JPH10198337A - 高速アスペクト比ズーミング及び圧縮及びシーリングを用いるサムネイル操作 - Google Patents

高速アスペクト比ズーミング及び圧縮及びシーリングを用いるサムネイル操作

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JPH10198337A
JPH10198337A JP10003502A JP350298A JPH10198337A JP H10198337 A JPH10198337 A JP H10198337A JP 10003502 A JP10003502 A JP 10003502A JP 350298 A JP350298 A JP 350298A JP H10198337 A JPH10198337 A JP H10198337A
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    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • H04N19/63Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding using sub-band based transform, e.g. wavelets

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像単位でブラウジングするファイル管理シス
テムにおいて使用されるようなサムネイル画像の操作の
ための方法ならびに装置を開示する。 【解決手段】サムネイル画像のズームインおよびズーム
アウトがもとの画像を展開する連続的な必要性なしに実
行でき高速演算を提供するような構成が開示される。画
素の補間および/または複製を用いて、過渡的ズームの
認識をユーザに与えるために表示され尚且つユーザの方
向性を保持するのに充分な細部のある中間画像を生成す
る。ブラウジングを容易にするサムネイル収容領域のア
スペクト比ズーミングも開示する。ディスクリート・ウ
ェーブレット変換を用いたサムネイル型画像の圧縮によ
りサムネイルとこれに関連する収容領域の高速ズームが
容易に行なえるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスプレイ装置上
の画像の表示、さらに詳しくは画像のズームインおよび
ズームアウトのための高速処理、画像閲覧用の画像サム
ネイルのレイアウトおよびそれに関連するズーミング、
画像閲覧等の用途で可変解像度での複数画像の高速表示
用の画像サムネイルの符号化および伸縮に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラの価格は下降し続け、パ
ーソナル・コンピュータはさらにパワフルになってお
り、家庭や中小ビジネスのコンピュータユーザが管理す
るデジタル画像の数は近い将来には劇的に増加するとい
われている。それにも関らず、現在の設計上の取り決め
による制限を超えて数千枚の画像のブラウジング(閲
覧)が効率的にサポートされるようなソフトウェア画像
ブラウザの必要性はあまり関心が持たれていない。さら
に、ユーザは、通例、多数のデジタル画像に遭遇するに
も関らず、固定サイズの画像サムネイルまたは画像アイ
コンが従来の画像ブラウジング・アプリケーションの設
計の基盤として使用され続けている。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】既存の画像ブラウザ
は、固定サイズ画像サムネイルをユーザに表示する概念
に基づいている。画像サムネイルはサムネイルが表わす
実際の画像ファイルの小形コピーである。代表的には、
サムネイルは80×80画素から120×120画素程
度で表示される。これにより画面とサムネイルの解像度
やインタフェース設計によっては目に見える表示画面上
で9枚から25枚のサムネイルを一度に表示できる。そ
の結果、多数の画像サムネイルをブラウズする場合、ユ
ーザは興味のある画像のごく一部だけしか見ることが出
来ず、大抵は大量のサムネイルをスクロールしなければ
ならなくなる。これはブラウジングと見当感において重
大な問題となる。
【0004】既存の画像ブラウザ設計者がサムネイルを
表示するように選択した固定解像度は、画像ブラウザの
サムネイルで画像内容をブラウジングすることと画像内
容を評価することの2種類の主な用途の間の兼ね合いを
表わしている。画像内容をブラウジングすることは、本
明細書では画像サムネイルを大まかに眺めるかまたは一
覧して利用できる画像の概略を掴むこととして定義す
る。内容のブラウジングは一度に表示できるサムネイル
の個数に制限される。画像内容の評価は画像サムネイル
のより詳細な検証と細部の評価であり、表示可能なサム
ネイル解像度で制限される。
【0005】サムネイル使用の従来のアプローチには、
全部のサムネイルを表示するだけの十分な広さが無い表
示領域で固定サイズのサムネイルの一部だけを表示する
ことやスクロールバーの使用を含めた多数の欠点があ
る。これらの欠点はどちらもユーザの見当感の欠如、画
像空間を移動する際の一般的困難、また画像空間の矛盾
した空間表現等に特に関与している。
【0006】固定サイズのサムネイルの一部分だけしか
表示できないことと、スクロールバーを用いて画像空間
を移動するのは困難であり、画像空間の矛盾した空間表
現をもたらすという欠点以外に、このような固定サイズ
サムネイル自体が大量のメモリーを使用することもあり
得るし、またはこれ以外でも圧縮画のストレージから展
開するのに比較的長い時間がかかることもあり得る。例
えば、従来のサムネイルズーミングの方法では所望の画
像が得られるまでサムネイル画像のプログレッシブ展開
を実行することがある。これはユーザがみえるようなズ
ーム表示を提供するが、多数の複雑な展開を連続的に実
行することになる。また、高価なプロセッサ時間やオペ
レータ時間を消費することが分かっており、望ましくな
い。
【0007】つまり、サイズが固定されないサムネイル
を提供し、また必要なメモリーが少なく、高速にスケー
リングでき、改良されたブラウジングアプリケーション
を提供する方法が明らかに必要とされている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、従来の
構成に関連した1つまたは2つ以上の問題を実質的に克
服するか、または少なくとも改善することである。 [画像の高速ズーミングのための方法]本発明の第1の
態様によれば、ディスプレイ装置上において画像をズー
ミングする方法が提供され、該方法は、第1の所定のサ
イズで第1の画像を表示するステップと、1つまたは2
つ以上の他の所定のサイズに前記第1の画像を伸展また
は縮小するステップと、前記伸展または縮小した第1の
画像の少なくともひとつを表示するステップと、前記デ
ィスプレイ装置上において第2の所定のサイズで第2の
画像を表示するステップとを含む。
【0009】望ましくは、1つまたは2つ以上の他の所
定のサイズは、第1と第2の所定のサイズの中間とす
る。第1の画像を伸展している場合、第2の画像は第1
の画像より解像度が高いバージョンが望ましく、また第
1の画像を縮小している場合には第2の画像は第1の画
像より低解像度のバージョンが望ましい。代表的には、
第1と第2の画像はメモリー記憶デバイス上(例えばC
D−ROM、ハードディスク・ドライブ、フロッピード
ライブ、RAM、ROMカード等)に圧縮表現で記憶
し、また望ましくは同じ画像の第1と第2の解像度とす
る。[サムネイルのアスペクト比ズーミングのための方
法ならびにその装置]本発明の第2の態様によれば、画
像のブラウジングで用いるデジタル画像のサムネイルを
ズーミングする方法が提供され、該方法は、ディスプレ
イ装置で利用可能な表示領域と同じアスペクト比を有す
る少なくともひとつの収容範囲にサムネイルをレイアウ
トするステップと、前記収容範囲の利用可能な領域内部
に適合するように少なくともひとつの収容範囲内に含ま
れる前記サムネイルをスケーリングするステップとを含
む。
【0010】望ましくは、本方法は拡大されたサムネイ
ルの細部が評価に必要な場合に前記サムネイルのスケー
ルを拡大するステップをさらに含む。さらに望ましく
は、サムネイルは出来る限り大きく、かつ、利用可能な
表示領域内部に適合するようにスケーリングする。
【0011】本方法はさらにそれぞれの収容領域内で2
つまたは3つ以上のグループに前記サムネイルをまとめ
るステップを含み、前記グループは階層構造をもつこと
が出来る。さらには、それぞれの収容領域内にレイアウ
トされた1つまたは2つ以上のグループはそれぞれの
(部分)収容領域内にレイアウトされたサムネイルの2
つまたは3つ以上の(サブ)グループを含むことが出
来、それぞれの(部分)収容領域は親収容領域および表
示可能な領域と同じアスペクト比を有するようにする。
【0012】本発明の第3の態様によれば画像ブラウジ
ングで使用するためのデジタル画像をズーミングするた
めの装置が提供され、前記サムネイルはディスプレイモ
ジュール上に表示でき、該装置は、ディスプレイモジュ
ールで利用できる表示領域と同じアスペクト比を有する
少なくともひとつの収容領域に前記サムネイルをレイア
ウトするための装置と、前記収容領域の利用できる領域
内に適合するように前記少なくともひとつの収容領域に
含まれるサムネイルをスケーリングするための装置と、
を含む。
【0013】望ましくは、本発明の装置は、コンピュー
タと、前記デジタル画像をズーミングするためのコンピ
ュータ・プログラムが記録されているコンピュータで読
み取り可能な媒体とを含み、前記コンピュータ・プログ
ラムが前述した方法を実行し、前記コンピュータ・プロ
グラムは本発明の装置を実施するコンピュータによって
ロードし実行することが出来る。
【0014】本発明の第4の態様によれば、画像ブラウ
ジングで使用するデジタル画像をズーミングするための
コンピュータ・プログラムが記録されたコンピュータで
読み取り可能な媒体を有するコンピュータ・プログラム
製品が提供され、前記デジタル画像のそれぞれは対応す
るサムネイルを有し、ディスプレイモジュールの利用可
能な表示領域と同じアスペクト比を有する少なくともひ
とつの収容領域内に前記サムネイルをレイアウトするた
めのモジュールと、前記収容領域の前記利用可能な領域
内部に適合するように前記少なくともひとつの収容領域
に含まれる前記サムネイルをスケーリングするためのモ
ジュールとを含む。 [サムネイルを圧縮するためと展開するための方法なら
びにその装置]本発明の第5の態様によれば、デジタル
画像を表わすサムネイルをスケーリングする方法が提供
され、当該方法は階層化表現を用いてデジタル画像を符
号化してサムネイルを提供するステップを含む。さら
に、本方法は複数のスケールの所定のひとつで前記デジ
タル画像の階層化表現を復号して所望のサイズを有する
前記サムネイルを提供するステップを含む。前記復号し
た階層化表現のスケールは前記サムネイルの前記所望の
サイズと等しいかまたはそれ以上とすることが出来る。
【0015】さらに、本方法は、復号化階層表現のスケ
ールがサムネイルの所望のサイズより大きい場合には所
望のサイズのサムネイルを提供するように、復号化した
階層化表現をダウンサンプリングするステップを含んで
もよい。復号化階層表現のスケールがサムネイルの所望
のサイズより小さい場合には所望のサイズのサムネイル
を提供するように、復号化した階層表現をアップサンプ
リングするステップを含んでもよい。本方法はまた、所
望のサイズを有するサムネイルを提供するように、複数
のスケールのうちの2種類の異なる隣接したスケールで
デジタル画像の階層化表現を復号するステップを含んで
もよい。2種類の復号化階層表現の一方のスケールが所
望のサムネイルサイズより大きく、2種類の復号化階層
表現の他方が所望のサムネイルサイズより小さい場合
に、所望のサイズのサムネイルを提供するように、異な
る隣接したスケールを有する2種類の復号した階層表現
を補完してもよい。
【0016】望ましくは、符号化のステップは画像に階
層化ディスクリート・ウェーブレット変換を適用するス
テップを含む。符号化は、実施例に示した「画像処理方
法A」符号化を含むと好都合である。圧縮サムネイルと
特定のサイズに展開したバージョンのサムネイルをキャ
ッシュしてもよい。展開サムネイルの中間スケールも随
意にキャッシュしてよい。
【0017】本発明の第6の態様によれば、デジタル画
像を表わすサムネイルをスケーリングするための装置が
提供され、該装置は、デジタル画像の階層符号化表現を
含むサムネイルを記憶するための手段と、所望のサイズ
を有するサムネイルを提供するように、複数のスケール
の中の少なくとも所定のひとつで前記デジタル画像の階
層化表現を復号するための手段とを含む。
【0018】本発明の第7の態様によれば、デジタル画
像を表わすサムネイルをスケーリングするためのコンピ
ュータ・プログラムが記録されている、コンピュータで
読み取り可能な媒体を含むコンピュータ・プログラム製
品が提供され、該コンピュータプログラム製品は、デジ
タル画像の階層符号化表現を含むサムネイルを記憶する
ための手段と、複数のスケールの中の少なくとも所定の
ひとつで前記デジタル画像の階層化表現を復号するため
の手段とを含む。
【0019】本発明のその他多くの態様及び開示内容
は、以下の説明と請求項の参照ならびに理解により明ら
かになろう。
【0020】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本明細書で説
明する処理を実現するためのパーソナル・コンピュータ
・システム900等の代表的実施例を示す。パーソナル
・コンピュータ・システム900はコンピュータ901
とビデオディスプレイ・モニタ904を含む。さらに1
つまたは2つ以上の入力デバイス902,903を含む
こともある。コンピュータ901を動作させるユーザ入
力は入力装置から提供される。例えば、ユーザはキーボ
ード902および/またはマウス903等のポインティ
ングデバイスを経由してコンピュータ901へ入力を提
供できる。パーソナル・コンピュータ・システム900
は、モデム通信経路、コンピュータ・ネットワーク、ま
たはインターネット等のような通信チャンネルを使用し
て1台または2台以上の他のコンピュータへ接続でき
る。さらに、プロッタ、印刷装置、レーザー印刷装置、
およびその他の複写装置等を含む数種類の出力デバイス
のいずれかをコンピュータ901に接続することが出来
る。
【0021】コンピュータ・モジュール901は、1台
または2台以上の中央演算処理ユニット(CPUまたは
プロセッサ)905と、ランダム・アクセス・メモリ
(RAM)とスタティックRAMまたはキャッシュとリ
ード・オンリー・メモリー(ROM)とを含むメモリー
906と、ビデオ・インタフェース/アダプタ907
と、入出力(I/O)インタフェース910と、図9に
おいてブロック909によって示されている記憶デバイ
スを有する。ビデオ・インタフェース/アダプタ907
はビデオディスプレイモニタ904に接続されて、ビデ
オディスプレイモニタ904での表示のためにコンピュ
ータ・モジュール901からビデオ信号を提供する。画
像またはビデオ取り込みデバイス920(例えばデジタ
ルカメラ)を、実施例にしたがってサムネイルで表現す
ることの出来るデジタル画像またはビデオシーケンスの
ソースとして、インタフェース910経由でコンピュー
タ・モジュール901へ、任意に接続することができ
る。
【0022】記憶デバイス909は、フロッピー・ディ
スク、ハードディスク・ドライブ、光磁気ディスク・ド
ライブ、磁気テープ、CD−ROMと他の多数の不揮発
性記憶デバイスの少なくともいずれかを含んでいてよ
い。図9に図示してあるコンポーネント905から91
0はバス911経由で相互に接続されている。バス91
1はさらにデータ、アドレス、制御バスを含むことが出
来る。パーソナル・コンピュータ・システム900の全
体的構造と個別コンポーネントは基本的に従来通りで当
業者には周知であろう。つまり、パーソナル・コンピュ
ータ・システム900は図示の目的で単に提供されたも
のであり、本発明の趣旨および範囲から逸脱することな
く他の設定を使用することが出来る。コンピュータ・シ
ステムはIBMパーソナル・コンピュータ(PC)また
はその互換機、またはマッキントッシュ(TM)ファミリー
のPCやサン・マイクロシステムズのSparcstation(T
M)、またはその他のうちのひとつを用いて実現すること
が出来る。前述のコンピュータの種類は本発明の実施例
を実施することの出来る一例にすぎない。
【0023】図3において、パーソナル・コンピュータ
・システム900の代表的コンポーネントはハードウェ
ア・システム925,オペレーティング・システム93
0,アプリケーション・ソフトウェア935を含むよう
に図示してある。典型的には、ハードウェア・システム
925は、図1および図2を参照して前述したようにパ
ーソナル・コンピュータ・システム900の物理的コン
ポーネントを含む。オペレーティング・システム930
は、伝統的にハードウェアの動作を処理し、各種タスク
を実行するためパーソナル・コンピュータ・システム9
00内部に適用される管理ソフトウェアを含む。アプリ
ケーション・ソフトウェア935はユーザが希望するタ
スクを実行するように設定された特定のルーチンを含
む。オペレーティング・システム930とアプリケーシ
ョン・ソフトウェア935は永久的記憶デバイス909
またはメモリー906に常駐させるか、またはデバイス
909からメモリー記憶906へ一時的にロードするこ
とが出来る。
【0024】図示してあるように、オペレーティング・
システム930は、典型的にはキーボード902からキ
ーボード・インタフェース926を経由して、またマウ
ス903からマウス・インタフェース927を経由して
ユーザが起動した制御信号を受信する入力デバイス管理
システム931を含む。入力デバイス管理システム93
1は、ユーザのコマンドを処理して、その時点で動作し
ているアプリケーション・ソフトウェア935、この場
合にはサムネイル管理ソフトウェア936へ転送する。
サムネイル管理ソフトウェア936はオペレーティング
・システム930に含まれるファイルシステム933へ
の出力を含む。ファイルシステム933はそれぞれハー
ドウェアシステム内部でディスクI/Oインタフェース
928経由でアクセスされるディスク・ドライブ929
上に記憶されるファイルやフォルダへのアクセスを提供
する。ドライブ929は、図2に図示したように記憶デ
バイス909の一部を含むことが出来る。さらに、サム
ネイル管理ソフトウェア936は描画管理システム93
2へ画像コンポーネントを出力することが出来、システ
