JPH10162957A - 薄膜エレクトロルミネッセンス要素用のZnS:Mn蛍光体層の成長方法 - Google Patents

薄膜エレクトロルミネッセンス要素用のZnS:Mn蛍光体層の成長方法

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JPH10162957A
JPH10162957A JP9244900A JP24490097A JPH10162957A JP H10162957 A JPH10162957 A JP H10162957A JP 9244900 A JP9244900 A JP 9244900A JP 24490097 A JP24490097 A JP 24490097A JP H10162957 A JPH10162957 A JP H10162957A
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Erkki Lauri Soininen
ラウリ ソイニネン エルッキ
Gitte Haerkoenen
ヘルキョネン ギッテ
Marja Lahonen
ラホネン マルヤ
Runar Toernqvist
トョルンクヴィスト ルナール
Juha Viljanen
ヴィルヤネン ユハ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は従来技術の欠点を克服し、原子層エ
ピタキシー法により製造されるエレクトロルミネッセン
スZnS:Mn薄膜の性能を改良し、該膜の製造方法を
簡素化することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、薄膜エレクトロルミネッセン
ス要素の使用に適するZnS:Mn蛍光体層を成長させ
る方法において、前駆物質として揮発性の亜鉛化合物、
硫黄化合物およびマンガン化合物を使用する原子層エピ
タキシー法により、該ZnS:Mn蛍光体層を基板上に
成長させることからなり、亜鉛の前駆物質として有機亜
鉛化合物を使用し、硫黄の前駆物質として硫化水素また
は有機硫黄化合物を使用し、および、マンガンの前駆物
質として有機マンガン化合物または有機マンガン錯化合
物を使用することからなることを特徴とする方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、無機薄膜エレクトロルミネッセ
ンス要素の使用に適するZnS:Mn蛍光体層を成長さ
せるための、請求項1の前文に従う方法に関する。
【0002】この方法に従えば、揮発性(すなわちガス
状または気化できる)亜鉛、硫黄およびマンガンの化合
物を、堆積させようとする層を製造させるための前駆物
質として使用する、原子層エピタキシー(ALE)技術
を使用して、ZnS:Mn蛍光体層を基板上に成長させ
る。
【0003】
【従来技術】平らなエレクトロルミネッセンス表示装置
は、広い視角、広い温度範囲、振動耐久性を必要とする
用途に使用される。最も重要なエレクトロルミネッセン
ス蛍光体材料は、黄色光を発する全ての単色エレクトロ
ルミネッセンス表示装置で従来使用されているマンガン
をドープした硫化亜鉛(ZnS:Mn)である。赤およ
び緑を発光する多色エレクトロルミネッセンス表示装置
も、同じ蛍光体材料に基づくものであるが、赤色および
緑色はZnS:Mnの発光スペクトルからフィルターに
より得られる。
【0004】ZnS:Mnの薄膜エレクトロルミネッセ
ンス(TFEL)層は、異なる方法、すなわち蒸発、ス
パッタリング、有機金属化学蒸着(MOCVD)、AL
Eにより、当該技術では作られてきた。これらの方法の
うち、蒸発およびALEがTFEL表示装置の商業的製
造で使用される。工業的プロセスでは、方法の経済的効
率および得られるエレクトロルミネッセンスZnS:M
n薄膜の性能の両者が極めて重要である。
【0005】気相堆積法のうち、最も広く使用されるも
のは、MOCVDおよびALEである。MOCVD法で
は、前駆物質を同時に反応器に導入する。膜成長機構
は、主として基板表面上の前駆物質の熱分解に基づき、
前駆物質の質量流量を調節して膜成長速度を本質的に制
御できる。ALE法では、前駆物質は順次に反応器に律
動的に送られる。この場合、その成長機構は熱分解に基
づくものではなくて、基板表面での交換反応に基づくも
のである。従って、自己制御的成長速度が得られ、すな
わち成長速度は前駆物質の質量流量に対して独立であ
る。従って、堆積膜の良好な均一性を達成することは、
MOCVDでは一層困難であり、これがこの方法がエレ
クトロルミネッセンスZnS:Mn薄膜要素の多量生産
に使用されない理由である。これに対比し、ALE法は
明らかに異なる解決法を使用し、この方法で製造された
薄膜はエレクトロルミネッセンス表示装置の商業的製造
用の十分に均一な厚さと組成を示す。
【0006】従来、ALE法を使用して製造された最良
のエレクトロルミネッセンスZnS:Mn薄膜は、前駆
物質として塩化亜鉛、塩化マンガン、硫化水素を使用し
製造されてきており、この際の基板表面温度は500乃
至520℃の範囲であった(フィンランド特許明細書第
86995号参照)。同じ方法が、エレクトロルミネッ
センス表示装置の工業的製造にも使用される。この場
合、基板表面は交互に塩化亜鉛および硫化水素との反応
にかけられ、その表面に吸着された分子塩化亜鉛層は硫
化水素と反応し、硫化亜鉛を形成する〔J.Hyvar
inen、M.Sonninen および R.Tor
nqvist:Journal of Cryst.G
towth,Vol.86(1988),p.69
5〕。
