JPH06317891A - 製版フィルムの検版方法 - Google Patents

製版フィルムの検版方法

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JPH06317891A
JPH06317891A JP12819893A JP12819893A JPH06317891A JP H06317891 A JPH06317891 A JP H06317891A JP 12819893 A JP12819893 A JP 12819893A JP 12819893 A JP12819893 A JP 12819893A JP H06317891 A JPH06317891 A JP H06317891A
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JP
Japan
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plate
correction
making film
display
image data
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JP12819893A
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Inventor
Hiroshi Matsushita
博 松下
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MIKA SEIHAN KK
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MIKA SEIHAN KK
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 写真製版における直し工程で、校正指示に基
づいて製版フィルムを修正した場合に、その修正が正確
に行われているか否かを容易に検査・確認する方法を提
供する。 【構成】 修正前のA版の画像をビデオ撮像装置で撮影
してビデオメモリに格納し、そのA版を校正指示に基づ
いて修正したB版の画像を同様に撮像してビデオメモリ
に格納する。そして、各版の画像データをそれぞれ異な
る色相(赤色と緑色)でディスプレイ上に重合表示させる
と、重複領域は黄色で、A版のみが表れる領域は赤色
で、B版のみが表れる領域は緑色で表示され、その重合
表示態様と校正指示内容を対照させることにより正確な
検版が可能になり、修正漏れや修正ミスを事前に発見で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製版フィルムの検版方法
に係り、特に写真製版工程における校正刷り後の直し工
程に適用され、校正指示があった場合にその指示に基づ
いて修正した製版フィルムが正確に修正されているか否
かを検査・確認する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の写真製版においては、(写植)→
(台紙づくり)→(分解網出し)→(集版)→(校正刷り)→
(直し)の各工程を経て、その完成した製版フィルムを刷
版へ焼付けして本刷りの印刷工程へ移行する。
【0003】そして、前記の(校正刷り)→(直し)の工程
においては、校正刷りされた印刷物(校正紙)を編集者や
デザイナーに渡すが、編集者等は、校正紙とレイアウト
用紙や原稿を照合しながら、文字が原稿通りに打ってあ
るか、レイアウトやデザインを修正する必要があるか、
多色印刷の場合に色調やトーンが満足のゆくものか、写
真の再現性はどうか、版にゴミが焼付けられていないか
等をチェックし、校正紙に文字校正用の赤字を入れた
り、写真校正の内容を記入することにより校正の指示を
行う。
【0004】一方、前記の各種指示内容が記入された校
正紙は再度製版工程へ戻され、製版担当者がその各指示
事項に基づいて校正刷りに用いた各製版フィルムを修正
することになるが、その指示内容が複雑で多岐にわた
り、また版数が多いとき等には修正作業が煩雑を極め、
熟練した作業者においても一連の作業で指示どおりの完
璧な修正を行うことは容易でない。
【0005】そのために、従来から、直し工程では、修
正後の製版フィルムを校正紙に記入された指示内容と照
合させながら、また各版を重ね合わせながら、製版フィ
ルムが正確に修正されたか否かを検査するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、修正後
の製版フィルムの検査作業において、各版は色分解に基
づいて各色毎にモノクロフィルムとして構成されている
ためにその検査作業も容易ではなく、再集版して校正刷
りを行った段階や再提出した校正紙を編集者等がチェッ
クした段階で修正漏れや修正ミスが発見されるような場
合が少なくない。
【0007】また、文字校正には赤字による一定の校正
記号が使用されるべきであるが、正確に使用されていな
い場合が多く、更に写真校正等では決められた用語がな
いために主観的表現による指示がなされることから、直
し工程で指示どおりに修正したと判断して編集者へその
校正紙を提出しても、結果的に編集者等の意図に沿わず
に再度修正指示を伴った校正紙が直し工程へ戻される場
合が少なくない。
【0008】そして、前記のように多数回の修正が繰返
された場合に、直し工程でその都度修正前の製版フィル
ムを別途複製して保存していればよいが、複製のために
