JP2816091B2 - デジタル検版装置 - Google Patents

デジタル検版装置

Info

Publication number
JP2816091B2
JP2816091B2 JP935294A JP935294A JP2816091B2 JP 2816091 B2 JP2816091 B2 JP 2816091B2 JP 935294 A JP935294 A JP 935294A JP 935294 A JP935294 A JP 935294A JP 2816091 B2 JP2816091 B2 JP 2816091B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
resolution
rip
data
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP935294A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07219202A (ja
Inventor
至 古川
誠 廣澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=11718082&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2816091(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Screen Holdings Co Ltd, Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Screen Holdings Co Ltd
Priority to JP935294A priority Critical patent/JP2816091B2/ja
Publication of JPH07219202A publication Critical patent/JPH07219202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2816091B2 publication Critical patent/JP2816091B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル検版装置に関
し、より特定的には、印刷物を構成する各部品を編集,
レイアウトして得た編集レイアウトデータをRIP展開
することにより、ビットマップ形式の画像データに変換
して出力する製版システムにおいて、電子的に検版作業
を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のごとく、印刷物は、文章、見出し
文字、ロゴ、写真(画像または絵柄)、イラスト等の複
数種類の部品で構成されている。製版工程では、このよ
うな複数の部品のデータを作成した後、編集して所定の
位置にレイアウトし、YMCK4色の製版用フィルムに
記録し、出力する。その後、当該製版用フィルムから印
刷機にかけるための刷版が作成される。
【0003】ところで、上記のような製版工程において
は、1回の製版作業で完全な状態の製版用フィルムがで
きることは希であり、通常は修正によるバージョン変更
が何回か繰り返されて、完全な状態に仕上げられてい
く。しかしながら、操作ミス,文字化け等により、正確
に修正が行われない場合がある。そのため、製版工程で
修正を行った場合、修正後のバージョンを修正前のバー
ジョンと比べ、修正指示通り正しく修正されているか、
修正指示がない部分に余計な変更が行われていないか、
新たに不具合が生じていないか等をチェックする必要が
ある。このチェック作業は、検版作業と呼ばれている。
【0004】特に最近は、製版システム用の各種RIP
展開装置が各ベンダーから供給されるとともに、それに
用いる文字フォントも多くの種類が用意され、同じRI
P装置に幾つもの文字フォントがインストールされてい
る。このような状況下では、RIP展開や文字出力時に
トラブルが多発しており、RIP展開後の検版が非常に
重要になっている。
【0005】図3は、従来の製版工程における検版作業
の一例(以下、第1の従来技術と称する)を示す工程図
である。以下、この図3を参照して、第1の従来技術に
おける製版および検版作業を説明する。まず、複数の部
品データが編集レイアウト装置1によって編集され、所
定の位置にレイアウトされる。次に、編集レイアウト装
置1から出力される編集レイアウトデータがRIP展開
装置2によってRIP展開され、ビットマップ形式の画
像データに変換される。次に、RIP展開後の画像デー
タがフィルム記録装置3に与えられ、YMCK4色の製
版用フィルム4が作成される。
【0006】上記のようにして作成された製版用フィル
ム4に対して修正指示が発生した場合、編集レイアウト
装置1は、当該修正指示に従って所定の修正作業を行
い、修正された編集レイアウトデータを出力する。次
に、修正された編集レイアウトデータがRIP展開装置
2によってビットマップ形式の画像データに変換された
後、フィルム記録装置3に与えられ、修正後の製版用フ
ィルム4が作成される。この修正後の製版用フィルム4
は、検版作業5において検版される。すなわち、検版作
業5では、熟練者が修正後の製版用フィルム4を修正前
の製版用フィルム4と比較し、修正指示通り正しく修正
されているか、修正指示がない部分に余計な変更が行わ
れていないか、新たに不具合が生じていないか等をチェ
ックする。検版の結果、再修正の必要がある場合は、そ
