JPH10207446A - プログラマブル表示装置 - Google Patents

プログラマブル表示装置

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JPH10207446A
JPH10207446A JP9010592A JP1059297A JPH10207446A JP H10207446 A JPH10207446 A JP H10207446A JP 9010592 A JP9010592 A JP 9010592A JP 1059297 A JP1059297 A JP 1059297A JP H10207446 A JPH10207446 A JP H10207446A
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JP
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data
display
memory
line
display data
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JP9010592A
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Satoshi Nakamura
中村  聡
Hiroyuki Yamamura
博幸 山村
Shinji Yamamoto
真司 山本
Masaaki Moriya
政明 守屋
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示データを収納するメモリ空間を必要なも
のだけとし、表示のためのメモリアクセス回数を押さえ
て処理を高速化できるとともに、主制御部の負担を軽減
することができるプログラマブル表示装置を提供するこ
とである。 【解決手段】 メインCPU11、プログラムや表示デ
ータやその他のデータを記憶するメインメモリ12、メ
インメモリ12の表示データをディスプレイ表示のデー
タ形式に変換する処理を行うデータ処理回路13、変換
処理された表示データを記憶する表示メモリ部14、表
示データを画面に出力するための処理を行う出力処理回
路17、メインメモリ12へのデータアクセスを行うD
MA18、プログラムメモリ19、データメモリ20、
プログラムメモリ19やデータメモリ20に記述された
命令・データを解釈し、それに従っておもに表示データ
の転送等を行う表示プロセッサー21、同期信号生成回
路22、とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は映像データを表示
するコンピュータ装置におけるプログラマブル表示装置
に関し、特にグラフィックディスプレイシステムにおけ
るメモリからの表示用データの読み出し方が極めて柔軟
であり、メモリから表示用データを読み出す際に読み出
す画素データの最小単位を画素毎として、動的に定義で
きるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的なコンピュータにおいて、
表示データの重ね合わせや合成処理は、単一のフレーム
メモリ上において、そのメモリ上で直接メインプロセッ
サあるいは描画装置が演算して合成する。図27は、従
来の画像表示装置の一例を示すブロック図である。この
画像表示装置は、メインCPU101、メインメモリ1
02、データ処理回路103、ラインメモリ104、出
力処理回路105、システムコントローラ106、同期
信号生成回路107からなる構成である。
【0003】メインメモリ102には、表示データがい
くつか格納されている。例えば、数種類のウィンドウ表
示を行う場合を考えると、各ウィンドウに対応した表示
データが格納されている。このウィンドウを重ね合わせ
て一画面に表示させる場合、一画面表示になるように、
メインCPU101が各表示データを選択して読み出
し、一画面の表示データを再びメインメモリ102に格
納する。同期信号生成回路107で発生した同期信号の
タイミングに従って、システムコントローラ106がデ
ータ転送用にメインメモリ102のアドレスを生成す
る。このアドレスに従ってメインメモリ102から表示
データを読み出して、あらかじめ決められたデータ処理
をデータ処理回路103で行った後、ラインメモリ10
4にデータを転送する。ラインメモリ104からのデー
タは同期信号のタイミングにしたがって出力され、出力
処理回路105により表示用の処理を行ってディスプレ
イに表示する。
【0004】また、特開平6−149527号公報に開
示されているように、重ねあわせに必要な枚数分フレー
ムメモリを用意して、映像出力時に全部のフレームメモ
リからデータを読み出し各フレーム間の優先順位を元に
合成結果を表示するシステムがある。
【0005】また、特開平6−295169号公報に開
示されているように、表示用のメモリとは別に表示領域
のメモリの各表示ドット毎に識別メモリを設けることで
各表示ドットが今どのようなモード(例えば1画素のビ
ット数)にあるかを識別し、そのモードに合わせて表示
し、1つの画面上で異なる表示モードを表示するシステ
ムがある。
【0006】また、前記特許にもあるように識別メモリ
の内容を参照したり、特開平7−334342号公報に
開示するように別途マスクメモリを利用し、表示してい
る各ウインドウ内の情報を変更して書き換える場合にそ
の領域外をマスクするシステムがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のよ
うにメインCPU101が、各ウインドウの重ね合わせ
等の処理を行う場合には、メインCPU101の負担が
過大となり、他の処理を行うことができずに全体の処理
速度が遅くなるなどの問題があった。
【0008】また、各ウインドウの重ねあわせをするの
に必要な枚数分のフレームメモリを持つことで、ソフト
ウエアの処理負荷を軽減する方法では、始めからそのシ
ステムで必要と思われる最大枚数分のフレームメモリが
必要である。つまり、画面上に表示するウインドウのサ
イズに関係なく表示エリアの最大サイズでフレームメモ
リを必要とする。そのため、メモリの利用効率が極めて
悪くなる上に、多数のウインドウを同時に開いた場合、
そのウインドウに対応する全てのフレームメモリから同
時にデータを読み出す必要がある。すなわち、ウインド
ウが重なっており実際は表示されないような部分のデー
タも読み出す必要がある。こうして、画面上に開くウイ
ンドウの枚数に比例して消費電力が大きくなってしま
う。
【0009】また、従来の様に1つの画面上で異なる表
示モードを混在表示する方法として表示領域のメモリの
各表示ドット毎に識別メモリを設けることで各表示ドッ
トが今どのようなモードにあるかを識別する方法があ
る。その方法では、フルスクリーン分のメモリに対して
別途数ビットの識別メモリが必要となるため、別の用途
に転用することのできないメモリ(識別メモリ)が余分
に必要となる。このことは、マスクメモリを利用する場
合にも同様なことが言える。
【0010】本発明の目的は、表示データを収納するメ
モリ空間を必要なものだけとし、表示のためのメモリア
クセス回数を押さえて処理を高速化できるとともに、主
制御部の負担を軽減することができるプログラマブル表
示装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、表示