【0007】今日まで、ZnS:Mnを堆積するための
前駆物質として塩化物を使用するALE法を使用して、
無数の薄膜エレクトロルミネッセンスZnS:Mn表示
装置が成功して製造されてきた。しかし、この従来の技
術は少数の明らかな欠点を含む。それらの一つは、エレ
クトロルミネッセンスZnS:Mn構造の非対称発光で
ある。この現象は、添付した図1aで明らかである。こ
の図から明らかなように、画素駆動電圧の一つの極性は
他の極性よりも一層高い発光を生じる。実際上、これは
エレクトロルミネッセンス表示装置上で異なる灰色水準
の発生において周波数変調の使用に制限を課する。非対
称発光により、低い駆動周波数で発光の目にみえる明滅
が起こるからである。
【0008】主として塩化マグネシウムの低蒸気圧のた
めに、塩化物プロセスは少なくとも500℃の基板温度
を前提とする。この温度は、すでにソーダ石灰ガラスの
軟化点に非常に近い。ソーダ石灰ガラス基板は経済的理
由で好ましいから、プロセス温度を500℃付近(50
0乃至520℃の範囲)に保つ必要があるが、改良され
た性能の層は一層高温で得られる。ソーダ石灰ガラス
は、従来使用された温度範囲で既に軟化を受けるから、
この現象はエレクトロルミネッセンス(EL)表示装置
の製造プロセスにおいて余分の費用を招く。
【0009】塩化亜鉛と塩化マンガンの両方の取扱のた
めに、ALE堆積装置は、取扱いにくくかつ制御困難な
昇華源を備える必要がある。更に、薄膜化合物のマトリ
ックスを形成する塩化亜鉛は2つの前駆物質のうち一層
速い速度で消費されるから、塩化亜鉛はあきらかに一層
多くの問題を引き起こすものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
技術の欠点を克服し、エレクトロルミネッセンス表示要
素で使用するマンガンドープした硫化亜鉛蛍光体層の成
長に対する全く新規な解決法を提供することである。本
発明の特別の目的は、ALEにより製造されるエレクト
ロルミネッセンスZnS:Mn薄膜の性能を改良し、か
つこのような薄膜の製造方法を簡素化するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、その方
法において、揮発性亜鉛化合物として有機亜鉛化合物
を、マンガン化合物として有機マンガン化合物または有
機マンガン錯化合物を使用することにより達成される。
【0012】ALEにより前駆物質として使用する有機
マンガン錯化合物からのZnS:Mn薄膜の堆積は技術
で既知である。たとえば、実験室条件で、オキシ酢酸亜
鉛、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−
ヘプタンジオナト)マンガン(III)〔Mn(thd)3
と略す〕および硫化水素を使用して、ZnS:Mn薄膜
を成長させてきた(M.Tammenmaa、T.Ko
skinen、L.Hiltunen、M.Leske
laおよびL.Niinisto:亜鉛源として酢酸亜
鉛を、活性化剤源としてランタノイドβ−ジケトナート
を使用するZnS膜の成長、原子層エピタキシーに関す
る第1シンポジウム、p.18,VTT,Espoo,
フィンランド、1984)。引用した刊行物に記載の方
法を使用して薄膜が製造されてきたが、刊行物では実際
のEL薄膜構造は議論されていない。Tammenma
aらによる刊行物に従って作られた薄膜の光出力はかな
り低いままで、更に駆動電圧の異なる極性での発光は非
対称であることが判明した。
【0013】ALE法を使用する、ジメチル亜鉛または
ジエチル亜鉛および硫化水素(セレン化水素)からドー
プしない硫化亜鉛(およびセレン化亜鉛)層の成長は、
多数の刊行物で議論されている〔たとえば、A.Yos
hikawa、T.Okamoto、H.Yasud
a、S.YamagaおよびH.Kansai:MOM
BE系におけるZnSeの“MBE様”および“CVD
様”原子層エピタキシー、Journal of Cr
yst.Growth,Vo.101(1990),
p.86;Y.Wu、T.Toyoda、Y.Kawa
kami、Sz.FujitaおよびSg.Fujit
a:有機金属分子線エピタキシーによるGaAs基板上
のZnSの原子層エピタキシー、Japan.Jour
nal ofAppl.Phys.Vol.29(19
90),p.L729;N.ShibataおよびA.
Katsui:ジエチル亜鉛およびセレン化水素の交互
吸着によりGaAs基板上のZnSeの単層エピタキシ
ー、Journal ofCryst.Growth,
Vol.101(1990),p.91;I.Bhat
およびS.Akram:ジメチル亜鉛およびセレン化水
素を使用するZnSeの原子層エピタキシヤル成長、J
ournal of Cryst.Growth,V
o.138,p.127(1994)参照〕。これらの
技術は、ZnS:Mn薄膜の製造には使用されず、Zn
S:Mn系EL薄膜構造については述べられていない。
【0014】予想外にも、マンガンをドープした硫化亜
鉛蛍光体層を薄膜エレクトロルミネッセンス要素のため
にALEにより成長させるときに、亜鉛の前駆物質とし
て従来使用されているTammenmaaらによる刊行
物に述べられている塩化亜鉛またはオキシ酢酸亜鉛を有
機亜鉛化合物で置き換えると、特に有利な構造が得られ
ることが見い出された。最も有利には、亜鉛の前駆物質
は、単純なアルキル亜鉛化合物である。従来技術におい
て、ジエチル亜鉛が良好な結晶性を有するZnS膜の製
造のためのMOCVDに使用されてきた〔Migat
a,M.、Kanehisa,O.、Shiiki.
