JP4182575B2 - 記憶装置および画像データ処理装置 - Google Patents

記憶装置および画像データ処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4182575B2
JP4182575B2 JP31813398A JP31813398A JP4182575B2 JP 4182575 B2 JP4182575 B2 JP 4182575B2 JP 31813398 A JP31813398 A JP 31813398A JP 31813398 A JP31813398 A JP 31813398A JP 4182575 B2 JP4182575 B2 JP 4182575B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
circuit
read
output
texture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP31813398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000148578A (ja
Inventor
俊明 志野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP31813398A priority Critical patent/JP4182575B2/ja
Priority to EP99308797A priority patent/EP1001378A3/en
Priority to US09/435,985 priority patent/US6466219B1/en
Publication of JP2000148578A publication Critical patent/JP2000148578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4182575B2 publication Critical patent/JP4182575B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/005General purpose rendering architectures

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Generation (AREA)
  • Memory System (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Image Input (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記憶装置および画像データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
種々のCAD(Computer Aided Design) システムや、アミューズメント装置などにおいて、コンピュータグラフィックスがしばしば用いられている。特に、近年の画像処理技術の進展に伴い、3次元コンピュータグラフィックスを用いたシステムが急速に普及している。
このような3次元コンピュータグラフィックスでは、各画素(ピクセル)に対応する色を決定するときに、各画素の色の値を計算し、この計算した色の値を、当該画素に対応するディスプレイバッファ(フレームバッファ)のアドレスに書き込むレンダリング(Rendering) 処理を行う。
【0003】
レンダリング処理の手法の一つに、ポリゴン(Polygon)レンダリングがある。この手法では、立体モデルを三角形の単位図形(ポリゴン)の組み合わせとして表現しておき、このポリゴンを単位として描画を行うことで、表示画面の色を決定する。
【0004】
ポリゴンレンダリングでは、物理座標系における三角形の各頂点についての、座標(x,y,z)と、色データ(R,G,B)と、張り合わせのイメージパターンを示すテクスチャデータの同次座標(s,t)および同次項qの値とを入力とし、これらの値を三角形の内部で補間する処理が行われる。
ここで、同次項qは、簡単にいうと、拡大縮小率のようなもので、実際のテクスチャバッファのUV座標系における座標、すなわち、テクスチャ座標データ(u,v)は、同次座標(s,t)を同次項qで除算した「s/q」および「t/q」に、それぞれテクスチャサイズUSIZEおよびVSIZEを乗じたものとなる。
【0005】
図28は、3次元コンピュータグラフィックスシステムの基本的な概念を示すシステム構成図である。
この3次元コンピュータグラフィックスシステムにおいては、グラフィックス描画等のデータは、メインプロセッサ1のメインメモリ2、あるいは外部からのグラフィックスデータを受けるI/Oインタフェース回路3からメインバス4を介してレンダリングプロセッサ5a、フレームバッファメモリ5bを有するレンダリング回路5に与えられる。
【0006】
レンダリングプロセッサ5aには、表示するためのデータを保持することを目的とするフレームバッファ5bと、描画する図形要素(たとえば三角形)の表面に張り付けるテクスチャデータを保持しているテクスチャメモリ6とが接続されている。
そして、レンダリングプロセッサ5aによって、図形要素毎に表面にテクスチャを張り付けた図形要素を、フレームバッファ5bに描画する処理が行われる。
【0007】
フレームバッファ5bおよびテクスチャメモリ6は、一般的にDRAM(Dynamic Random Access Memory)により構成される。
また、フレームバッファ5bおよびテクスチャメモリ6と、メインプロセッサ1との間には、通常、FIFO(First In First Out)回路が設けられている。
従来では、例えば、フレームバッファ5bやテクスチャメモリ6から読み出したデータをFIFO回路を介してメインプロセッサ1に出力する際に、コントローラがFIFO回路の空き領域(未記憶状態の記憶領域)を監視し、空き領域の容量が所定値以下になったときに、空き領域が無くなるまでフレームバッファ5bやテクスチャメモリ6に対して読み出し要求を連続して出力している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、1回の読み出し要求によって、複数の画素データを含む画像データが、フレームバッファ5bやテクスチャメモリ6からメインプロセッサ1に読み出される場合に、前述したように、ただ単に空き領域が無くなるまで読み出し要求を連続して出力したのでは、最後の読み出し要求に応じて読み出された画像データに含まれる一部の画素データが、空き領域が無いために、FIFO回路に書き込まれない事態が生じ得る。
その場合には、コントローラは、次にFIFO回路の空き領域の容量が所定値以下になったときに、前回と同じ画像データを再び読み出し、当該読み出した画像データのうち前回にFIFO回路に書き込まれなかった画素データを特定し、当該特定した画素データのみをFIFO回路に書き込むように制御を行う必要がある。そのため、コントローラの制御が複雑になり、コントローラの負荷が大きくなってしまうという問題がある。
【0009】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、FIFO回路の入力制御を簡単にできる記憶装置および画像データ処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の記憶装置は、1回の出力要求に応じて出力するデータのデータ量が相互に異なる複数のフォーマットのうち一のフォーマットのデータを出力するデータ出力回路と、前記データ出力回路から出力されたデータを入力して記憶する記憶回路と、前記記憶回路の記憶領域に所定量の空き領域が生じたときに、前記出力要求に応じて前記データ出力回路から前記記憶回路に出力された全ての前記データが前記空き領域に書き込まれるように、前記フォーマットに応じた回数の前記出力要求を前記データ出力回路に出力する制御回路とを有し、
前記制御回路は、前記記憶回路内の半分の記憶領域が空き状態になったときに、前記フォーマットに応じた回数の前記出力要求を前記データ出力回路に出力する
【0011】
本発明の記憶装置では、データ出力回路から出力されたデータが、記憶回路に記憶される。このとき、制御回路によって、前記記憶回路の記憶領域に所定量の空き領域が生じたときに、前記出力要求に応じて前記データ出力回路から前記記憶回路に出力された全ての前記データが前記空き領域に書き込まれるように、前記フォーマットに応じた回数の前記出力要求が前記データ出力回路に出力される。
【0013】
また、本発明の記憶装置は、好ましくは、前記記憶回路は、FIFO回路である。
【0014】
また、本発明の第1の観点の画像データ処理装置は、読み出し要求を受けたとき、1回の前記読み出し要求によって読み出しを行う有効な画素データのデータ量が相互に異なる複数のフォーマットの画像データを記憶可能な第1の記憶回路と、前記第1の記憶回路から読み出された前記有効な画素データを入力して記憶する第2の記憶回路と、前記第2の記憶回路の記憶領域に所定量の空き領域が生じたときに、前記読み出し要求によって前記第1の記憶回路から前記第2の記憶回路に出力された全ての前記有効な画素データが前記空き領域に書き込まれるように、前記フォーマットに応じた回数の前記読み出し要求を前記第1の記憶回路に出力する制御回路と、前記第2の記憶回路から読み出された画素データに基づいて画像処理を行う画像処理回路と、前記第1の記憶回路から読み出される前記画像データのフォーマットと、前記画像処理回路が入力する前記画素データを含む画像データのフォーマットとが異なる場合に、前記第2の記憶回路から読み出された画素データを含む画像データを前記画像処理回路が入力する画像データのフォーマットに、画素データ単位で並べ替える、並べ替え回路とを有する。
【0015】
さらに、本発明の第2の観点の画像データ処理装置は、単位図形の頂点について、3次元座標(x,y,z)、R(赤),G(緑),B(青)データ、テクスチャ同次座標(s,t)および同次項qを含むポリゴンレンダリングデータを用いてレンダリング処理を行う画像データ処理装置であって、
当該画像データ処理装置に入力された、前記単位図形の頂点のポリゴンレンダリングデータを補間して、前記単位図形内に位置する画素の補間データを生成する補間データ生成回路と、前記補間データ生成回路で生成された前記補間データに含まれるテクスチャ同次座標(s,t)を同次項qで除算して「s/q」および「t/q」を生成し、当該「s/q」および「t/q」に応じたテクスチャアドレスを用いて前記第1の記憶回路から読み出されたテクスチャデータを、図形要素の表面への張り付け処理を行って表示データを生成するテクスチャ処理回路と、前記テクスチャ処理回路で処理された、1回の前記読み出し要求によって読み出される有効な画素データのデータ量が相互に異なる複数のフォーマットを持ち、前記表示データと、少なくとも一つの図形要素が必要とする前記テクスチャデータとを記憶する第1の記憶回路と、前記第1の記憶回路から読み出された前記有効な画素データを入力して記憶する第2の記憶回路と、前記第2の記憶回路の記憶領域に所定量の空き領域が生じたときに、前記読み出し要求によって前記第1の記憶回路から前記第2の記憶回路に出力された全ての前記有効な画素データが前記空き領域に書き込まれるように、前記フォーマットに応じた回数の前記読み出し要求を前記第1の記憶回路に出力する制御回路と、前記第2の記憶回路から読み出された画素データを出力するインタフェース回路とを有する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本実施形態においては、パーソナルコンピュータなどに適用される、任意の3次元物体モデルに対する所望の3次元画像をCRT(Cathode Ray Tube)などのディスプレイ上に高速に表示する3次元コンピュータグラフィックスシステムについて説明する。
【0017】
図1は、本発明に係る画像処理装置としての3次元コンピュータグラフィックスシステム10のシステム構成図である。
【0018】
3次元コンピュータグラフィックスシステム10は、立体モデルを単位図形である三角形(ポリゴン)の組み合わせとして表現し、このポリゴンを描画することで表示画面の各画素の色を決定し、ディスプレイに表示するポリゴンレンダリング処理を行うシステムである。
また、3次元コンピュータグラフィックスシステム10では、平面上の位置を表現する(x,y)座標の他に、奥行きを表すz座標を用いて3次元物体を表し、この(x,y,z)の3つの座標で3次元空間の任意の一点を特定する。
【0019】
図1に示すように、3次元コンピュータグラフィックスシステム10は、メインプロセッサ11、メインメモリ12、I/Oインタフェース回路13、およびレンダリング回路14が、メインバス15を介して接続されている。
以下、各構成要素の機能について説明する。
【0020】
メインプロセッサ11は、例えば、アプリケーションの進行状況などに応じて、メインメモリ12から必要なグラフィックデータを読み出し、このグラフィックデータに対してクリッピング(Clipping)処理、ライティング(Lighting)処理などのジオメトリ(Geometry)処理などを行い、ポリゴンレンダリングデータを生成する。メインプロセッサ11は、ポリゴンレンダリングデータS11を、メインバス15を介してレンダリング回路14に出力する。
【0021】
I/Oインタフェース回路13は、必要に応じて、外部から動きの制御情報またはポリゴンレンダリングデータなどを入力し、これをメインバス15を介してレンダリング回路14に出力する。
【0022】
ここで、ポリゴンレンダリングデータは、ポリゴンの各3頂点の(x,y,z,R,G,B,s,t,q)のデータを含んでいる。
ここで、(x,y,z)データは、ポリンゴの頂点の3次元座標を示し、(R,G,B)データは、それぞれ当該3次元座標における赤、緑、青の輝度値を示している。
(s,t,q)データのうち、(s,t)は、対応するテクスチャの同次座標を示しており、qは同次項を示している。ここで、「s/q」および「t/q」に、それぞれテクスチャサイズUSIZEおよびVSIZEを乗じてテクスチャ座標データ(u,v)が得られる。テクスチャバッファ147aに記憶されたテクスチャデータへのアクセスは、テクスチャ座標データ(u,v)を用いて行われる。
すなわち、ポリゴンレンダリングデータは、三角形の各頂点の物理座標値と、それぞれの頂点の色とテクスチャデータである。
【0023】
以下、レンダリング回路14について詳細に説明する。
図1に示すように、レンダリング回路14は、ホストインタフェース回路149、DDA(Digital Differential Anarizer) セットアップ回路141、トライアングルDDA回路142、テクスチャエンジン回路143、メモリインタフェース(I/F)回路144、CRTコントロール回路145、RAMDAC回路146、DRAM147およびSRAM(Static RAM)148を有する。
本実施形態におけるレンダリング回路14は、一つの半導体チップ内にロジック回路と少なくとも表示データとテクスチャデータとを記憶するDRAM147とが混載されている。
