JPH10186713A - 静電荷像現像用非磁性トナー、非磁性トナー粒子の製造方法及び画像形成方法 - Google Patents
静電荷像現像用非磁性トナー、非磁性トナー粒子の製造方法及び画像形成方法Info
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Abstract
用トナーを提供することである。 【解決手段】 重合性単量体、カーボンブラック及びア
ゾ系鉄化合物を少なくとも含有する重合性単量体組成物
を、水系媒体中で重合することにより製造された非磁性
トナー粒子を有する静電荷像現像用非磁性トナーにおい
て、該カーボンブラックは、DBP吸油量が110〜2
00ml/100g、窒素吸着による比表面積が100
m2/g以下、揮発分が2%以下及び平均一次粒径が2
0〜60mμであり、該アゾ系鉄化合物は、下記式
(1)で示される化合物を有することを特徴とする。 前記一般式(1)のアゾ系鉄錯体化合物の代表的な具体
例としては、式(1)´
Description
られる静電荷像現像用非磁性トナー及び非磁性トナー粒
子の製造方法、さらに該トナーを用いる画像形成方法に
関するものである。
は、ポリエステル樹脂、スチレン−アクリル樹脂又はエ
ポキシ樹脂の如き結着樹脂に着色剤や荷電制御剤さらに
は離型剤を加え溶融混練し、均一に分散せしめた後、所
定の粒度に粉砕し、さらに過剰の微粉及び粗粉を分級器
を用いて除去する粉砕法による製造方法が一般的であ
る。しかしながら、最近の更なる高画質化に伴いトナー
を更に小粒径化することが必要になってきた。
平均粒径が7μm以下になるに従い、従来では問題にな
らなかった使用原材料の均一分散性や効率の高い粉砕
性、更にはシャープな粒度分布にトナーを分級すること
が極めて難しくなる傾向にある。
するため、特公昭36−10231号公報、特公昭43
−10799号公報及び特公昭51−14895号公報
により懸濁重合法によるトナー粒子の製造方法が提案さ
れている。懸濁重合法においては重合性単量体、着色剤
及び重合開始剤、更に必要に応じて架橋剤、荷電制御
剤、その他添加剤を、均一に溶解または分散せしめて単
量体組成物を調製した後、この単量体組成物を分散安定
剤を含有する連続相、たとえば水相中に適当な撹拌機を
用いて分散し、同時に重合反応を行わせ、所望の粒径を
有するトナー粒子を得る方法である。
ナー粒子に脆性を付与せしめる必要がなく、更に従来の
粉砕法では使用することが困難であった低軟化点物質を
多量に使用することができることから材料の選択幅が広
がる。トナー粒子表面に疎水性の材料である離型剤や着
色剤が露出しずらく、このためトナー担保持部材、感光
体、転写ローラー及び定着器への汚染が少ないという特
徴を有しており、最近注目されている。
リンターが実用化され、トナーにおいては画像忠実性/
離型性/色再現性の如き特性をさらに向上させる必要が
生じてきた。
デジタルフルカラー複写機においては白黒複写機と較べ
多量のトナーを感光体から転写材に転写させる必要があ
ることや、従来の更なる高画質化に対応すべくより微小
ドットに対応したトナーの微小粒径化の要求が予想さ
れ、この点からも比較的容易に粒度分布がシャープで微
小粒径のトナー粒子が製造できる重合法は優れた特性を
有している。
る際、着色剤としてカーボンブラックを使用した場合、
問題が多く発生した。
基の如き、重合性単量体の重合性を阻害する官能基を持
ち、そのため重合速度は小さくなり、重合度が上がら
ず、造粒時に粒子が不安定となり、凝集、合一を引き起
こし、粒子として取り出すのが困難になる。
中に分散する際、カーボンブラックは他の顔料と比較し
て一次粒径が小さく、比表面積が大きく、更にストラク
チャー構造をとっているため、非常に分散し難く、粒子
内で遍在したり、カーボンブラックを含有していない粒
子が発生し易くなる。
ために、トナー表面の電荷がリークしやすく、現像時に
カブリ、トナー飛散の如き問題が生じやすい。
重合性阻害に対しては、特開昭56−116044号公
報のように、表面をグラフト化したカーボンブラックを
使用する方法及び特開昭63−210849号公報のよ
うにアルミニウムカップリング剤で表面処理したカーボ
ンブラックを使用する方法等がある。しかしながら、こ
られの方法はカーボンブラックを表面処理するための工
程が煩雑で手間が掛かり、製造費用がかさみ、工業的に
は採用は困難である。
7号公報及び特開平1−145664号公報で、特定の
分散剤を使用して分散性を向上させる方法が提案されて
いるが、十分に解決されたとは言えない状況である。
の如き問題点を解決した静電荷像現像用非磁性トナー、
非磁性トナー粒子の製造方法及び画像形成方法を提供す
ることである。
良好な静電荷像現像用トナー及びそれを用いた画像形成
方法を提供することである。
且つ粒度分布がシャープな静電荷像現像用非磁性トナー
及びそれを用いた画像形成方法を提供することである。
る際に、安定した粒子が得られ、着色力が高く、帯電性
が良好な非磁性トナー粒子の製造方法を提供することで
ある。
る際、安定した粒子が得られ、着色力が高く、帯電性が
良好な静電荷像現像用非磁性トナーを提供することであ
る。
且つ粒度分布がシャープな非磁性トナー粒子の製造方法
を提供することである。
性単量体、カーボンブラック及びアゾ系鉄化合物を少な
くとも含有する重合性単量体組成物を、水系媒体中で重
合することにより製造された非磁性トナー粒子を有する
静電荷像現像用非磁性トナーにおいて、該カーボンブラ
ックは、DBP吸油量が110〜200ml/100
g、窒素吸着による比表面積が100m2/g以下、揮
発分が2%以下及び平均一次粒径が20〜60mμであ
り、該アゾ系鉄化合物は、下記式(1)で示される化合
物を有することを特徴とする静電荷像現像用非磁性トナ
ーに関する。
〜18のアルケニル基、スルホンアミド基、メシル基、ス
ルホン酸基、カルボキシエステル基、ヒドロキシ基、C
1〜18のアルコキシ基、アセチルアミノ基、ベンゾイル
アミノ基又はハロゲン原子を示し、R1及びR3は同じ或
いは異なっており、n及びn’は1〜3の整数を示し、
R2及びR4は、水素原子又はニトロ基を示し、R2及び
R4は同じ或いは異なっており、R5及びR6は、水素原
子、ハロゲン原子、ニトロ基、カルボキシル基、アニリ
ド基、C1〜18のアルキル基、アルケニル基、アルアル
キル基、アルコキシ基、アリール基、カルボキシエステ
ル基又は
シ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示し、mは1〜3の
整数を示し、R5及びR6は、同一或いは異なっており、
A+は水素イオン、ナトリウムイオン、カリウムイオ
ン、アンモニウムイオン又はそれらの混合物を示す。]
単量体,カーボンブラック及びアゾ系鉄化合物を混合し
て、該重合性単量体中に該カーボンブラック及び該アゾ
系鉄化合物が分散された分散液を調製する工程;少なく
とも得られた分散液及び第2の重合性単量体を混合し
て、重合性単量体を調製する工程;及び得られた重合性
単量体組成物を水系媒体中で重合することにより非磁性
トナー粒子を製造する工程を有する非磁性トナー粒子の
製造方法であって、該カーボンブラックは、DBP吸油
量が110〜200ml/100g、窒素吸着による比
表面積が100m2/g以下、揮発分が2%以下及び平
均一次粒径が20〜60mμであり、該アゾ系鉄化合物
は、上記式(1)で示される化合物を有することを特徴
とする非磁性トナー粒子の製造方法に関する。
る静電潜像を、非磁性トナーにより現像して、トナー画
像を形成する工程;該潜像保持体に形成されたトナー画
像を、中間転写体を介して又は介さずに記録材上に転写
する工程;及び該記録材上に転写されたトナー画像を定
着する工程を有する画像形成方法において、該非磁性ト
ナーとして、上記の非磁性トナーを用いることを特徴と
する画像形成方法に関する。
のカーボンブラックと特定のアゾ系鉄化合物を併用する
ことにより、カーボンブラックの重合性単量体に対する
分散性が飛躍的に上がり、着色力、製造安定性が改善さ
れる。さらに、カーボンブラックの分散性が向上するた
め、比表面積の小さい、揮発分の少ないカーボンブラッ
クを使用することができるようになり、この比表面積が
少なく、且つ揮発分の少ないカーボンブラックを使用す
ることで重合法によりトナー粒子を製造する際に、重合
阻害性を防止することができ、粒度分布のシャープなト
ナーを製造することができる。加えて、カーボンブラッ
クのトナー粒子中での分散性向上の達成により、吸油量
の大きいカーボンブラックで問題となる導電性が高まる
ことによるトナーの帯電性能の低下を解決し、通常のカ
ーボンブラック使用時よりも優れた帯電性を得られるこ
とを見出したのである。
は、重合性単量体及び着色剤を少なくとも含む重合性単
量体組成物を水系媒体中で重合して得られる非磁性トナ
ー粒子を有しており、着色剤としてDBP吸油量が11
0〜200ml/100g、窒素吸着による比表面積が
100m2/g以下、揮発分が2%以下、平均一次粒径
が20〜60mμのカーボンブラックを用い、分散剤と
して特定のアゾ系鉄化合物を用いることである。
顔料と比較して分散しがたい顔料であり、特に重合性単
量体に分散させる場合、十分な剪断力が掛からないこと
から分散が非常に困難であった。この課題に対して、本
発明者は、特定のアゾ系鉄化合物と、従来よりも吸油量
の大きいカーボンブラックを併用することで解決したの
である。
うに吸油量が高く長ストラクチャーのカーボンブラック
は、導電性が非常に高いため、トナーの帯電特性を悪化
させ易く、電子写真用トナーには通常使用されなかっ
た。
鉄化合物を分散剤に使用した場合、従来使用されていた
カーボンブラックよりもはるかに重合法で製造されたト
ナー粒子中での分散性が向上し、その結果トナー粒子中
での導通経路が遮断され、逆に従来のカーボンブラック
を含有するトナーよりも帯電特性に優れることを見出し
たのである。
十分に分散させるために、使用する重合性単量体中に少
なくとも前記の特定なカーボンブラックと、前記の特定
なアゾ系鉄化合物を前分散するマスターバッチ工程を行
うと、カーボンブラックを重合性単量体に対して、より
高濃度で分散することができるため、分散液に剪断力が
より掛け易くなり、カーボンブラックの分散効果が大き
くなることから、特に好ましい。
ンブラックと特定なアゾ系鉄化合物をスチレン単量体中
で分散したときの分散液の粘度の変化を示している。図
1からも明らかなように、アゾ系鉄化合物の添加量を増
やすことにより、分散液粘度が飛躍的に増大し、カーボ
ンブラックが安定して分散していることがわかる。
ーボンブラックにおいて、一定量のアゾ系鉄化合物を添
加しスチレン単量体中で分散したときの、カーボンブラ
ックの吸油量と粘度の関係を示している。この図2か
ら、110ml/100g以上の吸油量のカーボンブラ
ックの方が粘度が高く、重合性単量体に対する分散性が
よいことが示されている。しかしながら、吸油量が20
0ml/100gを超えると、粘度が高くなりすぎ、マ
