JPH10199111A - 情報記録または記録再生装置 - Google Patents

情報記録または記録再生装置

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JPH10199111A
JPH10199111A JP8349870A JP34987096A JPH10199111A JP H10199111 A JPH10199111 A JP H10199111A JP 8349870 A JP8349870 A JP 8349870A JP 34987096 A JP34987096 A JP 34987096A JP H10199111 A JPH10199111 A JP H10199111A
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JP
Japan
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disk
cartridge
recording
recording medium
optical head
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Application number
JP8349870A
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English (en)
Inventor
Kenji Kasahara
謙治 笠原
Shigeaki Koike
重明 小池
Hirotsugu Ishii
洋次 石井
Naoki Inoue
直樹 井上
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/041Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs contained within cartridges
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/0857Arrangements for mechanically moving the whole head
    • G11B7/08582Sled-type positioners
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    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0946Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for operation during external perturbations not related to the carrier or servo beam, e.g. vibration

Abstract

(57)【要約】 【課題】カートリッジに収容されたディスク状記録媒体
を“立て使い”するもとで、対物レンズが不所望な変位
を生じ難い安定なものとなり、さらに、対物レンズを含
む光学ヘッド部全体が不所望な移動を生じないものとな
るようにする。 【解決手段】カートリッジ18に収容されたディスク1
5が記録面部15Aを垂直面内に置いたもとで回転すべ
く装着されるディスク装着部と、ディスク15の記録面
部15Aに対向する対物レンズを有した光学ヘッド部
と、光学ヘッド駆動部と、トラッキング制御部と、ディ
スク装着部にディスク15が装着されるとき、ディスク
15を収容したカートリッジ18を格納して支持するカ
ートリッジ格納部16とが備えられ、ディスク15を収
容したカートリッジ18がカートリッジ格納部16に垂
直方向に対して交差する方向に沿って挿入され、トラッ
キング制御部による対物レンズの移動が垂直方向に直交
する方向をもって行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジに収
容され、記録面部を実質的に垂直面内に置いたもとでそ
の記録面部の中央部を回転中心として回転すべくディス
ク装着部に装着されたディスク状記録媒体に対して、垂
直面内に置かれた記録面部に対向してディスク状記録媒
体の半径方向に移動する光学ヘッドが配され、光学ヘッ
ドからの光ビームにより、記録面部に対する情報記録あ
るいは記録面部に記録された情報読取りが行われる情報
記録または記録再生再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク状記録媒体において、記録媒体
として完成された後においても光ビームを用いて情報記
録及び情報再生のいずれをもを行うことができるように
された、所謂、書込み可能なディスク状記録媒体が実用
に供されている。斯かる書込み可能なディスク状記録媒
体にあっては、通常、その基体表面の中央孔の周囲に記
録面部が設けられ、その記録面部に情報が中央孔を取り
巻く多数の環状記録トラックが形成される状態をもって
記録される。
【0003】そして、実用に供される書込み可能なディ
スク状記録媒体は、通常、カートリッジに収容された状
態で用いられる。カートリッジは、例えば、厚みが比較
的小とされた偏平な直方体状に形成され、開口部が設け
られるとともに、その開口部を開閉する可動蓋部材を備
えている。可動蓋部材が開口部を開状態にするとき、カ
ートリッジに収容されたディスク状記録媒体における中
央孔が形成された部分及びその周囲に広がる記録面部の
一部分が、開口部を通じてカートリッジの外部に臨む状
態とされる。
【0004】このようなカートリッジに収容されたディ
スク状記録媒体が使用されて情報記録、または、情報記
録もしくは情報再生が行われる際には、カートリッジが
備える可動蓋部材がカートリッジに設けられた開口部を
開状態とする位置をとるものとされたもとで、カートリ
ッジに収容されたディスク状記録媒体が、情報記録装置
または情報記録再生装置に設けられたディスク装着部に
中央孔が係合せしめられる状態をもって装着される。そ
の際、ディスク状記録媒体を収容したカートリッジは、
情報記録装置または情報記録再生装置に設けられたカー
トリッジ格納部に格納されて支持される。
【0005】そして、情報記録装置または情報記録再生
装置に設けられたディスク駆動部によってディスク装着
部が回転せしめられることにより、ディスク装着部に装
着されたディスク状記録媒体が所定の回転速度をもって
回転駆動され、回転するディスク状記録媒体の記録面部
に光ビームが入射せしめられて、その光ビームによる記
録面部に対しての情報記録もしくは記録面部からの情報
読取りが行われる。
【0006】回転するディスク状記録媒体の記録面部に
光ビームが入射せしめられるにあたっては、例えば、レ
ーザ光とされる光を発する発光部,発光部から発せられ
た光に基づく光ビームを形成する光ビーム形成部,光ビ
ーム形成部により形成された光ビームを集束状態として
外部に導出する対物レンズ等を含んで構成される光学ヘ
ッドが、その対物レンズをディスク状記録媒体の記録面
部に対向させて配される。そして、光学ヘッドの対物レ
ンズを通じた光ビームが回転するディスク状記録媒体の
記録面部に入射せしめられて、情報記録もしくは情報読
取りが行われるにあたっては、通常、ディスク状記録媒
体に入射する光ビームについてのトラッキング・サーボ
制御,フォーカス・サーボ制御及び入射位置移動制御が
行われる。
【0007】トラッキング・サーボ制御は、回転するデ
ィスク状記録媒体の記録面部に入射する光ビームを、記
録面部における環状記録トラックが形成されるべき部
分、あるいは、形成された環状記録トラック上に到達す
る状態、所謂、トラッキング状態を常時適正に維持させ
るようになす制御である。斯かる制御は、記録面部に形
成される光ビームのスポットを、記録面部における環状
記録トラックが形成されるべき部分、あるいは、形成さ
れた環状記録トラックを過る方向(トラッキング方向)
に変位させるべく、例えば、光学ヘッドにおける対物レ
ンズの位置をトラッキング方向に微細に移動させて調整
するトラッキング制御手段によって行われる。
【0008】また、フォーカス・サーボ制御は、回転す
るディスク状記録媒体の記録面部に入射する光ビーム
を、記録面部における環状記録トラックが形成されるべ
き部分、あるいは、形成された環状記録トラック上に常
時適正な集束状態をもって到達させるようになす制御で
ある。斯かる制御は、例えば、光学ヘッドにおける対物
レンズの位置を、記録面部に近接させるべく、もしく
は、記録面部から離隔させるべく、微細に移動させて調
整するフォーカス制御手段により行われる。
【0009】さらに、入射位置移動制御は、回転するデ
ィスク状記録媒体の記録面部に入射する光ビームの記録
面部における入射位置を、ディスク状記録媒体の回転に
伴ってディスク状記録媒体の半径方向(トラッキング方
向に一致する)に移動させていく制御である。斯かる制
御は、例えば、光学ヘッド自体をディスク状記録媒体の
半径方向に沿って移動させるヘッド移動制御手段により
行われる。
【0010】カートリッジに収容された書込み可能なデ
ィスク状記録媒体を使用して情報記録を行う情報記録装
置、または、情報記録もしくは情報再生を行う情報記録
再生装置は、上述の如くのカートリッジ格納部,ディス
ク装着部,ディスク駆動部及び光学ヘッドを備え、さら
に、トラッキング制御手段,フォーカス制御手段及びヘ
ッド移動制御手段が設けられたものとされる。そして、
このようなカートリッジに収容された書込み可能なディ
スク状記録媒体を使用する情報記録装置または情報記録
再生装置を、ビデオカメラ装置,マイクロフォン装置,
画像モニタ装置,スピーカ装置等と一体化して、一つの
携帯型映像及び音声記録装置、または、携帯型映像及び
音声記録再生装置を構成することが提案されている。
【0011】斯かる携帯型映像及び音声記録装置、また
は、携帯型映像及び音声記録再生装置にあっては、ビデ
オカメラ装置による撮像が行われて得られる映像情報信
号及びマイクロフォン装置から得られる音声情報信号
が、情報記録装置または情報記録再生装置においてディ
スク状記録媒体に記録され、さらには、ディスク状記録
媒体に記録された映像情報信号及び音声情報信号が情報
記録再生装置により再生され、再生された映像情報信号
が画像モニタ装置に供給されて再生画像が得られるとと
もに、再生された音声情報信号がスピーカ装置に供給さ
れて再生音声が得られる。また、ビデオカメラ装置から
の映像情報信号及びマイクロフォン装置からの音声情報
信号が情報記録装置または情報記録再生装置においてデ
ィスク状記録媒体に記録されるにあたり、それらについ
ての編集記録を容易かつ自在に行うことが可能とされ、
しかも、ディスク状記録媒体に編集記録された情報信号
を直ちに再生する動作を極めて迅速に行うことも可能と
される。
【0012】上述の如くの携帯型映像及び音声記録装置
に組み込まれる、カートリッジに収容された書込み可能
なディスク状記録媒体を使用する情報記録装置、また
は、携帯型映像及び音声記録再生装置に組み込まれる、
カートリッジに収容された書込み可能なディスク状記録
媒体を使用する情報記録再生装置にあっては、装置全体
の小型化を図り、しかも、操作性を向上させるという観
点等から、カートリッジに収容されたディスク状記録媒
体がその記録面部を実質的に垂直面内に置く状態をもっ
てディスク装着部に装着される構造、即ち、ディスク状
記録媒体が、所謂、“立て使い”されることになる構造
が適している。従って、携帯型映像及び音声記録装置に
おいては、ディスク状記録媒体を“立て使い”する情報
記録装置が備えられ、また、携帯型映像及び音声記録再
生装置においては、ディスク状記録媒体を“立て使い”
する情報記録再生装置が備えられる。
【0013】ディスク状記録媒体を“立て使い”する情
報記録装置または情報記録再生装置においては、ディス
ク状記録媒体を収容したカートリッジが、ディスク状記
録媒体の記録面部が実質的に垂直面内に置かれることに
なる姿勢をもってカートリッジ格納部に挿入され、カー
トリッジ格納部により位置決めされて支持される。その
際、カートリッジのカートリッジ格納部への挿入に伴っ
て、カートリッジが備える可動蓋部材がカートリッジに
形成された開口部を閉状態とする位置から開状態とする
位置へと移動せしめられる。そして、開口部が開状態と
されてカートリッジ格納部により支持されたカートリッ
ジ内のディスク状記録媒体が、その記録面部を実質的に
垂直面内に置く状態をもってディスク装着部に装着され
る。
【0014】このようにして、ディスク状記録媒体がそ
の記録面部を実質的に垂直面内に置く状態をもってディ
スク装着部に装着されたもとで、入射位置移動制御を行
うヘッド移動制御手段が、ディスク状記録媒体の記録面
部に対向する対物レンズを有した光学ヘッドを、ディス
ク状記録媒体の記録面部が置かれた垂直面と平行な垂直
面内において移動させる。さらに、トラッキング・サー
ボ制御を行うトラッキング制御手段が、例えば、光学ヘ
ッドに設けられた対物レンズを、ディスク状記録媒体の
記録面部が置かれた垂直面と平行な垂直面内において微
細に移動させ、また、フォーカス・サーボ制御を行うフ
ォーカス制御手段が、光学ヘッドに設けられた対物レン
ズを、ディスク状記録媒体の記録面部が置かれた垂直面
に直交する方向において微細に移動させることになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】情報記録装置または情
報記録再生装置におけるカートリッジ格納部に、ディス
ク状記録媒体を収容したカートリッジが挿入されると
き、それに伴ってカートリッジが備える可動蓋部材が、
カートリッジに形成された開口部を閉状態とする位置か
ら開状態とする位置へと移動せしめられるが、その際に
おける可動蓋部材の移動方向は、通常、カートリッジ格
納部へのカートリッジの挿入方向に直交する方向とされ
る。カートリッジが備える可動蓋部材の、カートリッジ
格納部へのカートリッジの挿入に伴う移動は、カートリ
ッジ格納部に設けられてカートリッジの可動蓋部材に係
合する蓋部材制御部が、カートリッジ格納部へのカート
リッジの挿入により移動せしめられることによってなさ
れるが、その際、蓋部材制御部が、可動蓋部材をカート
リッジ格納部へのカートリッジの挿入の方向に直交する
方向に移動させるようになすことが、比較的簡単な構成
をもって可動蓋部材の移動を確実に行わせることに繋が
るからである。