【0024】
DRAM147
DRAM147は、テクスチャバッファ147a、ディスプレイバッファ147b、zバッファ147cおよびテクスチャCLUT(Color Look Up Table) バッファ147dとして機能する。
また、DRAM147は、後述するように、同一機能を有する複数(本実施形態では4個)のモジュールに分割されている。
【0025】
また、DRAM147には、より多くのテクスチャデータを格納するために、インデックスカラーにおけるインデックスと、そのためのカラールックアップテーブル値が、テクスチャCLUTバッファ147dに格納されている。
インデックスおよびカラールックアップテーブル値は、テクスチャ処理に使われる。すなわち、通常はR,G,Bそれぞれ8ビットの合計24ビットでテクスチャ要素を表現するが、それではデータ量が膨らむため、あらかじめ選んでおいた例えば256色等の中から一つの色を選んで、そのデータをテクスチャ処理に使う。このことで256色であればそれぞれのテクスチャ要素は8ビットで表現できることになる。インデックスから実際のカラーへの変換テーブルは必要になるが、テクスチャの解像度が高くなるほど、よりコンパクトなテクスチャデータとすることが可能となる。
これにより、テクスチャデータの圧縮が可能となり、内蔵DRAMの効率良い利用が可能となる。
【0026】
さらにDRAM147には、描画と同時並行的に隠れ面処理を行うため、描画しようとしている物体の奥行き情報が格納されている。
なお、表示データと奥行きデータおよびテクスチャデータの格納方法としては、メモリブロックの先頭から連続して表示データが格納され、次に奥行きデータが格納され、残りの空いた領域に、テクスチャの種類毎に連続したアドレス空間でテクスチャデータが格納される。これにより、テクスチャデータを効率よく格納できることになる。
【0027】
図2は、DRAM147、SRAM148、並びに、DRAM147およびSRAM148へアクセスするメモリI/F回路144の具体的な構成例を示すブロック図である。
【0028】
図2に示すように、図1に示すDRAM147およびSRAM148は、前述したように4個のメモリモジュール200,210,220,230に分割されている。
【0029】
メモリモジュール200は、メモリ201,202を有する。
メモリ201は、DRAM147の一部を構成するバンク201A,201Bと、SRAM148の一部を構成するバンク201C,201Dとを有する。
また、メモリ202は、DRAM147の一部を構成するバンク202A,202Bと、SRAM148の一部を構成するバンク202C,202Dとを有する。
なお、SRAM148を構成するバンク201C,201D,202C,202Dに対しては同時アクセスが可能である。
【0030】
メモリモジュール210は、メモリ211,212を有する。
メモリ211は、DRAM147の一部を構成するバンク211A,211Bと、SRAM148の一部を構成するバンク211C,211Dとを有する。
また、メモリ212は、DRAM147の一部を構成するバンク212A,212Bと、SRAM148の一部を構成するバンク212C,212Dとを有する。
なお、SRAM148を構成するバンク211C,211D,212C,212Dに対しては同時アクセスが可能である。
【0031】
メモリモジュール220は、メモリ221,222を有する。
メモリ221は、DRAM147の一部を構成するバンク221A,221Bと、SRAM148の一部を構成するバンク221C,221Dとを有する。
また、メモリ222は、DRAM147の一部を構成するバンク222A,222Bと、SRAM148の一部を構成するバンク222C,222Dとを有する。
なお、SRAM148を構成するバンク221C,221D,222C,222Dに対しては同時アクセスが可能である。
【0032】
メモリモジュール230は、メモリ231,232を有する。
メモリ231は、DRAM147の一部を構成するバンク231A,231Bと、SRAM148の一部を構成するバンク231C,231Dとを有する。
また、メモリ232は、DRAM147の一部を構成するバンク232A,232Bと、SRAM148の一部を構成するバンク232C,232Dとを有する。
なお、SRAM148を構成するバンク231C,231D,232C,232Dに対しては同時アクセスが可能である。
【0033】
ここで、メモリモジュール200,210,220,230の各々は、図1に示すテクスチャバッファ147a、ディスプレイバッファ147b、Zバッファ147cおよびテクスチャCLUTバッファ147dの全ての機能を持つ。
すなわち、メモリモジュール200,210,220,230の各々は、対応する画素のテクスチャデータ、描画データ((R,G,B)データ)、zデータおよびテクスチャカラールックアップテーブルデータの全てを記憶する。
ただし、メモリモジュール200,210,220,230は、相互で異なる画素についてのデータを記憶する。
ここで、同時に処理される16画素についてのテクスチャデータ、描画データ、zデータおよびテクスチャカラールックアップテーブルデータが、相互に異なるバンク201A,201B,202A,202B,211A,211B,212A,212B,221A,221B,222A,222B,231A,231B,232A,232Bに記憶される。
これにより、メモリI/F回路144は、DRAM147に対して、例えば8(X方向)×2画素(Y方向)の16画素についてのデータが同時に書き込むことが可能になる。
なお、読み出しは、例えば、8(X方向)×1画素(Y方向)の8画素についてデータが同時に読み出すことが可能になる。
なお、メモリI/F回路144は、後述するように、いわゆる所定のインターリーブ方式のアドレッシングに基づいてDRAM147へのアクセス(書き込み)を行う。
【0034】
図3は、DRAM147のバッファ(例えばテクスチャバッファ)としての構成例を示す概略図である。
図3に示すように、2×8画素(ピクセル)の領域でメモリアクセスされたデータは、ページ(ロウ)やブロック(カラム)と呼ばれる領域に格納される。
各ロウROW0〜ROWn+1 は、図3(a)に示すように、それぞれ4個のカラム(ブロック)M0A,M0B,M1A,M1Bに区分けされている。
そして、書き込み時には、X方向およびY方向について偶数のバウンダリ、読み出し時には、X方向について8の倍数のバウンダリ、Y方向については任意バウンダリの領域でアクセスが行われる。
【0035】
なお、バンク201C,201D,202C,202D,211C,211D,212C,212D,221C,221D,222C,222D,231C,231D,232C,232Dには、それぞれバンク201A,201B,202A,202B,211A,211B,212A,212B,221A,221B,222A,222B,231A,231B,232A,232Bに記憶されているテクスチャデータが記憶される。
【0036】
次に、インターリーブ方式のアドレッシングに基づくテクスチャバッファ147aにおけるテクスチャデータの記憶パターンについて、図4〜図6に関連付けてさらに詳細に説明する。
図4はテクスチャデータに含まれる同時にアクセスが行われるカラーデータ(画素データ)を説明するための図、図5はテクスチャデータを構成する単位ブロックを説明するための図、図6はテクスチャバッファのアドレス空間を説明するするための図である。
【0037】
本実施形態の場合、図4に示すように、テクスチャデータに含まれる、2×8のマトリクス状に配置された画素の色データを示すカラーデータpix0 〜pix15が、同時にアクセスされる。
【0038】
カラーデータpix0 〜pix15は、テクスチャバッファ147aを構成するSRAM148の異なるバンクに記憶される必要がある。
本実施形態では、カラーデータpix0 ,pix1 ,pix8 ,pix9 が、それぞれ図2に示すメモリ201のバンク201C,201Dおよびメモリ202のバンク202C,202Dに記憶される。また、カラーデータpix2 ,pix3 ,pix10,pix11が、それぞれ図2に示すメモリ211のバンク211C,211Dおよびメモリ212のバンク212C,212Dに記憶される。また、カラーデータpix4 ,pix5 ,pix12,pix13が、それぞれ図2に示すメモリ221のバンク221C,221Dおよびメモリ222のバンク222C,222Dに記憶される。さらに、カラーデータpix6 ,pix7 ,pix14,pix15が、それぞれ図2に示すメモリ231のバンク231C,231Dおよびメモリ232のバンク232C,232Dに記憶される。
【0039】
本実施形態では、同時に処理される矩形領域内に位置する画素のカラーデータpix0 〜pix15の組を単位ブロックRi と呼び、例えば、1枚のイメージを示すテクスチャデータは、図5に示すように、B×Aのマトリクス状に配置された単位ブロックR0 〜RBA-1からなる。
単位ブロックR0 〜RBA-1は、図6に示すように、1次元のアドレス空間で連続したアドレスを持つように、テクスチャバッファ147aを構成するDRAM147に記憶されている。また、各単位ブロックR0 〜RBA-1内のカラーデータpix0 〜pix15は、1次元のアドレス空間内で連続したアドレスを持つように、SRAM148の相互に異なるバンクに記憶される。
すなわち、テクスチャバッファ147aには、同時にアクセスが行われるカラーデータからなる単位ブロックが、一次元のアドレス空間で連続したアドレスを持つように記憶される。
【0040】
ホストインタフェース回路149
ホストインタフェース回路149は、レンダリング回路14の外部でメインバス15に接続され、レンダリング回路14の内部でDDAセットアップ回路141およびメモリI/F回路144に接続されている。
ホストインタフェース回路149は、後述するように、メモリI/F回路144と、メインプセッサ11およびI/Oインタフェース回路13との間で通信を行う際のインタフェースとなる。
【0041】
DDAセットアップ回路141
DDAセットアップ回路141は、後段のトライアングルDDA回路142において物理座標系上の三角形の各頂点の値を線形補間して、三角形の内部の各画素の色と深さ情報を求めるに先立ち、ポリゴンレンダリングデータS11が示す(z,R,G,B,s,t,q)データについて、三角形の辺と水平方向の差分などを求めるセットアップ演算を行う。
このセットアップ演算は、具体的には、開始点の値と終点の値と、開始点と終点との距離を用いて、単位長さ移動した場合における、求めようとしている値の変分を算出する。
DDAセットアップ回路141は、算出した変分データS141をトライアングルDDA回路142に出力する。
【0042】
トライアングルDDA回路142
トライアングルDDA回路142は、DDAセットアップ回路141から入力した変分データS141を用いて、三角形内部の各画素における線形補間された(z,R,G,B,s,t,q)データを算出する。
トライアングルDDA回路11は、各画素の(x,y)データと、当該(x,y)座標における(z,R,G,B,s,t,q)データとを、DDAデータ(補間データ)S142としてテクスチャエンジン回路143に出力する。
例えば、トライアングルDDA回路142は、並行して処理を行う矩形内に位置する8(=2×4)画素分のDDAデータS142をテクスチャエンジン回路143に出力する。
【0043】
テクスチャエンジン回路143
テクスチャエンジン回路143は、「s/q」および「t/q」の算出処理、テクスチャ座標データ(u,v)の算出処理、テクスチャバッファ147aからの(R,G,B)データの読み出し処理等をパイプライン方式で行う。
なお、テクスチャエンジン回路143は、例えば所定の矩形内に位置する8画素についての処理を同時に並行して行う。
【0044】
テクスチャエンジン回路143は、DDAデータS142が示す(s,t,q)データについて、sデータをqデータで除算する演算と、tデータをqデータで除算する演算とを行う。
テクスチャエンジン回路143には、例えば図示しない除算回路が8個設けられており、8画素についての除算「s/q」および「t/q」が同時に行われる。
【0045】
また、テクスチャエンジン回路143は、除算結果である「s/q」および「t/q」に、それぞれテクスチャサイズUSIZEおよびVSIZEを乗じて、テクスチャ座標データ(u,v)を生成する。
また、テクスチャエンジン回路143は、メモリI/F回路144を介して、SRAM148あるいはDRAM147に、生成したテクスチャ座標データ(u,v)を含む読み出し要求を出力し、メモリI/F回路144を介して、SRAM148あるいはテクスチャバッファ147aに記憶されているテクスチャデータを読み出すことで、(s,t)データに対応したテクスチャアドレスに記憶された(R,G,B)データS148を得る。
ここで、SRAM148には、前述したようにテクスチャバッファ147aに格納されているテクスチャデータが記憶される。
テクスチャエンジン回路143は、読み出した(R,G,B)データS148の(R,G,B)データと、前段のトライアングルDDA回路142からのDDAデータS142に含まれる(R,G,B)データとを、それぞれ掛け合わせるなどして、カラーデータS143を生成する。
テクスチャエンジン回路143は、このカラーデータS143をメモリI/F回路144に出力する。
【0046】
なお、テクスチャバッファ147aには、MIPMAP(複数解像度テクスチャ)などの複数の縮小率に対応したテクスチャデータが記憶されている。ここで、何れの縮小率のテクスチャデータを用いるかは、所定のアルゴリズムを用いて、前記三角形単位6決定される。
【0047】
テクスチャエンジン回路143は、フルカラー方式の場合には、テクスチャバッファ147aから読み出した(R,G,B)データを直接用いる。
一方、テクスチャエンジン回路143は、インデックスカラー方式の場合には、あらかじめ作成したカラールックアップテーブル(CLUT)をテクスチャCLUTバッファ147dから読み出して、内蔵するSRAMに転送および記憶し、このカラールックアップテーブルを用いて、テクスチャバッファ147aから読み出したカラーインデックスに対応する(R,G,B)データを得る。
【0048】
メモリI/F回路144
メモリI/F回路144は、テクスチャエンジン回路143から入力したカラーデータS143に対応するzデータと、zバッファ147cに記憶されているzデータとの比較を行い、入力したカラーデータS143によって描画される画像が、前回、ディスプレイバッファ147bに書き込まれた画像より、手前(視点側)に位置するか否かを判断し、手前に位置する場合には、画像データS143に対応するzデータでzバッファ147cに記憶されたzデータを更新する。また、メモリI/F回路144は、(R,G,B)データをディスプレイバッファ147bに書き込む。
さらに、メモリI/F回路144は、テクスチャエンジン回路143からのSRAM148に、生成されたテクスチャ座標データ(u,v)を含む読み出し要求を受けた場合には、SRAM148に記憶された(R,G,B)データS148を読み出す。
