JPH08235630A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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Publication number
JPH08235630A
JPH08235630A JP7034913A JP3491395A JPH08235630A JP H08235630 A JPH08235630 A JP H08235630A JP 7034913 A JP7034913 A JP 7034913A JP 3491395 A JP3491395 A JP 3491395A JP H08235630 A JPH08235630 A JP H08235630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
disc
disk
correction plate
objective lens
Prior art date
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Pending
Application number
JP7034913A
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English (en)
Inventor
Ritsuo Imada
律夫 今田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08235630A publication Critical patent/JPH08235630A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光ディスク装置において、簡単な構成でディス
ク厚さの違いによって生じる球面収差を効果的に補正す
ることで、1つの光ヘッドで基板厚さの異なる光ディス
クを記録再生可能とする。 【構成】光ディスク3を光ディスク装置内に装着するた
めのディスクトレイ1に、ディスク厚さを光学的に補正
するための補正板17を設けた。補正板17は、キャリ
ッジ15を介してサブシャーシ14に取り付けられてお
り、キャリッジ駆動手段16によってディスクの半径方
向に移動する。補正板17は位置決めピン12により対
物レンズ8の光軸に対して位置決めされる。補正板17
の不要なディスクに対しては、補正板17を退避させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板厚さの異なる光デ
ィスクを用いて情報信号の記録再生を行なう光ディスク
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置は、大容量、高速アクセ
スを特徴とする情報信号記録再生装置であって、その特
徴を生かしてディジタルオーディオ信号の再生装置やコ
ンピュータ用の外部記憶装置として広く利用されてきて
いる。近年、コンピュータ用データの大容量化やディジ
タル動画情報の記録再生の実用化にともない、光ディス
ク装置の更なる高密度化が必要とされている。
【0003】光ディスクの記録密度は、レーザ光源の波
長と対物レンズの開口数(以下NAとする)とで決まる
ため、NAを大きくすることにより、実用化されている
光源を用いて高密度化を図ることができる。ところが、
NAを大きくすると、ディスクの傾きにより発生するコ
マ収差が大きくなり、ディスクの傾きに対する設計上の
マージンがなくなる。
【0004】この問題を解決するため、従来の厚さ1.
2mmのディスク基板に換えて0.6mmなどの薄いデ
ィスク基板を用いることが検討されている。
【0005】ここで問題となるのは従来の基板厚さのデ
ィスクの薄型のディスクとの互換性である。すなわち、
光ディスク装置ではディスク基板を通して記録面にレー
ザ光束を照射するため、対物レンズはディスク厚さに応
じて設計される。設計値と異なる厚さのディスクでは大
きな球面収差が発生するので信号を記録再生することが
全くできない。
【0006】これに対して、図5に示す特開平6−25
9804号公報に記載の従来技術では、光ヘッドに従来
方式の光ディスクを再生するための光源としての第1の
半導体レーザ101aと、薄型光ディスクを再生するた
めの光源としての第2の半導体レーザ101bと、各光
源からの光束を略同一光路に合成する光ビーム合成手段
106とを設けたことにより、1つの光ヘッドで基板厚
さの異なる光ディスクを記録再生することを図ってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では第2
の半導体レーザ101bからハーフミラー106までの
距離を、第1の半導体レーザ101aからハーフミラー
106までの距離に対して補正することにより、光ディ
スク上での光スポットの集束度を向上するとしている。
【0008】しかしながら、上記従来技術に示された方
法では、光スポットの焦点の光軸方向の位置が補正され
るのみであり、ディスク厚さの違いによって生じる球面
収差は補正されない。したがって、光スポットは十分に
集束せず、1つの光ヘッドで基板厚さの異なる光ディス
クを記録再生することは事実上不可能であるという課題
がある。
【0009】そこで、本発明は、簡単な構成でディスク
厚さの違いによって生じる球面収差を効果的に補正する
ことで、1つの光ヘッドで基板厚さの異なる光ディスク
を記録再生可能な光ディスク装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し上記目
的を達成するため、本発明の光ディスク装置において
は、光ディスクを光ディスク装置内に装着するためのデ
ィスクトレイに、ディスク厚さを光学的に補正するため
の補正板を設けた。また、該補正板を光ヘッドの移動に
あわせて半径方向に移動させたり、また、補正の不要な
ディスクに対しては該補正板を退避するための駆動機構
を設けた。
