JP3965022B2 - 医療器具用のコイル、その製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、体内の管状器官内を治療及び検査するために使用される医療器具用のコイル、その製造方法及び製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、医療器具に使用されるコイルは、体内に挿入した際の安全性を確保するために耐食性に優れた金属が線材として用いられる。この線材を、円柱形状をした芯棒の外径にコイル状に所定のピッチで密に巻くことにより、径方向に弾性変形を可能としたチューブ形状のコイルを得ることができる。
【0003】
このコイルは、人体の細く長い器官内に挿入されるため、細長い形状をしている。このような内視鏡用処置具又はガイドワイヤーとしてのコイルに求められる性能としては、複雑に屈曲した人体の器官の奥深くまで挿入し使用されるため、適切な剛性(硬度)と柔軟性が要求される。
【0004】
例えば、コイルの操作側(挿入される反対側)は、コイル全体を内視鏡内又は器官内に押し込む時に、コイルの中心方向への力に対してコイルが湾曲しない程度の剛性が必要であり、コイルの先端側(挿入する側)は、複雑に湾曲した内視鏡又は器官に沿ってスムーズに挿入できるような柔軟性が必要になる。
【0005】
次に従来技術について説明する。従来、一本のコイルに剛性と柔軟性を持たせるには、線材の径、線材の硬度又は巻き径の違う複数のコイルを用意し、それぞれ任意の長さに切断し、ロー付けや溶接等で、径や剛性の違うコイル同士を接合していた。
【0006】
また、特公平6−75599号公報に開示されている方法では、図7に示すように素材である異径線材100は、耐蝕性と弾力性を備える金属からなり、加工後にコイルの基部側(操作側)となる部分100aはより太く、また先端側となる部分100bはより細くなるようにその線径が設定される。
【0007】
このような異径線在100を製造する方法としては、基部側となる部分100aを除いて先端側となる部分100bにダイスを通して絞り加工を施してもよいし、基部側となる部分100aを除いて先端側となる部分100bに伸延加工を施してもよい。
【0008】
前記各部分100a、100bの境目には段落を生じないように緩やかなテーバーををもって連ねるための適宜の加工を施している。
【0009】
前記異径線材100を所望の製品外径が得られるような任意の太さの芯金に密に巻回させることによって製品ができ上がる。
【0010】
図8に示すように、製品としての異径線材100の内径をその全長に亘って一様に保ちたい場合には、一様な太さの芯金101に異径線材100をそのまま巻きつければよい。
【0011】
上述した従来技術によると、このような異径線材100によって作られたコイルは、主として屈撓性のみが求められる先端側の部分100bには充分な柔軟性をもたせることが可能になる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特公平6−75599号公報に開示されている方法では、先ずコイルを巻く前の線材には、ダイス加工や伸延加工を施し、線材の外径の縮小加工を行う必要がある。
【0013】
そのため線材を必要な長さだけ切断しなければならない。通常線材は円筒状のボビン等に巻かれた状態で購入し、その線材の長さは数十メートルから数百メートルに及ぶ。コイルを巻く際には、コイル巻き装置へこのボビン等を装着し、線材を連続的に供給しながら巻き回してコイルを形成していく。
【0014】
従って、このような従来技術では、コイルの連続成形が困難であり、その線材をコイル巻き装置へ供給する必要があり、生産性が悪い。また、線材からコイルを形成する際、線径の縮小加工を施す必要がある。
【0015】
一般的に断面積が変化する縮小加工及び医療器具用のコイルの様にある程度硬度が必要な形状を必要とする場合には、冷間引き抜き若しくは冷間圧延を行うが、しかしこのような加工方法では、断面積を縮小させることもあり、中心線方向に数百kgfから数tonfの引き抜き力、圧延力が必要になり、その機械構成は大きな剛性を必要とするため、かなり大規模となる。当然、コイル巻きつけ装置と前記冷間引き抜き等の加工機とを並べると全体の装置規模が大きくなり、占有スペースが広くなってしまう。
