JPH0342935Y2 - - Google Patents
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- JPH0342935Y2 JPH0342935Y2 JP17249887U JP17249887U JPH0342935Y2 JP H0342935 Y2 JPH0342935 Y2 JP H0342935Y2 JP 17249887 U JP17249887 U JP 17249887U JP 17249887 U JP17249887 U JP 17249887U JP H0342935 Y2 JPH0342935 Y2 JP H0342935Y2
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Links
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、体腔内にカテーテルを挿入するに先
だつて、このカテーテルの挿入を案内するために
体腔内に挿入される医療用のガイドワイヤに関す
る。
だつて、このカテーテルの挿入を案内するために
体腔内に挿入される医療用のガイドワイヤに関す
る。
患者の体液管路を経由して長尺な合成樹脂製カ
テーテルや内視鏡を患部へ挿入する場合、該カテ
ーテルや内視鏡に先がげて金属製ガイドワイヤを
その体液管路を経由して患部まで挿入し、このガ
イドワイヤを案内芯軸としてカテーテルや内視鏡
のチヤンネルを同軸状に通して患部まで挿入し、
次にガイドワイヤを抜き取つてカテーテルや内視
鏡を留置し、これらカテーテルや内視鏡の外端部
に注射器や検査器具を接続して患部の治療や検査
を行うことがなされている。
テーテルや内視鏡を患部へ挿入する場合、該カテ
ーテルや内視鏡に先がげて金属製ガイドワイヤを
その体液管路を経由して患部まで挿入し、このガ
イドワイヤを案内芯軸としてカテーテルや内視鏡
のチヤンネルを同軸状に通して患部まで挿入し、
次にガイドワイヤを抜き取つてカテーテルや内視
鏡を留置し、これらカテーテルや内視鏡の外端部
に注射器や検査器具を接続して患部の治療や検査
を行うことがなされている。
従来におけるガイドワイヤは、複雑に屈曲した
体液管路内への挿通を生体に傷付けることなく容
易に行なえるように、片端部を極めて柔軟な屈曲
先端部にしてあつた。
体液管路内への挿通を生体に傷付けることなく容
易に行なえるように、片端部を極めて柔軟な屈曲
先端部にしてあつた。
しかしながら、このようなガイドワイヤは片端
部のみが柔軟な屈曲先端部となつているので、こ
れを使用する際、手に取つて曲げてみないとどち
らが先端柔軟部か手元の硬い部分かわからず、ま
たこれがわかつた場合は前後を持ち変えなければ
ならないことがあり、取扱いに不便さがあつた。
また、このものは複雑な形状を有するカテーテル
や内視鏡を挿入する場合、手元の硬い部分に挿入
しなければならないのでカテーテルの複雑な形状
部や内視鏡のチヤンネルのつなぎ部などで挿入し
難くかつたり、引掛るなどの不具合もあつた。
部のみが柔軟な屈曲先端部となつているので、こ
れを使用する際、手に取つて曲げてみないとどち
らが先端柔軟部か手元の硬い部分かわからず、ま
たこれがわかつた場合は前後を持ち変えなければ
ならないことがあり、取扱いに不便さがあつた。
また、このものは複雑な形状を有するカテーテル
や内視鏡を挿入する場合、手元の硬い部分に挿入
しなければならないのでカテーテルの複雑な形状
部や内視鏡のチヤンネルのつなぎ部などで挿入し
難くかつたり、引掛るなどの不具合もあつた。
このようなことから、従来、実開昭58−136148
号公報に記載されているように、両端をそれぞれ
柔軟な屈曲先端部としたガイドワイヤが提案され
ている。
号公報に記載されているように、両端をそれぞれ
柔軟な屈曲先端部としたガイドワイヤが提案され
ている。
