JPH10104822A - 製版プロセスにおける画像検査方法および画像検査装置 - Google Patents

製版プロセスにおける画像検査方法および画像検査装置

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JPH10104822A
JPH10104822A JP26188396A JP26188396A JPH10104822A JP H10104822 A JPH10104822 A JP H10104822A JP 26188396 A JP26188396 A JP 26188396A JP 26188396 A JP26188396 A JP 26188396A JP H10104822 A JPH10104822 A JP H10104822A
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  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間に低コストで精密な画像検査を行うこ
とができる製版プロセスにおける画像検査方法を提供す
る。 【解決手段】 初校の校正刷りPS1をスキャナで読み
込んだディジタル画像データと初校をもとに修正を行っ
て得られた再校の印刷版用ディジタルデータPD2とを
比較する。すなわち、再校の印刷版P2や再校の校正刷
りPS2といった画像記録媒体をスキャナで読み込んだ
画像データではなく、それらの出力前の再校の印刷版用
ディジタルデータPD2を対象物として比較検査を行
う。スキャナで読み取った際のゴミや誤差の生じている
可能性のある画像データのみを用いた比較検査よりも精
密な画像検査を行うことができるとともに、画像記録媒
体の生成にかかるコストや時間を少なくすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、製版過程の異な
った段階で生じる2つの画像データとを比較することに
よって検査を行う製版プロセスにおける画像検査方法お
よび画像検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、製版工程においては、図
16に示すように、あらかじめ指定された印刷指定内容
に応じて原版フィルムF1(F1Y,F1M,F1C,F
1K)を作成し、その原版フィルムF1を用いて焼付・
現像処理を行うことで印刷版P1(P1Y,P1M,P1
C,P1K)を作成している。そして、こうして作成され
た印刷版P1により刷られる印刷物が印刷指定内容と一
致するかどうかを検査するために、印刷版P1から試し
刷り、つまり校正刷り(初校)PS1を印刷し、この校
正刷りPS1を印刷指定内容と照らし合わせる。この段
階で、印刷指定内容と合致していない箇所を発見する
と、製版工程に戻って原版フィルムF2(F2Y,F2
M,F2C,F2K)および印刷版P2(P2Y,P2M,
P2C,P2K)を新たに作成し、さらに印刷版P2から
校正刷り(再校)PS2を印刷している。なお、修正が
さらに必要な場合には、上記と同様にして、さらに修正
した原版フィルムF3(F3Y,F3M,F3C,F3K)
を用いて焼付・現像することで印刷版P3(P3Y,P
3M,P3C,P3K)を作成し、これらの印刷版P3か
ら校正刷り(三校)PS3を印刷している。
【0003】このような修正作業は手作業であり、しか
も複雑な作業が要求されるため、印刷指定内容と合致し
ていない箇所(修正必要箇所)が適切に修正されなかっ
たり、当該修正必要箇所以外の部分を誤って修正してし
まうなどの修正ミスを犯し易い。
【0004】そこで、従来より、このようなミスを検査
する装置が数多く提案されている。例えば、特開平5−
281697号公報や特開平7−271009号公報に
記載の装置では、最初に作成された原版フィルムの画像
と、修正済原版フィルムの画像とを読み込んで、両画像
を比較し、一致・不一致を検出しており、この検出結果
に基づいて修正内容が適切であるか否かを作業者が判定
(検査)可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
5−281697号公報に記載の装置をはじめとして従
来においては、修正前の原版フィルムを基準物とする一
方、修正後の原版フィルムを対象物とし、基準物と対象
物を比較しているため、次のような問題がある。
【0006】すなわち、基準物および対象物ともに原版
フィルムを得た後にそれらの画像を読み込んで比較検査
を行っているために、それらの画像の読み込みの際に微
少な文字等の読取ミスやわずかな濃淡の違いを生じ、そ
れらの違いを両者の差異として検出してしまうことが多
かった。
【0007】また、原版フィルムの作成やその画像の読
み込みに時間を要したり、修正前および修正後の原版フ
ィルムを生成する必要がありコストがかさむなどの問題
もあった。
【0008】この発明は従来技術における上記の問題を
解決するために行なわれたものであって、短時間に低コ
ストで精密な画像検査を行うことができる製版プロセス
における画像検査方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の請求項1の方法は製版プロセスの異なっ
た段階で生じる2つの画像データ同士を比較することに
よって画像検査を行う製版プロセスにおける画像検査方
法であって、画像記録媒体へ記録する直前の段階におけ
る第1のディジタル画像データと、前記第1のディジタ
ル画像データを修正して再び画像記録媒体へ記録する直
前の段階で得られる第2のディジタル画像データと、を
比較して前記画像検査を行うことを特徴とする。
【0010】また、この発明の請求項2の方法は、製版
