JP3039283B2 - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JP3039283B2
JP3039283B2 JP6222873A JP22287394A JP3039283B2 JP 3039283 B2 JP3039283 B2 JP 3039283B2 JP 6222873 A JP6222873 A JP 6222873A JP 22287394 A JP22287394 A JP 22287394A JP 3039283 B2 JP3039283 B2 JP 3039283B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路規模を大きくする
ことなく高解像度モニタに画像を表示することができる
画像処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、家庭用テレビゲーム機等の画
像処理装置において、表示用のモニタ装置として、NT
SC方式の家庭用のTVモニタが広く用いられている。
このような従来のTVモニタは、走査線が525本、水
平同期周波数が15.7kHz、アスペクト比が4:3
となっている。
【0003】近年、TVモニタとして、上記NTSC方
式による画像よりもきめの細かい画質を得るために、高
解像度モニタが検討されている。高解像度モニタは、走
査線が従来の家庭用TVモニタの倍以上である1125
本であり、水平同期周波数が31.4kHz、アスペク
ト比が16:9となっている。
【0004】このような高解像度モニタが普及するにあ
たり、上記画像処理装置は、従来の家庭用TVモニタの
みでなく高解像度モニタにも対応する必要に迫られてい
る。しかしながら、上述したように水平同期周波数は、
家庭用TVモニタが15.7kHzであり、高解像度モ
ニタが31.4kHzである。すなわち、水平方向の1
ラインの標準時間が、家庭用TVモニタは約63.6μ
secであり、高解像度モニタは約31.8μsecで
あって、1ドットを表示させる時間は、高解像度モニタ
が家庭用TVモニタの1/2となる。従って、家庭用T
Vモニタに1ドット表示させる時間で、高解像度モニタ
に2ドット表示させなければならなくなる。
【0005】そのため従来は、画像処理装置の表示制御
回路に対し、高解像度モニタに対応したドットクロック
を供給するようにしておき、家庭用TVモニタに表示す
る際は、そのドットクロックの周波数を2倍にするよう
にしていた。図4に、従来の表示制御回路とドットクロ
ック発生回路の構成を示す。
【0006】図4において、ドットクロック発生回路1
1は、高解像度モニタに対応した周波数のドットクロッ
クを発生する。このドットクロックは、一方でスイッチ
12にそのまま供給され、他方で1/2分周回路13に
より1/2に分周されてスイッチ12に供給される。そ
して、スイッチ12により、高解像度モニタに表示する
場合はドットクロック発生回路11からの信号が選択さ
れ、家庭用TVモニタに表示する場合は1/2分周回路
12からの信号が選択される。
【0007】表示制御回路14において、表示座標コン
トロール15は、レジスタ16に設定されたアドレスに
基づいて表示座標値を決定する。そして、ドットデータ
コントロール17は、VRAM18をアクセスして上記
表示座標値に対応した画像データを読み出してドットデ
ータとし、スイッチ12から供給されるドットクロック
のタイミングで出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の画像
処理装置では、表示制御回路は家庭用TVモニタを使用
する場合と高解像度モニタを使用する場合とで共通であ
る。そのため、高解像度モニタを使用する場合、表示制
御回路は、家庭用TVモニタを使用する場合の2倍の周
波数で動作することとなる。すなわち、同じ処理を行う
にも係わらず1ドット分の時間が短くなるため、回路の
処理スピードを2倍に上げなければならない。そのため
には、各回路において、処理を細かく区切って実行する
必要がある。従って、この区切りを行う為に、Dフリッ
プフロップ及びラッチ回路等を設けなければならず、回
路規模が大きくなってしまうという問題があった。
【0009】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みて提案されたものであり、水平方向の解像度が通常
のモニタのn倍のモニタを使用することができる画像処
理方法を提供することにある。
【0010】本発明の第2の目的は、特に、水平方向の
解像度が2倍のモニタを使用することが可能な画像処理