上記公報に示されたものは、金属製極細線を密
巻きして形成した長尺なコイル管内に、両端に先
細りテーパ部を形成した金属製細棒状芯金と金属
製補助芯金とを収容し、上記金属製補助芯金の両
端を上記コイル管の両端に固定するとともに、金
属製細棒状芯金はその両端部で金属製補助芯金に
接合された構造であつた。
巻きして形成した長尺なコイル管内に、両端に先
細りテーパ部を形成した金属製細棒状芯金と金属
製補助芯金とを収容し、上記金属製補助芯金の両
端を上記コイル管の両端に固定するとともに、金
属製細棒状芯金はその両端部で金属製補助芯金に
接合された構造であつた。
しかしながら、上記公報に記載された構造によ
ると、先細りテーパ部を形成した金属製細棒状芯
金はその先細り部分の両端部で金属製補助芯金に
結合されているため、極めて細い部分で結合しな
ければならず、その作業性が極めて悪い欠点があ
る。
ると、先細りテーパ部を形成した金属製細棒状芯
金はその先細り部分の両端部で金属製補助芯金に
結合されているため、極めて細い部分で結合しな
ければならず、その作業性が極めて悪い欠点があ
る。
また、ガイドワイヤは、金属製細棒状芯金を先
細りテーパ部に形成することにより先端に近づく
に応じて柔軟性を順次変えているにも拘らず、ガ
イドワイヤ先端の柔軟部付近で金属製細棒状芯金
を金属製補助芯金に結合しているので、この接合
点が硬点となり、先端部の座屈を防止するという
当初の機能を阻害する不具合がある。
細りテーパ部に形成することにより先端に近づく
に応じて柔軟性を順次変えているにも拘らず、ガ
イドワイヤ先端の柔軟部付近で金属製細棒状芯金
を金属製補助芯金に結合しているので、この接合
点が硬点となり、先端部の座屈を防止するという
当初の機能を阻害する不具合がある。
本考案においては、両端部が柔軟な先端部であ
りながら結合作業が容易であり、かつ硬点を発生
させずに座屈がし難くなるガイドワイヤを提供し
ようとするものである。
りながら結合作業が容易であり、かつ硬点を発生
させずに座屈がし難くなるガイドワイヤを提供し
ようとするものである。
本考案は、金属製極細線を密巻きして形成した
長尺なコイル管内に、両端に先細りテーパ部を形
成した金属製細棒状芯金と金属製補助芯金とを収
容し、上記金属製補助芯金の両端を上記コイル管
の両端に固定したガイドワイヤに適用されるもの
で、上記金属製細棒状芯金を、上記両端に形成し
た先細りテーパ部以外の部分で、1か所または複
数箇所により上記金属製補助芯金に固定したこと
を特徴とする。
長尺なコイル管内に、両端に先細りテーパ部を形
成した金属製細棒状芯金と金属製補助芯金とを収
容し、上記金属製補助芯金の両端を上記コイル管
の両端に固定したガイドワイヤに適用されるもの
で、上記金属製細棒状芯金を、上記両端に形成し
た先細りテーパ部以外の部分で、1か所または複
数箇所により上記金属製補助芯金に固定したこと
を特徴とする。
本考案によると、両端に先細りテーパ部を形成
した金属製細棒状芯金は、これら先細りテーパ部
以外の部分で金属製補助芯金に固定されるので、
太い部分で結合することができ、結合作業が容易
であるばかりでなく、先細りテーパ部によるガイ
ドワイヤの柔軟性を阻害せず、したがつて硬点が
発生しないから座屈を防止することができる。
した金属製細棒状芯金は、これら先細りテーパ部
以外の部分で金属製補助芯金に固定されるので、
太い部分で結合することができ、結合作業が容易
であるばかりでなく、先細りテーパ部によるガイ
ドワイヤの柔軟性を阻害せず、したがつて硬点が
発生しないから座屈を防止することができる。
以下本考案について、第1図に示す第1の実施
例にもとづき説明する。
例にもとづき説明する。
図において、1は長尺なコイル管であり、この
コイル管1は金属製極細線を密巻きして形成され
ており、両端には半球形状の端部部材2,2が固
定されている。これら端部部材2,2の外径は、
コイル管1の外径と略同等に形成されている。