の旨および内容が編集レイアウト装置1のオペレータに
伝えられ、編集レイアウト装置1において再度修正が行
われる。以後、修正が行われる毎に、上記のような検版
作業5が繰り返し行われる。
【0007】図4は、従来の製版工程における検版作業
の他の例(以下、第2の従来技術と称する)を示す工程
図である。以下、この図4を参照して、第2の従来技術
における製版および検版作業を説明する。この第2の従
来技術では、フィルム記録装置3によって作成された製
版用フィルム4が検版用簡易校正装置6に渡され、検版
用の簡易校正刷りが作成される。検版作業7は、修正後
の校正刷り印刷物を、修正前の校正刷り印刷物と比べる
ことにより行われる。なお、第2の従来技術の他の工程
は、図3の第1の従来技術の工程と同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す第1の従来
技術は、製版用フィルムを使用して検版作業を行ってい
るので、以下のような問題点があった。 (1)YMCK各版の製版用フィルムを、それぞれモノ
クロ状態でチェックすることになるため、熟練を要す
る。 (2)製版用フィルムをYMCK4版分チェックしなけ
ればならず、時間を要する。 (3)修正前の製版用フィルムをYMCK4版分保管し
なければならず、管理が面倒であり、また紛失しやす
い。
【0009】一方、図4に示す第2の従来技術は、校正
刷り印刷物を使用して検版作業を行っているので、カラ
ーの状態で検版が行え、絵柄の色調などが一目でチェッ
クできる。また、校正刷り印刷物を1枚だけ比較すれば
よいので、チェックに要する時間が短縮化され、管理も
容易となる。しかしながら、反面以下のような問題点が
あった。 (1)YMCK各版の網点がチェックできない。 (2)簡易校正時のミスや色調変動が混入してしまう。
【0010】なお、第1および第2の従来技術は、上記
のような個別の問題点に加えて、以下に示すような共通
の問題点を有している。 (1)専任の熟練者を必要とする。 (2)人手を介するため、人為的ミスが避けられず、ま
たチェックに長時間を要する。 (3)製版用フィルムや、校正刷り印刷物が無駄に消費
される。 (4)RIP展開されてから製版用フィルムが出力さ
れ、また検版用印刷物が刷り上がるまでの時間が長い。 (5)修正前の製版用フィルムまたは校正刷り印刷物の
管理に人手と時間がかかる。
【0011】なお、修正前の製版用フィルムと修正後の
製版用フィルムとを並べて読み取り、それらの読み取り
データをコンピュータ上で重ね合わせて差異点を検出す
ることにより、検版作業を行うような半自動式の電子検
版装置も市販されている(凸版印刷株式会社製の電子検
版装置FC−300)。このような電子検版装置によれ
ば、チェック作業の効率化は図れるが、製版用フィルム
の読み取り時に高精度の位置決めが必要であり、製版用
フィルムのセッティングに熟練が必要である。すなわ
ち、少しの位置ずれでも生じると、比較結果に誤差が生
じ、正確な検版が行えなくなる。また、装置に対しても
高い位置決め精度が要求されるため、装置が大型かつ高
価になってしまう。さらには、依然として修正前の製版
用フィルムが無駄に消費され、かつその管理が必要とな
る。
【0012】また、以上説明した各従来技術は、いずれ
も製版用フィルムの出力できる製版システムが前提とな
っているが、将来、CTP(Computer To
Plate:ダイレクト製版)やオンデマンド印刷機の
普及により、製版用フィルムを出力しなくなった場合、
製版工程において検版作業が行えなくなるという問題点
もある。
【0013】それゆえに、本発明の目的は、初心者でも
簡単,正確かつ迅速に検版作業が行え、しかも製版用フ
ィルム等の無駄な消費や保管が不要であり、さらには小
型で安価なデジタル検版装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
印刷物を構成する各部品を編集,レイアウトして得た編
集レイアウトデータをRIP展開することにより、ビッ
トマップ形式の画像データに変換して出力する製版シス
テムにおいて、電子的に検版作業を行う装置であって、
修正前の旧バージョンのRIP展開後の画像データを保
存する保存手段、修正後の新バージョンのRIP展開後
の画像データと、保存手段に保存された旧バージョンの
RIP展開後の画像データとを比較することにより、そ
の差異点を検出するデータ比較手段、およびデータ比較
手段により検出された差異点を表示する表示手段を備え
ている。
【0015】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、製版システムから出力されるRIP展開後の画
像データを低解像度化する低解像度化手段をさらに備
え、保存手段は、低解像度化手段により低解像度化され
た旧バージョンの画像データを保存し、データ比較手段
は、低解像度化手段により低解像度化された新バージョ
ンの画像データと、保存手段に低解像度で保存された旧
バージョンの画像データとを比較することにより、その
差異点を検出することを特徴とする。
【0016】請求項3に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、製版システムにおいて発生する編集レイアウト
データを低解像度でRIP展開することにより、低解像
度のビットマップ形式の画像データを出力する低解像度
RIP展開手段をさらに備え、保存手段は、低解像度R
IP展開手段から出力される旧バージョンの画像データ
を保存し、データ比較手段は、低解像度RIP展開手段
から出力される新バージョンの画像データと、保存手段