また、メモリI/F回路144は、CRTコントロール回路145から表示データを読み出す要求を受けた場合には、この要求に応じて、ディスプレイバッファ147bから一定の固まり、例えば8画素あるいは16画素単位で表示データを読み出す。
【0049】
また、メモリI/F回路144は、DRAM147から読み出したデータをホストインタフェース回路149に出力する。
【0050】
メモリI/F回路144は、DRAM147およびSRAM148へのアクセス(書き込みまたは読み出し)を行うが、書き込み経路と読み出し経路とが別経路として構成されている。
すなわち、書き込みの場合には書き込みアドレスADRWとカラーデータcdwが書き込み系回路で処理されてDRAM147に書き込み、読み出しの場合には読み出し系回路で処理されてDRAM147またはSRAM148から読み出す。
そして、メモリI/F回路144は、所定のインターリーブ方式のアドレッシングに基づいてDRAM147へのアクセスを、書き込みを16画素単位、読み出しを8画素単位で行う。
【0051】
以下に、メモリI/F回路144の具体的な構成例について、図2にを参照しながら説明する。
【0052】
メモリI/F回路144は、図2に示すように、ディストリビュータ300、アドレスコンバータ310,320,330,340、メモリコントローラ350,360,370,380、読み出しコントローラ390およびデータ並べ替え部400を有する。
【0053】
〔ディストリビュータ300〕
ディストリビュータ300は、書き込み時に、データ並べ替え部400から8画素分のカラーデータcwdおよび書き込みアドレスADRW2 を入力し、これらから16画素分のカラーデータを生成した後に、各々4画素分のデータからなる4つの画像データS301,S302,S303,S304に分割し、その画像データおよび書き込みアドレスをそれぞれアドレスコンバータ310,320,330,340に出力する。
ここで、1画素分の(R,G,B)データは各々32ビット、zデータは32ビットからなる。
【0054】
〔アドレスコンバータ310,320,330,340〕
アドレスコンバータ310,320,330,340は、書き込み時に、ディストリビュータ300から入力した(R,G,B)データおよびzデータに対応したアドレスを、それぞれメモリモジュール200,210,220,230内のアドレスに変換し、それぞれ変換したアドレスS310,S320,S330,S340と分割された画像データをメモリコントローラ350,360,370,380に出力する。
【0055】
図7は、このディストリビュータ300の画像データ処理(ピクセル処理)を模式的に示す図である。
この図は、前述した図3〜図6に対応するものであり、ディストリビュータ300は、DRAM147に対して、例えば2×8画素の16画素についてのデータが同時にアクセス可能になるように画像データ処理を行う。
そして、読み出し動作では、X方向について8の倍数のバウンダリ、かつY方向について任意のバウンダリでの領域でアクセスを行い、書き込み動作では、X方向およびY方向について偶数のバウンダリの領域でアクセスを行うようなアドレッシングとなるように画像データの処理を行う。
これによりDRAM147は、アクセスの先頭がメモリセル番号MCN「1」,「2」,「3」にはならず、必ずメモリセル番号MCN「0」となり、ページ違反の発生等が防止される。
また、ディストリビュータ300は、各DRAMモジュール220〜230に対して、カラーデータを、表示領域において隣接した部分は、異なるDRAMモジュールとなる配置するとなるように画像データの処理を行う。
これにより、三角形のような平面を描画する場合には面で同時に処理できることになるため、それぞれのDRAMモジュールの動作確率は非常に高くなっている。
【0056】
〔メモリコントローラ350,360,370,380〕
メモリコントローラ350,360,370,380は、それぞれ書き込み系配線群401W,402W,411W,412W,421W,422W,431W,432W、並びに読み出し系配線群401R,402R,411R,412R,421R,422R,431R,432Rを介してメモリモジュール200,210,220,230に接続されており、書き込み時および読み出し時にメモリモジュール200,210,220,230に対してのアクセスを制御する。
【0057】
具体的には、書き込み時には、メモリコントローラ350,360,370,380は、ディストリビュータ300から出力され、アドレスコンバータ350,360,370,380から入力した4画素分の(R,G,B)データおよびzデータを、書き込み系配線群401W,402W,411W,412W,421W,422W,431W,432Wを介してメモリモジュール200,210,220,230に同時に書き込む。
このとき、例えば、メモリモジュール200では、前述したように、バンク201A,201B,202A,202Bの各々に、1画素分の(R,G,B)データおよびzデータが記憶される。メモリモジュール210,220,230についても同じである。
【0058】
また、各メモリコントローラ350,360,370,380は、自身のステートマシンがいわゆるアイドル(IDLE)状態にあるときに、アイドル信号S350,S360,S370,S380を読み出しコントローラ390にアクティブで出力し、このアイドル信号S350,S360,S370,S380に応答した読み出しコントローラ390による読み出しアドレスおよび読み出し要求信号S391を受けて、読み出し系配線群401R,402R,411R,412R,421R,422R,431R,432Rを介してデータの読み出しを行い、読み出し系配線群351,361,371,381、並びに配線群440を介して読み出しコントローラ390に出力する。
【0059】
なお、本実施形態では、書き込み系配線群401W,402W,411W,412W,421W,422W,431W,432W、並びに読み出し系配線群401R,402R,411R,412R,421R,422R,431R,432Rの配線本数は128本(128ビット)、読み出し系配線群351,361,371,381の配線本数は256本(256ビット)、ならびに読み出し系配線群440の配線本数は1024本(1024ビット)である。
【0060】
〔読み出しコントローラ390〕
読み出しコントローラ390は、アドレスコンバータ391およびデータ演算処理部392により構成されている。
アドレスコンバータ391は、読み出しアドレスADRR2 を受けた場合、メモリコントローラ350,360,370,380からのアイドル信号S350,S360,S370,S380をすべてアクティブで受けると、このアイドル信号S350,S360,S370,S380に応答して、8画素単位で読み出しを行うように、読み出しアドレスおよび読み出し要求信号S391を各メモリコントローラ350,360,370,380に出力する。
データ演算部392は、読み出しアドレスおよび読み出し要求信号S391に応答して各メモリコントローラ350,360,370,380で読み出された8画素あるいは16画素単位の、テクスチャデータ、(R,G,B)データ、zデータおよびテクスチャカラールックアップテーブルデータを配線群440を介して入力し、所定の演算処理を行って、データ並べ替え部400でデータ並べ替えを行った後に、要求先、例えばホストインタフェース回路149に出力する。また、DRAM147の記憶領域内において一の矩形領域からデータを読み出して他の矩形領域に書き込む場合にも、読み出しコントローラ390、データ並べ替え部400およびディストリビュータ300を介してデータ転送が行われる。
【0061】
読み出しコントローラ390は、上述したように、メモリコントローラ350,360,370,380のすべてがアイドル状態にあるときに、読み出しアドレスおよび読み出し要求信号S391をメモリコントローラ350,360,370,380に出力して読み出しデータを受けることから、読み出すデータの同期をとることができる。
したがって、読み出しコントローラ390は、データを一時的に保持するFIFO(First In First Out)回路等の保持回路を設ける必要がなく、回路規模の縮小化が図られている。
【0062】
〔データ並べ替え部400〕
データ並べ替え部400は、「Host to Local」、「Localto Host」、「Local to Local」の3つの転送モードを有し、各々の転送モードに応じてデータの並べ替えを行う。
データ並べ替え部400は、例えば、テクスチャエンジン回路143から入力した転送モード指示信号および画素データ長指示信号に基づいて、転送モードおよび1画素のデータ長を判断する。
なお、1画素のデータ長としては、例えば、32ビット、16ビット、8ビットおよび4ビットがある。
ここで、1画素のデータ長32ビットおよび16ビットは、テクスチャデータなどに用いられ、1画素のデータ長8ビットおよび4ビットは、インデックスデータなどに用いられる。
【0063】
データ並べ替え部400は、「Host to Local」転送モードにおいて、テクスチャエンジン回路143から入力した64ビット幅の転送データhwd(カラーデータS143)と書き込みアドレスADRW1 とから、256ビット幅のカラーデータcwdと、代表点座標(btrx,btry)およびバリッドフラグbtrvldを含むアドレスADRW2 とを生成し、これらをディストリビュータ300に出力する。
【0064】
また、データ並べ替え部400は、「Local to Host」転送モードにおいて、ホストインタフェース回路149から入力したアドレスADRR1 に応じたアドレスADRR2 を生成し、当該アドレスADRR2 に基づいて行われた読み出し動作によって、コントローラ390から入力した8画素分の256ビットのカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrを、パッキングして64ビット幅の転送データhrdを生成し、これをホストインタフェース回路149に出力する。
【0065】
さらに、データ並べ替え部400は、「Local to Local」転送モードにおいて、DRAM147の記憶領域内で一の矩形記憶領域からデータを読み出して他の矩形記憶領域に転送する(書き込む)際に、読み出しコントローラ390から8画素分の256ビットのカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrを入力し、これを転送先の矩形記憶領域の起点座標にあわせてシフトしてカラーデータcwdを生成し、当該カラーデータcwdと、転送先の書き込み動作で使用される代表点座標(btrx,btry)およびバリッドフラグbtrvldを含むアドレスADRW2 とをディストリビュータ300に出力する。
【0066】
図8は、図2に示すデータ並べ替え部400の構成図である。
図8に示すように、データ並べ替え部400は、FIFO(First In First Out)回路4101 〜4103 、ラッチ回路4104 データ並べ替え回路420、アドレス生成部430およびコントローラ440を有する。
【0067】
FIFO回路4101 は、例えば、64ビット幅で深さ3段のFIFO回路であり、コントローラ440からの制御信号S4401 に基づいて、テクスチャエンジン回路143から入力した64ビット幅の転送データhwdをFIFO方式でデータ並べ替え回路420に出力する。
FIFO回路4102 は、例えば、64ビット幅で深さ3段のFIFO回路であり、コントローラ440からの制御信号S4402 に基づいて、データ並べ替え回路420から入力した64ビット幅の転送データhrdをFIFO方式でホストインタフェース回路149に出力する。
【0068】
FIFO回路4103 は、例えば、64ビット幅で深さ16段のFIFO回路であり、コントローラ440からの制御信号S4403 に基づいて、読み出しコントローラ390から入力した各々32ビットの8画素分のカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrをFIFO方式でデータ並べ替え回路420に出力する。
FIFO回路4103 へのカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrの入力は、後述するように、コントローラ440によって制御される。
ラッチ回路4104 は、例えば、256ビット幅であり、コントローラ440からの制御信号S4404 に基づいて、データ並べ替え回路420から入力した256ビット幅のカラーデータcwd_aを図2に示すディストリビュータ300に出力する。
【0069】
図9は、図8に示すデータ並べ替え回路420の構成図である。
図9に示すように、データ並べ替え回路420は、シフト回路4501 ,4502 、セレクタ4510 〜4517 、ラッチ回路4520 〜4527 およびラッチ回路4530 〜4537 を有する。
【0070】
シフト回路4501 は、「Host to Local」転送を行う場合に、コントローラ440から入力した制御信号S4406 に基づいて、64ビット幅の転送データhwd、すなわち2画素分のカラーデータをLSB側に配置した256ビット(8画素)分のカラーデータをテクスチャエンジン回路143から入力し、当該カラーデータを32ビット単位でシフト処理して生成した256ビットのカラーデータmc_0a〜mc_7aを出力する。
【0071】
セレクタ4510 〜4517 は、制御信号S4406 に基づいて、それぞれ入力端子aを介して入力した32ビットのカラーデータmc_0a〜mc_7aと、入力端子bを介して入力した32ビットのカラーデータmc_0a〜mc_7aとのうち一方を選択して、出力端子aからラッチ回路4520 〜4527 に出力する。
【0072】
ラッチ回路4520 〜4527 は、制御信号S4406 に基づいて、それぞれセレクタ4510 〜4517 の出力端子cから出力した32ビットのカラーデータを、図8に示すFIFO回路4102 あるいはラッチ回路4104 に出力する。
ラッチ回路4530 〜4537 は、制御信号S4406 に基づいて、それぞれシフト回路4501 から入力したカラーデータmc_0a〜mc_7aを、シフト回路4502 と、図8に示すFIFO回路4102 あるいはラッチ回路4104 に出力する。
ここで、ラッチ回路4520 〜4527 の各々の32ビットの出力線は、それぞれラッチ回路4530 〜4537 の各々の32ビットの出力線と同じであり、それぞれラッチ回路4520 〜4527 とラッチ回路4530 〜4537 とのうち一方から32ビットのカラーデータが出力されるように制御される。
【0073】
シフト回路4502 は、ラッチ回路4530 〜4537 から入力した256ビットのカラーデータを32ビット単位でシフト処理して生成した各々32ビットのカラーデータmc_0b〜mc_7bを、それぞれセレクタ4510 〜4517 の入力端子bに出力する。
【0074】
以下、図8に示すデータ並べ替え部400におけるデータ並べ替え処理とアドレス生成部430におけるアドレス生成処理とを、各転送モードに分けて説明する。