方法を提供することにある。
【0011】本発明の第3の目的は、上記第1の目的を
達成する画像処理方法を簡単な回路構成で実現すること
のできる画像処理装置を提供することにある。
【0012】本発明の第4の目的は、上記第2の目的を
達成する画像処理方法を簡単な回路構成で実現すること
のできる画像処理装置を提供することにある。
【0013】本発明の第5の目的は、各背景画のスクロ
ール及び拡大/縮小が可能となる画像処理装置を提供す
ることにある。
【0014】本発明の第6の目的は、簡単な構成で、ビ
デオRAMから同一の背景画の画像データを別々に読み
出すことができる画像処理装置を提供することにある。
【0015】
【0016】
【0017】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するため
に、本発明に係わる画像処理装置は、画像データを記憶
する記憶手段からクロックのタイミングで画像データを
ドット毎に画像表示装置に出力する画像処理装置におい
て、前記記憶手段に格納された画像データをn個に分
け、n画面分の画像データとしてドット毎に読み出して
出力するドットデータ発生手段と、高解像度の画像表示
装置の使用を示す制御信号を出力する制御手段と、前記
制御手段からの制御信号が与えられると、前記ドットデ
ータ発生手段から与えられるn画面分の画像データをク
ロックの1/nのタイミングでドット毎に切り換え、1
画面分の画像データとして出力する切換手段と、を備え
ることを特徴としている。
【0018】本発明に係わる画像処理装置の一つの形態
において、前記ドットデータ発生手段は、前記記憶手段
に記憶された画像データを読み出して第1の画像とし、
ドット単位で出力する第1のドットデータ発生手段と、
前記記憶手段上の画像データを読み出して第2の画像と
し、ドット単位で出力する第2のドットデータ発生手段
と、を有し、前記制御信号が出力された場合、前記第1
のドットデータ発生手段と第2のドットデータ発生手段
とは、前記記憶手段に記憶された同一の画像における偶
数ドットの画像データと奇数ドットの画像データとを、
各々第1の画像の画像データと第2の画像の画像データ
として読み出し、前記切換手段は、前記第1の画像の画
像データと、前記第2の画像の画像データとを前記クロ
ックの1/2のタイミングでドット毎に交互に出力させ
ることを特徴としている。
【0019】本発明に係わる画像処理装置の他の形態に
おいて、前記制御手段は、前記第1の画像と第2の画像
との各々について、前記表示装置の画面の水平方向及び
垂直方向に対するスクロール値と、各画像に対し拡大も
しくは縮小を行うか否かを指定する座標増分とを指定す
る画像制御信号を前記第1のドットデータ発生手段及び
第2のドットデータ発生手段に出力し、前記第1のドッ
トデータ発生手段及び第2のドットデータ発生手段は、
前記画像制御信号に基づいて画像データを読み出すこと
を特徴としている。
【0020】本発明に係わる画像処理装置の他の形態に
おいて、前記制御信号が出力された場合、前記制御手段
は、前記第1の画像及び第2の画像の垂直方向スクロー
ル値として同一の値を指定し、第2の画像の水平方向ス
クロール値を第1の画像の水平方向スクロール値より
「1」だけ大となるように指定し、前記第1の画像及び
第2の画像各々の座標分として、「2」を指定する画像
制御信号を出力することを特徴としている。
【0021】
【作用】本発明によれば、高解像度モニタを使用する場
合に、同一の背景画をn個の背景画として別々に読み出
し、通常のドットクロックの1/nのタイミングでドッ
ト毎の画像データを出力するため、水平方向の解像度が
通常のモニタのn倍のモニタを使用することが可能とな
る。
【0022】本発明によれば、高解像度モニタを使用す
る場合に、同一の背景画についてその偶数ドットの画像
データと奇数ドットの画像データを別々に読み出し、通
常のドットクロックの1/2のタイミングでドット毎に
交互に画像データを出力するため、水平方向の解像度が
通常のモニタの2倍のモニタを使用することが可能とな
る。
【0023】本発明によれば、高解像度モニタ制御信号
が出力されると、ドットデータ発生手段により、ビデオ
RAM上の同一の背景画がn個の背景画として別々に読
み出され、スイッチ手段により、通常のドットクロック
の1/nのタイミングで切り換えて出力される。
【0024】本発明によれば、高解像度モニタ制御信号
が出力されると、第1のドットデータ発生手段により、
ビデオRAM上の背景画の偶数ドットの画像データが第
1の背景画として読み出され、第2のドットデータ発生
