JP3256028B2 - 液体噴射記録ヘッドの駆動方法 - Google Patents

液体噴射記録ヘッドの駆動方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、液体噴射記録ヘッドの駆動方法
に関し、より詳細には、液体噴射記録ヘッドを信号パル
スで駆動したときヘッド流路内に発生する残留圧力波を
低減するパルスを印加する液体噴射記録ヘッドの駆動方
法に関する。
【0002】
【従来技術】インクジェット記録装置は、極めて低騒音
で高速印字が可能で安価な普通記録紙を用いることがで
きる特徴を備えているが、特に、圧電素子を具備した液
体噴射記録ヘッドに電気信号を印加することにより生ず
る圧電変位を利用してインク流路内に圧力波を形成し、
該インク流路に連通したノズルよりインク滴を吐出する
オンデマンド型インクジェット記録装置は簡易小型な記
録装置である。
【0003】しかし、圧電素子に電気信号を印加してイ
ンク流路に急速な容積変化を与えた場合のインク流路内
で発生する圧力波の挙動はインク液滴の噴射に大きい影
響を及ぼす。すなわち、ノズルを有するインク流路と該
インク流路に連通しインクを供給する液室とからなる空
間を音響室とみて圧電素子等の電気機械変換手段により
前記インク流路に体積変化を与えた場合、発生する圧力
波は前記音響室内で反射干渉を繰返す圧力振動を発生
し、インク流路内に残留振動を与える。この圧力振動は
インク液滴の噴射速度に影響を与え、インク滴の噴射を
乱し画像品質を低下したり、高速なインク滴噴射を不可
能とするため、高速な画像処理を不可能にするという問
題があった。
【0004】特公昭59−8230号公報による「イン
ク噴射ヘッドのノズル内のインクの逆流を抑制する装
置」には、ヘッドにパルス信号を印加してインク流路の
体積を減少するように駆動し圧力波によりインクを吐出
したとき、吐出直後、ノズル内に負圧が発生してインク
をノズル内部方向に引き戻し、ヘッド内に外気を混入
し、更には、負圧により液滴間で速度差を生じて記録を
悪化させる。これを防ぐためパルス信号の立下げ後所定
時間後に第2の圧力パルスを印加して吸引段階での流路
内に外気が混入するのを抑制することが開示されてい
る。
【0005】また、特開昭57−66976号公報によ
る「インクジェット記録装置」には、、パルス信号の立
ち下げから、圧力波周期時間だけ遅れて第二パルスを印
加してインク滴噴射後にインク室内に生じる圧力波を抑
制することが開示されている。
【0006】更には、特開平4−156333号公報に
よる「インクジェットヘッドの駆動方法」には、パルス
信号の立ち下げ時定数を、立ち上げ時定数より長くする
ことにより残留圧力波を低減させることが開示されてい
る。
【0007】しかし、上記特公昭59−8230号公
報、特開昭57−66976号公報に記載されている発
明は、第一のパルス立ち下げから所定時間後、もしくは
パルス印加によって流路内に発生した圧力波の周期分に
あたる時間後に第二のパルスを印加するようにしてお
り、第一のパルス印加後、第二のパルスを印加するまで
の間に所定の時間をあけているため、発生した圧力波に
よりインク流路内は正圧・負圧の状態を繰り返すことに
なる。第一のパルス立ち下げから周期分の時間をあけれ
ば、インク流路内の圧力変化により、ノズル内のメニス
カス状態が不安定になり、滴噴射に悪影響を及ぼすこと
が予測される。また、メニスカスの乱れは、外部から気
泡を引き込む恐れもある。さらに、第一パルスと第二の
パルスの間で間隔をあけることは、一回の駆動にかかる
時間が長くなり、高周波駆動(印字スピードの高速化)
という面で不利である。
【0008】また、特開平4−156333号公報に記
載の発明は、パルス立ち下げの時定数を立ち上げよりも