なお、前述したように、DRAM147に対しての書き込みは、代表点を基準とした8画素(X方向)×2画素(Y方向)の16画素のカラーデータが記憶されている矩形記憶領域を単位として行われる。一方、DRAM147からの読み出しは、代表点を基準とした8画素(X方向)×1画素(Y方向)の8のカラーデータが記憶されている矩形記憶領域を単位として行われる。
【0075】
また、代表点のアドレスは、読み出し動作では、Y方向については任意のアドレスを指定できるが、X方向について8の倍数のアドレスしか指定できない。一方、代表点のアドレスは、書き込み動作では、X方向およびY方向の双方とも、2の倍数のアドレスしか指定できない。
【0076】
以下に示す並べ替え処理では、DRAM147の記憶領域における、図10に示すような、幅「3」、高さ「3」で起点座標が(5,5)の矩形記憶領域500に対してのカラーデータの読み出し動作および書き込み動作を伴う場合を例示して説明する。
【0077】
<「Host to Local」転送モード>
以下、テクスチャエンジン回路143から入力した図11に示す64ビット幅の転送データhwd0 〜hwd4 に含まれる8画素分の各々32ビット(1画素のデータ長が32ビット)のカラーデータpix0 〜pix8 を、図10に示す矩形記憶領域500に転送して書き込む場合の動作を説明する。
【0078】
この場合には、テクスチャエンジン回路143から、転送データhwdが、矩形記憶領域500の図10中左上端点からスキャンライン方向にX座標が増加する順番で与えられ、1スキャンライン終了後、次のスキャンラインのデータがX座標が増加する順番で与えられる。このとき、スキャンラインが異なるデータも64ビット内にパックされて与えられる。
【0079】
先ず、テクスチャエンジン回路143からの図11に示す各々64ビット幅の転送データhwd0 〜hwd4 が、図8に示すFIFO回路4101 を介して、データ並べ替え回路420に順に出力される。
そして、転送データhwd0 のカラーデータpix0 ,pix1 をLSBから順に配置した256ビットのカラーデータが、図9に示すシフト回路4501 において、図12(A)に示すように、32ビット単位でMSBに向けて「1」だけシフトされ、当該シフト後のカラーデータcwd_a0 が、図9に示すラッチ回路4530 〜4537 から図13(A)に示すカラーデータcwd0 として出力され、カラーデータcwd0 が図8に示すラッチ回路4104 を介して図2に示すディストリビュータ300に出力される。
【0080】
次に、転送データhwd1 のカラーデータpix2 ,pix3 をLSBから順に配置した256ビットのカラーデータが、図9に示すシフト回路4501 において、図12(B)に示すように、32ビット単位でMSBに向けて「1」だけシフトされ、当該シフト後のカラーデータcwd_a1 が、図9に示すラッチ回路4530 〜4537 から図13(B)に示すカラーデータcwd1 として出力され、カラーデータcwd1 が図8に示すラッチ回路4104 を介して図2に示すディストリビュータ300に出力される。
また、シフト後のカラーデータcwd_a1 は、セレクタ4510 〜4517 およびラッチ回路4520 〜4527 を介して、シフト回路4502 に出力される。
【0081】
次に、転送データhwd2 のカラーデータpix4 ,pix5 をLSBから順に配置した256ビットのカラーデータが、図9に示すシフト回路4501 において、図12(C)に示すように、32ビット単位でMSBに向けて「2」だけシフトされた後に、図9に示すセレクタ4510 〜4517 を介してラッチ回路4530 〜4537 に記憶される。
このとき、カラーデータpix4 ,pix5 が、ラッチ回路4532 ,4533 に記憶される。
また、前述したシフト回路4502 に出力された、図12(B)に示す256ビットのカラーデータcwd_a1 が、LSBに向けて「1」だけシフトされた後に、セレクタ4510 〜4517 を介してラッチ回路4520 〜4527 に記憶される。このとき、カラーデータpix3 が、ラッチ回路4521 に記憶される。
そして、ラッチ回路4530 ,4521 ,4532 〜4537 からの出力によって、図13(C)に示すように、カラーデータpix3 ,pix4 ,pix5 を含むカラーデータcwd2 が、図8に示すラッチ回路4104 を介して図2に示すディストリビュータ300に出力される。
【0082】
次に、転送データhwd3 のカラーデータpix6 ,pix7 をLSBから順に配置した256ビットのカラーデータが、図9に示すシフト回路4501 において、図12(D)に示すように、32ビット単位でMSBに向けて「1」だけシフトされ、当該シフト後のカラーデータcwd_a3 が、図9に示すラッチ回路4530 〜4537 から図13(D)に示すカラーデータcwd3 として出力され、カラーデータcwd3 が図8に示すラッチ回路4104 を介して図2に示すディストリビュータ300に出力される。
【0083】
次に、転送データhwd4 のカラーデータpix8 をLSBから順に配置した256ビットのカラーデータが、図9に示すシフト回路4501 において、図12(E)に示すように、32ビット単位でMSBに向けて「1」だけシフトされ、当該シフト後のカラーデータcwd_a4 が、図9に示すラッチ回路4530 〜4537 から図13(E)に示すカラーデータcwd4 として出力され、カラーデータcwd4 が図8に示すラッチ回路4104 を介して図2に示すディストリビュータ300に出力される。
【0084】
また、データ並べ替え部400では、上述したカラーデータcwd0 〜cwd4 に対応する代表点座標(btrx,btry)およびバリッドフラグbtrvldをアドレス生成部430において生成する。
代表点座標(btrx,btry)およびバリッドフラグbtrvldは、アドレスADRW2 内に含められ、ディストリビュータ300に出力される。
ここで、カラーデータcwd0 〜cwd4 に対応する、代表点座標を(btrx0 ,btry0 )〜(btrx4 ,btry4 )とし、バリッドフラグをbtrvld0 〜btrvld4 とする。
なお、アドレス生成部430における、アドレスADRW2 の生成は、図8に示すコントローラ440からの制御信号S4405 に基づいて行われる。
【0085】
また、バリッドフラグbtrvldは、16ビットからなり、前述したように8画素(X方向)×2画素(Y方向)の16画素分の矩形記憶領域(256×2ビット)を単位としてDRAM147に書き込みを行う際に、記憶内容の書き換えを行うか否かを、各画素の記憶領域毎に示している。バリッドフラグbtr座標vldの各ビットは、書き込みを行う単位である16画素分の記憶領域の各1画素分の記憶領域に対応している。バリッドフラグbtrvldの各ビットは、対応する記憶領域をマスクする場合(書き換えを行わない場合)に論理値「0」を示し、マスクしない場合(書き換えを行う場合)に論理値「1」を示している。
【0086】
ここで、1回の書き込みで使用されるカラーデータは8画素分の256ビットのデータであるため、当該カラーデータを、書き込みを行う記憶領域のうちY方向のアドレスが偶数の記憶領域に書き込む場合には、16ビットのバリッドフラグbtrvldのうち上位8ビットを論理値「0」にし、書き込みを行う記憶領域のうちY方向のアドレスが奇数の記憶領域に書き込む場合には、16ビットのバリッドフラグbtrvldのうち下位8ビットを論理値「0」にする。
【0087】
図13(A)〜(E)に示すように、カラーデータcwd0 〜cwd4 のそれぞれについて、バリッドフラグbtrvld0 〜btrvld4 が、アドレス生成部430において生成される。
ここで、例えば、バリッドフラグbtrvld0 は、下位8ビットが論理値「0」になっているため、カラーデータcwd0 は、書き込みを行う記憶領域のうちY方向のアドレスが奇数の記憶領域に書き込まれる。
【0088】
また、アドレス生成部430は、図12(A)〜(E)に示すカラーデータcwd0 〜cwd4 のそれぞれを、前述した8画素(X方向)×2画素(Y方向)の16画素分の矩形記憶領域を単位としてDRAM147に書き込む際の図13(A)〜(E)に示す代表点座標(btrx0 ,btry0 )〜(btrx4 ,btry4 )をそれぞれ生成する。
【0089】
上述したように図2にデータ並べ替え部400の図8に示すデータ並べ替え回路420で生成された図13(A)〜(E)に示すカラーデータcwd0 〜cwd4 は、上述したように図8に示すアドレス生成部430において生成されたアドレスADRW2 に含まれる図13(A)〜(E)に示す代表点座標(btrx0 ,btry0 )〜(btrx4 ,btry4 )およびバリッドフラグをbtrvld0 〜btrvld4 に基づいた図2に示すディストリビュータ300、アドレスコンバータ310およびメモリコントローラ350,360,370,380の処理を経て、以下に示すように、図2に示すDRAM147に書き込まれる。
【0090】
先ず、図14(A)に示すように、代表点座標(btrx0 ,btry0 )=(4,4)によって規定される16画素分の矩形記憶領域500内のY座標が「5」(奇数)の記憶領域に、当該記憶領域内のX座標が最も小さいアドレスに図13(A)に示すカラーデータcwd0 のLSBが書き込まれるように、カラーデータcwd0 が書き込まれる。このとき、前述したように、バリッドフラグbtrvld0 の下位8ビットが全て論理値「0」の場合にはY座標が奇数の記憶領域にカラーデータcwd0 が書き込まれ、バリッドフラグbtrvld0 の上位8ビットが全て論理値「0」の場合にはY座標が偶数の記憶領域にカラーデータcwd0 が書き込まれる。
また、カラーデータcwd0 の書き込みは、バリッドフラグbtrvld0 のうち、論理値「1」のビットに対応する各々32ビットの記憶領域に対してのみ行われる。この場合には、バリッドフラグbtrvld0 は、「0x0600」、すなわち「0000011000000000」であり、論理値「1」のビットは、(X,Y)座標が(5,5)および(6,5)の記憶領域に対応しているため、図14(A)に示すように、当該記憶領域に対してのみカラーデータpix0 ,pix1 が書き込まれる。
【0091】
次に、図14(B)に示すように、代表点座標(btrx1 ,btry1 )=(6,4)によって規定される16画素分の矩形記憶領域500内のY座標が「5」(奇数)の記憶領域に、図13(B)に示すカラーデータcwd1 のカラーデータpix2 が書き込まれる。書き込み方法は、前述した図14(A)に示す場合と同じである。
【0092】
次に、同様に、図14(C)に示すように、代表点座標(btrx2 ,btry2 )=(4,6)によって規定される16画素分の矩形記憶領域500内のY座標が「6」(偶数)の記憶領域に、図13(C)に示すカラーデータcwd2 のカラーデータpix3 ,pix4 ,pix5 が書き込まれる。
【0093】
次に、同様に、図15(D)に示すように、代表点座標(btrx3 ,btry3 )=(4,6)によって規定される16画素分の矩形記憶領域500内のY座標が「7」(奇数)の記憶領域に、図13(D)に示すカラーデータcwd3 のカラーデータpix6 ,pix7 が書き込まれる。
【0094】
次に、同様に、図15(F)に示すように、代表点座標(btrx4 ,btry4 )=(6,6)によって規定される16画素分の矩形記憶領域500内のY座標が「7」(奇数)の記憶領域に、図13(E)に示すカラーデータcwd4 のカラーデータpix8 が書き込まれる。
【0095】
これにより、テクスチャエンジン回路143から入力した図11に示す64ビット幅の転送データhwd0 〜hwd4 に含まれる各々32ビットの8画素分のカラーデータpix0 〜pix8 が、図10に示す矩形記憶領域500に書き込まれる。
【0096】
なお、上述した図11〜図15に示す例では、1画素のデータ長が32ビットのカラーデータpix0 〜pix8 を、テクスチャエンジン回路143から入力して図10に示す矩形記憶領域500に書き込む場合を例示したが、1画素のデータ長は任意であり、例えば16ビットであってもよい。
以下、1画素のデータ長が16ビットのカラーデータpix0 〜pix8 を、テクスチャエンジン回路143から入力して図10に示す矩形記憶領域500に書き込む場合の処理について説明する。
この場合には、図16に示すように、テクスチャエンジン回路143から入力される64ビット幅の転送データには、各々4画素分のカラーデータが含まれる。
この場合には、図16に示す転送データhwd0 に含まれるカラーデータpix0 〜pix3 を含む256ビットのカラーデータが、図9に示すデータ並べ替え回路420のシフト回路4501 においてMSB方向に1ビットだけシフトされ、図17(A)に示す256ビットのカラーデータcwd_a0 が生成され、当該カラーデータcwd_a0 に応じてラッチ回路4530 〜4537 から、図18(A)に示すカラーデータcwd0 がディストリビュータ300に出力される。
次に、図16に示す転送データhwd1 に含まれるカラーデータpix4 〜pix7 を含む256ビットのカラーデータが、図9に示すデータ並べ替え回路420のシフト回路4501 においてMSB方向に2ビットだけシフトされ、さらに、転送データhwd0 に含まれるカラーデータpix3 を追加することで、図17(B)に示す256ビットのカラーデータcwd_a1 が生成され、当該カラーデータcwd_a1 に応じた図18(B)に示すカラーデータcwd1 がディストリビュータ300に出力される。
【0097】
次に、図16に示す転送データhwd2 に含まれるカラーデータpix8 を含む256ビットのカラーデータが、図9に示すデータ並べ替え回路420のシフト回路4501 においてMSB方向に3ビットだけシフトされ、さらに、転送データhwd1 に含まれるカラーデータpix6 、pix7 を追加することで、図17(C)に示す256ビットのカラーデータcwd_a2 が生成され、当該カラーデータcwd_a2 に応じた図18(C)に示すカラーデータcwd2 がディストリビュータ300に出力される。
【0098】
また、カラーデータcwd0 〜cwd3 に対応する図18(A)〜(C)に示す代表点座標(btrx,btry)およびバリッドフラグbtrvldが、アドレス生成部430において生成される。
【0099】
これにより、テクスチャエンジン回路143から入力した図16に示す64ビット幅の転送データhwd0 〜hwd2 に含まれる各々16ビットの8画素分のカラーデータpix0 〜pix8 が、図10に示す矩形記憶領域500に書き込まれる。
【0100】
<「Local to Host」転送モード>
以下、DRAM147から読み出した8画素分のカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrを、64ビット幅の転送データにパッキングして、ホストインタフェース回路149に出力する場合の動作を説明する。
なお、前述したように、DRAM147からの読み出しは、代表点を基準とした8画素(X方向)×1画素(Y方向)の8のカラーデータが記憶されている矩形記憶領域を単位として行われる。また、代表点のアドレスは、読み出し動作では、Y方向については任意のアドレスを指定できるが、X方向について8の倍数のアドレスしか指定できない。