手段により、上記背景画の奇数ドットの画像データが第
2の背景画として読み出される。これら第1の背景画の
画像データと第2の背景画の画像データとは、スイッチ
手段により、通常のドットクロックの1/2のタイミン
グでドットごとに交互に出力される。
【0025】本発明によれば、制御手段により、第1の
背景画と第2の背景画との各々について、水平方向スク
ロール値及び垂直方向スクロール値が指定されると共
に、背景画を拡大もしくは縮小するか否かが指定され
る。これらに基づき、第1のドットデータ発生手段と第
2のドットデータ発生手段とによって読み出される背景
画の座標が指定される。このように、水平方向スクロー
ル値と、垂直方向スクロール値と、座標増分とが指定さ
れることにより、各背景画のスクロール及び拡大/縮小
が可能となる。
【0026】本発明によれば、高解像度モニタ制御信号
が出力されると、第1の背景画と第2の背景画とについ
て、垂直方向スクロール値は同一の値が指定され、水平
方向スクロール値は、第2の背景画が「1」だけ大とな
るように指定され、座標増分としては、双方共に1/2
に縮小するように「2」が指定される。そのため、第1
のドットデータ発生手段は背景画の偶数ドットを読み出
し、第2のドットデータ発生手段は奇数ドットを読み出
すことが可能となる。
【0027】
【実施例】以下、本発明による画像処理装置の一実施例
について、図面を参照して説明する。
【0028】(1)実施例の構成 (a)全体構成 図1は、本発明による画像処理装置の一実施例を示すブ
ロック図である。同図中、バス19には、システム全体
をコントロールするCPU21、プログラムを格納する
ROM22、前景画の画像処理を行うスプライトエンジ
ン23、及び複数の背景画の画像処理を行うスクロール
エンジン24が接続されている。また、スプライトエン
ジン23には、CPUからのコマンドデータ及び前景画
の画像データを格納するコマンドRAM25、及び前景
画の画像データを展開するフレームバッファ26が接続
されている。スクロールエンジン24には、背景画のド
ット毎の画像データを格納するビデオRAM(以下、V
RAM)21が接続されている。なお、本実施例では、
背景画は2面(BG0,BG1)あるものとする。
【0029】スプライトエンジン23は、コマンドRA
M25からキャラクタ等の前景画の画像データを選択し
て読み出し、回転、拡大、縮小、及び色演算等の処理を
行った後、フレームバッファ26の所定のアドレスに書
き込む。また、このスプライトエンジン23は、フレー
ムバッファ26に書き込んだ1フレーム分の画像データ
を順次読み出し、バス19を介さずに直接スクロールエ
ンジン24に供給する。
【0030】スクロールエンジン24は、VRAM27
から各背景画の画像データを読み出すと共に、スプライ
トエンジン23から前景画の画像データが供給されるこ
とにより、前景画及び各背景画のプライオリティを比較
する。その結果、スクロールエンジン24からは、ドッ
トクロックに同期して3原色RGB各々のレベルを表す
RGBデータが1画素分出力され、D/Aコンバータ2
8に供給される。D/Aコンバータ28は、上記RGB
データをアナログ信号に変換して映像信号として出力す
る。この映像信号は図示しないモニタに供給され、TV
画面に表示される。
【0031】(b)スクロールエンジン24の構成 次に、スクロールエンジン24の具体的な構成について
図2により説明する。同図において、10はレジスタで
あり、以下の情報が設定される。
【0032】水平方向座標増分ZH0,ZH1 スクロール画面BG0,BG1について、座標計算を行
うときの水平方向の座標増分を指定する。この値が
「1」のときは通常表示、「1/2」のときは2倍拡大
表示、「2」のときは1/2縮小表示、「4」のときは
1/4縮小表示を表す。
【0033】水平方向スクロール値HSR0,HSR1 TV画面の左上隅に表示されるドットの水平方向の座標
を指定する。
【0034】垂直方向スクロール値VSR0,VSR1 TV画面の左上隅に表示されるドットの垂直方向の座標
を指定する。
【0035】20は拡大縮小コントロールであり、レジ
スタ10に設定された上記水平方向座標増分ZH0,Z
H1を取り込み、水平方向座標コントロール30に供給
する。水平方向座標コントロール30には、図示しない
カウンタより、TV画面の水平方向のドットのカウント
値であるHカウンタCNTHが供給されている。また、
水平方向座標コントロール30は、レジスタ10に設定
された水平方向スクロール値HSR0,HSR1を取り
込む。そして、以下の式から、表示座標値X0,X1を
求める。但し、ここで、小数点以下は切り捨てられる。
