JP2000032461A - 画像符号化方法、画像復号方法及び装置及びコンピュ―タプログラム製品 - Google Patents

画像符号化方法、画像復号方法及び装置及びコンピュ―タプログラム製品

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JP2000032461A
JP2000032461A JP11074516A JP7451699A JP2000032461A JP 2000032461 A JP2000032461 A JP 2000032461A JP 11074516 A JP11074516 A JP 11074516A JP 7451699 A JP7451699 A JP 7451699A JP 2000032461 A JP2000032461 A JP 2000032461A
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coefficients
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transform
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Andrew James
アンドリュー ジェームズ
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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    • G06T9/007Transform coding, e.g. discrete cosine transform

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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像中の必要な成分を効率よく符号化あるいは
復号化するための構成を提供する。 【解決手段】A及びBを2以上の整数とするとき、画像
を(A×B)個の画素から構成される複数のブロックに
分割し、ブロックごとに画素を複数の周波数領域の係数
に変換し、異なるブロックにおける同じ種類とみなされ
る周波数領域の係数を組み合わせて、係数のグループを
得、前記係数のグループに対しグループ単位の符号化を
施して、画像を符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、別の圧縮フォーマ
ットへの、あるいは別の圧縮フォーマットからの変換(t
ranscoding)を含めて、デジタル画像を符号化及び復号
化する方法及び装置に関する。また、本発明は静止画像
の符号化技術に限らず、動画像等の画像符号化技術に使
用可能である。
【0002】
【従来の技術】現在のベースラインJPEG規格におい
ては、8×8ブロックを復号できるようにする前に、そ
の前の8×8ブロックの全ての変換係数をほぼ復号しな
ければならない。従って、画像の低解像度バージョンを
復号するために必要な時間は全ての係数を復号するのに
要する時間によって限定されてしまう。この時間は、特
にごく低い解像度の場合に、復号時間を実際に著しく制
約する。
【0003】JPEG規格では、冗長階層型符号化も規
定されている。最初に100%の分解能で画像を伸長す
る必要なく、より低い解像度のバージョンもアクセスで
きるように、画像は複数の解像度で符号化される。しか
し、その結果、望むよりも多くの情報を格納するため、
圧縮ファイルは大型になる。
【0004】更にJPEG規格によれば、スペクトル選
択などの非冗長階層型符号化も規定されている。しか
し、それらの方法は画像の符号化に関しては効率的では
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来例に鑑みてなされたものであり、画像中の必要な成
分を効率よく符号化あるいは復号する構成を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の面によれ
ば、(a)A及びBを2以上の整数とするとき、画像を
(A×B)個の画素から構成される複数のブロックに分
割する分割工程と、(b)ブロックごとに画素を複数の
周波数領域の係数に変換する変換工程と、(c)異なる
ブロックにおける同じ種類とみなされる周波数領域の係
数を組み合わせて、係数のグループを得る結合工程と、
(d)前記係数のグループに対しグループ単位の符号化
を施す符号化工程とを備える画像符号化方法が提供され
る。
【0007】本発明の第2の面によれば、符号化表現を
提供するためにデジタル画像を表現する方法であって、
(a)前記デジタル画像を複数の画素のブロックに分割
する工程と、(b)各々の画素のブロックを、それぞれ
が定義済みビットシーケンスにより表される変換係数か
ら成る変換係数のブロックに変換する変換工程と、
(c)同じ空間周波数領域の前記変換係数が同じグルー
プとしてグループ分けされるように、変換係数をそれぞ
れが1つ又は複数の変換係数のサブグループを有する複
数のグループに再配列する再配列工程と、(d)各サブ
グループを領域として順次選択し、所定の最大ビットプ
レーンを現在ビットプレーンとして設定する工程と、
(e)前記選択された領域の各ビットプレーンの有意性
を前記現在ビットプレーンから所定の最小ビットプレー
ンに向かって走査し、有意のビットプレーンが確定され
るまで、前記符号化表現の中の有意でないビットプレー
ンごとに第1のトークンを提供し、有意のビットプレー
ンごとに第2のトークンを提供し、且つ前記確定された
有意のビットプレーンを現在ビットプレーンとして設定
する工程と、(f)前記選択された領域を所定の形態を
有する2つ以上の部分領域に区分し、前記部分領域の各
々を前記選択された領域として設定する工程と、(g)
前記現在ビットプレーンから始めて、所定の最小ビット
プレーンに到達するまで、又は前記選択された領域が所
定の大きさを有するまで、選択された領域ごとに工程
(e)及び(f)を繰り返し、前記選択された領域の前
記変換係数を符号化し、且つ前記符号化表現で前記符号
化変換係数を提供する工程とを備える画像符号化方法が
提供される。
【0008】本発明の第3の面によれば、画像を符号化
する方法であって、画像を符号化する方法であって、
(a)前記画像を複数の画素のブロックに分割する工程
と、(b)線形変換に従って各々の画素のブロックを変
換係数のブロックに変換する変換工程と、(c)画像又
はその分解能を再生するために部分集合{G
1,...,Gk}が逆変換可能であるように、変換係
数をn個のグループから成る集合{G1,...,G
n}に再配列する再配列工程と、(d)第1のグループ
G1から始めて、順次最終グループGnに至るまでグル
ープを順次符号化する符号化工程とを備える画像符号化
方法が提供される。
【0009】本発明の第4の面によれば、同じ空間周波
数領域の係数が同じグループとしてグループ分けされる
ような変換係数の複数の符号化グループを含むデジタル
画像の符号化表現を復号する方法であって、(a)解像
度モードを選択する工程と、(b)第1のグループから
始めて、前記解像度モードに応じて確定される数のグル
ープが復号され終わるまで、グループを順次復号する復
号工程と、(c)前記解像度モードに応じて確定される
再配列方式により、前記復号されたグループを再配列し
て、変換係数のブロックを形成する再配列工程と、
(d)前記解像度モードに応じて決定される変換によ
り、必要に応じて、変換係数のブロックを画素のブロッ
クに変換する変換工程と、(e)前記画素のブロックを
組み合わせて、前記画像又はその解像度を再構成する結
合工程とを備える画像復号方法が提供される。
【0010】本発明の第5の面によれば、複数の画素の
ブロックを含むデジタル画像の符号化表現を復号する方
法であって、前記画素のブロックは、それらと関連づけ
られた、各グループが変換係数の1つ又は複数のサブグ
ループを含む複数のグループに再配列されている変換係
数のブロックを有しており、前記方法は、(a)解像度
モードを選択する工程と、(b)第1のグループから始
めて、前記解像度モードに応じて決定される数のグルー
プが復号され終わるまで、グループを順次復号する工程
であって、(b)(i)グループの前記サブグループの各
々を領域として復号されるものとして選択する副工程
と、(b)(ii)前記選択された領域と関連し、前記係数
の有意でないビットプレーンごとの第1のトークンと、
前記係数の有意のビットプレーンごとの第2のトークン
とゼロ個又はそれ以上の数の符号化係数とを含む前記符
号化表現を走査する副工程と、(b)(iii)第1のトー
クンが確定された場合、前記選択された領域の係数の現
在ビットプレーンに対し出力ストリームの中に有意でな
いビットプレーンを提供する副工程と、(b)(iv)第2
のトークンが選択された場合、前記選択された領域の前
記係数の前記現在ビットプレーンに対し前記出力ストリ
ームの中に有意のビットプレーンを提供し、前記選択さ
れた領域を所定の形態を有する2つ以上の部分領域に区
分し、かつ前記部分領域の各々を前記選択された領域と
して設定する副工程と、(b)(v)所定のビットプレー
ンから始めて、所定の最小ビットプレーンに到達するま
で、又は前記選択された領域が前記選択された領域の符
号化変換係数が復号される所定の大きさを有するまで、
副工程(b)(ii)乃至(b)(iv)を繰り返す副工程と、
(b)(vi)前記復号された変換係数のサブグループを出
力として提供する副工程とを含む工程と(c)選択され
た解像度モードによって決まる整数をnとするとき、前
記選択されたサブグループの復号された変換係数の全て
を前記変換係数の複数のn×nブロックに再配列する工
程と、(d)必要に応じて、前記変換係数のn×nブロ
ックの各々を逆変換して、画素のn×nブロックを取り
出す工程と、(e)前記画素のブロックを組み合わせ
て、デジタル画像又はその分解能を再構成する工程とを
備える画像復号方法が提供される。
【0011】本発明の第6の面によれば、JPEG符号
化デジタル画像をトランスコーディングして、別のフォ
ーマットの符号化表現を提供する方法であって、(a)
JPEGデジタル画像をエントロピー復号して、変換係
数のブロックを生成する工程と、(c)画像又はその分
解能を再生するためにサブセット{G1,...,G
k}が逆変換可能であるように、変換係数をn個のグル
ープから成るセット{G1,...,Gn}に再配列す
る工程と、(d)第1のグループG1から始めて、順次
最終グループGnに至るまでグループを順次符号化する
工程とから成る画像符号化方法が提供される。
【0012】本発明の第7の面によれば、複数の画素の
ブロックを含むデジタル画像の符号化表現をJPEG符
号化画像にトランスコーディングする方法であって、前
記画素のブロックは、それらと関連づけられた、複数の
変換係数のサブバンドに再配列されている変換係数のブ
ロックを有しており、前記方法は、(a)解像度モード
を選択する工程と、(b)第1のグループから始めて、
前記解像度モードに応じて決定される数のグループが復
号され終わるまで、グループを順次復号する工程と、
(c)前記解像度モードに応じて決定される再配列方式
で前記復号されたグループを再配列して、変換係数の複
数のブロックを形成する工程と、(d)変換係数のブロ
ックをエントロピー符号化して、JPEGデジタル画像
を形成する工程とを備える画像符号化方法が提供され
る。
【0013】本発明の他の面によれば、上記の方法のい
ずれか1つを実現するための装置が提供される。
【0014】本発明の他の面によれば、上記の方法のい
ずれか1つを実現するためのコンピュータプログラムが
記録されているコンピュータ読み取り可能媒体を具備す
るコンピュータプログラム製品が提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】概要 図1に示すコンピュータのような従来の汎用コンピュー
タと共に、本発明の実施形態を実施することができる。
図1のコンピュータにおいては、図2から図14のプロ
セスをコンピュータで実行されるべきソフトウェアとし
て実現できるであろう。すなわち、符号化及び/又は復
号化の工程は、コンピュータにより実行されるソフトウ
ェアの命令によって実施されるのである。このソフトウ
ェアは、例えば、以下で説明する記憶装置を備えるコン
ピュータで読み取り可能な媒体に格納されていても良
い。ソフトウェアはコンピュータ読み取り可能媒体から
コンピュータにロードされた後、コンピュータにより実
行される。その様なソフトウェア又はコンピュータプロ
グラムが記録されているコンピュータ読み取り可能媒体
は、コンピュータプログラム製品である。コンピュータ
プログラム製品をコンピュータで使用することにより、
本発明の実施形態に従ってデジタル画像を符号化し、デ
ジタル画像の符号化表現を復号するのに有利な装置が得
られるため、その様な製品の使用は好ましい。デジタル
画像を符号化し、対応する画像の符号化表現を復号する
ため、又はその逆の目的のためにシステムを実現しても
良い。
【0016】コンピュータシステム100は、コンピュ
ータ102と、ビデオ表示装置116と、入力装置11
8,120とから構成されている。更に、コンピュータ
システム100はコンピュータ102に接続するライン
プリンタ、レーザープリンタ、プロッタ及び他の再生装
置を含めた任意の数の他の出力装置を有していても良
い。モデム通信経路、コンピュータネットワークなどの
適切な通信チャネルを使用して、コンピュータシステム
100を1つ又は複数の他のコンピュータに接続でき
る。コンピュータネットワークはローカルエリアネット
ワーク(LAN),ワイドエリアネットワーク(WA
N),イントラネット及び/又はインターネットを含ん
でいても良い。
【0017】コンピュータ102自体は中央処理装置
(以下の説明では単にプロセッサという)104と、ラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)及び読み取り専用メモ
リ(ROM)を含むメモリ106と、入出力(I/O)
インタフェース108と、ビデオインタフェース110
と、図1ではブロック112により一括して表されてい
る1つ又は複数の記憶装置とから構成されている。記憶
装置112は、フロッピーディスク、ハードディスクド
ライブ、磁気光学ディスクドライブ、CD−ROM,磁
気デープ又は当業者には良く知られている他の多くの不
揮発性記憶装置のうちいずれか1つ又はそれらの組み合
わせから構成されていれば良い。構成要素104から1
12の各々は、通常、バス114を介してその他の装置
の1つ又は2つ以上に接続している。バス114自体は
データバス、アドレスバス及び制御バスから構成でき
る。
【0018】ビデオインタフェース110はビデオ表示
装置116に接続しており、ビデオ表示装置116で表