【0016】このようにカートリッジが備える可動蓋部
材の、カートリッジに形成された開口部を閉状態とする
位置から開状態とする位置への移動方向が、カートリッ
ジ格納部へのカートリッジの挿入方向に直交する方向と
されるもとにあっては、カートリッジの開口部が開状態
とされたもとで、ディスク装着部に中央孔が係合せしめ
られる状態をもって装着されたディスク状記録媒体の記
録面部に対向する光学ヘッドの、ディスク状記録媒体の
半径方向に沿う移動の方向が、カートリッジ格納部への
カートリッジの挿入方向に平行な方向とされる。従っ
て、ディスク装着部に装着されたディスク状記録媒体に
ついてのトラッキング方向も、カートリッジ格納部への
カートリッジの挿入方向に平行な方向とされることにな
る。
【0017】一方、上述された携帯型映像及び音声記録
装置に組み込まれる、カートリッジに収容されたディス
ク状記録媒体を“立て使い”する情報記録装置、また
は、携帯型映像及び音声記録再生装置に組み込まれる、
カートリッジに収容されたディスク状記録媒体を“立て
使い”する情報記録再生装置においては、ディスク状記
録媒体を収容したカートリッジが、ディスク状記録媒体
の記録面部が実質的に垂直面内に置かれることになる姿
勢をもって、カートリッジ格納部に挿入されるにあた
り、そのディスク状記録媒体を収容したカートリッジの
挿入が、垂直方向に沿って、特に、上方から下方に向け
て行われるのが一般的である。
【0018】このことは、従前より広く普及している携
帯型映像及び音声記録再生装置に組み込まれている、磁
気テープを収容したテープカセットを用いる情報記録再
生装置において、そのテープカセットのカセット格納部
への挿入が上方から下方に向けて行われることと同様に
考えられる。
【0019】しかしながら、カートリッジに収容された
ディスク状記録媒体を“立て使い”する情報記録装置ま
たは情報記録再生装置において、ディスク状記録媒体を
収容したカートリッジのカートリッジ格納部への挿入
が、垂直方向に沿って行われると、ディスク装着部に装
着されたディスク状記録媒体の記録面部に対向する光学
ヘッドの、ディスク状記録媒体の半径方向に沿う移動の
方向、及び、ディスク装着部に装着されたディスク状記
録媒体についてのトラッキング方向も、垂直方向に沿う
ものとなり、それに起因して、下記の如くに、光学ヘッ
ドが不所望な移動を行い易い状況におかれることになっ
てしまう。
【0020】携帯型映像及び音声記録装置に組み込まれ
る、カートリッジに収容されたディスク状記録媒体を
“立て使い”する情報記録装置、または、携帯型映像及
び音声記録再生装置に組み込まれる、ディスク状記録媒
体を“立て使い”する情報記録再生装置においては、ト
ラッキング・サーボ制御を行うトラッキング制御手段
が、例えば、光学ヘッドに設けられた対物レンズを、デ
ィスク状記録媒体の記録面部が置かれた垂直面と平行な
垂直面内において、トラッキング方向に微細に移動させ
ることになる。それゆえ、トラッキング方向が垂直方向
に沿うものとされると、トラッキング方向に移動する対
物レンズが、重力作用による定常的な変位を生じやすい
状態におかれることになる。即ち、対物レンズが不所望
な変位を容易に生じる不安定なものとされてしまうので
ある。特に、ディスク状記録媒体の記録面部に情報記録
を行うための記録用光ビームをディスク状記録媒体の記
録面部に入射させる対物レンズが、重力作用による定常
的な変位を生じやすい状態におかれると、適正な記録動
作が行われなくなってしまう虞がある。
【0021】また、このような情報記録装置または情報
記録再生装置が実際の使用状態におかれるとき、それに
加えられる振動は主として垂直方向の振動とされる。従
って、光学ヘッドのディスク状記録媒体の半径方向に沿
う移動の方向及びトラッキング方向が垂直方向に沿うも
のとされるもとにあっては、光学ヘッド全体及び光学ヘ
ッドに設けられた対物レンズが垂直方向の振動の影響を
受け易いものとなり、それによって、適正な記録動作が
行えなくなる虞もある。
【0022】斯かる点に鑑み、本発明は、ディスク状記
録媒体を収容したカートリッジが、ディスク状記録媒体
の記録面部が実質的に垂直面内に置かれることになる姿
勢をもって挿入されるカートリッジ格納部、及び、カー
トリッジ格納部により支持された状態にあるカートリッ
ジに収容されたディスク状記録媒体が、その記録面部を
実質的に垂直面内に置く状態をもって装着されるディス
ク装着部が備えられ、ディスク装着部に装着されたディ
スク状記録媒体の記録面部に対向する対物レンズを有し
た光学ヘッド部が設けられて、カートリッジに収容され
たディスク状記録媒体を“立て使い”するもとで、ディ
スク状記録媒体の記録面部が置かれた垂直面と平行な垂
直面内においてトラッキング方向に移動する対物レンズ
が、不所望な変位を生じ難い安定なものとされ、さら
に、対物レンズを含む光学ヘッド部全体が、不所望な移
動を生じる事態が回避されることになる情報記録または
記録再生装置を提供する。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報記録装
置は、カートリッジに収容されたディスク状記録媒体
が、それにおける記録面部を実質的に垂直面内に置いた
もとで記録面部の中央部を回転中心として回転すべく装
着されるディスク装着部と、ディスク装着部に装着され
たディスク状記録媒体の記録面部に対向して配される対
物レンズを含み、その対物レンズを通じてディスク状記
録媒体の記録面部に情報を記録するための光ビームを入
射させる光学ヘッド部と、光学ヘッド部をディスク装着
部に装着されたディスク状記録媒体の半径方向に沿って
移動させる光学ヘッド駆動部と、対物レンズを光学ヘッ
ド部のディスク状記録媒体の半径方向に沿う移動方向と
実質的に平行な方向に移動させて、対物レンズを通じて
ディスク装着部に装着されたディスク状記録媒体の記録
面部に入射する光ビームの記録面部における記録トラッ
クに関するトラッキング状態を制御するトラッキング制
御部と、ディスク装着部にディスク状記録媒体が装着さ
れるとき、そのディスク状記録媒体を収容したカートリ
ッジを格納して支持するカートリッジ格納部とを備え、
ディスク装着部にディスク状記録媒体が装着されるにあ
たり、ディスク状記録媒体を収容したカートリッジがカ
ートリッジ格納部に垂直方向に対して交差する方向に沿
って挿入されるとともに、カートリッジ格納部によりカ
ートリッジが支持されるもとでディスク装着部に装着さ
れたディスク状記録媒体に対する、トラッキング制御部
による対物レンズの移動が、実質的に垂直方向に直交す
る方向をもって行われるものとされて、構成される。
【0024】また、本発明に係る情報記録再生装置は、
カートリッジに収容されたディスク状記録媒体が、それ
における記録面部を実質的に垂直面内に置いたもとで記
録面部の中央部を回転中心として回転すべく装着される
ディスク装着部と、ディスク装着部に装着されたディス
ク状記録媒体の記録面部に対向して配される対物レンズ
を含み、その対物レンズを通じてディスク状記録媒体の
記録面部に情報を記録するための光ビームを入射させる
状態、及び、対物レンズを通じてディスク状記録媒体の
記録面部に情報を読み取るための光ビームを入射させる
状態を選択的にとる光学ヘッド部と、光学ヘッド部をデ
ィスク装着部に装着されたディスク状記録媒体の半径方
向に沿って移動させる光学ヘッド駆動部と、対物レンズ
を光学ヘッド部のディスク状記録媒体の半径方向に沿う
移動方向と実質的に平行な方向に移動させて、対物レン
ズを通じてディスク装着部に装着されたディスク状記録
媒体の記録面部に入射する光ビームの記録面部における
記録トラックに関するトラッキング状態を制御するトラ
ッキング制御部と、ディスク装着部にディスク状記録媒
体が装着されるとき、そのディスク状記録媒体を収容し
たカートリッジを格納して支持するカートリッジ格納部
とを備え、ディスク装着部にディスク状記録媒体が装着
されるにあたり、ディスク状記録媒体を収容したカート
リッジがカートリッジ格納部に垂直方向に対して交差す
る方向に沿って挿入されるとともに、カートリッジ格納
部によりカートリッジが支持されるもとでディスク装着
部に装着されたディスク状記録媒体に対する、トラッキ
ング制御部による対物レンズの移動が、実質的に垂直方
向に直交する方向をもって行われるものとされて、構成
される。
【0025】本発明に係る情報記録装置もしくは情報記
録再生装置の一例においては、ディスク装着部にディス
ク状記録媒体が装着されるにあたり、ディスク状記録媒
体を収容したカートリッジがカートリッジ格納部に実質
的に垂直方向に直交する方向に沿って挿入される。
【0026】このような本発明に係る情報記録装置もし
くは情報記録再生装置にあっては、ディスク装着部にカ
ートリッジに収容されたディスク状記録媒体が装着され
るにあたり、ディスク状記録媒体を収容したカートリッ
ジが、カートリッジ格納部に垂直方向に対して交差する
方向、例えば、実質的に垂直方向に直交する方向に沿っ
て挿入される。それに伴い、カートリッジ格納部により
カートリッジが支持されるもとでディスク装着部に装着
されたディスク状記録媒体の記録面部に対向する光学ヘ
ッド部の、ディスク状記録媒体の半径方向に沿う移動の
方向、及び、ディスク装着部に装着されたディスク状記
録媒体についてのトラッキング方向が、垂直方向に対し
て交差する方向、例えば、実質的に垂直方向に直交する
方向とされ得ることになる。
【0027】そして、記録面部を実質的に垂直面内に置
いたもとでディスク装着部に装着されたディスク状記録
媒体の記録面部に、それに対向して配される対物レンズ
を含む光学ヘッド部から、情報を記録するため、もしく
は、情報を読み取るための光ビームが対物レンズを通じ
て入射せしめられるにあたり、トラッキング制御部によ
って、対物レンズがディスク状記録媒体の半径方向に沿
い、かつ、実質的に垂直方向に直交する方向に移動せし
められて、ディスク状記録媒体の記録面部に入射する光
ビームの記録面部における記録トラックに関するトラッ
キング状態が制御されるとともに、光学ヘッド駆動部に
よって、光学ヘッド部がディスク状記録媒体の半径方向
に沿い、かつ、実質的に垂直方向に直交する方向に移動
せしめられる。
【0028】従って、カートリッジ格納部によりカート
リッジが支持されるもとで、ディスク装着部に装着され
たディスク状記録媒体の記録面部が置かれた垂直面と平
行な垂直面内においてトラッキング方向に移動すること
になる対物レンズが、実質的に垂直方向に直交する方向
に移動せしめられて、重力作用による定常的な変位、及
び、装置に加えられる垂直方向の振動による変位を生じ
難い状態におかれることになり、それゆえ、不所望な変
位を生じ難い安定なものとされる。また、それととも
に、対物レンズを含む光学ヘッド部の全体が、装置に加
えられる垂直方向の振動の影響を受け難い状態におかれ
て、不所望な移動を生じる事態が回避されることにな
る。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る情報記録再
生装置の一例が適用された携帯型映像及び音声記録再生
装置を示す。この携帯型映像及び音声記録再生装置は、
撮像レンズ系11を備えたビデオカメラ装置12と本発
明に係る情報記録再生装置の一例である情報記録再生装
置13とが、マイクロフォン装置,画像モニタ装置,ス
ピーカ装置等とともに一体化されて構成されている。
【0030】情報記録再生装置13にあっては、後方壁
部に後方開口部16Aが設けられたカートリッジ格納部
16が備えられており、このカートリッジ格納部16
に、それに設けられた後方開口部16Aを通じて、書込
み可能なディスク状記録媒体であるディスク15を収容
するカートリッジ18が、実質的に垂直方向に直交する
方向、即ち、水平方向(矢印Hの方向)に沿って挿入さ
れる。
【0031】カートリッジ18は、厚みが比較的小とさ
れた偏平な直方体状に形成されており、カートリッジ1
8に収容されたディスク15は、その基体両面の夫々に
記録面部15A(一方の記録面部15Aは図1にあらわ
れない)が設けられたものとされている。
【0032】カートリッジ格納部16はその内部に、図
2に示される如く、カートリッジホルダ20,カートリ
ッジホルダ20を挟んで相互対向配置された固定基体2
1及び可動基体22,上側及び下側プレート24及び2
5、及び、上側及び下側スライダ26及び27を備えて
いる。カートリッジホルダ20は、カートリッジ格納部
16の後方開口部16Aに連なる後方開口部20Aが設
けられるとともに、上側壁部及び下側壁部に夫々垂直方
向に伸びる一対の係合ピン28及び一対の係合ピン29
が設けられ、それら上側壁部及び下側壁部を連結する側
壁部にその中央部分から、カートリッジ格納部16に対
するカートリッジ18の挿入方向(矢印により示される
HA方向)に伸びる開口部20Bが設けられたものとさ
れている。可動基体22も、上側壁部及び下側壁部に夫
々垂直方向に伸びる一対の係合ピン30及び一対の係合
ピン31が設けられ、それら上側壁部及び下側壁部を連
結する側壁部に、カートリッジホルダ20に設けられた
開口部20Bに夫々対向する中央孔22A及びHA方向
に伸びる長孔22Bが設けられたものとされている。ま
た、固定基体21の上側壁部と下側壁部とを連結する側
壁部にも、カートリッジホルダ20に設けられた開口部
20Bに夫々対向する中央孔21A及びHA方向に伸び
る開口部21Bが設けられている。
【0033】上側プレート24は、カートリッジホルダ
20,固定基体21及び可動基体22の上方に位置せし
められ、HA方向に直交する方向に伸びる一対の長孔2
4Aと、それら長孔24Aに夫々近接して配された垂直
方向に伸びる一対の係合ピン32とが設けられたものと
されている。上側スライダ26は、上側プレート24の
上方に位置せしめられ、HA方向に伸びて、上側プレー
ト24に設けられた一対の係合ピン32が夫々係合せし
められる一対の長孔26Aと、傾斜部を有してHA方向
に伸びる一対のカム孔26Bと、一対の長孔26Aと一
対のカム孔26Bとの間に位置し、傾斜部を有してHA
方向に伸びる一対のカム孔26Cとが設けられたものと
されている。
【0034】上側スライダ26に設けられた一対のカム
孔26Bには、可動基体22に設けられた一対の係合ピ
ン30が、上側プレート24に設けられた一対の長孔2
4Aを夫々貫通して係合せしめられる。また、上側スラ
イダ26に設けられた一対のカム孔26Cには、カート
