JPH10109945A - 可塑剤および該可塑剤を含有する貼付剤 - Google Patents

可塑剤および該可塑剤を含有する貼付剤

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JPH10109945A
JPH10109945A JP8281591A JP28159196A JPH10109945A JP H10109945 A JPH10109945 A JP H10109945A JP 8281591 A JP8281591 A JP 8281591A JP 28159196 A JP28159196 A JP 28159196A JP H10109945 A JPH10109945 A JP H10109945A
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plasticizer
patch
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Nobuchika Hirashima
信親 平島
Hideshi Oda
英志 小田
Onori Miyata
大典 宮田
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Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼付剤基剤の可塑効果に優れ、かつ安全性、
安定性、基剤との相溶性の高い可塑剤、並びに該可塑剤
を含有し、皮膚への付着性、フィット感、剥離時の痛み
等の総合的使用感に優れた貼付剤を提供する。 【解決手段】 3−L−メントキシプロパン−1,2−
ジオ−ルからなる可塑剤および該可塑剤を基剤中に含有
する貼付剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可塑剤および該可
塑剤を含有する貼付剤に関する。
【0002】更に詳しくは、貼付剤の基剤の可塑効果に
優れ、かつ安全性、安定性、基剤との相溶性が高く、し
かも無臭で清涼感を与える可塑剤、並びにこの可塑剤を
含有するパップ剤およびテープ剤(硬膏剤)に関するも
のである。
【0003】
【従来の技術】従来より、腰痛、捻挫、筋肉痛、肩こり
等に消炎鎮痛貼付剤が繁用されているが、使用時の皮膚
への付着性、ベタツキ、フィット感、剥離時の痛み、に
おい等の総合的使用感については改良の余地が残されて
いるのが現状である。また、近年頻繁に用いられてい
る、薬物を経皮吸収させ所望の治療効果を得ようとする
いわゆる全身性経皮吸収製剤の場合は、薬剤を長時間皮
膚に接触させることが必要となる。このような目的で貼
付薬剤を用いる場合、貼付面積が治療効果に大きく影響
するという性質上、今まで以上の皮膚への付着性が要求
される。
【0004】貼付剤を皮膚へ貼付した時の付着性・フィ
ット感、剥離時の痛み等の使用感は、貼付剤の基剤の物
性に左右され、一般的に基剤が柔軟になるほど付着性・
フィット感は向上し、剥離時の痛みは低減される。従っ
て、基剤処方を大きく変えることなく容易に基剤の物性
を改良し、目的とする製剤特性を得るためには、基剤を
可塑軟化する添加物の配合が最も簡単かつ確実な手法と
して考えられる。
【0005】しかしながら、貼付剤基剤との相溶性が高
く、可塑効果があり、安全性が高く、しかもにおい等の
使用感に優れた可塑剤は全く存在しないのが現状であ
る。
【0006】現在、医薬品の可塑剤として用いられてい
るのは、プロピレングリコ−ル、ポリエチレングリコー
ル等のグリコール類、一部の界面活性剤、ヒマシ油等の
脂肪油、ミリスチン酸イソプロピルに代表される脂肪酸
エステル等がある。
【0007】しかし、これらの可塑剤を、貼付剤用途と
して使用した場合、可塑効果が不十分で目的とする製剤
特性が得られなかったり、またこれら可塑剤は基剤との
相溶性が悪く経時的にブリ−ドしたり、有臭のため使用
が制限されたり、また経時的に分解または着色を起こす
等の安定性に問題があり、さらには、可塑剤の皮膚刺激
によって好ましくない副作用を起こすなど、十分に満足
し得る結果が得られない場合が少なくなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の課題を
解決するもので、特に貼付剤基剤の可塑効果に優れ、か
つ安全性、安定性、基剤との相溶性の高い可塑剤を提供
することを目的とする。さらに、該可塑剤を含有し、皮
膚への付着性、フィット感、剥離時の痛み等の総合的使
用感に優れた貼付剤、特にパップ剤およびテープ剤を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、貼
付剤基剤の可塑剤として3−L−メントキシプロパン−
