JPH10144083A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH10144083A
JPH10144083A JP8291869A JP29186996A JPH10144083A JP H10144083 A JPH10144083 A JP H10144083A JP 8291869 A JP8291869 A JP 8291869A JP 29186996 A JP29186996 A JP 29186996A JP H10144083 A JPH10144083 A JP H10144083A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センスアンプの増幅効果を増大させ、センス
アンプを構成するトランジスタ間のアンバランスに対し
て強い回路動作を示すようにする。 【解決手段】 デジット線B、BBはpMOS・M1、
M2のソースに接続される。pMOS・M1、M2のド
レインS、SBは、MOS・M4とM6からなるCMO
Sインバータと、MOS・M3とM5からなるCMOS
インバータにそれぞれゲート入力され、同時に出力がド
レインS、SBに接続されている。nMOS・M5、M
6の共通ソース端子とGND間にはnMOS・M7が接
続され、ゲートに制御信号SE1が入力され、pMOS
・M1、M2のゲートとM3、M4の共通ソース端子に
は制御信号SE2が入力される。制御信号SE1をハイ
にしてnMOS・M7をオンし、信号線S、SB間の電
位差が十分に広がり、ロウ側の電圧がpMOSのしきい
値電圧よりも十分低くなった時点で制御信号SE2をハ
イにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小振幅電圧信号を増
幅する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置に使用されるセンスアンプ回
路はその目的により多様に存在しているが、ここでは高
速性を重視するセンスアンプとしてスタティックランダ
ムアクセスメモリ(SRAM)の例を示す。SRAMの
センスアンプ回路でも入力の振幅に応じて出力を定常的
に増幅して発生させるスタティック型と、入力振幅から
のアンプ動作に出力電圧変化をフィードバックしていく
ラッチ型がある。
【0003】具体的な従来回路例を図を用いて説明す
る。まず、図10にスタティック型の第1の従来例を示
す。複数のワード線およびデジット線対のマトリックス
の交点にメモリセルが配置され、これら複数のデジット
線の中から選択した信号のみをバス線B、BBに伝達す
るスイッチ回路がデジット線対毎に設けられている。こ
のバス線B、BBの信号が第1センスアンプ1stSA
に入力され、その出力C、CBが第2センスアンプ2n
dSAに入力され、その出力S、SBがセンスアンプ出
力となる。センスアンプ1stSAには、バス線B、B
Bをゲート入力としソース端子が共通の差動アンプ接続
のn型MOSトランジスタ(nMOS)M101、M1
02が存在し、それぞれのドレイン端子がC、CBにな
る。このnMOS・M101、M102の各ドレインに
はオン状態のp型MOSトランジスタ(pMOS)M1
04、M105が最高電源電位(VCC)との間に設け
られ、nMOS・M101、M102の共通ソース端子
と最低電源電圧(GND)間にはnMOS・M103が
接続され、このゲートに差動アンプを活性化する信号S
E1が入る。センスアンプ2ndSAは、ドレイン端子
C、CBを入力としたセンスアンプであるが、その形式
は様々でセンスアンプ1stSAと同様な差動アンプ形
式、カレントミラー型などであり、更に、それらを複数
段接続したものなどで構成される。このセンスアンプ2
ndSAを活性化する信号はSE2であり、このアンプ
で増幅された信号が出力バッファ回路(不図示)に接続
され、読み出しデータとして出力される。
【0004】次に、この回路の動作を説明する。選択さ
れたメモリセルは、デジット線対のどちらか一方から電
流を引くため、この電流による放電で片方のデジット線
の電位が降下し、対をなす線間に電位差が生じる。これ
がデコード信号により選択されたスイッチ素子を介して
バス線B、BBに伝わる。デジット線の電位の振幅がそ
のままバス線B、BBに伝達されるが、電位差が開く時
の長い時定数は容量の大きなデジット線が支配してい
る。このバス線B、BB間のゆっくりとした電位の開き
は、センスアンプ1stSAのnMOS・M101、M
102のゲートに入り、バス線B、BBの電位差が十分
に開いた時点でこの差動アンプ1stSAを信号SE1
によりオンさせる。対を成すトランジスタM101、M
102の能力のばらつきを考慮しても安定動作させるた
めに約100mVの電位差は必要である。nMOS・M
101、M102のゲート電圧差だけトランジスタ能
力、つまりドレイン電流に差が生じるので負荷であるp
MOS・M104、M105による電圧降下に差が生じ
る。この差電位が信号C、CBの電圧増幅量になる。セ
ンスアンプ1stSAはnMOS・M101、102の
どちらか一方を完全にオフにする状態にはならない(バ
ス線B、BBの信号が大振幅になるとロウ側nMOSは
オフするが、この時点まで信号SE1を遅らせると読み
出し速度が大幅に遅れてしまう)ので、信号C、CBは
0.2〜1Vほどまでの増幅にとどまる。センスアンプ
2ndSA以降で、更に信号を増幅し電源電位に近い振
幅(CMOSレベル)になり、出力されるのがS、SB
である。センスアンプ2ndSAが動作するのに十分な
振幅まで出力C、CBの電圧差が開くのを待って信号S
E2でこのアンプを活性化させても、信号SE1と同時
にオンさせてもかまわない。
