JPH0616954Y2 - パイル織機の異常停止装置 - Google Patents

パイル織機の異常停止装置

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JPH0616954Y2
JPH0616954Y2 JP13836188U JP13836188U JPH0616954Y2 JP H0616954 Y2 JPH0616954 Y2 JP H0616954Y2 JP 13836188 U JP13836188 U JP 13836188U JP 13836188 U JP13836188 U JP 13836188U JP H0616954 Y2 JPH0616954 Y2 JP H0616954Y2
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weft
loom
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weaving
pile
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JP13836188U
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隆雄 高橋
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は織機のパイル織機の異常停止装置に関する。
従来の技術 織機において、緯糸や経糸あるいはその他の製織機能部
に異常が生じた場合には、高速で駆動している織機の各
構成部分への衝撃を和らげることから、上記異常が生じ
た織成サイクルで織機主軸を回転駆動しているモータへ
の電力を遮断して慣性による自由回転にするとともにブ
レーキを制動駆動させて上記異常が生じた次の織成サイ
クルの緯入れ終了後に織機主軸の慣性による自由回転を
停止するようになっている(特開昭59−22804号
公報参照)。
考案が解決しようとする課題 パイル織機、特にタオル織機におけるパイル組織の製織
運転にあっては、複数回の織成サイクル毎に1回の割合
でパイルを形成するのであるが、例えばパイルを形成す
るパイル筬打ち織成サイクルの直前で異常が発生する
と、織機主軸に制動力が作用し、その主軸の減速過程に
おいて、パイル筬打ちが行われることになる。このた
め、筬打ち力が弱くなり、複数本の緯糸を所定位置まで
しっかりと打ち込むことができず、パイル長が短くなっ
て不揃いになる。この異常停止の原因が緯入れミスのよ
うな緯糸の異常の場合には、織機主軸を1回逆転してパ
イル筬打ち直前の織成サイクルであるグランド筬打ち織
成サイクルに戻して停止過程で緯入れされた緯糸を除去
しさらに主軸を1回逆転して緯入れミス糸を除去した後
再始動するので、パイル長の不揃いは解消される。
しかし緯糸切れや緯糸端処理糸切れ等のように緯糸以外
の原因の場合には、緯糸を修復する必要がないので、停
止したパイル筬打ち織成サイクルから再始動することと
ななり、パイル長の不揃いが生じる。これを解消するに
は、緯糸異常の場合と同様に織機主軸を1回逆転してパ
イル筬打ち直前のグランド筬打ち織成サイクルに戻して
から、正常に緯入れされている2本の緯糸を除去して再
始動する必要があり、緯糸の無駄,多大な労力と時間と
を要してしまうので、にわかに採用し難がたいものであ
る。
課題を解決するための手段 緯糸異常検出部からの緯糸異常信号と緯糸以外の異常を
検出する他原因検出部からの緯糸外異常信号とを制御機
能部に取り込んで織機のパターン信号発信部からのパタ
ーン信号による製織運転を停止するパイル織機の異常停
止装置において、前記制御機能部を、緯糸異常信号が取
り込まれたときと織機がパイル組織以外の組織の製織運
転中で緯糸外異常信号が取り込まれたときとはパターン
信号に優先して織機の製織運転を停止する一方、織機が
パイル組織の製織運転中で緯糸外異常信号が取り込まれ
たときはパターン信号にもとづいて織機の製織運転をグ
ランド筬打ち織成サイクルに停止する構成にしてある。
作用 異常停止の原因の違いに応じて、それに適した状態で織
機を停止する。
実施例 第1図に示すように、この一実施例のパイル織機の異常
停止装置は、大まかにパターン信号発生部1と緯糸異常
検出部2と他原因検出部3と制御機能部4とを備えてい
