JP3976876B2 - 画像圧縮方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタル画像データを表現するための方法及びその装置に関し、詳しくはデジタル画像データから得られた変換係数を符号化又は復号化するための方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ソース画像を線形変換してデータを非相関させ変換係数を符号化することによる変換に基づく多数の画像符号化技術が知られている。このようなコンベンショナルな技術には、8×8ブロックディスクリートコサイン変換(DCT)を使用するJPEG規格画像圧縮法が含まれる。JPEG符号化はDCTを用いてソース画像のブロックを変換し、得られた変換係数を量子化することによっており、圧縮の大半はそこで行なわれるもので、最も低い周波数係数から最も高い周波数係数へと所定のジグザグなシーケンスで量子化係数を無損失符号化する。
【0003】
他にも埋め込み(embedded)ゼロツリー・ウェーブレット(EZW)法と呼ばれる圧縮技術がある。EZWは、ディスクリート・ウェーブレット変換をソース画像に適用して、通常は多数の異なる解像度レベルまたはスケールで多数の高周波サブバンドと最低周波数サブバンドに画像を分解する。ゼロツリー符号化をスケール間の係数の自己相似性の予測にしたがってサブバンドに適用する。ゼロツリー符号化した係数は算術符号化を用いて無損失符号化する。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】
しかし、両方の技術とも位置情報を符号化するために比較的複雑な方法を用いており無損失符号化を使用している。つまり、前述の方法は柔軟性の欠如や符号化技術の複雑さを含む多数の欠点を有している。
【0005】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様としての方法は、
画像をディスクリート・ウェーブレット変換することにより、複数種類のサブバンドを取得する変換ステップと、
前記複数種類のサブバンドの各々を独立した一つの選択領域として選択する選択ステップと、
前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」である場合に非有意であり、少なくとも1つの「1」が存在する場合に有意であると判定する有意性判定ステップと、
前記有意性判定ステップで有意でないと判定された時に、第1のトークンを符号化データとして出力すると共に、最上位ビットプレーンから最下位ビットプレーンに向かう方向に、着目するビットプレーンを変更する着目ビットプレーン変更ステップと、
前記有意性判定ステップで有意であると判定されない限り、前記着目するビットプレーンが、所定の最低ビットレベルに達するまで、前記有意性判定ステップ及び前記着目ビットプレーン変更ステップを反復する反復ステップと、
前記有意性判定ステップで有意であると判定された時に、前記反復ステップを抜け、第2のトークンを符号化データとして出力すると共に、前記選択領域が所定のサイズより大きい場合には該選択領域を所定の形状を有する複数の部分領域に分割し、前記部分領域の各々を前記選択領域としてセットし、各選択領域に対して更に前記反復ステップを実施させる分割ステップと、
前記選択領域が所定のサイズになった場合に、前記選択領域の内部の係数を符号化する符号化ステップと、
を含むことを特徴とする。
【0006】
前記第1と第2のトークンは各々ビット値0と1を含むことを特徴とする。
【0007】
前記部分領域はそれぞれ等しいサイズであることを特徴とする。
【0008】
前記部分領域は四角形であることを特徴とする。
【0009】
前記所定のサイズは2×2係数よりも小さいか又はそれと同サイズであることを特徴とする。
【0011】
上記課題を解決するため、本発明の第2の態様としての装置は、
画像をディスクリート・ウェーブレット変換することにより、複数種類のサブバンドを取得する変換手段と、
前記複数種類のサブバンドの各々を独立した一つの選択領域として選択する選択手段と、
前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」である場合に非有意であり、少なくとも1つの「1」が存在する場合に有意であると判定する有意性判定手段と、
前記有意性判定手段で有意でないと判定された時に、第1のトークンを符号化データとして出力すると共に、最上位ビットプレーンから最下位ビットプレーンに向かう方向に、着目するビットプレーンを変更する着目ビットプレーン変更手段と、
前記有意性判定ステップで有意であると判定されない限り、前記着目するビットプレーンが、所定の最低ビットレベルに達するまで、前記有意性判定手段による判定及び着目ビットプレーン変更手段による着目するビットプレーンの変更を反復する反復手段と、
前記有意性判定手段で有意であると判定された時に、前記反復手段での反復を抜け、第2のトークンを符号化データとして出力すると共に、前記選択領域が所定のサイズより大きい場合には該選択領域を所定の形状を有する複数の部分領域に分割し、前記部分領域の各々を前記選択領域としてセットし、各選択領域に対して更に前記反復ステップを実施させる分割手段と、
前記選択領域が所定のサイズになった場合に、前記選択領域の内部の係数を符号化する符号化手段と、
を含むことを特徴とする。
【0012】
上記課題を解決するため、本発明の第3の態様としての記憶媒体は、
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、
画像をディスクリート・ウェーブレット変換することにより、複数種類のサブバンドを取得する変換ステップと、
前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」である場合に非有意であり、少なくとも1つの「1」が存在する場合に有意であると判定する有意性判定ステップと、
前記有意性判定ステップで有意でないと判定された時に、第1のトークンを符号化データとして出力すると共に、最上位ビットプレーンから最下位ビットプレーンに向かう方向に、着目するビットプレーンを変更する着目ビットプレーン変更ステップと、
前記有意性判定ステップで有意であると判定されない限り、前記着目するビットプレーンが、所定の最低ビットレベルに達するまで、前記有意性判定ステップ及び前記着目ビットプレーン変更ステップを反復する反復ステップと、
前記有意性判定ステップで有意であると判定された時に、前記反復ステップを抜け、第2のトークンを符号化データとして出力すると共に、前記選択領域が所定のサイズより大きい場合には該選択領域を所定の形状を有する複数の部分領域に分割し、前記部分領域の各々を前記選択領域としてセットし、各選択領域に対して更に前記反復ステップを実施させる分割ステップと、
前記選択領域が所定のサイズになった場合に、前記選択領域の内部の係数を符号化する符号化ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0013】
上記課題を解決するため、本発明の第4の態様としての方法は、
画像をディスクリート・ウェーブレット変換することにより複数種類のサブバンドを取得し、各サブバンドが符号化表現されたデジタル画像を復号する方法であって、
前記サブバンドの各々を独立した1つの選択領域として選択する選択ステップと、
前記選択領域の符号化表現におけるビットを入力する入力ステップと、
前記入力されたビットが、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」であることを示す第1のトークンであるか、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、少なくとも1つの「1」が存在する場合に有意であることを示す第2のトークンであるかを判定する判定ステップと、
前記入力されたビットが第1のトークンであると判定された時、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」であるビットプレーンを提供し、最上位ビットプレーンから最下位ビットプレーンに向かう方向に、着目するビットプレーンを変更する着目ビットプレーン変更ステップと、
前記入力されたビットが第2のトークンであると判定された時、前記選択領域が所定のサイズより大きい場合には該選択領域を所定の形状を有する複数の部分領域に分割し、前記部分領域の各々を前記選択領域としてセットする分割ステップと、
前記着目するビットプレーンが最上位のビットプレーンから始めて所定の最低ビットレベルに達するまで、前記分割ステップで前記選択領域としてセットされた前記部分領域のそれぞれに対して、前記判定ステップ及び着目ビットプレーン変更ステップを反復する反復ステップと、
