JPH0973164A - 検版装置 - Google Patents
検版装置Info
- Publication number
- JPH0973164A JPH0973164A JP7229086A JP22908695A JPH0973164A JP H0973164 A JPH0973164 A JP H0973164A JP 7229086 A JP7229086 A JP 7229086A JP 22908695 A JP22908695 A JP 22908695A JP H0973164 A JPH0973164 A JP H0973164A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image data
- original film
- pin hole
- register mark
- plate inspection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】検版装置における検版の結果を確認しやすくす
ることである。 【解決手段】検版装置は、初校及び再校の原版フイルム
から画像データを読み取るスキャナ10と、読み込まれ
た画像データを比較して差異部分を検出するホストコン
ピュータ30と、検出された差異部分を直接的に再校の
原版フイルムの上に描画するXYプロッター12とから
なる。本検版装置では、検査された差異部分を直接的に
再校の上に描画(マーキング)するため、作業者が確認
しやすい。
ることである。 【解決手段】検版装置は、初校及び再校の原版フイルム
から画像データを読み取るスキャナ10と、読み込まれ
た画像データを比較して差異部分を検出するホストコン
ピュータ30と、検出された差異部分を直接的に再校の
原版フイルムの上に描画するXYプロッター12とから
なる。本検版装置では、検査された差異部分を直接的に
再校の上に描画(マーキング)するため、作業者が確認
しやすい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの画像を照合
して両画像の相違部分を検出する検査システム、例えば
印刷工程の校正段階において初校と再校の原版フイルム
を比較して検査する原版フイルムの検版装置に関する。
して両画像の相違部分を検出する検査システム、例えば
印刷工程の校正段階において初校と再校の原版フイルム
を比較して検査する原版フイルムの検版装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷工程の校正段階では校正刷り又は製
版フイルムの初校と再校とを比較して相違部分を検査
し、修正指示された箇所が正しく修正されているかどう
かを確かめるという検版作業が行われる。このような作
業を行うための検版装置としては、初校と再校の原版フ
イルムをテレビカメラで撮像して得られる画像データを
メモリに記憶し、記憶されたメモリ内の画像データを比
較して相違部分を表示させる装置が特公平4−6134
5号公報において開示されている。
版フイルムの初校と再校とを比較して相違部分を検査
し、修正指示された箇所が正しく修正されているかどう
かを確かめるという検版作業が行われる。このような作
業を行うための検版装置としては、初校と再校の原版フ
イルムをテレビカメラで撮像して得られる画像データを
メモリに記憶し、記憶されたメモリ内の画像データを比
較して相違部分を表示させる装置が特公平4−6134
5号公報において開示されている。
【0003】また特開平5−142743号公報には、
原版フイルムをCCDラインセンサーで走査して読み取
り、読み取った画像データを比較して画像の異なるとこ
ろだけをハードコピーに出力する検版装置が開示されて
いる。
原版フイルムをCCDラインセンサーで走査して読み取
り、読み取った画像データを比較して画像の異なるとこ
ろだけをハードコピーに出力する検版装置が開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】再校を作成する際に
は、初校からの修正を指示する修正指示書等に基づいて
作業が行われる。ここで従来の検版装置においては、画
像の相違部分をモニター上またはハードコピー上に表示
するようにしている。従って、作業者が目視により検版
結果の確認を行う場合は、再校の原版フイルムと、検版
結果を示すハードコピー等と、修正指示書等の少なくと
も3者をチェックすることになる。従って、確認する対
象物が多くて作業が面倒であるという問題があった。
は、初校からの修正を指示する修正指示書等に基づいて
作業が行われる。ここで従来の検版装置においては、画
像の相違部分をモニター上またはハードコピー上に表示
するようにしている。従って、作業者が目視により検版
結果の確認を行う場合は、再校の原版フイルムと、検版
結果を示すハードコピー等と、修正指示書等の少なくと
も3者をチェックすることになる。従って、確認する対
象物が多くて作業が面倒であるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、モニターやハードコピー
に出力されていた検版結果を直接原版フイルムに描画
(マーキング)させることで、作業者が確認する対象物
の数を減らすことにあり、これにより検版の確認作業を
容易にすることにある。
に出力されていた検版結果を直接原版フイルムに描画
(マーキング)させることで、作業者が確認する対象物
の数を減らすことにあり、これにより検版の確認作業を
容易にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1に係る検版装置は、画像を表示した2
つの原版フイルムの差異部分を検査するための原版フイ
ルムの検版装置であって、原版フイルムから画像データ
を読み取る画像データ入力手段と、前記画像データ入力
手段で得た2つの画像データを比較し、相違部分を検出
する画像データ処理手段と、前記画像データ処理手段で
得た検出結果を前記原版フイルムに直接描画する描画手
段と、を備えている。
に、本発明の第1に係る検版装置は、画像を表示した2
つの原版フイルムの差異部分を検査するための原版フイ
ルムの検版装置であって、原版フイルムから画像データ
を読み取る画像データ入力手段と、前記画像データ入力
手段で得た2つの画像データを比較し、相違部分を検出
する画像データ処理手段と、前記画像データ処理手段で
得た検出結果を前記原版フイルムに直接描画する描画手