【0005】次に、第2の従来例であるラッチ型を図1
1を用いて説明する。第1の従来例と同様に読み出され
たバス信号B、BBは、2つのインバータを形成するp
MOS・M111、nMOS・M113およびpMOS
・M112、nMOS・M114の入力にそれぞれ接続
され、インバータの出力はそれぞれ逆のバス線BB、B
に接続される。このインバータを形成するnMOS・M
113、114の共通ソースとGND間にはnMOS・
M116が、pMOS・M111、M112の共通ソー
スとVCC間にはpMOS・M115が挿入されてお
り、ゲートにはセンスアンプ活性化信号SEとインバー
タ1NVを通過したその反転信号がそれぞれ入力され
る。また、センスアンプが非活性化時にバス線B、BB
を同電位にプリチャージするためのpMOS・M11
7、M118がバス線B、BBとVCC間に存在し、バ
ス線B、BB間にはpMOS・M119が挿入され、こ
れらのゲートにはプリチャージ信号PBが接続されてい
る。バス線B、BBは入力信号だが、センスアンプが活
性化したときはそのまま出力信号S、SBにもなってい
る。
【0006】動作について説明する。第1の従来例と同
様にワード線が選択されてデジット線間に電位差が発生
し始めると、このバス線B、BBに電位差が現れるが、
この直前にプリチャージ信号PBをハイにしてpMOS
・M117〜119をオフにする。これら3個のpMO
S・M117〜119は、バス線B、BBを同電位にす
るイコライズ動作とVCC電位に固定しておくプリチャ
ージ動作を行っているので、これが切れる前の状態でバ
ス線B、BBを完全にリセットしておく必要がある。前
の読み出しデータによるオフセット電位が残っている
と、これから読みだそうとする信号に対するセンスアン
プの動作マージンを減少させることになるからである。
バス線B、BBの信号がセンスアンプ動作可能なほど開
いた時点(100mV程度)で、センスアンプ活性化信
号SEをハイにしpMOS・M115、nMOS・M1
16をオンさせることで、M111、M113によるC
MOSインバータとM112、M114によるCMOS
インバータがオンしてフリップフロップ動作することに
なる。これらインバータは、入力電位がVCC付近で高
いためにpMOS・M111、M112はオンしない
が、それぞれのnMOS・M113、M114はオンし
ているためゲート電圧の電位差がM113とM114の
オン能力に差を生じさせ、バス線B、BBの内でハイ側
から少ない電流をロウ側から大きな電流を引くようにな
る。バス線B、BBの電位は降下しながら電位差を広げ
るようになり、pMOS・M111,M112がオンで
きる程度まで下がるとpMOS・M111,M112に
よるフィードバックがかかるようになり、ハイ側のバス
線はVCCまで引き上げられるので、最終的には論理動
作が可能な出力レベルである出力S、SBとして使える
電位になる。増幅動作の最初のデータはバス線B、BB
の電位差だが、それに引き続き増幅し続ける動作は、セ
ンスアンプ自身が出力信号を入力にフィードバックする
ため、つまりラッチ動作を起こしているからである。
【0007】第1の従来例と第2の従来例を組み合わせ
た例も存在しており、製品設計に合わせて最適化を行っ
ている。また、これらの回路例は、例えば特開平6−8
4376(この発明ではセンスアンプをオンさせるタイ
ミングの最適化のための回路方式に注目しているが、セ
ンスアンプ自体の基本構成を対象とする)や、IEEE
Journal of Solid−State C
ircuits,Vol.24,No.5,Oct.,
1989,P1219〜1224に記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例の回路
において、センスアンプを活性化させ、正しいデータを
高速に出力させるには、差動アンプを構成するペアのト
ランジスタ間で存在する特性ばらつき量(アンバラン
ス)が問題となる。
【0009】第1の従来例では、センスアンプ入力の振
幅が小さい場合、差動アンプのnMOSやその負荷pM
OSに逆データへ偏ったアンバランスが存在すると、正
しい出力データを打ち消してしまう。この場合、センス
アンプ1stSAの出力に十分な増幅信号が出力されな
いのでセンスアンプ全体でも正しいデータは出力されな
い。センスアンプへの入力振幅が時間と共に大きくなる
と、このアンバランス量を十分に打ち消して正しいデー
タを出力するが、それまでの時間分だけ読み出し速度が
遅れてしまう。このアンバランスによる影響は、センス
アンプ2ndSA以降の増幅回路にも存在するが、前段
のセンスアンプがもつアンバランスをも次段のセンスア
ンプは増幅してしまうため、センスアンプ回路全体では
1段目のセンスアンプが持つアンバランスの影響が支配
的となる。この従来例では、出力信号を入力にフィード
バックすることは無いので、入力振幅が増大する時間と
アンバランス量による相対的な大きさで読み出し速度が
決まってくる。つまり、速度遅れは生じるが正しいデー
タが出力されないことは起こらない。センスアンプ1s
tSAの差動アンプを作るnMOS・M101、M10
2のゲート電圧差が、このnMOS自身と負荷であるp
MOS・M104、M105のペアトランジスタ間のア
ンバランスを打ち消すことが読み出し速度を決めること
になる。
【0010】第2の従来例では、入力振幅がセンスアン
プが持つアンバランス量を打ち負かすまで大きくなった
時点で、センスアンプを活性化することで正しいデータ
を出力させる。もし、アンバランス量が入力振幅に勝っ
てしまうと誤ったデータを出力し始める現象が起こり、
更にラッチ方式の特徴である出力からの帰還がかかり、
誤ったデータを増幅し続けてしまう。したがって、一度
この帰還ループに入ったら正しいデータは完全に消えて
