JPH10102356A - 織機の起動制御方法と、運転制御方法 - Google Patents

織機の起動制御方法と、運転制御方法

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JPH10102356A
JPH10102356A JP25714796A JP25714796A JPH10102356A JP H10102356 A JPH10102356 A JP H10102356A JP 25714796 A JP25714796 A JP 25714796A JP 25714796 A JP25714796 A JP 25714796A JP H10102356 A JPH10102356 A JP H10102356A
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利雄 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の駆動モータを介して綜絖枠を駆動する
織機を起動するに際し、綜絖枠の動作遅れにより織物欠
点が生じることを防止する。 【解決手段】 織機の起動時において綜絖枠を閉口状態
にする。起動後、綜絖枠は、修正パターンSKs に基づ
いて起動時のサイクル番号N=Ns の次のサイクル番号
N=Ns +1の正規の開口パターンSKi (i=Ns +
1)に連続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、専用の駆動モー
タを介して運動部材(主軸に同期して運動する綜絖枠、
筬、緯入れ用レピア、遊星歯車式耳組装置等の部材をい
う、以下同じ)を駆動する織機を起動し、運転するに際
し、運動部材の運動パターンが正規の運動パターンより
遅れることによって生じる織物欠点を有効に防止するこ
とができる織機の起動制御方法と、運転制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】織機の運動部材は、主軸に対して機械的
に連結して駆動するに代えて、専用の駆動モータを介し
て駆動し、主軸に対して電気的に同期させることがある
(たとえば特開平7−150446号公報)。運動部材
の運動パターンを容易に変更し、必要な段取時間を最少
にして多様な織物仕様を実現することができるからであ
る。
【0003】このような織機の運動部材の駆動システム
は、織機の主軸の回転角度を読み取り、所定の運動パタ
ーンを実現するように駆動モータを駆動制御する位置制
御系によって構成することができる。なお、位置制御系
は、織機の主軸の回転角度の関数として運動部材の運転
パターンを記憶するパターン設定器と、パターン設定器
からの運動パターンに従い、回転角度に応じて駆動モー
タの回転量をリアルタイムに算出する位置指令部と、位
置指令部からの目標回転量に従って駆動モータの回転量
をフィードバック制御する駆動制御部とを備えており、
駆動モータは、主軸に同期するようにして、運動パター
ンに従って運動部材を駆動することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、運動部材は、殊に織機の起動直後の加速時等に
おいて、無視できない動作遅れ、すなわち、織機の主軸
の回転角度に対応する運動部材の目標位置と実際位置と
の差が生じ、それに起因して思わぬ織物欠点を生じるこ
とがあるという問題があった。たとえば、運動部材が綜
絖枠であるときは、起動直後の開口量が不足して緯糸掛
りを生じることがあり、筬であるときは、筬打ち力が不
足して織段を生じることがあり、両側レピアであるとき
は、緯糸の受渡しに失敗して緯入れ不良を生じることが
ある。なお、かかる動作遅れを皆無にするとすれば、駆
動モータが不当に大形となり、実用的ではない。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、駆動モータの動作を正規の運動パター
ンよりも先行させることによって、運動部材の動作遅れ
に起因する織物欠点を有効に防止することができる織機
の起動制御方法と、運転制御方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、専用の駆動モー
タを介して綜絖枠を駆動する織機を起動するに際し、起
動時において綜絖枠を閉口状態にし、起動後、修正パタ
ーンを介して綜絖枠を起動時のサイクル番号の次のサイ
クル番号の正規の開口パターンに連続させることをその
要旨とする。
【0007】第2発明の構成は、専用の駆動モータを介
して運動部材を駆動する織機を起動するに際し、起動時
において運動部材を先行駆動させておき、起動後、修正
パターンを介して運動部材を正規の運動パターンに連続
させることをその要旨とする。
【0008】なお、運動部材は、起動時において所定の
補正位相相当分だけ先行駆動させることができる。