段と、を備えている。
【0007】本発明の第2に係る検版装置は、レジスタ
ーマークを含む画像を表示し、予め位置決めのためのピ
ン孔を前記レジスターマークに基づく既知の相対位置上
に形成してある2つの原版フイルムの差異部分を検査す
るための原版フイルムの検版装置であって、前記原版フ
イルムから画像データを読み取る画像データ入力手段
と、前記画像データ入力手段で得た画像データから前記
レジスターマークの位置を検出するレジスターマーク検
出手段と、前記画像データ入力手段で得た2つの画像デ
ータを前記レジスターマークで位置合わせし、画像デー
タを比較して差異部分を検出する画像データ比較手段
と、前記画像データ比較手段で検出した差異部分の位置
を、前記レジスターマークとの位置関係から演算して、
前記ピン孔からの相対位置として出力する出力手段と、
前記ピン孔に対応する位置決めピン手段により原版フイ
ルムを位置決めして載置できるテーブルを有し、前記出
力手段からの出力にともない原版フイルム上に前記差異
部分を直接マーキングする描画手段と、を備えている。
ーマークを含む画像を表示し、予め位置決めのためのピ
ン孔を前記レジスターマークに基づく既知の相対位置上
に形成してある2つの原版フイルムの差異部分を検査す
るための原版フイルムの検版装置であって、前記原版フ
イルムから画像データを読み取る画像データ入力手段
と、前記画像データ入力手段で得た画像データから前記
レジスターマークの位置を検出するレジスターマーク検
出手段と、前記画像データ入力手段で得た2つの画像デ
ータを前記レジスターマークで位置合わせし、画像デー
タを比較して差異部分を検出する画像データ比較手段
と、前記画像データ比較手段で検出した差異部分の位置
を、前記レジスターマークとの位置関係から演算して、
前記ピン孔からの相対位置として出力する出力手段と、
前記ピン孔に対応する位置決めピン手段により原版フイ
ルムを位置決めして載置できるテーブルを有し、前記出
力手段からの出力にともない原版フイルム上に前記差異
部分を直接マーキングする描画手段と、を備えている。
【0008】本発明の第3に係る検版装置は、画像を表
示した2つの原版フイルムの差異部分を検査するための
原版フイルムの検版装置であって、予め位置決めのため
のピン孔を形成してある原版フイルムから画像データを
読み取る画像データ入力手段と、前記画像データ入力手
段で得た画像データから前記ピン孔の位置を検出するピ
ン孔検出手段と、前記画像データ入力手段で得た2つの
画像データを比較して、差異部分を検出する比較手段
と、前記比較手段で検出した差異部分の位置を前記ピン
孔からの相対位置で出力する出力手段と、前記原版フイ
ルムのピン孔に対応する位置決めピンにより原版フイル
ムを位置決めして載置できるテーブル部を有し、前記出
力手段からの出力にともない原版フイルム上に前記差異
部分を直接マーキングする描画手段と、を備えている。
示した2つの原版フイルムの差異部分を検査するための
原版フイルムの検版装置であって、予め位置決めのため
のピン孔を形成してある原版フイルムから画像データを
読み取る画像データ入力手段と、前記画像データ入力手
段で得た画像データから前記ピン孔の位置を検出するピ
ン孔検出手段と、前記画像データ入力手段で得た2つの
画像データを比較して、差異部分を検出する比較手段
と、前記比較手段で検出した差異部分の位置を前記ピン
孔からの相対位置で出力する出力手段と、前記原版フイ
ルムのピン孔に対応する位置決めピンにより原版フイル
ムを位置決めして載置できるテーブル部を有し、前記出
力手段からの出力にともない原版フイルム上に前記差異
部分を直接マーキングする描画手段と、を備えている。
【0009】また本発明の第4に係る検版装置は、前記
第1乃至第3のいずれかの検版装置において、さらに前
記描画手段による描画が、紫外線透過性インキにより行
われる。
第1乃至第3のいずれかの検版装置において、さらに前
記描画手段による描画が、紫外線透過性インキにより行
われる。
【0010】
【作用】本発明の第1に係る検版装置によると、まずデ
ータ入力手段で初校及び再校の2つの原版フイルムの画
像を読み取って画像データを得る。次に読み取った2つ
の画像データを画像処理により比較し、相違部分を検出
する。検出した相違部分は、描画手段上に載置した原版
フイルム(再校)の上に直接描画を行う。例えば、差異
のある部分に直接マーキングを行う。これにより、最小
限としてはマーキング済の再校の原版フイルムと作業指
示書等を見比べれば確認作業が行えるので、従来に比べ
て確認する対象物が1つ減ることになる。
ータ入力手段で初校及び再校の2つの原版フイルムの画
像を読み取って画像データを得る。次に読み取った2つ
の画像データを画像処理により比較し、相違部分を検出
する。検出した相違部分は、描画手段上に載置した原版
フイルム(再校)の上に直接描画を行う。例えば、差異
のある部分に直接マーキングを行う。これにより、最小
限としてはマーキング済の再校の原版フイルムと作業指
示書等を見比べれば確認作業が行えるので、従来に比べ
て確認する対象物が1つ減ることになる。
【0011】本発明の第2に係る検版装置によると、原
版フイルムは予めレジスターマークを含む画像を表示し
てあり、さらに位置決めのためのピン孔が前記レジスタ
ーマークに基づき既知の相対位置に設けられている。ま
ずデータ入力手段で初校及び再校の2つの原版フイルム
の画像を読み取って画像データが得られる。次にレジス
ターマーク検出手段によって前記画像データよりレジス
ターマークの位置が検出される。次の画像データ比較手
段では、検出されたレジスターマークの位置により2つ
の画像データが位置合わせされ、画像処理によって差異
部分が検出される。ここで先にレジスターマークの位置
を検出しているため、差異部分の位置はレジスターマー
クからの相対位置で求めることができる。またレジスタ
ーマークとピン孔の位置関係は予め規定されており既知
である。よって差異部分の位置をピン孔からの相対位置
により表すことができる。すなわち、この差異部分の位
置はレジスターマークの位置に基づき、前記ピン孔から
の相対位置として演算され出力手段より出力される。描
画手段では、まず原版フイルムのピン孔を位置決めピン
により位置決めして原版フイルムを載置する。そして出
力手段からの出力にともない描画手段によって原版フイ
ルム上に差異部分の位置がマーキングされる。すなわち
差異部分の位置がピン孔(位置決めピン)からの相対位
置で出力されるため、描画手段ではマーキングを行うべ