M.およびYamamoto,H.:新しいマンガン源
を使用するMOCVDによるZnS:Mnエレクトロル
ミネッセンス層の製造、J.Crystal Grow
th,93(1988),pp.686−691)参
照〕。本発明に関連して、有機亜鉛化合物を、極度に有
利なエージング性および駆動電圧対称発光の薄膜構造の
製造のために、ALE法に使用できることが、予想外に
も見い出された。前駆物質としてジエチル亜鉛を使用す
ることにより上記特性がMOCVD法において得られる
ことについては、Migataらによる上記刊行物には
全く述べられていない。
【0015】硫黄の前駆物質として、硫化水素または有
機硫黄化合物を使用し、マンガンの前駆物質として、有
機マンガン化合物または有機マンガン錯化合物を使用す
る。
【0016】更に詳しくは、薄膜エレクトロルミネッセ
ンス要素の使用に適するZnS:Mn蛍光体層成長のた
めの本発明の方法は、請求項1に述べられていることを
主として特徴としている。
【0017】本発明は、エレクトロルミネッセンスZn
S:Mn薄膜を成長させる方法を開示する。この新規方
法の細目を次に略述する。
【0018】1.ZnS:Mn薄膜の成長は、ALE法
を使用し、すなわち反応空間に位置した基板表面が両前
駆物質に同時にさらされるのを防ぐように、交互の順で
陰イオン前駆物質および陽イオン前駆物質のパルス供給
を使用して、実行される。この薄膜成長方法は、硫化亜
鉛層の成長工程、続くマンガンドーピング工程からな
り、望む層厚さが得られるまで、両工程を交互に繰り返
す。ALE法の詳細については、米国特許明細書第4,
058,430号および第4,389,973号が参考
となる。
【0019】2.成長プロセスの温度は、前駆物質の基
板表面への凝縮を防ぐように高く、しかも基板表面での
試薬の本質的量の熱分解を避けるのに十分低い温度を保
持するに制御される。前駆物質に依存するが、基板表面
温度は一般的には300℃乃至400℃である。
【0020】3.ジメチル亜鉛またはジエチル亜鉛のよ
うな有機亜鉛化合物を、亜鉛の前駆物質として使用し、
硫化水素またはメルカプタンのような有機硫黄化合物
を、硫黄の前駆物質として使用する。
【0021】4.マンガンの前駆物質は、基板表面で凝
縮しないか、または本質的に熱分解をせずに、しかも基
板表面上に一般的に分子層より厚くない層を形成できる
有機マンガン化合物または有機マンガン錯化合物の群か
ら選ばれる。硫黄の前駆物質を次の工程で導入すると、
吸着した分子は硫黄の前駆物質と反応し、基板表面にマ
ンガン原子および硫黄原子のみを残すが、不純原子を残
さない(少なくとも有意な量の不純物原子を残さな
い)。適切な前駆物質は、たとえばMn(thd)3
よびビス(シクロペンタジエニル)マンガン〔Mn(c
pd)2 と略す〕である。
【0022】本発明に関連し、“有機元素”または“有
機元素化合物”または“有機の元素化合物”の用語は、
少なくとも一つの有機基が一つのまたは多数の炭素また
は炭素環を介して上記元素(Zn、MnまたはS)に結
合している化合物を指す。“有機マンガン錯化合物”の
用語は、少なくとも一つの有機基が酸素、硫黄または窒
素を介してマンガンに結合している化合物を指す。上記
有機基は、炭化水素基(アルキル、アシル、アリール+
ハロゲン化物および類似の誘導体のような少なくとも1
個の炭素と1個の水素からなるもの)を有し、更にそれ
に結合したハロゲン化物、カルコゲニドまたは窒素のよ
うな他の元素を有する。これに関連し、硫黄に結合した
水素または炭素は有機基を形成すると考えられる。
【0023】亜鉛前駆物質として使用するのに適する有
機亜鉛化合物は、ジアルキル化合物、たとえばジペンチ
ル亜鉛〔(C5 112 Zn〕、ジイソプロピル亜鉛
〔(i−C3 7 2 Zn〕、tert−ジブチル亜鉛
〔(t−C4 9 2 Zn〕およびアルキル炭素鎖に1
〜6個の炭素を有する他のジアルキル化合物、ジアリー
ル化合物たとえばジフェニル亜鉛〔(C6 5 2
n〕を含む。特に適するものは、ジメチル亜鉛〔(CH
3 2 Zn〕、ジエチル亜鉛〔(C2 5 2 Zn〕の
ような最も単純なジアルキル化合物である。更に可能な
化合物は、他の元素(ハロゲン、酸素、硫黄、窒素)に
結合する官能基を有する有機亜鉛化合物、たとえばジ−
3−メルカプトプロピル亜鉛〔(C3 7 SH)2
