JPH1016211A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JPH1016211A
JPH1016211A JP8195624A JP19562496A JPH1016211A JP H1016211 A JPH1016211 A JP H1016211A JP 8195624 A JP8195624 A JP 8195624A JP 19562496 A JP19562496 A JP 19562496A JP H1016211 A JPH1016211 A JP H1016211A
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pressure generating
generating chamber
chamber
ink
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Satoshi Hosono
聡 細野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 駆動信号が印加されない圧電振動子に、隣接
の圧電振動子の振動が伝搬して不要なインク滴が発生を
防止する。 【解決手段】 圧力発生室を拡大させる第1の信号、圧
力発生室を膨張状態に維持する第2の信号、及び膨張状
態にある圧力発生室を収縮させてノズル開口からインク
滴を吐出させる第3の信号とを出力するとともに、第2
の信号の継続時間Pwhを、記録ヘッドのヘルムホルツ共
振周波数が70〜100kHzの場合には、0.7×T
a(n+1/2)≦Pwh≦1.3×Ta(n+1/2)の
範囲のレベルL1以下のときに、また記録ヘッドのヘル
ムホルツ共振周波数が100kHz以上の場合には、
0.8×Ta(n+1/2)≦Pwh≦1.2×Ta(n+
1/2)(ただし、nは整数)の期間に第3の信号を印
加して圧力発生室を収縮させてインク滴を吐出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術の分野】本発明は、圧電振動子をア
クチュエータに使用したインクジェット記録ヘッドの駆
動技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一部が弾性板により構成され、ノズル開
口に連通する圧力発生室を、圧電振動子により膨張、収
縮させて、インクの吸引、インク滴の形成を行うインク
ジェット式記録ヘッドの高速駆動用アクチュエータとし
て、圧電材料と導電層を交互に積層し、その軸方向の伸
長する縦振動モードの圧電振動子や、またスパッタリン
グや蒸着等により振動板に表面に圧電振動の薄い層を形
成し、たわみ振動モードの圧電振動子等が用いられてい
る。このような圧電振動子は、振動板上での当接面積が
小さく、しかも高速駆動が可能であるため、圧力発生室
を高密度で配置することができ、高い解像度での高速印
刷が可能であるという特徴を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、圧力発生室
を高い密度で配列すると、インク滴を吐出する圧力発生
室の圧電振動子の振動が隣接する他の圧力発生室にまで
伝搬して、駆動信号の印加の有無に関わりなくインク滴
を吐出するといういわゆるクロストーク現象を招き易く
なるという問題がある。特に高密度印刷に対応するため
に圧力発生室の高密度配列に加えて、インク滴のインク
量を少なくした記録ヘッドにあっては、圧力発生室のコ
ンプライアンスが小さく抑えられている関係上、上述の
クロストーク現象が一層生じ易いという問題がある。
【0004】すなわち、図10に示したように剛性の高
い固定基板Aに圧力発生室に合わせて複数の圧電振動子
B〜Gを固定した振動子ユニットにおいて、駆動信号が
印加されない圧電振動子Eに隣接する圧電振動子D、F
に、図11(I)に示したように台形状の駆動信号を印
加すると、充電時には図11(II)に示したように圧電
振動子D、Fが収縮し、一定電圧に保持された段階、つ
まり圧電振動子の収縮が停止した段階で、圧電振動子が
固有振動を起こす。
【0005】そして所定時間が経過した段階でインク滴
を吐出させるべく、圧電振動子D、Fの電荷を放電させ
て伸長させる。インク滴吐出以後には再び圧電振動子
D、Fは固有振動を開始する。
【0006】一方、駆動信号が印加されていない圧電振
動子Eは、駆動信号が印加された圧電振動子D、Fの自
由振動、及びインク滴吐出後の固有振動を固定基板Aを
介して受ける。
【0007】このため、充電時の振動とインク滴吐出後
の振動とが干渉して駆動信号が印加されない圧電振動子
Eは、図11(III)に示したようにその振幅が増幅さ