スターバッチによる分散液の作製時に分散液の取り出し
が難しくなり、さらに、懸濁重合時の造粒性に問題が発
生する。さらに、製造されたトナーにおいては、カーボ
ンブラックの吸油量が110ml/100g未満の場合
には、トナー粒子中でのカーボンブラックの分散性が充
分ではなく、着色性やトナーの帯電量の低下が生じ易く
なり、カーボンブラックの吸油量が200ml/100
gを超える場合には、トナー表面の導電性が高くなりす
ぎ、特に高湿下での帯電が低下してしまい好ましくな
い。
くは120〜180ml/100g、さらに好ましくは
120〜160ml/100gであることが良い。
ックは、通常のトナーに使用されているものよりも比表
面積及び揮発分が少ないものである。比表面積が小さ
く、揮発分が少ないカーボンブラックは、重合阻害性の
官能基が少ないことから、重合阻害性が低い利点があ
る。
ックは、窒素吸着による比表面積が100m2/g以
下、好ましくは90〜30m2/g、さらに好ましくは
90〜40m2/gであることが良く、さらに、揮発分
が2%以下、好ましくは0.1〜1.8%、より好まし
くは0.1〜1.7%であることが良い。
積が、100m2/gよりも大きい場合には重合阻害が
生じやすくなる。さらに、カーボンブラックの揮発分が
2%を超える場合には、カーボンブラック表面に重合阻
害基が多数存在するため、使用に適さない。
平均一次粒径が20〜60mμ、好ましくは25〜55
mμ、さらに好ましくは25〜45mμであることが良
い。
mμよりも小さい場合には、本発明が用いる特定のアゾ
系鉄化合物と併用した場合、粘度が大きくなりすぎ、使
いこなすのが困難であり、さらに、平均一次粒径が非常
に微細なため、十分な分散性が得られにくい。さらに、
カーボンブラックの平均一次粒径が60mμより大きい
場合は、良好に分散してもトナーの着色力が低くなりす
ぎ、着色力をあげるために、多量に使用すると、トナー
の帯電が低下してしまい使用に適さない。
重量に対し、前記カーボンブラックの含有量A[wt
%]と、前記アゾ系鉄錯体化合物の含有量B[wt%]
が、好ましくは下記関係 3≦A/B≦50 を満たすことが良く、さらに好ましくは、下記関係 3≦A/B≦38 を満たすことが良い。
が少なすぎると、図1からも明らかなように粘度が上が
らず、カーボンブラックが安定して分散され難い。この
場合、時間の経過とともにカーボンブラックが沈殿し、
この分散液を使用してトナーを作製すると充分な着色力
が得られ難い。
が多すぎると、アゾ系鉄化合物が二次凝集を起こし易
く、分散性が低下するとともに、この二次凝集体が重合
阻害を起こし易く、トナー粒子として取り出すのが困難
となる。
るカーボンブラックの含有量A[重量%]が、好ましく
は2〜20重量%、より好ましくは3〜15重量%、さ
らに好ましくは5〜13重量%であることが、高画像濃
度とトナーの帯電安定性、カーボンブラックの均一分散
性の点で良い。
満の場合には、トナーとしての着色力が低く、高画像濃
度が達成できず、20重量%を超える場合には、本発明
のアゾ系鉄化合物を使用しても、均一な分散性が達成さ
れず、結果として、カブリ、トナー飛散の抑制等が悪化
してしまう。
るアゾ系鉄化合物の含有量B[重量%]が、好ましくは
0.1〜3.0重量%、より好ましくは0.3〜2.0
重量%、さらに好ましくは0.5〜1.5重量%である
ことが分散液粘度を適正状態に維持して、カーボンブラ
ックの均一分散性を向上させる点で良い。
未満の場合には、分散液粘度が上がらずに、カーボンブ
ラックの分散性向上効果が発揮されず、3.0重量%を
超える場合には、逆に分散液粘度が低下してしまい、や
はり、カーボンブラックの分散性向上効果が消失してし
まう。
なかった吸油量が高く且つ長いストラクチャーのカーボ
ンブラックを、特定のアゾ系鉄化合物と併用すること
で、従来のカーボンブラックを使用した懸濁重合トナー
よりも優れた電子写真特性を得ることに成功したのであ
る。
式(1)で示す錯体構造を有している。
〜18のアルケニル基、スルホンアミド基、メシル基、ス
ルホン酸基、カルボキシエステル基、ヒドロキシ基、C
1〜18のアルコキシ基、アセチルアミノ基、ベンゾイル
アミノ基又はハロゲン原子を示し、R1及びR3は同じ或
いは異なっており、n及びn’は1〜3の整数を示し、
R2及びR4は、水素原子又はニトロ基を示し、R2及び
R4は同じ或いは異なっており、R5及びR6は、水素原
子、ハロゲン原子、ニトロ基、カルボキシル基、アニリ
ド基、C1〜18のアルキル基、アルケニル基、アルアル
キル基、アルコキシ基、アリール基、カルボキシエステ
ル基又は
シ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示し、mは1〜3の
整数を示し、R5及びR6は、同一或いは異なっており、
A+は水素イオン、ナトリウムイオン、カリウムイオ
ン、アンモニウムイオン又はそれらの混合物を示す。]
て、特に下記一般式(2)が、本発明の重合性単量体中
への分散性及び水系媒体中でトナー表面へ存在しやす
く、トナー粒度分布がシャープになる点で好ましい。
コキシ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示し、X1及び
X2は同じ或いは異なっており、m及びm’は1〜3の
整数を示し、R1及びR3は、水素原子、C1〜18のアル
キル基、C2〜18のアルケニル基、スルホンアミド基、
メシル基、スルホン酸基、カルボキシエステル基、ヒド
ロキシ基、C1〜18のアルコキシ基、アセチルアミノ
基、ベンゾイルアミノ基又はハロゲン原子を示し、R1
及びR3は同じ或いは異なっており、n及びn’は1〜
3の整数を示し、R2及びR4は水素原子又はニトロ基を
示し、A+は水素イオン、ナトリウムイオン、カリウム
イオン、アンモニウムイオン又はそれらの混合物を示
す。]
電制御剤としても用いられる。このアゾ系鉄化合物は公
知の手段により合成できる。
(1)で示されるアゾ系鉄化合物が、重合性単量体中で
特定なカーボンブラックの分散性を向上させるメカニズ
ムは以下の通りであると考えている。
合性単量体に対して適度な濡れ性を有しており、発泡等
の問題もないためにカーボンブラックの分散液粘度が安
定にコントロールできるために、カーボンブラックを分
散させるための製造ラチチュードが広く、短時間で均一
な分散状態が達成される。
て一般的に用いられている中心金属がクロムであるアゾ
系クロム錯体化合物を重合性単量体と特定なカーボンブ
ラックと組み合わせて混合した場合には、分散液粘度の
コントロールが難しく、ちょっとした添加量の変化ある
いは、カーボンブラックの分散時間の変化で分散液粘度
が著しく変化してしまい、結果として、均一な分散状態
を達成するのが非常に難しくなってしまう。
代表的な具体例としては、次のような化合物が挙げられ
る。
径(D4)は、好ましくは2〜10μm、より好ましく
は3〜8μmであることが高画像濃度と高画質化の両立
の点で良い。
場合には、トナー飛散、カブリ等の欠陥を生じ、10μ
mを超える場合には、微小ドットの再現性の低下あるい
は、転写時の飛び散り等が生じ高画質化の妨げとなる。
トナー粒子を製造するが、この重合過程で、カーボンブ
ラックは前述の通り重合阻害を生じさせ難いことから、
生成されるトナー粒子も超微粉やトナー粒子同士の凝集
した粗粉の含有割合が少なく、シャープな粒度分布を有
しているものである。
下のトナー粒子が25個数%以下、好ましくは5〜20
個数%、10.1μm以上のトナー粒子が2.0体積%
以下、好ましくは0.1〜1.3体積%であることが、
トナーの帯電が均一化して好ましい。
多いと、特に、本発明の一例であるクリーナーレスシス
テムに適用した場合、トナーリユースによってカブリが
発生しやすくなる。
2.0体積%より多いと、特に、本発明の一例である中
間転写体のシステムに適用した場合、飛び散りが発生し
やすくなる。
カーボンブラックの分散状態は、トナー断面を透過型顕
微鏡で観察した際に、カーボンブラックは、結着樹脂中
にトナー中央部の方がトナー表層群より多く存在するこ
とが望ましい。
トナー粒子とは、飽和磁化が20Am2/kg以下のト
ナー及びトナー粒子をいう。
抵抗値は、好ましくは1010〜1016Ωcm、より好ま
しくは1012〜1016Ωcm、さらに好ましくは1013
〜1016Ωcmであることが長期にわたって、トナーの
帯電を安定化させる点で良い。
未満の場合には、特に高湿下においてトナーの帯電が低
下しやすく、1016Ωcmを超える場合には、特に低湿
下で画像面積比率が2%以下のオリジナル原稿を連続プ
リントした際、画像濃度が低下しやすくなって好ましく
ない。
際、使用する重合性単量体中に前記カーボンブラックと
前記アゾ系鉄化合物を前分散するマスターバッチ工程に
おける分散液において、特にカーボンブラックの分散性
向上の効果が著しい。これは、重合性単量体に対して、
カーボンブラックがより高濃度で分散するために粘度が
大きくでき、分散効果が大きいためである。
としては、スチレン,o(m−,p−)−メチルスチレ
ン,m(p−)−エチルスチレンの如きスチレン系単量
体;(メタ)アクリル酸メチル,(メタ)アクリル酸エ
チル,(メタ)アクリル酸プロピル,(メタ)アクリル
酸ブチル,(メタ)アクリル酸オクチル,(メタ)アク
リル酸ドデシル,(メタ)アクリル酸ステアリル,(メ
タ)アクリル酸ベヘニル,(メタ)アクリル酸2−エチ
ルヘキシル,(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチ
ル,(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチルの如き
(メタ)アクリル酸エステル系単量体;ブタジエン;イ
ソプレン;シクロヘキセン;(メタ)アクリロニトリ
ル;アクリル酸アミドが好ましい。これらは、単独また
は混合して用いられる。混合して用いる場合には、出版
物ポリマーハンドブック第2版III−P139〜19
2(John Wiley&Sons社製)に記載の理
論ガラス温度(Tg)が、40〜75℃を示すように単
量体を適宜組み合わせて用いる。理論ガラス転移温度が
40℃未満の場合には、トナーの保存安定性や現像剤の
耐久安定性の面から好ましくなく、75℃を超える場合
は定着点の上昇をもたらし、特にフルカラートナーの場
合においては各色トナーの混色が不十分となり色再現性
に乏しく、更にOHP画像の透明性を著しく低下させ高
画質の面から好ましくない。
C(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)による
分子量分布において、重量平均分子量(Mw)が、好ま
しくは5,000〜1,000,000、より好ましく
は7,000〜500,000であることが良く、重量
平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw
/Mn)が、好ましくは2〜100、より好ましくは3
〜50であることが定着ラチチュードが広く、トナー帯