コイル管1は金属製極細線を密巻きして形成され
ており、両端には半球形状の端部部材2,2が固
定されている。これら端部部材2,2の外径は、
コイル管1の外径と略同等に形成されている。
コイル管1内には、金属製細棒状芯金3と金属
製補助芯金4が収容されている。
製補助芯金4が収容されている。
金属製細棒状芯金3は、文字通り細棒状をなし
ており、コイル管1および金属製補助芯金4より
も短く形成され、その両端部に先細りテーパ部5
a,5bが形成されている。本実施例の先細りテ
ーパ部5a,5bは両端がそれぞれ同等長さをな
している。また、これら両端の先細りテーパ部5
a,5bは端部部材2,2に対してクリアランス
部6a,6bを存して離間されており、本実施例
のクリアランス部6a,6bは互いに略同等長さ
を有している。
ており、コイル管1および金属製補助芯金4より
も短く形成され、その両端部に先細りテーパ部5
a,5bが形成されている。本実施例の先細りテ
ーパ部5a,5bは両端がそれぞれ同等長さをな
している。また、これら両端の先細りテーパ部5
a,5bは端部部材2,2に対してクリアランス
部6a,6bを存して離間されており、本実施例
のクリアランス部6a,6bは互いに略同等長さ
を有している。
一方、金属製補助芯金4は、例えば板または細
棒状をなし、前記端部部材2,2間に跨がる長さ
を有し、両端がこれら端部部材2,2に埋め込み
などの手段で固定されている。この金属製補助芯
金4は前記金属製極細線密巻きコイル管1が軸方
向に伸びるのを防止している。
棒状をなし、前記端部部材2,2間に跨がる長さ
を有し、両端がこれら端部部材2,2に埋め込み
などの手段で固定されている。この金属製補助芯
金4は前記金属製極細線密巻きコイル管1が軸方
向に伸びるのを防止している。
上記金属製細棒状芯金3は、両端の先細りテー
パ部5a,5bを除いた中間部の大径部で金属製
補助芯金4に固定されている。本実施例の場合、
金属製細棒状芯金3はその略中間部の1か所で、
例えばろう付け7などの手段で金属製補助芯金4
に固定されている。
パ部5a,5bを除いた中間部の大径部で金属製
補助芯金4に固定されている。本実施例の場合、
金属製細棒状芯金3はその略中間部の1か所で、
例えばろう付け7などの手段で金属製補助芯金4
に固定されている。
このような構成のガイドワイヤは、このガイド
ワイヤ単体または図示しない内視鏡を介して患者
の体液管路を経由して患部へ挿入され、この後該
ガイドワイヤを案内芯軸として図示しないカテー
テルや内視鏡のチヤンネルを同軸状に通して患部
までガイドし、次に上記ガイドワイヤを抜き取つ
てカテーテルや内視鏡を留置し、これらカテーテ
ルや内視鏡の外端部に注射器や検査器具を接続し
て患部の治療や検査を行うように使用される。
ワイヤ単体または図示しない内視鏡を介して患者
の体液管路を経由して患部へ挿入され、この後該
ガイドワイヤを案内芯軸として図示しないカテー
テルや内視鏡のチヤンネルを同軸状に通して患部
までガイドし、次に上記ガイドワイヤを抜き取つ
てカテーテルや内視鏡を留置し、これらカテーテ
ルや内視鏡の外端部に注射器や検査器具を接続し
て患部の治療や検査を行うように使用される。
上記の構造の第1実施例によると、コイル管1
内に収容した金属製細棒状芯金3は、両端部に互
いに同等長さの先細りテーパ部5a,5bを形成
するとともに、これら両端の先細りテーパ部5
a,5bは端部部材2,2に対して互いに略同等
長さを有するクリアランス部6a,6bを形成し
ているから、ガイドワイヤにおいては金属製細棒
状芯金3の中間部大径部に対応する部分で硬性が
大であり、次に先細りテーパ部5a,5bにおい
て先端に近ずくに応じて順次柔軟性が増し、クリ
アランス部6a,6bで柔軟性が最も高くなる。
内に収容した金属製細棒状芯金3は、両端部に互
いに同等長さの先細りテーパ部5a,5bを形成
