JPH111441A - 経皮吸収用基剤及び該基剤を含有する経皮吸収製剤 - Google Patents

経皮吸収用基剤及び該基剤を含有する経皮吸収製剤

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JPH111441A
JPH111441A JP12166498A JP12166498A JPH111441A JP H111441 A JPH111441 A JP H111441A JP 12166498 A JP12166498 A JP 12166498A JP 12166498 A JP12166498 A JP 12166498A JP H111441 A JPH111441 A JP H111441A
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Munehiko Hirano
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正義 ▲槇▼
Masayoshi Maki
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明は、薬効成分の溶解性及び安定性の向
上、薬効成分の皮膚透過性の向上、低い皮膚刺激、及
び、基剤物性の安定化に優れた経皮吸収用基剤、及び、
それに薬物を含有してなる経皮吸収製剤を提供する。 【解決手段】 本発明は、スチレン−イソプレン−スチ
レンブロック共重合体、軟化剤、粘着付与樹脂、及び、
ヘキシレングリコールを含有してなる経皮吸収用基剤、
及び、それに薬物を含有してなる経皮吸収製剤に関す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は経皮薬物治療の分野
に関するものであり、基剤成分にスチレン−イソプレン
−スチレンブロック共重合体、軟化剤、粘着付与樹脂、
及び、ヘキシレングリコールを使用することにより薬物
の溶解性及び皮膚透過性を良好にした経皮吸収製剤であ
って、予定量の薬剤を正確かつ確実に患者に適用するこ
とのできることを特徴とする経皮吸収製剤に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】卵胞ホルモンに含まれるエストラジオー
ルは、女性の生殖可能な時期に卵巣より分泌されるもの
である。従って、閉経前後の女性は主としてエストラジ
オールの欠乏を来たし、更年期障害や月経異常等の症状
が生じる。現在これらの症状を改善する目的で経口剤投
与等による治療法が行われているものの、胃腸等の消化
管や肝臓等により迅速に代謝され不活化されるため、充
分な薬効発現を期待するためには高用量のエストラジオ
ールを服用しなければならない。また高用量のため副作
用等の発現性が高まる恐れがある。そこで、経皮投与で
エストラジオールの代謝を少なくし血中に到達させ治療
に供しようとする試みがなされている。一方、他のホル
モンである黄体ホルモンを経皮より吸収させエストラジ
オール投与における副作用を抑える検討もなされてい
る。特開平4−342532号公報にはエストラジオー
ルと黄体ホルモンを薬効成分とし、粘着剤として2−エ
チルヘキシルアクリレートとN−ビニル−2−ピロリド
ンからなるアクリル系粘着剤を主成分とする経皮吸収製
剤が提案されている。しかし、アクリル系粘着剤は薬物
放出性が低く、皮膚に対する刺激も強く長期連続投与に
耐え難いものである。
【0003】また、特公平6−51623号公報にはヒ
ドロキシプロピルセルロースとエタノールからなるゲル
に、薬効成分であるエストラジオールと酢酸ノルエチス
テロンを溶解させ、これをリザーバー型とし、浸透性調
節膜で薬効成分の放出を制御する方法が提案されてい
る。しかし、エタノールは皮膚刺激性が強く貼付部位に
高い頻度で発赤が生じる等の副作用等に問題があった。
一方、国際公開WO91/17752号公報、特開平5
−148145号公報にはクロタミトンを溶解剤として
使用したスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重
合体からなる経皮吸収貼付剤が提案されている。しかし
溶解剤にクロタミトンを用いるとスチレン−イソプレン
−スチレンブロック共重合体自身がクロタミトンに溶解
され期待した凝集力が得られないなど安定性に問題があ
った。
【0004】ヘキシレングリコール(一般名。化学名は
2−メチル−2,4−ペンタンジオール)は通常保湿
剤、溶剤、工業用クリーニング剤、水圧流体、皮革繊維
などの軟化剤及び柔軟剤、インキ用剤、写真用剤などに
用いられる。特開平7−109220号公報、特開平8
−53338号公報にはヘキシレングリコールを抗菌剤
として使用した外用剤が提案されている。
【0005】また、国際公開WO96/19976号公
