JPH0865619A - ディスク記録装置 - Google Patents

ディスク記録装置

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JPH0865619A
JPH0865619A JP6196616A JP19661694A JPH0865619A JP H0865619 A JPH0865619 A JP H0865619A JP 6196616 A JP6196616 A JP 6196616A JP 19661694 A JP19661694 A JP 19661694A JP H0865619 A JPH0865619 A JP H0865619A
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JP
Japan
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recording
disk
optical
tracking
disc
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Application number
JP6196616A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kosugi
弘 小杉
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速アクセスが可能な円板状記録媒体を映像
記録用の媒体として使用することができるディスク記録
装置を提供する。 【構成】 消去用光学ブロック送り機構4aは、消去用
光学ブロック3aを光磁気ディスク2の半径方向に移送
し、消去用光学ブロック3aは、光磁気ディスク2に記
録されたデータを消去する。記録用光学ブロック送り機
構4bは、記録用光学ブロック3bを光磁気ディスク2
の半径方向に移送し、記録用光学ブロック3bは、レン
ズブロック1を介して撮像された撮像データを光磁気デ
ィスク2に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク記録装置に関
し、特に、被写体を撮像するカメラ一体型映像記録装置
に設けて好適な、耐衝撃性を向上させたディスク記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラ装置と一体で使用さ
れ、被写体を撮像して記録するカメラ一体型映像記録装
置(以下、ビデオカムコーダという)には、撮像した映
像信号を記録する映像記録手段として磁気テープを用い
た磁気記録装置が使用されている。
【0003】このビデオカムコーダにおいては、例えば
撮像素子として電荷結合素子を用いて構成した固体撮像
素子(以下、CCDイメージセンサという)等が用いら
れている。このCCDイメージセンサを用いたビデオカ
ムコーダは、小型軽量で取り扱いが容易であるため広く
使用されている。このようなビデオカムコーダにおいて
は、操作性の向上等の点から収録、編集、送出の迅速な
処理が要求されている。
【0004】ところで、最近では、精密加工技術、高精
度サーボ技術等の発展により、磁気ディスクを記録媒体
として用いた磁気ディスク装置や、光磁気ディスクを記
録媒体として用いた光磁気ディスク装置の記録密度が飛
躍的に向上し、記憶容量の増大と、装置の小型化が進ん
でいる。
【0005】これらのディスク装置は、磁気テープを記
録媒体として用いた記録装置に比較して、アクセスが高
速であるため、ビデオカムコーダにおける映像記録手段
としての応用が期待されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のディスク装置は、記録媒体として磁気テープを用いた
記録装置と比較して、装置の振動に弱い問題があった。
【0007】具体的には、光磁気ディスクの表面には、
同心円上又は螺旋状に記録トラックが設けられており、
光磁気ディスクを記録媒体として用いた光磁気ディスク
装置は、この記録トラックに情報の記録あるいは再生を
行なう光学ヘッドを有している。
【0008】そして、この光磁気ディスク装置は、光学
ヘッドが記録トラックをトレースするようにトラッキン
グの調整を行なうと共に、光学ヘッドからのビームスポ
ットが記録トラック上に焦点を結ぶようにフォーカスの
調整を行なうようになっている。
【0009】ところで、ビデオカムコーダでは、撮影時
に使用者の移動、鉛直方向又は、水平方向の回転等によ
り振動が発生する。また、撮影時に障害物等に衝突して
衝撃が発生することがある。
【0010】上述の光学ディスク記録装置の光学ヘッド