【0009】第3発明の構成は、専用の駆動モータを介
して運動部材を駆動する織機を運転するに際し、運動部
材を所定の補正位相相当分だけ正規の運動パターンより
先行駆動することをその要旨とする。
【0010】なお、補正位相相当分は、織機の運転速度
に基づいて自動設定してもよく、手動設定してもよい。
【0011】
【作用】かかる第1発明の構成によるときは、綜絖枠
は、起動時において閉口状態にし、起動後、専用の修正
パターンを介して正規の開口パターンに連続させるか
ら、綜絖枠を駆動する駆動モータは、起動直後から正規
の開口パターンに従って綜絖枠を駆動する場合に比し
て、格段に小さな駆動トルクがあればよく、綜絖枠の動
作遅れを最少に抑えることができる。織機は、たとえ
ば、緯入れ不良によって緯止りした後、不良糸(緯入れ
不良を生じた緯糸をいう、以下同じ)を除去して1ピッ
ク分の緯糸を1ピック緯入れして再起動する場合、一般
に主軸の回転角度θ≒90(度)において起動され、製
織用の正規の開口パターンは、θ≒45(度)において
開口状態となり、θ≒285(度)において閉口状態と
なるから、起動時のθ≒90(度)において綜絖枠を閉
口状態にすれば、起動直後の駆動モータは、起動時のサ
イクル番号の次のサイクル番号のθ≒45(度)までに
綜絖枠を開口状態に駆動すればよく、十分に長い駆動時
間を確保することができるからである。
【0012】第2発明によるときは、運動部材は、起動
時において所定の先行駆動量だけ先行駆動させておき、
起動後、修正パターンを介して正規の運動パターンに連
続させるから、このときの駆動モータも、起動直後から
正規の運動パターンに従って運動部材を駆動する場合に
比して、小さな駆動トルクでよく、運動部材の動作遅れ
を最少にすることができる。起動直後に必要な駆動量
は、織機の起動前の起動準備期間において所定の先行駆
動量を与えることにより、大幅に減少させることができ
るからである。ただし、ここでいう起動準備期間とは、
たとえば織機起動信号が出力されてから織機が実際に起
動されるまでの期間をいう。
【0013】第3発明によるときは、運動部材は、所定
の補正位相相当分だけ正規の運動パターンより先行して
駆動されるから、織機の連続運転中において、運動部材
の動作遅れを確実に消去することができる。補正位相相
当分は、動作遅れ相当分に一致させることができるから
である。
【0014】なお、運転中の運動部材の動作遅れは、一
般に、織機の運転速度が高速になる程大きくなり、低速
になるに従って小さくなる。そこで、動作遅れを消去す
るための補正位相相当分は、織機の運転速度に基づいて
算出し、自動設定することが可能である。また、このこ
とは、第2発明において、織機の起動時に与える運動部
材の先行駆動量に対しても、そのまま成立する。ただ
し、このときの織機の運転速度とは、起動された織機が
正常運転に移行した後のそれをいう。なお、補正位相相
当分は、動作遅れ自体が大きくないときは、一定の近似
値を手動設定しても、十分実用になることがわかってい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0016】織機の起動制御方法を実施する開口制御装
置は、位置指令部10と、駆動制御部20とを縦続して
なる(図1)。なお、駆動制御部20の出力側には、ク
ランク機構等の駆動機構WMを介して綜絖枠WFを駆動
する専用の駆動モータMが接続されている。ただし、駆
動制御部20は、駆動モータMを正逆に回転させること
により駆動機構WMを介して綜絖枠WFを上下に駆動す
るものとする。また、綜絖枠WFは、一般に複数枚を組
み合わせて使用し、それぞれ別の駆動機構WM、駆動モ
ータM、駆動制御部20、位置指令部10によって駆動
されるが、ここでは、複数枚の綜絖枠WF、WF…の1
枚分のみが図示されている。
【0017】位置指令部10には、エンコーダEN1 の
出力が接続されている。エンコーダEN1 は、織機の主
軸Aに連結されており、主軸Aの回転角度θを検出する
ことができる。なお、主軸Aは、図示しない主モータに
連結されている。また、位置指令部10には、図示しな
いウェフトフィーラからの緯入れ不良検知信号Sw 、図
示しない織機制御回路からの織機起動信号Ss 、織機逆
転信号Sc の他、図示しない1ピック緯入れ制御回路か
らの口出し指令信号Sa 、拘束指令信号Sb が入力され
ている。
【0018】駆動制御部20には、位置指令部10から
の目標回転量Po が入力されている。駆動制御部20に
は、エンコーダEN2 によって検出する駆動モータMの
回転量Pf が併せ入力されており、エンコーダEN2
は、駆動モータMに連結されている。なお、目標回転量
Po 、回転量Pf は、たとえば正負の極性を有するパル
ス列からなり、駆動モータMの回転方向と回転量とを併
せて表示することができる。
【0019】エンコーダEN1 からの回転角度θは、位
