JP2503746B2 - 氷蓄熱コイルの製造方法 - Google Patents
氷蓄熱コイルの製造方法Info
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- JP2503746B2 JP2503746B2 JP2239748A JP23974890A JP2503746B2 JP 2503746 B2 JP2503746 B2 JP 2503746B2 JP 2239748 A JP2239748 A JP 2239748A JP 23974890 A JP23974890 A JP 23974890A JP 2503746 B2 JP2503746 B2 JP 2503746B2
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- transfer tube
- heat storage
- heat transfer
- storage coil
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は氷蓄熱コイルの製造方法に関し、特に直線部
と屈曲部とが交互に存在するヘアピン状のコイルを螺旋
状に成形してなる氷蓄熱コイルの製造方法に関する。
と屈曲部とが交互に存在するヘアピン状のコイルを螺旋
状に成形してなる氷蓄熱コイルの製造方法に関する。
中空の伝熱管からなる氷蓄熱コイルは、当該コイルを
構成する伝熱管内にフロン等の冷媒を流し、水中に侵漬
されてその外周に製氷することにより、冷却器具等とし
て用いられる。氷蓄熱コイルの形状としては、製氷容積
の割合を向上させるために、単なる円周状ではなくヘア
ピン状に成形したものが多く利用されている。
構成する伝熱管内にフロン等の冷媒を流し、水中に侵漬
されてその外周に製氷することにより、冷却器具等とし
て用いられる。氷蓄熱コイルの形状としては、製氷容積
の割合を向上させるために、単なる円周状ではなくヘア
ピン状に成形したものが多く利用されている。
このようなヘアピン状の氷蓄熱コイルの製造にあって
は、当該氷蓄熱コイルを螺旋状にするため、従来は第4
図のように直線部10と屈曲部12とを別々に成形し、これ
らをジョイント14によって交互に接合している。
は、当該氷蓄熱コイルを螺旋状にするため、従来は第4
図のように直線部10と屈曲部12とを別々に成形し、これ
らをジョイント14によって交互に接合している。
しかしながら、上記のように直線部10と屈曲部12を接
合して形成された氷蓄熱コイル16は、継目(ジョイント
14)部分の存在により冷却器具としての信頼性が低下す
る。また、接合作業に伴う製造工程の複雑化により、作
業効率が低下し製造コストの低減を図ることが困難であ
った。
合して形成された氷蓄熱コイル16は、継目(ジョイント
14)部分の存在により冷却器具としての信頼性が低下す
る。また、接合作業に伴う製造工程の複雑化により、作
業効率が低下し製造コストの低減を図ることが困難であ
った。
本発明は係る点に鑑みて成されたものであり、製造コ
ストの低減を図るとともに、品質の高い氷蓄熱コイルを
得ることができる氷蓄熱コイルの製造方法および製造装
置を提供することを目的とする。
ストの低減を図るとともに、品質の高い氷蓄熱コイルを
得ることができる氷蓄熱コイルの製造方法および製造装
置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る製造方法
は、長尺状の伝熱管に所定の長さ毎にヘアピン状の屈曲
部を形成する工程と、その屈曲加工毎にその屈曲部に続
く伝熱管を直線的に所定の長さ移送する工程と、前記屈
曲加工毎にその屈曲部に続く伝熱管をその円周方向に所
定角度回転させる工程からなっている。
は、長尺状の伝熱管に所定の長さ毎にヘアピン状の屈曲
部を形成する工程と、その屈曲加工毎にその屈曲部に続
く伝熱管を直線的に所定の長さ移送する工程と、前記屈
曲加工毎にその屈曲部に続く伝熱管をその円周方向に所
定角度回転させる工程からなっている。
本発明は以上のように、伝熱管自体に回転を与えて屈
曲加工するため、長尺状の伝熱管を用いても加工された
氷蓄熱コイルの屈曲部分に歪を生じることがなく、継目
のない氷蓄熱コイルを得ることができる。
曲加工するため、長尺状の伝熱管を用いても加工された
氷蓄熱コイルの屈曲部分に歪を生じることがなく、継目
のない氷蓄熱コイルを得ることができる。
また、1つの氷蓄熱コイルを連続的に加工することが
でき、製造工程が減少する。
でき、製造工程が減少する。
以下、本発明の一実施例を添付図面を参照しつつ詳細
に説明する。
に説明する。
第1図(A)には、氷蓄熱コイル20の製造装置22の概
略構成が示されている。この製造装置22は、外周に長尺
状の伝熱管24を巻回したドラム26と、このドラム26を回
転自在に支持するドラム支持部材28と、このドラム支持
部材28を回転させることによりドラム26にその軸線に直
交する線を軸とする回転動力を与えるモータ30と、ドラ
ム26から供給される伝熱管24を複数のローラ32aを用い
て直線状に整形し、図の右方向に直線的に移送する整直