1,2−ジオールを用いることによって達成される。
【0010】すなわち、本発明は、3−L−メントキシ
プロパン−1,2−ジオールからなる可塑剤、並びに該
可塑剤を基剤中に含有する貼付剤、特にパップ剤および
テープ剤にある。
【0011】本発明の可塑剤である3−L−メントキシ
プロパン−1,2−ジオール(3−{(1R,2S,5
R)−[5−メチル−2−(1−メチルエチル)シクロ
ヘキシル]オキシ}−1,2−プロパンジオールとも言
う)は既に公知の物質であり、例えば特開昭58−88
334号公報には冷感作用を有する物質として記載され
ている。特開昭60−25908号公報には優れた冷涼
効果を有する化粧料としての記載があり、皮膚安全性も
極めて高いと記載されている。しかし、この物質を可塑
剤として用いた例はなく、ましてやこの物質で貼付剤の
基剤を可塑軟化し、目的とする製剤特性を得るという試
みは、本発明者等が初めてなし得たことであり、全くの
新たな知見である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の可塑剤である3−L−メ
ントキシプロパン−1,2−ジオールは、2位の水酸基
部に不斉炭素を有するためにR体とS体の光学異性体が
存在するが、それらをラセミで用いても、分割してR体
またはS体の単独で用いても良い。
【0013】本発明の貼付剤の基剤中の3−L−メント
キシプロパン−1,2−ジオールの含有量は、基剤全量
に対し、好ましくは0.1〜20重量%の範囲、より好
ましくは0.5〜10重量%の範囲である。この量が
0.1重量%未満では可塑剤としての効果が十分に発揮
されず、20重量%を超えると安定な製剤が得られ難
い。
【0014】本発明の貼付剤中に配合される薬効成分
は、特に制限はなく、従来公知の薬効成分の中から任意
のものを選択して用いることができる。このような薬効
成分としては、例えばプレドニゾロン、デキサメタゾ
ン、ヒドロコルチゾン、フルオシノロンアセトニド、吉
草酸ベタメタゾン、ジプロピオン酸ベタメタゾン、酪酸
クロベタゾン、コハク酸プレドニゾロン等のステロイド
系抗炎症剤;サリチル酸メチル、サリチル酸グリコー
ル、インドメタシン、ジクロフェナク、イブプロフェ
ン、ケトプロフェン、フルフェナム酸、ケトロラク、フ
ルルビプロフェン、フェルビナク、スプロフェン、プラ
ノプロフェン、チアプロフェン、ロキソプロフェン、テ
ニダップ、アスピリン、アクタリット、ミゾリビン、オ
キサプロジン、オーラノフィン、インドメタシンファネ
ルシル、オキサプロジン、モフェゾラク、エトドラク等
の非ステロイド系抗炎症剤およびそのエステル誘導体;
トラニラスト、アゼラスチン、ケトチフェン、イブジラ
スト、オキサトミド、エメダスチン、エピナスチン等の
抗アレルギー剤;ジフェンヒドラミン、クロルフェニラ
ミン、プロメタジン、トリペレナミン等の抗ヒスタミン
剤;クロルプロマジン、ニトラゼパム、ジアゼパム、フ
ェノパルビタール、レセルピン等の中枢神経作用薬;イ
ンシュリン、テストステロン、ノルエチステロン、メチ
ルテストステロン、プロゲステロン、エストラジオール
等のホルモン剤;クロニジン、レセルピン、硫酸グアネ
チジン、エホニジピン等の抗高血圧症剤;ジギトキシ
ン、ジゴキシン等の強心剤;塩酸プロプラノロ−ル、塩
酸プロカインアミド、アジマリン、ピンドロ−ル、塩酸
ツロブテロール等の抗不整脈用剤;ニトログリセリン、
硝酸イソソルビド、塩酸パパベリン、ニフェジピン等の
冠血管拡張剤;リドカイン、ベンゾカイン、塩酸プロカ
イン、テトラカイン等の局所麻酔剤;モルヒネ、アスピ
リン、コデイン、アセトアニリド、アミノピリン等の鎮
痛剤;エペリゾン、チザニジン、トルペリゾン、イナペ
リゾン等の骨格筋弛緩剤;アセトフェニルアミン、ニト
ロフラゾン、ペンタマイシン、ナフチオメ−ト、ミコナ
ゾ−ル、オモコナゾ−ル、クロトリマゾ−ル、塩酸ブテ
ナフィン等の抗真菌剤;5−フルオロウラシル、ブスル
ファン、アクチノマイシン、プレオマイシン、マイトマ
イシン等の抗悪性腫瘍剤;塩酸テロリジン、塩酸オキシ
ブチニン等の尿失禁症剤;ニトラゼパム、メプロバメ−
ト等の抗てんかん剤;クロルゾキサゾン、レポドパ等の
抗パ−キンソン病剤;ニコチン等の禁煙補助剤;さらに
はビタミン類、プロスタグランジン類等が挙げられる
が、もちろんこれらに限定されるものではない。
【0015】これら薬効成分の含有量は特に限定されな
いが、貼付剤の基剤全量に対して好ましくは0.1〜2
0重量%、さらに好ましくは0.5〜10重量%であ
る。
【0016】本発明の貼付剤には、本発明の目的を損な
わない範囲で、薬理上許容される各種添加剤、例えば安
定剤、酸化防止剤、香料、充填剤、紫外線吸収剤、防腐
剤、抗菌剤、あるいは経皮吸収促進剤等を添加すること
ができる。
【0017】次に、本発明の貼付剤の一つであるパップ
