JP7368632B2 - ダイレータ - Google Patents
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Description
本開示は、ダイレータに関する。
内視鏡検査等の医療処置に、体腔内に挿入される医療機器が用いられている。特許文献1には、中空撚線により構成された医療機器が開示されている。この中空撚線は、第一層と第二層とを有し、第一層の素線と第二層の素線との撚り方向が逆になるように構成されている。
ところで、治療のために、患者の消化管等の壁に形成された孔を拡張するダイレータが知られている。壁に形成された孔にダイレータの先端を挿入してテーパ部を孔に押し込んでいくことで、孔を拡張する。ダイレータに特許文献1に記載された2層からなる中空撚線を適用した場合に、ダイレータを回転させる方向によっては、内側の層が締まり、外側の層が開くことになり、2層が互いに接触せず、十分なトルク伝達性が得られない可能性がある。
本開示は、回転方向に関わらず高いトルク伝達性を得ることができるダイレータを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本開示の一態様に係るダイレータは、先端側コイル部と、前記先端側コイル部の基端側に位置し、先端部が前記先端側コイル部の基端部に接続される基端側コイル部と、を備え、前記先端側コイル部は、素線を中空形状に第1巻き方向に巻回した第1コイルと、前記第1コイルの外周に設けられ、素線を前記第1巻き方向に対して反対の巻き方向である第2巻き方向に巻回した第2コイルと、を有し、前記基端側コイル部は、素線を中空形状に前記第2巻き方向に巻回した第3コイルと、前記第3コイルの外周に設けられ、素線を前記第1巻き方向に巻回した第4コイルと、を有する。
前記第1巻き方向はS巻きであり、前記第2巻き方向はZ巻きであってもよい。
前記第3コイルの素線の直径は、前記第4コイルの素線の直径よりも小さくてもよい。
前記先端側コイル部の基端部と、前記基端側コイル部の先端部とは、それらの全周で互いに溶接されていてもよい。
前記第1コイルおよび前記第3コイルは、それぞれ別々の素線により構成され、前記第2コイルおよび前記第4コイルは、それぞれ別々の素線により構成されていてもよい。
本開示によれば、回転方向に関わらず高いトルク伝達性を得ることができるダイレータを提供することができる。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面に示したダイレータの寸法は、実施内容の理解を容易にするために示した寸法であり、実際の寸法に対応するものではない。
なお、本明細書において、「先端側」とは、ダイレータの長手方向に沿った方向(ダイレータの軸方向に沿う方向)であって、基端側コイル部に対する先端側コイル部が位置する方向を意味する。また、「基端側」とは、ダイレータの長手方向に沿った方向に沿う方向であって、先端側と反対側の方向を意味する。また、「先端」とは、任意の部材または部位における先端側の端部を示し、「基端」とは、任意の部材または部位における基端側の端部をそれぞれ示す。
図1は、本開示の実施形態に係るダイレータ1の全体構成図である。図1において、図示左側が体内に挿入される先端側(遠位側)であり、右側が医師等の手技者によって操作される基端側(手元側、近位側)である。図2Aは、図1のダイレータ1のIIA-IIA線での断面図であり、図2Bは、図1のダイレータ1のIIB-IIB線での断面図であり、図2Cは、図1のダイレータ1のIIC-IIC線での断面図である。
ダイレータ1は、先端側コイル部10と、基端側コイル部20と、コネクタ2とを備える。
先端側コイル部10は、ダイレータ1の軸方向において最も先端側に位置し、第1コイル11と第2コイル12とを有する。第2コイル12は、第1コイル11の外周面に巻回されている。第1コイル11および第2コイル12を構成する素線は、例えば、ステンレス鋼およびニッケル-チタン等の超弾性合金等の金属素線、または、樹脂素線である。