【0101】
この場合に、図8に示すデータ並べ替え部400のアドレス生成部430は、、ホストインタフェース回路149から入力したアドレスADRR1 に基づいて、DRAM147内の読み出しを行う矩形記憶領域について、図19に示すX,Y座標系における図19中左上端からスキャンライン方向にX座標が増大する順番で代表点座標(sbx,sby)を算出する。そして、当該代表点座標(sbx,sby)を含むアドレスADRR2 をディストリビュータ300に出力する。
【0102】
また、データ並べ替え回路420は、アドレスADRR2 に応じてDRAM147から読み出された8画素分のカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrを、図2に示す読み出しコントローラ390から図8に示すデータ並べ替え部400のFIFO回路4103 を介して入力し、これを64ビット幅の転送データhwdにパッキングして、FIFO回路4101 を介して、ホストインタフェース回路149に出力する。
このとき、カラーデータmc_0dtrが、当該読み出しを行う矩形記憶領域の代表点座標に記憶されていたカラーデータであり、カラーデータmc_7dtrが、当該矩形記憶領域内のX座標が最大の座標に記憶されていたカラーデータである。
【0103】
以下、一例として、図19に示す幅13、高さ3、起点座標が(5,5)のDRAM147内の矩形記憶領域600から読み出したカラーデータpix0 〜pix38を、4画素分のカラーデータを含む64ビット幅の転送データにパッキングしてホストインタフェース回路149に出力する場合の動作を説明する。
【0104】
先ず、アドレス生成部430に、アドレスADRR1 が、ホストインタフェース回路149から入力される。
そして、アドレス生成部430において、図19に示す矩形記憶領域600の読み出し動作を行うために、図19および図20(A)〜(I)に示す代表点座標(sbx0 ,sby0 )〜(sbx8 ,sby8 )を含むアドレスADRR2 が、図2に示すディストリビュータ300に順に出力され、アドレスコンバータ310およびおよびメモリコントローラ350,360,370,380の処理を経て、図20(A)〜(I)に示すカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrが、図2に示す読み出しコントローラ390から図8に示すデータ並べ替え部400のFIFO回路4103 を介してデータ並べ替え回路420に順に出力される。
【0105】
図9に示すデータ並べ替え回路420では、コントローラ440からの制御信号S4406 に基づいて以下に示す処理が行われる。
なお、図9に示すシフト回路4501 は、セレクタ4510 〜4517 の入力端子aに接続されている256(=32×8)ビットの出力用記憶領域と、当該出力用記憶領域の上位ビットに位置する224(=32×8)ビットの内部記憶領域とを有し、32ビット単位でシフト動作を行う。
【0106】
先ず、図20(A)に示す256ビットのカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrがシフト回路4501 に入力され、32ビット単位で、LSBに向けて「5」だけシフトされた後に、カラーデータpix0 〜pix2 が、ラッチ回路4530 〜4532 に記憶される。
【0107】
次に、図20(B)に示す256ビットのカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrが、シフト回路4501 に入力され、32ビット単位で、MSBに向けて「3」だけシフトされ、出力用記憶領域に記憶されているカラーデータpix3 〜pix7 が、セレクタ4513 〜4517 の入力端子aおよび出力端子cを介して、ラッチ回路4523 〜4527 に書き込まれる。
これにより、ラッチ回路4530 〜4537 に、図21(B)の出力用記憶領域に対応する部分に示されるカラーデータcwd_b1 が記憶される。
【0108】
そして、ラッチ回路4530 〜4533 に記憶されているカラーデータpix0 〜pix3 が、図22に示す64ビットの転送データhrd0 として、図8に示すFIFO回路4102 を介して、ホストインタフェース回路149に出力される。
次に、ラッチ回路4534 〜4537 に記憶されているカラーデータpix4 〜pix7 が、図22に示す64ビットの転送データhrd1 として、図8に示すFIFO回路4102 を介して、ホストインタフェース回路149に出力される。
【0109】
また、シフト回路4501 の内部記憶領域に記憶されているカラーデータpix8 〜pix10が、32ビット単位で、LSBに向けて「8」だけシフトされた後に、ラッチ回路4530 〜4532 に書き込まれる。
次に、図20(C)に示すカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrがシフト回路4501 に入力され、32ビット単位で、MSBに向けて「3」だけシフトされた後に出力され、カラーデータpix11,pix12が、ラッチ回路4533 ,4534 に書き込まれる。
次に、図20(D)に示すカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrが、シフト回路4501 に入力され、シフトされずに出力され、カラーデータpix13〜pix15が、ラッチ回路4535 〜4537 に書き込まれる。
これにより、ラッチ回路4530 〜4537 に、図21(D)の出力用記憶領域に対応する部分に示されるカラーデータcwd_b3 が記憶される。
【0110】
そして、ラッチ回路4530 〜4533 に記憶されているカラーデータpix8 〜pix11が、図22に示す64ビットの転送データhrd2 として、図8に示すFIFO回路4102 を介して、ホストインタフェース回路149に出力される。
次に、ラッチ回路4534 〜4537 に記憶されているカラーデータpix12〜pix15が、図22に示す64ビットの転送データhrd3 として、図8に示すFIFO回路4102 を介して、ホストインタフェース回路149に出力される。
【0111】
また、次に、図20(E)に示す256ビットのカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrが、シフト回路4501 に入力され、シフトされずに出力され、カラーデータpix16〜pix23が、ラッチ回路4530 〜4537 に書き込まれる。
これにより、ラッチ回路4530 〜4537 に、図21(E)の出力用記憶領域に対応する部分に示されるカラーデータcwd_b4 が記憶される。
【0112】
そして、ラッチ回路4530 〜4533 に記憶されているカラーデータpix16〜pix19が、図22に示す64ビットの転送データhrd4 として、図8に示すFIFO回路4102 を介して、ホストインタフェース回路149に出力される。
次に、ラッチ回路4534 〜4537 に記憶されているカラーデータpix20〜pix23が、図22に示す64ビットの転送データhrd5 として、図8に示すFIFO回路4102 を介して、ホストインタフェース回路149に出力される。
【0113】
また、次に、図20(F)に示す256ビットのカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrがシフト回路4501 に入力され、シフトされずに、カラーデータpix24,pix25が、ラッチ回路4530 ,4531 に記憶される。
【0114】
次に、図20(G)に示す256ビットのカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrが、シフト回路4501 に入力され、32ビット単位で、LSBに向けて「3」だけシフトされ、カラーデータpix26〜pix28が、ラッチ回路4532 〜4534 に書き込まれる。
【0115】
次に、図20(H)に示す256ビットのカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrが、シフト回路4501 に入力され、32ビット単位で、MSBに向けて「5」だけシフトされ、カラーデータpix29〜pix36のうち、出力用記憶領域に記憶されているカラーデータpix29〜pix31が、ラッチ回路4535 〜4537 に書き込まれる
これにより、ラッチ回路4530 〜453に、図21(H)の出力用記憶領域に対応する部分に示されるカラーデータcwd_b7 が記憶される。
【0116】
そして、ラッチ回路4530 〜4533 に記憶されているカラーデータpix24〜pix27が、図22に示す64ビットの転送データhrd6 として、図8に示すFIFO回路4102 を介して、ホストインタフェース回路149に出力される。
次に、ラッチ回路4534 〜4537 に記憶されているカラーデータpix28〜pix31が、図22に示す64ビットの転送データhrd7 として、図8に示すFIFO回路4102 を介して、ホストインタフェース回路149に出力される。
【0117】
次に、シフト回路4501 の内部記憶領域に記憶されているカラーデータpix32〜pix36が、32ビット単位で、LSBに向けて「8」だけシフトされた後に、ラッチ回路4530 〜4534 に書き込まれる。
次に、図20(I)に示すカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrがシフト回路4501 に入力され、32ビット単位で、MSBに向けて「5」だけシフトされた後に出力され、カラーデータpix37,pix38が、ラッチ回路4535 ,4536 に書き込まれる。
これにより、ラッチ回路4530 〜4536 に、図21(I)に示されるカラーデータcwd_b8 が記憶される。
【0118】
そして、ラッチ回路4530 〜4533 に記憶されているカラーデータpix32〜pix35が、図22に示す64ビットの転送データhrd8 として、図8に示すFIFO回路4102 を介して、ホストインタフェース回路149に出力される。
次に、ラッチ回路4534 〜4536 に記憶されているカラーデータpix36〜pix38が、図22に示す64ビットの転送データhrd9 として、図8に示すFIFO回路4102 を介して、ホストインタフェース回路149に出力される。
【0119】
以上説明したように、図19に示す幅13、高さ3、起点座標が(5,5)のDRAM147内の矩形記憶領域600から読み出したカラーデータpix0 〜pix38が、図22に示すように、4画素分のカラーデータを含む64ビット幅の転送データhrd0 〜hrd9 にパッキングされてホストインタフェース回路149に出力される。
【0120】
<「Local to Local」転送モード>
この場合には、DRAM147内の転送元の記憶領域から代表点座標(sbx,sby)を基準として読み出した8画素分のカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrを、書き込み先(転送先)の記憶領域に、代表点座標(btrx,btry)を基準として書き込む。
このとき、転送元の矩形記憶領域の代表点座標の算出順番は、前述した「Host to Local」転送モードのように、一方向ではなく、指定された方向で行われる。
【0121】
以下、代表点座標(sbx,sby)を右から左、下から上に順に生成して、DRAM147の図19に示す矩形記憶領域600から読み出したカラーデータpix0 〜pix38を、幅13、高さ3で起点座標が(10,7)の矩形記憶領域に、代表点座標(btrx,btry)を右から左、下から上に順に生成して書き込む場合の動作を説明する。
【0122】
先ず、図8に示すアドレス生成部430において、図19に示す矩形記憶領域600の読み出し動作を行うために、図23(A)〜(I)に示す代表点座標(sbx8 ,sby8 )〜(sbx0 ,sby0 )を含むアドレスADRR2 が、図2に示すディストリビュータ300に順に出力され、アドレスコンバータ310およびおよびメモリコントローラ350,360,370,380の処理を経て、図23(A)〜(I)に示すカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrが、図2に示す読み出しコントローラ390から図8に示すデータ並べ替え部400のFIFO回路4103 を介してデータ並べ替え回路420に順に出力される。
すなわち、前述した図20に示す場合と比べて代表点座標が逆の順序で、ディストリビュータ300に出力される。
【0123】
次に、図9に示すデータ並べ替え回路420では、コントローラ440からの制御信号S4406 に基づいて以下に示す処理が行われる。
先ず、図23(A)に示すカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrが、図9に示すシフト回路4501 において、32ビット単位でMSBに向けて「1」だけシフトされ、当該シフト後のカラーデータが図9に示すラッチ回路4530 〜4537 から図24(A)に示すカラーデータcwd0 として出力され、カラーデータcwd0 が図8に示すラッチ回路4104 を介して図2に示すディストリビュータ300に出力される。
【0124】
次に、図23(B)に示すカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrが、図9に示すシフト回路4501 においてシフトされずに、ラッチ回路4530 〜4537 に書き込まれた後に、シフト回路4502 に出力され、シフト回路4502 において、32ビット単位でLSBに向けて「1」だけシフトされ、当該シフト後のカラーデータが、セレクタ4510 〜4517 を介して、ラッチ回路4520 〜4527 に書き込まれる。
そして、ラッチ回路4520 〜4527 から、図24(A)に示すカラーデータcwd1 が、図8に示すラッチ回路4104 を介して、ディストリビュータ300に出力される。
【0125】
次に、ラッチ回路4530 〜4537 に記憶されている図23(B)に示すカラーデータが、さらに、シフト回路4502 に出力され、シフト回路4502 において、32ビット単位でMSBに向けて「3」だけシフトされ、当該シフト後のカラーデータが、セレクタ4510 〜4517 を介して、ラッチ回路4520 〜4527 に書き込まれる。これにより、ラッチ回路4523 に、カラーデータpix29が記憶される。
また、図23(C)に示すカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrが、図9に示すシフト回路4501 において、LSBに向けて「5」だけシフトされ、ラッチ回路4530 〜4537 に書き込まれる。これにより、ラッチ回路4530 〜4532 に、カラーデータpix26〜pix28が記憶される。
そして、ラッチ回路4523 ,4530 〜4532 から、図24(C)に示すカラーデータcwd2 が、図8に示すラッチ回路4104 を介して、ディストリビュータ300に出力される。
