JP4040554B2 - 線材送り出し装置 - Google Patents

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本発明は、ばね製造機において、コイル材として提供される線材を安定して成形部に送る線材送り出し装置に関するものである。詳しくは、ばねを製造する一連の過程において、送り出しローラからの強制的間欠線送りにより上流側線材に発生する張力の強弱を起因とする線材送りの不安定要素を除去するとともに、コイル材として提供される線材の巻癖を安定させて所定方向に送り出し、又は、線材の巻癖を矯正して送り出す線材送り出し装置に関するものである。
従来、コイル材として提供される線材についている巻癖の矯正機構は、複数のローラを線材の上下2段に並列させ、線材をガイドしながら上下に蛇行させて応力を繰り返し加えることによって線材の巻癖を除去するもの、更には、この矯正機構を複数、線材送り軸心回りに90°ずつ位相を変えて線材送り方向に1列に配置し、線材を線材送り方向に対し垂直方向にそれぞれ90°ずつ位相をずらして蛇行させるものが知られている。
上記矯正機構は、線材の巻癖の方向や曲率如何に拘わらず線材を多方向に繰り返し湾曲変形させるものである。そのため、この矯正機構には、繰り返し変形により線材に不必要な歪みが蓄積され、かえって線材の精度や品質を悪化させるという欠点がある。
また、コイル材として提供される線材についている巻癖の方向を、任意に安定させる線材送り装置に特許文献1に記載の考案がある。この特許文献1に記載の考案は、図9に示すとおり、その外周面に形成された溝c’によりワイヤを一回動せしめる回動輪Rと、溝c’に略一致するよう案内孔hの形成された基台Bと、からなり、回動輪Rは案内孔hを中心に一回転し、ワイヤの周側を360°回動し得るよう基台に固定せしめられていることを特徴とするコイルスプリング用ワイヤの巻癖を安定させる装置である。
そして、その作用効果は、ワイヤwの先端を回転輪Rの溝c’に一回転させ、この先端を、基台Bに装填された中空筒Tの案内孔hに挿通すると、ワイヤwは、符号aで示す直線方向より上方に反った符号a’に示されるよう連続的に引き出される。この際、回動輪Rの溝c’に連続的に一回転せしめられて、極めて僅かに残存する巻癖に絶えず該ワイヤの弾性限界内にヒネリが与えられるので、殆ど癖のない安定したものとなり、加えて本装置では、与えるヒネリの方向も亦、任意にできるという効果を奏するものである。しかしながら、この特許文献1に記載の考案には、線材本来の癖方向や癖の強さに応じた矯正を行うことができないという欠点がある。
この考案を利用した考案に特許文献2に記載のものがある。この特許文献2に記載の考案は、図10に示すとおり、特許文献1に記載の考案を基に、ワイヤ本来の癖方向や癖の強さに応じた矯正を行うことを目的として考案されたものであって、その記載によると、線材供給軸線に接する所定径の実質的な円周に線材を周回せしめる線材周回リールと、該線材周回リールの後段において設けられた、線材供給軸線に一側から接する第1ローラ及びその前後で線材供給軸線に他側から接する一対の第2ローラを備えたローラ群とを有し、該線材周回リールはローラ群に対し線材供給軸線を略中心にして相対的に回動可能に取付けられ、第1ローラと第2ローラとは、実質的に線材供給軸線に直交する方向に相対移動可能に取付けられている線材矯正装置である。
また、この考案は、本質的にワイヤに逆張力が付与されていることが前提となっており、付与機構として、第1案内リール、第2案内リール及び第3案内リールを経て線材を線材矯正装置に供給することにより、重量調整手段により設定された第2案内リールの重量に応じて線材に逆張力が加えられるとともに、ワイヤの曲がり方向を一定方向に保つことができるようにしている。