置指令部10のステップカウンタ11に入力されている
(図2)。なお、ステップカウンタ11は、開口パター
ン設定器12に対し、双方向に接続されている。
【0020】開口パターン設定器12の出力は、目標回
転量発生器13に接続されており、目標回転量発生器1
3には、エンコーダEN1 からの回転角度θが分岐入力
されている。目標回転量発生器13の出力は、切替器1
7、オアゲート18aを介して外部に引き出されてい
る。
【0021】回転角度θは、修正パターン設定器14、
切替信号発生器16にも分岐入力されている。修正パタ
ーン設定器14には、緯入れ不良検知信号Sw が併せ入
力されており、さらに、開口パターン設定器12、切替
信号発生器16の各出力が接続されている。また、修正
パターン設定器14の出力は、別の目標回転量発生器1
5に接続されている。目標回転量発生器15には、回転
角度θが分岐入力され、目標回転量発生器15の出力
は、切替器17に接続されている。
【0022】切替信号発生器16には、織機起動信号S
s 、織機逆転信号Sc が併せ入力されている。切替信号
発生器16の出力は、修正パターン設定器14の他、切
替器17にも接続されている。
【0023】開口パターン設定器12の出力は、パルス
発生器18にも分岐接続されており、パルス発生器18
の出力は、オアゲート18aに接続されている。なお、
パルス発生器18には、口出し指令信号Sa 、拘束指令
信号Sb が併せ入力されている。
【0024】開口パターン設定器12には、織布を製織
するための正規の開口パターンSKi (i=1、2…N
r )を設定することができる(図3)。ただし、開口パ
ターンSKi は、リピート数Nr の各サイクル番号N
(N=1、2…Nr )ごとに、主軸Aの回転角度θに対
する綜絖枠WFの開口量を規定するものとする。
【0025】たとえば、図3には、リピート数Nr =2
の平織り組織の織布を製織するとき、上糸Wa 、下糸W
b に対応する2枚の綜絖枠WF、WFの開口パターンS
Ki、SKi が図示されている。すなわち、綜絖枠W
F、WFは、各サイクル番号Nの回転角度θ≒45〜1
65(度)において上方または下方の最大開口量に開口
し、回転角度θ≒165(度)から次のサイクル番号N
=N+1の回転角度θ≒45(度)の範囲において直線
的に上方または下方に移動する。ただし、各綜絖枠WF
は、任意の曲線に従って上下の最大開口量の間を移動さ
せてもよい。なお、綜絖枠WF、WFは、各サイクル番
号Nの回転角度θ≒285(度)において実質的に開口
量がなくなって閉口状態となり、中口レベリング状態に
閉口する。
【0026】開口パターン設定器12は、開口パターン
SKi が設定されると、それを記憶するとともに、開口
パターンSKi のリピート数Nr をステップカウンタ1
1に出力する。そこで、ステップカウンタ11は、回転
角度θを計測することにより、サイクル番号N=1、2
…Nr を開口パターン設定器12に出力することができ
る。ただし、ステップカウンタ11は、主軸Aが正転す
るとき、θ=0〜360(度)ごとにサイクル番号Nを
インクリメントし、N=Nr +1をN=1にリセットす
るものとする。また、ステップカウンタ11は、主軸A
が逆転するとき、θ=360〜0(度)ごとにサイクル
番号Nをデクリメントし、N=0をN=Nr にリセット
するものとする。
【0027】開口パターン設定器12は、ステップカウ
ンタ11からのサイクル番号Nを参照し、サイクル番号
Nに対応する開口パターンSKi (i=N)を目標回転
量発生器13に出力する。そこで、目標回転量発生器1
3は、与えられた開口パターンSKi を実現するために
必要な駆動モータMの回転方向、回転量を算出し、目標
回転量Po1を生成することができる。ただし、目標回転
量Po1は、主軸Aの回転角度θに対応するパルス列から
なるものとする。
【0028】たとえば、図3において、目標回転量発生
器13は、任意のサイクル番号Nの回転角度θ≒165
(度)から次のサイクル番号N=N+1の回転角度θ≒
45(度)までの間に、対応する綜絖枠WFを上方に移
動させるときは正極性のパルス列を生成し、綜絖枠WF
を下方に移動させるときは負極性のパルス列を生成し、
それぞれ綜絖枠WFを上方または下方の最大開口量から
下方または上方の最大開口量に移動させるための目標回
転量Po1として出力する。また、目標回転量発生器13
は、その他の回転角度θの範囲に対し、目標回転量Po1
を出力することがない。
【0029】このようにして目標回転量発生器13から
出力される目標回転量Po1は、織機の運転中において、
目標回転量Po として駆動制御部20に与えられる。た
だし、切替器17は、織機起動信号Ss によって織機が
起動され、回転角度θが所定の切替角度θ=θs を経過
して織機が正常運転に移行すると、切替信号発生器16
を介して目標回転量発生器13側に切り替えられるもの
とする。そこで、駆動制御部20は、駆動モータMの回