図1、図2A、および図2Bに示すように、第1コイル11は、複数(例えば12本)の素線を巻回して中空状に形成されている。第1コイル11を構成する複数の素線は、第1巻き方向に巻回されている。第1コイル11は、基端から先端へ貫通する内腔11aを有している。第1コイル11は、ストレート部11Bと、テーパ部11Cとを有している。
ストレート部11Bは、第1コイル11のうちの基端側に位置し、基端に基端側コイル部20が接続されている。ストレート部11Bは、その基端から先端にわたって略一定の外径を有する。テーパ部11Cは、ストレート部11Bの先端側に位置し、ストレート部11Bの先端から先端側に延び、先端側に向かうにつれて外径が小さくなるように構成されている。
第2コイル12は、例えば1本の素線が第1コイル11の外周面11Dに、第1巻き方向とは反対の第2巻き方向に巻回されている。本実施形態では、第1巻き方向はS巻きであり、第2巻き方向はZ巻きである。第2コイル12を構成する素線は、離間して巻回されている。これにより、第1コイル11の外周面11Dに、外部(ダイレータ1の最外面、最外部)に突出する螺旋状の凸部が設けられる。この螺旋状の凸部は、第1コイル11の軸に沿って隣り合う部分(隣接する金属素線)に隙間を有する。この螺旋状の凸部のネジ作用により、ダイレータ1の回転操作によってもダイレータ1を前進させることができる。
図1に示すように、基端側コイル部20は、先端側コイル部10の基端側に位置し、第3コイル21と第4コイル22とを有する。第4コイル22は、第3コイル21の外周面に巻回されている。基端側コイル部20の基端にはコネクタ2が接続されている。第3コイル21および第4コイル22を構成する素線は、例えば、ステンレス鋼およびニッケル-チタン等の超弾性合金等の金属素線、または、樹脂素線である。
図1および図2Cに示すように、第3コイル21は、複数(例えば14本)の金属素線を巻回して中空状に形成されている。第3コイル21を構成する複数の素線は、第2巻き方向に巻回されている。第3コイル21は、基端から先端へ貫通する内腔21aを有し、その基端から先端にわたって略一定の外径を有する。第1コイル11の内腔11aと第3コイル21の内腔21aとは互いに連通している。
第4コイル22は、複数(例えば14本)の素線が第3コイル21の外周面21Bに、第1の巻き方向に巻回されている。第4コイル22を構成する素線の直径は、第3コイルを構成する素線の直径よりも大きい。第4コイル22の外径は、第2コイル12の外径とほぼ等しいかわずかに大きい。
第1コイル11、第3コイル21、および第4コイル22において、それらの先端部および基端部を構成する複数の素線は、ばらけないようにするために、それらの円周方向全体に渡って溶接されている。第2コイル12は、例えば、その先端および基端において第1コイル11に対し溶接されている。第1コイル11および第3コイル21は、それぞれ別々の素線により構成され、第2コイル12および第4コイル22は、それぞれ別々の素線により構成されている。
先端側コイル部10の基端部10Aと、基端側コイル部20の先端部20Aとは、それらの全周で互いに溶接されている。これにより、先端側コイル部10と先端側コイル部10との接続部には溶接部3が形成されている。溶接部3は、先端側に向かって先細るテーパ形状をなしている。
本実施形態およびこれ以降に記載される他の実施形態におけるダイレータ1の長さは、例えば2000mmであり、1650mm~2350mmであってよい。先端側コイル部10の長さは、例えば200mmであり、50~400mmであってよい。基端側コイル部20の長さは、例えば1800mmであり、1600~1950mmであってよい。第1コイル11の先端における内径は、例えば0.7mmであり、0.4~1.0mmであってよい。第1コイル11の基端および第3コイル21の先端における内径は、例えば1.5mmであり、1.0~3.0mmであってよい。第2コイル12の先端における外径は、例えば1.84mmであり、0.8~3.0mmであってよい。第2コイル12の基端における外径は、例えば2.64mmであり、1.4mm~5.0mmであってよい。第1コイル11および第3コイル21の金属素線の直径は、例えば0.21mmであり、0.1~0.5mmであってよい。第2コイル12および第4コイル22の金属素線の直径は、例えば0.36mmであり、0.1~0.5mmであってよい。