剤について詳細に説明する。
【0018】本発明のパップ剤は、その基剤が、3−L
−メントキシプロパン−1,2−ジオールからなる可塑
剤、薬効成分、水溶性高分子、多価アルコールおよび水
を含有している。
【0019】本発明のパップ剤の基剤としては、経時安
定性、薬効成分放出性、薬効成分の経皮吸収性、皮膚安
全性を考慮して、水溶性高分子、多価アルコールおよび
水を含有する親水性基剤とする。
【0020】この親水性基剤中に用いられる水溶性高分
子として、ゼラチン、カゼイン、プルラン、デキストラ
ン、アルギン酸ナトリウム、可溶性デンプン、カルボキ
シデンプン、デキストリン、カルボキシメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセ
ルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイ
ド、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸部分中和物、ポリ
アクリルアミド、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニ
ルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリビニル
エーテル、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体、
イソブチレン無水マレイン酸共重合体、N−ビニルアセ
トアミド、N−ビニルアセトアミドとアクリル酸および
/またはアクリル酸塩共重合体等から1種または2種以
上のものが適宜選ばれる。この場合、水溶性高分子の含
有量は親水性基剤全量に対し、好ましくは1〜30重量
%、より好ましくは1〜20重量%、さらに好ましくは
1〜15重量%である。1重量%より少ないと基剤の粘
度が低くなり保型性が保てず、30重量%より多いと基
剤の粘度が高くなり、練合時や塗工時の作業性が低下す
る。
【0021】多価アルコールとしては、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、1.3−ブチレング
リコール、1.4−ブチレングリコール、イソブチレン
グリコール、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール
等から1種または必要に応じて2種以上のものが適宜に
選ばれ、その含有量は親水性基剤全量に対し、好ましく
は10〜90重量%、より好ましくは10〜70重量
%、さらに好ましくは20〜60重量%である。10重
量%より少ないと基剤の保湿効果が不足し、90重量%
より多いと水溶性高分子の溶解性に影響を及ぼす。
【0022】水の含有量は親水性基剤全量に対し、好ま
しくは10〜90重量%、より好ましくは20〜80重
量%であり、水溶性高分子を溶解させ、基剤の増粘性、
凝集性、保型性を引き出すために必要である。
【0023】さらに、前記必須成分に加えて必要に応
じ、架橋剤として多価金属化合物、具体的には水酸化ア
ルミニウム、塩化アルミニウム、水酸化カルシウム、塩
化カルシウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウムア
ンモニウム、硫酸アルミニウムカリウム、メタケイ酸ア
ルミン酸マグネシウム、ジヒドロキシアルミニウムアミ
ノアセテート等を親水性基剤に添加することができる。
また、他の架橋剤としては分子中に少なくとも2個のエ
ポキシ基を有する化合物、具体的にはエチレングリコー
ルジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグ
リシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジル
エーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエー
テル、ポリテトラメチレングリコールジグリシジルエー
テル、グリセロールポリグリシジルエーテル、ポリグリ
セロールポリグリシジルエーテル、ソルビトールポリグ
リシジルエーテル、ソルビタンポリグリシジルエーテ
ル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、
ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、レゾル
シンジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジ
グリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリ
シジルエ−テル等が挙げられ、これらの架橋剤を1種ま
