JP3639803B2 - カラー画像検査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、製版工程で得られた修正前の第1のカラー画像と、前記第1のカラー画像を修正して得られた第2のカラー画像とを比較し、当該比較結果を検版結果画像として出力するカラー画像検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、製版工程においては、図21に示すように、あらかじめ指定された印刷指定内容に応じて原版フィルムF1(F1Y,F1M,F1C,F1K)を作成し、その原版フィルムF1を用いて焼付・現像処理を行うことで印刷版P1(P1Y,P1M,P1C,P1K)を作成している。そして、こうして作成された印刷版P1により刷られる印刷物が印刷指定内容と一致するかどうかを検査するために、印刷版P1から試し刷り、つまり校正刷り(初校)PS1を印刷し、この校正刷りPS1を印刷指定内容と照らし合わせる。この段階で、印刷指定内容と合致していない箇所を発見すると、製版工程に戻って原版フィルムF2(F2Y,F2M,F2C,F2K)および印刷版P2(P2Y,P2M,P2C,P2K)を新たに作成し、さらに印刷版P2から校正刷り(再校)PS2を印刷している。なお、修正がさらに必要な場合には、上記と同様にして、さらに修正した原版フィルムF3(F3Y,F3M,F3C,F3K)を用いて焼付・現像することで印刷版P3(P3Y,P3M,P3C,P3K)を作成し、これらの印刷版P3から校正刷り(三校)PS3を印刷している。
【0003】
このような修正作業は手作業であり、しかも複雑な作業が要求されるため、印刷指定内容と合致していない箇所(修正必要箇所)が適切に修正されなかったり、当該修正必要箇所以外の部分を誤って修正してしまうなどの修正ミスを犯し易い。
【0004】
そこで、従来より、このようなミスを検査する装置が数多く提案されている。例えば、特開平5−281697号公報や特開平7−271009号公報に記載の装置では、最初に作成された原版フィルムの画像と、修正済原版フィルムの画像とを読み込んで、両画像を比較し、一致・不一致を検出しており、この検出結果に基づいて修正内容が適切であるか否かを作業者が判定(検査)可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような検版の結果を表現した画像(検査結果画像)において、不一致箇所の位置のみを特定しただけでは、その不一致箇所が元の画像のどのあたりの画像部分で発生しているかを、周囲の画像とのつながりから判断することは困難である。
【0006】
そこで、元の画像と同じ表現態様で一致箇所の画像も検版結果画像上に表現しておくことが考えられるが、このようにすると、逆に一致箇所の画像が邪魔になり、一致箇所と不一致箇所との区別しにくくなるという問題がある。
【0007】
この発明は従来技術における上記の問題を解決するために行なわれたものであって、検版結果画像中に一致箇所の画像をも含めて表現することによって一致箇所の画像と不一致箇所の画像との関係を視認可能であるとともに、一致箇所と不一致箇所との識別が容易なカラー画像検査装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、画像を読み取る読み取り手段を備え、製版工程において、基準物を前記読み取り手段が読み取って得られる第1のカラー画像と、前記基準物に基づき修正された対象物を前記読み取り手段が読み取って得られる第2のカラー画像とを比較し、当該比較結果を検査結果画像として出力するカラー画像検査装置であって、前記第1と第2のカラー画像とを相互に比較し、一致箇所および不一致箇所をそれぞれ検出する差異検出手段と、前記第1と第2のカラー画像の一致箇所の色濃度を白色に近づけた一致箇所表現画像を生成する処理手段と、前記第1と第2のカラー画像の不一致箇所に対応した位置に不一致マークが形成され、かつ前記一致箇所表現画像が前記一致箇所に形成された検版結果画像を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1のカラー画像検査装置において、前記処理手段は、前記第1と第2のカラー画像の前記一致箇所につき、各色成分の色濃度を共通の割合で変化させて前記一致箇所の色濃度を白色に近づけることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明にかかるカラー画像検査装置のひとつの実施の形態の部分外観図であり、後述する各図との方向関係を明確にするために、XYZ直角座標軸が示されている。このカラー画像検査装置1では、本体2の上面に透明ガラス板3が取り付けられており、この透明ガラス板3上に校正刷り,原版フィルムや印刷版などの被読取物を載置可能となっている。また、本体2の上面には、透明ガラス板3より若干大きな平面サイズを有するカバー部材4のY側端部が透明ガラス板3の(+Y)側で連結されており、当該連結部分を中心として揺動自在となっている。したがって、作業者が透明ガラス板3の上に校正刷り、原版フィルムおよび印刷版のいずれかの被読取物を載置し、カバー部材4を透明ガラス板3上に倒すと、当該シート状の被読取物が透明ガラス板3とカバー部材4との間に挟まれ、保持される。このようにこの実施の形態では、透明ガラス板3とカバー部材4とで校正刷りなどの被読取物を保持する保持手段が構成されている。