き差異部分の位置が容易に特定できる。本発明では、予
めレジスターマークに基づいて所定の位置にピン孔が設
けられているので、原版フイルム側でレジスタマークの
位置が検出されれば、このレジスターマークとの相対位
置から差異部分の位置をピン孔からの相対位置で特定す
ることができる。
版フイルムは予めレジスターマークを含む画像を表示し
てあり、さらに位置決めのためのピン孔が前記レジスタ
ーマークに基づき既知の相対位置に設けられている。ま
ずデータ入力手段で初校及び再校の2つの原版フイルム
の画像を読み取って画像データが得られる。次にレジス
ターマーク検出手段によって前記画像データよりレジス
ターマークの位置が検出される。次の画像データ比較手
段では、検出されたレジスターマークの位置により2つ
の画像データが位置合わせされ、画像処理によって差異
部分が検出される。ここで先にレジスターマークの位置
を検出しているため、差異部分の位置はレジスターマー
クからの相対位置で求めることができる。またレジスタ
ーマークとピン孔の位置関係は予め規定されており既知
である。よって差異部分の位置をピン孔からの相対位置
により表すことができる。すなわち、この差異部分の位
置はレジスターマークの位置に基づき、前記ピン孔から
の相対位置として演算され出力手段より出力される。描
画手段では、まず原版フイルムのピン孔を位置決めピン
により位置決めして原版フイルムを載置する。そして出
力手段からの出力にともない描画手段によって原版フイ
ルム上に差異部分の位置がマーキングされる。すなわち
差異部分の位置がピン孔(位置決めピン)からの相対位
置で出力されるため、描画手段ではマーキングを行うべ
き差異部分の位置が容易に特定できる。本発明では、予
めレジスターマークに基づいて所定の位置にピン孔が設
けられているので、原版フイルム側でレジスタマークの
位置が検出されれば、このレジスターマークとの相対位
置から差異部分の位置をピン孔からの相対位置で特定す
ることができる。
【0012】本発明の第3に係る検版装置によると、原
版フイルムは予め位置決めのためのピン孔が設けられて
いる。まずデータ入力手段で初校及び再校の2つの原版
フイルムの画像を読み取って画像データが得られる。次
にピン孔検出手段によって前記画像データよりピン孔の
位置が検出される。次の画像データ比較手段では、2つ
の画像データが画像処理され、差異部分が検出される。
この差異部分の位置は、出力手段より前記ピン孔の位置
からの相対位置として出力される。描画手段では、まず
原版フイルムのピン孔を位置決めピンにより位置決めし
て原版フイルムを載置する。そして出力手段からの出力
にともない描画手段によって原版フイルム上に差異部分
の位置がマーキングされる。すなわち差異部分の位置が
ピン孔(位置決めピン)からの相対位置で出力されるた
め描画手段ではマーキングを行うべき差異部分の位置が
容易に特定できる。本発明では、ピン孔の位置を画像デ
ータから求めるようにしたので、このピン孔との相対位
置から差異部分の位置を描画手段上で特定することがで
きる。特に本発明の第2に比べて、予めピン孔の位置を
規定しておかなくてもよいという利点がある。
版フイルムは予め位置決めのためのピン孔が設けられて
いる。まずデータ入力手段で初校及び再校の2つの原版
フイルムの画像を読み取って画像データが得られる。次
にピン孔検出手段によって前記画像データよりピン孔の
位置が検出される。次の画像データ比較手段では、2つ
の画像データが画像処理され、差異部分が検出される。
この差異部分の位置は、出力手段より前記ピン孔の位置
からの相対位置として出力される。描画手段では、まず
原版フイルムのピン孔を位置決めピンにより位置決めし
て原版フイルムを載置する。そして出力手段からの出力
にともない描画手段によって原版フイルム上に差異部分
の位置がマーキングされる。すなわち差異部分の位置が
ピン孔(位置決めピン)からの相対位置で出力されるた
め描画手段ではマーキングを行うべき差異部分の位置が
容易に特定できる。本発明では、ピン孔の位置を画像デ
ータから求めるようにしたので、このピン孔との相対位
置から差異部分の位置を描画手段上で特定することがで
きる。特に本発明の第2に比べて、予めピン孔の位置を
規定しておかなくてもよいという利点がある。
【0013】本発明の第4に係る検版装置では、前記描
画手段による描画(マーキング等)が、紫外線透過性イ
ンキにより行われる。これにより再校の原版フイルムに
検版のマーキングが付いていても後工程の焼付装置に用
いることができる。
画手段による描画(マーキング等)が、紫外線透過性イ
ンキにより行われる。これにより再校の原版フイルムに
検版のマーキングが付いていても後工程の焼付装置に用
いることができる。
【0014】
〔第1の実施形態〕原版フイルムの構成 まず本発明に用いる原版フィルムの一実施形態について
説明する。例えば、図4は初校の原版フイルムF1また
は再校の原版フイルムF2の一形態を説明するための説
明図である。図において初校または再校の原版フイルム
F1、F2には画像の周囲に位置合わせのための十字型
標線であるレジスターマークRM(RM1乃至RM4)
が付されている。またレジスターマークRMから既知の
相対位置に位置決めのための1対のピン孔RHが形成さ
れている。このピン孔RHの形成は、例えば1つには特
開平6−250406号公報に記載の見当合わせパンチ
装置等を用いればよい。この見当合わせパンチ装置はレ
ジスターマークを基準に原版フイルムをテーブル上の中
心位置に見当合わせしてから、テーブルに対し固定され
たパンチ手段で穿孔を施す装置であるため、レジスター
マークからピン孔RHまでの相対位置を一定にすること
ができる。
説明する。例えば、図4は初校の原版フイルムF1また
は再校の原版フイルムF2の一形態を説明するための説
明図である。図において初校または再校の原版フイルム
F1、F2には画像の周囲に位置合わせのための十字型
標線であるレジスターマークRM(RM1乃至RM4)
が付されている。またレジスターマークRMから既知の
相対位置に位置決めのための1対のピン孔RHが形成さ
れている。このピン孔RHの形成は、例えば1つには特
開平6−250406号公報に記載の見当合わせパンチ
装置等を用いればよい。この見当合わせパンチ装置はレ
ジスターマークを基準に原版フイルムをテーブル上の中
心位置に見当合わせしてから、テーブルに対し固定され
たパンチ手段で穿孔を施す装置であるため、レジスター
