JP2002116729A - データ変換方法、画像表示方法、画像処理装置、画像表示装置、画像表示システムおよび画像処理システム - Google Patents

データ変換方法、画像表示方法、画像処理装置、画像表示装置、画像表示システムおよび画像処理システム

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JP2002116729A
JP2002116729A JP2000304619A JP2000304619A JP2002116729A JP 2002116729 A JP2002116729 A JP 2002116729A JP 2000304619 A JP2000304619 A JP 2000304619A JP 2000304619 A JP2000304619 A JP 2000304619A JP 2002116729 A JP2002116729 A JP 2002116729A
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丈滋 間宮
Akira Sugiuchi
陽 杉内
Kazushi Yamauchi
一詩 山内
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    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/003Details of a display terminal, the details relating to the control arrangement of the display terminal and to the interfaces thereto
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    • G09G5/003Details of a display terminal, the details relating to the control arrangement of the display terminal and to the interfaces thereto
    • G09G5/006Details of the interface to the display terminal

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くのメモリを必要とせずに、部分的な倍率
変換処理を可能とする。 【解決手段】 アプリケーションを実行すると共に、P
ドット幅の画像データを幅mドット数とするブロック単
位にて送信するホスト側10と、このホスト側10にデ
ジタルI/Fライン29を介して接続されて、Pドット
幅の画像データをRドット幅に倍率変換して表示するパ
ネル側30とを備え、このパネル側30は、R×m/P
で求められる値の整数値をドット幅とするブロックと、
整数値に1加算した加算整数値をドット幅とするブロッ
クとを用いてスケーリングを施すスケーリング手段と、
施されたスケーリングに基づいて、ホスト側10から受
信したブロック単位の画像データを倍率変換してパネル
35に表示する表示手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ディスプ
レイパネルに画像を表示する際のビデオインターフェイ
ス機構に関し、より詳しくは、受信したブロックデータ
を非整数倍に拡大する際のデータ変換方法、装置等に関
する。
【0002】
【従来の技術】画像を表示するためのディスプレイデー
タは、パーソナルコンピュータ(PC)等からなるホスト
装置のグラフィックスコントローラにより処理されて表
示装置に送られるのが一般的である。一方、近年の液晶
表示ディスプレイ(LCD)に代表される表示装置の進歩
により、ホスト装置と表示装置との処理能力に大きな差
が出てきている。例えば、LCDにおいては、パネル自
身の高精細化が進み、QXGA(Quad Extended Graphic
s Array)(2048×1536ドット)や、QSXGA(Quad Supe
r Extended Graphics Array)(2560×2048ドット)、QU
XGA(Quad Ultra Extended Graphics Array)(3200×2
400ドット)などの解像度が非常に大きな高精細(超高精
細)パネルが実用化されつつある。しかし、パネルの進
歩に対してシステムパワーやグラフィックスコントロー
ラのパワーが追従できなくなってきており、超高精細パ
ネルでの充分な表示ができないのが現状である。
【0003】例えば、グラフィックスコントローラに代
表される画像処理システムの性能は、一般的な表示機能
でQXGA程度が限界であり、画像家庭用ゲーム機等に
代表される3次元(3D)のコンピュータグラフィックス
(CG)ではVGA(Video Graphics Array)(640×480ド
ット)程度の低解像度の処理能力に留まっている。この
ように、例えば最先端の動画は未だVGA程度の解像度
であるのに対し、パネルはその数倍から数十倍の解像度
が製造できるようになっており、処理能力の格差が顕著
に現れてきた。
【0004】このグラフィックスチップのパワー不足を
解消する方法として、ホスト側(システム側)とパネル側
(モニタ側)とで処理の分散を図り、グラフィックスチッ
プを含めたシステム全体の仕事量を最適化する技術につ
いて、出願人により提案がなされている(特願平11−
341461号)。かかる提案では、ホスト側からは、
画像表示に必要な画像展開を行う前の画像データを、例
えばブロック単位でパネル側に転送し、パネル側では、
転送された例えばブロック単位からなる画像データをパ
ネルメモリに展開した後に表示出力している。これによ
って、処理能力の低いホスト側のグラフィックスチップ
を用いても、例えば高精細なパネルに対して画像を表示
することができるといった非常に優れた効果を有してい
る。
【0005】ここで、例えば、ディスプレイデータを転
送する方式として、ライン転送方式と、MPEG(Movin
g Picture Experts Group)に代表されるブロック転送方
式が存在する。上述した本出願人が提案する技術におい
ても、例えば画像圧縮への適応性を考慮すると、今後、
ブロック転送方式の採用が主流になると考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
本出願人が提案する技術を用いれば、様々な拡大率のデ
ータを混在してディスプレイにて表示することが可能と
なる。また、例えば、表示するためのディスプレイデー
タをブロック転送方式によって転送し、ディスプレイに
て拡大表示をしようとする場合に、拡大率が整数である
場合には、きっちりとした拡大を行うことができるので
何ら問題はない。しかしながら、拡大率が整数ではな
く、拡大率に小数の値が生じる場合には、そのままのブ
ロック転送方式では不十分な点が生じる。即ち、最終的
に画像を表示する場合は、ドット単位にてメモリ上に展
開する必要があることから、端数の部分について、例え
ば隣のドットと演算して処理すること等が必要となり、
隣のドットの情報を提供する等の解決すべき課題が生じ
る。
【0007】例えば、32ドット×32ドットのデータ
が転送され、これを例えば65/64倍で表示する場合
に、各ブロックの間に端数が生じる。その場合、隣り合
うブロックの間でミキシングをしなければならなくな
り、32ドット×32ドットのデータを送っても、拡大
表示する際に、その回りの情報が必要となる。または、
32ドット×32ドットで近似して表示することが必要
となり、ゆがんだ形にて整数倍でしか拡大できないこと
となる。
【0008】図10(a)〜(c)は、従来のスケーリング
方法を説明するための図である。ここでは、例えば、3