示すべきコンピュータ102からのビデオ信号を供給す
る。コンピュータ102を動作させるためのユーザ入力
は1つ又は2つ以上の入力装置から供給できる。例え
ば、オペレータはキーボード118及び/又はマウス1
20のような指示装置を使用して、コンピュータ102
に対する入力を供給することができる。
【0019】コンピュータシステム100は単に一例と
して挙げられたものであり、これとは別の構成を採用し
ても、本発明の趣旨から外れることにはならない。本実
施形態を実施できるコンピュータの例としては、IBM
−PC/AT又はそれと互換性をもつ機種、Macin
tosh(TM)PCのファミリ、Sun Sparc
station(TM)などがある。ここに挙げた機種
は、単に、本発明の実施形態を実施できる種類のコンピ
ュータの例であるに過ぎない。通常、以下で説明する実
施形態のプロセスは、コンピュータ読み取り可能媒体と
してのハードディスクドライブ(図1にはブロック11
2として一括して示されている)に記録されたソフトウ
ェア又はプログラムとして常駐しており、プロセッサ1
04を使用して読み取られ、制御される。プログラムや
画素データ及びネットワークから取り出されるデータの
中間記憶は、おそらくはハードディスクドライブ112
と協調して、半導体メモリ106を使用して実行されれ
ば良い。
【0020】場合によっては、プログラムはCD−RO
M又はフロッピーディスク(共にブロック112により
一括して示されている)に符号化された形でユーザに供
給されるかもしれず、あるいは、ユーザがネットワーク
から、例えば、コンピュータに接続するモデム装置を介
してプログラムを読み取ることもありうるだろう。更
に、磁気テープ、ROM又は集積回路、磁気光学ディス
ク、コンピュータと別の装置との間の無線送信チャネル
又は赤外線送信チャネル、PCMCIAカードなどのコ
ンピュータ読み取り可能カード、電子メイル送信やウェ
ブサイトなどに記録される情報を含むインターネット及
びイントラネットを含めた他のコンピュータ読み取り可
能媒体からコンピュータシステム100にソフトウェア
をロードすることも可能である。これらは関連性をもつ
コンピュータ読み取り可能媒体の例であるにすぎない。
その他のコンピュータ読み取り可能媒体を実施しても、
本発明の趣旨から逸脱することにはならない。
【0021】あるいは、符号化、復号化又はトランスコ
ーディングのプロセスの機能又は副機能を実行する1つ
又は複数の集積回路のような専用ハードウェアにおい
て、本発明の実施例を実現しても良い。その様な専用ハ
ードウェアは、1つ又は複数のマイクロプロセッサと、
関連メモリを更に含んでいても良い。
【0022】図2は、本発明の一実施形態に従ってデジ
タル画像を圧縮デジタル画像に符号化するための符号化
方法の流れ図を示す。この圧縮プロセスにおいては、元
のデジタル画像を8×8の画素ブロックに分割し、その
後、それらのブロックを8×8二次元離散コサイン変換
(DCT)用変換器200に供給する。変換器200
は、JPEGベースライン規格と同様に8×8ブロッ
ク、すなわち、DCT係数を生成する。各DCT係数
は、同様にJPEGベースライン規格に従って、量子化
器201により量子化される。しかし、その他の量子化
の具体例を実施しても本発明の趣旨から外れることには
ならない。元の画像の全ての8×8ブロックの量子化済
みDCTブロックは、その後、係数再配列装置202に
供給され、そこで、量子化済みDCT係数は階層形式に
再配列される。この階層形式では、係数を複数のサブバ
ンドとしていくつかにグループ分けする。このようにD
CT係数をサブバンドに再配列するプロセスについて
は、「好適な実施形態の係数再配列プロセス」の項で更
に詳細に説明する。次に、係数のサブバンドをエンコー
ダ203によりデジタル画像を表すビットストリームに
符号化する。エンコーダにより実行される符号化プロセ
スについては、「好適な実施形態の符号化プロセス」の
項で更に詳細に説明する。又、上述の符号化プロセスと
組み合わせて、エントロピー符号化(例えば、2進算術
符号化)を任意に使用しても良い。すなわち、上述の符
号化プロセスに続いて、符号化ストリームをエントロピ
ー符号化する工程を実行しても良い。その場合には、エ
ントロピー符号化されたストリームをエントロピー復号
する工程に先立って、図3を参照して以下に説明する復
号工程を実行しても良い。図2に示す符号化方法はJP
EGベースライン圧縮装置に非常に類似している。しか
しながら、ここで説明する圧縮方法は基本的には異なる
再配列プロセスと異なる符号化プロセスを使用する。
【0023】図3は、圧縮デジタル画像を元のデジタル
画像に復号する方法の流れ図を示す。この場合、圧縮デ
ジタル画像は図2に示す符号化方法で符号化されてい
る。符号化ビットストリームがデコーダ300に供給さ
れると、デコーダ300はビットストリームを復号し
て、階層形式で配列された複数のサブバンドを生成す
る。デコーダ300の復号プロセスについては、「好適
な実施形態の復号プロセス」の項でさらに詳細に説明す
る。それらのサブバンドは、サブバンドの1つ又は2つ
以上を選択し、再配列してDCT係数のn×nブロック
を生成するための係数再配列装置301へ順次送られ
る。量子化済みDCT係数のn×nブロックは次に逆量
子化器(dequantizer)302に送られ、そこで各係数は
JPEGベースライン規格と同様に逆量子化(dequantiz
e)される。ただし、その他の逆量子化の具体例を実施し
ても、本発明の趣旨から逸脱することにはならない。最
後に、各々の係数のn×nブロックを逆n×n二次元D
CTエンコーダ302で変換し、得られた画像ブロック
を組み合わせて、元の画像又はそれに近似するものを再
構成する。
【0024】図3に示す復号方法は、ユーザ入力に応答
して、いくつかの異なる分解能モードで動作することが
できる。ユーザ入力に応答して、デコーダ300は所定
の数の係数のサブバンドを復号し、それらのサブバンド
を係数再配列装置301に供給する。係数再配列装置3
01は、それらの係数のサブバンドを所望の分解能モー
ドに従って特定の方式で再配列し、それらの係数を量子
化器を介して逆DCT変換器303に供給する。逆DC
T変換器303はn×n逆DCT変換を実行する。ここ
で、nは所望の分解能モードによって決まり、8,4,
2又は0のいずれかであれば良い。しかし、その他の分
解能モード及び変換のサイズも可能である。
【0025】二次元離散的コサイン変換(DCT) ここで説明する符号化方法(図2)においては、入力画
像の各8×8ブロックは、二次元離散コサイン変換(2
00)を使用して、変換係数の8×8ブロックを生成す
ることにより変換される。同様に、ここで説明する復号
化方法(図3)においても、二次元逆離散コサイン変換
(302)により変換係数の8×8ブロックを変換し
て、元の8×8ブロックを得る(すなわち、n=8)。
より低次の逆DCTを使用して、分解能がより低いバー
ジョンのブロックを得ても良い。例えば、図4に示すよ
うに、変換係数の8×8ブロックの左上の4×4象限を
4×4二次元逆DCTによって変換しても良い(すなわ
ち、n=4)。この結果得られる係数の4×4アレイ
は、元の8×8ブロックの低分解能バージョンである。
同じようにして、逆2×2DCTを使用して、ブロック
の(更に)低分解能のバージョンである係数の2×2ア
レイを得ることも可能である(すなわち、n=2)。最
後に、8×8ブロックの(スケーリングされた)平均で
あるDC係数自体をブロックの最も大まかな近似として
使用することができる(すなわち、n=0)。
【0026】この方式を使用して、8×8DCTで符号
化された画像を階層復号する。例えば、各次元で元の画
像の二分の一の大きさである画像を復号するときには、
各8×8変換ブロックの最も低い周波数の4×4係数の
みを復号し、逆量子化するだけで良い。次に、各々の4
×4ブロックを逆二次元4×4DCTによって変換す
る。この場合、通常はスケーリングが必要になるであろ
う。各次元で四分の一の大きさである画像を復号すると
きには、最も低い周波数の2×2係数のみを復号し、適
切に変換するだけで良い。この場合にも、スケーリング
が必要になるであろう。最後に、各ブロックのDC係数
を使用して、各次元で元の画像の八分の一の大きさであ
る画像を形成することができる。この場合には、スケー
リング以外に、逆DCTは不要である。
【0027】好適な実施形態の係数再配列プロセス この実施形態では、全てのDC係数を、まず、圧縮ビッ
トストリームに符号化し、次に、全てのAC係数をほぼ
周波数が大きくなる順に符号化するように、画像の全て
の変換係数を再配列する。このようにすれば、所定の解
像度に対して、要求される係数はビットストリームの第
1の部分に含まれるので、望まない係数まで復号する必
要はない。
【0028】復号プロセスは、各次元で元の画像の2の
累乗分小さい画像、すなわち、各次元で二分の一、四分
の一及び八分の一の大きさである画像を復号できるのが
好ましい。多くの用途に対して、これは受け入れられや
すい制約条件である。
【0029】係数の再配列を図5及び図6を参照しなが
ら説明する。図5においては、空間周波数成分が大きく
なる順という通常の順序で配列された各8×8ブロック
の係数を、10個のサブグループを含む4つのグループ
としてラベル付けしている。第1のグループはサブグル
ープ0だけから構成されている。第2のグループはサブ
グループ1から3により構成され、第3のグループはサ
ブグループ4から6により構成され、第4のグループは
サブグループ7から9により構成されている。DC係数
はサブグループ0にある。8×8マトリクスの行0列1
(行/列の番号付けは0から始まる)に位置する係数
は、サブグループ1に入る。行1列0に位置する係数は
サブグループ2に入る。列1行1の係数はサブグループ
3に入る。行0列2、行0列3、行1列2、行1列3の
係数はサブグループ4に入る。以下も同様である。図6
では、16×16画像の各8×8ブロックは二次元DC
Tによって変換されている。それぞれの係数は、図5に
示す上記のグループ分けにしたがってラベル付けされて
いる。別々の8×8ブロックを区別するために、a,
b,c及びdのラベルを使用している。再配列は係数の
サブグループから(大まかに言えば)「サブバンド」を
形成する。そこで、0−9とラベル付けされた10個
(10種類)のサブバンドが存在することになる。例え
ば、その中の1種類に相当するサブバンド0は図7に示
すような係数から形成されるのに対し、別の種類のサブ
バンド8は図8に示すように形成される。
【0030】16×16画素より大きい画像の場合に
も、サブバンドの数は10個であるが、それぞれのサブ
バンドは大きさに対応して大きくなる。このようにし
て、画像の全ての変換係数をサブバンド0から9として
種類毎に配列することができる。
【0031】なお、本発明は上述のようなサブバンドの
種類に分別する場合に限らず、他の分別方法で再配列を
行っても良い。例えばサブバンド0〜3は、1つのサブ
バンドの種類とみなして再配列してもよいし、サブバン
ド0〜6を1つとみなしても良い。
【0032】好適な実施形態のサブバンドの符号化プロ
セス 離散コサイン変換符号化に適用する場合、存在しうる係
数の範囲を表すために必要とされる各係数のビットの数
は、入力画像中の各画素の解像度(画素ごとのビット
数)によって決まる。各画素のこの値の範囲は、通常、
大半の変換係数の値と比べて大きいので、多くの係数で
は多数の先行ゼロ(leading zero)を有することになる。
例えば、数9は8ビット表現では4つの先行ゼロを有
し、16ビット表現では12個の先行ゼロを含む。好適
な実施形態に従った符号化方法及び符号化装置は、係数
のブロックに対し、それらの先行ゼロを効率良く表現
(又は符号化)する方式を提供する。その数の残るビッ
トとサインは変更なしに直接に符号化されれば良い。
【0033】説明を簡明にすると共に、本発明を無用に
わかりにくくするのを避けるために、以下の説明におい
ては、離散コサイン変換係数は1つのサインビットを伴
うサインなし2進整数の形態で表現されるものと仮定す
る。すなわち、10進数−9及び9は同じビットシーケ
ンス、すなわち、1001で表現されるが、−9は負の
値であることを示すために1に等しいサインビットを有
し、9は正の値であることを示すために0に等しいサイ
ンビットを伴う。先行ゼロの数は、変換係数の範囲によ
って決まる。整数表現を使用する場合、係数は暗黙のう
ちに既に最も近い整数値に量子化されている。そのた
め、圧縮を行うとき、小数ビットに含まれる情報は通常
は全て無視される。
【0034】本実施形態の説明を更に続ける前に、以下
で使用する用語を簡単に解説しておく。数を2進整数表
現する場合、「ビットn」又は「ビット番号n」は、最
小有意ビット(the least significant bit)のn桁だけ
左側にある2進数字nを表す(ビット0から始まる)。
例えば、8ビット2進表現を想定すると、10進数9は
00001001と表現される。この数において、ビッ
ト3は1に等しく、ビット2,1及び0はそれぞれ0,
0,1に等しい。変換は、係数が行と列を成して配列さ
れ、各々の係数がビットシーケンスにより表されるよう
なマトリクスとして表現されても良い。概念的にいえ
ば、マトリクスは3つの次元、すなわち、行方向の一次
元と、列方向の第2の次元と、ビットシーケンスの方向
の第3の次元とを有するものとしてみなすことができる
であろう。この三次元空間の中で、同じビット番号で各
ビットシーケンスを通る平面をビットプレーンという。
【0035】図9は、好適な実施形態による画像符号化
方法を示す流れ図である。ステップ902では、上記再
配列により得られた各種類のサブバンドの係数を使用し
てサブバンド単位の処理が開始される。
【0036】ステップ906では、変換係数の最大の絶
対値の最大有意ビット(msb:most significant bi
t)を確定し、パラメータmaxBitNumberを
この係数値に設定する。例えば、最大の変換係数が00
001001(10進数では9)の2進値を有する場
合、msbはビット番号3であるので、パラメータma
xBitNumberは3に設定される。あるいは、パ
ラメータmaxBitNumberを変換係数の最大絶
対値のmsbより大きい任意の値に設定しても良い。画
像の各サブバンドは、各々の初期領域としてそれら注目
されるサブバンドの全体を設定して、別個に処理され
る。なお、処理の順序はサブバンド0,1,…,9の順
が好ましい。
【0037】更に、ステップ906では、符号化後の画
質を指定するために、符号化パラメータminBitN
umberを設定する。詳細にいえば、この符号化パラ
メータは変換後の画像のあらゆる係数の精度を指定する
もので、必要に応じて変更できる。例えば、3というm
inBitNumberでは、1の値より低い精度で原
画像を再生する。