ム932がさらにビデオ・インタフェース・アダプタ9
07経由でビデオディスプレイモニタ904への画像表
示を提供する。つまり、例えば、図1に図示してあるよ
うに、サムネイル管理システムはパーソナル・コンピュ
ータ・システム900内部で動作するファイル管理シス
テム942へのインタラクティブなグラフィカル・ユー
ザ・インターフェースとしてコンポーネントとして含ま
れているサムネイル画像940の表示を提供できる。
【0025】本実施例において、サムネイル管理システ
ムは多数のコンポーネントを含み、コンポーネントは画
像、特にサムネイル画像のズーミングを提供するサイズ
調節コンポーネント937、サムネイル画像のグループ
の調整を提供するグループ化構成938、および各種の
サムネイルグループのアスペクト比の調節を提供するア
スペクト比コンポーネント939である。 (画像の高速ズーミング)一般に画像また特にカラーサ
ムネイル画像を取り扱う際に、過剰なグラフィカルおよ
びオブジェクトおよび/または画素ベースの画像操作で
プロセッサ905に負荷をかけることなく、ファイル管
理システムを使用する場合にこれらの画像を高速でズー
ムインおよびズームアウトできるのが望ましい。
【0026】図4を参照すると、例えばビデオディスプ
レイモニタ904上に第1の所定のサイズで表示されて
おり、第2の所定のサイズで第2の画像11として表示
されることを意図した第1の画像10が図示してある。
多くの場合、第1と第2のサイズは、正しく完全に表示
された場合に例えば1024×768画素で24ビット
/画素RGBカラーのビデオディスプレイ全体を占有す
るような本来の画像の変化(典型的には縮小)である。
実際の画像は、従来、例えばJPEG規格を用いる圧縮
フォーマットでディスク記憶デバイス909上に記憶さ
れる。典型的には、第2の画像11は、第1の画像例え
ばサムネイル画像に対応するが、別の解像度スケールで
ある。例えば図示したように、第1の画像10は4×4
画素の画像で、実質的に同じ画像を16×16画素の画
像解像度(すなわち第2の画像11)を表示するように
少なくともひとつの中間表示サイズを経て拡大される。
【0027】しばしば、「サムネイル」サイズの画像は
所望の画像の多数の所定のサイズのうちでもっとも小さ
いサイズであるとされる。図4の第1の画像10は、例
えば「サムネイル」サイズ画像であると本明細書では称
し、第2の画像11は所望の画像と呼ぶことにする。図
4に図示してある双方向の矢印12は、サムネイルサイ
ズの画像10を所望の画像11にズームできること、ま
たは所望の画像を後述するようにサムネイルサイズの画
像にズームできることを表わしている。
【0028】サムネイルサイズの画像10と所望の画像
(例えば11)は圧縮フォーマット(表現)でメモリー
デバイスに記憶することが出来、望ましくはサムネイル
サイズの画像と所望の画像は単一の圧縮画像の各種解像
度とする。多様な画像圧縮表現のなかで、メモリー記憶
デバイス上に記憶されている単一の画像から多数の解像
度を抽出できる。一例として、ウェーブレット符号化で
圧縮した画像では圧縮画像の複数解像度の抽出が出来
る。ウェーブレット圧縮画像は1と0のビットストリー
ムであると考えることが出来る。ビットストリーム全体
に対して展開アルゴリズムを適用することにより、ウェ
ーブレット圧縮画像を実質的に復元する(すなわち全体
的に展開する)ことが出来る。しかし、ビットストリー
ムの第1の部分へ展開アルゴリズムを適用することによ
り、ウェーブレット圧縮画像の低い解像度のバージョン
を復元でき、さらに展開アルゴリズムをビットストリー
ムの第1の部分より大きな部分に適用することで、低解
像度バージョンより解像度の高いバージョンを得ること
も出来る。このようなウェーブレット圧縮/展開構成の
一例は、本明細書において「画像処理方法A−デジタル
画像圧縮のための方法」の見出しの下でさらに詳細に説
明する。単一の圧縮画像から複数の解像度を抽出するの
に敵するような圧縮技術の他の例としては、JPEG
(Joint Photographic Expert Group)圧縮が挙げられ
る。
【0029】図5Aを参照すると、サムネイルサイズ画
像20が図示してあり、これは圧縮されたもとの画像か
ら第1の解像度で抽出されてディスプレイデバイス上に
表示される。サムネイルサイズ画像20はサムネイルサ
イズ画像20より大きな所定のサイズで所望の画像21
に拡大すべきものである。サムネイルサイズ画像20は
所望の画像21の最終的な所定のサイズまで、複数の中
間ステップ・サイズ22,23,24を経て拡大される
ことになる。本実施例において、中間サイズ22,2
3,24は画素複製により実現される。サムネイルサイ
ズ画像20の各画素25が4回づつ複製(再生)されて
サムネイルサイズ画像20の第1の中間サイズ22で4
画素のブロック26を得る。第1の中間サイズ22のブ
ロック26の各画素を4回づつ複製して画像20の第2
の中間サイズ23の4画素のブロック27を生成する。
結局この段階で、もとの画素25は16画素を形成する
ように複製されたことになる。ブロック複製処理は所定
の最終的サイズに達するまで反復される。望ましくは、
所定の最終サイズは所望の画像21と(寸法的に)同じ
サイズである。この点で、図5Aの画像20〜24は縮
尺通りに描画しておらず、画素の相対的表現は図示を目
的としたものであることに注意されるべきである。この
段階で所望の画像21が圧縮画像から展開(抽出)され
サムネイルサイズ画像20の所定の最終的サイズで表示
される。中間段階サイズ22,23,24の少なくとも
ひとつをディスプレイデバイス上に表示して所望の画像
21の所定の最終的サイズまでサムネイルサイズ画像2
0から「ズームイン」する視覚的効果を与えるのが望ま
しい。
【0030】このようにして、サムネイルのズームイン
は画素複製により実現でき、もとの画像から所望のサイ
ズ/解像度の展開を行ないながら実行して、例えばマウ
ス903をクリックすることによりユーザから要求され
たら、複製段階が再表示されることでズーム効果が起こ
るように「見え」るようにするのが望ましい。しかしズ
ーム完了時に、もっと正確で、複製されないが展開され
た画像が表示される。つまり、ひとつの画像だけ(すな
わち所望の最終的画像)を展開すれば良く、ズームイン
効果を実現し表示するには1回だけの展開時間しか必要
としない。この時間の間に、ユーザには高画質画像では
ないが元々のサムネイル画像が徐々にズームするように
表示され、画像サイズの間の過渡的状況をユーザに提供
してブラウジング操作中にファイル/フォルダ構造内部
でのユーザの見当感を維持する補助とする。
【0031】上記の画素複製処理は中間段階サイズのサ
イズで2×2(4倍)の増加を参照して行なっている。
しかし、4の倍数以外の他の中間段階サイズでの増加も
図5Bと図5Cに図示してあるように随意に実行でき
る。
【0032】画素複製によりサムネイルサイズ画像20
を伸縮する一例として、サムネイルサイズ画像20の2
個の隣接する画素対の間で補間値を取得し補間値を3つ
に複製して第1の中間サイズのそれぞれの寸法で3個の
出力画素を発生するように出来る。これによりサムネイ
ルサイズ画像20がそれぞれの寸法で1.5倍のサイズ
に増加したような(1.5×1.5)見かけが得られ
る。
【0033】図5Bに図示してあるように、4×4サム
ネイル画像28Aは画素値a、b、c,...pを有す
るように設定してある。この例では、サムネイル画像2
8Aをそれぞれの方向に1.5倍伸展して6×6中間段
階を提供するのが望ましい。前述のようにサムネイル画
像の隣接する画素対が補間される。このようにすると、
隣接行の画素値の対「a」と「b」が補間されて画素値
「1」が与えられ、これが3つに複製される。同様に、
画素値「c」と「d」を補間してこれも3つに複製され
た補間値「2」が得られる。この処理をサムネイル画像
28Aの各行で隣接する画素対のそれぞれに適用して、
画素値1...8の6×4アレイ28Bが与えられる。
同様の方法で、但し各列の隣接する値について、補間を
行なう。画素値1と画素値3を補間して画素値9があた
えられ、これが3つに複製される。その値の組合せで画
素のそれぞれについてこれが行なわれる。こうして、3
6の画素位置に展開された、4つの補間された値9,1
0,11,12を含む9×9画素アレイ28Cが形成さ
れる。
【0034】図5Cを参照すると、すべての隣接画素を
補間する別の方法が提供できる。図5Cに図示してある
ように、画素値a、b、c、...pを含む入力された
4×4画素アレイ29Aが与えられる。補間値「1」は
入力値aとbから得られ、図示したように3つに複製さ
れる。補間値2は隣接画素bとcから得られ、これも3
つに複製される。同様に、補間値3は隣接画素cとdか
ら得られ、これもまた複製される。この処理が入力アレ
イの各行について行なわれて9×4補間値画素アレイ2
9Bが得られる。図5Bの構成に対応する方法で、画素
アレイ29Bは隣接する値に基づいてさらに補間され、
値1と4を補間することで値13が得られ、値4と7を
補間することで補間値18が得られるというようにす
る。つまり、このアプローチを用いると画素の9×9ア
レイ29Cが4×4アレイから得られ、2.25倍の拡
大が出来ることが理解されよう。
【0035】さらに、前述の説明は隣接した画素対の補
間に関連して説明しているが、その他の数学的処理を適
用して所望の結果を得ることが出来る。例えば、中間の
新規画素の間にあれば隣接画素値を平均化するかまたは
混合することができる。しかし、ある種の数学的演算の
複雑さは中間ズーミング段階を決定するのに必要な計算
時間を増加させることが理解されよう。中間ズーミング
段階は典型的には全くの一過性なので、必要とされるこ
とは、特定のサムネイル画像がズームインによって拡大
されているという印象をユーザに与えることであるか
ら、高画質である必要は一般にない。従って、展開され
た元の画像が得られると、それがユーザの目にはもっと
も強い長続きする印象を残すことになるので画素複製/
平均化等による画像の歪みは許容出来る。
【0036】図6を参照すると、所望の画像30を複数
の中間段階サイズ31,32,33からサムネイルサイ
ズ画像34まで縮小(サイズを縮める)して「ズームア
ウト」の視覚的効果を発生させる。「ズームアウト」技
術は、圧縮画像フォーマットから元の画像を展開して第
1の画像サイズ(寸法)かつ第1の解像度で所望の画像
30を提供することで行われる。次に、複数の画素35
の平均を求めて平均画素値を生成し、平均画素値を所望
の画像30の第1の中間段階サイズ31のひとつの画素
として割り当てる。図6に図示してある例では、所望の
画像30の4画素のグループ35の各々を平均化して、
第1の中間段階31のひとつの画素36を発生する。所
望の画像30の第1の中間段階31の4画素のグループ
36を平均化して第2の中間段階サイズ32のひとつの
画素37を発生する。所望の画像30の第2の中間段階
サイズ32の各画素が生成されるまで、第1の中間段階
31のそれぞれの4画素グループ化のためにこの処理を
反復する。4画素を平均化して次の中間段階サイズ33
の画素を生成する処理は、望ましくは所望の画像30の
サムネイルサイズ34に達するまで反復される。サムネ
イルサイズ34の画像が実質的に与えられれば、圧縮画
像から低解像度画像を抽出してサムネイルサイズ34で
表示できる。また、図5Bおよび図5Cを参照して説明
した画素複製処理と同様に、所望の画像のサイズを4倍
以外の倍率で縮小できる。例えばひとつの中間段階サイ
ズの25画素を平均化して次の中間段階サイズの4画素
を得ることで、縮小サイズ比6.25:1が得られる。
【0037】画像のサイズを縮小する別の選択肢は画像
のサブサンプリングである。つまり、縮小画像を形成す
るための画素として、画像のn番目の画素ごとにひとつ
の画素を選択する。縮小画像は縮小(サイズ)比n:1
となる。
【0038】図7Aを参照すると、本発明の実施例によ
る画像のズームインまたはズームアウトのためのステッ
プを示す概要フロー図が図示してある。これはアプリケ
ーション・ソフトウェア935のサイズ調節コンポーネ
ント937内部で動作するソフトウェアとして実施する
のが望ましい。
【0039】図7Aから分かるように、開始ステップ4
6Aから開始して、第1の画像が圧縮入力画像からステ
ップ40で抽出(展開)され、第1のサイズと解像度で
ディスプレイデバイス上に表示される。伸展(または縮
小)処理41を前述の技術にしたがって適用し、第1の
画像の第1の中間サイズが得られる。第1の画像はビデ
オディスプレイモニタ904から消去されて第1の画像
の第1の中間サイズが表示される。
【0040】チェック処理42では、第1の中間サイズ
が所定の画像サイズと実質的に同様の寸法的なサイズに
なっているか調べる。チェック処理で所定のサイズに達
していないと判定した場合、伸展(または収縮)処理4
1をさらに現在の(第1の中間)画像に適用し(4
3)、第1の画像の第2の中間段階サイズを取り出し
て、これを第1の所定のサイズの代わりに表示する。ス
テップ44で実質的に所定の画像サイズに達したことを
チェック処理42で判定するまで処理を継続する。この
段階で、処理を停止し、所望のサイズでの伸展/縮小画
像を連続表示することができる。しかし、第2の寸法か
つ第1の画像の解像度の第2の画像を圧縮入力画像から
展開(抽出)してディスプレイデバイス上に表示するの
が望ましい。伸展処理41はズームインする場合に用
い、縮小処理41はズームアウトする場合に使用する。
画像のズームインまたはズームアウトのどちらかで不合
理な結果が得られるようになる範囲まで伸展または縮小
処理41を使用できないことに注意する。
【0041】図7Bの実施例では、図7Aの処理と同様
の処理が図示してあるが、ここでは開始ステップ46B
で、第1のサイズによる入力画像の展開表示のステップ
40と入力画像の展開を開始するステップ45Bの両方
を起動している。この方法では展開と低画質伸展/縮小
の両方が同時に行なわれ、伸展/縮小画像の第2の画像
サイズが得られ展開が完了した後で、決定ステップ48
を評価することから第2の画像が表示される。
【0042】図7Aおよび図7Bの例のそれぞれで、入
力画像はもとの完全に圧縮された画像である必要はな
く、部分的に圧縮された画像や実際には前述したような
これの実用版である例えばサムネイルまたは中間段階の
いずれかを含むことができる。
【0043】上記から、画像のズームインとズームアウ
トの両方は、ズーム処理の進行段階を表示するような方
法で実行できてユーザの見当感を補助するが、それぞれ
の表示段階で複雑な圧縮を行なう必要がないことは明ら
かであろう。中間(または最終)段階の伸展/収縮はパ
ーソナル・コンピュータ・システム900内部の実質的
に少ない計算資源しか占有せず、インクリメンタル展開
に較べて高速に実行できる。つまり特にファイル管理シ
ステムでの画像ブラウジング操作は容易になり速度と使
い易さが向上し、一方で完全な画像再現の能力が維持さ
れる。 (サムネイルのアスペクト比ズーミング)本実施例はコ
ンピュータを使用する画像ブラウジングで使用するサム
ネイルのアスペクト比ズーミングのための方法、装置、
システム、およびコンピュータ・プログラム製品に係
る。これは基本的に内容のブラウジングと評価の仕事を
分離することにより、画像サムネイルサイズで妥協する
必要性を排除するものである。アスペクト比ズーミング
の処理は画像ブラウジングにおける新しい概念を表わし
ており、広大な画像空間におけるナビゲーションおよび
見当感の問題にユニークな解決方法を提供する。
【0044】好適な実施例におけるアスペクト比ズーミ
ングを用いれば、検索領域(サーチドメイン)内の全サ
ムネイルは、有効な表示領域内に適合するように変倍
(スケーリング)される。これは、内容の全体的なブラ
ウジングを容易ならしめる。注目サムネイルは、その後
求められれば拡大される。これは、画像の内容のより詳
細な評価を容易ならしめる。
【0045】好適な実施例でのアスペクト比ズーミング
処理では、サーチ・ドメイン全体の一貫した空間的表現
を提供するようなユニークな画像ブラウジング・システ
ムの実施、階層化したユーザ定義構造内部での画像グル
ープ化のサポート、および内容のブラウジングと、より
詳細な内容評価との間の迅速な移動が可能になる。アス
ペクト比ズーミング処理の重要な側面は、一定のアスペ
クト比で画像表示領域を再帰的にレイアウトし、アスペ
クト比が画像表示領域の高さに対する画像表示領域の幅
の比率として定義される処理であることである。画像表
示領域で一定のアスペクト比を維持することにより、画
像空間全体のなかでのユーザのナビゲーションと見当感
の問題、ならびにブラウジング処理を中断しないような
十分な速度で画像をスケールアップおよびスケールダウ
ンすることに関連した技術的問題を克服する。
【0046】本方法による画像ブラウジングで使用する
サムネイルのアスペクト比ズーミングのための装置は、
例えば図1,図2,図3に図示したシステム等のパーソ
ナルコンピュータ上で実行するソフトウェアを用いて実
施するのが望ましい。特に、コンピュータ上で動作する
ソフトウェアがディスプレイデバイスの最大限利用可能
な表示領域のアスペクト比に対応する所定のアスペクト
比を有する収容領域内でデジタル画像のサムネイルの1
つまたは2つ以上のグループをレイアウトし、望ましく
は出来るだけ大きく、それぞれの収容領域に適合させる
ようにサムネイルをスケーリングする。
【0047】望ましくは、本装置は、コンピュータで読
み取り可能な媒体上に記録されコンピュータで読み取り
可能な媒体からパーソナル・コンピュータ・システム9
00へロードされるソフトウェアまたは(例えばブラウ
ザ・アプリケーション内の)コンピュータ・プログラム
として実現されるアスペクト比ズーミング処理で実施す
る。適当なコンピュータで読み取り可能な媒体の例とし
ては、フロッピー・ディスク、磁気テープ、ハードディ
スク・ドライブ、ROMまたは集積回路、光磁気ディス
ク、コンピュータと別のデバイスの間の無線または赤外
線送信チャンネル、コンピュータで読み取り可能なカー
ド例えばPCMCIAカード、別のコンピュータまたは
ネットワーク上のデバイスへのネットワーク接続、およ
び電子メール送信とウェブサイトその他に記録された情
報を含むインターネットやイントラネットが挙げられ
る。前述の例は単にコンピュータで読み取り可能な媒体
関連の例である。本発明の趣旨と範囲から逸脱すること
なく他のコンピュータで読み取り可能な媒体を実施する
ことが出来る。
【0048】図16は図3のアスペクト比コンポーネン
ト939で実施するのが望ましいアスペクト比ズーミン
グ処理120の実施例を示すフロー図である。処理はス
テップ121で開始し、1つまたは2つ以上のグループ