リッジホルダ20に設けられた一対の係合ピン28が、
上側プレート24に設けられた一対の長孔24Aを夫々
貫通して係合せしめられる。
【0035】下側プレート25は、カートリッジホルダ
20,固定基体21及び可動基体22の下方に位置せし
められ、HA方向に直交する方向に伸びる一対の長孔2
5Aと、それら長孔25Aに夫々近接して配された垂直
方向に伸びる一対の係合ピン33とが設けられたものと
されている。下側スライダ27は、下側プレート25の
下方に位置せしめられ、HA方向に伸びて、下側プレー
ト25に設けられた一対の係合ピン33が夫々係合せし
められる一対の長孔27Aと、傾斜部を有してHA方向
に伸びる一対のカム孔27Bと、一対の長孔27Aと一
対のカム孔27Bとの間に位置し、傾斜部を有してHA
方向に伸びる一対のカム孔27Cとが設けられたものと
されている。
【0036】下側スライダ27に設けられた一対のカム
孔27Bには、可動基体22に設けられた一対の係合ピ
ン31が、下側プレート25に設けられた一対の長孔2
5Aを夫々貫通して係合せしめられる。また、下側スラ
イダ27に設けられた一対のカム孔27Cには、カート
リッジホルダ20に設けられた一対の係合ピン29が、
下側プレート25に設けられた一対の長孔25Aを夫々
貫通して係合せしめられる。
【0037】上側及び下側スライダ26及び27の夫々
におけるHA方向に伸びる両端部の一方には、ラック部
35が設けられている。カートリッジ格納部16には、
図3に示される如くに、それら上側及び下側スライダ2
6及び27の夫々に設けられたラック部35に対して共
通とされたモータ37が備えられるとともに、ディスク
装着部40,ディスククランプ部41、及び、記録/読
取り用の光学ヘッド部44及び45が備えられている。
【0038】上側スライダ26に設けられたラック部3
5には、モータ37の駆動力を伝達するギア機構46を
形成するギア47が噛合せしめられている。同様に、下
側スライダ27に設けられたラック部35にも、モータ
37の駆動力を伝達するギア機構を形成するギアが噛合
せしめられている。ディスク装着部40は、固定基体2
1に設けられた中央孔21Aからカートリッジホルダ2
0に設けられた開口部20Bに向けて突出する状態をも
って固定基体21に設けられている。ディスククランプ
部41も、可動基体22に設けられた中央孔22Aから
カートリッジホルダ20に設けられた開口部20Bに向
けて突出する状態をもって可動基体22に設けられ、デ
ィスク装着部40と相互対向せしめられている。また、
記録/読取り用の光学ヘッド部44は、固定基体21に
設けられた開口部21Bに配される状態をもって固定基
体21に設けられている。さらに、記録/読取り用の光
学ヘッド部45は、可動基体22に設けられた開口部2
2Bに配される状態をもって可動基体22に設けられ、
カートリッジホルダ20に設けられた開口部20Bを介
して、固定基体21に設けられた記録/読取り用の光学
ヘッド部44と相互対向せしめられている。
【0039】ラック部35が夫々設けられた上側及び下
側スライダ26及び27は、上側スライダ26が、上側
プレート24に設けられた一対の係合ピン32が夫々係
合せしめられた一対の長孔26Aにより規制される範囲
内において、また、下側スライダ27が、下側プレート
25に設けられた一対の係合ピン33が夫々係合せしめ
られた一対の長孔27Aにより規制される範囲内におい
て、モータ37の回動方向に応じて、HA方向もしくは
HA方向とは逆の方向に向けて移動せしめられる。そし
て、それら上側及び下側スライダ26及び27の移動に
伴って、カートリッジホルダ20が、上側及び下側プレ
ート24及び25に夫々設けられた一対の長孔24A及
び一対の長孔25Aと、上側及び下側スライダ26及び
27に夫々設けられた一対のカム孔26C及び一対のカ
ム孔27Cとにより規制される範囲内において、また、
可動基体22が、上側及び下側プレート24及び25に
夫々設けられた一対の長孔24A及び一対の長孔25A
と、上側及び下側スライダ26及び27に夫々設けられ
た一対のカム孔26B及び一対のカム孔27Bとにより
規制される範囲内において、ディスク装着部40が設け
られた固定基体21に対して近接もしくは離隔せしめら
れる。
【0040】一方、ディスク15を収容するカートリッ
ジ18には、図1及び図4に示される如くに、スライド
溝17及びスライド溝17に沿う移動が可能とされた可
動蓋部材19が設けられている。カートリッジ18に設
けられた可動蓋部材19は、U字状に折り曲げられて、
カートリッジ18に収容されたディスク15の基体両面
に夫々対向せしめられたものとされ、その両端部が、カ
ートリッジ18に設けられたスライド溝17に係合せし
められている。可動蓋部材19は、そのU字状折曲部に
段部19Aが形成されるとともに、カートリッジ18に
おける図示が省略されたバネ部材の付勢力により、カー
トリッジ18に設けられた開口部18Aを閉状態となす
位置に維持されている。
【0041】カートリッジホルダ20には、水平方向
(矢印Hの方向)に沿ってカートリッジ格納部16の後
方開口部16Aを通じて挿入されるカートリッジ18の
可動蓋部材19を移動させる可動アーム状部材48が、
軸51を介して取り付けられている。可動アーム状部材
48は、その中間部に設けられたストッパピン49がカ
ートリッジホルダ20に設けられた円弧状形状の長孔5
0に係合せしめられて、その長孔50により規制される
範囲内での軸51を支点とする回動が可能なものとされ
ている。軸51にはトグルスプリング52が巻装されて
おり、可動アーム状部材48は、トグルスプリング52
によって、その先端部がカートリッジホルダ20に設け
られた後方開口部20Aに近接するものとなる方向に付
勢されている。さらに、カートリッジホルダ20におけ
る一対の係合ピン28が設けられた上側壁部及び一対の
係合ピン29が設けられた下側壁部の夫々には、図示が
省略されたリンク部材に連動して移動せしめられるロッ
ク部材53が取り付けられている。
【0042】ディスク15を収容するカートリッジ18
がカートリッジ格納部16に格納されるにあたっては、
カートリッジ格納部16におけるカートリッジホルダ2
0,固定基体21及び可動基体22の夫々が比較的大な
る相互間距離を有するものとされるとともに、カートリ
ッジ18における開口部18Aが可動蓋部材19により
閉状態とされたもとで、カートリッジ18が、その可動
蓋部材19のU字状折曲部を先頭とする状態をもって、
水平方向(矢印Hの方向)に沿って、カートリッジ格納
部16におけるカートリッジホルダ20に、カートリッ
ジ格納部16の後方開口部16A及びその後方開口部1
6Aに連なるカートリッジホルダ20の後方開口部20
Aを通じて、挿入される。それにより、カートリッジ1
8に設けられた開口部18A,カートリッジホルダ20
に設けられた開口部20B,固定基体21に設けられた
開口部21B、及び、可動基体22に設けられた開口部
22Bの夫々が略同等の高さ位置におかれるものとな
る。斯かるカートリッジ18のカートリッジホルダ20
への挿入により、カートリッジホルダ20に配された可
動アーム状部材48の先端部が、カートリッジ18に設
けられた可動蓋部材19の段部19Aに係合せしめられ
る。
【0043】可動蓋部材19の段部19Aに先端部が係
合せしめられた可動アーム状部材48は、カートリッジ
ホルダ20に挿入されたカートリッジ18の水平方向
(矢印Hの方向)に沿う移動に応じて、トグルスプリン
グ52の付勢力に抗する方向に回動せしめられる。それ
により、可動蓋部材19が、それに作用するバネ部材の
付勢力に抗して、スライド溝17に沿って徐々に移動せ
しめられる。その結果、図5に示される如くに、カート
リッジ18が、その水平方向(矢印Hの方向)に沿う移
動によりカートリッジホルダ20に格納された状態にお
かれたとき、可動アーム状部材48によって、可動蓋部
材19が、カートリッジ18に設けられた開口部18A
を開状態として、カートリッジ18に収容されたディス
ク15の基体両面に夫々設けられた記録面部15Aを、
カートリッジ18に設けられた開口部18Aを通じて外
部に臨ませる位置におかれる。さらに、カートリッジ1
8がカートリッジホルダ20に格納されたときには、カ
ートリッジホルダ20に設けられた一対のロック部材5
3が、カートリッジ18に設けられた一対の凹部18B
に夫々係合せしめられて、カートリッジ18がカートリ
ッジホルダ20により位置決め支持される。
【0044】このようにカートリッジ18が、実質的に
垂直方向に直交する方向、即ち、水平方向(矢印Hの方
向)に沿ってカートリッジ格納部16のカートリッジホ
ルダ20に挿入されるので、カートリッジ18に設けら
れた開口部18Aを通じて記録面部15Aが外部に臨む
ものとされたディスク15は、図3及び図6に示される
如くに、記録面部15Aを実質的に垂直面内に置く状態
をもって、固定基体21に設けられたティスク装着部4
0及び記録/読取り用の光学ヘッド部44と、可動基体
22に設けられたディスククランプ部41及び記録/読
取り用の光学ヘッド部45との間に位置せしめられる。
そして、カートリッジホルダ20に設けられた一対のロ
ック部材53によってカートリッジ18が位置決め支持
されることにより、ディスク15と、ディスク装着部4
0及び巻装されたコイルスプリング54によってディス
ク装着部40に近接する方向に付勢されたディスククラ
ンプ部41とが適正な状態をもって相互対向せしめられ
る。
【0045】カートリッジホルダ20にカートリッジ1
8が格納されたもとで、上側及び下側スライダ26及び
27の夫々に設けられたラック部35に共通とされたモ
ータ37が、所定の期間、例えば、正転せしめられるこ
とにより、上側及び下側スライダ26及び27が、夫
々、図6において矢印HAにより示されるカートリッジ
18のカートリッジホルダ20に対する挿入方向に向け
て移動せしめられる。そして、それら上側及び下側スラ
イダ26及び27のHA方向への移動に伴って、カート
リッジ18が格納されたカートリッジホルダ20及び可
動基体22が、固定基体21に近接する方向に移動せし
められる。それにより、図7に示される如くに、カート
リッジ18に収容されたディスク15が、その基体両面
に夫々設けられた記録面部15Aを実質的に垂直面内に
置く状態をもって、コイルスプリング54の付勢力が作
用せしめられるディスククランプ部41により押圧され
つつ、ディスク装着部40に装着される。
【0046】斯かるディスク15がディスク装着部40
に装着される際、固定基体21に設けられた基準ピン5
5が、カートリッジホルダ20に設けられた基準孔56
に係合せしめられるとともに、基準ピン57が、カート
リッジホルダ20に設けられた透孔を貫通してカートリ
ッジ18に設けられた基準孔58に係合せしめられ、デ
ィスク装着部40とディスク15との位置決めが精度良
く行われる。また、可動基体22に設けられた基準ピン
59が、カートリッジホルダ20に設けられた基準孔6
0に係合せしめられるとともに、基準ピン61が、カー
トリッジホルダ20に設けられた透孔を貫通してカート
リッジ18に設けられた基準孔62に係合せしめられ、
ディスククランプ部41とディスク15との位置決めが
精度良く行われる。それにより、ディスククランプ部4
1により押圧されるディスク15のディスク装着部40
に対する装着が良好な精度をもって、確実に行われる。
【0047】ディスク装着部40に装着されたディスク
15は、ディスク装着部40が、情報記録再生装置13
に内蔵されたディスク駆動用モータによって回転せしめ
られることにより、ディスク装着部40と共に、記録面
部15Aの中央部を回転中心として回転せしめられる。
【0048】ディスク15は、その基体両面に夫々設け
られた記録面部15Aに、例えば、記録用の高パワーの
レーザ光ビームが入射する部分がアモルファス状態とさ
れるとともに記録用の低パワーのレーザ光ビームが入射
する部分が結晶状態とされる記録層が設けられた、相変
化記録が行われるものとされる。斯かるディスク15の
記録面部15Aにあっては、ディスク15が回転せしめ
られたもとで相変化記録が行われると、記録層に記録情
報に応じた結晶状態部分とアモルファス状態部分とが順
次配列形成され、それにより、環状記録トラックが形成
される。
【0049】そして、記録された情報についての情報読
取りは、記録層に形成されたアモルファス状態部分の光
反射率が結晶状態部分の光反射率より低いことが利用さ
れて行われる。即ち、記録用のレーザ光ビームに比して
小なる一定の強度を有した読取り用のレーザ光ビーム
が、ディスク15の記録面部15Aに設けられた記録層
に形成された環状記録トラックに追従すべく入射せしめ
られると、環状記録トラックを成すアモルファス状態部
分において反射して比較的小なる強度を有した状態と環
状記録トラックを成す結晶状態部分において反射して比
較的大なる強度を有した状態とをとる反射レーザ光ビー
ムとが得られ、その強度変化が検出されることにより、
記録された情報が読み取られる。
【0050】また、固定基体21に設けられた記録/読
取り用の光学ヘッド部44は、図8に示される如くに、
固定基体21に設けられた開口部21Bの範囲内で、デ
ィスク装着部40に装着されたディスク15の半径方向
に往復移動可能とされている。また、可動基体22に設
けられた記録/読取り用の光学ヘッド部45も、可動基
体22に設けられた開口部22Bの範囲内で、ディスク
装着部40に装着されたディスク15の半径方向に往復
移動可能とされている。それら記録/読取り用の光学ヘ
ッド部44及び45は、ディスク装着部40に装着され
たディスク15の記録面部15Aが置かれた垂直面と平
行な垂直面内において実質的に垂直方向に直交する方
向、即ち、水平方向(矢印Hの方向)に往復移動するも
のとされている。
【0051】図9に拡大されて示される如く、固定基体
21に設けられた開口部21B内に配され、その開口部
21Bの範囲内で、水平方向(矢印Hの方向)に往復移
動するものとされた記録/読取り用の光学ヘッド部44
は、ディスク装着部40に装着されたディスク15の一
方の記録面部15Aに対向する対物レンズ70を備えて
いる。そして、光学ヘッド部44の内部で形成された記
録用もしくは読取り用のレーザ光ビームが、対物レンズ
70を通じて、ディスク装着部40に装着されたディス
ク15の一方の記録面部15Aに入射せしめられる。
【0052】可動基体22に設けられた開口部22B内
