JP3523938B2 - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JP3523938B2
JP3523938B2 JP17673595A JP17673595A JP3523938B2 JP 3523938 B2 JP3523938 B2 JP 3523938B2 JP 17673595 A JP17673595 A JP 17673595A JP 17673595 A JP17673595 A JP 17673595A JP 3523938 B2 JP3523938 B2 JP 3523938B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示制御技術、さらに
はキャラクタパターンの通常表示に加えて選択的に倍角
表示を行う技術に係り、例えばキャラクタジェネレータ
を内蔵したドットマトリクス型のキャラクタ表示用の液
晶表示制御装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドットマトリクス方式のキャラク
タジェネレータを内蔵した液晶表示制御装置では、キャ
ラクタコ−ドを格納する表示デ−タRAM(DDRAM
とも称する)と、文字フォントなどキャラクタパタ−ン
を格納するキャラクタジェネレータRAM(CGRAM
共称する)又はROM(CGROMとも称する略す)
と、DDRAMを液晶表示パネルの駆動位置に合わせて
読み出すためのアドレスを発生する表示アドレスカウン
タと、液晶表示パネルの駆動を行う液晶駆動回路から構
成されていた。ここで、セントラル・プロセッシング・
ユニット(CPUとも称する)は、液晶表示パネル上に
表示を行うキャラクタに対応するキャラクタコ−ドをD
DRAMに書き込む。表示アドレスカウンタは液晶表示
パネルの駆動位置に合わせて順次DDRAMを読み出
し、読み出されたキャラクタコ−ドをアドレスの一部と
してCGRAMまたはCGROMからキャラクタパタ−
ンを読み出す。順次読み出されたキャラクタパタ−ン
は、液晶の点灯/非点灯デ−タとして液晶駆動回路内の
シフトレジスタに順次送られ、1ライン分のデ−タが蓄
積された時点で全液晶ドライバ回路が一斉に点灯/非点
灯電圧レベルを出力し、液晶表示パネルを駆動する。な
お各キャラクタは垂直方向に複数のラインで構成されて
いるため、前記の制御を各表示行毎にキャラクタのライ
ン数分だけ繰り返して行う必要がある。
【0003】ここで従来のキャラクタコ−ドを用いた液
晶表示制御装置において、表示画面上のキャラクタを垂
直方向に倍角表示すには以下の手段を採用することがで
きる。倍角表示を行うキャラクタを垂直方向に上下2つ
のフォントパタ−ンに分割し、CGROMまたはCGR
AMに倍角表示専用の倍角キャラクタフォントパタ−ン
として格納し、DDRAM内にそれぞれ上下部分に対応
する2個のキャラクタコ−ドを設定して1つの倍角キャ
ラクタを表示する。この技術では、キャラクタ単位に倍
角表示が可能となるが、倍角を行わない通常表示用のキ
ャラクタフォントパタ−ンとは別に倍角専用のキャラク
タフォントパタ−ンを準備する必要があり、CGROM
の情報量が3倍になってしまう。5×8ドットサイズの
キャラクタフォントパタ−ンを200種、CGROMに
内蔵する場合、通常表示用には5×8×200=8,0
00ビットのROMが必要となる。さらに倍角専用のキ
ャラクタフォント用として、5×16×200=16,
000ビットのROMが必要となる。またキャラクタコ
−ドの情報量も3倍になる。通常表示用に200種のキ
ャラクタフォントを表示する場合、キャラクタコ−ドは
8ビットでよい。しかし倍角表示を行う場合、600種
のキャラクタコ−ドを必要とするため、キャラクタコ−
ドとして10ビットを必要とする。なおキャラクタコ−
ドが1バイト(8ビット)で制約があるシステムの場
合、最大256種のキャラクタコ−ドとなるため、倍角
表示可能なキャラクタ数は1/3となり85種に限定さ
れてしまうことになる。更に、上記のような技術では、
通常表示と倍角表示を切り替える場合、DDRAM内の
キャラクタコ−ドをその都度CPUが書き替える必要が
ある。
【0004】特定の表示行に対してのみ倍角表示を実現
する別の技術として、各画素単位に表示の点灯/非点灯
情報をもつフレームバッファメモリのようなビットマッ
プ状RAM(BMRAMと称する)を搭載した液晶駆動
装置を用い、CPU自身がキャラクタパタ−ンを生成し
キャラクタパタ−ンを直接BPRAMに書き込み、さら
に特定の表示行に対応するBPRAM内のデ−タを2倍
に引き伸ばす演算を行って書き込む技術がある。但しこ
の手法はキャラクタコ−ドを用いた液晶駆動装置に比
べ、大容量のビットマップ状のBPRAMを持たなけれ
ばならないこと、またCPUがビットマップ状のデ−タ
を書き込む必要があり、CPUのデータ処理負担が著し
く重くなるなどの問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ドットマトリクス方式のキャラクタジェネレータを内蔵
した液晶表示制御装置においては、英数字・カタカナ・
記号などを表示する場合のキャラクタコ−ドはASCI
Iコ−ドに代表されるように1バイト(8ビット)構成
が扱いやすい。しかし通常、英数字で62種類、カタカ
ナで46種類以上必要となる。また濁点や特殊記号を加
えるとト−タル160種程度のキャラクタを表示する必
要がある。したがって倍角表示用に専用のキャラクタコ
−ドを独立に割り当てると、1バイト(8ビット、25