れる。このように伝搬に起因して生じる圧電振動子Eの
振動の振幅は、駆動信号が印加された圧電振動子D,F
の最大振幅の10%程度であるが、複数周期、例えば3
周期以上継続すると、ノズル開口のメニスカスの振動も
増幅されてしまい、結果として意図しないインク滴を吐
出させることになる。本発明はこのような問題に鑑みて
なされたものであって、その目的とするところは、圧電
振動子の固定基板を伝搬する振動に起因するクロストー
クを可及的に防止して高い品質で高密度印刷を行うこと
ができる新規なインクジェット式記録装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、ノズル開口、及びインク供
給口を介して共通のインク室に連通し、へルムホルツ共
振周波数を備えた圧力発生室と、該圧力発生室を膨張、
収縮させる固有振動周期Taを備えた圧電振動子とから
なるインクジェット式記録ヘッドと、前記圧力発生室を
拡大させる第1の信号と、前記圧力発生室を膨張状態に
維持する第2の信号と、膨張状態にある前記圧力発生室
を収縮させて前記ノズル開口からインク滴を吐出させる
第3の信号とを出力するとともに、前記第2の信号の継
続時間Pwhを、前記記録ヘッドのヘルムホルツ共振周波
数が70〜100kHzの場合には、 0.7×Ta(n+1/2)≦Pwh≦1.3×Ta(n+
1/2) となるように、また前記記録ヘッドのヘルムホルツ共振
周波数が100kHz以上の場合には、 0.8×Ta(n+1/2)≦Pwh≦1.2×Ta(n+
1/2) (ただし、nは整数)に設定された駆動信号発生手段と
を備えるようにした。
【0009】
【作用】圧力発生室を膨張させる第1の信号が印加され
てから、この膨張による振動が駆動信号の印加されない
隣接の圧電振動子に伝搬したとしても、この振動の位相
に対して逆位相の関係となる振動を誘起させるタイミン
グで圧力発生室を収縮させてインク滴を吐出させるた
め、固定基板を介して伝搬する振動に起因するクロスト
ークが防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の詳細を図示
した実施例に基づいて説明する。図1は、本発明に使用
するインクジェット式記録ヘッドの一実施例を示すもの
であって、図中符号1はノズル開口2が穿設されたノズ
ルプレート、7は流路構成板、8は弾性板で、流路構成
板7の両面をノズルプレート1と弾性板8とで封止して
インク流路ユニット11が構成されている。
【0011】このインク流路ユニット11は、圧力発生
室3、共通のインク室4、及びこれらを接続するインク
供給口5を有し、後述する圧電振動子9に駆動信号が印
加されて、圧電振動子9が収縮した場合には共通のイン
ク室4からインク供給口5を介して圧力発生室3にイン
クを吸引し、また圧電振動子9が伸長した場合には圧力
発生室3を圧縮してインク滴を吐出させる。
【0012】9は、圧電振動子で、伸長方向に平行に圧
電材料と導電材料を交互に積層して構成され、充電状態
では導電層の積層方向と直角な方向に収縮し、また充電
状態から放電状態に移る時点で導電層と直角な方向に伸
長するいわゆる縦振動モードの振動子で、剛性の大きな
材料からなる固定基板10に一定ピッチで後端を固定さ
れて振動子ユニットに纏められている。
【0013】この振動子ユニットは、圧電振動子9の先
端を圧力発生室3を形成している弾性板8に当接させて
固定基板10の先端10aと側面10bとの2つの面を
フレーム12に固定されている。このように固定基板1
0をその複数の面10a、10bでフレーム12に固定
することにより、駆動信号が印加された圧電振動子の振
動が固定基板10を介して他の圧電振動子9に伝搬する
のを可及的に抑制してクロストークを防止することがで
きる。
【0014】ところで、このように構成されたインクジ
ェット式記録ヘッドは、圧力発生室3のインクの圧縮性
に起因する流体コンプライアンスをCi、また圧力発生
室3を形成している弾性板8、ノズルプレート1等の材
料自体の剛性コンプライアンスをCv、ノズル開口2の
イナータンスをMn、インク供給口5のイナータンスを
Msとすると、圧力発生室3のヘルムホルツ周波数FH
は、 FH=1/2π×√{(Mn+Ms)/(Ci+Cv)
(Mn×Ms)} により表すことができる。
【0015】なお、流体コンプライアンスCiは、圧力
発生室3の体積をV、インクの密度をρ、インク中での
音速をcとすると、 Ci=V/ρc2 により表すことができる。
【0016】さらに圧力発生室3の剛性コンプライアン
スCvは、圧力発生室3に単位圧力を印加したときの圧
力発生室3の静的な変形率に一致する。
【0017】具体例を挙げると、長さが0.5乃至2m
mで、幅0.1乃至0.2mm、深さ0.05乃至0.