に保存された旧バージョンの画像データとを比較するこ
とにより、その差異点を検出することを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1に係る発明においては、修正前の旧バ
ージョンに対するRIP展開後の画像データを保存手段
に保存しておき、修正後の新バージョンに対するRIP
展開後の画像データと、保存手段に保存された旧バージ
ョンの画像データとをデータ比較手段で比較することに
より、その差異点を検出し、表示手段に表示するように
している。このように請求項1の発明では、データ比較
手段が新バージョンの画像データと旧バージョンの画像
データとを比較して、自動的に検版作業を行うので、初
心者でも容易かつ迅速に検版作業が行える。また、人為
的ミスを排除でき、正確な検版結果が得られる。さら
に、検版の際には、保存手段に保存された旧バージョン
の画像データを使用するので、検版のために製版用フィ
ルム等を保管する必要がなくなり、その管理作業を省く
ことができる。さらに、従来の電子検版装置のように製
版用フィルムの高精度な位置決めが不要であるので、作
業性が良好で、かつ装置も小型かつ安価となる。さら
に、製版用フィルムを出力しない製版システムにおいて
も、検版作業が行える。
【0018】請求項2に係る発明においては、保存手段
は、低解像度化手段により低解像度化された画像データ
を保存するようにしているので、その記憶容量を大幅に
節約できる。また、データ比較手段は、低解像度化手段
で低解像度化された新バージョンの画像データと、保存
手段に保存された旧バージョンの低解像度の画像データ
とを比較し、その差異点を検出するので、その演算量が
少なくなり、より迅速に検版作業が終了する。
【0019】請求項3に係る発明においては、保存手段
は、低解像度RIP展開手段により低解像度でRIP展
開された画像データを保存するようにしているので、そ
の記憶容量を大幅に節約できる。また、データ比較手段
は、低解像度でRIP展開された新バージョンの画像デ
ータと、保存手段に保存された旧バージョンの低解像度
の画像データとを比較し、その差異点を検出するので、
その演算量が少なくなり、より迅速に検版作業が終了す
る。さらに、請求項3の発明では、全ての修正作業が終
了するまでは、製版用の高解像度のRIP展開を行う必
要がなく、検版用の低解像度のRIP展開を行えばよい
ので、RIP展開に要する時間を短縮化できる。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係るデジタル検
版装置を用いた製版システムの構成を示すブロック図で
ある。図1において、この製版システムは、図3または
図4の従来例と同様の構成の編集レイアウト装置1,R
IP展開装置2およびフィルム記録装置3を備えてお
り、さらに本発明の特徴となるデジタル検版装置8を備
えている。
【0021】上記デジタル検版装置8は、RIP展開装
置2から出力されるRIP展開後のビットマップ形式の
画像データを低解像度化する低解像度化装置81と、修
正前の旧バージョンの画像データを保存するデータ保存
装置82と、検版のための種々のデータ処理を行うデー
タ処理装置83と、データ処理装置83の処理結果を表
示する表示装置84と、データ処理装置83の処理結果
をプリントアウトするプリンタ85と、オペレータによ
って操作されデータ処理装置83に種々の指示ないしデ
ータを入力するキーボード,マウス等の操作装置86と
を含む。
【0022】次に、図1に示す製版システムにおける検
版作業の手順を説明する。まず、複数の部品データが編
集レイアウト装置1によって編集され、所定の位置にレ
イアウトされる。次に、編集レイアウト装置1から出力
される編集レイアウトデータがRIP展開装置2によっ
てRIP展開され、ビットマップ形式の画像データに変
換される。次に、低解像度化装置81は、RIP展開装
置2から出力されるRIP展開後のビットマップ形式の
画像データを低解像度化(100〜400dpi)す
る。低解像度化された画像データは、データ処理装置8
3に与えられる。データ処理装置83は、与えられた画
像データを、表示装置84に与えて対応する画像を表示
させ、またプリンタ85に与えて対応する画像をプリン
トアウトさせる。さらに、データ処理装置83は、与え
られた画像装置を、旧バージョンの画像データとしてデ
ータ保存装置82に保存する。
【0023】上記のようにして表示装置84に表示さ
れ、またはプリンタ85からプリントアウトされた旧バ
ージョンの画像は、製版会社のオペレータまたはクライ
アントによりチェックされ、修正すべき点が指示され
る。この修正指示は、操作装置86によってデータ処理
装置83に入力され、オンラインで編集レイアウト装置
1に伝達される(なお、プリントアウトされた画像に修
正指示を書き込んだものを編集レイアウト装置1のオペ
レータに渡すようにしてもよい)。また、修正指示をデ
ータ保存装置82に保存しておいてもよい。
【0024】編集レイアウト装置1は、上記修正指示に
従って旧バージョンの編集レイアウトデータに対して所
定の修正作業を行い、修正された新バージョンの編集レ
イアウトデータを出力する。次に、修正された新バージ
ョンの編集レイアウトデータがRIP展開装置2によっ
てビットマップ形式の画像データに変換された後、低解
像度化装置81によって低解像度化され、データ処理装
置83に与えられる。データ処理装置83は、そのとき
低解像度化装置81から与えられた新バージョンの画像
データと、データ保存装置82に保存された旧バージョ
ンの画像データとをビット単位で比較し、その差異点を