に構成されたサムネイルをそれぞれの収容領域にレイア
ウトする。各収容領域はさらに(部分)収容領域を含み
所定のアスペクト比を有している。アスペクト比はディ
スプレイデバイス上で利用できる最大限表示可能な領域
(画面全体、画面の一部、またはウィンドウ等)の高さ
に対する幅の比である。これについては図8から図15
を参照して、以下でさらに詳細に説明する。ステップ1
23では、各収容領域内のサムネイルが収容領域の利用
可能な部分と適合するようにスケーリングされる。これ
は表示可能な領域内部でひとつの収容領域が最上部の収
容領域を形成するような種類の階層化したツリー状の構
造を形成する。ステップ121およびステップ123は
本実施例の基本的ステップを構成する。処理はこれらの
ステップだけで構成することが出来るが、オプションと
してステップ124からステップ126を含むことも出
来る。
【0049】望ましくは、決定ブロック124で、ユー
ザが選択した収容領域をズームインするかどうか決定す
るチェックを行なう。決定ブロック124が真(ズーム
インする)を返した場合、処理はステップ125に進
む。ステップ125では、選択された収容領域を利用可
能な表示領域まで拡大(ズームアップ)し、これはに親
収容領域に対するすべての(部分)収容領域でも同様に
実行される。処理はステップ121に続き、ここでアス
ペクト比ズーミング処理がステップ121とステップ1
23に適用される。
【0050】それ以外で、決定ブロック124が偽を返
す(ズームアウトする)場合、処理はステップ126に
進む。このステップでは、ステップ125の逆または相
補的処理を実行してからステップ121へ処理が戻る。
つまり、選択されたグループの親収容領域は利用できる
表示領同様域にセットされ、同様に選択された収容領域
はサムネイルといっしょにサイズが縮小される。
【0051】本実施例をアスペクト比ズームインする処
理は画像空間内部でのユーザのナビゲーションおよび見
当感の問題を克服する。図8は6個の別個のグループに
分割された合計132枚の画像サムネイルを含む画像空
間全体の一例を示したものである。画像サムネイルは番
号をつけた四角で表わされている。主収容領域100は
例えばビデオディスプレイモニター上の画像サムネイル
の表示に利用できる空間全体を表わしている。一般に、
主収容領域はディスプレイのアスペクト比を定義する。
収容領域102,104,106,108,110,1
12は画像空間内部の画像の6個のグループについて視
覚的分離を提供する。この例では、各グループが22枚
のサムネイルを含み一様な寸法で表示され、グループが
それぞれの収容領域内部に適合できる最大限可能なサイ
ズにスケーリングされる。図8から分かるように、収容
領域108は主収容領域100と同じアスペクト比を有
する唯一の領域で、この場合約1.320の比となって
いる。
【0052】通常のブラウジングまたはサーチ動作の間
に、ユーザはサーチドメイン全体(この場合画像空間全
体)をスキャンして、注目領域をもっと近くで見られる
ように選択することでサーチを絞り込む。この場合、ユ
ーザは収容領域のひとつに表示されている画像に対して
ズームインを選択する。図示したような収容領域108
は好適実施例の処理にしたがってレイアウトされる。収
容領域108(主収容領域100と同じアスペクト比を
有している)内部の画像だけがズームアップされて、ユ
ーザに方向性の問題を惹起することなく主収容領域10
0(すなわち画像の表示に利用できる空間全体)を埋め
ることが出来る。
【0053】図9は好適実施例の処理にしたがって、最
大限表示可能な領域と同じアスペクト比を有する収容領
域108のサムネイルをアスペクト比ズーミングする処
理を示したものである。つまり、収容領域108の画像
は再配置せずに主収容領域100を埋めるように拡大で
きる。これが重要な理由は、画像空間の一貫した空間表
現を提供しているためである。逆に、図8の他の画像収
容領域102,104,106,110,112のひと
つをズームアップすると(そのグループ内部の画像サム
ネイルは主収容領域100を埋めるようにできるだけ大
きくされる)図10を参照して後述するように画像が再
配置されることになる。
【0054】図10は主収容領域100を埋めるように
ズームアップする場合に主収容領域100の画像をどの
ように再構成すべきかを示したものである。主収容領域
100とは異なるアスペクト比で収容領域をズームアッ
プする別の方法が図11と図12に図示してある。どち
らもスクロールバー114,115(または同様の制
御)を用いる必要があり、ユーザにとって見当感とナビ
ゲーションの問題を起こす。スクロールバーを使用する
ことに関連した使い易さの問題は周知である。
【0055】図13は図8のサムネイルを好適実施例の
アスペクト比ズーミング処理にしたがってどのように再
配置できるかを示している。6個のサムネイルグループ
の収容領域102から112のそれぞれは主収容領域1
00と同じアスペクト比を有するようにレイアウトされ
ている。このようにすると、6個の画像グループ全部が
主収容領域と同じアスペクト比の領域に表示される。
【0056】図14は一定のアスペクト比の画像収容領
域が同じアスペクト比の別の画像収容領域を表示できる
ように拡張したアスペクト比ズーミング処理の一例を示
す。これらのグループを含む収容領域はさらに(部分)
収容領域も含むことがある。つまり、収容領域と(部
分)収容領域の階層構造が提供される。画像空間の構造
はスクリーンショットまたは画像の左側に(ウィンドウ
ズまたはインターネット)「エクスプローラ」(TM)方式
のツリー状ビュー130で示してある。収容領域のそれ
ぞれはツリー内のフォルダとして表示される。最大限表
示可能な領域または主収容領域は「Library」132ト
ラベルが付けられており、「Australia」134,「Tra
nsport」136,「Image of the World」138,「Pe
ople」140のラベルがついた4個のサムネイルグルー
プを含む。
【0057】「Australia」とラベルのついた収容領域
134は画像サムネイルだけを含むが、「People」とラ
ベルのついた収容領域140は、さらに画像サムネイル
グループ(「Children」141,「Corporate People」
142,「Couple」143,「Sports people」14
4)を含んでいる。これは「Transport」や「Image of
the World」にも等しく当てはまる。このようにする
と、アスペクト比ズーミングは画像空間全体の有意義な
同時表示をサポートする。
【0058】図15は利用可能な表示スペース(それま
で「Library」とラベルが付けられていた)を埋めるよ
うな「People」収容領域140の拡張を示す。「Peopl
e」グループの内容を詳細に見るには、ユーザは別の収
容領域(例えば「Sports people」144はさらに4つ
のグループ145〜148を含む)にさらに「ズームイ
ン」するように選択するか、ズームバックすることが出
来る。このようにすると、ユーザは内容および空間的参
照を維持しながら利用できる表示スペースを埋めるよう
にすべての収容領域を縮小または拡大できる。
【0059】好適実施例によるアスペクト比ズーミング
の処理は従来技術の欠点を克服する点で有利である。こ
れは十分なスピードで画像をスケールアップおよびスケ
ールダウンすることに伴う技術的問題を含んでいる。ズ
ーミング(画像および/または収容領域のグループを表
示することからひとつの収容領域の内容を表示すること
に移動すること)は多数の方法で実行できる。
【0060】1)切り換え表示:初期状態からズームイ
ンされた状態へ単純に切り替える。これは非常に高速で
ある点で有利である。
【0061】2)アウトラインのズーム:それぞれのズ
ームステップでズームされるそれぞれの画像または収容
領域の輪郭を描画する。これも非常に高速で、ユーザに
ズーム処理の感覚をかなり与える。
【0062】3)正確なズーム:多数の中間ズームステ
ップを実行し、各ステップで正確にディスプレイを再描
画する。これは各ズームステップの見かけが良い点で有
利である。
【0063】4)ビットマップ・スケーリング:主収容
領域100の全体(または一部)のビットマップをそれ
ぞれのズームステップにスケールアップ(またはスケー
ルダウン)して、ズームの最後に正確に再描画する。こ
れは非常に高速でズームの良い感覚をユーザに与える。
【0064】上記項目(4)の「ビットマップをスケー
リングする」は、ズームインしようとする領域のビット
マップが観察領域と同じアスペクト比を有している場合
には簡単に実行できる。同じアスペクト比を有していな
い場合には、ズームステップは最終的に得られる表示と
一致しない。このようなズーミングの一例が図4から図
7Bを参照してすでに説明した高速ズームである。
【0065】最後のズームステップの後で、ディスプレ
イは「スケーリングしたビットマップ」を含む。背景を
迅速に描画するがスケーリングした画像をいじらないよ
うにすることで、最終ディスプレイの良好な近似が得ら
れる。各画像は一度に1つずつ正しく描画され、同時に
ユーザはプログラムと対話し続けられる。ユーザの待ち
時間が長い程、(画像全部が再描画されるまでの)ディ
スプレイの品質は良くなる。
【0066】さらに好適な実施が図17Aから図17D
に図示してあり、これはサムネイルのこれまでに説明し
た別の高速ズーミングの実施にアスペクト比ズーミング
を組み合せたものである。さらに詳しく説明すると、本
発明の発明者らは、収容領域をズーミングする際に必要
とされることのある画像毎のサムネイル伸展は、特に各
々の中間段階で収容領域の背景を再描画する必要性のせ
いで過剰な時間がかかり得ることが分かった。この問題
点は収容領域全体(ウィンドウ)を選択して1つの入力
画像であるかのようにその領域を処理し、これによって
テキストと画像を含む収容領域全体を伸縮するようにす
ることで克服され、最終的サイズがこれまでに説明した
高速ズーミング処理を用いて得られる場合、収容領域/
ウィンドウ全体が背景、タイトル、個々の画像を含めて
再描画される。これが図17A〜図17Dに図示してあ
り、図17Aは図14ですでに見たようなライブラリ・
ウィンドウ132の模式的表現であることが理解されよ
う。本実施例では、「People」収容領域140にズーム
インして図15に図示した画像を取り出すのが望まし
い。図17Aはズーム開始前で初期の形のライブラリ・
ディスプレイを示す。図17Bで、People収容領域14
0は第1の中間サイズにズームされており他の収容領域
を排除しはじめるように図示してある。図17Cは更な
る過渡的段階で、ここではPeople収容領域140が実質
的にズームが進むにしたがって残りの部分を排除してい
る。図17Dはズーム完了時のディスプレイの構成を示
す。図17Bと図17Cの中間ディスプレイ状態で、Pe
ople収容領域140は、図17Aに図示してあるPeople
収容領域から複製された画素を用いて表示される。しか
し図17Dでは、個別のサムネイルと部分収容領域14
1〜144の各々が展開されて所望の高品質画像を展開
している。
【0067】好適実施例によるアスペクト比ズーミング
処理は、データベース・ナビゲーションとブラウジング
の原理に関して一般に認められている知識が与えられれ
ば、新規かつ優位な画像ブラウジング・システムを提供
する点でも有利である。この処理はまたデータベース・
ナビゲーション・システムの設計についての指導原理に
も従い、サーチドメインの内容全体にユーザの注意を喚
起して個別の項目をさらに詳細に高速で検証し易くする
(例えば、Spence, R. およびApperly,M.D.の"Databas
e Navigation: An Office Environment For theProfess
ional", Behaviour and Information Technology, 1,1,
pp43−54を参照)。
【0068】この処理は人間の持つ顕著な(また良く文
書化されている)空間記憶と視覚的操作能力を活用して
(単純にそれまでの分類による想起に依存するのではな
く)ブラウジング処理の補助を行なう。さらに、無意識
にでも、空間的な記憶を拡張すると一般に見なされてい
る画像空間の構造とレイアウトについて、絶え間なく補
強する点で有利である。また、最大限可能なサイズでサ
ーチ・ドメインに全てのサムネイルを表示しつつ内容を
維持し一貫性のある空間的参照を提供することにより、
人間の認識記憶のほとんど無制限な容量(例えばStandi
ng, L. (1973)"Learning 10,000 Pictures", Quartely
Journal of Experimental Psychology,25, pp. 207-222
参照)ならびにパターン認識の高度に発達した技術を利
用する。
【0069】ユーザは80×80画素より小さいサムネ
イルからの画像内容について判断するのが必ずしも楽で
はないが、それでも6×6画素程度まで小さい画像サム
ネイルでは互いに簡単に識別することができる。さら
に、画像内容の予備知識と組み合せると、人間の知覚系
は14×14画素程度に小さく表示されたサムネイルか
ら画像を認識することができる。したがって、(内容評
価とは異なるものとして)ブラウジングの目的では、従
来技術を用いて表示されるよりもさらに小さいサイズで
サムネイルを表示することにより相当な有用性が選られ
る。 (サムネイルの圧縮とスケーリング)本実施例はサムネ
イルの符号化とスケーリングのための方法、装置、コン
ピュータ・プログラム製品に係る。つまり、画像サムネ
イルが変化する解像度またはサイズで生成される。各種
解像度またはサイズはあらかじめ決定しておいても良
く、所定のサイズとは異なるサイズに調節することがで
きる。好適実施例にしたがって提供されるサムネイルは
デジタル画像の大きなデータベースをナビゲーションす
るのに用いる画像ブラウザの用途で特に有用である。好
適実施例にしたがって作成されるサムネイルの使用は画
像データベースをブラウジングする特定の用途を有する
が、このような技術は本発明の範囲と趣旨から逸脱する
ことなく他の用途でも有利に実施できることが当業者に
は明らかになろう。以下の説明において、多数の特定の
詳細、例えば画像サムネイルのサイズ、処理を実現する
アプリケーション・ソフトウェア、画面表示、サムネイ
ルの構成などが本発明をさらに完全に説明するため詳細
に説明される。しかし本発明はこれらの説明に特定され
ることなく実施できることは当業者には明らかであろ
う。他の例では、不必要に本発明を不明瞭にしないよう
に周知の特徴は詳細に説明しない。 (概要)好適な実施例にしたがってサムネイルを圧縮し
スケーリングする処理は、多数の小さいサムネイルまた
は画像アイコンの表示ができる一方で、必要な時には、
このようなサムネイルをできる限り大きく表示すること
もできる。データベースの要素がサムネイルによって表
現されるようなブラウジング用途では、符号化とスケー
リング処理を有利に用いて前述の兼ね合いを最適化し、
サムネイルが表示される時に表示ウィンドウを埋め、使
用されない表示ウィンドウの相当以上の部分を不必要に
残さないようにするのが望ましい。大まかな近似とし
て、表示されるサムネイルの個数に関係なくサムネイル
は一定の「画像データ」を埋める。多数の画像を表示し
なければならないような場合、サムネイルは小さくさ
れ、一方で数個のサムネイルしか表示しなくて良い場合
にはサムネイルは大きくされる。一定の画像領域の見当
は、領域の量が画像アイコンのサイズと個数とで変化す
る辺縁領域のサイズに依存するため、単なる近似であ
る。
【0070】好適実施例の処理は、このようなサムネイ
ルで記憶容量を最小化するような圧縮も提供する。小さ
な画像でも相当量の空間を必要とするので多数のサムネ
イルでは相当量のメモリーを使用することがある。圧縮
はメモリー効率の点からも望ましい。高速なアクセスの
ために、多数のサムネイルをディスク上にではなくメモ
リー内に格納するのが望ましいことが多い。メモリーは
通常高価であるから好適実施例の処理は圧縮フォーマッ
トでメモリー内にサムネイルを格納する。
【0071】この処理では、階層化した画像アイコン表
現を用いて「一定面積」/可変画像サイズの要件に適合
させる。圧縮を用いるには、画像アイコンを受け入れ可
能な時間量で表示するように比較的高速の展開が要求さ
れる。実質的に同じ時間量で画像の「一定面積」を表示
するには、好適実施例の処理は画像のサイズに実質的に
比例する展開時間を提供する。異なる種類の「一定面
積」画像のセットを同じ時間量で表示することにより、
各々の画像セットが受け入れ可能な時間量で表示される
ことを処理が保証する。各々の画像セットが実質的に同
じ時間量で表示される場合、この処理を用いて「最悪の
場合」の表示時間の問題を低減または排除できる。つま
り全ての画像セットはできる限り迅速に表示される。
【0072】前述の要件に適合するため、好適実施例の
処理は効率的階層化ディスクリート・ウェーブレット変
換(DWT)符号化した表現を使用する。DWT圧縮技
術は良好な画像圧縮を提供し、かつ周波数増加に関して
DWTで発生するサブバンドの符号化が、圧縮効率(即
ち圧縮量)を実質的に犠牲にすることなしに階層化表現
を提供する。さらに、このような順序でのサブバンドの
符号化で復号した画像のサイズに比例する展開時間が与
えられ、元の画像のサイズとは無関係である。適当なD
WTで圧縮した表現を用いることはさらに別の利点を有
している。画像アイコンは本来の圧縮画像アイコンのサ
イズより大きなサイズで実際に展開することができる。
これは展開コード内部で逆DWTエンジンを用いれば簡
単に実現される。好適実施例の処理は圧縮用途に特に適
している、後述の「画像処理方法A」による圧縮技術を
用いている。「画像処理方法A」の技術は「デジタル画
像圧縮」と題した1997年1月22日付オーストラリ
ア出願第PO4728号に開示されており、これの関連
する開示は対応する小見出しのもとに再現する。後述の
画像処理方法Aを用いる圧縮と展開はどちらも非常に高
速である。また、サブバンドは増加周波数の桁で独立し
て符号化される。さらに、後述の「画像処理方法A」は
高い圧縮効率を提供する。
【0073】好適実施例の処理はディスクリート・ウェ
ーブレット変換符号化を使用しているので、復号される
画像のサイズに直線的に依存する復号時間で画像の低解
像度バージョンを復号できる。したがって、領域を構成
する画像のサイズとは無関係に一定の画像「面積」が復
号できる。効率的階層化DWT表現は復号される画像の
サイズに実質的に比例した展開速度で高速展開の所望の
要件と階層化サイズ展開に適合する。さらに、この階層
表現は圧縮効率を犠牲にせずに実現でき、実際に最新技