6種)では不十分となり、全ての英数字キャラクタを倍
角表示できない。また通常表示から倍角表示に切り替て
表示する場合、DDRAMのキャラクタコ−ドデ−タを
書き替える必要があり、CPUのソフトウェア処理負担
は大きくなる。
【0006】また、BPRAMを搭載した液晶表示制御
装置では、CPUがドット単位の全てキャラクタパタ−
ンデ−タを直接管理しているため、任意の倍角表示はソ
フトウェアで実現できるが、CPUは1画素単位に倍角
処理して表示行に対応するBPRAMの内容を全て書き
替える必要があり、CPUのデータ処理負担が著しく重
くなる。
【0007】本発明の目的は、ドットマトリクス方式の
キャラクタ表示装置に対し、CPUに大きな負担をかけ
ることなく、任意の表示行に対して選択的に垂直方向に
倍角表示を実現できる表示制御装置を提供することにあ
る。また、本発明の別の目的は、小型携帯機器などのよ
うに表示のためのエリアに制約がある場合、限られた小
さな表示画面内に重要な情報を随時倍角で表示すること
で表示を見え易くすることができる表示制御装置を提供
することにある。
【0008】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0010】表示制御装置(2)は、キャラクタパタ−
ンに対応するコ−ドデ−タを記憶する表示メモリ(9)
と、複数のキャラクタパタ−ンを格納するキャラクタメ
モリ(13,14)を供え、前記表示メモリキャラクタ
メモリの読み出しアドレスを制御するアドレス制御手段
(7,10,30)は、キャラクタパターンを水平方向
に複数桁数且つ垂直方向に複数行数を以て表示可能な表
示画面の表示位置に合わせ前記表示メモリから前記コー
ドデータを読み出し、読み出されたコ−ドデ−タをアド
レスの一部として前記キャラクタメモリからキャラクタ
パターンのデータを読み出し制御する。前記アドレス制
御手段にてキャラクタメモリから読出されたキャラクタ
パターンのデータは表示駆動回路(21,22,23)
が前記表示位置のドットマトリクス状に配置された各画
素の点灯及び非点灯を制御するために取り込む。表示制
御装置(2)は、前記表示画面の任意行の表示位置に対
し、同一キャラクタパターンのデータの読み出しをキャ
ラクタパターンのライン毎に複数回行うための前記表示
メモリとキャラクタメモリのアドレスを前記アドレス制
御手段に生成させる倍角表示制御手段を有し、これによ
って任意表示行に対する倍角表示を実現する。例えばキ
ャラクタメモリに5×8ドットのキャラクタフォントを
内蔵する場合、通常表示では各ライン毎に5ドットのパ
タ−ンをト−タル8回読み出して、1つのキャラクタフ
ォントを表示する。倍角表示では各駆動ライン毎に5ド
ットのパタ−ンを繰り返し2回読み出し、ト−タル16
回読み出すことで、1つの倍角キャラクタフォントを表
示する。
【0011】前記倍角表示制御手段には、倍角表示を行
う表示行を複数行の中から任意に指定可能にされる倍角
表示行指定手段(31)を設けることができる。同指定
手段は記憶手段によって構成でき、それを外部から書き
換え可能にするインタフェース手段(4)を設けること
ができる。
【0012】本発明の具体的な態様において、前記アド
レス制御手段は、キャラクタパターンのラインアドレス
を計数するラインカウンタ(10)と、前記ラインカウ
ンタのインクリメント動作による出力値が前記ラインカ
ウンタの初期値に戻される毎に計数する行カウンタ(3
0)と、前記ラインカウンタが次の値にインクリメント
されるまでの間に計数動作される表示アドレスカウンタ
(7)と、前記行カウンタの値を上位側アドレスとし前
記表示アドレスカウンタの値を下位側アドレスとして前
記表示メモリに供給する第1のアドレス供給手段(3
2)と、第1のアドレス供給手段から与えられるアドレ
ス信号によって表示メモリから読み出されるコードデー
タと前記ラインカウンタから出力されるラインアドレス
を前記キャラクタメモリに供給する第2のアドレス供給
手段(11)とによって構成できる。
【0013】前記具体的な態様において倍角表示制御手
段は、ラインカウンタによる計数動作の間隔時間を規定
するタイミング信号を通常表示用(φ60)と倍角表示
用(φ120)との中から選択させる選択手段(33)
を含んで構成できる。更に選択手段に対する制御という
観点では、倍角表示を行う表示行を複数行の中から任意
に設定可能にされるレジスタ手段尾のような倍角表示行
指定手段(31)と、現在の表示行が倍角表示行指定手
段によって指定された表示行に一致するか否かを前記行
カウンタの値に基づいて判定する比較手段(34)を更
に備え、前記選択手段は比較手段による一致の判定結果
に応じて前記倍角表示用タイミング信号を選択する。
【0014】
【作用】通常表示では一つのキャラクタフォントに対し
各表示ライン毎にパタ−ンをキャラクタメモリ(13,
14)から1回読み出して、1つのキャラクタフォント
を表示する。倍角表示では一つのキャラクタフォントに
対し各表示ライン毎にパタ−ンを繰り返し複数回づつキ
ャラクタメモリから読み出して1つの倍角キャラクタフ
ォントを表示する。倍角表示行指定手段(31)に倍角
表示を行う任意の表示行を単数若しくは複数行指定すれ
ば、現在の表示行を示す行カウンタ(30)の値が前記
倍角表示行指定手段で指定される表示行に一致したとき
前記倍角表示を行う。したがって、任意の表示行に対し
てのみ選択的に垂直方向に倍角表示を行うことができ
る。CPUにとって必要な倍角表示の制御は倍角表示行