前記選択領域が所定のサイズになった場合に、前記選択領域の符号化表現に基づいて、前記選択領域の内部の係数を復号する復号ステップと、
前記復号により得られた係数を逆ディスクリート・ウェーブレット変換することにより、画像を復元する画像復元ステップと、
を有することを特徴とする。
【0014】
前記所定のサイズは2×2係数よりも小さいか又はそれと同サイズであることを特徴とする。
【0015】
前記反復ステップにおいて、前記スキャニングステップから前記分割ステップまでのステップは、前記選択領域の各々のビットプレーンがスキャンされるまで、反復されることを特徴とする。
【0016】
前記スキャニングステップは最上位ビットプレーンから最下位ビットプレーンに向かって行われ、前記所定のビットプレーンは前記有意なビットプレーンであることを特徴とする。
【0017】
上記課題を解決するため、本発明の第5の態様としての装置は、
画像をディスクリート・ウェーブレット変換することにより複数種類のサブバンドを取得し、各サブバンドが符号化表現されたデジタル画像を復号する装置であって、
前記サブバンドの各々を独立した1つの選択領域として選択する選択手段と、
前記選択領域の符号化表現におけるビットを入力する入力手段と、
前記入力されたビットが、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」であることを示す第1のトークンであるか、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、少なくとも1つの「1」が存在する場合に有意であることを示す第2のトークンであるかを判定する判定手段と、
前記入力されたビットが第1のトークンであると判定された時、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」であるビットプレーンを提供し、最上位ビットプレーンから最下位ビットプレーンに向かう方向に、着目するビットプレーンを変更する着目ビットプレーン変更手段と、
前記入力されたビットが第2のトークンであると判定された時、前記選択領域が所定のサイズより大きい場合には該選択領域を所定の形状を有する複数の部分領域に分割し、前記部分領域の各々を前記選択領域としてセットする分割手段と、
前記着目するビットプレーンが最上位のビットプレーンから始めて所定の最低ビットレベルに達するまで、前記分割手段で前記選択領域としてセットされた前記部分領域のそれぞれに対して、前記判定手段での判定及び着目ビットプレーン変更手段による着目するビットプレーンの変更を反復する反復手段と、
前記選択領域が所定のサイズになった場合に、前記選択領域の符号化表現に基づいて、前記選択領域の内部の係数を復号する復号手段と、
前記復号により得られた係数を逆ディスクリート・ウェーブレット変換することにより、画像を復元する画像復元手段と、
を有することを特徴とする。
【0018】
上記課題を解決するため、本発明の第6の態様としての記憶媒体は、
画像をディスクリート・ウェーブレット変換することにより複数種類のサブバンドを取得し、各サブバンドが符号化表現されたデジタル画像を復号するコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、
前記サブバンドの各々を独立した1つの選択領域として選択する選択ステップと、
前記選択領域の符号化表現におけるビットを入力する入力ステップと、
前記入力されたビットが、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」であることを示す第1のトークンであるか、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、少なくとも1つの「1」が存在する場合に有意であることを示す第2のトークンであるかを判定する判定ステップと、
前記入力されたビットが第1のトークンであると判定された時、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」であるビットプレーンを提供し、最上位ビットプレーンから最下位ビットプレーンに向かう方向に、着目するビットプレーンを変更する着目ビットプレーン変更ステップと、
前記入力されたビットが第2のトークンであると判定された時、前記選択領域が所定のサイズより大きい場合には該選択領域を所定の形状を有する複数の部分領域に分割し、前記部分領域の各々を前記選択領域としてセットする分割ステップと、
前記着目するビットプレーンが最上位のビットプレーンから始めて所定の最低ビットレベルに達するまで、前記分割ステップで前記選択領域としてセットされた前記部分領域のそれぞれに対して、前記判定ステップ及び着目ビットプレーン変更ステップを反復する反復ステップと、
前記選択領域が所定のサイズになった場合に、前記選択領域の符号化表現に基づいて、前記選択領域の内部の係数を復号する復号ステップと、
前記復号により得られた係数を逆ディスクリート・ウェーブレット変換することにより、画像を復元する画像復元ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例の概要を示すために高レベルブロック図が図1に図示してある。入力画像102は線形変換が望ましい変換ブロック110に提供されて対応する変換係数112を生成する。ディスクリート・ウェーブレット変換(DWT)を用いるのが望ましい。
【0030】
画像の2次元DWTは画像に対する低周波近似と3つの高周波細部コンポーネントを用いて画像を表現する変換である。従来、これらのコンポーネントはサブバンドと呼ばれている。DWTで形成された4枚の部分画像の各々はもとの画像のサイズの1/4である。低周波画像はもとの画像についての情報の大半を含む。この情報、またはエネルギー・コンパクションは、画像圧縮に活用されるディスクリート・ウェーブレット変換画像サブバンドの特徴である。
【0031】
単一レベルDWTを低周波画像、またはサブバンドに対して再帰的に任意の反復回数だけ適用できる。例えば、画像の3レベルDWTは、1回変換を適用してから変換によって得られた低周波サブバンドにDWTを適用することで得られる。つまり、これにより9個の細かいサブバンドと1つの(非常に)低周波のサブバンドが得られる。3レベルDWTの後でも、得られた低周波サブバンドはもとの画像についての相当量の情報を含んでおり、なおかつ64分の1の小ささ(1/4×1/4×1/4)であることから、圧縮において係数64倍となる。
【0032】
しかし、画像データを非相関させるための他の線形変換も本発明の範囲から逸脱することなく実行できる。例えば、ディスクリートコサイン変換(DCT)を実行できる。変換係数112,または、さらに特定すれば符号化表現122を提供する効率的な方法でビット再構成ブロック120によりビット・シーケンスが表わす値を符号化する。
【0033】
復号処理は符号化処理の単なる逆である。符号化係数は変換係数に復号される。(変換ドメインの)画像は逆変換されてもとの画像、またはそのある程度の近似を形成する。
【0034】
本発明の実施例は例えば図8に図示してあるようなコンベンショナルな汎用コンピュータを用いて実施するのが望ましく、図3から図6または図9から図12の処理がコンピュータ上で動作するソフトウェアとして実装される。
【0035】
詳しくは、符号化及び/又は復号化の手順はコンピュータで実行されるソフトウェア内の指示によって影響される。
【0036】
そのソフトウェアは、例として以下に説明されている記憶デバイスを含むコンピュータで読みとり可能な媒体に記録されることができる。そのソフトウェアは、そのコンピュータで読みとり可能な媒体から、そのコンピュータへロードされ、そのコンピュータにより動作される。そのようなソフトウェアやコンピュータ・プログラムが記録されているコンピュータ読取り可能媒体は、コンピュータ・プログラム製品である。そのコンピュータ内でそのようなコンピュータ・プログラム製品を使用することは、本発明の実施例に関連してデジタル画像の符号化及びデジタル画像の符号化表現の復号化に有利な装置にはむしろ効果的である。デジタル画像を符号化し、対応する画像の符号化表現を復号化するため、又はその逆のことをするため、一つのシステムを用いてもよい。
【0037】
コンピュータシステム800は、コンピュータ802とビデオディスプレイ816と、入力デバイス818と、820を含む。更に、ライン印刷装置、レーザ印刷装置、プロッタ、及びコンピュータ802に接続されている他の複写装置等を含む数種類の出力デバイスのいずれかをコンピュータシステム800に接続することができる。コンピュータシステム800は、モデム通信経路、コンピュータ・ネットワーク等のような適切な通信チャンネルを使用して、1台または2台以上の他のコンピュータに接続することができる。そのコンピュータ・ネットワークはローカル・エリア・ネットワーク(LAN)及び/又はワイド・エリア・ネットワーク(WAN)及び/又はイントラネット及び/又はインターネットを含むことができる。