術に匹敵する圧縮が得られる。最後に、DWT表現を用
いると、逆DWTエンジンを用いて本来の圧縮サイズよ
り大きなサイズで画像アイコンを表示できる。 (サムネイルを用いる代表的な環境)図13はすでに説
明したようにディスプレイデバイス100(例えばコン
ピュータのディスプレイモニタ)上に表示される6個の
サムネイルグループ102〜112を示したブロック図
である。代表的なグループ102〜112の各々は適切
な番号のついた22個のサムネイルを含む。特定のグル
ープとサムネイルの番号が図示してあるが、本発明の実
施例がこのように制限されるものではなく、図13の例
はグレーで塗りつぶしたブロックとして示してある各サ
ムネイルの説明を容易にするために用意されている。
【0074】前述のように、各々のサムネイルはこれに
対応するのが望ましい画像ファイルの視覚的表現であ
る。画像ファイルの場合、各画像ファイルはこれとこれ
に対応するサムネイルへの参照を有している。サムネイ
ルすなわち画像アイコンは、これらによって表わされる
画像の指示を提供する、その画像の小型版である。画像
ファイルへの参照はデータベースに記憶され(これは非
画像ファイルへと簡単に拡張できる)ファイルシステム
から、またはデジタルカメラまたはスキャナなどの入力
デバイスから取り込むことができる。画像ファイルをデ
ータベースシステムへ追加する場合、画像ファイルへの
参照が記憶され、その画像に対するサムネイルが作成さ
れる。好適実施例はさらに画像を表わすサムネイルを使
用しているが、本発明はこの特定アプリケーションに制
限されない。むしろ、後述するように好適実施例の方法
を用いるサムネイルを用いてビデオシーケンス、アイコ
ンを作成できる文書などを含む他の物を表わすことがで
きる。
【0075】図14の画面写真に示してあるように、サ
ムネイルの各々は画像のグラフィカルな表現である。関
係する特定のアプリケーションに依存して、サムネイル
の構成は多数の事物を反映できる。その事物には、フォ
ルダ(1つの根があり枝だけの有向非周回グラフ、即ち
画像それ自身が複数回参照できる)への画像の半階層的
な分類、未だ分類されていないがシステムに取り込まれ
る画像の表示、またはシステム内の画像に対する何らか
の自動サーチの結果、がある。多数の画像がシステム内
に記憶できる。例えば、画像データベースは1万枚の画
像をまれに含むことがある。実際に画像データベースの
サイズの唯一の制限は使用するコンピュータの記憶容量
と性能である。
【0076】本実施例では、トップレベルの表示は論理
的に全ての分類済み画像を示している。図14の左手に
図示してあるグラフ(各フォルダ)の内部ノード各々に
ついて、サムネイルの四角い配列が上部左隅に、このノ
ードに直接接続された全ての枝について同じサイズで表
示される。残りのスペースでは、このノードにぶら下が
る全ての内部ノードにアウトラインがレイアウトされ
る。この処理は各々のアウトラインの内部で、即ち各々
の内部ノードについて再帰的に(もっと小さいスケール
で)反復される。サムネイルの階層は代表的用途におい
てフォルダのズームインとズームアウトによりナビゲー
ションできる。有向非周回グラフが表示されているの
で、階層内で任意の画像もまた数回出現することがあ
る。画像が現われる場所は階層の異なったレベルである
ため、幾つかのサムネイルを異なるサイズでその画像に
ついて同時に表示する必要がある。 (好適実施例の符号化およびスケーリング処理)潜在的
に多数のサムネイルについてのメモリ要求を減少するた
めとサムネイルの高速スケーリングを提供するため、図
18に図示したような好適実施例ではサムネイルを符号
化する方法150を提供し、それによると画像は圧縮さ
れ、その圧縮された形式は、階層表現を用いてサムネイ
ルの高速スケーリングができる。望ましくは、ステップ
154で、階層化ディスクリート・ウェーブレット変換
(DWT)圧縮技術を用いて1つまたは2つ以上のサム
ネイルを生成する。さらに望ましくは、使用する階層化
DWT圧縮技術は、後述の「画像処理方法A」による技
術とする。
【0077】図19は好適実施例によるサムネイルのス
ケーリング処理を示すフロー図である。さらに詳しく
は、フロー図は、各々のサムネイルがデジタル画像の階
層表現を含み複数のスケールの所定の1つでサムネイル
を復号して所望のサイズを有する表示用のサムネイルを
提供する処理160を示している。処理はステップ16
2から始まる。ステップ164では、画像の階層表現を
含むサムネイルが所望のサイズまたはスケールのサムネ
イルを作成する目的で復号される。サムネイルは表示用
サムネイルの所望のサイズに最も近いスケールに復号さ
れる。復号される階層表現のスケールはサムネイルの所
望のサイズに等しい。等しくない場合は復号される階層
化表現は所望のサイズより大きいのが望ましい。また、
階層表現は、後述の「画像処理方法A」によう圧縮技術
を用いて圧縮された画像が望ましい。決定ブロック16
6では、復号サムネイルのスケールが表示しようとする
所望のサイズに等しいか判定するチェックを行なう。決
定ブロック166が真(イエス)を返す場合、処理はス
テップ170に続く。それ以外の場合、決定ブロック1
66が偽(ノー)を返す場合、処理はステップ168に
進む。
【0078】ステップ168では、復号階層表現のサイ
ズを表示しようとするサムネイルの所望のサイズに調節
する。望ましくは、調節ステップは復号した階層表現を
均一にスケールダウンするかまたはダウンサンプリング
して、復号階層表現のスケールがサムネイルの所望のサ
イズより大きい場合に所望のサイズのサムネイルを提供
するようにする。サムネイルのスケーリングは常にスケ
ールダウンとするのが望ましく、また各々の直線方向で
2倍より小さいのが良い。マイクロソフト(TM)ウィンド
ウズ(TM)などの動作環境で、ウィンドウズ組み込み関数
を用いてこれを実行し、システムにできる限り最高の動
作を最適化する機会を与えることができる。
【0079】ステップ170では、復号階層表現が所望
のサイズでサムネイルとして表示される。符号化階層表
現と復号階層表現(例えば圧縮サムネイルと展開サムネ
イル)のいずれか或いは両方は、あとで高速に取り出し
て表示するためサムネイルのキャッシュまたはメモリに
記憶するのが望ましい。オプションとして、階層表現を
所望のスケールに展開する勝利が階層表現の数個の中間
スケールまたはサイズを復号することに係るため、中間
スケールもサムネイルのキャッシュまたはメモリに記憶
できる。例えば、64×64画素で表示される復号サム
ネイルはこの後16×16の画素サイズで表示できる。
そのような場合、64×64画素のサムネイルを復号す
る処理で小さいサイズのサムネイルが得られているキャ
ッシュから、このサイズで先に復号されているサムネイ
ルが取り出される。処理はステップ172で終了する。
【0080】ステップ164と168は(大きなサイズ
の)復号階層表現を所望のサイズに調節するようにダウ
ンサンプリングすることに係るが、本発明の範囲から逸
脱することなくこのようにする他の技術を用いることも
できる。例えば、図19の方法はこれ以外でも階層化表
現を所望のサムネイルサイズより小さいスケールに復号
し、復号した階層表現をアップサンプリングして所望の
サイズのサムネイルを提供することに係る。さらに別の
方法として、本方法はステップ164で2つの異なる隣
接したスケールまたはサイズ(例えば64×64画素と
32×32画素)で階層表現を復号して所望のサイズの
サムネイルを提供することに係る。ステップ168で
は、復号した階層表現の間で補間を行ない所望のサイズ
のサムネイルを提供することができる。この場合、復号
階層表現のスケールの一方は所望のサムネイルサイズよ
り大きく、他方のスケールが所望のサムネイルサイズよ
り小さい。
【0081】図15に戻ると、図14のPeopleグループ
のサムネイルすなわち画像アイコンのズームアップ表示
を示す更なる典型的な画面写真が図示してある。図15
に図示してあるサムネイルのスケールアップしたバージ
ョンは図19の処理によって得られる。
【0082】望ましくは、前述の処理は、コンピュータ
で読み取り可能な媒体上に記録されパーソナル・コンピ
ュータ・システム900へ、コンピュータで読み取り可
能な媒体からロードされるソフトウェアまたはコンピュ
ータ・プログラムとして(例えばブラウザ・アプリケー
ションの内部で)実現されるサムネイル符号化およびス
ケーリング処理によって実施する。このようなコンピュ
ータで読み取り可能な媒体の例としては、フロッピー・
ディスク、磁気テープ、ハードディスク・ドライブ、R
OMまたは集積回路、光磁気ディスク、コンピュータと
別のデバイスとの間の無線または赤外線送信チャンネ
ル、コンピュータで読み取り可能なカード例えばPCM
CIAカード、別のコンピュータまたはネットワーク上
のデバイスへのネットワーク接続、および電子メール送
信とウェブサイトその他に記録された情報を含むインタ
ーネットやイントラネットが挙げられる。前述の例は、
コンピュータで読み取り可能な媒体関連の一例である。
本発明の趣旨と範囲から逸脱することなく他のコンピュ
ータで読み取り可能な媒体を実施することが出来る。
【0083】好適実施例による方法、また特に後述の
「画像処理方法A」の圧縮技術を用いる方法はサムネイ
ルを記憶しスケーリングするための多数の同時要件を満
足し、よって多数の利点を有している。第1に、サムネ
イルの圧縮によりメモリには可能な限り多くのサムネイ
ルを記憶できる。これはユーザが例えば大きな画像デー
タベースをブラウジングするような用途でメモリ内に多
数のサムネイルをロードする場合に特に重要である。さ
らに詳しくは、キャッシュを用いて、多数の異なるサイ
ズで復号したサムネイルのバージョンを含め高速アクセ
ス用にサムネイルを記憶できる。第2に、好適実施例で
は迅速なサムネイルの展開が可能になる。これは、特に
画像データベースなどユーザがサムネイルをズームアッ
プまたはズームダウンするようなデータベースのナビゲ
ーションが関係する用途で、ユーザに対する高速な応答
時間を提供する。好適実施例による方法は圧縮効率と展
開速度を提供する。第3に、好適実施例はサムネイルを
表示する全てのサイズまたはスケールで満足できる画質
を提供する。この第3の要件は、JPEG圧縮で要求さ
れることがあるような可変サイズで格納されたサムネイ
ルの多数の圧縮を必要とすることなく、また必要とされ
る最大限可能なサイズで画像を一回圧縮してから均一に
スケールダウンすることなく達成される。つまり、好適
実施例は記憶およびメモリを無駄にすることが無く、ま
た遅くはない。
【0084】後述の「画像処理方法A」の圧縮技術を用
いて画像を圧縮し階層表現を作成することは多数の利点
を有している。「画像処理方法A」で達成される圧縮は
代表的に10:1であるから良好な圧縮率を提供する。
さらに「画像処理方法A」を用いる展開は高速であり展
開される画素数に関して直線的である。つまり多数の
(例えば画面いっぱいの)小さなサムネイルを表示する
までの展開時間は数個の大きなサイズのサムネイルを表
示するのと同程度である。さらに、「画像処理方法A」
はサムネイルを階層的に符号化するので、小さなサイズ
のサムネイルを得るのにデータセット全体を展開する必
要がない。実際に、後述の「画像処理方法A」の圧縮技
術はデータを順次符号化するため、後述の「画像処理方
法A」により圧縮したデータの第1の部分はもっとも小
さいサイズの画像を展開するための情報を全部含んでお
り、次の部分は次に大きなサイズで展開するのに必要と
される追加の情報を含む、というようになる。さらに、
もっとも小さいサイズのサムネイルを多数表示する場合
に全てのデータをCPUキャッシュでプリフェッチでき
るため、さらに性能が拡張される。
【0085】図19のステップ168に関して、後述の
「画像処理方法A」で記憶された利用可能な最高解像度
が完全に使用される。さらに詳しくは、「画像処理方法
A」は「マイナス1」展開を提供し、これは非圧縮サム
ネイルのサイズの(各々の直線方向に)2倍のサムネイ
ルを提供する。マイナス1画像がスケールダウンされる
場合、未だ充分な画質が提供される。「画像処理方法
A」で提供される最大サイズ(これは調節可能なパラメ
ータである)より大きなサイズでサムネイルを観察する
のが望まれる場合、「マイナス1」バージョンをスケー
ルアップできる。好適実施例の更なる利点は、非圧縮の
形でサイズが異なるサムネイルをシステムで取り扱える
ことである。
【0086】前述の説明から理解されるように、好適実
施例による方法では以下のうちの少なくとも1つまたは
2つ以上を必要とする各種の異なる構成で、サムネイル
または画像を表示できる。すなわち、1つまたは2つ以
上の異なる画像、または異なる均一なスケールの1つま
たは2つ以上の画像、または異なる位置にある1つまた
は2つ以上の画像である。本方法は異なるディスプレイ
構成間での迅速な変更を容易にする。画像はサイズと関
係なく満足できる品質で表示できる。
【0087】図20は前述した各種実施例をパーソナル
・コンピュータ・システム900において具体的にどの
ように実施するかをフローチャートとして示している。
ステップ181でビデオディスプレイモニタ904のア
スペクト比が所定のハードウェアパラメータから識別さ
れる。ステップ182では、ブラウザ・アプリケーショ
ンソフトウェア内部の収容領域が図8から図13を参照
して説明したような対応するアスペクト比を有する形状
に調節される。ステップ183では、収容領域内部のサ
ムネイルサイズの決定ができるようにサムネイルの個数
が識別される。ステップ184では図4〜図7Bと図1
6,または図18〜図19にしたがってサムネイルのサ
イズが調節され、全てのサムネイルが収容領域に適合す
るようにする。ステップ185ではリサイズしたサムネ
イルが収容領域に配置され、最終的にステップ156で
ユーザは収容領域をリサイズしてブラウジングを簡単に
できる。
【0088】図21はユーザレベルで以上のことがどの
ように見えるかを示している。ステップ187Aからス
テップ187Cはコンベンショナルな方法でユーザが指
示したディレクトリ移動を各々識別する。ステップ18
7Bで正しいディレクトリが識別されると、ステップ1
88Aではユーザが目的画像を識別するためにディレク
トリを観察する。このような画像がステップ188Bで
選択され、これによって前述したような高速ズームイン
が行なわれる。ユーザはステップ188Cで中間サイズ
の画像を観察し正しい画像であると確認する。違う場合
には、ズームアウトを実行しステップ188Aで別の選
択を行なう。正しい画像がステップ188Cで識別され
た場合、正しい画像が展開され高画質レベルで表示され
るように選択される。ディレクトリ操作187A〜18
7Cの各々で、アスペクト比に基づくディレクトリと収
容領域の操作を行ない、好適実施例ではこれが画像の階
層か表現およびズーミングと組み合わされている。 (「画像処理方法A」−デジタル画像圧縮のための方
法)本開示はデジタル画像データを表現するための方法
ならびにその装置に関連し、またさらに詳しくはデジタ
ル画像データから得られた変換係数を符号化また復号化
するための方法ならびにその装置に関する。
【0089】ソース画像を線形変換してデータを非相関
させ変換係数を符号化することによる変換に基づく多数
の画像符号化技術が知られている。このようなコンベン
ショナルな技術には、8×8ブロックディスクリートコ
サイン変換(DCT)を使用するJPEG規格画像圧縮
法が含まれる。JPEG符号化はDCTを用いてソース
画像のブロックを変換し、得られた変換係数を量子化す
ることによっており、圧縮の大半は視覚的認識を利用し
て行なわれるもので、最も低い周波数係数から最も高い
周波数係数へと所定のジグザグなシーケンスで量子化係
数を無損失符号化する。
【0090】他にも埋め込み(embedded)ゼロツリー・ウ
ェーブレット(EZW)法と呼ばれる圧縮技術がある。
EZWは、ディスクリート・ウェーブレット変換をソー
ス画像に適用して、通常は多数の異なる解像度レベルま
たはスケールで多数の高周波サブバンドと最低周波数サ
ブバンドに画像を分解する。ゼロツリー符号化をスケー
ル間の係数の自己相似性の予測にしたがってサブバンド
に適用する。ゼロツリー符号化した係数は算術符号化を
用いて無損失符号化する。
【0091】しかし、両方の技術とも位置情報を符号化
するために複雑な方法を用いており無損失符号化を使用
している。つまり、前述の方法は柔軟性の欠如や符号化
技術の複雑さを含む多数の欠点を有している。
【0092】基本的に、本発明の「画像処理方法A」に
よる処理は符号化表現を提供するようにデジタル画像を
表現する方法を提供するもので、各々の係数が所定のビ
ット・シーケンスにより表わされるような複数の係数を
導くようにデジタル画像を変換するステップと、複数の
係数の一部を領域として選択するステップと、(a)各
々の有意でないビットプレーンについて、有意なビット
プレーンが判定されるまで符号化表現における第1のト
ークンを提供するように、最上位ビットプレーンから最
下位ビットプレーンに向かって選択された領域の各々の
ビットプレーンの有意性をスキャンするステップであっ
て、第2のトークンは有意なビットプレーンについて符
号化表現において提供されるステップと、(b)選択さ
れた領域を所定の形状を有する2つまたは3つ上の部分
領域に分割して選択された領域として部分領域の各々を
セットするステップと、(c)選択された領域の係数が
符号化されて符号化表現に提供されるように、選択され
領域が所定のサイズを有するまで有意なビットプレーン
からはじめてステップ(a)とステップ(b)を反復す
るステップとを含む。
【0093】望ましくは、線形変換のステップはデジタ
ル画像へディスクリート・ウェーブレット変換を適用す
るステップを含み、係数の選択された部分は最初に複数
の係数全体、または係数のサブバンドを含む。
【0094】望ましくは、第1と第2のトークンは0と
1のビット値を各々含む。
【0095】望ましくは、部分領域の所定のサイズは1
×1係数である。さらに、1×1係数は各々の有意なビ
ットプレーンから始まり対応するビット・シーケンスの
ビットを出力することにより符号化される。望ましく
は、所定の最少ビットレベル以上の対応するビット・シ
ーケンスのビットだけが符号化表現に出力される。
【0096】望ましくは、ステップ(c)において、選
択された領域の各ビットプレーンがスキャンされるまで
ステップ(a)とステップ(b)が反復される。最低ビ
ットレベル以上の選択された領域の各ビットプレーンが
スキャンされる。
【0097】「画像処理方法A」はデジタル画像を符号
化する方法も提供し、当該方法は、多数のサブバンドを
提供するようにディスクリート・ウェーブレット変換を