そして、その作用効果は次のとおりである。すなわち、線材周回リールによる巻き付けと矯正ローラによる変形との組み合わせにより、僅かな変形量及び変形回数で高度の直線性が得られる。張力付与機構を前段に配備することによって、ワイヤの逆張力及び巻癖方向を一定にしてワイヤを供給することができるので、矯正の確実性及び安定性を確保することができる。
しかしながら、特許文献2に記載の考案は、線材周回リールの後段側矯正ローラ部前後において、ワイヤwはほぼ直線状態にあるため、ほんの僅かなヒネリ力により簡単にねじれてしまう状態となっている。そのため、例えば、初張力の大きな密着ばねを成形する場合に、成形により発生するねじれ力が後段の線材成形側から伝搬され、矯正ローラ部においてワイヤがねじられる結果、ワイヤの巻癖方向に対して正確に逆方向からの湾曲変形を矯正ローラにより与えることができない、その結果矯正後のワイヤに直線性が得られないという問題がある。
更に、この矯正ローラ部は、線材周回リールの後段側に設ける構成となっているが、この矯正ローラ部を取り付けるためのスペースが必要であり、機械の大きさをコンパクトに収めたいときに支障になるという問題がある。
更に、この考案は、ワイヤの加工機のフィードローラ等により間欠的に引き出されるときに発生するワイヤの強弱によるたるみを防止するために、前段に張力付与機構を配備し、ワイヤには常に逆張力が加えられるようになっているが、この張力付与機構は第1案内リール、第2案内リール及び第3案内リール、可動部等で構成され、複雑な張力付与機構となっている。そのため、製作費がかかるという問題及びこの張力付与機構を取り付けるためのスペースが必要であり、機械の大きさをコンパクトに収めたいときに支障になるという問題がある。
実公昭58−28670号公報 実開平6−15835号公報
本願の発明の課題は、上記問題を解決することであって、その目的は、間欠送りされる等による、線材への繰り返しの不均一な張力発生に起因するワイヤ(以下本願では線材という)の浮き上がりを規制し安定させ、また、線材の巻癖方向に対して正確に逆方向からの湾曲変形を矯正ローラにより与えることを可能にし、線材の巻癖を安定させ所定方向に送り出し、又は、線材の巻癖を矯正して送り出すことが可能な、かつ、極めてコンパクトな構造の線材送り出し装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、円板面に垂直に立設して環状に配置された複数の内ローラと、前記複数の内ローラの各々の外周に内接する内接円にその外側から外周がほぼ接する位置に垂直に立設して環状に配置された複数の外ローラと、前記内接円の接線を基線として該基線の延長線上に設けられ前記円板を前記基線を軸として回転可能に支持しかつ前記基線を軸心として貫通穴が穿孔された基軸体とで構成し、上流から繰り出されてきたコイル状の巻癖を有する線材を、前記内ローラ各々に内接させかつ前記外ローラ各々に外接させてほぼ円形状に周回させ、前記基軸体の貫通穴を通って下流へと送り出すようにしたことを最も主要な特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、円板面に垂直に立設して環状に配置された複数の内ローラと、該内ローラの内少なくとも一ヶ所の所定位置において互いに近接して配置された近隣同士の内ローラ間において前記複数の内ローラの各々の外周に内接する内接円にその外側から外周が前記内接円中心に向かって横切る位置に位置調整可能に垂直に立設した外押さえローラと該外押さえローラの両側において前記内接円にその外側から外周がほぼ接する位置に垂直に立設した一対の外ローラとで成る少なくとも1組の外矯正手段と、前記内接円の接線を基線として該基線の延長線上に設けられ前記円板を前記基線を軸として回転可能に支持しかつ前記基線を軸心として貫通穴が穿孔された基軸体とで構成し、上流から繰り出されてきたコイル状の巻癖を有する線材を、前記内ローラ各々に内接させて、前記複数の内ローラ外側にほぼ円形状に周回させるとともに、前記少なくとも一ヶ所の所定位置においては、その両側で前記一対の外