に配され、その開口部22Bの範囲内で、水平方向(矢
印Hの方向)に往復移動するものとされた記録/読取り
用の光学ヘッド部45にあっても同様であり、ディスク
装着部40に装着されたディスク15の他方の記録面部
15Aに対向する対物レンズを備えていて、その対物レ
ンズを通じて、光学ヘッド部45の内部で形成された記
録用もしくは読取り用のレーザ光ビームが、ディスク装
着部40に装着されたディスク15の他方の記録面部1
5Aに入射せしめられる。
【0053】図10は、記録/読取り用の光学ヘッド部
44とその光学ヘッド部44を水平方向(矢印Hの方
向)に往復移動させる光学ヘッド駆動機構71の一例を
示す。光学ヘッド駆動機構71は、光学ヘッド部44を
支持する支持基板部材72,支持基板部材72を水平方
向(矢印Hの方向)に往復移動させる送り螺子軸73,
送り螺子軸73を回動させるためのヘッド送りモータ7
4,ヘッド送りモータ74の回転を減速して送り螺子軸
73に伝達する減速ギア部75,支持基板部材72の水
平方向の往復移動に際して支持基板部材72を案内する
案内部材76等を含んで構成されている。そして、光学
ヘッド駆動機構71の全体が、固定基体21における、
ディスク装着部40に装着されたディスク15に対向す
る面に対しての背面側に取り付けられている。
【0054】支持基板部材72の下方部には、スライデ
ィングスリーブ部77とラック部78とが設けられてお
り、スライディングスリーブ部77は送り螺子軸73に
嵌合し、また、ラック部78は送り螺子軸73に係合し
ている。さらに、支持基板部材72の上方部には、スラ
イディングスリーブ部79が設けられており、スライデ
ィングスリーブ部79は案内部材76に嵌合している。
送り螺子軸73及び案内部材76は、相互に平行に配さ
れていて、各々が、ディスク装着部40に装着されたデ
ィスク15の記録面部15Aに沿って、水平方向(矢印
Hの方向)に伸びている。
【0055】斯かるもとで、ヘッド送りモータ74が回
転状態とされると、ヘッド送りモータ74の回転が、減
速ギア部75によって減速されて送り螺子軸73に伝達
され、送り螺子軸73がヘッド送りモータ74の回転方
向に応じた方向に回転せしめられる。それにより、送り
螺子軸73に係合した支持基板部材72に設けられたラ
ック部78が、送り螺子軸73の回転に伴って、送り螺
子軸73に沿って移動せしめられる。それに伴って、支
持基板部材72が、スライディングスリーブ部77が送
り螺子軸73に対してスライドし、かつ、スライディン
グスリーブ部79が案内部材76に対してスライドする
もとで、送り螺子軸73に沿う方向、即ち、水平方向に
移動せしめられる。その結果、支持基板部材72により
支持された記録/読取り用の光学ヘッド部44が、ディ
スク装着部40に装着されたディスク15の記録面部1
5Aが置かれた垂直面と平行な垂直面内において実質的
に垂直方向に直交する方向、即ち、水平方向(矢印Hの
方向)に往復移動することになる。
【0056】記録/読取り用の光学ヘッド部45を水平
方向(矢印Hの方向)に往復移動させる光学ヘッド駆動
機構も、上述の記録/読取り用の光学ヘッド部44を水
平方向に往復移動させる光学ヘッド駆動機構71と同様
に構成されている。
【0057】記録/読取り用の光学ヘッド部44は、そ
れを支持する支持基板部材72にラック部78が設けら
れ、そのラック部78が送り螺子軸73に係合する状態
におかれているので、光学ヘッド駆動機構71が非作動
状態にあって送り螺子軸73が回転していないもとで
は、その位置がラック部78と送り螺子軸73とによっ
て規制されることになる。記録/読取り用の光学ヘッド
部45についても同様であって、光学ヘッド駆動機構が
非作動状態にあって送り螺子軸が回転していないもとで
は、その位置が光学ヘッド駆動機構におけるラック部と
送り螺子軸とによって規制されることになる。
【0058】図11は、本発明に係る情報記録再生装置
の一例である情報記録再生装置13の要部を示す。斯か
る例にあっては、ディスク装着部40に、基体両面に夫
々設けられた記録面部15Aを実質的に垂直面内に置く
状態をもって装着された書込み可能なディスク15が、
ディスク駆動モータ80によってディスク装着部40が
所定の回転数をもって回転駆動されることにより、それ
に伴って所定の回転数をもって回転せしめられる。
【0059】ディスク装着部40に装着されて回転せし
められるディスク15には、その一方の記録面部15A
に対応する対物レンズ70を有した記録/読取り用の光
学ヘッド部44、及び、その他方の記録面部15Aに対
応する対物レンズ90を有した記録/読取り用の光学ヘ
ッド部45が配されている。そして、記録/読取り用の
光学ヘッド部44及び45の夫々は、ディスク15の記
録面部15Aが置かれた垂直面と平行な垂直面内におい
て、ディスク15の半径方向に沿い、実質的に水平方向
(矢印Hの方向)に往復移動する。斯かる光学ヘッド部
44の水平方向における往復移動は、ディスク15の記
録面部15Aに沿って水平方向に伸びる送り螺子軸73
を含んだ光学ヘッド駆動機構71によって行われる。ま
た、記録/読取り用の光学ヘッド部45の水平方向にお
ける往復移動は、ディスク15の記録面部15Aに沿っ
て水平方向に伸びる送り螺子軸93を含んだ光学ヘッド
駆動機構91によって行われる。
【0060】記録/読取り用の光学ヘッド部44は、デ
ィスク15の一方の記録面部15Aに情報を記録する情
報記録及びディスク15の一方の記録面部15Aに記録
された情報を読み取って読取出力信号を送出する情報読
取りを選択的に行う。そのため、記録用のレーザ光ビー
ムもしくは読取り用のレーザ光ビームを、ディスク15
の一方の記録面部15Aに入射させるとともに、ディス
ク15の一方の記録面部15Aにおいて反射して戻る記
録用のレーザ光ビームもしくは読取り用のレーザ光ビー
ムである反射レーザ光ビームを検出するための、レーザ
光源部83及び対物レンズ70を含んだ光学系を内蔵し
ている。
【0061】記録/読取り用の光学ヘッド部45は、デ
ィスク15の他方の記録面部15Aに情報を記録する情
報記録及びディスク15の他方の記録面部15Aに記録
された情報を読み取って読取出力信号を送出する情報読
取りを選択的に行う。そのため、記録用のレーザ光ビー
ムもしくは読取り用のレーザ光ビームを、ディスク15
の他方の記録面部15Aに入射させるとともに、ディス
ク15の他方の記録面部15Aにおいて反射して戻る記
録用のレーザ光ビームもしくは読取り用のレーザ光ビー
ムである反射レーザ光ビームを検出するための、レーザ
光源部94及び対物レンズ90を含んだ光学系を内蔵し
ている。
【0062】図12に示される如く、光学ヘッド部44
に内蔵された対物レンズ70には、トラッキング制御部
を形成するトラッキング・コイル85とフォーカス制御
部を形成するフォーカス・コイル86とが付設されてい
る。トラッキング・コイル85は、後述のトラッキング
制御駆動信号が供給されるとき、対物レンズ70を光学
ヘッド部44のディスク15の半径方向に沿う移動方向
と実質的に平行な方向、即ち、実質的に垂直方向に直交
する水平方向(矢印Hの方向)に微細に移動させて、対
物レンズ70を通じてディスク15の一方の記録面部1
5Aに入射する記録用のレーザ光ビームもしくは読取り
用のレーザ光ビームにより一方の記録面部15Aに形成
されるスポットを、その一方の記録面部15Aにおける
環状記録トラックが形成されるべき部分、あるいは、形
成された環状記録トラックを過る方向、即ち、トラッキ
ング方向に微細に変位させる。それにより、対物レンズ
70を通じてディスク15の一方の記録面部15Aに入
射する記録用のレーザ光ビームもしくは読取り用のレー
ザ光ビームの一方の記録面部15Aにおける環状記録ト
ラックに関するトラッキング状態の制御が行われる。
【0063】また、フォーカス・コイル86は、後述の
フォーカス制御駆動信号が供給されるとき、対物レンズ
70をディスク15の一方の記録面部15Aに対して近
接もしくは離隔させるべく微細に移動させて、対物レン
ズ70を通じてディスク15の一方の記録面部15Aに
入射する記録用のレーザ光ビームもしくは読取り用のレ
ーザ光ビームの集束度合いを微細に変化させる。それに
より、対物レンズ70を通じてディスク15の一方の記
録面部15Aに入射する記録用のレーザ光ビームもしく
は読取り用のレーザ光ビームの一方の記録面部15Aに
おけるフォーカス状態の制御が行われる。
【0064】記録/読取り用の光学ヘッド部45に内蔵
された対物レンズ90にも、光学ヘッド部44に内蔵さ
れた対物レンズ70の場合と同様に、トラッキング制御
部を形成するトラッキング・コイルとフォーカス制御部
を形成するフォーカス・コイルとが付設されている。対
物レンズ90に付設されたトラッキング・コイルは、ト
ラッキング制御駆動信号が供給されるとき、対物レンズ
90を光学ヘッド部45のディスク15の半径方向に沿
う移動方向と実質的に平行な方向、即ち、実質的に垂直
方向に直交する水平方向(矢印Hの方向)に微細に移動
させて、対物レンズ90を通じてディスク15の他方の
記録面部15Aに入射する記録用のレーザ光ビームもし
くは読取り用のレーザ光ビームにより他方の記録面部1
5Aに形成されるスポットを、トラッキング方向に微細
に変位させる。それにより、対物レンズ90を通じてデ
ィスク15の他方の記録面部15Aに入射する記録用の
レーザ光ビームもしくは読取り用のレーザ光ビームの他
方の記録面部15Aにおける環状記録トラックに関する
トラッキング状態の制御が行われる。
【0065】また、対物レンズ90に付設されたフォー
カス・コイルは、フォーカス制御駆動信号が供給される
とき、対物レンズ90をディスク15の他方の記録面部
15Aに対して近接もしくは離隔させるべく微細に移動
させて、対物レンズ90を通じてディスク15の他方の
記録面部15Aに入射する記録用のレーザ光ビームもし
くは読取り用のレーザ光ビームの集束度合いを微細に変
化させる。それにより、対物レンズ90を通じてディス
ク15の他方の記録面部15Aに入射する記録用のレー
ザ光ビームもしくは読取り用のレーザ光ビームの他方の
記録面部15Aにおけるフォーカス状態の制御が行われ
る。
【0066】このようなもとで、記録/読取り用の光学
ヘッド部44による情報記録が行われるときには、動作
制御ユニット95から、モータ制御信号XMが、ディス
ク駆動モータ80用のサーボ制御信号形成部96に,ヘ
ッド制御信号XHAが、光学ヘッド部44用のサーボ制
御信号形成部97に、及び、記録用のものとされたレー
ザパワー制御指令信号XPAが、光学ヘッド部44用の
パワー制御信号形成部98に、夫々供給され、さらに、
記録制御信号XRが記録信号形成部99に供給される。
また、ディスク15の一方の記録面部15Aへの記録が
なされるべきデータ情報DRが、記録信号入力端子10
0を通じて、エンコーダ部101に供給される。
【0067】エンコーダ部101においては、データ情
報DRが所定の符号化方式に従って符号化されるととも
に、符号化されたデータ情報DRをあらわす記録データ
DRCが形成される。そして、エンコーダ部101から
得られる記録データDRCが、記録信号形成部99に供
給される。
【0068】このとき、記録信号形成部99は、動作制
御ユニット95からの記録制御信号XRに応じて動作状
態におかれている。それにより、記録信号形成部99に
おいて、エンコーダ部101からの記録データDRCに
応じた記録情報信号CSRが形成され、それが光学ヘッ
ド部44に内蔵された光学系に含まれたレーザ光源部8
3に供給される。
【0069】動作制御ユニット95から記録用のものと
されたレーザパワー制御指令信号XPAが供給されるパ
ワー制御信号形成部98においては、記録用のものとさ
れたレーザパワー制御指令信号XPAに応じて、光学ヘ
ッド部44に内蔵された光学系に含まれるレーザ光源部
83に、記録用のレーザ光ビームの形成に供されるレー
ザ光を発生させるためのパワー制御信号CPAが形成さ
れる。そして、パワー制御信号形成部98から得られる
パワー制御信号CPAが、光学ヘッド部44におけるレ
ーザ光源部83に供給される。
【0070】光学ヘッド部44におけるレーザ光源部8
3においては、パワー制御信号CPAに応じた比較的大
なるパワーを有し、記録情報信号CSRに基づく強度変
調が施されたレーザ光が発せられ、光学ヘッド部44に
内蔵された光学系において、光学ヘッド部44から発せ
られレーザ光に基づく記録用のレーザ光ビームが形成さ
れる。この記録情報信号CSRに応じた記録用のレーザ
光ビームは、光学ヘッド部44に内蔵された光学系に含
まれる対物レンズ70を通じて、ディスク15の一方の
記録面部15Aに入射せしめられる。
【0071】斯かる際、動作制御ユニット95からのモ
ータ制御信号XMが供給されるサーボ制御信号形成部9
6において、モータ制御信号XMに応じたモータ駆動信
号CMが形成され、それがモータ駆動部102を通じて
ディスク駆動モータ80に供給される。それにより、デ
ィスク駆動モータ80が、モータ駆動信号CMに応じて
回転し、ディスク15が装着されたディスク装着部40
を所定の回転速度をもって回転駆動する。その結果、デ
ィスク装着部40に装着されたディスク15が、記録面
部15Aの中央部を回転中心として所定の回転速度をも
って回転する状態におかれる。
【0072】ディスク駆動モータ80が回転状態におか
れると、ディスク駆動モータ80に備えられた、例え
ば、周波数発振器とされる回転検出手段から、ディスク
駆動モータ80の回転状態についての検出出力信号SG
が得られ、それがサーボ制御信号形成部96に供給され
る。それにより、サーボ制御信号形成部96から送出さ
れるモータ駆動信号CMが、ディスク駆動モータ80か
らの検出出力信号SG応じて変化せしめられ、ディスク
駆動モータ90に対するサーボ制御が行われる。
【0073】さらに、このとき、動作制御ユニット95
からのヘッド制御信号XHAが供給されるサーボ制御信
号形成部97において、ヘッド制御信号XHAに応じた
ヘッド駆動信号CHAが形成され、それがヘッド駆動部
103を通じて光学ヘッド駆動機構71に供給される。
ヘッド駆動部103及び光学ヘッド駆動機構71は、全
体で光学ヘッド駆動部を形成している。
【0074】図12に示される如く、光学ヘッド駆動機
構71においては、ヘッド駆動部103からのヘッド駆
動信号CHAがヘッド送りモータ74に供給される。そ
れにより、ヘッド送りモータ74がヘッド駆動信号CH