【0126】
次に、図23(D)に示すカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrが、図9に示すシフト回路4501 において、32ビット単位でMSBに向けて「1」だけシフトされ、当該シフト後のカラーデータが図9に示すラッチ回路4530 〜4537 から図24(D)に示すカラーデータcwd3 として出力され、カラーデータcwd3 が図8に示すラッチ回路4104 を介して図2に示すディストリビュータ300に出力される。
【0127】
次に、図23(E)に示すカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrが、図9に示すシフト回路4501 においてシフトされずに、ラッチ回路4530 〜4537 に書き込まれた後に、シフト回路4502 に出力され、シフト回路4502 において、32ビット単位でLSBに向けて「1」だけシフトされ、当該シフト後のカラーデータが、セレクタ4510 〜4517 を介して、ラッチ回路4520 〜4527 に書き込まれる。
そして、ラッチ回路4520 〜4527 から、図24(E)に示すカラーデータcwd4 が、図8に示すラッチ回路4104 を介して、ディストリビュータ300に出力される。
【0128】
次に、ラッチ回路4530 〜4537 に記憶されている図23(E)に示すカラーデータが、さらに、シフト回路4502 に出力され、シフト回路4502 において、32ビット単位でMSBに向けて「3」だけシフトされ、当該シフト後のカラーデータが、セレクタ4510 〜4517 を介して、ラッチ回路4520 〜4527 に書き込まれる。これにより、ラッチ回路4523 に、カラーデータpix16が記憶される。
また、図23(F)に示すカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrが、図9に示すシフト回路4501 において、LSBに向けて「5」だけシフトされ、ラッチ回路4530 〜4537 に書き込まれる。これにより、ラッチ回路4530 〜4532 に、カラーデータpix13〜pix15が記憶される。
そして、ラッチ回路4523 ,4530 〜4532 から、図24(F)に示すカラーデータcwd5 が、図8に示すラッチ回路4104 を介して、ディストリビュータ300に出力される。
【0129】
次に、図23(G)に示すカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrが、図9に示すシフト回路4501 において、32ビット単位でMSBに向けて「1」だけシフトされ、当該シフト後のカラーデータが図9に示すラッチ回路4530 〜4537 から図24(G)に示すカラーデータcwd6 として出力され、カラーデータcwd6 が図8に示すラッチ回路4104 を介して図2に示すディストリビュータ300に出力される。
【0130】
次に、図23(H)に示すカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrが、図9に示すシフト回路4501 においてシフトされずに、ラッチ回路4530 〜4537 に書き込まれた後に、シフト回路4502 に出力され、シフト回路4502 において、32ビット単位でLSBに向けて「1」だけシフトされ、当該シフト後のカラーデータが、セレクタ4510 〜4517 を介して、ラッチ回路4520 〜4527 に書き込まれる。
そして、ラッチ回路4520 〜4527 から、図24(H)に示すカラーデータcwd7 が、図8に示すラッチ回路4104 を介して、ディストリビュータ300に出力される。
【0131】
次に、ラッチ回路4530 〜4537 に記憶されている図23(H)に示すカラーデータが、さらに、シフト回路4502 に出力され、シフト回路4502 において、32ビット単位でMSBに向けて「3」だけシフトされ、当該シフト後のカラーデータが、セレクタ4510 〜4517 を介して、ラッチ回路4520 〜4527 に書き込まれる。これにより、ラッチ回路4523 に、カラーデータpix3 が記憶される。
また、図23(I)に示すカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrが、図9に示すシフト回路4501 において、LSBに向けて「5」だけシフトされ、ラッチ回路4530 〜4537 に書き込まれる。これにより、ラッチ回路4530 〜4532 に、カラーデータpix0 〜pix3 が記憶される。
そして、ラッチ回路4523 ,4530 〜4532 から、図24(I)に示すカラーデータcwd8 が、図8に示すラッチ回路4104 を介して、ディストリビュータ300に出力される。
【0132】
また、データ並べ替え部400では、図24(A)〜(I)に示されるように、上述したカラーデータcwd0 〜cwd8 に対応する代表点座標(btrx0 ,btry0 )〜(btrx8 ,btry8 )およびバリッドフラグbtrvld0 〜btrvld8 が、アドレス生成部430において生成される。代表点座標(btrx0 ,btry0 )〜(btrx8 ,btry8 )およびバリッドフラグbtrvld0 〜btrvld8 は、アドレスADRW2 内に含められ、ディストリビュータ300に出力される。
【0133】
そして、代表点座標(btrx0 ,btry0 )〜(btrx8 ,btry8 )およびバリッドフラグbtrvld0 〜btrvld8 を基準として、8画素(X方向)×2画素(Y方向)の16画素を単位として、図24(A)〜(I)に示すカラーデータcwd0 〜cwd8 に含まれるカラーデータpix0 〜pix38が、DRAM147内の矩形記憶領域700に書き込まれる。
これにより、DRAM147の図19に示す矩形記憶領域600から読み出したカラーデータpix0 〜pix38が、図25に示す矩形記憶領域に700に転送される。
以上が、図8に示すデータ並べ替え回路420およびアドレス生成部430の説明である。
【0134】
コントローラ440は、テクスチャエンジン回路143から入力した転送モード指示信号S800および画素データ長指示信号S801に基づいて、制御信号S4401 〜S4406 を生成する。
コントローラ440は、FIFO回路4101 〜4103 およびラッチ回路4104 をそれぞれ制御する制御信号S4401 〜S4404 を出力する。
また、コントローラ440は、アドレス生成部430を制御する制御信号S4405 を出力する。
また、コントローラ440は、データ並べ替え回路420を制御する制御信号S4406 を出力する。
【0135】
また、コントローラ440は、FIFO回路4103 への入力、すなわちDRAM147からのカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrの読み出しを以下に示すようにして制御する。
コントローラ440は、FIFO回路4103 の記憶領域を監視し、各々64ビット幅の16段の記憶回路のうち半分の8段の記憶回路が空(有効データの未記憶状態)になったことを検出すると、画素データ長指示信号S801に応じた回数だけ連続して読み出しを行うことを指示する制御信号S4405 をアドレス生成部430に出力する。
ここで、1回の読み出しによって、8画素分の256ビットのカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrがDRAM147から読み出される。
【0136】
具体的には、コントローラ440は、画素データ長指示信号S801が示す画素データ長に応じて、図26に示す読み出し指示回数を示す制御信号S4405 をアドレス生成部430に出力する。
すなわち、コントローラ440は、1画素のデータ長が32ビット、16ビット、8ビットおよび4ビットの場合に、それぞれ2回、4回、8回および16回の読み出し指示回数を示す制御信号S4405 をアドレス生成部430に出力する。
【0137】
図26に示す読み出し指示回数を示す制御信号S4405 を出力することで、FIFO回路4103 の空(未記憶)の8段の記憶回路に、DRAM147から読み出されたカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrを記憶させることができる。このとき、FIFO回路4103 の8段の記憶回路は、8×64ビットのカラーデータを記憶する。
【0138】
すなわち、画素データ長が32ビットの場合には、1回の読み出し動作で読み出されるカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrには、図27(A)に示すように、32×8ビットのカラーデータが含まれているため、これを2回連続して読み出すことで、32×8×2(=8×64)ビットの読み出しを行うことができる。
また、画素データ長が16ビットの場合には、1回の読み出し動作で読み出されるカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrには、図27(B)に示すように、16×8ビットのカラーデータが含まれているため、これを4回連続して読み出すことで、16×8×4(=8×64)ビットの読み出しを行うことができる。
また、画素データ長が8ビットの場合には、1回の読み出し動作で読み出されるカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrには、図27(C)に示すように、8×8ビットのカラーデータが含まれているため、これを8回連続して読み出すことで、8×8×8(=8×64)ビットの読み出しを行うことができる。また、画素データ長が4ビットの場合には、1回の読み出し動作で読み出されるカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrには、図27(D)に示すように、4×8ビットのカラーデータが含まれているため、これを16回連続して読み出すことで、4×8×16(=8×64)ビットの読み出しを行うことができる。
【0139】
以上説明したように、コントローラ440が、FIFO回路4103 の記憶領域を監視し、各々64ビット幅の16段の記憶回路のうち半分の8段の記憶回路が空になったときに、画素データ長指示信号S801に応じた回数だけ連続してDRAM147から読み出しを行うことで、コントローラ440によるFIFO回路4103 の制御を簡単にでき、コントローラ440の負担を軽減できる。そのため、コントローラ440が行うその他の処理が、FIFO回路4103 の制御に待たされる状態を回避できる。
すなわち、上述したようなコントローラ440による制御を行っていない一般的な従来のFIFO回路のでは、例えば、空き(未記憶)状態の記憶回路が存在する間、メモリからの読み出しを連続して行い、全ての記憶回路が記憶状態になったときに読み出しを停止するように入力制御を行う。しかしながら、このように制御を行うと、読み出しを停止したときに、1回の読み出しで読み出される8画素分のカラーデータのうち一部のデータのみがFIFO回路に書き込まれる状態が発生する。そのため、次に前回と同じ8画素のカラーデータを読み出し、当該読み出した8画素のカラーデータのうち前回にFIFO回路に書き込まれなかった画素のカラーデータを特定し、当該特定したカラーデータのみをFIFO回路に書き込むように制御を行う必要があり、制御が複雑になる。
【0140】
CRTコントロール回路145
CRTコントロール回路145は、与えられた水平および垂直同期信号に同期して、図示しないCRTに表示するアドレスを発生し、ディスプレイバッファ147bから表示データを読み出す要求をメモリI/F回路144に出力する。この要求に応じて、メモリI/F回路144は、ディスプレイバッファ147bから一定の固まりで表示データを読み出す。CRTコントローラ回路145は、ディスプレイバッファ147bから読み出した表示データを記憶するFIFO回路を内蔵し、一定の時間間隔で、RAMDAC回路146に、RGBのインデックス値を出力する。
【0141】
RAMDAC回路146
RAMDAC回路146は、各インデックス値に対応するR,G,Bデータを記憶しており、CRTコントローラ回路145から入力したRGBのインデックス値に対応するデジタル形式のR,G,Bデータを、図示しないD/Aコンバータ(Digital/Analog Converter)に転送し、アナログ形式のR,G,Bデータを生成する。RAMDAC回路146は、この生成されたR,G,BデータをCRTに出力する。
【0142】
以下、上述した3次元コンピュータグラフィックシステム10の全体動作について説明する。
3次元コンピュータグラフィックシステム10において、グラフィック描画等のデータは、メインプロセッサ11のメインメモリ12、あるいは外部からのグラフィックスデータを受けるI/Oインタフェース回路13からメインバス15を介してレンダリング回路14に与えられる。
なお、必要に応じて、グラフィックス描画等のデータは、メインプロセッサ11等において、座標変換、クリップ処理、ライティング処理等のジオメトリ処理が行われる。
ジオメトリ処理が終わったグラフィックスデータは、三角形の各3頂点の頂点座標x,y,z、輝度値R,G,B、描画しようとしている画素と対応するテクスチャ座標s,t,qとからなるポリゴンレンダリングデータS11となる。
【0143】
このポリゴンレンダリングデータS11は、レンダリング回路14のDDAセットアップ回路141に入力される。
DDAセットアップ回路141においては、ポリゴンレンダリングデータS11に基づいて、三角形の辺と水平方向の差分などを示す変分データS141が生成される。具体的には、開始点の値と終点の値、並びに、その間の距離を用いて、単位長さ移動した場合における、求めようとしている値の変化分である変分が算出され、変分データS141としてトライアングルDDA回路142に出力される。
【0144】
トライアングルDDA回路142においては、変分データS141を用いて、、三角形内部の各画素における線形補間された(z,R,G,B,s,t,q)データが算出される。
そして、この算出された(z,R,G,B,s,t,q)データと、三角形の各頂点の(x,y)データとが、DDAデータS142として、トライアングルDDA回路142からテクスチャエンジン回路143に出力される。
【0145】
テクスチャエンジン回路143においては、DDAデータS142が示す(s,t,q)データについて、sデータをqデータで除算する演算と、tデータをqデータで除算する演算とが行われる。そして、除算結果「s/q」および「t/q」に、それぞれテクスチャサイズUSIZEおよびVSIZEが乗算され、テクスチャ座標データ(u,v)が生成される。
【0146】
次に、テクスチャエンジン回路143からメモリI/F回路144に対して、アドレスADRR1 を含む読み出し要求S143が出力され、メモリI/F回路144を介して、DRAM147(SRAM148)に記憶された(R,G,B)データS148が読み出される。
【0147】
