JPH0675599B2 - 医療器具等用のコイルスプリング - Google Patents

医療器具等用のコイルスプリング

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JPH0675599B2
JPH0675599B2 JP61173134A JP17313486A JPH0675599B2 JP H0675599 B2 JPH0675599 B2 JP H0675599B2 JP 61173134 A JP61173134 A JP 61173134A JP 17313486 A JP17313486 A JP 17313486A JP H0675599 B2 JPH0675599 B2 JP H0675599B2
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JP
Japan
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coil spring
wire
diameter
wire rod
coil springs
Prior art date
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JP61173134A
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JPS6329635A (ja
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一平 湯川
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Asahi Intecc Co Ltd
Original Assignee
Asahi Intecc Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は身体を構成する管状器官内の疾患治療または検
査用のガイドワイヤー、および内視鏡用処置具に関す
る。
[従来の技術] 医療器具として用いられるコイルスプリングは一般に金
属線材を素材として用い、これを内型としての芯棒にコ
イル状に密に巻き付けることによって形成された可撓性
チューブ状体をなしている。
屈曲した長い管状器官内の奥深くまで挿入して使用され
るガイドワイヤーや内視鏡用処置具としてのコイルスプ
リングは、スムーズな挿入を可能にするために適度の剛
性と柔軟性を兼ね備えることが求められるので、例えば
「特開昭48-28751」にみられるように、その全長に亘っ
て先細り形状をもった線材を用いることによって、ガイ
ドワイヤー等の基部側に適度の剛性を、先端側に良好な
屈撓性を与える方法も考えられている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記の公知の技術においては、線材に先細り形状を与え
る方法として電解研磨装置を使用しているので、内径・
外径を全長に亘って均一に仕上げるのは難しく、当然な
がらスプリング性能にもむらが生じる。また電解液とし
て酸性の溶液を使用しているが、その形状からして酸性
液を完全に除去することは難しく、腐蝕とそれに伴う使
用上の安全性の問題が生じる。
別の方法として第4図に示したように、線径の太い線材
11aを用いて比較的剛性に富んだコイルスプリング11A
を、また線径の細い線材11bを用いて柔軟性に富んだコ
イルスプリング11Bを作成し、これら2本のコイルスプ
リングを接続用チューブ12を用いてろう付け接合するこ
とも考えられるが、チューブの嵌合個所をその肉厚分だ
け削り取らないと接続部分の平滑性が得られないなど生
産性に問題がある。
本発明は適度の剛性と柔軟性を兼ね備えると共に、生産
性も高く、表面平滑性も保たれたコイルスプリングを提
供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するため本発明のコイルスプリング
は、弾力性を有する線材を円筒状に巻回して作成される
コイルスプリングにおいて、前記線材は、一本の線材に
部分的に線形の縮小加工を施すことによって、コイルス
プリングの基部側を構成するより線径の太い部分と、コ
イルスプリングの先端側を構成するより線径の細い部分
とからなる異径形状を与える構成を採用した。
[作用および発明の効果] 上記の構成を備えた本案によるコイルスプリングは、線
径がより太い部分と線径がより細い部分との2つの部分
が一体をなして連接されている線材を用い、線径の太い
部分によってコイルスプリングの基部側を構成し、線形
の細い部分によって先端側を構成させているので、コイ
ルスプリングの基部側には必要とする適度の剛性が与え
られ、先端側部分は良好な屈撓性が得られる。
異径線材は公知の様々な線材加工技術を駆使して能率的
に作成することができるので、製造コストの上昇を招く
こともほとんどなく、また線材表面は良好な平滑性を保
たせることができるので、従来技術のように平滑化仕上
げを行う必要もない。
[実施例] 以下に図に基づいて本発明の構成を具体的に説明する。
第1図は一実施例としてのコイルスプリングの側断面
を、第2図はその構成素材としての線材の側面を描いて
いる。
素材としての線材1Aは、耐蝕性と弾力性を備える金属か
らなり、加工後にコイルスプリングの基部側となる部分
a0はより太く、また先端側となる部分b0はより細くその
線径が設定されている。例えばこの実施例ではa0部分の
線径は0.4mmそして長さは20m、b0部分は線径0.35mm、長
さ10mに設定している。
このような異径線材1Aを作る方法としては、先ず0.4mm
径の線材を用意し、a0部分を残してb0受分をダイスを通
して絞り加工してもよいし、a0部分を残してb0部分に伸
延加工を施してもよい。a0、b0両部分の境目には段落を
生じないようにゆるやかなテーパーをもって連ねるため
の適宜の加工を施す。
異径線材1Aを所望の製品外径が得られるような任意の太
さの芯金に密に巻回させることによって製品ができ上が
る。製品の内径(外径)をその全長に亘って一様に保つ
には、一様な太さの芯金に線材1Aをそのまま巻きつけれ
ばよい(第1図)。また製品の巻径をその全長に亘って
一様に保ちたい場合には、芯金もa、b両部分の径が違
った異径芯金を用いる。2は先端のろう付け封止部分で
ある。
上記実施例では線材1Aには2段階の異径形状が与えられ
ているが、必要に応じて線径がそれぞれ異なる3部分以
上の連接からなる他段階形異形線材の用いることもでき
る。このような線材によって作られたコイルスプリング
は、主として屈撓性のみが求められる先端部分には充分
な柔軟性を持たせることができ、また基部側に近づく程
剛性を大きくすることができるので、管状器官内へのコ
イルスプリングの押し込み操作を、管壁壁面に無理な押
圧力を及ぼすことなく、より小さい押し込み力をもって
よりスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例のコイルスプリングを示した側断面図
であり、第2図はその素材としての線材の側面図であ
る。 第3図は本発明のコイルスプリングとは異なる構造を備
えたコイルスプリングの側断面図である。 図中 1……ガイドワイヤーまたは内視鏡処置用コイル
スプリング、1A……線材、1a……線経の太い線材、1b…
…線径の細い線材、a……コイルスプリングの基部側、
b……コイルスプリングの先端側

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾力性を有する線材を円筒状に巻回して作
    成されるコイルスプリングにおいて、 前記線材は、一本の線材に部分的に線径の縮小加工を施
    すことによって、コイルスプリングの基部側を構成する
    より線径の太い部分と、コイルスプリングの先端側を構
    成するより線径の細い部分とからなる異径形状が与えら
    れていることを特徴とする医療器具等用のコイルスプリ
    ング。
  2. 【請求項2】前記コイルスプリングの巻径は、前記基部
    側がより太く、前記先端側がより細いことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の医療器具等用のコイルスプ
    リング。
JP61173134A 1986-07-23 1986-07-23 医療器具等用のコイルスプリング Expired - Lifetime JPH0675599B2 (ja)

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JPS6329635A JPS6329635A (ja) 1988-02-08
JPH0675599B2 true JPH0675599B2 (ja) 1994-09-28

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US7824392B2 (en) * 2003-08-20 2010-11-02 Boston Scientific Scimed, Inc. Catheter with thin-walled braid
JP4980605B2 (ja) * 2005-11-14 2012-07-18 テルモ株式会社 ガイドワイヤ
JP5517274B1 (ja) * 2013-10-11 2014-06-11 株式会社エフエムディ 医療用ガイドワイヤ

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JPS6329635A (ja) 1988-02-08

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