ローラにより前記線材をほぼ円形状に保持しつつ、前記外押さえローラにより外から前記内接円中心に向かって前記線材を湾曲させて線材を通過させ、前記基軸体の貫通穴を通って下流へと送り出すようにしたことを最も主要な特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、円板面に垂直に立設して環状に配置された複数の内ローラと、該内ローラの内所定位置に互いに近接して配置された近隣同士の内ローラ間において前記複数の内ローラの各々の外周に内接する内接円にその外側から外周が前記内接円中心に向かって横切る位置に位置調整可能に垂直に立設した外押さえローラと該外押さえローラの両側において前記内接円にその外側から外周がほぼ接する位置に垂直に立設した一対の外ローラとで成る外矯正手段と、前記外矯正手段の上流または下流の近隣同士の前記内ローラ間において、前記内接円にその外側から外周がほぼ接する位置に近接して垂直に立設した一対の外ローラと該外ローラ間において前記内接円をその内側から外周が前記内接円外側に向かって横切る位置に位置調整可能に垂直に立設した内押さえローラとで成る内矯正手段とを少なくとも1組づつ交互に設け、前記内接円の接線を基線として該基線の延長線上に設けられ前記円板を前記基線を軸として回転可能に支持しかつ前記基線を軸心として貫通穴が穿孔された基軸体とで構成し、上流から繰り出されてきたコイル状の巻癖を有する線材を、前記内ローラ各々に内接させて、前記複数の内ローラ外側にほぼ円形状に周回させるとともに、少なくとも1組づつの前記外矯正手段と前記内矯正手段とにより、前記線材を前記内接円中心側及び外側へ交互に湾曲させて線材を通過させ、前記基軸体の貫通穴を通って下流へと送り出すようにしたことを最も主要な特徴とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、上流から繰り出されてきたコイル状の巻癖を有する線材を、環状に配置された複数の内ローラ各々及び複数の外ローラ各々に内接させて、ほぼ円形状に周回させ、基軸体の貫通穴を通って下流へと送り出すようにしたので、コイル状の巻癖を有する線材は、張力を与えられることにより、複数の内ローラの内接円に倣って、コイル状に湾曲した元の内側が同じく内側になるよう、自ずと円形状部分での捻れ方向の位置決めがされて周回するとともに、複数の外ローラの外周がその線材を外から押圧し円形状に保持するので、巻癖の方向を安定させることができ、また、間欠送りされる等による、線材への繰り返しの不均一な張力発生に起因する線材の浮き上がりを規制し安定させるという作用がある。また、線材送りラインを中心に、内ローラ等が配置された円板は回転することができるので、線材の流れ方向は所定の方向へ自由に変更することができる。
その結果、極めてコンパクトな構造であって、コイル状の巻癖を有する線材の巻癖方向を設定された一定の流れ方向にし、安定させてばね成形機の線材成形部へ送ることができるという効果がある。
本発明の請求項2に記載の発明は、上流から繰り出されてきたコイル状の巻癖を有する線材を、環状に配置された複数の内ローラ各々に内接させ、外矯正手段により、少なくとも一ヶ所の近接する近隣同士の内ローラ間においては、外押さえローラが外から中心に向かって湾曲状に押圧するとともに、この外押さえローラの両側所定位置においては外ローラが、外から中心に向かって線材を円形状に保持するように押圧して、ほぼ円形状に周回させて、前記基軸体の貫通穴を通って下流へと送り出すようにしたので、以下の作用がある。
内ローラ各々の外周にほぼ円形状に周回されたコイル状の巻癖を有する線材は、張力を与えられることにより、複数の内ローラの各々の外周に倣い、コイル状に湾曲した元の内側が同じく内側になるよう、自ずと円形状部分での捻れ方向の位置決めをされるとともに、その姿勢で、外押さえローラで、コイル状に湾曲した線材のその湾曲の外側から中心方向へ、線材に曲げ荷重が与えられるので、線材はその曲がりが補正されるのみで、湾曲方向以外の不要な歪みが蓄積されることがなく、効率よく矯正できるという作用がある。