電付与部材の汚染防止の点で良い。
w)が5,000未満の場合には、高温側の非オフセッ
ト領域が狭くなると同時に、トナーの帯電付与部材の汚
染が生じやすく、トナーの帯電不良が生じやすい。1,
000,000を超える場合には、定着性が悪化してし
まう。
2未満の場合には、定着可能温度領域が極端に狭くな
り、100を超える場合には、フルカラー画像に適用し
た場合、ブラック画像が沈んだ感じで違和感が生じ、好
ましくない。
電制御剤としての機能も有しているが、さらに別の荷電
制御剤を併用しても良い。この併用しても良い荷電制御
剤としては、公知のものが利用できる。具体的化合物と
しては、ネガ系としてサリチル酸、ナフトエ酸、ダイカ
ルボン酸の金属化合物,スルホン酸、カルボン酸を側鎖
に持つ高分子型化合物,ホウ素化合物,尿素化合物,ケ
イ素化合物,カリークスアレーン等が挙げられ、ポジ系
として四級アンモニウム塩,該四級アンモニウム塩を側
鎖に有する高分子型化合物,グアニジン化合物,イミダ
ゾール化合物が挙げられる。
する離型性をよくする目的で、トナー粒子中に炭化水素
系化合物であるワックス成分を離型剤として用いること
が好ましい。本発明に離型剤として用いられるワックス
成分としては、パラフィンワックス、ポリオレフィンワ
ックス、エステルワックス及び、これらの変性物(例え
ば、酸化物やグラフト処理物)、高級脂肪酸、及びその
金属塩、アミドワックスがあげられる。これらワックス
類は環球法(JIS K 2531)による軟化点が4
0〜130℃、好ましくは50〜120℃を有するもの
が良い。このワックス成分の軟化点が40℃未満の場合
にはトナーの耐ブロッキング性及び保形性が不十分であ
り、130℃を超える場合には離型性の効果が不十分と
なる。
してもよく、トナー粒子中の含有量としては、好ましく
は0.1〜50重量%、より好ましくは0.5〜30重
量%であることが良い。
含有量が0.1重量%未満の場合には、含有量が少な
く、ワックス成分の添加による定着部材に対する離型性
効果が少なく、50重量%を超える場合には、ワックス
がトナー表面に存在する量が多くなり、トナー帯電付与
部材を汚染しやすくなり好ましくない。
重合性単量体の重合によって合成された樹脂に加えて他
の樹脂を含有することができる。
性トナー粒子は、重合法による非磁性トナー粒子の製造
過程において、少なくとも重合性単量体、カーボンブラ
ック及びアゾ系鉄化合物と共にこの他の樹脂を添加して
重合性単量体組成物を調製し、この調製された重合性単
量体組成物を重合することによって製造することができ
る。
解して乳化重合を起こすため使用することができないア
ミノ基、カルボン酸基、水酸基、スルフォン酸基、グリ
シジル基、ニトリル基の如き親水性官能基含有の重合性
単量体成分をトナー粒子中に導入する時には、これらと
スチレンあるいはエチレンの如きビニル化合物とのラン
ダム共重合体、ブロック共重合体、あるいはグラフト共
重合体の如き共重合体の形にして、あるいはポリエステ
ル、ポリアミドの如き重縮合体、ポリエーテル、ポリイ
ミンの如き重付加合体の形とすれば、使用することが可
能となる。こうした極性官能基を含む高分子重合体をト
ナー粒子中に共存させることは、重合性単量体組成物の
水系媒体中での重合時に前述のワックス成分を相分離さ
せ、トナー粒子においてより内包化が強力となり、本発
明の目的とするトナーの性能を向上させることが出来る
ので好ましい態様である。
ー粒子の重量に対する含有量としては、好ましくは1〜
20重量%、より好ましくは2〜16重量%であること
が良い。
量が1重量%未満の場合には、内包化させたワックスが
トナー表面に出て離型効果を発揮するには少な過ぎ、2
0重量%を超える場合には、ワックスを内包させるのが
難しくなり、結果としてトナー帯電付与部材の汚染が早
くなり好ましくない。
平均分子量は、5,000以上が好ましく用いられる。
重量平均分子量が5,000未満、特に4,000を下
回ると、極性官能基を含む高分子重合体が表面付近に集
中し易い為、現像性や耐ブロッキング性に悪い影響が生
じ易くなり好ましくない。
分子量範囲とは異なる分子量の高分子重合体を重合性単
量体組成物中に溶解して重合すれば、分子量分布の広
い、より耐オフセット性の高いトナーを得ることが出来
る。
製造するために用いられる重合開始剤としては、例え
ば、2,2’−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、
1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニト
リル)、2,2’−アゾビス−4−メトキシ−2,4−
ジメチルバレロニトリル、アゾビスイソブチロニトリル
の如きアゾ系又はジアゾ系重合開始剤;ベンゾイルペル
オキシド、メチルエチルケトンペルオキシド、ジイソプ
ロピルペルオキシカーボネート、クメンヒドロペルオキ
シド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、ラウ
ロイルペルオキシドの如き過酸化物系重合開始剤が用い
られる。
合度により変化するが一般的には重合性単量体に対し
0.5〜20重量%であることが、トナーの分子量分布
を制御し、かつ反応条件のラチチュードを広げることか
ら好ましい。重合開始剤の種類は、重合方法により若干
異なるが、十時間半減期温度を参考に、単独又は混合し
利用される。
度を制御するため公知の架橋剤,連鎖移動剤,重合禁止
剤を更に添加してトナー粒子を製造することも可能であ
る。
として例えば無機系酸化物として、リン酸三カルシウ
ム,リン酸マグネシウム,リン酸アルミニウム、リン酸
亜鉛,ヒドロキシアパタイト,炭酸カルシウム,炭酸マ
グネシウム,水酸化カルシウム,水酸化マグネシウム,
水酸化アルミニウム,メタケイ酸カルシウム,硫酸カル
シウム,硫酸バリウム,ベントナイト,シリカ,アルミ
ナ,磁性体,フェライト等が挙げられる。有機系化合物
としては例えばポリビニルアルコール,ゼラチン,メチ
ルセルロース,メチルヒドロキシプロピルセルロース,
エチルセルロース,カルボキシメチルセルロースのナト
リウム塩,デンプン等が水相に分散させて使用される。
これら分散剤は、重合性単量体100重量部に対して
0.2〜10重量部を使用することがシャープな粒度分
布を達成し、かつトナー粒子を合一させることから好ま
しい。
いても良いが、細かい均一な粒度を有する分散粒子を得
るために、分散媒中にて高速撹拌下にて該無機化合物を
生成させることもできる。例えば、リン酸三カルシウム
の場合、高速撹拌下において、リン酸ナトリウム水溶液
と塩化カルシウム水溶液を混合することで懸濁重合方法
に好ましい分散剤を得ることができる。これら分散剤の
微細化のため0.001〜0.1重量部の界面活性剤を
併用しても良い。具体的には市販のノニオン,アニオ
ン,カチオン型の界面活性剤が利用でき、例えばドデシ
ル硫酸ナトリウム,テトラデシル硫酸ナトリウム,ペン
タデシル硫酸ナトリウム,オクチル硫酸ナトリウム,オ
レイン酸ナトリウム,ラウリル酸ナトリウム,ステアリ
ン酸カリウム,オレイン酸カルシウムが好ましく用いら
れる。
如き製造方法によって具体的に製造することが可能であ
る。
ゾ系鉄化合物、さらに必要に応じて荷電制御剤,重合開
始剤,その他の添加剤を加え、ホモジナイザー又は超音
波分散機の如き混合装置によって均一に溶解又は分散せ
しめて重合性単量体組成物を調製する。この調製された
重合性単量体組成物を、分散安定剤を含有する水相中に
通常の撹拌機またはホモミキサー又はホモジナイザーの
如き混合装置により分散せしめる。好ましくは重合性単
量体組成物からなる液滴が所望のトナー粒子のサイズを
有するように撹拌速度・時間を調整し、造粒する。その
後は分散安定剤の作用により、粒子状態が維持され、且
つ粒子の沈降が防止される程度の撹拌を行えば良い。重
合温度は40℃以上、一般的には50〜90℃の温度に
設定して重合を行う。重合反応後半に昇温しても良く、
更に、本発明のトナーを用いた画像形成方法における耐
久性向上の目的で、未反応の重合性単量体,副生成物を
除去するために重合反応後半、又は、重合反応終了後に
一部水系媒体を留去しても良い。重合反応終了後、生成
したトナー粒子を洗浄し、ろ過により回収し、乾燥す
る。懸濁重合法においては、通常単量体系100重量部
に対して水300〜3000重量部を分散媒として使用
するのが好ましい。
いては、前述した通り、トナー粒子中でのカーボンブラ
ックの分散性を向上させるために、マスターバッチ工程
を経て重合性単量体組成物を調製する。
量部に対して、好ましくは10〜40重量部、より好ま
しくは10〜25重量部のカーボンブラック及び好まし
くは0.2〜5重量部、より好ましくは0.5〜3重量
部のアゾ系鉄化合物を混合して分散させることにより、
重合性単量体に対してカーボンブラックを非常に高濃度
にして混合できるため、分散液の粘度が高まり、混合時
のシェアが充分にかかることから、アゾ系鉄化合物によ
る分散効果との組合わせで、カーボンブラックの分散性
を飛躍的に向上させることができる。
満の場合には、アゾ系鉄化合物を使用したとしても分散
液の粘度が小さく、十分な分散は達成しにくい。一方、
40重量部を超える場合には、分散液の粘度をコントロ
ールしずらくなり、結果として分散が不均一になりやす
い。
満の場合には、分散液の粘度を高める効果が不十分であ
り、一方、5重量部を超える場合には、逆にまた粘度が
低下してしまい分散が不均一になりやすい。
ク及びアゾ系鉄化合物、必要に応じてワックス成分及び
/又は荷電制御剤を含有する(マスターバッチ)分散液
の粘度は、好ましくは100〜2000センチポイズ、
より好ましくは150〜1600センチポイズであるこ
とが良い。
満の場合には、粘度が低すぎ分散のシェアがかからず、
カーボンブラックの均一分散が難しくなる。一方、20
00センチポイズを超える場合には、粘度が高すぎ、均
一な分散状態が維持しにくくなると同時に、排出性も悪
化し、生産性が低下してしまう。
に必要に応じてワックス成分、極性官能基を含む高分子
重合体、荷電制御剤、重合開始剤及びその他の添加剤と
混合して重合性単量体組成物を調製する。
合性単量体の混合量は、好ましくは20〜100重量
部、より好ましくは30〜70重量部であることが、マ
スターバッチ成分の第2の重合性単量体への均一分散性
の点で良い。
量部未満の場合には、均一に分散するまでに時間を要
し、100重量部を超える場合には、カーボンブラック
の再凝集等が生じやすくなり、やはり均一分散に時間が
かかってしまう。
体組成物の重量に対するカーボンブラックの含有割合
は、好ましくは2〜20重量%、より好ましくは3〜1
5重量%であることがトナーの着色力及びトナーの帯電
安定化の点で良い。
クの含有割合が、2重量%未満の場合には、高画像濃度
を達成するのが難しくなり、20重量%を超える場合に
は、特に高湿下でのトナーの帯電が低くなりやすい。
体組成物の重量に対するアゾ系鉄化合物の含有割合は、
好ましくは0.1〜3.0重量%、より好ましくは0.