Aに応じて回転状態をとるものとされ、その回転が減速
ギア部75を通じて送り螺子軸73に伝達され、送り螺
子軸73がヘッド送りモータ74の回転方向に応じた方
向に回転せしめられる。その結果、光学ヘッド部44
が、送り螺子軸73の回転に応じて、送り螺子軸73に
沿って水平方向に移動せしめられ、ディスク15の一方
の記録面部15Aに対する光学ヘッド部44の位置設定
が行われる。
【0075】このようにして、ディスク装着部40に装
着されたディスク15が回転状態におかれ、ディスク1
5の一方の記録面部15Aに対する光学ヘッド部44の
位置設定が行われたもとで、光学ヘッド部44から記録
情報信号CSRに応じた記録用のレーザ光ビームが対物
レンズ70を通じてディスク15の一方の記録面部15
Aに入射せしめられることにより、ディスク15の一方
の記録面部15Aにおける設定された位置から、記録信
号入力端子100を通じて供給されるデータ情報DRに
関する情報記録が行われる。
【0076】斯かる情報記録が行われるもとにあって
は、ディスク15の一方の記録面部15Aに入射した記
録用のレーザ光ビームが一方の記録面部15Aにおいて
反射して得られる反射レーザ光ビームが、ディスク15
の一方の記録面部15Aから光学ヘッド部44に戻り、
光学ヘッド部44に内蔵された光学系に含まれる光検出
部によって検出される。そして、光学ヘッド部44にお
いて、反射レーザ光ビームについての検出出力に基づく
読取出力信号群QAが得られ、それらが読取信号処理部
104に供給される。
【0077】読取信号処理部104にあっては、読取出
力信号群QAに基づいて、ディスク15の一方の記録面
部15Aに入射した記録用のレーザ光ビームについて
の、一方の記録面部15Aにおける環状記録トラックが
形成されるべき部分に対する入射位置のずれをあらわす
トラッキング・エラー信号STA、及び、一方の記録面
部15Aにおける適正なフォーカス状態に比してのデフ
ォーカスの程度をあらわすフォーカス・エラー信号SF
Aが形成される。そして、読取信号処理部104から得
られるトラッキング・エラー信号STA及びフォーカス
・エラー信号SFAは、サーボ制御信号形成部97に供
給される。
【0078】サーボ制御信号形成部97においては、ト
ラッキング・エラー信号STAに基づくトラッキング制
御駆動信号CTAが形成されるとともに、フォーカス・
エラー信号SFAに基づくフォーカス制御駆動信号CF
Aが形成され、さらに、トラッキング・エラー信号ST
Aの低域成分に基づくヘッド駆動信号CHAが形成され
る。
【0079】トラッキング・エラー信号STAの低域成
分に基づくヘッド駆動信号CHAは、ヘッド駆動部10
3を通じて、ヘッド駆動部103と共に光学ヘッド駆動
部を形成する光学ヘッド駆動機構71に供給される。光
学ヘッド駆動機構71においては、ヘッド駆動部103
からのトラッキング・エラー信号STAの低域成分に基
づくヘッド駆動信号CHAが、ヘッド送りモータ74に
供給されて、ヘッド送りモータ74がヘッド駆動信号C
HAに応じて回転状態をとるものとされ、それにより、
光学ヘッド部44が、ヘッド送りモータ74の回転に応
じて回転する送り螺子軸73に沿って水平方向に移動せ
しめられ、前述の固定基体21に設けられた開口部21
Bの範囲内で、ディスク15の回転に伴ってディスク1
5の半径方向に継続的に変位していくものとされる。ま
た、光学ヘッド部44を或る特定の位置まで移動させる
べきときには、動作制御ユニット95からのヘッド制御
信号XHAに基づいて、ヘッド駆動信号CHAを形成す
る。
【0080】また、トラッキング制御駆動信号CTA
は、トラッキング制御駆動部105を通じて、図12に
示される如くに、光学ヘッド部44における対物レンズ
70に付設されたトラッキング・コイル85に供給され
る。トラッキング・コイル85は、トラッキング制御駆
動信号CTAに応じて、対物レンズ70を、光学ヘッド
部44のディスク15の半径方向に沿う移動方向と実質
的に平行な方向、即ち、実質的に垂直方向に直交する水
平方向(矢印Hの方向)に微細に移動させる。
【0081】その結果、光学ヘッド部44からそれにお
ける対物レンズ70を通じてディスク15の一方の記録
面部15Aに入射する記録用のレーザ光ビームにより一
方の記録面部15Aに形成されるスポットがトラッキン
グ方向に微細に変位せしめられて、対物レンズ70を通
じてディスク15の一方の記録面部15Aに入射する記
録用のレーザ光ビームの一方の記録面部15Aにおける
環状記録トラックに関するトラッキング状態の制御が行
われる。
【0082】さらに、フォーカス制御駆動信号CFA
は、フォーカス制御駆動部106を通じて、図12に示
される如くに、光学ヘッド部44における対物レンズ7
0に付設されたフォーカス・コイル86に供給される。
フォーカス・コイル86は、フォーカス制御駆動信号C
FAに応じて、対物レンズ70を、ディスク15の一方
の記録面部15Aに対して近接もしくは離隔させるべく
微細に移動させる。
【0083】その結果、対物レンズ70を通じてディス
ク15の一方の記録面部15Aに入射する記録用のレー
ザ光ビームの集束度合いが微細に変化せしめられて、対
物レンズ70を通じてディスク15の一方の記録面部1
5Aに入射する記録用のレーザ光ビームの一方の記録面
部15Aにおけるフォーカス状態の制御が行われる。
【0084】次に、記録/読取り用の光学ヘッド部44
による情報読取りが行われるときには、動作制御ユニッ
ト95から、モータ制御信号XMが、ディスク駆動モー
タ80用のサーボ制御信号形成部96に,ヘッド制御信
号XHAが、光学ヘッド部44用のサーボ制御信号形成
部97に、及び、読取り用のものとされたレーザパワー
制御指令信号XPAが、光学ヘッド部44用のパワー制
御信号形成部98に、夫々供給され、さらに、データ選
択制御信号XSが出力データ選択部107に供給され
る。
【0085】動作制御ユニット95から読取り用のもの
とされたレーザパワー制御指令信号XPAが供給される
パワー制御信号形成部98においては、読取り用のもの
とされたレーザパワー制御指令信号XPAに応じて、光
学ヘッド部44に内蔵された光学系に含まれるレーザ光
源部83に、読取り用のレーザ光ビームの形成に供され
るレーザ光を発生させるためのパワー制御信号CPAが
形成される。そして、パワー制御信号形成部98から得
られるパワー制御信号CPAが、光学ヘッド部44にお
けるレーザ光源部83に供給される。なお、記録/読取
り用の光学ヘッド部44による情報読取りが行われるも
とでは、記録信号形成部99からの記録情報信号CSR
が光学ヘッド部44におけるレーザ光源部83に供給さ
れることはない。
【0086】光学ヘッド部44におけるレーザ光源部8
3においては、パワー制御信号CPAに応じた比較的小
なるパワーを有した一定強度のレーザ光が発せられ、光
学ヘッド部44に内蔵された光学系において、光学ヘッ
ド部44から発せられレーザ光に基づく読取り用のレー
ザ光ビームが形成される。この読取り用のレーザ光ビー
ムは、光学ヘッド部44に内蔵された光学系に含まれる
対物レンズ70を通じて、ディスク15の一方の記録面
部15Aに入射せしめられる。
【0087】斯かる際においても、記録/読取り用の光
学ヘッド部44による情報記録が行われるときと同様
に、動作制御ユニット95からのモータ制御信号XMに
応じてディスク装着部40に装着されたディスク15が
所定の回転速度をもって回転する状態におかれ、ディス
ク駆動モータ80に対するサーボ制御が行われるととも
に、動作制御ユニット95からのヘッド制御信号XHA
に応じて、ディスク15の一方の記録面部15Aに対す
る光学ヘッド部44の位置設定が行われる。
【0088】このようにして、ディスク装着部40に装
着されたディスク15が回転状態におかれ、ディスク1
5の一方の記録面部15Aに対する光学ヘッド部44の
位置設定が行われたもとで、光学ヘッド部44から比較
的小なるパワーを有した一定強度の読取り用のレーザ光
ビームが対物レンズ70を通じてディスク15の一方の
記録面部15Aに入射せしめられることにより、ディス
ク15の一方の記録面部15Aにおける設定された位置
から、環状記録トラックを形成して記録された情報につ
いての情報読取りが行われる。
【0089】斯かる情報読取りが行われるもとにあって
は、ディスク15の一方の記録面部15Aに入射した読
取り用のレーザ光ビームが一方の記録面部15Aにおい
て反射して得られる反射レーザ光ビームが、ディスク1
5の一方の記録面部15Aから光学ヘッド部44に戻
り、光学ヘッド部44に内蔵された光学系に含まれる光
検出部によって検出される。そして、光学ヘッド部44
において、反射レーザ光ビームについての検出出力に基
づく読取出力信号群QAが得られ、それらが読取信号処
理部104に供給される。
【0090】読取信号処理部104にあっては、読取出
力信号群QAに基づいて、ディスク15の一方の記録面
部15Aに入射した読取り用のレーザ光ビームについて
の、一方の記録面部15Aにおける環状記録トラックに
対する入射位置のずれをあらわすトラッキング・エラー
信号STA、及び、一方の記録面部15Aにおける適正
なフォーカス状態に比してのデフォーカスの程度をあら
わすフォーカス・エラー信号SFAが形成され、また、
ディスク15の一方の記録面部15Aにおける環状記録
トラックから読み取られた情報をあらわす読取情報信号
SIAが形成される。
【0091】読取信号処理部104から得られるトラッ
キング・エラー信号STA及びフォーカス・エラー信号
SFAは、サーボ制御信号形成部97に供給される。そ
れに基づき、記録/読取り用の光学ヘッド部44による
情報記録が行われるときと同様にして、光学ヘッド部4
4が、ヘッド送りモータ74の回転に応じて回転する送
り螺子軸73に沿って水平方向に移動せしめられ、前述
の固定基体21に設けられた開口部21Bの範囲内で、
ディスク15の回転に伴ってディスク15の半径方向に
継続的に変位していくものとされ、また、対物レンズ7
0が、光学ヘッド部44のディスク15の半径方向に沿
う移動方向と実質的に平行な方向、即ち、実質的に垂直
方向に直交する水平方向(矢印Hの方向)に微細に移動
せしめられて、対物レンズ70を通じてディスク15の
一方の記録面部15Aに入射する読取り用のレーザ光ビ
ームの一方の記録面部15Aにおける環状記録トラック
に関するトラッキング状態の制御が行われ、さらに、対
物レンズ70が、ディスク15の一方の記録面部15A
に対して近接もしくは離隔させるべく微細に移動せしめ
られて、対物レンズ70を通じてディスク15の一方の
記録面部15Aに入射する読取り用のレーザ光ビームの
一方の記録面部15Aにおけるフォーカス状態の制御が
行われる。
【0092】読取信号処理部104から得られる読取情
報信号SIAは、増幅部108により増幅されるととも
に波形等化処理が施されて、データ判別部109及びク
ロック再生部110に供給される。クロック再生部11
0においては、読取情報信号SIAにおけるデータクロ
ックに基づいてクロック信号CKAが再生され、そのク
ロック信号CKAがデータ判別部109に供給される。
【0093】データ判別部109においては、読取情報
信号SIAに対するクロック信号CKAに応じたデータ
判別が行われ、読取情報信号SIAに基づくディジタル
情報データDIAが得られる。データ判別部109から
のディジタル情報データDIAはデコーダ部111に供
給され、デコーダ部111においては、ディジタル情報
データDIAについての復号化処理が行われて、ディジ
タル情報データDIAに基づく再生情報データDAと再
生アドレスデータDADAとが得られる。
【0094】デコーダ部111から得られる再生アドレ
スデータDADAは、アドレスデータ処理部112に供
給され、アドレスデータ処理部112において、再生ア
ドレスデータDADAに基づくアドレス出力データDD
Aが得られて、それが動作制御ユニット95に供給され
る。アドレス出力データDDAは、ディスク15の一方
の記録面部15Aに対する光学ヘッド部44の位置制御
等に用いられる。
【0095】デコーダ部111から得られる再生情報デ
ータDAは、情報データ処理部113に供給され、情報
データ処理部113において、再生情報データDAに基
づく情報出力データDOAが得られて、それが出力デー
タ選択部107に供給される。このとき、出力データ選
択部107は、動作制御ユニット95からのデータ選択
制御信号XSによって、情報データ処理部113からの
情報出力データDOAを選択して通過させる状態におか
れており、従って、情報出力データDOAが、出力デー
タ選択部107を通じて、出力端子114に導出され
る。
【0096】一方、記録/読取り用の光学ヘッド部45
による情報記録が行われるときには、動作制御ユニット
95から、モータ制御信号XMが、ディスク駆動モータ
80用のサーボ制御信号形成部96に,ヘッド制御信号
XHBが、光学ヘッド部45用のサーボ制御信号形成部
115に、及び、記録用のものとされたレーザパワー制
御指令信号XPBが、光学ヘッド部45用のパワー制御
信号形成部116に、夫々供給され、さらに、記録制御
信号XRが記録信号形成部99に供給される。また、デ
ィスク15の他方の記録面部15Aへの記録がなされる
べきデータ情報DRが、記録信号入力端子100を通じ
て、エンコーダ部101に供給される。
【0097】エンコーダ部101においては、データ情
報DRが所定の符号化方式に従って符号化されるととも
に、符号化されたデータ情報DRをあらわす記録データ
DRCが形成される。そして、エンコーダ部101から
得られる記録データDRCが、記録信号形成部99に供
給される。
【0098】このとき、記録信号形成部99は、動作制
御ユニット95からの記録制御信号XRに応じて動作状
態におかれている。それにより、記録信号形成部99に
おいて、エンコーダ部101からの記録データDRCに
応じた記録情報信号CSRが形成され、それが光学ヘッ
ド部45に内蔵された光学系に含まれたレーザ光源部9
4に供給される。
【0099】動作制御ユニット95から記録用のものと
されたレーザパワー制御指令信号XPBが供給されるパ
ワー制御信号形成部116においては、記録用のものと
されたレーザパワー制御指令信号XPBに応じて、光学
ヘッド部45に内蔵された光学系に含まれるレーザ光源
部94に、記録用のレーザ光ビームの形成に供されるレ
ーザ光を発生させるためのパワー制御信号CPBが形成
される。そして、パワー制御信号形成部116から得ら