【0038】
コンピュータ802自体は中央演算処理ユニット(以下プロセッサ)804と、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)とリード・オンリー・メモリー(ROM)と、入出力(I/O)インタフェース808と、ビデオインタフェース810と、1台又は2台以上の基本的に図8においてブロック8によって示されている記憶デバイスを有する。
【0039】
記憶デバイス8には、フロッピーディスク、ハードディスク・ドライブ、光磁気ディスク・ドライブ、CD−ROM、磁気テープ、又は他多数の当業者に周知の不揮発性記憶デバイスの内1又は2以上のものを有することができる。
【0040】
各コンポーネント804から812は典型的に、更にデータ、アドレス、制御バスを含むことのできるバス814経由で他の1台又は2台以上のデバイスに接続されている。
【0041】
ビデオ・インタフェース810は、ビデオ・ディスプレイ816に接続されて、ビデオ・ディスプレイ816上でディスプレイするためコンピュータ802からビデオ信号を提供する。コンピュータ802を操作するためのユーザ入力は1台又は2台以上の入力デバイスにより提供されることができる。例えば、操作をする者は、キーボード818及び/又はコンピュータ802に入力を提供するためのマウス820のようなポインティング・デバイスを使用できる。
【0042】
そのコンピュータ・システム800は図示の目的で単に提供されたものであり、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく他の設定を使用することができる。コンピュータ・システムはIBM−PC/ATまたはその互換機、またはマッキントッシュ(TM)ファミリーのPCやサン・マイクロシステムズのSparcstation(TM)またはその他のうちのひとつを用いて実現することができる。前述のコンピュータの種類は本発明の実施例を実施することのできる一例に過ぎない。概して、以下示される実施例における処理は、ソフトウェア、又は、コンピュータで読みとり可能な媒体としてのハードディスクドライブ(基本的に図8でブロック812として描写されている)上に記録されたプログラム、として内在し、プロセッサ804を用いて読みとり、制御される。プログラムと画素のデータと、ネットワークから取ってきたデータのいずれもの中間記録は、ハードディスクドライブ812と協調している可能性のあるセミコンダクタ・メモリ806を用いて行うことも可能である。
【0043】
幾つかの場合においては、そのプログラムはCD−ROM又はフロッピーディスク(共に基本的にブロック812により描写される)上で復号化され、ユーザに提供されることができ、あるいは、例えば、代りにユーザが、コンピュータに接続したモデム・デバイス経由でネットワークから読みとることもできる。
【0044】
更には、そのソフトウェアは磁気テープ、ROM又は集積回路、光磁気ディスク、コンピュータと他のデバイスの間の電磁波又は赤外線伝達チャンネル、PCMCIAカードのようなコンピュータで読みとり可能なカード、 E-Mail通信やウェブサイトに記録された情報を含むインターネットやイントラネット等、を含む他のコンピュータで読みとり可能な媒体から、コンピュータシステム800にロードすることもできる。前述のものは適切なコンピュータで読みとり可能な媒体の一例にすぎない。本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなくコンピュータで読みとり可能な他の媒体を使用することができる。
【0045】
本実施例の更なる説明を進める前に、以下で用いる術語の概略を提供する。数「ビットn」または「ビット数n」の二進整数表現は最下位ビットの左側で2進数の桁n番目を表わす。例えば、8ビットのバイナリ表現を仮定すると、十進数9は00001001で表わされる。この数で、ビット3は1に等しく、ビット2、ビット1、ビット0は各々0,0,1に等しい。
【0046】
変換符号化用途で、係数の可能な範囲を表わすために必要とされる係数あたりのビット数は線形変換と入力画素の(画素あたりビット数で)各画素の解像度により決定される。各画素の値の範囲は代表的には変換係数の大半の値に対して大きく、大半の係数はゼロが先行する大きな数を有する。例えば、数値9は8ビット表現で4個のゼロが先行し、16ビット表現では12個のゼロが先行する。本発明の実施例は、効率的な方法で、係数のブロックに対して、これらの先行するゼロを表現する(または符号化する)方法ならびにその装置を提供する。残りのビットと数値の符号は変更なしに直接符号化される。
【0047】
説明を簡略化して不必要に本発明を不明瞭にしないために、以降で変換係数は符号なし2進数の形で符号1ビットをつけて表現されるものと仮定する。つまり、十進数−9と9は同じビット列即ち1001で表わされ、前者は1に等しい符号ビットで負の値であることを表わし、後者は0に等しい符号ビットで正の値を表わす。先行するゼロの個数は変換係数の範囲によって決まる。整数表現を用いる場合に、係数はすでに暗黙のうちに最も近い整数値へ量子化されているが、これは本発明の本実施例では必ずしも必要ではない。さらに、圧縮目的で、小数点以下のビットに含まれる何らかの情報は通常無視される。
【0048】
領域は一組の連続的な画像係数で構成される。係数という述語は、以降で画素と相互交換可能なように使用されるが、当業者には良く理解されるように、前者は変換ドメイン(例えばDWTドメイン)内の画素を表わすために用いられるのが代表的である。
【0049】
(好適な実施例における符号化処理)
図3と4とを参考にして、好適実施例のより詳細な説明をおこなう。
【0050】
図3は好適実施例による画像符号化の方法を示すフロー図である。ステップ302において、入力画像を用いて処理が開始される。ステップ304で、入力画像は線形変換望ましくはディスクリート・ウェーブレット変換を用いて変換される。
【0051】
ステップ306では、絶対値が最大の変換係数の最上位ビット(MSB)が決定され、パラメータmaxBitNumberがこの係数値にセットされる。例えば、最大の変換係数が二進数の値00001001(十進数9)の場合、パラメータmaxBitNumberは3にセットされるが、これはMSBがビット番号3であるためである。これ以外に、パラメータmaxBitNumberは絶対値が最大の変換係数のMSBより大きい何らかの値となるようにセットしても良い。
【0052】
当該サブバンドの全体に各初期領域をセットすることにより、各サブバンドは別々に処理することができる。例えば、その画像の3レベルDWTの場合、その領域として10のサブバンドにより構成される結果の係数が指定されてもよい
さらに、ステップ306で、符号化パラメータminBitNumberが符号化画像品質を指定するようにセットされる。さらに詳しくは、この符号化パラメータは、変換される画像の全ての係数の精度を指定し、必要に応じて変更できる。例えば、minBitNumberが3では、値が1より元の画像の再現がより粗くなる。
【0053】
オプションとして、本技術が入力画像の符号化表現で出力ヘッダを提供するステップ308を含む。こうすれば、実際上の実装において、ヘッダ情報は符号化表現の一部として出力される。例えば、本発明の実施例の出力ヘッダは、画像の高さと幅、DWTのレベル数、DCサブバンドの平均値、パラメータmaxBitNumber、パラメータminBitNumberを含むソース画像についての情報を含む。
【0054】
ステップ310が始まると、変換画像の各々のサブバンドがステップ312とステップ314で別々に符号化される。各サブバンドは独立して、低周波から高周波の順番に符号化される。DCサブバンドでは、符号化の前に平均値が除去されステップ308でヘッダ情報に符号化される。ステップ312では、各々のサブバンドはサブバンド全体として初期領域をセットすることにより符号化される。ステップ314では、パラメータとしてmaxBitNumberおよびminBitNumberにより領域が符号化される。これは、画像の低解像度バージョンが高解像度以前にビットストリームに符号化されるため階層化コードを提供する。処理はステップ316で終了する。
【0055】
図4は各々の領域を符号化するために図3のステップ314でコールされる手順"Code region(currentBitNumber,minBitNumber)の詳細なフロー図である。ここでmaxBitNumberがcurrentBitNumberとして提供される。ステップ402で処理が始まる。図4の領域符号化処理への入力はcurrentBitNumberとminBitNumberパラメータを含む。望ましくは、本方法は、選択領域または部分領域で処理がそれ自体をコールできるような再帰的技術として実装される。しかし、処理は本発明の範囲と趣旨から逸脱することなく非再帰的な方法で実装してもよい。