2〜2.0重量%であることが分散液粘度を適正状態に
維持して、カーボンブラックの均一分散性を向上させる
点で良い。
の含有割合が0.1重量%未満の場合には、分散液粘度
が上がらずに、カーボンブラックの分散性向上効果が発
揮されず、3.0重量%を超える場合には、逆に分散液
粘度が低下してしまい、やはりカーボンブラックの分散
性向上効果が消失してしまう。
説明する。
測定 JIS 4656/1に準じて測定する。
比表面積の測定 JIS 4652に準じて測定する。
測定 透過型顕微鏡で、30,000倍の倍率で断面の拡大写
真をとり、100個粒子の平均値を算出する。
4.0μm以下のトナー粒子の個数%及び10.1μm
以上のトナー粒子の体積%の測定 トナーの平均粒径及び粒度分布はコールターカウンタT
A−IIあるいはコールターマルチサイザーII(コー
ルター社製)を用いて測定可能であるが、本発明におい
てはコールターマルチサイザーII(コールター社製)
を用い、個数分布,体積分布を出力するインターフェー
ス(日科機製)及びPC9801パーソナルコンピュー
ター(NEC製)を接続し、電解液は1級塩化ナトリウ
ムを用いて1%NaCl水溶液を調製する。例えば、I
SOTON R−II(コールターサイエンティフィッ
クジャパン社製)が使用できる。測定法としては、前記
電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活
性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩を
0.1〜5ml加え、更に測定試料を2〜20mg加え
る。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3
分間分散処理を行い、前記コールターマルチサイザーに
よりアパーチャーとして100μmアパーチャーを用い
て、2μm以上のトナーの体積、個数を測定して体積分
布と個数分布を算出した。それから本発明に係る体積分
布から求めた重量基準(各チャンネルの代表値をチャン
ネル毎の代表値とする)の重量平均粒径(D4)及び個
数分布から求めた4.0μm以下のトナー粒子の個数%
及び体積分布から求めた10.1μm以上のトナー粒子
の体積%を求めた。
で拡大写真をとり、分散状態を相対評価する。
定 図6に示すセルを用いて測定した。図6に示す測定装置
において、161は下部電極を示し、162は上部電極
を示し、163は測定サンプルを示し、164は電流計
を示し、165は電圧計を示し、166は定電圧装置を
示し、167は絶縁物を示し、図6に示すセルを用いて
測定した。すなわち、セルaにサンプルを充填し、該充
填サンプル163に接するように下部電極161及び上
部電極162を配し、該電極間に1000Vの直流電圧
を印加し、その時流れる電流を電流計で測定することに
より求めた。その測定条件は、充填サンプルのセルとの
接触面積S=2cm2,厚みd=3mm,上部電極の荷
重15kg重とする。
基を含む高分子重合体のGPCによる分子量分布 トナー粒子の樹脂成分及び極性官能基を含む高分子重合
体の具体的なGPCの測定方法としては、予めトナー粒
子をソックスレー抽出器を用いてトルエン溶剤で20時
間抽出を行った後、ロータリーエバポレーターでトルエ
ンを留去せしめ、必要により、トナー粒子に添加するワ
ックスは溶解するが、樹脂成分は溶解し得ない有機溶
剤、例えばクロロホルムを加え十分洗浄を行った後、T
HF(テトラヒドロフラン)に溶解した溶液をポア径が
0.3μmの耐溶剤性メンブランフィルターでろ過した
サンプルをウォーターズ社製150Cを用い、カラム構
成は昭和電工製A−801、802、803、804、
805、806、807を連結し標準ポリスチレン樹脂
の検量線を用い分子量分布を測定する。
(Mw)及び数平均分子量(Mn)を算出する。
DINを用い、30℃の条件下で60rpmの回転数に
て測定する。
磁気特性の測定 装置は、BHU−60型磁化測定装置(理研測定製)を
用いる。測定試料は約1.0g秤量し内径7mmφ、高
さ10mmのセルにつめ、前記の装置にセットする。測
定は印加磁場を徐々に加え最大3,000エルステッド
まで変化させる。次いで、印加磁場を減少せしめ、最終
的に記録紙上に試料のヒステリシスカーブを得る。これ
より、飽和磁化を求める。
付図面を参照しながら以下に説明する。
な画像形成装置の概略図を示す。
ットPa、第2画像形成ユニットPb、第3画像形成ユ
ニットPc及び第4画像形成ユニットPdが併設され、
各々異なった色の画像が潜像、現像、転写のプロセスを
経て転写材上に形成される。
ットの構成について図4に示す第1画像形成ユニットP
aを例に挙げて説明する。
体としての電子写真感光体ドラム1aを具備し、この感
光体ドラム1aは矢印a方向へ回転移動される。2aは
帯電手段としての一次帯電器であり、感光体ドラム1a
と非接触のコロナ帯電器が用いられている。17aは、
一次帯電器2aにより表面が均一に帯電されている感光
体ドラム1aに静電潜像を形成するための潜像形成手段
としてのレーザー光を回転することによって走査するポ
リゴンミラーである。3aは、感光体ドラム1a上に担
持されている静電潜像を現象してカラートナー画像を形
成するための現像手段としての現像器でありカラートナ
ーを保持している。4aは、感光体ドラム1aの表面に
形成されたカラートナー画像をベット状の転写材担持体
8によって搬送されて来る転写材6の表面に転写するた
めの転写手段としての転写ブレードであり、この転写ブ
レード4aは、転写材担持体8の裏面に当接して転写バ
イアスを印加し得るものである。
に残存するカラートナーを除去するためのクリーニング
手段であり、クリーニング手段5aは、感光体ドラム1
aの表面に当接してカラートナーを除去するためのクリ
ーニングブレード及び除去したカラートナーを回収保有
するためのクリーナーを有している。21aは感光体ド
ラム1aの表面を除電するための除電手段としてのイレ
ース露光器である。
帯電器2aによって感光体ドラム1aの感光体を均一に
一次帯電した後、潜像形成手段17aにより感光体に静
電潜像を形成し、現像器3aで静電潜像をカラートナー
を用いて現像し、この現像されたトナー画像を第1の転
写部(感光体と転写材の当接位置)で転写材6を担持搬
送するベルト状の転写材担持体8の裏面側に当接する転
写ブレード4aから転写バイアスを印加することによっ
て転写材6の表面に転写する。
ーニング手段5のクリーニングブレードによって感光体
上から除去されクリーナーによって回収され、感光体
は、イレース露光器21aによって除電され、再度、上
記画像形成プロセスが行なわれる。
に上記のような第1の画像形成ユニットPaと同様の構
成であり、現像器に保有されるカラートナーの色の異な
る第2の画像形成ユニットPb、第3の画像形成ユニッ
トPc、第4の画像形成ユニットPdの4つの画像形成
ユニットを併設するものである。例えば、第1の画像形
成ユニットPaにマゼンタトナー、第2の画像形成ユニ
ットPbにシアントナー、第3の画像形成ユニットPc
にイエロートナー及び第4の画像形成ユニットPdにブ
ラックトナーをそれぞれ用い、各画像形成ユニットの転
写部で各カラートナーの転写材上への転写が順次行なわ
れる。この工程で、レジストレーションを合わせつつ、
同一転写材上に一回の転写材の移動で各カラートナーは
重ね合わせられ、終了すると分離帯電器14によって転
写材担持体8上から転写材6が分離され、搬送ベルトの
如き搬送手段によって定着器7に送られ、ただ一回の定
着によって最終のフルカラー画像が得られる。
圧ローラー72を有し、定着ローラー71及び加圧ロー
ラー72は、いずれも内部に加熱手段75及び76を有
している。73、74は各定着ローラー上の汚れを除去
するウェッブであり、77は、シリコーンオイルの如き
離型性オイル78を定着ローラー71の表面に塗布する
ためのオイル塗布手段としての塗布ローラーである。
ナー画像は、この定着器7の定着ローラー71と加圧ロ
ーラー72との圧接部を通過することにより、熱及び圧
力の作用により転写材6上に定着される。
端のベルト状部材であり、このベルト状部材は、10の
駆動ローラーによって矢印e方向に移動するものであ
る。9は、転写ベルトクリーニング装置であり、11は
ベルト従動ローラーであり、12は、ベルト除電器であ
る。13は転写材ホルダー60内の転写材6を転写材担
持体8に搬送するための一対のレジストローラー13で
ある。17は、ポリゴンミラーであり、図示しない光源
装置から発せられたレーザー光をこのポリゴンミラーに
よって走査し、反射ミラーによって光束を変向した走査
光を感光体ドラムの母線上に集光するfθレンズを介し
て画像信号に応じた潜像の形成を行なう。
ための帯電手段としては、コロナ帯電器の如き感光体に
非接触で帯電を行なう非接触帯電部材とローラー、ブレ
ードまたは磁気ブラシの如き感光体に接触して帯電を行
なう接触帯電部材のいずれを用いることも可能である
が、帯電時のオゾンの発生量を制御できる点で接触帯電
部材を用いることが好ましい。
に当接する転写ブレードに代えてローラー状の転写ロー
ラーの如き転写材担持体の裏面側に当接して転写バイア
スを直接印加可能な接触転写手段を用いることが可能で
ある。
的に用いられている転写材担持体の裏面側に非接触で配
置されているコロナ帯電器から転写バイアスを印加して
転写を行なう非接触の転写手段を用いることも可能であ
る。
発生量を制御できる点で接触転写手段を用いることがよ
り好ましい。
装置のブラックトナーを有する画像形成ユニットに用い
られるものであり、有彩色のカラートナーと組み合わせ
てカラー画像又はフルカラー画像の形成に或いは、ブラ
ックトナーのみにより、モノクロ画像の形成に用いられ
るものである。
体を用いず潜像担持体上に形成されたトナー画像を直接
記録材に転写するタイプの画像形成方法を採用するもの
である。
像を中間転写体に第1の転写を行ない、中間転写体上に
転写されたトナー画像を記録材に第2の転写を行なう画
像形成方法について、図5に示す画像形成装置を用いて
説明する。
ドラム141に対抗し接触回転する帯電ローラー142
により感光体ドラム141上に表面電位を持たせ露光手
段143により静電潜像を形成する。静電潜像は現像器
144,145,146,147によりマゼンタトナ
ー、シアントナー、イエロートナー及びブラックトナー
の4色のトナーによって、現像されトナー画像が形成さ
れる。該トナー画像は一色ごとに中間転写体148上に
転写され、複数回繰り返されることにより、多重トナー
像が形成される。
られ、外周面に保持部材を張設したもの、基材上に導電
付与部材、例えばカーボンブラック,酸化亜鉛,酸化