データが格納されているメインメモリと、前記表示デー
タのデータ形式を画面表示のデータ形式に変換するデー
タ処理回路部と、前記データ処理回路部に変換された表
示データを表示ライン単位に格納する複数のラインメモ
リと、前記メインメモリから前記ラインメモリに表示デ
ータを転送格納させて、該ラインメモリから必要な表示
データを読み出して画面表示させる制御を行う表示制御
部と、前記メインメモリに前記表示データを格納させ、
データ形式及び格納アドレスを含む格納情報を前記表示
制御部に転送する主制御部と、を備えたプログラマブル
表示装置である。前記表示制御部は、転送元の前記メイ
ンメモリに対し前記格納情報に基づいて、画面表示させ
る可能性のある1ライン分の表示データのアドレスを指
定して該表示データを読み出し、前記データ処理回路部
にデータ変換をさせて、前記ラインメモリを選択し該表
示データを格納させることを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、前記表示制御部は、前
記ラインメモリに繰り返し利用する表示データを格納
し、該繰り返し表示データを表示させる場合には、前記
ラインメモリから前記繰り返し表示データのアドレスを
指定して読み出し、画面表示させることを特徴とする請
求項1記載のプログラマブル表示装置である。
【0013】請求項3の発明は、繰り返し利用する表示
データを格納するデータバッファメモリを備え、前記表
示制御部は、前記データを画面表示させる場合、前記デ
ータバッファメモリから前記繰り返し表示データを読み
出し、画面表示させることを特徴とする請求項1記載の
プログラマブル表示装置である。
【0014】請求項4の発明は、前記メインメモリから
読み出した表示データを格納する第1バッファメモリ
と、前記第1バッファメモリから読み出した表示データ
を格納する第2バッファメモリと、前記第1及び第2バ
ッファメモリの読み出し及び書き込みアドレスをカウン
トするアドレスカウンタとを備える請求項1記載のプロ
グラマブル表示装置である。前記表示制御部は、前記ア
ドレスカウンタに対し読み出し及び書き込みアドレスカ
ウントをそれぞれ停止/動作の制御を行い、拡大・縮小
・スキップの処理を行って、そのデータを前記ラインメ
モリに格納することを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、前記表示制御部が、デ
ータ第1バッファメモリからの読みだしアドレスカウン
トを所定の順に停止/動作を繰り返すことを特徴とする
請求項4記載のプログラマブル表示装置である。
【0016】請求項6の発明は、前記データ処理回路部
は、各種のデータ形式を変換する複数の変換処理回路を
有し、前記表示制御部は、前記格納情報のデータ形式情
報に基づいて前記変換処理回路を選択することを特徴と
する請求項1記載のプログラマブル表示装置である。
【0017】請求項7の発明は、前記表示制御部に必要
なプログラムとデータを格納するプログラムメモリとデ
ータメモリとを備えたことを特徴とする請求項1記載の
プログラマブル表示装置である。
【0018】請求項8の発明は、前記表示制御部は、前
記プログラムメモリと前記データメモリに必要な情報を
前記メインメモリから転送させることを特徴とする請求
項7記載のプログラマブル表示装置である。
【0019】請求項9の発明は、前記表示制御部は、前
記ラインメモリに表示データを格納する際に何ライン目
で使用するデータであるかを示すライン情報を付加し、
前記ラインメモリから表示データを読み出す際にライン
情報も同時に読み出して、該表示データを使用するライ
ンがライン情報と同一である場合のみ画面表示させるこ
とを特徴とする請求項1記載のプログラマブル表示装置
である。
【0020】請求項1の発明において、表示をする際に
必要な部分の表示データをメインメモリ内から取り出し
て使用する。そのため、メインメモリ内の任意の位置の
データを取り出して任意に組み合わすことが可能であ
る。この制御はすべて表示制御部が行い、主制御部が処
理を行う必要がなく、主制御部のソフトウエアにおける
処理負荷を低減できる。
【0021】請求項2の発明において、ウインドウシス
テムにおける背景等のように、ライン方向に対して繰り
返すようなデータであった場合、読み出しラインメモリ
アドレスを任意の位置でループできる。
【0022】請求項3の発明において、カーソルや繰り
返し背景などをデータバッファメモリに収納しておける
ため、決まりきったデータをメインメモリから読み出す
必要が無い。データバスの使用回数を減らすことができ
る。
【0023】請求項4の発明において、表示データを読
み出す際に拡大縮小処理をするため、表示用データに対
する拡大縮小処理を事前にする必要が無く、バスの使用
効率を上げられる。また、ビデオ入力映像を表示する場
合に映像サイズの変更が必要となるのが常であるが、出
力段に拡大縮小処理を掛けることで拡大縮小回路がより
有効に利用できる。また、この事によりビデオデータを
常にフルサイズで取り込みながら、そのデータを一旦フ
レームメモリなどに転送することなく表示は任意のサイ
ズに設定できる。
【0024】請求項5の発明において、第1バッファメ
モリからの読みだしアドレスカウントを所定の順に停止
/動作を繰り返すことにより、一定倍率の拡大・縮小が
簡単な処理で行うことができる。
【0025】請求項6の発明において、表示制御部は、
格納情報のデータ形式情報に基づいてデータ変換ができ
るので、表示用データを収納する形式などに制限が無
い。
【0026】請求項7の発明において、前記表示制御部
に必要なプログラムとデータを格納するプログラムメモ
リとデータメモリとを備えるので、処理の度にメインメ
モリからデータを読み出す必要がない。
【0027】請求項8の発明において、前記表示制御部
は、前記プログラムメモリとデータメモリに必要な情報
をメインメモリから転送させるため、画面モードあるい
はグラフィック領域の変更に柔軟に対応できる。容量を
越えたプログラムあるいはデータは、メインメモリから
読み出せばよいので、メモリの容量は小さくて済む。
【0028】請求項9の発明において、各ラインの表示
毎にラインメモリ内のデータを消去する必要がなく、垂
直帰線期間毎にすべてのラインメモリの使用ライン情報
を消去するだけでよいので処理の高速化を図れる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て図面を用いて説明する。図1は、本発明に係るプログ
ラマブル表示装置の一実施形態を示すブロック図であ
る。この表示装置は、メインCPU11、プログラムや
表示データやその他のデータを記憶するメインメモリ1
2、メインメモリ12の表示データをディスプレイ表示
のデータ形式に変換する処理を行うデータ処理回路1
3、変換処理された表示データを記憶する表示メモリ部
14、表示データを画面に出力するための処理を行う出
力処理回路17、メインメモリ12へのデータアクセス
を行うDMA(Direct Memory Access)18、プログラ
ムメモリ19、データメモリ20、プログラムメモリ1
9やデータメモリ20に記述された命令・データを解釈
し、それに従っておもに表示データの転送等を行う表示
プロセッサー21、同期信号生成回路22、ビデオ入力
23,24とから構成される。
【0030】データ処理回路13は、図2に示すように