2ドット×32ドットの元画像データ(オリジナルデー
タ)を33.7/32倍に拡大する例を示している。ここ
で、図10(a)はオリジナルデータ(32ドット×32
ドット)を示し、図10(b)は前者の場合、即ち、隣り
合うブロックの間でミキシングを行う場合を示し、図1
0(c)は後者の場合、即ち、例えば33ドット×33ド
ットで近似して表示する場合を示している。
【0009】図10(a)で示されるオリジナルデータ
は、32ドット×32ドットのブロックを別な空間へ移
動するものであり、多くの場合、拡大/縮小は整数倍と
はならないのに対し、画面などの出画形態はドットとし
ての整数で決まってしまう。図10(b)に示す場合、即
ち、隣り合うブロックの間でミキシングを行う場合で
は、例えば、周りの端々の情報を含めて演算させると、
多くのメモリが必要になると共に、ランダムな転送がで
きなくなる。また、少し大きめのデータを送るように構
成し、例えば、送る側の32ドット×32ドットに対し
て34ドット×34ドットで送るように構成する方法が
考えられる。ここで、2ドットがプラスされているの
は、矩形領域における上下左右の各1ドットを加えたも
のである。この場合に、隣り合うブロック間でのミキシ
ングは可能であるものの、転送の度に大き目のデータを
送らなければならず、転送効率を落とすと共に、メモリ
から取ってくるバンド幅が増大していまう。これは、デ
ータを提供するシステム側としても操作を難しいものと
してしまうことから、好ましいものではない。
【0010】一方、図10(c)に示す場合、即ち、例え
ば、33ドット×33ドットで近似して表示する場合に
は、誤差が次第に蓄積してしまい、この誤差の蓄積によ
って画像がずれる事となり、許容できる範囲を超えてし
まう問題がある。この図10(c)の実線は理想的な変換
座標、破線は33ドット×33ドットで近似して表示す
る場合を示しており、座標が大きくなるに従って(基準
となる左上の点から遠ざかるに従って)、誤差が累積さ
れていくことが理解できる。従来の表示方式では、拡大
率が画面全体に係っていたために、誤差の蓄積があまり
問題となっていなかったが、様々な拡大率のデータを混
在して表示できるように構成した場合には、この誤差の
蓄積が大きな問題となってくる。
【0011】本発明は、以上のような技術的課題を解決
するためになされたものであって、その目的とするとこ
ろは、多くのメモリを必要とせずに、部分的な倍率変換
処理を可能とすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、座標軸の異なる2つの空間においてデ
ータを移動する場合に、例えば4個の拡大率のブロック
を用意して誤差が最小となるようにこのブロックを混ぜ
合わせて、倍率変換を施すものである。即ち、本発明
は、mドット幅(mは整数)を有するブロックに分割され
たオリジナルデータを、n/m倍(nは非整数)に変換す
るデータ変換方法であって、nを挟んで連続する2個の
整数の一つを用いた第1のドット幅を有するブロック
と、もう一つの整数を用いた第2のドット幅を有するブ
ロックとを選定し、オリジナルデータを構成するmドッ
ト幅を有する所定ブロックを第1のドット幅を有するデ
ータまたは第2のドット幅を有するデータに応じて倍率
変換し、倍率変換された第1のドット幅を有するデータ
と第2のドット幅を有するデータとを順次、選択するこ
とを特徴としている。各ブロックにおける水平側と垂直
側とを考慮すると、第1のドット幅×第1のドット幅、
第1のドット幅×第2のドット幅、第2のドット幅×第
1のドット幅、第2のドット幅×第2のドット幅、の4
個の拡大率のブロックを用意して、倍率変換がなされる
と考えることができる。
【0013】ここで、第1のドット幅を有するブロック
と第2のドット幅を有するブロックとを誤差が最小とな
るように選択し、その選択によるドット幅とその倍率に
基づいて、倍率変換されたデータを混合することを特徴
としている。これによれば、処理としては、確実に、m
ドット幅を有するブロックが第1のドット幅を有するブ
ロックまたは第2のドット幅を有するブロックに対応し
た状態で、端数を吸収して処理することができる点で好
ましい。また、選定されるブロックは、縦のドットおよ
び横のドットの少なくとも1つが第1のドット幅または
第2のドット幅を有することを特徴としている。即ち、
ブロックの垂直側も水平側も同様な操作によって、誤差
の発生を抑制することが可能となる。
【0014】更に、倍率変換は、オリジナルデータを拡
大する場合に限らず、縮小する場合にも同様に適用する
ことができる。尚、この発明は、例えば、オリジナルデ
ータを提供するホスト側と画像データを表示するパネル
側とで構成されるシステムで適用される際に、ディスプ
レイ側にて本発明で適用されるデータ変換を全て施す態
様の他、ホスト側にて本発明で適用されるデータ変換を
施した後に、ディスプレイ側に転送する態様にも適用す
ることが可能である。
【0015】本発明は、第1座標軸の系からブロックで
形成されるデータを入力し、この第1座標軸の系とは異
なる第2座標軸の系に対してスケーリングを施して入力
されたデータを変換するデータ変換方法であって、この
第2座標軸の系では、整数で決定される所定のブロック
だけでスケーリングを施した際に生じる誤差を、整数で
決定される他のブロックにて吸収するように複数のブロ
ックを選定し、選定された複数のブロックを混合した形
でスケーリングを施し、第1の座標軸の系から順次、入
力されるブロックに含まれるデータを、スケーリングに
より割り振られた複数のブロックに対応して順次、変換
することを特徴としている。
【0016】ここで、このスケーリングは、ブレゼンハ
ムのロジックを用いて所定のブロックと他のブロックと
を選定し、選定されたブロックを混合した形でスケーリ
ングすることを特徴としている。ブレゼンハムのロジッ
クを採用すれば、例えば、離散的にブロックを選定する
際に有効となる。また、選定される複数のブロックは、
2つである場合の他、3つ以上のブロックに基づいてス
ケーリングが施されても構わない。
【0017】一方、本発明を画像表示の観点から把える
と、本発明は、ホスト側から出力された第1の解像度に
よる画像データに変換を施し、第2の解像度によるディ
スプレイに対して表示する画像表示方法であって、ホス
ト側から画像データをmドット幅(mは整数)を有するブ
ロックの単位で入力し、第1の解像度と第2の解像度と
の関係からmドット幅をn/m倍(nは非整数)に変換す
る際に、nを挟む連続する2個の整数の一つを用いた第
1のドット幅を有するブロックと、もう一つの整数を用
いた第2のドット幅を有するブロックとを選定し、選定
された第1のドット幅を有するブロックと第2のドット
幅を有するブロックとを混合してスケーリングを施し、
このスケーリングに基づいて入力されたmドット幅を有
するブロックを適宜、変換して表示することを特徴とし
ている。また、この第1のドット幅を有するブロックと
第2のドット幅を有するブロックとの混合は、第2の解
像度の縦または横に対して端数の出ない状態にてスケー
リングされることを特徴とすることができる。これらの
ように構成すれば、例えば、低解像度であるホスト側か
らの画像データを拡大して高解像度のディスプレイに表
示する等のアプリケーションにおいて、端数処理に要す
る余分な画像データの転送や、累積誤差を放置して表示
する等の問題点を解決することが可能となる。
【0018】本発明は、第1のドット幅を有するオリジ
ナルデータを第2のドット幅に展開する画像処理装置で
あって、オリジナルデータをmドット幅のブロック単位
で入力する入力手段と、第1のドット幅、第2のドット
幅、およびmドット幅から、第2のドット幅に展開され
る際に含まれるブロックのドット数と端数とを算出する
算出手段と、算出された端数から、入力されたブロック
単位に対応するものとして、例えばブレゼンハムのロジ
ックを用いて、そのドット数を有するブロックおよび端