錫,炭化珪素又は酸化チタン等を十分分散させた弾性層
(例えばニトリルブタジエンラバー)を有するものが用
いられる。ベルト状の中間転写体を用いても良い。
(JIS K−6301)の弾性層150から構成され
ることや、転写ベルトの場合では転写材(記録材)への
転写部でこの硬度を有する弾性層150を持つ支持部材
155で構成されていることが好ましい。
への転写は、電源149より中間転写体148の支持部
材としての芯金155上にバイアスを付与することで転
写電流が得られトナー画像の転写が行なわれる。保持部
材、ベルトの背面からのコロナ放電やローラー帯電を利
用しても良い。
転写手段151により記録材S上に一括転写される。転
写手段はコロナ帯電器や転写ローラー、転写ベルトを用
いた接触静電転写手段が用いられる。
56を内部に有する定着部材としての定着ローラー15
7とこの定着ローラー157と圧接する加圧ローラー1
58とを有する加熱定着装置の定着ローラー157と加
圧ローラー158との当接ニップ部を、記録材Sが通過
することにより、記録材Sにトナー画像の定着が行なわ
れる。
装置の現像器144、145、146及び147のうち
の1つの現像器がブラックトナーとして用いられ、残り
の3つの現像器には、3色の有彩色のカラートナーが用
いられるものである。そして本発明の非磁性トナーは、
有彩色のカラートナーとを組み合わせてカラー画像又は
フルカラー画像の形成に或いはブラックトナーのみによ
りモノクロ画像の形成に用いられるものである。
いて図面を用いて詳細に説明する。
現像剤担持体に担持される現像剤を接触させて現像を行
なう接触現像方式と、現像領域で感光体表面に現像剤担
持体に担持されている現像剤を感光体と現像剤層が非接
触となるような間隔に設定した現像剤担持体から飛翔さ
せて現像を行なう非接触ジャンピング現像方式のいずれ
を用いることも可能である。
アを有する二成分系現像剤を用いる現像方法と一成分系
現像剤を用いる現像方法が挙げられる。
磁性キャリアとを混合した二成分系現像剤を例えば図8
に示すような現像装置120を用い、現像を行なうこと
ができる。
を収納する現像容器126、現像容器126に収納され
ている二成分系現像剤128を担持し、現像領域に搬送
するための現像剤担持体としての現像スリーブ121、
現像スリーブ121上に形成されるトナー層の層厚を規
制するための現像剤層厚規制手段としての現像ブレード
127を有している。
基体122内にマグネット123を内包している。
って現像室(第1室)R1と撹拌室(第2室)R2とに区
画され、撹拌室R2の上方には隔壁130を隔てトナー
貯蔵室R3が形成されている。現像室R1及び撹拌室R2
内には現像剤128が収容されており、トナー貯蔵室R
3内には補給用トナー(非磁性トナー)129が収容さ
れている。なお、トナー貯蔵室R3には補給口131が
設けられ、補給口131を経て消費されたトナーに見合
った量の補給用トナー129が撹拌室R2内に落下補給
される。
設けられており、この搬送スクリュー124の回転駆動
によって現像室R1内の現像剤128は、現像スリーブ
121の長手方向に向けて搬送される。同様に、撹拌室
R2内には搬送スクリュー125が設けられ、搬送スク
リュー125の回転によって、補給口131から撹拌室
R2内に落下したトナーを現像スリーブ121の長手方
向に沿って搬送する。
リアとを有した二成分系現像剤である。
接する部位には開口部が設けられ、該開口部から現像ス
リーブ121が外部に吐出し、現像スリーブ121と感
光体ドラム119との間には間隙が設けられている。非
磁性材にて形成される現像スリーブ121には、バイア
スを印加するためのバイアス印加手段132が配置され
ている。
手段としてのマグネットローラー、即ち磁石123は、
上述したように、現像磁極S1とその下流に位置する磁
極N3と、現像剤128を搬送するための磁極N2、
S2、N1とを有する。磁石123は、現像磁極S1が感
光体ドラム119に対抗するようにスリーブ基体122
内に配置されている。現像磁極S1は、現像スリーブ1
21と感光体ドラム119との間の現像部の近傍に磁界
を形成し、該磁界によって磁気ブラシが形成される。
像スリーブ121上の現像剤128の層厚を規制する規
制ブレード127は、アルミニウム、SUS316の如
き非磁性材料で作製される。非磁性ブレード127の端
部と現像スリーブ121面との距離Aは300〜100
0μm、好ましくは400〜900μmである。この距
離が300μmより小さいと、磁性キャリアがこの間に
詰まり現像剤層にムラを生じやすいと共に、良好な現像
を行なうのに必要な現像剤を塗布することができず濃度
の薄いムラの多い現像画像しか得られないという問題点
がある。現像剤中に混在している不用粒子による不均一
塗布(いわゆるブレードづまり)を防止するためには、
400μm以上が好ましい。1000μmより大きいと
現像スリーブ121上へ塗布される現像剤量が増加し所
定の現像剤層厚の規制が行えず、感光体ドラム119へ
の磁性キャリア粒子の付着が多くなると共に現像剤の循
環、非磁性の現像ブレード127による現像規制が弱ま
りトナーのトリボが不足しカブリやすくなるという問題
点がある。
番電界を印加しつつ、トナーと磁性キャリアとにより、
構成される磁気ブラシ潜像担持体(例えば、感光体ドラ
ム)119に接触している状態で現像を行うことが好ま
しい。現像剤担持体(現像スリーブ)121と感光体ド
ラム119との距離(S−D間距離)Bは100〜10
00μmであることがキャリア付着防止及びドット再現
性の向上において良好である。100μmより狭いと現
像剤の供給が不十分になりやすく、画像濃度が低くな
り、1000μmを超えると磁石S1からの磁力線が広
がり磁気ブラシの密度が低くなり、ドット再現性に劣っ
たり、キャリアを拘束する力が弱まりキャリア付着が生
じやすくなる。
00Vが好ましく、周波数は500〜10000Hz、
好ましくは500〜3000Hzであり、それぞれプロ
セスに適宜選択して用いることができる。この場合、波
形としては三角波、矩形波、正弦波、或いはDuty比
を変えた波形から選択して用いることができる。印加電
圧が、500Vより低いと十分な画像濃度がえられにく
く、非画像部のカブリトナーを良好に回収することがで
きない場合がある。5000Vを超える場合には磁気ブ
ラシを介して、静電像を乱してしまい、画質低下を招く
場合がある。
像剤を使用することで、カブリ取り電圧(Vback)
を低くすることができ、感光体の一次帯電を低めること
ができるために感光体寿命を長寿命化できる。Vbac
kは、現像システムにもよるが150V以下、より好ま
しくは100V以下が良い。
ができるように200V〜500Vが好ましく用いられ
る。
ピードにも関係するが、キャリアへの電荷注入が起こる
ためキャリア付着、あるいは潜像を乱すことで画質を低
下させる場合がある。10000Hzを超えると電界に
対してトナーが追随できず画質低下を招きやすい。
れ、かつキャリア付着のない現像を行なうために現像ス
リーブ121上の磁気ブラシの感光体ドラム119との
接触幅(現像ニップC)を好ましくは3〜8mmにする
ことである。現像ニップCが3mmより狭いと十分な画
像濃度とドット再現性を良好に満足することが困難であ
り、8mmより広いと、現像剤のパッキングが起き機械
の動作を留めてしまったり、またキャリア付着を十分に
抑えることが困難になる。現像ニップの調整方法として
は、現像剤規制部材127と現像スリーブ121との距
離Aを調整したり、現像スリーブ121と感光体ドラム
119との距離Bを調整することでニップ幅を適宜調整
する。
ーを用いて、例えば図9に示すような現像装置80を用
い現像することが可能である。
を有する一成分現像剤88を収容する現像容器81、現
像容器81に収納されている一成分現像剤88を担持
し、現像領域に搬送するための現像剤担持体82、現像
剤担持体上に現像剤を供給するための供給ローラー8
5、現像剤担持体上の現像剤層厚を規制するための現像
剤層厚規制部材としての弾性ブレード86、現像容器8
1内の現像剤88を撹拌するための撹拌部材87を有し
ている。
体83上に、発泡シリコーンゴムの如き弾性を有するゴ
ム又は樹脂の如き弾性部材によって形成された弾性層8
4を有する弾性ローラーを用いることが好ましい。
ての感光体ドラム89の表面に圧接して、弾性ローラー
表面に塗布されている一成分系現像剤88により感光体
に形成されている静電潜像を現像する共に、転写後に感
光体上に存在する不要な一成分現像剤88を回収する。
感光体表面と接触している。これは、現像剤担持体から
一成分系現像剤を除いたときに現像剤担持体が感光体と
接触しているということを意味する。このとき、現像剤
を介して、感光体と現像剤担持体との間に働く電界によ
ってエッジ効果のない画像が得れれると同時にクリーニ
ングが行なわれる。現像剤担持体としての弾性ローラー
表面或いは、表面近傍が電位を持ち感光体表面と弾性ロ
ーラー表面間で電界を有する必要性がある。このため、
弾性ローラーの弾性ゴムが中抵抗領域に抵抗制御されて
感光体表面との導通を防ぎつつ電界を保つか、又は導電
性ローラーの表面層に薄層の誘電層を設ける方法も利用
できる。さらには、導電性ローラー上に感光体表面と接
触する側の面を絶縁性物質により被覆した導電性樹脂ス
リーブ或いは、絶縁性スリーブで感光体と接触しない側
の面に導電層を設けた構成も可能である。
ーは、感光体ドラムと同方向に回転しても良いし、逆方
向に回転しても良い。その回転が同方向である場合、感
光体ドラムの周速に対して、周速比で100%より大き
いことが好ましい。100%以下であるとラインの鮮明
性が悪いなどの画像品質に問題を生じやすい。周速比が
高まれば高まるほど、現像部位に供給される現像剤の量
は多く、静電潜像に対し現像剤の脱着頻度が多くなり、
不要な部分の現像剤は掻き落とされ、必要な部分には現
像剤が付与されるという繰り返しにより、静電潜像に忠
実な画像が得られる。さらに好ましくは周速比は100
%以上が良い。
体182の表面に弾性力で圧接するものであれば、弾性
ブレードに限られることなく、弾性ローラーを用いるこ
とも可能である。
リコーンゴム、ウレタンゴム、NBRの如きゴム弾性
体;ポリエチレンテレフタレートの如き合成樹脂弾性
体;ステンレス、鋼の如き金属弾性体が使用できる。さ
らに、それらの複合体であっても使用できる。
辺部側である基部は現像剤容器側に固定保持され、下辺
部側をブレードの弾性に抗して現像スリーブの順方向或
いは逆方向にたわめ状態にしてブレード内面側(逆方向
の場合には外面側)をスリーブ表面に適度に弾性押圧を
もって当接させる。