長くすることで残留圧力波を低減させるものであるが、
印加パルスの立ち上げ時定数に対して立ち下げ時定数を
変えることは、回路コストが高くなり、小型化の点でも
不利である。
【0009】
【目的】本発明は、上述のごとき問題点に鑑みてなされ
たもので、パルス信号を印加した直後に複数パルスを印
加して残留圧力波を低減し、液滴噴射の周波数応答性を
向上し、高画像品質とし、低コストで高速印字が可能な
インクジェット記録装置とするための液体噴射記録ヘッ
ドの駆動方法を提供することを目的とするものである。
【0010】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
流路の長手方向に対し互いに間隔をあけて配設された複
数の平行流路と、該平行流路の各々に接続されて液滴を
噴射するノズルと、前記平行流路に給液する接続手段
と、前記平行流路の長手方向に垂直な方向に変位を与え
て該流路の容積を可変とする圧電素子とからなり、選択
された流路に対して、流路容積を減少させる向きに圧電
素子を変位させるパルス信号を印加することで、該流路
に対するノズルから液滴を噴射させる液体噴射記録ヘッ
ドの駆動方法において、パルス(第一パルス)信号の印
加直後に、この第一パルスの電圧値と同じ電圧値でパル
ス幅が前記第一パルスの立ち上げ時定数より小さい複数
のパルス(第二パルス)を印加すること、更には、
(2)前記(1)において、流路内を伝播する残留圧力
波の周期をTとしたとき、前記複数の第二パルスの印加
時期を前記第一パルスの立ち下げから周期T以内とした
ことを特徴としたものである。以下、本発明の実施例に
基づいて説明する。まず、本発明を適用する流体噴射記
録ヘッドを説明する。
【0011】図1(a),(b)は、本発明が適用され
る液体噴射記録ヘッド(以後、単にヘッドと呼ぶ)の一
例を説明するための構成図で、図(a)は断面図、図
(b)は図(a)のA−A線矢視拡大図で、図中、1は
基板、2は圧電素子、2aは非駆動圧電素子、2bは駆
動圧電素子、3は流路板、3aはインク流路、3bは壁
部、4は共通液室構成部材、4aは共通液室、5はイン
ク供給パイプ、6はノズルプレート、6aはノズル、7
は駆動用回路プリント板(PBC)、8はリード線、9
は駆動電極、10は溝、11は保護板、12は流体抵
抗、13,14は内部電極、15は上部隔壁である。
【0012】集積化されたヘッドにおいて、内部電極1
3,14を有する積層された圧電素子2は、流路3aに
対応して、該流路3a方向に溝加工が施され、溝10、
駆動圧電素子2b、非駆動圧電素子2aに区分される。
溝10には充填剤10aが封入されている。溝加工が施
された圧電素子2には上部隔壁15を介して流路板3が
接合される。すなわち、前記上部隔壁15は、非駆動圧
電素子2aと隣接する流路を隔てる壁部3bとで支持さ
れる。駆動圧電素子2aの幅は流路3aの幅よりも僅か
に狭く、駆動用回路プリント板(PCB)上の駆動回路
により選択された駆動圧電素子2bにパルス信号電圧を
印加すると、該駆動圧電素子2bは厚み方向に変位し、
上部隔壁15を介して流路3aの容積が変化し、同時に
流路3a内に圧力波が発生し、ノズル板6のノズル6a
よりインクの液滴を噴射する。
【0013】液滴を噴射した流路3a内には残留圧力波
が発生し、上述のような画質低下をもたらす。本発明
は、パルス信号を印加して生じた残留圧力波に対して、
複数のパルスを印加して残留圧力波を除去するものであ
る。次に、本発明の原理となる残留圧力波について説明
する。
【0014】図2(a)〜(c)は、信号パルスと残留
圧力波の波形図である。図2(a)に示したように、時
間t0に流路3aの容積を減少させる向きにパルス幅P
wのパルス信号を圧電素子2に印加し該圧電素子2を変