表示プロセッサ19より送られてきた表示データに対し
てYUV→RGB変換を行うYUVデコーダ27a、同
表示データに対してランレングス展開を行うランレング
ス展開回路27b、同表示データに対してカラーデータ
の伸長を行うカラー伸長回路27c、同表示データに対
してパレット変換を行う複数のカラーパレット27d,
27eの複数の処理回路と、セレクタ28とからなる。
表示メモリ部14は、図2に示すように、カーソルのパ
ターンデータなどの格納に使用できるデータバッフア1
5と、データ表示データおよび使用ライン情報を記憶す
る複数のラインメモリ16とからなる。出力処理回路1
7は、複数のラインメモリ16より任意のラインメモリ
を選択するセレクタ、αブレンディングを実現するため
表示データの明るさを変化させるアッテネータおよびそ
の出力を加算する加算器、繰り返し背景データやカーソ
ルなどの合成に使用されるセレクタ、ディスプレイに表
示するためD/A変換を行うD/Aコンバータ等からな
る。表示プロセッサ21は、図3に示すように、転送用
バッファメモリ25a,25b,26a,26bを有す
る。
【0031】この表示装置は、専用のフレームバッファ
を持たず、メインメモリ12に表示データを同居させる
UMA(Unified Memory Architecture)構成を取り入れ
るが、メインメモリ12に専用のフレームバッファを持
つ構成になってもかまわない。
【0032】以下、この実施形態の動作を説明する。ま
ず、表示データが実際に表示されるまでのおおまかな流
れを以下に説明する。メインCPU11により表示デー
タは主にメインメモリ12に格納されている。これらの
表示データは、DMA18によって読み出され、図3に
示す表示プロセッサ21内部の転送用バッファメモリ2
5a,25bに一時的に格納される。そこで拡大・縮小
・スキップなどの操作をされて転送用バッファメモリ2
6a,26bに格納されたのち、データ処理回路13に
より単純なRGB形式のデータに変換され、ラインメモ
リ16に格納される。ラインメモリ16に書き込まれた
データは、同期信号生成回路22が発生する同期信号の
ドットクロックに合わせて1画素分ずつ読み出される。
出力処理回路17によって2画面のαブレンディング処
理、又は繰り返し背景データやカーソルなどと合成さ
れ、D/A変換されて同期信号などと共にディスプレイ
に出力されて表示される。以上が表示までのおおまかな
流れである。
【0033】この表示装置において、表示のかなりの部
分の制御は表示プロセッサ21よって行われる。表示プ
ロセッサ21は専用のプログラムメモリ19およびデー
タメモリ20を持っており、それに格納されているプロ
グラムおよびデータを解釈して、それに従って表示デー
タの転送等を行う。プログラムメモリ19およびデータ
メモリ20の情報は、必要に応じてメインメモリ12か
ら転送されてくる。メインメモリ12には表示構成、グ
ラフィック領域の変更などに応じて複数のプログラム/
データを格納しておく。
【0034】メインメモリ12からの表示データの転送
命令は、メインCPU11から直接表示プロセッサ21
に対し発行する場合と、表示プロセッサ21自身が発行
する場合がある。転送命令をメインCPU11が発行す
るのは、主に表示モード(1画素の情報を示すビット
数)が変更になった場合であり、表示プロセッサ21自
身が発行するのは、主に1画面を構成するために必要な
プログラム/データが表示プロセッサのRAM容量より
大きい場合である。このとき表示の途中でプログラム/
データを入れ換える。
【0035】このような構成にすることで、必要に応じ
て情報を転送すればよいため、画面モードあるいはグラ
フィック領域の変更に柔軟に対応できる。かつメモリ容
量を越えたプログラムあるいはデータを実行可能とす
る。こうして表示プロセッサのRAMは小容量で済む。
コンパクトあるいは低コストでシステムを構築できる。
【0036】また表示プロセッサ21の動作が決まって
いて変更が必要ない場合は、プログラムメモリ19また
はデータメモリ20はROMでもかまわない。この場合
は、メインメモリ12から転送するには及ばない。RO
Mは同容量のRAMに比べてチップ面積が小さくて済む
ため、コスト面で有利になる。
【0037】次に、表示プロセッサ21にプログラムを
与えて画面表示を行うときの、表示プロセッサ21の基
本動作について説明する。図4(A)〜(C)は、メイ
ンメモリ12の表示データとディスプレイの表示出力を
示す説明図である。いずれもあらかじめメインメモリ1
2上に格納してある表示データをラインメモリ16に格
納するものである。ベタスクリーンを表示する場合と複
数のウインドウ等を合成して表示する場合について説明
する。
【0038】ベタスクリーンとは、図4(A)に示すよ
うにメインCPU11により、背景、カーソル、ウイン
ドウ等を、合成されたベタスクリーンデータとして、あ
らかじめメインメモリ12上に格納しておく。表示する
には格納されている先頭アドレスから順に読み出してラ
インメモリ16に転送していけばよい。
【0039】複数ウインドウ等の合成には、αブレンデ
ィングを考慮しない場合(図4(B)参照)と、考慮す
る場合(図4(C)参照)の2つの場合がある。αブレ
ンディングとは半透明合成のことで、例えば2つのウイ
ンドウが重なる場合、通常ならば重なった部分は手前の
ウインドウだけが表示されるが、αブレンディングの指
定をすると手前のウインドウが透けて、奥のウインドウ
が見えるようになる。言い換えると、αブレンディング
とは、このように複数の表示データをある割合で合成し
て表示する機能のことを言う。一方、表示プロセッサ2
1の動作には実際には拡大・縮小・スキップの操作やデ
ータ処理回路13や使用ライン情報などの制御が関わっ
てくるが、それらの動作については後述する。
【0040】次に、これら画面表示を行う場合の表示装
置の動作について説明する。図5は、ベタスクリーンデ
ータを1画面分表示するフローチャートである。図6は
そのときの表示画面例であり、図7はベタスクリーンデ
ータが格納されているメインメモリ12のメモリマップ
である。まず、1画面を表示するために、ステップA1
において、ベタスクリーンデータのX方向の座標サイズ
xl、ベタスクリーンデータのY方向の座標サイズyl
を取得する。
【0041】次に、ステップA2にて、メインメモリ1
2上のベタスクリーンデータ格納先頭アドレスbeta
addrをライン番号Lに相当するベタスクリーン格
納先頭アドレスaddrとして取得する。これらのデー
タは、固定データであればプログラム内で固定されたイ
ミディエイトデータとして取得することもできる。ま
た、任意のサイズであればメインメモリ12上に存在す
るこれらのデータをデータメモリ20に転送し、データ
メモリ20を参照することによっても取得することが可
能である。ステップA3にて、現在表示中の水平ライン
番号の次の水平ライン番号をライン番号Lとして取得
し、この値が偶数か奇数かをステップA4にて判別す
る。偶数であれば、ステップA5にてラインメモリ16
aへ、奇数であれば、ステップA6にてラインメモリ1
6bへ、メインメモリ12のライン番号Lに相当するベ
タスクリーンデータ格納先頭アドレスaddrからxl
サイズのデータ転送を行う。
【0042】偶数と奇数のライン番号によりラインメモ
リ16aとラインメモリ16bへの書き込みを切り替え
ているのは、ラインメモリが表示側でアクセスされてい