【0011】
図2は、カバー部材4を透明ガラス板3上に倒した状態での、図1のカラー画像検査装置1の断面図である。本体2の内部において、底面側にベースフレーム5が配置されており、このベースフレーム5上にXY駆動機構10が設けられている。このXY駆動機構10は、同図に示すように、X方向に伸びたX駆動ユニット11aと、Y方向に伸びたY駆動ユニット11bとで構成されている。
【0012】
X駆動ユニット11aでは、ボールネジ12aの一方端が図示を省略するベアリングで回転自在に軸支されるとともに、他方端がX駆動用パルスモータ(図示省略)に連結されている。また、このボールネジ12aの中間部には、結合ブロック13aが螺合されている。さらに、この結合ブロック13a上にY駆動ユニット11bが固定されている。なお、このY駆動ユニット11bの基本構成はX駆動ユニット11aと同一であるため、ここでは、その説明を省略する。
【0013】
このように構成されたXY駆動機構10では、X駆動用およびY駆動用パルスモータを制御することで、Y駆動ユニット11bのボールネジ(図示省略)に螺合された結合ブロック13bをXおよびY方向に2次元的に移動させることができる。
【0014】
図3は、構造体50の構成を示す斜視図である。同図に示すように、2次元的に移動自在な結合ブロック13bには、照明ユニット20と、光学系30と、カラーCCDカメラ40とを一体化してなる構造体50が取り付けられている。
【0015】
照明ユニット20では、円筒状の本体カバー21内に丸型蛍光灯22が収められており、照明コントローラにより点灯・消灯が制御される。この丸型蛍光灯22を点灯すると、丸型蛍光灯22からの照明光ILが本体カバー21の上部に設けられた開口部23を通過し、さらに透明ガラス板3を透過して被読取物(校正刷り、原版フィルム、印刷版)Sの一部に入射する。このように、この実施の形態では、丸型蛍光灯22により照明光ILを被読取物Sの一部を局部的に照明しているので、照明領域での照度分布を均一化することができる。
【0016】
被読取物Sの照明領域で反射した光は光学系30によりカラーCCDカメラ40に導かれる。この光学系30は、ズームレンズと、当該ズームレンズを駆動してズームレンズの倍率を変更するレンズ駆動用モータ32とで構成されており、モータコントローラによりズームレンズを駆動することで倍率を3段階に変更することが可能となっている。
【0017】
このように構成された構造体50では、照明ユニット20により透明ガラス板3上に載置された被読取物Sを局部的に均一照明するとともに、光学系30により照明範囲の画像を適当に変倍し、当該画像をカラーCCDカメラ40で撮像する。しかも、この構造体50は結合ブロック13bに取り付けられているため、上記のようにして被読取物Sの局部的な画像を撮像しながらモータコントローラによりX駆動用およびY駆動用パルスモータを制御して2次元的に構造体50を移動させると、被読取物S上の全体画像を読み取ることができる。
【0018】
図4は、このカラー画像検査装置1の電気的構成を上記光学的構成および機構的構成の制御系とともに示す図である。
【0019】
この装置は、制御演算装置61としてCPUおよびメモリを有するコンピュータユニットを備えている。この制御演算装置61の入出力装置としては、カラーCRT62,キーボード63,マウス64,モノクロプロッタ65およびカラープリンタ66が設けられている。また、制御演算装置61は音声ユニットコントローラ67を介して音声ユニット68を制御して作業者に対して音声メッセージを伝える。また、制御演算装置61は照明コントローラ69を介して丸型蛍光灯22の点灯・消灯制御できる。また、カラーCCDカメラ40で得られるRGB3色成分の画像信号(画像情報)は画像入力回路70に与えられ、適当な画像処理を受けた後、制御演算装置61に送られる。また、制御演算装置61は、モータコントローラ71を介してレンズ駆動用モータ32を制御できるとともに、モータコントローラ72を介してX駆動用およびY駆動用パルスモータ14a,14bをそれぞれ制御できる。さらに、外部記録媒体として、磁気ディスク73が制御演算装置61に電気的に接続されている。
【0020】
次に、上記のように構成されたカラー画像検査装置の動作について図5ないし図21を参照しつつ説明する。
【0021】
まず、図21の最上段に示すような流れで校正刷り(初校)PS1を準備する。すなわち、あらかじめ指定された印刷指定内容に応じて原版フィルムF1(F1Y,F1M,F1C,F1K)を作成し、その原版フィルムF1を用いて焼付・現像処理を行うことで印刷版P1(P1Y,P1M,P1C,P1K)を作成した後、印刷版P1から校正刷り(初校)PS1を印刷する。
【0022】
こうして作成された初校PS1を作業者が透明ガラス板3上に載置し、キーボード63あるいはマウス64を操作して初校読み取り指示を選択すると、初校読み取り処理が実行される(図5;ステップS1)。