れるパワー制御信号CPBが、光学ヘッド部45におけ
るレーザ光源部94に供給される。
【0100】光学ヘッド部45におけるレーザ光源部9
4においては、パワー制御信号CPBに応じた比較的大
なるパワーを有し、記録情報信号CSRに基づく強度変
調が施されたレーザ光が発せられ、光学ヘッド部45に
内蔵された光学系において、光学ヘッド部45から発せ
られたレーザ光に基づく記録用のレーザ光ビームが形成
される。この記録情報信号CSRに応じた記録用のレー
ザ光ビームは、光学ヘッド部45に内蔵された光学系に
含まれる対物レンズ90を通じて、ディスク15の他方
の記録面部15Aに入射せしめられる。
【0101】斯かる際、動作制御ユニット95からのモ
ータ制御信号XMが供給されるサーボ制御信号形成部9
6において、モータ制御信号XMに応じたモータ駆動信
号CMが形成され、それがモータ駆動部102を通じて
ディスク駆動モータ80に供給される。それにより、デ
ィスク駆動モータ80が、モータ駆動信号CMに応じて
回転し、ディスク15が装着されたディスク装着部40
を所定の回転速度をもって回転駆動する。その結果、デ
ィスク装着部40に装着されたディスク15が、記録面
部15Aの中央部を回転中心として所定の回転速度をも
って回転する状態におかれる。
【0102】ディスク駆動モータ80が回転状態におか
れると、ディスク駆動モータ80に備えられた、例え
ば、周波数発振器とされる回転検出手段から、ディスク
駆動モータ80の回転状態についての検出出力信号SG
が得られ、それがサーボ制御信号形成部96に供給され
る。それにより、サーボ制御信号形成部96から送出さ
れるモータ駆動信号CMが、ディスク駆動モータ80か
らの検出出力信号SGに応じて変化せしめられ、ディス
ク駆動モータ80に対するサーボ制御が行われる。
【0103】さらに、このとき、動作制御ユニット95
からのヘッド制御信号XHBが供給されるサーボ制御信
号形成部115において、ヘッド制御信号XHBに応じ
たヘッド駆動信号CHBが形成され、それがヘッド駆動
部117を通じて光学ヘッド駆動機構91に供給され
る。ヘッド駆動部117及び光学ヘッド駆動機構91
は、全体で光学ヘッド駆動部を形成している。
【0104】光学ヘッド駆動機構91においては、光学
ヘッド部44による情報記録が行われるときの光学ヘッ
ド駆動機構71と同様に、ヘッド駆動部117からのヘ
ッド駆動信号CHBがヘッド送りモータに供給される。
それにより、ヘッド送りモータがヘッド駆動信号CHB
に応じて回転状態をとるものとされ、その回転が光学ヘ
ッド駆動機構91における減速ギア部を通じて送り螺子
軸93に伝達され、送り螺子軸93がヘッド送りモータ
の回転方向に応じた方向に回転せしめられる。その結
果、光学ヘッド部45が、送り螺子軸93の回転に応じ
て、送り螺子軸93に沿って水平方向に移動せしめら
れ、ディスク15の他方の記録面部15Aに対する光学
ヘッド部45の位置設定が行われる。
【0105】このようにして、ディスク装着部40に装
着されたディスク15が回転状態におかれ、ディスク1
5の他方の記録面部15Aに対する光学ヘッド部45の
位置設定が行われたもとで、光学ヘッド部45から記録
情報信号CSRに応じた記録用のレーザ光ビームが対物
レンズ90を通じてディスク15の他方の記録面部15
Aに入射せしめられることにより、ディスク15の他方
の記録面部15Aにおける設定された位置から、記録信
号入力端子100を通じて供給されるデータ情報DRに
関する情報記録が行われる。
【0106】斯かる情報記録が行われるもとにあって
は、ディスク15の他方の記録面部15Aに入射した記
録用のレーザ光ビームが他方の記録面部15Aにおいて
反射して得られる反射レーザ光ビームが、ディスク15
の他方の記録面部15Aから光学ヘッド部45に戻り、
光学ヘッド部45に内蔵された光学系に含まれる光検出
部によって検出される。そして、光学ヘッド部45にお
いて、反射レーザ光ビームについての検出出力に基づく
読取出力信号群QBが得られ、それらが読取信号処理部
118に供給される。
【0107】読取信号処理部118にあっては、読取出
力信号群QBに基づいて、ディスク15の他方の記録面
部15Aに入射した記録用のレーザ光ビームについて
の、他方の記録面部15Aにおける環状記録トラックが
形成されるべき部分に対する入射位置のずれをあらわす
トラッキング・エラー信号STB、及び、他方の記録面
部15Aにおける適正なフォーカス状態に比してのデフ
ォーカスの程度をあらわすフォーカス・エラー信号SF
Bが形成される。そして、読取信号処理部118から得
られるトラッキング・エラー信号STB及びフォーカス
・エラー信号SFBは、サーボ制御信号形成部115に
供給される。
【0108】サーボ制御信号形成部115においては、
トラッキング・エラー信号STBに基づくトラッキング
制御駆動信号CTBが形成されるとともに、フォーカス
・エラー信号SFBに基づくフォーカス制御駆動信号C
FBが形成され、さらに、トラッキング・エラー信号S
TBの低域成分に基づくヘッド駆動信号CHBが形成さ
れる。
【0109】トラッキング・エラー信号STBの低域成
分に基づくヘッド駆動信号CHBは、ヘッド駆動部11
7を通じて、ヘッド駆動部117と共に光学ヘッド駆動
部を形成する光学ヘッド駆動機構91に供給される。光
学ヘッド駆動機構91においては、ヘッド駆動部117
からのトラッキング・エラー信号STBの低域成分に基
づくヘッド駆動信号CHBが、ヘッド送りモータに供給
されて、ヘッド送りモータがヘッド駆動信号CHBに応
じて回転状態をとるものとされ、それにより、光学ヘッ
ド部45が、ヘッド送りモータの回転に応じて回転する
送り螺子軸93に沿って水平方向に移動せしめられ、前
述の可動基体22に設けられた開口部22Bの範囲内
で、ディスク15の回転に伴ってディスク15の半径方
向に継続的に変位していくものとされる。また、光学ヘ
ッド部45を或る特定の位置まで移動させるべきときに
は、動作制御ユニット95からのヘッド制御信号XHA
に基づいて、ヘッド駆動信号CHBを形成する。
【0110】また、トラッキング制御駆動信号CTB
は、トラッキング制御駆動部119を通じて、光学ヘッ
ド部45における対物レンズ90に付設されたトラッキ
ング・コイルに供給される。トラッキング・コイルは、
トラッキング制御駆動信号CTBに応じて、対物レンズ
90を、光学ヘッド部45のディスク15の半径方向に
沿う移動方向と実質的に平行な方向、即ち、実質的に垂
直方向に直交する水平方向(矢印Hの方向)に微細に移
動させる。
【0111】その結果、光学ヘッド部45からそれにお
ける対物レンズ90を通じてディスク15の他方の記録
面部15Aに入射する記録用のレーザ光ビームにより他
方の記録面部15Aに形成されるスポットがトラッキン
グ方向に微細に変位せしめられて、対物レンズ90を通
じてディスク15の他方の記録面部15Aに入射する記
録用のレーザ光ビームの他方の記録面部15Aにおける
環状記録トラックに関するトラッキング状態の制御が行
われる。
【0112】さらに、フォーカス制御駆動信号CFB
は、フォーカス制御駆動部120を通じて、光学ヘッド
部45における対物レンズ90に付設されたフォーカス
・コイルに供給される。フォーカス・コイルは、フォー
カス制御駆動信号CFBに応じて、対物レンズ90を、
ディスク15の他方の記録面部15Aに対して近接もし
くは離隔させるべく微細に移動させる。
【0113】その結果、対物レンズ90を通じてディス
ク15の他方の記録面部15Aに入射する記録用のレー
ザ光ビームの集束度合いが微細に変化せしめられて、対
物レンズ90を通じてディスク15の他方の記録面部1
5Aに入射する記録用のレーザ光ビームの他方の記録面
部15Aにおけるフォーカス状態の制御が行われる。
【0114】次に、記録/読取り用の光学ヘッド部45
による情報読取りが行われるときには、動作制御ユニッ
ト95から、モータ制御信号XMが、ディスク駆動モー
タ80用のサーボ制御信号形成部96に,ヘッド制御信
号XHBが、光学ヘッド部45用のサーボ制御信号形成
部115に、及び、読取り用のものとされたレーザパワ
ー制御指令信号XPBが、光学ヘッド部45用のパワー
制御信号形成部116に、夫々供給され、さらに、デー
タ選択制御信号XSが出力データ選択部107に供給さ
れる。
【0115】動作制御ユニット95から読取り用のもの
とされたレーザパワー制御指令信号XPBが供給される
パワー制御信号形成部116においては、読取り用のも
のとされたレーザパワー制御指令信号XPBに応じて、
光学ヘッド部45に内蔵された光学系に含まれるレーザ
光源部94に、読取り用のレーザ光ビームの形成に供さ
れるレーザ光を発生させるためのパワー制御信号CPB
が形成される。そして、パワー制御信号形成部116か
ら得られるパワー制御信号CPBが、光学ヘッド部45
におけるレーザ光源部94に供給される。なお、記録/
読取り用の光学ヘッド部45による情報読取りが行われ
るもとでは、記録信号形成部99からの記録情報信号C
SRが光学ヘッド部45におけるレーザ光源部94に供
給されることはない。
【0116】光学ヘッド部45におけるレーザ光源部9
4においては、パワー制御信号CPBに応じた比較的小
なるパワーを有した一定強度のレーザ光が発せられ、光
学ヘッド部45に内蔵された光学系において、光学ヘッ
ド部45から発せられたレーザ光に基づく読取り用のレ
ーザ光ビームが形成される。この読取り用のレーザ光ビ
ームは、光学ヘッド部45に内蔵された光学系に含まれ
る対物レンズ90を通じて、ディスク15の他方の記録
面部15Aに入射せしめられる。
【0117】斯かる際においても、記録/読取り用の光
学ヘッド部45による情報記録が行われるときと同様
に、動作制御ユニット95からのモータ制御信号XMに
応じてディスク装着部40に装着されたディスク15が
所定の回転速度をもって回転する状態におかれ、ディス
ク駆動モータ80に対するサーボ制御が行われるととも
に、動作制御ユニット95からのヘッド制御信号XHB
に応じて、ディスク15の他方の記録面部15Aに対す
る光学ヘッド部45の位置設定が行われる。
【0118】このようにして、ディスク装着部40に装
着されたディスク15が回転状態におかれ、ディスク1
5の他方の記録面部15Aに対する光学ヘッド部45の
位置設定が行われたもとで、光学ヘッド部45から比較
的小なるパワーを有した一定強度の読取り用のレーザ光
ビームが対物レンズ90を通じてディスク15の他方の
記録面部15Aに入射せしめられることにより、ディス
ク15の他方の記録面部15Aにおける設定された位置
から、環状記録トラックを形成して記録された情報につ
いての情報読取りが行われる。
【0119】斯かる情報読取りが行われるもとにあって
は、ディスク15の他方の記録面部15Aに入射した読
取り用のレーザ光ビームが他方の記録面部15Aにおい
て反射して得られる反射レーザ光ビームが、ディスク1
5の他方の記録面部15Aから光学ヘッド部45に戻
り、光学ヘッド部45に内蔵された光学系に含まれる光
検出部によって検出される。そして、光学ヘッド部45
において、反射レーザ光ビームについての検出出力に基
づく読取出力信号群QBが得られ、それらが読取信号処
理部118に供給される。
【0120】読取信号処理部118にあっては、読取出
力信号群QBに基づいて、ディスク15の他方の記録面
部15Aに入射した読取り用のレーザ光ビームについて
の、他方の記録面部15Aにおける環状記録トラックに
対する入射位置のずれをあらわすトラッキング・エラー
信号STB、及び、他方の記録面部15Aにおける適正
なフォーカス状態に比してのデフォーカスの程度をあら
わすフォーカス・エラー信号SFBが形成され、また、
ディスク15の他方の記録面部15Aにおける環状記録
トラックから読み取られた情報をあらわす読取情報信号
SIBが形成される。
【0121】読取信号処理部118から得られるトラッ
キング・エラー信号STB及びフォーカス・エラー信号
SFBは、サーボ制御信号形成部115に供給される。
それに基づき、記録/読取り用の光学ヘッド部45によ
る情報記録が行われるときと同様にして、光学ヘッド部
45が、ヘッド送りモータの回転に応じて回転する送り
螺子軸93に沿って水平方向に移動せしめられ、前述の
可動基体22に設けられた開口部22Bの範囲内で、デ
ィスク15の回転に伴ってディスク15の半径方向に継
続的に変位していくものとされ、また、対物レンズ90
が、光学ヘッド部45のディスク15の半径方向に沿う
移動方向と実質的に平行な方向、即ち、実質的に垂直方
向に直交する水平方向(矢印Hの方向)に微細に移動せ
しめられて、対物レンズ90を通じてディスク15の他
方の記録面部15Aに入射する読取り用のレーザ光ビー
ムの他方の記録面部15Aにおける環状記録トラックに
関するトラッキング状態の制御が行われ、さらに、対物
レンズ90が、ディスク15の他方の記録面部15Aに
対して近接もしくは離隔させるべく微細に移動せしめら
れて、対物レンズ90を通じてディスク15の他方の記
録面部15Aに入射する読取り用のレーザ光ビームの他
方の記録面部15Aにおけるフォーカス状態の制御が行
われる。
【0122】読取信号処理部118から得られる読取情
報信号SIBは、増幅部121により増幅されるととも
に波形等化処理が施されて、データ判別部122及びク
ロック再生部123に供給される。クロック再生部12
3においては、読取情報信号SIBにおけるデータクロ
ックに基づいてクロック信号CKBが再生され、そのク
ロック信号CKBがデータ判別部122に供給される。
【0123】データ判別部122においては、読取情報
信号SIBに対するクロック信号CKBに応じたデータ
判別が行われ、読取情報信号SIBに基づくディジタル
情報データDIBが得られる。データ判別部122から
のディジタル情報データDIBはデコーダ部124に供
給され、デコーダ部124においては、ディジタル情報
データDIBについての復号化処理が行われて、ディジ
タル情報データDIBに基づく再生情報データDBと再
生アドレスデータDADBとが得られる。
【0124】デコーダ部124から得られる再生アドレ
スデータDADBは、アドレスデータ処理部125に供
給され、アドレスデータ処理部125において、再生ア
ドレスデータDADBに基づくアドレス出力データDD
Bが得られて、それが動作制御ユニット95に供給され
る。アドレス出力データDDBは、ディスク15の他方