数を補間するための補間ドット数を有するブロックの何
れか1つを決定する決定手段と、決定されたそのドット
数を有するブロックまたは補間ドット数を有するブロッ
クに応じて、入力されたブロック単位のオリジナルデー
タを展開する展開手段とを備えたことを特徴としてい
る。ここで、例えば、n/m=32.5/32の場合に
は、32と33の2個の整数値が設定されるが、32ド
ットに対しては33ドットが補間ドット数となり、33
ドットに対しては32ドットが補間ドット数と考えるこ
とが可能である。
【0019】他の観点から把えると、本発明は、Pドッ
ト幅(Pは整数)を有するオリジナルデータをRドット幅
(Rは整数)に展開する画像処理装置であって、オリジナ
ルデータをmドット幅のブロック単位で入力する入力手
段と、R×m/Pに基づいて決定される整数からなるド
ット数を有する所定のブロックと、このドット数+1の
ドット数を有する他のブロックとを、入力手段により入
力されたブロック単位で、適宜、選択する選択手段と、
選択された所定のブロックまたは他のブロックに合わせ
て、入力手段により入力されるブロック単位のオリジナ
ルデータを変換する変換手段とを備えたことを特徴とし
ている。拡大率はR/Pで表現され、mを掛け合わせた
R×m/Pが整数にならない場合がある。例えば、メモ
リに格納する際にも、最終的にはドット単位で展開する
必要があり、端数部分の処理が必要となる。これらの構
成を備えることで、簡単な処理によって、端数の出ない
形にて、入力されたオリジナルデータに倍率変換を施し
てメモリ等に展開することが可能となる。
【0020】本発明は、mドット幅(mは整数)を有する
ブロックに分割されたオリジナルデータを、n/m倍
(nは非整数)に変換する画像処理装置であって、nを挟
んで連続する2個の整数の一つを用いた第1のドット幅
を有するブロックと、もう一つの整数を用いた第2のド
ット幅を有するブロックとを選定するブロック選定手段
と、オリジナルデータを構成するmドット幅を有する所
定ブロックを第1のドット幅を有するデータに応じて倍
率変換する第1の倍率変換手段と、オリジナルデータを
構成するmドット幅を有する所定ブロックを第2のドッ
ト幅を有するデータに応じて倍率変換する第2の倍率変
換手段と、倍率変換された前記第1のドット幅を有する
データと倍率変換された第2のドット幅を有するデータ
とを順次、選択する選択手段とを備えたことを特徴とし
ている。
【0021】一方、本発明が適用される画像表示装置
は、画像を表示するためのパネルと、アプリケーション
を実行するホスト装置から表示すべき画像データをブロ
ック単位で受信する画像データ受信手段と、受信したブ
ロック単位の画像データに対し、第1のドット幅を有す
るブロックまたは第2のドット幅を有するブロックに対
応して倍率変換を施す倍率変換手段と、変換された変換
画像データを展開するためのパネルメモリと、展開され
た変換画像データをパネルに書き込むパネル制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0022】ここで、この画像データ受信手段は、mド
ット幅のブロック単位で画像データを受信し、この倍率
変換手段は、画像データをn/m倍(nは非整数)に拡大
する際にnの整数部分を第1のドット幅として選定し、
この第1のドット幅に1加算した値を第2のドット幅と
して選定することを特徴とすることができる。ブロック
毎に拡大率が変わるが、確実に1つのブロック単位で処
理を完結することが可能となる。また、表示すべき画像
データはPドット幅のデータであり、パネルではRドッ
ト幅に拡大されて表示され、nは、R×m/Pとして表
現することができる。尚、この倍率変換手段は、画像デ
ータの水平側および垂直側に対してそれぞれ倍率変換を
施すことが可能である。
【0023】本発明は、ホスト側から出力された第1の
解像度による画像データに変換を施し、第2の解像度に
よるディスプレイに対して表示する画像表示装置であっ
て、ホスト側から画像データをmドット幅(mは整数)を
有するブロックの単位で入力する入力手段と、第1の解
像度と第2の解像度との関係からmドット幅をn/m倍
(nは非整数)に変換する際に、このnを挟む連続する2
個の整数の一つを用いた第1のドット幅を有するブロッ
クと、もう一つの整数を用いた第2のドット幅を有する
ブロックとを選定するブロック選定手段と、選定された
第1のドット幅を有するブロックと第2のドット幅を有
するブロックとを混合してスケーリングを施すスケーリ
ング手段と、施されたスケーリングに基づいて入力され
たmドット幅を有するブロックを適宜、変換して表示す
る表示手段と、を備えたことを特徴としている。
【0024】本発明が適用される画像表示システムで
は、ホスト装置とパネル側にて処理の分散を図った状態
で、システム全体の仕事量を最適化した状態にて、画像
データの転送時に生じていた問題点を解決している。即
ち、アプリケーションを実行すると共に、Pドット幅の
画像データを幅mドット数とするブロック単位にて送信
するホストと、このホストに接続されて、Pドット幅の
画像データをRドット幅に倍率変換して表示するディス
プレイとを備え、このディスプレイは、R×m/Pで求
められる値の整数値をドット幅とするブロックと、整数
値に1加算した加算整数値をドット幅とするブロックと
を用いてスケーリングを施すスケーリング手段と、施さ
れたスケーリングに基づいて、ホストから受信したブロ
ック単位の画像データを倍率変換する変換手段とを含む
ことを特徴としている。
【0025】ここで、このスケーリング手段は、R×m
/Pで求められる値が端数を含む場合に、整数値をドッ
ト幅とするブロックと加算整数値をドット幅とするブロ
ックとを用いてスケーリングを施すと共に、この整数値
をドット幅とするブロックとこの加算整数値をドット幅
とするブロックとを混ぜ合わせて誤差の処理を行うこと
を特徴としている。これによれば、画像データの転送能
力も含めた画像表示システムの処理能力を十分に引き出
すことが可能となる。
【0026】一方、本発明が適用される画像処理システ
ムは、生成されたPドット幅のオリジナルデータを幅m
ドット数とするブロック単位にて送信する送信装置と、
この送信装置からオリジナルデータを受信して、Pドッ
ト幅のオリジナルデータをRドット幅に倍率変換して蓄
積する画像処理装置とを備え、この画像処理装置は、R
×m/Pで求められる値が端数を含む非整数値である場
合に、この値の整数値をドット幅とするブロックとこの
整数値に1加算した加算整数値をドット幅とするブロッ
クとを用いて、端数に基づく誤差を解消するように、R
ドット幅に対してスケーリングを施すスケーリング手段
と、施されたスケーリングに基づき、対応するブロック
に応じて、送信装置から受信したブロック単位のオリジ
ナルデータを倍率変換する変換手段と、この変換手段に
より変換された変換データをメモリに格納する格納手段
とを含むことを特徴とする。ここで、送信装置として
は、例えば、画像を読み込んで出力するスキャナ等も含
み、また、画像処理装置としては、単にメモリに格納す
る装置であっても構わない。
【0027】
【発明の実施の形態】まず、本実施の形態が適用された
システムにおける構成部分の詳細な説明に入る前に、本
実施の形態が適用されたスケーリング方法について説明
する。図1(a),(b)は、本実施の形態が適用されたス
ケーリング方法の概略を説明するための図である。図1
(a)は、例えばホスト装置等の送信装置から転送される
オリジナルデータのスケーリングを示し、図1(b)は例
えばディスプレイ側等の画像処理装置のメモリに展開さ
れる状態を示している。ここでは、320ドット×24
0ドットのオリジナルデータを512ドット×384ド
ットに変換する場合を示している。図1(a)に示される
ように、オリジナルデータは、32ドット×32ドット
のブロックに分割されている。ここでは、拡大率が1.