用いて画像を分解するステップと、各々のサブバンドに
ついて、初期領域としてのサブバンドを選択し、以下の
サブステップ: (a)選択された領域の現在のビットレベルが有意か調
べるステップと、(b)現在のビットレベルが有意な場
合、符号化表現に第1のトークンを出力し、選択された
領域を多数の等しいサイズの部分領域に分割するステッ
プであって、各々の部分領域をさらに選択された領域と
して処理するステップと、(c)現在のビットレベルが
有意でない場合、符号化表現に第2のトークンを出力し
て選択された領域の次に低いビットレベルを現在のビッ
トレベルとして選択するステップと、(d)現在のビッ
トレベルが指定された最低ビットレベルより小さくなる
まで、または選択された領域が所定のサイズを有し選択
された領域の係数が符号化表現に符号化されるまでステ
ップ(a)からステップ(c)を反復するステップを実
行するステップとを含む。
【0098】望ましくは、選択された領域の係数はこれ
に対応する現在のビットレベルと最低ビットレベルの間
のビットによって各々の係数を表わすことにより符号化
される。
【0099】「画像処理方法A」はデジタル画像を符号
化する方法も提供し、当該方法は、 a)デジタル画像を複数のブロックに分割するステップ
と、 b)1つまたは2つ以上の解像度で複数のACサブバン
ド領域と、各々のブロックについてのDCサブバンド領
域とを提供するように、ブロックの各々にサブバンド変
換を適用するステップと、 c)選択された領域としてDCサブバンド領域を選択し
以下のサブステップ: ca)選択された領域の現在のビットプレーンが有意か
調べるステップと、 cb)現在のビットプレーンが有意な場合、符号化表現
に第1のトークンを出力し選択された領域を多数の部分
領域に分割するステップであって、各々の部分領域をさ
らに選択された領域として処理するステップと、 cc)現在のビットプレーンが有意でない場合、符号化
表現に第2のトークンを出力して選択された領域の次に
低いビットレベルを現在のビットレベルとして選択する
ステップと、 cd)現在のビットプレーンが指定された最低ビットプ
レーンより小さくなるまで、または選択された領域が所
定のサイズを有し選択された領域の係数が符号化表現に
符号化されるまでサブステップca)からサブステップ
cc)までを反復するステップを実行するステップと、 d)各ブロックの残りの領域として実質的に全ての符号
化されていないACサブバンド領域を選択し最上位のビ
ットプレーンから最下位ビットプレーンに向かって残り
の領域の各ビットプレーンの有意性をスキャンし、有意
なビットプレーンが決定されるまで各々の有意でないビ
ットプレーンに対して第2のトークンを出力するステッ
プと、 e)現在の解像度レベルで選択された領域として1つま
たは2つ以上のACサブバンド領域をセットし、サブス
テップca)からcd)までを実行するステップと、 f)現在の解像度レベルの実質的に全てのACサブバン
ドが符号化されるまでステップe)を反復するステップ
と、 g)各ブロックの全部のACサブバンドが符号化される
までステップd)からステップf)を反復するステップ
と、を含む。
【0100】「画像処理方法A」の他の態様としては、
符号化表現が本発明の第1または第2の側面にしたがっ
て作成され、デジタル画像の符号化表現を復号するため
の方法、符号化表現を提供するようにデジタル画像を表
現するための装置、デジタル画像の符号化表現を復号す
るための装置、符号化表現を提供するようにデジタル画
像を表現するためのコンピュータソフトウェアシステ
ム、および符号化表現を復号するためのコンピュータソ
フトウェアシステムが挙げられる。
【0101】「画像処理方法A」法の実施例の概要を示
すために高レベルブロック図が図22に図示してある。
入力画像190は線形変換が望ましい変換ブロック19
2に提供されて対応する変換係数194を生成する。デ
ィスクリート・ウェーブレット変換(DWT)を用いる
のが望ましい。
【0102】画像の2次元DWTは画像に対する低周波
近似と3つの高周波細部コンポーネントを用いて画像を
表現する変換である。従来、これらのコンポーネントは
サブバンドと呼ばれている。DWTで形成された4枚の
部分画像の各々はもとの画像のサイズの1/4である。
低周波画像はもとの画像についての情報の大半を含む。
この情報、またはエネルギー・コンパクションは、画像
圧縮に活用されるディスクリート・ウェーブレット変換
画像サブバンドの特徴である。
【0103】単一レベルDWTを低周波画像、またはサ
ブバンドに対して再帰的に任意の反復回数だけ適用でき
る。例えば、画像の3レベルDWTは、1回変換を適用
してから変換によって得られた低周波サブバンドにDW
Tを適用することで得られる。つまり、これにより9個
の細かいサブバンドと1つの(非常に)低周波のサブバ
ンドが得られる。3レベルDWTの後でも、得られた低
周波サブバンドはもとの画像についての相当量の情報を
含んでおり、なおかつ64分の1の小ささ(1/4×1
/4×1/4)であることから、圧縮において係数64
倍となる。
【0104】しかし、画像データを非相関させるための
他の線形変換も本発明の範囲から逸脱することなく実行
できる。例えば、ディスクリートコサイン変換(DC
T)を実行できる。変換係数194,または、さらに特
定すれば符号化表現198を提供する効率的な方法でビ
ット再構成ブロック196によりビット・シーケンスが
表わす値を符号化する。
【0105】復号処理は符号化処理の単なる逆である。
符号化係数は変換係数に復号される。(変換ドメイン
の)画像は逆変換されてもとの画像、またはそのある程
度の近似を形成する。
【0106】「画像処理方法A」は例えば図1,図2,
図3に図示してあるようなコンベンショナルな汎用コン
ピュータを用いて実施するのが望ましく、図24から図
27または図29から図32の処理がコンピュータ上で
動作するソフトウェアとして実装される。さらに詳しく
は、符号化および/または復号方法のステップはパーソ
ナル・コンピュータ・システム900によって実現され
るソフトウェア内の命令により行なわれる。
【0107】「画像処理方法A」の実装の更なる説明を
進める前に、以下で用いる術語の概略を提供する。数
「ビットn」または「ビット数n」の二進整数表現は最
下位ビットの左側で2進数の桁n番目を表わす。例え
ば、8ビットのバイナリ表現を仮定すると、十進数9は
00001001で表わされる。この数で、ビット3は
1に等しく、ビット2,ビット1,ビット0は各々0,
0,1に等しい。
【0108】変換符号化用途で、係数の可能な範囲を表
わすために必要とされる係数あたりのビット数は線形変
換と入力画素の(画素あたりビット数で)各画素の解像
度により決定される。各画素の値の範囲は代表的には変
換係数の大半の値に対して大きく、大半の係数はゼロが
先行する大きな数を有する。例えば、数値9は8ビット
表現で4個のゼロが先行し、16ビット表現では12個
のゼロが先行する。本発明の実施例は、効率的な方法
で、係数のブロックに対して、これらの先行するゼロを
表現する(または符号化する)方法ならびにその装置を
提供する。残りのビットと数値の符号は変更なしに直接
符号化される。
【0109】説明を簡略化して不必要に本発明を不明瞭
にしないために、以降で変換係数は符号なし2進数の形
で符号1ビットをつけて表現されるものと仮定する。つ
まり、十進数−9と9は同じビット列即ち1001で表
わされ、前者は1に等しい符号ビットで負の値であるこ
とを表わし、後者は0に等しい符号ビットで正の値を表
わす。先行するゼロの個数は変換係数の範囲によって決
まる。整数表現を用いる場合に、係数はすでに暗黙のう
ちに最も近い整数値へ量子化されているが、これは本発
明の本実施例では必ずしも必要ではない。さらに、圧縮
目的で、小数点以下のビットに含まれる何らかの情報は
通常無視される。
【0110】領域は一組の連続的な画像係数で構成され
る。係数という述語は、以降で画素と相互交換可能なよ
うに使用されるが、当業者には良く理解されるように、
前者は変換ドメイン(例えばDWTドメイン)内の画素
を表わすために用いられるのが代表的である。 (「画像処理方法A」の符号化処理)図24は好適実施
例による画像符号化の方法を示すフロー図である。ステ
ップ302において、入力画像を用いて処理が開始され
る。ステップ304で、入力画像は線形変換望ましくは
ディスクリート・ウェーブレット変換を用いて変換され
る。最初の領域は画像全体となるように定義される。例
えば、入力画像の3レベルDWTの場合、得られる係数
は10個のサブバンドから構成され領域として指定でき
る。これ以外に、各々のサブバンドを別々に処理し、各
々の初期領域を問題とするサブバンド全体に設定するこ
とができる。
【0111】ステップ306では、絶対値が最大の変換
係数の最上位ビット(MSB)が決定され、パラメータ
maxBitNumberがこの係数値にセットされる。例えば、最
大の変換係数が二進数の値00001001(十進数
9)の場合、パラメータmaxBitNumberは3にセットされ
るが、これはMSBがビット番号3であるためである。
これ以外に、パラメータmaxBitNumberは絶対値が最大の
変換係数のMSBより大きい何らかの値となるようにセ
ットしても良い。
【0112】さらに、ステップ306で、符号化パラメ
ータminBitNumberが符号化画像品質を指定するようにセ
ットされる。さらに詳しくは、この符号化パラメータ
は、変換される画像の全ての係数の精度を指定し、必要
に応じて変更できる。例えば、minBitNumberが3では、
値が1より元の画像の再現がより粗くなる。
【0113】オプションとして、本技術が入力画像の符
号化表現で出力ヘッダを提供するステップ308を含
む。こうすれば、実際上の実装において、ヘッダ情報は
符号化表現の一部として出力される。例えば、本発明の
実施例の出力ヘッダは、画像の高さと幅、DWTのレベ
ル数、DCサブバンドの平均値、パラメータmaxBitNumb
er、パラメータminBitNumberを含むソース画像について
の情報を含む。
【0114】ステップ310が始まると、変換画像の各
々のサブバンドがステップ312とステップ314で別
々に符号化される。各サブバンドは独立して、低周波か
ら高周波の順番に符号化される。DCサブバンドでは、
符号化の前に平均値が除去されステップ308でヘッダ
情報に符号化される。ステップ312では、各々のサブ
バンドはサブバンド全体として初期領域をセットするこ
とにより符号化される。ステップ314では、パラメー
タとしてmaxBitNumberおよびminBitNumberにより領域が
符号化される。これは、画像の低解像度バージョンが高
解像度以前にビットストリームに符号化されるため階層
化コードを提供する。処理はステップ316で終了す
る。
【0115】図25は各々の領域を符号化するために図
24のステップ314でコールされる手順"Code region
(currentBitNumber,minBitNumber)の詳細なフロー図で
ある。ここでmaxBitNumberがcurrentBitNumberとして提
供される。ステップ402で処理が始まる。図25の領
域符号化処理への入力はcurrentBitNumberとminBitNumb
erパラメータを含む。望ましくは、本方法は、選択され
た領域または部分領域で処理がそれ自体をコールできる
ような再帰的技術として実装される。しかし、処理は本
発明の範囲と趣旨から逸脱することなく非再帰的な方法
で実装してもよい。
【0116】決定ブロック404で、currentBitNumber
パラメータがminBitNumberパラメータより小さいか判定
するチェックを行なう。それ以外に、決定ブロック40
4が真(イエス)を返す場合には何も行なわずに処理は
ステップ406の呼び出し手順に戻る。この条件は、選
択された領域のあらゆる係数がminBitNumberより小さい
MSB番号を有することを表わしている。決定ブロック
404が偽(ノー)を返す場合、処理は決定ブロック4
08に進む。
【0117】決定ブロック408では、選択された領域
が1×1画素か調べるチェックを行なう。決定ブロック
408が真(イエス)を返す場合、処理はステップ41
0に進む。ステップ410では、1×1画素が符号化さ
れる。望ましくは、これは符号化表現にminBitNumberよ
り上の残りのビットを直接出力することからなる。ステ
ップ412では、処理は呼び出し手順に戻る。それ以外
の場合、決定ブロック408が偽(ノー)を返す場合、
領域は1つ以上の係数から構成されており処理は決定ブ
ロック414に続く。
【0118】決定ブロック414では、有意かどうか決
定するために選択領域をチェックする。つまり、領域の
有意性を調べる。領域内で各々の係数のMSBがcurren
tBitNumberパラメータの値より小さい場合には領域は有
意でないとされる。領域有意性の考え方を正確にするた
め、式(1)に数学的定義を掲載する。任意のビット番
号で、仮にcurrentBitNumber=nで、領域は次のような
場合に有意でないとされる:
【0119】
【数1】
【0120】ここでRは領域、またcijはこの領域内の
係数(i,j)を表わす。
【0121】決定ブロック414が偽(ノー)を返した
場合、処理はステップ416に続く。ステップ416で
は、値0(すなわち第1のトークン)が符号化表現スト
リームに出力され、currentBitNumberパラメータが1だ
けデクリメントされる。つまり、この領域の次に低いビ
ットプレーンが処理のために選択される。処理は決定ブ
ロック404に続き、ここでパラメータcurrentBitNumb
er-1とminBitNumberによりその領域が再処理される。そ
れ以外の場合、決定ブロック414が真(イエス)を返
した場合、つまり領域が有意な場合、処理はステップ4
18に続く。
【0122】ステップ418では、値1(すなわち第2
のトークン)が符号化表現ストリームに出力される。ス
テップ420では、指定した分割アルゴリズムを用いて
選択領域が所定数(望ましくは4)の部分領域に分割さ
れる。使用する分割アルゴリズムでコーダに分かってい
る。
【0123】本発明の本実施例では正方形領域を使用す
る。領域は4個の等しいサイズの(正方形)部分領域に
分割されるのが望ましい。図23に図示してあるよう
に、選択領域(R)200はM×M係数のサイズを有し
4つの等しいサイズの部分領域210,212,21
4,216に分割される。部分領域の各々はN×Nのサ
イズで、NはM/2に等しい。初期領域のサイズと形状
によってはこれが常に可能になるわけではない。不可能
な場合には、初期領域を多数の正方形領域に分割し、各
々が2のべき乗の寸法を取るようにし、これらの区画を
別々に符号化できる。いずれの場合にも、インテリジェ
ントな方法で行なわれれば総合的な結果に対してこの初
期化がもたらす影響は最少である。別の実施例において
は、ブロック単位のコーダに適している異なる分割が用
いられる。
【0124】ステップ422では、各々の部分領域が同
じcurrentBitNumberとminBitNumberパラメータで符号化
される。これは図25の手順 "Code region (currentBi
tNumber,minBitNumber)"の再帰的呼び出しを用いて行な
うのが望ましい。部分領域の符号化は並列にまたは逐次
的に実施できる。後者の場合、処理は低周波サブバンド
から高周波サブバンドへ向かって始める。
【0125】符号化表現において、変換係数はcurrentB
itNumberからminBitNumberへ画素ビットを単純に出力す
ることで符号化する。望ましくは、標記にしたがい係数
ビットの幾つかが非ゼロの場合にのみ符号を出力する。
例えば、currentBitNumber=3の場合で、minBitNumber=1
であれば、−9(00001001)は符号ビット
「1」に続く「100」に符号化される。 (好適実施例の復号処理)図26は、図24および図2
5の処理を用いて得られた画像の符号化表現を復号する
方法を示すフロー図である。ステップ502において、
符号化表現を用いて処理を開始する。ステップ504で
は、ヘッダ情報が符号化表現から読み取られてもとの画
像のサイズを決定し、これによって初期領域サイズを決
定する。また、maxBitNumber(符号化処理における初期
のcurrentBitNumberに等しい)やminBitNumberなどの情
報が入力される。更なる情報としてはDCサブバンドの
平均値などが挙げあれる。
【0126】ステップ506では、各サブバンドの復号
が各々のサブバンドへ領域を設定することから開始され
る。ステップ508では、maxBitNumberとminBitNumber
パラメータを用いて選択領域が復号される。ステップ5
10では、逆DWTを復号した選択領域にて起用する。
処理はステップ512で終了する。
【0127】図27は手順コール"Decode region(curre
ntBitNumber, minBitNumber)を用いて各領域を符号化す
るための図26のステップ508の詳細なフロー図であ
る。ここでmaxBitNumberはcurrentBitNumberとして提供
される。ステップ602で処理が始まる。図27の領域
復号処理への入力はcurrentBitNumberとminBitNumberパ
ラメータである。また、本方法は再帰的技術として実装
するのが望ましい。しかし、本発明の趣旨と範囲から逸
脱することなく処理を非再帰的な方法で実現することも
できる。
【0128】決定ブロック604では、currentBitNumb
erがminBitNumberより小さいか決定するチェックを行な
う。決定ブロック604が真(イエス)を返す場合、処
理はステップ606に続き、ここで呼び出し手順に処理
が復帰する。それ以外の場合、決定ブロック604が偽
(ノー)を返した場合、処理は決定ブロック608に続
く。
【0129】決定ブロック608では、選択領域が1×
1画素のサイズを有するか決定するチェックを行なう。
決定ブロック608が真(イエス)を返す場合、処理は
ステップ610に続く。ステップ610では、1×1領
域が復号される。処理はステップ612で呼び出し手順
に戻る。決定ブロック608が偽(ノー)を返した場
合、処理はステップ614に続く。ステップ614で
は、符号化表現からビットが入力される。
【0130】決定ブロック616では、ビットが1に等
しいか決定するチェックを行なう。即ち領域が有意か決
定するために入力をチェックする。決定ブロック616
が偽(ノー)を返した場合処理はステップ618に進
む。ステップ618では、currentBitNumberが決定さ
れ、処理は決定ブロック604に続く。それ以外の場