検出する。次に、データ処理装置83は、新バージョン
の画像データを表示装置84に与えて表示させると共
に、検出した差異点を特定の色(第1の色)で点滅表示
させる。同時に、データ処理装置83は、旧バージョン
の画像に対する修正指示も上記第1の色とは異なる第2
の色で点滅表示させる。これによって、修正指示の通り
に正しく修正されている部分は第1の色と第2の色とが
混合した第3の色で点滅表示され、修正漏れの部分(修
正指示があるのに修正されていない部分)は第2の色で
点滅表示され、修正しすぎの部分(修正指示がないのに
修正されている部分)は第1の色によって点滅表示され
ることになる。従って、オペレータは、表示装置84の
モニタ画面上で、画像を拡大,スクロール等して、上記
第1〜第3の色の点滅表示部分をチェックすることによ
り、今回の修正指示を決定する。
【0025】次に、オペレータは、今回検版の対象とな
った新バージョンの画像データとそれに対して決定した
修正指示とをデータ保存装置82に保存させる。このと
き、データ処理装置83は、データ保存装置82に保存
された旧バージョンの画像データを自動的に消去する。
次に、データ処理装置83は、新バージョンの画像デー
タに対する修正指示を、オンラインで編集レイアウト装
置1に転送する(なお、プリントアウトされた画像に修
正指示を書き込んだものを編集レイアウト装置1のオペ
レータに渡すようにしてもよい)。その後、編集レイア
ウト装置1において再度修正が行われる。以後、修正が
行われる毎に、上記のような検版作業が繰り返し行われ
る。そして、検版がOKであれば、その修正後の画像デ
ータに基づいてフィルム記録装置3でYMCK4色の製
版用フィルムが出力される。
【0026】以上の説明から明らかなように、上記実施
例によれば、たとえ初心者のオペレータでも、容易に間
違いなく、迅速に検版作業が行える。また、上記実施例
では、低解像度化装置81によって低解像度化された画
像データを検版用のデータとして処理するようにしてい
るので、データ保存装置82に保存されるデータ量が少
なくなり、そのメモリ容量を節約できる。また、データ
処理装置83における演算量が少なくなり、比較結果が
迅速に得られる。
【0027】なお、図1における点線部分Aは、図2に
示すように変形されてもよい。図2では、高解像度RI
P展開装置2とは別に低解像度RIP展開装置810が
設けられている。そして、編集レイアウト装置1から出
力される編集レイアウトデータは、低解像度RIP展開
装置810によって低解像度でRIP展開された後に、
データ処理装置83に与えられる。図2の実施例では、
図1の実施例と同様、データ保存装置82のメモリ容量
の節約およびデータ処理装置83における演算時間の短
縮化を図ることができる。さらに、図2の実施例では、
全ての修正作業が終了するまでは、高解像度RIP展開
装置2で高解像度のRIP展開を行う必要がないので、
検版作業時にRIP展開に要する演算時間を短縮化でき
る。
【0028】また、図1の実施例では、新旧バージョン
間で検出した差異点および旧バージョンに対する修正指
示を異なる色で点滅表示させるようにしたが、その他の
形態でこれらを表示させるようにしてもよい。要する
に、修正指示通りに正しく修正されている部分と、修正
漏れの部分と、修正しすぎの部分とが認識できるような
表示形態であればよい。
【0029】また、図1の実施例では、フィルム記録装
置3を用いているが、この発明は、RIP展開後の画像
データに基づいて直接に版素材に網点画像を出力するC
TPや、直接に印刷を行う(印刷版不要の)オンデマン
ド印刷機であっても適用可能である。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、新バージョン
の画像データと旧バージョンの画像データとの間の差異
点の検出が、データ比較手段によって自動的に行われる
ので、初心者でも容易かつ迅速に検版作業が行える。ま
た、人手を介さないので、人為的ミスを排除でき、正確
な検版結果が得られる。さらに、検版の際には、保存手
段に保存された旧バージョンの画像データを使用するの
で、検版のために製版用フィルム等を保管する必要がな
くなり、その管理作業を省くことができる。さらに、従
来の電子検版装置のように製版用フィルムの高精度な位
置決めが不要であるので、作業性が良好で、かつ装置も
小型かつ安価となる。さらに、製版用フィルムを出力し
ない製版システムにおいても、検版作業が行える。
【0031】請求項2に係る発明によれば、低解像度化
された画像データを保存手段に保存するようにしている
ので、その記憶容量を大幅に節約できる。また、データ
比較手段は、低解像度化手段で低解像度化された新バー
ジョンの画像データと、保存手段に保存された旧バージ
ョンの低解像度の画像データとを比較し、その差異点を
検出するので、その演算量が少なくなり、演算時間を短
縮化できる。
【0032】請求項3に係る発明によれば、低解像度で
RIP展開された画像データを保存手段に保存するよう
にしているので、その記憶容量を大幅に節約できる。ま
た、データ比較手段は、低解像度でRIP展開された新
バージョンの画像データと、保存手段に保存された旧バ
ージョンの低解像度の画像データとを比較し、その差異
点を検出するので、その演算量が少なくなり、演算時間
を短縮化できる。さらに、請求項3の発明によれば、全
ての修正作業が終了するまでは、製版用の高解像度のR
IP展開を行う必要がないので、検版作業時におけるR
IP展開に要する演算時間を短縮化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデジタル検版装置を用