工数がかかり、また修正後の製版フィルムで本刷りの印
刷工程へ移行する場合には複製した製版フィルムが無駄
になること等から複製を行わないことが多く、校正紙の
提出と再修正が何度も繰返されるとその修正の経緯が不
明になり、前回行った修正と今回行うべき修正が煩雑に
錯綜して修正ミスが続出するような事態を招く。
【0009】そこで、本発明は、ビデオ撮像装置の機能
を有効に利用し、製版フィルムの修正経過を画像データ
として保存しながら、校正指示に基づいて適切な修正が
行われているか否かを極めて容易に検査・確認できる検
版方法を提供し、もって前記の不利不便を解消させるこ
とを目的として創作された。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、校正指示に基
づいて修正した製版フィルムが前記校正指示どおりに修
正されているか否かを検査する検版方法において、校正
指示のあった製版フィルムをビデオ撮像装置で撮影して
その画像データをビデオメモリに格納し、前記製版フィ
ルムを校正指示に基づいて修正し、その校正後の製版フ
ィルムをビデオ撮像装置で撮影してその画像データをビ
デオメモリに格納し、前記の校正前後の各製版フィルム
に係る画像データを同一倍率でディスプレイに重合表示
させ、前記校正指示内容と前記重合表示画像における重
複/非重複態様との対応関係に基づいて前記校正指示ど
おりに修正されているか否かを検査することを特徴とし
た製版フィルムの検版方法に係る。
【0011】また、ディスプレイに対する重合表示方式
として、各製版フィルムの画像データをそれぞれ色相を
異にして重合表示させ、校正指示内容と重合表示画像の
3色表示態様の対応関係に基づいて校正指示どおりに修
正されているか否かを検査することとすれば、更に修正
箇所と修正内容の把握が容易になる。
【0012】
【作用】本発明によれば、修正前後の各製版フィルムの
内容の差異をビデオディスプレイ上に重合表示された画
像から極めて容易に確認できる。即ち、例えば、各製版
フィルムの黒色部分や網点を灰色で表示させて重合表示
させると、非重複領域は灰色で、重複領域はより黒く表
示され、その表示態様と校正紙等による指示内容を照合
することにより、正確に修正されているか否かを確認で
きる。
【0013】また、前記のようにモノクロ表示とせず、
色相を異にした重合表示方式とした場合には、重複領域
と、修正前の製版フィルムの黒色部分や網点のみが表示
されている領域と、修正後の製版フィルムの黒色部分や
網点のみが表示されている領域とでそれぞれ色相が異な
った表示態様となり、モノクロ表示の場合より明瞭な確
認が可能になる。
【0014】更に、本発明では、修正前の製版フィルム
をビデオメモリに格納するため、校正指示のあった製版
フィルムの複製を行わなくても、ビデオ画像データとし
て保存しておくことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の製版フィルムの検版方法に係
る一実施例を図面を用いて詳細に説明する。本実施例で
は、編集者又はデザイナーから戻ってきた校正紙に基づ
いて、図2(A)に示される製版フィルム(以下「A版」と
いう)を同図(B)の製版フィルム(以下「B版」という)に
示されるように修正することが要求されている場合を実
例とする。ここに、A版に対する各校正指示では、図2
(A)において点線で示された箇所を枠外に示した項目内
容どおりに修正することが要求されており、その要求ど
おり修正したものが同図(B)のB版の状態となる。
【0016】そして、本実施例における検版方法の手順
は図1に示され、校正指示項目が記入された校正紙を受
けた製版担当者は、先ず、A版をビデオ撮像装置の半透
明白色テーブルへセットし、同テーブルの背後から光を
照射した状態でA版を撮影して、その画像データを内部
のビデオメモリに格納させる(手順)。尚、その撮影の
際には、テーブル側に設けられたピンをA版の縁部に穿
設されている孔へ挿入させることにより、A版はテーブ
ル上で正確に位置決めされる。
【0017】次に、前記の撮影が完了したA版は修正工
程へ回され、修正担当者は前記の校正紙の指示内容に基
づいてA版を修正し、その修正によってB版を得る(手
順)。 この場合の修正は、図2(A)に示されるよう
に文字の直しや形状の追加・削除・変更やレイアウトの変
更等が指示されているが、通常の修正作業と同様に実行
され、その他に色調やトーンの修正が指示されていると
きにもその指示に従って修正を行うことになる。
【0018】次に、修正によって得られたB版は、前記
のA版の場合と同様にビデオ撮像装置のテーブルへセッ
トして撮像され、その画像データがビデオメモリに格納
される(手順)。従って、この段階では修正前のA版と
修正後のB版の画像データがビデオメモリに格納された
ことになる。
【0019】ここで、本実施例では最終手順(手順)と
して、ビデオ撮像装置の操作部を操作して前記の各画像
データをディスプレイに同一倍率で重合表示させる。ま
た、その表示の際には、A版の画像データを赤色で、B
版の画像データを緑色で表示させるようにする。尚、一
般にビデオ撮像装置の画像処理システムには編集プログ
ラムとして色指定を伴う重合表示機能が用意されてお
り、この手順はその機能を利用すれば足りる。
【0020】そして、ディスプレイに表示された重合表
示内容は図1の最下図に示されるようなものとなる。ま
た、その図では各色相領域を散点領域(黄色領域)と左下
り斜線領域(赤色領域)と右下り斜線領域(緑色領域)で示