n〕およびジ−4−メトキシブチル亜鉛〔(C4 9
HO)2 Zn〕、またはエーテルまたはアミンと錯化合
物を形成するジアルキル化合物、たとえばジメチル亜鉛
−1,4−ジオキサン〔(CH3 2 Zn・C4 8
2 〕により与えられる。
【0024】本方法における硫黄前駆物質としての硫化
水素を、たとえば二硫化炭素(CS2 )、またはジメチ
ル硫黄〔S(CH3 2 〕およびジエチル硫黄〔S(C
2 5 2 〕のようなジアルキル硫黄化合物、またはメ
チルメルカプタン(HSCH3 )およびt−ブチルメル
カプタン〔HSC(CH3 3 〕のようなメルカプタ
ン、またはチオフェン(C4 4 S)およびプロピレン
スルフィド(CH2 CHCH3 S)のような環構造を有
する硫黄化合物、またはスルファンH2x たとえば二
硫化二水素(H2 2 )および三硫化二水素(H
2 3 )およびそれらの前駆物質たとえばトリチオ炭酸
のエーテル錯体〔H2 CS3 ・2(C2 5 2O〕で
置き換えることができる。
【0025】マンガン前駆物質として、マンガンの有機
金属化合物、たとえばビス(シクロペンタジエニル)マ
ンガン〔Mn(C5 5 2 、Mn(cpd)2 と略
す〕のような炭化水素錯体、またはビス(メチルシクロ
ペンタジエニル)マンガン〔Mn(C5 4
3 2 、BCMPと略す〕のようなアルキル、アリー
ル、アシルまたはカルボニル置換誘導体、またはトリカ
ルボニルメチルマンガン〔(CO)3 Mn(CH3 )〕
のようなアルキル、アリール、アシルおよびカルボニル
化合物、またはその複合形およびハロゲン化物誘導体た
とえばトリカルボニル(メチルシクロペンタジエニル)
マンガン〔(CH3 5 4 )Mn(CO)3 、TCM
と略す〕、ビス(ペンタメチルシクロペンタジエニル)
マンガン〔((CH3 5 5 2 Mn〕およびマンガ
ンペンタカルボニルブロミド〔Mn(CO)5 Br〕を
使用できる。酸素結合で形成される化合物のうち有用な
ものは、β−ジケトナートおよびその誘導体、たとえば
ビス(ペンタン−2,4−ジチオナト)マンガン〔Mn
(acac)2 と略す〕、トリス(2,2,6,6−テ
トラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)マンガン〔M
n(thd)3 と略す〕および硫黄結合で形成される硫
黄化合物のうち有用なものは、カルバミン酸塩たとえば
ジブチルジチオカルバミン酸マンガン〔Mn(C
4 112 NCS2 〕またはキサントゲン酸塩たとえば
N−ブチルキサントゲン酸マンガン〔Mn(C4 9
CS2 2 〕である。
【0026】上記から明らかなように、本発明の好まし
い実施態様に従えば、前駆物質として有機亜鉛化合物、
硫化水素または有機硫黄化合物および有機マンガン化合
物またはマンガン錯化合物を使用して、反応空間に置か
れた基板上にZnS:Mn蛍光体層を成長させる。
【0027】本発明の基づき、基板、該基板上に多分形
成されるイオン拡散障壁層、その上に形成される第1電
極のパターン化される1組、該電極パターン上に形成さ
れる第1絶縁層、該絶縁層上に成長されるZnS:Mn
蛍光体層、該蛍光体上に堆積される第2絶縁層、該第2
絶縁層上に形成される第2電極のパターン化される組か
らなる薄膜エレクトロルミネッセンス要素を製造でき
る。
【0028】最も適切には、薄膜エレクトロルミネッセ
ンス要素の基板は、ガラス、Al23 またはケイ素か
らなる。イオン拡散障壁層は、たとえばAl2 3 また
はケイ素酸化物から作ることができる。更に、基板上に
形成される電極の第1および第2の整列した組は、導電
性材料から作られ、特に有利なものはたとえばインジウ
ム−スズの酸化物、適切にドープした酸化亜鉛、Al、
WまたはMoである。電極は、従来の技術を使用し、基
板上に適切な層を堆積および/またはパターンニングす
ることにより作られる。上記電極上に形成される第1絶
縁層は、金属酸化物または金属酸化物の複合構造、たと
えば酸化アルミニウム−酸化チタン多層構造から作るこ
とができる。第1絶縁層上に、上記技術を使用し、実際
の蛍光体層、すなわちZnS:Mn層を成長させる。蛍
光体層の他の側には、上記蛍光体層上に形成される第2
絶縁層が形成され、これはたとえば酸化アルミニウム−
酸化チタン多層構造からなることができ、その上には第
2電極の組が形成され、パターンニングされる。