6倍(512/320=1.6、384/240=1.6)で
あり、32×1.6=51.2となり、余りがない状態に
て32ドット×32ドットのブロックを変換することが
できない。もしも、51ドット×51ドットにてスケー
リングを行うとすると、拡大されたフルスケールにて2
ドットの不足が生じてしまう。また、1.6倍による正
確なスケーリングを行おうとすると、かなり面倒な境界
部のコントロールが必要となる。
【0028】そこで、本実施の形態では、図1(b)に示
すように、51ドット×51ドット、52ドット×52
ドット、51ドット×52ドット、52ドット×51ド
ットの4個の拡大率からなるブロックを混ぜ合わせてウ
ィンドウにフィットさせ、余りのない状態にて所定サイ
ズのウィンドウに対して適応できるように構成してい
る。即ち、複数個の拡大率のブロックを用意して、誤差
が最小となるようにこのブロックを混ぜ合わせて表示す
るように構成している。このように、端数が出た切れ目
を、整数の形で処理することで、転送先の座標が整数
で、且つ、誤差が積算されることなく倍率変換を行うこ
とが可能となる。ここで、51ドット幅および52ドッ
ト幅の選択は、例えば、ブレゼンハムの方式等を用い、
最終的に合わせたい数と一致するような形で行われる。
このブレゼンハムの方式とは、直線を描く場合に整数演
算のみで行う方式であり、画面上で離散的なドットを選
ぶときに有効となる。尚、本実施の形態におけるこれら
のスケーリングの方法を、ここでは、「ダブルスケーリ
ング」と呼ぶことにする。
【0029】次に、本実施の形態におけるダブルスケー
リングを実施するためのシステム構成を説明する。ここ
では、代表的な例として、画像表示システムを用いて説
明するが、必ずしも画像表示システムに限らず、他のハ
ードウェア間、更には、ソフトウェア間からなるシステ
ムにおいても適用することができる。図2は、本実施の
形態が適用された画像表示システムのブロック図であ
る。図2に示すように、本実施の形態における画像表示
システムでは、パーソナルコンピュータ(PC)等からな
るホスト(HOST)側10からデジタルI/Fライン2
9を介してパネル側30にブロック化された画像データ
(ビデオデータ)が送信される。ホスト側10は、本実施
の形態における画像表示装置を駆動するための駆動装置
としての役割を有しており、パネル側30は送信された
画像データを展開して表示する役割を備えている。
【0030】このホスト側10において、グラフィック
スチップ11は、その内部に有するプリプロセッサ20
によって転送すべき画像データの前処理が実行される。
グラフィックスメモリ12は、例えば画像データをブロ
ック単位で格納しており、分散処理によってグラフィッ
クスチップ11がリフレッシュを続ける必要がなくなっ
たことから、従来のものに比べて小さな容量で構成され
ている。システムバス13はアプリケーションを実行す
るホストシステム(図示せず)とグラフィックスチップ1
1とを接続している。グラフィックスメモリバス14は
グラフィックスチップ11とグラフィックスメモリ12
との間にあって、例えば画像データのやり取りに用いら
れる。また、インターフェイス(I/F)トランシーバ1
5は、画像データをシリアライズして、デジタルI/F
ライン29を通してパネル側30に送信する機能を備え
ている。
【0031】一方、パネル側30には、その内部にポス
トプロセッサ36を有する複数のパネル制御チップ31
を備えている。図2では、パネル35の4分割に対応し
て、4個のパネル制御チップ31を用いて、分割された
パネル35を駆動している。パネルメモリ32は、それ
ぞれのパネル制御チップ31に設けられ、パネル35に
表示すべき画像データを展開している。インターフェイ
ス(I/F)レシーバ33はホスト側10からデジタルI/
Fライン29を介して画像データを入力している。パネ
ルデータ出力34はパネル制御チップ31からの出力を
パネル35に伝達している。パネル35は、例えば液晶
表示ディスプレイ(LCD)からなり、図2では4つの領
域に分割されている。このパネル35は、高精細パネル
で構成され、この高精細な画面をサポートするために、
パネル制御チップ31は複数個の並列処理を可能として
いる。また、外部データバス38はI/Fレシーバ33
に入力された画像データをポストプロセッサ36を介し
て各パネル制御チップ31に供給している。パネル内デ
ータバス39ではビデオデータやジョブ番号等が転送さ
れる。
【0032】図2に示す画像表示システムにおける特徴
的な構成は、グラフィックスチップ11内のプリプロセ
ッサ20でデータの前処理を実行し、パネル制御チップ
31内のポストプロセッサ36で後処理をすることにあ
る。これにより、今までホスト側10のグラフィックス
チップ11が全て行っていた、画像データの混ぜ合わせ
や画面リフレッシュ等の画面生成のジョブを、表示装置
側(パネル側30)に移行している。つまり、プリプロセ
ッサ20で画像データの展開前、即ち、混ぜ合わせ前の
画像データにタグや画像データの属性およびエラー保護
を付け、ポストプロセッサ36にてパネルメモリ32に
対して初めて画像データを展開し、即ち、それを解凍
し、画像データを混ぜ合わせ、リフレッシュ回路(図示
せず)に転送している。
【0033】ここで、本実施の形態における一般的な画
像データの処理の流れを説明する。ホスト側10のグラ
フィックスチップ11は、グラフィックスメモリバス1
4でグラフィックスメモリ12を読み書きする。アプリ
ケーションを実行するアプリケーションシステム(図示
せず)とは、システムバス13によりハンドリングが行
われる。このシステムバス13には、例えばAGP(Acc
elerated Graphics Port)が採用されている。このAG
Pは、従来のPCIバス(Peripheral ComponentInterco
nnect Bus)に対して2倍〜8倍のパフォーマンスがある
が、バスではないのでシステムの中で1つしかアクティ
ブにはならない。グラフィックスチップ11のデジタル
出力は、I/Fトランシーバ15に送られ、そこでシリ
アライズされて高速転送される。
【0034】I/Fトランシーバ15でシリアライズさ
れた画像データは、デジタルI/Fライン29を介して
受け側のI/Fレシーバ33に送られる。このI/Fレシ
ーバ33は、シリアライズされた画像データを元のパラ
レルのビデオデータに戻している。このパラレルに変換
された画像データはパネル制御チップ31に送られる。
このパネル制御チップ31の中では、まず、パケット化
された画像データがポストプロセッサ36で解凍され、
例えばウィンドウIDを認識してそれに合うデータ操作
を施し、パネルメモリ32に展開して格納する。これと
は別に、パネル制御チップ31は、パネルメモリ32か
ら表示データを順次読み出し、パネル35に対して送出
している。
【0035】このように、本実施の形態では、従来、グ
ラフィックスチップ11が行っていた表示処理のジョブ
(例えば、画像データの展開、表示のためのリフレッシ
ュ、H(水平)/V(垂直)方向のタイミング生成、表示装
置のスクリーンサイズによるメモリの割り振り、色数の
