JPH10166086A - 内面螺旋溝付管の製造方法及びその装置 - Google Patents
内面螺旋溝付管の製造方法及びその装置Info
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- JPH10166086A JPH10166086A JP33082496A JP33082496A JPH10166086A JP H10166086 A JPH10166086 A JP H10166086A JP 33082496 A JP33082496 A JP 33082496A JP 33082496 A JP33082496 A JP 33082496A JP H10166086 A JPH10166086 A JP H10166086A
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Abstract
ィンを有すると共に管軸に対する溝のねじれ角が大きな
内面螺旋溝付管の製造方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 内面に直線溝31或いは螺旋溝を有する
管を原管30とし、この原管30を引抜ダイス26に入
る手前側でねじって引き抜きを行うようにしたものであ
る。
Description
特に熱交換器に用いられる内面螺旋溝付管の製造方法及
びその装置に関するものである。
内面に螺旋溝11を有する管10を製造するには、螺旋
状の溝を有するプラグを平滑管内に挿入・保持し、これ
と平滑管の外周面を回転する縮管用治具とによって平滑
管を挟圧縮管すると共に引き抜きを行って内面に連続し
た螺旋溝を加工する方法が取られている(転造法)。
ンドレルを使用することにより、内面に直線溝を有する
管を製造できる。
どの熱交換器に使われる伝熱管には、内面に螺旋状の溝
を有する内面溝付管が多用され、その蒸発・凝縮性能を
向上させるためには、図3(c)に示すようにフィン1
2の高さHfを高く、フィン12の頂角αを小さく、凝
縮性能向上のためには螺旋溝のねじれ角βを大きくする
ことが有効であることが知られている。
が高く、かつフィン頂角が小さくなればなるほど、その
製造方法は困難になる。特に軟質材においてその傾向が
大きく、例えばアルミニウムでは、フィン頂角αは、6
0゜前後となってしまう。
上限があり、管軸に対して30〜40゜が限界となって
いる。さらに限界に近づくほど加工速度が遅くなるとい
う問題もある。
く、フィン頂角が小さなフィンも加工できるが、溝は直
線となってしまい、螺旋溝とすることができない問題が
ある。
は、内面直線溝管をねじって螺旋溝とすることが開示さ
れているが、単に管をねじりを加えても、十分な塑性流
動性が得られず、このためねじれ角は2〜3゜と小さな
ねじり角しか得られない問題がある。
し、フィンの高さが高く、フィン頂角が小さなフィンを
有すると共に管軸に対する溝のねじれ角が大きな内面螺
旋溝付管の製造方法及びその装置を提供することにあ
る。
に、請求項1の発明は、内面に直線溝或いは螺旋溝を有
する管を原管とし、この原管を引抜ダイスに入る手前側
でねじって引き抜きを行うようにした内面螺旋溝付管の
製造方法である。
旋溝を有する管を原管として繰り出す繰出ドラムと、そ
の繰出ドラムからの原管を回転させる回転手段と、回転
されて供給される原管を縮管する引抜ダイスと、該引抜
ダイスから引き抜かれた内面螺旋溝付管を巻き取る巻取
ドラムとを備えた内面螺旋溝付管の製造装置である。
を添付図面に基づいて詳述する。
置を示したものである。
る内面溝付管が巻かれた繰出ドラム、21は、繰出ドラ
ム20を繰り出し自在に支持する回転軸で、支持部材2
2,22に回転自在に支持される。この回転軸21は、
駆動装置23と伝導装置24とによって、図示の矢印2
5に示すように回転されるようになっている。
イス26の支持台、28は巻取ドラムである。
管は、転造法や押出加工などによって製造されたもの
で、この内面溝付管を原管30として繰出ドラム20か
ら繰り出される。
ると繰出ドラム20は、そのドラムごと回転して、原管
30にねじりが与えられて、引抜ダイス26を通り、縮
管されて巻取ドラム28に巻き取られる。
抜ダイス26を支点として、その手前側がねじられて引
抜ダイス26の縮管部29で縮管されると共に、この縮
管部29において、原管30は、塑性流動を起こしてい
るので、この部分が優先的にかつ大量にねじられ、原管
30の溝31より大きなねじれ角を有する螺旋溝32を
有する内面螺旋溝付管33を製造することができる。
合、十分な塑性流動性を得ることができず、ねじれ角を
大きくしようとすると、ねじれ角に相当した大きな力が
必要となり、このねじり力で管に座屈を生じてしまう。
このため、ねじれ角は、2〜3゜と小さなねじれ角しか
得られない。
引抜加工を行うと同時にねじり加工を加えることで、両
加工の合力により縮管部29での大きな塑性流動が起こ
るので、座屈を生じることなしに大量にねじることがで
きる。
得られるフィン高さが高く、フィン頂角が小さなフィン
を有する内面螺旋溝付管33を製造できる。また、原管
30として、直線溝の他に内面螺旋溝付管を用いれば、
管軸に対し溝のねじれ角が大きな内面螺旋溝付管を製造
できる。
等によって得られるフィン高さが高く、フィン頂角が小
さなフィンを有する内面溝付管を引き抜きと同時にねじ
ることで、転造法で作るのが困難なフィン高さが高く、
フィン頂角の小さなフィンを有する内面螺旋溝付管を製
造することができる。
じれば、転造法で作ることができないほど大きなねじれ
角を有する内面螺旋溝付管を製造できる。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 内面に直線溝或いは螺旋溝を有する管を
原管とし、この原管を引抜ダイスに入る手前側でねじっ
て引き抜きを行うことを特徴とする内面螺旋溝付管の製
造方法。 - 【請求項2】 内面に直線溝或いは螺旋溝を有する管を
原管として繰り出す繰出ドラムと、その繰出ドラムから
の原管を回転させる回転手段と、回転されて供給される
原管を縮管する引抜ダイスと、該引抜ダイスから引き抜
かれた内面螺旋溝付管を巻き取る巻取ドラムとを備えた
ことを特徴とする内面螺旋溝付管の製造装置。
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- 1996-12-11 JP JP33082496A patent/JP3489359B2/ja not_active Expired - Fee Related
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