合、決定ブロック616が真(イエス)を返した場合、
処理はステップ620に進む。ステップ620では、領
域が所定の個数(望ましくは4)の部分領域に分割され
る。ステップ622では、部分領域の各々がcurrentBit
NumberとminBitNumberを用いて復号される。好適実施例
において、これは図27に図示してある処理への再帰的
呼び出しを用いて行なわれる。ステップ624で処理は
呼び出し手順に戻る。
【0131】このように、エンコーダでの有意性の決定
から出力されたビットがアルゴリズムのどのパスを取る
かデコーダに指示し、こうしてエンコーダに倣う。画素
とおそらくは符号も適当なビット数(currentBitNumber
からminBitNumberまで、及び、それらに非ゼロがある場
合には符号ビット)で単純に読み出すことにより復号さ
れる。 (2次元的な例)本方法は大半の変換係数の先行するゼ
ロを効率的に符号化し、一方で最上位ビットから所定の
最下位ビットへ、パラメータminBitNumberにより指定さ
れるビットを符号化し、符号は単純にそのままとする。
このようにして、本発明の好適実施例ではうまく先行す
るゼロを表現している。本方法はある状況で、即ちディ
スクリート・ウェーブレット変換画像係数の符号化で非
常に有効であり、代表的には広いダイナミックレンジが
示される。代表的には少数の係数が非常に大きな値を有
しているが、大半は非常に小さい値を有している。
【0132】4×4係数を含む2次元領域の符号化の例
について、図28Aから図28Dを参照して説明する。
図28Aの4×4領域700の処理は、係数全部のうち
で最大のビット番号(ビットプレーン)である7にmaxB
itNumberをセットして開始する。
【0133】
【数2】
【0134】図示の目的では、minBitNumberは3にセッ
トされる。ヘッダはmaxBitNumberとminBitNumberを含む
符号化表現に出力されるのが望ましい。領域700を符
号化する処理は次のように進む。
【0135】currentBitNumber=7で、領域700はビ
ット番号7(図25の決定ブロック404,408,4
14およびステップ418を参照)に対して有意である
から出力される。領域700は、図28Aの左上の領域
710,右上の領域712,左下の領域714,右下の
領域716の4個の部分領域に分割される(図25のス
テップ420参照)。部分領域各々は2×2係数で構成
される。
【0136】図28Aの部分領域710,712,71
4,716はさらに図28Bに図示してある所定の処理
シーケンスで符号化される。領域750は4個の部分領
域750A〜750Dで構成される。図面に示してある
3本の矢印は処理の順番またはシーケンス、即ち左上の
部分領域750A、右上の部分領域750B、左下の部
分領域750C、右下の部分領域750Dそれぞれの処
理を表わす。
【0137】図28Aの部分領域710は最初に符号化
される(図4のステップ422参照)。currentBitNumb
erが7に等しい場合、1が符号化表現に出力される。部
分領域710は十進数の値200,13,−13,3を
有する4個の1×1画素に分割される。これらの係数の
各々はcurrentBitNumber=7からminBitNumber=3まで
の各係数のビットを出力することで符号化される(図2
8の決定ブロック408とステップ410参照)。符号
ビットは必要なら出力される。このようにして、十進数
での値が200なら符号ビット0に続けて11001と
符号化される。係数値13は符号ビット0付きで000
01として符号化される。係数値−13では符号ビット
1のついた00001に符号化される。最後に、係数値
3は00000(符号ビットなし)に符号化される。各
係数の符号化表現は、currentBitNumberとminBitNumber
の間に、係数「200」のビットに先行する2個の
「1」ビットを含む。これで左上の部分領域710の符
号化が完了する。この状態での符号化出力は次のように
なる:
【0138】
【数3】
【0139】ヘッダ情報は前述の表現に示していない。
【0140】右上の部分領域712が次に符号化される
(図28B参照)。領域712は、7,6,5,4に等
しいcurrentBitNumberの各々について有意でないので、
これらのビット番号で0が出力される。currentBitNumb
er=3では1が出力されるが、これはビットプレーンが
ビット番号3に対して有意であるためである。部分領域
712は値−11,−8,−4,−3を有する1×1画
素4個に分割される。これらの十進数の値は、符号ビッ
ト1のついたビット値1,符号ビット1のビット値1,
符号ビットなしのビット値0,0に各々符号化される。
つまりこの段階で、符号化表現は次のようになる:
【0141】
【数4】
【0142】左下の部分領域714が次に符号化され
る。領域714は、7,6,5,4に等しいcurrentBit
Numberの各々について有意でないので、これらのビット
番号で0が出力される。currentBitNumber=3では1が
出力されるが、これはビットプレーンがビット番号3に
対して有意であるためである。部分領域714は値8,
1,2,−1を有する1×1画素4個に分割される。こ
れらが各々、符号ビット0の2進数1、および符号ビッ
トのない2進数0,0,0に符号化される。
【0143】最後に、値−2,−2,−3,−3を有す
る右下の部分領域716が符号化される。currentBitNu
mber=7,6,5,4,3の各々で部分領域716がこ
れらのビット数に対して有意ではないため0を出力す
る。符号ビットは出力されない。つまり符号化表現は次
のようになる:
【0144】
【数5】
【0145】デコーダは単純に符号化処理にならって図
28Cに図示したように符号化表現から領域を再構成す
る。
【0146】復号処理は多数の方法で「よりスマート」
に行なうことができる。このような「よりスマート」な
方法の1つが図28Dに図示してある。この場合、非ゼ
ロ係数の大きさは2のminBitNumberのべき乗の半分ずつ
各々増加する。これが図28Dに図示してある。このよ
うにすると、「スマート」な復号処理は、復号した係数
ともとの係数の間の平均二乗誤差を一般的に減少でき
る。さらに、エンコーダはこれ以外にもこの(種の)演
算を実行でき、これによってデコーダに図28Cに図示
した最も簡単な方法を利用させる。 (他の「画像処理方法A」の符号化処理)他の「画像処
理方法A」法による符号化処理について、図29から図
32を参照して説明する。図29から図32に図示した
フロー図に図示してある処理は前述した処理に対応する
汎用コンピュータ・システム900上で動作するソフト
ウェアを用いて実装できる。
【0147】デジタル画像全体のディスクリート・ウェ
ーブレット変換はブロック単位で実行できる。各ブロッ
クでの変換の結果は一組の係数となり、これは基本的に
画像全体のディスクリート・ウェーブレット変換の一組
の空間的に対応する係数と等しい。例えば、画像全体に
ついてのディスクリート・ウェーブレット変換の所定の
係数の組から、デジタル画像の一部またはブロックを指
定された細部まで再現できる。周波数ドメインから所定
の係数の組を選択することは実質的に空間ドメインから
のデジタル画像(ブロック)の対応する部分を表現する
ことになる。デジタル画像のブロック単位のディスクリ
ート・ウェーブレット変換は、画像を複数ブロックに分
割し各ブロックに対して独立して変換を適用することに
より実行でき、これによって実質的に現在の空間的な位
置に関連したDWT係数を評価することができる。ブロ
ック単位の変換アプローチを採用する利点は、画像の他
のブロックとの最小限の相互作用で(実質的に独立し
て)ブロックを実質的に符号化できることである。ブロ
ック単位の技術は本質的にメモリーにローカライズされ
ており、そのためコンピュータ・システムを用いて実現
した場合には一般に効率的である。
【0148】図29は本発明の他の実施例によるブロッ
ク単位の符号化処理を示すフロー図である。処理はステ
ップ802から始まる。ステップ804で、ヘッダが出
力される。この情報は画像の高さと幅、DWTのレベル
数、2個のパラメータmaxBitNumberとminBitNumberを含
むのが望ましい。オプションとして、用途によっては多
少なりともヘッダ情報を使用できる。
【0149】符号化パラメータmaxBitNumberは様々な方
法で選択できる。全ての画像ブロックについて、これら
のうちのどれかを符号化する前にブロックDWTを実行
する場合、maxBitNumberは全部のDWTブロックにわた
る最大の係数のMSB番号となるように選択できる。例
えば、最大の係数が10000001(十進数129)
だとすると、maxBitNumberはMSBがビット番号7であ
るため7にセットされる。これ以外に、入力画像の変換
と解像度によって決まる決定閾値を用いることができ
る。例えば、8ビット入力画像(7ビットと符号にレベ
ルがシフトされる)およびハール変換では、最大のMS
BはJ+7で区切られ、JはDWTのレベル数である。
ブロックが小さい場合、このパラメータの選択は圧縮に
対して有意な影響を有することがある。場合によって
は、maxBitNumberを選択するもっと洗練された方法を用
いることがある。しかし、これは特定のアプリケーショ
ンに依存する。
【0150】パラメータminBitNumberは圧縮比に対する
画質の兼ね合いを決定し変更できる。例えば、ほぼ直交
に近い変換では、値3が8ビットグレースケールまたは
24ビットRGB画像で充分な画質を提供する。
【0151】ステップ806では、画像がブロックに分
解される(または画像ブロックが形成される)。画像は
重複するブロックに分割されるのが望ましい。しかし、
重複しないブロックを用いることもある。係数のブロッ
クはもとの画像全体と同程度の大きさとするか、または
8×8係数(3レベル変換で)と同程度の小ささにでき
る。メモリーの少ないアプリケーションでは、できる限
り小さいブロックを使用する。一般に、16係数のブロ
ックサイズが、3乃至4レベルDWTによる高レベルの
圧縮に充分である。3レベルDWTでの8×8係数のブ
ロックサイズは各ブロックのDC係数に対して差動パル
ス符号変調(DPCM)を用いることで良好な符号化効
率を維持できる。
【0152】ステップ808で、各ブロックはレベルシ
フトされ変換が実行される。望ましくは、DWTが使用
される。画像値はレベルシフトされ(例えば、8ビット
画像では128だけシフトされる)、望ましくない平均
バイアスを減少または排除し、画像の各々の空間ブロッ
クが変換される。DWTでは、現在のブロックを包囲す
るブロックについての何らかの知識が必要とされるのが
普通だが(また逆DWTでも同様だが)、これは厳密に
は必要とされない。
【0153】ステップ810では、maxBitNumberとminB
itNumberパラメータを用いてブロックを符号化する。処
理はステップ812で終了する。
【0154】ブロックを符号化するステップ810が図
30のフロー図に詳細に図示してある。図30のブロッ
ク符号化処理への入力はcurrentBitNumberおよびminBit
Numberパラメータを含む。処理はステップ1002で始
まる。決定ブロック1004では、currentBitNumberが
minBitNumberより小さいか決定するチェックを行なう。
決定ブロック1004が真(イエス)を返した場合、処
理はステップ1006に進む。ステップ1006では、
実行が呼び出し処理に返され、これによってブロック内
の全ての係数がminBitNumberより小さいMSB番号を有
することを表わす。それ以外の場合で、決定ブロック1
004は偽(ノー)を返すと、処理は決定ブロック10
08に進む。
【0155】決定ブロック1008では、現在のブロッ
クが有意か決定するチェックを行なう。決定ブロック1
008が偽(ノー)を返した場合、処理はステップ10
10に進む。ステップ1010では、符号化表現に0が
出力されてcurrentBitNumberがデクリメントされ、言い
換えれば次に低いビットプレーンを選択する。処理は決
定ブロック1004に進む。これ以外の場合、決定ブロ
ック1008が真(イエス)を返した場合、処理はステ
ップ1012に進む。
【0156】ステップ1010と併せて決定ブロック1
004と1008により処理はブロック内で最大の係数
のMSB番号を見つけ出すことができるようになる。ブ
ロック内の全ての係数のMSB番号がcurrentBitNumber
より小さければcurrentBitNumberに対してブロックは有
意でない。これは、ブロックのビットプレーンが有意か
またはminBitNumberよりcurrentBitNumberが小さくなる
まで反復される。
【0157】ステップ1012で、ビットプレーンが有
意であることを表わすように、符号化表現には1が出力
される。ステップ1014では、DCサブバンドが符号
化される。ステップ1016では、ブロックの細部が、
パラメータJ,currentBitNumber,minBitNumberを用い
て符号化される。ステップ1018では、実行が呼び出
し手順に戻る。つまり、ブロックが有意であれば、ステ
ップ1012,1014,1016が実行され、(一般
化)クワドツリー・セグメンテーションを用いてminBit
Numberより大きなMSB番号を有する全ての係数を見付
けようとする。ブロックが有意な場合には、DCサブバ
ンド係数と残りの係数から構成されレベルJに対して
「ブロック細部」と呼ばれるブロックの、2個の「サブ
ブロック」に分割される。これは全ての低いレベルでレ
ベルJのブロックについての高周波情報を表わすためで
ある。
【0158】DCサブバンド符号化についての図30の
ステップ1014が図32のフロー図で詳細に図示して
ある。つまり、図32はcurrentBitNumberとminBitNumb
erパラメータを使用するサブバンドまたはサブブロック
の符号化処理を示している。ステップ1202で処理が
始まる。決定ブロック1204では、currentBitNumber
がminBitNumberより小さいか判定するチェックを行な
う。決定ブロック1204が真(イエス)を返したな
ら、処理はステップ1206に続く。ステップ1206
では、実行が呼びだし手順に戻る。それ以外の場合、決
定ブロック1204が偽(ノー)を返した場合、処理は
決定ブロック1208に進む。
【0159】決定ブロック1208では(サブバンド
の)ブロックサイズが1×1画素か調べるチェックを行
なう。決定ブロック1208が真(イエス)を返した場
合、処理はステップ1210に進む。ステップ1210
では、1×1画素が符号化される。これは、必要なら符
号ビットに続けて、currentBitNumberとminBitNumberを
含め、これらの間にあるビットを出力することによる。
処理はステップ1212で呼びだし手順に戻る。それ以
外の場合、決定ブロック1208が偽(ノー)を返した
なら、処理は決定ブロック1214に進む。
【0160】決定ブロック1214では、(サブバンド
の)ブロックが有意か調べるチェックを行なう。決定ブ
ロック1214が偽(ノー)を返した場合、処理はステ
ップ1216に進む。ステップ1216では、符号化表
現に0が出力されcurrentBitNumberがデクリメントされ
る。処理は決定ブロック1204に続く。それ以外の場
合で、決定ブロック1214が真(イエス)を返したな
ら、処理はステップ1218に進む。
【0161】ステップ1218では、(サブバンド)ブ
ロックが有意であることを表わすよう1が符号化表現に
出力される。ステップ1220では、(サブバンドの)
ブロックが4個のサブブロックに分割される。ステップ
1222では、図32の処理に再帰的呼び出しを行な
い、currentBitNumberとminBitNumberを用いて各々のサ
ブブロックを符号化する。ステップ1224では、実行
が呼び出し手順に戻る。
【0162】つまり図32に図示した処理では、サブバ
ンドまたはそのサブブロックが符号化される。最大のM
SB番号は前述のように分離される。サブブロックが1
つの画素だけで構成される場合、単一の係数として符号
化される。それ以外の場合、currentBitNumberがデクリ
メントされて、currentBitNumberがminBitNumberより小
さくなるまで、またはサブバンド(サブブロック)が有
意になるまで符号化表現には0が出力される。サブバン
ド(サブブロック)が有意な場合、4個の(できるだけ
等しくなるように)サブブロックに分割され、これらが
さらに符号化される。単一の係数、例えばDC係数は、
currentBitNumberからMINBINNへ係数ビットを出力する
ことにより符号化される。また、符号は係数ビットの幾
つかが非ゼロの場合にだけ出力するのが望ましい。
【0163】ブロック細部を符号化するための図30の
ステップ1016は図31のフロー図に図示してある。
ステップ1102で処理が始まる。決定ブロック110
4では、currentBitNumberがminBitNumberより小さいか
判定するチェックを行なう。決定ブロック1104が真
(イエス)を返した場合、ステップ1106で実行は呼
び出し手順に戻る。それ以外の場合、決定ブロック11
04が偽(ノー)を返したならには、処理は決定ブロッ
ク1108へ進む。
【0164】決定ブロック1108では、ブロック(細
部)が有意か判定するチェックを行なう。決定ブロック
1108が偽(ノー)を返した場合、処理はステップ1
110に進む。ステップ1110では、符号化表現に0
が出力されcurrentBitNumberがデクリメントされる。処
理は決定ブロック1104に進む。それ以外の場合に
は、決定ブロック1108が真(イエス)を返したな
ら、処理はステップ1112に進む。
【0165】ステップ1112では、ブロック(細部)
が有意であることを表わすよう符号化表現に1が出力さ
れる。ステップ1114では、ハイ−ロー(HL)、ロ
ー−ハイ(LH)、ハイ−ハイ(HH)周波数サブバン
ドの各々が符号化される。各々の解像度のHL,LH,
HH周波数サブバンドは共通にACサブバンドと呼ばれ
る。これらのサブバンドの各々は図32の処理にしたが
って符号化される。ステップ1116では、(ブロック
細部が存在する場合)図31に図示してある処理への再
帰的呼び出しにより、パラメータJ−1,currentBitNu
mber,minBitNumberを用いてブロック細部が符号化され
る。ステップ1118で実行は呼び出し手順に戻る。
【0166】このように、レベルJでのブロック細部は
最大の係数のMSB番号を最初に分離するように処理さ