割り振り等)の大部分を、パネル制御チップ31のポス
トプロセッサ36とそれに続く回路が行っている。この
ように、本実施の形態におけるシステムでは、ホスト側
10におけるグラフィックスチップ11の負荷が減り、
マルチチップ構成が可能なパネル制御チップ31で表示
処理をするために、高精細を表示する技術として十分に
機能することができる。また、グラフィックスチップ1
1では、例えば単にVGA解像度で処理され、パネル制
御チップ31で拡大処理されることから、3Dグラフィ
ックス等の動画に対する表示も可能となる。
【0036】次に、本実施の形態における特徴的な部分
である、ダブルスケーリングを実行するための構成につ
いて詳述する。図3は、ダブルスケーリングを実行する
ための機能を示したブロック図であり、パネル側30の
パネル制御チップ31にて実行される機能を示してい
る。ここでは、大きく、パラメータ設定部51、第1ブ
レゼンハム選択部52、および基本ロジック部53を備
えており、例えば、横幅PドットのデータをRドットの
横幅に拡大する場合で説明する。尚、垂直側も同様の操
作であることから、ここでは水平側だけで説明してい
る。
【0037】パラメータ設定部51では、まず、mドッ
ト幅として、例えば32ドットのブロックが何ドットの
ブロックに拡大されるかが計算される。この値は、拡大
率が決まっていれば、予め定数として与えておくことも
可能である。ここでは、拡大されたブロックのドット数
をQ、端数をSとすると、拡大率はR/Pで表わされる
ことから、 R×32=Q×P+S の式によって、QとSを求めることができる。尚、パラ
メータ設定部51に与えられるオリジナルデータの有す
る横幅Pドットの情報は、ブロック転送される際に、例
えば、パケットの中に含めることができる。また、パネ
ル側30にて予め認識しておくことも可能である。
【0038】次に、第1ブレゼンハム選択部52では、
サブブロックのドット数がQとなるか、Q+1となる
か、が決定されて、Q'(Q+1またはQ)が出力され
る。この決定された情報を元に、基本ロジック部53に
て各ドットの加算率Mが計算され、計算された値で隣り
合う2ドットを演算しながら32ドットからQ(もしく
はQ+1)ドットに拡大される。次のサブブロックの拡
大は、第1ブレゼンハム選択部52に戻ってQまたはQ
+1が計算されて、同様に拡大処理がなされる。実際の
320ドットから512ドットへの拡大を計算すると、
各パラメータは次のようになる。 R=512, P=320 Q=整数(512×32/320)=51 S=512×32−320×51=64
【0039】次に、基本ロジック部53を詳述する。こ
の基本ロジック部53の第2ブレゼンハム選択部54で
は、第1ブレゼンハム選択部52からの情報を元に、各
ドットの加算率Mが計算される。また、第2ブレゼンハ
ム選択部54からは、データのフェッチタイミング信号
Next(ポラリティビットの負論理)がクロックレート変換
部55に出力される。クロックレート変換部55では、
入力クロック(Input Clock)と出力クロック(Output Clo
ck)が入力され、フェッチタイミング信号Nextに合わせ
てビデオデータ入力からのデータがロードされる。クロ
ックレート変換部55からの出力は、隣り合うデータの
演算のためにラッチ56,57によってラッチされる。
そして、第2ブレゼンハム選択部54にて計算される加
算率Mに基づいて、乗算部58,59によって、それぞ
れ0,1/8,2/8,3/8,4/8,5/8,6/8,7/8,1
の9個の倍率が選ばれる。乗算部58,59の一方で選
ばれた倍率の出力と隣り合う倍率の出力とが加算器60
によって加算され、ラッチ61によってタイミングが取
られた後にビデオデータ出力として出力される。
【0040】図4は、第1ブレゼンハム選択部52の構
成を示したブロック図である。この第1ブレゼンハム選
択部52は、加算器71,72の2段の加算器と、ラッ
チ73を含む構成となっている。1段目の加算器71に
は端数Sが入力され、1段目の加算器71からの加算結
果の符号によって、2段目の加算器72の加算をするか
否かが決定される。極性ビット(Pol)によって、拡大ブ
ロックドット数Qが+1されるか否かが決定され、Q'
(Q+1またはQ)として出力される。また、この極性ビ
ット(Pol)は、2段目の加算器72の加算をするか否か
の決定にも用いられる。2段目の加算器72は、横幅ド
ット数Pと1段目の加算器71からの加算結果を加算し
て、ラッチ73に出力する。この出力は、このラッチ7
3にてタイミングを取られ、1段目の加算器71に対し
て入力される。
【0041】この第1ブレゼンハム選択部52にてなさ
れる処理は、演算処理を整数で行うために工夫された方
法である。例えば、32ドットに対する拡大率(n/m)
を1.6倍とすると、51.2ドット、即ち、n/m=5
1.2/32となる。これは、51ドットを5回続ける
と、端数の0.2が加算されて1となり、ここで52ド
ットが選択される。この52ドットの選択を整数の加算
のみで実行する場合に、この第1ブレゼンハム選択部5
2のようなブレゼンハムのロジックが使用される。実際
の計算では、整数で計算するために、0.2と1に32
0を掛けたものが使われる。従って、余りが0.2×3
20で64、1ドット分が1×320で320となり、
0.2を加算する処理が64を加算する処理、加算結果
が1(0.2×5回)を戻すために320(64×5回)が
引かれる処理と同等となる。
【0042】図5は、上述した320ドットから512
ドットへ拡大する際に、上述した第1ブレゼンハム選択
部52にてなされる計算を示した図である。ここでは、
ラッチ73をラッチAと示しており、計算によって51
または52の何れが選択されるかが示されている。セッ
トアップ時にP/2をラッチA(ラッチ73)に格納する
のは、直線で言うと偏差、即ち、左右の中心に寄せて、
左右対象の状態で加算結果を出力するためである。図5
に示されるように、1段目の加算結果が正のときに51
が選択され、負のときに52が選択される。この値を元
に、拡大時の加算値が、次のブロックである第2ブレゼ
ンハム選択部54で計算される。
【0043】図6は、第2ブレゼンハム選択部54の構
成を示したブロック図である。この第2ブレゼンハム選
択部54は、2段の加算器75,76と、ラッチ77と
を備えている。1段目の加算器75は、ここでは、32
ドットのブロックからの変換であることから、32ドッ
ト固定で、ラッチ77からの出力に対して−32して出
力するように構成されている。また、極性ビット(Pol)
によって、M´(実際のドットの加算率である加算器7
5のビット5−3)が与えられる。更に、この極性ビッ
ト(Pol)によって加算器76が制御される。加算器76
には、拡大ブロックドット数Qと加算器75からの出力
が加算され、加算結果がラッチ77に格納される。
【0044】本実施の形態では、バイリニアと単純方式
を混ぜたもので拡大の手法を説明している。バイリニア
とは掛け算をして加えていくものであり、例えば、オリ
ジナルがABCDEFとして1.6倍する場合には、全
てのドットを1.6倍して順次、加算していくものであ