【0036】 表示座標X0=座標増分ZH0×Hカウンタ値+水平方向スクロール値HSR 0 …… 表示座標値X1=座標増分ZH1×Hカウンタ値+水平方向スクロール値HS R1 …… なお、図2では、水平方向の表示座標値のための水平方
向座標コントロール30及び拡大縮小コントロール20
のみを示しているが、垂直方向の表示座標値についても
図示しない垂直方向座標コントロールが設けられてい
る。そして、上記垂直方向スクロール値VSR0,VS
R1がこの垂直方向座標コントロールに供給されること
により、垂直方向の表示座標値が求められる。
【0037】40はBG0用ドットデータコントロール
であり、50はBG1用ドットデータコントロールであ
る。BG0用ドットデータコントロール40は、水平方
向座標コントロール30から表示座標値X0が供給され
ると、VRAM27をアクセスして表示座標値X0に対
応したドットデータDT0を読み出す。また、BG1用
ドットデータコントロール50は、水平方向座標コント
ロール30から表示座標値X1が供給されると、VRA
M27をアクセスして表示座標値X1に対応したドット
データDT1を読み出す。なお、垂直方向の表示座標値
は、上述したように図示しない垂直方向座標コントロー
ルから供給される。
【0038】60はスイッチであり、CPU21から高
解像度モニタ制御信号HVCTが供給されると、上記B
G0用ドットデータコントロール40及びBG1用ドッ
トデータコントロール50から出力される画像データD
T0,DT1のいずれかを出力する。この高解像度モニ
タ制御信号HVCTは、高解像度モニタに対応したドッ
トクロックの周波数、すなわち上述したドットクロック
の周波数の2倍の周波数の信号である。従って、上記ド
ットクロックの1/2のタイミングでスイッチ60の切
り換えを行う。また、スイッチ60は、高解像度モニタ
制御信号HVCTが供給されない場合は、常に画像デー
タDT0を出力する。
【0039】(2)実施例の動作 次に、本実施例による画像処理装置の動作について説明
する。
【0040】まず、CPU21は,CD−ROMやカー
トリッジ等のROM22から、プログラムと図示しない
TVモニタの表示画面に表示させるべき前景画の画像デ
ータとを読み出し、スプライトエンジン23に供給す
る。スプライトエンジン23は、上記プログラム及び動
画の画像データをコマンドRAM25に書き込み、それ
らを読み出すことによって実行する。また、スプライト
エンジン23は、前景画の画像データをフレーム毎にフ
レームメモリ20に展開し、展開した画像データをドッ
ト毎に読み出してスクロールエンジン24に供給する。
【0041】(a)家庭用TVモニタに表示する場合 まず、通常の家庭用TVモニタに表示する場合、レジス
タ10には、水平方向座標増分ZH0,ZH1として
「1」が設定される。また、背景画BG0,BG1を水
平方向に拡大もしくは縮小して表示する場合は、水平方
向座標増分ZH0,ZH1としてその増分に対応した値
が設定される。
【0042】そして、それらに基づいて水平方向座標コ
ントロール30により表示座標値X0,X1が決定さ
れ、各々BG0用ドットコントロール40及びBG1用
ドットコントロール50に供給される。BG0用ドット
コントロール40及びBG1用ドットコントロール50
は、VRAM27をアクセスし、各々に対応した背景画
BG0及び背景画BG1の画像データを読み出して、ド
ットデータBG0,BG1として出力する。この時、C
PU21から高解像度モニタ制御信号HVCTは供給さ
れていないため、スイッチ60からはドットデータDT
0が出力される。スイッチ60からのドットデータDT
0とBG1用ドットデータコントロール50からのドッ
トデータDT1とは、図示しないプライオリティ回路に
供給され、各々のプライオリティが比較される。
【0043】ここで、上記水平方向座標増分ZH0また
はZH1に「1/2」が設定されている場合、式また
はにより、Hカウンタ値が常に1/2倍になって小数
点以下が切り捨てられる。そのため、表示座標値X0ま
たはX1は、「HSR,HSR,HSR+1,HSR+
1,…」といった値となる。従って、VRAM27から
読み出されるドットデータDT0またはDT1は、2ド
ットずつ同じデータが並ぶこととなり、モニタに表示さ
れる画像は2倍に拡大される。一方、水平方向座標増分
ZH0またはZH1に「2」が設定されている場合は、
式またはにより、Hカウンタ値が常に2倍になる。
そのため、表示座標値X0またはX1は、「HSR,H
SR+2,HSR+4,…」といった値となる。従っ
て、VRAM27からは、1ドットずつ飛ばしてドット