形させたとき、図2(b)に示すようにパルス信号立ち
上げAによって(+)P方向の正の圧力が発生し、発生
した圧力は、流路3aの両端に伝播し、2L/C(L:
流路長さ、C:音速)の周期(T)で流路内に圧力変化
波を起こし圧力波Aaが発生する。この圧力波Aaは、
圧電素子2の内部摩擦や充填剤1aとの間で生ずる外部
摩擦等により徐々に減少し減衰振動となる。次に、図2
(a)の時間t1でのパルス信号の立ち下げBでは流路
3aの容積を増加させ、図2(b)に示すように流路3
a内には(−)P方向負の圧力が発生する。負の圧力
は、液滴を形成し噴射させるとともに、正の圧力同様2
L/Cの周期(T)で流路3a内に伝播し、減衰する圧
力波Bbを生ずる。
【0015】図3(a),(b)は、流路内の圧力波の
合成波形を示す図で、パルス信号の立ち上げAで発生し
た圧力波Aaと、立ち下げBで発生した圧力波Bbに
は、重ねあわせが成り立つ。圧力波Aaの位相に対し、
どのタイミングで圧力波Bbを発生させるかによって、
重ねあわせによって生じた圧力波Ccの振幅は違ってく
る。図3(a)は圧力波が同相の場合のもので、立ち上
げAでの圧力波Aaと立ち下げBでの圧力波Bbの山位
相どうし又は谷位相どうしを重ねた場合、振幅は重畳さ
れ、振幅は大きくなり残留圧力波Ccは強まる。逆に、
立ち上げAでの圧力波Aaと、立ち下げBでの圧力波B
bを山位相と谷位相で重ねあわせると、互いの振幅を打
ち消しあうように作用し、図3(b)に示すように残留
圧力波Ccの振幅は小さくなり低減効果がある。
【0016】前述のように圧力波Aa,Bbは減衰波で
あり、振幅は時間と共に減衰していく。従って、印加す
るパルス信号のパルス幅が大きくなると、立ち下げBで
の圧力波Bbの振幅に比べ、立ち上げAでの圧力波Aa
の振幅は減衰により小さくなってしまい、第一パルスの
みパルス幅を調整するという方法では、重ねあわせによ
る残留振動の低減効果は小さくなる。これに対して、従
来技術では、図4に示すように第一パルス印加後に第二
パルスを印加したり、図5に示すように第一パルスの立
ち上げ時定数tdよりも立ち下げ時定数tfを大きくす
る等の残留振動低減を図った。
【0017】図4は、従来の残留振動低減法を説明する
ための図で、第一パルス(パルス信号)P1の立ち下げ
Bの後に生ずる負の圧力に基づく圧力波Bbの周期のタ
イミングを利用して、該圧力波Bbの負の圧力を打ち消
す程度の正の圧力波Aaを発生する第二パルスP2を印
加して重ね合わせにより生ずる圧力波の振幅を低減させ
ている。
【0018】図5は、従来の他の残留振動低減法を説明
するための図で、パルス信号Pの立ち上げ時定数trよ
り立ち下げ時定数tfを大きくしたもので、図示のよう
に圧力波Bbは立ち下げ時定数tfの大きさによって振
幅に多きな差が生ずることが見られる。これは、立ち下
げ時定数tfを変えることで発生する負の圧力に差があ
ることを示しており、立ち下げ時定数tfを短くした場
合は振幅は大きく、長くした場合は振幅が小さくなるこ
とが確認されている。これは圧電素子を同じ量変位させ
る場合、変位にかかる時間が短いほど、流路内に発生す
る圧力波は大きくなるためである。このように立ち下げ
時定数tfを変えて残留圧力波を低減させることも可能
である。
【0019】図4に示した従来の残留振動低減法では第
一パルスP1の立ち下げ後に一定時間を置くことによっ
て流路3a内に圧力変化がおこり、外部からノズル内に
気泡を引き込んだり、液滴噴射が不安定になることが予
想される。また、図5に示した従来の残留振動低減法で
はパルス信号の立ち上げ時定数tr、立ち下げ時定数t
fを変えるために駆動回路に圧電素子の静電容量を充・
放電する切り替え可能な抵抗を付加することが必要で低
コスト、小型化に対して非常に不利である。