次に、テクスチャエンジン回路143において、読み出した(R,G,B)データS148の(R,G,B)データと、前段のトライアングルDDA回路142からのDDAデータS142に含まれる(R,G,B)データとが掛け合わされ、カラーデータS143として生成される。
このカラーデータS143は、テクスチャエンジン回路143からメモリI/F回路144に出力される。
【0148】
フルカラーの場合には、テクスチャバッファ147aからのデータ(R,G,B)を直接用いればよいが、インデックスカラーの場合には、あらかじめ作成しておいたカラーインデックステーブル(Color Index Table )のデータが、テクスチャCLUT(Color Look Up Table)バッファ147dより、SRAM等で構成される一時保管バッファへ転送され、この一時保管バッファのCLUTを用いてカラーインデックスから実際のR,G,Bカラーが得られる。
なお、CULTがSRAMで構成された場合は、カラーインデックスをSRAMのアドレスに入力すると、その出力には実際のR,G,Bカラーが出てくるといった使い方となる。
【0149】
そして、メモリI/F回路144において、テクスチャエンジン回路143から入力したカラーデータS143に対応するzデータと、zバッファ147cに記憶されているzデータとの比較が行われ、入力したカラーデータS12によって描画される画像が、前回、ディスプレイバッファ21に書き込まれた画像より、手前(視点側)に位置するか否かが判断される。
判断の結果、手前に位置する場合には、画像データS143に対応するzデータでzバッファ147cに記憶されたzデータが更新される。
【0150】
次に、メモリI/F回路144において、(R,G,B)データがディスプレイバッファ147bに書き込まれる。
これら書き込む(更新も含む)べきデータは、書き込み系回路である、図2に示すデータ並べ替え部400、ディストリビュータ300、アドレスデコーダ310,320,330,340を介してメモリコントローラ350,360,370,380に供給され、メモリコントローラ350,360,370,380によって、それぞれ書き込み系配線群401W,402W,411W,412W,421W,422W,431W,432Wを介し所定のメモリに対して並列的に書き込まれる。
【0151】
メモリI/F回路144においては、今から描画しようとしている画素におけるテクスチャアドレスに対応したテクスチャを格納しているメモリブロックがそのテクスチャアドレスにより算出され、そのメモリブロックにのみ読みだし要求が出され、テクスチャデータが読み出される。
この場合、該当するテクスチャデータを保持していないメモリブロックにおいては、テクスチャ読み出しのためのアクセスが行われないため、描画により多くのアクセス時間を提供することが可能となっている。
【0152】
このとき、メモリI/F回路144における、テクスチャエンジン回路143からの画像データS143をDRAM147に書き込む処理は、例えば、図11〜図18を参照して前述したように、64ビット幅の転送データhwdを、256ビット幅のカラーデータcwdに変換して行われる。
【0153】
また、描画においても同様に、今から描画しようとしている画素アドレスに対応するカラーデータを格納しているメモリブロックに対して、該当アドレスからカラーデータがモディファイ書き込み(Modify Write)を行うために読み出され、モディファイ後、同じアドレスへ書き戻される。
【0154】
隠れ面処理を行う場合には、やはり同じように今から描画しようとしている画素アドレスに対応する奥行きデータを格納しているメモリブロックに対して、該当アドレスから奥行きデータがモディファイ書き込み(Modify Write)を行うために読み出され、必要ならばモディファイ後、同じアドレスへ書き戻される。
【0155】
このようなメモリI/F回路144に基づくDRAM147とのデータのやり取りにおいては、それまでの処理を複数並行処理することで、描画性能を向上させることができる。
特に、トライアングルDDA回路142とテクスチャエンジン143の部分を並列実行形式で、同じ回路に設ける(空間並列)か、または、パイプラインを細かく挿入する(時間並列)ことで、部分的に動作周波数を増加させるという手段により、複数画素の同時算出が行われる。
【0156】
また、カラーデータは、メモリI/F回路144の制御のもと、表示領域において隣接した部分は、異なるDRAMモジュールとなるように配置される。
これにより、三角形のような平面を描画する場合には面で同時に処理される。このため、それぞれのDRAMモジュールの動作確率は非常に高い。
【0157】
そして、図示しないCRTに画像を表示する場合には、CRTコントロール回路145において、与えられた水平垂直同期周波数に同期して、表示アドレスが発生され、メモリI/F回路144へ表示データ転送の要求が出される。
メモリI/F回路144では、その要求に従い、一定のまとまった固まりで、表示データがCRTコントロール回路145に転送される。
CRTコントロール回路145では、図示しないディスプレイ用FIFO(First In First Out)等にその表示データが貯えられ、一定の間隔でRAMDAC146へRGBのインデックス値が転送される。
【0158】
また、図1に示すホストインタフェース回路149を介して、メインプロセッサ11からメモリI/F回路144に対してDRAM147あるいはSRAM148に格納されているデータの読み出し要求があった場合、読み出しコントローラ390のアドレスコンバータ391に読み出しアドレスADRR2 が入力される。
このとき、アドレスコンバータ391ではメモリコントローラ350,360,370,380からのアイドル信号S350,S360,S370,S380をすべてアクティブで入力された否かのチェックが行われる。そして、アイドル信号S350,S360,S370,S380がすべてアクティブで入力されると、アイドル信号S350,S360,S370,S380に応答して、8画素あるいは16画素単位で読み出しを行うように、読み出しアドレスおよび読み出し要求信号S391が各メモリコントローラ350,360,370,380に出力される。
【0159】
読み出しアドレスおよび読み出し要求信号S391を受けて、各メモリコントローラ350,360,370,380で8画素あるいは16画素単位の、テクスチャデータ、(R,G,B)データ、zデータおよびテクスチャカラールックアップテーブルデータが読み出し系配線群401R,402R,411R,412R,421R,422R,431R,432Rを介して並列的に読み出され、さらに読み出し系配線群351,361,371,381,配線群440を介してデータ演算部392に入力される。
そして、データ演算部392で所定の演算処理が行われた後に、データ並べ替え部400において、256ビット幅のカラーデータmc_0dtr〜mc_7dtrから64ビット幅の転送データhrdに変換され、要求先、例えばメインプロセッサ11にホストインタフェース回路149を介して出力される。
【0160】
RAMDAC146においては、RAM内部にRGBのインデックスに対するRGB値が記憶されていて、インデックス値に対するRGB値が図示しないD/Aコンバータへ転送される。
そして、D/Aコンバータでアナログ信号に変換されたRGB信号がCRTへ転送される。
【0161】
以上説明したように、本実施形態によれば、図1に示すホストインタフェース回路149およびテクスチャエンジン回路143と、DRAM147との間でのデタフォーマットが異なる場合でも、図2に示すデータ並べ替え部400においてデータの並べ替えを行うことで、テクスチャエンジン回路143およびホストインタフェース回路149とDRAM147との間でのデータ転送を正確に行うことができる。
また、本実施形態によれな、DRAM147に対してアクセスするアドレスパターンに制限がある場合でも、データ並べ替え部400において当該制限を考慮してデータの並べ替えを行うことで、DRAM147に対してのカラーデータの書き込みおよび読み出しを正確に行うことができる。
【0162】
また、本実施形態によれば、図8に示すデータ並べ替え部400において、コントローラ440が、FIFO回路4103 の記憶領域を監視し、各々64ビット幅の16段の記憶回路のうち半分の8段の記憶回路が空になったときに、画素データ長指示信号S801に応じた回数だけ連続してDRAM147から読み出しを行うことで、コントローラ440によるFIFO回路4103 の制御を簡単にでき、コントローラ440の負担を軽減できる。そのため、コントローラ440が行うその他の処理が、FIFO回路4103 の制御処理によって待たされる状態を回避できる。
【0163】
また、本実施形態によれば、DRAM147およびSRAM148へのアクセス(書き込みまたは読み出し)を行うメモリI/F回路144において、書き込み経路と読み出し経路とを別経路として構成し、書き込みの場合には書き込みアドレスADRWとカラーデータcwdを書き込み系回路であるデータ並べ替え部400、ディストリビュータ300、アドレスコンバータ310,320,330,340およびメモリコントローラ350,360,370,380で処理してDRAM147に書き込み、読み出しの場合には読み出し系回路であるデータ並べ替え部400、読み出しコントローラ390、メモリコントローラ350,360,370,380で処理してDRAM147またはSRAM148から読み出すことから、例えば読み出しの割り込みが入った時等に早いタイミングで切り替えることができ、読み出しの際の性能向上を図れる利点がある。
【0164】
また、メモリI/F回路144は、所定のインターリーブ方式のアドレッシングに基づいてDRAM147へのアクセスを、例えば16画素単位あるいは8画素単位で行い、アクセスを行う領域に制限を加えていることから、ペ−ジ違反を起こさない画像処理装置を実現できる。
【0165】
さらに、本実施形態によれば、半導体チップ内部に内蔵されたDRAM147に、表示データと少なくとも一つの図形要素が必要とするテクスチャデータを記憶させた構成を有することから、表示領域以外の部分にテクスチャデータを格納できることになり、内蔵DRAMの有効利用が可能となり、高速処理動作、並びに低消費電力化を並立させるようにした画像処理装置が実現可能となる。
そして、単一メモリシステムを実現でき、すべてが内蔵された中だけで処理ができる。その結果、ア−キテクチャとしても大きなパラダイムシフトとなる。
また、メモリの有効利用ができることで、内部に持っているDRAMのみでの処理が可能となり、内部にあるがゆえのメモリと描画システムの間の大きなバンド幅が、十分に活用可能となる。また、DRAMにおいても特殊な処理を組み込むことが可能となる。
【0166】
さらに、表示アドレス空間において、隣接するアドレスにおける表示要素が、それぞれ異なるDRAMのブロックになるように配置するので、さらにビット線の有効利用が可能となり、グラフィックス描画におけるような、比較的固まった表示領域へのアクセスが多い場合には、それぞれのモジュ−ルが同時に処理できる確率が増加し、描画性能の向上が可能となる。
【0167】
また、チップ内部にDRAMを内蔵することで、その高速なインタ−フェ−ス部分がチップの内部だけで完結することになるため、大きな付加容量のI/Oバッファであるとか、チップ間配線容量をドライブする必要がなくなり、消費電力は内蔵しない場合に比較して小さくなる。
よって、さまざまな技術を使って、一つのチップの中だけですべてができるような仕組みは、今後の携帯情報端末等の身近なデジタル機器のためには、必要不可欠な技術要素となっている。
【0168】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
例えば、DRAM147に対してのアクセスパターンの制限は、上述したものに制限されず、その他のアクセスパターンの制限がある場合でも、本発明を適用可能である。
また、図8に示すデータ並べ替え部400の構成や、図9に示すデータ並べ替え回路420の構成も、これらに限定されるものではない。
【0169】
また、図8に示すFIFO回路4101 〜4103 の段数は任意である。
また、コントローラ440が、FIFO回路4103 の記憶状態を開始して読み出し要求を出すタイミングは、空領域が半分になったとき以外でもよい。
【0170】
また、上述した図1に示す3次元コンピュータグラフィックスシステム10では、SRAM148を用いる構成を例示したが、SRAM148を設けない構成にしてもよい。
【0171】
さらに、図1に示す3次元コンピュータグラフィックスシステム10では、ポリゴンレンダリングデータを生成するジオメトリ処理を、メインプロセッサ11で行う場合を例示したが、レンダリング回路14で行う構成にしてもよい。
【0172】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の記憶装置および画像データ処理装置によれば、制御回路による記憶装置の記憶状態の制御を簡単にできる。そのため、制御回路の負荷を軽減し、当該制御回路が行うその他の制御の待ち時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る3次元コンピュータグラフィックスシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るレンダリング回路におけるDRAM、SRAM、並びに、DRAMおよびSRAMへアクセスするメモリI/F回路の具体的な構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係るDRAMバッファの構成例を示す概略図である。
【図4】テクスチャデータに含まれる同時にアクセスが行われるカラーデータを説明するための図である。
【図5】テクスチャデータを構成する単位ブロックを説明するための図である。
【図6】テクスチャバッファのアドレス空間を説明するするための図である。
【図7】本発明に係るメモリI/F回路におけるディストリビュータの画像データ処理を説明するための図である。
【図8】図8は、図2に示すデータ並べ替え部400の構成図である。
【図9】図9は、図8に示すデータ並べ替え回路420の構成図である。
【図10】図10は、図1に示すDRAM内の記憶領域を示す図である。
【図11】図11は、図2に示すデータ並べ替え部における1画素のデータ長が32ビットの場合の「Host to Local」転送モードの動作を説明するための図である。
【図12】図12は、図2に示すデータ並べ替え部における1画素のデータ長が32ビットの場合の「Host to Local」転送モードの動作を説明するための図である。
【図13】図13は、図2に示すデータ並べ替え部における1画素のデータ長が32ビットの場合の「Host to Local」転送モードの動作を説明するための図である。
【図14】図14は、図13に示すカラーデータを図1に示すDRAMに書き込む動作を説明するための図である。
【図15】図15は、図13に示すカラーデータを図1に示すDRAMに書き込む動作を説明するための図である。
【図16】図16は、図2に示すデータ並べ替え部における1画素のデータ長が16ビットの場合の「Host to Local」転送モードの動作を説明するための図である。