る。これにより、処理後の1ドット目が“A”、2ドッ
ト目が“0.6A+0.4B”、順に、3ドット目が
“B”、4ドット目が“0.2B+0.8C”、…とな
る。この場合に、乗算が入ることからロジック量が増加
する。また、単純方式ではバイリニアの演算結果を四捨
五入した結果となり、順に、“A”、“A”、“B”、
“C”、…となるが、これは、余りにも大雑把である。
そこで、本実施の形態で採用した拡大方式では、これを
もう少し細かく、1/8刻みでの加算処理としている。
1/8の刻みであることから、1.6倍は、8×1.6=
12.8で、12/8=1.5と、13/8=1.625の
どちらかを選択していくこととなる。この12を取るか
13を取るかをブレゼンハムの方式で演算しており、加
算器75のビット5−3が実際のドットの加算率を表わ
していることから、その値と符号をM´として次工程の
加算器76に出力している。
【0045】図7は、ABCDEFGHIJKLMNO
PQRSTUVWXYZABCDEFの32ドットを5
1ドットに拡大した場合の、加算率Mの値と加算器76
入力のドット毎の値を表わした図表である。図表のNumb
erは拡大されたドットの順番を示しており、Ain、Bin
は、それぞれ、図3に示す加算器60への入力値を示し
ている。また、M/8は加算率Mを1/8した値であり、
Nextは第2ブレゼンハム選択部54から出力されるフェ
ッチタイミング信号である。ここでは、拡大された1ド
ット目はA、2ドット目は5/8A+3/8Bの値とな
り、順次、51ドットまでの計算結果が示されている。
これは、第1ブレゼンハム選択部52と同様に、1段目
の加算器71からの結果の符号で2段目の加算器72が
演算されて、順次、加算率Mが出力され、これを元に、
最終段で実際のドット毎の演算が行われる。
【0046】この図7に示す図表では、線形補間が3ビ
ットと残りを単純補間で行われている。従って、入力の
各ドットは、0,1/8,2/8,3/8,4/8,5/8,6/
8,7/8,1の9個の倍率の中からどれかが選ばれて、
それと隣のドットである1,7/8,6/8,5/8,4/8,
3/8,2/8,1/8,0の倍率の出力と加算される。ドッ
トにおける32ドットの1.6倍の引き伸ばし自体は、
クロックレート変換部55で行われ、第2ブレゼンハム
選択部54からのフェッチタイミング信号Nextが出力さ
れ、これに合わせてデータがロードされる。ここで説明
した拡大は、3ビットの線形補間と単純補間を混ぜ合わ
せたもので示しているが、他の方法でも同様の結果とな
る。
【0047】次に、他の倍率の場合、即ち、100ドッ
トから131ドットへの拡大の場合について説明する。
この場合に、パラメータ設定部51にて設定されるパラ
メータは、 R=131、P=100 Q=整数(131×32/100)=41 S=131×32−100×41=92 となる。
【0048】図8は、100ドットから131ドットへ
の拡大の場合に、第1ブレゼンハム選択部52にてなさ
れる計算を示している。図5の例にて説明したものと同
様に、まず、P/2、即ち、100/2がラッチ73に格
納される。第1ブレゼンハム選択部52の加算結果が負
のときに42が選択され、正のときに41が選ばれる。
この値を元に、拡大時の加算値が次のブロックである第
2ブレゼンハム選択部54にて計算される。
【0049】図9は、Q´=42の場合における加算率
Mの値と加算器76入力のドット毎の値を表わした図表
であり、図表の各項目は、図7と同様である。ここで
は、ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVW
XYZABCDEFの32ドットを42ドットに拡大す
る際に、拡大された1ドット目はA、2ドット目は4/
8A+4/8B、3ドット目は6/8B+2/8Cとな
り、順次、42ドット目までの計算結果が示されてい
る。このようにして、加算率Mとドットの計算がなされ
る。前述の320ドットから512ドットへの拡大のと
きに説明したときと同様に、以後の処理が実行される。
【0050】以上詳述したように、本実施の形態では、
座標軸の異なる2つの空間においてデータを移動する場
合に、2段のスケーリングを施して誤差の処理を簡単に
している。例えば、32ドット×32ドットのブロック
をn/m=32.5/32倍に拡大する場合、32ドット
×32ドット、33ドット×32ドット、32ドット×
33ドット、33ドット×33ドットの4個の拡大率の
ブロックを容易して、誤差が最小となるように、このブ
ロックを混ぜ合わせて展開している。つまり、1段目に
ブロックの切れ目の2種類のスケール値を決定し、2段
目にこのスケール値を配分して誤差を無くすように構成
している。ここで採用される32と33は、32.5を
挟んで連続する2個の整数値である。このように構成す
ることで、解像度が異なる空間での画像処理を円滑に行
うことが可能になると共に、例えば画像表示システムに
適用される場合に、様々な拡大率のデータを混在して表
示する際にも、大きな問題となる誤差の蓄積に対処する
ことができる。
【0051】尚、本実施の形態では、画像表示システム
への適用を主に説明してきたが、前述のように、必ずし
もディスプレイへの表示に限ることなく、他のハードウ
ェア、更にはソフトウェアにおいても適用することがで
きる。例えば、スキャナで読み込んだオリジナルデータ
を画像処理装置に対してブロック単位で転送し、この画
像処理装置では、本実施の形態におけるダブルスケーリ
ング方式を用いてメモリに格納する等である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多くのメモリを必要とすることなく、部分的な倍率変換
処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a),(b)は、本実施の形態が適用されたス
ケーリング方法の概略を説明するための図である。
【図2】 本実施の形態が適用された画像表示システム
のブロック図である。
【図3】 ダブルスケーリングを実行するための機能を
示したブロック図である。
【図4】 第1ブレゼンハム選択部52の構成を示した
ブロック図である。
【図5】 320ドットから512ドットへ拡大する際
に、第1ブレゼンハム選択部52にてなされる計算を示
した図である。
【図6】 第2ブレゼンハム選択部54の構成を示した
ブロック図である。
【図7】 32ドットを51ドットに拡大した場合の加
算率Mの値と加算器76入力のドット毎の値を表わした
図表である。
【図8】 100ドットから131ドットへの拡大の場
合に第1ブレゼンハム選択部52にてなされる計算を示
した図である。
【図9】 Q´=42の場合における加算率Mの値と加
算器76入力のドット毎の値を表わした図表である。
【図10】 (a)〜(c)は、従来のスケーリング方法を
説明するための図である。
【符号の説明】
10…ホスト(HOST)側、11…グラフィックスチッ
プ、12…グラフィックスメモリ、13…システムバ
ス、14…グラフィックスメモリバス、15…インター
フェイス(I/F)トランシーバ、29…デジタルI/Fラ
イン、30…パネル側、31…パネル制御チップ、32