報、特開平7−138153号公報にはヘキシレングリ
コールを吸収促進剤として使用した外用剤が提案されて
いる。しかし、ヘキシレングリコールはアクリル基剤と
の相溶性が高く十分な吸収促進効果を得るためにはヘキ
シレングリコールを多量に配合する必要があった。さら
にヘキシレングリコールの多量配合による付着性の低下
及び製剤の基本的な物性に影響をもたらすなどの問題が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の問題点に鑑み、
本発明者らは、 1)薬効成分の溶解性及び安定性の向上 2)薬効成分の皮膚透過性の向上 3)低い皮膚刺激 4)基剤物性の安定化 を図った経皮吸収製剤または基剤を提供することを目的
とし、鋭意検討を続けた結果、本発明の完成に至ったも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、基剤成分とし
てスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、
軟化剤、粘着付与樹脂及びヘキシレングリコールを使用
することにより良好な凝集力、物性の安定化、さらに薬
物の溶解性及び安定性、皮膚透過性を良好にした経皮吸
収用基剤が得られることを見出し本発明に至った。
【0008】本発明は、スチレン−イソプレン−スチレ
ンブロック共重合体、軟化剤、粘着付与樹脂、及び、経
皮吸収促進作用を有するに十分な量または薬物を溶解す
るに十分な量のヘキシレングリコールを含有してなる経
皮吸収用基剤に関する。また、本発明は、薬物、及び、
経皮吸収用基剤を含有してなる経皮吸収製剤に関する。
より詳細には、本発明は基剤成分としてスチレン−イソ
プレン−スチレンブロック共重合体、軟化剤、粘着付与
樹脂、及び、ヘキシレングリコールを含有してなる経皮
吸収貼付剤用基剤、及び、当該経皮吸収用基剤と薬物を
含有してなる経皮吸収貼付剤に関する。本発明の経皮吸
収貼付剤を患者皮膚へ貼付した後においては治療に有効
な量の薬剤が正確かつ確実に放出されることが可能であ
り、本発明は経皮吸収貼付剤を提供することにある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の経皮吸収製剤の有効成分
となる薬物については生理的に活性な物質で経皮吸収性
を有する必要がある。または経皮吸収された後に生理活
性を示すようないわゆるプロドラッグであってもよい。
または、薬学的に許容される無機または有機の付加塩で
あってもよい。本発明の経皮吸収製剤の薬物としては、
好ましくは卵胞ホルモンや黄体ホルモンその誘導体など
の女性ホルモンが挙げられる。例えば、活性成分として
は、卵胞ホルモンとして、エストラジオール、エストロ
ン、エストリオール、エキリン、エキレニンまたはそれ
らの誘導体等が挙げられるが、好ましくは本発明の経皮
吸収製剤には主にエストラジオールが用いられる。ま
た、黄体ホルモンとしては、プロゲステロン、カプロン
酸ヒドロキシプロゲステロン、酢酸メドロキシプロゲス
テロン、ジドロゲステロン、酢酸クロルマジノン、エチ
ステロン、ジメチステロン、ノルエチステロン、酢酸ノ
ルエチステロン、エナント酸ノルエチステロン、酢酸エ
チノジオール、酢酸メゲストロールまたはアリルエスト
レノール等が挙げられるが、好ましくは本発明の経皮吸
収製剤には主に酢酸ノルエチステロンが用いられる。
【0010】その他に本発明の経皮吸収製剤に有効な薬
物としては例えば制吐剤(例:グラニセトロン、アザセ
トロン、オンダンセトロン、ラモセトロン等)、頻尿治
療剤(例:オキシブチニン等)、アンジオテンシンI変
換酵素阻害剤(例:カプトプリル、デラプリル)、Ca
拮抗剤(例:ニフェジピン等)、冠血管拡張剤(例:ジ
ルチアゼム、ニコランジル等)、局所麻酔剤(例:リド
カイン、プロカイン等)、胸腺ホルモン(例:血清胸腺
因子)、筋弛緩剤(例:チザニジン、エペリゾン、ダン
トロレン等)、興奮覚醒剤、抗高圧剤(例:アルプレノ
ロール、ニフェジピン等)、抗腫瘍剤、向精神薬(例:
イミピラミン、フェンタニール、モルヒネ等)、抗生物
質、抗パーキンソン剤(例:アマンタジン、レボドパ
等)、抗ヒスタミン剤、抗めまい剤(例:ジフェニドー
ル、ベタヒスチン等)、催眠鎮静剤、消炎鎮痛剤(例:
インドメタシン、ケトプロフェン、ジクロフェナク、イ
ブプロフェン、フルルビプロフェン、フェルビナク、ケ
トロラク等)自律神経用剤、心臓・血管系薬剤(例:ベ
ンゾチアゼピン等)、鎮咳去痰剤(例:ケトチフェン、
ツロブテロール、トラニラスト等)、脳循環代謝改善剤
(例:ビンポセチン等)、ビタミン剤、ポリペプチド系
のホルモン剤(ルーティイナイジングホルモン−リリー
ジングホルモン、サイロトロピンリリージングホルモン
等)、末梢血管拡張剤、免疫調節剤(例:ポリサッカラ