る。
パターン信号発生部1は製織しようとする織布に必要な
パターンを予めプログラミングしてあり、このプログラ
ムによるパターン信号Qを制御機能部4に出力するも
のであり、この実施例ではパイル織機としてタオル織機
を使用してあることから、パターン信号Qは織機がパ
イル組織を織る製織運転になるパイル織機信号Q1−1
と、パイル組織以外の組織としてのボーダ組織を織る製
織運転になるボーダ製織信号Q1−2とで構成されてい
る。
緯糸異常検出部2は緯入れされた緯糸Wが到着するであ
ろう所定時期に制御機能部4から出力される検出指令K
により、緯糸Wの有無を検出し、緯糸Wが正規の状態に
存在するときは緯糸正常信号Qを制御機能部4に出力
し、緯糸Wが正規の状態に無いときは緯糸異常信号Q
を制御機能部4に出力する。
他原因検出部3は緯糸以外の例えば経糸Yやパイル糸P
あるいは緯糸端処理糸5等の異常を検出して緯糸外異常
信号Qを制御部4に出力するものであり、具体的には
経糸Yやパイル糸P1本づつの切断を検出している経糸
ドロッパ、あるいは緯糸端処理糸5の切断を検出してい
るセンサに具現化される。
制御機能部4は、織機主軸駆動部6のエンコーダからの
回転角度信号Qとパターン信号発生部1からのパター
ン信号Qと緯糸異常検出部2からの緯糸異常信号Q
と他原因検出部3からの緯糸外異常信号Qとを取り込
むようになっており、緯糸異常信号Qと緯糸外異常信
号Qとが取り込まれないときは織機をパターン信号Q
による製織運転に駆動制御する一方、緯糸異常信号Q
と緯糸外異常信号Qとが取り込まれたときは織機の
製織運転を停止する。
つまり制御機能部4は、緯糸異常信号Qが取り込まれ
たときは、パターン信号Qに優先して停止信号S
織機主軸駆動部6に出力して織機主軸を正転駆動するメ
インモータへの電力を異常の生じた織成サイクルで遮断
するとともにブレーキを制動駆動して織機主軸の慣性に
よる自由回転を異常の生じた次の織成サイクルに停止し
た後、ブレーキの制動を解除するとともにサブモータに
電力を供給して織機主軸を定速で逆転し、異常の生じた
織成サイクルでサブモータへの電力を遮断するとともに
ブレーキを制動駆動して異常の生じた織成サイクルの経
糸開口が開口して異常な緯糸が織り前に露出したところ
で織機主軸の慣性による自由回転を停止するというよう
に、織機の製織運転を停止する。
また制御機能部4は、織機がボーダ組織やプレーン組織
の製織運転中で緯糸外異常信号Qが取り込まれたとき
は、パターン信号Qに優先して停止信号Sを織機主
軸駆動部6に出力して織機主軸を正転駆動するメインモ
ータへの電力を異常の生じた織成サイクルで遮断すると
ともにブレーキを制動駆動して織機主軸の慣性による自
由回転を異常の生じた次の織成サイクルに停止するとい
うように、織機の製織運転を停止する。
さらに制御機能部4は、織機がパイル組織の製織運転中
で緯糸外異常信号Qが取り込まれたときは、パターン
信号Qに基づいて織機の製織運転をグランド筬打ち織
成サイクルに停止する。例えば、パイル組織の製織運転
が1回のパイル筬打ち織成サイクルと2回のグランド筬
打ち織成サイクルとの組み合わせになっている場合にお
いて、パイル筬打ち織成サイクルで緯糸外異常信号Q
が制御機能部4に取り込まれると、制御機能部4は予め
設定したプログラムでパターン信号Qから緯糸外異常
信号Qの入力した織成サイクルがパイル筬打ち織成サ
イクルであると判定し、この緯糸外異常信号Qの入力
した織成サイクルでのパイル筬打ち後に停止信号S
織機主軸駆動部6に出力して、メインモータへの電力を
遮断するとともに、ブレーキを制動駆動して織機主軸の
慣性による自由回転を異常の生じた次の織成サイクルで
あるグランド筬打ち織成サイクルに停止する。またパイ
ル筬打ち織成サイクルの次の第1回目のグランド筬打ち
織成サイクルで緯糸外異常信号Qが制御機能部4に取
り込まれると、制御機能部4は予め設定したプログラム
によりパターン信号Qから緯糸外異常信号Qの入力
した織成サイクルが第1回目のグランド筬打ち織成サイ
クルであると判定し、この緯糸外異常信号Qの入力し
た織成サイクルで停止信号Sを織機主軸駆動部6に出
力して、メインモータへの電力を遮断するとともに、ブ
レーキを制動駆動して織機主軸の慣性による自由回転を
異常の生じた次の第2回目のグランド筬打ち織成サイク