の如き発泡材より成っており、現像剤担持体に対して、
順又は逆方向に0でない相対速度をもって回転し、一成
分系現像剤の供給とともに、現像剤担持体上の現像後の
現像剤(未現像現像剤)の剥ぎ取りも行っている。
分系現像剤によって感光体の静電潜像を現像する際に
は、現像剤担持体と感光体ドラムとの間に直接及び/又
は交流の現像バイアスを印加して現像することが好まし
い。
説明する。
磁性トナーを有する一成分系磁性現像剤を用いる現像方
法が挙げられる。
非磁性現像剤を用いる現像方法を図10に示す概略構成
図に基づいて説明する。
非磁性一成分系現像剤176を収容する現像容器17
1、現像容器171に収容されている一成分系非磁性現
像剤176を担持し、現像領域に搬送するための現像剤
担持体172、現像剤担持体上に一成分系非磁性現像剤
を供給するための供給ローラー173、現像剤担持体上
の現像剤層厚を規制するための現像剤層厚規制部材とし
ての弾性ブレード174、現像容器171内の一成分系
非磁性現像剤176を撹拌するための撹拌部材175を
有している。
は図示しない電子写真プロセス手段又は静電記録手段に
よりなされる。172は現像剤担持体としての現像スリ
ーブであり、アルミニウム或いはステンレスからなる非
磁性スリーブからなる。
スの粗管をそのまま用いてもよいが、好ましくはその表
面をガラスビーズを吹き付けて均一に荒らしたものや、
鏡面処理したもの、或いは樹脂でコートしたものが良
い。
71に貯蔵されており、供給ローラー173によって現
像剤担持体172上へ供給される。供給ローラー173
はポリウレタンフォームの如き発泡材より成っており、
現像剤担持体に対して、順又は逆方向に0でない相対速
度をもって回転し、現像剤の供給とともに、現像剤担持
体172上の現像後の現像剤(未現像現像剤)の剥ぎ取
りも行っている。現像剤担持体172上に供給された一
成分系非磁性現像剤は現像剤層厚規制部材としての弾性
ブレード174によって均一且つ薄層に塗布される。
圧力は、現像スリーブ母線方向の線圧として0.3〜2
5kg/m、好ましくは0.5〜12kg/mが有効で
ある。当接圧力が0.3kg/mより小さい場合、一成
分系非磁性現像剤の均一塗布が困難となり、一成分系非
磁性現像剤の帯電量分布がブロードとなりカブリや飛散
の原因となる。当接圧力が25kg/mを超えると、一
成分系非磁性現像剤に大きな圧力がかかり、一成分系非
磁性現像剤が劣化するため、一成分系非磁性現像剤の凝
集が発生するなど好ましくない。また、現像剤担持体を
駆動させるために大きなトルクを要するため好ましくな
い。即ち、当接圧力を0.3〜25kg/mに調整する
ことで、本発明のトナーを用いた一成分系非磁性現像剤
の凝集を効果的にほぐすことが可能になり、さらに、一
成分系非磁性現像剤の帯電量を瞬時に立ち上げることが
可能になる。
性ローラーを用いることができ、これらは所望の極性に
現像剤を帯電するのに適した摩擦帯電系列の材質のもの
を用いることが好ましい。
ンゴム、スチレンブタジエンゴムが好適である。さら
に、ポリアミド、ポリイミド、ナイロン、メラミン、メ
ラミン架橋ナイロン、フェノール樹脂、フッ素系樹脂、
シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、ス
チレン系樹脂の如き有機樹脂層を設けても良い。導電性
ゴム、導電性樹脂を使用し、さらに金属酸化物、カーボ
ンブラック、無機ウイスカー、無機繊維の如きフィラー
や荷電制御剤をブレードのゴム中・樹脂中に分散するこ
とにより適度の導電性、帯電付与性を与え、一成分系非
磁性現像剤を適度に帯電させることができて好ましい。
ードにより現像スリーブ上に一成分系非磁性現像剤を薄
層コートする系においては、十分な画像濃度を得るため
に、現像スリーブ上の一成分系非磁性現像剤層の厚さを
現像スリーブと潜像保持体との対抗空隙長βよりも小さ
くし、この空隙に交番電場を印加することが好ましい。
即ち図10に示すバイアス電源177により、現像スリ
ーブ172と潜像保持体169との間に交番電場又は交
番電場に直流電場を重畳した現像バイアスを印加するこ
とにより、現像スリーブ上から潜像保持体への一成分系
非磁性現像剤の移動を容易にし、更に良質の画像を得る
ことができる。
比較例をもって本発明をさらに詳細に説明する。
す通り、スチレン単量体2000gに対して、カーボン
ブラックa〜h及び分散液をそれぞれ表2に示す種類及
び添加量で組み合わせたものをアトライター1S(三井
鉱山社製)に添加し、2mmのジルコニアビーズを用い
て、200rpmにて温度25℃で180分間撹拌を行
ない、スチレン単量体にカーボンブラック及び分散液が
分散されたマスターバッチ分散液1〜17を作製した。
記表1に示す。
ぎて通常の状態では取り出せず、使用不可であった。 *2:アゾ系クロム化合物
0gに、0.1M−Na3PO4水溶液450gを投入
し、60℃に加温した後、TK式ホモミキサー(特殊機
化工業製)を用いて、12000rpmにて撹拌した。
これに1.0M−CaCl2水溶液68gを徐々に添加
し、Ca3(PO4)2を含む水系媒体を得た。
し、撹拌して均一に溶解、分散した。これに、重合開始
剤2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニト
ル)10gを溶解し、重合性単量体組成物を調製した。
体組成物を投入し、60℃,N2雰囲気下において、T
K式ホモミキサーにて10000rpmで10分間撹拌
し、重合性単量体組成物を造粒した。その後、パドル撹
拌翼で撹拌しつつ、80℃に昇温し、10時間反応させ
た。重合反応終了後、減圧下で残存モノマーを留去し、
冷却後、塩酸を加えリン酸カルシウムを溶解させた後、
ろ過、水洗、乾燥をして、黒色トナーを得た。
に対して、BET法による比表面積が200m2/gで
ある疎水性シリカを1.5重量部外添し、懸濁重合黒色
トナーA〜Pを得た。このトナー5重量部に対して、ア
クリルコートされたフェライトキャリア95重量部を混
合し、現像剤とした。
する飽和ポリエステル樹脂としては、プロポキシ化ビス
フェノールとテレフタル酸を縮合し得られた、Mw=1
1000、Mw/Mn=2.1、酸価10のポリエステ
ル樹脂を用いた。
値を表3に示す。
順で評価を行った。
の製造安定性を評価した。
体積%で行う。
重量部とアクリルコートされたフェライトキャリア95
重量部とを混合して調製した混合物を用いて、下記の測
定方法に基づいてトナー粒子の帯電量を測定した。
法を以下に図7に沿って説明する。
製したキャリアとトナー粒子の混合物を50〜100m
l容量のポリエチレン製の瓶に入れ50回手で震盪す
る。次いで、底に500メッシュのスクリーン93のあ
る金属製の測定容器92に前記混合物1.0〜1.2g
を入れ、金属性のフタ174をする。この時の測定容器
92全体の質量を秤りW1(g)とする。次に吸引機9
1(測定容器92と接する部分は少なくとも絶縁体)に
おいて、吸引口97から吸引し風量調節弁96を調節し
て真空計95の圧力を2450hPa(250mma
q)とする。この状態で1分間吸引を行いトナーを吸引
除去する。この時の電位計99の電位をV(ボルト)と
する。ここで98はコンデンサーであり容量をC(μ
F)とする。また吸引後の測定容器全体の質量を秤りW
2(g)とする。このトナーの摩擦帯電量(mC/k
g)は、下式の如く計算される。 摩擦帯電量(mC/kg)=CV/(W1−W2)
を行った。
置を使用し、第4画像形成ユニットPdの現像器3dに
図8に示す現像方式の現像システムを採用して、上記で
製造した非磁性トナーを用いてブラックトナー単色のベ
タ黒画像の形成を行ない評価を行った。評価の項目とし
ては、画像濃度1.2を得るために必要なトナーの単位
面積当たりの重量を測定し、着色力を下記の評価基準に
基づいて評価した。
いて、カーボンブラックの代わりにキナクリドン顔料、
アゾ系鉄化合物の代わりにジ−ターシャリーブチルサリ
チル酸のアルミ化合物を使用する以外は同様にして重量
平均粒径6.5μmのマゼンタトナー1を得た。
の製造例で用いたキナクリドン顔料に変えて、2/3倍
量のフタロシアニン顔料を用いることを除いては、同様
にして重量平均粒径6.6μmのシアントナー1を得
た。
ーの製造例で用いたキナクリドン顔料に変えて、イエロ
ー顔料を用いることを除いては、同様にして重量平均粒
径6.7μmのイエロートナー1を得た。
す構成の装置を使用し、第1画像形成ユニットPa、第
2画像形成ユニットPb、第3画像形成ユニットPc及
び第4画像形成ユニットPdのそれぞれの現像器3a、
3b、3c及び3dに図8に示す現像方式の現像システ
ムを採用して、現像器3aにマゼンタトナー1、現像器
3bにシアントナー、現像器3cにイエロートナー1及
び現像器3dにブラックトナーとして上記で製造した非
磁性トナーAをそれぞれ用いてフルカラー画像の形成を
行った。
明な再現性を有するフルカラー画像が得られた。
示す構成の装置を使用し、現像器144、145、14
6及び147に、図10に示す現像方式の現像システム
を採用し、現像器144にマゼンタトナー1、現像器1
45にシアントナー1、現像器146にイエロートナー
1及び現像器147にブラックトナーとして、上記で製
造した非磁性トナーAをそれぞれ用いてフルカラー画像
の形成を行った。
り等のないライン再現性に優れたフルカラー画像が得ら
れた。
ーは、着色力が高く、帯電性に優れており、良好な画像
形成を行なうことができる。
方法においては、水系重合法でトナー粒子を作製する
際、カーボンブラックの分散性に優れ、且つ安定したト
ナー粒子が得られ、着色力が高く、帯電性が良好なトナ
ー粒子を製造することができる。
を示す図である。
示す図である。
ある。
概略図である。
である。
図である。
である。
ある。
図である。
Claims (55)
- 【請求項1】 重合性単量体、カーボンブラック及びア
ゾ系鉄化合物を少なくとも含有する重合性単量体組成物
を、水系媒体中で重合することにより製造された非磁性
トナー粒子を有する静電荷像現像用非磁性トナーにおい
て、 該カーボンブラックは、DBP吸油量が110〜200
ml/100g、窒素吸着による比表面積が100m2
/g以下、揮発分が2%以下及び平均一次粒径が20〜
60mμであり、 該アゾ系鉄化合物は、下記式(1)で示される化合物を
有することを特徴とする静電荷像現像用非磁性トナー。 【化1】 [R1及びR3は、水素原子、C1〜18のアルキル基、C2
〜18のアルケニル基、スルホンアミド基、メシル基、ス
ルホン酸基、カルボキシエステル基、ヒドロキシ基、C
1〜18のアルコキシ基、アセチルアミノ基、ベンゾイル
アミノ基又はハロゲン原子を示し、R1及びR3は同じ或