【0016】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、一本の線材を使用し、所望の長さで、かつ、適度な剛性と柔軟性を併有した医療器具用のコイルを提供すること、及びこのような医療器具用のコイルを効率よく、かつ、安価に製造できる製造方法、製造装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1の記載の発明は、弾力性のある断面が略円形の線材を素材とする医療器具用のコイルにおいて、線材の断面積を変化させず所定の断面形状に加圧成形され、前記断面の長手方向がコイルの中心線に対して第1の角度となるように巻き付けられた第1のコイル部分と、線材の断面積を変化させず前記第1のコイル部分と同じ所定の断面形状に加圧成形されて、前記断面の長手方向がコイルの中心線に対して前記第1の角度とは異なる第2の角度となるように巻き付けられた第2のコイル部分とが、連続した一本の線材からなることを特徴とするものである。
【0018】
この発明によれば、一本の線材からなり、中心線方向の位置の違いによって径方向の剛性又は弾性が異なる医療器具用として好適なコイルを提供できる。
【0019】
請求項2記載の発明は 弾力性のある断面が略円形の線材を用いた医療器具用のコイルの製造方法において、前記線材の一部に対して、加圧成形手段により、その断面積を変化させず所定の断面形状に変化させる加圧成形加工を施す工程と、前記加圧成形手段を前記線材の周りに相対的に回動させて、断面形状の長手方向の向きを変える回動工程と、前記加圧成形加工を施す工程の後に続けて設けられていて、前記線材の加圧成形加工されない部分と、断面形状が加圧成形加工された部分とを連続したコイル状に巻き回す工程と、を含むことを特徴とするものである。
【0020】
この発明によれば、弾力性のある断面が略円形の線材に対して、線材の断面積を変化させずに断面形状を変形させるので、加工されない部分と加工された部分とを巻き回してコイルを形成することで、コイルの中心線方向の位置の違いによって径方向の剛性又は弾性が異なるコイルを効率よく連続形成することが可能となる。
【0021】
請求項3記載の発明は、弾力性のある断面が略円形の線材を用いて医療器具用コイルを製造する製造装置において、前記線材の所望の部分に対してその断面積を変化させず所定の断面形状に変化させる加圧成形を施す加圧成形手段と、前記線材の加圧成形加工されない部分と、断面形状が加圧成形加工された部分とを連続したコイル状に巻き回す巻き付け手段と、前記加圧成形手段を前記線材の周りに相対的に回動させて、断面形状の長手方向の向きを変える回動手段と、を有することを特徴とするものである。
【0022】
この発明によれば、コイルの中心線方向の位置の違いによって径方向の剛性又は弾性が種々に異なるコイルを簡略な構造で製造することができ、従来例の如く予め線材をカットして、所定の長さの部分について断面積を縮小加工する手段は不要となり、従って、断面積の縮小加工を行うために従来必要としていた冷間引き抜き若しくは冷間圧延といった大規模な装置を用いないで済み、低価格な医療器具用のコイルの製造装置を提供できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(構成)
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0024】
本発明の実施の形態の医療器具用のコイルの製造装置を、図1及び図2を参照して説明する。図1は該製造装置の概略構成図、図2は該製造装置に用いられる一対の圧延ローラの断面図である。
【0025】
この医療器具用のコイルの製造装置は、図1に示すように、医療器具用のコイル用の素材である耐食性に優れた金属線からなる素線1を外周に螺旋状に巻回したボビン2と、このボビン2から引き出される素線1を案内する滑車3と、素線1に対する成形加工を行う加圧成形加工手段である一対の圧延ローラ4a、4bと、素線1の巻き付け用の芯金5を把持し図示しない駆動手段により回転及び進退駆動される巻き付け手段であるチャック6と、成形された素線1aの一端を係止するための固定ピン7とを有している。
【0026】
更に詳述すると、前記素線1を巻いたボビン2が製造装置上に図示しない軸支手段により回転可能に支持され、素線1が任意の力で矢印A方向に引かれると、前記ボビン2は一定トルクで矢印B方向に回転するようになっている。前記滑車3は、素線1に接するように配置され、矢印C方向に回転可能となっている。
【0027】
前記一対の圧延ローラ4a、4bは、図2に示すように例えば対向面に各々略半楕円形状を呈する凹部4c、4dをもつ断面形状に形成され、前記素線1を挟みこんでこの素線1の断面形状を変形するようになっている。
【0028】
また、一対の圧延ローラ4a、4bは、素線1を矢印A方向に送り出すように、それぞれ矢印D、E方向に回転駆動されるようになっている。
【0029】
更に、前記一対の圧延ローラ4a、4bは、それぞれ素線1の進行方向に対して垂直な矢印F、G方向に進退移動可能に構成されている。
【0030】
また、前記一対の圧延ローラ4a、4bは、図示しない回動手段により素線1の進行方向に対して垂直な平面内でこの素線1を中心として矢印H方向に回動可能となっている。