は、振動に非常に弱いため、ビデオカムコーダの使用中
に発生する振動、衝撃によって容易にトラッキングがず
れてしまう。ディスクに記録された映像データの再生時
にトラッキングがずれた場合には、再読み出しをすれば
良いが、撮影時にトラッキングがずれた場合には、デー
タが破壊されてしまう問題があり、ビデオカムコーダの
映像記録手段として上述のようなディスク装置を用いる
ことは困難であった。
【0011】本発明は、上述のような問題点に鑑みてな
されたものであり、衝撃によるトラッキングのずれを低
減させることができ、高速アクセスが可能な円板状記録
媒体を映像記録用の媒体として使用することができるデ
ィスク記録装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスク記
録装置は、被写体からの光を撮像し、撮像した映像情報
を円盤状記録媒体に記録するディスク記録装置であっ
て、被写体からの撮像光を集光する光学系と、その記録
面が上記光学系の光軸に対して平行に配設された円盤状
記録媒体に形成された記録トラックに対してトラッキン
グサーボが行なわれ、撮像した映像情報を円盤状記録媒
体の記録トラックに記録する光学ヘッドを備える。
【0013】そして、このディスク記録装置は、該光学
ヘッドがトラッキングを調整するためのトラッキング方
向と光学ヘッドとディスクとの距離を調整するためのフ
ォーカス方向の2つの移動可能な方向を有し、光学ヘッ
ドの2つの移動可能な方向が水平面に対して45度以内
の角度となるように配設されたことを特徴とする。
【0014】また、本発明に係るディスク記録装置は、
被写体からの光を撮像し、撮像した映像情報を円盤状記
録媒体に記録するディスク記録装置であって、円盤状記
録媒体に形成された記録トラックに対してトラッキング
サーボが行なわれ、撮像した映像情報を円盤状記録媒体
の記録トラックに記録する光学ヘッドを備え、装置底面
に装置を載置するための載置部を有し、光学ヘッドが、
載置部より前方に100ミリメートルの位置から載置部
より後方に50ミリメートルの位置の間の領域に配設さ
れたことを特徴とする。
【0015】また、本発明に係るディスク記録装置は、
被写体からの光を撮像し、撮像した映像情報を円盤状記
録媒体に記録するディスク記録装置であって、被写体か
らの撮像光を集光する光学系と、その記録面が上記光学
系の光軸に対して平行に配設された円盤状記録媒体に形
成された記録トラックに対してトラッキングサーボが行
なわれ、撮像した映像情報を円盤状記録媒体の記録トラ
ックに記録する光学ヘッドを備える。
【0016】そして、このディスク記録装置は、装置底
面に装置を載置するための載置部を有し、光学ヘッドが
トラッキングを調整するためのトラッキング方向と光学
ヘッドとディスクとの距離を調整するためのフォーカス
方向の2つの移動可能な方向を有し、光学ヘッドの2つ
の移動可能な方向が水平面に対して45度以内の角度と
なるように配設されると共に、光学ヘッドが載置部より
前方に100ミリメートルの位置から載置部より後方に
50ミリメートルの位置の間の領域に配設されたことを
特徴とする。
【0017】また、本発明に係るディスク記録装置は、
円盤状記録媒体が光磁気ディスクからなることを特徴と
する。
【0018】
【作用】本発明に係るディスク記録装置では、被写体を
撮像する撮影時に、光学ヘッドが、その記録面が光学系
の光軸に対して平行に配設された光磁気ディスクなどか
らなる円盤状記録媒体に形成された記録トラックに対し
てトラッキングサーボが行なわれた状態で、撮像した映
像情報が円盤状記録媒体の記録トラックに記録される。
【0019】ここで、使用者の移動等の原因により鉛直
方向あるいは水平方向の衝撃が発生すると、発生した衝
撃が光学ヘッドに伝わり、光学ヘッドに働く慣性力に基
づいてディスクと光学ヘッドの相対位置が変化する。
【0020】このディスク記録装置では、光学ヘッドの
トラッキング方向とフォーカス方向の2つの移動可能な
方向が水平面に対して45度以内の角度となるように光
学ヘッドを配置しているため、光学ヘッドに伝えられる
衝撃は、水平面とトラッキング方向との角度に応じてト
ラッキング方向に分配される。このトラッキング方向に
分配された衝撃がディスクと光学ヘッドの相対位置の変
化に寄与する。
【0021】これにより、このディスク記録装置では、
光学ヘッドのトラッキング方向に加えられる衝撃を緩衝
させることができ、衝撃によって発生するトラッキング
のずれが低減する。
【0022】また、本発明に係るディスク記録装置は、
例えば装置底面の載置部を使用者の肩に載置して使用さ
れる。あるいは、このディスク記録装置は、例えば装置