ルに停止する。また第2回目のグランド筬打ち織成サイ
クルで緯糸外異常信号Qが制御機能部4に取り込まれ
ると、制御機能部4は予め設定したプログラムによりパ
ターン信号Qから緯糸外異常信号Qの入力した織成
サイクルが第2回目のグランド筬打ち織成サイクルであ
ると判定し、この緯糸外異常信号Qの入力した次のパ
イル筬打ち織成サイクルでのパイル筬打ち後に停止信号
を織機主軸駆動部6に出力して、メインモータへの
電力を遮断するとともに、ブレーキを制動駆動して織機
主軸の慣性による自由回転を異常の生じた織成サイクル
の2つ後のグランド筬打ち織成サイクルに停止する。
一方織機のパイル組織の織製運転中において、制御機能
部4は筬7を織機主軸の動力で駆動する図外の筬駆動部
に筬7が織り前に近づけられたパイル筬打ち位置と織り
前から離れたグランド筬打ち位置とに切り替えられる図
外の制御指令を出力する。
なお第1図中の符号8は手動停止操作部であって、これ
を作業者が操作すると、手動停止信号Qが制御機能部
4に取り込まれ、制御機能部4が予め設定したプログラ
ムでパターン信号Qから織機の製織運転状態を判定
し、前述した停止信号S〜Sのうちのいずれか1つ
と同様な停止処理を行う。9は織機主軸に開口駆動部を
介して連結されたヘルドである。
以上の実施例構造によれば、織機の織製運転の進行中に
おいて、緯糸異常信号Qあるいは緯糸外異常信号Q
が制御機能部4に取り込まれると、制御機能部4がパタ
ーン信号Qに基づいて織機の織製運転の内容を識別
し、その織製運転内容に応じて緯糸異常と緯糸外異常そ
れぞれに適した状態に織機を停止する。
考案の効果 以上のように本考案によれば、織機の織製運転内容を加
味して緯糸異常とそれ以外の異常に適した状態に織機を
停止することができる。つまり緯糸異常の場合は織成サ
イクルに無関係に織機の製織運転を停止して異常のある
緯糸の処理をし易くすることができる。しかも緯糸以外
の異常の場合は織機の製織運転をパイル組織とパイル組
織以外の組織との場合に分けて、パイル組織以外の組織
の織製運転のときには緯糸異常と同様に停止し、パイル
組織の織製運転のときにはグランド筬打ち織成サイクル
に停止し、その状態で再スタートすることができる。こ
の結果、織機を異常原因の違いに応じた適切な状態に停
止することができ、もって煩雑な作業を伴うことなく、
パイル長の不揃いも解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図である。 1…パターン信号発生部、2…緯糸異常検出部、3…他
原因検出部、4…制御機能部、Q…パターン信号、Q
…緯糸異常信号、Q…緯糸外異常信号、S〜S
…停止信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯糸異常検出部からの緯糸異常信号と緯糸
    以外の異常を検出する他原因検出部からの緯糸外異常信
    号とを制御機能部に取り込んで織機のパターン信号発信
    部からのパターン信号による製織運転を停止するパイル
    織機の異常停止装置において、前記制御機能部を、緯糸
    異常信号が取り込まれたときと織機がパイル組織以外の
    組織の製織運転中で緯糸外異常信号が取り込まれたとき
    とはパターン信号に優先して織機の製織運転を停止する
    一方、織機がパイル組織の製織運転中で緯糸外異常信号
    が取り込まれたときはパターン信号にもとづいて織機の
    製織運転をグランド筬打ち織成サイクルに停止する構成
    にしたことを特徴とするパイル織機の異常停止装置。
JP13836188U 1988-10-24 1988-10-24 パイル織機の異常停止装置 Expired - Lifetime JPH0616954Y2 (ja)

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JP13836188U JPH0616954Y2 (ja) 1988-10-24 1988-10-24 パイル織機の異常停止装置

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JPH0257983U JPH0257983U (ja) 1990-04-26
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