【0020】本発明では、残留振動低減のためにパルス
信号の立ち上げ時定数trと、立ち下げ時定数tfとを
等しくし、パルス信号の立ち下げ直後に複数のパルスを
印加することにより圧電素子を段階を経て変化させる駆
動方法をとるものである。この駆動方法によると、上述
した従来の残留振動低減法によるパルス信号の立ち上げ
時定数trよりも立ち下げ時定数tfを大きくした駆動
方法と等しい残留振動低減率が得られた。また、本発明
では、パルス信号の立ち下げ後、少くとも残留圧力波の
一周期分にあたる時間T以内に複数のパルスを印加する
ことで、流路3a内で圧力変化することを防ぐことがで
き、外部からの気泡の引込みや、液面状態が不安定にな
ることを改善できた。
【0021】図6(a),(b)は、本発明による更に
他の実施例を説明するためのパルス波形であり、図6
(a)は、入力パルス信号波形、図6(b)は、図6
(a)に対応した圧電素子駆動波形を示す。圧電素子2
を駆動するための図6(a)に示したパルス信号Pwi
(i=2,3,…,n)は波高値が等しいパルス信号で
ある第一パルスPw1の立ち下げ後、一周期Tの期間内
に入力される第二パルスPw2以下Pw3,Pw4,…の
複数のパルスを含むもので第二パルスPw2を含み、こ
れ以後に印加されるパルスのパルス幅を第一パルス信号
Pw1に対応する駆動パルスの立ち上げ時定数trより
も短く選んである。
【0022】図6(b)の駆動パルスの立ち上げ時定数
trおよび立ち下げ時定数tfは、前述の如く充放電抵
抗Rabと圧電素子2の静電容量Cpとの積により定め
られるので、充放電抵抗Rabを等しく選ぶことにより
立ち上げ、立ち下げ時定数tr,tfを等しくできる。
この結果、第二パルスPw2以下Pw3,Pw4に対応す
る第2駆動パルスDw2以降の駆動パルス波形Dw3…は
残留圧力波の低減に従って低減した波高値となる。
【0023】図7は、本発明に係る液体噴射記録ヘッド
の駆動回路のブロック図で、64チャンネルの圧電素子
ヘッドPZT(cp)を駆動する場合のものである。6
4ビットのシフトレジスタ20は、クロックCLKおよ
びDATを入力し、所定の位相差をもってシフトされる
パルスを出力して64ビットのラッチ回路21にラッチ
され、ラッチ信号をアンド回路22の一方の入力信号と
する。各々のチャンネルに対応する画像信号ENA1,
…ENA2…,ENA64は、アンド回路22の他の入
力端子に入力する。アンド回路22の出力は、画像信号
に従ったパルス信号となるもので、インバータ回路23
および電源電圧Vpを印加したブースタ出力回路を有す
る駆動回路Dr1,Dr2,…Dr64により抵抗Rabを
介して各々圧電素子Cp1,Cp2,…Cp4を駆動す
る。
【0024】ここで、各チャンネルの圧電素子は、電源
電圧Vpまで充電されるが、前述のごとくその立ち上げ
時定数trは、各チャンネルの圧電素子の静電容量Cp
×充電抵抗Rabで決まり、充電抵抗と放電抵抗が共通
Rabの場合、立ち上げ時定数tfは立ち上げ時定数t
rにほぼ等しい時間となる。
【0025】図8(a),(b)は、本発明による図7
の駆動回路を用いた液体噴射ノズル駆動方法の実施例を
示すパルス波形であり、図8(a)は入力パルス波形、
図8(b)は駆動パルス波形である。
【0026】図1に示したヘッド構造において入力パル
スは、図8(a)に図示したように第一パルスPw1
パルス幅33μs、第二パルスPw2のパルス幅2μ
s、立ち上げ・立ち下げ時定数は共に4μsで第一パル
ス立ち上げから、第二パルス立ち上げまでディレイ時間
38μs、駆動電圧35Vとし、駆動したところ駆動波
形は図8(b)のものとなり、ヘッド内の残留圧力波が
低減され、このため駆動周波数による滴速度変動がな
く、10kHzまで周波数応答性が向上した。