【0056】
決定ブロック404で、currentBitNumberパラメータがminBitNumberパラメータより小さいか判定するチェックを行なう。それ以外に、決定ブロック404が真(イエス)を返す場合には何も行なわずに処理はステップ406の呼び出し手順に戻る。この条件は、選択領域のあらゆる係数がminBitNumberより小さいMSB番号を有することを表わしている。決定ブロック404が偽(ノー)を返す場合、処理は決定ブロック408に進む。
【0057】
決定ブロック408では、選択領域が1×1画素か調べるチェックを行なう。本実施例においては所定の1×1画素を用いて説明しているが、等業者にとって本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他のサイズを用いることができることは明らかである。所定のサイズはM×N画素であることが可能であり、MもNも正の整数である。例えば、所定のサイズは2×2の画素又は係数よりも小さいか同じサイズであってもよい。決定ブロック408が真(イエス)を返す場合、処理はステップ410に進む。ステップ410では、1×1画素が符号化される。再び等業者にとって異なる所定サイズ(M×N画素)を用いることができることは明らかである。更に、所定のサイズは2×2の画素又は係数よりも小さいか同じサイズであってもよい。望ましくは、これは符号化表現にminBitNumberより上の残りのビットを直接出力することからなる。ステップ412では、処理は呼び出し手順に戻る。それ以外の場合、決定ブロック408が偽(ノー)を返す場合、領域は1つ以上の係数から構成されており処理は決定ブロック414に続く。
【0058】
決定ブロック414では、有意かどうか決定するために選択領域をチェックする。つまり、領域の有意性を調べる。領域内で各々の係数のMSBがcurrentBitNumberパラメータの値より小さい場合には領域は有意でないとされる。領域有意性の考え方を正確にするため、式(1)に数学的定義を掲載する。任意のビット番号で、仮にcurrentBitNumber=nで、領域は次のような場合に有意でないとされる:
【0059】
【数1】
【0060】
ここでRは領域、またcijはこの領域内の係数(i,j)を表わす。
【0061】
決定ブロック414が偽(ノー)を返した場合、処理はステップ416に続く。ステップ416では、値0(すなわち第1のトークン)が符号化表現ストリームに出力され、currentBitNumberパラメータが1だけデクリメントされる。つまり、この領域の次に低いビットプレーンが処理のために選択される。処理は決定ブロック404に続き、ここでパラメータcurrentBitNumber-1とminBitNumberによりその領域が再処理される。それ以外の場合、決定ブロック414が真(イエス)を返した場合、つまり領域が有意な場合、処理はステップ418に続く。
【0062】
ステップ418では、値1(すなわち第2のトークン)が符号化表現ストリームに出力される。ステップ420では、指定した分割アルゴリズムを用いて選択領域が所定数(望ましくは4)の部分領域に分割される。使用する分割アルゴリズムでコーダに分かっている。
【0063】
本発明の本実施例では正方形領域を使用する。領域は4個の等しいサイズの(正方形)部分領域に分割されるのが望ましい。図2に図示してあるように、選択領域(R)200はM×M係数のサイズを有し4つの等しいサイズの部分領域210,212,214,216に分割される。部分領域の各々はN×Nのサイズで、NはM/2に等しい。初期領域のサイズと形状によってはこれが常に可能になるわけではない。不可能な場合には、初期領域を多数の正方形領域に分割し、各々が2のべき乗の寸法を取るようにし、これらの区画を別々に符号化できる。いずれの場合にも、インテリジェントな方法で行なわれれば総合的な結果に対してこの初期化がもたらす影響は最少である。別の実施例においては、ブロック単位のコーダに適している異なる分割が用いられる。
【0064】
ステップ422では、各々の部分領域が同じcurrentBitNumberとminBitNumberパラメータで符号化される。これは図4の手順 "Code region (currentBitNumber,minBitNumber)"の再帰的呼び出しを用いて行なうのが望ましい。部分領域の符号化は並列にまたは逐次的に実施できる。後者の場合、処理は低周波サブバンドから高周波サブバンドへ向かって始める。
【0065】
符号化表現において、変換係数はcurrentBitNumberからminBitNumberへ画素ビットを単純に出力することで符号化する。望ましくは、標記にしたがい係数ビットの幾つかが非ゼロの場合にのみ符号を出力する。例えば、currentBitNumber=3の場合で、minBitNumber=1であれば、−9(00001001)は符号ビット「1」に続く「100」に符号化される。
【0066】
適宜、上記好適な実施例における符号化処理は、(他の実施例と同様)単純な形式の量子化を用いて行ってもよい。量子化は符号化の前に幾つかのスケール要素によりデータをスケーリングする(分割する)ことによって行うことができる。同様に、もし、そのスケーリングのステップが関連する符号化処理の一部として実行されるなら、以下に示す復号化処理は逆スケーリングのステップの後に行えばよい。
【0067】
更には、エントロピーコード化(例えば、2進算術コード化)は、適宜、本発明の実施例の符号化処理と共に用いることができる。つまり、上記符号化処理の後に、符号化ストリームを符号化するエントロピーのステップを行うことができる。そのようにする場合には、以下の復号化ステップは、エントロピーコード化されたストリームを符号化するためのエントロピー符号化ステップを先に行えばよい。
【0068】
(好適実施例の復号処理)
図5は、図3および図4の処理を用いて得られた画像の符号化表現を復号する方法を示すフロー図である。ステップ502において、符号化表現を用いて処理を開始する。ステップ504では、ヘッダ情報が符号化表現から読み取られてもとの画像のサイズを決定し、これによって初期領域サイズを決定する。また、maxBitNumber(符号化処理における初期のcurrentBitNumberに等しい)やminBitNumberなどの情報が入力される。更なる情報としてはDCサブバンドの平均値などが挙げあれる。
【0069】
ステップ506では、各サブバンドの復号が各々のサブバンドへ領域を設定することから開始される。ステップ508では、maxBitNumberとminBitNumberパラメータを用いて選択領域が復号される。ステップ510では、逆DWTを復号した選択領域にて起用する。処理はステップ512で終了する。
【0070】
図6は手順コール"Decode region(currentBitNumber, minBitNumber)を用いて各領域を符号化するための図5のステップ508の詳細なフロー図である。ここでmaxBitNumberはcurrentBitNumberとして提供される。ステップ602で処理が始まる。図6の領域復号処理への入力はcurrentBitNumberとminBitNumberパラメータである。また、本方法は再帰的技術として実装するのが望ましい。しかし、本発明の趣旨と範囲から逸脱することなく処理を非再帰的な方法で実現することもできる。
【0071】
決定ブロック604では、currentBitNumberがminBitNumberより小さいか決定するチェックを行なう。決定ブロック604が真(イエス)を返す場合、処理はステップ606に続き、ここで呼び出し手順に処理が復帰する。それ以外の場合、決定ブロック604が偽(ノー)を返した場合、処理は決定ブロック608に続く。
【0072】
決定ブロック608では、選択領域が1×1画素のサイズを有するか決定するチェックを行なう。決定ブロック608が真(イエス)を返す場合、処理はステップ610に続く。ステップ610では、1×1領域が復号される。同様にそのサイズは所定のもので、MとNが共に正の整数であるところの、M×N画素と同等であってもよい。例えば、2×2の画素あるいは係数と同サイズあるいはそれ未満であってもよい。処理はステップ612で呼び出し手順に戻る。決定ブロック608が偽(ノー)を返した場合、処理はステップ614に続く。ステップ614では、符号化表現からビットが入力される。
【0073】