データDT0またはDT1が読み出されることとなり、
モニタに表示される画像は1/2に縮小される。
【0044】(b)高解像度モニタに表示する場合 次に、高解像度モニタに表示する場合について説明す
る。まず、レジスタ10は、以下のように設定される。
【0045】水平方向座標増分ZH0,ZH1:それぞ
れ「2」が設定される。
【0046】水平方向スクロール値HSR0,HSR
1:背景画BG1の水平方向スクロール値HSR1が、
背景画BG0の水平方向スクロール値HSR0より
「1」大きくなるように設定される。
【0047】垂直方向スクロール値VSR0,VSR
1:双方共に同じ値が設定される。
【0048】水平方向スクロール値HSR0,HSR1
は、水平方向座標コントロール30に供給され、水平方
向座標増分ZH0,ZH1は、拡大縮小コントロール2
0を介して水平方向座標コントロール30に供給され
る。水平方向座標コントロール30では、上記式及び
より以下の演算が実行される。
【0049】表示座標値X0=2×Hカウント値CNT
H+水平方向スクロール値HSR0 表示座標値X1=2×Hカウント値CNTH+水平方向
スクロール値HSR1 また、垂直方向スクロール値VSR0,VSR1は、図
示しない垂直方向座標コントロールに供給され、垂直方
向の表示座標値が算出される。
【0050】ここで、例えば、VRAM27に格納され
ている元絵の画像データが、図3(a)に示すようなデ
ータであるとする。まず、Hカウント値CNTHが
「0」のとき、BG0用ドットデータコントロール40
は、「0」のドットデータDT0を読み出す。同時に、
BG1用ドットデータコントロール50は、水平方向ス
クロール値HSR1が水平方向スクロール値HSR0よ
り「1」大であることから、「1」のドットデータDT
1を読み出す。次に、Hカウント値CNTHが「1」の
とき、表示座標値X0は2×1だけ移動するため、BG
0用ドットデータコントロール40は「2」のドットデ
ータDT0を読み出す。同時に、表示座標値X1もまた
2×1だけ移動するため、BG1用ドットデータコント
ロール50は「3」のドットデータDT1を読み出す。
【0051】このように、BG0用ドットデータコント
ロール40は「4」、「6」、…のドットデータDT0
を読み出し、BG1用ドットデータコントロール50は
「5」、「7」、…のドットデータDT1を読み出す。
そして、図3(b)に示すように、これらのドットデー
タDT0,DT1はスイッチ60に供給される。そし
て、CPU21から供給される高解像度モニタ制御信号
HVCTにより、スイッチ60からドットデータDT
0,DT1が交互に出力される。この時、高解像度モニ
タ制御信号HVCTの周波数はドットクロックの周波数
の2倍であるため、通常BG0用ドットデータコントロ
ール40から出力されるドットデータDT0の出力タイ
ミングの2倍のタイミングで出力される。すなわち、通
常1ドット分のドットデータDT0が出力される時間
で、2ドット分のドットデータDT0及びDT1が出力
される。
【0052】一方、BG1用ドットデータコントロール
50から直接プライオリティ回路に出力されるドットデ
ータDT1は、プライオリティ回路においてそのプライ
オリティナンバーが「0」に設定されるよう、予め図示
しないレジスタに設定されており、無視される。従っ
て、図3(b)に示すように、図3(a)に示す元絵の
画像データに対応した画像が高解像度モニタに表示され
る。
【0053】(3)実施例の効果 以上のように、本実施例によれば、レジスタ10に水平
方向座標増分ZH0,ZH1を指定し、これが拡大縮小
コントロール20に供給されることにより、各背景画の
拡大/縮小が可能となり、水平方向スクロール値HSR
0,HSR1及び垂直方向スクロール値VSR0,VS
R1を指定することにより、各背景画のスクロールが可
能となる。
【0054】また、高解像度モニタに画像を表示する場
合は、上記垂直方向スクロール値VSR0,VSR1に
同じ値を設定し、水平方向スクロール値HSR1を水平
方向スクロール値HSR0より「1」だけ大きい値に設
定し、かつ、水平方向座標増分ZH0,ZH1に「2」
を設定することにより、BG0用ドットデータコントロ
ール40が偶数ドットのドットデータを読み出し、BG
1用ドットデータコントロール50が奇数ドットのドッ
トデータを読み出すことが可能となる。
【0055】更に、通常のドットクロックの1/2のタ
イミングで切り換えられるスイッチを設けるだけで、高
解像度のモニタに対応することができる。
【0056】(4)その他の実施例 なお、本実施例においては、水平方向の解像度が家庭用