【0023】
図6は、初校読み取り処理を示すフローチャートである。この初校読み取り処理では、作業者が初校読み取りメニューを選択する(ステップS101)と、カラーCRT62に読み取りパラメータの入力を作業者に促す。この読み取りパラメータは、初校PS1の読み取り処理のみならず、後で説明する再校PS2の読み取り処理にも関係するものである。この読み取りパラメータは「JOB名」、「構成紙サイズ」、「読み取り解像度」、…などで構成されており、作業者がキーボード63あるいはマウス64を操作して入力可能となっている。そして、作業者が読み取りパラメータを設定する(ステップS102)と、これらの読み取りパラメータにしたがってステップS103〜S109を実行して初校PS1上のカラー画像を読み取る。
【0024】
このステップS103で、モータコントローラ71を介してレンズ駆動用モータ32を制御し、ズームレンズの倍率を設定するとともに、モータコントローラ72を介してX駆動用およびY駆動用パルスモータ14a,14bをそれぞれ制御してカラーCCDカメラ40を含む構造体50を原点位置に復帰させる。そして、ステップS104で、カラーCCDカメラ40が読取開始位置(カメラ初期位置)に位置するように、構造体50を移動させる。
【0025】
続いてステップS105で、カラーCCDカメラ40により初校PS1上の画像を撮像し、当該画像に関連するRGB3色成分の画像信号(画像情報)を画像入力回路70に与え、適当に画像処理した後、制御演算装置61のメモリ(図示省略)に記憶させる。こうして、ステップS103で設定した倍率に応じた画像サイズで初校PS1上の画像の一部(1フレーム分の画像)を読み取ることができる。
【0026】
このように、この実施の形態では、カラーCCDカメラ40により画像の一部のみを読み取るように構成しているので、画像全体を上記1フレーム単位でXおよびY方向に分割し、カラーCCDカメラ40をXおよびY方向に2次元的に移動させながら、各1フレーム分の画像を順次読み取るようにしている。
【0027】
具体的には、ステップS106でY方向におけるカラーCCDカメラ40の移動回数がY方向に分割した数(Y分割数)と一致したか否かを判別し、このステップS106で「No」と判別する間、ステップS107でカラーCCDカメラ40をY方向に1フレーム分だけ移動させた後、当該1フレーム分の画像を読み取る(ステップS105)。一方、ステップS106で「Yes」と判別すると、ステップS108に進む。
【0028】
このステップS108でX方向におけるカラーCCDカメラ40の移動回数がX方向に分割した数(X分割数)と一致したか否かを判別し、このステップS108で「No」と判別すると、ステップS109でカラーCCDカメラ40をX方向に1フレーム分だけ移動させた後、当該1フレーム分の画像を読み取る(ステップS105)。一方、ステップS108で「Yes」と判別すると、ステップS110に進む。
【0029】
このようにステップS105〜S109を実行することで全フレームの画像を読み取ることができ、後述する検版処理において基準物となる初校PS1の画像全体が読み取られる。その後で、ステップS110で読み取った初校PS1の画像をカラーCRT62に表示する。そして、初校PS1の読み取りが終了したことを音声ユニットコントローラ67を介して音声ユニット68より作業者に知らせる(音声アナウンス)。
【0030】
上記のようにして初校PS1の読み取り処理が完了すると、作業者は初校PS1を透明ガラス板3から取り除いた後、初校PS1との比較の対象物たる再校PS2を載置し、キーボード63あるいはマウス64を操作して再校読み取り指示を選択すると、初校読み取り処理が実行される(図5;ステップS2)。
【0031】
図7は、再校読み取り処理を示すフローチャートである。この再校読み取り処理では、作業者が再校読み取りメニューを選択する(ステップS201)と、ステップS102で設定された読み取りパラメータに基づきステップS202〜S208を実行して再校PS2上の画像を読み取る。なお、ステップS202〜S208のそれぞれは、先に説明したステップS103〜S109に対応するものであり、被読取物が再校PS2である点を除いて同一であるため、ここでは、それらの処理内容の説明を省略する。
【0032】
再校PS2の画像全体を読み取ると、読み取った再校PS2の画像をカラーCRT62に表示した(ステップS209)後、ステップS210で再校PS2の読み取りが終了したことを音声ユニットコントローラ67を介して音声ユニット68より作業者に知らせる(音声アナウンス)。
【0033】
上記のようにして再校PS2の読み取り処理が完了すると、アライメント処理(図5;ステップS3)を実行する。図8は、アライメント処理を示すフローチャートである。このアライメント処理では、作業者が検版開始メニューを選択し(ステップS301)、さらにカラーCRT62上に表示された画像を見ながらマウス64を操作してアライメントマークの概略位置を指示する(ステップS302)ようになっている。通常、製版−印刷工程での位置合わせのために、初校PS1および再校PS2のそれぞれには、2個の十字マーク、いわゆるトンボマークが印刷されており、これらをアライメントマークとして使用しているが、トンボマークが付されていない場合やトンボマークが不鮮明である場合などには、画像の特徴部をアライメントマークとして利用する。そこで、ステップS303で、アライメントマークとしてトンボマークを使用するのか、特徴部を利用するのかを作業者が選択し、その選択に応じてアライメント基準座標を求める。