するとともに、これら両端の先細りテーパ部5
a,5bは端部部材2,2に対して互いに略同等
長さを有するクリアランス部6a,6bを形成し
ているから、ガイドワイヤにおいては金属製細棒
状芯金3の中間部大径部に対応する部分で硬性が
大であり、次に先細りテーパ部5a,5bにおい
て先端に近ずくに応じて順次柔軟性が増し、クリ
アランス部6a,6bで柔軟性が最も高くなる。
しかも、本実施例では、先細りテーパ部5a,
5bおよびクリアランス部6a,6bが、共に両
端部で互いに略同等長さを有するから、ガイドワ
イヤにおいては両端部で柔軟度および柔軟度の変
化具合が略対称的であり、したがつて使い勝手の
自由度が増して取扱いが容易になる。
5bおよびクリアランス部6a,6bが、共に両
端部で互いに略同等長さを有するから、ガイドワ
イヤにおいては両端部で柔軟度および柔軟度の変
化具合が略対称的であり、したがつて使い勝手の
自由度が増して取扱いが容易になる。
また、患者の体液管路内に挿入される先端部が
柔らかいので体液管路の屈曲に応じて曲がり易
く、かつ手元側の端部を柔らかいのでカテーテル
や内視鏡のチヤンネル形状に応じた屈曲が容易で
あり、カテーテルや内視鏡のガイド作用が良好に
なされる。
柔らかいので体液管路の屈曲に応じて曲がり易
く、かつ手元側の端部を柔らかいのでカテーテル
や内視鏡のチヤンネル形状に応じた屈曲が容易で
あり、カテーテルや内視鏡のガイド作用が良好に
なされる。
そして、本実施例の場合、金属製細棒状芯金3
はその略中間部の1か所で、例えばろう付け7な
どの手段で金属製補助芯金4に固定されているか
ら、金属製細棒状芯金3と金属製補助芯金4の固
定は太い径の部分で行なえ、ろう付け作業が容易
になるとともに、接合強度も向上する。
はその略中間部の1か所で、例えばろう付け7な
どの手段で金属製補助芯金4に固定されているか
ら、金属製細棒状芯金3と金属製補助芯金4の固
定は太い径の部分で行なえ、ろう付け作業が容易
になるとともに、接合強度も向上する。
また、従来のように、先細りテーパ部5a,5
bで接合しないから、先細りテーパ部5a,5b
によるガイドワイヤの柔軟性を阻害することがな
く、中間部のろう付け部7からそれぞれ両端部に
亘つて次第に柔らかさが増し、途中で硬点がない
ので屈曲変形の際座屈を生じることもなくなる。
bで接合しないから、先細りテーパ部5a,5b
によるガイドワイヤの柔軟性を阻害することがな
く、中間部のろう付け部7からそれぞれ両端部に
亘つて次第に柔らかさが増し、途中で硬点がない
ので屈曲変形の際座屈を生じることもなくなる。
第2図は本考案の第2の実施例を示す。
第2の実施例で第1の実施例と異なる点は、第
1の実施例では金属製細棒状芯金3がその略中間
部の1か所でろう付け7手段で金属製補助芯金4
に固定されているのに対し、第2の実施例では金
属製細棒状芯金3がその大径部の軸方向に離れた
2か所で金属製補助芯金4にろう付け7a,7b
等で固定されていることである。
1の実施例では金属製細棒状芯金3がその略中間
部の1か所でろう付け7手段で金属製補助芯金4
に固定されているのに対し、第2の実施例では金
属製細棒状芯金3がその大径部の軸方向に離れた
2か所で金属製補助芯金4にろう付け7a,7b
等で固定されていることである。
このようにしても第1の実施例と同様の効果が
得られる。
得られる。
第3図は本考案の第3の実施例を示す。
第3の実施例で第1の実施例と異なる点は、両
端部に形成されるクリアランス部6a,6bの長
さを互いに異ならせ、一方のクリアランス部6a
の長さが他方のクリアランス部6bの長さより長
くした点である。
端部に形成されるクリアランス部6a,6bの長
さを互いに異ならせ、一方のクリアランス部6a
の長さが他方のクリアランス部6bの長さより長
くした点である。
このようにすると、ガイドワイヤ全体では左右
両端部の柔軟部の長さが異なるようになり、症状