プロセスの異なった段階で生じる2つの画像データを比
較することによって画像検査を行う製版プロセスにおけ
る画像検査方法であって、第1の画像記録媒体上の画像
を読み取ることによって得られた第1のディジタル画像
データと、前記第1のディジタル画像データに基づいて
修正して再び第2の画像記録媒体へ記録する直前の段階
で得られる第2のディジタル画像データと、を比較して
前記画像検査を行うことを特徴とする。
【0011】また、この発明の請求項3の方法は、製版
プロセスの異なった段階で生じる2つの画像データを比
較することによって画像検査を行う製版プロセスにおけ
る画像検査方法であって、画像記録媒体へ記録する直前
の段階における第1のディジタル画像データと、前記画
像記録媒体上の画像を読み取ることによって得られた第
2のディジタル画像データと、を比較して前記画像検査
を行うことを特徴とする。
【0012】また、この発明の請求項4の方法は、請求
項1の画像検査方法であって、前記画像記録媒体が原版
フィルムであることを特徴とする。
【0013】また、この発明の請求項5の方法は、請求
項1の画像検査方法であって、前記画像記録媒体が印刷
版であることを特徴とする。
【0014】また、この発明の請求項6の方法は、請求
項2の画像検査方法であって、前記第1の画像記録媒体
が校正刷りであるとともに、第2の画像記録媒体が前記
校正刷りに基づいて修正された原版フィルムであること
を特徴とする。
【0015】また、この発明の請求項7の方法は、請求
項2の画像検査方法であって、前記第1の画像記録媒体
が校正刷りであるとともに、前記第2の画像記録媒体が
前記校正刷りに基づいて修正された印刷版であることを
特徴とする。
【0016】また、この発明の請求項8の装置は、製版
プロセスの異なった段階で生じる2つの画像データ同士
を比較することによって画像検査を行う製版プロセスに
おける画像検査装置であって、画像記録媒体へ記録する
直前の段階における第1のディジタル画像データと、前
記第1のディジタル画像データを修正して再び画像記録
媒体へ記録する直前の段階で得られる第2のディジタル
画像データと、を比較して前記画像検査を行う手段を備
える。
【0017】さらに、この発明の請求項9の装置は、製
版プロセスの異なった段階で生じる2つの画像データを
比較することによって画像検査を行う製版プロセスにお
ける画像検査装置であって、第1の画像記録媒体上の画
像を読み取ることによって得られた第1のディジタル画
像データと、前記第1の画像記録媒体上の画像に基づい
て修正を経て生成された第2のディジタル画像データ
と、を比較して前記画像検査を行う手段を備える。
【0018】さらに、この発明の請求項10の装置は、
製版プロセスの異なった段階で生じる2つの画像データ
を比較することによって画像検査を行う製版プロセスに
おける画像検査装置であって、第1の画像記録媒体へ記
録する直前の段階における第1のディジタル画像データ
と、前記第1のディジタル画像データに基づいて修正を
経て生成された第2の画像記録媒体上の画像を読み取る
ことによって得られた第2のディジタル画像データと、
を比較して前記画像検査を行う手段を備える。
【0019】
【発明の実施の形態】
<1−1.実施の形態の装置構成>図1は、この実施の
形態の画像検査装置の主要部の装置構成を示す図であ
る。
【0020】この装置は、以下に示すように各種出力装
置を制御するスキャナー入力コンピュータ61、検査結
果出力コンピュータ62、検査処理コンピュータ63お
よびディジタルデータ出力装置64を備えており、これ
らは互いにLAN(local area network)の回線NWで
接続されている。
【0021】スキャナー60にはスキャナー入力コンピ
ュータ61が接続されている。スキャナー入力コンピュ
ータ61は音声ユニットコントローラ67を介して音声
ユニット68を制御して作業者に対して音声メッセージ
を伝える。また、スキャナー入力コンピュータ61は照
明コントローラ69を介して丸型蛍光灯22の点灯・消
灯・明るさを制御できる。また、カラーCCDカメラ4
0で得られるR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)
3色成分の画像信号(画像情報)は画像入力回路70に
与えられ、適当な画像処理を受けた後、スキャナー入力
コンピュータ61に送られる。また、スキャナー入力コ
ンピュータ61は、モータコントローラ71を介してレ
ンズ駆動用モータ32を制御できるとともに、モータコ
ントローラ72を介してX駆動用およびY駆動用パルス
モータ14a,14bをそれぞれ制御できる。
【0022】また、検査結果出力コンピュータ62はカ
ラープリンタ65、モノクロプロッタ66により画像検
査結果等を出力することができる。
【0023】また、検査処理コンピュータ63は回線N
Wを通じて入力された画像データに対して画像検査処理
を行う。
【0024】また、ディジタルデータ出力装置64には
フィルム出力機73および印刷版出力機74が接続され
ており、これらを制御することにより必要に応じて原版
フィルムや印刷版を生成する。なお、印刷版露光機75
は原版フィルムから印刷版を生成する機能も備えてい
る。
【0025】さらに、この実施の形態の画像検査装置は
後述の図2に示すように印刷版Pi(PiY,PiM,Pi
C,PiK)から校正刷りPSiを生成する校正機81を備
えている。ただし、ここおよび以下においてi=1,
2,…はそれぞれ初校、再校…を表わす。
【0026】図2はこの実施の形態の画像検査装置を通
じて行われる製版プロセスの流れを示す図である。な
お、この図においてスキャナー入力コンピュータ61と
スキャナー60の間に設けられた67〜72は図示が省
略されている。
【0027】作業者はディジタルデータ出力装置64へ