【図17】図17は、図2に示すデータ並べ替え部における1画素のデータ長が16ビットの場合の「Host to Local」転送モードの動作を説明するための図である。
【図18】図18は、図2に示すデータ並べ替え部における1画素のデータ長が16ビットの場合の「Host to Local」転送モードの動作を説明するための図である。
【図19】図19は、図2に示すデータ並べ替え部における「Local to Host」転送モードの動作を説明するための図である。
【図20】図20は、図2に示すデータ並べ替え部における「Local to Host」転送モードの動作を説明するための図である。
【図21】図21は、図2に示すデータ並べ替え部における「Local to Host」転送モードの動作を説明するための図である。
【図22】図22は、図2に示すデータ並べ替え部における「Local to Host」転送モードの動作を説明するための図である。
【図23】図23は、図2に示すデータ並べ替え部における「Local to Loacl」転送モードの動作を説明するための図である。
【図24】図24は、図2に示すデータ並べ替え部における「Local to Local」転送モードの動作を説明するための図である。
【図25】図25は、図2に示すデータ並べ替え部における「Local to Local」転送モードの動作を説明するための図である。
【図26】図26は、図8に示すコントローラからアドレス生成部に出力する制御信号の読み出し要求に示される読み出し指示回数と、1画素のデータ長との関係を説明するための図である。
【図27】図27は、1画素のデータ長が32ビット、16ビット、8ビットおよび4ビットの場合における、1回の読み出し動作によってDRAMから読み出されるカラーデータを説明するための図である。
【図28】3次元コンピュータグラフィックスシステムの基本的な概念を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
10…3次元コンピュータグラフィックスシステム、11…メインプロセッサ、12…メインメモリ、13…I/Oインタフェース回路、14…レンダリング回路、141…DDAセットアップ回路、142…トライアングルDDA回路、143…テクスチャエンジン回路、144…メモリI/F回路、145…CRTコントローラ回路、146…RAMDAC回路、147…DRAM、147a…テクスチャバッファ、147b…ディスプレイバッファ、147c…zバッファ、147d…テクスチャCLUTバッファ、148…SRAM、200,210,220,230…メモリモジュール、300…ディストリビュータ、310,320,330,340…アドレスデコーダ、350,360,370,380…メモリコントローラ、390…読み出しコントローラ、391…アドレスデコーダ、392…データ演算処理部、400…データ並べ替え部、4101 〜4103 …FIFO回路、4104 …ラッチ回路、420…データ並べ替え回路、430…アドレス生成部、440…コントローラ

Claims (5)

  1. 1回の出力要求に応じて出力するデータのデータ量が相互に異なる複数のフォーマットのうち一のフォーマットのデータを出力するデータ出力回路と、
    前記データ出力回路から出力されたデータを入力して記憶する記憶回路と、
    前記記憶回路の記憶領域に所定量の空き領域が生じたときに、前記出力要求に応じて前記データ出力回路から前記記憶回路に出力された全ての前記データが前記空き領域に書き込まれるように、前記フォーマットに応じた回数の前記出力要求を前記データ出力回路に出力する制御回路と
    を有し、
    前記制御回路は、前記記憶回路内の半分の記憶領域が空き状態になったときに、前記フォーマットに応じた回数の前記出力要求を前記データ出力回路に出力する
    記憶装置。
  2. 前記記憶回路は、FIFO回路である
    請求項1に記載の記憶装置。
  3. 読み出し要求を受けたとき、1回の前記読み出し要求によって読み出しを行う有効な画素データのデータ量が相互に異なる複数のフォーマットの画像データを記憶可能な第1の記憶回路と、
    前記第1の記憶回路から読み出された前記有効な画素データを入力して記憶する第2の記憶回路と、
    前記第2の記憶回路の記憶領域に所定量の空き領域が生じたときに、前記読み出し要求によって前記第1の記憶回路から前記第2の記憶回路に出力された全ての前記有効な画素データが前記空き領域に書き込まれるように、前記フォーマットに応じた回数の前記読み出し要求を前記第1の記憶回路に出力する制御回路と
    前記第2の記憶回路から読み出された画素データに基づいて画像処理を行う画像処理回路と、
    前記第1の記憶回路から読み出される前記画像データのフォーマットと、前記画像処理回路が入力する前記画素データを含む画像データのフォーマットとが異なる場合に、前記第2の記憶回路から読み出された画素データを含む画像データを前記画像処理回路が入力する画像データのフォーマットに、画素データ単位で並べ替える、並べ替え回路と
    を有する画像データ処理装置。
  4. 単位図形の頂点について、3次元座標(x,y,z)、R(赤),G(緑),B(青)データ、テクスチャ同次座標(s,t)および同次項qを含むポリゴンレンダリングデータを用いてレンダリング処理を行う画像データ処理装置であって、
    当該画像データ処理装置に入力された、前記単位図形の頂点のポリゴンレンダリングデータを補間して、前記単位図形内に位置する画素の補間データを生成する補間データ生成回路と、
    前記補間データ生成回路で生成された前記補間データに含まれるテクスチャ同次座標(s,t)を同次項qで除算して「s/q」および「t/q」を生成し、当該「s/q」および「t/q」に応じたテクスチャアドレスを用いて前記第1の記憶回路から読み出されたテクスチャデータを、図形要素の表面への張り付け処理を行って表示データを生成するテクスチャ処理回路と、
    前記テクスチャ処理回路で処理された、1回の前記読み出し要求によって読み出される有効な画素データのデータ量が相互に異なる複数のフォーマットを持ち、前記表示データと、少なくとも一つの図形要素が必要とする前記テクスチャデータとを記憶する第1の記憶回路と、
    前記第1の記憶回路から読み出された前記有効な画素データを入力して記憶する第2の記憶回路と、
    前記第2の記憶回路の記憶領域に所定量の空き領域が生じたときに、前記読み出し要求によって前記第1の記憶回路から前記第2の記憶回路に出力された全ての前記有効な画素データが前記空き領域に書き込まれるように、前記フォーマットに応じた回数の前記読み出し要求を前記第1の記憶回路に出力する制御回路と、
    前記第2の記憶回路から読み出された画素データを出力するインタフェース回路と
    を有する画像データ処理装置。
  5. 当該画像データ処理装置は、前記第2の記憶回路から入力した前記画素データを、前記インタフェース回路のフォーマットに応じて並べ替えて、前記インタフェース回路に出力するデータ並べ替え回路をさらに有する、
    請求項4に記載の画像データ処理装置。
JP31813398A 1998-11-09 1998-11-09 記憶装置および画像データ処理装置 Expired - Lifetime JP4182575B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31813398A JP4182575B2 (ja) 1998-11-09 1998-11-09 記憶装置および画像データ処理装置
EP99308797A EP1001378A3 (en) 1998-11-09 1999-11-04 Storage device and image data processing apparatus
US09/435,985 US6466219B1 (en) 1998-11-09 1999-11-08 Storage device and image data processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31813398A JP4182575B2 (ja) 1998-11-09 1998-11-09 記憶装置および画像データ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000148578A JP2000148578A (ja) 2000-05-30
JP4182575B2 true JP4182575B2 (ja) 2008-11-19

Family

ID=18095879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31813398A Expired - Lifetime JP4182575B2 (ja) 1998-11-09 1998-11-09 記憶装置および画像データ処理装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6466219B1 (ja)
EP (1) EP1001378A3 (ja)
JP (1) JP4182575B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4378015B2 (ja) * 2000-02-28 2009-12-02 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション メモリ・チップ
JP4568950B2 (ja) * 2000-02-29 2010-10-27 ソニー株式会社 グラフィックス描画装置
US6903744B2 (en) * 2002-02-20 2005-06-07 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Graphics processing system
US6842179B2 (en) * 2002-02-20 2005-01-11 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Graphics processing system
JP4817792B2 (ja) * 2004-11-02 2011-11-16 マイクロソフト コーポレーション テクスチャベースのピクセルパッキング
JP2007264909A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Toshiba Corp 演算処理装置
US7999817B1 (en) 2006-11-02 2011-08-16 Nvidia Corporation Buffering unit to support graphics processing operations
US8139071B1 (en) 2006-11-02 2012-03-20 Nvidia Corporation Buffering unit to support graphics processing operations
CN102034221B (zh) * 2010-11-22 2012-05-23 长沙景嘉微电子有限公司 图形芯片设计中图形像素生成算法的硬件实现
US10902265B2 (en) * 2019-03-27 2021-01-26 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Imaging effect based on object depth information

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5469398A (en) * 1991-09-10 1995-11-21 Silicon Systems, Inc. Selectable width, brustable FIFO
JP3081774B2 (ja) * 1995-05-24 2000-08-28 シャープ株式会社 テクスチャーパターンメモリ回路
JPH0944315A (ja) * 1995-07-25 1997-02-14 Canon Inc 記憶装置及びその方法
US5831624A (en) * 1996-04-30 1998-11-03 3Dfx Interactive Inc Level of detail texture filtering with dithering and mipmaps
JP3601955B2 (ja) * 1997-10-23 2004-12-15 株式会社日立製作所 データ転送方法およびそれに適した計算機システム

Also Published As

Publication number Publication date
US6466219B1 (en) 2002-10-15
JP2000148578A (ja) 2000-05-30
EP1001378A2 (en) 2000-05-17
EP1001378A3 (en) 2002-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7027066B2 (en) Graphics plotting apparatus
JPH0484192A (ja) 図形処理装置及び図形処理方法
JP4182575B2 (ja) 記憶装置および画像データ処理装置
US6480199B1 (en) Image processing apparatus
JP3687945B2 (ja) 画像処理装置およびその方法
JP4828006B2 (ja) 画像処理装置
JP4314655B2 (ja) 画像処理装置
JP4081860B2 (ja) 画像処理装置
JP3260913B2 (ja) 画像再生装置
JP4665268B2 (ja) 画像処理装置
US7245303B2 (en) Image processing apparatus
JP4232234B2 (ja) 画像処理装置
US7583270B2 (en) Image processing apparatus
JPH11265459A (ja) 記憶回路制御装置およびグラフィック演算装置
JPH11272548A (ja) 記憶回路制御装置およびグラフィック演算装置
US6489967B1 (en) Image formation apparatus and image formation method
JP2647073B2 (ja) 図形表示装置
JP4580475B2 (ja) 演算処理装置およびグラフィック演算装置
JP2823043B2 (ja) 画像表示制御装置
JP2003085038A (ja) 画像処理装置
JP4670887B2 (ja) 画像処理装置
JPH05257793A (ja) 計算機システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080812

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080825

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term