や使用要求に応じて使い分けることができる。
両端部の柔軟部の長さが異なるようになり、症状
や使用要求に応じて使い分けることができる。
第4図は本考案の第4の実施例を示す。
第4の実施例で第1の実施例と異なる点は、両
端部に形成される先細りテーパ部5a,5bの長
さを互いに異ならせ、一方の先細りテーパ部5a
の長さが他方の先細りテーパ部5bの長さより長
くした点である。
端部に形成される先細りテーパ部5a,5bの長
さを互いに異ならせ、一方の先細りテーパ部5a
の長さが他方の先細りテーパ部5bの長さより長
くした点である。
このようにすると、ガイドワイヤ全体では左右
両端部の柔軟部で柔軟度の変化具合が異なるよう
になり、症状や使用要求に応じて使い分けること
ができる。
両端部の柔軟部で柔軟度の変化具合が異なるよう
になり、症状や使用要求に応じて使い分けること
ができる。
第5図は本考案の第5の実施例を示す。
第5の実施例は、第3の実施例と第4の実施例
を組合わせて同時に採用したものであり、先細り
テーパ部5a,5bの長さおよびクリアランス部
6a,6bを長さそれぞれ互いに異ならせたもの
である。
を組合わせて同時に採用したものであり、先細り
テーパ部5a,5bの長さおよびクリアランス部
6a,6bを長さそれぞれ互いに異ならせたもの
である。
このようにしても、ガイドワイヤ全体では左右
両端部の柔軟部の長さが異なるとともに、それぞ
れの柔軟部では柔軟度の変化具合が異なるように
なり、症状や使用要求に応じて使い分けることが
できる。
両端部の柔軟部の長さが異なるとともに、それぞ
れの柔軟部では柔軟度の変化具合が異なるように
なり、症状や使用要求に応じて使い分けることが
できる。
第6図は本考案の第6の実施例を示す。
第6の実施例は第1の実施例に比べ、金属製極
細線を密巻きして形成されたコイル管1の素線、
つまり金属製極細線の断面形状を角形1aにした
点と、上記第5の実施例で示したように先細りテ
ーパ部5a,5bの長さおよびクリアランス部6
a,6bの長さがそれぞれ互いに異なる点、およ
び一方の先細りテーパ部5aを端部部材2に固定
した点が異なるものである。
細線を密巻きして形成されたコイル管1の素線、
つまり金属製極細線の断面形状を角形1aにした
点と、上記第5の実施例で示したように先細りテ
ーパ部5a,5bの長さおよびクリアランス部6
a,6bの長さがそれぞれ互いに異なる点、およ
び一方の先細りテーパ部5aを端部部材2に固定
した点が異なるものである。
このようにしても、ガイドワイヤ全体では一方
の先細りテーパ部5aが端部部材2に固定されて
いるので、こちら側の端部が比較的に硬く、左右
両端部の柔軟部の長さが異なるとともに、それぞ
れの柔軟部での柔軟度の変化具合も異なり、この
場合も症状や使用要求に応じて使い分けることが
できる。
の先細りテーパ部5aが端部部材2に固定されて
いるので、こちら側の端部が比較的に硬く、左右
両端部の柔軟部の長さが異なるとともに、それぞ
れの柔軟部での柔軟度の変化具合も異なり、この
場合も症状や使用要求に応じて使い分けることが
できる。
第7図は本考案の第7の実施例を示す。
第7の実施例で第1の実施例と異なる点は、先
細りテーパ部5a,5bの長さおよびクリアラン
ス部6a,6bを長さそれぞれ互いに異ならせる
とともに、金属製極細線を密巻きして形成された
コイル管1の外表面にPTFE(ポリテトラフルオ
ロエチレン)をコーテイング10した点である。
細りテーパ部5a,5bの長さおよびクリアラン
ス部6a,6bを長さそれぞれ互いに異ならせる
とともに、金属製極細線を密巻きして形成された
コイル管1の外表面にPTFE(ポリテトラフルオ
ロエチレン)をコーテイング10した点である。
このようにすれば、第5実施例と同様に、ガイ
ドワイヤ全体では左右両端部の柔軟部の長さが異
なるとともに、それぞれの柔軟部では柔軟度の変
化具合が異なるようになり、症状や使用要求に応