【0034】
ステップS303で「トンボマーク」が選択されると、ステップS304に進み、次のようにしてアライメント基準座標を求める。すなわち、図9に示すように、ステップS302で指定された領域A内では、図9(a)に示すように、トンボマークRMが存在しており、各画素のRGB3色成分の色濃度をY方向に射影加算すると、同図(b)に示すようなX方向における濃度分布が得られる。また、同様にして、同図(c)に示すようなY方向における濃度分布が得られる。そして、この実施の形態では、XおよびY方向のそれぞれにおいてトンボマークRMに対応して濃度が濃く最大の座標XC,YCをアライメント基準座標としている。
【0035】
一方、ステップS303で「特徴部」が選択されると、ステップS305に進み、作業者がマウス64を操作して特徴部の一点を指示し、この指示点の座標をアライメント基準座標としている。
【0036】
なお、ステップS304,305では、初校PS1について2つのアライメント基準座標を、また再校PS2について2つのアライメント基準座標を、それぞれ求める。
【0037】
そして、次のステップS306で、上記のようにして求められた4つのアライメント基準座標に基づいて初校PS1に対する再校PS2の回転・移動量をそれぞれ演算する。続いて、ステップS307で再校PS2の画像を回転・移動させて再校PS2が初校PS1とを重ね合わせて両画像の一致・不一致の比較が可能となるように、再校PS2の画像情報(再校データ)を補正する。
【0038】
さらに、補正後の画像情報に基づき再校PS2の画像全体をカラーCRT62に再表示する(ステップS308)。
【0039】
上記のようにしてアライメント処理が完了すると、検版処理(図5;ステップS4)を行う。
【0040】
図10は、検版処理を示すフローチャートである。この検版処理では、作業者が「しきい値」,「ゴミ取りサイズ」,「表示形式」,「表示方法」,「表示色」,…などの検版条件を設定する(ステップS401)と、初校PS1と再校PS2との差異を検出する差異検出処理を実行する(ステップS402)。すなわち、初校PS1および再校PS2の画像データをそれぞれ(n×m)個に分割し、分割された領域ごとに初校PS1と再校PS2の画像を局部的にマッチングさせながら両画像の差を計算し、その差をステップS401で設定されたしきい値と比較する。そして、差がしきい値より大きい場合には、当該分割領域において差異があるものと判別する。これにより、初校PS1と再校PS2との間で一致する一致箇所と、両者PS1,PS2の間で不一致となる不一致箇所とがそれぞれ検出される。また、不一致箇所については初校PS1に基づく修正により削除された減少箇所と追加された増加箇所とがある。そして、ステップS401で設定された「表示形式」および「表示色」にしたがって差異表示の画像を作成する。
【0041】
この実施の形態では、「表示形式」として、次の5つの基本的な表示形式、
・「プロッタへ枠出力」、
・「プロッタへ点出力」、
・「プリンタへ初校出力」、
・「プリンタへ再校出力」、
・「プリンタへ増減出力」、
がある。なお、これらの詳細については、後で具体例を示しながら説明する。
【0042】
また、「表示色」として以下のように選択設定可能となっている。
【0043】
・一致箇所:「4色」、「白マスク」、「モノクロ」
・増加箇所:「4色」、「モノクロ」、「赤」、「緑」、「青」
・減少箇所:「4色」、「モノクロ」、「赤」、「緑」、「青」
・枠:「赤」、「緑」、「青」
したがって、これら表示色をそれぞれ適当に設定することで不一致箇所(増加および減少箇所)を色により識別容易とすることができる。
【0044】
ここで、「白マスク」とは、一致箇所の画像を構成する画素の色成分それぞれの色濃度を高めることで一致箇所の画像を白色に近づける処理のことであり、この実施の形態では、RGBの色成分の色濃度を0〜255の階調で示すようにしており、以下の計算式、
処理後のR色成分={(処理前のR色成分)+500}÷3、
処理後のG色成分={(処理前のG色成分)+500}÷3、
処理後のB色成分={(処理前のB色成分)+500}÷3、
によりRGBの色成分の色濃度を高めている。
【0045】
すなわち、この実施形態では各色成分(BGR)の色濃度を共通の割合(この例では「500」や「3」のパラメータ値)で変化させて一致箇所の色濃度を白色に近づけている。したがって、一致箇所の画像は白色に近づくものの、その色成分バランスは元の画像にほぼ対応しており、元の画像の視覚的印象から大きく乱れることがない。
【0046】
また、「モノクロ」とは、該当箇所の画像を構成する画素の色成分のそれぞれの色濃度を一定にして無彩色で表示する処理のことであり、この実施の形態では、各画素について、以下の計算式、