【0031】
前記一対の圧延ローラ4a、4bに対し素線1の送り方向下流側には、円柱形状の芯金5がチャック6に把持された状態で、芯金5の軸線が素線1の送り方向と任意の角度を有するように配置されている。
【0032】
前記芯金5は、その軸線の回り(矢印I方向)に回転可能であるとともに、成形された素線1aを芯金5に巻き付けるピッチに合わせて、軸線方向(矢印J方向)に移動可能となっている。
【0033】
更に、前記チャック6の端部には、成形加工された素線1aの一端を固着するための固定ピン7が前記芯金5と同方向の配置で設けられている。
【0034】
(作用)
次に、図1、図2及び図3乃至図6を参照して上述した構成からなる本実施の形態の医療器具用のコイルの製造装置によるコイルの製造方法について説明する。
【0035】
まず、ボビン2から引き出した素線1を滑車3に接触させ、圧延ローラ4a、4b間を通過させて、その一端を固定ピン7に結び付けて係止する。
【0036】
このとき、前記圧延ローラ4a、4bは、各々F、G方向に退避され、素線1から離れた状態になっている。
【0037】
また、前記チャック6は、芯金5を把持したまま、I方向に回転駆動される。チャック6がI方向に回転すると、前記芯金5の外周に素線1が巻き付ついて行く。
【0038】
この時に前記ボビン2より素線1が順次引き出されるが、ボビン2は素線1を介して作用するトルクが一定値に達するまで矢印B方向に回転しないように設定されており、これにより素線1は一定の張力を保ちながら芯金5に巻き付く。
【0039】
そして、チャック6が矢印I方向に回転駆動されながらコイルのピッチに従ってJ方向に移動し、この結果芯金5の外周には所望のコイルが形成される。
【0040】
前記素線1の断面の形状を変形する際は、図2に示すような断面形状を持つ一対の圧延ローラ4a、4bの対向面がそれぞれ素線1の外周を圧接する矢印F、G方向にこれら一対の圧延ローラ4a、4bを移動させ、一対の圧延ローラ4a、4bにより前記素線1を加圧成形する。
【0041】
これにより前記素線1は、断面積が変わらないまま形状が変形した素線1aに成形される。また、前記圧延ローラ4a、4bは、それぞれ矢印D、E方向に回転が可能になっているので、連続して素線1に対する加圧成形が可能である。
【0042】
この状態でコイルを形成すると、図3に断面で示すようなコイル8が形成される。
【0043】
図3に示すコイル8は、素線1の元の形状のままの円形断面を有する部分8aと、成形され楕円形状を呈する断面を有する部分8bとからなり、このコイル8の中心線に垂直な方向の、部分8aと部分8bの断面寸法を比較すると、部分8aの素線1の断面寸法X1よりも部分8bの素線1の断面寸法X2の方が大きい(X1<X2)。
【0044】
このため、前記コイル8に中心線に対して直角方向から力を加えると、前記部分8bの方が部分8aよりも剛性が高い(変形が少ない)。即ち、剛性が高い部分8bと柔軟な部分8aとの2種類の硬さの異なる領域を併有した1本のコイルを得ることができる。
【0045】
また、一対の圧延ローラ4a、4bは、素線1に対して垂直な平面内でH方向に回動が可能に構成されているので、成形された素線1の断面の方向(長手方向)を前記芯金5に対し任意の角度をもって巻き付けることができる。前記芯金5に対する角度は形成されたコイル8の長手方向の中心線に対する角度でもある。
【0046】
図4は、成形された素線1の部分9bの断面長手方向を、コイル9の中心線に対して直角方向になるように巻き付けた例である。
【0047】
図5は図4の場合とは反対に、成形された素線1の部分10bの断面長手方向をコイル10の中心線に対して平行方向となるように巻き付けた例である。
【0048】
図4に示すコイル9は、このコイル9の中心線に垂直な方向の
素線1の元の形状のままの円形断面を有する部分9aと、成形され楕円形状を呈する断面を有するの部分9bとからなり、このコイル9の中心線に垂直な方向の部分9a、部分9bの断面寸法を比較すると、部分9aの素線1の断面寸法X1よりも部分9bの素線1の断面寸法X3の方が大きい(X1<X3)。従って、図3に示す場合と同様、部分9bの方が剛性が高い。
【0049】
逆に、図5に示すコイル10は、コイル10の中心線に垂直な方向の部分10a、部分10bの断面寸法を比較すると、部分10aの素線1の断面寸法X1よりも部分10bの素線1の断面寸法X4の方が小さい(X1>X4)。従って、、部分10bよりも部分10aの方が剛性が高い。
【0050】
図6は成形された素線1を前記芯金5に巻き付ける際の角度を2回に亙って変化させて得たコイル11を示すものである。即ち、図3、図4、図5に示す例を組み合わせたものである。
【0051】