…パネルメモリ、33…インターフェイス(I/F)レシ
ーバ、34…パネルデータ出力、35…パネル、36…
ポストプロセッサ、38…外部データバス、39…パネ
ル内データバス、51…パラメータ設定部、52…第1
ブレゼンハム選択部、53…基本ロジック部、54…第
2ブレゼンハム選択部、55…クロックレート変換部、
56,57,61,73,77…ラッチ、58,59…乗算
部、60,71,72,75,76…加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/262 H04N 5/262 (72)発明者 杉内 陽 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 山内 一詩 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 5B057 CA08 CA16 CB08 CB16 CD06 CH08 5C006 AB01 AF03 AF04 AF47 BB11 FA44 5C023 AA02 AA38 CA01 5C076 AA21 AA36 BB04 BB13 BB24 BB26 CB01 5C080 AA10 BB05 DD22 EE21 GG12 JJ01 JJ02

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 mドット幅(mは整数)を有するブロック
    に分割されたオリジナルデータを、n/m倍(nは非整
    数)に変換するデータ変換方法であって、 前記nを挟んで連続する2個の整数の一つを用いた第1
    のドット幅を有するブロックと、もう一つの整数を用い
    た第2のドット幅を有するブロックとを選定し、 前記オリジナルデータを構成するmドット幅を有する所
    定ブロックを前記第1のドット幅を有するデータに応じ
    て倍率変換し、 前記オリジナルデータを構成するmドット幅を有する所
    定ブロックを前記第2のドット幅を有するデータに応じ
    て倍率変換し、 倍率変換された前記第1のドット幅を有するデータと倍
    率変換された前記第2のドット幅を有するデータとを順
    次、選択することを特徴とするデータ変換方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のドット幅を有するブロックと
    前記第2のドット幅を有するブロックとを誤差が最小と
    なるように選択し、その選択によるドット幅とその倍率
    に基づいて、倍率変換されたデータを混合することを特
    徴とする請求項1記載のデータ変換方法。
  3. 【請求項3】 選定されるブロックは、縦のドットおよ
    び横のドットの少なくとも1つが前記第1のドット幅ま
    たは前記第2のドット幅を有することを特徴とする請求
    項1記載のデータ変換方法。
  4. 【請求項4】 第1座標軸の系からブロックで形成され
    るデータを入力し、当該第1座標軸の系とは異なる第2
    座標軸の系に対してスケーリングを施して入力された当
    該データを変換するデータ変換方法であって、 前記第2座標軸の系では、 整数で決定される所定のブロックだけでスケーリングを
    施した際に生じる誤差を、整数で決定される他のブロッ
    クにて吸収するように複数のブロックを選定し、 選定された前記複数のブロックを混合した形でスケーリ
    ングを施し、 前記第1の座標軸の系から順次、入力されるブロックに
    含まれるデータを、スケーリングにより割り振られた前
    記複数のブロックに対応して順次、変換することを特徴
    とするデータ変換方法。
  5. 【請求項5】 前記スケーリングは、ブレゼンハムのロ
    ジックを用いて前記所定のブロックと前記他のブロック
    とを選定し、選定された当該所定のブロックと当該他の
    ブロックとを混合した形でスケーリングすることを特徴
    とする請求項4記載のデータ変換方法。
  6. 【請求項6】 ホスト側から出力された第1の解像度に
    よる画像データに変換を施し、第2の解像度によるディ
    スプレイに対して表示する画像表示方法であって、 前記ホスト側から前記画像データをmドット幅(mは整
    数)を有するブロックの単位で入力し、 前記第1の解像度と前記第2の解像度との関係から前記
    mドット幅をn/m倍(nは非整数)に変換する際に、当
    該nを挟む連続する2個の整数の一つを用いた第1のド
    ット幅を有するブロックと、もう一つの整数を用いた第
    2のドット幅を有するブロックとを選定し、 選定された前記第1のドット幅を有するブロックと前記
    第2のドット幅を有するブロックとを混合してスケーリ
    ングを施し、 施された前記スケーリングに基づいて入力された前記m
    ドット幅を有するブロックを適宜、変換して表示するこ
    とを特徴とする画像表示方法。
  7. 【請求項7】 前記第1のドット幅を有するブロックと
    前記第2のドット幅を有するブロックとの混合は、前記
    第2の解像度の縦または横に対して端数の出ない状態に
    てスケーリングされることを特徴とする請求項6記載の
    画像表示方法。
  8. 【請求項8】 第1のドット幅を有するオリジナルデー
    タを第2のドット幅に展開する画像処理装置であって、 前記オリジナルデータをmドット幅(mは整数)のブロッ
    ク単位で入力する入力手段と、 前記第1のドット幅、前記第2のドット幅、および前記
    mドット幅から、当該第2のドット幅に展開される際に
    含まれるブロックのドット数と端数とを算出する算出手
    段と、 前記算出手段により算出された端数から、入力されたブ
    ロック単位に対応するものとして、前記ドット数を有す
    るブロックおよび前記端数を補間するための補間ドット
    数を有するブロックの何れか1つを決定する決定手段
    と、 前記決定手段により決定された前記ドット数を有するブ
    ロックまたは前記補間ドット数を有するブロックに応じ
    て、入力されたブロック単位のオリジナルデータを展開
    する展開手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記決定手段は、ブレゼンハムのロジッ
    クを用いて前記ドット数を有するブロックおよび前記補
    間ドット数を有するブロックを適宜、選択することを特
    徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 Pドット幅(Pは整数)を有するオリジ
    ナルデータをRドット幅(Rは整数)に展開する画像処理
    装置であって、 前記オリジナルデータをmドット幅(mは整数)のブロッ
    ク単位で入力する入力手段と、 R×m/Pに基づいて決定される整数からなるドット数
    を有する所定のブロックと、当該ドット数+1のドット
    数を有する他のブロックとを、前記入力手段により入力