指定手段への制御情報の書込みだけであり、CPUは倍
角表示に伴い表示メモリ内のキャラクタコ−ドを書き換
えることを要しない。これにより、CPUに負担をかけ
ることなく任意行に対して倍角表示を行うことができ
る。更に、キャラクタメモリには倍角表示専用のキャラ
クタフォントパタ−ンを内蔵する必要はなく、また、通
常表示と倍角表示でキャラクタコ−ドを別々に割り当て
る必要もない。
【0015】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係る液晶表示制
御装置を適用した液晶表示システムが示される。同図に
示されるシステムは、液晶表示制御装置2の表示動作を
制御するCPU(セントラル・プロセシング・ユニッ
ト)1、液晶表示制御装置2、及び液晶表示パネル3か
ら成る。
【0016】最初に、前記液晶表示パネル3に供給され
る表示データの1フレームは、特に制限されないが、横
60ドット、縦32ドットとされる。1キャラクタは横
5ドット、縦8ドットとされる。本明細書において”
行”とは1フレームにおけるキャラクタ単位の行を意味
し、”ライン”とは1フレームにおける横方向のドット
列を意味する。したがって、本実施例における1フレー
ムは32ラインから構成され、最大で4行12桁でキャ
ラクタ表示を行うことができる。特に制限されないが、
前記液晶表示パネル3も前記1フレームのサイズに対応
され、走査電極としてのコモン電極COM1〜COM3
2と信号電極としてのセグメント電極SEG1〜SEG
60がX,Y方向に交差的に配置され、夫々の交差位置
に1ドット分の液晶表示素子が形成された、ドットマト
リクス型で構成されている。例えばコモン電極が順次C
OM1からCOM32の順番で駆動されるとき、当該駆
動されるコモン電極に対応される表示素子の点灯又は非
点灯は、セグメント電極SEG1〜せG60に並列的に
与えられる表示信号によって決定される。
【0017】液晶表示制御装置2の各種タイミング信号
はタイミング発生回路18が生成する。タイミング発生
回路18は外部クロック信号OSC1を受けるクロック
パルスジェネレータ17で生成されるクロック信号CL
Kを動作基準クロック信号とする。図1においてタイミ
ング発生回路18が出力するタイミング信号としてφ、
φ5、φ60、φ120、φ480、φ1920が代表
的に示されている。タイミング信号φはクロック信号C
LKと同一周期であり、タイミング信号φ5は周期がタ
イミング信号φの5倍、タイミング信号φ60は周期が
タイミング信号φの60倍、タイミング信号φ120は
周期がタイミング信号φの120倍、タイミング信号φ
480は周期がタイミング信号φの480倍、タイミン
グ信号φ1920は周期がタイミング信号φの1920
倍のクロック信号とされる。ここでタイミング信号φは
1ドットの期間を規定し、タイミング信号φ5は5ドッ
トの期間を規定し、タイミング信号φ60は1表示ライ
ンの期間を規定し、タイミング信号φ120は2表示ラ
インの期間を規定し、タイミング信号φ480は1表示
行期間を規定し、タイミング信号φ1920は1フレー
ムの期間を規定する。
【0018】前記液晶表示制御装置2は、液晶画面上に
表示を行う文字のキャラクタコードを記憶する表示デー
タRAM9(DDRAM)、そしてキャラクタコードに
対応してドットマトリクス状の文字フォント等のキャラ
クタフォントのパターンデータを保有するキャラクタジ
ェネレータROM(CGROM)14及びキャラクタジ
ェネレータRAM(CGRAM)13を備える。CPU
1は、表示を行うキャラクタのコードを液晶表示位置に
対応させて前記DDRAM9に書き込むことで任意のキ
ャラクタを液晶表示パネル3に表示させる。またCGR
AM13はCPU1から任意キャラクタのパタ−ンデー
タが書込み可能にされ、CPU1のソフトウェアに基づ
いて任意のキャラクタを表示可能になっている。DDR
AM9及びCGRAM13へのデータ書き込みは、CP
Uアドレスカウンタ6で指定したアドレスに対して行わ
れる。CPU1はインストラクションレジスタ群5を介
して任意のアドレスをCPUアドレスカウンタ6にセッ
トできる。インストラクションレジスタ群5には詳細を
後述する倍角表示行指定レジスタ31などの各種インス
トラクションレジスタを有し、システムインタフェース
4を介してCPU1は所望のインストラクションを任意
にインストラクションレジスタ群5に書き込むことがで
きる。例えばCGRAM13又はDDRAM9への書込
みを指示するインストラクション及び先頭アドレスが書
き込まれると、書込み先頭アドレスがCPUアドレスカ
ウンタ6にセットされ、所定のタイミングで順次CPU
アドレスカウンタ6がインクリメントされるタイミング
に同期して、データバスDB7〜DB0から供給される
データがCGRAM13又はDDRAM9に書き込まれ
る。CPUアドレスカウンタ6の出力アドレス信号はマ
ルチプレクサ12を介して前記CGRAM13に供給さ
れる。尚、RSはインストラクションレジスタ群5のレ
ジスタを選択する信号、Eは液晶表示制御装置2に対す
る選択信号、R/Wはリード/ライト信号である。
【0019】液晶表示のための表示アドレスを生成する
ためのアドレスカウンタとして、表示アドレスカウンタ
7、行カウンタ30、及びラインカウンタ10を備え
る。先ず、それらカウンタの機能を図2を参照しながら
概略的に説明する。本実施例に従えば、DDRAM9は
1表示フレームに対応して4行12桁分の記憶領域を有
し、各領域にはCPU1によってキャラクタコードが書