機32と、整直機32から送出された伝熱管24を180°屈曲
させるベンダー34と、モータ30,整直機32及びベンダー3
4の駆動制御を行う制御装置36とから構成されている。
略構成が示されている。この製造装置22は、外周に長尺
状の伝熱管24を巻回したドラム26と、このドラム26を回
転自在に支持するドラム支持部材28と、このドラム支持
部材28を回転させることによりドラム26にその軸線に直
交する線を軸とする回転動力を与えるモータ30と、ドラ
ム26から供給される伝熱管24を複数のローラ32aを用い
て直線状に整形し、図の右方向に直線的に移送する整直
機32と、整直機32から送出された伝熱管24を180°屈曲
させるベンダー34と、モータ30,整直機32及びベンダー3
4の駆動制御を行う制御装置36とから構成されている。
第1図(B)はベンダー34を示し、外周溝内に伝熱管
24を案内する屈曲ロール8と、屈曲ロール8の溝内の伝
熱管24を押さえる押さえ型6と、伝熱管24を押さえなが
らスライドして伝熱管24を屈曲させるスライド型9より
構成されている。
24を案内する屈曲ロール8と、屈曲ロール8の溝内の伝
熱管24を押さえる押さえ型6と、伝熱管24を押さえなが
らスライドして伝熱管24を屈曲させるスライド型9より
構成されている。
制御装置36は、直線部20aの成形時には整直機32のみ
を駆動させ、モータ30及びベンダー34の屈曲動作を停止
させる。
を駆動させ、モータ30及びベンダー34の屈曲動作を停止
させる。
モータ30は制御装置36からの制御信号に基づき、屈曲
部を形成した後にドラム支持部材28を角度Θだけ回転さ
せる。これに追従して、ドラム26及び伝熱管24自体も回
転する。なお、本実施例においては回転角Θは約30°に
設定しているが、伝熱管24の径等に応じて変更しても良
い。
部を形成した後にドラム支持部材28を角度Θだけ回転さ
せる。これに追従して、ドラム26及び伝熱管24自体も回
転する。なお、本実施例においては回転角Θは約30°に
設定しているが、伝熱管24の径等に応じて変更しても良
い。
整直機32は、制御装置36の制御により、長さLだけ伝
熱管24を移送させると同時に、当該伝熱管24を整直す
る。
熱管24を移送させると同時に、当該伝熱管24を整直す
る。
ベンダー34は、制御装置36の制御により、伝熱管24を
U字型に180度屈曲させる。
U字型に180度屈曲させる。
次に、以上のように構成された氷蓄熱コイル製造装置
22の動作及び作用について説明する。
22の動作及び作用について説明する。
ドラム26から伝熱管24の先端を引出し、これを整直機
32を通してベンダー34にセットする。そして、整直機32
を駆動させてその屈曲部20bに続く伝熱管24を所定の長
さLだけ移送させる。次に、モータ30を駆動させて屈曲
部20bに続く伝熱管24をその円周方向に角度θだけ回転
させる。
32を通してベンダー34にセットする。そして、整直機32
を駆動させてその屈曲部20bに続く伝熱管24を所定の長
さLだけ移送させる。次に、モータ30を駆動させて屈曲
部20bに続く伝熱管24をその円周方向に角度θだけ回転
させる。
次に、ベンダー34を駆動させて伝熱管24に屈曲加工を
施すと、屈曲部20bに続く伝え熱管には角度θだけ回転
が与えられているので、屈曲部20bは角度θだけ傾いて
曲げられることになる。
施すと、屈曲部20bに続く伝え熱管には角度θだけ回転
が与えられているので、屈曲部20bは角度θだけ傾いて
曲げられることになる。
その後、伝熱管24を長さLだけ移送し、上記と同様な
動作を繰り返すことにより、第2図及び第3図に示すよ
うな氷蓄熱コイル20が成形される。すなわち、上記製造
装置において、屈曲部20bにおいて一つの屈曲部毎に角
度θづつ傾くため、長さLの直線部20aと屈曲部20bとが
交互に存在する螺旋状の氷蓄熱コイル20が螺旋状に成形
される。
動作を繰り返すことにより、第2図及び第3図に示すよ
うな氷蓄熱コイル20が成形される。すなわち、上記製造
装置において、屈曲部20bにおいて一つの屈曲部毎に角
度θづつ傾くため、長さLの直線部20aと屈曲部20bとが
交互に存在する螺旋状の氷蓄熱コイル20が螺旋状に成形
される。
このように成形された氷蓄熱コイル20は、内部にフロ
ン等の冷媒を充填して整氷機等に用いられる。
ン等の冷媒を充填して整氷機等に用いられる。
以上のように本実施例においては、伝熱管24自体を回
転させつつ屈曲させているため、伝熱管24に捩を生じさ
せることなく加工を行うことができ、製造された氷蓄熱
コイル20は歪のない高品質なものとなる。
転させつつ屈曲させているため、伝熱管24に捩を生じさ
せることなく加工を行うことができ、製造された氷蓄熱
コイル20は歪のない高品質なものとなる。
以上説明したように、本発明においては伝熱管を回転
させつつ屈曲加工を行っているため、製造工程の簡略化
によるコストの低減を図れるとともに、製造された氷蓄
熱コイルの品質が向上するという効果がある。
させつつ屈曲加工を行っているため、製造工程の簡略化
によるコストの低減を図れるとともに、製造された氷蓄