TVモニタの2倍である高解像度モニタを用いたが、水
平方向の解像度が整数倍であるモニタには対応させるこ
とが可能である。
【0057】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、テレビゲーム機以外、すなわち、パーソナルコン
ピュータその他のコンピュータの画像表示装置において
も広く使用可能である。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、回
路規模を大きくすることなく、高解像度モニタに画像を
表示させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像処理装置の全体構
成を示すブロック図である。
【図2】同実施例におけるスクロールエンジン24の構
成を示すブロック図である。
【図3】同実施例における動作を説明するための図であ
る。
【図4】従来のドットクロック制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
10…レジスタ 20…水平方向座標コントロール 30…拡大縮小コントロール 40…BG0用ドットデータコントロール 50…BG1用ドットデータコントロール 60…スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/00 G09G 5/391

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを記憶する記憶手段からクロ
    ックのタイミングで画像データをドット毎に画像表示装
    置に出力する画像処理装置において、前記記憶手段に格
    納された画像データをn個に分け、n画面分の画像デー
    タとしてドット毎に読み出して出力するドットデータ発
    生手段と、高解像度の画像表示装置の使用を示す制御信
    号を出力する制御手段と、前記制御手段からの制御信号
    が与えられると、前記ドットデータ発生手段から与えら
    れるn画面分の画像データをクロックの1/nのタイミ
    ングでドット毎に切り換え、1画面分の画像データとし
    て出力する切換手段と、を備えることを特徴とする画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ドットデータ発生手段は、前記記憶
    手段に記憶された画像データを読み出して第1の画像と
    し、ドット単位で出力する第1のドットデータ発生手段
    と、 前記記憶手段に記憶された画像データを読み出して第2
    の画像とし、ドット単位で出力する第2のドットデータ
    発生手段と、を有し、前記制御信号が出力された場合、
    前記第1のドットデータ発生手段と第2のドットデータ
    発生手段とは、前記記憶手段に記憶された同一の画像に
    おける偶数ドットの画像データと奇数ドットの画像デー
    タとを、各々第1の画像の画像データと第2の画像の画
    像データとして読み出し、前記切換手段は、前記第1の
    画像の画像データと、前記第2の画像の画像データとを
    前記クロックの1/2のタイミングでドット毎に交互に
    出力させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第1の画像と第2
    の画像との各々について、前記表示装置の画面の水平方
    向及び垂直方向に対するスクロール値と、各画像に対し
    拡大もしくは縮小を行うか否かを指定する座標増分とを
    指定する画像制御信号を前記第1のドットデータ発生手
    段及び第2のドットデータ発生手段に出力し、前記第1
    のドットデータ発生手段及び第2のドットデータ発生手
    段は、前記画像制御信号に基づいて画像データを読み出
    すことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御信号が出力された場合、前記制
    御手段は、前記第1の画像及び第2の画像の垂直方向ス
    クロール値として同一の値を指定し、第2の 画像の水平
    方向スクロール値を第1の画像の水平方向スクロール値
    より「1」だけ大となるように指定し、前記第1の画像
    及び第2の画像各々の座標分として、「2」を指定する
    画像制御信号を出力することを特徴とする請求項3記載
    の画像処理装置。
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