それに付属するキーボード(図示省略)による指示によ
り、予め回線NWを通じてディジタルデータ出力装置6
4内のメモリに蓄えられていた画像データを基に原版フ
ィルムを生成して印刷版を得て、それを基に校正刷りP
Siを得るか、画像データから直接印刷版を得て(CT
P(computer to plate))それを基に校正刷りを得る
かを切替える。
【0028】そして原版フィルムを出力し、それを基に
印刷版を焼き付ける場合には矢符A1のようにフィルム
出力機73に画像データを送り、そこで矢符A2のよう
に原版フィルムFi(FiY,FiM,FiC,FiK)を生成
する。さらにそれを矢符A3のように印刷版露光機に送
り、矢符A4のように印刷版Piを出力する。さらに、
それを矢符A5のように校正機に送り矢符ABのように
校正刷りPSiを出力する。
【0029】逆に、画像データから直接印刷版を得る場
合には矢符B1のように印刷版出力機74にその画像デ
ータを送り、それを基に矢符B2のように印刷版Piを
生成する。さらに、その印刷版Piを矢符B3のように
校正機に送り、矢符ABのように校正刷りPSiを得
る。
【0030】また、以上の処理において得られた原版フ
ィルムFi、印刷版Pi、校正刷りPSiは画像検査の必
要に応じてスキャナー60によってスキャナー入力コン
ピュータ61に読み込まれ、ディジタル画像データとし
て回線NWを通じて検査処理コンピュータ63に送ら
れ、画像検査に使用される。
【0031】さらに、検査処理コンピュータ63におい
て得られた画像検査結果は作業者の指示により必要に応
じて検査結果出力コンピュータ62に送られカラープリ
ンタ65やモノクロプロッタ66によって出力される。
【0032】<1−2.実施の形態の第1の画像検査処
理例>図3は実施の形態の画像検査装置における画像検
査の1例の流れを示す図である。この例ではCTPによ
り直接、印刷版初校の印刷版P1を得て、それを基に校
正刷りを得る製版プロセスにおいて画像検査を行う場合
を示しており、具体的には初校の校正刷りPS1(第1
の画像記録媒体に相当)をスキャナー60で読み取った
ディジタル画像データ(第1のディジタル画像データに
相当)を基準画像とするとともに、初校をもとに修正を
行って得られた再校の印刷版用ディジタルデータPD2
(第2のディジタル画像データに相当)を対象画像とし
て、それらを比較することによって画像検査を行ってい
る。なお、この実施の形態の画像検査装置のディジタル
データ出力装置64では初校の印刷版用ディジタルデー
タPD1,再校の印刷版用ディジタルデータPD2等は
TIFF形式のデータであり各ドットごとにY(イエロ
ー),M(マゼンタ),C(シアン),K(スミ)の4
色の成分を備えたディジタル画像データとなっている。
【0033】まず、ディジタルデータ出力装置64から
送られた初校の印刷版用ディジタルデータPD1(図示
省略)により印刷版出力機74は初校の印刷版P1を生
成し、それを校正機に掛けて初校の校正刷りPS1を出
力する。
【0034】つぎに、この初校の校正刷りPS1をスキ
ャナー60(図2参照)によってスキャナー入力コンピ
ュータ61(図2参照)に読込む。
【0035】図4は、画像読み取り処理を示すフローチ
ャートである。この画像読み取り処理では、作業者が画
像読み取りメニューを選択する(ステップS101)
と、スキャナー入力コンピュータ61のカラーCRTに
読み取りパラメータの入力を作業者に促す。この読み取
りパラメータは、初校の校正刷りPS1の読み取り処理
のみならず、後で説明するように初校の原版フィルムF
1や初校の印刷版P1等のその他の生成物の読み取り処
理にも関係するものであるが、以下においては初校の校
正刷りPS1について説明していく。この読み取りパラ
メータは「JOB名」、「画像サイズ」、「読み取り解
像度」、…などで構成されており、作業者がスキャナー
入力コンピュータ61の図示しないキーボードあるいは
マウスを操作して入力可能となっている。そして、作業
者が読み取りパラメータを設定する(ステップS10
2)と、これらの読み取りパラメータにしたがってステ
ップS103〜S109を実行して初校の校正刷りPS
1上のカラー画像を読み取る。
【0036】このステップS103で、モータコントロ
ーラ71を介してレンズ駆動用モータ32を制御し、ズ
ームレンズの倍率を設定するとともに、モータコントロ
ーラ72を介してX駆動用およびY駆動用パルスモータ
14a,14bをそれぞれ制御してカラーCCDカメラ
40を含む構造体50を原点位置に復帰させる。そし
て、ステップS104で、カラーCCDカメラ40が読
取開始位置(カメラ初期位置)に位置するように、構造
体50を移動させる。
【0037】続いてステップS105で、カラーCCD
カメラ40により初校の校正刷りPS1上の画像を撮像
し、当該画像に関連するRGB3色成分の画像信号(画
像情報)を画像入力回路70に与え、適当に画像処理し
た後、スキャナー入力コンピュータ61のメモリ(図示
省略)に記憶させる。こうして、ステップS103で設
定した倍率に応じた画像サイズで初校の校正刷りPS1
上の画像の一部(1フレーム分の画像)を読み取ること
ができる。
【0038】このように、この実施の形態では、カラー
CCDカメラ40により画像の一部のみを読み取るよう
に構成しているので、画像全体を上記1フレーム単位で
XおよびY方向に分割し、カラーCCDカメラ40をX
およびY方向に2次元的に移動させながら、各1フレー
ム分の画像を順次読み取るようにしている。
【0039】具体的には、ステップS106でY方向に
おけるカラーCCDカメラ40の移動回数がY方向に分
割した数(Y分割数)と一致したか否かを判別し、この
ステップS106で「No」と判別する間、ステップS