【0029】本発明の別の実施態様によれば、上記Zn
S:Mn蛍光体層と上記蛍光体層の下または上に堆積さ
れた絶縁層との間に第2蛍光体層を成長させることによ
り、上記の基本構造を変形できる。この第2蛍光体層
は、SrS:CeまたはZnS:Mn蛍光体層により有
利に形成される。上記ZnS:Mn蛍光体層と上記第1
蛍光体層の下または上に成長させた第2蛍光体層との間
に、望むときは第2絶縁層を堆積できる。
【0030】本発明は、エレクトロルミネッセンスZn
S:Mn層を形成するための従来のALE法(塩化物
法)およびオキシ酢酸亜鉛の使用の両方に比べ、著しい
利点を与える。
【0031】本発明に従うエレクトロルミネッセンスZ
nS:Mn構造は、グレースケール表示装置の制御に極
めて重要である駆動電圧対称発光性を与える。実施例1
で製造した本発明に従うEL薄膜構造に関してプロット
した特性と実施例1および4で例示した従来技術に従い
製造した構造の特性との比較は、本発明が非常に改善さ
れかつ一層対称的な発光を与えることを明瞭にする。
【0032】本発明に従うエレクトロルミネッセンスZ
nS:Mn構造を使用する表示装置の輝度は、一層低い
速度で劣化し、該表示装置は長時間使用中の個々の画素
の輝度劣化の一層小さい速度によるパターン変色の一層
小さい度合いを示す。
【0033】エレクトロルミネッセンスZnS:Mn構
造を形成するための本発明に従うALE法において、有
機前駆物質の使用は、基板温度を明らかにソーダ石灰ガ
ラスの軟化点以下に保つことを可能にし、それによりガ
ラス基板の反りによる経済的損失を除去する。
【0034】複数の有機亜鉛化合物は室温で液体であ
り、その高い蒸気圧は、追加の冷却、加熱または泡立て
の装置を系に備える必要なしに、パルス弁により反応器
に直接供給することを容易にする。塩化亜鉛の使用によ
り必要とする高温パルス弁供給系に比較して、この特徴
は著しく有利である。更に、液体前駆物質は、ZnCl
2のような固体の吸湿性前駆物質よりも取扱が容易であ
る。
【0035】Mn(thd)3 のような多数の上記有機
マンガン化合物または錯化合物は固体である。ALE法
を使用する場合、これらは高温パルス弁供給系を備えた
系を必要とするが、塩化マンガンの使用に比べ、低温で
明らかに一層高い蒸気圧を与える。TCMのような若干
の化合物は、室温で液体であり、パルス弁による直接の
脈動を容易にする。
【0036】次に、添付図面に示した少しの実施態様の
助けにより、本発明を一層詳細に説明する。
【0037】
【実施例】実施例1 前駆物質として硫化水素、ジエチル亜鉛およ
びMn(thd)3 を使用しての、および比較方法にお
ける前駆物質として硫化水素および塩化物を使用して
の、ALEによるTFEL要素用のZnS:Mn蛍光体
の成長
【0038】この実施例で製造したTFEL要素の薄膜
構造を図2に示す。この図を参照すると、TFEL要素
の蛍光体層がソーダ石灰ガラス基板1上に成長される。
基板の表面上には先ずAl2 3 イオン拡散障壁層2お
よびITO導体パターン3が作られる。ALEにより、
試薬として塩化アルミニウム、塩化チタンおよび水を使
用し、ITO導体層上にAlx Tiy z 複合酸化物絶
縁層4を成長させる。次に、二つの異なる方法、A)5
10℃の成長プロセス温度で試薬として硫化水素、微粉
塩化亜鉛およびMnCl2 を使用し、B)350℃の成
長プロセス温度で試薬として硫化水素、液体ジエチル亜
鉛およびMn(thd)3 を使用し、ZnS:Mn蛍光
体層5を成長させる。硫化亜鉛を先ずNサイクルで堆積
させ、その際ガラス基板表面を一連の試薬パルスN×
(亜鉛前駆物質+硫化水素)にかけ、その後ガラス基板
表面を別の一連の試薬パルスM×(マンガン前駆物質+
硫化水素)にかける。望む厚さの蛍光体層が得られるま
で、パルス連続をL回繰り返す。反応室圧力を1.5t
orrに制御する。次に、蛍光体層上に、ALEにより
Alx Tiy z 絶縁層6を堆積させる。この絶縁層上
に、Al導体パターン7を形成する。
【0039】塩化物前駆物質に基づくA法を使用し、プ
ロセスパラメータをN=120、M=1およびL=50
にするとき、厚さ730nmおよび主波長582nmを
有する蛍光体層が得られる。60Hz AC電圧で駆動
される幾つかの要素の試験装置で、測定された平均輝度
はL40=440cd/m2 および輝度効率はη40=2.