決定ブロック616では、ビットが1に等しいか決定するチェックを行なう。即ち領域が有意か決定するために入力をチェックする。決定ブロック616が偽(ノー)を返した場合処理はステップ618に進む。ステップ618では、currentBitNumberが決定され、処理は決定ブロック604に続く。それ以外の場合、決定ブロック616が真(イエス)を返した場合、処理はステップ620に進む。ステップ620では、領域が所定の個数(望ましくは4)の部分領域に分割される。ステップ622では、部分領域の各々がcurrentBitNumberとminBitNumberを用いて復号される。好適実施例において、これは図6に図示してある処理への再帰的呼び出しを用いて行なわれる。ステップ624で処理は呼び出し手順に戻る。
【0074】
このように、エンコーダでの有意性の決定から出力されたビットがその処理のどのパスを取るかデコーダに指示し、こうしてエンコーダに倣う。画素とおそらくは符号も適当なビット数(currentBitNumberからminBitNumberまで、及び、それらに非ゼロがある場合には符号ビット)で単純に読み出すことにより復号される。
【0075】
(2次元的な例)
本方法は大半の変換係数の先行するゼロを効率的に符号化し、一方で最上位ビットから所定の最下位ビットへ、パラメータminBitNumberにより指定されるビットを符号化し、符号は単純にそのままとする。このようにして、本発明の好適実施例ではうまく先行するゼロを表現している。本方法はある状況で、即ちディスクリート・ウェーブレット変換画像係数の符号化で非常に有効であり、代表的には広いダイナミックレンジが示される。代表的には少数の係数が非常に大きな値を有しているが、大半は非常に小さい値を有している。
【0076】
4×4係数を含む2次元領域の符号化の例について、図7Aから図7Dを参照して説明する。図28Aの4×4領域700の処理は、係数全部のうちで最大のビット番号(ビットプレーン)である7にmaxBitNumberをセットして開始する。
【0077】
【数2】
【0078】
図示の目的では、minBitNumberは3にセットされる。ヘッダはmaxBitNumberとminBitNumberを含む符号化表現に出力されるのが望ましい。領域700を符号化する処理は次のように進む。
【0079】
currentBitNumber=7で、領域700はビット番号7(図4の決定ブロック404,408,414およびステップ418を参照)に対して有意であるから出力される。領域700は、図7Aの左上の領域710,右上の領域712,左下の領域714,右下の領域716の4個の部分領域に分割される(図4のステップ420参照)。部分領域各々は2×2係数で構成される。
【0080】
図7Aの部分領域710,712,714,716はさらに図7Bに図示してある所定の処理シーケンスで符号化される。領域750は4個の部分領域750A〜750Dで構成される。図面に示してある3本の矢印は処理の順番またはシーケンス、即ち左上の部分領域750A、右上の部分領域750B、左下の部分領域750C、右下の部分領域750Dそれぞれの処理を表わす。
【0081】
図7Aの部分領域710は最初に符号化される(図4のステップ422参照)。currentBitNumberが7に等しい場合、1が符号化表現に出力される。部分領域710は十進数の値200,13,−13,3を有する4個の1×1画素に分割される。これらの係数の各々はcurrentBitNumber=7からminBitNumber=3までの各係数のビットを出力することで符号化される(図4の決定ブロック408とステップ410参照)。符号ビットは必要なら出力される。このようにして、十進数での値が200なら符号ビット0に続けて11001と符号化される。係数値13は符号ビット0付きで00001として符号化される。係数値−13では符号ビット1のついた00001に符号化される。最後に、係数値3は00000(符号ビットなし)に符号化される。各係数の符号化表現は、currentBitNumberとminBitNumberの間に、係数「200」のビットに先行する2個の「1」ビットを含む。これで左上の部分領域710の符号化が完了する。この状態での符号化出力は次のようになる:
【0082】
【数3】
【0083】
ヘッダ情報は前述の表現に示していない。
【0084】
右上の部分領域712が次に符号化される(図7B参照)。領域712は、7,6,5,4に等しいcurrentBitNumberの各々について有意でないので、これらのビット番号で0が出力される。currentBitNumber=3では1が出力されるが、これはビットプレーンがビット番号3に対して有意であるためである。部分領域712は値−11,−8,−4,−3を有する1×1画素4個に分割される。これらの十進数の値は、符号ビット1のついたビット値1,符号ビット1のビット値1,符号ビットなしのビット値0,0に各々符号化される。つまりこの段階で、符号化表現は次のようになる:
【0085】
【数4】
【0086】
左下の部分領域714が次に符号化される。領域714は、7,6,5,4に等しいcurrentBitNumberの各々について有意でないので、これらのビット番号で0が出力される。currentBitNumber=3では1が出力されるが、これはビットプレーンがビット番号3に対して有意であるためである。部分領域714は値8,1,2,−1を有する1×1画素4個に分割される。これらが各々、符号ビット0の2進数1、および符号ビットのない2進数0,0,0に符号化される。
【0087】
最後に、値−2,−2,−3,−3を有する右下の部分領域716が符号化される。currentBitNumber=7,6,5,4,3の各々で部分領域716がこれらのビット数に対して有意ではないため0を出力する。符号ビットは出力されない。つまり符号化表現は次のようになる:
【0088】
【数5】
【0089】
デコーダは単純に符号化処理にならって図7Cに図示したように符号化表現から領域を再構成する。
【0090】
復号処理は多数の方法で「よりスマート」に行なうことができる。このような「よりスマート」な方法の1つが図7Dに図示してある。この場合、非ゼロ係数の大きさは2のminBitNumberのべき乗の半分ずつ各々増加する。これが図28Dに図示してある。このようにすると、「スマート」な復号処理は、復号した係数ともとの係数の間の平均二乗誤差を一般的に減少できる。さらに、エンコーダはこれ以外にもこの(種の)演算を実行でき、これによってデコーダに図7Cに図示した最も簡単な方法を利用させる。
【0091】
(他の実施例の符号化処理)
他の実施例における符号化処理について、図9から図12を参照して説明する。図9から図12に図示したフロー図に図示してある処理は前述した処理に対応する汎用コンピュータ・システム上で動作するソフトウェア、例えば図8に示されているものを用いて実装できる。
【0092】
デジタル画像全体のディスクリート・ウェーブレット変換はブロック単位で実行できる。各ブロックでの変換の結果は一組の係数となり、これは基本的に画像全体のディスクリート・ウェーブレット変換の一組の空間的に対応する係数と等しい。例えば、画像全体についてのディスクリート・ウェーブレット変換の所定の係数の組から、デジタル画像の一部またはブロックを指定された細部まで再現できる。周波数ドメインから所定の係数の組を選択することは実質的に空間ドメインからのデジタル画像(ブロック)の対応する部分を表現することになる。デジタル画像のブロック単位のディスクリート・ウェーブレット変換は、画像を複数ブロックに分割し各ブロックに対して独立して変換を適用することにより実行でき、これによって実質的に現在の空間的な位置に関連したDWT係数を評価することができる。ブロック単位の変換アプローチを採用する利点は、画像の他のブロックとの最小限の相互作用で(実質的に独立して)ブロックを実質的に符号化できることである。ブロック単位の技術は本質的にメモリーにローカライズされており、そのためコンピュータ・システムを用いて実現した場合には一般に効率的である。
【0093】
ブロッキングすることは望ましいことであるが、本発明の実施例はこのステップ抜きに実施されてもよい。実際、画像のブロッキングは概念的にのみなされるもので、実際になされるものではない。すなわち、ブロッキングはある特定のアプリケーションにおいては必要ないものである。必要なのはDWT係数において空間的に対応しているブロックが、一つのブロックを形成するためにグループ化されることである。例えば、重なり合う可能性のあるブロックは以下に示すように利用することができる。
【0094】
図9は本発明の他の実施例によるブロック単位の符号化処理を示すフロー図である。処理はステップ902から始まる。ステップ904で、ヘッダが出力される。この情報は画像の高さと幅、DWTのレベル数、2個のパラメータmaxBitNumberとminBitNumberを含むのが望ましい。オプションとして、用途によっては多少なりともヘッダ情報を使用できる。
【0095】