107でカラーCCDカメラ40をY方向に1フレーム
分だけ移動させた後、当該1フレーム分の画像を読み取
る(ステップS105)。一方、ステップS106で
「Yes」と判別すると、ステップS108に進む。
【0040】このステップS108でX方向におけるカ
ラーCCDカメラ40の移動回数がX方向に分割した数
(X分割数)と一致したか否かを判別し、このステップ
S108で「No」と判別すると、ステップS109で
カラーCCDカメラ40をX方向に1フレーム分だけ移
動させた後、当該1フレーム分の画像を読み取る(ステ
ップS105)。一方、ステップS108で「Yes」
と判別すると、ステップS110に進む。
【0041】このようにステップS105〜S109を
実行することで全フレームの画像を読み取ることがで
き、後述する画像検査処理において基準物となる初校の
校正刷りPS1の画像全体が読み取られる。その後で、
ステップS110で読み取った初校の校正刷りPS1の
画像をスキャナー入力コンピュータ61のカラーCRT
に表示する。そして、初校の校正刷りPS1の読み取り
が終了したことを音声ユニットコントローラ67を介し
て音声ユニット68より作業者に知らせる(音声アナウ
ンス)。
【0042】上記のようにして読取り対象物である初校
の校正刷りPS1の読み取り処理が完了すると、得られ
た初校の校正刷りPS1のディジタル画像データは回線
NWを通じて検査処理コンピュータ63に送られる。
【0043】それと並行して、回線NWに接続された図
示しない画像修正機に回線NWを通じて予め送られてい
た初校の印刷版用ディジタルデータPD1に対して初校
の校正刷りPS1におけるミス等を確認した作業者が画
像修正機において修正を施し(図3の例では初校の校正
刷りPS1の「O」をモニタで確認しながら作業者が
「C」に変更する。)て再校の印刷版用ディジタル画像
データ再校の印刷版用ディジタルデータPD2を再びデ
ィジタルデータ出力装置64に戻すとともに、検査処理
コンピュータ63に送る。
【0044】そして、検査処理コンピュータ63におい
て基準画像として前述の初校の校正刷りPS1のディジ
タル画像データと対象画像として再校の印刷版用ディジ
タルデータPD2とを比較して画像検査を行う。以下、
この例について処理を説明していく。
【0045】それに際して、まず両画像データのアライ
メント処理を行う。
【0046】図5は、アライメント処理を示すフローチ
ャートである。このアライメント処理では、作業者が検
査処理コンピュータ63において検査開始メニューを選
択し(ステップS301)、さらに検査処理コンピュー
タ63に付属するカラーCRT上に表示された画像を見
ながら付属のマウスを操作してアライメントマークの概
略位置を指示する(ステップS302)ようになってい
る。通常、製版−印刷工程での位置合わせのために、初
校の校正刷りPS1や再校の印刷版用ディジタルデータ
PD2等の読取り対象物のそれぞれには、2個の十字マ
ーク、いわゆるトンボマークが記入されており、これら
をアライメントマークとして使用しているが、トンボマ
ークが付されていない場合やトンボマークが不鮮明であ
る場合などには、画像の特徴部をアライメントマークと
して利用する。そこで、ステップS303で、アライメ
ントマークとしてトンボマークを使用するのか、特徴部
を利用するのかを作業者が選択し、その選択に応じてア
ライメント基準座標を求める。
【0047】ステップS303で「トンボマーク」が選
択されると、ステップS304に進み、次のようにして
アライメント基準座標を求める。すなわち、図6に示す
ように、ステップS302で指定された領域A内では、
図6(a)に示すように、トンボマークRMが存在してお
り、各画素のRGB3色成分の色濃度をY方向に射影加
算すると、同図(b)に示すようなX方向における濃度分
布が得られる。また、同様にして、同図(c)に示すよう
なY方向における濃度分布が得られる。そして、この実
施の形態では、XおよびY方向のそれぞれにおいてトン
ボマークRMに対応して濃度が濃く最大の座標XC,YC
をアライメント基準座標としている。
【0048】一方、ステップS303で「特徴部」が選
択されると、ステップS305に進み、作業者が検査処
理コンピュータ63のマウスを操作して特徴部の一点を
指示し、この指示点の座標をアライメント基準座標とし
ている。
【0049】なお、ステップS304,305では、初
校の校正刷りPS1について2つのアライメント基準座
標を、また再校の印刷版用ディジタルデータPD2につ
いて2つのアライメント基準座標を、それぞれ求める。
【0050】そして、次のステップS306で、上記の
ようにして求められた4つのアライメント基準座標に基
づいて初校の校正刷りPS1に対する再校の印刷版用デ
ィジタルデータPD2の回転・移動量をそれぞれ演算す
る。続いて、ステップS307で再校の印刷版用ディジ
タルデータPD2の画像を回転・移動させて再校の印刷
版用ディジタルデータPD2が初校の校正刷りPS1と
を重ね合わせて両画像の一致・不一致の比較が可能とな
るように、再校の印刷版用ディジタルデータPD2を補
正する。
【0051】さらに、補正後の再校の印刷版用ディジタ
ルデータPD2の画像全体を検査処理コンピュータ63
のカラーCRTに再表示する(ステップS308)。
【0052】上記のようにしてアライメント処理が完了
すると、検査処理を行う。なお、以下において、検査処
理コンピュータ63はディジタルデータ出力装置64か
ら送られたTIFF形式の印刷版用ディジタル画像デー
タをRGB3色のBMP形式のデータに変更し、スキャ
ナー入力コンピュータ61から送られた初校の校正刷り
PS1を読み取って得られたBMP形式のディジタル画