いた製版システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例に係るデジタル検版装置の
構成の一部を示すブロック図である。
【図3】従来の製版工程における検版作業の一例を示す
図である。
【図4】従来の製版工程における検版作業の他の例を示
す図である。
【符号の説明】
1…編集レイアウト装置 2…RIP展開装置 3…フィルム記録装置 8…デジタル検版装置 81…低解像度化装置 82…データ保存装置 83…データ処理装置 84…表示装置 85…プリンタ 86…操作装置 810…低解像度RIP展開装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−281697(JP,A) 特開 平5−142743(JP,A) 特開 平5−11430(JP,A) 特開 昭64−74550(JP,A) 特開 昭64−74549(JP,A) 特開 昭64−74548(JP,A) 特開 昭60−235136(JP,A) 特開 昭60−57842(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 1/00 - 1/06 G06T 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷物を構成する各部品を編集,レイア
    ウトして得た編集レイアウトデータをRIP展開するこ
    とにより、ビットマップ形式の画像データに変換して出
    力する製版システムにおいて、電子的に検版作業を行う
    装置であって、 修正前の旧バージョンのRIP展開後の画像データを保
    存する保存手段、 修正後の新バージョンのRIP展開後の画像データと、
    前記保存手段に保存された旧バージョンのRIP展開後
    の画像データとを比較することにより、その差異点を検
    出するデータ比較手段、および前記データ比較手段によ
    り検出された差異点を表示する表示手段を備える、デジ
    タル検版装置。
  2. 【請求項2】 前記製版システムから出力されるRIP
    展開後の画像データを低解像度化する低解像度化手段を
    さらに備え、 前記保存手段は、前記低解像度化手段により低解像度化
    された旧バージョンの画像データを保存し、 前記データ比較手段は、前記低解像度化手段により低解
    像度化された新バージョンの画像データと、前記保存手
    段に低解像度で保存された旧バージョンの画像データと
    を比較することにより、その差異点を検出する、請求項
    1に記載のデジタル検版装置。
  3. 【請求項3】 前記製版システムにおいて発生する編集
    レイアウトデータを低解像度でRIP展開することによ
    り、低解像度のビットマップ形式の画像データを出力す
    る低解像度RIP展開手段をさらに備え、 前記保存手段は、前記低解像度RIP展開手段から出力
    される旧バージョンの画像データを保存し、 前記データ比較手段は、前記低解像度RIP展開手段か
    ら出力される新バージョンの画像データと、前記保存手
    段に保存された旧バージョンの画像データとを比較する
    ことにより、その差異点を検出する、請求項1に記載の
    デジタル検版装置。
JP935294A 1994-01-31 1994-01-31 デジタル検版装置 Expired - Lifetime JP2816091B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP935294A JP2816091B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 デジタル検版装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP935294A JP2816091B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 デジタル検版装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07219202A JPH07219202A (ja) 1995-08-18
JP2816091B2 true JP2816091B2 (ja) 1998-10-27

Family

ID=11718082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP935294A Expired - Lifetime JP2816091B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 デジタル検版装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2816091B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4156452B2 (ja) 2002-10-29 2008-09-24 大日本スクリーン製造株式会社 印刷製版のための工程間検版
JP3962313B2 (ja) 2002-10-29 2007-08-22 大日本スクリーン製造株式会社 印刷製版における検版
JP2004246110A (ja) 2003-02-14 2004-09-02 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 検版装置、印刷システム、印刷データの検版方法、およびプログラム