コネクタ2は、手技者がダイレータ1を体内に押し込んだり、引き抜いたり等の回転操作を行う部位である。コネクタ2は、その先端が基端側コイル部20の基端に接続されている。コネクタ2は、例えば樹脂からなり、第3コイル21の内腔21aに連通する内腔を有する中空形状である。
次に、ダイレータ1の使用態様の一例について説明する。
まず、導入針を用いて対象物を穿刺して孔を開ける。次いで、導入針の内腔にガイドワイヤを挿入した後、導入針を抜き取る。
次に、ガイドワイヤの基端をダイレータ1の内腔に差し入れ、ダイレータ1を挿入する。次いで、シャフト(先端側コイル部10及び基端側コイル部20)を時計回りに回転させながらダイレータ1を押し進め、穿刺部の孔を拡張する。この際、シャフトの回転操作による螺旋状の凸部のネジ作用等によりテーパ部11Cが前進するため、テーパ部11Cによる孔の拡張を円滑に行うことができる。ダイレータ1を後退させる場合には、シャフトを反時計回りに回転させる。
本実施形態のダイレータ1では、先端側コイル部10は、素線を中空形状に第1巻き方向に巻回した第1コイル11と、第1コイル11の外周に設けられ、素線を第1巻き方向に対して反対の巻き方向である第2巻き方向に巻回した第2コイル12と、を有し、基端側コイル部20は、素線を中空形状に第2巻き方向に巻回した第3コイル21と、第3コイル21の外周に設けられ、素線を第1巻き方向に巻回した第4コイル22と、を有する。そして、第1巻き方向はS巻きであり、第2巻き方向はZ巻きである。
この構成によると、ダイレータ1を第1コイル11のネジ作用により前進させる方向(時計回り:図中R方向)へ回転させた場合、先端側コイル部10では、第1コイル11のピッチが締まるとともに、第1コイル11の外径が小さくなる。また、第2コイル12のピッチが開くとともに、第2コイル12の外径が大きくなる。これにより、ダイレータ1を時計回りに回転させながら狭窄部を進ませる際に、第2コイル12が径方向に拡張し、狭窄部を押し広げることで、ダイレータ1の狭窄部を拡張する性能を高めることができる。反対に、基端側コイル部20では、第3コイル21のピッチが開くことにより、第3コイル21の外径が大きくなる。また、第4コイル22のピッチが締まるとともに、第4コイル22の内径が小さくなる。これにより、第3コイル21が径方向に拡大しようとする力と、第4コイル22が径方向に縮小しようとする力とが相互に作用しつつ、第3コイル21と第4コイル22のそれぞれの素線同士が互いに密着することとなる。従って、基端側コイル部20におけるトルク伝達性を高くすることができる。以上のことにより、ダイレータ1を時計回りに回転させた場合は、ダイレータ1の先端部が狭窄部を径方向に押し広げることで、狭窄部の拡張力を高めることができ、さらに、全体として比較的高いトルク伝達性を得ることができる。
一方、ダイレータ1を後退させる方向(反時計回り)へ回転させた場合、基端側コイル20では、第3コイル21のピッチが締まるとともに、第3コイル21の外径が小さくなる。また、第4コイル22のピッチが開くとともに、第4コイル22の外径が大きくなる。反対に、先端側コイル部10では、第1コイル11のピッチが開くとともに、第1コイル11の外径が大きくなる。また、第2コイル12のピッチが締まるとともに、第2コイル12の内径が小さくなる。これにより、第1コイル11が径方向に拡大しようとする力と、第2コイル12が径方向に縮小しようとする力とが相互に作用しつつ、第1コイル11と第2コイル12のそれぞれの素線同士が互いに密着することとなる。従って、先端側コイル部10におけるトルク伝達性を高くすることができ、加えて、先端側コイル部10の剛性を高くすることで、ダイレータ1の狭窄部を拡張する性能を高くすることができる。以上のことにより、ダイレータ1を反時計回りに回転させた場合は、先端側の剛性を高くすることで狭窄部を拡張する性能を高めることができ、さらに、全体として比較的高いトルク伝達性を得ることができる。