像データとを画素ごとに各色成分の濃度信号を比較する
ことによって画像検査を行う。
【0053】図7は、画像検査処理を示すフローチャー
トである。この画像検査処理では、作業者が「しきい
値」,「ゴミ取りサイズ」,「表示形式」,…などの検
査条件を設定する(ステップS401)と、初校の校正
刷りPS1と再校の印刷版用ディジタルデータPD2と
の差異を検出する差異検出処理を実行する(ステップS
402)。すなわち、初校の校正刷りPS1および再校
の印刷版用ディジタルデータPD2の画像データをそれ
ぞれ(n×m)個に分割し、分割された領域ごとに初校
の校正刷りPS1と再校の印刷版用ディジタルデータP
D2の画像を局部的にマッチングさせながら両画像の差
を計算し、その差をステップS401で設定されたしき
い値と比較する。そして、差がしきい値より大きい場合
には、当該分割領域において差異があるものと判別す
る。これにより、初校の校正刷りPS1と再校の印刷版
用ディジタルデータPD2との間で一致する一致箇所
と、両者初校の校正刷りPS1,再校の印刷版用ディジ
タルデータPD2との間で不一致となる不一致箇所とが
それぞれ検出される。なお、この不一致箇所については
初校の校正刷りPS1に基づく修正により削除された減
少箇所と追加された増加箇所とがある。そして、ステッ
プS401で設定された表示形式にしたがって差異表示
の画像を作成する。
【0054】差異検出処理(ステップS402)が完了
すると、ステップS403で輪郭抽出処理を行う。すな
わち、図8に示すように、初校の校正刷りPS1と再校
の印刷版用ディジタルデータPD2の差がしきい値以上
の画像データより連結したブロックB(同図の斜線領
域)を抽出する処理であり、初校の校正刷りPS1と再
校の印刷版用ディジタルデータPD2との差異が大き
い、例えば初校の校正刷りPS1にあった文字を校正に
より削除した場合には、当該文字サイズに応じたブロッ
クBが抽出される。また、微小なゴミが付着するなど校
正に本質的に関係ない現象の結果、初校の校正刷りPS
1と再校の印刷版用ディジタルデータPD2との差異が
生じる場合には、比較的微小なブロックBが生じる。こ
のように初校の校正刷りPS1と再校の印刷版用ディジ
タルデータPD2との差が生じる原因の種類によってブ
ロックBの大きさは大きく異なる。
【0055】輪郭抽出処理(ステップS403)が完了
すると、ステップS404に進み、輪郭抽出処理により
求められたブロックBの輪郭を構成する画素の数をカウ
ントし、ステップS401で設定されたゴミ取りサイズ
と比較する。その比較結果から、画素カウントがゴミ取
りサイズより多いブロックBについては、図9に示すよ
うに、ブロックBを取り囲む枠Fを仮想的に考え、この
枠Fを構成するX,Y座標のそれぞれについて最小位置
(Xmin,Ymin)および最大位置(Xmax,Ymax)を求
め、検査処理コンピュータ63内の磁気ディスクに格納
する。
【0056】検査処理が完了すると、検査処理の結果を
出力する。図10は出力処理を示すフローチャートであ
る。この出力処理では、作業者が出力メニューを選択
し、どのような形式で出力するかを決定する。そして、
ステップS502〜S511を実行して指定された出力
形式で出力する。
【0057】すなわち、まずステップS502で、モノ
クロプロッタ66へ枠を出力するか否かを判定し、「Y
es」と判定すると、ステップS404で求めた4つの
位置Xmin,Ymin,Xmax,Ymaxよりなる枠データを検
査処理コンピュータ63内の磁気ディスクから読み出
し、モノクロプロッタ66によりブロックBに対応する
枠を描く(ステップS503)。一方、ステップS50
2で「No」と判定した場合には、ステップS504に
進む。
【0058】このステップS504で、モノクロプロッ
タ66へ点を出力するか否かを判定し、「Yes」と判
定すると、ゴミ取りサイズよりも大きなブロックBにつ
いて、当該ブロックBを構成する画素の個々の位置座標
を求め、検査結果コンピュータ62内の図示しない磁気
ディスクに格納するとともに、モノクロプロッタ66に
位置座標を与えて各点をプロットする(ステップS50
5)。一方、ステップS504で「No」と判定した場
合には、ステップS506に進む。
【0059】このステップS506で、カラープリンタ
65に初校を出力するか否かを判定し、「Yes」と判
定すると、初校の校正刷りPS1の画像をカラープリン
タ65に出力する(ステップS507)。一方、ステッ
プS506で「No」と判定した場合には、ステップS
508に進む。
【0060】このステップS508で、カラープリンタ
65に再校の印刷版用ディジタルデータPD2を出力す
るか否かを判定し、「Yes」と判定すると、再校の印
刷版用ディジタルデータPD2の画像をカラープリンタ
65に出力する(ステップS509)。一方、ステップ
S508で「No」と判定した場合には、ステップS5
10に進む。
【0061】このステップS510で、カラープリンタ
65に増減を出力するか否かを判定し、「Yes」と判
定すると、校正により追加された部分(増加部分)およ
び削除された部分(減少部分)の画像を一致箇所の画像
とともにカラープリンタ65に出力する(ステップS5
11)。一方、ステップS510で「No」と判定した
場合には、ステップS502に戻る。
【0062】こうして、指定された形式で検査結果が出
力される。以上がこの実施の形態の第1の画像検査処理
例である。
【0063】<1−3.実施の形態の第2の画像検査処
理例>図11はこの実施の形態の画像検査装置における
第2の画像検査処理例の処理の流れを示す図である。
【0064】この例では初校のフィルム用ディジタルデ
ータFD1(第1のディジタル画像データに相当)を基
準画像とし、それをもとに修正を行って得られた再校の