してある。即ち、A版とB版の各黒色領域や網点が重複
している領域では赤色と緑色の加法混色原理に基づいて
黄色になり、一方、A版又はB版のみが表示される部分
領域はそれぞれ赤色又は緑色となって表示される。尚、
図面では文字部分を便宜上小さい正方形(□)で表現して
いるが、実際の重合表示では各文字の線が重合している
部分で色度が高い黄色となり、それは各図において具体
的な文字として記載されている「XYZ」や「PQR(PR
Q)」の重合部分についても同様である。
【0021】その結果、図2(A)の指示内容と重合表示
態様を示す図1の最下図とを比較してみると、指示内容
に対応して色相の異なる部分が表れていることが一目で
判別できる。例えば、文字に修正漏れがあると、本来黄
色のみとなる部分に他の赤色や緑色が混在した態様とな
り、またレイアウトや文字や形状の追加・削除・変更等が
適切に行われていない場合には、校正紙の指示内容から
予想される位置に予想される色相が表示されていなかっ
たり、表示されるべき色相が表示されていたりすること
になる。
【0022】従って、A版をB版に修正した担当者は、
校正紙とディスプレイの表示態様を照合させながら、指
示どおりに修正されたB版が得られているか否かを正確
に検査することができ、その段階で修正漏れや修正ミス
等があれば校正刷り又は本刷りへ廻す前にその箇所を適
切に修正できる。尚、図1の最下図は適切に修正されて
いる場合の表示態様を示してある。
【0023】また、本実施例ではA版とB版の画像デー
タが共にビデオメモリに格納されているため、前記の重
合表示だけでなく、操作部のボタンやレバーを操作して
重合表示画面とA版画面とB版画面を自由に切換えて表
示させることも可能であり、重合画面だけでは理解し難
いような修正内容も切換え表示によって明確に確認でき
る。
【0024】更に、各版の画像データの格納により、A
版の現物を複写して保存しておく必要がなく、製版フィ
ルムの修正が繰返された場合にも各回毎に画像データと
して格納しておき、必要に応じてそれらをディスプレイ
に表示させることによりその修正の経緯を容易に確認で
きる。
【0025】
【発明の効果】本発明の製版フィルムの検版方法は、以
上の構成を有していることにより、次のような効果を奏
する。請求項1の発明は、校正指示に基づいて製版フィ
ルムの修正を行った場合に、その修正が正確に行われた
か否かを、修正前後の各製版フィルムの画像データをデ
ィスプレイ上に重合表示させて、その重合表示画像での
重複/非重複態様と校正指示内容を照合することにより
極めて容易に検査・確認できるようにし、修正漏れや修
正ミスの発生を防止して製版・印刷工程の円滑化を実現
する。また、多数回にわたって校正指示と修正が繰返さ
れた場合にも、各段階での製版フィルムの状態を画像デ
ータとして格納しておくことができ、修正前の製版フィ
ルムを複製しておく必要をなくすと共に、時系列的な版
のデータ管理を可能にする。また、画像データのモノク
ロによる重合表示では検査・確認が行い難い場合がある
が、請求項2の発明は、ディスプレイ上で修正前後にお
いて同一のままの領域と、修正前の部分のみが表れてい
る領域と、修正後の部分のみが表れている領域とをそれ
ぞれ色相を異にして表示させ、製版フィルムの修正箇所
とその内容をより明確に検査・確認できるようにして、
作業者の負担を軽減しながら更に正確な検版を可能にす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る製版フィルムの検版方法における
作業手順と各製版フィルムの内容及び重合表示させた場
合の表示態様を示す図である。
【図2】修正前の製版フィルムの内容とそれに対する修
正指示事項、及びその修正指示事項に基づいて修正され
た製版フィルムの内容を示す図である。
【符号の説明】
A版 修正前の製版フィルム B版 修正後の製版フィルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 校正指示に基づいて修正した製版フィル
    ムが前記校正指示どおりに修正されているか否かを検査
    する検版方法において、校正指示のあった製版フィルム
    をビデオ撮像装置で撮影してその画像データをビデオメ
    モリに格納し、前記製版フィルムを校正指示に基づいて
    修正し、その校正後の製版フィルムをビデオ撮像装置で
    撮影してその画像データをビデオメモリに格納し、前記
    の校正前後の各製版フィルムに係る画像データを同一倍
    率でディスプレイに重合表示させ、前記校正指示内容と
    前記重合表示画像における重複/非重複態様との対応関
    係に基づいて前記校正指示どおりに修正されているか否
    かを検査することを特徴とした製版フィルムの検版方
    法。
  2. 【請求項2】 校正前後の各製版フィルムに係る画像デ
    ータを同一倍率でディスプレイに重合表示させる際に、
    各製版フィルムの画像データをそれぞれ色相を異にして
    重合表示させ、校正指示内容と前記重合表示画像におけ
    る3色の表示態様の対応関係に基づいて校正指示どおり
    に修正されているか否かを検査することを特徴とした請
    求項1の製版フィルムの検版方法。
JP12819893A 1993-04-30 1993-04-30 製版フィルムの検版方法 Pending JPH06317891A (ja)

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