JP3489359B2 - 内面螺旋溝付管の製造方法及びその装置 - Google Patents

内面螺旋溝付管の製造方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内面螺旋溝付管、
特に熱交換器に用いられる内面螺旋溝付管の製造方法及
びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図3(a),(b)に示すような
内面に螺旋溝11を有する管10を製造するには、螺旋
状の溝を有するプラグを平滑管内に挿入・保持し、これ
と平滑管の外周面を回転する縮管用治具とによって平滑
管を挟圧縮管すると共に引き抜きを行って内面に連続し
た螺旋溝を加工する方法が取られている(転造法)。
【0003】また押出加工において、直線溝を有するマ
ンドレルを使用することにより、内面に直線溝を有する
管を製造できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エアコンな
どの熱交換器に使われる伝熱管には、内面に螺旋状の溝
を有する内面溝付管が多用され、その蒸発・凝縮性能を
向上させるためには、図3(c)に示すようにフィン1
2の高さHfを高く、フィン12の頂角αを小さく、凝
縮性能向上のためには螺旋溝のねじれ角βを大きくする
ことが有効であることが知られている。
【0005】しかしながら、転造法では、フィンの高さ
が高く、かつフィン頂角が小さくなればなるほど、その
製造方法は困難になる。特に軟質材においてその傾向が
大きく、例えばアルミニウムでは、フィン頂角αは、6
0゜前後となってしまう。
【0006】また、溝のねじれ角を大きくすることにも
上限があり、管軸に対して30〜40゜が限界となって
いる。さらに限界に近づくほど加工速度が遅くなるとい
う問題もある。
【0007】一方、押出加工では、フィンの高さが高
く、フィン頂角が小さなフィンも加工できるが、溝は直
線となってしまい、螺旋溝とすることができない問題が
ある。
【0008】また、特開昭58−167029号公報に
は、内面直線溝管をねじって螺旋溝とすることが開示さ
れているが、単に管をねじりを加えても、十分な塑性流
動性が得られず、このためねじれ角は2〜3゜と小さな
ねじり角しか得られない問題がある。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、フィンの高さが高く、フィン頂角が小さなフィンを
有すると共に管軸に対する溝のねじれ角が大きな内面螺
旋溝付管の製造方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る製造方法は、押出加工法や転造法によっ
製造された、内面に直線溝或いは螺旋溝を有する管を
原管とし、この原管を引抜ダイスに入る手前側でねじり
つつ引抜ダイスの縮管部で縮管させながら引き抜きを行
うと共に、引抜加工とねじり加工の合力により縮管部で
原管の塑性流動を起こさせて原管の直線溝或いは螺旋溝
より大きなねじれ角を有する螺旋溝を有する内面螺旋溝
付管を製造することを特徴とする内面螺旋溝付管の製造
方法。
【0011】上記製造方法を実施する本発明の装置は、
内面に直線溝或いは螺旋溝を有する管を原管として繰り
出す繰出ドラムと、その繰出ドラムからの原管を回転さ
せて原管にねじりを与える回転手段と、ねじりが与えら
れた原管を縮管する縮管部を有する引抜ダイスと、該引
抜ダイスから引き抜かれた内面螺旋溝付管を巻き取る巻
取ドラムとを備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0013】図2は、本発明の内面螺旋溝付管の製造装
置を示したものである。
【0014】図2において、20は、内面直線溝を有す
る内面溝付管が巻かれた繰出ドラム、21は、繰出ドラ
ム20を繰り出し自在に支持する回転軸で、支持部材2
2,22に回転自在に支持される。この回転軸21は、
駆動装置23と伝導装置24とによって、図示の矢印2
5に示すように回転されるようになっている。
【0015】また、26は引抜ダイス、27は、引抜ダ
イス26の支持台、28は巻取ドラムである。
【0016】次に製造方法を説明する。
【0017】先ず、繰出ドラム20に巻かれた内面溝付
管は、転造法や押出加工などによって製造されたもの
で、この内面溝付管を原管30として繰出ドラム20か