3mmのサイズとして構成された圧力発生室3の場合、
ヘルムホルツ共振周波数FHは70kHz乃至200k
Hz程度となる。
【0018】図2は、上述したインクジェット式記録ヘ
ッドを駆動する駆動回路の一実施例を示すものであっ
て、図中符号20は、制御信号発生回路で、入力端子2
1、22と出力端子23、24、25を備え、端子2
1、22には印刷データを生成する外部装置からの印字
信号とタイミング信号が入力し、また出力端子23、2
4、25からシフトクロック信号、印字信号、及びラッ
チ信号が出力するように構成されている。
【0019】26は、駆動信号発生回路で、端子22か
ら入力した外部装置からのタイミング信号に基づいて圧
電振動子9、9、9‥‥を駆動する駆動信号を出力する
ものである。
【0020】F1、F1、F1‥‥は、それぞれラッチ
回路を構成するフリップフロップであり、またF2、F
2、F2‥‥はシフトレジスタを構成するフリップフロ
ップで、フリップフロップF2、F2、F2‥‥から各
圧電振動子9、9、9‥‥に対応して出力された印字信
号をフリップフロップF1、F1、F1‥‥でラッチ
し、オアゲート28、28、28‥‥を介して各スイッ
チングトランジスタ30、30、30‥‥に選択信号を
出力するように構成されている。
【0021】図3は、前述の制御信号発生回路20の一
実施例を示すものであって、図中符号31は、カウンタ
で、端子22から入力するタイミング信号(図5
(I))の立ち上がりで初期化され、発振回路33から
のクロック信号を駆動信号発生回路26の出力端子29
に接続されている圧電振動子9、9、9‥‥の数に一致
する値まで計数した時点でLOWレベルのキャリー信号
を出力して計数動作を停止するものである。このカウン
タ31のキャリー信号は、ANDゲートを介して発振回
路23からのクロック信号と論理積を取られて端子23
にシフトクロック信号を出力する。
【0022】また、符号34は、端子21から入力する
圧電素子9、9、9‥‥に一致するビット数の印字デー
タを記憶するメモリで、ANDゲートからの信号に同期
して内部に記憶している印字データを端子24に1ビッ
ト毎にシリアル出力する機能をも合わせ備えている。
【0023】この端子24からシリアル転送される印字
信号(図5(VII))は、次の印刷周期でスイッチング
トランジスタ30、30、30‥‥の選択信号となり、
印字信号の端子23から出力されたシフトクロック信号
(図5(VIII))により前述のシフトレジスタを構成し
ているフリップフロップF1、F1、F1、‥‥にラッ
チされる。なお、ラッチ信号は、前述のキャリー信号の
立ち下がりに同期してラッチ信号生成回路35から出力
され、その出力の時点は後述する駆動信号が中間電位V
Mを維持する期間である。
【0024】図4は、前述した駆動信号発生回路26の
一実施例を示すものであって、図中符号36は、タイミ
ング制御回路で、縦属接続された3つのワンショットマ
ルチバイブレータM1、M2、M3を有し、各ワンショッ
トマルチバイブレータM1、M2、M3にはそれぞれ第1
の充電時間(Pwc1)と第1のホールド時間(Pwh1)と
の和T1=(Pwc1+Pwh1)、放電時間(Pwd1)と第2
のホールド時間(Pwh2)との和T2=(Pwd1+Pwh
2)、及び第2の充電時間Pwc2を規定するためのパルス
幅PW1、PW2、PW3(図5(II)、(III)、(I
V))が設定されている。
【0025】各ワンショットマルチバイブレータM1、
M2、M3から出力するパルスは、その立ち上がり、立ち
下がりによりトランジスタQ2に充電を、トランジスタ
Q3に放電を、さらにトランジスタQ2に第2の充電を
実行させるようにこれらトランジスタをオン、オフ制御
する。
【0026】ところで、駆動信号が印加されて圧力発生
室2を膨張させた圧電振動子9の変位に起因する隣接す
る圧力発生室2の圧電振動子9の振動の大きさは、記録
ヘッドの構造等に大きく左右される。すなわち、圧力発
生室2が高い剛性を備えたヘルムホルツ共振周波数が1
00kHzを超える記録ヘッドでは、圧電振動子の変位
量に対する圧力発生室2内の単位時間当たりの圧力変化
量が高く、また比較的柔軟な構造として構成されたヘル