処理後のR色成分=(処理前のR色成分)×0.3+(処理前のG色成分)×0.6+(処理前のB色成分)×0.1、
処理後のG色成分=(処理前のR色成分)×0.3+(処理前のG色成分)×0.6+(処理前のB色成分)×0.1、
処理後のB色成分=(処理前のR色成分)×0.3+(処理前のG色成分)×0.6+(処理前のB色成分)×0.1、
によりRGBの色成分の色濃度を一定にしてモノクロ化を図っている。
【0047】
また、「枠」とは、次のステップS403,S404を実行することにより求められるものであり、不一致箇所を示すマークである。
【0048】
次に、上記した差異検出処理(ステップS402)が完了すると、ステップS403で輪郭抽出処理を行う。すなわち、図11に示すように、初校PS1と再校PS2の差がしきい値以上の画像データより連結したブロックB(同図の斜線領域)を抽出する処理であり、初校PS1と再校PS2との差異が大きい、例えば初校PS1にあった文字を校正により削除した場合には、当該文字サイズに応じたブロックBが抽出される。また、微小なゴミが付着するなど校正に本質的に関係ない現象の結果、初校PS1と再校PS2との差異が生じる場合には、比較的微小なブロックBが生じる。このように初校PS1と再校PS2との差が生じる原因の種類によってブロックBの大きさは大きく異なる。
【0049】
輪郭抽出処理(ステップS403)が完了すると、ステップS404に進み、輪郭抽出処理により求められたブロックBの輪郭を構成する画素の数をカウントし、ステップS401で設定されたゴミ取りサイズと比較する。その比較結果から、画素カウントがゴミ取りサイズより多いブロックBについては、図12に示すように、ブロックBを取り囲む枠Fを仮想的に考え、この枠Fを構成するX,Y座標のそれぞれについて最小位置(Xmin,Ymin)および最大位置(Xmax,Ymax)を求め、磁気ディスク73に格納する。
【0050】
検版処理(図5;ステップS4)が完了すると、ステップS5(図5)に進み、検版処理の結果を出力する。図13は出力処理を示すフローチャートである。この出力処理では、作業者が出力メニューを選択し、どのような形式で出力するかを決定する(ステップS501)。そして、ステップS502〜S511を実行して指定された出力形式で出力する。
【0051】
すなわち、まずステップS502で、モノクロプロッタ65へ枠を出力するか否かを判定し、「Yes」と判定すると、ステップS404で求めた4つの位置Xmin,Ymin,Xmax,Ymaxよりなる枠データを磁気ディスク73から読み出し、プロッタ65によりブロックBに対応する枠を出力用紙上に描く(ステップS503)。一方、ステップS502で「No」と判定した場合には、ステップS504に進む。
【0052】
このステップS504で、モノクロプロッタ65へ点を出力するか否かを判定し、「Yes」と判定すると、ゴミ取りサイズよりも大きなブロックBについて、当該ブロックBを構成する画素の個々の位置座標を求め、磁気ディスク73に格納するとともに、モノクロプロッタ65に位置座標を与えて各点を出力用紙上にプロットする(ステップS505)。一方、ステップS504で「No」と判定した場合には、ステップS506に進む。
【0053】
このステップS506で、カラープリンタ66に初校を出力するか否かを判定し、「Yes」と判定すると、初校PS1の画像と不一致箇所を示す枠をカラープリンタ66に出力する(ステップS507)。一方、ステップS506で「No」と判定した場合には、ステップS508に進む。
【0054】
このステップS508で、カラープリンタ66に再校PS2を出力するか否かを判定し、「Yes」と判定すると、再校PS2の画像と不一致箇所を示す枠を出力用紙上に出力する(ステップS509)。一方、ステップS508で「No」と判定した場合には、ステップS510に進む。
【0055】
このステップS510で、カラープリンタ66に増減を出力するか否かを判定し、「Yes」と判定すると、増加画像と、減少画像と、一致箇所の画像と、不一致箇所を示す枠とを出力用紙上に出力する(ステップS511)。一方、ステップS510で「No」と判定した場合には、ステップS502に戻る。
【0056】
こうして、指定された形式で検査結果が出力される。
【0057】
次に、代表的な具体例を示しながらどのような表示形式で初校(基準物)PS1と再校(PS2)との不一致箇所を示す不一致マーク(後述する枠やドット表示)が出力用紙上に出力されるかを5つの場合に分けてそれぞれ説明する。
【0058】
なお、説明の便宜から、初校PS1には例えば図14〜図20に示すように4つの記号M1〜M4と3つのギリシャ文字C1〜C3が印刷されており、校正により「◇」の記号M2を削除するとともに、「δ」のギリシャ文字C4を追加して再校PS2を作成し、いずれの場合についても同一の初校PS1および再校PS2を対象とする。
【0059】
▲1▼表示形式1(図14)