マークからピン孔RHまでの相対位置を一定にすること
ができる。
【0015】一方、予めピン孔RHを開けた感光フイル
ム上に、画像及びレジスターマークRMを位置決めして
精度良く焼き付けても良い。この場合は、位置決めピン
で感光フイルムをセットして焼付を行う殖版機等を用い
れば良い。いずれにしてもレジスターマークRMとピン
孔RHが一定の相対位置関係になるようにすれば良い。
ム上に、画像及びレジスターマークRMを位置決めして
精度良く焼き付けても良い。この場合は、位置決めピン
で感光フイルムをセットして焼付を行う殖版機等を用い
れば良い。いずれにしてもレジスターマークRMとピン
孔RHが一定の相対位置関係になるようにすれば良い。
【0016】なお、この例では、1対のピン孔RHを結
ぶ線分が原版フイルムの左右のレジスターマークRM2
及びRM4を結ぶ直線と距離Lだけ離れて平行に設けら
れ、かつピン孔RHを結ぶ中点が画像の中心線(レジス
ターマークRM1とRM3とを結ぶ直線)上に位置する
ようにピン孔RHが形成されているとする。なおレジス
ターマークRMやピン孔RHの形状、位置、個数等は上
記実施形態に限定されることはない。
ぶ線分が原版フイルムの左右のレジスターマークRM2
及びRM4を結ぶ直線と距離Lだけ離れて平行に設けら
れ、かつピン孔RHを結ぶ中点が画像の中心線(レジス
ターマークRM1とRM3とを結ぶ直線)上に位置する
ようにピン孔RHが形成されているとする。なおレジス
ターマークRMやピン孔RHの形状、位置、個数等は上
記実施形態に限定されることはない。
【0017】ハードウェアの構成 図1は、本発明に係る検版装置のハードウェア構成の一
実施形態を示す説明図である。この検版装置は、ポイン
ティングデバイスとしてのマウス32が接続されたホス
トコンピュータ30(画像データ処理手段)と、このホ
ストコンピュータ30に接続されたスキャナ10(画像
データ入力手段)及びXYプロッター12(描画手段)
から構成される。
実施形態を示す説明図である。この検版装置は、ポイン
ティングデバイスとしてのマウス32が接続されたホス
トコンピュータ30(画像データ処理手段)と、このホ
ストコンピュータ30に接続されたスキャナ10(画像
データ入力手段)及びXYプロッター12(描画手段)
から構成される。
【0018】スキャナ10は、画像の濃淡を読み取るラ
インセンサー等を有し、検査対象物である初校及び再校
の原版フイルムF1、F2の画像を多階調で読み取っ
て、それらの多値画像データを得る。この多値画像デー
タはホストコンピュータ30に転送される。なお、スキ
ャナ10の代わりにCCDカメラを用いても良い。
インセンサー等を有し、検査対象物である初校及び再校
の原版フイルムF1、F2の画像を多階調で読み取っ
て、それらの多値画像データを得る。この多値画像デー
タはホストコンピュータ30に転送される。なお、スキ
ャナ10の代わりにCCDカメラを用いても良い。
【0019】ホストコンピュータ30は、CPU、メモ
リ、モニタ、キーボード及び各種I/Oポート等を備え
ており、スキャナ10から転送されてきた多値画像デー
タを2値化して2値画像データを得るととともに、この
2値画像データを比較することにより初校と再校の相違
部分を検出する。この相違部分は検査結果としてXYプ
ロッター12に出力される。
リ、モニタ、キーボード及び各種I/Oポート等を備え
ており、スキャナ10から転送されてきた多値画像デー
タを2値化して2値画像データを得るととともに、この
2値画像データを比較することにより初校と再校の相違
部分を検出する。この相違部分は検査結果としてXYプ
ロッター12に出力される。
【0020】XYプロッター12は、ホストコンピュー
タ30から転送された検査結果のデータに基づき、再校
F2上の相違部分に直接描画をする。ここで描画とは、
例えば相違部分にマーキングを施すことをいう。このX
Yプロッター12は、再校の原版フイルムF2を位置決
めピン14により位置決めして載置するテーブル16
と、原版フイルムF2上に描画を行うためのインキペン
18を前記テーブル16面に対しXY方向に相対移動す
るXY駆動手段20とを有する。
タ30から転送された検査結果のデータに基づき、再校
F2上の相違部分に直接描画をする。ここで描画とは、
例えば相違部分にマーキングを施すことをいう。このX
Yプロッター12は、再校の原版フイルムF2を位置決
めピン14により位置決めして載置するテーブル16
と、原版フイルムF2上に描画を行うためのインキペン
18を前記テーブル16面に対しXY方向に相対移動す
るXY駆動手段20とを有する。
【0021】次に本実施形態におけるホストコンピュー
タ30内部での動作について説明する。図2は前記ホス
トコンピュータ30の動作を説明するために、内部処理
を機能的なブロックに見立てた説明図である。図におい
て、ホストコンピュータ30は、2値化手段34、レジ
スターマーク検出手段36、画像データ比較手段38、
出力手段40とからなる。2値化手段34は、スキャナ
10から入力された多値画像データを取り込み所定の閾
値により2値化を行うものである。この2値化手段34
で2値化された画像データは次のレジスターマーク検出
手段36に送られる。レジスターマーク検出手段36
は、作業者が指示した所定の画像領域を画像処理して原
版フイルム上のレジスターマークの位置を検出するもの
である。すなわち、読み込まれた画像データをモニタ上
に表示しながら作業者がマウス32等で、レジスターマ
ークの存在する領域を指定する。そしてレジスターマー
ク検出手段36が指示された範囲内の画像データからレ
ジスターマークを構成する線分を画像処理により抽出
し、その線分の交点位置を演算してレジスターマークの
位置を検出する。このようにレジスターマークの位置が
検出されれば、予めレジスターマークを基準に既知の相
対位置に設けられているピン孔RHの位置もわかるの
で、画像データの各部の位置をピン孔RHを基準にして
求めることができる。
タ30内部での動作について説明する。図2は前記ホス
トコンピュータ30の動作を説明するために、内部処理
を機能的なブロックに見立てた説明図である。図におい
て、ホストコンピュータ30は、2値化手段34、レジ
スターマーク検出手段36、画像データ比較手段38、
出力手段40とからなる。2値化手段34は、スキャナ
10から入力された多値画像データを取り込み所定の閾
値により2値化を行うものである。この2値化手段34
で2値化された画像データは次のレジスターマーク検出