【0027】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、以下に示す効果がある。 (1)第一パルスの立ち下げ直後に複数のパルスを印加
することで、第一パルスの立ち上げ及び立ち下げで発生
した圧力波の重ねあわせである残留圧力波を低減でき、
滴噴射の周波数応答性が向上し、高画像品質・高速印字
が実現できる。 (2)第一パルスの立ち下げ直後に立ち上げ時定数tr
>パルス幅Pwもしくは立ち上げ時定数tr=立ち下げ
時定数tfとなるような複数のパルスを印加し、段階を
経て圧電素子を変位させることにより時定数を変えずに
残留圧力波を低減でき、滴噴射の周波数応答性が向上
し、高画像品質・高速印字が実現できる。また、立ち上
げ時定数trと立ち下げ時定数tfとを等しくtr=t
fとすることで駆動回路の低コスト・小型化がはかれ
る。 (3第一パルス立ち下げ後、少なくとも残留圧力波の
一周期分にあたる時間以内に複数のパルスを印加するこ
とで流路内の圧力変化が防げ、安定した滴噴射が得られ
高画像品質・高速印字が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液体噴射記録ヘッドを説明する
ための構成図である。
【図2】 信号パルスと残留圧力波との関係を示すタイ
ムチャートである。
【図3】 流路内の圧力波の合成波形を示す図である。
【図4】 従来の残留振動低減法を説明するための図で
ある。
【図5】 従来の他の残留振動低減法を説明させるため
の図である。
【図6】 本発明による更に他の実施例を説明するため
のパルス波形である。
【図7】 本発明に係る液体噴射記録ヘッドの駆動回路
のブロック図である。
【図8】 本発明による図7の駆動回路を用いた液体噴
射ノズル駆動方法の実施例を示すパルス波形である。
【符号の説明】
1…基板、2…圧電素子、2a…非駆動圧電素子、2b
…駆動圧電素子、3…流路板、3a…インク流路、3b
…壁部、4…共通液室構成部材、4a…共通液室、5…
インク供給パイプ、6…ノズルプレート、6a…ノズ
ル、8…リード線、9…駆動電極、10…溝、11…保
護板、12…流体抵抗、13,14…内部電極、15…
上部隔壁、20…シフトレジスタ、21…ラッチ回路、
22…アンド回路、23…インバータ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/045 B41J 2/055

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路の長手方向に対し互いに間隔をあけ
    て配設された複数の平行流路と、該平行流路の各々に接
    続されて液滴を噴射するノズルと、前記平行流路に給液
    する接続手段と、前記平行流路の長手方向に垂直な方向
    に変位を与えて該流路の容積を可変とする圧電素子とか
    らなり、選択された流路に対して、流路容積を減少させ
    る向きに圧電素子を変位させるパルス信号を印加するこ
    とで、該流路に対するノズルから液滴を噴射させる液体
    噴射記録ヘッドの駆動方法において、パルス(第一パル
    ス)信号の印加直後に、この第一パルスの電圧値と同じ
    電圧値でパルス幅が第一パルスの立ち上げ時定数より小
    さい複数のパルス(第二パルス)を印加することを特徴
    とする液体噴射記録ヘッドの駆動方法。
  2. 【請求項2】 流路内を伝播する残留圧力波の周期をT
    としたとき、前記複数の第二パルスの印加時期を前記第
    一パルスの立ち下げから周期T以内としたことを特徴と
    する請求項1に記載の液体噴射記録ヘッドの駆動方法。
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