転量Pf が目標回転量Po に一致するように駆動モータ
Mを駆動制御し、駆動機構WMを介して綜絖枠WFを駆
動することができる。すなわち、綜絖枠WFは、主軸A
の回転角度θに同期しており、開口パターンSKi に従
って正規の開口運動をすることができる。
【0030】いま、織機が正常運転しているとき、図3
のサイクル番号N=Ns において緯入れ不良が発生する
と、図示しないウェフトフィーラから緯入れ不良検知信
号Sw が出力される。そこで、織機は、図示しない織機
制御回路からの織機停止信号に対応して直ちに緯止め動
作に移行して慣性運転に入り、次のサイクル番号N=N
s +1の回転角度θ≒285(度)において停止する。
なお、このようにして織機が緯止り停止するとき、綜絖
枠WF、WFは、正規の開口パターンSKi 、SKi に
従って運動しており、したがって、織機が停止したとき
の経糸、すなわち上糸Wa 、下糸Wb は、中口レベリン
グ状態に閉口状態となって不良糸W1 を織り口に拘束し
ている(図3(1))。ただし、同図において、符号W
2 、W2…は、緯入れ不良の発生前に緯入れされた正常
糸を示す。
【0031】一方、修正パターン設定器14は、サイク
ル番号N=Ns において緯入れ不良検知信号Sw が発生
すると、それに呼応して開口パターン設定器12からの
開口パターンSKi を読み取り、サイクル番号N=Ns
+1に対応する開口パターンSKi (i=Ns +1)を
記憶する。すなわち、修正パターン設定器14は、緯入
れ不良検知信号Sw が入力されると、回転角度θを監視
し、サイクル番号N=Ns +1のθ=0(度)におい
て、開口パターン設定器12からの開口パターンSKi
(i=Ns +1)を記憶すればよい。
【0032】一方、サイクル番号N=Ns +1において
織機が停止すると、図示しない1ピック緯入れ制御回路
が作動し、パルス発生器18に対して口出し指令信号S
a が出力される。そこで、パルス発生器18は、閉口状
態にある上糸Wa 、下糸Wbをサイクル番号N=Ns に
おける開口パターンSKi (i=Ns )の開口状態に合
致するように、対応する綜絖枠WFを上方または下方に
駆動するための目標回転量Po3を発生する。ただし、目
標回転量Po3は、そのように綜絖枠WFを駆動するため
に必要な駆動モータMの回転方向、回転量を規定するパ
ルス列からなっており、このときの駆動モータMの回転
速度は、目標回転量Po3のパルス頻度によって規制する
ことができる。目標回転量Po3は、オアゲート18aを
介し、目標回転量Po として駆動制御部20に与えられ
るからである。
【0033】なお、パルス発生器18には、開口パター
ン12からの開口パターンSKi が常時入力されている
から、パルス発生器18は、たとえば最新の連続する開
口パターンSKi (i=Ns )、SKi (i=Ns +
1)を常時記憶更新することにより、開口パターンSK
i (i=Ns )を容易に見出すことができる。パルス発
生器18は、このようにして綜絖枠WFを駆動し、上糸
Wa 、下糸Wb を上下に開くことにより、主軸Aを停止
させたままで不良糸W1 を口出しすることができる(図
3(2))。
【0034】不良糸W1 が口出しされたら、1ピック緯
入れ制御回路は、たとえば図示しない緯糸除去装置を起
動して不良糸W1 を織り口から除去し、図示しない緯入
れノズルを介して1ピック分の緯糸(以下、単に1ピッ
ク緯入れ糸という)W3 を緯入れし、1ピック緯入れを
実行する(図3(3))。また、1ピック緯入れ制御回
路は、その後、パルス発生器18に対して拘束指令信号
Sb を出力する。
【0035】パルス発生器18は、拘束指令信号Sb が
入力されると、綜絖枠WFを閉口状態に復帰させるよう
な目標回転量Po3を出力する。すなわち、上糸Wa 、下
糸Wb は、再び中口レべリング状態に閉口し(図3
(4))、1ピック緯入れ糸W3を拘束することができ
る。
【0036】1ピック緯入れ糸W3 が拘束されたら、図
示しない織機制御回路を介して織機の主軸Aを約1.5
サイクル分逆転させ、主軸Aを再起動位置にまで回転さ
せる(図3のサイクル番号N=Ns の回転角度θ≒90
(度))。なお、このとき、織機逆転信号Sc が切替信
号発生器16に入力されるから、切替信号発生器16
は、切替器17を中性点に切り替え、駆動制御部20、
駆動モータM、綜絖枠WFを含む開口装置を主軸Aから
電気的に切り離すことができる。また、1ピック緯入れ
糸W3 は、上糸Wa 、下糸Wb に拘束されたままである
(図3(5))。
【0037】つづいて、図示しない織機制御回路を介し
て織機を再起動させる。このとき、織機起動信号Ss が
切替信号発生器16に入力されるから、切替信号発生器
16は、切替器17を目標回転量発生器15側に切り替
えるとともに、修正パターン設定器14を作動させる。
そこで、修正パターン設定器14は、サイクル番号N=