フィルム用ディジタルデータFD2(第2のディジタル
画像データに相当)を対象画像として比較している。
【0065】まず、ディジタルデータ出力装置64から
送られた初校のフィルム用ディジタルデータFD1によ
りフィルム出力機73は初校の原版フィルムF1(画像
記録媒体に相当)を生成し、それを基に印刷版露光機7
5において初校の印刷版P1を生成してそれを校正機に
掛けて初校の校正刷りPS1を出力する。
【0066】つぎに、この初校の校正刷りPS1を基に
初校のフィルム用ディジタルデータFD1を前述のよう
にして修正して再校のフィルム用ディジタルデータFD
2を得る。(図11〜図15においても初校の「O」を
「C」に変更する修正を例示する。)そして、この初校
のフィルム用ディジタルデータFD1を基準画像とし、
再校のフィルム用ディジタルデータFD2を対象画像と
してこれらを検査処理コンピュータ63において比較し
て画像検査を行う。この具体的比較方法は第1例と同様
に行う。
【0067】この検査結果を作業者が検査結果コンピュ
ータ62のモニタで確認するか、カラープリンタ65ま
たはモノクロプロッタ66により出力して確認する。
【0068】なお、以上において比較対象が何れもフィ
ルム出力用ディジタル画像データであるため、生成物の
読込みが必要でないためスキャナー入力コンピュータ6
1およびスキャナー60は利用していない。
【0069】<1−4.実施の形態の第3の画像検査処
理例>図12はこの実施の形態の画像検査装置における
第3の画像検査処理例の処理の流れを示す図である。
【0070】この例では初校の印刷版用ディジタル画像
データ初校の印刷版用ディジタルデータPD1(第1の
ディジタル画像データに相当)を基準画像とし、それを
もとに修正を行って得られた再校の印刷版用ディジタル
データPD2(第2のディジタル画像データに相当)を
対象画像として比較している。
【0071】まず、ディジタルデータ出力装置64から
送られた初校の印刷版用ディジタルデータPD1により
印刷版出力機74は初校の印刷版P1(画像記録媒体に
相当)を生成し、それを校正機81に掛けて初校の校正
刷りPS1を出力する。
【0072】つぎに、この初校の校正刷りPS1を基に
初校の印刷版用ディジタルデータFD1を前述のように
して修正して再校の印刷版用ディジタルデータFD2を
得る。そして、この初校の印刷版用ディジタルデータF
D1を基準画像とし、再校の印刷版用ディジタルデータ
FD2を対象画像としてこれらを検査処理コンピュータ
63において比較して画像検査を行う。この具体的比較
方法は第1例と同様に行う。
【0073】この検査結果を作業者が検査結果コンピュ
ータ62、カラープリンタ65またはモノクロプロッタ
66等により出力して確認する。
【0074】なお、以上において比較対象が何れも印刷
版出力用ディジタル画像データであるため、生成物の読
込みが必要でないためスキャナー入力コンピュータ61
およびスキャナー60は利用していない。
【0075】<1−5.実施の形態の第4の画像検査処
理例>図13はこの実施の形態の画像検査装置における
第4の画像検査処理例の処理の流れを示す図である。
【0076】この例では初校の校正刷りPS1(第1の
画像記録媒体に相当)を基準物とし、それをもとに修正
を行って得られた再校のフィルム用ディジタルデータF
D2(第2のディジタル画像データに相当)を対象画像
として比較している。
【0077】まず、ディジタルデータ出力装置64から
送られた図示しない初校のフィルム用ディジタルデータ
FD1によりフィルム出力機73は初校の原版フィルム
F1を生成し、それを基に印刷版露光機75において初
校の印刷版P1を生成し、さらにそれを校正機81に掛
けて初校の校正刷りPS1を出力する。
【0078】つぎに、この初校の校正刷りPS1を基に
初校のフィルム用ディジタルデータFD1を前述のよう
にして修正して再校のフィルム用ディジタルデータFD
2を得る。そして、初校の校正刷りPS1をスキャナー
60によって読み込んで得られたディジタル画像データ
(第1のディジタル画像データに相当)を基準画像と
し、再校のフィルム用ディジタルデータFD2を対象画
像としてこれらを検査処理コンピュータ63において比
較して画像検査を行う。この具体的比較方法は第1例と
同様に行う。
【0079】そして、検査結果を検査結果コンピュータ
62のモニタで確認するか、カラープリンタ65または
モノクロプロッタ66により出力して確認する。
【0080】<1−6.実施の形態の第5の画像検査処
理例>図14はこの実施の形態の画像検査装置における
第5の画像検査処理例の処理の流れを示す図である。
【0081】この例では初校のフィルム用ディジタルデ
ータFD1(第1のディジタル画像データに相当)を基
準画像とし、それをもとに得られた初校の原版フィルム
初校の原版フィルムF1(画像記録媒体に相当)を対象
物として比較している。
【0082】まず、ディジタルデータ出力装置64から
送られた初校のフィルム用ディジタルデータFD1によ
りフィルム出力機73は初校の原版フィルムF1を生成
する。
【0083】そして、初校のフィルム用ディジタルデー
タFD1を基準画像とし、初校の原版フィルムF1をス
キャナー60によって読み込んで得られたディジタル画
像データ(第2のディジタル画像データに相当)を対象
画像としてこれらを検査処理コンピュータ63において
比較して画像検査を行う。この具体的比較方法は第1例
と同様に行う。
【0084】この検査結果を作業者が検査結果コンピュ
ータ62のモニタで確認するか、カラープリンタ65ま
たはモノクロプロッタ66により出力して確認する。
【0085】<1−7.実施の形態の第6の画像検査処
理例>図15はこの実施の形態の画像検査装置における