【0038】オプションとして、この技法は、入力画像
の符号化表現の中に出力ヘッダを与えるステップ908
を含む。すなわち、実際に実現するときに、ヘッダ情報
は符号化表現の一部として出力されるのである。例え
ば、本発明の実施形態の出力ヘッダは、画像の高さと
幅、DCサブバンドの平均値、maxBitNumbe
rパラメータ及びminBitNumberパラメータ
を含む、元の画像に関する情報を含んでいても良い。
【0039】ステップ910で開始されると、変換画像
の各サブバンドはステップ912及び914で別個に符
号化される。各サブバンドは独立して順に符号化され
る。すなわち、まず、サブバンド0がビットストリーム
に符号化され、次に、サブバンド1、サブバンド2と順
次ビットストリームに符号化されて行く。DCサブバン
ドの場合、符号化に先立って平均値を除去し、ステップ
908でヘッダ情報に符号化する。ステップ912で
は、初期領域を全サブバンドに設定することにより、各
サブバンドを符号化する。ステップ914では、その領
域をパラメータとしてのmaxBitNumber及び
minBitNumberによって符号化する。これに
より、画像の低解像度バージョンが高解像度より前にビ
ットストリームに符号化されるので、階層コードが得ら
れる。処理はステップ916で終了する。
【0040】図10は、各領域を符号化するために図9
のステップ914で呼び出される手続き「CodeRe
gion(currentBitNumber,min
BitNumber)」の詳細な流れ図である。この場
合、maxBitNumberがcurrentBit
Numberとして提供される。処理はステップ100
2で始まる。図10の領域符号化プロセスに対する入力
はcurrentBitNumberパラメータと、m
inBitNumberパラメータとを含む。方法は、
プロセスが選択された領域又は部分領域と共にそれ自体
を呼び出すことができるような再帰的技法として実現さ
れるのが好ましい。しかし、プロセスを非再帰的方式で
実現しても、本発明の趣旨から外れることにはならな
い。
【0041】決定ブロック1004では、curren
tBitNumberパラメータがminBitNum
berパラメータより小さいか否かを判定するために、
検査を実行する。決定ブロック1004で真(Yes)
であれば、何も実行せず、処理はステップ1006の呼
び出し手続き(又は親プロセス)に戻る。この条件は、
選択領域のどの係数もminBitNumberより小
さいmsb番号を有することを示している。これに対
し、決定ブロック1004で偽(No)である場合に
は、処理は決定ブロック1008へと続く。
【0042】決定ブロック1008では、選択領域が1
×1画素であるか否かを判定するために検査を実行す
る。この実施形態は1×1画素が所定の大きさであると
して説明されるが、別の大きさを実施しても本発明の趣
旨から逸脱しないことは当業者には明白であろう。Mと
Nを共に正の整数とするとき、この所定の大きさはM×
N画素と表せる。例えば、所定の大きさは2×2画素又
は係数以下であっても良い。決定ブロック1008で真
(Yes)であれば、処理はステップ1010へ進む。
ステップ1010では、1×1画素を符号化する。ここ
でも同様に別の所定サイズ(M×N画素)を実施して差
し支えないことは当業者には明白であろう。更に、所定
の大きさは2×2画素又は係数以下であっても良い。ス
テップ1010は、符号化表現の名かのminBitN
umberより上位の残りビットを直接に出力すること
を含むのが好ましい。ステップ1012では、処理は呼
び出し手続きに戻る。これに対し、決定ブロック100
8で偽(No)である場合には、領域は2つ以上の係数
から構成されており、処理は決定ブロック1014へ進
む。
【0043】決定ブロック1014では、選択領域が有
意であるか否かを判定するために選択領域を検査する。
すなわち、領域の有意性を試験するのである。領域は、
その領域の各係数のmsb番号がcurrentBit
Numberパラメータの値より小さい場合に有意でな
いと言われる。領域の意味の概念を精密にするため、数
学的定義を式(1)に示す。所定のビット番号、例え
ば、currentBitNumber=nにおいて、
以下の条件が満たされれば、領域は有意でないと言われ
る。
【0044】 |cij|<2n,∀i,j∈Tm (1) 式中、Tmは領域を示し、cijはこの領域の中の係数
(i,j)を示す。
【0045】決定ブロック1014で偽(No)であれ
ば、処理はステップ1016へ進む。ステップ1016
では、符号化表現ストリームで0の値(又は第1のトー
クン)を出力し、ステップ1017でcurrentB
itNumberを1減分したサブルーチン(Code
Region(currentBitNumber−
1,minBitNumber)への再帰呼び出しを実
行する。すなわち、領域中の次の、より低いビットプレ
ーンを処理のために選択する。次に、処理は決定ブロッ
ク1004へ進み、パラメータcurrentBitN
umber−1及びminBitNumberにより再
び領域を処理する。これに対し、決定ブロック1014
で真(Yes)である場合、すなわち、領域が有意であ
る場合には、処理はステップ1018へ進む。あるい
は、再起呼び出しの回数を減らすため、ステップ101
4の代わりに、currentBitNumber−n
個のゼロを出力するステップを実行しても良い。なお、
nはその領域が有意であるための最大の整数である。n
がminBitNumber以上であれば、処理はステ
ップ1018へ進む。そうでない場合には、機能は終了
する。
【0046】ステップ1018では、符号化表現ストリ
ームに1の値(又は第2のトークン)を出力する。ステ
ップ1020では、指定の区分アルゴリズム又はプロセ
スを使用して、選択領域を所定の数(好ましくは4つ)
の部分領域に区分する。使用する区分プロセスはデコー
ダにはわかっている。
【0047】ステップ1022では、各部分領域を同じ
currentBitNumberパラメータ及び同じ
minBitNumberパラメータによって符号化す
る。これは、図10の手続き「CodeRegion
(currentBitNumber,minBitN
umber)」への再起呼び出しによって実行されるの
が好ましい。この部分領域の符号化は並列に実行されて
も良く、又、逐次実行されても良い。逐次実行する場合
には、処理は低周波数の部分領域から始まり、順次高周
波数の部分領域へと進む。すなわち、部分領域0から部
分領域3へと進む。
【0048】符号化表現においては、単にcurren
tBitNumberからminBitNumberま
での画素ビットを出力することにより、変換係数を符号
化する。係数ビットのうちいくつかがゼロでない場合に
限って符号を出力するという規約に従うのが好ましい。
例えば、currentBitNumber=3,mi
nBitNumber=1であれば、−9(00001
001)は「100」にサインビット「1」を続けた数
として符号化されることになる。
【0049】オプションとして、好適な実施形態の符号
化プロセス(並びにその他の実施形態の符号化プロセ
ス)は、符号化に先立ってデータを何らかのスケールフ
ァクタでスケーリング(除算)することにより実行でき
る単純な形態の量子化を使用して実現されても良い。以
下に説明する復号プロセスの後にも、関連する符号化プ
ロセスの一部としてスケーリング工程を採用した場合に
は、同様に、逆スケーリングの工程を実行することがで
きる。
【0050】更に、本発明の実施形態の符号化プロセス
と組み合わせてオプションとしてエントロピー符号化
(例えば、2進算術符号化)を使用しても良い。すなわ
ち、先に説明した符号化のプロセスの後に、符号化スト
リームをエントロピー符号化する工程を実行しても良
い。その様な場合、復号工程に先立って、エントロピー
符号化ストリームを復号するエントロピー復号工程を実
行すれば良い。
【0051】二次元の場合の符号化プロセスの例 この方法は、最大有意ビットからパラメータminBi
tNumberにより指定される所定の最小有意ビット
までのビットとサインとを単純にそのまま符号化しつ
つ、大半の変換係数の先行ゼロを有効に符号化する。す
なわち、本発明の好適な実施形態は先行ゼロを都合良く
表現する。この方法はいくつかの状況、すなわち、通常
は広いダイナミックレンジを示す離散ウェーブレット変
換画像係数を符号化するためには非常に効率的である。
二、三の係数は通常は非常に大きな値を有するが、多く
の係数は非常に小さい値を有する。
【0052】図11Aから図11Dを参照して、4×4
係数から構成されるサブバンドを符号化する例を説明す
る。全ての係数のうち最大のビット番号(ビットプレー
ン)は7であるので、図11Aの4×4領域1100の
処理は、maxBitNumberを7に設定すること
から始まる。
【0053】
【数1】
【0054】この例に限って、minBitNumbe
rを3に設定する。ヘッダは、maxBitNumbe
r及びminBitNumberを含む符号化表現で出
力されるのが好ましい。次に、領域1100を符号化す
るプロセスを実行する。
【0055】currentBitNumber=7の
とき、領域1100はビット番号7に関して有意である
ので、“1”を出力する(図10の決定ブロック100
4、1008及び1014並びにステップ1018を参
照)。次に、領域1100を4つの部分領域、すなわ
ち、図11Aの左上の領域1110、右上の領域111
2、左下の領域1114及び右下の領域1116に区分
する(図10のステップ1020を参照)。それぞれの
部分領域は2×2係数から構成されている。
【0056】図11Aの部分領域1110,1112,
1114及び1116は、順に図11Bに示す所定の処
理シーケンスで符号化される。図11Bの領域1150
は4つの部分領域1150Aから1150Dにより構成
されている。図に示されている3つの矢印は処理の順序
又はシーケンス、すなわち、左上の部分領域1150
A,右上の部分領域1150B、左下の部分領域115
0C及び右下の部分領域1150Dをそれぞれ指示して
いる。
【0057】まず、図11Aの部分領域1110を符号
化する(図10のステップ1022を参照)。curr
entBitNumberが7に等しいとき、符号化表
現で“1”を出力する。次に、部分領域1110を10
進値200,13,−13及び3を有する4つの1×1
画素に区分する。これらの係数の各々は、curren
tBitNumber=7からminBitNumbe
r=3までの各係数のビットを出力することにより符号
化される(図10の決定ブロック1008及びステップ
1010を参照)。次に、必要に応じてサインビットを
出力する。すなわち、10進値200は11001にサ
インビット0を続けた数として符号化される。係数値1
3は00001にサインビット0を伴う数として符号化
される。係数値−13は00001にサインビット1を
伴う数として符号化される。最後に、係数値3は000
00(サインビットなし)として符号化される。各係数
の符号化表現はcurrentBitNumberとm
inBitNumberとの間の係数「200」のビッ
トに先立つ2つの「1「ビットを含む。これで、左上の
部分領域1110の符号化は完了する。この段階での符
号化出力は次の通りである。
【0058】
【数2】
【0059】上記の式には、ヘッダ情報は示されていな
い。
【0060】次に、右上の部分領域1112を符号化す
る(図11Bを参照)。領域1112はビット番号7,
6,5及び4に関しては有意でないので、7,6,5及
び4に等しいcurrentBitNumberの各々
に対しては“0”を出力する。currentBitN
umber=3では、このビットプレーンがビット番号
3に関して有意であるので、“1”を出力する。部分領
域1112を値−11,−8,−4及び−3を有する4
つの1×1画素に区分する。これらの10進値はサイン
ビット1を伴うビット値1、サインビット1を伴うビッ
ト値1、サインビットなしのビット値0及び0としてそ
れぞれ符号化される。すなわち、この段階では、符号化
表現は次のようになる。
【0061】
【数3】
【0062】次に、左下の部分領域1114を符号化す
る。領域1114はビット番号7,6,5及び4に関し
ては有意でないので、7,6,5及び4に等しいcur
rentBitNumberの各々においては“0”を
出力する。3に等しいcurrentBitNumbe
rでは、このビットプレーンはビット番号3に関して有
意であるので、“1”を出力する。次に、部分領域11
14を値8,1,2及び−1を有する4つの1×1画素
に区分する。これらはサインビット0を伴う2進値1、
及びサインビットなしの2進値0,0,0としてそれぞ
れ符号化される。
【0063】最後に、値−2,−2,−3及び−3を有
する右下の部分領域1116を符号化する。部分領域1
116はビット番号7,6,5,4及び3に関しては有
意でないので、currentBitNumber=
7,6,5,4及び3の各々に対しては“0”を出力す
る。符号ビットは出力されない。従って、符号化表現は
次のようになる。
【0064】11110010000010000011000000000111110000
0011000000000. デコーダは単純に符号化プロセスに倣って、図11Cに
示すように符号化表現から領域を再構成する。
【0065】復号プロセスを「よりスマート」にする方
法はいくつかある。その様な「よりスマート」な方法を
図11Dに示す。この場合、ゼロでない係数それぞれの
大きさは、2のminBitNumber乗の半分ずつ
増加される。これを図11Dに示す。このようにして、
「スマート」な復号処理は、通常、復号係数と元の係数
との間の平均二乗誤差を減少させる。更に、その代わり
に、エンコーダがこの(型の)演算を実行することによ
り、デコーダに図11Cに示す最も単純な形態を使用さ
せるようにすることも可能である。
【0066】好適な実施形態の階層復号プロセス この実施形態では、各次元で原画像の八分の一の大きさ
である画像を伸長するために、符号化ビットストリーム
の第1の部分に含まれているサブバンド0のみを復号す
れば良い。各次元で四分の一の大きさである画像を伸長
するときには、サブバンド0,1,2及び3を復号する
だけで良い。その場合、それら4つのサブバンドを再配
列装置301により2×2DCTブロックに再配列する
ことができる。これは、関連する(2×2)係数に対し
て、圧縮中に実行された再配列を逆に実行することによ
って行われる。例えば、16×16画像の場合には、サ
ブバンド0,1,2及び3は図14に示すように再配列
される。次に、各2×2ブロックを逆量子化し、逆二次
元2×2DCTによって変換する。この場合にも、それ
らのサブバンドはビットストリームの第1の部分に含ま
れているので、不要な復号は要求されない。最後に、各