るとき、表示プロセッサ21からはアクセスできないた
めである。表示に使用されているラインメモリとは別の
ラインメモリを設けることにより、表示中であっても表
示プロセッサ12がラインメモリへアクセスできるよう
にしている。
【0043】ラインメモリ16aまたはラインメモリ1
6bへのデータ転送後、ステップA7にて、ベタスクリ
ーンY方向の座標サイズylと、次に表示するライン番
号Lとを比較する。(L+1)の値がylよりも小さい
ときは、ステップA8にてライン番号Lに相当するベタ
スクリーンデータ格納先頭アドレスaddrをベタスク
リーンX方向の座標サイズxlだけ加算して次のライン
番号に相当するベタスクリーン格納先頭アドレスadd
rを取得する。同期用ウエイト(ステップA9)は、現
在表示に使用されているラインメモリ16aまたはライ
ンメモリ16bがまだ使用中であるかどうか、つまり次
の水平表示の始まりまで待ってからラインメモリへの書
き込みを行うことで、ラインメモリへの2重書き込みを
制御している。上記に説明したラインメモリ16aまた
はラインメモリ16bへの転送をyl回行うことで1画
素分の表示を行うことが可能となる。
【0044】次に複数のウインドウ等を合成して表示す
る場合について説明する。ベタスクリーンの表示では、
メインメモリ12にある表示データをその先頭アドレス
から順番に読み出して表示するだけであったが、表示プ
ロセッサ21に与えるプログラムによっては、メインメ
モリ12の任意の位置のデータを任意の数だけ取り出し
たものを任意の組み合せで表示することができる。例え
ばウインドウシステムの場合、複数のウインドウの表示
データをそれぞれ別のアドレスに完成された形でメイン
メモリ12上に格納しておき、各ウインドウの位置とプ
ライオリティに従って、表示する際にリアルタイムに重
ねあわせて表示することができる。
【0045】ここでは図8のメモりマップに示すよう
に、メインメモリ12上の任意のアドレス位置に背景デ
ータ、カーソルデータ、ウインドウ1データ、ウインド
ウ2偶数データ、ウインドウ2奇数データ等の各種表示
データが完成された形で格納されているものとする。こ
れらの表示データのうち、合成したときに表示されるデ
ータのみを読み出してラインメモリに転送する。ウイン
ドウ2偶数データ、ウインドウ2奇数データとは、NT
SC信号のようなインタレース信号をメインメモリ12
上に取り込むときに、フィールドごとに偶数データ、奇
数データとして取り込んだ場合等のデータ構造である。
ただし、カーソルの表示については後述する。
【0046】図9は複数のウインドウを合成表示するフ
ローチャートである。図8の各種データを合成したとき
に表示されるデータのみを読み出して1画面分表示する
動作である。ウインドウ座標やプライオリティ等の表示
データはいつ変更されるかわからない任意のデータであ
るため、1画面を表示するごとに、ステップB1にて表
示プロセッサ21によるメインメモリ12からデータメ
モリ20へのデータ転送を行う。また1画面を表示する
ために、ステップB2にて画面Y方向の座標サイズyl
を取得し、ステップB3にて現在表示中の水平ライン番
号の次の水平ライン番号をライン番号Lとして取得す
る。αブレンディングするか否かをB4にて判断し、α
ブレンディングしないのであれば通常ライン転送(ステ
ップB5)を行い、αブレンディングするのであればα
ブレンディングライン転送(ステップB6)を行う。次
にステップB7にて、表示するライン番号Lと画面Y方
向の座標サイズylを比較し、yl回のループが終了し
ていなければラインメモリへの2重書き込みを制御する
同期用ウエイト(ステップB8)の処理を行い、以上の
処理をyl回行うことにより1画面分の表示を行う。
【0047】図10はαブレンディングなしの通常ライ
ン転送のフローチャートである。図11(A)はαブレ
ンディングなしの表示画面例、(B)はライン番号Lの
おけるラインメモリのメモリマップである。図11のラ
イン番号Lを次に表示されるライン番号Lとして、その
ライン番号上での通常ライン転送を以下に説明する。ス
テップC1において、表示プロセッサ21が、αブレン
ディングなしのライン番号L上の各表示データどうしの
境界ポイントおよびポイント数を算出する。データメモ
リ20上に各ウインドウの表示データが転送されて、右
上座標、左下座標、X方向座標サイズ、Y方向座標サイ
ズ、プライオリティ等から、境界ポイントやポイント数
が算出される。あるいは、メインCPU11によって、
あらかじめ算出しておいたデータをデータメモリ20に
転送しておき、データメモリ20を参照するだけで取得
してもよい。
【0048】このときの境界ポイントをxp
t[]([]内は配列順を示す数を記入する)、境界ポ
イントの数をxpmとして定義する。図11(A)に示
すように、ライン番号L上の境界ポイントはxpt
[0]=xs0,xpt[1]=xs1,xpt[2]
=(xe1+1),xpt[3]=(xe2+1),x
pt[4]=(xe0+1)となり、境界ポイント数x
pmは5となる。ステップC2にて、境界カウンタxp
をクリアし、ステップC3にてラインL上の左境界ポイ
ントxplを取得し、ステップC4にて左境界ポイント
の最も近い右境界ポイントxprを取得する。このxp
l,xpr間の表示データを判別し、ステップC5にて
ライン番号Lに相当する表示データ格納先頭アドレスa
ddrを取得する。最初はxpl=xpt[0]=xs
0であり、xpr=xpt[1]=xs1であることか
ら、この表示データは背景データであることが判別で
き、addr=back addr+xl*L+xs0
によりライン番号Lに相当する背景データ格納先頭アド
レスaddrが算出できる。
【0049】ステップC6にてライン番号Lが偶数か奇
数かを判断し、ラインメモリ16aへのデータ転送(ス
テップC7)またはラインメモリ16bへのデータ転送
(ステップC8)の切り替えを行う。ラインメモリ16
aおよびラインメモリ16bへのデータ転送サイズは、
表示範囲がxpl,xpr−1であるため、xpr−x
plとなる。ラインメモリ16aまたはラインメモリ1
6bへの書き込み位置はxplであるので、ラインメモ
リ16aまたはラインメモリ16bへのデータ転送はa
ddrから(xs1−xs0)のデータをラインメモリ
16aまたはラインメモリ16bのxs0に転送するこ
とになる。右境界ポイントxprは次のxs1,(xe
1+1)間のデータを転送するときには左境界ポイント
xplとなるため、ステップC9にてxpl=xprと
することで左境界ポイントxplを取得することができ
る。既に説明した右境界ポイントxprの取得(ステッ
プC4)に移行し、これらの動作をxs1,(xe1+
1)、(xe1+1),(xe2+1)、(xe2+
1),(xe0+1)の境界間でも同様に行うことによ
り、ライン番号Lの1ラインのデータ転送を行うことが
できる。ステップC10にて境界カウントxpと境界ポ
イント数xpmの比較を行い、境界カウントxpが境界
ポイント数xpmと同じか大きくなることにより次ライ
ンの処理へと移行する。
【0050】図12はαブレンディングを含んだライン
転送のフローチャートである。図13はαブレンディン
グを含む表示画面例である。図13(A)はαブレンデ
ィングの表示画面例、(B)はライン番号Lのおける通
常ラインメモリとαブレンディング用ラインメモリのメ
モリマップである。図13のライン番号Lを次に表示さ