第6の画像検査処理例の処理の流れを示す図である。
【0086】この例では初校の印刷版用ディジタルデー
タPD1(第1のディジタル画像データに相当)を基準
画像とし、それをもとに得られた初校の印刷版P1(画
像記録媒体に相当)を対象物として比較している。
【0087】まず、ディジタルデータ出力装置64から
送られた初校の印刷版用ディジタル画像データ初校の印
刷版用ディジタルデータPD1により印刷版出力機74
は初校の印刷版P1を生成する。
【0088】そして初校の印刷版用ディジタルデータP
D1を基準画像とし、初校の印刷版P1をスキャナー6
0によって読み込んで得られたディジタル画像データ
(第2のディジタル画像データに相当)を対象画像とし
てこれらを検査処理コンピュータ63において比較して
画像検査を行う。この具体的比較方法は第1例と同様に
行う。
【0089】この検査結果を作業者が検査結果コンピュ
ータ62、カラープリンタ65またはモノクロプロッタ
66等により出力して確認する。
【0090】<1−8.実施の形態の効果>以上のよう
に、この発明によれば、印刷版用ディジタルデータPD
i、フィルム用ディジタルデータFDi等のディジタル画
像データと他の画像データとを比較して画像検査を行っ
ているため、生成物を読取り装置等で読み取った際に拾
ったゴミや誤差の生じている可能性のある画像データの
みを用いた比較検査に対して、精密な画像検査を行うこ
とができる。
【0091】さらに、上記のように生成物の生成を減ら
すことができるので、それにかかるコストを減らした
り、生成のための時間を省くことができる。
【0092】また、第2の画像検査処理例では初校のフ
ィルム用ディジタルデータFD1を基準画像とし、再校
のフィルム用ディジタルデータFD2を対象画像とし
て、第3の画像検査処理例では初校の印刷版用ディジタ
ルデータPD1を基準画像とし、再校の印刷版用ディジ
タルデータPD2を対象画像として比較して画像検査を
行う構成であるため、それぞれ再校の原版フィルムF2
や再校の印刷版P2を出力しなくても画像検査を行うこ
とができるので、短時間で画像検査が行えるとともに、
再校の原版フィルムF2や再校の印刷版P2のコストが
少なくて済み、さらに、それらをスキャナー60で読み
取ったゴミや誤差の生ずる可能性のあるデータを使用し
ないで、再校の原版フィルムF2や再校の印刷版P2等
生成物の生成直前のディジタル画像データのみを比較し
て検査するため、精密な画像検査を行うことができる。
【0093】
【変形例】上記の実施の形態では印刷版や校正刷りは面
付けされた画像が1面であるものとしたが、この発明は
これに限られるものではなく同一の画像を8面付け等の
多面付けをしたものの各面の画像データと1面のディジ
タル画像とを比較する構成としてもよい。
【0094】また、上記の実施の形態ではディジタルデ
ータ出力装置64で扱うディジタル画像データはTIF
F形式のデータとしたが、この発明はこれに限られるも
のではなくRIP形式やBMP形式等の他の形式として
もよい。
【0095】また、上記の実施の形態では初校と再校の
画像に対する比較を対象として例示したが、この発明は
これに限られるものではなく再校と3校やそれ以上の回
数の校正を行った画像を対象としてもよい。
【0096】また、上記の実施の形態では第1〜第6の
画像検査処理例を示したが、この発明はこれに限られる
ものではなく原版フィルムから生成された初校の印刷版
P1と再校のフィルム用ディジタルデータFD2との比
較による画像検査等を対象としてもよい。
【0097】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、生成
物を生成する直前のディジタル画像データである直前デ
ィジタル画像データと他のディジタル画像データとを比
較して画像検査を行っているため、生成物を読取り装置
等で読み取ったゴミや誤差の生ずる可能性のある画像デ
ータの代わりに直前ディジタル画像データを使用して、
ディジタル画像データの比較検査を行うため、精密な画
像検査を行うことができる。
【0098】さらに、上記のように生成物の生成を減ら
すことができるので、それにかかるコストを減らした
り、生成のための時間を省くことができる。
【0099】とくに、請求項1、請求項4および請求項
5の発明によれば、直前ディジタル画像データと直前デ
ィジタル画像データを基に修正された生成物を生成する
直前のディジタル画像データである修正ディジタル画像
データとを比較して画像検査を行う構成であるため、生
成物を出力しなくても画像検査を行うことができるの
で、一層、短時間で画像検査が行えるとともに、生成物
のコストを抑えることができる。さらに、生成物を読取
り装置等で読み取った画像を使用することなく、生成物
の生成直前のディジタル画像データのみを比較して検査
するため、さらに、精密な画像検査を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる実施の形態の画像検査装置に
おける主要部の装置構成を示す図である。
【図2】実施の形態の画像検査装置を通じて行われる製
版プロセスの流れを示す図である。
【図3】実施の形態の画像検査装置における画像検査の
第1例の流れを示す図である。
【図4】画像読み取り処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】アライメント処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】アライメント処理の内容を示す模式図である。
【図7】検査処理を示すフローチャートである。
【図8】検査処理の内容を示す模式図である。
【図9】検査処理の内容を示す模式図である。