Ns の回転角度θ≒90(度)において閉口状態にある
綜絖枠WFを、たとえば次のサイクル番号N=Ns +1
の回転角度θ=θs ≒45(度)において正規の開口パ
ターンSKi (i=Ns +1)に連続させるような修正
パターンSKsを目標回転量発生器15に出力すること
ができる。すなわち、修正パターン設定器14は、先き
に記憶した開口パターンSKi (i=Ns +1)を利用
することにより、綜絖枠WFの開口量を開口パターンS
Ki (i=Ns +1)に連続させるような修正パターン
SKs を自動設定して出力することができる(図3の一
点鎖線)。
【0038】一方、修正パターン設定器14から修正パ
ターンSKs が出力されると、目標回転量発生器15
は、修正パターンSKs に基づき、回転角度θに対応し
て目標回転量Po2を出力する。目標回転量Po2は、切替
器17、オアゲート18aを介し、目標回転量Po とし
て駆動制御部20に出力されるから、以後、駆動制御部
20は、駆動モータMを介し、修正パターンSKs に従
って綜絖枠WFを駆動することができる。すなわち、こ
のときの綜絖枠WFは、再起動直後の閉口状態から、起
動時のサイクル番号N=Ns の次のサイクル番号N=N
s +1の回転角度θ=θs ≒45(度)において正規の
開口パターンSKi (i=Ns +1)に連続するように
駆動され、織機は、以後、正常運転に復帰することがで
きる。
【0039】ただし、このときの切替信号発生器16
は、前述のとおり、織機起動信号Ssが発生して織機が
起動され、回転角度θが切替角度θ=θs ≒45(度)
を経過することにより、切替器17を目標回転量発生器
15側から目標回転量発生器13側に切り替えるものと
する。また、緯入れ動作は、起動時のサイクル番号N=
Ns において省略されるものとし、次のサイクル番号N
=Ns +1以後、正常に再開されるものとする。
【0040】なお、以上の制御は、使用中の複数枚の綜
絖枠WF、WF…のすべてについて実行するものとす
る。すなわち、織機が停止すると、すべての綜絖枠W
F、WF…は、それぞれが閉口状態にあり(図3
(1))、いわゆる中口レベリング状態におかれてお
り、その後、不良糸W1 を口出しし(同図(2))、1
ピック緯入れ糸W3 を拘束し(同図(3)、(4))、
再起動後、それぞれの修正パターンSKs 、SKs …に
従って駆動されて、正規の開口パターンSKi (i=N
s +1)、SKi (i=Ns +1)…に連続させる。ま
た、切替器17は、切替信号発生器16を介し、サイク
ル番号N=Ns +1の回転角度θ=θs ≒45(度)に
おいて目標回転量発生器15側から目標回転量発生器1
3側に切り替えられ、以後、各綜絖枠WFは、それぞれ
の正規の開口パターンSKi に従って駆動される。
【0041】以上の説明において、1ピック緯入れ糸W
3 は、図3(4)のようにすべての経糸、すなわち上糸
Wa 、下糸Wb を中口レベリング状態に閉口させるに代
えて、正規の開口パターンSKi (i=Ns +1)に従
って経糸を閉口状態にしてもよい。不良糸W1 に代えて
1ピック緯入れ糸W3 が織り口に拘束されている点を除
き、緯止り停止した直後の開口パターンをそのまま再現
することができる。
【0042】また、図3の再起動後の開口動作は、織機
の再起動時において、綜絖枠WFを補正位相Δθ≒28
5−90=195(度)相当分だけ先行駆動させること
を意味している(同図)。そこで、補正位相Δθは、起
動時において綜絖枠WFに対して所定の先行開口量Wp
を与えることができる限り、任意の値にとることができ
る(図4(A))。すなわち、綜絖枠WFは、起動時に
おいて、必ずしも閉口位置におく必要はない。
【0043】ただし、図4(A)において、修正パター
ンSKs は、サイクル番号N=Nsの回転角度θ=θs
において正規の開口パターンSKi (i=Ns )に連続
している。したがって、このときの修正パターン設定器
14は、開口パターン設定器12からの開口パターンS
Ki (i=Ns )と、外部から設定される補正位相Δθ
または先行開口量Wp 、切替角度θs とに基づいて、必
要な修正パターンSKs を自動設定することができる。
なお、外部から設定する切替角度θs は、切替信号発生
器16にも転送し、切替器17を目標回転量発生器15
側から目標回転量発生器13側に切り替えるために使用
するものとする。
【0044】さらに、1ピック緯入れを実行しないと
き、織機は、サイクル番号N=Ns の開口状態にまで逆
転して不良糸W1 を口出しし、不良糸W1 を除去した
後、サイクル番号N=Ns −1の回転角度θ≒350
(度)まで逆転させて再起動するから(図4(B))、
このときの綜絖枠WFも、起動時において補正位相Δθ
相当分の先行開口量Wp を与えることができる(同
図)。ただし、同図の綜絖枠WFは、サイクル番号N=
Ns の回転角度θ=θs ≒45(度)において、正規の