たは2種以上を親水性基剤中に好適に適宜配合され得
る。
【0024】また、その他にカオリン、酸化亜鉛、二酸
化チタン、タルク、ベントナイト、合成ケイ酸アルミニ
ウム等の充填剤;チモール、メチルパラベン、エチルパ
ラベン、プロピルパラベン等の防腐剤;アスコルビン
酸、ステアリン酸エステル、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル、
ビタミンE、ビタミンE酢酸エステル、エデト酸二ナト
リウム等の抗酸化剤;2−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン、p−アミノ安息香酸エチル、2−(2−
ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、サリチル酸グリコール、サリチル酸メチル、サリチ
ル酸フェニル等の紫外線吸収剤;ソルビタン脂肪酸エス
テル、グリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル等の乳化剤を1種または
2種以上、親水性基剤中に適宜配合してもさしつかえな
い。
【0025】本発明のパップ剤の支持体としては、薬効
成分の放出に影響がない素材を選定することが重要であ
る。つまり、薬効成分との相互作用、吸着がない支持体
が必須である。例えばポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタ
ン等のフィルムまたはシート、あるいはこれらの多孔
体、発泡体、布、不織布、さらにはフィルムまたはシー
トと多孔体、発泡体、布、不織布とのラミネート品等よ
り選択される。また剥離被覆物としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステルまたはこれらをシリ
コーンで離型処理したものや剥離紙等を用いることがで
きる。
【0026】次に、本発明のパップ剤の製造方法につい
て説明するが、既に公知の製造方法によって容易に製造
できるものである。
【0027】例えば、(A)薬効成分を3−L−メント
キシプロパン−1,2−ジオールを用いて溶解する。必
要に応じて安定化剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、乳化
剤、防腐剤、抗菌剤等を加えてもさしつかえない。
(B)水溶性高分子を多価アルコールおよび水に混合、
分散、溶解し、均一な練合物とする。次いで(A)を
(B)に加え、均一に分散させて支持体に直接展延する
か、もしくは一旦剥離処理の施されている紙あるいはフ
ィルムに展延し、その後使用する支持体に圧着転写して
製造することもできる。なお、前記製造法における各基
剤成分、薬効成分およびその他の成分を配合する順序
は、その一例を述べたにすぎず、この配合順序に限定さ
れるものではない。
【0028】次に、本発明の貼付剤の一つであるテープ
剤について詳細に説明する。
【0029】本発明のテープ剤は、その基剤が、3−L
−メントキシプロパン−1,2−ジオールからなる可塑
剤、薬効成分、ロジンエステル誘導体、スチレン−イソ
プレン−スチレンブロック共重合体またはアクリル系粘
着剤のどちらか、および軟化剤を含有している。
【0030】これら各成分のより好ましい配合割合は、
基剤総量に対し、薬効成分0.5〜10重量%、ロジン
エステル誘導体5〜70重量%、3−L−メントキシプ
ロパン−1,2−ジオール0.5〜10重量%、スチレ
ン−イソプレン−スチレンブロック共重合体5〜40重
量%、軟化剤10〜75重量%である。
【0031】本発明のテープ剤の基剤組成としては、例
えば(a)ジクロフェナック、ケトプロフェン、フルル
ビプロフェン、テニダップ、ロキソプロフェン、ケトロ
ラク、フェルビナク、スプロフェンまたはそのエステル
誘導体若しくは塩等の、薬効成分としての非ステロイド
消炎鎮痛薬、(b)3−L−メントキシプロパン−1,
2−ジオールからなる可塑剤、(c)ロジンエステル誘
導体、(d)ベースポリマーとしてスチレン−イソプレ
ン−スチレンブロック共重合体またはアクリル系粘着
剤、および(e)軟化剤、あるいはこれに公知のテープ
剤基剤成分の中より適宜選択され処方される。
【0032】テープ剤の支持体としては、薬効成分であ
る非ステロイド消炎鎮痛薬の放出に影響を与えないポリ
プロピレン布またはポリエステル布が選ばれる。ポリエ
ステル布としては、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)またはPBT(ポリブチレンテレフタレート)より
なる布であることが好ましい。非ステロイド消炎鎮痛薬
の放出性を良好にするためには、支持体と非ステロイド
消炎鎮痛薬との相互作用がないこと、すなわち薬効成分