符号化パラメータmaxBitNumberは様々な方法で選択できる。全ての画像ブロックについて、これらのうちのどれかを符号化する前にブロックDWTを実行する場合、maxBitNumberは全部のDWTブロックにわたる最大の係数のMSB番号となるように選択できる。例えば、最大の係数が10000001(十進数129)だとすると、maxBitNumberはMSBがビット番号7であるため7にセットされる。これ以外に、入力画像の変換と解像度によって決まる決定閾値を用いることができる。例えば、8ビット入力画像(7ビットと符号にレベルがシフトされる)およびハール変換では、最大のMSBはJ+7で区切られ、JはDWTのレベル数である。ブロックが小さい場合、このパラメータの選択は圧縮に対して有意な影響を有することがある。場合によっては、maxBitNumberを選択するもっと洗練された方法を用いることがある。しかし、これは特定のアプリケーションに依存する。
【0096】
パラメータminBitNumberは圧縮比に対する画質の兼ね合いを決定し変更できる。例えば、ほぼ直交に近い変換では、値3が8ビットグレースケールまたは24ビットRGB画像で充分な画質を提供する。
【0097】
ステップ906では、画像がブロックに分解される(または画像ブロックが形成される)。画像は重複するブロックに分割されるのが望ましい。しかし、重複しないブロックを用いることもある。係数のブロックはもとの画像全体と同程度の大きさとするか、または8×8係数(3レベル変換で)と同程度の小ささにできる。メモリーの少ないアプリケーションでは、できる限り小さいブロックを使用する。一般に、16係数のブロックサイズが、3乃至4レベルDWTによる高レベルの圧縮に充分である。3レベルDWTでの8×8係数のブロックサイズは各ブロックのDC係数に対して差動パルス符号変調(DPCM)を用いることで良好な符号化効率を維持できる。
【0098】
ステップ908で、各ブロックはレベルシフトされ変換が実行される。望ましくは、DWTが使用される。画像値はレベルシフトされ(例えば、8ビット画像では128だけシフトされる)、望ましくない平均バイアスを減少または排除し、画像の各々の空間ブロックが変換される。DWTでは、現在のブロックを包囲するブロックについての何らかの知識が必要とされるのが普通だが(また逆DWTでも同様だが)、これは厳密には必要とされない。
【0099】
ステップ910では、maxBitNumberとminBitNumberパラメータを用いてブロックを符号化する。処理はステップ912で終了する。
【0100】
ブロックを符号化するステップ910が図10のフロー図に詳細に図示してある。図10のブロック符号化処理への入力はcurrentBitNumberおよびminBitNumberパラメータを含む。処理はステップ1002で始まる。決定ブロック1004では、currentBitNumberがminBitNumberより小さいか決定するチェックを行なう。決定ブロック1004が真(イエス)を返した場合、処理はステップ1006に進む。ステップ1006では、実行が呼び出し処理に返され、これによってブロック内の全ての係数がminBitNumberより小さいMSB番号を有することを表わす。それ以外の場合で、決定ブロック1004は偽(ノー)を返すと、処理は決定ブロック1008に進む。
【0101】
決定ブロック1008では、現在のブロックが有意か決定するチェックを行なう。決定ブロック1008が偽(ノー)を返した場合、処理はステップ1010に進む。ステップ1010では、符号化表現に0が出力されてcurrentBitNumberがデクリメントされ、言い換えれば次に低いビットプレーンを選択する。処理は決定ブロック1004に進む。これ以外の場合、決定ブロック1008が真(イエス)を返した場合、処理はステップ1012に進む。
【0102】
ステップ1010と併せて決定ブロック1004と1008により処理はブロック内で最大の係数のMSB番号を見つけ出すことができるようになる。ブロック内の全ての係数のMSB番号がcurrentBitNumberより小さければcurrentBitNumberに対してブロックは有意でない。これは、ブロックのビットプレーンが有意かまたはminBitNumberよりcurrentBitNumberが小さくなるまで反復される。
【0103】
ステップ1012で、ビットプレーンが有意であることを表わすように、符号化表現には1が出力される。ステップ1014では、DCサブバンドが符号化される。ステップ1016では、ブロックの細部が、パラメータJ,currentBitNumber,minBitNumberを用いて符号化される。ステップ1018では、実行が呼び出し手順に戻る。つまり、ブロックが有意であれば、ステップ1012,1014,1016が実行され、(一般化)クワドツリー・セグメンテーションを用いてminBitNumberより大きなMSB番号を有する全ての係数を見付けようとする。ブロックが有意な場合には、DCサブバンド係数と、レベルJに対して「ブロック細部」と呼ばれる残りの係数で構成されるブロックとの、2個の「サブブロック」に分割される。これは全ての低いレベルでレベルJのブロックについての高周波情報を表わすためである。
【0104】
図13は係数のブロック1300のレベル又はオクターブ分割を図示するブロック図である。空間的に関連する変換係数のブロック1300が与えられると、周波数の増加によって分類され、オクターブ分割される。この分割はブロック1300の境界内の交差する線により示されている。例えば、図13のブロック1300は、その線がサブバンド1302から1320の境界を示すような、空間的に関連するDWT係数のブロックであってよい。代わりに、そのブロック1300はディスクリート・コサイン変換(DCT)係数のブロックを同等に表現したものでもよい。
【0105】
ブロック1300の初期分割は2つのサブブロックにするものである。それは、DC係数を含むスモールブロック1302(レベル1として分類され、示されている)と、残り全ての係数を含む1つのディテールブロック(すなわち、ディテール)である。このディテールブロックは、更に1304、1306、1308の3つのスモールブロック(すなわちレベル2)と、残りの係数を含む更なるディテールブロック1つ(すなわちより大きいブロック1310〜1320)の4つのブロックに分割される。
【0106】
同様に、この更なるディテールブロック(すなわちレベル3)はもう4つのサブブロック、3つのミッドサイズブロック1310、1312、1314と、残りの係数を含む新たなディテールブロック1つ、に分割される。最後に、最終ディテールブロックは3つのラージブロック1316、1318、1320(すなわちレベル4)に分割される。そのレベル3とレベル4のブロック1310から3120(そしてレベル1、2のブロックも可能性としてある)はクワッドツリー分割によって分割される。
【0107】
DCサブバンド符号化についての図10のステップ1014が図12のフロー図で詳細に図示してある。つまり、図12はcurrentBitNumberとminBitNumberパラメータを使用するサブバンドまたはサブブロックの符号化処理を示している。ステップ1202で処理が始まる。決定ブロック1204では、currentBitNumberがminBitNumberより小さいか判定するチェックを行なう。決定ブロック1204では、currentBitNumberがminBitNumberより小さいか判定するチェックを行なう。決定ブロック1204が真(イエス)を返したなら、処理はステップ1206に続く。ステップ1206では、実行が呼びだし手順に戻る。それ以外の場合、決定ブロック1204が偽(ノー)を返した場合、処理は決定ブロック1208に進む。
【0108】
決定ブロック1208では(サブバンドの)ブロックサイズが1×1画素か調べるチェックを行なう。決定ブロック1208が真(イエス)を返した場合、処理はステップ1210に進む。ステップ1210では、1×1画素が符号化される。これは、必要なら符号ビットに続けて、currentBitNumberとminBitNumberを含め、これらの間にあるビットを出力することによる。処理はステップ1212で呼びだし手順に戻る。それ以外の場合、決定ブロック1208が偽(ノー)を返したなら、処理は決定ブロック1214に進む。
【0109】
決定ブロック1214では、(サブバンドの)ブロックが有意か調べるチェックを行なう。決定ブロック1214が偽(ノー)を返した場合、処理はステップ1216に進む。ステップ1216では、符号化表現に0が出力されcurrentBitNumberがデクリメントされる。処理は決定ブロック1204に続く。それ以外の場合で、決定ブロック1214が真(イエス)を返したなら、処理はステップ1218に進む。
【0110】
ステップ1218では、(サブバンド)ブロックが有意であることを表わすよう1が符号化表現に出力される。ステップ1220では、(サブバンドの)ブロックが4個のサブブロックに分割される。ステップ1222では、図32の処理に再帰的呼び出しを行ない、currentBitNumberとminBitNumberを用いて各々のサブブロックを符号化する。ステップ1224では、実行が呼び出し手順に戻る。