の記録面部15Aに対する光学ヘッド部45の位置制御
等に用いられる。
【0125】デコーダ部124から得られる再生情報デ
ータDBは、情報データ処理部126に供給され、情報
データ処理部126において、再生情報データDBに基
づく情報出力データDOBが得られて、それが出力デー
タ選択部107に供給される。このとき、出力データ選
択部107は、動作制御ユニット95からのデータ選択
制御信号XSによって、情報データ処理部126からの
情報出力データDOBを選択して通過させる状態におか
れており、従って、情報出力データDOBが、出力デー
タ選択部107を通じて、出力端子114に導出され
る。
【0126】なお、光学ヘッド部44及び45に対し
て、記録信号形成部99,記録信号入力端子100及び
エンコーダ部101が共通に用いられているが、光学ヘ
ッド部44及び45の各々に対し、記録信号形成部9
9,記録信号入力端子100及びエンコーダ部101の
夫々に相当するものが用いられてもよい。斯かる場合に
は、ディスク15の基体両面に夫々設けられた記録面部
15Aに対する情報記録を同時に行うことができる。
【0127】上述の如くにして、情報の記録もしくは情
報の読み取りが行われたディスク15を収容したカート
リッジ18が、カートリッジ格納部16から取り出され
るにあたっては、上側及び下側スライダ26及び27の
夫々に設けられたラック部35に対して共通に備えられ
たモータ37が、所定の期間、例えば、逆転せしめられ
る。それにより、上側及び下側スライダ26及び27
が、カートリッジ18の挿入方向とされるHA方向とは
逆の方向に移動し、それに伴って、可動基体22及びカ
ートリッジ18が格納されたカートリッジホルダ20
が、固定基体21から離隔する方向に移動せしめられ
る。その結果、図6に示される如くに、カートリッジ1
8に収容されたディスク15が、ディスク装着部40及
びディスククランプ部41から離隔した位置におかれ
る。
【0128】斯かるもとで、図示が省略されたロック解
除機構により、カートリッジホルダ20に設けられた一
対のロック部材53が、カートリッジ18に設けられた
一対の凹部18Bに夫々係合する状態から解除される
と、図5に示される如くに、カートリッジ18に設けら
れた可動蓋部材19に開状態を維持させる状態におかれ
ていた可動アーム状部材48が、トグルスプリング52
の付勢力に従う方向に回動して、カートリッジ格納部1
6に格納されていたカートリッジ18を水平方向(矢印
Hの方向)に沿って移動させ、カートリッジホルダ20
の後方開口部20Aを通じてカートリッジ格納部16か
ら排出する。斯かる際におけるカートリッジ18の移動
に応じて、可動蓋部材19が、カートリッジ18におけ
る図示が省略されたバネ部材の付勢力により、スライド
溝17に沿って、カートリッジ18に設けられた開口部
18Aを閉状態となす位置に移動せしめられる。
【0129】従って、モータ37,上側及び下側スライ
ダ26及び27,ディスククランプ部41及び基準ピン
59及び61が設けられた可動基体22、及び、ロック
部材53が設けられたカートリッジホルダ20を含む部
分は、水平方向(矢印Hの方向)に沿ってカートリッジ
格納部16に挿入されたカートリッジ18を位置決めし
て支持するとともに、カートリッジ18をディスク装着
部40に近接させる状態とディスク装着部40から離隔
させる状態とを選択的にとる可動機構を構成している。
斯かる可動機構を形成するカートリッジホルダ20に配
された可動アーム状部材48,長孔50及びトグルスプ
リング52を含む部分は、水平方向に沿ってカートリッ
ジ格納部16に挿入されるカートリッジ18に設けられ
た可動蓋部材19に係合して、そのカートリッジ18の
水平方向に沿う移動に応じて、可動蓋部材19にカート
リッジ18に設けられた開口部18Aを閉状態となす位
置と、開口部18Aを閉状態となす位置とを選択的にと
らせる蓋部材制御部を形成している。
【0130】図13は、本発明に係る情報記録再生装置
の他の例が適用された携帯型映像及び音声記録再生装置
を示す。この例は、図1に示されるものと同様な携帯型
映像及び音声記録再生装置と一体化された情報記録再生
装置13’を構成するものとされている。図13におい
ては、図1,図4及び図5に示される各部及び各部材と
同様とされるものが図1,図4及び図5と共通の符号が
付されて示されており、それらについての重複説明は省
略される。
【0131】図13に示される情報記録再生装置13’
は、図14に詳細が示されるカートリッジ格納部130
を備えている。図14においては、図6及び図7に示さ
れる各部及び各部材と同様とされるものが図6及び図7
と共通の符号が付されて示されており、それらについて
の重複説明は省略される。カートリッジ格納部130に
あっても、図1に示されるカートリッジ格納部16と同
様に、後方壁部に設けられた後方開口部130Aを通じ
て、書込み可能なディスク状記録媒体であるディスク1
5を収容するとともに可動蓋部材19が設けられたカー
トリッジ18が、実質的に垂直方向に直交する方向、即
ち、水平方向(矢印Hの方向)に沿って挿入される。
【0132】カートリッジ格納部130は、後方開口部
131Aが設けられたカートリッジホルダ131,ディ
スク装着部40及び記録/読取り用の光学ヘッド部44
が配された固定基体21、及び、ディスククランプ部4
1及び記録/読取り用の光学ヘッド部45が配された可
動基体132に加えて、可動基体132が取り付けられ
た蓋部133を含んで構成される開閉機構が配されたも
のとされている。カートリッジホルダ131は、図4及
び図5に示されるカートリッジホルダ20から一対の係
合ピン28及び一対の係合ピン29が除去されたものに
相当し、その他の構成はカートリッジホルダ20と略同
様とされている。また、可動基体132も、図6及び図
7に示される可動基体22から一対の係合ピン30及び
一対の係合ピン31が除去されたものに相当し、その他
の構成は可動基体22と略同様なものとされている。
【0133】可動基体132が取り付けられた蓋部13
3は、軸135を介して、固定基体21が配されたシャ
ーシ136に回動可能に取り付けられている。軸135
には、蓋部材133とシャーシ136とに両端部が夫々
取り付けられたトグルスプリング137が巻装されてお
り、蓋部133は、トグルスプリング137によって、
カートリッジ格納部130の後方開口部130Aを開状
態となす方向に付勢されている。カートリッジホルダ1
31は、カートリッジ格納部130の後方開口部130
Aに連なる後方開口部131Aが設けられ、軸138を
介して、可動基体132に回動可能に取り付けられてい
る。軸138には、カートリッジホルダ131と可動基
体132とに両端部が夫々取り付けられたトグルスプリ
ング139が巻装されている。カートリッジホルダ13
1は、トグルスプリング139によって、後方開口部1
31Aが設けられた端部を可動基体132から離隔させ
る方向に付勢されている。なお、カートリッジホルダ1
31は、可動基体132に代えて固定基体21に回動可
能に取り付けられ、トグルスプリング139に相当する
スプリング部材によって、後方開口部131Aが設けら
れた端部を固定基体21から離隔させる方向に付勢され
てもよい。
【0134】蓋部133が配されたカートリッジ格納部
130にあっては、図示が省略されたロック機構と蓋部
133との相互係合が解除されることにより、蓋部13
3がトグルスプリング137の付勢力により、軸135
を支点として回動せしめられて、後方開口部130A
が、固定基体21,カートリッジホルダ131及び可動
基体132を外部に臨ませる開状態におかれる。斯かる
際、カートリッジホルダ131が、トグルスプリング1
38の付勢力により、軸138を支点として回動せしめ
られて、図14に示される如くに、固定基体21と可動
基体132との双方に対して所定の角度をなす位置にお
かれ、固定基体21におけるディスク装着部40及び可
動基体132におけるディスククランプ部41の夫々と
の間に比較的大なる相互間距離を有するものとされる。
【0135】斯かるもとで、ディスク15を収容すると
ともに、開口部18Aが可動蓋部材19により閉状態と
されたカートリッジ18が、その可動蓋部材19のU字
状折曲部を先頭とする状態をもって、水平方向(矢印H
の方向)に沿って、カートリッジ格納部130における
カートリッジホルダ131に、カトーリッジ格納部13
0の後方開口部130A及びその後方開口部130Aに
連なるカートリッジホルダ131の後方開口部131A
を通じて、挿入される。
【0136】このようにしてカートホルダ131に挿入
されるカートリッジ18の水平方向に沿う移動に応じ
て、カートリッジホルダ131における蓋部材制御部
が、図4及び図5に示される可動アーム状部材48及び
トグルスプリング52等を含む蓋部材制御部と同様にし
て、カートリッジ18に設けられた可動蓋部材19を移
動させ、カートリッジ18に設けられた開口部18Aを
開状態となす。それにより、カートリッジ18がカート
リッジホルダ131に格納された状態におかれたときに
は、可動蓋部材19が、カートリッジ18に収容された
ディスク15の基体両面に夫々設けられた記録面部15
Aを、カートリッジ18に設けられた開口部18Aを通
じて外部に臨ませる位置におかれ、さらに、カートリッ
ジホルダ131に設けられた一対のロック部材が、図4
及び図5に示される一対のロック部材53と同様にし
て、カートリッジホルダ131に格納されたカートリッ
ジ18を位置決め支持するものとされる。
【0137】斯かるカートリッジ格納部130にあって
も、図1に示されるカートリッジ格納部16と同様に、
カートリッジ18が、カートリッジホルダ131に水平
方向(矢印Hの方向)に沿って挿入されて位置決め支持
されるので、カートリッジ18に設けられた開口部18
Aを通じて記録面部15Aが外部に臨むものとされたデ
ィスク15は、記録面部15Aを実質的に垂直面内に置
く状態をもって、固定基体21におけるディスク装着部
40及び記録/読取り用の光学ヘッド部44と、可動基
体132におけるディスククランプ部41及び記録/読
取り用の光学ヘッド部45との間に位置せしめられ、デ
ィスク装着部40及びディスククランプ部41の夫々に
対して適正な状態をもって相互対向せしめられる。
【0138】ディスク15を収容するカートリッジ18
がカートリッジホルダ131に格納されたもとで、カー
トリッジ格納部130における後方開口部130Aに、
固定基体21,カートリッジ18が格納されたカートリ
ッジホルダ131及び可動基体132を外部から遮断す
る閉状態をとらせるべく、蓋部133がトグルスプリン
グ137の付勢力に抗する方向に回動せしめられると、
その蓋部133の回動に応じて、可動基体132及びカ
ートリッジ18が格納されたカートリッジホルダ131
が、固定基体21に対して近接せしめられる。それによ
り、カートリッジ18に収容されたディスク15が、そ
の基体両面に夫々設けられた記録面部15Aを実質的に
垂直面内に置く状態をもって、ディスククランプ部41
により押圧されつつ、ディスク装着部40に装着され
る。
【0139】このように、カートリッジ18に収容され
たディスク15をディスク装着部40に装着させるカー
トリッジ格納部130の後方開口部130Aの閉状態
は、蓋部133が図示が省略されたロック機構と相互係
合状態におかれることにより維持される。
【0140】即ち、トグルスプリング137の付勢力が
作用せしめられる蓋部133,蓋部133に取り付けら
れた可動基体132及びカートリッジホルダ131を含
む部分は、水平方向(矢印Hの方向)に沿ってカートリ
ッジ格納部130に挿入されたカートリッジ18を位置
決め支持するとともに、そのカートリッジ18をディス
ク装着部40に近接させる状態とディスク装着部40か
ら離隔させる状態とを選択的にとる可動機構を構成して
いるのである。
【0141】斯かる蓋部133が配されたカートリッジ
格納部130を備える情報記録再生装置13’にあって
も、図1に示される情報記録再生装置13と同様にし
て、ディスク装着部40に装着されたディスク15に対
する情報記録及びディスク15からの情報読取りが行わ
れる。
【0142】上述の各例は、いずれも、カートリッジに
収容された書込み可能なディスク状記録媒体が、その基
体両面に夫々記録面部が設けられたものとされている
が、本発明に係る情報記録再生装置は、カートリッジに
収容された書込み可能なディスク状記録媒体が、その基
体両面の一方に記録面部が設けられたものとされてもよ
い。斯かる場合には、例えば、可動基体及び固定基体の
うちの固定基体に記録/読取り用の光学ヘッド部が配さ
れ、その光学ヘッド部が用いられて、ディスク状記録媒
体への情報記録及びディスク状記録媒体からの情報読み
取りが行われる。
【0143】さらに、上述の各例は、いずれも、書込み
可能なディスク状記録媒体への情報記録及びディスク状
媒体からの情報読取りを行うことができる、本発明に係
る情報記録再生装置の例を示しているが、本発明は、書
込み可能なディスク状記録媒体への情報記録のみを行う
ことができる情報記録装置を提供するものでもある。こ
のような本発明に係る情報記録装置の一例は、図11に
示される本発明に係る情報記録再生装置の例において、
記録/読取り用の光学ヘッド部44及び45の夫々を、
その情報読取り機能を無くして、記録専用の光学ヘッド
部としたものに相当するものとされる。
【0144】また、上述の本発明に係る情報記録再生装
置の例及び他の例の夫々においては、例えば、記録面部
15Aを実質的に垂直面内に置く状態をもってディスク
装着部40に装着されるディスク15とされる、“立て
使い”されるディスク状記録媒体における一方の記録面
部に対向する対物レンズ70もしくは他方の記録面部に
対向する対物レンズ90を含むものとされる記録/読取
り用の光学ヘッド部44もしくは45が、トラッキング
・コイルを含んで形成されるトラッキング制御部によっ
て、対物レンズ70もしくは90がディスク状記録媒体
の半径方向に沿い、かつ、実質的に垂直方向に直交する
方向に移動せしめられて、ディスク状記録媒体の一方も
しくは他方の記録面部に入射する記録用のレーザ光ビー
ムの記録面部における記録トラックに関するトラッキン
グ状態が制御されるものとされる。
【0145】従って、対物レンズ70もしくは90を含
んだ記録/読取り用の光学ヘッド部44もしくは45
が、ディスク状記録媒体の一方もしくは他方の記録面部