開口パターンSKi (i=Ns )に連続している。ま
た、このとき、起動後の最初の緯入れ動作は、サイクル
番号N=Ns において実行される。
【0045】なお、図3、図4において、補正位相Δθ
または先行開口量Wp は、起動後の正常運転における織
機の運転速度の関数としてもよい。起動直後の綜絖枠W
Fの動作遅れは、織機の運転速度の大小に大きく依存す
るからである。
【0046】図2の目標回転量発生器13、15は、切
替器17を入力側に挿入することにより、共通の目標回
転量発生器13にまとめることができる(図5)。この
ときの目標回転量発生器13は、切替器17を切り替え
ることにより、開口パターン設定器12からの開口パタ
ーンSKi 、修正パターン設定器14からの修正パター
ンSKs に基づいて目標回転量Po1、Po2を生成し、オ
アゲート18aを介し、目標回転量Po として駆動制御
部20に出力することができる。
【0047】図2の修正パターン設定器14は、開口パ
ターン設定器12に設定する正規の開口パターンSKi
に適合するように、各サイクル番号Nごとに所定の修正
パターンSKsi(i=1、2…Nr )をあらかじめ外部
から設定することができる(図6)。
【0048】修正パターン設定器14には、ステップカ
ウンタ11からのサイクル番号Nが入力されており、修
正パターン設定器14は、対応する目標回転量発生器1
5とともに、織機の正常運転中、慣性運転中に拘らず常
時作動している。そこで、目標回転量発生器13、15
は、各サイクル番号Nごとに、それぞれ開口パターン設
定器12からの開口パターンSKi 、修正パターン設定
器14からの修正パターンSKsiに従い、目標回転量P
o1、Po2を切替器17に出力することができ、切替器1
7は、所定の切替タイミングにおいて作動することによ
り、オアゲート18aを介し、目標回転量Po1、Po2の
一方を目標回転量Po として駆動制御部20に出力する
ことができる。なお、修正パターン設定器14に設定す
る修正パターンSKsiは、開口パターンSKi や、その
リピート数Nr が変更になると、それぞれに適合するも
のを再設定する必要があるが、織機の再起動時に修正パ
ターンSKsiを新たに自動生成するものでないから、動
作速度が速く、開口パターンSKi (i=Ns +1)と
の連続性を維持することが容易であるという利点があ
る。
【0049】なお、図6の目標回転量発生器13、15
も、図5に倣って共通の目標回転量発生器13にまとめ
ることが可能である。
【0050】位置指令部10には、駆動モータMの目標
ベース速度Vb を算出するベース速度算出器19を設け
ることができる(図7)。ベース速度算出器19には、
速度検出器19aからの主軸Aの回転速度Va が入力さ
れている他、切替器17と連動する切替器17aを介
し、開口パターン設定器12からの開口パターンSK
i、修正パターン設定器14からの修正パターンSKs
の一方が切り替えて入力されている。ただし、速度検出
器19aは、主軸Aの回転角度θを入力することによ
り、主軸Aの回転速度Va を検出することができる。
【0051】ベース速度算出器19からの目標ベース速
度Vb は、駆動制御部20の速度制御部22に導入され
ている。ただし、このときの駆動制御部20は、位置指
令部10からの目標回転量Po と駆動モータMの回転量
Pf とを入力する誤差検出部21に対し、速度制御部2
2、電流制御部23を縦続して構成されており、速度制
御部22には、速度検出器24を介して駆動モータMの
回転速度Vf がフィードバックされ、電流制御部23に
は、電流検出器CTを介して駆動モータMの駆動電流I
m がフィードバックされている。
【0052】誤差検出部21は、目標回転量Po 、駆動
モータMの回転量Pf を対比することによって回転量誤
差ΔP=Po −Pf を算出し、速度指令値Vo として速
度制御部22に送出する。一方、ベース速度算出器19
は、速度検出器19aからの主軸Aの回転速度Va を入
力することにより、回転速度Va に同期して開口パター
ンSKi または修正パターンSKs を実現するために必
要な駆動モータMの目標ベース速度Vb を算出すること
ができる。なお、目標ベース速度Vb は、目標回転量P
o1または目標回転量Po2に対応し、そのパルス頻度に比
例する大きさを有し、そのパルス極性と同一の極性を有
する。したがって、速度制御部22は、誤差検出部21
からの速度指令値Vo 、ベース速度算出器19からの目
標ベース速度Vb に対して駆動モータMの回転速度Vf
を対比させることにより、駆動モータMを駆動制御する
速度マイナループを形成することができる。また、電流
制御部22は、同様にして電流マイナループを形成する
ことができる。
【0053】なお、図7において、切替器17aに入力
する修正パターンSKs は、図6の修正パターンSKsi
であってもよい。
【0054】