ムホルツ共振周波数が70〜100kHzの記録ヘッド
では、圧電振動子の変位量に対する圧力発生室2内の単
位時間当たりの圧力変化量が比較的低い。
【0027】このように、圧電振動子9の変位量に対す
る圧力発生室2内の単位時間当たりの圧力変化量が異な
るため、前者のヘルムホルツ共振周波数が100kHz
以上の記録ヘッドを駆動するに当たっては、圧力発生室
2を膨張状態に維持する第2の駆動信号の印加時間、つ
まりホールド時間Pwhが、駆動信号の印加されていない
圧電振動子の振幅が図7に示した第1許容レベルL1を
超えない時間領域(図中、左上がりのハッチングで示す
領域)、つまり0.8×Ta(n+1/2)≦Pwh≦
1.2×Ta(n+1/2)となるように設定されてい
る。
【0028】また、後者の記録ヘッドを駆動するに当た
っては、圧力発生室2を膨張状態に維持する第2の駆動
信号が、駆動振動の印加されていない圧電振動子の振幅
が図7に示した第2許容レベルL2を超えない時間領
域、つまり0.7×Ta(n+1/2)≦Pwh≦1.3
×Ta(n+1/2)となるように設定されている。な
お、ヘルムホルツ共振周波数が70kHz以下の場合に
あっては、単位時間当りの圧力変化量が小さくなるた
め、圧力発生室2を膨張状態に維持する第2の駆動信号
を上述のように設定する必要がないことは実験により確
認した。
【0029】次に、このように構成された装置の動作の
概略について説明する。外部装置からのタイミング信号
が端子22に入力すると、タイミング制御回路36を構
成するワンショットマルチバイブレータM1は、予めこ
れに設定されているパルス幅PW1(Pwc1+Pwh1)の
パルス信号(図5(II))を出力する。このパルス信号
によりトランジスタQ1がオンとなると、初期状態で既
に電位VMに充電されているコンデンサCがトランジス
タQ2と抵抗R1とにより定まる一定電流Ic1でもって充
電される。この充電によりコンデンサCの端子電圧が電
源電圧VHになると、充電動作が自動的に停止し、以
後、放電されるまでこの電圧VHが維持される。
【0030】次ぎにワンショットマルチバイブレータM
1のパルス幅PW1に相当する時間(Pwc1+Pwh1)=
T1が経過してワンショットマルチバイブレータM1が
反転すると、トランジスタQ1がオフとなり、またワン
ショットマルチバイブレータM2からパルス幅PW2のパ
ルス信号(図5(III))が出力してトランジスタQ3が
オンとなってコンデンサCを放電させる。この放電は、
トランジスタQ4と抵抗R3とにより定まる一定電流Id
でもってほぼ電圧VLに到達するまで継続して行なわれ
る。
【0031】ワンショットマルチバイブレータM2のパ
ルス幅PW2に相当する時間(Pwd1+Pwh2)が経過し
てワンショットマルチバイブレータM2が反転すると、
ワンショットマルチバイブレータM3からパルス幅PW3
のパルス信号(図5(IV))が出力してトランジスタQ
6がオンとなる。これによりコンデンサCは、一定電流
Ic2で再び充電され、ワンショットマルチバイブレータ
M3のパルス幅PW3に相当する時間(Pwc2)で決まる
中間電位VMに到達し、この電位VMで充電が終了し、以
後再びタイミング信号が入力するまでこの電圧が維持さ
れる。
【0032】このような充放電により、図5に示したよ
うにな中間電位VMから電圧VHに一定の勾配で上昇し、
この電圧VHを一定時間Pwh1を保持し、今度は一定の勾
配でVLまで降下し、この電圧VLを一定時間Pwh2を保
持し、さらに再び中間電位VMまで上昇する駆動信号が
発生する。
【0033】次ぎにこのように構成した装置の動作をイ
ンク滴の吐出動作と関連させて説明する。前述したよう
に制御信号発生回路20は、前の印刷周期の間にスイッ
チングトランジスタ30、30、30、‥‥の選択信号
を転送して、全ての圧電振動子9、9、9‥‥が中間電
位VMに充電されている期間にフリップフロップF1、
F1、F1‥‥にこの選択信号をラッチさせている。そ
の後、タイミング信号が入力し、図5(V)に示す駆動
信号が中間電位VMから電圧VHまで上昇して圧電振動子
9が充電される。
【0034】圧電振動子9は、この充電により一定速度