に対する情報記録を行うにあたり、ディスク状記録媒体
を収容するカートリッジが格別な構成を有するものとさ
れることなく、トラッキング・コイルを含んで形成され
るトラッキング制御部によって、ディスク状記録媒体の
記録面部が置かれた垂直面と平行な垂直面内においてト
ラッキング方向に移動することになる対物レンズ70も
しくは90が、実質的に垂直方向に直交する方向に移動
せしめられて、重力作用による定常的な変位び、及び、
装置に加えられる垂直方向の振動による変位を生じ難い
状態におかれることになり、それゆえ、不所望な変位を
生じ難い安定なものとされることになる。
【0146】なお、上述の図1及び図13に示される例
の夫々においては、ディスク15とされるディスク状記
録媒体を収容したカートリッジが、実質的に垂直方向に
直交する方向に沿って、カートリッジ格納部にその後方
開口部を通じて挿入されるものとされているが、本発明
に係る情報記録再生装置は、カートリッジ格納部が前方
開口部が設けられたものとされて、ディスク状記録媒体
を収容したカートリッジが、実質的に垂直方向に直交す
る方向に沿って、カートリッジ格納部にその前方開口部
を通じて挿入されるものとされてもよい。斯かる場合に
は、可動基体と固定基体との間に配されるカートリッジ
ホルダが、カートリッジ格納部における前方開口部に連
なる前方開口部が設けられたものとされる。
【0147】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る情報記録装置もしくは情報記録再生装置にあって
は、ディスク装着部にカートリッジに収容されたディス
ク状記録媒体が装着されるにあたり、ディスク状記録媒
体を収容したカートリッジが、カートリッジ格納部に垂
直方向に対して交差する方向、例えば、実質的に垂直方
向に直交する方向に沿って挿入されるので、カートリッ
ジ格納部によりカートリッジが支持されるもとでディス
ク装着部に装着されたディスク状記録媒体の記録面部に
対向する光学ヘッド部の、ディスク状記録媒体の半径方
向に沿う移動の方向、及び、ディスク装着部に装着され
たディスク状記録媒体についてのトラッキング方向が、
垂直方向に対して交差する方向、例えば、実質的に垂直
方向に直交する方向とされ得ることになる。
【0148】そして、記録面部を実質的に垂直面内に置
いたもとでディスク装着部に装着されたディスク状記録
媒体の記録面部に、それに対向して配される対物レンズ
を含む光学ヘッド部から、情報を記録するため、もしく
は、情報を読み取るための光ビームが対物レンズを通じ
て入射せしめられるにあたり、トラッキング制御部によ
って、対物レンズがディスク状記録媒体の半径方向に沿
い、かつ、実質的に垂直方向に直交する方向に移動せし
められて、ディスク状記録媒体の記録面部に入射する光
ビームの記録面部における記録トラックに関するトラッ
キング状態が制御されるとともに、光学ヘッド駆動部に
よって、光学ヘッド部がディスク状記録媒体の半径方向
に沿い、かつ、実質的に垂直方向に直交する方向に移動
せしめられる。
【0149】従って、本発明に係る情報記録装置もしく
は情報記録再生装置によれば、カートリッジ格納部によ
りカートリッジが支持されるもとで、ディスク装着部に
装着されたディスク状記録媒体の記録面部が置かれた垂
直面と平行な垂直面内においてトラッキング方向に移動
することになる対物レンズが、実質的に垂直方向に直交
する方向に移動せしめられて、重力作用による定常的な
変位、及び、装置に加えられる垂直方向の振動による変
位を生じ難い状態におかれることになり、それゆえ、不
所望な変位を生じ難い安定なものとなる。また、それと
ともに、対物レンズを含む光学ヘッド部の全体が、装置
に加えられる垂直方向の振動の影響を受け難い状態にお
かれて、不所望な移動を生じる事態が回避されることに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報記録再生装置の一例が適用さ
れた携帯型映像及び音声記録再生装置を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る情報記録再生装置の一例に用いら
れるカートリッジ格納部の分解斜視図である。
【図3】本発明に係る情報記録再生装置の一例に用いら
れるカートリッジ格納部の動作説明に供される平面図で
ある。
【図4】本発明に係る情報記録再生装置の一例に用いら
れるカートリッジ及びカートリッジホルダの動作説明に
供される平面図である。
【図5】本発明に係る情報記録再生装置の一例に用いら
れるカートリッジ及びカートリッジホルダの動作説明に
供される平面図である。
【図6】本発明に係る情報記録再生装置の一例に用いら
れるディスク状記録媒体のディスク装着部の説明に供さ
れる断面図である.
【図7】本発明に係る情報記録再生装置の一例に用いら
れるディスク状記録媒体のディスク装着部の説明に供さ
れる断面図である.
【図8】本発明に係る情報記録再生装置の一例における
ディスク状記録媒体と光学ヘッド部との関係の説明に供
される斜視図である。
【図9】本発明に係る情報記録再生装置の一例に用いら
れる光学ヘッド部の説明に供される部分斜視図である。
【図10】本発明に係る情報記録再生装置の一例に用い
られる光学ヘッド駆動機構の説明に供される部分斜視図
である。
【図11】本発明に係る情報記録再生装置の一例の要部
を示すブロック構成図である。
【図12】本発明に係る情報記録再生装置の一例におけ
るトラッキング制御部,フォーカス制御部及びヘッド駆
動部の説明に供される概念図である。
【図13】本発明に係る情報記録再生装置の他の例が適
用された携帯型映像及び音声記録再生装置を示す斜視図
である。
【図14】本発明に係る情報記録再生装置の他の例に用
いられるカートリッジ格納部の側面図である。
【符号の説明】
12 ビデオカメラ装置 13,13’ 情報記録
再生装置 15ディスク 15A 記録面部
16,130 カートリッジ格納部 18 カートリッジ 19 可動蓋部材 2
0,131 カートリッジホルダ 21 固定基体
22,132 可動基体 24 上側プレー
ト 25 下側プレート 26 上側スライダ
27 下側スライダ 35,78 ラック部
37 モータ 40 ディスク装着部
41 ディスククランプ部 44,45 光学ヘッ
ド部 48 可動アーム状部材 52,137,139
トグルスプリング 53 ロック部材 70,90 対物レンズ
71,91 光学ヘッド駆動機構 72 支持基板
部材 73,93 送り螺子軸 74ヘッド送
りモータ 75 減速ギア部 76 案内部材
77,79 スライディングスリーブ部 8
0 ディスク駆動モータ 83,94 レーザ光源
部 85 トラッキング・コイル 86 フォ
ーカス・コイル 95 動作制御ユニット 9
6,97,115 サーボ制御信号形成部 98,
116 パワー制御信号形成部 99 記録信号形
成部 102 モータ駆動部 103,117
ヘッド駆動部 104,118 読取信号処理部
105,119 トラッキング制御駆動部 106,120 フォーカス制御駆動部 107
出力データ選択部 109,122 データ判別部 111,124
デコーダ部 112,125 アドレスデータ処理
部 113,126 情報データ処理部 133 蓋部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 直樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カートリッジに収容されたディスク状記録
    媒体が、該ディスク状記録媒体における記録面部を実質
    的に垂直面内に置いたもとで該記録面部の中央部を回転
    中心として回転すべく装着されるディスク装着部と、 該ディスク装着部に装着されたディスク状記録媒体の記
    録面部に対向して配される対物レンズを含み、該対物レ
    ンズを通じて上記記録面部に情報を記録するための光ビ
    ームを入射させる光学ヘッド部と、 該光学ヘッド部を上記ディスク装着部に装着されたディ
    スク状記録媒体の半径方向に沿って移動させる光学ヘッ
    ド駆動部と、 上記対物レンズを上記光学ヘッド部の上記ディスク状記
    録媒体の半径方向に沿う移動方向と実質的に平行な方向
    に移動させて、上記対物レンズを通じて上記ディスク装
    着部に装着されたディスク状記録媒体の記録面部に入射
    する光ビームの該記録面部における記録トラックに関す
    るトラッキング状態を制御するトラッキング制御部と、 上記ディスク装着部にディスク状記録媒体が装着される
    とき、該ディスク状記録媒体を収容したカートリッジを
    格納して支持するカートリッジ格納部と、を備え、 上記ディスク装着部にディスク状記録媒体が装着される
    にあたり、上記ディスク状記録媒体を収容したカートリ
    ッジが上記カートリッジ格納部に垂直方向に対して交差
    する方向に沿って挿入されるとともに、上記カートリッ
    ジ格納部により上記カートリッジが支持されるもとで上
    記ディスク装着部に装着された上記ディスク状記録媒体
    に対する、上記トラッキング制御部による上記対物レン
    ズの移動が、実質的に垂直方向に直交する方向をもって
    行われることを特徴とする情報記録装置。
  2. 【請求項2】ディスク装着部にディスク状記録媒体が装
    着されるにあたり、該ディスク状記録媒体を収容したカ
    ートリッジがカートリッジ格納部に実質的に垂直方向に
    直交する方向に沿って挿入されることを特徴とする請求
    項1記載の情報記録装置。
  3. 【請求項3】カートリッジ格納部が、垂直方向に対して
    交差する方向に沿って挿入されたカートリッジを位置決
    めするとともに、位置決めされた上記カートリッジをデ
    ィスク装着部に近接させる状態と該ディスク装着部から
    離隔させる状態とを選択的にとる可動機構を備えて構成
    されることを特徴とする請求項1または2記載の情報記
    録装置。
  4. 【請求項4】可動機構が、垂直方向に対して交差する方
    向に沿って挿入されるカートリッジに設けられた可動蓋
    部材に係合し、上記カートリッジの上記垂直方向に対し
    て交差する方向に沿う移動に応じて、上記可動蓋部材
    に、上記カートリッジに形成された開口部を開状態とし
    て該カートリッジに収容されたディスク状記録媒体を該
    開口部を通じて外部に臨ませる位置と、上記開口部を閉
    状態とする位置とを選択的にとらせる蓋部材制御部を備
    えたことを特徴とする請求項3記載の情報記録装置。
  5. 【請求項5】カートリッジに収容されたディスク状記録
    媒体が、該ディスク状記録媒体における記録面部を実質
    的に垂直面内に置いたもとで該記録面部の中央部を回転
    中心として回転すべく装着されるディスク装着部と、 該ディスク装着部に装着されたディスク状記録媒体の記
    録面部に対向して配される対物レンズを含み、該対物レ
    ンズを通じて上記記録面部に情報を記録するための光ビ
    ームを入射させる状態、及び、上記対物レンズを通じて
    上記記録面部に情報を読み取るための光ビームを入射さ
    せる状態を選択的にとる光学ヘッド部と、 該光学ヘッド部を上記ディスク装着部に装着されたディ
    スク状記録媒体の半径方向に沿って移動させる光学ヘッ
    ド駆動部と、 上記対物レンズを上記光学ヘッド部の上記ディスク状記
    録媒体の半径方向に沿う移動方向と実質的に平行な方向
    に移動させて、上記対物レンズを通じて上記ディスク装
    着部に装着されたディスク状記録媒体の記録面部に入射
    する光ビームの該記録面部における記録トラックに関す
    るトラッキング状態を制御するトラッキング制御部と、 上記ディスク装着部にディスク状記録媒体が装着される
    とき、該ディスク状記録媒体を収容したカートリッジを
    格納して支持するカートリッジ格納部と、を備え、 上記ディスク装着部にディスク状記録媒体が装着される
    にあたり、上記ディスク状記録媒体を収容したカートリ
    ッジが上記カートリッジ格納部に垂直方向に対して交差
    する方向に沿って挿入されるとともに、上記カートリッ
    ジ格納部により上記カートリッジが支持されるもとで上
    記ディスク装着部に装着された上記ディスク状記録媒体
    に対する、上記トラッキング制御部による上記対物レン
    ズの移動が、実質的に垂直方向に直交する方向をもって
    行われることを特徴とする情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】ディスク装着部にディスク状記録媒体が装
    着されるにあたり、該ディスク状記録媒体を収容したカ
    ートリッジがカートリッジ格納部に実質的に垂直方向に
    直交する方向に沿って挿入されることを特徴とする請求
    項5記載の情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】カートリッジ格納部が、垂直方向に対して
    交差する方向に沿って挿入されたカートリッジを位置決
    めするとともに、位置決めされた上記カートリッジをデ
    ィスク装着部に近接させる状態と該ディスク装着部から
    離隔させる状態とを選択的にとる可動機構を備えて構成
    されることを特徴とする請求項5または6記載の情報記
    録再生装置。
  8. 【請求項8】可動機構が、垂直方向に対して交差する方
    向に沿って挿入されるカートリッジに設けられた可動蓋
    部材に係合し、上記カートリッジの上記垂直方向に対し
    て交差する方向に沿う移動に応じて、上記可動蓋部材
    に、上記カートリッジに形成された開口部を開状態とし
    て該カートリッジに収容されたディスク状記録媒体を該
    開口部を通じて外部に臨ませる位置と、上記開口部を閉
    状態とする位置とを選択的にとらせる蓋部材制御部を備
    えたことを特徴とする請求項7記載の情報記録再生装
    置。
JP8349870A 1996-12-27 1996-12-27 情報記録または記録再生装置 Pending JPH10199111A (ja)

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