底面の載置部を保持して使用される。そして、使用者
は、例えば被写体に追従させてディスク記録装置を回転
させて被写体の撮像を行なう。
【0023】ここで、例えばディスク記録装置の端部が
障害物に衝突する等の原因により鉛直方向あるいは水平
方向の角速度が発生する。このとき、ディスク記録装置
の回転の中心は、載置部付近となる。
【0024】このディスク記録装置では、載置部より前
方に100ミリメートルの位置から載置部から後方に5
0ミリメートルの位置の間の領域に光学ヘッドを配置し
ている。
【0025】これにより、上述のように発生した角速度
は、光学ヘッド付近では装置の端部での角速度に比較し
て小さくなる。このため、光学ヘッドの角速度が低減
し、衝突等によって発生するトラッキングのずれが低減
する。
【0026】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面を参照し
ながら詳細に説明する。
【0027】この実施例は、本発明に係るディスク記録
装置を、被写体を撮像して光磁気ディスクに記録するカ
メラ一体型音声映像記録装置(以下、ディスクカムコー
ダという)に適用したものである。
【0028】このディスクカムコーダは、例えば図1に
その概略を示すように、被写体からの光を集光するレン
ズブロック1を有し、該レンズブロック1により集光し
た光を撮像して光磁気ディスク2に記録するようになっ
ている。また、このレンズブロック1は、例えば光磁気
ディスク2に記録した映像情報を再生する再生時等に取
り外すことができるようになっている。
【0029】また、このディスクカムコーダでは、上述
の図1に示すように、光磁気ディスク2は、上記レンズ
1の光軸に対して平行とされると共に、記録面が鉛直方
向となるように保持される。
【0030】このディスクカムコーダは、上記光磁気デ
ィスク2に情報を記録再生する光学ブロック3と、該光
学ブロック3を上記光磁気ディスク2の半径方向に移送
する送り機構4とを備えている。
【0031】また、このディスクカムコーダは、該ディ
スクカムコーダを使用者の肩に載置するための載置部
(以下、鞍という)5と、撮像した映像等を確認するフ
ァインダ6とを備えている。また、上記レンズブロック
1には、グリップ1aが設けられている。そして、この
ディスクカムコーダの使用者は、被写体を撮像する撮影
時に、鞍5を肩に載置してディスクカムコーダを支え、
グリップ1aを把持して撮影を行なうことができるよう
になっている。
【0032】なお、図1中の符号M1は、レンズブロッ
ク1を装着した際のディスクカムコーダの重量中心を表
わしており、符号M2はレンズブロック1を取り外した
際のディスクカムコーダの重量中心を表わしており、符
号M3はレンズブロック1の重量中心を表わしている。
【0033】このディスクカムコーダでは、レンズブロ
ック1を取り外した際のディスクカムコーダの重量中心
M2は、上記鞍5の中心Cから後方に50ミリメートル
の位置にある。
【0034】また、このディスクカムコーダでは、上記
レンズブロック1の重量中心M3と上記鞍5の中心Cと
の中点は、上記鞍5の中心Cから前方に100ミリメー
トルの位置にあり、上記光学ブロック3及び上記送り機
構4は、鞍5の中心Cから前方に100ミリメートルで
あって、鞍5の中心Cから後方に50ミリメートルの領
域に配設されている。
【0035】上記光学ブロック3は、光磁気ディスク2
に記録されたデータを消去するための消去用光学ブロッ
ク3aと、光磁気ディスク2にデータを記録するための
記録用光学ブロック3bとからなる。また、上記送り機
構4は、消去用光学ブロック3aを移送する消去用光学
ブロック送り機構4aと、消去用光学ブロック3bを移
送する記録用光学ブロック送り機構4bとからなる。
【0036】具体的には、例えば図2に示すように、上
記消去用光学ブロック送り機構4aが消去用光学ブロッ
ク3aを光磁気ディスク2の半径方向に移送する消去用
光学ブロック送り方向Aは、記録面に対して平行であっ
て水平面Hに対して上に45度となっている。また、上
記記録用光学ブロック送り機構4bが記録用光学ブロッ
ク3bを光磁気ディスク2の半径方向に移送する記録用
光学ブロック送り方向Bは、記録面に対して平行であっ
て水平面Hに対して下に45度となっている。
【0037】上記光学ブロック3a,3bは、いわゆる
板バネ形2軸デバイスからなり、トラッキングの調整を
行なうために上記消去用光学ブロック送り方向Aあるい
は記録用光学ブロック送り方向Bに微動するようになっ
ていると共に、フォーカスの調整を行なうためにディス
ク2面に対して垂直な方向に微動するようになってい
る。また、光学ブロック3a,3bは光磁気ディスク2