【0111】
つまり図12に図示した処理では、サブバンドまたはそのサブブロックが符号化される。最大のMSB番号は前述のように分離される。サブブロックが1つの画素だけで構成される場合、単一の係数として符号化される。それ以外の場合、currentBitNumberがデクリメントされて、currentBitNumberがminBitNumberより小さくなるまで、またはサブバンド(サブブロック)が有意になるまで符号化表現には0が出力される。サブバンド(サブブロック)が有意な場合、4個の(できるだけ等しくなるように)サブブロックに分割され、これらがさらに符号化される。単一の係数、例えばDC係数は、currentBitNumberからminBitNumberへ係数ビットを出力することにより符号化される。また、符号は係数ビットの幾つかが非ゼロの場合にだけ出力するのが望ましい。
【0112】
ブロック細部を符号化するための図10のステップ1016は図11のフロー図に図示してある。ステップ1102で処理が始まる。決定ブロック1104では、currentBitNumberがminBitNumberより小さいか判定するチェックを行なう。決定ブロック1104が真(イエス)を返した場合、ステップ1106で実行は呼び出し手順に戻る。それ以外の場合、決定ブロック1104が偽(ノー)を返したならには、処理は決定ブロック1108へ進む。
【0113】
決定ブロック1108では、ブロック(細部)が有意か判定するチェックを行なう。決定ブロック1108が偽(ノー)を返した場合、処理はステップ1110に進む。ステップ1110では、符号化表現に0が出力されcurrentBitNumberがデクリメントされる。処理は決定ブロック1104に進む。それ以外の場合には、決定ブロック1108が真(イエス)を返したなら、処理はステップ1112に進む。
【0114】
ステップ1112では、ブロック(細部)が有意であることを表わすよう符号化表現に1が出力される。ステップ1114では、ハイ−ロー(HL)、ロー−ハイ(LH)、ハイ−ハイ(HH)周波数サブバンドの各々が符号化される。各々の解像度のHL,LH,HH周波数サブバンドは共通にACサブバンドと呼ばれる。これらのサブバンドの各々は図12の処理にしたがって符号化される。ステップ1116では、(ブロック細部が存在する場合)図11に図示してある処理への再帰的呼び出しにより、パラメータJ−1,currentBitNumber,minBitNumberを用いてブロック細部が符号化される。ステップ1118で実行は呼び出し手順に戻る。
【0115】
このように、レベルJでのブロック細部は最大の係数のMSB番号を最初に分離するように処理される。これはcurrentBitNumberをデクリメントしてブロックが有意になるまでゼロを出力することにより行なう。ブロックは次にレベルJでの3個の高周波サブバンドとレベルJ−1について(J−1が0より大きい場合)ブロック細部に分割される。この分割アプローチはいわゆる1/f形式のスペクトルモデルにより誘導される。
【0116】
他の実施例での復号処理は図9から図12を参照して説明した符号化処理に倣うことにより実現できる。
【0117】
したがって本発明の実施例は、画像を記憶するか送信するかのいずれか或いは両方のために表現が適しているような効率的かつ柔軟性のある方法でデジタル画像データを表現するための方法並びに装置を提供する。符号化技術は一般に変換係数のアレイを表わすために使用でき、またディスクリート・ウェーブレット変換ドメインにおいて画像を表現することにより効率的な表現を提供するために使用できる。さらに詳しくは、実施例は入力画像から取得した変換係数のブロックの先行するゼロを表現する(または符号化する)方法ならびにその装置を提供する。本技術は、任意のサイズのコードで元の画像の良好な再現を与える点に関してと、高速な復号処理を提供する点に関して効率的である。さらに、本技術は線形変換から得られた係数がエントロピー符号化を使用することなく独立して符号化される点で柔軟性がある。実施例の有利な側面としては符号化の深さ第1の性質が挙げられる。さらに、サブバンドを符号化する場合、本発明の有利な側面には各々のサブバンドを別々に階層符号化することが含まれる。
【0118】
上記説明は本発明の一部の実施例を示したものにすぎず、本発明の趣旨と範囲から逸脱することなく当業者がこれに変更および変化を加えることができる。例えば、上記説明において、本発明の実施例として部分領域が所定サイズである1×1係数を有しているとしている。しかし、本発明の趣旨と範囲から逸脱することなく、他のサイズを適用できるということは当業者にとっても明らかであろう。例えば、本発明の実施例としては2×2係数を適用することもできる。
【0119】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における画像表現技術を示す高レベルでのブロック図である。
【図2】好適な実施例における分割を示す略図である。
【図3】好適な実施例における画像の表現または符号化の方法を示すフロー図である。
【図4】図3での領域のコーディングステップを示す詳細なフロー図である。
【図5】図3の方法にしたがって作成した画像のコード表現の復号化方法を示すフロー図である。
【図6】図5における領域を復号化するステップを示した詳細なフロー図である。
【図7】図3から図5の符号化および復号化方法に従った2次元8計数領域の処理を示す略図である。
【図8】実施例を実現できる汎用コンピュータのブロック図である。
【図9】他の実施例の方法による画像の表現または符号化方法を示すフロー図である。
【図10】他の実施例の方法による画像の表現または符号化方法を示すフロー図である。
【図11】他の実施例の方法による画像の表現または符号化方法を示すフロー図である。
【図12】他の実施例の方法による画像の表現または符号化方法を示すフロー図である。
【図13】変換関数のブロックのレベル或いはオクターブ分割を示すブロック図である。
Claims (11)
- 画像をディスクリート・ウェーブレット変換することにより、複数種類のサブバンドを取得する変換ステップと、
前記複数種類のサブバンドの各々を独立した一つの選択領域として選択する選択ステップと、
前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」である場合に非有意であり、少なくとも1つの「1」が存在する場合に有意であると判定する有意性判定ステップと、
前記有意性判定ステップで有意でないと判定された時に、第1のトークンを符号化データとして出力すると共に、最上位ビットプレーンから最下位ビットプレーンに向かう方向に、着目するビットプレーンを変更する着目ビットプレーン変更ステップと、
前記有意性判定ステップで有意であると判定されない限り、前記着目するビットプレーンが、所定の最低ビットレベルに達するまで、前記有意性判定ステップ及び前記着目ビットプレーン変更ステップを反復する反復ステップと、
前記有意性判定ステップで有意であると判定された時に、前記反復ステップを抜け、第2のトークンを符号化データとして出力すると共に、前記選択領域が所定のサイズより大きい場合には該選択領域を所定の形状を有する複数の部分領域に分割し、前記部分領域の各々を前記選択領域としてセットし、各選択領域に対して更に前記反復ステップを実施させる分割ステップと、
前記選択領域が所定のサイズになった場合に、前記選択領域の内部の係数を符号化する符号化ステップと、
を含むことを特徴とする画像符号化方法。 - 前記第1と第2のトークンは各々ビット値0と1を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像符号化方法。
- 前記部分領域はそれぞれ等しいサイズであることを特徴とする請求項1に記載の画像符号化方法。
- 前記部分領域は四角形であることを特徴とする請求項3に記載の画像符号化方法。
- 前記所定のサイズは2×2係数よりも小さいか又はそれと同サイズであることを特徴とする請求項1に記載の画像符号化方法。
- 画像をディスクリート・ウェーブレット変換することにより、複数種類のサブバンドを取得する変換手段と、
前記複数種類のサブバンドの各々を独立した一つの選択領域として選択する選択手段と、
前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」である場合に非有意であり、少なくとも1つの「1」が存在する場合に有意であると判定する有意性判定手段と、
前記有意性判定手段で有意でないと判定された時に、第1のトークンを符号化データとして出力すると共に、最上位ビットプレーンから最下位ビットプレーンに向かう方向に、着目するビットプレーンを変更する着目ビットプレーン変更手段と、