れるライン番号Lとして、そのライン番号上でのαブレ
ンディングライン転送を以下に説明する。ステップD1
において、表示プロセッサ21は、αブレンディングの
あるライン番号L上での各表示データどうしの境界ポイ
ントおよびポイント数を算出する。図11の通常表示画
面例よりも境界ポイント数が1つ増えている。この境界
ポイントやポイント数はデータメモリ20上に転送され
て得られた各表示データの右上座標、左下座標、X方向
座標サイズ、Y方向座標サイズ、プライオリティ等によ
り算出される。あるいは、メインCPU11によってあ
らかじめ算出しておいたデータをデータメモリ20に転
送しておき、データメモリ20を参照するだけで取得し
てもよい。
【0051】ライン番号L上の境界ポイントはxpt
[0]=xs0,xpt[1]=xs1,xpt[2]
=xs2,xpt[3]=(xe1+1),xpt
[4]=(xe2+1),xpt[5]=(xe0+
1)となり境界ポイント数xpmは6となる。αブレン
ディングのない境界は通常ライン転送と同じであるた
め、αブレンディングのある境界カウンタxpのときに
ついて説明する。ステップD14によって取得されるラ
インL上の左境界ポイントxplはxpl=xpr=x
pt[2]=xs2であり、D4による右境界ポイント
xprの取得によりxpr=xpt[3]=(xe1+
1)となる。この表示データのライン番号Lに相当する
ウインドウ1データ格納先頭アドレスaddrは、ad
dr=win1 addr+(xe1−xs1+1)*
(L−ys1)+(xs2−xs1)と算出される(ス
テップD5)。ライン番号Lが偶数か奇数かをステップ
D6にて判断し、ラインメモリ16aへのデータ転送
(ステップD7)またはラインメモリ16bへのデータ
転送(ステップD8)の切り替えを行う。
【0052】ラインメモリ16aまたはラインメモリ1
6bへのデータ転送サイズは、表示範囲がxpl,xp
r−1であるため、xpr−xplとなる。ラインメモ
リ16aまたはラインメモリ16bへの書き込み位置は
xplであるから、ラインメモリ16aまたはラインメ
モリ16bへのデータ転送はaddrから((xe1+
1)−xs2)のデータをラインメモリ16aまたはラ
インメモリ16bのxs2に転送することになる。デー
タ転送終了後、そのデータに対してαブレンディングす
る別データがあるか否かをステップD9にて判断する。
ここではウインドウ1とウインドウ2がαブレンディン
グであり、この表示データのライン番号Lに相当するウ
インドウ2偶数データ格納先頭アドレスaddrは、a
ddr=win2e addr+(xe2−xs2+
1)*(L−ys2)と算出される(ステップD1
0)。
【0053】ライン番号Lが偶数か奇数かをステップD
11で判断してラインメモリ16cへのデータ転送(ス
テップD12)またはラインメモリ16dへのデータ転
送(ステップD13)の切り替えを行う。このときのラ
インメモリ16cまたはラインメモリ16dはαブレン
ディング用ラインメモリである。ラインメモリ16cま
たはラインメモリ16dへのデータ転送サイズは、表示
範囲がxpl,xpr−1であるため、xpr−xpl
となる。ラインメモリ16cまたはラインメモリ16d
への書き込み位置はxplであるから、ラインメモリ1
6cまたはラインメモリ16dへのデータ転送は、ad
drから((xe1+1)−xs2)のデータをライン
メモリ16cまたはラインメモリ16dのxs2に転送
することになる。通常ラインメモリにはαブレンディン
グしないデータを、αブレンディング用ラインメモリに
はαブレンディングするデータを別々に持つことがで
き、ハードウエアのαブレンディング処理により合成表
示を行うことが可能となる。以降の処理であるステップ
D14、ステップD15は通常ライン転送と同様であ
る。
【0054】カーソルの表示は上記に記載した動作手順
によっても表示することができるが、上記の1ライン分
の表示データをラインメモリに転送した後に、カーソル
の座標、カーソルX方向サイズ、カーソルY方向のサイ
ズ、カーソルデータ格納先頭アドレスcurs add
r等を与えて、最後に合成表示させることによっても実
現できる。αブレンディングのデータ上に表示する場合
は通常のラインメモリとαブレンディング用のラインメ
モリの両方に書き込むことで、カーソルの表示が行え
る。この方法ではカーソルは常に最上位の優先順位とな
り、処理速度を早くすることができる。以上が表示プロ
セッサ21の基本動作の説明である。
【0055】次に表示プロセッサ21が行う他の動作に
ついて説明する。まず表示データの拡大・縮小・スキッ
プの処理について説明する。図3に示したように、表示
プロセッサ21は内部に転送用バッファメモリを2組持
っている。メインメモリ12から読み込まれた表示デー
タは、まず1組目の転送用バッファメモリ25a,25
bに格納され、次にもう1組の転送用バッファメモリ2
6a,26bに格納されたのちに、表示用のラインメモ
リ16へ格納される。この転送用バッファメモリ間の読
み出しおよび書き込みは、表示プロセッサ21に与える
プログラムによって細かく制御できる。
【0056】具体的には、1組目の転送用バッファメモ
リ25a,25b(読み出しメモリと呼ぶ)の読み出し
カウンタのスタート/ストップ、もう1組の転送用バッ
ファメモリ26a,26b(書き込みメモリと呼ぶ)ヘ
の書き込みカウンタのスタート/ストップ及び書き込み
のする/しないを画素単位で任意の位置で行うことがで
きる。これにより表示画像の拡大、縮小や、ある位置よ
り右側の画像が右方向にずれて画像に穴が開いたように
見える表現(スキップと呼ぶ)およびそれらを混在させ
た表示データに変化させることができる。
【0057】拡大・縮小・スキップの動作は図14に示
すコントロールデータの動作説明図に示すように制御さ
れる。コントロールデータは1画素につき2ビットの情
報を持ち、画素単位で転送用バッファメモリ25a,2
5b,26a,26b間の読み出しカウンタおよび書き
込みカウンタおよび書き込みのする/しないを制御す
る。図15は拡大・縮小・スキップを行わない等倍のと
きの転送用バッファメモリ間の転送動作であり、この場
合、コントロールデータとして“00”を与え続ける。
すると、読み出しカウンタ・書き込みカウンタとも1ず
つカウントアップされていき、読み出しメモリと同じデ
ータが書き込みメモリに書き込まれて等倍の転送とな
る。
【0058】縮小を行う場合は、コントロールデータの
省きたい画素に対応するデータを“01”にする。縮小
動作を示す図16において、書き込みメモリには、0、
1、2、3までは順に表示データが書き込まれるが、3
の位置のコントロールデータが“01”であるため、書
き込みカウンタがストップし、次に3の位置に4を重ね
書きする。これで表示データが1画素分だけ縮小する。
コントロールデータに1画素おきに“01”を設定すれ
ば画像の水平方向は1/2に縮小するし、部分的に“0
1”を設定する割合を変えれば、例えば画像が円柱形に
なったりする。
【0059】拡大を行う場合には、コントロールデータ
の対応する位置に“10”を設定する。図17におい
て、書き込みメモリには、0、1、2、3までは順に表
示データが書き込まれるが、3の位置のコントロールデ
ータが“10”であるため、読み出しカウンタがストッ
プし、次に3の隣にもう一度3が書かれる。これで1画
素分の拡大が行われる。
【0060】コントロールデータが“11”のときはス