き込まれる。表示アドレスカウンタ7はキャラクタコー
ドを指定するための桁番号を指定し、行カウンタ30は
キャラクタコードを指定するための行番号を指定する。
キャラクタコードによって指定されるキャラクタパター
ンのデータは横5ドット縦8ドットとされ、ラインカウ
ンタ10は個々のキャラクタパターンのライン番号を指
定する。CGROM14又はCGRAM13からは、前
記DDRAM9から読出されたキャラクタコードとパタ
ーンのライン番号を合わせた情報をアドレスとして、前
記キャラクタコードにて指定されたキャラクタパターン
のデータがライン単位で読出される。行カウンタ30
は、ラインカウンタ10が第1ラインから第8ラインま
での計数動作を行う毎にインクリメントされる。表示ア
ドレスカウンタ7は、ラインカウンタ10が次の値にイ
ンクリメントされるまでの間に第1桁から第12桁まで
の計数動作を行うように動作される。例えば、行カウン
タ30が次の値に更新されるまでの間では、表示アドレ
スカウンタ7は第1桁〜第12桁までの計数動作を8回
繰返し、その間にラインカウンタ10は第1ライン〜第
8ラインまでの計数動作を1回行う。これによって、1
行12桁分の表示用キャラクタパターンのデータが1ラ
インづつ8回に分けて液晶表示パネル3のセグメント電
極SEG1〜SEG60に供給される。
【0020】図1において前記表示アドレスカウンタ7
により生成された表示アドレスは行カウンタ30の出力
が合成器32で合成されて、アドレスマルチプレクサ8
を介してDDRAM9へ送られる。これによって、表示
を行うべきキャラクタコ−ドがDDRAM9から読出さ
れる。CPU1がDDRAM9内のデ−タを書き換え又
は読み出しするアクセス(CPUアクセス)と、液晶表
示を行うためにDDRAM9内のデ−タを読み出しする
アクセス(表示アクセス)は、時分割で交互に可能にさ
れる。本実施例に従えば、タイミング信号φ5がハイレ
ベルにされる2.5クロックサイクルの期間が表示アク
セスの期間とされ、タイミング信号φ5がローレベルに
される2.5クロックサイクルの期間がCPUアクセス
の期間とされる。前記表示アクセス時にDDRAM9か
ら読み出されたキャラクタコードとラインカウンタ10
が発生する各キャラクタを構成するの垂直方向のライン
アドレスはCGアドレス発生回路11で合成され、それ
がCGRAM13及びCGROM14に供給される。こ
れにより、CGRAM13及びCGROM14から読出
されたキャラクタパタ−ンデータは、セレクタ回路15
でCGRAM13又はCGROM14の何れかが選択さ
れる。順次そのようにして読出される1ライン分のデー
タは並直変換回路16でシリアルデータに変換され、セ
グメントシフトレジスタ21に順次送られる。セグメン
トシフトレジスタ21のシフト動作はタイミング信号φ
の立ち上がりに同期して行われる。1ライン分のデータ
がセグメントシフトレジスタ21に蓄積されたところ
で、当該蓄積データは並列的にラッチ回路22にラッチ
され、セグメントLCDドライバ23がそのラッチデー
タに従って点灯/非点灯電圧レベルを選択して、選択さ
れた信号が液晶表示パネル3のセグメント電極SEG1
〜SEG60に並列的に供給される。前記点灯/非点灯
駆動の電圧レベルは液晶駆動電圧選択回路24で発生す
る。前記セグメントシフトレジスタ21、ラッチ回路2
2及びセグメントLCDドライバ23はセグメント駆動
回路を構成する。本実施例では、5×8ドットで構成さ
れるキャラクタフォントパタ−ンを垂直方向に最大で4
行表示するので、各表示行は8ラインになり、コモンL
CDドライバ20は合計32個の出力回路を有する。こ
のコモンLCDドライバ20は液晶表示パネル3のコモ
ン電極COM1〜COM32を第1行の第1ライン目か
ら第4行の第8ライン目まで時分割に順次選択電圧レベ
ルに駆動する。駆動電圧は前記液晶駆動電圧選択回路2
4から供給される。コモン電極COM1〜COM32を
順次時分割駆動するための情報は、フレーム同期信号と
してのタイミング信号φ1920を前記タイミング信号
φ60の立ち上がりに同期して順次後段にシフトする直
列32段のコモンシフトレジスタ19によって生成され
る。コモンシフトレジスタ19の直列32段に各ビット
が並列的にコモンLCDドライバ20に与えられ、並列
的に与えられた32ビットのデータに含まれる論理値”
1”のビット位置に対応されるコモン電極が駆動対象と
される。前記コモンシフトレジスタ19及びコモンLC
Dドライバ20はコモン駆動回路を構成する。
【0021】次に前記図2の説明に対応する各カウンタ
の7,30,10の詳細を説明する。表示アドレスカウ
ンタ7は、タイミング信号φ5の立ち上がり変化を計数
し、タイミング信号φ60の立ち上がり変化に同期して
リセットされる4ビットのバイナリカウンタであり、0
0’H〜0B’H(’Hはそれが付された値が16進数
であることを意味する)を順次サイクリックに出力す
る。00’H〜0B’Hは図2の第1桁〜第12桁まで
の桁番号に相当される。前記行カウンタ30は2ビット
のバイナリカウンタであり、0’H〜3’Hを表示行の
行番号として出力する。行カウンタ30の2ビットの出
力は、合成回路32にて表示アドレスカウンタ7の4ビ
ットの出力の最上位ビット側に付加され、6ビットのア
ドレス信号として表示データRAM9に供給される。ラ
インカウンタ10は3ビットのバイナリカウンタであり
0’H〜7’Hをライン番号として出力する。ラインカ
ウンタ10はセレクタ33で選択されたタイミング信号