9lm/Wであった。輝度および輝度効率は一定駆動電
圧を使用して記録され、この値は、600Hz駆動電圧
で23時間の初期ならしエージングサイクル後に、該要
素のターンオン電圧を40V(=V40)だけ越えるよう
に決められた。要素ターンオン電圧は、蛍光体輝度が1
cd/m2 における駆動電圧と定義される。
【0040】図1aは該要素の発光の駆動電圧依存対称
性を示し、図3aはエージング中のターンオン電圧ドリ
フトのプロットであり、図4aはエージング中の輝度水
準L40の劣化を示す。エージングは、600Hz駆動電
圧を使用して実施され、輝度水準L40は第1のエージン
グサイクル中に決められた一定駆動電圧V40で測定され
た(上記参照)。
【0041】本発明のB法を使用して、プロセスパラメ
ータをN=100、M=1およびL=177にすると
き、厚さ770nmおよび主波長584nmを有する蛍
光体層が得られる。上記のように類似のエージングおよ
び測定にかけると、該要素は平均輝度はL40=430c
d/m2 、輝度効率はη40=2.9lm/Wを示した。
図1bは該要素の発光の駆動電圧依存対称性を示し、図
3bはエージング中のターンオン電圧ドリフトのプロッ
トであり、図4bはエージング中の輝度水準L40の劣化
を示す。
【0042】この実施例は、本発明の1つの実施態様に
従うZnS:Mn法は、塩化物前駆物質に基づく従来法
の使用から得られるものよりも改良された要素性能を与
え、光出力は駆動電圧の極性に関し対称であり、要素の
輝度水準およびターンオン電圧は一層高い安定性を示す
ことを証明する。
【0043】実施例2 前駆物質として硫化水素、ジエ
チル亜鉛およびビス(シクロペンタジエニル)マンガン
〔Mn(cpd)2 〕を使用するALEによるTFEL
要素用のZnS:Mn蛍光体の成長
【0044】この方法では、TFEL要素の蛍光体層
を、Al2 3 イオン拡散障壁層およびITO導体パタ
ーンで被覆された表面を有するソーダ石灰ガラス基板上
に成長させる。ITO導体パターン上に、試薬として塩
化アルミニウム、塩化チタンおよび水を使用して、上記
実施例1に記載したのと同一な方式によりALEによ
り、Alx Tiy z 複合酸化物絶縁層を成長させる。
前駆物質として液体ジエチル亜鉛および硫化水素を使用
して、350℃の基板表面温度で蛍光体層の硫化亜鉛マ
トリクスを成長させる。Mn(cpd)2 および硫化水
素の連続パルス供給により、マンガンのドーピングを遂
行する。硫化亜鉛を100サイクルで堆積させ、その際
ガラス基板表面を一連の試薬パルス100×(ジエチル
亜鉛+硫化水素)にかけ、その後ガラス基板表面を別の
一連の試薬パルス1×〔Mn(cpd)2 +硫化水素〕
にかける。望む厚さの蛍光体層が得られるまで、パルス
連続を122回繰り返す。次に、蛍光体層上に、実施例
1のようにALEにより類似のAlx Tiy z 絶縁層
を堆積させる。この絶縁層上に、Al導体パターンを形
成する。こうして得られたTFEL要素を図2に示す。
【0045】上記方法を使用するとき、厚さ530nm
および主波長580nmを有する蛍光体層が得られる。
製造した要素を60Hz AC電圧で駆動する試験装置
において、測定した輝度はL40=250cd/m2 およ
び輝度効率はη40=2.3lm/Wであった。輝度およ
び輝度効率は、一定の駆動電圧を使用して記録し、この
値(V40)を、1kHzの駆動電圧で7時間の初期なら
しエージングサイクル後に測定した要素のターンオン電
圧より40V上にした。要素ターンオン電圧は、蛍光体
輝度が1cd/m2 における駆動電圧として定義され
る。該要素を実施例1と同様エージングしたとき、ター
ンオン電圧は、初期7時間エージングサイクルの終わり
に測定した水準から250時間エージングサイクルの終
わりまでに、2V未満に変化し、そして測定した輝度L
40は13%減少した。光出力は、図1に示すように対称
のままであった。
【0046】試験結果を、それぞれ本実施例と同一厚さ
で作った絶縁層と蛍光体層を有する同等のEL要素と比
較すると、本実施例に記載の方法は、実現可能な測定変
位の限度で、実施例1のAおよびB法と同一のL40およ
びη40値を達成する。エージング中、ターンオン電圧に
おいて、本実施例の方法で作った要素では、実施例1の
方法で作った要素より に低く(約10V)変化した。
輝度は、本実施例および実施例1のB法で作った要素で
は、同一量(13%)劣化したが、一方実施例1のA法
で作った要素は一層速い劣化(23%)を示した。
【0047】この実施例は、本発明の別の実施態様に従
うZnS:Mn法は、塩化物前駆物質に基づく方法の使
用から得られるものより改良された要素性能を与え、光
出力は駆動電圧極性に関し対称であり、表示要素の輝度
水準は一層高い安定性を示すことを証明している。
【0048】実施例3 前駆物質としてt−ブチルメル
カプタン、ジメチル亜鉛およびビス(メチルシクロペン
タジエニル)マンガン(BCPM)を使用するALEに
よるTFEL要素用のZnS:Mn蛍光体の成長
【0049】この方法では、TFEL要素の蛍光体層
を、Al2 3 イオン拡散障壁層およびITO導体パタ
ーンで被覆された表面を有するソーダ石灰ガラス基板上
に成長させる。ITO導体パターン上に、試薬として塩
化アルミニウム、塩化チタンおよび水を使用して、実施
例1および2に記載したのと同一な方式でALEによ
り、Alx Tiy z 複合酸化物絶縁層を成長させる。
前駆物質として液体ジメチル亜鉛およびt−ブチルメル