しまい誤動作になるので、こうならないようセンスアン
プの活性化タイミングを調整する必要がある。バス線
B、BBの電位はVCC付近で高いので、活性化した初
期の状態ではラッチ回路のnMOS側トランジスタしか
オンできず、第1の従来例と同様でnMOS差動アンプ
形式となる。つまり、このゲート電圧差がnMOS自身
のアンバランスを打ち消すことがセンスアンプ活性化の
タイミングを決めることになる。
【0011】どちらの例においても言えることは、1段
目のセンスアンプを構成するnMOS差動アンプのゲー
ト電圧差が、そのセンスアンプ自身を構成するペアトラ
ンジスタのアンバランス量に勝るまで正しいデータの読
み出しができず、これが高速化を阻害する大きな要因の
一つになっている。更に、この遅れ分による速度ばらつ
きが大きいために、複数段によるセンスアンプ方式を採
用し、1段目の増幅不足分を2段目以降で補っているの
が現状である。したがって、センスアンプの面積が増大
する問題が起こっている。これは、多ビット化が進みつ
つある今日の半導体メモリにおいては、ますます大きな
問題となってきている。
【0012】本発明の目的は、センスアンプの増幅効果
が増大され、センスアンプがペアトランジスタ間のアン
バランスに強い回路動作をし、高速動作する半導体記憶
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、複数のワード線およびデジット線がマトリックス状
に配置され、その交点にメモリセルがアレイ状に並べら
れ、前記ワード線およびデジット線をアドレス信号によ
り選択し、所望のメモリセルの情報がデジット線上に差
電位として読み出されるメモリ回路と、この小振幅の差
電位信号を入力信号として増幅回路1段にてMOS論理
を駆動できる大振幅の電圧信号まで増幅し、出力するセ
ンスアンプを有する半導体記憶装置において、前記セン
スアンプは、前記入力信号をそれぞれのソースに入力す
る第1のMOSトランジスタ対と、これらのドレインに
接続され、ゲートとドレインがそれぞれクロスカップル
接続された第2のMOSトランジスタ対と、第2のMO
Sトランジスタ対の共通ソースと最低電圧間に設けられ
た電流供給用の素子と、第1のトランジスタ対の各ドレ
イン端子に接続され、ドレインとゲートがクロスカップ
ル接続されたプルアップ用の第3のMOSトランジスタ
対を有し、第1のトランジスタ対のドレインは出力端子
となっており、センスアンプ活性化時には第2のトラン
ジスタ対をオンにして電流を流し、その後しばらくして
第1のトランジスタ対をオフにする。
【0014】本発明は、1段目のセンスアンプ回路にお
いてラッチ方式のnMOS差動アンプのゲート入力端子
の手前にpMOSトランジスタのトランスファ素子をそ
れぞれ設け、nMOS差動アンプをオンさせた後、しば
らくしてからこのトランスファ素子をオフさせるように
する。この制御信号時間差は、差動アンプを構成するn
MOSのゲート電圧差が十分広がった時点で行うように
する。また、このラッチ方式の差動アンプ形式ではnM
OSの他にpMOSも並列接続することにより1段にて
増幅を完了させるので、上記の制御信号の時間差は、こ
のpMOS差動アンプがオンできるゲート電圧以下に入
力電圧が下がるまで待たせる目的もある。こうすること
でトランスファ素子であるpMOSトランジスタには、
入力振幅に対応したゲート電圧差が印加されることにな
るのでセンスアンプの増幅効果を増大させ、アンバラン
スに強い回路動作を実現できる。また、最適な時間にて
このトランスファ素子を切り離すことにより、センスア
ンプ出力端子の容量を軽くすることができるので、ラッ
チ型センスアンプとしての1段での増幅動作も高速に実
現できることになる。
【0015】本発明の実施態様によれば、センスアンプ
への入力信号の電位は最高電位付近にあり、第2のトラ
ンジスタ対をオンさせてから第1のトランジスタ対をオ
フするまでの時間が、出力電圧が最高電位付近から中間
電位にまで降下し、かつ差電圧が増幅された時点に設定
されている。
【0016】本発明の実施態様によれば、第3のトラン
ジスタ対の共通ソース端子と最高電位間にスイッチ素子
が設けられ、第1のトランジスタ対がオフするときに合
わせて、この第3のトランジスタ対のスイッチ素子をオ
ンさせて電流を供給できるようにした。
【0017】本発明の実施態様によれば、センスアンプ
のそれぞれの出力は、インバータのみで他の信号との論
理を加えないバッファを介して、読み出しバス線をハイ
またはロウに変化させる駆動トランジスタに入力され、
このセンスアンプが非活性の時には固定されたセンスア
ンプ出力電位により駆動トランジスタをオフにし、ハイ
インピーダンス状態にするようにした。
【0018】本発明の実施態様によれば、センスアンプ
のそれぞれの出力端子にプリチャージ用のトランジスタ
対、もしくは出力間にイコライズ用のトランジスタが接
続され、これらのゲートには、センスアンプが活性化状
態から非活性化状態になる時にオンする制御信号が入力
される。これにより、センスアンプのリカバリー動作が
高速化される。
【0019】本発明の実施態様によれば、センスアンプ
出力を入力とするインバータ回路を有し、第1のトラン
ジスタ対を制御するそれぞれのゲート信号には、前記イ
ンバータ回路の出力信号を用いた。
【0020】本発明の実施態様によれば、各デジット線
から読み出された信号がデジット線選択信号を入力とし
たスイッチ回路を介してバス線に選択され、それが次段
のセンスアンプに入力されるが、第1のトランジスタ対
を削除してこのバス線をセンスアンプ出力とし、該スイ
ッチ回路に省略したトランジスタ対の機能も兼ねさせる
ために、第2のトランジスタ対をオンさせる信号から一