の吸着がないことが必須条件であり、この観点から、支
持体のポリマー組成はポリプロピレン、PETまたはP
BTが最適である。ポリプロピレン、PETまたはPB
Tによる支持体を用いることによって支持体への薬効成
分の吸着がなく良好な放出性を示すことができる。
【0033】このテ−プ剤には、身体の屈曲部にも貼付
できるように、縦および横方向の50%伸長時応力の平
均値が0.3kg/cm以下の伸縮性を付与させること
が好ましく、このことは簡便な使用性を可能にするだけ
にとどまらず、皮膚の動きに追随することにより貼付時
の摩擦、圧迫を減少させ副作用(皮膚かぶれ)をも低減
できるのである。
【0034】ロジンエステル誘導体とは、テープ剤への
粘着性付与を目的として用いられる樹脂である。各種ロ
ジンをエステル化し、水添もしくは精製したものであ
り、エステルの種類によってメチルエステル、グリセリ
ンエステル、ペンタエリスリトールエステル等があり、
具体的にはエステルガムA、AA−G、H、HP(:商
品名、荒川化学製)、ハリエスターL、S,P(:商品
名、播磨化成製)、スーパーエステルA−75(:商品
名、荒川化学製)、KE−311(:商品名、荒川化学
製)、ハーコリンD(:商品名、ハーキュリーズ製)、
フォーラル85、105(:商品名、ハーキュリーズ
製)等である。
【0035】次に、このテープ剤のベースポリマーとし
ては、皮膚安全性、薬効成分放出性、皮膚への付着性等
を考慮して公知のものより適時選択できるが、例えば非
ステロイド消炎鎮痛薬の放出特性を考慮すると、特に極
性の低いスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重
合体が好ましい。具体的にはカリフレックスTR−11
07、TR−1111、TR−1112、TR−111
7(:商品名、シェル化学製)、ソルプレン428(:
商品名、フィリップペトロリアル)等である。また、上
述のようにベースポリマーとしてスチレン−イソプレン
−スチレンブロック共重合体が好ましく例示されている
が、他のポリマー、例えばポリイソブチレン等と併用し
てもよい。ポリイソブチレンとしては、ビスタネックス
(:商品名、エクソン化学製)が好適に使用できる。
【0036】アクリル系粘着剤としては、例えば(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルを主体とする重合体が
好適に使用される。これは(メタ)アクリル酸アルキル
エステルと共重合可能な官能性モノマー、多官能性モノ
マー、ビニル化合物などとの共重合体であってもよい。
具体的には、NISSETSU PE−300(:商品
名、日本カーバイド製)等が好適に使用される。
【0037】軟化剤は、ベースポリマーであるスチレン
−イソプレン−スチレンブロック共重合体を可塑化、軟
化させ、テープ剤の皮膚への適度な付着性を維持させる
ものである。この軟化剤としては、アーモンド油、オリ
ーブ油、ツバキ油、パーシック油、ラッカセイ油、流動
パラフィン等が使用される。その配合比はスチレン−イ
ソプレン−スチレンブロック共重合体100重量部に対
して150〜350重量部が好ましい。
【0038】薬効成分の含有量は特に限定はないが、治
療に寄与する有効薬効成分量の放出、利用率の点より、
基剤面積1cm2 当たり70〜1200μgが好まし
い。
【0039】本発明のテープ剤は、従来公知の製造法に
よって容易に製造できるものであり、例えば、ニーダ
ー、ミキサー等の混合機を用いて、120〜160℃で
スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体と軟
化剤およびロジンエステル誘導体を加熱混合し、次いで
薬効成分と3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオ
ールを添加混合し、直接ポリプロピレンまたはポリエス
テル織布もしくは不織布に展延するか、あるいは一旦、
離型処理の施された紙、もしくはフィルムに展延した後
所望の支持体で覆い、圧着転写させてもよい。
【0040】
【実施例】以下に実施例等を挙げて本発明を詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。なお、重量%は基剤総量に対するものである。
【0041】
【表1】 上記成分を溶解、撹拌し、均一な練合物を得た。これを
展延機を用いてポリプロピレン不織布上に厚さ約1mm
に塗布し、この後ポリプロピレンフィルムにて覆い、所
定の大きさに切断し、パップ剤とした。
【0042】
【表2】 上記成分を溶解、撹拌し、均一な練合物を得た。これを
展延機を用いてポリエステル不織布上に厚さ約0.5m
mに塗布し、この後ポリエチレンフィルムにて覆い、所