で収縮して圧力発生室3を膨張させる。この圧力発生室
3の膨張によりインク供給口5を介して共通のインク室
4のインクが圧力発生室3に流れ込み、同時にノズル開
口2のメニスカスが圧力発生室3側に引き込まれる。駆
動信号が電圧VHに到達した時点で、この電圧が時間Pw
h1保持される。そしてこの充電電圧VHが維持された状
態では、圧電振動子9は、自己の固有振動周期に基づい
て自由振動を開始する。この振動は固定基板10を介し
て隣接する他の圧電振動子9に伝搬し、駆動信号が印加
されていない圧電振動子9をも振動させることになる。
【0035】この時間Pwh1は、図7の斜線により示さ
れる領域、つまり(Ta/2、3/2Ta、5/2Ta‥
‥)の各時間点を中心に前後0.8乃至1.2の時間長
に設定されているから、この時点でワンショットマルチ
バイブレータM1が反転し、ワンショットマルチバイブ
レータM2から信号が出力し、圧力発生室3を収縮させ
るための第3の駆動信号がインク滴を吐出させるための
圧力発生室2の圧電振動子9に印加される。
【0036】したがって固定基板10を介して駆動信号
の印加されていない圧電振動子9に伝搬する振動の周期
がほぼ半周期ずれることになり、駆動信号の印加されて
いない圧電振動子9の振動振幅が小さくなり、駆動信号
が印加されていない圧電振動子のノズル開口からインク
滴が吐出することにはならない。
【0037】これにより、電圧VHに充電されていた圧
電振動子9、9、9、‥‥の充電電荷がダイオードDを
介して放電され、圧電振動子9は伸長して圧力発生室3
を収縮させる。この圧力発生室3の収縮によりインクが
加圧されてノズル開口2からインク滴として吐出する。
【0038】インク滴の吐出が終了すると、圧電振動子
9は、再び固有振動周期で自由振動を開始する。この自
由振動は固定基板10を介して隣接する駆動信号が印加
されていない圧電振動子9に伝搬する。駆動信号が印加
されていない圧電振動子9は、圧力発生室膨張時に生じ
た自由振動にさらに、駆動信号が印加された圧電振動子
9のインク滴吐出後の自由振動に起因する振動の伝搬を
受けて振動振幅が増幅される。しかしながら、この時点
では、駆動信号が印加されていない圧電振動子9の振動
振幅は、インク滴を吐出しない程度の振幅となる時点で
あるから、たとえ複数周期分の振動が継続してもノズル
開口からインク滴を吐出させることにはならない。
【0039】このようにインク滴を吐出させる圧電振動
子9の収縮、つまり圧力発生室2を膨張させた後の自由
振動に起因する、駆動信号が印加されない圧電振動子9
の振動の振幅が極小値となる時期は、圧電振動子9の固
有振動周期をTaとすると、図7に示したように圧電振
動子9の収縮が停止した時点から、 Ta/2、3Ta/2、‥‥、Ta(n+1/2) (ただし、nは整数)である。
【0040】そして圧力発生室2を膨張させた後の自由
振動に起因する、駆動信号が印加されない圧電振動子9
の振動によるインク滴が吐出しない振幅には、或程度の
幅があり、ヘルムホルツ共振周波数が70〜100kH
zの高い記録ヘッドでは、 0.8×Ta(n+1/2)乃至1.2×Ta(n+1/
2) の範囲が、また、ヘルムホルツ共振周波数が100kH
z以下の記録ヘッドでは、許容レベルが大きく 0.7×Ta(n+1/2)乃至1.3×Ta(n+1/
2) の範囲が有効であることが実験により確認された。
【0041】本発明においては、クロストークをより確
実に防止するために、前述の第2の信号の継続時間Pwh
に対する制限と同様に、第1の信号の継続時間Pwc、ま
たは第3の信号の継続時間Pwdを圧電振動子9の固有振
動Taとの関係で規定することにより、圧力発生室2の
膨張後の圧電振動子9の固有振動の振幅、または圧力発
生室2の収縮時の圧電振動子9の固有振動の振幅を制限
することができる。そして、これら駆動信号が印加され
た圧電振動子9の固有振動が固定基板10を伝搬して駆
動信号が印加されていない圧電振動子9が振動して圧力
発生室2からインク滴を吐出させる振動振幅は、前述し
たようにヘルムホルツ共振周波数に依存するから、圧力
発生室3にインクを吸引させる第1工程の第1の信号の
時間Pwcは、ヘルムホルツ共振周波数が100kHz以