まず、ステップS401の検版条件設定において、表示形式として「プロッタへ枠出力」を設定すると、初校PS1と再校PS2との差が計算され(ステップS402)、初校PS1と再校PS2との不一致箇所、つまり「◇」の記号M2および「δ」のギリシャ文字C4に対応するブロックがそれぞれ抽出され(ステップS403)、記号M2を取り囲む枠の最小位置(X1min,Y1min)および最大位置(X1max,Y1max)と、ギリシャ文字C4を取り囲む枠の最小位置(X2min,Y2min)および最大位置(X2max,Y2max)とが求められ、磁気ディスクに格納される(ステップS404)。
【0060】
そして、ステップS401で「プロッタへ枠出力」を設定しているので、ステップS502で「Yes」と判断され、最小位置(X1min,Y1min)および最大位置(X1max,Y1max)からなる枠データが読み出され、モノクロプロッタ65により第1の不一致箇所(記号M2の削除箇所)を示す枠FR1が半透明のトレーシングぺーパ(出力用紙)TP上に描かれるとともに、最小位置(X2min,Y2min)および最大位置(X2max,Y2max)からなる枠データが読み出され、モノクロプロッタ65により第2の不一致箇所(文字C4の追加箇所)を示す枠FR2が半透明のトレーシングぺーパTP上に描かれる。
【0061】
このように半透明のトレーシングぺーパTP上に不一致箇所を示す枠FR1,FR2のみを出力する形式が「表示形式1」であり、トレーシングぺーパTPをトンボマーク基準で再校PS2上に重ね合わせることで不一致箇所を容易に、しかも明確に識別することができ、製版工程中の修正ミスおよび原版フィルム作成後から印刷完了までの段階で発生するミスを含めた広範囲の検査を容易に行うことができる。
【0062】
▲2▼表示形式2(図15)
まず、ステップS401の検版条件設定において、表示形式として「プロッタへ点出力」を設定すると、初校PS1と再校PS2との差が計算され、初校PS1と再校PS2との不一致箇所、つまり「◇」の記号M2および「δ」のギリシャ文字C4が検出され、差異データからなる差異表示の画像が作成される。(ステップS402)。
【0063】
そして、ステップS401で「プロッタへ点出力」を設定しているので、ステップS504で「Yes」と判断され、ステップS505に進んで差異データが点に変換され、モノクロプロッタ65により第1の不一致箇所(記号M2の削除箇所)およびその概略を示すドット画像DI1(図15の領域AAであり、図16に拡大図示されている)と、第2の不一致箇所(文字C4の追加箇所)およびその概略を示すドット画像DI2(図15の領域BBであり、図17に拡大図示されている)とが半透明のトレーシングぺーパTP上に描かれる。
【0064】
このように半透明のトレーシングぺーパTP上に不一致箇所およびその概略を示すドット画像DI1,DI2のみを出力する形式が「表示形式2」であり、「表示形式1」の場合と同様の効果が得られる。
【0065】
▲3▼表示形式3(図18)
まず、ステップS401の検版条件設定において、表示形式として「プリンタへ初校出力」を設定すると、初校PS1と再校PS2との差が計算され(ステップS402)、「表示形式1」の場合と同様にして、記号M2を取り囲む枠の最小位置(X1min,Y1min)および最大位置(X1max,Y1max)と、ギリシャ文字C4を取り囲む枠の最小位置(X2min,Y2min)および最大位置(X2max,Y2max)とが求められ、磁気ディスクに格納される(ステップS404)。
【0066】
そして、ステップS401で「プリンタへ初校出力」を設定しているので、ステップS506で「Yes」と判断され、初校PS1の画像データと、ステップS404で作成された枠データとが読み出され、カラープリンタ66により、
・第1の不一致箇所(記号M2の削除箇所)を示す枠FR1と、
・第2の不一致箇所(文字C4の追加箇所)を示す枠FR2と、
・初校PS1の画像と、
がカラープリンタ専用用紙CP上に描かれる。
【0067】
このように初校PS1の画像と不一致箇所を示す枠FR1,FR2とを重ね合わせて出力する形式が「表示形式3」であり、このカラープリンタ専用用紙CPに出力された画像から再校PS2との不一致箇所を容易に、しかも明確に識別することができ、製版工程中の修正ミスおよび原版フィルム作成後から印刷完了までの段階で発生するミスを含めた広範囲の検査を容易に行うことができる。
【0068】
▲4▼表示形式4(図19)
まず、ステップS401の検版条件設定において、表示形式として「プリンタへ再校出力」を設定したときの表示形式であり、再校PS2と不一致箇所を示す枠FR1,FR2とを重ね合わせて出力する点で、初校PS1と不一致箇所を示す枠FR1,FR2とを重ね合わせて出力する「表示形式3」と異なり、その他の点については「表示形式3」と同一である。
【0069】
すなわち、「表示形式4」では、ステップS401の検版条件設定において表示形式として「プリンタへ再校出力」が設定されたことを受けて、ステップS402で初校PS1と再校PS2との差が計算され、「表示形式1」の場合と同様にして、記号M2を取り囲む枠の最小位置(X1min,Y1min)および最大位置(X1max,Y1max)と、ギリシャ文字C4を取り囲む枠の最小位置(X2min,Y2min)および最大位置(X2max,Y2max)とが求められる(ステップS404)。そして、ステップS508で「Yes」と判断され、再校PS2の画像データと、ステップS404で作成された枠データとが読み出され、カラープリンタ66により、