定時間遅れてこのデジット選択信号をオフにするための
論理を備えている。
【0021】デジット線からセンスアンプ出力までのス
イッチ素子が1個になり、負荷が軽くなる。
【0022】本発明の実施態様によれば、デジット線の
動作電位は最高電位からMOSトランジスタのしきい値
分だけ下がった中間電位になっている場合に、センスア
ンプ内の第3のトランジスタ対の共通ソース端子は、こ
のトランジスタ対がオンするときは最高電位からMOS
トランジスタのしきい値分だけ下がるようにトランジス
タがダイオード接続されている。
【0023】本発明の実施態様によれば、第3のトラン
ジスタ対のそれぞれのソース端子が、センスアンプ入力
である第1のトランジスタ対のそれぞれのソース端子に
接続されている。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0025】図1は本発明の第1の実施形態のセンスア
ンプおよびメモリの回路図である。複数のワード線WL
およびデジット線対D、DBのマトリックスの交点にメ
モリセルCELLが配置され、これら複数のデジット線
対D、DBの中から選択した信号のみをバス線B、BB
に伝達するスイッチ回路であるpMOS・M11とM2
1、M12とM22、・・・、M1jとM2jがデジッ
ト線対D、DB毎に設けられている。これらpMOS・
M11とM21、M12とM22、・・・、M1jとM
2jのゲートにはそれぞれ選択信号Y1、Y2、〜、Y
jが入力され、同時に各デジット線D、DBには電位を
固定するためのプリチャージトランジスタであるpMO
S・M31とM41、M32とM42、・・・、M3j
とM4jが接続され、それらの共通ゲートには制御信号
PDが入力されている。これらバス線B、BBの信号は
センスアンプSAに入力される。バス線B、BBの信号
はpMOS・M1、M2のソースにそれぞれ入力され、
それぞれのドレインが信号線S、SBとなる。信号線
S、SBの信号はpMOS・M4とnMOS・M6から
なるCMOSインバータとpMOS・M3とnMOS・
M5からなるCMOSインバータにそれぞれゲート入力
されるが、同時に出力が信号線SB、Sにそれぞれフィ
ードバック接続されるラッチ構成になる。nMOS・M
5、M6の共通ソース端子と最低電源電位(GND)間
にはnMOS・M7が接続され、そのゲートには制御信
号SE1が入力される。pMOS・M1、M2のゲート
とpMOS・M3、M4の共通ソース端子には、もう一
つの制御信号SE2が直接接続される。信号線Sはバッ
ファ回路としてインバータBUFF2を介してプルダウ
ン用駆動nMOS・M9のゲートに接続され、信号SB
は同じくバッファ回路としてインバータ2段のBUFF
1を介してプルアップ用駆動pMOS・M8のゲートに
接続されている。pMOS・M8とnMOS・M9はイ
ンバータ接続され、ドレイン出力にはリードバス線RB
が接続されている。リードバス線RBに接続された複数
のセンスアンプSAから選択された信号がこのリードバ
ス線RBを通って出力バッファ回路OUTBに入力さ
れ、読み出し情報として最終的に出力端子Doutから
出力される。ここでpMOS・M1とM2は第1のMO
Sトランジスタ対を構成し、nMOS・M5とM6は第
2のMOSトランジスタ対を構成し、pMOS・M3と
M4は第3のMOSトランジスタ対を構成している。
【0026】次に、この回路の動作を電位波形を示した
図2を用いて説明する。ワード線WLにより選択された
メモリセルCELLは、デジット線D、DBのどちらか
一方から電流を引くため、この電流による放電で片方の
デジット線の電位が降下して対をなすデジット線間に電
位差が生じる。この差電位の位相で「0」と「1」のデ
ータが明確になるが、このデジット線には数百から数千
のメモリセルが接続されており、たとえオフしていても
大きな負荷容量がつくので差電位が降下する時定数は非
常に大きく、ゆっくりとした電位の開きとなる。このセ
ルデータ読み出しの前には、デジット線D、DBを同電
位に固定しておく必要があるため、制御信号PDがロウ
でpMOS・M31、M41がオンしており、デジット
線D、DBを最高電源電位(VCC)にプリチャージし
ておき、ワード線WLが選択される時に制御信号PDを
ハイにして、これらのプリチャージトランジスタをオフ
にしている。選択信号Y1〜Yjのうちで選択されるス
イッチ回路のみがオンし、例えば選択信号Y1が選択さ
れてpMOS・M11、M21のみがオンすると、デジ
ット線D、DBの差電位情報をバス線B、BBに伝える
ことになる。バス線B、BBにはオフしているスイッチ
トランジスタM12〜1j、M22〜M2jが接続され
るが、負荷容量はデジット線D、DBに比べて圧倒的に
小さいので、デジット線D、DBの電位変化はほとんど
遅れ無しにバス線B、BBに伝達され、センスアンプS
Aに入力される。バス線B、BBの電圧がまだ十分に開
いていない時間(t0〜t1)では、制御信号SE1も
SE2もロウなので、センスアンプSAは活性化してお
らず、pMOS・M1とM2のみがオンしている。バス
線B、BBの信号はこれらのトランジスタM1、M2を
介して信号線S、SBにそのまま伝えられ、電位差がデ
ジット線時定数に従ってゆっくり開くことになる。セン
スアンプSAに入力される電位差としてたとえば100
mV程度の十分な値に達した時点(t1)で、まず制御
信号SE1のみをハイにする。するとnMOS・M7が
オンし、nMOS・M5、M6による差動アンプ回路が
信号線S、SBに接続されることになる。時点t1では
nMOS・M5とM6のゲートには信号線SB、Sが入
力されているので、この入力電圧差がゲート電圧差とし
てnMOS・M5、M6間に与えられ、電流能力差を生
じさせる。また、pMOS・M1、M2もオンしている