上の記録ヘッドに対しては、 0.8×(n+1)×Ta≦Pwc≦1.2×(n+1)
×Ta (ただし、nは整数) に、またヘルムホルツ共振周波数が70〜100kHz
の記録ヘッドに対しては、 0.7×(n+1)×Ta≦Pwc≦1.3×(n+1)
×Ta (ただし、nは整数) となるように設定すればよいことが実験により確認され
た。
【0042】これにより、圧力発生室2の膨張操作に起
因する圧電振動子9の固有振動の伝搬による、駆動信号
を印加しない圧電振動子9の振動の振幅が、前述と同様
にインク滴吐出以下の時点でインク滴吐出時の圧電振動
子9の固有振動の伝搬による振幅の増幅度合を、インク
滴を吐出させない程度に抑えることができる。
【0043】また、圧力発生室3からインク滴を吐出さ
せる第3の信号の時間Pwdは、ヘルムホルツ共振周波数
が100kHz以上の記録ヘッドに対しては、 0.8×(n+1)×Ta≦Pwd≦1.2×(n+1)
×Ta (ただし、nは整数) に、またヘルムホルツ共振周波数が70〜100kHz
の記録ヘッドに対しては、 0.7×(n+1)×Ta≦Pwd≦1.3×(n+1)n
×Ta (ただし、nは整数) となるように設定すればよいことが実験により確認され
た。
【0044】これにより、圧力発生室2の収縮操作に起
因する圧電振動子9の固有振動の伝搬による、駆動信号
を印加しない圧電振動子9の振動の振幅が、前述と同様
にインク滴吐出以下の時点で圧力発生室膨張時の圧電振
動子9の固有振動により継続している振幅の増幅度合
を、インク滴を吐出させない程度に抑えることができ
る。
【0045】上述の駆動信号発生回路26におけるコン
デンサCの容量をC0、抵抗R1の抵抗値をRr1、抵抗
R2の抵抗値をRr2、抵抗R3の抵抗値をRr3、トラ
ンジスタQ2、Q4、Q7のベース−エミッタ間の電圧を
それぞれVbe2、Vbe4、Vbe7とすると、前述した充電
電流Ic1、放電電流Id、充電電流Ic2、及び充電時
間Pwc1、放電時間Pwd1、及び充電時間Pwc2は、それ
ぞれ Ic1=Vbe2/Rr1 Id=Vbe4/Rr3 Pwc=C0×(VH−VM)/Ic1 Pwd=C0×(VH−VL)/Id となるから、これら第1の信号、及び第3の信号の継続
時間は、中間電位VMや、抵抗R3により簡単に調整する
ことができる。
【0046】なお、上述の実施例においては中間電位V
Mを設定し、この中間電位VMから充電電圧VHまでの電
圧V1−V2だけ充電することにより、圧電振動子9の収
縮時の変位量を、膨張時の変位量よりも小さくして、圧
力発生室2の膨張操作に起因する圧電振動子9の固有振
動の振幅を抑えるようにしているが、中間電位VMを用
いること無く圧力発生室2を膨張させる駆動信号に適用
しても同様の作用を奏することは明らかである。
【0047】なお、上述の実施例においては、充電によ
り圧力発生室が膨張し、また放電により収縮する記録ヘ
ッドに例を採って説明したが、放電により圧力発生室が
膨張し、また充電により収縮する記録ヘッドに対しても
同様に適用できることは明らかである。
【0048】図9は、このような記録ヘッドの一実施例
を示すもので、図中符号40は第1の蓋板で、厚さ10
μm程度のジルコニアの薄板から構成され、その表面
に、後述する圧力発生室41に対向するように駆動電極
42が形成されている。この駆動電極42の表面にPZ
T等からなる圧電振動板43が形成されている。
【0049】圧力発生室41は、圧電振動板43のたわ
み振動を受けて収縮、膨張してノズル開口44からイン
ク滴を吐出し、またインク供給口45を介して共通のイ
ンク室46のインクを吸引する。
【0050】47は、スペーサで、圧力発生室41を形
成するのに適した厚さ、例えば150μmのジルコニア
(ZrO2)などのセラミックス板に通孔を穿設して構
成されていて、後述する第2の蓋体48と第1の蓋体4
0とにより両面を封止されて前述の圧力発生室41を形
成している。
【0051】48は、第2の蓋体で、やはりジルコニア
等のセラミック板に後述するインク供給口45と圧力発
生室41とを接続する連通孔49と、圧力発生室11の
インクをノズル開口44に向けて吐出するインク吐出口