更に、この外矯正手段を複数ヶ所の所定位置に設け、これら複数の外矯正手段内を通過するようにすることにより、コイル状の巻癖を有する線材を更に歪みのない直線状にすることができる。
また、ばね成形機において高速成形するときにおいて、外押さえローラおよび外ローラが、間欠送りされる線材の繰り返しの不均一な張力発生に起因する線材の浮き上がりを規制し安定させるという作用がある。
また、線材送りラインを中心に、内ローラ等が配置された円板は回転することができるので、円板を回転することにより、線材の流れ方向を所定の方向へ自由に変更することができる。
その結果、極めてコンパクトな構造で、コイル状の巻癖を有する線材を所定の曲率を有する歪みのない精度よい線材にして、設定された一定の流れ方向で、安定させてばね成形機の線材成形部へ送ることができ、更には、不要な歪みのない精度よい直線状の線材に矯正してばね成形機の線材成形部へ送ることができるという効果がある。
本発明の請求項3に記載の発明は、上流から繰り出されてきたコイル状の巻癖を有する線材を、環状に配置された複数の内ローラ各々に内接させ、外矯正手段により、近接する近隣同士の内ローラ間において、外押さえローラが外から中心に向かって湾曲状に押圧するとともに、この外押さえローラの両側所定位置においては外ローラが、外から中心に向かって線材を円形状に保持するように押圧して、かつ、この外矯正手段の上流または下流に設けた内矯正手段により、近接する近隣同士の内ローラ間において、内押さえローラが内から外に向かって湾曲状に押圧するとともに、この内押さえローラの両側所定位置においては内ローラが、内から外に向かって線材を円形状に保持するように押圧して、少なくとも一つずつこれら外矯正手段及び内矯正手段を交互に設けて、ほぼ円形状に周回させて、前記基軸体の貫通穴を通って下流へと送り出すようにしたので、以下の作用がある。
内ローラ各々の外周にほぼ円形状に周回されたコイル状の巻癖を有する線材は、張力を与えられることにより、複数の内ローラの各々の外周に倣い、コイル状に湾曲した元の内側が同じく内側になるよう、自ずと円形状部分での捻れ方向の位置決めがされるとともに、その姿勢で、外押さえローラでコイル状に湾曲した線材のその湾曲の外側から中心方向へ、内押さえローラでコイル状に湾曲した線材のその湾曲の中心から外側へ、設定量交互に少なくとも1回ずつ繰り返し曲げ荷重が線材に曲げ力が与えられるので、線材はその曲がりが補正されるのみで、湾曲方向以外の不要な歪みが蓄積されることがなく、効率よく矯正できるという作用がある。そして、内矯正手段を設けたことにより、線材の線種に応じて矯正量の設定の自由度を広げることができるという作用がある。
また、ばね成形機において高速成形するときにおいて、外押さえローラおよび外ローラが、間欠送りされる線材の繰り返しの不均一な張力発生に起因する線材の浮き上がりを規制し安定させるという作用がある。
また、線材送りラインを中心に、内ローラ等が配置された円板は回転することができるので、円板を回転することにより、線材の流れ方向を所定の方向へ自由に変更することができる。
その結果、極めてコンパクトな構造で、コイル状の巻癖を有する線材を所定の曲率を有する歪みのない精度よい線材にして、設定された一定の流れ方向で、安定させてばね成形機の線材成形部へ送ることができ、更には、湾曲方向以外の不要な歪みのない精度よい直線状の線材に矯正して、ばね成形機の線材成形部へ送ることができるという効果がある。
本願の発明は、線材送り出し装置において、リールスタンド等上流から繰り出されてきた線材に対し、間欠送りされる等による線材への繰り返しの不均一な張力発生に起因する線材の浮き上がりを規制し安定させ、また、このコイル状の巻癖を有する線材の巻癖方向に対して、正確に逆方向からの曲げ荷重を矯正手段により与えることを可能にし、線材の巻癖を所定の曲率を持った巻癖で所定方向へ、または直線状にして真っ直ぐに、安定して送り出すという目的を、極めてコンパクトな構造で実現した。