の円周方向には、移動しない構造となっている。
【0038】すなわち、このディスクカムコーダでは、
上記光学ブロック3a,3bのトラッキング方向の可動
軸Trは、上述の光磁気ディスク2の配置と光学ブロッ
ク送り方向A,Bとからわかるように、上記レンズ1の
光軸の上下45度となっている。
【0039】光学ブロック3a,3bは、例えばその概
念的な構成を図3に示すように、支持部10と、一端が
支持部10に固定された一対の板バネ11a,11b
と、一端が板バネ11a,11bに固定された一対の板
バネ12a,12bと、光源(図示せず)、光学レンズ
13、トラッキングコイル14等を保持する可動ボビン
15と、固定磁石16a,16bとを備える。
【0040】そして、上記トラッキングコイル14に
は、トラッキングサーボ信号に応じた電流が供給され
る。上記トラッキングコイル14に電流が供給される
と、上記固定磁石16a,16bが形成する磁界と上記
トラッキングコイル14に供給される電流との相互作用
によって可動ボビン15がトラッキング方向に力を受け
る。可動ボビン15が力を受けると、上記板バネ11
a,11bは、例えば図4中に実線で示すように、トラ
ッキング方向にたわみ、可動ボビン15が図3中に符号
Trで示すトラッキング方向に移動する。これにより、
トラッキングサーボ信号に応じてトラッキングが調整さ
れるようになっている。
【0041】また、上記可動ボビン15は、上述のトラ
ッキング方向と同様に、フォーカス方向にも、フォーカ
スサーボ信号に応じた電流が供給されるフォーカスコイ
ルと固定磁石を備えている。
【0042】そして、可動ボビン15は、上述のトラッ
キングの調整と同様に、フォーカスコイルに供給される
フォーカスサーボ信号に基づいて、力を受けるようにな
っている。上記板バネ12a,12bは、可動ボビン1
5は受ける力に応じて、例えば図5中に実線で示すよう
に、フォーカス方向にたわみ、可動ボビン15が図3中
に符号Focusで示すフォーカス方向に移動する。こ
れにより、フォーカス信号に応じてフォーカスが調整さ
れ、上述の図3に示すように上記レンズ13からのビー
ムスポットの焦点fが上記光磁気ディスク2の記録面上
に保持されるようになっている。
【0043】また、この光学ブロック3a,3bは、上
記板バネ11a,11b,12a,12bの長さが変化
しないために、図3中に符号Lで示す方向すなわち上記
光磁気ディスク2の円周方向には移動しないようになっ
ている。
【0044】ところで、このディスクカムコーダは、例
えば図6に示すように、上記レンズブロック1で集光さ
れた撮像光を撮像する撮像素子として、電荷結合素子を
用いて構成したいわゆるCCDイメージセンサ20を備
えている。
【0045】また、このディスクカムコーダは、上記C
CDイメージセンサ20で撮像した撮像信号を映像情報
として出力する撮像系として、上記CCDイメージセン
サ20からの読出信号に相関2重サンプリングを行なう
相関2重サンプリング回路(以下、CDSという)21
と、該CDS21の出力をアナログ/デジタル変換する
A/D変換器22とを備えている。
【0046】そして、CDS21は、CCDイメージセ
ンサ20からの読出信号に相関2重サンプリングを行な
って読出信号に重畳されているリセット雑音等を除去
し、A/D変換器22は、CDS21の出力をアナログ
/デジタル変換して映像情報として出力するようになっ
ている。
【0047】また、このディスクカムコーダは、上記A
/D変換器22からの映像情報を上記光磁気ディスク2
に記録する記録系として、該A/D変換器22からの映
像情報を符号化するエンコーダ23と、光磁気ディスク
2に記録用の磁界を供給する磁気ヘッド24と、該磁気
ヘッド24を駆動する磁気ヘッド駆動回路25等を備え
ている。
【0048】そして、エンコーダ23は、A/D変換器
22からの映像情報を例えばエラー訂正符号化し、磁気
ヘッド駆動回路25は、エンコーダ23で符号化された
映像情報に基づいて上記磁気ヘッド24を駆動するよう
になっている。
【0049】ところで、光磁気ディスク2の記録トラッ
クには、上記記録用光学ブロックからレーザ光等のビー
ムが供給されており、上記磁気ヘッド24からの磁界に
基づいて映像情報の記録が行なわれる。
【0050】また、このディスクカムコーダは、トラッ
キングの調整等を行なうサーボ系として、上記記録用光
学ブロック3bが出力するトラッキングエラー信号を増
幅するアンプ27と、サーボ制御部28等を備えてい
る。
【0051】このサーボ制御部28は、アンプ27を介
して記録用光学ブロック3bから供給されるトラッキン
グエラー信号に基づいて、上記光学ブロック3bのトラ