【0011】
【作用】本発明の光ディスク装置において、光ヘッドの
対物レンズは、使用する2種類のディスク厚さのうち厚
い方に適合した設計のものを用いる。上記補正板は、2
種類のディスク厚さの差に相当する厚さに設定する。薄
型のディスクを記録又は再生するときには、上記補正板
をディスクと対物レンズとの間に設置することにより、
ディスク厚さの違いによる球面収差は発生せず、1つの
光ヘッドで両方の厚さのディスクの記録再生を行なうこ
とができる。
【0012】本発明の光ディスク装置において、一連の
動作は前記制御手段によって制御される。操作者がディ
スクをディスクトレイに載せ、ディスク装着または再生
開始などの操作を行なうと、ディスクトレイが光ディス
ク装置内に引き込まれる。ディスクトレイが所定の位置
まで引き込まれて停止すると、ディスクモータと光ヘッ
ドを含むユニットメカがディスクトレイの下方から上昇
し、同時にディスクの上方からクランパが下降して、デ
ィスクがディスクモータの軸に取り付けられたターンテ
ーブル上に装着される。このとき同時に、補正板がディ
スクと対物レンズとの間に設置され、薄型のディスクを
記録再生する状態になる。
【0013】次に、フォーカスサーボとディスクモータ
とを動作させ光ディスクから信号の再生を開始する。こ
のとき所定の信号が再生できなければ、ディスクの厚さ
が不適合と判断して再生動作を一時中断し、補正板を前
記駆動手段を用いて所定の位置に退避させ、ディスクと
対物レンズとの間に補正板がない状態で再度再生動作を
開始する。これら一連の動作によりディスクの種類を自
動的に判別して、両方のディスクを記録再生することが
できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例としての光デ
ィスク装置の構成および動作を図1、図2、図3および
図4を用いて説明する。
【0015】図1の(a)は本発明の光ディスク装置の
ディスクトレイの平面図である。図1(a)において、
ディスクトレイ1は光ディスクを載置するための凹部2
aおよび2bを有する。凹部2aと凹部2bとはそれぞ
れ直径の異なるディスクを載置するためのものである。
ディスクトレイ1はディスクトレイ駆動手段28により
光ディスク装置のキャビネット(図示せず)内に収納さ
れる。ディスクトレイ1には、サブシャーシ14が紙面
垂直方向に可動となるように設置されており、サブシャ
ーシ14には、キャリッジ15が図中矢印方向に移動可
能にとり付けられている。キャリッジ15はキャリッジ
駆動手段16によって図中矢印方向に移動することがで
きる。キャリッジ15には補正板17が設置される。
【0016】図1の(b)はA−A位置における断面図
であり、ディスクトレイがキャビネット内に収納され、
ディスクが光ディスク装置に装着された状態におけるデ
ィスクトレイ1を光ディスク3および光ヘッド4と共に
示している。
【0017】光ヘッド4の光源である半導体レーザ5か
ら発射したレーザ光束9は、ビームスプリッタ6、ミラ
ー7を経て対物レンズ8によってディスク3に集光され
照射される。対物レンズ8は、フォーカスおよびトラッ
キングサーボ動作を行なうため、アクチュエータ(図示
せず)に装着されており、アクチュエータはアクチュエ
ータカバー10に被われるとともにアクチュエータベー
ス11に固定されている。アクチュエータベース11
は、対物レンズ8の光軸とディスク3との垂直度を調整
するために、光ヘッド4に対して角度を調整可能なよう
に設置されている。さらに、アクチュエータベース11
には位置決めピン12が具備されており、キャリッジ1
5に対して当接することにより補正板17が対物レンズ
8の光軸に対して垂直となるように位置決めを行なう。
【0018】対物レンズ8に入射した光束は、補正板1
7を介してディスク3の信号記録面上に集光される。補
正板17については後ほど詳しく説明する。ディスク3
からの反射光束は、補正板17、対物レンズ8、ミラー
7を経て、ビームスプリッタ6により半導体レーザ5と
ディスク3とを結ぶ光路から分離され、光検出器(図示
せず)に向かう。なお、本実施例に示した光ヘッド4の
構成は一例であって、本実施例に示した構成に限定する
ものではない。
【0019】光ヘッド4は、光ヘッド駆動手段18によ
り光ディスクの半径方向に移動する。これにともない、
補正板17もキャリッジ駆動手段16によって移動す
る。また、補正板17の不要なディスクを用いて記録再
生を行なう場合は、キャリッジ駆動手段16によって補
正板17を光ヘッド4の可動範囲外に退避させる。
【0020】図2は、ディスクの装着動作を示す断面図
である。図2において(a)はディスクトレイ1がキャ
ビネット(図示せず)内に収納された直後の状態を示し
ている。ディスク3はディスクトレイ1の凹部2aに載
置されている。ディスクトレイ1の下方には光ヘッド
4、ディスクモータ20を搭載したユニットメカ21が
ある。ディスクモータ20の回転軸22には、ディスク
3を装着して回転するためのターンテーブル23が取り
付けられている。また、ディスクトレイ1の上方にはデ
ィスク3をターンテーブル23に装着してディスク3と
共に回転するクランパ24と、クランパ24を支持する
クランパ支持部材25がある。ディスクトレイ1が所定
の位置に停止すると、ユニットメカ21が上昇し、クラ
ンパ24とクランパ支持部材25とが下降して、ディス
ク3をターンテーブル23に装着する。
【0021】図2(b)はディスク3が装着された状態
を示す断面図である。ユニットメカ21が下方から上昇
することにより、ディスク3はターンテーブル23に装
着されるとともにディスクトレイ1の凹部2aから乖離
し、ディスクモータ20によって回転可能となる。
【0022】一方、ユニットメカ21が上昇することに
より、アクチュエータベース11に設置された位置決め
ピン12がキャリッジ15に当接する。サブシャーシ1
4は、例えばバネ等の弾性体26でディスクトレイ1に
接続されているので、位置決めピン12によりサブシャ