定の大きさに切断しパップ剤とした。
【0043】
【表3】 上記成分を溶解、撹拌し、均一な練合物を得た。これを
展延機を用いてポリウレタンフィルム上に厚さ約1mm
に塗布し、この後ポリエステルフィルムにて覆い、所定
の大きさに切断しパップ剤とした。
【0044】
【表4】 上記成分を溶解、撹拌し、均一な練合物を得た。これを
展延機を用いてポリエステルの不織布上に厚さ約1mm
に塗布し、この後ポリエステルフィルムにて覆い、所定
の大きさに切断しパップ剤とした。
【0045】実施例5 パップ剤 実施例2の3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオ
ールの配合濃度を0.05重量%に減量し、減量分を精
製水で置き換えた処方によりパップ剤を製造した。
【0046】実施例6 パップ剤 実施例2の3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオ
ールの配合濃度を22重量%に増量し、増量分精製水を
減量した処方によりパップ剤を製造した。
【0047】
【表5】 上記各成分を加熱攪拌したものを支持体上に延展し、ケ
トチフェン含有テープ剤を調製した。
【0048】
【表6】 上記各成分をミキサーにより混合し、予め剥離処理の施
されたプラスチックフィルムに展延し、上部よりPBT
不織布で覆い圧着転写し、テープ剤とした。
【0049】
【表7】 上記各成分をニーダーにて混合し、予め剥離処理の施さ
れたプラスチックフィルムに展延し、上部よりポリプロ
ピレン不織布で覆い圧着転写し、テープ剤とした。
【0050】実施例10 テープ剤 実施例8の3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオ
ールの配合濃度を0.05重量%に減量し、減量分を流
動パラフィンで置き換えた処方によりテープ剤を製造し
た。
【0051】実施例11 テープ剤 実施例8の3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオ
ールの配合濃度を21%重量に増量し、増量分流動パラ
フィンを減量した処方によりパップ剤を製造した。
【0052】比較例1 パップ剤 実施例4の3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオ
ールを精製水で置き換えた処方によりパップ剤を製造し
た。
【0053】比較例2 パップ剤 実施例4の3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオ
ールをミリスチン酸イソプロピルで置き換えた処方によ
りパップ剤を製造した。
【0054】比較例3 パップ剤 実施例4の3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオ
ールをトリアセチンで置き換えた処方によりパップ剤を
製造した。
【0055】比較例4 パップ剤 実施例4の3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオ
ールをマクロゴール400で置き換えた処方によりパッ
プ剤を製造した。
【0056】比較例5 パップ剤 実施例4の3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオ
ールをプロピレングリコールで置き換えた処方によりパ
ップ剤を製造した。
【0057】比較例6 パップ剤 実施例4の3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオ
ールをひまし油で置き換えた処方によりパップ剤を製造
した。
【0058】比較例7 パップ剤 実施例4の3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオ
ールをモノステアリン酸グリセリンで置き換えた処方に
よりパップ剤を製造した。
【0059】試験例1 実施例2および5〜6のパップ剤について、支持体への
基剤の展延時の膏体(基剤)粘度をビスコテスターによ
り測定し、展延適性、および硬化安定後の膏体の粘着
性、べたつき、経時安定性(シミだし)について評価し
た。結果を表8に示す。
【0060】
【表8】 以上の結果から明らかなごとく、3−L−メントキシプ
ロパン−1,2−ジオールを至適濃度(2重量%)含有
した実施例2のパップ剤では、膏体(基剤)が延展時に
適度な粘性を示し、またその他すべての項目においても
良好な結果が得られた。一方、至適濃度である0.1〜
20重量%の範囲外配合した実施例5〜6では、実施例
2のパップ剤に比べると満足のいく製剤が得られなかっ
た。すなわち3−L−メントキシプロパン−1,2−ジ
オールの貼付剤中の至適濃度が、基剤全量に対して0.