前記有意性判定ステップで有意であると判定されない限り、前記着目するビットプレーンが、所定の最低ビットレベルに達するまで、前記有意性判定手段による判定及び着目ビットプレーン変更手段による着目するビットプレーンの変更を反復する反復手段と、
前記有意性判定手段で有意であると判定された時に、前記反復手段での反復を抜け、第2のトークンを符号化データとして出力すると共に、前記選択領域が所定のサイズより大 きい場合には該選択領域を所定の形状を有する複数の部分領域に分割し、前記部分領域の各々を前記選択領域としてセットし、各選択領域に対して更に前記反復手段による反復処理を実施させる分割手段と、
前記選択領域が所定のサイズになった場合に、前記選択領域の内部の係数を符号化する符号化手段と、
を含むことを特徴とする画像符号化装置。 - コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、
画像をディスクリート・ウェーブレット変換することにより、複数種類のサブバンドを取得する変換ステップと、
前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」である場合に非有意であり、少なくとも1つの「1」が存在する場合に有意であると判定する有意性判定ステップと、
前記有意性判定ステップで有意でないと判定された時に、第1のトークンを符号化データとして出力すると共に、最上位ビットプレーンから最下位ビットプレーンに向かう方向に、着目するビットプレーンを変更する着目ビットプレーン変更ステップと、
前記有意性判定ステップで有意であると判定されない限り、前記着目するビットプレーンが、所定の最低ビットレベルに達するまで、前記有意性判定ステップ及び前記着目ビットプレーン変更ステップを反復する反復ステップと、
前記有意性判定ステップで有意であると判定された時に、前記反復ステップを抜け、第2のトークンを符号化データとして出力すると共に、前記選択領域が所定のサイズより大きい場合には該選択領域を所定の形状を有する複数の部分領域に分割し、前記部分領域の各々を前記選択領域としてセットし、各選択領域に対して更に前記反復ステップを実施させる分割ステップと、
前記選択領域が所定のサイズになった場合に、前記選択領域の内部の係数を符号化する符号化ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする記憶媒体。 - 画像をディスクリート・ウェーブレット変換することにより複数種類のサブバンドを取得し、各サブバンドが符号化表現されたデジタル画像を復号する方法であって、
前記サブバンドの各々を独立した1つの選択領域として選択する選択ステップと、
前記選択領域の符号化表現におけるビットを入力する入力ステップと、
前記入力されたビットが、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」であることを示す第1のトークンであるか、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、少なくとも1つの「1」が存在する場合に有意であることを示す第2のトークンであるかを判定する判定ステップと、
前記入力されたビットが第1のトークンであると判定された時、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」であるビットプレーンを提供し、最上位ビットプレーンから最下位ビットプレーンに向かう方向に、着目するビットプレーンを変更する着目ビットプレーン変更ステップと、
前記入力されたビットが第2のトークンであると判定された時、前記選択領域が所定のサイズより大きい場合には該選択領域を所定の形状を有する複数の部分領域に分割し、前記部分領域の各々を前記選択領域としてセットする分割ステップと、
前記着目するビットプレーンが最上位のビットプレーンから始めて所定の最低ビットレベルに達するまで、前記分割ステップで前記選択領域としてセットされた前記部分領域のそれぞれに対して、前記判定ステップ及び着目ビットプレーン変更ステップを反復する反復ステップと、
前記選択領域が所定のサイズになった場合に、前記選択領域の符号化表現に基づいて、前記選択領域の内部の係数を復号する復号ステップと、
前記復号により得られた係数を逆ディスクリート・ウェーブレット変換することにより、画像を復元する画像復元ステップと、
を有することを特徴とする画像復号方法。 - 前記所定のサイズは2×2係数よりも小さいか又はそれと同サイズであることを特徴とする請求項8に記載の画像復号方法。
- 画像をディスクリート・ウェーブレット変換することにより複数種類のサブバンドを取得し、各サブバンドが符号化表現されたデジタル画像を復号する装置であって、
前記サブバンドの各々を独立した1つの選択領域として選択する選択手段と、
前記選択領域の符号化表現におけるビットを入力する入力手段と、
前記入力されたビットが、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」であることを示す第1のトークンであるか、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、少なくとも1つの「1」が存在する場合に有意であることを示す第2のトークンであるかを判定する判定手段と、
前記入力されたビットが第1のトークンであると判定された時、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」であるビットプレーンを提供し、最上位ビットプレーンから最下位ビットプレーンに向かう方向に、着目するビットプレーンを変更する着目ビットプレーン変更手段と、
前記入力されたビットが第2のトークンであると判定された時、前記選択領域が所定のサイズより大きい場合には該選択領域を所定の形状を有する複数の部分領域に分割し、前記部分領域の各々を前記選択領域としてセットする分割手段と、
前記着目するビットプレーンが最上位のビットプレーンから始めて所定の最低ビットレベルに達するまで、前記分割手段で前記選択領域としてセットされた前記部分領域のそれぞれに対して、前記判定手段での判定及び着目ビットプレーン変更手段による着目するビットプレーンの変更を反復する反復手段と、
前記選択領域が所定のサイズになった場合に、前記選択領域の符号化表現に基づいて、前記選択領域の内部の係数を復号する復号手段と、
前記復号により得られた係数を逆ディスクリート・ウェーブレット変換することにより、画像を復元する画像復元手段と、
を有することを特徴とする画像復号装置。 - 画像をディスクリート・ウェーブレット変換することにより複数種類のサブバンドを取得し、各サブバンドが符号化表現されたデジタル画像を復号するコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、
前記サブバンドの各々を独立した1つの選択領域として選択する選択ステップと、
前記選択領域の符号化表現におけるビットを入力する入力ステップと、
前記入力されたビットが、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」であることを示す第1のトークンであるか、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、少なくとも1つの「1」が存在する場合に有意であることを示す第2のトークンであるかを判定する判定ステップと、
前記入力されたビットが第1のトークンであると判定された時、前記選択領域内に含まれる各々の多値係数について、着目するビットプレーンおよびその上位ビットプレーンが全て「0」であるビットプレーンを提供し、最上位ビットプレーンから最下位ビットプレーンに向かう方向に、着目するビットプレーンを変更する着目ビットプレーン変更ステップと、
前記入力されたビットが第2のトークンであると判定された時、前記選択領域が所定のサイズより大きい場合には該選択領域を所定の形状を有する複数の部分領域に分割し、前記部分領域の各々を前記選択領域としてセットする分割ステップと、
前記着目するビットプレーンが最上位のビットプレーンから始めて所定の最低ビットレベルに達するまで、前記分割ステップで前記選択領域としてセットされた前記部分領域のそれぞれに対して、前記判定ステップ及び着目ビットプレーン変更ステップを反復する反復ステップと、
前記選択領域が所定のサイズになった場合に、前記選択領域の符号化表現に基づいて、前記選択領域の内部の係数を復号する復号ステップと、
前記復号により得られた係数を逆ディスクリート・ウェーブレット変換することにより、画像を復元する画像復元ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする記憶媒体。
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