図1は、本願の実施例1における線材送り出し装置の正面図である。図2は、同じく実施例1における線材送り出し装置の平面図である。図3は、図1におけるA−A断面図である。図4は、図2におけるB−B断面図である。以下図1〜図4に基づき本願発明の実施例1について説明する。
図1の左方より、図示しないリールスタンド等から繰り出されてきた線材wは、円板1の後面に取り付けられた基台4の図示左側一端に設けられた線材導入部4Aにおいて、材料供給ラインwL(請求項にいう基線)上に穿孔された線材導入穴4aを通過した後、円板1の前面に垂直に立設して環状に配置された複数の内ローラ2のそれぞれの溝部2a外周に内接する内接円Cに沿って、環状に周回して、材料供給ラインwLと重なる内接円Cの接線の図示右方へ移動する。そして、基台4の他端に設けられた線材排出部4Bの材料供給ラインwL上の貫通穴4bに挿入された、円筒状の基軸体5の貫通穴5aを通って、ばね製造機MCの上下2個の線材送りローラ7、7に移動する。更に、線材wは、この線材送りローラ7、7に挟持されながら線材送りローラ7、7の回転により、ばね製造機MCの成形部へと送られる。
内ローラ2は、図3に示すように、外周に溝部2aが形成され軸心に貫通穴が設けられた円筒状をしており、円板1の表面に環状に等間隔に配置され、貫通穴を貫通するボルト2bにより円板1に取り付けられている。環状に配置された内ローラ2の溝部2aの外周各々に内接する内接円Cの半径より、線材wのほぼ線径d分大きな半径の円に外周が接するように、円筒状の外ローラ3が、一部は内ローラ2と対峙して、また一部は内ローラ2の隣同士の中間位置に環状に配置され、内ローラ2と同様に、円板1の表面にボルト2bにより取り付けられている。内ローラ2の内の一つは、材料供給ラインwLと内接円Cとの接点に外周が接する位置に取り付けられている。
基台4の材料供給ラインwL上他端には、材料供給ラインwLと同軸に嵌合穴4bが空けられた線材排出部4Bが設けられ、嵌合穴4bには、ばね製造機MC側に取付板6を介して固定され、貫通穴5aが設けられた円筒状の基軸体5が挿入され、ボルト4Cにより固定されている。線材排出部4Bには、嵌合穴4bに垂直に嵌合穴4b軸方向のスリットが加工されており、ボルト4Cを締めることによりスリット幅が縮まり嵌合穴4bが小さくなり基軸体5を固定する。ボルト4Cを緩めるとスリット幅が広がって嵌合穴が大きくなり、円板1は基軸体5を軸として回転可能となっている。その結果、円板1の向きは360°どの位置にも設定することができる。また、基軸体5の貫通穴5aは線材wが自由に通過可能な大きさの穴となっている。
次に、実施例1の発明の動作を説明する。上流から繰り出されてきたコイル状の巻癖を有する線材wは、環状に配置された複数の内ローラ2各々及び複数の外ローラ3各々に接して、ほぼ円形状に周回し、基軸体5の貫通穴5aを通って、ばね製造機MC側の送りローラ7、7によりばね成形部へ送り出され、引っ張られ移動する。そのことにより、コイル状の巻癖を有する線材wは、円形状部分での複数の内ローラ2の内接円Cに倣って、コイル状に湾曲した元の内側が同じく内側になるよう、自ずと円形状部分での捻れ方向の位置決めがされ、巻癖の方向を安定させて周回する。それとともに、複数の外ローラ3の外周が線材wを外から押圧し円形状に保持するので、間欠に引っ張られ送られる線材wに繰り返し発生する不均一な張力に起因する、線材wの内ローラ2からの浮き上がりが規制され、線材wは安定して周回する。また、線材送りラインwLを中心に、内ローラ2と外ローラ3が配置された円板1を回転することにより、線材wの湾曲方向が変わり、線材送りローラ7、7から出て送り出される線材wの流れ方向を、所定の方向へ自由に変更することができる。