カプタンを使用して、300℃の基板温度で蛍光体層の
硫化亜鉛マトリックスを成長させる。ビス(メチルシク
ロペンタジエニル)マンガンおよび硫化水素の連続パル
ス供給により、マンガンのドーピングを達成する。硫化
亜鉛を100サイクルで堆積させ、その際ガラス基板表
面を一連の試薬パルス100×(ジメチル亜鉛+t−ブ
チルメルカプタン)にかけ、その後ガラス基板表面を別
の一連の試薬パルス2×(BCPM+t−ブチルメルカ
プタンまたは硫化水素)にかける。望む厚さの蛍光体層
が得られるまで、パルス連続を150回繰り返す。次い
で蛍光体層上に、実施例1および2と同様に、ALEに
よりAlx Tiy z 絶縁層を堆積させる。この絶縁層
上に、Al導体パターンを形成する。こうして得られた
TFEL要素の多層構造を図2に示す。
【0050】実施例4 前駆物質として硫化水素、オキ
シ酢酸亜鉛、Mn(thd)3 を使いALEによるTF
EL成分用のZnS:Mn蛍光体の成長
【0051】この方法では、Al2 3 イオン拡散障壁
層およびITOの導体パターンで被覆された表面を有す
るソーダ石灰ガラス基板上に、TFEL要素の蛍光体層
を成長させる。ITO導体パターン上に、試薬として塩
化アルミニウム、塩化チタンおよび水を使用して、実施
例1〜3に記載したのと同一な方式でALEにより、A
x Tiy z 複合酸化物絶縁層を成長させる。前駆物
質として微粉結晶性オキシ酢酸亜鉛(Zn4 OAc6
および硫化水素を使用して、蛍光体層の硫化亜鉛マトリ
ックスを成長させる。Mn(thd)3 および硫化水素
の連続のパルス供給により、マンガンのドーピングを達
成する。硫化亜鉛をNサイクルで堆積させ、その際ガラ
ス基板表面を一連の試薬パルスN×(オキシ酢酸亜鉛+
硫化水素)にかけ、その後ガラス基板表面を別の一連の
試薬パルスM×〔Mn(thd)3 +硫化水素)にかけ
る。望む厚さの蛍光体層が得られるまで、連続のパルス
をL回繰り返す。次に、蛍光体層上に、実施例1〜3の
ようにALEにより、類似のAlx Tiy z 絶縁層を
堆積させる。この絶縁層上に、Al導体パターンを形成
する。こうして得られたTFEL要素の多層構造を図2
に示す。
【0052】1.5torrの反応室圧力下、350℃
の基板温度で上記方法を使用して、プロセスパラメータ
をN=15、M=1およびL=100にしたとき、厚さ
480nmおよび主波長580nmを有する蛍光体層が
得られる。該層の輝度は、実施例1および2の堆積法を
使用して製造された要素の輝度より明らかに劣る。実施
例1および2と類似の試験装置を使用したとき、測定さ
れた最高輝度L40=100cd/m2 および輝度効率は
η40=0.8lm/Wであった。光出力パルスは、本発
明に従う前駆物質を使用した実施例1Bおよび2で得ら
れた結果に比較し、実質上非対称(Al+で35乃至4
5%、Al−で55乃至65%)であった。
【0053】この実施例は、本発明に従う蛍光体層の別
格の有利な特性は、前駆物質として硫化水素、オキシ酢
酸亜鉛およびMn(thd)3 を使用する従来のZn
S:Mn成長法によっては達成できないことを証明して
いる。
【0054】実施例5 前駆物質として硫化水素、塩化
亜鉛およびMn(thd)3 を使用するALEによるT
FEL要素用のZnS:Mn蛍光体の成長
【0055】この方法では、Al2 3 イオン拡散障壁
層およびITO導体パターンで被覆された表面を有する
ソーダ石灰ガラス基板上に、TFEL要素の蛍光体層を
成長させる。ITO導体パターン上に、試薬として塩化
アルミニウム、塩化チタンおよび水を使用して、実施例
1〜4に記載したのと同一な方式でALEにより、Al
x Tiy z 複合酸化物絶縁層を成長させる。前駆物質
として微粉結晶性塩化亜鉛および硫化水素を使用して、
実施例1と同一方式で蛍光体層の硫化亜鉛マトリックス
を成長させる。Mn(thd)3 および硫化水素の連続
パルス供給により、マンガンによるドーピングを達成す
る。硫化亜鉛をNサイクルで堆積させ、その際ガラス基
板表面を一連の試薬パルスN×(塩化亜鉛+硫化水素)
にかけ、その後ガラス基板表面を別の一連の試薬パルス
M×〔Mn(thd)3 +硫化水素〕にかける。望む厚
さの蛍光体層が得られるまで、パルス連続をL回繰り返
す。次に蛍光体層上に、実施例1〜4のようにALEに
より、類似のAlx Tiyz 絶縁層を堆積させる。こ
の絶縁層上に、Al導体パターンを形成する。こうして
得られたTFEL要素の多層構造を図2に示す。
【0056】1.5torrの反応室圧力下、450℃
の基板表面温度で上記方法を使用して、プロセスパラメ
ータをN=120、M=10およびL=20にすると
き、厚さ450nmおよび主波長580nmを有する蛍
光体層が得られる。該層の輝度は、実施例1および2の
堆積法を使用して製造された要素よりも明らかに劣って
いる。類似の試験装置を使用したとき、測定された最高
輝度はL40=75cd/m2 であった。
【0057】この実施例は、本発明に従う蛍光体層の別
格の有利な特性は、前駆物質としてMnCl2 の代わり
にMn(thd)3 を使用する従来の塩化亜鉛型ZnS
層成長方法によって達成出来ないことを証明している。
【図面の簡単な説明】
【図1a】図1aは、前駆物質として硫化水素、塩化亜
鉛および塩化マンガンを使用して従来の技術に従い成長
させたZnS:Mn多層構造の両駆動電圧極性に対す
る、輝度対時間のプロットを示し、上の輝度曲線はA1
電極の正の駆動電圧極性に相当し、下の曲線はA1電極