このように、本実施形態のダイレータ1によれば、その回転方向に関わらず、狭窄部を拡張する性能を高めることができ、さらに、比較的高いトルク伝達性を得ることができる。また、第1巻き方向はS巻きであり、第2巻き方向はZ巻きであるので、ダイレータ1の通常の使用形態において、高いトルク伝達性を得ることができる。
また、第4コイル22を構成する素線の直径は、第3コイルを構成する素線の直径よりも大きい。これにより、基端側コイル部20のトルク力を増加させることができ、ひいてはダイレータ1のトルク力を増加させることができる。
先端側コイル部10の基端部10Aと、基端側コイル部20の先端部20Aとは、それらの全周で互いに溶接されている。これにより、ダイレータ1のコネクタ2に加えられた力を先端側コイル部10へ確実に伝えることができる。
第1コイル11および第3コイル21は、それぞれ別々の素線により構成され、第2コイル12および第4コイル22は、それぞれ別々の素線により構成されている。これにより、先端側コイル部10と基端側コイル部11とを別々に形成し、これらを接続することにより、容易にダイレータ1を製造することができる。
以上、本開示の実施形態について述べてきたが、本開示は、これらの実施形態に限られるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、図3に示す、ダイレータ30のように、第4コイル22を構成する素線を、先端側を密着せず離間して巻回し、基端側に向かって徐々に離間量を減少させ、基端側では密着するように巻回してもよい。これにより、ダイレータ30の剛性を、基端から先端に向かって徐変させることができる。溶接部33は、テーパ形状ではなく、その外周面を軸方向に略平行に構成してもよい。
第1コイル11および第3コイル21は、それぞれ別々の素線により構成され、第2コイル12および第4コイル22は、それぞれ別々の素線により構成されていたが、第3コイル21と第1コイル11とを同一の素線により構成してもよいし、第4コイル22と第2コイル12とを同一の素線により構成してもよい。
第4コイル22を構成する金属素線の直径は、第3コイルを構成する金属素線の直径よりも大きくしていたが、第4コイル22を構成する金属素線の直径を、第3コイルを構成する金属素線の直径と同じとしてもよいし、小さくしてもよい。
先端側コイル部10の基端部10Aと、基端側コイル部20の先端部20Aとは、それらの全周で互いに溶接されていたが、外周の数箇所(例えば4箇所)のみを溶接したものであってもよい。
先端側コイル部10は、ストレート部11Bと、テーパ部11Cとを備えていたが、ストレート部11Bを備えなくてもよい。また、先端側コイル部10は、テーパ部11Cの先端側に、基端から先端にわたって略一定の外径を有する先端部を備えていてもよい。
第1コイル11および第4コイル22は、第1巻き方向(S巻き)に巻回され、第2コイル12および第3コイル21は、第2巻き方向(Z巻き)に巻回されていたが、第1コイル11および第4コイル22は、第2巻き方向(Z巻き)に巻回され、第2コイル12および第3コイル21は、第1巻き方向(S巻き)に巻回されていてもよい。