φ60又はφ120の立ち上がり変化を計数する。行カ
ウンタ30はラインカウンタ10の出力が7’Hから
0’Hに変化される毎に計数動作を行う。これにより、
セレクタ33にてタイミング信号φ120が選択されて
いる場合とタイミング信号φ60が選択されている場合
を比較すると、ラインカウンタ10のインクリメント動
作と行カウンタ30のインクリメント動作に要する時間
は前者が後者の2倍にされる。したがって、表示アドレ
スカウンタ7がサイクリックに計数動作を行っていると
き、タイミング信号φ60に代えてタイミング信号φ1
20を選択すると、行カウンタ30が同一行を指してい
る期間が2倍とされ、且つ、ラインカウンタ10が同一
ラインを指している期間が2倍にされる。これにより、
その2倍の期間において、CGROM14又はCGRA
M13から2回同一データが読出される。これによっ
て、縦方向への倍角表示が可能になる。前記行カウンタ
30はタイミング信号φ1920の立ち上がり変化に同
期して(1フレーム期間毎に)リセットされる。前記ラ
インカウンタ10は3ビットのバイナリカウンタなの
で、本実施例に従えばリセット信号が供給されなくても
よい。尚、図示はしないが、ラインカウンタ10のビッ
ト数と必要な計数範囲との関係でリセット信号を利用し
なければならない場合には、通常表示時はタイミング信
号φ480の立上がり変化に同期してラインカウンタ1
0をリセットし、倍角表示時はタイミング信号φ960
の立上がり変化に同期してラインカウンタ10をリセッ
トすればよい。このとき、タイミング信号φ480又は
φ960の選択には、前記セレクタ33と同様に、比較
器34の出力によって選択動作を行う図示しないセレク
タを用いればよい。
【0022】ここで図4及び図5を参照しながら前記縦
方向への倍角表示の原理を更に詳述する。図5の通常表
示時の制御タイミング(φ60選択)と倍角表示時に制
御タイミング(φ120選択)の双方において、表示ア
ドレスカウンタ7による00’H〜0B’Hのインクリ
メント動作は共に同じであり、そのときの行カウンタ3
0の値が表示アドレスカウンタ7の値に合成されてDD
RAM9からキャラクタコードが順次読出される。この
ときにおけるコモンシフトレジスタの論理値”1”のビ
ットのシフト動作も、通常表示時と倍角表示時の何れに
おいてもφ60に同期して行われ、それによるコモン電
極の駆動タイミングも双方で同一にされている。セグメ
ントシフトレジスタ21,ラッチ回路22の動作も通常
表示時と倍角表示時の何れにおいてもタイミング信号
φ,φ60に同期して行われ、それによるセグメント電
極に対する駆動タイミングも双方で同一にされている。
通常表示時と倍角表示時の相違点は、ラインカウンタ1
0のインクリメント動作であり、タイミング信号φ12
0に同期される倍角表示時はタイミング信号φ60に同
期される倍角表示時に比べてインクリメントまでの期間
が2倍にされる。したがって、図4に例示されるよう
に、通常表示時にラインアドレスが2ライン分変化され
る期間において、倍角表示時ではラインアドレスは同一
ラインとされ、結果的に、縦方向に倍角表示が行われ
る。このとき、前記行カウンタ30はラインカウンタ1
0の出力が07’H〜00’Hに変化するタイミングを
以てインクリメントされるから縦方向への倍角表示の期
間当該倍角表示されるべきキャラクタコードがDDRA
M9から読出されるようになる。
【0023】前記セレクタ33を制御することによって
どの表示行を倍角表示にするかを選択できる。図1にお
いてインストラクションレジスタ群5には倍角を行う表
示行を指定するための倍角表示行指定レジスタ31を備
える。倍角表示行指定レジスタ31には、CPU1がシ
ステムインターフェース4を介して所望の表示行を設定
することができる。倍角表示行指定レジスタ31に設定
された値は前記行カウンタ30の出力と比較され、行カ
ウンタ30が指す現在の表示行が倍角表示行指定レジス
タ31に設定された表示行に一致するとき、セレクタ3
3は前記タイミング信号φ120を選択する。所望の表
示行に対する倍角表示は、倍角表示行指定レジスタ31
に情報を書き込むだけでよく、倍角表示用のキャラクタ
コ−ドと倍角表示を行わない通常表示用キャラクタコ−
ドは同一であり、DDRAM9内のキャラクタコ−ドデ
−タを書き替える必要はない。
【0024】前記CPU1は倍角表示を行う表示行を倍
角表示指定レジスタ31にセットする。図3に示される
ように、倍角表示指定レジスタ31は各表示行単位に倍
角表示指定てきるように、制御ビットは表示行毎に独立
している。例えば倍角表示指定レジスタ31中のDL1
ビットに”1”をセットすれば第1行目を倍角制御して
表示し、DL1ビットに”0”をセットすれば倍角制御
せずに通常表示する。同様にDL2、DL3、DL4ビ
ットはそれぞれ第2行目、第3行目、第4行目の倍角表
示を各々独立に制御する。図3の例では4行表示に対
し、各々独立した4ビットの倍角指定用制御ビットを持
っているが、表示行単位に倍角指定ができれば、全ての
表示行に対して前記制御ビットを設ける必要はない。本
実施例では理解を容易にするために、縦方向への表示画
面のスクロールについての説明は省略しているが、仮に
スクロール機能がサポートされている場合には、第4行
目に倍角指定をしても、画面をスクロールさせることに
よって第4行目全体を倍角表示させることができる。ス
クロール機能がサポートされていない場合には、DL1
〜DL3に対して何れか1つだけ”1”を設定すること
と、DL1,DL2の双方に”1”を設定することこと