手段36に送られる。レジスターマーク検出手段36
は、作業者が指示した所定の画像領域を画像処理して原
版フイルム上のレジスターマークの位置を検出するもの
である。すなわち、読み込まれた画像データをモニタ上
に表示しながら作業者がマウス32等で、レジスターマ
ークの存在する領域を指定する。そしてレジスターマー
ク検出手段36が指示された範囲内の画像データからレ
ジスターマークを構成する線分を画像処理により抽出
し、その線分の交点位置を演算してレジスターマークの
位置を検出する。このようにレジスターマークの位置が
検出されれば、予めレジスターマークを基準に既知の相
対位置に設けられているピン孔RHの位置もわかるの
で、画像データの各部の位置をピン孔RHを基準にして
求めることができる。
【0022】次に画像データ比較手段38では、読み込
まれた画像データが前記レジスターマークにより位置合
わせされた上で比較される。画像データの比較は、種々
の方法が考えられる。最も一般的な方法では、所定範囲
の複数の画素の白黒2値が所定数以上一致するかどうか
で、その範囲における画像の一致・不一致を判別する。
例えば、印刷の校正における検版では、最小文字サイズ
ぐらいの範囲において、画素が所定数一致するかどうか
で文字の差異を判別することができる。なお、本発明に
おいては画像データの比較方法はどのようなアルゴリズ
ムを用いてもかまわない。
まれた画像データが前記レジスターマークにより位置合
わせされた上で比較される。画像データの比較は、種々
の方法が考えられる。最も一般的な方法では、所定範囲
の複数の画素の白黒2値が所定数以上一致するかどうか
で、その範囲における画像の一致・不一致を判別する。
例えば、印刷の校正における検版では、最小文字サイズ
ぐらいの範囲において、画素が所定数一致するかどうか
で文字の差異を判別することができる。なお、本発明に
おいては画像データの比較方法はどのようなアルゴリズ
ムを用いてもかまわない。
【0023】次の出力手段40は、画像データ比較手段
38で画像の差異部分があれば、その差異部分の位置情
報をピン孔RHからの相対位置情報としてXYプロッタ
ー12に出力する。これは先に検出したレジスターマー
クとの相対位置から演算される。
38で画像の差異部分があれば、その差異部分の位置情
報をピン孔RHからの相対位置情報としてXYプロッタ
ー12に出力する。これは先に検出したレジスターマー
クとの相対位置から演算される。
【0024】検版作業のフロー 図3は、この検版装置を用いた場合の検版作業の流れを
示すフローチャートである。まずステップS1では、各
種の準備が行われる。例えば原版フイルムの準備作業が
行われる。また原版フイルム上でのレジスターマークを
基準としたピン孔RHの相対位置は、予め定められてホ
ストコンピュータ30内に記憶されているが、変更のあ
る場合はピン孔RHの位置のデータをホストコンピュー
タ30に入力する。
示すフローチャートである。まずステップS1では、各
種の準備が行われる。例えば原版フイルムの準備作業が
行われる。また原版フイルム上でのレジスターマークを
基準としたピン孔RHの相対位置は、予め定められてホ
ストコンピュータ30内に記憶されているが、変更のあ
る場合はピン孔RHの位置のデータをホストコンピュー
タ30に入力する。
【0025】次のステップS2では初校の原版フイルム
F1をスキャナ10にセットし、ステップS3にてその
画像を走査して多値画像データを得る。ステップS4で
は得られた多値画像データを、前記2値化手段34によ
り2値化して2値画像データを得る。この2値画像デー
タはホストコンピュータ30内の所定のメモリに記憶さ
れる。同様に再校の原版フイルムF2がステップS5乃
至S7にて処理される。
F1をスキャナ10にセットし、ステップS3にてその
画像を走査して多値画像データを得る。ステップS4で
は得られた多値画像データを、前記2値化手段34によ
り2値化して2値画像データを得る。この2値画像デー
タはホストコンピュータ30内の所定のメモリに記憶さ
れる。同様に再校の原版フイルムF2がステップS5乃
至S7にて処理される。
【0026】両原版フイルムF1、F2の2値画像デー
タが得られれば、次のステップS8に進む。
タが得られれば、次のステップS8に進む。
【0027】ステップS8では、走査の終了した再校の
原版フイルムF2をXYプロッター12にセットする。
すなわち原版フイルムF2のピン孔RHをXYプロッタ
ー12上の位置決めピン14に嵌合させて位置決めす
る。
原版フイルムF2をXYプロッター12にセットする。
すなわち原版フイルムF2のピン孔RHをXYプロッタ
ー12上の位置決めピン14に嵌合させて位置決めす
る。
【0028】ステップS9では、前記初校及び再校の2
値画像データをホストコンピュータ30のモニタ上に表
示し、各レジスターマークRMをマウス32で指定す
る。すなわちレジスターマークRMを含む小範囲をマウ
スカーソルで囲んで指定する。次のステップS10で
は、前記ステップで指示された範囲内をレジスターマー
ク検出手段36が画像処理して、レジスターマークの位
置を検出する。すなわちレジスターマークを構成する線
分を抽出し、その線分の交点を演算する。このように画
像処理によりレジスターマークを検出する場合は、作業
者によるバラツキが生じず、常に正確な検出が行える。
値画像データをホストコンピュータ30のモニタ上に表
示し、各レジスターマークRMをマウス32で指定す
る。すなわちレジスターマークRMを含む小範囲をマウ
スカーソルで囲んで指定する。次のステップS10で
は、前記ステップで指示された範囲内をレジスターマー
ク検出手段36が画像処理して、レジスターマークの位
置を検出する。すなわちレジスターマークを構成する線
分を抽出し、その線分の交点を演算する。このように画
像処理によりレジスターマークを検出する場合は、作業
者によるバラツキが生じず、常に正確な検出が行える。
【0029】なお上記ステップS9、S10ではレジス
ターマークを画像処理して位置の検出を行っているが、
例えばレジスターマークの画像をモニター上で拡大表示
し、直接作業者がマウス32等でレジスターマークの位
置を指示しても良い。この場合、レジスターマーク検出
手段36は、作業者が例えばマウス32等でモニター上
のレジスターマークの位置を指定できるような手段であ
ればよい。上記のように作業者が直接レジスターマーク
の位置を指示する場合は、画像処理ができないような複