【図10】出力処理を示すフローチャートである。
【図11】実施の形態の画像検査装置における第2の画
像検査処理例の処理の流れを示す図である。
【図12】実施の形態の画像検査装置における第3の画
像検査処理例の処理の流れを示す図である。
【図13】実施の形態の画像検査装置における第4の画
像検査処理例の処理の流れを示す図である。
【図14】実施の形態の画像検査装置における第5の画
像検査処理例の処理の流れを示す図である。
【図15】実施の形態の画像検査装置における第6の画
像検査処理例の処理の流れを示す図である。
【図16】この発明の技術背景である製版工程−校正処
理の流れを示す模式図である。
【符号の説明】
60 スキャナー 61 スキャナー入力コンピュータ 62 検査結果コンピュータ 63 検査処理コンピュータ 64 ディジタルデータ出力装置 73 フィルム出力機 74 印刷版出力機 75 印刷版露光機 81 校正機 Fi 原版フィルム(i=1,2…(1:初校、2:再
校…)) FDi フィルム用ディジタルデータ(i=1,2…
(1:初校、2:再校…)) Pi 印刷版(i=1,2…(1:初校、2:再校
…)) PDi 印刷版用ディジタルデータ(i=1,2…
(1:初校、2:再校…))

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製版プロセスの異なった段階で生じる2
    つの画像データ同士を比較することによって画像検査を
    行う製版プロセスにおける画像検査方法において、 画像記録媒体へ記録する直前の段階における第1のディ
    ジタル画像データと、 前記第1のディジタル画像データを修正して再び画像記
    録媒体へ記録する直前の段階で得られる第2のディジタ
    ル画像データと、を比較して前記画像検査を行うことを
    特徴とする製版プロセスにおける画像検査方法。
  2. 【請求項2】 製版プロセスの異なった段階で生じる2
    つの画像データを比較することによって画像検査を行う
    製版プロセスにおける画像検査方法において、 第1の画像記録媒体上の画像を読み取ることによって得
    られた第1のディジタル画像データと、 前記第1のディジタル画像データに基づいて修正して再
    び第2の画像記録媒体へ記録する直前の段階で得られる
    第2のディジタル画像データと、を比較して前記画像検
    査を行うことを特徴とする製版プロセスにおける画像検
    査方法。
  3. 【請求項3】 製版プロセスの異なった段階で生じる2
    つの画像データを比較することによって画像検査を行う
    製版プロセスにおける画像検査方法において、 画像記録媒体へ記録する直前の段階における第1のディ
    ジタル画像データと、 前記画像記録媒体上の画像を読み取ることによって得ら
    れた第2のディジタル画像データと、を比較して前記画
    像検査を行うことを特徴とする製版プロセスにおける画
    像検査方法。
  4. 【請求項4】 請求項1の画像検査方法において、 前記画像記録媒体が原版フィルムであることを特徴とす
    る製版プロセスにおける画像検査方法。
  5. 【請求項5】 請求項1の画像検査方法において、 前記画像記録媒体が印刷版であることを特徴とする製版
    プロセスにおける画像検査方法。
  6. 【請求項6】 請求項2の画像検査方法において、 前記第1の画像記録媒体が校正刷りであるとともに、 前記第2の画像記録媒体が前記校正刷りに基づいて修正
    された原版フィルムであることを特徴とする製版プロセ
    スにおける画像検査方法。
  7. 【請求項7】 請求項2の画像検査方法において、 前記第1の画像記録媒体が校正刷りであるとともに、 前記第2の画像記録媒体が前記校正刷りに基づいて修正
    された印刷版であることを特徴とする製版プロセスにお
    ける画像検査方法。
  8. 【請求項8】 製版プロセスの異なった段階で生じる2
    つの画像データ同士を比較することによって画像検査を
    行う製版プロセスにおける画像検査装置において、 画像記録媒体へ記録する直前の段階における第1のディ
    ジタル画像データと、 前記第1のディジタル画像データを修正して再び画像記
    録媒体へ記録する直前の段階で得られる第2のディジタ
    ル画像データと、を比較して前記画像検査を行う手段を
    備えることを特徴とする製版プロセスにおける画像検査
    装置。
  9. 【請求項9】 製版プロセスの異なった段階で生じる2
    つの画像データを比較することによって画像検査を行う
    製版プロセスにおける画像検査装置において、第1の画
    像記録媒体上の画像を読み取ることによって得られた第
    1のディジタル画像データと前記第1の画像記録媒体に
    基づいて修正を経て生成された第2のディジタル画像デ
    ータとを比較して前記画像検査を行う手段を備えること
    を特徴とする製版プロセスにおける画像検査装置。
  10. 【請求項10】 製版プロセスの異なった段階で生じる
    2つの画像データを比較することによって画像検査を行
    う製版プロセスにおける画像検査装置において、 第1の画像記録媒体へ記録する直前の段階における第1
    のディジタル画像データと、 前記第1のディジタル画像データに基づいて修正を経て
    生成された第2の画像記録媒体上の画像を読み取ること
    によって得られた第2のディジタル画像データと、を比
    較して前記画像検査を行う手段を備えることを特徴とす
    る製版プロセスにおける画像検査装置。
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