図5は、実施例2における線材送り出し装置の正面図である。図6は、図5における外矯正手段20の詳細図である。図2、図3及び図4は実施例1の場合と同様である。以下図2〜図6に基づき本願発明の実施例2について説明する。
図5の左方より、図示しないリールスタンド等から繰り出されてきた線材wは、円板1の後面に取り付けられた基台4の図示左側一端に設けられた線材導入部4Aにおいて、材料供給ラインwL上に穿孔された線材導入穴4aを通過した後、円板1の前面に垂直に立設して環状に配置された複数の内ローラ2のそれぞれの溝部2a外周に内接する内接円Cに沿って、環状に周回して、材料供給ラインwLと重なる内接円Cの接線の図示右方へ移動する。そして、基台4の他端に設けられた線材排出部4Bの材料供給ラインwL上の貫通穴4bに挿入された、円筒状の基軸体5の貫通穴5aを通って、ばね製造機MC側の上下2個の線材送りローラ7、7に移動する。更に、線材wは、この線材送りローラ7、7に挟持されながら線材送りローラ7、7の回転により、ばね製造機MCの成形部へと送られる。
内ローラ2は、図3に示すように、外周に溝部2aが形成され軸心に貫通穴が設けられた円筒状をしており、円板1の表面に環状に配置され、貫通穴を貫通するボルト2bにより円板1に取り付けられている。環状に配置された内ローラ2の溝部2aの外周各々に内接する内接円Cの半径より、線材wのほぼ線径d分大きな半径の円に外周が接するように、円筒状の外ローラ3が環状に配置され、内ローラと同様に、円板1の表面にボルト2bにより取り付けられている。
内ローラ2の内の一つは、材料供給ラインwLと内接円Cとの接点に外周が接する位置に取り付けられ、更に、その位置を原点としてそれから120°づつ位相がずれた位置にも取り付けられている。更に、原点から60°、180°、300°位相がずれた位置においては、互いの溝部2aの外周がおおよそその半径ほどに近接した2個づつの内ローラ2、2が取り付けられている。また、外ローラ3は、原点から30°、90°、150°、210°、270°及び330°の位置に取り付けられている。
原点から60°、180°、300°位相がずれた位置の近接した2個ずつの内ローラ2、2の間には、外矯正手段20の外押さえローラ21が、その外周が内接円Cより設定量内接円C中心に向かって入り込んだ位置に位置決めされて取り付けられている。外押さえローラ21は、支点23を中心に揺動可能なレバー22の先端に取り付けられていて、位置調整ボルト24により設定された揺動角の位置に位置決め可能である。
基台4の材料供給ラインwL上他端には、実施例1と同様の線材排出部4Bが設けられているが、実施例1と同様のため説明は省略する。
次に、実施例2の発明の動作を説明する。上流から繰り出されてきたコイル状の巻癖を有する線材wは、環状に配置された複数の内ローラ2各々及び複数の外ローラ3各々に接して、ほぼ円形状に周回し、基軸体5の貫通穴5aを通って、ばね製造機MC側の送りローラ7、7によりばね成形部へ送り出されることにより、引っ張られ移動する。そのことにより、コイル状の巻癖を有する線材wは、複数の内ローラ2の内接円Cに倣って、円形状部分ではコイル状に湾曲した元の内側が同じく内側になるよう、自ずと円形状部分での捻れ方向の位置決めがされて周回する。それとともに、複数の外ローラ3の外周が線材wを外から押圧し円形状に保持するので、間欠に引っ張られ送られる線材wに繰り返し発生する不均一な張力に起因する、線材wの内ローラ2からの浮き上がりが規制され、線材wは安定して周回する。
更に、3ヶ所の外矯正手段20において、複数の内ローラ2の内接円Cに倣って、コイル状に湾曲した元の内側が同じく内側になるよう、自ずと円形状部分での捻れ方向の位置決めがされて周回するコイル状の巻癖を有する線材wは、前後の外ローラ3によりほぼ円形状に保持されながら、外押さえローラ21により外から内接円中心に向かって湾曲に変形される。従って、これら3ヶ所の外矯正手段20を通過することにより線材wは徐々に直線的に矯正され、所定の曲率を持った線材又は最終的には直線にすることが可能である。