のでバス線B、BBの電位差でゲート電圧差を受けてお
り、電流能力差を生じている。例えば図のようにバス線
Bがハイ、バス線BBがロウの場合pMOS・M1、n
MOS・M6の電流能力が高く、pMOS・M2、nM
OS・M5が低くなる。このときpMOS・M1とpM
OS・M2のソース電位に差があるので、バックバイア
ス効果(ソース電圧を基板電圧より高くすると、しきい
値Vthが増大すること)によりpMOS・M1よりp
MOS・M2のしきい値が高く変化し、このpMOS・
M1、M2間の能力差はより顕著になる。この放電電流
パスにより信号線S、SBの電位は降下するが、信号線
Sの電位は緩やかに、信号線SBの電位は急速に変化す
るので、2点間の電位差は拡大する。この増幅効果は、
従来例の回路がnMOSのゲート電圧差のみで初期の増
幅を行っていたのに対して、大きな利得を持つことは明
確である。信号線S、SB間の電位差が十分広がり
(0.3〜0.5V)、同時にロウ側信号線SBの電圧
がpMOSのしきい値電圧よりも十分に低く(VCC−
1V以下)なった時点t2で、信号線SE2をハイにす
る。するとトランスファ素子M1、M2がオフになり、
pMOSの差動アンプ回路(pMOS・M3、M4)が
オンするが、このラッチ回路はゲート入力に十分な電位
差を持った信号SB、Sが入力されるので、pMOS・
M3は十分にオンし、pMOS・M4はほとんどオフの
状態になる。したがって、信号線SはVCCに、信号線
SBはGNDに急速に開き、アンプ動作が完了する。セ
ンスアンプSAが活性化される前は信号線S、SBは共
にVCC付近のハイ電位なので、その次段であるバッフ
ァBUFF1の出力はハイ、バッファBUFF2の出力
はロウとなりRB駆動用トランジスタM8、M9はオフ
となり、センスアンプSA出力はハイインピーダンス状
態であった。センスアンプSA活性化後は信号線S、S
Bの一方がロウになるので、それに応じてpMOS・M
8もしくはnMOS・M9がオンし、リードバス線RB
にデータを出力する。この時、他のセンスアンプSAは
センスアンプを活性化させなければ、出力端子はハイイ
ンピーダンスに保たれているので選択されたセンスアン
プSAの信号が出力バッファOUTBを通って読み出さ
れることになる。このセンスアンプにおける高速化のた
めのポイントを説明する。まず、pMOS・M1、M2
のインピーダンスを高めに設定して信号S、SBの下降
速度を速くするとともに、pMOS・M1とM2のイン
ピーダンス増加はこのペアトランジスタの相対ばらつき
を小さくする方法で行うことが望ましい。たとえば、ゲ
ート長を大きくして能力を下げることで、このpMOS
自体がもつアンバランス量をほとんど受けずに増幅効果
を得ることが可能になる。もちろん、このトランジスタ
能力が低すぎると時点t1以前の状態でバス線B、BB
の信号を信号線S、SBに伝達する遅延時間が延びるの
で適度な能力に設定することは必要である。もう一つは
信号線S、SBの端子容量を出来るだけ小さくし、時点
t1以降での信号線S、SBの電位の開きを良くするこ
とであり、t1〜t2までの時間とt2からリードバス
線RBにデータが出力されるまでの遅延時間の短縮に効
果がある。このために信号線S、SBを大きなRB駆動
トランジスタM8、M9のゲートに直接入力せずにバッ
ファ回路BUFF1、BUFF2が挿入されている。ま
た、この駆動トランジスタM8、M9は、ハイ、ロウ出
力以外にハイインピーダンス状態を実現しなければなら
ないので、このトライステート用論理回路をこのバッフ
ァ回路中に論理として入れるのが通常である。しかし、
バッファ回路をインバータからNANDやNORの論理
回路にすることで入力容量は増大し、結果として信号線
S、SBの容量増加になってしまうので、これを避ける
ためにセンスアンプ非活性化時には信号線S、SBが共
にハイになる論理構成をそのまま利用し論理回路を省略
して信号線S、SBの端子容量の削減を図っている。な
お、センスアンプSA活性化信号である制御信号SE1
やSE2は、同期式メモリ回路の場合は外部入力クロッ
クから、非同期式メモリ回路の場合にはアドレス変化に
対応して読み出し動作の開始を感知するアドレス変化検
知回路(ATD)などにより容易に発生させることがで
きる。
【0027】図3に、本実施形態の回路と従来例の回路
において、センスアンプを構成するペアトランジスタ間
の能力アンバランス量に対するセンスアンプ活性化から
リードバス出力までの遅延時間の依存性を示す。1Mビ
ットの高速SRAMにおけるセンスアンプ系を想定した
データであり、第1、第2の従来例ではセンスアンプ前
後の回路は第1の実施形態の回路と同一条件としてい
る。第1の従来例ではセンスアンプ段数が多いために、
アンバランスが無い状態でも他の回路より速度は遅い
が、アンバランスの増加に対し遅れ方が一定である。こ
れは、センスアンプ1stSAがもつアンバランス量を
入力振幅が打ち消す時間で決まってくるためで、入力振
幅が時間に対しほぼ一定の割合で増加する特性を反映し
ている。第2の従来例ではアンバランスが無い理想的な
状態では、ラッチ回路の効果により1段の回路にて高速
に動作するが、アンバランス量が5%に近づくとアンバ
ランスによる影響まで増幅されるので急速に遅れが出始
めて、誤動作に至る。これに対し、本実施形態は10%
程度のアンバランス量でほとんど遅れは発生せず、アン
バランス量が15%程度になって急激な遅れが出始めて
いる。回路形式はラッチ型なので遅れの出方は第2の従
来例に似ているが、入力振幅を増幅するアンプ能力が高
いためにアンバランスによる影響を打ち消す範囲が広く
なっている。実際のメモリ回路を考えたときアンバラン
スによるばらつき量は、製造環境やレイアウトパターン
により変化するが、理想的な0%と言うことはなく数%