雑な形状のレジスターマークであっても対応できるとい
う利点がある。
ターマークを画像処理して位置の検出を行っているが、
例えばレジスターマークの画像をモニター上で拡大表示
し、直接作業者がマウス32等でレジスターマークの位
置を指示しても良い。この場合、レジスターマーク検出
手段36は、作業者が例えばマウス32等でモニター上
のレジスターマークの位置を指定できるような手段であ
ればよい。上記のように作業者が直接レジスターマーク
の位置を指示する場合は、画像処理ができないような複
雑な形状のレジスターマークであっても対応できるとい
う利点がある。
【0030】ステップS11では、画像データ比較手段
38が検出されたレジスターマークの位置に基づいて初
校及び再校の2値画像データを位置合わせし、両2値画
像データを比較する。この比較は前述したように、例え
ば最小文字サイズの範囲毎に行われる。この比較により
両2値画像データの差異部分を検出する。
38が検出されたレジスターマークの位置に基づいて初
校及び再校の2値画像データを位置合わせし、両2値画
像データを比較する。この比較は前述したように、例え
ば最小文字サイズの範囲毎に行われる。この比較により
両2値画像データの差異部分を検出する。
【0031】ステップS12では、出力手段40が検出
した差異部分の位置をXYプロッター12に出力する。
ここで差異部分の位置は、検出されたレジスターマーク
の位置から演算してピン孔RHからの相対位置で表すこ
とができる。よってXYプロッター12側ではピン孔R
Hの位置(位置決めピン14の位置)を基準に差異部分
の位置の特定ができる。
した差異部分の位置をXYプロッター12に出力する。
ここで差異部分の位置は、検出されたレジスターマーク
の位置から演算してピン孔RHからの相対位置で表すこ
とができる。よってXYプロッター12側ではピン孔R
Hの位置(位置決めピン14の位置)を基準に差異部分
の位置の特定ができる。
【0032】ステップS13では、XYプロッターが出
力手段からの差異部分の位置に応じて、直接再校の原版
フイルム上に描画をする。この描画は例えば指定された
位置に丸印等をマーキングするものである。この描画は
インキペン18により行われるが、このインキは紫外線
透過性インキが好ましい。これは描画の入った再校であ
っても後工程の印刷版焼付工程等に直接使用することが
できるためである。もちろん、容易に拭き取り可能なイ
ンキであっても使用することはできるが、拭き取りの要
らない紫外線透過性インキの方が後工程に使いやすい。
力手段からの差異部分の位置に応じて、直接再校の原版
フイルム上に描画をする。この描画は例えば指定された
位置に丸印等をマーキングするものである。この描画は
インキペン18により行われるが、このインキは紫外線
透過性インキが好ましい。これは描画の入った再校であ
っても後工程の印刷版焼付工程等に直接使用することが
できるためである。もちろん、容易に拭き取り可能なイ
ンキであっても使用することはできるが、拭き取りの要
らない紫外線透過性インキの方が後工程に使いやすい。
【0033】この実施形態では、直接再校の原版フイル
ム上に差異部分のマーキングを施すので、作業者が確認
をする際の対象物を減らすことができ、確認作業が容易
になる。また上述のように、予めレジスターマークRM
から既知の相対位置にピン孔RHを設けた場合には、画
像データ上のレジスターマークの位置を検出すること
で、検出した差異部分の位置をピン孔RHからの相対位
置で表すことができ、XYプロッター上での差異部分の
位置を容易に特定できる。
ム上に差異部分のマーキングを施すので、作業者が確認
をする際の対象物を減らすことができ、確認作業が容易
になる。また上述のように、予めレジスターマークRM
から既知の相対位置にピン孔RHを設けた場合には、画
像データ上のレジスターマークの位置を検出すること
で、検出した差異部分の位置をピン孔RHからの相対位
置で表すことができ、XYプロッター上での差異部分の
位置を容易に特定できる。
【0034】〔第2の実施形態〕原版フイルムの構成 この第2の実施形態における原版フイルムの構成は、第
1の実施形態とほぼ同じであるので、説明は省略する。
ただし、ピン孔RHの形成位置はレジスターマークを基
準とした既知の位置になくても良い。
1の実施形態とほぼ同じであるので、説明は省略する。
ただし、ピン孔RHの形成位置はレジスターマークを基
準とした既知の位置になくても良い。
【0035】ハードウェアの構成 この第2の実施形態におけるハードウェアの構成は、第
1の実施形態と同じであるので、説明は省略する。ただ
し、ホストコンピュータ30の動作が異なるため、第2
の実施形態におけるホストコンピュータ30の内部動作
を機能的なブロックに見立てた場合は図5のようにな
る。図5において第1の実施形態と異なるのは、さらに
ピン孔検出手段42が設けられていることであり、その
他の構造に関しては第1の実施形態と同じである。ピン
孔検出手段42は、2値化手段34で2値化された画像
データからピン孔を検出するものであり、作業者が指示
した所定の画像領域を画像処理して原版フイルム上のピ
ン孔RHの位置を検出するものである。すなわち、読み
込まれた画像データをモニタ上に表示しながら作業者が
マウス32等で、ピン孔RHの存在する領域を指定す
る。そしてピン孔検出手段42が指示された範囲内の画
像データからピン孔RHを構成する輪郭を画像処理によ
り抽出し、その輪郭内部の中心位置を演算してピン孔R
Hの位置を検出する。このようにピン孔RHの位置が検
出されれば、画像データの各部の位置をピン孔RHを基
準にして求めることができる。なお、ピン孔RHの検出
は、描画を行う再校側の原版フイルムだけでよい。
1の実施形態と同じであるので、説明は省略する。ただ
し、ホストコンピュータ30の動作が異なるため、第2
の実施形態におけるホストコンピュータ30の内部動作
を機能的なブロックに見立てた場合は図5のようにな
る。図5において第1の実施形態と異なるのは、さらに
ピン孔検出手段42が設けられていることであり、その
他の構造に関しては第1の実施形態と同じである。ピン
孔検出手段42は、2値化手段34で2値化された画像
データからピン孔を検出するものであり、作業者が指示
した所定の画像領域を画像処理して原版フイルム上のピ
ン孔RHの位置を検出するものである。すなわち、読み
込まれた画像データをモニタ上に表示しながら作業者が
マウス32等で、ピン孔RHの存在する領域を指定す