イド類、オーラノフィン、ロベンザリット等)、利胆剤
(例:ウルソデスオキシコール酸等)、利尿剤(例:ヒ
ドロフルメチアジド等)、糖尿病用剤(例:トルブタミ
ド等)、痛風治療剤(例:コルヒチン等)などの種類の
薬物が使用でき、配合目的によって異なるが治療に有効
な量として通常薬剤に対して0.1〜10重量%の配合
量が好ましく用いられる。また、これらの薬物は相互作
用による不都合が生じない場合には必要に応じて2種類
以上の併用も可能である。
【0011】本発明の経皮吸収基用剤におけるスチレン
−イソプレン−スチレンブロック共重合体、軟化剤、粘
着付与樹脂、及び、ヘキシレングリコールの組み合わせ
は、従来のゴム系基剤では考えられない多量の薬物を含
有させうることが可能となり、しかもアクリル系単独で
は得られない高い薬物の放出を得ることができる。ま
た、ヘキシレングリコールは、基剤成分、特にスチレン
−イソプレン−スチレンブロック共重合体を実質的に溶
解しない、又は実質的な溶解がみられない範囲で使用す
ることができるので、良好な凝集力、安定性を得ること
ができる。
【0012】これらの成分の製剤全量に対する含有量は
以下の通りである。スチレン−イソプレン−スチレンブ
ロック共重合体は10〜30重量%、好ましくは13〜
27重量%、さらに好ましくは15〜25重量%、軟化
剤は10〜60重量%、好ましくは12〜55重量%、
さらに好ましくは15〜50重量%、粘着付与樹脂は2
0〜60重量%、好ましくは23〜57重量%、さらに
好ましくは25〜50重量%で、この範囲の組み合わせ
が最も本発明の効果を有する。スチレン−イソプレン−
スチレンブロック共重合体が上記範囲より少ないと凝集
力が不十分となり、上記範囲より多いと製剤の柔軟性が
少なく付着性に問題が生じる。軟化剤が、上記範囲より
少ないと製剤の柔軟性が少なく付着性に問題が生じ、上
記範囲より多いと柔軟性は大きくなるものの製剤凝集力
に問題が生じる。粘着付与樹脂は、上記の範囲内で適度
な粘着性及びヘキシレングリコールとの相溶性を有す
る。粘着付与樹脂が、上記の範囲外ではヘキシレングリ
コールの十分な配合及びヘキシレングリコールによる十
分な吸収促進効果が得られない。
【0013】本発明の成分であるヘキシレングリコール
は化粧品原料として保湿剤及び抗菌剤として使用される
ことが知られているが、本発明においては薬効成分の吸
収促進剤及び/または溶解剤として十分な量を配合する
必要があり、その配合量は1〜10重量%、好ましくは
1.5〜8重量%、より好ましくは2〜7重量%であ
る。配合量が1重量%以下では基剤物性の安定化、薬効
成分の溶解性及び吸収促進効果が不十分であり10重量
%以上ではヘキシレングリコールによるブリーディング
が生じる。
【0014】本発明の経皮吸収用基剤に配合されるヘキ
シレングリコールは、他の吸収促進剤及び/又は溶解剤
と併用して使用することもできるが、他の吸収促進剤又
は溶解剤と併用せずにヘキシレングリコールを単独で使
用するほうが好ましい。本発明の経皮吸収製剤は、貼付
剤が好ましく、本発明の経皮吸収貼付剤は支持体上に、
薬物及び経皮吸収用基剤からなる薬物含有層を実質的に
単層として設けておけば十分であるが、薬物の吸収に影
響を与えないならば、他の層を設けて多層とすることも
できる。本発明の経皮吸収貼付剤の剤型は、硬膏剤が好
ましく、特に実質的に無水の硬膏剤が好ましい。
【0015】スチレン−イソプレン−スチレンブロック
共重合体としては例えばシェル化学製のスチレン−イソ
プレン−スチレンブロック共重合体(商品名:カリフレ
ックスTR−1107、カリフレックスTR−111
1)、日本合成ゴム社製のスチレン−イソプレン−スチ
レンブロック共重合体(商品名:JSR5000,JS
R5100)、日本ゼオン社製のスチレン−イソプレン
−スチレンブロック共重合体(商品名:クインタック3
421)等が挙げられる。
【0016】軟化剤としては、流動パラフィン、ポリブ
テン、ヒマシ油、綿実油、パーム油、ヤシ油、プロセス
オイル等の軟化剤が例示される。粘着付与樹脂としては
脂環族飽和炭化水素樹脂(例えばアルコンP−100
(商品名))、ロジンエステル(例えばKE−311、
KE−100(商品名)、スーパーエステルS−100
(商品名))、水素脂環族系炭化水素(例えばエスコレ
ッツ5300(商品名))、テルペン系水素添加樹脂
(例えばクリアロンP−105(商品名))、水添ロジ
ンエステル(例えばフォーラル105(商品名))等の
粘着付与樹脂が例示される。
【0017】次に本発明の支持体となるフィルムは、薬
剤の漏出・揮散・吸着の防止のためにいわゆるバリア性
に優れるなどの性質を有する必要がある。また、装置を
皮膚に貼付した際の適度な柔軟性があることが好まし
い。支持体の素材としては、上記の条件を備えていれば