【他の実施の形態】綜絖枠WFは、サイクル番号N=N
s において織機起動信号Ss が発生すると、織機の起動
に先き立つ起動準備期間Tp において、開口量Wを先行
開口量W=Wp ≦|Wm |だけ先行駆動することができ
る(図8)。ただし、ここでは、綜絖枠WFの正規の開
口パターンSKi は、簡単のため正弦波状に図示されて
おり、起動後の織機の運転速度Va が併せ図示されてい
る。また、Wm は、綜絖枠WFの最大開口量を示す。
【0055】起動準備期間Tp における綜絖枠WFの駆
動は、たとえば図2において、パルス発生器18に織機
起動信号Ss を併せ入力することによって実現すること
ができる。パルス発生器18は、開口パターン設定器1
2からの開口パターンSKi(i=Ns +1)を利用し
て、先行開口パターンSKp に従って綜絖枠WFを先行
駆動するために必要な駆動モータMの回転方向、回転量
を容易に算出し、目標回転量Po3として出力することが
できるからである。ただし、図8において、先行開口量
Wp は、開口パターンSKi (i=Ns +1)に対し、
補正位相Δθに相当する開口量であって、補正位相Δθ
または先行開口量Wp は、切替角度θsとともに、たと
えば図示しない先行駆動量設定器を介し、パルス発生器
18、修正パターン設定器14の双方に対してあらかじ
め設定しておくものとする。
【0056】そこで、パルス発生器18は、織機起動信
号Ss が発生すると、先行開口パターンSKp に従って
綜絖枠WFを先行開口量Wp だけ先行駆動する。起動準
備期間Tp 内において綜絖枠WFの先行駆動が完了する
と、織機は直ちに自動起動され、このとき、修正パター
ン設定器14は、修正パターンSKs を目標回転量発生
器15に出力する。したがって、綜絖枠WFは、先行開
口量W=Wp から修正パターンSKs に従って駆動さ
れ、サイクル番号N=Ns +1の回転角度θ=θs にお
いて正規の開口パターンSKi (i=Ns +1)に連続
させることができる。ただし、このときの修正パターン
設定器14は、開口パターン設定器12からの開口パタ
ーンSKi (i=Ns +1)、あらかじめ設定される補
正位相Δθ、切替角度θs に基づき、必要な修正パター
ンSKs を自動設定することができる。回転角度θが切
替角度θ=θs を経過すると、織機は十分に加速されて
いるから、以後、切替器17を目標回転量発生器15側
から目標回転量発生器13側に切り替え、正常運転に移
行させればよい。
【0057】なお、図8において、起動直後の綜絖枠W
Fは、先行開口量W=Wp のまま維持してもよい(同図
の二点鎖線)。すなわち、綜絖枠WFは、織機が起動す
る回転角度θ=θk から補正位相Δθの間において先行
開口量Wp を維持し、回転角度θ=θk +Δθ以降、開
口パターンSKi に従って駆動することができる。この
とき、図8のθk ≦θ≦θk +Δθの二点鎖線が修正パ
ターンSKs となるが、かかる修正パターンSKs は、
開口量W=Wp を一定に維持するだけであり、目標回転
量発生器15は、この間に目標回転量Po2を発生する必
要が全くない。よって、この場合、図2の修正パターン
設定器14、目標回転量発生器15は、全部省略するこ
とができ、切替器17は、回転角度θ=θk +Δθにお
いて中性点から目標回転量発生器13側に切り替えれば
よい。
【0058】また、図8の起動制御方法は、綜絖枠WF
に限らず、専用の駆動モータMを介して駆動する織機の
任意の運動部材に対し、そのまま適用することができ
る。ただし、このとき、開口パターンSKi 、開口量
W、先行開口量Wp は、それぞれ当該運動部材の運動パ
ターンSKi 、駆動量W、先行駆動量Wp と読み替える
ものとする。すなわち、運動部材は、織機起動信号Ss
が発生すると、起動準備期間Tp において所定の補正位
相Δθ相当分の先行駆動量Wp だけ先行駆動し、織機の
起動後、修正パターンSKs を介し、正規の運動パター
ンSKi に連続させることができる。
【0059】織機の運動部材は、織機の連続運転中にお
いて、正規の運動パターンSKi より補正位相Δθ相当
分だけ先行する運動パターンSKdiに従って先行駆動す
ることができる(図9)。ここで、補正位相Δθは、駆
動モータMを含む運動部材の動作遅れを消去するように
定めればよく、たとえば、織機の運転速度Va を入力す
る補正位相算出器41により、運転速度Va に基づいて
自動設定することができる(図10)。すなわち、補正
位相算出器41は、織機の運転速度Va に基づいて運動
部材の動作遅れ時間相当の補正位相Δθを算出し、加合
せ点41aは、補正位相ΔθによってエンコーダEN1
からの回転角度θを補正し、補正回転角度θ1 =θ+Δ
θとして位置指令部10に導入している。位置指令部1
0の目標回転量発生器13は、回転角度θに代えて補正
回転角度θ1 を入力することにより、運動パターンSK