を許容すればよい。
【0025】次に液晶表示制御装置2の全体的な動作を
説明する。ラインカウンタ10は各キャラクタの表示ラ
インを生成する。例えば5×8ドットのキャラクタを表
示する場合、倍角表示を行わない通常表示時には、ライ
ンカウンタは各表示ライン毎に00’H〜07’Hまで
順次インクリメントする。また倍角表示を行う場合、ラ
インカウンタ10は2表示ライン毎に00’H〜07’
Hまでインクリメントするので、1キャラクタを構成す
る表示ライン数は図4に示されるように16ラインとな
る。なおコモンシフトレジスタ19は倍角表示の有無に
係わらず、各表示ライン毎に順次シフトし、液晶表示パ
ネル3を時分割に駆動する。
【0026】表示アドレスカウンタ7はDDRAM9内
のキャラクタコードを読み出すためのDDRAMアドレ
スを生成する。例えば5×8ドットのキャラクタを表示
する場合、倍角表示を行わない通常表示時には、表示ア
ドレスカウンタ7は各表示ライン毎にDDRAMアドレ
スを繰り返し8回生成し、DDRAM9を8回アクセス
する。また倍角表示を行う場合、表示アドレスカウンタ
7は各表示ライン毎にDDRAMアドレスを繰り返し1
6回生成し、DDRAM9を16回アクセスする。
【0027】DDRAM9から読み出されたキャラクタ
コードとラインカウンタ10の出力値はCGアドレス発
生回路11で合成され、CGRAM13又はCGROM
14にアドレスとして供給される。例えばキャラクタコ
ードが8ビット(256種分)、ラインカウンタ10が
3ビット(8ライン分)とするとCGアドレス発生回路
11の出力は計11ビットとなる。倍角表示を行わない
通常表示では、ラインカウンタ10は各表示ライン毎に
インクリメントされるのでCGROM14又はCGRA
M13の出力は倍角されずにキャラクタパターンが読み
出される。また倍角表示では、ラインカウンタ10は2
表示ライン毎にインクリメントされるのでCGROM1
4又はCGRAM13から同一のラインパターンが2回
ずつ繰り返し読み出される。CGROM14又はCGR
AM13から読み出されたキャラクタフォントのパター
ンデータはセレクタ回路15、並直変換回路16、セグ
メントシフトレジスタ21、ラッチ回路22を経由して
セグメントLCDドライバ23より出力される。
【0028】図6に倍角表示行指定レジスタ31を用い
て、一部の表示行のみを選択的に倍角表示した場合のラ
インカウンタ10の動作タイミング例が示される。図6
の(a)は倍角表示を行わないで通常の4行表示を行う
時の動作例、図6の(b)は1行目と2行目を通常表示
し3行目のみを倍角表示指定した時の動作例、図6の
(c)では1行目と3行目を通常表示し2行目のみを倍
角表示指定した時の動作例、図6の(d)では1行目と
2行目を同時に倍角表示指定した時の動作例を示す。図
7は図6の(a)に、図8は図6の(b)に、図9は図
6の(c)に、図10は図6の(d)に、夫々対応され
る動作時における実際に液晶表示パネル3の表示状態と
倍角表示行指定レジスタ31の設定状態が示される。
【0029】図11及び図12にはCGROM14のキ
ャラクタフォントパターンの一例が示される。CGRO
M14又はCCRAM13はDDRAM9から読み出さ
せるキャラクタコードとラインカウンタ10のカウンタ
値をアドレスとして入力することにより、対応されるキ
ャラクタパターンのデータを出力する。尚、DDRAM
9から読出されるキャラクタコードデータの内、上位4
ビットが0000のコードはCGRAM13のアドレス
に割り当てられている。その場合、キャラクタコードデ
ータの下位側4ビットの内の上位側第4ビット目は無視
され、実際にはCGRAM13は8種類のキャラクタパ
ターンを格納可能にされている。
【0030】上記実施例によれば以下の作用効果があ
る。〔1〕通常表示では一つのキャラクタフォントに対
し各表示ライン毎に5ドットのパタ−ンをCGRAM1
3又はCGROM14からト−タル8回読み出して、1
つのキャラクタフォントを表示する。倍角表示では一つ
のキャラクタフォントに対し各表示ライン毎に5ドット
のパタ−ンを繰り返して2回づつト−タル16回前記C
GRAM13又はCGROM14から読み出して1つの
倍角キャラクタフォントを表示する。更に、CPU1か
ら書き替え可能な倍角表示行指定レジスタ31を供え、
当該レジスタ31は、倍角表示を行う任意の表示行を単
数若しくは複数行指定できる制御ビットを有する。現在
の表示行を示す行カウンタ30の値が前記制御ビットで
指定される表示に一致したとき前記倍角表示を行う。し
たがって、任意の表示行に対してのみ選択的に垂直方向
に倍角表示を行うことができる。
【0031】〔2〕CPU1にとって必要な倍角表示の
制御は倍角表示行指定レジスタへの制御情報の書込みだ
けであり、CPU1は倍角表示に伴いDDRAM9内の
キャラクタコ−ドを書き替える必要はないから、CPU
1若しくはそののソフトウェアに負担をかけることなく
任意行に対して倍角表示を行うことができる。
【0032】〔3〕上記により、CGRAM13または
CGROM14に倍角表示専用のキャラクタフォントパ
タ−ンを内蔵する必要はなく、さらに通常表示と倍角表
示でキャラクタコ−ドを別々に割り当てる必要もないた
め、情報容量を増やさずに倍角表示を実現できる。更に
フレームバッファメモリのようなビットマップ用のRA
Mも必要性としない。これにより、液晶表示制御装置の
大型化や部品点数の増大という事態を引き起こすことな
く、倍角表示を行うことができる。
【0033】〔4〕上記により、ドットマトリクス方式