図3乃至図5に示す例に関する上述した説明から明らかなように、図6に示すコイル11の例では、成形された素線断面の長手方向がこのコイル11の中心線に対して直角である部分11cが剛性が最も高くなり、部分11bがこれに次ぎ、素線断面の長手方向がコイル11の中心線に対して平行である部分11aの剛性が最も低くなる。
【0052】
尚、上述した各例では、素線1の成形後の断面形状を楕円形状としているが、断面積を変えない範囲であれば楕円形状とは異なる形状(例えば各角部が弧状を呈する略正方形状)に加工された素線でも良いことは言うまでもない。
【0053】
(効果)
本実施の形態によれば、1本の素線1の中で任意の位置に必要な径方向の剛性をもたせることができ、医療器具用として好適なコイルを得ることができる。また、一本の素線1を基に長さ方向の任意の位置で径方向の剛性が異なる医療器具用のコイルを連続して効率よく製造することが可能な医療器具用のコイルの製造方法を提供でき、更に、一本の素線1の任意の位置で剛性を変化させるために必要な断面加工は断面積の縮小を伴わないので加圧成形装置が大がかりにならず、設備コストの低廉化を図れる製造装置を提供できる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、中心線方向、即ち、長さ方向の任意の位置で径方向の剛性が異なり医療器具用として好適なコイルを提供することができる。
【0055】
一本の素線を基に長さ方向の任意の位置で径方向の剛性が異なる医療器具用のコイルを連続して効率よく製造することが可能な医療器具用のコイル製造方法を提供できる。
【0056】
また、剛性を変化させるために必要な断面加工は断面積の縮小を伴わないので加圧成形装置が大がかりにならず、設備コストの低廉化を図れる医療器具用のコイル製造装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の医療器具用のコイルの製造装置の概略構成図である。
【図2】本実施の形態における一対の圧延ローラの部分断面図である。
【図3】本実施の形態の製造方法により形成されたコイルの部分断面図である。
【図4】本実施の形態の製造方法により形成されたコイルの他例の部分断面図である。
【図5】本実施の形態の製造方法により形成されたコイルの更に他例の部分断面図である。
【図6】本実施の形態の製造方法により形成されたコイルのさらに別の例の部分断面図である。
【図7】従来の医療器具用のコイルの線材を示す部分省略図である。
【図8】従来の長さ方向の位置によって径の異なる医療器具用のコイルを示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 素線
1a 素線
2 ボビン
3 滑車
4a 圧延ローラ
4b 圧延ローラ
5 芯金
6 チャック
7 固定ピン
8 コイル
8a 部分
8b 部分
9 コイル
9a 部分
9b 部分
10 コイル
10a 部分
10b 部分
11 コイル
11a 部分
11b 部分
11c 部分
Claims (3)
- 弾力性のある断面が略円形の線材を素材とする医療器具用のコイルにおいて、
線材の断面積を変化させず所定の断面形状に加圧成形され、前記断面の長手方向がコイルの中心線に対して第1の角度となるように巻き付けられた第1のコイル部分と、線材の断面積を変化させず前記第1のコイル部分と同じ所定の断面形状に加圧成形されて、前記断面の長手方向がコイルの中心線に対して前記第1の角度とは異なる第2の角度となるように巻き付けられた第2のコイル部分とが、連続した一本の線材からなることを特徴とする医療器具用のコイル。 - 弾力性のある断面が略円形の線材を用いた医療器具用のコイルの製造方法において、
前記線材の一部に対して、加圧成形手段により、その断面積を変化させず所定の断面形状に変化させる加圧成形加工を施す工程と、
前記加圧成形手段を前記線材の周りに相対的に回動させて、断面形状の長手方向の向きを変える回動工程と、
前記加圧成形加工を施す工程の後に続けて設けられていて、前記線材の加圧成形加工されない部分と、断面形状が加圧成形加工された部分とを連続したコイル状に巻き回す工程と、
を含むことを特徴とする医療器具用のコイルの製造方法。 - 弾力性のある断面が略円形の線材を用いて医療器具用コイルを製造する製造装置において、
前記線材の所望の部分に対してその断面積を変化させず所定の断面形状に変化させる加圧成形を施す加圧成形手段と、
前記線材の加圧成形加工されない部分と、断面形状が加圧成形加工された部分とを連続したコイル状に巻き回す巻き付け手段と、
前記加圧成形手段を前記線材の周りに相対的に回動させて、断面形状の長手方向の向きを変える回動手段と、
を有することを特徴とする医療器具用のコイルの製造装置。」
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