〜10%程度の値は予想される。したがって、現在の高
速SRAMの設計では第2の従来例では変動量が大きす
ぎて危険なため、速度は遅れるが、第1の従来例もしく
は両者の組み合わせが使われることが多い。これに対し
て、本実施形態では十分に安定した範囲に入っているた
め、アンバランスによる遅れはほとんど生じない高速動
作が実現できることになる。また、ラッチ型1段なので
素子数も少なく、レイアウト面積の削減に効果もある。
【0028】図4は本発明の第2の実施形態のセンスア
ンプの回路図である。この例では制御信号SE2により
制御する素子は、M1とM2のトランスファpMOSの
みであり、ラッチ回路のフィードバックをかけるpMO
S・M3とM4のソースはVCCに固定されている。セ
ンスアンプ非活性時にはB、BB電位はVCCなので、
このpMOS・M3、4はオフである。読み出し状態に
入り、バス線B、BBの信号、および同電位の信号S、
SBに電位差が発生するが、その電位が「VCC−pM
OSしきい値」以上の範囲であれば、これらpMOS・
M3、M4はオフを維持できる。そして、制御信号SE
1がハイになってセンスアンプが活性化して信号S、S
Bを急速に電圧降下させた時にオンすることになる。し
たがって、第1の実施形態と同様のオン/オフが可能と
なる。このようにすることで、制御信号SE2が駆動す
る負荷が大幅に削減され、制御回路の小規模化や消費電
流の削減に効果がある。ただし、pMOS・M3、4の
オンするタイミングはこのトランジスタのしきい値によ
り異なってくるので、製造ばらつきも含めてタイミング
が適正に取れるかどうかの確認を慎重に行う必要があ
る。
【0029】図5は本発明の第3の実施形態のセンスア
ンプの回路図である。この例は、動作周波数が高くなる
につれて問題となってくるセンスアンプがオフになって
から次の読み出し動作が開始するまでの時間、つまりリ
カバリ時間が短い場合における対策を施した例である。
センスアンプのリカバリー動作の高速化のためにプリチ
ャージトランジスタM51〜M53とイコライズトラン
ジスタM54〜M56をバス線B、BB間と信号線S、
SB間にそれぞれ設置し、ゲート制御信号をPBとPS
とした。バス線B、BBをプリチャージするトランジス
タM51〜53は第2の従来例の回路と同様で、このバ
ス線B、BBを読み出し動作が開始する前に完全に同電
位にする必要が有るためである。この例で追加されてい
るトランジスタM54〜56は信号線S、SBをプリチ
ャージするための回路である。これらの節点電位はリカ
バリ時にトランスファ素子・M1、2によりバス線B、
BBの電位、つまりVCCに引き上げられるが、バス線
B、BBのリカバリから更にトランスファ素子の低い伝
達能力により遅れが生じてしまう。このトランスファp
MOSはデジット線の時定数に合わせて能力を絞ってい
るため、能力を高くするとアンプ能力を下げることにな
る。したがって、リカバリ用の素子を設けてセンスアン
プが非活性になる直後にオンさせることが効果的とな
る。
【0030】図6は本発明の第4の実施形態のセンスア
ンプの回路図である。この例ではセンスアンプSAを制
御する信号を1本のみにし、配線本数や制御信号発生部
分の簡略化を図った。制御信号SE2を省略するため
に、トランスファ素子であるpMOS・M1、M2の制
御ゲートには、信号線Sを入力とした反転バッファIN
V3の出力、信号線SBを入力とした反転バッファIN
V1の出力をそれぞれ入力した。制御信号SEがハイに
なり、センスアンプが活性化され、信号線SもしくはS
Bがロウに下がった時点でトランスファ素子はオフする
ようになる。つまり、信号線S、SBが下がる時間差タ
イミングを自ら取るようになっている。ただし、この回
路ではリカバリ初期にトランスファ素子pMOS・M
1、M2はオフなのでこのpMOS・M1、M2による
プリチャージができない。そこで、リカバリ時には、ま
ず信号線S、SBを強力に引き上げてこれらpMOS・
M1、M2をオンさせる回路が必要であり、制御信号S
Eの反転信号をゲートに入力したプリチャージ素子とし
てnMOS・M61、M62が設けられている。信号線
S、SBを完全にVCCに固定するのはトランスファ素
子pMOS・M1、M2が行うが、このトランジスタM
1、M2をオンさせるために信号線S、SBを反転バッ
ファINV3やINV1のしきい値より高く、急速に上
げる必要があり、能力の高いnMOSを使用した。nM
OSをプリチャージに使用したもう一つの理由は、読み
出し動作が始まった時にバス線B、BB(S、SB)の
電位がVCC付近で高いためゲートがハイ電位でもオン
できない状態であり、入力電位差に悪影響を及ぼさない
ためである。
【0031】図7は本発明の第5の実施形態のセンスア
ンプの回路図である。この例ではバス線B、BBの負荷
容量が比較的軽く、信号線S、SBと共用化しても十分
に高速動作が可能な場合の例であり、選択信号Y1〜Y
jによりデジット線信号を選択するpMOS・M11、
M21、…、M1j、M2jにトランスファ素子のpM
OSの役割を兼ねさせたものである。pMOS・M1
1、M21、…、M1j、M2jのゲートには、デジッ
ト選択信号Y1〜Yjとセンスアンプ制御信号SE2を
入力としたOR論理回路の出力を入れる。pMOS・M
11〜2jは、トランスファ素子と同様にnMOS差動
アンプM5、M6との間で決まるアンプ能力に合わせた
サイズ調整を行うことにより、信号線S、SBを高い能
力で増幅させることが可能となる。その後、制御信号S
E2がハイになった時点でデジット選択は全てオフとな
り、信号線S、SBを急速にVCCまたはGNDへと増
幅することが可能となる。デジット線D、DBから見る
と、センスアンプ出力までのスイッチ素子が1個にな