熱コイルの品質が向上するという効果がある。
第1図(A)は、実施例の概略構成を示す構成図であ
る。第1図(B)は、実施例の要部の構成を示す構成図
である。第2図は、実施例により製造された氷蓄熱コイ
ルを示す斜視図である。第3図は、実施例により製造さ
れた氷蓄熱コイルを示す側面図である。第4図は、従来
技術によって製造された氷蓄熱コイルの構成を示す斜視
図である。 符号の説明 20……氷蓄熱コイル 20a……直線部 20b……屈曲部 22……氷蓄熱コイルの製造装置 24……伝熱管 26……ドラム 28……ドラム支持部材 30……モータ 32……整直機 34……ベンダー 36……制御装置
る。第1図(B)は、実施例の要部の構成を示す構成図
である。第2図は、実施例により製造された氷蓄熱コイ
ルを示す斜視図である。第3図は、実施例により製造さ
れた氷蓄熱コイルを示す側面図である。第4図は、従来
技術によって製造された氷蓄熱コイルの構成を示す斜視
図である。 符号の説明 20……氷蓄熱コイル 20a……直線部 20b……屈曲部 22……氷蓄熱コイルの製造装置 24……伝熱管 26……ドラム 28……ドラム支持部材 30……モータ 32……整直機 34……ベンダー 36……制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 正之 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電 線株式会社土浦工場内 (56)参考文献 特公 平1−48097(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】直線部と屈曲部とが交互に螺旋状に存在す
る氷蓄熱コイルの製造方法であって、長尺状の伝熱管に
所定の長さ毎にヘアピン状の屈曲部を形成する工程と、
その屈曲加工後にその屈曲部に続く伝熱管を直線的に所
定の長さ移送する工程と、前記屈曲加工後にその屈曲部
に続く伝熱管をその円周方向に所定角度回転させる工程
とからなることを特徴とする氷蓄熱コイルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2239748A JP2503746B2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 氷蓄熱コイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2239748A JP2503746B2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 氷蓄熱コイルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04123827A JPH04123827A (ja) | 1992-04-23 |
JP2503746B2 true JP2503746B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=17049345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2239748A Expired - Lifetime JP2503746B2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 氷蓄熱コイルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2503746B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6904637B2 (en) | 2001-10-03 | 2005-06-14 | Applied Materials, Inc. | Scrubber with sonic nozzle |
JP2011149590A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Toshiba Electric Appliance Co Ltd | 製氷機 |
JP2011149589A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Toshiba Electric Appliance Co Ltd | 製氷機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6448097A (en) * | 1987-08-18 | 1989-02-22 | Hitachi Ltd | Display controller |
-
1990
- 1990-09-10 JP JP2239748A patent/JP2503746B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04123827A (ja) | 1992-04-23 |
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