50を穿設して構成され、スペーサ47の他面に固定さ
れている。
【0052】これら各部材40、47、48は、粘土状
のセラミックス材料を所定の形状に成形し、これを積層
して焼成することにより接着剤を使用することなくアク
チュエータユニット51に纏められている。
【0053】52は、インク供給口形成基板で、アクチ
ュエータユニット51の固定基板を兼ねるとともに、イ
ンクカートリッジとの接続部材も設けることができるよ
うに、耐インク性を備えた不錆鋼等の金属やセラミック
スにより構成されている。
【0054】このインク供給口形成基板52には、圧力
発生室41側の一端側に後述する共通のインク室46と
圧力発生室41とを接続するインク供給口45が設けら
れ、また圧力発生室41の他端側にはノズル開口44と
アクチュエータユニット51のインク吐出口50とを接
続する連通孔53が設けられている。
【0055】54は、共通のインク室形成基板で、共通
のインク室46を形成するに適した厚み、例えば150
μmのステンレス鋼などの耐蝕性を備えた板材に、共通
のインク室46の形状に対応する通孔と、ノズルプレー
ト55のノズル開口44とインク吐出口50とを接続す
る連通孔56を穿設して構成されている。
【0056】これらインク供給口形成基板52、共通の
インク室形成基板54、及びノズルプレート55は、そ
れぞれの間に熱溶着フィルムや接着剤等からなる接着層
S、Sにより流路ユニット57に纏められている。
【0057】この流路ユニット57のインク供給口形成
基板52の表面に、接着剤によりアクチュエータユニッ
ト51を固定することにより記録ヘッドが構成されてい
る。
【0058】このような構成により、圧電振動子43が
予め所定電位に充電されて収縮している状態で、放電が
行なわれると圧力発生室41が膨張して、共通のインク
室46のインクがインク供給口45を経由して圧力発生
室41に流れ込む。所定時間の間、つまり駆動信号が印
加されていない隣接の圧電振動子がメニスカスを圧力発
生室41に引き込む側に変位するまで放電電位を保持し
た後、圧電振動子43を充電する。
【0059】このような圧力発生室の膨張、収縮の過程
が終了した時点で圧電振動子43に生じる固有振動は、
前述と同様に駆動信号が印加されていない圧電振動子4
3に伝搬するから、意図しないインク滴が吐出するおそ
れがあるが、上述した実施例と同様に圧力発生室41の
膨張過程の時間、膨張状態を保持する時間、または収縮
過程の時間を調整することにより、駆動信号が印加され
ない圧力発生室からのインク滴の吐出を防止することが
できる。
【0060】また、上述の実施例においては各信号の出
力時点をワンショットマルチバイブレータにより制御し
ているが、マイクロコンピュータ等他のタイミング制御
手段を使用できることは明らかである。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
ノズル開口、及びインク供給口を介して共通のインク室
に連通し、へルムホルツ共振周波数を備えた圧力発生室
と、圧力発生室を膨張、収縮させる固有振動周期Taを
備えた圧電振動子とからなるインクジェット式記録ヘッ
ドと、圧力発生室を拡大させる第1の信号、圧力発生室
を膨張状態に維持する第2の信号、及び膨張状態にある
圧力発生室を収縮させてノズル開口からインク滴を吐出
させる第3の信号とを出力するとともに、第2の信号の
継続時間Pwhを、記録ヘッドのヘルムホルツ共振周波数
が70〜100kHzの場合には、0.7×Ta(n+
1/2)≦Pwh≦1.3×Ta(n+1/2)となるよ
うに、また記録ヘッドのヘルムホルツ共振周波数が10
0kHz以上の場合には、0.8×Ta(n+1/2)
≦Pwh≦1.2×Ta(n+1/2)(ただし、nは整
数)に設定された駆動信号発生手段とを備えたので、圧
力発生室を膨張させる第1の信号が印加されてから、こ
の膨張による振動が駆動信号の印加されない隣接の圧電
振動子に伝搬したとしても、この振動の位相に対して逆
位相の関係となる振動を誘起させるタイミングで圧力発
生室を収縮させてインク滴を吐出させることができて、
固定基板を介して伝搬する振動に起因するクロストーク