り、負荷は軽くなるが、信号線S、SBにはオフしてい
る非選択のデジット選択スイッチ素子が付くことになる
ので、どちらの効果がより有効かは要求される製品性能
やレイアウト構成などにより決定させることになる。
【0032】図8は本発明の第6の実施形態のセンスア
ンプの回路図である。この例では、デジット線D、DB
のプリチャージトランジスタをnMOS・M71、8
1、…、M7j、M8jで構成したことにより、デジッ
ト線D、DBの電位をVCC−nMOSしきい値に設定
した回路の場合への応用を示す。デジット線電位をこの
ように低下させることは、デジット線単位で設けなけれ
ばならないスイッチ素子やプリチャージ素子をトランジ
スタ能力が高く、小面積で実現しやすいnMOSトラン
ジスタで構成できる利点がある。デジット線D、DBの
電位が低いため、デジットスイッチもnMOS・M1
1、M21、…、M1j、M2jで動作可能となる。こ
のデジットスイッチを通ったバス線B、BBの出力を入
力とするセンスアンプの基本構成は第1の実施形態と同
様だが、ラッチ回路のpMOSであるM3、M4の共通
ソース端子とVCC間にはnMOS・M91が接続さ
れ、このゲートに制御信号SE2が入力されている。こ
のpMOSラッチにより引き上げられるハイ電位もnM
OS・M91のしきい値分は下がるので、デジット線
D、DBを引き上げオフセットを生じさせるようなバス
線B、BBもしくは信号線S、SBの電位は存在しない
ことになる。信号線S、SBを入力とするバッファ回路
はプルアップをVCCに接続したCMOS論理である
が、ゲート端子入力なので出力端子はVCCまたはGN
Dまでの論理信号が得られる。この回路で注意が必要な
のは、デジット線スイッチ素子がnMOSなのでゲート
電圧が十分に大きく取れずインピーダンスが高い。特に
バス線B、BBの電位が下がると、このインピーダンス
は増加する傾向なので、センスアンプ動作時の差電流に
対し逆方向にトランジスタ能力を変化させてしまう。こ
れはトランスファ素子によりアンプ効果を打ち消す方向
に働くので、信号線S、SBからは見えにくくする必要
がある。つまり、信号線S、SBの容量に対しバス線
B、BBの節点容量を比較的大きくしバス線B、BBの
電圧変化が起こりにくくするが、同時にバス線B、BB
の容量もデジット線容量に対しては小さくしてデジット
線D、DBからの遅延時間に大きな遅れが生じないよう
にすることが最適な構成となる。
【0033】図9は本発明の第7の実施形態のセンスア
ンプの回路図である。これまでの例は、センスアンプ能
力の向上をトランスファ素子とnMOS差動アンプ回路
の組み合わせにて実現することで高速化を図ってきた
が、この動作後に制御信号SE2をハイにしてラッチを
かけ、出力電圧を発生させる動作がある。このラッチ回
路オン時の能力拡大を図った例を示す。ラッチ用のpM
OS回路であるM103、M104のソース端子がそれ
ぞれバス線B、BBに接続されている。動作は、デジッ
ト線のプリチャージ電位がVCCの場合で説明するが、
VCC−nMOSしきい値の場合でもほとんど変わらな
い。制御信号SE1がハイになり信号線S、SBの電位
差が開きながら降下し、その後制御信号SE2がハイと
なりpMOSのラッチ回路をオンさせる。制御信号SE
2がオンする時の信号S、SB間の電位差が比較的小さ
くてもオンするpMOSラッチ回路での誤動作が無けれ
ば高速動作が可能になる。したがって、このラッチ回路
においてもオン時にゲート電圧差を大きくするためにソ
ース端子にバス線B、BBが接続されている。他の実施
形態の信号S・SB電位差に加えてバス線B・BBの電
位差がゲート電圧差としてプラスされるので制御信号S
E2以降の高速ラッチ動作の安定性に効果がある。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、センス
アンプ回路の増幅段の段数をラッチ方式のフィードバッ
ク機能を有する1段のみで論理レベルまで増幅する回路
構成の場合において、ラッチ方式のnMOS差動アンプ
のゲート入力端子の手前にpMOSトランジスタのトラ
ンスファ素子を設け、nMOS差動アンプをオンさせた
後、差動アンプを構成するnMOSのゲート電圧差が十
分広がった時点で、トランスファ素子をオフさせるよう
にし、また、このラッチ方式のpMOS差動アンプも並
列接続することで1段にて増幅を完了させるので、セン
スアンプの増幅効果が増大し、センスアンプを構成する
ペアトランジスタ間のアンバランスに対して2〜3倍強
い、つまり能力ばらつきを加えていった場合に、その影
響を殆んど受けないばらつき量(%)の割合が2〜3倍
程度大きくなる回路動作を実現でき、1段のみのセンス
アンプを容易に実現できるため、回路素子数の大幅な削
減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すセンスアンプお
よびメモリ回路の回路図である。
【図2】第1の実施形態および従来例のセンスアンプの
動作電圧波形図である。
【図3】第1の実施形態および従来例のセンスアンプに
対する速度とアンバランス量との関係を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態のセンスアンプの回路
図である。
【図5】本発明の第3の実施形態のセンスアンプの回路
図である。
【図6】本発明の第4の実施形態のセンスアンプの回路
図である。
【図7】本発明の第5の実施形態のセンスアンプの回路
図である。
【図8】本発明の第6の実施形態のセンスアンプの回路
図である。
【図9】本発明の第7の実施形態のセンスアンプの回路
図である。
【図10】第1の従来例を示すセンスアンプの回路図で
ある。
【図11】第2の従来例を示すセンスアンプの回路図で