ら繰り出される。
【0018】駆動装置23により回転軸21が回転され
ると繰出ドラム20は、そのドラムごと回転して、原管
30にねじりが与えられて、引抜ダイス26を通り、縮
管されて巻取ドラム28に巻き取られる。
【0019】この際、図1に示すように原管30は、引
抜ダイス26を支点として、その手前側がねじられて引
抜ダイス26の縮管部29で縮管されると共に、この縮
管部29において、原管30は、塑性流動を起こしてい
るので、この部分が優先的にかつ大量にねじられ、原管
30の溝31より大きなねじれ角を有する螺旋溝32を
有する内面螺旋溝付管33を製造することができる。
【0020】通常、内面溝付管に単にねじりを加えた場
合、十分な塑性流動性を得ることができず、ねじれ角を
大きくしようとすると、ねじれ角に相当した大きな力が
必要となり、このねじり力で管に座屈を生じてしまう。
このため、ねじれ角は、2〜3゜と小さなねじれ角しか
得られない。
【0021】本発明は、内面溝付管を原管とし、これを
引抜加工を行うと同時にねじり加工を加えることで、両
加工の合力により縮管部29での大きな塑性流動が起こ
るので、座屈を生じることなしに大量にねじることがで
きる。
【0022】ここで、原管30として、押出加工などで
得られるフィン高さが高く、フィン頂角が小さなフィン
を有する内面螺旋溝付管33を製造できる。また、原管
30として、直線溝の他に内面螺旋溝付管を用いれば、
管軸に対し溝のねじれ角が大きな内面螺旋溝付管を製造
できる。
【0023】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、押出加工
等によって得られるフィン高さが高く、フィン頂角が小
さなフィンを有する内面溝付管を引き抜きと同時にねじ
ることで、転造法で作るのが困難なフィン高さが高く、
フィン頂角の小さなフィンを有する内面螺旋溝付管を製
造することができる。
【0024】また、既に、内面に螺旋溝を有する管をね
じれば、転造法で作ることができないほど大きなねじれ
角を有する内面螺旋溝付管を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す要部拡大図であ
る。
【図2】本発明の一実施の形態を示す全体図である。
【図3】内面螺旋溝付管の断面図及びその拡大図であ
る。
【符号の説明】
26 引抜ダイス 30 原管 31 直線溝 32 螺旋溝 33 内面螺旋溝付管
フロントページの続き (72)発明者 大谷 忠男 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電 線株式会社 システムマテリアル研究所 内 (56)参考文献 特開 昭61−88918(JP,A) 特開 昭58−167029(JP,A) 特開 昭62−240109(JP,A) 特開 昭58−212816(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 53/02 B21D 53/06 F28F 1/40 B21C 37/20 B21C 1/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出加工法や転造法によって製造され
    た、内面に直線溝或いは螺旋溝を有する管を原管とし、
    この原管を引抜ダイスに入る手前側でねじりつつ引抜ダ
    イスの縮管部で縮管させながら引き抜きを行うと共に、
    引抜加工とねじり加工の合力により縮管部で原管の塑性
    流動を起こさせて原管の直線溝或いは螺旋溝より大きな
    ねじれ角を有する螺旋溝を有する内面螺旋溝付管を製造
    することを特徴とする内面螺旋溝付管の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の製造方法を実施する装置にお
    いて、内面に直線溝或いは螺旋溝を有する管を原管とし
    て繰り出す繰出ドラムと、その繰出ドラムからの原管を
    回転させて原管にねじりを与える回転手段と、ねじりが
    与えられた原管を縮管する縮管部を有する引抜ダイス
    と、該引抜ダイスから引き抜かれた内面螺旋溝付管を巻
    き取る巻取ドラムとを備えたことを特徴とする内面螺旋
    溝付管の製造装置。
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