によるキャラクタ表示のための表示制御装置のように、
小型携帯機器に適用され、また表示エリアに制約がある
場合、限られた小さな表示画面内に重要な情報を随時倍
角で表示することで表示を見易くすることができる。
【0034】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。例えばフ
ォントのドット構成、1フレームのサイズ、表示行数、
表示桁数等は適宜変更することができる。また、コモン
電極の駆動手法も上記実施例のようにCOM1〜COM
32の順番に行うことに限定されない。例えば1フォン
と8ラインとすると、各表示行に対して順次第1ライン
〜第8ラインを駆動するようにしてもよい。その場合に
は表示アドレスカウンタ7の計数動作もそれに対応され
る。換言すれば、表示アドレスカウンタ7は表示位置に
応じてキャラクタコードを読み出すためのアドレス信号
の一部を生成する。また倍角表示は表示全体の中で完全
任意に指定できることに限定されない。また、倍角表示
は実施例のような縦方向の2倍表示に限定されず3倍以
上にすることも可能である。上記実施例に従えば、セレ
クタ33で選択可能な信号周期を変更すればよい。
【0035】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である液晶表
示制御装置に適用した場合について説明したが、本発明
はそれに限定されるものではなく、例えば蛍光表示管の
表示制御、プラズマディスプレイの表示制御など各種表
示装置の表示駆動駆動制御に広く適用することができ
る。
【0036】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0037】通常表示では一つのキャラクタフォントに
対し各表示ライン毎にパタ−ンをキャラクタメモリから
1回読み出して、1つのキャラクタフォントを表示す
る。倍角表示では一つのキャラクタフォントに対し各表
示ライン毎にパタ−ンを繰り返し複数回づつキャラクタ
メモリから読み出して1つの倍角キャラクタフォントを
表示することができる。
【0038】倍角表示行指定手段に倍角表示を行う任意
の表示行を単数若しくは複数行指定すれば、現在の表示
行を示す行カウンタの値が倍角表示行指定手段で指定さ
れた表示に一致したとき前記倍角表示を行うことができ
る。
【0039】したがって、任意の表示行に対してのみ選
択的に垂直方向に倍角表示を行うことができる。CPU
にとって必要な倍角表示の制御は倍角表示行指定手段へ
の制御情報の書込みだけであり、CPUは倍角表示に伴
い表示メモリ内のキャラクタコ−ドを書き換えることを
要しない。これにより、CPUに負担をかけることなく
任意行に対して倍角表示を行うことができる。
【0040】更に、キャラクタメモリには倍角表示専用
のキャラクタフォントパタ−ンを内蔵する必要はなく、
さらに通常表示と倍角表示でキャラクタコ−ドを別々に
割り当てる必要もないため、情報容量を増やさずに倍角
表示を実現できる。そして、フレームバッファメモリの
ようなビットマップ用のRAMも必要性とせず、内部の
ハードウェアも簡略化できる。
【0041】それらにより、液晶表示制御装置の大型化
や部品点数の増大という事態を引き起こすことなく、倍
角表示を行うことができる。そして、ドットマトリクス
方式によるキャラクタ表示のための表示制御装置のよう
に、小型携帯機器に適用され、また表示エリアに制約が
ある場合、限られた小さな表示画面内に重要な情報を随
時倍角で表示することで表示を見易くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る液晶表示制御装置を適
用した液晶表示システムのブロック図である。
【図2】表示アドレスカウンタ、行カウンタ及びライン
カウンタによるアドレス生成機能の概略説明図である。
【図3】指定した表示行を選択的に倍角表示するための
CGRAM,CGROMのアドレス生成までの一例を示
す詳細説明図である。
【図4】指定した表示行を選択的に倍角表示するために
生成されたCGRAM,CGROMのアドレスを用いた
倍角表示の一例を示す詳細説明図である。
【図5】倍角表示を行わない通常表示時と倍角表示時の
表示アドレスカウンタ、コモンシフトレジスタ、ライン
カウンタの一例動作タイミングチャートである。
【図6】倍角表示行指定レジスタ31を用いて一部の表
示行のみを選択的に倍角表示した場合のラインカウンタ
の動作を、倍角表示を行わないで通常の4行表示を行う
場合(a)、1行目と2行目を通常表示し3行目のみを
倍角表示する場合(b)、1行目と3行目を通常表示し
2行目のみを倍角表示する場合(c)、1行目と2行目
を同時に倍角表示する場合(d)に夫々分けて示したタ
イミングチャートである。
【図7】図6の(a)に対応される動作時における実際
の液晶表示パネルの表示状態と倍角表示行指定レジスタ
の設定状態を示す説明図である。
【図8】図6の(b)に対応される動作時における実際
の液晶表示パネルの表示状態と倍角表示行指定レジスタ
の設定状態を示す説明図である。
【図9】図6の(c)に対応される動作時における実際
の液晶表示パネルの表示状態と倍角表示行指定レジスタ
の設定状態を示す説明図である。
【図10】図6の(d)に対応される動作時における実
際の液晶表示パネルの表示状態と倍角表示行指定レジス
タの設定状態を示す説明図である。
【図11】一部のキャラクタフォントパターンとそのキ
ャラクタコードの一例を示す説明図である。