JP2005262587A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像圧縮装置及び方法、並びに圧縮データ処理装置及び方法
JP2006330184A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Fujifilm Holdings Corp 画像処理装置
JP4733065B2 (ja) * 2007-03-28 2011-07-27 富士フイルム株式会社 描画データ検査方法および描画データ検査装置
JP5015721B2 (ja) * 2007-03-30 2012-08-29 大日本スクリーン製造株式会社 欠陥検査装置、欠陥検査プログラム、図形描画装置および図形描画システム
US8300918B2 (en) 2007-03-30 2012-10-30 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Defect inspection apparatus, defect inspection program, recording medium storing defect inspection program, figure drawing apparatus and figure drawing system
JP5277750B2 (ja) 2008-06-25 2013-08-28 富士ゼロックス株式会社 画像処理プログラム、画像処理装置及び画像処理システム
US20100245385A1 (en) * 2009-03-26 2010-09-30 Xerox Corporation Page region image offset methods and systems
JP5395654B2 (ja) * 2009-12-28 2014-01-22 富士フイルム株式会社 ページ記述データ生成方法、プログラム及びデータフォーマット
JP5395653B2 (ja) * 2009-12-28 2014-01-22 富士フイルム株式会社 検版システム、検版方法及びプログラム
JP5910097B2 (ja) * 2011-01-27 2016-04-27 株式会社リコー 画像検査装置、画像形成装置、及び画像検査プログラム
JP6187107B2 (ja) * 2013-10-01 2017-08-30 コニカミノルタ株式会社 デジタルプリンタ及び印刷システム並びに画像処理プログラム並びに画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07219202A (ja) 1995-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2816091B2 (ja) デジタル検版装置
US6384932B1 (en) Digital impositioning apparatus
US20050062757A1 (en) Image displaying apparatus, image outputting system, image displaying method, computer program for executing the method and information recording medium for recording the computer program
JP4310993B2 (ja) 画像処理装置
US6608932B1 (en) Outline font for analytical assessment of printed text quality
JP3537125B2 (ja) デジタル面付処理装置
JPH0888713A (ja) 情報処理装置
JP3150305B2 (ja) 画像処理方法
JP2000246862A (ja) 画像検査装置および検査結果シート
JP3875169B2 (ja) 検版装置および検版方法
JP3303628B2 (ja) ページデータ面付装置および刷版作成装置
JP2000127549A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法および記録媒体
JP3356573B2 (ja) デジタル複合機
JP3926918B2 (ja) 画像補正処理装置及びそのプログラム記録媒体
JP3466813B2 (ja) 画像検証装置
JP3463969B2 (ja) 画像処理装置およびカラーマッチング方法
JP2004295199A (ja) 検版装置、印刷システム、レイアウトデータの検版方法、およびプログラム
JPH09179285A (ja) 検版装置
JP3317403B2 (ja) 画像データの検査方法、検版方法、画像データの検査プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体および検版プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2982487B2 (ja) 文書作成装置
JPH096975A (ja) 検版装置
JP2001341365A (ja) 画像形成装置
JPH08329262A (ja) レイアウトデザイン装置
JP3422630B2 (ja) 印刷情報管理装置
JP2800539B2 (ja) レイアウトシミュレーション装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term