ッキングコイル14に駆動電流を供給してトラッキング
の調整を行なうと共に、上記光磁気ディスク2を回転駆
動するモータ26の回転数の制御を行なうようになって
いる。
【0052】また、このディスクカムコーダは、光磁気
ディスク2から読み出された映像情報に、例えば復合
化、デジタル/アナログ変換等の処理を行なって映像信
号を出力する映像情報再生系29を有している。
【0053】ところで、このディスクカムコーダは、例
えば図7に示すように、鞍5を使用者31の肩に載置
し、使用者31がグリップ1aを把持した状態でビデオ
カムコーダ30を保持して使用されるようになってい
る。
【0054】そして、例えば使用者30の移動に伴って
鉛直方向の衝撃が発生すると、この発生した衝撃は上記
光学ブロック3a,3bに伝わり、該光学ブロック3
a,3bの可動ボビン15に鉛直方向の慣性力が働く。
この鉛直方向の慣性力に基づいて光学ブロック3a,3
bの板バネ12a,12bがたわみ、光磁気ディスク2
と可動ボビン15の相対位置が変化する。
【0055】ここで、例えば上記光学ブロック3a,3
bのトラッキング方向の可動軸が鉛直方向に設定されて
いると、鉛直方向に可動ボビン15あるいは光学ブロッ
ク送り機構4a,4bが移動していわゆるトラッキング
のずれが生じ、トラッキングが外れる。
【0056】このため、例えば図8に示すように、光学
ブロック3のトラッキング方向の可動軸が水平方向に設
定すると、上述した光学ブロックの構造から、光学ブロ
ック3の可動ボビン15は、鉛直方向に移動しなくなる
ため、鉛直方向の衝撃によるトラッキングのずれがほと
んど生じない。このため、光学ブロック3のトラッキン
グ方向の可動軸は、水平方向に配置されることが望まし
い。
【0057】ところで、上述の図1に示す構成のよう
に、消去用の光学ブロック3aと記録用の光学ブロック
3bとの2つの光学系が必要となる場合では、これらの
光学ブロックを近接させてトラッキング方向の可動軸を
水平方向に設定することが考えられるが、最内周の記録
トラッキングに移動した際に各々の光学ブロックが干渉
するために通常は90度程度の角度で配置される。
【0058】このため、このディスクカムコーダでは、
上記光学ブロック3a,3bのトラッキング方向の可動
軸Trが水平面Hの上下45度となるように配設されて
いる。
【0059】このため、上記可動ボビン15に働く鉛直
方向の慣性力のうちトラッキング方向の成分のみが板バ
ネ12a,12bに働く応力となり、トラッキングのず
れに寄与する衝撃が緩衝されることになる。
【0060】すなわち、上述したように、このディスク
カムコーダでは、鉛直方向の衝撃のうちトラッキングの
ずれに寄与する衝撃を減少させることができ、トラッキ
ングのずれを低減させることができる。
【0061】また、このディスクカムコーダでは、上記
光学ブロック3a,3bのフォーカス方向の可動軸Fo
cusは、水平面Hに平行となるように配設されてい
る。このため、このディスクカムコーダでは、鉛直方向
の衝撃によっては、フォーカスのずれは発生しない。
【0062】ところで、このディスクカムコーダでは、
使用者は、例えば図9に示すように、被写体に追従させ
てディスクカムコーダ30を回転させて被写体の撮像を
行なうようになっている。
【0063】そして、例えばディスクカムコーダ30の
端部が障害物32に衝突する等の原因により水平方向の
衝撃が発生する。この衝撃は、例えば上記鞍5の中心C
を中心としてディスクカムコーダ30を水平方向に回転
させる角速度として働き、この角速度に応じて上記光学
ブロック3a,3bの可動ボビン15に遠心力が働く。
【0064】ここで、このディスクカムコーダでは、上
記光学ブロック3a,3bは、上述したように鞍5の中
心Cから前方に100ミリメートルであって、鞍5の中
心Cから後方に50ミリメートルの領域に配設されてい
る。すなわち、上記光学ブロック3a,3bは、上述の
衝撃による回転の中心付近に配設されていることにな
る。
【0065】このため、光学ブロック3a,3bの位置
では、上述のように発生した角速度は装置の端部での角
速度に比較して小さくなり、可動ボビン15に働く遠心
力が弱くなる。
【0066】また、光学ブロック3a,3bのトラッキ
ング方向の可動軸Trは、上述したように、レンズ1の
光軸に対して上下45度となっているため、可動ボビン
15に働く遠心力のうちトラッキング方向の成分のみが
光学ブロック3a,3bの板バネ12a,12bに働く
応力となり、トラッキングのずれに寄与する衝撃が緩衝
されることになる。
【0067】このディスクカムコーダでは、上述したよ
うに、衝突等により光学ブロック3a,3bの可動ボビ