キップである。図18で0、1、2まではそのまま書か
れるが、3の位置のコントロールデータが“11”であ
るため、読み出しアドレスが停止する。このため3の表
示データは右隣りの画素に書かれることになる。さらに
書き込みメモリへの書き込みが行われず、書き込みメモ
リの3の位置には何も書かれない。これで1画素分のス
キップが行われる。
【0061】以上のようにコントロールデータの値を設
定することにより、拡大・縮小・スキップが可能であ
り、また図19〜図21のように拡大・縮小・スキップ
を混在して設定することにより一部は拡大するが他の一
部は縮小するといったような複雑な表示データの変形が
行える。
【0062】ところで拡大・縮小率が水平方向に一定で
あることは多いが、この場合コントロールデータは同じ
パターンの繰り返しとなる。本実施形態では繰り返すパ
ターンと繰り返しポイントを設定することにより、1水
平ライン分のコントロールデータを書き込むのに比べ、
少ないデータで拡大・縮小等の指定をすることができ
る。例えば0.75倍に縮小する場合には図22のよう
にコントロールデータは“00”、“00”、“0
0”、“01”の繰り返しとなる。この場合、この4画
素分のコントロールデータと4画素単位で繰り返しが行
われるように繰り返しポイントの設定をすることによ
り、同じコントロールデータが繰り返し使用され、縮小
動作が行われる。同様に図23は1.75倍に拡大する
場合である。
【0063】次に、本実施形態ではビデオ入力を2系統
持っているが、表示プロセッサ21は、これよりビデオ
映像データの取り込みを行うことができる。ビデオ映像
信号はA/D変換された後、ビデオ入力用ラインメモリ
に格納される。ビデオ入力用ラインメモリはビデオ入力
1系統につき2本あり、他のラインメモリと同様に読み
出しと書き込みを行うメモリを交互に切り替えて使用す
る。ビデオ入力用ラインメモリに書き込まれたビデオデ
ータは、表示用プロセッサ21によって読み出され、表
示プロセッサ21内で拡大・縮小・スキップ処理などを
行った後、ラインメモリ16に転送される。
【0064】次にデータ処理回路13について説明す
る。メインメモリ12に格納されている表示データは通
常のRGB形式のデータだけでなく、さまざまなデータ
形式で格納されている。表示プロセッサ21によってメ
インメモリ12ら表示データが読み出されラインメモリ
16に書き込まれる間に、YUVデコーダ27a、ラン
レングス展開回路27b、カラー伸長回路27c、カラ
ーパレット27d,27eの処理回路があり、そこで各
種データ形式の表示データはRGB形式に変換されてラ
インメモリ16に格納される。どのデータ処理回路によ
って変換を行うかは、表示プロセッサ21が画素単位に
セレクタ28に指示して選択させる。カラーパレットは
複数持つことができ、例えばウインドウごとに使うパレ
ットを変えることができる。また、さらに他のデータ処
理回路を追加することで、さまざまな表示データのフォ
ーマットに対応することができる。
【0065】データ処理回路13を通過した表示データ
はラインメモリ16に書き込まれるが、表示データのう
ちいくつかの値を、実際には表示されないライトスルー
データとして設定することができる。メインメモリ12
やデータバッファ15から表示プロセッサ21が表示デ
ータをラインメモリ16に転送する際、ライトスルーデ
ータがあると、その画素についてはラインメモリ16へ
の書き込みを行わない。これは矩形でない画像、例えば
マウスカーソルなどの表示に有効である。
【0066】次に使用ライン情報を用いて画面表示を行
う動作について説明する。通常、表示用のラインメモリ
は2本一組で動作する。これは表示のために読み出しを
行っているラインメモリに対して、表示プロセッサ21
が書き込みアクセスを行うことができないためで、読み
出しを行っているラインメモリとは別のもう一方のライ
ンメモリに次のラインの表示データの書き込みを行う。
表示するラインが変わるたびに、この読み込みと書き込
みを行うラインメモリを交互に入れ替えて表示を進めて
いく。ところが図4(B)、(C)のように複数の画面
を合成して表示する場合で、特に背景を表示しないとき
には、ラインメモリへの表示データの書き込みは、ウイ
ンドウを表示する部分についてのみ行われ、その他の部
分には前のラインの表示データが残ったままになること
がある。そのため書き込み前にラインメモリのクリアが
必要となり、そのための時間が必要になってくる。使用
ライン情報は、このラインメモリのクリア作業を不要に
するものである。
【0067】使用ライン情報は、ラインメモリ上の各画
素の表示データに1対1で対応し、その表示データが何
ライン目の表示で使用されるデータであるかを表す情報
である。表示データ1画素に対応する使用ライン情報は
(画面の垂直方向の画素数+1)を表現できるビット数
(画面サイズが1280×1024ならば11ビット)
以上で、それが各ラインメモリに表示データと同じ画素
数分、つまり水平画素数分だけである。
【0068】図24は、使用ライン情報を格納する表示
メモリ部14を示すブロック図である。ラインメモリ1
6a〜16fにはそれぞれコンパレータ31〜36、A
ND回路37〜42が接続されている。ラインメモリ1
6e,16fは後述する背景データを格納するメモリで
ある。コンパレータ31〜36は、表示ライン数と使用
ライン情報を比較し、値が一致する場合は論理値1を出
力し、不一致の場合は論理値0を出力する。AND回路
37〜42は、論理値1が入力されると、表示データを
そのまま出力し、論理値0が入力されると表示データを
出力しない。
【0069】以下、画面表示動作について図25をもと
に説明する。図25(A)は表示画面例、(B)は使用
ライン情報がNの場合のラインメモリのメモリマップと
出力データ、(C)は使用ライン情報がN+2の場合の
ラインメモリのメモリマップと出力データ、(D)は使
用ライン情報がN+4の場合のラインメモリのメモリマ
ップと出力データである。同図(B)に示すように、
(N−1)ライン目の表示を行っている間、表示プロセ
ッサ21はラインメモリにNライン目の表示データを書
き込む。Nライン目にはウインドウ1があり、ウインド
ウ1の表示データ6書き込む際に同時に使用ライン情報
にNを書き込む。Nライン目を表示する際には、ライン
メモリの1画素毎に、表示中のライン番号Nと使用ライ
ン情報との比較を行い、それが等しい場合のみ表示デー
タ有効とみなし、ラインメモリ中の表示データを出力す
る。
【0070】次に同じラインメモリに書き込みを行うの
は、ラインメモリを2本交互に使用するため(N+2)
ライン目である。同図(C)に示すように、(N+2)
ライン目には、ウインドウ1とウインドウ2の2つがあ
り、その表示データと使用ライン情報には(N+2)を
書き込む。これを同様にして表示を行う。
【0071】次に(N+4)ライン目の書き込みを行
う。(N+4)ライン目はウインドウ2についてのみで
あり、同図(D)に示すように、表示データと使用ライ
ン情報に(N+4)の書き込みを行う。このとき(N+
2)ライン目で書き込んだウインドウ1のデータが残っ
たままになっており、何らかの工夫を行わない場合はこ
れが表示されてしまい、間違った表示となる。ところが
本実施形態では、この古いウインドウ1の部分の使用ラ
イン情報は(N+2)のままなので無視されて、ウイン
ドウ2のみ正しく表示される。
【0072】このようにしてすべてのラインについて表