じて使い分けることができ、かつコイル管1の外
表面にPTFEをコーテイング10したので摩擦抵
抗が低減され、ガイドワイヤの患部への挿入およ
び引きだしならびにカテーテルや内視鏡の挿入が
容易になる。
ドワイヤ全体では左右両端部の柔軟部の長さが異
なるとともに、それぞれの柔軟部では柔軟度の変
化具合が異なるようになり、症状や使用要求に応
じて使い分けることができ、かつコイル管1の外
表面にPTFEをコーテイング10したので摩擦抵
抗が低減され、ガイドワイヤの患部への挿入およ
び引きだしならびにカテーテルや内視鏡の挿入が
容易になる。
第8図は本考案の第8の実施例を示す。
第8の実施例は、第5の実施例に比べて、金属
製極細線を密巻きして形成されたコイル管1の素
線の外表面にPTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン)をコーテイング11した点だけが異なり、そ
の他の構造は変りない。
製極細線を密巻きして形成されたコイル管1の素
線の外表面にPTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン)をコーテイング11した点だけが異なり、そ
の他の構造は変りない。
このようにすれば、第5実施例と同様に、ガイ
ドワイヤ全体では左右両端部の柔軟部の長さが異
なるとともに、それぞれの柔軟部では柔軟度の変
化具合が異なるようになり、症状や使用要求に応
じて使い分けることができ、かつコイル素線の外
表面にPTFEをコーテイング11したので摩擦抵
抗が低減され、しかもコイル管1が屈曲してもの
コーテイング11が剥がれる心配はない。
ドワイヤ全体では左右両端部の柔軟部の長さが異
なるとともに、それぞれの柔軟部では柔軟度の変
化具合が異なるようになり、症状や使用要求に応
じて使い分けることができ、かつコイル素線の外
表面にPTFEをコーテイング11したので摩擦抵
抗が低減され、しかもコイル管1が屈曲してもの
コーテイング11が剥がれる心配はない。
さらに、本考案における金属製補助芯金4は、
板または細棒状のもので形成されることには限ら
ない。金属製補助芯金4を板状のもので形成した
場合は板厚方向に対する屈曲性が良いので湾曲方
向に方向性を生じるようになる。しかしながら、
金属製補助芯金4は、板または細棒状のものに制
約されず、第3図に図示したように複数の極細線
を撚り合せた撚り線であつてもよい。
板または細棒状のもので形成されることには限ら
ない。金属製補助芯金4を板状のもので形成した
場合は板厚方向に対する屈曲性が良いので湾曲方
向に方向性を生じるようになる。しかしながら、
金属製補助芯金4は、板または細棒状のものに制
約されず、第3図に図示したように複数の極細線
を撚り合せた撚り線であつてもよい。
以上説明したように本考案によると、両端に先
細りテーパ部を形成した金属製細棒状芯金を、こ
れら先細りテーパ部以外の部分で金属製補助芯金
に固定したので、金属製細棒状芯金を金属製補助
芯金に対して太い部分で結合することができ、結
合作業が容易であるとともに結合強度が高くな
り、しかも先細りテーパ部による柔軟性を阻害せ
ず、したがつて硬点が発生しないから座屈を防止
することができる。
細りテーパ部を形成した金属製細棒状芯金を、こ
れら先細りテーパ部以外の部分で金属製補助芯金
に固定したので、金属製細棒状芯金を金属製補助
芯金に対して太い部分で結合することができ、結
合作業が容易であるとともに結合強度が高くな
り、しかも先細りテーパ部による柔軟性を阻害せ
ず、したがつて硬点が発生しないから座屈を防止
することができる。
第1図は本考案の第1の実施例を示す断面図、
第2図は本考案の第2の実施例を示す断面図、第
3図は本考案の第3の実施例を示す断面図、第4
図は本考案の第4の実施例を示す断面図、第5図
は本考案の第5の実施例を示す断面図、第6図は