特に限定はされないが、具体的にはアルミニウム、エチ
レンビニルアセテート共重合体またはそのケン化物、酢
酸セルロース、セルロース、ナイロン、ポリエステル、
ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネー
ト、ポリビニルアルコール、ポリプロピレンなどが例と
してあげられる。これらの素材は、フィルム状にする
か、または必要に応じて紙・布状にしたものをフィルム
と積層したり積層フィルム状に加工し、あるいは、アル
ミニウム蒸着、セラミック蒸着などの処理を行い、バリ
ア性等を改良することができる。
【0018】剥離ライナー層となるフィルムについては
装置の保存中においては薬剤層からの漏出揮散等を阻止
できることが必要であり、また、この剥離ライナー層は
装置の使用の際に剥離除去可能でなければならない。剥
離ライナーフィルムの素材は具体的にはアルミニウム、
セルロース、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等が使用可能であり必要に応じてこれらのフィルム
を積層してもよい。また、その表面をシリコンあるいは
フルオロカーボン等で処理するかまたはライナー素材中
に周知の添加剤を配合するなどして剥離性を調整したり
バリア性を調整してもよい。剥離ライナーには剥離する
際のハンドリングが容易となるよう剥離のためのつまみ
部を設けることができる。
【0019】さらに接着性・安全性・安定性の調製のた
めに必要に応じて周知の添加剤を配合することができ
る。具体的には、ポリイソブチレンなどの粘着剤又は接
着剤、ジブチルヒドロキシトルエンなどの抗酸化剤、ス
ミカゲルSP−520(商品名)、アクアキープ10S
H(商品名)、アラソーブ800F(商品名)、サンウ
ェット1M−1000MPS(商品名)等の吸水性高分
子、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、二酸化チタン、シリカ
類等の無機充填剤、溶解助剤としてエキセル(商品名)
等のグリセリン脂肪酸エステル及びクロタミトン等、吸
収促進剤としてカルコール(商品名)等の脂肪アルコー
ル、保湿剤としてクエン酸トリエチル、ポリエチレング
リコール、グリセリン等が適宜適量含有される。
【0020】次に本発明の経皮吸収製剤の製造方法につ
いて説明する。本発明の経皮吸収製剤は、例えば、薬効
成分及びヘキシレングリコールを除くすべての基剤成分
を加熱溶解した後、薬効成分及びヘキシレングリコール
を加え均一に混合し、必要に応じて、上記の支持体に展
膏後ライナーで覆い、所望の形状に切断し、製品となす
かあるいは一旦剥離処理の施されたフィルムに展膏後適
当な支持体に圧着転写し製品となすこともできる。ま
た、すべての成分をヘキサン、トルエン、酢酸エチル等
の有機溶媒に溶解させた後、上記の支持体に展膏後、有
機溶剤を除去しライナーで覆い、所望の形状に切断し、
製品となすか、あるいは一旦、剥離処理の施されたフィ
ルムに展膏後、有機溶剤を除去し、適当な支持体に圧着
転写し、製品となすこともできる。
【0021】
【発明の効果】このようにして得られた本発明の経皮吸
収製剤、好ましくは、経皮吸収貼付剤は、薬効成分の溶
解性及び安定性、皮膚透過性を高め、基剤の良好な凝集
力及び物性の安定化という効果を有する。本発明の経皮
吸収製剤は薬剤組成の自由度が高いので安定性、有効性
を好適に設計する上でのメリットは大きい。
【0022】
【実施例】以下、実施例、試験例を挙げて本発明の経皮
吸収貼付剤をより詳細に説明するが、本発明がこれらの
例に限定されるものではない。なお、実施例、比較例の
数値はすべて重量%である。
【0023】 実施例1 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 10 流動パラフィン 60 粘着付与剤(脂環族飽和炭化水素樹脂 20 商品名:アルコンP−100) ポリイソブチレン 7.4 ヘキシレングリコール 1 ジブチルヒドロキシトルエン 1 エストラジオール 0.1 酢酸ノルエチステロン 0.5 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してエストラジオール、酢酸ノルエチステロン混
合製剤とした。
【0024】 実施例2 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 30 流動パラフィン 10 粘着付与剤(ロジンエステル 商品名:KE−311) 24 ポリイソブチレン 10 ヘキシレングリコール 10 ジブチルヒドロキシトルエン 1 エストラジオール 5 酢酸ノルエチステロン 10 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してエストラジオール、酢酸ノルエチステロン混