    されたブロック単位で、適宜、選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された前記所定のブロックまた
    は前記他のブロックに合わせて、前記入力手段により入
    力されるブロック単位の前記オリジナルデータを変換す
    る変換手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 mドット幅(mは整数)を有するブロッ
    クに分割されたオリジナルデータを、n/m倍 (nは非
    整数)に変換する画像処理装置であって、 前記nを挟んで連続する2個の整数の一つを用いた第1
    のドット幅を有するブロックと、もう一つの整数を用い
    た第2のドット幅を有するブロックとを選定するブロッ
    ク選定手段と、 前記オリジナルデータを構成するmドット幅を有する所
    定ブロックを前記第1のドット幅を有するデータに応じ
    て倍率変換する第1の倍率変換手段と、 前記オリジナルデータを構成するmドット幅を有する所
    定ブロックを前記第2のドット幅を有するデータに応じ
    て倍率変換する第2の倍率変換手段と、 前記第1の倍率変換手段により倍率変換された前記第1
    のドット幅を有するデータと、前記第2の倍率変換手段
    により倍率変換された前記第2のドット幅を有するデー
    タとを順次、選択する選択手段と、を備えたことを特徴
    とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 画像を表示するためのパネルと、 アプリケーションを実行するホスト装置から表示すべき
    画像データをブロック単位で受信する画像データ受信手
    段と、 前記画像データ受信手段により受信したブロック単位の
    画像データに対し、第1のドット幅を有するブロックま
    たは第2のドット幅を有するブロックに対応して倍率変
    換を施す倍率変換手段と、 前記倍率変換手段により変換された変換画像データを展
    開するためのパネルメモリと、 前記パネルメモリに展開された前記変換画像データを前
    記パネルに書き込むパネル制御手段と、を備えたことを
    特徴とする画像表示装置。
  13. 【請求項13】 前記画像データ受信手段は、mドット
    幅(mは整数)のブロック単位で画像データを受信し、 前記倍率変換手段は、前記画像データをn/m倍(nは非
    整数)に拡大する際に当該nの整数部分を前記第1のド
    ット幅として選定し、当該第1のドット幅に1加算した
    値を第2のドット幅として選定することを特徴とする請
    求項12記載の画像表示装置。
  14. 【請求項14】 表示すべき画像データはPドット幅
    (Pは整数)のデータであり、 前記パネルではRドット幅(Rは整数)に拡大されて表示
    され、 前記nは、R×m/Pであることを特徴とする請求項1
    3記載の画像表示装置。
  15. 【請求項15】 前記倍率変換手段は、前記画像データ
    の水平側および垂直側に対してそれぞれ倍率変換を施す
    ことを特徴とする請求項12記載の画像表示装置。
  16. 【請求項16】 ホスト側から出力された第1の解像度
    による画像データに変換を施し、第2の解像度によるデ
    ィスプレイに対して表示する画像表示装置であって、 前記ホスト側から前記画像データをmドット幅(mは整
    数)を有するブロックの単位で入力する入力手段と、 前記第1の解像度と前記第2の解像度との関係から前記
    mドット幅をn/m倍(nは非整数)に変換する際に、当
    該nを挟む連続する2個の整数の一つを用いた第1のド
    ット幅を有するブロックと、もう一つの整数を用いた第
    2のドット幅を有するブロックとを選定するブロック選
    定手段と、 選定された前記第1のドット幅を有するブロックと前記
    第2のドット幅を有するブロックとを混合してスケーリ
    ングを施すスケーリング手段と、 施された前記スケーリングに基づいて入力された前記m
    ドット幅を有するブロックを適宜、変換して表示する表
    示手段と、を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  17. 【請求項17】 アプリケーションを実行すると共に、
    Pドット幅(Pは整数)の画像データを幅mドット数(m
    は整数)とするブロック単位にて送信するホストと、 前記ホストに接続されて、Pドット幅の前記画像データ
    をRドット幅(Rは整数)に倍率変換して表示するディス
    プレイと、を備え、 前記ディスプレイは、 R×m/Pで求められる値の整数値をドット幅とするブ
    ロックと、当該整数値に1加算した加算整数値をドット
    幅とするブロックとを用いてスケーリングを施すスケー
    リング手段と、 前記スケーリング手段により施されたスケーリングに基
    づいて、前記ホストから受信したブロック単位の前記画
    像データを倍率変換する変換手段と、を含むことを特徴
    とする画像表示システム。
  18. 【請求項18】 前記スケーリング手段は、R×m/P
    で求められる値が端数を含む場合に、前記整数値をドッ
    ト幅とするブロックと前記加算整数値をドット幅とする
    ブロックとを用いてスケーリングを施すと共に、当該整
    数値をドット幅とするブロックと当該加算整数値をドッ
    ト幅とするブロックとを混ぜ合わせて誤差の処理を行う
    ことを特徴とする請求項17記載の画像表示システム。
  19. 【請求項19】 生成されたPドット幅(Pは整数)のオ
    リジナルデータを幅mドット数(mは整数)とするブロッ
    ク単位にて送信する送信装置と、 前記送信装置から前記オリジナルデータを受信して、P
    ドット幅の当該オリジナルデータをRドット幅(Rは整
    数)に倍率変換して蓄積する画像処理装置とを備え、 前記画像処理装置は、 R×m/Pで求められる値が端数を含む非整数値である
    場合に、この値の整数値をドット幅とするブロックと当
    該整数値に1加算した加算整数値をドット幅とするブロ
    ックとを用いて、Rドット幅に対してスケーリングを施
    すスケーリング手段と、 前記スケーリング手段により施されたスケーリングに基
    づき、対応するブロックに応じて、前記送信装置から受
    信したブロック単位の前記オリジナルデータを倍率変換
    する変換手段と、 前記変換手段により変換された変換データをメモリに格
    納する格納手段と、を含むことを特徴とする画像処理シ
    ステム。
  20. 【請求項20】 前記スケーリング手段は、前記端数に
    基づく誤差を解消するように、前記整数値をドット幅と
    するブロックまたは前記加算整数値をドット幅とするブ
    ロックを選択してスケーリングを施すことを特徴とする
    請求項19記載の画像処理システム。
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