ン15に働く水平方向の遠心力を減衰させることがで
き、トラッキング及びフォーカスのずれに寄与する衝撃
を減少させることができ、トラッキング及びフォーカス
のずれを低減させることができる。
【0068】なお、本発明の技術的思想は、上述の実施
例に限定されるものではなく、例えば上述の図1に示す
ディスクカムコーダでは、光磁気ディスク2がレンズ1
の光軸に対して平行であって、光磁気ディスク2の記録
面が鉛直方向となるように保持される構成としたが、例
えば図10に示すように、光磁気ディスク2をレンズ1
の光軸に対して垂直方向となるように保持される構成と
してもよい。
【0069】この場合、光学ブロック送り機構4a,4
bは、光学ブロック3a,3bを送る光学ブロック送り
方向が水平面から上下に45度となるように配設するこ
とにより、図1に示すディスクカムコーダと同様に、ト
ラッキングのずれに寄与する衝撃を減少させることがで
き、トラッキングのずれを低減させることができる。
【0070】また、このディスクカムコーダにおいて、
光学ブロック3a,3bと光学ブロック送り機構4a,
4bとを、上述の図1に示すディスクカムコーダと同様
に、鞍5の中心Cから前方に100ミリメートルであっ
て、鞍5の中心Cから後方に50ミリメートルの領域に
配設することにより、図1に示すディスクカムコーダと
同様に、衝突等により光学ブロック3a,3bの可動ボ
ビン15に働く水平方向の遠心力を減衰させることがで
き、トラッキング及びフォーカスのずれに寄与する衝撃
を減少させることができる。
【0071】また、上述の実施例では、光学ブロック3
a,3bを上述の図2に示す板バネ形2軸デバイスで構
成したが、トラッキング方向とフォーカス方向のみ移動
可能な機構であれば、例えば図11に示すように、回動
軸30を有し、光磁気ディスク2に記録光を集光するレ
ンズ31を保持する保持体32が、回動軸30の長手方
向に摺動自在とされると共に、回転軸30に対して回動
自在とされて構成されたいわゆる摺動回動形2軸デバイ
スなどを用いて構成することができる。
【0072】この場合、上述の実施例と同様に、この摺
動回動形2軸デバイスの移動可能な軸すなわち回動軸3
0の長手方向及び円周方向が水平面に対して45度以内
の角度となるように配設される構成とすれば、上述の実
施例と同様に、衝撃によるトラッキングのずれを低減す
ることができる。
【0073】
【発明の効果】本発明に係るディスク記録装置では、上
述したようにトラッキングのずれに寄与する衝撃を緩衝
させることができる。このため、このディスク記録装置
では、衝撃によって発生するトラッキングのずれを低減
させることができ、従来の磁気テープを使用した記録装
置に比較して高速のアクセスが可能な円板状記録媒体を
映像記録用の媒体として使用することができる。
【0074】また、本発明に係るディスク記録装置で
は、上述したように衝撃等によって発生する光学ヘッド
付近の角速度を低減させることができる。このため、こ
のディスク記録装置では、耐振動性を向上させることが
でき、衝突等によって発生するトラッキングのずれを低
減させることができ、従来の磁気テープを使用した記録
装置に比較して高速のアクセスが可能な円板状記録媒体
を映像記録用の媒体として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク記録装置をディスクカム
コーダに適用した実施例の構成の概略を示す側面図であ
る。
【図2】上記ディスクカムコーダを構成する光学ブロッ
ク及び送り機構の配置を示す側面図である。
【図3】上記ディスクカムコーダを構成する光学ブロッ
クの構成を概念的に示す斜視図である。
【図4】上記光学ブロックの動作を模式的に示す斜視図
である。
【図5】上記光学ブロックの動作を模式的に示す斜視図
である。
【図6】上記ディスクカムコーダの構成を示すブロック
図である。
【図7】上記ディスクカムコーダの実際の使用状態を示
す図である。
【図8】光学ブロックの配置を説明するための図であ
る。
【図9】上記ディスクカムコーダの実際の使用状態を示
す図である。
【図10】本発明を適用した他のディスクカムコーダの
構成を示す側面図である。
【図11】光学ブロックの他の構成を概念的に示す図で
ある。
【符号の説明】