合製剤とした。
【0025】 実施例3 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 20 流動パラフィン 29 粘着付与剤(水添ロジンエステル 30 商品名:フォーラル105) ポリイソブチレン 10 ヘキシレングリコール 7 ジブチルヒドロキシトルエン 1 エストラジオール 1 酢酸ノルエチステロン 2 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してエストラジオール、酢酸ノルエチステロン混
合製剤とした。
【0026】 実施例4 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 20 流動パラフィン 35 粘着付与剤(水添ロジンエステル 30 商品名:フォーラル105) ポリイソブチレン 10 ヘキシレングリコール 1 ジブチルヒドロキシトルエン 1 エストラジオール 1 酢酸ノルエチステロン 2 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してエストラジオール、酢酸ノルエチステロン混
合製剤とした。
【0027】 実施例5 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 20 流動パラフィン 24 粘着付与剤(水添ロジンエステル 30 商品名:フォーラル105) ポリイソブチレン 12 ヘキシレングリコール 10 ジブチルヒドロキシトルエン 1 エストラジオール 1 酢酸ノルエチステロン 2 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してエストラジオール、酢酸ノルエチステロン混
合製剤とした。
【0028】 実施例6 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 20 流動パラフィン 21 粘着付与剤(水添ロジンエステル 25 商品名:フォーラル105) ポリイソブチレン 10 ヘキシレングリコール 8 ジブチルヒドロキシトルエン 1 エストラジオール 5 酢酸ノルエチステロン 10 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してエストラジオール、酢酸ノルエチステロン混
合製剤とした。
【0029】 実施例7 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 15 流動パラフィン 15 粘着付与剤(水添ロジンエステル 60 商品名:フォーラル105) ポリイソブチレン 7.4 ヘキシレングリコール 1 ジブチルヒドロキシトルエン 1 エストラジオール 0.1 酢酸ノルエチステロン 0.5 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してエストラジオール、酢酸ノルエチステロン混
合製剤とした。
【0030】 実施例8 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 20 流動パラフィン 30 粘着付与剤(水添ロジンエステル 30 商品名:フォーラル105) ポリイソブチレン 10 ヘキシレングリコール 7 ジブチルヒドロキシトルエン 1 オキシブチニン 2 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してオキシブチニン製剤とした。
【0031】 実施例9 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 20 流動パラフィン 35 粘着付与剤(水添ロジンエステル 30 商品名:フォーラル105) ポリイソブチレン 10 ヘキシレングリコール 1 ジブチルヒドロキシトルエン 1 チザニジン 3 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してチザニジン製剤とした。
【0032】 実施例10 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 20 流動パラフィン 24 粘着付与剤(水添ロジンエステル 30 商品名:フォーラル105) ポリイソブチレン 12 ヘキシレングリコール 10 ジブチルヒドロキシトルエン 1 ケトプロフェン 3 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してケトプロフェン製剤とした。