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置に使用するイ
ンクジェット式記録ヘッドの一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明のインクジェット式記録装置の一実施例
を示すブロック図である。
【図3】同上装置における制御信号発生回路の一実施例
を示すブロック図である。
【図4】同上装置における駆動信号発生回路の一実施例
を示す回路図である。
【図5】図(I)乃至(VIII)はぞれぞれ同上装置の動
作を示す波形図である。
【図6】駆動信号を規定する各パラメータを示す図であ
る。
【図7】クロストークを生じさせないための第2の信号
の継続時間を示す図である。
【図8】図(I)乃至(IV)は、それぞれ駆動信号を示
す波形図、隣接する圧電振動子に第1の信号だけを印加
した場合の駆動信号が印加されていない圧電振動子の振
動を示す波形図、隣接する圧電振動子に第3の信号だけ
を印加した場合の駆動信号が印加されていない圧電振動
子の振動を示す波形図、及び隣接する圧電振動子に駆動
信号を印加した場合の駆動信号が印加されていない圧電
振動子の振動を示す波形図である。
【図9】本発明が適用可能な記録ヘッドの他の実施例を
示す図である。
【図10】圧電振動子の一例を示す図である。
【図11】図(I)乃至(III)は、それぞれ駆動信号の
一例を示す波形図、駆動信号が印加された圧電振動子の
変位を示す線図、及び駆動信号が印加されていない圧電
振動子の振動を拡大して示す線図である。
【符号の説明】
1 ノズルプレート 2 ノズル開口 3 圧力発生室 8 弾性板 9 圧電振動子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口、及びインク供給口を介して
    共通のインク室に連通し、へルムホルツ共振周波数を備
    えた圧力発生室と、該圧力発生室を膨張、収縮させる固
    有振動周期Taを備えた圧電振動子とからなるインクジ
    ェット式記録ヘッドと、 前記圧力発生室を拡大させる第1の信号と、前記圧力発
    生室を膨張状態に維持する第2の信号と、膨張状態にあ
    る前記圧力発生室を収縮させて前記ノズル開口からイン
    ク滴を吐出させる第3の信号とを出力するとともに、 前記第2の信号の継続時間Pwhを、前記記録ヘッドのヘ
    ルムホルツ共振周波数が70〜100kHzの場合に
    は、 0.7×Ta(n+1/2)≦Pwh≦1.3×Ta(n+
    1/2) となるように、また前記記録ヘッドのヘルムホルツ共振
    周波数が100kHz以上の場合には、 0.8×Ta(n+1/2)≦Pwh≦1.2×Ta(n+
    1/2) (ただし、nは整数)に設定された駆動信号発生手段と
    を備えたインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動信号発生手段が、第1の信号の
    継続時間Pwcを、 前記第1の信号の継続時間Pwcを、前記記録ヘッドのヘ
    ルムホルツ共振周波数が70〜100kHzの場合に
    は、 0.7×Ta(n+1)≦Pwc≦1.3×Ta(n+1) となるように、また前記記録ヘッドのヘルムホルツ共振
    周波数が100kHz以上の場合には、 0.8×Ta(n+1)≦Pwc≦1.2×Ta(n+1) (ただし、nは整数)に設定された駆動信号発生手段と
    を備えたインクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記第3の信号の継続時間Pwhを、前記
    記録ヘッドのヘルムホルツ共振周波数が70〜100k
    Hzの場合には、 0.7×Ta(n+1)≦Pwd≦1.3×Ta(n+1) となるように、また前記記録ヘッドのヘルムホルツ共振
    周波数が100kHz以上の場合には、 0.8×Ta(n+1)≦Pwd≦1.2×Ta(n+1) (ただし、nは整数)に設定された駆動信号発生手段と
    を備えたインクジェット式記録装置。
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