ある。
【符号の説明】
CELL メモリセル WL ワード線 D、DB デジット線 Y1〜Yj デジット選択信号 B、BB デジット共通バス線 M1〜119 MOSトランジスタ S、SB センスアンプ出力 SA センスアンプ SE、SE1、SE2 センスアンプ制御信号 BUFF1、BUFF2 バッファ回路 INV1、INV2、INV3、INV4 インバー
タ PD、PB、PS プリチャージ信号 RB 読み出しバス線 OUTB 出力バッファ Dout 出力端子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線およびデジット線がマト
    リックス状に配置され、その交点にメモリセルがアレイ
    状に並べられ、前記ワード線およびデジット線をアドレ
    ス信号により選択し、所望のメモリセルの情報がデジッ
    ト線上に差電位として読み出されるメモリ回路と、この
    小振幅の差電位信号を入力信号として増幅回路1段にて
    MOS論理を駆動できる大振幅の電圧信号まで増幅し、
    出力するセンスアンプを有する半導体記憶装置におい
    て、 前記センスアンプは、前記入力信号をそれぞれのソース
    に入力する第1のMOSトランジスタ対と、これらのド
    レインに接続され、ゲートとドレインがそれぞれクロス
    カップル接続された第2のMOSトランジスタ対と、第
    2のMOSトランジスタ対の共通ソースと最低電圧間に
    設けられた電流供給用の素子と、第1のトランジスタ対
    の各ドレイン端子に接続され、ドレインとゲートがクロ
    スカップル接続されたプルアップ用の第3のMOSトラ
    ンジスタ対を有し、第1のMOSトランジスタ対のドレ
    インは出力端子となっており、センスアンプ活性化時に
    は第2のトランジスタ対をオンにして電流を流し、その
    後しばらくして第1のトランジスタ対をオフにすること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記センスアンプへの入力信号の電位は
    最高電位付近にあり、第2のトランジスタ対をオンさせ
    てから第1のトランジスタ対をオフするまでの時間が、
    出力電圧が最高電位付近から中間電位にまで降下し、か
    つ差電圧が増幅された時点に設定されている請求項1記
    載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 第3のトランジスタ対の共通ソース端子
    と最高電位間にスイッチ素子が設けられ、第1のトラン
    ジスタ対がオフするときに合わせて、この第3のトラン
    ジスタ対のスイッチ素子をオンさせて電流を供給できる
    ようにした請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 センスアンプのそれぞれの出力は、イン
    バータのみで他の信号との論理を加えないバッファを介
    して、読み出しバス線をハイまたはロウに変化させる駆
    動トランジスタに入力され、このセンスアンプが非活性
    の時には固定されたセンスアンプ出力電位により前記駆
    動トランジスタをオフにし、ハイインピーダンス状態に
    するようにした請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記センスアンプのそれぞれの出力端子
    にプリチャージ用のトランジスタ対、もしくは出力間に
    イコライズ用のトランジスタが接続され、これらのゲー
    トには、センスアンプが活性化状態から非活性化状態に
    なる時にオンする制御信号が入力される請求項1記載の
    半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 センスアンプ出力を入力とするインバー
    タ回路を有し、第1のトランジスタ対を制御するそれぞ
    れのゲート信号には、前記インバータ回路の出力信号を
    用いた請求項1記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 各デジット線から読み出された信号がデ
    ジット線選択信号を入力としたスイッチ回路を介してバ
    ス線に選択され、それが次段のセンスアンプに入力され
    るが、第1のトランジスタ対を削除してこのバス線をセ
    ンスアンプ出力とし、該スイッチ回路に省略したトラン
    ジスタ対の機能も兼ねさせるために、第2のトランジス
    タ対をオンさせる信号から一定時間遅れてこのデジット
    選択信号をオフにするための論理を備えている請求項1
    記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 デジット線の動作電位は最高電位からM
    OSトランジスタのしきい値分だけ下がった中間電位に
    なっている場合に、センスアンプ内の第3のトランジス
    タ対の共通ソース端子は、このトランジスタ対がオンす
    るときは最高電位からMOSトランジスタのしきい値分
    だけ下がるようにトランジスタがダイオード接続されて
    いる請求項1記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 第3のトランジスタ対のそれぞれのソー
    ス端子が、センスアンプ入力である第1のトランジスタ
    対のそれぞれのソース端子に接続されている請求項1記
    載の半導体記憶装置。
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