ーシ14とキャリッジ15と補正板17とが一体的に押
し上げられる。これにより、補正板17が対物レンズ8
とディスク3との間に、対物レンズ8の光軸に対して所
定の精度で位置決めされる。
【0023】図3は、本実施例の光ディスク装置の外観
を示した斜視図である。
【0024】ディスクの記録再生中は、(a)に示すよ
うにディスクトレイ1はキャビネット19内に収納され
る。ディスクの取り出し、交換を行なうには、ディスク
取り出しスイッチ27を押すことにより、キャビネット
19内のユニットメカ21が降下しクランパ24が上昇
して、ディスク3とディスクトレイ1とを解放する。然
る後、図2(b)に示すように、ディスクトレイ1がデ
ィスクトレイ駆動手段28によってキャビネット19外
に突出し、ディスク3を取り出しまたは交換することが
できる。
【0025】次に、図4を用いて、本発明の球面収差補
正方法を説明する。
【0026】図4(a)は1.2mm厚のディスクにお
ける記録再生時のディスク3と対物レンズ8を示す正面
図である。対物レンズ8は、1.2mm厚のディスクを
通してレーザ光束9を照射した際にディスク3の信号記
録面31上の光スポットが所定の収差以下の、良好な品
質となるように設計される。
【0027】図4(b)は、0.6mm厚の張り合わせ
ディスクにおける記録再生時のディスク3と対物レンズ
8を示す正面図である。この場合は、対物レンズ8とデ
ィスク3との間に補正板17が上述の方法で挿入され
る。補正板17の材質は、ディスク3と略同一の屈折率
をもつ材質を用いる。また、補正板17の厚さは、
(a)に示したディスク3の厚さと(b)に示したディ
スク3の厚さとの差となるように、この実施例では0.
6mmに設定される。
【0028】これにより、対物レンズ8からディスク3
の信号記録面31までの光学的距離および屈折率は、図
4(a)と(b)とで同一となり、球面収差は発生しな
い。さらに、補正板17は、上述の方法で対物レンズ8
の光軸に対し正確に位置決めされるので、補正板17の
傾きによる収差も発生しない。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成でディスク
厚さの違いによって生じる球面収差を効果的に補正する
ことで、1つの光ヘッドで基板厚さの異なる光ディスク
を記録再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる光ディスク装置の構成
を説明する平面図および断面図である。
【図2】本発明の実施例の光ディスク装置の構成および
動作を説明する断面図である。
【図3】本発明の実施例の光ディスク装置の構成を説明
する斜視図である。
【図4】本発明の球面収差補正方法を説明する正面図で
ある。
【図5】従来技術における光ディスク装置を示す側面図
である。
【符号の説明】
1…ディスクトレイ、3…ディスク、4…光ヘッド、5
…半導体レーザ、8…対物レンズ、11…アクチュエー
タカバー、12…位置決めピン、14…サブシャーシ、
15…スライダ、17…補正板、19…キャビネット、
23…ターンテーブル、25…クランパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学式情報記録媒体に対して情報信号の記
    録または再生を行う光ヘッドと、該光学式情報記録媒体
    を載置して光ディスク装置内に装着するためのディスク
    搬送手段とを有する光ディスク装置において、 該ディスク搬送手段が、球面収差補正のための光学素子
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】光学式情報記録媒体に対して情報信号の記
    録または再生を行う光ヘッドと、該光学式情報記録媒体
    を載置して光ディスク装置内に装着するためのディスク
    搬送手段とを有する光ディスク装置において、 該光ヘッドは、光源と該光源から発射されたレーザ光束
    を光学式情報記録媒体上に照射するための対物レンズと
    を有し、該ディスク搬送手段は、球面収差補正のための
    光学素子を有し、 該対物レンズと光学式情報記録媒体との間に該光学素子
    が脱着可能に挿入されることを特徴とする光ディスク装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の光ディスク装置
    において、該光ヘッドは該光学素子を所定の位置精度で
    設置するための位置決め手段を有することを特徴とする
    光ディスク装置。
JP7034913A 1995-02-23 1995-02-23 光ディスク装置 Pending JPH08235630A (ja)

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JP7034913A JPH08235630A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 光ディスク装置

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JP (1) JPH08235630A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6115336A (en) * 1997-06-04 2000-09-05 Nec Corporation Apparatus for optically recording data into a disc

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6115336A (en) * 1997-06-04 2000-09-05 Nec Corporation Apparatus for optically recording data into a disc

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