【0033】 実施例11 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 20 流動パラフィン 28 粘着付与剤(水添ロジンエステル 25 商品名:フォーラル105) ポリイソブチレン 15 ヘキシレングリコール 8 ジブチルヒドロキシトルエン 1 グラニセトロン 3 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してグラニセトロン製剤とした。
【0034】 実施例12 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 15 流動パラフィン 15 粘着付与剤(水添ロジンエステル 58.6 商品名:フォーラル105) ポリイソブチレン 7.4 ヘキシレングリコール 1 ジブチルヒドロキシトルエン 1 ツロブテロール 2 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してツロブテロール製剤とした。
【0035】 比較例1(ヘキシレングリコール未配合) スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 20 流動パラフィン 36 粘着付与剤(水添ロジンエステル 30 商品名:フォーラル105) ポリイソブチレン 10 ジブチルヒドロキシトルエン 1 エストラジオール 1 酢酸ノルエチステロン 2 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してエストラジオール、酢酸ノルエチステロン混
合製剤とした。
【0036】 比較例2(溶解剤クロタミトン) スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 20 流動パラフィン 29 粘着付与剤(水添ロジンエステル 30 商品名:フォーラル105) ポリイソブチレン 10 クロタミトン 7 ジブチルヒドロキシトルエン 1 エストラジオール 1 酢酸ノルエチステロン 2 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してエストラジオール、酢酸ノルエチステロン混
合製剤とした。
【0037】 比較例3(アクリル基剤) TS−620(アクリル酸メチル・アクリル酸-2-エチルヘキシル 89 共重合樹脂エマルシ゛ョン:日本カーバイド製) ヘキシレングリコール 8 エストラジオール 1 酢酸ノルエチステロン 2 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してエストラジオール、酢酸ノルエチステロン混
合製剤とした。
【0038】 比較例4 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 5 流動パラフィン 65 粘着付与剤(水添ロジンエステル 10 商品名:フォーラル105) ポリイソブチレン 3.4 ヘキシレングリコール 15 ジブチルヒドロキシトルエン 1 エストラジオール 0.1 酢酸ノルエチステロン 0.5 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してエストラジオール、酢酸ノルエチステロン混
合製剤とした。
【0039】 比較例5 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 35 流動パラフィン 5 粘着付与剤(水添ロジンエステル 32 商品名:フォーラル105) ポリイソブチレン 3 ヘキシレングリコール 7 ジブチルヒドロキシトルエン 1 エストラジオール 6 酢酸ノルエチステロン 11 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してエストラジオール、酢酸ノルエチステロン混
合製剤とした。
【0040】 比較例6 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体 20 流動パラフィン 29 粘着付与剤(水添ロジンエステル 36.5 商品名:フォーラル105) ポリイソブチレン 10 ヘキシレングリコール 0.5 ジブチルヒドロキシトルエン 1 エストラジオール 1 酢酸ノルエチステロン 2 この処方で上記の製造方法に従い作製し、所望の大きさ
に切断してエストラジオール、酢酸ノルエチステロン混
合製剤とした。
【0041】試験例 試験例1.基剤への薬効成分の溶解安定性試験 実施例1、2、3、4、5、6、7及び比較例1、4、
6の各試験片を50゜C・3ヶ月間保存し各試験片から
の結晶析出またはブリーディングを観察した。その結果
を表1に示す。比較例1、6では結晶の析出が観察され
た。比較例4にはヘキシレングリコールのブリーディン
グが観察された。実施例に結晶の析出及びブリーディン
グは観察されなかった。
【0042】
【表1】