の負の駆動電圧極性に相当する。
【図1b】図1bは、前駆物質として硫化水素、ジエチ
ル亜鉛およびMn(thd)3を使用して成長させたZ
nS:Mn多層構造の両駆動電圧極性に対する、輝度対
時間のプロットを示し、一つの輝度曲線はA1電極の正
の駆動電極極性に相当し、他の曲線はA1電極の負の駆
動電圧極性に相当し、両曲線は互いに全く一致してい
る。
【図2】図2は、底から上部へとガラス/イオン拡散障
壁/ITO/A1XTiyz/ZnS:Mn/A1xTi
yz/A1の重ねた層からなるEL要素の断面図を示
す。
【図3a】図3aは、ZnS:Mn多層構造を、前駆物
質として硫化水素、塩化亜鉛および塩化マンガンを使用
して従来技術にしたがい成長させた場合の、要素エージ
ング中のターンオン駆動電圧ドリフトのプロットを示
す。
【図3b】図3bは、ZnS:Mn構造を、前駆物質と
して硫化水素、ジエチル亜鉛およびMn(thd)3
使用して成長させた場合の、要素エージング中のターン
オン駆動電圧ドリフトのプロットを示す。
【図4a】図4aは、前駆物質として硫化水素、塩化亜
鉛および塩化マンガンを使用して従来技術にしたがい、
ZnS:Mn多層構造を成長させた場合の、要素エージ
ング中の輝度劣化のプロットを示す。
【図4b】図4bは、前駆物質としての、ジエチル亜鉛
およびMn(thd)3を使用してZnS:Mn構造を
成長させた場合の、要素エージング中の輝度劣化のプロ
ットを示す。
【符号の説明】
1 基板 2 イオン拡散障壁層 3 第1電極 4 第1絶縁層 5 ZnS:Mn蛍光体層 6 第2絶縁層 7 第2電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルヤ ラホネン フィンランド国.02760 エスポー,ヨウ ピンメエンシュルイェ 13 イー (72)発明者 ルナール トョルンクヴィスト フィンランド国.02700 カウニアイネン, キルッコティエ 17 ビー (72)発明者 ユハ ヴィルヤネン フィンランド国.02320 エスポー,マイ ニンキティエ 16 デー 55

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜エレクトロルミネッセンス要素の使
    用に適するZnS:Mn蛍光体層を成長させる方法にお
    いて、 前駆物質として揮発性の亜鉛化合物、硫黄化合物および
    マンガン化合物を使用する原子層エピタキシー法によ
    り、該ZnS:Mn蛍光体層を基板上に成長させること
    からなり、 亜鉛の前駆物質として有機亜鉛化合物を使用し、 硫黄の前駆物質として硫化水素または有機硫黄化合物を
    使用し、および、 マンガンの前駆物質として有機マンガン化合物または有
    機マンガン錯化合物を使用する、ことからなることを特
    徴とする方法。
  2. 【請求項2】 亜鉛の前駆物質として、ジエチル亜鉛ま
    たはジメチル亜鉛のような単純なアルキル化合物を使用
    する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 マンガンの前駆物質として、トリス
    (2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジ
    オナト)マンガン、トリカルボニル(メチルシクロペン
    タジエニル)マンガン、ビス(シクロペンタジエニル)
    マンガンまたはビス(メチルシクロペンタジエニル)マ
    ンガンを使用する請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 ガラス、Al2 3 またはケイ素のよう
    な基板(1)、 該基板上に多分形成されるイオン拡散障壁層(2)、 該イオン拡散障壁層または該基板上に形成されかつパタ
    ーンニングされる、たとえばインジウム−スズの酸化
    物、ドープした酸化亜鉛、Al、WまたはMoからなる
    第1電極の組(3)、 たとえば酸化アルミニウム−酸化チタン多層構造により
    該電極上に形成される第1絶縁層(4)、 該第1絶縁層上に成長されるZnS:Mn蛍光体層
    (5)、 たとえば酸化アルミニウム−酸化チタン多層構造により
    該蛍光体層上に形成される第2絶縁層(6)、および該
    第2絶縁層上に形成されかつパターンニングされる、た
    とえばインジウム−スズの酸化物、適切にドープした酸
    化亜鉛またはAlからなる第2電極の組(7)からなる
    薄膜エレクトロルミネッセンス要素を製造できる請求項
    1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 該ZnS:Mn蛍光体層(5)と該蛍光
    体層の下または上に堆積させた絶縁層(4;6)との間
    に第2蛍光体層を成長させる請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 該ZnS:Mn蛍光体層(5)と該第1
    蛍光体層の下または上に成長させた第2蛍光体層との間
    に第2絶縁層を堆積させる請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 該第2蛍光体層がSrS:CeまたはZ
    nS:Mn層である請求項5または6に記載の方法。
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