いは異なっており、n及びn’は1〜3の整数を示し、
R2及びR4は、水素原子又はニトロ基を示し、R2及び
R4は同じ或いは異なっており、R5及びR6は、水素原
子、ハロゲン原子、ニトロ基、カルボキシル基、アニリ
ド基、C1〜18のアルキル基、アルケニル基、アルアル
キル基、アルコキシ基、アリール基、カルボキシエステ
ル基又は 【化2】 を示し、Xは水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
シ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示し、mは1〜3の
整数を示し、R5及びR6は、同一或いは異なっており、
A+は水素イオン、ナトリウムイオン、カリウムイオ
ン、アンモニウムイオン又はそれらの混合物を示す。] - 【請求項2】 該カーボンブラックは、DBP吸油量が
120〜180ml/100gであることを特徴とする
請求項1に記載の静電荷像現像用非磁性トナー。 - 【請求項3】 該カーボンブラックは、窒素吸着による
比表面積が30〜90m2/gであることを特徴とする
請求項1に記載の静電荷像現像用非磁性トナー。 - 【請求項4】 該カーボンブラックは、揮発分が0.1
〜1.8%であることを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載の静電荷像現像用非磁性トナー。 - 【請求項5】 該カーボンブラックは、平均一次粒径が
25〜55mμであることを特徴とする請求項1乃至4
のいずれかに記載の静電荷像現像用非磁性トナー。 - 【請求項6】 該非磁性トナー粒子は、該カーボンブラ
ックの含有量A(重量%)及びアゾ系鉄化合物の含有量
B(重量%)を有しており、該含有量A及びBは、下記
関係 3≦A/B≦50 を満たすことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに
記載の静電荷像現像用非磁性トナー。 - 【請求項7】 該非磁性トナー粒子は、該カーボンブラ
ックの含有量A(重量%)及びアゾ系鉄化合物の含有量
B(重量%)を有しており、該含有量A及びBは、下記
関係 3≦A/B≦38 を満たすことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに
記載の静電荷像現像用非磁性トナー。 - 【請求項8】 該非磁性トナー粒子における該カーボン
ブラックの含有量Aが2〜20重量%であることを特徴
とする請求項1乃至7のいずれかに記載の静電荷像現像
用非磁性トナー。 - 【請求項9】 該非磁性トナー粒子におけるアゾ系鉄化
合物の含有量Bが0.1〜3.0重量%であることを特
徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の静電荷像現
像用非磁性トナー。 - 【請求項10】 該一般式(1)におけるXは、水素原
子、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数1〜18のア
ルコキシ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示すことを特
徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の静電荷像現
像用非磁性トナー。 - 【請求項11】 該アゾ系鉄化合物は、下記一般式
(2)で示される化合物を含むことを特徴とする請求項
1乃至10のいずれかに記載の静電荷像現像用非磁性ト
ナー。 【化3】 [X1及びX2は、水素原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示し、X1及び
X2は同じ或いは異なっており、m及びm’は1〜3の
整数を示し、R1及びR3は、水素原子、C1〜18のアル
キル基、C2〜18のアルケニル基、スルホンアミド基、
メシル基、スルホン酸基、カルボキシエステル基、ヒド
ロキシ基、C1〜18のアルコキシ基、アセチルアミノ
基、ベンゾイルアミノ基又はハロゲン原子を示し、R1
及びR3は同じ或いは異なっており、n及びn’は1〜
3の整数を示し、R2及びR4は水素原子又はニトロ基を
示し、A+は水素イオン、ナトリウムイオン、カリウム
イオン、アンモニウムイオン又はそれらの混合物を示
す。] - 【請求項12】 該非磁性一般式(2)におけるXは、
水素原子、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数1〜1
8のアルコキシ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示すこ
とを特徴とする請求項11に記載の静電荷像現像用非磁
性トナー。 - 【請求項13】 該非磁性トナー粒子は、2〜10μm
の重量平均粒径を有していることを特徴とする請求項1
乃至12のいずれかに記載の静電荷像現像用非磁性トナ
ー。 - 【請求項14】 該非磁性トナー粒子は、4μm以下の
粒径のトナー粒子を25個数%以下含有し、且つ10.
1μm以上のトナー粒子を2.0体積%以下含有してい
ることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載
の静電荷像現像用非磁性トナー。 - 【請求項15】 該非磁性トナーは、20Am2/kg
以下の飽和磁化を含することを特徴とする請求項1乃至
14のいずれかに記載の静電荷像現像用非磁性トナー。 - 【請求項16】 該非磁性トナー粒子は、ワックス成分
をさらに含有していることを特徴とする請求項1乃至1
5のいずれかに記載の静電荷像現像用非磁性トナー。 - 【請求項17】 該非磁性トナー粒子は、極性官能基を
含む高分子重合体をさらに含有していることを特徴とす
る請求項1乃至16のいずれかに記載の静電荷像現像用
非磁性トナー。 - 【請求項18】 該非磁性トナー粒子は、該アゾ系鉄化
合物以外の荷電制御剤をさらに含有していることを特徴
とする請求項1乃至16のいずれかに記載の静電荷像現
像用非磁性トナー。 - 【請求項19】 少なくとも第1の重合性単量体,カー
ボンブラック及びアゾ系鉄化合物を混合して、該重合性
単量体中に該カーボンブラック及び該アゾ系鉄化合物が
分散された分散液を調製する工程;少なくとも得られた
分散液及び第2の重合性単量体を混合して、重合性単量
体を調製する工程;及び得られた重合性単量体組成物を
水系媒体中で重合することにより非磁性トナー粒子を製
造する工程を有する非磁性トナー粒子の製造方法であっ
て、 該カーボンブラックは、DBP吸油量が110〜200
ml/100g、窒素吸着による比表面積が100m2
/g以下、揮発分が2%以下及び平均一次粒径が20〜
60mμであり、 該アゾ系鉄化合物は、下記式(1)で示される化合物を
有することを特徴とする非磁性トナー粒子の製造方法。 【化4】 [R1及びR3は、水素原子、C1〜18のアルキル基、C2
〜18のアルケニル基、スルホンアミド基、メシル基、ス
ルホン酸基、カルボキシエステル基、ヒドロキシ基、C
1〜18のアルコキシ基、アセチルアミノ基、ベンゾイル
アミノ基又はハロゲン原子を示し、R1及びR3は同じ或
いは異なっており、n及びn’は1〜3の整数を示し、
R2及びR4は、水素原子又はニトロ基を示し、R2及び
R4は同じ或いは異なっており、R5及びR6は、水素原
子、ハロゲン原子、ニトロ基、カルボキシル基、アニリ
ド基、C1〜18のアルキル基、アルケニル基、アルアル
キル基、アルコキシ基、アリール基、カルボキシエステ
ル基又は 【化5】 を示し、Xは水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
シ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示し、mは1〜3の
整数を示し、R5及びR6は、同一或いは異なっており、
A+は水素イオン、ナトリウムイオン、カリウムイオ
ン、アンモニウムイオン又はそれらの混合物を示す。] - 【請求項20】 該一般式(1)におけるXは、水素原
子、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数1〜18のア
ルコキシ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示すことを特
徴とする請求項19に記載の非磁性トナー粒子の製造方
法。 - 【請求項21】 該アゾ系鉄化合物は、下記一般式
(2)で示される化合物を含むことを特徴とする請求項
19に記載の非磁性トナー粒子の製造方法。 【化6】 [X1及びX2は、水素原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示し、X1及び
X2は同じ或いは異なっており、m及びm’は1〜3の
整数を示し、R1及びR3は、水素原子、C1〜18のアル
キル基、C2〜18のアルケニル基、スルホンアミド基、
メシル基、スルホン酸基、カルボキシエステル基、ヒド
ロキシ基、C1〜18のアルコキシ基、アセチルアミノ
基、ベンゾイルアミノ基又はハロゲン原子を示し、R1
及びR3は同じ或いは異なっており、n及びn’は1〜
3の整数を示し、R2及びR4は水素原子又はニトロ基を
示し、A+は水素イオン、ナトリウムイオン、カリウム
イオン、アンモニウムイオン又はそれらの混合物を示
す。] - 【請求項22】 該一般式(2)におけるXは、水素原
子、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数1〜18のア
ルコキシ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示すことを特
徴とする請求項21に記載の非磁性トナー粒子の製造方
法。 - 【請求項23】 該分散液は、該第1の重合性単量体1
00重量部に対して、10〜40重量部の該カーボンブ
ラック及び0.2〜5重量部の該アゾ系鉄化合物を含有
していることを特徴とする請求項19乃至22のいずれ
かに記載の非磁性トナー粒子の製造方法。 - 【請求項24】 該分散液は、100〜2000センチ
ポイズの粘度を有していることを特徴とする請求項19
乃至23のいずれかに記載の非磁性トナー粒子の製造方
法。 - 【請求項25】 該重合性単量体組成物は、該分散液1
00重量部に対して、該第2の重合性単量体を20〜1
00重量部含有していることを特徴とする請求項19乃
至24のいずれかに記載の非磁性トナー粒子の製造方
法。 - 【請求項26】 該重合性単量体組成物は、該カーボン
ブラックを2〜20重量%及び該アゾ系鉄化合物を0.