れる。これはcurrentBitNumberをデクリメントしてブロ
ックが有意になるまでゼロを出力することにより行な
う。ブロックは次にレベルJでの3個の高周波サブバン
ドとレベルJ−1について(J−1が0より大きい場
合)ブロック細部に分割される。この分割アプローチは
いわゆる1/f形式のスペクトルモデルにより誘導され
る。
【0167】他の「画像処理方法A」法での復号処理は
図29から図32を参照して説明した符号化処理に倣う
ことにより実現できる。
【0168】したがって「画像処理方法A」は、画像を
記憶するか送信するかのいずれか或いは両方のために表
現が適しているような効率的かつ柔軟性のある方法でデ
ジタル画像データを表現するための方法ならびに装置を
提供する。符号化技術は一般に変換係数のアレイを表わ
すために使用でき、またディスクリート・ウェーブレッ
ト変換ドメインにおいて画像を表現することにより効率
的な表現を提供するために使用できる。さらに詳しく
は、実施例は入力画像から取得した変換係数のブロック
の先行するゼロを表現する(または符号化する)方法な
らびにその装置を提供する。本技術は、任意のサイズの
コードで元の画像の良好な再現を与える点に関してと、
高速な復号処理を提供する点に関して効率的である。さ
らに、本技術は線形変換から得られた係数がエントロピ
ー符号化を使用することなく独立して符号化される点で
柔軟性がある。実施例の有利な側面としては符号化の深
さ第1の性質が挙げられる。さらに、サブバンドを符号
化する場合、本発明の有利な側面には各々のサブバンド
を別々に階層符号化することが含まれる。
【0169】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のパーソナル・コンピュータ・システム
の構成例を示す図である。
【図2】図1のシステムの概要ブロック図である。
【図3】図1および図2の構成を包含するハードウェア
ならびにソフトウェアを含むサムネイル管理システムを
示す図である。
【図4】ひとつの実施例による画像をズームアップまた
はズームダウンする最初と最後の段階を示す図である。
【図5A】ズームアップする場合の画像の中間段階の例
を示す図である。
【図5B】ズームアップのための別の構成を示す図であ
る。
【図5C】ズームアップのための別の構成を示す図であ
る。
【図6】ズームダウンする場合の画像の中間段階の例を
示す図である。
【図7A】一般化した実施例によるズーミング処理での
ステップを模式的に示す図である。
【図7B】一般化した実施例によるズーミング処理での
ステップを模式的に示す図である。
【図8】22個のサムネイルを6グループにした模式図
で、各グループはそれぞれの収容領域にあり、収容領域
のひとつが伸縮され実施例のアスペクト比ズーミング処
理によりレイアウトされる様子を示す図である。
【図9】実施例によるアスペクト比ズーミング処理にし
たがって図8のサムネイルのグループのスケーリングを
示す模式図である。
【図10】最大限に表示可能な領域のアスペクト比とは
異なるアスペクト比を有する収容領域を用いる不利な側
面を示す図である。
【図11】最大限に表示可能な領域のアスペクト比とは
異なるアスペクト比を有する収容領域を用いる不利な側
面を示す図である。
【図12】最大限に表示可能な領域のアスペクト比とは
異なるアスペクト比を有する収容領域を用いる不利な側
面を示す図である。
【図13】実施例の処理により最大限表示可能な領域と
同じアスペクト比を有するそれぞれの収容領域で、図8
のサムネイルの幾つかのグループのレイアウトおよびス
ケーリングを表わす模式図である。
【図14】実施例の処理に従い最大限表示可能な領域と
同じアスペクト比をそれぞれが有し、それぞれの収容領
域に構成された4個のサムネイルグループの代表例を示
す表示画面の写真である。
【図15】図14の収容領域のひとつのアスペクト比ズ
ーミングを示し、親収容領域と最大限表示可能な領域の
両方と同じアスペクト比を有する(部分)収容領域に構
成されたサムネイルの(サブ)グループを表示する表示
画面の写真である。
【図16】好適実施例による処理を示すフロー図であ
る。
【図17A】図14および図15の収容領域に適用され
る図4から図7の高速ズーム処理を示す図である。
【図17B】図14および図15の収容領域に適用され
る図4から図7の高速ズーム処理を示す図である。
【図17C】図14および図15の収容領域に適用され
る図4から図7の高速ズーム処理を示す図である。
【図17D】図14および図15の収容領域に適用され
る図4から図7の高速ズーム処理を示す図である。
【図18】別の実施例によるサムネイルの符号化を示す
フロー図である。
【図19】別の実施例によるサムネイルのスケーリング
を示すフロー図である。
【図20】図1から図9、および図13から図19の実
施例の組合せによる使用を示す図である。
【図21】図1から図9、および図13から図19の実
施例の組合せによる使用を示す図である。
【図22】「画像処理方法A」処理による画像表現技術
を示す高レベルでのブロック図である。
【図23】「画像処理方法A」処理による分割を示す略
図である。
【図24】「画像処理方法A」処理による画像の表現ま
たは符号化の方法を示すフロー図である。
【図25】図24での領域のコーディングステップを示
す詳細なフロー図である。
【図26】図24の方法にしたがって作成した画像のコ
ード表現の復号方法を示すフロー図である。
【図27】図26における領域を復号するステップを示
した詳細なフロー図である。
【図28A】図24から図26の符号化および復号方法
にしたがった2次元8計数領域の処理を示す略図であ
る。
【図28B】図24から図26の符号化および復号方法
にしたがった2次元8計数領域の処理を示す略図であ
る。
【図28C】図24から図26の符号化および復号方法
にしたがった2次元8計数領域の処理を示す略図であ
る。
【図28D】図24から図26の符号化および復号方法
にしたがった2次元8計数領域の処理を示す略図であ
る。
【図29】別の「画像処理方法A」の方法による画像の
表現または符号化方法を示すフロー図である。
【図30】別の「画像処理方法A」の方法による画像の
表現または符号化方法を示すフロー図である。
【図31】別の「画像処理方法A」の方法による画像の
表現または符号化方法を示すフロー図である。
【図32】別の「画像処理方法A」の方法による画像の
表現または符号化方法を示すフロー図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ティモシー メリック ロング オーストラリア国 2070 ニューサウス ウエールズ州,リンドフィールド,アイビ ー ストリート 47 (72)発明者 リチャード アンティル オーストラリア国 2067 ニューサウス ウエールズ州,チャッツウッド,ビクトリ ア アベニュー 272,スイート 360 (72)発明者 ニック コールマン オーストラリア国 2037 ニューサウス ウエールズ州,グリーブ,ワイグラム ロ ード 209

Claims (93)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイデバイス上で画像をズーミ
    ングする方法であって、 第1の所定のサイズで第1の画像を表示するステップ
    と、 1または2以上の所定の画像サイズに前記第1の画像を
    拡大または縮小するステップと、 前記拡大または縮小した画像の少なくとも1つを表示す
    るステップと、 第2の所定の画像サイズで第2の画像を表示するステッ
    プとを含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の画像は符号化されたフォーマ
    ットでメモリー記憶手段に記憶され、前記表示するステ
    ップはさらに表示のために前記第1の画像の復号を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の画像は符号化されたフォーマ
    ットでメモリー記憶手段に記憶され、前記表示するステ
    ップはさらに表示のために前記第2の画像の復号を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記符号化フォーマットは圧縮画像フォ
    ーマットであることを特徴とする請求項2または請求項
    3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記圧縮画像フォーマットはウェーブレ
    ット符号化技術により実現されることを特徴とする請求
    項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ウェーブレット符号化技術は、「画
    像処理方法A」を含むことを特徴とする請求項5に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 前記圧縮画像フォーマットはJPEG符
    号化技術により実現されることを特徴とする請求項4ま
    たは請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第1と第2の画像は単一画像の異な
    る解像度であることを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 前記単一の画像は単一の圧縮画像として
    記憶され、前記第1と第2の画像は前記単一の圧縮画像
    から抽出されることを特徴とする請求項7に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 前記拡大または縮小は前記第1の画像
    の画素を操作することにより前記第1の画像のサイズを
    調節することを含むことを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 前記拡大は、少なくとも1つの画素値
    を提供するように画素のグループの値を数学的に操作す
    ることと、前記少なくとも1つの画素値を複製すること
    を含むこととを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記縮小は、少なくとも1つの画素値
    を提供するように画素のグループを数学的に操作するこ
    とと、前記1つの画素値を前記グループに含まれるより
    小さい限られた個数の画素に割り当てることとを含むこ
    とを特徴とする請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記割り当ては前記画像から画素を破
    棄することを含むことを特徴とする請求項12に記載の
    方法。
  14. 【請求項14】 前記画像はデジタル画像を表現する方
    法により前記符号化フォーマットに符号化されて符号化
    表現を提供し、その方法は、 各々の係数が所定のビット・シーケンスで表現されるよ
    うな複数の係数を導き出すように前記デジタル画像を変
    換するステップと、 前記複数の係数の一部を領域として選択するステップ
    と、 (a)各々の有意でないビットプレーンについて有意な
    ビットプレーンが判定されるまで、前記符号化表現に第
    1のトークンを提供するように最上位ビットプレーンか
    ら最下位ビットプレーンに向かって前記選択された領域
    の各々のビットプレーンの有意性をスキャンするステッ
    プであって、で第2のトークンは前記有意なビットプレ
    ーンについて前記符号化表現で提供されるステップと、 (b)前記選択された領域として前記部分領域の各々を
    セットするように、前記選択された領域を所定の形状を
    有する2つまたは3つ以上の部分領域に分割するステッ
    プと、 (c)前記選択された領域が所定のサイズを有するまで
    前記有意なビットプレーンから始めてステップ(a)と
    ステップ(b)を反復するステップであって、前記選択
    された領域の前記係数が符号化されて前記符号化表現に
    提供されるステップとを含むことを特徴とする請求項3
    に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記変換するステップは前記デジタル
    画像へディスクリート・ウェーブレット変換を適用する
    ことを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記領域は前記複数の係数全体を含む
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記一部は前記複数の係数のサブバン
    ドを含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記第1と第2のトークンは各々ビッ
    ト値0と1を含むことを特徴とする請求項14に記載の
    方法。
  19. 【請求項19】 前記部分領域は等しいサイズであるこ
    とを特徴とする請求項14に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記部分領域は四角形であることを特
    徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記部分領域の前記所定のサイズは1
    ×1係数であることを特徴とする請求項14に記載の方
    法。
  22. 【請求項22】 前記1×1係数は、前記各々の有意な
    ビットプレーンから始まる前記対応するビット・シーケ
    ンスのビットを出力することにより符号化されることを
    特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 所定の最低ビットレベル以上の前記対
    応するビット・シーケンスのビットだけが前記符号化表
    現に出力されることを特徴とする請求項22に記載の方
    法。
  24. 【請求項24】 前記ステップ(c)において、ステッ
    プ(a)とステップ(b)は前記選択領域の各々のビッ
    トプレーンをスキャンしてしまうまで何らか反復される
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  25. 【請求項25】 最少ビットレベル以上の前記選択領域
    の各ビットプレーンがスキャンされることを特徴とする
    請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 ディスプレイデバイス上で画像をズー
    ミングする方法であって、 (a)所定のサイズで前記画像の第1の表現に圧縮され
    たもとの画像を展開し、前記第1の表現を表示するステ
    ップと、 (b)前記所定のサイズが所望する画像サイズより小さ
    い場合には、 (i)前記表現をもっと大きな画像サイズに拡大して前
    記拡大した表現を表示するステップと、 (ii)前記所望の画像サイズに達するまでステップ
    (b)(i)を反復するステップと、 (c)前記所定のサイズが所望の画像サイズより大きい
    場合には、 (i)前記表現をもっと小さい画像サイズに縮小して前
    記縮小した表現を表示するステップと、 (ii)前記所望の画像サイズに達するまでステップ
    (c)(i)を反復するステップとを含むことを特徴と
    する方法。
  27. 【請求項27】 ステップ(c)の後に、 (d)前記圧縮されたもとの画像を前記所望のサイズで
    更なる表現に展開して前記更なる表現を表示するステッ
    プを更に含むことを特徴とする請求項26に記載の方
    法。
  28. 【請求項28】 前記ステップ(d)は、ステップ
    (a),(b),(c)とほぼ同時に行われることを特
    徴とする請求項27記載の方法。
  29. 【請求項29】 ディスプレイデバイス上に表示するた
    めに画像をズーミングするための装置であって、 第1の所定のサイズで前記画像の第1の表現を表示する
    ための手段と、 前記第1の表現を少なくとも1つのさらに所定のサイズ
    に拡大または縮小するための手段と、 前記拡大または縮小した表現を前記更なる所定のサイズ
    の各々で表示するための手段と、 前記画像の第2の表現を第2の所定のサイズで表示する
    ための手段と、 を含むことを特徴とする装置。
  30. 【請求項30】 前記第2の表現を表示するための手段
    は他の前記手段と実質的に同時に動作することを特徴と
    する請求項29に記載の装置。
  31. 【請求項31】 ディスプレイデバイス上に表示する画
    像をズーミングするためにコンピュータ・プログラムが
    記録されているコンピュータで読み取り可能な媒体を含
    むコンピュータ・プログラム製品であって、 第1の所定のサイズで前記画像の第1の表現を表示する
    ための手段と、 前記第1の表現を少なくとも1つのさらに所定のサイズ
    に拡大または縮小するための手段と、 前記拡大または縮小した表現を前記更なる所定のサイズ
    の各々で表示するための手段と、 前記画像の第2の表現を第2の所定のサイズで表示する
    ための手段とを含むことを特徴とするコンピュータプロ
    グラム製品。
  32. 【請求項32】 画像のブラウジングで使用するデジタ
    ル画像のサムネイルをズーミングする方法であって、 ディスプレイ手段の表示に利用できる領域と同じアスペ
    クト比を有する少なくとも1つの収容領域に前記サムネ
    イルをレイアウトするステップと、 前記収容領域の利用可能な領域に適合するように前記少
    なくとも1つの収容領域に含まれる前記サムネイルをス
    ケーリングするステップとを含むことを特徴とする方
    法。
  33. 【請求項33】 前記サムネイルの拡大された細部が評
    価に必要な場合には、前記サムネイルのスケールを拡大
    するステップをさらに含むことを特徴とする請求項32
    に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記サムネイルは、できるだけ大き
    く、かつ、前記利用可能な表示領域に適合するようにス
    ケーリングされることを特徴とする請求項33に記載の
    方法。
  35. 【請求項35】 各々の収容領域で2つまたは3つ以上
    のグループに前記サムネイルを構成するステップをさら
    に含むことを特徴とする請求項32から請求項34まで