次元で二分の一の大きさである画像を伸長するときに
は、サブバンド0−6を復号し、再配列し、各4×4ブ
ロックを逆量子化し、逆変換することができる。全復号
のときには、全てのサブバンドを復号し、8×8ブロッ
クに再配列し、各8×8ブロックを逆量子化し、逆変換
しなければならない。このようにして、デコーダ300
は所望の解像度モード1/8,1/4,1/2又は全面
のそれぞれに応じて、サブバンド0,0から3,0から
6又は0から9のみを復号し、出力する。そこで、再配
列装置301は解像度モードに応じてサブバンドを再配
列し、変換器303は同様に解像度モードに応じて適切
な逆n×nDCT変換(n=0,2,4又は8)を実行
する。
【0067】図12は、図3に示すデコーダ300によ
り実行された画像の符号化表現を復号する方法を示す流
れ図である。ステップ1202では、図2,9及び10
のプロセスを使用して得られた画像の符号化表現を使用
して処理が開始される。ステップ1204では、原画像
の大きさを決定するために、符号化表現からヘッダ情報
を読み取る。この場合にも、maxBitNumber
(符号化プロセスにおける初期currentBitN
umberと等しい)及びminBitNumberな
どの情報を入力する。その他の情報としては、DCサブ
バンドの平均値がある。
【0068】ステップ1206では、選択した解像度モ
ードに対する関連サブバンドの復号が開始される。復号
は、領域を関連サブバンドに設定することにより開始さ
れる。ステップ1208では、maxBitNumbe
rパラメータ及びminBitNumberパラメータ
を使用して選択領域を復号する。処理はステップ121
2で終了する。
【0069】図13は、手続き呼び出し「Decode
Region(currentBitNumber,m
inBitNumber)」を使用して各領域を復号す
るための図12のステップ1208の詳細な流れ図であ
る。なお、maxBitNumberはcurrent
BitNumberとして提供される。処理はステップ
1302で開始される。図13の領域復号プロセスに対
する入力はcurrentBitNumberパラメー
タと、minBitNumberパラメータである。こ
こでも、方法は再帰的技法として実現されるのが好まし
い。しかし、プロセスを非再帰的方式で実現しても、本
発明の趣旨から外れることにはならない。
【0070】決定ブロック1304では、curren
tBitNumberがminBitNumberより
小さいか否かを判定するために検査を実行する。決定ブ
ロック1304で真(Yes)であれば、処理はステッ
プ1306へ進み、処理は呼び出し手続きに戻る。これ
に対し、決定ブロック1304で偽(No)である場合
には、処理は決定ブロック1308へ進む。
【0071】決定ブロック1308では、選択領域が1
×1画素の大きさであるか否かを判定するために検査を
実行する。決定ブロック1308で真(Yes)であれ
ば、処理はステップ1310へ進む。ステップ1310
では、1×1領域を復号する。同様に、領域の大きさは
あらかじめ定められていても良く、MとNを共に正の整
数とするとき、M×N画素に等しくても良い。例えば、
大きさは2×2画素又は係数以下であっても良い。次
に、処理はステップ1312で呼び出し手続きに戻る。
決定ブロック1308で偽(No)である場合には、処
理はステップ1314へ進む。ステップ1314では、
符号化表現から1つのビットを入力する。
【0072】決定ブロック1316では、そのビットが
1に等しいか否かを判定するために検査を実行する。す
なわち、領域が有意であるか否かを判定するために入力
を検査する。決定ブロック1316で偽(No)であれ
ば、処理はステップ1318へ進む。ステップ1318
では、currentBitNumberを1減分し
て、DecodeRegion()への再帰的呼び出し
を実行し、その後、処理はステップ1319で呼び出し
た手続きに戻る。これに対し、決定ブロック1316で
真(Yes)である場合には、処理はステップ1320
へ進む。ステップ1320では、領域を所定の数(好ま
しくは4つ)の部分領域に区分する。ステップ1322
では、currentBitNumber及びminB
itNumberを使用してそれぞれの部分領域を復号
する。好適な実施形態においては、これは図13に示す
プロセスへの再帰的呼び出しによって実行される。ステ
ップ1324で、処理は呼び出し手続きに戻る。
【0073】このように、エンコーダにおける有意性の
判定から出力されるビットは、どの処理経路を取るべき
かをデコーダに命令し、その結果エンコーダを模倣す
る。画素(サインもあり得る)は、単に適切な数のビッ
ト(currentBitNumberからminBi
tNumber、及びそれらのビットのうちいくつかが
ゼロでない場合にはサインビット)を読み込むことによ
り復号される。
【0074】JPEGへのトランスコーディング ここで開示する階層的方法は、量子化された変換係数の
(再)配列及びそれらの量子化された係数の符号化方法
に関してのみJPEG方法と異なっている。係数の再配
列は可逆又は無損失である。すなわち、係数の再配列に
続いて、逆再配列を実行するため、配列は開始時に戻る
のである。更に、JPEG方法でも、階層符号化方法で
も、量子化された係数の符号化プロセスは損失を伴わな
い。従って、JPEG方法とこの階層的方法との間で相
互に損失なくトランスコーディングを実行することが可
能である。
【0075】例えば、JPEG圧縮画像から階層形式に
トランスコーディングするときには、JPEG画像を部
分的に伸長(すなわち、エントロピー復号)して、量子
化されたDCT変換係数の8×8ブロックを形成するこ
とができる。その後、それらの係数をここで開示した方
法に従って配列、符号化して、階層圧縮形式を得ること
ができる。JPEGにトランスコーディングして戻すと
きには、階層符号化画像サブバンドを部分的に復号し、
サブバンドを量子化されたDCT変換係数の8×8ブロ
ックに配列する。そこで、それらのブロックをJPEG
量子化指標符号化方法(JPEG quantisation index codin
g method)によって符号化できる。(ヘッダ情報及び補
助情報が同じままであると仮定すれば)出力されるJP
EG圧縮ファイルは元のJPEGファイルと同一にな
る。
【0076】同様に、開示された階層フォーマットに従
って元々圧縮された画像は、損失なくJPEGフォーマ
ットにトランスコーディングし、また戻すことが可能で
ある。
【0077】その他の階層復号 以上説明した方法としては、各次元で原画像の二分の
一、四分の一及び八分の一の大きさである階層圧縮画像
を復号することが可能である。これを原画像の十六分の
一、三十二分の一、あるいは、それより小さい画像にま
で、JPEGとの間の無損失トランスコーディングの機
能を失わずに拡張することができる。これは、サブバン
ド0を階層無損失形式で符号化することにより実現され
る。サブバンド0を厳密に開始時点のサブバンドに損失
なく復号することができる。例えば、図9を参照して説
明したサブバンドより小さいサブバンド0に対して無損
失階層符号化方法を使用することが可能である。この変
形例の方法においては、ステップ902とステップ90
6との間でサブバンド0に対して整数ウェーブレット変
換ステップを実行し、サブバンド0を更に複数のサブバ
ンドに分割し、それらのサブバンドをステップ910で
別個に符号化する。サブバンド0の低解像度バージョン
を復号することにより、原画像の低解像度バージョンが
選られる(この場合、サブバンド0の符号化に先立っ
て、DC係数のDPCMを元に戻すことが望ましい)。
【0078】本発明の実施形態は、画像を格納し、かつ
/または伝送するのに適する表現となるように、デジタ
ル画像データを効率良く、融通性に富む方式で表現する
方法及び装置を提供する。通常、符号化技法は変換係数
のアレイを表現し、かつ画像を離散コサイン変換ドメイ
ンで表現することにより効率の良い表現を提供するため
に使用できる。すなわち、実施形態は、入力画像から得
られる変換係数のブロックの先行ゼロを表現(又は符号
化)する方法及び装置を提供する。この技法は、所定の
サイズのコードに対し原画像を適切に再生しかつ高速階
層復号を実行するという点に関して有効である。更に、
本発明の技法は、線形変換から得られる係数がエントロ
ピー符号化を使用せずに個別に符号化されるという点で
フレキシブルである。実施形態の有利な面には、符号化
が量子化の性質をもつこと及びJPEGへのトランスコ
ーディングが無損失で可能であることが含まれる。
【0079】本発明の実施形態はDCT(離散コサイン
変換)の使用には限定されず、DWT(離散ウェーブレ
ット変換)などの別の線形変換を使用しても良い。加え
て、本発明をデジタル画像の全ての変換係数を再配列す
る方式に限定する必要はなく、デジタル画像の一部分の
変換係数の全てを再配列する方法を含めても良い。
【0080】以上、本発明のごく少数の実施形態を説明
したが、本発明の趣旨から逸脱せずに変形及び/又は変
更を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を実現できる汎用コンピュータのブロ
ック図である。
【図2】好適な実施形態に従って画像を符号化する方法
を示す流れ図である。
【図3】好適な実施形態に従って画像を復号する方法を
示す流れ図である。
【図4】好適な実施形態に従って縮小逆離散コサイン変
換を利用して画像を復号する方法を示す流れ図である。
【図5】好適な実施形態に従った8×8離散コサイン変
換ブロック内の離散的変換係数のグループ分けを示す図
である。
【図6】好適な実施形態に従った係数再配列プロセスの
一例として16×16デジタル画像の4つの8×8離散
的変換ブロックを示す図である。
【図7】図6に示す1616デジタル画像のグループ0
の変換係数から形成されたサブバンド0を示す図であ
る。
【図8】図6に示す16×16デジタル画像のグループ
8の変換係数から形成されたサブバンド8を示す図であ
る。
【図9】好適な実施形態の図2に示すエンコーダで利用
されるサブバンドを符号化する方法を示す流れ図であ
る。
【図10】好適な実施形態の図9に示す符号化方法を更
に詳細に示す流れ図である。
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図11D】図9及び図10の符号化方法に従った16
係数サブバンド領域のプロセスを示す図である。
【図12】好適な実施形態の図3に示すデコーダ方法で
利用される階層復号の方法を示す流れ図である。
【図13】好適な実施形態の図12に示す復号方法を更
に詳細に示す流れ図である。
【図14】デクオンタイズ及び変換に先立った再配列済
みサブバンド0,1,2及び3を示す図である。
【符号の説明】
100 コンピュータシステム、 102 コンピュータ、 104 中央処理装置(プロセッサ)、 106 メモリ、 108 入出力(I/O)インタフェース、 110 ビデオインタフェース、 112 記憶装置、 114 バス、 116 ビデオ表示装置、 118 キーボード、 120 マウス、 200 二次元離散コサイン変換(DCT)器、 201 量子化器、 202 係数再配列装置、 203 エンコーダ、 300 デコーダ、 301 係数再配列装置、 302 逆量子化器、 303 逆DCT変換器

Claims (93)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)A及びBを2以上の整数とすると
    き、画像を(A×B)個の画素から構成される複数のブ
    ロックに分割する分割工程と、 (b)ブロックごとに画素を複数の周波数領域の係数に
    変換する変換工程と、 (c)異なるブロックにおける同じ種類とみなされる周
    波数領域の係数を組み合わせて、係数のグループを得る
    結合工程と、 (d)前記係数のグループに対しグループ単位の符号化
    を施す符号化工程とを備える画像符号化方法。
  2. 【請求項2】 前記結合工程は、 (c)(ii)前記同じ種類とみなされる空間周波数領域の
    係数が同じグループにグループ分けされるように、前記
    変換工程で得られた複数のブロック分の係数を複数種類
    のグループに再配列する再配列工程を含む請求項1記載
    の画像符号化方法。
  3. 【請求項3】 前記変換工程は、各々の画素のブロック
    を、二次元DCT変換に従って1つのDC係数と複数の
    AC係数とを有する変換係数のブロックに変換する請求
    項1又は2記載の画像符号化方法。
  4. 【請求項4】 前記変換工程の変換は、離散ウエーブレ
    ット変換を用いて行われることを特徴とする請求項1に
    記載の画像符号化方法。
  5. 【請求項5】 前記再配列工程は、変換係数のDC係数
    を第1の前記グループとして組み合わせる請求項3記載
    の画像符号化方法。
  6. 【請求項6】 変換係数の各ブロックは、1つのDC変
    換係数と63個のAC変換係数とを有する係数の8×8
    ブロックであり、ブロックのi番目の行、j番目の列に
    あるAC成分をACijとするとき、前記再配列工程は、
    DC係数を第1の前記グループとして組み合わせ、AC
    01,AC10及びAC11変換係数を第2の前記グループと
    して組み合わせ、AC02,AC03,AC12,AC13,A
    20,AC21,AC30,AC31,AC22,AC23,AC
    32,AC33変換係数を第3の前記グループとして組み合
    わせ、AC04,AC05,AC06,AC07,AC14,AC
    15,AC16,AC17,AC24,AC25,AC26,A
    27,AC34,AC35,AC 36,AC37,AC40,AC
    50,AC60,AC70,AC41,AC51,AC61,A
    71,AC42,AC52,AC62,AC72,AC43,AC
    53,AC63,AC73,AC 44,AC45,AC46,A
    47,AC54,AC55,AC56,AC57,AC64,AC
    65,AC66,AC67,AC74,AC75,AC76及びAC
    77変換係数を第4の前記グループとして組み合わせる請
    求項3記載の画像符号化方法。
  7. 【請求項7】 前記再配列工程は、前記グループを変換
    係数の1つ又は2つ以上のサブグループに再配列する請
    求項1又は6記載の画像符号化方法。
  8. 【請求項8】 前記再配列工程は、前記第1のグループ
    以外の前記グループの各々を3つのサブグループに再配
    列する請求項7記載の画像符号化方法。
  9. 【請求項9】 前記変換工程は、 (b)(i)各々の画素のブロックを、定義済みビットシ
    ーケンスにより表現される変換係数のブロックに変換す