示を行うが、垂直帰線期間毎にすべてのラインメモリの
使用ライン情報をクリアする必要がある。これは前の垂
直表示期間の表示データが表示されるのを防ぐためであ
る。なおクリアは、使用ライン情報として使用されてい
ない値を書き込むことによって行う。
【0073】次に同じパターンの繰り返し表示について
説明する。ウインドウシステムの背景画面などによく見
られるが、水平方向に同じパターンが繰り返し表示され
ることがよくある。この場合ラインメモリ16から読み
出す読みだしアドレスを任意の範囲でループできる様に
することで、特定のパターンを繰り返し表示できる。そ
れにより特に背景データをメインメモリ12に格納して
いる場合などは、読み出して来るデータ量を削減でき、
メインCPU11のデータバスのトラフィックを低下さ
せることができる。この機能を使用する際には、通常の
ラインメモリの他に繰り返しパターンを格納する専用の
ラインメモリ16e,16fが2本一組必要である。よ
ってラインメモリは最低で4本、αブレンディングを同
時に使用する場合は最低6本必要になる。この特定パタ
ーンの繰り返し表示機能について以下にに説明する。
【0074】図26は、背景を繰り返し利用する場合の
動作説明図である。Nライン目についてラインメモリの
書き込みを行う場合、まず通常と同様にウインドウデー
タを収納するラインメモリにウインドウの表示データお
よび使用ライン情報Nを書き込む。次に背景データを収
納するラインメモリに背景の表示データと使用ライン情
報Nを書き込み、さらに繰り返しポイントを設定する。
繰り返しポイントの設定方法にはいくつかの方法が考え
られ、専用のレジスタを設けたり、使用ライン情報や表
示データに通常と区別できる値を書き込んだり、専用の
ラインメモリを用意するといった方法が考えられる。
【0075】表示の際には、まずウインドウデータを収
納するラインメモリの使用ライン情報を表示中のライン
番号と比較する。一致すればウインドウの表示データを
出力し、一致しない場合は背景データを出力する。背景
データは図示していないが内部の背景データ読み出しカ
ウンタによって示される背景データが出力される。この
読み出しカウンタの値が繰り返しポイントの値と一致し
たならば、読み出しカウンタの値がクリアされる。これ
により出力される背景データは、背景データを収納する
ラインメモリの最初に戻り、背景データがこの範囲で繰
り返して出力される。
【0076】次にデータバッファ15について説明す
る。表示データはメインメモリ12上に格納するのが通
常であるが、カーソルなどサイズが小さくパターンが決
まっている表示データはデータバッファ15に格納する
とよい。データバッフア15に格納された表示データ
は、表示プロセッサ21によってラインメモリ16に書
き込むことができる。またラインメモリ16ではなく表
示プロセッサ21のプログラムメモリ19やデータメモ
リ20やメインメモリ12に転送することもできるの
で、カーソルの表示など限らず汎用に使用することがで
きる。
【0077】また、αブレンディングで2画面の混合比
率を設定する方法にはいくつか考えられる。ひとつは混
合比率を格納する専用レジスタを用意して、αブレンデ
ィングするときにそのレジスタより混合比率を読み出す
方法がある。その場合、混合比率が変化するたびに表示
プロセッサ21がレジスタの内容を書き換える必要があ
る。他には混合比率を複数格納するLUTを用意し、ラ
インメモリに表示データを書き込む際に、そのLUTの
呼び出しアドレスを一緒に画素単位でラインメモリに書
き込む方法、または直接混合比率をラインメモリに画素
単位で書き込んでしまう方法などが考えられる。
【0078】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、表示をする際
に必要な部分の表示データをメインメモリ内から取り出
して使用するため、メインメモリ内の任意の位置のデー
タを取り出して組み合わすことが可能である。この制御
はすべて表示制御部が行うので、主制御部が表示のため
にスクリーン上に複数のウインドウを同時表示する等の
際のソフトウエアにおける処理負荷を低減でき、各ウイ
ンドウの移動や切り替えを高速化できる。
【0079】請求項2の発明によれば、ラインメモリ上
のデータを読み出す際、それがライン方向に対して繰り
返すようなデータであった場合(ウインドウシステムに
おける背景等)、読み出しラインメモリアドレスを任意
の位置でループできるため、冗長な処理が不要になり、
処理の高速化が図れる。
【0080】請求項3の発明によれば、カーソルや繰り
返し背景などをデータバッファメモリに収納しておける
ため、決まりきったデータをメインメモリから読み出す
必要が無いため、データバスの負荷を減らし、冗長な処
理が不要になり、処理の高速化が図れる。
【0081】請求項4の発明によれば、表示データを読
み出す際に拡大縮小処理をするため、表示用データに対
する拡大縮小処理を事前にする必要が無く、バスの使用
効率を上げられる。また、ビデオ入力映像を表示する場
合に映像サイズの変更が必要となるのが常であるが、出
力段に拡大縮小処理を掛けることで拡大縮小回路がより
有効に利用できる。また、この事によりビデオデータを
常にフルサイズで取り込みながら、そのデータを一旦フ
レームメモリなどに転送することなく表示は任意のサイ
ズが行える。
【0082】請求項5の発明によれば、第1バッファメ
モリからの読みだしアドレスカウントを所定の順に停止
/動作を繰り返すことにより、一定倍率の拡大・縮小が
簡単な処理で行うことができ、処理の高速化ができる。
【0083】請求項6の発明によれば、表示制御部は、
格納情報のデータ形式情報に基づいてデータ変換ができ
るので、表示用データを収納する形式などに制限が無い
ため、データメモリ上に収納されている表示キャラクタ
等をわざわざフレームバッファ等に転送する必要が無
く、処理の高速化が図れる。
【0084】請求項7の発明によれば、前記表示制御部
に必要なプログラムとデータを格納するプログラムメモ
リとデータメモリとを備えるので、メインメモリから処
理の度にメインメモリからデータを読み出す必要がな
く、データバスの使用回数を減らし、処理の高速化を図
ることができる。
【0085】請求項8の発明によれば、前記表示制御部
は、前記プログラムメモリとデータメモリに必要な情報
をメインメモリから転送させるため、画面モードあるい
はグラフィック領域の変更に柔軟に対応できる。容量を
越えたプログラムあるいはデータは、メインメモリから
読み出せばよいので、小容量で済み、コンパクトあるい
は低コストでシステムを構築できる。
【0086】請求項9の発明によれば、各ラインメモリ
に表示データを転送する際、そのデータを使用するライ
ン番号を同時に、1ドット毎に対応した使用ライン情報
メモリに書込み、表示する際に表示しようとしているラ
インの番号と比較することによりラインメモリ上のデー
タが有効であるかどうかを判別することで、ラインメモ
リを使用する前に毎回ラインメモリの内容をクリアする
必要が無くなり、処理の高速化が図れる。各ラインの表
示毎にラインメモリ内のデータを消去する必要がなく、
垂直帰線期間毎にすべてのラインメモリの使用ライン情
報を消去するだけでよいので処理の高速化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画面表示装置の一実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】この画面表示装置のデータ処理回路と表示メモ