・第1の不一致箇所(記号M2の削除箇所)を示す枠FR1と、
・第2の不一致箇所(文字C4の追加箇所)を示す枠FR2と、
・再校PS2の画像と、
がカラープリンタ専用用紙CP上に描かれる。
【0070】
このため、このカラープリンタ専用用紙CPに出力された画像から初校PS1との不一致箇所を容易に、しかも明確に識別することができ、製版工程中の修正ミスおよび原版フィルム作成後から印刷完了までの段階で発生するミスを含めた広範囲の検査を容易に行うことができる。
【0071】
▲5▼表示形式5(図20)
この「表示形式5」が、この発明の特徴に対応して、一致箇所の色濃度を白色に近づけた例となっている。
【0072】
まず、ステップS401の検版条件設定において、表示形式として「プリンタへ増減出力」を設定すると、初校PS1と再校PS2との差が計算される(ステップS402)。また、一致箇所の「表示色」を「白マスク」と設定した場合、一致箇所の画像を構成する画素の色成分それぞれの色濃度が上記計算式に基づき演算され、一致箇所の画像が白色に近づけられる。
【0073】
それに続いて、「表示形式1」の場合と同様にして、記号M2を取り囲む枠の最小位置(X1min,Y1min)および最大位置(X1max,Y1max)と、ギリシャ文字C4を取り囲む枠の最小位置(X2min,Y2min)および最大位置(X2max,Y2max)とが求められ、磁気ディスクに格納される(ステップS404)。
【0074】
そして、ステップS401で「プリンタへ増減出力」を設定しているので、ステップS510で「Yes」と判断され、白マスク処理された一致箇所の画像データと、増加箇所の画像データと、減少箇所の画像データと、ステップS404で作成された枠データとが読み出され、カラープリンタ66により、
・第1の不一致箇所(記号M2の削除箇所)を示す枠FR1と、
・第2の不一致箇所(文字C4の追加箇所)を示す枠FR2と、
・一致箇所の画像(破線で示す記号M1,M3,M4および文字C1〜C3)と、
・増加箇所の増加画像(実線で示す文字C4)と、
・減少箇所の増加画像(実線で示す記号M2)と、
がカラープリンタ専用用紙CP上に描かれる。なお、上記において説明を省略したが、「プリンタへ増減出力」を設定した場合、「枠出力」の有無を設定することになっており、枠出力が設定されているときには、上記具体例(表示形式5)に示すように増加および減少画像と重ね合わせて枠FR1,FR2が描かれるが、枠出力が設定されていないときには、枠FR1,FR2の描画が省略され、一致箇所の画像、増加画像および減少画像のみが描かれる。
【0075】
このように一致、増加および減少箇所の画像と不一致箇所を示す枠FR1,FR2とを重ね合わせて出力する形式が「表示形式5」であり、このカラープリンタ専用用紙CPに出力された画像から初校PS1と再校PS2との不一致箇所を容易に、しかも明確に識別することができ、製版工程中の修正ミスおよび原版フィルム作成後から印刷完了までの段階で発生するミスを含めた広範囲の検査を容易に行うことができる。
【0076】
しかも、一致箇所の画像に対して白マスク処理を施して一致箇所を白色に近づけているので、より明瞭に、かつ容易に不一致箇所を識別することができ、上記検査をより一層容易にしている。
【0077】
また、「表示色」については、上記のような選択肢があり、印刷指定内容に応じて適用に組み合わせ不一致箇所が明瞭となるように選択設定するのが望ましい。例えば、図20の「表示形式5」において、それぞれの表示色を以下のように、
・一致箇所:「白マスク」、
・増加箇所:「赤」、
・減少箇所:「緑」、
・枠:「赤」
選択設定した場合、不一致箇所が明瞭となるとともに、不一致箇所の表示色から増加箇所なのか、減少箇所なのかを容易に判別することができる。
【0078】
また、「表示形式1」,「表示形式2」では、半透明のトレーシングぺーパTPに不一致箇所を示す枠FR1,FR2を出力しているが、透明な出力用紙に出力してもよいことはいうまでもない。また、「表示形式3」〜「表示形式5」ではカラープリンタ専用用紙CPに出力しているが、出力用紙はこれに限定されるものではなく、通常のコピー用紙などに出力してもよい。
【0079】
以上、実施の形態に即してこの発明を説明したが、この発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態では、初校PS1を基準物とするとともに、再校PS2を対象物としているが、初校PS1に基づき作成された原版フィルムF2(F2Y,F2M,F2C,F2K)のそれぞれや、原版フィルムF2を用いて焼付・現像することで得られた印刷版P2(P2Y,P2M,P2C,P2K)のそれぞれを対象物とし、初校PS1と比較するようにしてもよい。原版フィルムF2や印刷版P2は2値のドットによって表現されているためにそれ自身はカラー画像ではないが、原版フィルムF2の各色成分(F2Y,F2M,F2C,F2K)や印刷版P2の各色成分(P2Y,P2M,P2C,P2K)の集合としてはカラー画像を表現している。この事情に対応して、この発明における「第2のカラー画像」は、全体としてカラー画像を構成する集合のそれぞれの色成分の画像も含む概念である。