i を補正位相Δθ相当分だけ先行側にシフトさせ、運動
パターンSKdiに従って運動部材を正規の運動パターン
SKi より先行駆動することができる。
【0060】なお、図10の補正位相算出器41は、補
正位相Δθを手動設定する単純な手動設定器としてもよ
い。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、この出願に係る第
1発明によれば、起動時において閉口状態にある綜絖枠
を、起動後、修正パターンを介して起動時の次のサイク
ル番号の正規の開口パターンに連続させることによっ
て、起動直後の駆動モータは、十分長い駆動時間をかけ
て綜絖枠を駆動すればよく、それを急激に駆動する必要
がないから、綜絖枠に顕著な動作遅れを生じるおそれが
なく、それに起因する織物欠点を有効に防止することが
できるという優れた効果がある。
【0062】第2発明によれば、起動時において運動部
材を先行駆動することによって、駆動モータは、起動直
後に必要な駆動量を大幅に減少させることができ、した
がって、第1発明におけると同等の効果を実現すること
ができる。
【0063】第3発明によれば、連続運転中において運
転部材を先行駆動することによって、運動部材の動作遅
れを有効に消去することができ、したがって、動作遅れ
に起因する織物欠点を有効に防止することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体概略ブロック系統図
【図2】 要部詳細ブロック系統図
【図3】 動作説明線図
【図4】 他の実施の形態を示す動作説明線図
【図5】 他の実施の形態を示す要部詳細ブロック系統
図(1)
【図6】 他の実施の形態を示す要部詳細ブロック系統
図(2)
【図7】 他の実施の形態を示す要部詳細ブロック系統
図(3)
【図8】 他の実施の形態を示す図3相当図(1)
【図9】 他の実施の形態を示す図3相当図(2)
【図10】 他の実施の形態を示す要部詳細ブロック系
統図(4)
【符号の説明】
M…駆動モータ WF…綜絖枠 Va …運転速度 Tp …起動準備期間 Δθ…補正位相 SKi (i=1、2…)…開口パターン、運動パターン SKs 、SKsi(i=1、2…)…修正パターン N(N=1、2…)…サイクル番号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 専用の駆動モータを介して綜絖枠を駆動
    する織機を起動するに際し、起動時において綜絖枠を閉
    口状態にし、起動後、修正パターンを介して綜絖枠を起
    動時のサイクル番号の次のサイクル番号の正規の開口パ
    ターンに連続させることを特徴とする織機の起動制御方
    法。
  2. 【請求項2】 専用の駆動モータを介して運動部材を駆
    動する織機を起動するに際し、起動時において運動部材
    を先行駆動させておき、起動後、修正パターンを介して
    運動部材を正規の運動パターンに連続させることを特徴
    とする織機の起動制御方法。
  3. 【請求項3】 運動部材は、起動時において所定の補正
    位相相当分だけ先行駆動させることを特徴とする請求項
    2記載の織機の起動制御方法。
  4. 【請求項4】 専用の駆動モータを介して運動部材を駆
    動する織機を運転するに際し、運動部材を所定の補正位
    相相当分だけ正規の運動パターンより先行駆動すること
    を特徴とする織機の運転制御方法。
  5. 【請求項5】 補正位相相当分は、織機の運転速度に基
    づいて自動設定することを特徴とする請求項4記載の織
    機の運転制御方法。
  6. 【請求項6】 補正位相相当分は、手動設定することを
    特徴とする請求項4記載の織機の運転制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008063672A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Tsudakoma Corp 耳組装置の制御方法
DE102007020907A1 (de) 2007-04-26 2008-11-06 Picanol N.V. Verfahren und Vorrichtung zum Anfahren einer Webvorrichtung
CN113201836A (zh) * 2020-02-03 2021-08-03 津田驹工业株式会社 织机的织造方法以及用于实现该织造方法的开口装置

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CN113201836B (zh) * 2020-02-03 2024-01-30 津田驹工业株式会社 织机的织造方法以及用于实现该织造方法的开口装置

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