る。そしてピン孔検出手段42が指示された範囲内の画
像データからピン孔RHを構成する輪郭を画像処理によ
り抽出し、その輪郭内部の中心位置を演算してピン孔R
Hの位置を検出する。このようにピン孔RHの位置が検
出されれば、画像データの各部の位置をピン孔RHを基
準にして求めることができる。なお、ピン孔RHの検出
は、描画を行う再校側の原版フイルムだけでよい。
【0036】検版作業のフロー 図6は第2の実施形態における検版作業の流れを示すフ
ローチャートである。図においてステップS29乃至S
30を除くステップS21乃至S35は、第1の実施形
態におけるステップS1乃至S13とほぼ同じ内容であ
るため、説明は省略する。
ローチャートである。図においてステップS29乃至S
30を除くステップS21乃至S35は、第1の実施形
態におけるステップS1乃至S13とほぼ同じ内容であ
るため、説明は省略する。
【0037】第1の実施形態に比べて追加されているス
テップS29及びステップS30を説明する。このステ
ップS29では、再校側の2値画像データをホストコン
ピュータ30のモニタ上に表示し、ピン孔RHをマウス
32で指定する。すなわちピン孔RHを含む小範囲をマ
ウスカーソルで囲んで指定する。ステップS10では、
ピン孔検出手段42が前記ステップで指示された範囲内
を画像処理して、ピン孔RHの位置を検出する。すなわ
ちピン孔RHの輪郭を抽出し、その輪郭内部の中心位置
を演算する。
テップS29及びステップS30を説明する。このステ
ップS29では、再校側の2値画像データをホストコン
ピュータ30のモニタ上に表示し、ピン孔RHをマウス
32で指定する。すなわちピン孔RHを含む小範囲をマ
ウスカーソルで囲んで指定する。ステップS10では、
ピン孔検出手段42が前記ステップで指示された範囲内
を画像処理して、ピン孔RHの位置を検出する。すなわ
ちピン孔RHの輪郭を抽出し、その輪郭内部の中心位置
を演算する。
【0038】上記のように画像データ上のピン孔の位置
を検出しているので、画像データの各部分はピン孔から
の相対位置で表すことができる。この第2の実施形態で
はピン孔RHを検出するようにしているので、第1の実
施形態に比べて、予めピン孔とレジスターマークの位置
関係が既知である必要がない。
を検出しているので、画像データの各部分はピン孔から
の相対位置で表すことができる。この第2の実施形態で
はピン孔RHを検出するようにしているので、第1の実
施形態に比べて、予めピン孔とレジスターマークの位置
関係が既知である必要がない。
【0039】〔他の実施形態〕上記第1及び第2の実施
形態では、レジスターマークを用いて画像データを位置
合わせしているが、画像データ内の同一位置の画像を用
いて位置合わせをしても良い。
形態では、レジスターマークを用いて画像データを位置
合わせしているが、画像データ内の同一位置の画像を用
いて位置合わせをしても良い。
【0040】また上記第2の実施形態では、レジスター
マークにより画像データを位置合わせしているが、ピン
孔の位置を用いて画像データの位置合わせをしても良
い。この場合レジスターマークの検出を行わなくても良
い。
マークにより画像データを位置合わせしているが、ピン
孔の位置を用いて画像データの位置合わせをしても良
い。この場合レジスターマークの検出を行わなくても良
い。
【0041】本発明ではXYプロッターにより直接原版
フイルムに描画を施しているが、スキャナ自体に描画機
構を設けてもよい。
フイルムに描画を施しているが、スキャナ自体に描画機
構を設けてもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明の第1に係る検版装置では、検出
した相違部分を原版フイルムの上に直接描画するので、
従来のようにモニタまたはハードコピーを見ながら確認
をしなくても良い。すなわち従来に比べて確認する対象
物が1つ減ることになり、検版作業の確認が容易にな
る。
した相違部分を原版フイルムの上に直接描画するので、
従来のようにモニタまたはハードコピーを見ながら確認
をしなくても良い。すなわち従来に比べて確認する対象
物が1つ減ることになり、検版作業の確認が容易にな
る。
【0043】本発明の第2に係る検版装置も、検出した
相違部分を原版フイルムの上に直接描画するので、従来
のようにモニタまたはハードコピーを見ながら確認をし
なくても良い。すなわち従来に比べて確認する対象物が
1つ減ることになり、検版作業の確認が容易になる。ま
たレジスターマークの位置が検出されることにより、予
めレジスターマークを基準に既知の相対位置に設けられ
ているピン孔の位置もわかるので、画像データの各部の
位置をピン孔を基準にして求めることができる。従って
検出した差異部分の位置をレジスターマークとの相対位
置から描画手段上で容易に特定することができる。
相違部分を原版フイルムの上に直接描画するので、従来
のようにモニタまたはハードコピーを見ながら確認をし
なくても良い。すなわち従来に比べて確認する対象物が
1つ減ることになり、検版作業の確認が容易になる。ま
たレジスターマークの位置が検出されることにより、予
めレジスターマークを基準に既知の相対位置に設けられ
ているピン孔の位置もわかるので、画像データの各部の
位置をピン孔を基準にして求めることができる。従って
検出した差異部分の位置をレジスターマークとの相対位
置から描画手段上で容易に特定することができる。
【0044】本発明の第3に係る検版装置も、検出した
相違部分を原版フイルムの上に直接描画するので、従来
のようにモニタまたはハードコピーを見ながら確認をし
なくても良い。すなわち従来に比べて確認する対象物が
1つ減ることになり、検版作業の確認が容易になる。ま
たピン孔の位置が検出されることにより、画像データの
各部の位置をピン孔を基準にして求めることができる。
従って検出した差異部分の位置をピン孔との相対位置か
ら描画手段上で容易に特定することができる。また本発
明の第2に比べて、予めピン孔の位置が既知である必要
がない。
相違部分を原版フイルムの上に直接描画するので、従来
のようにモニタまたはハードコピーを見ながら確認をし
なくても良い。すなわち従来に比べて確認する対象物が
1つ減ることになり、検版作業の確認が容易になる。ま
たピン孔の位置が検出されることにより、画像データの
各部の位置をピン孔を基準にして求めることができる。
従って検出した差異部分の位置をピン孔との相対位置か
ら描画手段上で容易に特定することができる。また本発