1 レンズブロック 1a グリップ 2 光磁気ディスク 3 光学ブロック 3a 消去用光学ブロック 3b 記録用光学ブロック 4 送り機構 4a 消去用光学ブロック送り機構 4b 記録用光学ブロック送り機構 5 鞍 6 ファインダ 7 記録トラック 10 支持部 11a,11b,12a,12b 板バネ 13 光学レンズ 14 トラッキングコイル 15 可動ボビン 16a,16b 固定磁石 20 CCDイメージセンサ 21 CDS 22 A/D変換器 23 エンコーダ 24 磁気ヘッド 25 磁気ヘッド駆動部 26 駆動モータ 27 アンプ 28 サーボ制御部 29 映像情報再生系 C 回転中心 H 水平面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光を撮像し、撮像した映像
    情報を円盤状記録媒体に記録するディスク記録装置であ
    って、 被写体からの撮像光を集光する光学系と、 その記録面が上記光学系の光軸に対して平行に配設され
    た円盤状記録媒体に形成された記録トラックに対してト
    ラッキングサーボが行なわれ、撮像した映像情報を円盤
    状記録媒体の記録トラックに記録する光学ヘッドとを備
    え、 該光学ヘッドは、トラッキングを調整するためのトラッ
    キング方向と光学ヘッドと円盤状記録媒体との距離を調
    整するためのフォーカス方向の2つの移動可能な方向を
    有し、 上記光学ヘッドの2つの移動可能な方向が水平面に対し
    て45度以内の角度となるように配設されたことを特徴
    とするディスク記録装置。
  2. 【請求項2】 被写体からの光を撮像し、撮像した映像
    情報を円盤状記録媒体に記録するディスク記録装置であ
    って、 円盤状記録媒体に形成された記録トラックに対してトラ
    ッキングサーボが行なわれ、撮像した映像情報を円盤状
    記録媒体の記録トラックに記録する光学ヘッドを備え、 装置底面に装置を載置するための載置部を有し、 上記光学ヘッドが、上記載置部より前方に100ミリメ
    ートルの位置から載置部より後方に50ミリメートルの
    位置の間の領域に配設されたことを特徴とするディスク
    記録装置。
  3. 【請求項3】 被写体からの光を撮像し、撮像した映像
    情報を円盤状記録媒体の記録トラックに記録するディス
    ク記録装置であって、 被写体からの撮像光を集光する光学系と、 その記録面が上記光学系の光軸に対して平行に配設され
    た円盤状記録媒体に形成された記録トラックに対してト
    ラッキングサーボが行なわれ、撮像した映像情報を円盤
    状記録媒体の記録トラックに記録する光学ヘッドを備
    え、 装置底面に装置を載置するための載置部を有し、 上記光学ヘッドは、トラッキングを調整するためのトラ
    ッキング方向と光学ヘッドとディスクとの距離を調整す
    るためのフォーカス方向の2つの移動可能な方向を有
    し、 上記光学ヘッドの2つの移動可能な方向が水平面に対し
    て45度以内の角度となるように配設されると共に、上
    記光学ヘッドが載置部より前方に100ミリメートルの
    位置から載置部より後方に50ミリメートルの位置の間
    の領域に配設されたことを特徴とするディスク記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記円盤状記録媒体が光磁気ディスクか
    らなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ
    か1項に記載のディスク記録装置。
JP6196616A 1994-08-22 1994-08-22 ディスク記録装置 Pending JPH0865619A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6438076B1 (en) 1996-12-27 2002-08-20 Sony Corporation Information recording or information recording/reproducing device
US6741802B1 (en) 1996-12-24 2004-05-25 Sony Corporation Elastic support assembly for disk device for disk recording apparatus with video camera

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US6438076B1 (en) 1996-12-27 2002-08-20 Sony Corporation Information recording or information recording/reproducing device

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