リ部を示すブロック図である。
【図3】この画面表示装置の表示プロセッサを示すブロ
ック図である。
【図4】(A)〜(C)は、メインメモリの表示データ
とディスプレイの表示出力を示す説明図である。
【図5】ベタスクリーンデータを1画面分表示するフロ
ーチャートである。
【図6】ベタスクリーンの表示画面例である。
【図7】ベタスクリーンデータが格納されているメイン
メモリのメモリマップである。
【図8】各種表示データが格納されているメインメモリ
のメモリマップである。
【図9】複数のウインドウを合成表示するフローチャー
トである。
【図10】αブレンディングなしの通常ライン転送のフ
ローチャートである。
【図11】(A)はαブレンディングなしの表示画面
例、(B)はライン番号Lのおけるラインメモリのメモ
リマップである。
【図12】αブレンディングを含んだライン転送のフロ
ーチャートである。
【図13】(A)はαブレンディングの表示画面例、
(B)はライン番号Lのおける通常ラインメモリとαブ
レンディング用ラインメモリのメモリマップである。
【図14】コントロールデータの動作内容を示す説明図
である。
【図15】拡大・縮小・スキップを行わない等倍のとき
の転送用バッファメモリ間の転送動作の説明図である。
【図16】転送用バッファメモリの縮小動作を示す説明
図である。
【図17】転送用バッファメモリの拡大動作を示す説明
図である。
【図18】転送用バッファメモリのスキップ動作を示す
説明図である。
【図19】拡大・縮小・スキップの混在した転送用バッ
ファメモリの動作を示す説明図である。
【図20】拡大・縮小・スキップの混在した転送用バッ
ファメモリの他の動作を示す説明図である。
【図21】拡大・縮小・スキップの混在した転送用バッ
ファメモリの更に他の動作を示す説明図である。
【図22】転送用バッファメモリの一定倍率の縮小動作
を示す説明図である。
【図23】転送用バッファメモリの一定倍率の拡大動作
を示す説明図である。
【図24】使用ライン情報を格納する表示メモリ部を示
すブロック図である。
【図25】(A)は表示画面例、(B)は使用ライン情
報がNの場合のラインメモリのメモリマップと出力デー
タ、(C)は使用ライン情報がN+2の場合のラインメ
モリのメモリマップと出力データ、(D)は使用ライン
情報がN+4の場合のラインメモリのメモリマップと出
力データである。
【図26】背景を繰り返し利用する場合の動作説明図で
ある。
【図27】従来の画像表示装置の一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
11 メインCPU 12 メインメモリ 13 データ処理回路 14 表示メモリ部 15 データバッファ 16 ラインメモリ 17 出力処理回路 18 DMA 19 プログラムメモリ 20 データメモリ 21 表示プロセッサ 22 同期信号生成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守屋 政明 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示データが格納されているメインメモ
    リと、 前記表示データのデータ形式を画面表示のデータ形式に
    変換するデータ処理回路部と、 前記データ処理回路部に変換された表示データを表示ラ
    イン単位に格納する複数のラインメモリと、 前記メインメモリから前記ラインメモリに表示データを
    転送格納させて、該ラインメモリから必要な表示データ
    を読み出して画面表示させる制御を行う表示制御部と、 前記メインメモリに前記表示データを格納させ、データ
    形式及び格納アドレスを含む格納情報を前記表示制御部
    に転送する主制御部と、を備え、 前記表示制御部は、転送元の前記メインメモリに対し前
    記格納情報に基づいて、画面表示させる可能性のある1
    ライン分の表示データのアドレスを指定して該表示デー
    タを読み出し、前記データ処理回路部にデータ変換をさ
    せて、前記ラインメモリを選択し該表示データを格納さ
    せることを特徴とするプログラマブル表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御部は、前記ラインメモリに
    繰り返し利用する表示データを格納し、該繰り返し表示
    データを表示させる場合には、前記ラインメモリから前
    記繰り返し表示データのアドレスを指定して読み出し、
    画面表示させることを特徴とする請求項1記載のプログ
    ラマブル表示装置。
  3. 【請求項3】 繰り返し利用する表示データを格納する
    データバッファメモリを備え、 前記表示制御部は、前記データを画面表示させる場合、
    前記データバッファメモリから前記繰り返し表示データ
    を読み出し、画面表示させることを特徴とする請求項1
    記載のプログラマブル表示装置。
  4. 【請求項4】 前記メインメモリから読み出した表示デ
    ータを格納する第1バッファメモリと、 前記第1バッファメモリから読み出した表示データを格
    納する第2バッファメモリと、 前記第1及び第2バッファメモリの読み出し及び書き込
    みアドレスをカウントするアドレスカウンタと、を備
    え、 前記表示制御部は、前記アドレスカウンタに対し読み出
    し及び書き込みアドレスカウントをそれぞれ停止/動作
    の制御を行い、拡大・縮小・スキップの処理を行って、
    そのデータを前記ラインメモリに格納することを特徴と
    する請求項1記載のプログラマブル表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示制御部は、第1バッファメモリ
    からの読みだしアドレスカウントを所定の順に停止/動
    作を繰り返させることを特徴とする請求項4記載のプロ
    グラマブル表示装置。
  6. 【請求項6】 前記データ処理回路部は、各種のデータ
    形式を変換する複数の変換処理回路を有し、 前記表示制御部は、前記格納情報のデータ形式情報に基
    づいて前記変換処理回路を選択することを特徴とする請
    求項1記載のプログラマブル表示装置。
  7. 【請求項7】 前記表示制御部に必要なプログラムとデ
    ータを格納するプログラムメモリとデータメモリとを備
    えたことを特徴とする請求項1記載のプログラマブル表
    示装置。
  8. 【請求項8】 前記表示制御部は、前記プログラムメモ
    リと前記データメモリに必要な情報を前記メインメモリ
    から転送させることを特徴とする請求項7記載のプログ
    ラマブル表示装置。
  9. 【請求項9】 前記表示制御部は、前記ラインメモリに
    表示データを格納する際に何ライン目で使用するデータ
    であるかを示すライン情報を付加し、前記ラインメモリ
    から表示データを読み出す際にライン情報も同時に読み
    出して、該表示データを使用するラインがライン情報と
    同一である場合のみ画面表示させることを特徴とする請
    求項1記載のプログラマブル表示装置。
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