明の第2に比べて、予めピン孔の位置が既知である必要
がない。
【0045】本発明の第4に係る検版装置では、紫外線
透過性インキが使われるため、描画の入った再校であっ
ても後工程の印刷版焼付工程等に直接使用することがで
きる。
透過性インキが使われるため、描画の入った再校であっ
ても後工程の印刷版焼付工程等に直接使用することがで
きる。
【図1】本発明に係る検版装置のハードウェア構成の一
実施形態を示す図。
実施形態を示す図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る検版装置を構成
するホストコンピュータ内部を機能的にブロックで示し
た図。
するホストコンピュータ内部を機能的にブロックで示し
た図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る検版装置を用い
た検版作業を示すフローチャート。
た検版作業を示すフローチャート。
【図4】本発明に係る検版装置で検査される原版フイル
ムの一実施形態を示す図。
ムの一実施形態を示す図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る検版装置を構成
するホストコンピュータ内部を機能的にブロックで示し
た図。
するホストコンピュータ内部を機能的にブロックで示し
た図。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る検版装置を用い
た検版作業を示すフローチャート。
た検版作業を示すフローチャート。
10 スキャナ(画像データ入力手段) 12 XYプロッター(描画手段) 14 位置決めピン 16 テーブル 18 インキペン 30 ホストコンピュータ(画像データ処理手段) 32 マウス 34 2値化手段 36 レジスターマーク検出手段 38 画像データ比較手段 40 出力手段 42 ピン孔検出手段 F1 初校の原版フイルム F2 再校の原版フイルム RM レジスターマーク RH ピン孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金井 孝夫 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 永井 健太 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 画像を表示した2つの原版フイルムの差
異部分を検査するための検版装置であって、 原版フイルムから画像データを読み取る画像データ入力
手段と、 前記画像データ入力手段で得た2つの画像データを比較
し、相違部分を検出する画像データ処理手段と、 前記画像データ処理手段で得た検出結果を前記原版フイ
ルムに直接描画する描画手段と、を備える検版装置。 - 【請求項2】 レジスターマークを含む画像を表示し、
予め位置決めのためのピン孔を前記レジスターマークに
基づく既知の相対位置上に形成してある2つの原版フイ
ルムの差異部分を検査するための検版装置であって、 前記原版フイルムから画像データを読み取る画像データ
入力手段と、 前記画像データ入力手段で得た画像データから前記レジ
スターマークの位置を検出するレジスターマーク検出手
段と、 前記画像データ入力手段で得た2つの画像データを前記
レジスターマークで位置合わせし、画像データを比較し
て差異部分を検出する画像データ比較手段と、 前記画像データ比較手段で検出した差異部分の位置を、
前記レジスターマークとの位置関係から演算して、前記
ピン孔からの相対位置として出力する出力手段と、 前記ピン孔に対応する位置決めピン手段により原版フイ
ルムを位置決めして載置できるテーブルを有し、前記出
力手段からの出力にともない原版フイルム上に前記差異
部分を直接マーキングする描画手段と、を備える検版装
置。 - 【請求項3】 画像を表示した2つの原版フイルムの差
異部分を検査するための検版装置であって、 予め位置決めのためのピン孔を形成してある原版フイル
ムから画像データを読み取る画像データ入力手段と、 前記画像データ入力手段で得た画像データから前記ピン
孔の位置を検出するピン孔検出手段と、 前記画像データ入力手段で得た2つの画像データを比較
して、差異部分を検出する比較手段と、 前記比較手段で検出した差異部分の位置を前記ピン孔か
らの相対位置で出力する出力手段と、 前記原版フイルムのピン孔に対応する位置決めピンによ
り原版フイルムを位置決めして載置できるテーブル部を
有し、前記出力手段からの出力にともない原版フイルム
上に前記差異部分を直接マーキングする描画手段と、を
備える検版装置。 - 【請求項4】 前記描画手段による描画が、紫外線透過
性インキにより行われることを特徴とする請求項1乃至
3のいずれかに記載の検版装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7229086A JPH0973164A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 検版装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7229086A JPH0973164A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 検版装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0973164A true JPH0973164A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16886538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7229086A Pending JPH0973164A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 検版装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0973164A (ja) |
-
1995
- 1995-09-06 JP JP7229086A patent/JPH0973164A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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