図7は、実施例3における線材送り出し装置の正面図である。図2、図3及び図4は実施例1の場合と同様である。以下図2〜図4及び図7に基づき本願発明の実施例2について説明する。
実施例3は、実施例2における3ヶ所の外矯正手段20のうち、2番目の外矯正手段20の替わりに内矯正手段30を設けたものである。この実施例3においては、外矯正手段20は原点から90°及び270°の位置に、そして、内矯正手段30が180°の位置に設けられている。内矯正手段30の内押さえローラ31は、互いの溝部2aの外周がおおよそその半径ほどに近接した内ローラ2、2の間に、その外周が内接円Cより設定量内接円C外側に向かって入り込んだ位置に位置決めされて取り付けられている。内押さえローラ31は、支点33を中心に揺動可能なレバー32の先端に取り付けられていて、位置調整ボルト34により設定された揺動角の位置に位置決め可能である。それ以外は実施例2と同じであるので以下の説明は省略する。
次に、実施例3の発明の動作を説明する。実施例3は、実施例2における3ヶ所の外矯正手段20のうち、2番目の外矯正手段20の替わりに内矯正手段30を設けたので、コイル状に湾曲したその内側を内方向にして周回するコイル状の巻癖を有する線材wは、外矯正手段20、内矯正手段30、外矯正手段20の順で矯正手段を通過することにより、第1番に、前後の外ローラ3によりほぼ円形状に保持されながら、外押さえローラ21により外から内接円中心に向かって湾曲に変形され、2番目に、前後の内ローラ2によりほぼ円形状に保持されながら、内押さえローラ31により内から外に向かって変形が戻され、3番目に、前後の外ローラ3によりほぼ円形状に保持されながら、再度外押さえローラ21により外から内接円中心に向かって湾曲に変形される。
これら3ヶ所の外矯正手段20、内矯正手段30,外矯正手段20において、外押さえローラ21の外周が内接円Cより入り込むそれぞれの設定量、及び内押さえローラ31の外周が内接円Cより外側へ入り込むそれぞれの設定量は、線材wの線種に応じて適時、例えば、下流に行くに従い漸次小さくなるなど設定されている。そして、内矯正手段30を設けたことにより、設定の自由度を広げることができる。従って、この外矯正手段20及び内矯正手段30を通過することにより、線材wは湾曲の方向に対して正逆の湾曲変形が与えられ、徐々に直線的に矯正され、所定の曲率を持った線材又は最終的には直線の線材にすることが可能である。
<他の実施形態>
本発明は、前述した構成に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
このように、極めてコンパクトな構造で、コイル状の巻癖を有する線材を所定の曲率を有する歪みのない精度よい線材にして、設定された一定の流れ方向で、安定させてばね成形機の線材成形部へ送ることができ、更には、不要な歪みのない精度よい直線状の線材に矯正してばね成形機の線材成形部へ送ることができ、図8に示すような、直線部を有する線材の曲げ製品において、両端の直線部a、cは充分に満足のいく直線性を得ることができるとともに、カール部bは捻れることなく充分な平面度を得ることができ、又、直線部a、c及びカール部bを含めた全体の平面度をも充分満足いく平面度にすることが可能となる。そのため、後工程で、例えばこの曲げ製品全体をモールドするときに、成形機の型を破損しない高精度の成形品を提供することに適用できる。また、初張力の精度が必要な引張りばね等の成形においても、高精度の安定した初張力の成形品を提供することにも適用できる。
実施例1における線材送り出し装置の正面図 実施例1における線材送り出し装置の平面図 図1におけるA−A断面図 図2におけるB−B断面図 実施例2における線材送り出し装置の正面図 図5における外矯正手段20の詳細図 実施例3における線材送り出し装置の正面図 この発明による成形例の製品 特許文献1に記載の発明を示す図 特許文献2に記載の発明を示す図
