する第2
    のデータ入出力手段と、 上記第1のデータ入出力手段に入力された上記第1の転
    送データを上記第2のクロックに基づいて上記第2のデ
    ータ転送速度を有した転送データに変換し、また、上記
    第2のデータ入出力手段に入力された上記第2の転送デ
    ータを上記第1のクロックに基づいて上記第1のデータ
    転送速度を有した転送データに変換するデータ変換手段
    を備えたことを特徴とする通信ネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 第1のデータ転送速度を有した第1のデ
    ータ転送装置と第2のデータ転送速度を有した複数のデ
    ータ転送装置からなる通信ネットワークシステムの間で
    互いにデータ転送を行う通信ネットワークシステムにお
    いて、 上記第1のデータ転送装置と上記通信ネットワークシス
    テムのバスの間にそれデータ転送速度変換装置が配設さ
    れ、上記データ転送速度変換装置は、 第1のデータ転送装置より上記第1のデータ転送速度に
    対応する第1のクロックおよび上記第1の第1のデータ
    転送装置からの第1の転送データが入力されると共に、
    上記第1のデータ転送速度に変換された転送データを上
    記通信ネットワークシステムに対して出力する第1のデ
    ータ入出力手段と、 第2のデータ転送速度を有した上記通信ネットワークシ
    ステムより上記第2のデータ転送速度に対応する第2の
    クロックおよび上記通信ネットワークシステムデータか
    らの第2の転送データが入力されると共に、上記第2の
    データ転送速度に変換された転送データを上記通信ネッ
    トワークシステムに対して出力する第2のデータ入出力
    手段と、 上記第1のデータ入出力手段に入力された上記第1の転
    送データを上記第2のクロックに基づいて上記第2のデ
    ータ転送速度を有した転送データに変換し、また、上記
    第2のデータ入出力手段に入力された上記第2の転送デ
    ータを上記第1のクロックに基づいて上記第1のデータ
    転送速度を有した転送データに変換するデータ変換手段
    を備えたことを特徴とする通信ネットワークシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003163666A (ja) * 2001-11-27 2003-06-06 Matsushita Electric Works Ltd 構内通信システム
US6950408B1 (en) 1999-09-29 2005-09-27 Nec Corporation Speed converter for IEEE-1394 serial bus network
JP2012022408A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Ricoh Co Ltd 通信ユニットおよび情報機器
KR20190061859A (ko) * 2017-11-28 2019-06-05 엘지전자 주식회사 공기조화시스템 및 그 제어방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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