    のいずれか1つに記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記グループは階層構造を有すること
    を特徴とする請求項35に記載の方法。
  37. 【請求項37】 各々の収容領域にレイアウトされた1
    つまたは2つ以上のグループが、各々の(部分)収容領
    域にレイアウトされた2つまたは3つ以上の(サブ)グ
    ループを含み、各々の(部分)収容領域は親収容領域お
    よび前記表示可能な領域と同じアスペクト比を有する請
    求項35または36に記載の方法。
  38. 【請求項38】 1つまたは2つ以上の前記デジタル画
    像がデジタル画像取り込みデバイスを用いて生成される
    請求項32から請求項37までのいずれか1つに記載の
    方法。
  39. 【請求項39】 前記スケーリングは請求項1に記載の
    方法によって前記サムネイルをズーミングすることを含
    むことを特徴とする請求項32に記載の方法。
  40. 【請求項40】 画像のブラウジングで使用するデジタ
    ル画像の、ディスプレイ手段上に表示されるサムネイル
    をズーミングするための装置であって、 ディスプレイ手段の利用可能な表示領域と同じアスペク
    ト比を有する少なくとも1つの収容領域に前記サムネイ
    ルをレイアウトするための手段と、 前記収容領域の利用可能な領域に適合するように前記少
    なくとも1つの収容領域に含まれる前記サムネイルをス
    ケーリングするための手段とを含むことを特徴とする装
    置。
  41. 【請求項41】 コンピュータと、 請求項32から請求項39までのいずれか1つに記載の
    方法を実行して前記デジタル画像をズーミングするため
    のコンピュータ・プログラムが記録されており、前記コ
    ンピュータ・プログラムが前記コンピュータにロードさ
    れて実行され前記装置を実現するコンピュータで読み取
    り可能な媒体とを含むことを特徴とする請求項40に記
    載の装置。
  42. 【請求項42】 画像のブラウジングで用いるデジタル
    画像のサムネイルをズーミングするためのコンピュータ
    ・プログラムが記録された、コンピュータで読み取り可
    能な媒体を有するコンピュータ・プログラム製品であっ
    て、 ディスプレイ手段の表示に利用できる領域と同じアスペ
    クト比を有する少なくとも1つの収容領域に前記サムネ
    イルをレイアウトするための手段と、 前記収容領域の利用可能な領域に適合するように前記少
    なくとも1つの収容領域に含まれる前記サムネイルをス
    ケーリングするための手段とを含むことを特徴とするコ
    ンピュータ・プログラム製品。
  43. 【請求項43】 デジタル画像を表わすサムネイルをス
    ケーリングするための方法であって、 サムネイルを提供するように階層表現を用いてデジタル
    画像を符号化するステップを含むことを特徴とする方
    法。
  44. 【請求項44】 所望のサイズを有する前記サムネイル
    を提供するように、複数のスケールの所定の1つで前記
    デジタル画像の前記階層表現を復号するステップをさら
    に含むことを特徴とする請求項43に記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記復号した階層表現のスケールが前
    記サムネイルの所望のサイズと等しいかまたはそれより
    大きいことを特徴とする請求項44に記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記復号した階層表現のスケールが前
    記サムネイルの所望のサイズより大きい場合に所望のサ
    イズのサムネイルを提供するように前記復号した階層表
    現をダウンサンプリングするステップをさらに含むこと
    を特徴とする請求項44に記載の方法。
  47. 【請求項47】 前記復号した階層表現のスケールが前
    記サムネイルの所望のサイズより小さい場合に所望のサ
    イズのサムネイルを提供するように前記復号した階層表
    現をアップサンプリングするステップをさらに含むこと
    を特徴とする請求項44に記載の方法。
  48. 【請求項48】 所望のサイズを有する前記サムネイル
    を提供するように前記デジタル画像の前記階層表現を複
    数のスケールのうちの2つの異なる隣接したスケールで
    復号するステップをさらに含むことを特徴とする請求項
    43に記載の方法。
  49. 【請求項49】 異なる隣接したスケールを有する前記
    2つの復号した階層表現の一方のスケールが前記所望の
    サムネイルサイズより大きく、前記2つの復号した階層
    表現の他方が前記所望のサムネイルサイズより小さい場
    合に、所望のサイズのサムネイルを提供するように前記
    2つの復号した階層表現の間を補間するステップをさら
    に含むことを特徴とする請求項48に記載の方法。
  50. 【請求項50】 前記サムネイルを表示するステップを
    さらに含む請求項44から請求項49までのいずれか1
    つに記載の方法。
  51. 【請求項51】 前記符号化ステップは、前記画像に階
    層化ディスクリート・ウェーブレット変換を適用するス
    テップを含む請求項42乃至50のいずれか1つに記載
    の方法。
  52. 【請求項52】 前記符号化ステップは、 前記デジタル画像を変換して、各々の係数が所定のビッ
    ト・シーケンスで表わされる複数の係数を導き出すステ
    ップと、 前記複数の係数の一部を領域として選択するステップ
    と、 (a)各々の有意でないビットプレーンについて有意な
    ビットプレーンが判定されるまで前記符号化表現に第1
    のトークンを提供するように、最上位ビットプレーンか
    ら最下位ビットプレーンに向かって前記選択された領域
    の各々のビットプレーンの有意性をスキャンするステッ
    プであって、第2のトークンは前記有意なビットプレー
    ンについて前記符号化表現で提供されるステップと、 (b)前記選択された領域として前記部分領域の各々を
    セットするように、前記選択された領域を所定の形状を
    有する2つまたは3つ上の部分領域に分割するステップ
    と、 (c)前記選択され領域が所定のサイズを有するまで前
    記有意なビットプレーンから始めてステップ(a)とス
    テップ(b)を反復するステップであって、前記選択さ
    れた領域の前記係数が符号化されて前記符号化表現に提
    供されるステップとを含むことを特徴とする請求項51
    に記載の方法。
  53. 【請求項53】 前記変換するステップは、前記デジタ
    ル画像にディスクリート・ウェーブレット変換を適用す
    ることを含むことを特徴とする請求項52に記載の方
    法。
  54. 【請求項54】 前記領域は前記複数の係数全体を含む
    ことを特徴とする請求項52に記載の方法。
  55. 【請求項55】 前記一部は前記複数の係数のサブバン
    ドを含むことを特徴とする請求項53に記載の方法。
  56. 【請求項56】 前記第1と第2のトークンは各々ビッ
    ト値0と1を含むことを特徴とする請求項52に記載の
    方法。
  57. 【請求項57】 前記部分領域は等しいサイズにしてあ
    ることを特徴とする請求項52に記載の方法。
  58. 【請求項58】 前記部分領域は方形であることを特徴
    とする請求項57に記載の方法。
  59. 【請求項59】 前記部分領域の前記所定のサイズは1
    ×1係数であることを特徴とする請求項52に記載の方
    法。
  60. 【請求項60】 前記1×1係数は前記各々の有意なビ
    ットプレーンから始まる前記対応するビット・シーケン
    スのビットを出力することにより符号化されることを特
    徴とする請求項59に記載の方法。
  61. 【請求項61】 所定の最低ビットレベル以上の前記対
    応するビット・シーケンスのビットだけが前記符号化表
    現で出力されることを特徴とする請求項60に記載の方
    法。
  62. 【請求項62】 前記ステップ(c)において、ステッ
    プ(a)とステップ(b)は前記選択領域の各々のビッ
    トプレーンをスキャンしてしまうまで何らか反復される
    ことを特徴とする請求項52に記載の方法。
  63. 【請求項63】 最少ビットレベル以上の前記選択領域
    の各ビットプレーンがスキャンされていることを特徴と
    する請求項62に記載の方法。
  64. 【請求項64】 前記階層表現と前記復号した階層表現
    の何れかあるいは両方をキャッシュするステップをさら
    に含む請求項42乃至請求項63のいずれか1つに記載
    の方法。
  65. 【請求項65】 前記復号した階層表現の中間サイズま
    たはスケーリングしたバージョンをキャッシュするステ
    ップをさらに含むことを特徴とする請求項64に記載の
    方法。
  66. 【請求項66】 デジタル画像を表わすサムネイルをス
    ケーリングするための装置であって、 デジタル画像の階層符号化した表現を含むサムネイルを
    記憶するための手段と、 所望のサイズを有する前記サムネイルを提供するよう
    に、複数のスケールの少なくとも所定の1つで前記デジ
    タル画像の前記階層表現を復号するための手段とを含む
    ことを特徴とする装置。
  67. 【請求項67】 前記復号した階層表現のスケールは前
    記サムネイルの所望のサイズと等しいかまたはそれより
    大きいことを特徴とする請求項66に記載の装置。
  68. 【請求項68】 前記復号した階層表現のスケールが前
    記サムネイルの所望のサイズより大きい場合に所望のサ
    イズのサムネイルを提供するように、前記復号した階層
    表現をダウンサンプリングするための手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項66に記載の装置。
  69. 【請求項69】 前記復号した階層表現のスケールが前
    記サムネイルの所望のサイズより小さい場合に所望のサ
    イズのサムネイルを提供するように、前記復号した階層
    表現をアップサンプリングするための手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項66に記載の装置。
  70. 【請求項70】 前記復号手段は、前記デジタル画像の
    前記階層表現を複数のスケールのうちの2つの異なる隣
    接したスケールで復号して所望のサイズを有する前記サ
    ムネイルを提供することを特徴とする請求項66に記載
    の装置。
  71. 【請求項71】 異なる隣接したスケールを有する前記
    2つの復号した階層表現の一方のスケールが前記所望の
    サムネイルサイズより大きく、前記2つの復号した階層
    表現の他方が前記所望のサムネイルサイズより小さい場
    合に、所望のサイズのサムネイルを提供するように、前
    記2つの復号した階層表現の間を補間するための手段を
    さらに含むことを特徴とする請求項70に記載の装置。
  72. 【請求項72】 前記サムネイルを表示するための手段
    をさらに含む請求項66乃至請求項71のいずれか1つ
    に記載の装置。
  73. 【請求項73】 前記階層符号化した表現を提供するよ
    うに前記デジタル画像を符号化するための手段をさらに
    含むことを特徴とする請求項66乃至請求項72のいず
    れか1つに記載の装置。
  74. 【請求項74】 前記符号化手段は、前記画像に階層化
    ディスクリート・ウェーブレット変換を適用するための
    手段を含むことを特徴とする請求項73に記載の装置。
  75. 【請求項75】 符号化は、「画像処理方法A」による
    符号化を含むことを特徴とする請求項74に記載の装
    置。
  76. 【請求項76】 前記階層表現と前記復号した階層表現
    のいずれかあるいは両方をキャッシュするための手段を
    さらに含むことを特徴とする請求項66乃至請求項75
    のいずれか1つに記載の装置。
  77. 【請求項77】 前記復号した階層表現の中間サイズま
    たはスケーリングしたバージョンをキャッシュするため
    の手段をさらに含むことを特徴とする請求項76に記載
    の装置。
  78. 【請求項78】 デジタル画像を表わすサムネイルをス
    ケーリングするためのコンピュータ・プログラムが記録
    されているコンピュータで読み取り可能な媒体を含むコ
    ンピュータ・プログラム製品であって、 デジタル画像の階層符号化表現を含むサムネイルを記憶
    するための手段と、 所望の寸法を有する前記サムネイルを提供するように、
    複数のスケールの中の少なくとも所定のひとつで前記デ
    ジタル画像の階層化表現を復号するための手段とを含む
    ことを特徴とするコンピュータ・プログラム製品。
  79. 【請求項79】 前記復号した階層表現のスケールは、
    前記サムネイルの所望のサイズと等しいかまたはそれよ
    り大きいことを特徴とする請求項78に記載のコンピュ
    ータ・プログラム製品。
  80. 【請求項80】 前記復号した階層表現のスケールが前
    記サムネイルの所望のサイズより大きい場合に所望のサ
    イズのサムネイルを提供するように、前記復号した階層
    表現をダウンサンプリングするための手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項78に記載のコンピュータ・プ
    ログラム製品。
  81. 【請求項81】 前記復号した階層表現のスケールが前
    記サムネイルの所望のサイズより小さい場合に所望のサ
    イズのサムネイルを提供するように、前記復号した階層
    表現をアップサンプリングするための手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項78に記載のコンピュータ・プ
    ログラム製品。
  82. 【請求項82】 前記復号手段は、所望のサイズを有す
    る前記サムネイルを提供するように、前記デジタル画像
    の前記階層表現を複数のスケールのうちの2つの異なる
    隣接したスケールで復号することを特徴とする請求項7
    8に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  83. 【請求項83】 異なる隣接したスケールを有する前記
    2つの復号した階層表現の一方のスケールが前記所望の
    サムネイルサイズより大きく、前記2つの復号した階層
    表現の他方が前記所望のサムネイルサイズより小さい場
    合に、所望のサイズのサムネイルを提供するように、前
    記2つの復号した階層表現の間を補間するための手段を
    さらに含むことを特徴とする請求項82に記載のコンピ
    ュータ・プログラム製品。
  84. 【請求項84】 前記サムネイルを表示するための表示
    手段をさらに含むことを特徴とする請求項78乃至請求
    項81までのいずれか1つに記載のコンピュータ・プロ
    グラム製品。
  85. 【請求項85】 前記階層符号化表現を提供するように
    前記デジタル画像を符号化するための手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項82乃至請求項84のいずれか
    1つに記載のコンピュータ・プログラム製品。
  86. 【請求項86】 前記符号化手段は、前記デジタル画像
    にディスクリート・ウェーブレット変換を適用するため
    の手段を含むことを特徴とする請求項85に記載のコン
    ピュータ・プログラム製品。
  87. 【請求項87】 符号化が、「画像処理方法A」による
    符号化を含むことを特徴とする請求項86に記載のコン
    ピュータ・プログラム製品。
  88. 【請求項88】 前記階層表現と前記復号した階層表現
    のいずれかあるいは両方をキャッシュするための手段を
    さらに含むことを特徴とする請求項78乃至請求項87
    のいずれかに記載のコンピュータ・プログラム製品。
  89. 【請求項89】 前記復号した階層表現の中間サイズま
    たはスケーリングしたバージョンをキャッシュするため
    の手段をさらに含むことを特徴とする請求項88に記載
    のコンピュータ・プログラム製品。
  90. 【請求項90】 複数の画像を保持し、少なくともこれ
    のグループが符号化フォーマットで記憶される記憶デバ
    イスと、 ファイル管理構成を内蔵するオペレーティング・システ
    ムを実行し、前記記憶デバイスに保持された元の画像が
    前記ファイル管理構成経由で観察された場合にサムネイ
    ル表現で表示される処理装置とを含む、画像に基づい
    た、コンピュータ化したファイル・ブラウジングシステ
    ムであって、 前記サムネイル表現はサイズが変更可能であり、限られ
    た個数のサイズ変更結果が前記符号化フォーマットから
    復号することで得られ、残りは開始サイズと終了サイズ
    の間のサイズである中間サイズの画像の画素操作から得
    られることを特徴とする、画像に基づいた、コンピュー
    タ化ファイル・ブラウジングシステム。
  91. 【請求項91】 前記ファイル管理構成は、前記表現の
    幾つかを収容領域にグループ化することにより前記画像
    と表現が再現されるディスプレイデバイスのアスペクト
    比に対して前記収容領域のアスペクト比が対応すること
    を特徴とする請求項90に記載のシステム。
  92. 【請求項92】 収容領域内部の表現は前記収容領域の
    表示サイズを変更している時に単一の表現として処理で
    きることを特徴とする請求項91に記載のシステム。
  93. 【請求項93】 前記画像は、画像を異なる解像度でイ
    ンクリメンタル復号を提供する階層符号化方式で符号化
    されており、前記画像操作構成は、サイズ変更を行なう
    場合に前記インクリメントの1つを経由して前記サムネ
    イル表現を復号することを特徴とする請求項90に記載
    のシステム。
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