この構成によると、ダイレータ1を第1コイル11のネジ作用により前進させる方向(反時計回り)へ回転させた場合、先端側コイル部10では、第1コイル11のピッチが締まるとともに、第1コイル11の外径が小さくなる。また、第2コイル12のピッチが開くとともに、第2コイル12の外径が大きくなる。これにより、ダイレータ1を反時計回りに回転させながら狭窄部を進ませる際に、第2コイル12が径方向に拡張し、狭窄部を押し広げることで、ダイレータ1の狭窄部を拡張する性能を高めることができる。一方、基端側コイル部20では、第3コイル21のピッチが開くことにより、第3コイル21の外径が大きくなる。また、第4コイル22のピッチが締まるとともに、第4コイル22の内径が小さくなる。これにより、第3コイル21が径方向に拡大しようとする力と、第4コイル22が径方向に縮小しようとする力とが相互に作用しつつ、第3コイル21と第4コイル22のそれぞれの素線同士が互いに密着することとなる。従って、基端側コイル部20におけるトルク伝達性を高くすることができる。以上のことにより、ダイレータ1を反時計回りに回転させた場合は、ダイレータ1の先端部が狭窄部を径方向に押し広げることで、狭窄部の拡張力を高めることができ、さらに、全体として比較的高いトルク伝達性を得ることができる。
一方、ダイレータ1を後退させる方向(時計回り)へ回転させた場合、基端側コイル20では、第3コイル21のピッチが締まるとともに、第3コイル21の外径が小さくなる。また、第4コイル22のピッチが開くとともに、第4コイル22の外径が大きくなる。反対に、先端側コイル部10では、第1コイル11のピッチが開くとともに、第1コイル11の外径が大きくなる。また、第2コイル12のピッチが締まるとともに、第2コイル12の内径が小さくなる。これにより、第1コイル11が径方向に拡大しようとする力と、第2コイル12が径方向に縮小しようとする力とが相互に作用しつつ、第1コイル11と第2コイル12のそれぞれの素線同士が互いに密着することとなる。従って、先端側コイル部10におけるトルク伝達性を高くすることができ、加えて、先端側コイル部10の剛性を高くすることで、ダイレータ1の狭窄部を拡張する性能を高くすることができる。以上のことにより、ダイレータ1を時計回りに回転させた場合は、先端側の剛性を高くすることで狭窄部を拡張する性能を高めることができ、さらに、全体として比較的高いトルク伝達性を得ることができる。
第1コイル11および第3コイル21の素線の本数は、上記した本数に限られるものではなく、1本または複数本であってよい。また、第2コイル12の素線の本数は、複数本であってもよい。また、第4コイル22の素線の本数は、上記した本数に限られるものではなく、1本または複数本であってよい。
1、30:ダイレータ
10:先端側コイル部
10A:先端側コイル部の基端部
11:第1コイル
12:第2コイル
20:基端側コイル部
20A:基端側コイル部の先端部
21:第3コイル
22:第4コイル
10:先端側コイル部
10A:先端側コイル部の基端部
11:第1コイル
12:第2コイル
20:基端側コイル部
20A:基端側コイル部の先端部
21:第3コイル
22:第4コイル
Claims (4)
- 先端側コイル部と、
前記先端側コイル部の基端側に位置し、先端部が前記先端側コイル部の基端部に接続される基端側コイル部と、を備え、
前記先端側コイル部は、
素線を中空形状に第1巻き方向に巻回した第1コイルと、
前記第1コイルの外周に設けられ、素線を前記第1巻き方向に対して反対の巻き方向である第2巻き方向に巻回した第2コイルと、を有し、
前記基端側コイル部は、
素線を中空形状に前記第2巻き方向に巻回した第3コイルと、
前記第3コイルの外周に設けられ、素線を前記第1巻き方向に巻回した第4コイルと、を有するダイレータ。 - 前記第1巻き方向はS巻きであり、前記第2巻き方向はZ巻きである、請求項1に記載のダイレータ。
- 前記先端側コイル部の基端部と、前記基端側コイル部の先端部とは、それらの全周で互いに溶接されている、請求項1または請求項2に記載のダイレータ。
- 前記第1コイルおよび前記第3コイルは、それぞれ別々の素線により構成され、
前記第2コイルおよび前記第4コイルは、それぞれ別々の素線により構成されている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のダイレータ。
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