本考案の第6の実施例を示す断面図、第7図は本
考案の第7の実施例を示す断面図、第8図は本考
案の第8の実施例を示す断面図である。 1……金属製極細線密巻コイル管、2……端部
部材、3……金属製細棒状芯金、4……金属製補
助芯金、5a,5b……先細りテーパ部、6a,
6b……クリアランス部、7,7a,7b……ろ
う付け部、10,11……PTFEコーテイング
部。
第2図は本考案の第2の実施例を示す断面図、第
3図は本考案の第3の実施例を示す断面図、第4
図は本考案の第4の実施例を示す断面図、第5図
は本考案の第5の実施例を示す断面図、第6図は
本考案の第6の実施例を示す断面図、第7図は本
考案の第7の実施例を示す断面図、第8図は本考
案の第8の実施例を示す断面図である。 1……金属製極細線密巻コイル管、2……端部
部材、3……金属製細棒状芯金、4……金属製補
助芯金、5a,5b……先細りテーパ部、6a,
6b……クリアランス部、7,7a,7b……ろ
う付け部、10,11……PTFEコーテイング
部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 金属製極細線を密巻きして形成した長尺なコイ
ル管内に、両端に先細りテーパ部を形成した金属
製細棒状芯金と金属製補助芯金とを収容し、上記
金属製補助芯金の両端を上記コイル管の両端に固
定したガイドワイヤにおいて、 上記金属製細棒状芯金を、上記両端に形成した
先細りテーパ部以外の部分で上記金属製補助芯金
に固定したことを特徴とするガイドワイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17249887U JPH0342935Y2 (ja) | 1987-11-11 | 1987-11-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17249887U JPH0342935Y2 (ja) | 1987-11-11 | 1987-11-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0177758U JPH0177758U (ja) | 1989-05-25 |
JPH0342935Y2 true JPH0342935Y2 (ja) | 1991-09-09 |
Family
ID=31464468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17249887U Expired JPH0342935Y2 (ja) | 1987-11-11 | 1987-11-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0342935Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6666847B2 (en) * | 2001-05-18 | 2003-12-23 | Us Endoscopy Group, Inc. | Duodenoscope needle |
GB0605322D0 (en) * | 2006-03-16 | 2006-04-26 | Design Tech & Innovation Ltd | Irrigation device |
JP5280263B2 (ja) * | 2009-03-25 | 2013-09-04 | 日本ライフライン株式会社 | ガイドワイヤ |
-
1987
- 1987-11-11 JP JP17249887U patent/JPH0342935Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0177758U (ja) | 1989-05-25 |
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