【図12】残りのキャラクタフォントパターンとそのキ
ャラクタコードの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット) 2 液晶表示制御装置 3 液晶表示パネル 5 インストラクションレジスタ群 6 CPUアドレスカウンタ 7 表示アドレスカウンタ 9 表示デ−タRAM(DDRAM) 10 ラインカウンタ 11 CGアドレス発生回路 13 キャラクタジェネレ−タRAM(CGRAM) 14 キャラクタジェネレ−タROM(CGROM) 18 タイミング発生回路 30 行カウンタ 31 倍角表示行指定レジスタ 33 セレクタ 34 比較器 φ、φ5、φ60、φ120、φ480、φ1920
タイミング信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳田 広宣 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイ スエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 坂巻 五郎 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株式会社日立製作所 半導体事業部内 (56)参考文献 特開 昭57−53786(JP,A) 特開 昭57−141688(JP,A) 特開 昭59−61874(JP,A) 特開 昭61−15185(JP,A) 特開 昭63−113598(JP,A) 特開 平7−152339(JP,A) 実開 昭63−57697(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/20 - 3/36 G09G 5/22 - 5/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パタ−ンに対応するコ−ドデ−タを記憶
    する表示メモリと、 複数のパタ−ンを格納するメモリと、 パタ−ンを水平方向に複数桁数且つ垂直方向に複数行数
    を以て表示可能な表示画面の表示位置に合わせ前記表示
    メモリから前記コードデータを読み出し、読み出された
    コ−ドデ−タをアドレスの一部として前記メモリからパ
    タ−ンのデータを読み出し制御するアドレス制御手段
    と、 前記アドレス制御手段にてメモリから読出されたパタ−
    ンのデータに基づいて前記表示位置のドットマトリクス
    状に配置された各画素の点灯及び非点灯を制御してパタ
    −ンを表示させる表示駆動回路と、 倍角表示を行う表示行を指定する倍角表示行指定手段を
    有し、前記表示画面の任意行の表示位置に対し、同一パ
    タ−ンのデータの読み出しを前記同一パタ−ンのライン
    毎に複数回行うための前記表示メモリとメモリのアドレ
    スを前記アドレス制御手段に生成させる倍角表示制御手
    段とを有する表示制御装置において、 前記アドレス制御手段は、前記パターンのラインアドレ
    スを計数するラインカウンタと、前記ラインカウンタの
    インクリメント動作による出力値が初期値に戻される毎
    に計数し、前記出力値を比較手段に供給する行カウンタ
    を有し、 前記倍角表示指定手段が指定する倍角表示を行う表示行
    は、前記表示制御装置の外部より書き換え可能であり、 前記倍角表示制御手段は、前記倍角表示指定手段が指定
    する行と、前記行カウンタが示す行とが一致するか否か
    前記比較手段により検出し、前記比較手段の出力結果
    に応じて前記倍角表示指定手段が指定する行の倍角表示
    を行うことを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記倍角表示制御手段は、記憶手段を備
    え、該記憶手段に設定された表示行に対してのみ倍角表
    示を行うものであることを特徴とする請求項記載の表
    示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段を外部から書き換え可能に
    するインタフェース手段を備えて成るものであることを
    特徴とする請求項記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記アドレス制御手段は、前記ラインカ
    ウンタが次の値にインクリメントされるまでの間に計数
    動作される表示アドレスカウンタと、前記行カウンタの
    値を上位側アドレスとし前記表示アドレスカウンタの値
    を下位側アドレスとして前記表示メモリに供給する第1
    のアドレス供給手段と、該第1のアドレス供給手段から
    与えられるアドレス信号によって表示メモリから読み出
    されるコードデータと前記ラインカウンタから出力され
    るラインアドレスを前記メモリに供給する第2のアドレ
    ス供給手段を備えて成り、 前記倍角表示制御手段は、前記ラインカウンタによる計
    数動作の間隔時間を規定するタイミング信号を通常表示
    用と倍角表示用との中から選択させる選択手段を含んで
    成り、 前記選択手段は、前記比較手段と接続され、前記比較手
    段の出力結果に応じて前記通常表示用と倍角表示用のタ
    イミング信号を出力することを特徴とする請求項1記載
    の表示制御装置。
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