【0080】
また、図21に示すように、再校PS2の段階で校正が終了せず、三校PS3を必要とする場合があるが、この場合、再校PS2を基準物とし、再校PS2に基づき修正された原版フィルムF3(F3Y,F3M,F3C,F3K)のそれぞれと、原版フィルムF3を用いて焼付・現像することで得られた印刷版P3(P3Y,P3M,P3C,P3K)のそれぞれと、印刷版P3から刷られた校正刷り(三校)PS3とのうちのいずれかを対象物としてもよい。また、四校以降を作成する必要がある場合には、上記と同様に校正刷りを基準物とするとともに、当該校正刷りに基づき修正された原版フィルムと、当該原版フィルムを用いて焼付・現像することで得られた印刷版と、当該印刷版から刷られた新たな校正刷りとのうちのいずれかを対象物とすればよい。
【0081】
さらに、上記実施の形態では、基準物(初校PS1)および対象物(再校PS2)の順序で画像を読み取っているが、これらの読み取り順序は逆になってもよい。
【0082】
【発明の効果】
以上のように、請求項1および請求項2の発明によれば、不一致箇所に対応した位置に不一致マークが形成されるだけでなく、白に近づけた一致箇所表現画像が一致箇所に形成された検版結果画像を出力するため、不一致箇所が一致箇所の画像とどのような関係にあるかを視認可能であるとともに、一致箇所と不一致箇所との視覚的識別が容易である。
【0083】
特に、請求項2の発明では、第1と第2のカラー画像の一致箇所につき、各色成分の色濃度を共通の割合で変化させて一致箇所の色濃度を白色に近づけるため、一致箇所の画像の色成分バランスを、元の画像から大きく乱すことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるカラー画像検査装置のひとつのの実施の形態の外観図である。
【図2】カバー部材を透明ガラス板上に倒した状態での、図1のカラー画像検査装置の断面図である。
【図3】構造体の構成を示す斜視図である。
【図4】図1のカラー画像検査装置の電気的構成を上記光学的構成および機構的構成の制御系とともに示す図である。
【図5】図1のカラー画像検査装置の全体動作を示すフローチャートである。
【図6】初校読み取り処理を示すフローチャートである。
【図7】再校読み取り処理を示すフローチャートである。
【図8】アライメント処理を示すフローチャートである。
【図9】アライメント処理の内容を示す模式図である。
【図10】検版処理を示すフローチャートである。
【図11】検版処理の内容を示す模式図である。
【図12】検版処理の内容を示す模式図である。
【図13】出力処理を示すフローチャートである。
【図14】「表示形式1」を説明するための説明図である。
【図15】「表示形式2」を説明するための説明図である。
【図16】図15の部分拡大図である。
【図17】図15の部分拡大図である。
【図18】「表示形式3」を説明するための説明図である。
【図19】「表示形式4」を説明するための説明図である。
【図20】「表示形式5」を説明するための説明図である。
【図21】この発明の技術背景である製版工程−校正処理の流れを示す模式図である。
【符号の説明】
61 制御演算装置
C1〜C3 文字(一致箇所の画像)
C4 文字(増加画像)
CP カラープリンタ専用用紙(出力用紙)
F1,F2,F3 原版フィルム
FR1,FR2 枠
M1,M3,M4 文字(一致箇所の画像)
M2 記号(減少画像)
P1,P2,P3 印刷版
PS1 初校(校正刷り)
PS2 再校(校正刷り)
PS3 三校(校正刷り)
TP トレーシングぺーバ(出力用紙)
Claims (2)
- 画像を読み取る読み取り手段を備え、製版工程において、基準物を前記読み取り手段が読み取って得られる第1のカラー画像と、前記基準物に基づき修正された対象物を前記読み取り手段が読み取って得られる第2のカラー画像とを比較し、当該比較結果を検査結果画像として出力するカラー画像検査装置であって、
前記第1と第2のカラー画像とを相互に比較し、一致箇所および不一致箇所をそれぞれ検出する差異検出手段と、
前記第1と第2のカラー画像の一致箇所の色濃度を白色に近づけた一致箇所表現画像を生成する処理手段と、
前記第1と第2のカラー画像の不一致箇所に対応した位置に不一致マークが形成され、かつ前記一致箇所表現画像が前記一致箇所に形成された検版結果画像を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とするカラー画像検査装置。 - 請求項1のカラー画像検査装置において、
前記処理手段は、
前記第1と第2のカラー画像の前記一致箇所につき、各色成分の色濃度を共通の割合で変化させて前記一致箇所の色濃度を白色に近づけることを特徴とするカラー画像検査装置。
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