    る工程を含む請求項8記載の画像符号化方法。
  10. 【請求項10】 前記符号化工程は、 (d)(i)各サブグループを領域として順次選択し、所
    定の最大ビットプレーン(bitplane)を現在ビットプレー
    ンとして選択する工程と、 (d)(ii)前記選択された領域の各ビットプレーンの有
    意性(significance)を前記現在ビットプレーンから所定
    の最小ビットプレーンに向かって走査し、有意の(signi
    ficant)ビットプレーンが確定されるまで、前記符号化
    表現の中の有意でない(insignificant)ビットプレーン
    に対し第1のトークンを提供し、有意のビットプレーン
    に対しては第2のトークンを提供し、かつ前記確定され
    た有意のビットプレーンを現在ビットプレーンとして設
    定する工程と、 (d)(iii)前記選択された領域を所定の形態を有する
    2つ以上の部分領域に区分し、前記部分領域の各々を前
    記選択された領域として設定する工程と、 (d)(iv)前記現在ビットプレーンから始めて、所定の
    最小ビットプレーンに到達するまで、又は前記選択され
    た領域が所定の大きさを有するまで、選択された領域ご
    とに工程(d)(ii)及び(d)(iii)を繰り返し、前記
    選択された領域の前記変換係数を符号化する工程とを含
    む請求項9記載の画像符号化方法。
  11. 【請求項11】 符号化表現を提供するためにデジタル
    画像を表現する方法であって、 (a)前記デジタル画像を複数の画素のブロックに分割
    する工程と、 (b)各々の画素のブロックを、それぞれが定義済みビ
    ットシーケンスにより表される変換係数から成る変換係
    数のブロックに変換する変換工程と、 (c)同じ空間周波数領域の前記変換係数が同じグルー
    プとしてグループ分けされるように、変換係数をそれぞ
    れが1つ又は複数の変換係数のサブグループを有する複
    数のグループに再配列する再配列工程と、 (d)各サブグループを領域として順次選択し、所定の
    最大ビットプレーンを現在ビットプレーンとして設定す
    る工程と、 (e)前記選択された領域の各ビットプレーンの有意性
    を前記現在ビットプレーンから所定の最小ビットプレー
    ンに向かって走査し、有意のビットプレーンが確定され
    るまで、前記符号化表現の中の有意でないビットプレー
    ンごとに第1のトークンを提供し、有意のビットプレー
    ンごとに第2のトークンを提供し、且つ前記確定された
    有意のビットプレーンを現在ビットプレーンとして設定
    する工程と、 (f)前記選択された領域を所定の形態を有する2つ以
    上の部分領域に区分し、前記部分領域の各々を前記選択
    された領域として設定する工程と、 (g)前記現在ビットプレーンから始めて、所定の最小
    ビットプレーンに到達するまで、又は前記選択された領
    域が所定の大きさを有するまで、選択された領域ごとに
    工程(e)及び(f)を繰り返し、前記選択された領域
    の前記変換係数を符号化し、且つ前記符号化表現で前記
    符号化変換係数を提供する工程とを備える画像符号化方
    法。
  12. 【請求項12】 前記変換工程は、各々の画素のブロッ
    クを、二次元離散コサイン変換に従って1つのDC係数
    と複数のAC係数とを有する変換係数のブロックに変換
    する請求項11記載の画像符号化方法。
  13. 【請求項13】 前記再配列工程は変換係数のDC係数
    を第1のグループとして組み合わせる請求項12記載の
    画像符号化方法。
  14. 【請求項14】 変換係数の各ブロックは、1つのDC
    変換係数と63個のAC変換係数とを有する係数の8×
    8ブロックであり、ブロックのi番目の行、j番目の列
    にあるAC成分をACijとするとき、前記再配列工程
    は、DC係数を第1の前記グループに組み合わせ、AC
    01,AC10及びAC11変換係数を第2の前記グループと
    して組み合わせ、AC02,AC03,AC12,AC13,A
    20,AC21,AC30,AC31,AC22,AC23,AC
    32,AC33変換係数を第3の前記グループとして組み合
    わせ、AC04,AC05,AC06,AC07,AC14,AC
    15,AC16,AC17,AC24,AC25,AC26,A
    27,AC34,AC35,AC36,AC37,AC40,AC
    50,AC60,AC70,AC41,AC51,AC61,A
    71,AC42,AC52,AC62,AC72,AC43,AC
    53,AC63,AC73,AC44,AC45,AC46,A
    47,AC54,AC55,AC56,AC57,AC64,AC
    65,AC66,AC67,AC74,AC75,AC76及びAC
    77変換係数を第4の前記グループとして組み合わせる請
    求項12記載の画像符号化方法。
  15. 【請求項15】 前記再配列工程は、前記第1のグルー
    プ以外の前記グループの各々を3つのサブグループに再
    配列する請求項10又は14記載の方法。
  16. 【請求項16】 画像を符号化する方法であって、 (a)前記画像を複数の画素のブロックに分割する工程
    と、 (b)線形変換に従って各々の画素のブロックを変換係
    数のブロックに変換する変換工程と、 (c)画像又はその分解能を再生するために部分集合
    {G1,...,Gk}が逆変換可能であるように、変
    換係数をn個のグループから成る集合{G1,...,
    Gn}に再配列する再配列工程と、 (d)第1のグループG1から始めて、順次最終グルー
    プGnに至るまでグループを順次符号化する符号化工程
    とを備える画像符号化方法。
  17. 【請求項17】 前記変換工程は、各々の画素のブロッ
    クを、二次元離散コサイン変換に従って1つのDC係数
    と複数のAC係数とを有する変換係数のブロックに変換
    する請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 変換係数の各ブロックは、1つのDC
    変換係数と63個のAC変換係数とを有する係数の8×
    8ブロックであり、ブロックのi番目の行、j番目の列
    にあるAC成分をACijとするとき、前記再配列工程
    は、DC係数を第1の前記グループに組み合わせ、AC
    01,AC10及びAC11変換係数を第2の前記グループと
    して組み合わせ、AC02,AC03,AC12,AC13,A
    20,AC21,AC30,AC31,AC22,AC23,AC
    32,AC33変換係数を第3の前記グループとして組み合
    わせ、AC04,AC05,AC06,AC07,AC14,AC
    15,AC16,AC17,AC24,AC25,AC26,A
    27,AC34,AC35,AC36,AC37,AC40,AC
    50,AC60,AC70,AC41,AC51,AC61,A
    71,AC42,AC52,AC62,AC72,AC43,AC
    53,AC63,AC73,AC44,AC45,AC46,A
    47,AC54,AC55,AC56,AC57,AC64,AC
    65,AC66,AC67,AC74,AC75,AC76及びAC
    77変換係数を第4の前記グループとして組み合わせる請
    求項17記載の画像符号化方法。
  19. 【請求項19】 前記再配列工程は各々の前記グループ
    を1つ又は複数の変換係数のサブグループに再配列する
    請求項17記載の画像符号化方法。
  20. 【請求項20】 前記再配列工程は前記第1のグループ
    以外の前記グループの各々を3つのサブグループに再配
    列する請求項19記載の画像符号化方法。
  21. 【請求項21】 前記符号化工程は、 (d)(i)各サブグループを領域として順次選択し、所
    定の最大ビットプレーンを現在ビットプレーンとして設
    定する工程と、 (d)(ii)前記選択された領域の各ビットプレーンの有
    意性を前記現在ビットプレーンから所定の最小ビットプ
    レーンに向かって走査し、有意のビットプレーンが確定
    されるまで、前記符号化表現の中の有意でないビットプ
    レーンに対し第1のトークンを提供し、有意のビットプ
    レーンに対しては第2のトークンを提供し、かつ前記確
    定された有意のビットプレーンを現在ビットプレーンと
    して設定する工程と、 (d)(iii)前記選択された領域を所定の形態を有する
    2つ以上の部分領域に区分し、前記部分領域の各々を前
    記選択された領域として設定する工程と、 (d)(iv)前記現在ビットプレーンから始めて、所定の
    最小ビットプレーンに到達するまで、又は前記選択され
    た領域が所定の大きさを有するまで、選択された領域ご
    とに工程(d)(ii)及び(d)(iii)を繰り返し、前記
    選択された領域の前記変換係数を符号化する工程とを含
    む請求項19又は20記載の画像符号化方法。
  22. 【請求項22】 同じ空間周波数領域の係数が同じグル
    ープとしてグループ分けされるような変換係数の複数の
    符号化グループを含むデジタル画像の符号化表現を復号
    する方法であって、 (a)解像度モードを選択する工程と、 (b)第1のグループから始めて、前記解像度モードに
    応じて確定される数のグループが復号され終わるまで、
    グループを順次復号する復号工程と、 (c)前記解像度モードに応じて確定される再配列方式
    により、前記復号されたグループを再配列して、変換係
    数のブロックを形成する再配列工程と、 (d)前記解像度モードに応じて決定される変換によ
    り、必要に応じて、変換係数のブロックを画素のブロッ
    クに変換する変換工程と、 (e)前記画素のブロックを組み合わせて、前記画像又
    はその解像度を再構成する結合工程とを備える画像復号
    方法。
  23. 【請求項23】 前記変換工程は、必要に応じて、二次
    元逆離散コサイン変換に従って変換係数のブロックを逆
    変換する請求項22記載の画像復号方法。
  24. 【請求項24】 変換係数はDC変換係数とAC変換係
    数とを含み、1つのモードでは前記変換工程は実行され
    ず、前記結合工程はDC変換係数を組み合わせて低分解
    能の前記画像を再構成する請求項23記載の画像復号方
    法。
  25. 【請求項25】 変換係数のブロックの大きさは選択さ
    れた分解能モードによって決まる請求項22又は23記
    載の画像復号方法。
  26. 【請求項26】 前記逆離散コサイン変換の大きさは選
    択された解像度モードによって決まる請求項23又は2
    5記載の画像復号方法。
  27. 【請求項27】 前記グループの各々は1つ又は複数の
    変換係数のサブグループを含み、前記復号工程は、 (b)(i)前記サブグループの各々を領域として順次選
    択する工程と、 (b)(ii)前記選択された領域と関連する、前記係数の
    有意でないビットプレーンごとの第1のトークンと、前
    記係数の有意のビットプレーンごとの第2のトークン
    と、ゼロ個又はそれ以上の数の符号化係数とを含む前記
    符号化表現を走査する工程と、 (b)(iii)第1のトークンが確定された場合、前記選
    択された領域の係数の現在ビットプレーンに対して出力
    ストリームの中に有意でないビットプレーンを提供する
    工程と、 (b)(iv)第2のトークンが確定された場合、前記選択
    された領域の前記係数の前記現在ビットプレーンに対し
    て前記出力ストリームの中に有意のビットプレーンを提
    供し、前記選択された領域を所定の形態を有する2つ以
    上の部分領域に区分し、かつ前記部分領域の各々を前記
    選択された領域として設定する工程と、 (b)(v)所定のビットプレーンから始めて、所定の最
    小ビットプレーンに到達するまで、又は前記選択された
    領域が前記選択された領域の符号化変換係数が復号され
    る所定の大きさを有するまで、工程(b)(ii)乃至
    (b)(iv)を繰り返す工程と、 (b)(vi)復号された変換係数の前記選択されたサブグ
    ループを出力として提供する工程とを含む請求項22記
    載の画像復号方法。
  28. 【請求項28】 nを整数とするとき、前記再配列工程
    は、前記復号されたグループの復号された変換係数の全
    てを複数の前記変換係数のn×nブロックに再配列する
    工程を含み、かつ、前記変換工程は、必要に応じて、前
    記変換係数のn×nブロックを逆変換して、画素のn×
    nブロックを取り出す工程を含む請求項22又は23記
    載の画像復号方法。
  29. 【請求項29】 複数の画素のブロックを含むデジタル
    画像の符号化表現を復号する方法であって、前記画素の
    ブロックは、それらと関連づけられた、各グループが変
    換係数の1つ又は複数のサブグループを含む複数のグル
    ープに再配列されている変換係数のブロックを有してお
    り、前記方法は、 (a)解像度モードを選択する工程と、 (b)第1のグループから始めて、前記解像度モードに
    応じて決定される数のグループが復号され終わるまで、
    グループを順次復号する工程であって、 (b)(i)グループの前記サブグループの各々を領域と
    して復号されるものとして選択する副工程と、 (b)(ii)前記選択された領域と関連し、前記係数の有
    意でないビットプレーンごとの第1のトークンと、前記
    係数の有意のビットプレーンごとの第2のトークンとゼ
    ロ個又はそれ以上の数の符号化係数とを含む前記符号化
    表現を走査する副工程と、 (b)(iii)第1のトークンが確定された場合、前記選
    択された領域の係数の現在ビットプレーンに対し出力ス
    トリームの中に有意でないビットプレーンを提供する副
    工程と、 (b)(iv)第2のトークンが選択された場合、前記選択
    された領域の前記係数の前記現在ビットプレーンに対し
    前記出力ストリームの中に有意のビットプレーンを提供
    し、前記選択された領域を所定の形態を有する2つ以上
    の部分領域に区分し、かつ前記部分領域の各々を前記選
    択された領域として設定する副工程と、 (b)(v)所定のビットプレーンから始めて、所定の最