符号の説明
1 円板
2 内ローラ
2a 溝部
3 外ローラ
4 基台
4a 線材導入穴
4A 線材導入部
4B 線材排出部
5 基軸体
5a 貫通穴
6 取付板
7 線材送りローラ
20 外矯正手段
21 外押さえローラ
30 内矯正手段
31 内押さえローラ
C 内接円
wL 材料供給ライン


Claims (3)

  1. 円板面に垂直に立設して環状に配置された複数の内ローラと、
    前記複数の内ローラの各々の外周に内接する内接円にその外側から外周がほぼ接する位置に垂直に立設して環状に配置された複数の外ローラと、
    前記内接円の接線を基線として該基線の延長線上に設けられ前記円板を前記基線を軸として回転可能に支持しかつ前記基線を軸心として貫通穴が穿孔された基軸体とで構成し、
    上流から繰り出されてきたコイル状の巻癖を有する線材を、前記内ローラ各々に内接させかつ前記外ローラ各々に外接させてほぼ円形状に周回させ、前記基軸体の貫通穴を通って下流へと送り出すようにしたことを特徴とする線材送り出し装置。
  2. 円板面に垂直に立設して環状に配置された複数の内ローラと、
    該内ローラの内少なくとも一ヶ所の所定位置において互いに近接して配置された近隣同士の内ローラ間において前記複数の内ローラの各々の外周に内接する内接円にその外側から外周が前記内接円中心に向かって横切る位置に位置調整可能に垂直に立設した外押さえローラと該外押さえローラの両側において前記内接円にその外側から外周がほぼ接する位置に垂直に立設した一対の外ローラとで成る少なくとも1組の外矯正手段と、
    前記内接円の接線を基線として該基線の延長線上に設けられ前記円板を前記基線を軸として回転可能に支持しかつ前記基線を軸心として貫通穴が穿孔された基軸体とで構成し、
    上流から繰り出されてきたコイル状の巻癖を有する線材を、前記内ローラ各々に内接させて、前記複数の内ローラ外側にほぼ円形状に周回させるとともに、前記少なくとも一ヶ所の所定位置においては、その両側で前記一対の外ローラにより前記線材をほぼ円形状に保持しつつ、前記外押さえローラにより外から前記内接円中心に向かって前記線材を湾曲させて線材を通過させ、前記基軸体の貫通穴を通って下流へと送り出すようにしたことを特徴とする線材送り出し装置。
  3. 円板面に垂直に立設して環状に配置された複数の内ローラと、
    該内ローラの内所定位置に互いに近接して配置された近隣同士の内ローラ間において前記複数の内ローラの各々の外周に内接する内接円にその外側から外周が前記内接円中心に向かって横切る位置に位置調整可能に垂直に立設した外押さえローラと該外押さえローラの両側において前記内接円にその外側から外周がほぼ接する位置に垂直に立設した一対の外ローラとで成る外矯正手段と、
    前記外矯正手段の上流または下流の近隣同士の前記内ローラ間において前記内接円にその外側から外周がほぼ接する位置に近接して垂直に立設した一対の外ローラと該外ローラ間において前記内接円をその内側から外周が前記内接円外側に向かって横切る位置に位置調整可能に垂直に立設した内押さえローラとで成る内矯正手段とを少なくとも1組づつ交互に設け、
    前記内接円の接線を基線として該基線の延長線上に設けられ前記円板を前記基線を軸として回転可能に支持しかつ前記基線を軸心として貫通穴が穿孔された基軸体とで構成し、
    上流から繰り出されてきたコイル状の巻癖を有する線材を、前記内ローラ各々に内接させて、前記複数の内ローラ外側にほぼ円形状に周回させるとともに、少なくとも1組づつの前記外矯正手段と前記内矯正手段とにより、前記線材を前記内接円中心側及び外側へ交互に湾曲させて線材を通過させ、前記基軸体の貫通穴を通って下流へと送り出すようにしたことを特徴とする線材送り出し装置。

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