1〜20重量%であること裏付けるものである。
【0061】試験例2 実施例8および10〜11のテープ剤について、試験例
1と同様に支持体への基剤の展延時の膏体(基剤)粘度
をビスコテスターにより測定し、展延適性、および硬化
安定後の膏体の粘着性、べたつき、経時安定性(舌出
し:支持体と基剤との間から膏体(基剤)の一部が流れ
出すこと。)について評価した。結果を表9に示す。
【0062】
【表9】 以上の結果から明らかなごとく、3−L−メントキシプ
ロパン−1,2−ジオールを至適濃度(4重量%)含有
した実施例8のテープ剤では、膏体(基剤)が延展時に
適度な粘性を示し、またその他すべての項目においても
良好な結果が得られた。一方、至適濃度である0.1〜
20重量%の範囲外配合した実施例10〜11では、実
施例8のテープ剤に比べると満足のいく製剤が得られな
かった。すなわち3−L−メントキシプロパン−1,2
−ジオールの貼付剤中の至適濃度が、基剤全量に対して
0.1〜20重量%であることを裏付けるものである。
【0063】試験例3 ゲル強度測定ならびに官能試験 実施例4および比較例1〜7のパップ剤について、調合
後膏体(基剤)のみを密閉容器に充填、硬化安定後に取
り出しレオメーターによるゲル強度の測定を行った。ま
た同時に、各パップ剤の総合的使用感(皮膚への付着
性、フィット感、べたつき、可塑剤のブリード、にお
い、膏体残り、剥離時の痛み)について官能試験により
評価した。貼付部位は肘、貼付時間は4時間とした。結
果を表10に示す。
【0064】
【表10】 以上の結果から明らかなごとく、3−L−メントキシプ
ロパン−1,2−ジオールを含有した実施例4の膏体
(基剤)は、可塑剤を添加しない比較例1に比べゲル強
度が大きく低下し、基剤が可塑軟化した。
【0065】また、比較例2〜7の膏体(基剤)もゲル
強度は低下したが、皮膚への付着性・フィット感はほと
んど改良されず、唯一付着性が改良された比較例5で
も、ブリード(可塑剤の基剤との相溶性)、べたつき、
膏体残り等の総合的使用感においてはむしろ従来品より
劣った。
【0066】一方、3−L−メントキシプロパン−1,
2−ジオールを含有した実施例4のパップ剤では、皮膚
への付着性、フィット感、剥離時の痛みが従来品より改
良され、目的とする製剤特性を有するパップ剤が得られ
た。すなわち、3−L−メントキシプロパン−1,2−
ジオールの、パップ剤基剤の可塑剤としての有用性を裏
付けるものである。
【0067】試験例4 皮膚安全性試験 実施例1〜4および比較例2〜3のパップ剤について、
皮膚安全性試験を実施した。
【0068】試験は健常男女30名による48時間のク
ローズドパッチテストを行い、パップ剤を剥離後1時間
および24時間経過後の皮膚状態の変化を観察し、皮膚
刺激度を下記基準に従い評価した。結果を表11〜12
に示す。なお、「±」以上(±、+及び++)の評価が
あった被験者を陽性とした。
【0069】 −:皮膚に変化が認められない +:皮膚に明瞭な発赤 ±:皮膚に微弱な発赤 ++:皮膚に重篤な気触
【0070】
【表11】
【0071】
【表12】 上記のように、実施例1〜4の本発明のパップ剤の皮膚
安全性は極めて高いものであった。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、冷感剤として公知
の3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオールを貼
付剤の基剤に可塑剤として配合すると、貼付剤基剤の可
塑効果に優れ、かつ安全性、安定性、基剤との相溶性が
高い。従って、この貼付剤を皮膚に貼付した場合、皮膚
への付着性、フィット感、剥離時の痛み等の総合的使用
感が向上する。また、繰り返し貼付・剥離した場合に
も、皮膚かぶれ等の皮膚刺激がなく安全性が高い。しか
も、この貼付剤は、無臭で、かつ心地よい清涼感を与え
る。
【0073】従って、本発明の可塑剤および貼付剤は、
医薬品用途として好適であり、産業上の利用性も高いも
のである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3−L−メントキシプロパン−1,2−
    ジオールからなる可塑剤。
  2. 【請求項2】 3−L−メントキシプロパン−1,2−
    ジオールを可塑剤として基剤中に含有することを特徴と
    する貼付剤。
  3. 【請求項3】 3−L−メントキシプロパン−1,2−
    ジオールを基剤総量に対して0.1〜20重量%含有す
    る請求項2記載の貼付剤。
  4. 【請求項4】 前記貼付剤の剤型がパップ剤であり、そ
    の基剤が、3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオ
    ールからなる可塑剤、薬効成分、水溶性高分子、多価ア
    ルコールおよび水を含有してなる請求項2または3記載
    の貼付剤。
  5. 【請求項5】 前記貼付剤の剤型がテープ剤であり、そ
    の基剤が、3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオ
    ールからなる可塑剤、薬効成分、ロジンエステル誘導
    体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体
    またはアクリル系粘着剤のどちらか、および軟化剤を含
    有してなる請求項2または3記載の貼付剤。
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