    小ビットプレーンに到達するまで、又は前記選択された
    領域が前記選択された領域の符号化変換係数が復号され
    る所定の大きさを有するまで、副工程(b)(ii)乃至
    (b)(iv)を繰り返す副工程と、 (b)(vi)前記復号された変換係数のサブグループを出
    力として提供する副工程とを含む工程と(c)選択され
    た解像度モードによって決まる整数をnとするとき、前
    記選択されたサブグループの復号された変換係数の全て
    を前記変換係数の複数のn×nブロックに再配列する工
    程と、 (d)必要に応じて、前記変換係数のn×nブロックの
    各々を逆変換して、画素のn×nブロックを取り出す工
    程と、 (e)前記画素のブロックを組み合わせて、デジタル画
    像又はその分解能を再構成する工程とを備える画像復号
    方法。
  30. 【請求項30】 A及びBを2以上の整数とするとき、
    画像を(A×B)画素から構成される複数のブロックに
    分割する分割手段と、ブロックごとに画素を複数の周波
    数領域で係数に変換する変換手段と、異なるブロックに
    おける同じ種類とみなされる周波数領域の係数を組み合
    わせて、係数のグループを得る結合手段と、前記係数の
    グループに対しグループ単位の符号化を施す符号化手段
    とを具備する画像符号化装置。
  31. 【請求項31】 前記結合手段は、前記同じ種類とみな
    される空間周波数領域の係数が同じグループとしてグル
    ープ分けされるように、前記変換工程で得られた複数の
    ブロック分の係数を複数種類のグループに再配列する再
    配列手段を含む請求項30記載の画像符号化装置。
  32. 【請求項32】 前記変換手段は、二次元離散コサイン
    変換に従って各々の画素のブロックを1つのDC係数
    と、複数のAC係数とを有する変換係数のブロックに変
    換する請求項30又は31記載の画像符号化装置。
  33. 【請求項33】 前記変換手段の変換は、離散ウエーブ
    レット変換を用いて行われることを特徴とする請求項3
    0に記載の画像符号化装置。
  34. 【請求項34】 前記再配列手段は、変換係数のDC係
    数を第1の前記グループとして組み合わせる請求項32
    記載の画像符号化装置。
  35. 【請求項35】 変換係数の各ブロックは、1つのDC
    変換係数と63個のAC変換係数とを有する係数の8×
    8ブロックであり、ブロックのi番目の行、j番目の列
    にあるAC成分をACijとするとき、再配列する手段は
    DC係数を第1の前記グループに組み合わせ、AC01
    AC10及びAC11変換係数を第2の前記グループとして
    組み合わせ、AC02,AC03,AC12,AC13,A
    20,AC 21,AC30,AC31,AC22,AC23,AC
    32,AC33変換係数を第3の前記グループとして組み合
    わせ、AC04,AC05,AC06,AC07,AC14,AC
    15,AC16,AC17,AC24,AC25,AC26,A
    27,AC34,AC35,AC36,AC37,AC40,AC
    50,AC60,AC70,AC41,AC51,AC61,A
    71,AC42,AC52,AC62,AC72,AC43,AC
    53,AC63,AC73,AC44,AC45,AC46,A
    47,AC54,AC55,AC56,AC57,AC64,AC
    65,AC66,AC67,AC74,AC75,AC76及びAC
    77変換係数を第4の前記グループとして組み合わせる請
    求項32記載の画像符号化装置。
  36. 【請求項36】 前記再配列手段は、前記グループを変
    換係数の1つ又は複数のサブグループに再配列する請求
    項30又は35記載の画像符号化装置。
  37. 【請求項37】 前記再配列手段は、前記第1のグルー
    プ以外の前記グループの各々を3つのサブグループに再
    配列する請求項36記載の画像符号化装置。
  38. 【請求項38】 前記変換手段は、各々の画素のブロッ
    クを、それぞれが定義済みビットシーケンスにより表現
    される変換係数からなる、複数の変換係数のブロックに
    変換する手段を含む請求項37記載の画像符号化装置。
  39. 【請求項39】 前記符号化手段は、 各サブグループを領域として順次選択し、所定の最大ビ
    ットプレーンを現在ビットプレーンとして設定する手段
    と、 前記選択された領域の各ビットプレーンの有意性を前記
    現在ビットプレーンから所定の最小ビットプレーンに向
    かって走査し、有意のビットプレーンが確定されるま
    で、前記符号化表現の中の有意でないビットプレーンご
    とに第1のトークンを提供し、有意のビットプレーンに
    対しては第2のトークンを提供し、かつ前記確定された
    有意のビットプレーンを現在ビットプレーンとして設定
    する手段と、 前記選択された領域を所定の形態を有する2つ以上の部
    分領域に区分し、前記部分領域の各々を前記選択された
    領域として設定する手段と、 前記現在ビットプレーンから始めて、所定の最小ビット
    プレーンに到達するまで、又は前記選択された領域が所
    定の大きさを有するまで、選択された領域ごとに走査す
    る手段及び区分する手段の動作を順序繰り返す手段と、 前記選択された領域の前記変換係数を符号化する手段と
    を含む請求項38記載の画像符号化装置。
  40. 【請求項40】 符号化表現を提供するためにデジタル
    画像を表現する装置であって、 前記デジタル画像を複数の画素のブロックに分割する手
    段と、 各々の画素のブロックを、それぞれが定義済みビットシ
    ーケンスにより表現される変換係数からなる、複数の変
    換係数のブロックに変換手段と、 同じ空間周波数領域の前記変換係数が同じグループとし
    てグループ分けされるように、変換係数を各々が変換係
    数の1つ又は複数のサブグループを有する複数のグルー
    プに再配列手段と、 各サブグループを領域として順次選択し、所定の最大ビ
    ットプレーンを現在ビットプレーンとして設定する手段
    と、前記選択された領域の各ビットプレーンの有意性を
    前記現在ビットプレーンから所定の最小ビットプレーン
    に向かって走査し、有意のビットプレーンが確定される
    まで、前記符号化表現の中の有意でないビットプレーン
    ごとに第1のトークンを提供し、有意のビットプレーン
    に対しては第2のトークンを提供し、かつ前記確定され
    た有意のビットプレーンを現在ビットプレーンとして設
    定する手段と、 前記選択された領域を所定の形態を有する2つ以上の部
    分領域に区分し、前記部分領域の各々を前記選択された
    領域として設定する手段と、 前記現在ビットプレーンから始めて、所定の最小ビット
    プレーンに到達するまで、又は前記選択された領域が所
    定の大きさを有するまで、選択された領域ごとに走査す
    る手段及び区分する手段の動作を順次繰り返す手段と、 前記選択された領域の前記変換係数を符号化し、前記符
    号化された変換係数を前記符号化表現の中に提供する手
    段とを具備する画像符号化装置。
  41. 【請求項41】 前記変換手段は、二次元離散コサイン
    変換に従って各々の画素のブロックを1つのDC係数と
    複数のAC係数とを有する変換係数のブロックに変換す
    る請求項40記載の画像符号化装置。
  42. 【請求項42】 前記再配列手段は、変換係数のDC係
    数を第1のグループとして組み合わせる請求項41記載
    の画像符号化装置。
  43. 【請求項43】 変換係数の各ブロックは、1つのDC
    変換係数と63個のAC変換係数とを有する係数の8×
    8ブロックであり、ブロックのi番目の行、j番目の列
    にあるAC成分をACijとするとき、前記再配列手段
    は、DC係数を第1の前記グループに組み合わせ、AC
    01,AC10及びAC11変換係数を第2の前記グループと
    して組み合わせ、AC02,AC03,AC12,AC13,A
    20,AC21,AC30,AC31,AC22,AC23,AC
    32,AC33変換係数を第3の前記グループとして組み合
    わせ、AC04,AC05,AC06,AC07,AC14,AC
    15,AC16,AC17,AC24,AC25,AC26,A
    27,AC34,AC35,AC36,AC37,AC40,AC
    50,AC60,AC70,AC41,AC51,AC61,A
    71,AC42,AC52,AC62,AC72,AC43,AC
    53,AC63,AC73,AC44,AC45,AC46,A
    47,AC54,AC55,AC56,AC57,AC64,AC
    65,AC66,AC67,AC74,AC75,AC76及びAC
    77変換係数を第4の前記グループとして組み合わせる請
    求項41記載の画像符号化装置。
  44. 【請求項44】 前記再配列手段は、前記第1のグルー
    プ以外の前記グループの各々を3つのサブグループに再
    配列する請求項40又は43記載の画像符号化装置。
  45. 【請求項45】 画像を符号化する装置であって、 前記画像を複数の画素のブロックに分割する手段と、 線形変換に従って各々の画素のブロックを変換係数のブ
    ロックに変換する変換手段と、 画像又はその分解能を再生するために部分集合{G
    1,...,Gk}が逆変換可能であるように、変換係
    数をn個のグループから成る集合{G1,...,G
    n}に再配列する再配列手段と、 第1のグループG1から始めて、順次最終グループGn
    に至るまでグループを順次符号化する符号化手段とを具
    備する画像符号化装置。
  46. 【請求項46】 前記変換手段は、二次元離散コサイン
    変換に従って各々の画素のブロックを1つのDC係数と
    複数のAC係数とを有する変換係数のブロックに変換す
    る請求項45記載の画像符号化装置。
  47. 【請求項47】 変換係数の各ブロックは、1つのDC
    変換係数と、63個のAC変換係数とを有する係数の8
    ×8ブロックであり、ブロックのi番目の行、j番目の
    列にあるAC成分をACijとするとき、前記再配列手段
    は、DC係数を第1の前記グループに組み合わせ、AC
    01,AC10及びAC11変換係数を第2の前記グループと
    して組み合わせ、AC02,AC03,AC12,AC13,A
    20,AC21,AC30,AC31,AC22,AC23,AC
    32,AC33変換係数を第3の前記グループとして組み合
    わせ、AC04,AC05,AC06,AC07,AC14,AC
    15,AC16,AC17,AC24,AC25,AC26,A
    27,AC34,AC35,AC 36,AC37,AC40,AC
    50,AC60,AC70,AC41,AC51,AC61,A
    71,AC42,AC52,AC62,AC72,AC43,AC
    53,AC63,AC73,AC 44,AC45,AC46,A
    47,AC54,AC55,AC56,AC57,AC64,AC
    65,AC66,AC67,AC74,AC75,AC76及びAC
    77変換係数を第4の前記グループとして組み合わせる請
    求項46記載の画像符号化装置。
  48. 【請求項48】 前記再配列手段は、各々の前記グルー
    プを1つ又は複数の変換係数のサブグループに再配列す
    る請求項45記載の画像符号化装置。
  49. 【請求項49】 前記再配列手段は、前記第1のグルー
    プ以外の前記グループの各々を3つのサブグループに再
    配列する請求項48記載の画像符号化装置。
  50. 【請求項50】 前記符号化手段は、 各サブグループを領域として順次選択し、所定の最大ビ
    ットプレーンを現在ビットプレーンとして設定する手段
    と、 前記選択された領域の各ビットプレーンの有意性を前記
    現在ビットプレーンから所定の最小ビットプレーンに向
    かって走査し、有意のビットプレーンが確定されるま
    で、前記符号化表現の中の有意でないビットプレーンご
    とに第1のトークンを提供し、有意のビットプレーンに
    対しては第2のトークンを提供し、かつ前記確定された
    有意のビットプレーンを現在ビットプレーンとして設定
    する手段と、 前記選択された領域を所定の形態を有する2つ以上の部
    分領域に区分し、前記部分領域の各々を前記選択された
    領域として設定する手段と、 前記現在ビットプレーンから始めて、所定の最小ビット
    プレーンに到達するまで、又は前記選択された領域が所
    定の大きさを有するまで、選択された領域ごとに走査す
    る手段及び区分する手段の動作を順序繰り返す手段と、 前記選択された領域の前記変換係数を符号化する手段と
    を含む請求項48又は49記載の画像符号化装置。
  51. 【請求項51】 同じ空間周波数領域の変換係数が同じ
    グループとしてグループ分けされている複数の変換係数
    の符号化グループから構成されるデジタル画像の符号化
    表現を復号する装置であって、 解像度モードを選択する手段と、 第1のグループから始めて、前記解像度モードに応じて
    決定される数のグループが復号され終わるまで、グルー
    プを順次復号する復号手段と、 前記解像度モードに応じて決定される再配列方式に従っ
    て前記復号されたグループを再配列して、変換係数のブ
    ロックを形成する再配列手段と、 必要に応じて、前記解像度モードに応じて決定される再
    配列方式による変換係数のブロックを画素のブロックに
    変換する変換手段と、 前記画素のブロックを組み合わせて、前記画像又はその
    解像度を再構成する結合手段とを具備する画像復号装
    置。
  52. 【請求項52】 前記変換手段は、必要に応じて、二次
    元逆離散コサイン変換に従って変換係数のブロックを逆
    変換する請求項51記載の画像復号装置。
  53. 【請求項53】 変換係数はDC変換係数と、AC変換
    係数とを含み、1つのモードでは、前記変換手段の動作
    は実行されず、かつ、前記結合手段はDC変換係数を組
    み合わせて、低解像度の前記画像を再構成する請求項5
    2記載の画像復号装置。
  54. 【請求項54】 変換係数のブロックの大きさは選択さ
    れた解像度モードによって決まる請求項51又は52記