1〜3.0重量%含有していることを特徴とする請求項
19乃至25のいずれかに記載の非磁性トナー粒子の製
造方法。 - 【請求項27】 該カーボンブラックは、DBP吸油量
が120〜180ml/100gであることを特徴とす
る請求項19乃至26のいずれかに記載の非磁性トナー
粒子の製造方法。 - 【請求項28】 該カーボンブラックは、窒素吸着によ
る比表面積が30〜90m2/gであることを特徴とす
る請求項19乃至27のいずれかに記載の非磁性トナー
粒子の製造方法。 - 【請求項29】 該カーボンブラックは、揮発分が0.
1〜1.8%であることを特徴とする請求項19乃至2
8のいずれかに記載の非磁性トナー粒子の製造方法。 - 【請求項30】 該カーボンブラックは、平均一次粒径
が25〜55mμであることを特徴とする請求項19乃
至29のいずれかに記載の非磁性トナー粒子の製造方
法。 - 【請求項31】 該非磁性トナー粒子は、2〜10μm
の重量平均粒径を有していることを特徴とする請求項1
9乃至30のいずれかに記載の非磁性トナー粒子の製造
方法。 - 【請求項32】 該重合性単量体組成物は、ワックス成
分をさらに含有していることを特徴とする請求項19乃
至31のいずれかに記載の非磁性トナー粒子の製造方
法。 - 【請求項33】 該重合性単量体組成物は、極性官能基
を含む高分子重合体をさらに含有していることを特徴と
する請求項19乃至32のいずれかに記載の非磁性トナ
ー粒子の製造方法。 - 【請求項34】 該重合性単量体組成物は、該アゾ系鉄
化合物以外の荷電制御剤をさらに含有していることを特
徴とする請求項19乃至33のいずれかに記載の非磁性
トナー粒子の製造方法。 - 【請求項35】 潜像保持体に保持される静電潜像を、
非磁性トナーにより現像して、トナー画像を形成する工
程;該潜像保持体に形成されたトナー画像を、中間転写
体を介して又は介さずに記録材上に転写する工程;及び
該記録材上に転写されたトナー画像を定着する工程を有
する画像形成方法において、 該非磁性トナーは、重合性単量体,カーボンブラック及
びアゾ系鉄化合物を少なくとも含有する重合性単量体組
成物を、水系媒体中で重合することにより製造された非
磁性トナー粒子を有しており、 該カーボンブラックは、DBP吸油量が110〜200
ml/100g、窒素吸着による比表面積が100m2
/g以下、揮発分が2%以下及び平均一次粒径が20〜
60mμであり、 該アゾ系鉄化合物は、下記式(1)で示される化合物を
有することを特徴とする画像形成方法。 【化7】 [R1及びR3は、水素原子、C1〜18のアルキル基、C2
〜18のアルケニル基、スルホンアミド基、メシル基、ス
ルホン酸基、カルボキシエステル基、ヒドロキシ基、C
1〜18のアルコキシ基、アセチルアミノ基、ベンゾイル
アミノ基又はハロゲン原子を示し、R1及びR3は同じ或
いは異なっており、n及びn’は1〜3の整数を示し、
R2及びR4は、水素原子又はニトロ基を示し、R2及び
R4は同じ或いは異なっており、R5及びR6は、水素原
子、ハロゲン原子、ニトロ基、カルボキシル基、アニリ
ド基、C1〜18のアルキル基、アルケニル基、アルアル
キル基、アルコキシ基、アリール基、カルボキシエステ
ル基又は 【化8】 を示し、Xは水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
シ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示し、mは1〜3の
整数を示し、R5及びR6は、同一或いは異なっており、
A+は水素イオン、ナトリウムイオン、カリウムイオ
ン、アンモニウムイオン又はそれらの混合物を示す。] - 【請求項36】 該カーボンブラックは、DBP吸油量
が120〜180ml/100gであることを特徴とす
る請求項35に記載の画像形成方法。 - 【請求項37】 該カーボンブラックは、窒素吸着によ
る比表面積が30〜90m2/gであることを特徴とす
る請求項35又は36に記載の画像形成方法。 - 【請求項38】 該カーボンブラックは、揮発分が0.
1〜1.8%であることを特徴とする請求項35乃至3
7のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項39】 該カーボンブラックは、平均一次粒径
が25〜55mμであることを特徴とする請求項35乃
至38のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項40】 該非磁性トナー粒子は、該カーボンブ
ラックの含有量A(重量%)及びアゾ系鉄化合物の含有
量B(重量%)を有しており、該含有量A及びBは、下
記関係 3≦A/B≦50 を満たすことを特徴とする請求項35乃至39のいずれ
かに記載の画像形成方法。 - 【請求項41】 該非磁性トナー粒子は、該カーボンブ
ラックの含有量A(重量%)及びアゾ系鉄化合物の含有
量B(重量%)を有しており、該含有量A及びBは、下
記関係 3≦A/B≦38 を満たすことを特徴とする請求項35乃至39のいずれ
かに記載の画像形成方法。 - 【請求項42】 該非磁性トナー粒子における該カーボ
ンブラックの含有量Aが2〜20重量%であることを特
徴とする請求項35乃至41のいずれかに記載の画像形
成方法。 - 【請求項43】 該非磁性トナー粒子におけるアゾ系鉄
化合物の含有量Bが0.1〜3.0重量%のであること
を特徴とする請求項35乃至42のいずれに記載の画像
形成方法。 - 【請求項44】 該一般式(1)におけるXは、水素原
子、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数1〜18のア
ルコキシ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示すことを特
徴とする請求項35乃至43のいずれに記載の画像形成
方法。 - 【請求項45】 該アゾ系鉄化合物は、下記一般式
(2)で示される化合物を含むことを特徴とする請求項
35乃至44のいずれに記載の画像形成方法。 【化9】 [X1及びX2は、水素原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示し、X1及び
X2は同じ或いは異なっており、m及びm’は1〜3の
整数を示し、R1及びR3は、水素原子、C1〜18のアル
キル基、C2〜18のアルケニル基、スルホンアミド基、
メシル基、スルホン酸基、カルボキシエステル基、ヒド
ロキシ基、C1〜18のアルコキシ基、アセチルアミノ
基、ベンゾイルアミノ基又はハロゲン原子を示し、R1
及びR3は同じ或いは異なっており、n及びn’は1〜
3の整数を示し、R2及びR4は水素原子又はニトロ基を
示し、A+は水素イオン、ナトリウムイオン、カリウム
イオン、アンモニウムイオン又はそれらの混合物を示
す。] - 【請求項46】 該一般式(2)におけるXは、水素原
子、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数1〜18のア
ルコキシ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示すことを特
徴とする請求項45に記載の画像形成方法。 - 【請求項47】 該非磁性トナー粒子は、2〜10μm
の重量平均粒径を有していることを特徴とする請求項3
5乃至46のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項48】 該非磁性トナー粒子は、4μm以下の
粒径のトナー粒子を25個数%以下含有し、且つ10.
1μm以上のトナー粒子を2.0体積%以下含有してい
ることを特徴とする請求項35乃至47のいずれかに記
載の画像形成方法。 - 【請求項49】 該非磁性トナーは、20Am2/kg
以下の飽和磁化を含することを特徴とする請求項35乃
至48のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項50】 該非磁性トナー粒子は、ワックス成分
をさらに含有していることを特徴とする請求項35乃至
49のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項51】 該非磁性トナー粒子は、極性官能基を
含む高分子重合体をさらに含有していることを特徴とす
る請求項35乃至50のいずれかに記載の画像形成方
法。 - 【請求項52】 該非磁性トナー粒子は、該アゾ系鉄化
合物以外の荷電制御剤をさらに含有していることを特徴
とする請求項35乃至51のいずれかに記載の画像形成
方法。 - 【請求項53】 該トナー画像は、該非磁性トナー粒子
及び有彩色のカラートナーを有するカラートナー画像で
あることを特徴とする請求項35乃至52のいずれかに
記載の画像形成方法。 - 【請求項54】 該トナー画像は、該非磁性トナー粒
子、シアントナー、マゼンタトナー及びイエロートナー
を有するフルカラートナー画像であることを特徴とする
請求項35乃至52のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項55】 該潜像保持体は、電子写真用感光体か
らなることを特徴とする請求項35乃至54のいずれか
に記載の画像形成方法。
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