【0043】試験例2.性状の確認 実施例3及び比較例2、4の各試験片を50゜C・3ヶ
月間保存し各試験片の外観及び性状を観察した。その結
果を表2に示す。実施例3には基剤の流れだしは認めら
れなかったが比較例2、4では基剤の流れだしが認めら
れた。
【0044】
【表2】
【0045】試験例3.皮膚透過試験 実施例3及び比較例2,3の試験片につきFranz型
拡散セルを用いてヘアレスマウス(6週齢、雌)背部皮
膚透過試験(温度37゜C)を行った。試験開始後所要
時間ごとにレセプター液を採取しその直後にレセプター
液を補充し採取レセプター液への薬物の透過量を高速液
体クロマトグラフ法により測定した。各試験片のサンプ
ル数はそれぞれ3個づつとした。結果を図1,2に示
す。実施例3は及び比較例2、3に比較して良好な薬物
透過性を示した。
【0046】試験例4.放出試験 実施例3及び比較例1、6の試験片につき放出試験を回
転シリンダー法により行った。試験条件としては試験液
900ml、試験液温度32.0±0.5゜C、 シリンタ゛ー回転数
50rpmで行った。結果を図3,4に示す。比較例1、6
の試 験片に対し実施例3では良好な薬効成分の
放出が得られた。
【0047】試験例5.付着性試験 実施例1、2、3の試験片と比較例4、5の試験片につ
き下記の手法により付着性試験を行った。10人の被験
者(健常人、男性)の上腕部に試験片を貼り24時間貼
付した後付着性を評価した。その結果を表3に示す。比
較例では1/2以上剥離がほとんどにみられたが実施例
では剥離なしがほとんどであった。
【0048】
【表3】
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、基剤成分としてスチレ
ン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、軟化剤、
粘着付与樹脂及びヘキシレングリコールを使用すること
により良好な凝集力、物性の安定化、さらに薬物の溶解
性及び安定性、皮膚透過性を良好にした経皮吸収用基剤
及びそれを用いた経皮吸収製剤を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例3、比較例2及び比較例3の製
剤について、ヘアレスマウス皮膚透過試験によるエスト
ラジオール(E2)の皮膚透過性を示したものである。
【図2】図2は、実施例3、比較例2及び比較例3の製
剤について、ヘアレスマウス皮膚透過試験、酢酸ノルエ
チステロン(NETA)の皮膚透過性を示したものであ
る。
【図3】図3は、実施例3、比較例1及び比較例6の製
剤について、エストラジオール(E2)の放出試験の結
果を示したものである。
【図4】図4は、実施例3、比較例1及び比較例6の製
剤について、酢酸ノルエチステロン(NETA)の放出
試験の結果を示したものである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン−イソプレン−スチレンブロッ
    ク共重合体、軟化剤、粘着付与樹脂、及び、ヘキシレン
    グリコールを含有してなる経皮吸収用基剤。
  2. 【請求項2】 ヘキシレングリコールの含有量が1〜1
    0重量%である請求項1に記載の経皮吸収用基剤。
  3. 【請求項3】 製剤全量に対し、スチレン−イソプレン
    −スチレンブロック共重合体が10〜30重量%、軟化
    剤が10〜60重量%、粘着付与樹脂が20〜60重量
    %、及び、ヘキシレングリコールが1〜10重量%含有
    されてなる請求項1又は2に記載の経皮吸収用基剤。
  4. 【請求項4】 ヘキシレングリコールが薬物の吸収促進
    剤及び/又は溶解剤である請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の経皮吸収用基剤。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の経
    皮吸収用基剤に薬物を含有してなる経皮吸収製剤。
  6. 【請求項6】 薬物を0.1〜10重量%配合してなる
    請求項5に記載の経皮吸収製剤。
  7. 【請求項7】 薬物が卵胞ホルモン及び/または黄体ホ
    ルモンである請求項5又は6に記載の経皮吸収製剤。
  8. 【請求項8】 卵胞ホルモンがエストラジオール及びそ
    の誘導体であり、その配合量が0.1〜5重量%である
    請求項7に記載の経皮吸収製剤。
  9. 【請求項9】 黄体ホルモンがノルエチステロン、酢酸
    ノルエチステロン及びその誘導体であり、その配合量が
    0.5〜10重量%である請求項7に記載の経皮吸収製
    剤。
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