    載の画像復号装置。
  55. 【請求項55】 前記逆離散コサイン変換の大きさは選
    択された解像度モードによって決まる請求項54又は5
    2記載の画像復号装置。
  56. 【請求項56】 各々の前記グループは1つ又は複数の
    変換係数のサブグループから構成され、前記復号手段
    は、 各々の前記サブグループを領域として順次選択する手段
    と、 前記選択された領域と関連し、前記係数の有意でないビ
    ットプレーンごとの第1のトークンと、前記係数の有意
    のビットプレーンごとの第2のトークンと、ゼロ個又は
    それ以上の数の符号化係数とを含む前記符号化表現を走
    査する走査手段と、 第1のトークンが確定された場合、前記選択された領域
    の係数の現在ビットプレーンに対し出力ストリームの中
    に有意でないビットプレーンを提供する第1の提供手段
    と、 第2のトークンが確定された場合、前記選択された領域
    の前記係数の前記現在ビットプレーンに対し前記出力ス
    トリームの中に有意のビットプレーンを提供し、前記選
    択された領域を所定の形態を有する2つ以上の部分領域
    に区分し、かつ前記部分領域の各々を前記選択された領
    域として設定する第2の提供手段と、 所定のビットプレーンから始めて、所定の最小ビットプ
    レーンに到達するまで、又は前記選択された領域が前記
    選択された領域の符号 化変換係数が復号される所定の
    大きさを有するまで、走査手段及び第1及び第2の提供
    手段の動作を繰り返す手段と、 復号された変換係数の前記選択されたサブグループを出
    力として提供する手段とを含む請求項51記載の画像復
    号装置。
  57. 【請求項57】 前記再配列手段は、nを整数とすると
    き、前記復号されたグループの復号された変換係数の全
    てを前記変換係数の複数のn×nブロックに再配列する
    ことを含み、前記変換手段は、必要に応じて、前記変換
    係数のn×nブロックの各々を逆変換して、画素のn×
    nブロックを取り出すことを含む請求項51又は52記
    載の画像復号装置。
  58. 【請求項58】 複数の画素のブロックを含むデジタル
    画像の符号化表現を復号する装置であって、前記画素の
    ブロックは、それらと関連づけられた、各グループが変
    換係数の1つ又は複数のサブグループを含む複数のグル
    ープに再配列されている変換係数のブロックを有してお
    り、前記装置は、 解像度モードを選択する手段と、 第1のグループから始めて、前記解像度モードに応じて
    決定される数のグループが復号され終わるまで、グルー
    プを順次復号する手段であって、 グループの前記サブグループの各々を領域として復号さ
    れるものとして選択する手段と、 前記選択された領域と関連し、前記係数の有意でないビ
    ットプレーンごとの第1のトークンと、前記係数の有意
    のビットプレーンごとの第2のトークンとゼロ個又はそ
    れ以上の数の符号化係数とから成る前記符号化表現を走
    査する走査手段と、 第1のトークンが確定された場合、前記選択された領域
    の係数の現在ビットプレーンに対し出力ストリームの中
    に有意でないビットプレーンを提供する第1の提供手段
    と、 第2のトークンが選択された場合、前記選択された領域
    の前記係数の前記現在ビットプレーンに対し前記出力ス
    トリームの中に有意のビットプレーンを提供し、前記選
    択された領域を所定の形態を有する2つ以上の部分領域
    に区分し、且つ前記部分領域の各々を前記選択された領
    域として設定する第2の提供手段と、 所定のビットプレーンから始めて、所定の最小ビットプ
    レーンに到達するまで、又は前記選択された領域が前記
    選択された領域の符号化変換係数が復号される所定の大
    きさを有するまで、前記走査手段及び第1及び第2の提
    供手段の動作を繰り返す手段と、 前記復号された変換係数のサブグループを出力として提
    供する手段とを含む手段と、選択された分解能モードに
    よって決まる整数をnとするとき、前記選択されたサブ
    グループの復号された変換係数の全てを前記変換係数の
    複数のn×nブロックに再配列する手段と、 必要に応じて、前記変換係数のn×nブロックの各々を
    逆変換して、画素のn×nブロックを取り出す手段と、
    前記画素のブロックを組み合わせて、デジタル画像又は
    その分解能を再構成する手段とを具備する画像復号装
    置。
  59. 【請求項59】 画像符号化のためのコンピュータプロ
    グラムが記録されているコンピュータ読み取り可能媒体
    を具備するコンピュータプログラム製品であって、 A及びBを2以上の整数とするとき、画像を(A×B)
    個の画素から構成される複数のブロックに分割する分割
    手段と、 ブロックごとに画素を複数の周波数領域で係数に変換す
    る変換手段と、 異なるブロックにおける同じ種類とみなされる周波数の
    係数を組み合わせて、係数のグループを得る結合手段
    と、 前記係数のグループに対しグループ単位の符号化を施す
    符号化手段とを具備するコンピュータプログラム製品。
  60. 【請求項60】 前記結合手段は、前記同じ種類とみな
    される空間周波数の領域の係数が同じグループとしてグ
    ループ分けされるように、前記変換工程で得られた複数
    ブロック分の係数を複数種類のグループに再配列する再
    配列手段を含む請求項59記載のコンピュータプログラ
    ム製品。
  61. 【請求項61】 前記変換手段は、二次元離散コサイン
    変換に従って各々の画素のブロックを1つのDC係数と
    複数のAC係数とを有する変換係数のブロックに変換す
    る請求項59又は60記載のコンピュータプログラム製
    品。
  62. 【請求項62】 前記変換手段の変換は、離散ウエーブ
    レット変換を用いて行われることを特徴とする請求項5
    9に記載のコンピュータプログラム製品。
  63. 【請求項63】 前記再配列手段は、変換係数のDC係
    数を第1の前記グループとして組み合わせる請求項61
    記載のコンピュータプログラム製品。
  64. 【請求項64】 変換係数の各ブロックは、1つのDC
    変換係数と63個のAC変換係数とを有する係数の8×
    8ブロックであり、ブロックのi番目の行、j番目の列
    にあるAC成分をACijとするとき、前記再配列手段
    は、DC係数を第1の前記グループに組み合わせ、AC
    01,AC10及びAC11変換係数を第2の前記グループと
    して組み合わせ、AC02,AC03,AC12,AC13,A
    20,AC21,AC30,AC31,AC22,AC23,AC
    32,AC33変換係数を第3の前記グループとして組み合
    わせ、AC04,AC05,AC06,AC07,AC14,AC
    15,AC16,AC17,AC24,AC25,AC26,A
    27,AC34,AC35,AC36,AC37,AC40,AC
    50,AC60,AC70,AC41,AC51,AC61,A
    71,AC42,AC52,AC62,AC72,AC43,AC
    53,AC63,AC73,AC44,AC45,AC46,A
    47,AC54,AC55,AC56,AC57,AC64,AC
    65,AC66,AC67,AC74,AC75,AC76及びAC
    77変換係数を第4の前記グループとして組み合わせる請
    求項61記載のコンピュータプログラム製品。
  65. 【請求項65】 前記再配列手段は、前記グループを変
    換係数の1つ又は複数のサブグループに再配列する請求
    項59又は64記載のコンピュータプログラム製品。
  66. 【請求項66】 前記再配列手段は、前記第1のグルー
    プ以外の前記グループの各々を3つのサブグループに再
    配列する請求項65記載のコンピュータプログラム製
    品。
  67. 【請求項67】 前記変換手段は、各々の画素のブロッ
    クをそれぞれの変換係数が定義済みビットシーケンスに
    より表現される変換係数のブロックに変換する手段を含
    む請求項66記載のコンピュータプログラム製品。
  68. 【請求項68】 前記符号化手段は、 各サブグループを領域として順次選択し、所定の最大ビ
    ットプレーンを現在ビットプレーンとして設定する手段
    と、 前記選択された領域の各ビットプレーンの有意性を前記
    現在ビットプレーンから所定の最小ビットプレーンに向
    かって走査し、有意のビットプレーンが確定されるま
    で、前記符号化表現の中の有意でないビットプレーンご
    とに第1のトークンを提供し、有意のビットプレーン
    に対しては第2のトークンを提供し、かつ前記確定され
    た有意のビットプレーンを現在ビットプレーンとして設
    定する手段と、 前記選択された領域を所定の形態を有する2つ以上の部
    分領域に区分し、前記部分領域の各々を前記選択された
    領域として設定する手段と、 前記現在ビットプレーンから始めて、所定の最小ビット
    プレーンに到達するまで、又は前記選択された領域が所
    定の大きさを有するまで、選択された領域ごとに走査す
    る手段及び区分する手段の動作を順序繰り返す手段と、 前記選択された領域の前記変換係数を符号化する手段と
    を含む請求項67記載のコンピュータプログラム製品。
  69. 【請求項69】 符号化表現を提供するためにデジタル
    画像を表現するためのコンピュータプログラムが記録さ
    れているコンピュータ読み取り可能媒体を具備するコン
    ピュータプログラム製品であって、 前記デジタル画像を複数の画素のブロックに分割する手
    段と、 各々の画素のブロックをそれぞれが定義済みビットシー
    ケンスにより表現される複数の変換係数から成る変換係
    数のブロックに変換する変換手段と、 同じ空間周波数領域の前記変換係数が同じグループとし
    てグループ分けされるように、変換係数を各々が変換係
    数の1つ又は複数のサブグループを有する複数のグルー
    プに再配列する再配列手段と、 各サブグループを領域として順次選択し、所定の最大ビ
    ットプレーンを現在ビットプレーンとして設定する手段
    と、 前記選択された領域の各ビットプレーンの有意性を前記
    現在ビットプレーンから所定の最小ビットプレーンに向
    かって走査し、有意のビットプレーンが確定されるま
    で、前記符号化表現の中の有意でないビットプレーンご
    とに第1のトークンを提供し、有意のビットプレーンに
    対しては第2のトークンを提供し、かつ前記確定された
    有意のビットプレーンを現在ビットプレーンとして設定
    する手段と、 前記選択された領域を所定の形態を有する2つ以上の部
    分領域に区分し、前記部分領域の各々を前記選択された
    領域として設定する手段と、 前記現在ビットプレーンから始めて、所定の最小ビット
    プレーンに到達するまで、又は前記選択された領域が所
    定の大きさを有するまで、選択された領域ごとに走査す
    る手段及び区分する手段の動作を順次繰り返す手段と、 前記選択された領域の前記変換係数を符号化し、前記符
    号化された変換係数を前記符号化表現の中に提供する手
    段とを具備するコンピュータプログラム製品。
  70. 【請求項70】 前記変換手段は、二次元離散コサイン
    変換に従って各々の画素のブロックを1つのDC係数と
    複数のAC係数とを有する変換係数のブロックに変換す
    る請求項69記載のコンピュータプログラム製品。
  71. 【請求項71】 前記再配列手段は、変換係数のDC係
    数を第1のグループとして組み合わせる請求項69記載
    のコンピュータプログラム製品。
  72. 【請求項72】 変換係数の各ブロックは、1つのDC
    変換係数と63個のAC変換係数とを有する係数の8×
    8ブロックであり、ブロックのi番目の行、j番目の列
    にあるAC成分をACijとするとき、前記再配列手段
    は、DC係数を第1の前記グループに組み合わせ、AC
    01,AC10及びAC11変換係数を第2の前記グループと
    して組み合わせ、AC02,AC03,AC12,AC13,A
    20,AC21,AC30,AC31,AC22,AC23,AC
    32,AC33変換係数を第3の前記グループとして組み合
    わせ、AC04,AC05,AC06,AC07,AC14,AC
    15,AC16,AC17,AC24,AC25,AC26,A
    27,AC34,AC35,AC36,AC37,AC40,AC
    50,AC60,AC70,AC41,AC51,AC61,A
    71,AC42,AC52,AC62,AC72,AC43,AC
    53,AC63,AC73,AC44,AC45,AC46,A
    47,AC54,AC55,AC56,AC57,AC64,AC
    65,AC66,AC67,AC74,AC75,AC76及びAC
    77変換係数を第4の前記グループとして組み合わせる請
    求項70記載のコンピュータプログラム製品。
  73. 【請求項73】 前記再配列手段は前記第1のグループ
    以外の前記グループの各々を3つのサブグループに再配
    列する請求項66又は72記載のコンピュータプログラ
    ム製品。
  74. 【請求項74】 画像を符号化するためのコンピュータ
    プログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能
    媒体を具備するコンピュータプログラム製品であって、 前記画像を複数の画素のブロックに分割する手段と、 線形変換に従って各々の画素のブロックを変換係数のブ
    ロックに変換する変換手段と、 画像又はその分解能を再生するためにサブセット{G
    1,...,Gk}が逆変換可能であるように、変換係
    数をn個のグループから成るセット{G1,...,G
    n}に再配列する再配列手段と、 第1のグループG1から始めて、順次最終グループGn
    に至るまでグループを順次符号化する符号化手段とを具
    備するコンピュータプログラム製品。
  75. 【請求項75】 前記変換手段は、二次元DCT変換に
    従って各々の画素のブロックを1つのDC係数と、複数
    のAC係数とを有する変換係数のブロックに変換する請
    求項74記載のコンピュータプログラム製品。
  76. 【請求項76】 変換係数の各ブロックは1つのDC変
    換係数と、63個のAC変換係数とを有する係数の8×
    8ブロックであり、ブロックのi番目の行、j番目の列
    にあるAC成分をACijとするとき、再配列する手段は
    DC係数を第1の前記グループに組み合わせ、AC01
    AC10及びAC11変換係数を第2の前記グループとして
    組み合わせ、AC02,AC03,AC12,AC13,A
    20,AC 21,AC30,AC31,AC22,AC23,AC
    32,AC33変換係数を第3の前記グループとして組み合
    わせ、AC04,AC05,AC06,AC07,AC14,AC
    15,AC16,AC17,AC24,AC25,AC26,A
    27,AC34,AC35,AC36,AC37,AC40,AC
    50,AC60,AC70,AC41,AC51,AC61,A
    71,AC42,AC52,AC62,AC72,AC43,AC
    53,AC63,AC73,AC44,AC45,AC46,A
    47,AC54,AC55,AC56,AC57,AC64,AC
    65,AC66,AC67,AC74,AC75,AC76及びAC
    77変換係数を第4の前記グループとして組み合わせる請
    求項75記載のコンピュータプログラム製品。
  77. 【請求項77】 前記再配列手段は各々の前記グループ
    を変換係数の1つ又は複数のサブグループに再配列する
    請求項74記載のコンピュータプログラム製品。
  78. 【請求項78】 前記再配列手段は前記第1のグループ
    以外の前記グループの各々を3つのサブグループに再配
    列する請求項77記載のコンピュータプログラム製品。
  79. 【請求項79】 前記符号化手段は、 各サブグループを領域として順次選択し、所定の最大ビ
    ットプレーンを現在ビットプレーンとして設定する手段
    と、 前記選択された領域の各ビットプレーンの有意性を前記
    現在ビットプレーンから所定の最小ビットプレーンに向
    かって走査し、有意のビットプレーンが確定されるま
    で、前記符号化表現の中の有意でないビットプレーンご
    とに第1のトークンを提供し、有意のビットプレーンに
    対しては第2のトークンを提供し、且つ前記確定された
    有意のビットプレーンを現在ビットプレーンとして設定
    する手段と、 前記選択された領域を所定の形態を有する2つ以上の部
    分領域に区分し、前記部分領域の各々を前記選択された
    領域として設定する手段と、 前記現在ビットプレーンから始めて、所定の最小ビット
    プレーンに到達するまで、又は前記選択された領域が所
    定の大きさを有するまで、選択された領域ごとに走査す
    る手段及び区分する手段の動作を順序繰り返す手段と、 前記選択された領域の前記変換係数を符号化する手段と
    を具備する請求項77又は78記載のコンピュータプロ
    グラム製品。
  80. 【請求項80】 同じ空間周波数領域の変換係数が同じ
    グループとしてグループ分けされている複数の変換係数
    の符号化グループから構成されるデジタル画像の符号化
    表現を復号するためのコンピュータプログラムを記録す
    るコンピュータ読み出し可能の記憶媒体を具備するコン
    ピュータプログラム製品であって、 解像度モードを選択する手段と、 第1のグループから始めて、前記解像度モードに応じて
    決定される数のグループが復号され終わるまで、グルー
    プを順次復号する復号手段と、 前記解像度モードに応じて決定される再配列方式に従っ
    て前記復号されたグループを再配列して、変換係数のブ
    ロックを形成する再配列手段と、 必要に応じて、前記解像度モードに応じて決定される再
    配列方式による変換係数のブロックを画素のブロックに
    変換する変換手段と、 前記画素のブロックを組み合わせて、前記画像又はその
    解像度を再構成する結合手段とを具備するコンピュータ
    プログラム製品。
  81. 【請求項81】 前記変換手段は、必要に応じて、二次
    元逆離散コサイン変換に従って変換係数のブロックを逆
    変換する請求項80記載のコンピュータプログラム製
    品。
  82. 【請求項82】 変換係数はDC変換係数とAC変換係
    数とを含み、1つのモードでは、前記変換手段の動作は
    実行されず、かつ、前記結合手段はDC変換係数を組み
    合わせて、低解像度の前記画像を再構成する請求項81
    記載のコンピュータプログラム製品。
  83. 【請求項83】 変換係数のブロックの大きさは選択さ
    れた分解能モードによって決まる請求項80又は81記
    載のコンピュータプログラム製品。
  84. 【請求項84】 前記逆離散コサイン変換の大きさは選
    択された解像度モードによって決まる請求項83又は8
    1記載のコンピュータプログラム製品。
  85. 【請求項85】 各々の前記グループは1つ又は複数の
    変換係数のサブグループから構成され、前記復号手段
    は、 各々の前記サブグループを領域として順次選択する手段
    と、 前記選択された領域と関連し、前記係数の有意でないビ
    ットプレーンごとの第1のトークンと、前記係数の有意
    のビットプレーンごとの第2のトークンと、ゼロ個又は
    複数の符号化係数とから構成される前記符号化表現を走
    査する走査手段と、 第1のトークンが確定された場合、前記選択された領域
    の係数の現在ビットプレーンに対し出力ストリームの中
    に有意でないビットプレーンを提供する第1の提供手段
    と、 第2のトークンが確定された場合、前記選択された領域
    の前記係数の前記現在ビットプレーンに対し前記出力ス
    トリームの中に有意のビットプレーンを提供し、前記選
    択された領域を所定の形態を有する2つ以上の部分領域
    に区分し、かつ前記部分領域の各々を前記選択された領
    域として設定する第2の提供手段と、 所定のビットプレーンから始めて、所定の最小ビットプ
    レーンに到達するまで、又は前記選択された領域が前記
    選択された領域の符号化変換係数が復号される所定の大
    きさを有するまで、前記走査手段及び第1及び第2の提
    供手段の動作を繰り返す手段と、 復号された変換係数の前記選択されたサブグループを出
    力として提供する手段とを具備する請求項80記載のコ
    ンピュータプログラム製品。
  86. 【請求項86】 前記再配列手段は、nを整数とすると
    き、前記復号されたグループの復号された変換係数の全
    てを前記変換係数の複数のn×nブロックに再配列する
    ことを含み、前記変換手段は、必要に応じて、前記変換
    係数のn×nブロックを逆変換して、画素のn×nブロ
    ックを取り出すことを含む請求項80又は81記載のコ
    ンピュータプログラム製品。
  87. 【請求項87】 複数の画素のブロックを含むデジタル
    画像の符号化表現を復号するためのコンピュータプログ
    ラムが記録されているコンピュータ読み取り可能記録媒
    体を具備するコンピュータプログラム製品であって、前
    記画素のブロックは、それらと関連づけられた、各グル
    ープが変換係数の1つ又は複数のサブグループを含む複
    数のグループに再配列されている変換係数のブロックを
    有しており、前記コンピュータプログラム製品は、 分解能モードを選択する手段と、 第1のグループから始めて、前記分解能モードに応答し
    て確定される数のグループが復号され終わるまで、グル
    ープを順次復号する手段であって、 グループの前記サブグループの各々を領域として復号さ
    れるものとして選択する手段と、 前記選択された領域と関連し、前記係数の有意でないビ
    ットプレーンごとの第1のトークンと、前記係数の有意
    のビットプレーンごとの第2のトークンとゼロ個又は複
    数の符号化係数とから成る前記符号化表現を走査する手
    段と、 第1のトークンが確定された場合、前記選択された領域
    の係数の現在ビットプレーンに対し出力ストリームの中
    に有意でないビットプレーンを提供する手段と、 第2のトークンが選択された場合、前記選択された領域
    の前記係数の前記現在ビットプレーンに対し前記出力ス
    トリームの中に有意のビットプレーンを提供し、前記選
    択された領域を所定の形態を有する2つ以上の部分領域
    に区分し、且つ前記部分領域の各々を前記選択された領
    域として設定する手段と、 所定のビットプレーンから始めて、所定の最小ビットプ
    レーンに到達するまで、又は前記選択された領域が前記
    選択された領域の符号化変換係数が復号される所定の大
    きさを有するまで、走査する手段及び2つの提供する手
    段の動作を繰り返す手段と、 前記復号された変換係数のサブグループを出力として提
    供する手段とから成る手段と、選択された分解能モード
    によって決まる整数をnとするとき、前記選択されたサ
    ブグループの復号された変換係数の全てを前記変換係数
    の複数のn×nブロックに再配列する手段と、 必要に応じて、前記変換係数のn×nブロックの各々を
    逆変換して、画素のn×nブロックを取り出す手段と、 前記画素のブロックを組み合わせて、デジタル画像又は
    その分解能を再構成する手段とを具備するコンピュータ
    プログラム製品。
  88. 【請求項88】 JPEG符号化デジタル画像をトラン
    スコーディング(transcoding)して、別のフォーマット
    の符号化表現を提供する画像符号化方法であって、 (a)JPEGデジタル画像をエントロピー復号して、
    変換係数のブロックを生成する工程と、 (c)画像又はその分解能を再生するためにサブセット
    {G1,...,Gk}が逆変換可能であるように、変
    換係数をn個のグループから成るセット{G
    1,...,Gn}に再配列する工程と、 (d)第1のグループG1から始めて、順次最終グルー
    プGnに至るまでグループを順次符号化する工程とから
    成る画像符号化方法。
  89. 【請求項89】 複数の画素のブロックを含むデジタル
    画像の符号化表現をJPEG符号化画像にトランスコー
    ディングする画像符号化方法であって、前記画素のブロ
    ックは、それらと関連づけられた、複数の変換係数のサ
    ブバンドに再配列されている変換係数のブロックを有し
    ており、前記方法は、 (a)解像度モードを選択する工程と、 (b)第1のグループから始めて、前記解像度モードに
    応じて決定される数のグループが復号され終わるまで、
    グループを順次復号する工程と、 (c)前記解像度モードに応じて決定される再配列方式
    で前記復号されたグループを再配列して、変換係数の複
    数のブロックを形成する工程と、 (d)変換係数のブロックをエントロピー符号化して、
    JPEGデジタル画像を形成する工程とを備える画像符
    号化方法。
  90. 【請求項90】 JPEG符号化デジタル画像をトラン
    スコーディングして、別のフォーマットの符号化表現を
    提供する画像符号化装置であって、 JPEGデジタル画像をエントロピー復号して、変換係
    数のブロックを生成する手段と、 画像又はその分解能を再生するために部分集合{G
    1,...,Gk}が逆変換可能であるように、変換係
    数をn個のグループから成る集合{G1,...,G
    n}に再配列する手段と、 第1のグループG1から始めて、順次最終グループGn
    に至るまでグループを順次符号化する手段とを具備する
    画像符号化装置。
  91. 【請求項91】 複数の画素のブロックを含むデジタル
    画像の符号化表現をJPEG符号化画像にトランスコー
    ディングする画像符号化装置であって、前記画素のブロ
    ックは、それらと関連づけられた、複数の変換係数のサ
    ブバンドに再配列されている変換係数のブロックを有し
    ており、前記装置は、 解像度モードを選択する手段と、 第1のグループから始めて、前記解像度モードに応じて
    決定される数のグループが復号され終わるまで、グルー
    プを順次復号する手段と、 前記解像度モードに応じて決定される再配列方式で前記
    復号されたグループを再配列して、変換係数の複数のブ
    ロックを形成する手段と、 変換係数のブロックをエントロピー符号化して、JPE
    Gデジタル画像を形成する手段とを具備する画像符号化
    装置。
  92. 【請求項92】 JPEG符号化デジタル画像をトラン
    スコーディングして、別のフォーマットの符号化表現を
    提供するためのコンピュータプログラムが記録されてい
    るコンピュータ読み取り可能媒体を具備するコンピュー
    タプログラム製品であって、 JPEGデジタル画像をエントロピー復号して、変換係
    数のブロックを生成する手段と、 画像又はその分解能を再生するために部分集合{G
    1,...,Gk}が逆変換可能であるように、変換係
    数をn個のグループから成るセット{G1,...,G
    n}に再配列する手段と、 第1のグループG1から始めて、順次最終グループGn
    に至るまでグループを順次符号化する手段とを具備する
    コンピュータプログラム製品。
  93. 【請求項93】 複数の画素のブロックを含むデジタル
    画像の符号化表現をJPEG符号化画像にトランスコー
    ディングするためのコンピュータプログラムが記録され
    たコンピュータ読取り可能な記憶媒体を具備するコンピ
    ュータプログラム製品であって、前記画素のブロック
    は、それらと関連づけられた、複数の変換係数のサブバ
    ンドに再配列されている変換係数のブロックを有してお
    り、前記コンピュータプログラム製品は、 分解能モードを選択する手段と、 第1のグループから始めて、前記分解能モードに応答し
    て確定される数のグループが復号され終わるまで、グル
    ープを順次復号する手段と、 前記分解能モードに応答して確定される再配列方式で前
    記復号されたグループを再配列して、変換係数の複数の
    ブロックを形成する手段と、 変換係数のブロックをエントロピー符号化して、JPE
    Gデジタル画像を形成する手段とを具備するコンピュー
    タプログラム製品。
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