JPH0159369B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0159369B2
JPH0159369B2 JP56057824A JP5782481A JPH0159369B2 JP H0159369 B2 JPH0159369 B2 JP H0159369B2 JP 56057824 A JP56057824 A JP 56057824A JP 5782481 A JP5782481 A JP 5782481A JP H0159369 B2 JPH0159369 B2 JP H0159369B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loom
crank angle
subroutine
pulse
operations
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56057824A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57176239A (en
Inventor
Akio Arakawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK filed Critical Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Priority to JP5782481A priority Critical patent/JPS57176239A/ja
Publication of JPS57176239A publication Critical patent/JPS57176239A/ja
Publication of JPH0159369B2 publication Critical patent/JPH0159369B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Looms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はマイクロコンピユータによる直接制御
がなされる織機における運転管理方法に関する。
近年のマイクロコンピユータの普及に伴い、該
マイクロコンピユータにより直接制御される織機
の出現を見るに至つた。このマイクロコンピユー
タ制御によれば、 (1) 誤操作やストツプモーシヨンの故障に起因す
る不良生産が防止されること、 (2) 制御系統の異常・故障に対する検出機能が向
上しメインテナンスが容易になること、 (3) プログラムによる仕様の多様化、その変更の
自由度が向上すること、等の利点が期待され
る。
このため、マイクロコンピユータの制御によら
ない従来の織機では困難な特別な運転管理手法が
比較的容易に実現される。
後述するとおり織機システムは多数の機構部分
とこれらの間に関連性を有する複雑なシーケンス
によつて運転がなされる。従つて、1つでも機構
部分が故障したり、あるいはシーケンスに狂いが
生じたりすると、織機の運転に相当の支障を及ぼ
すことになる。このため高信頼度の要求される織
機においては、重要な機構部分に対して2重又は
3重の安全対策を施すということもしばしばあつ
た。然しながら、このような対策には多大な費用
を必要とし経済的ではなかつた。
従つて本発明の目的は、2重又は3重の安全対
策を施すまでには至らないが織機の信頼度をかな
りの高水準に維持し得る織機の運転管理方法を提
案することである。
上記目的に従い本発明は、一連の織機動作によ
つて布の生産を遂行する織機において、予め予定
された理想的な前記織機動作の各々を管理するメ
インルーチンに対し、その理想的な織機動作を確
保するには及ばないが前記布の生産を最低限度に
おいて確保することのできるサブルーチンを付加
し、前記一連の織機動作の一部について前記メイ
ンルーチンを維持し得ない障害が生じたとき、当
該障害に係る該メインルーチンに代えて、対応す
る前記サブルーチンを実行し前記織機の運転を続
行するようにしたことを特徴とするものである。
以下図面に従つて本発明を説明する。
第1図は本発明が適用される織機の一般的な構
成を概略的に示す模式図である。本図において、
101はヤーンビームであり多数本の経糸102
が並列に巻回されている。これら経糸102はバ
ツクローラ103およびテンシヨンローラ104
を経由して経糸止装置105に至る。経糸止装置
105は、経糸毎にドロツパ(図示せず)を有し
ており、いずれかの経糸が断になると対応するド
ロツパがこれを検知し、機台を停止する等の操作
を開始する。装置105を経た経糸は経糸押えバ
ー106に押えられながら、綜絖枠107−1,
107−2により交互に上下に2分され、開口部
108を形成する。この開口部108には、図示
しない緯糸供給装置、例えばエアジエツトノズル
より緯糸が高速度で挿入される。この挿入のため
の案内はスレイ109に設けられた緯入れガイド
110によりなされる。緯糸は図の表側から裏側
に向つて該緯入れガイド110内を飛行する。こ
の飛行が確実に行なわれたか否かを検知するフイ
ーラー(図示せず)が図の裏側相当部分に配置さ
れている。
前記スレイ109には筬111も設けられてい
る。筬111は、スレイ109の揺動運動によ
り、緯糸が挿入された毎にこれを図中右側に打ち
つけ、ここに布112を形成する。なお、スレイ
109は、スレイスウオード113を介しロツキ
ングシヤフト114によつて前記揺動運動を行な
う。
織上がつた布112はブレストビーム115、
サーフエスローラ116およびプレスローラ11
7を経由して巻取ローラ118により巻取られ
る。119は巻取られた織布である。
上述した動作の駆動源はモータ120より与え
られ、モータプーリ121を介してドライビング
プーリ122に伝えられ、クランクシヤフト12
3を回転する。この回転駆動力は図中の波形矢印
のルートで所定箇所に付与される。なお、ヤーン
ビーム101に対する回転駆動力は変速機124
を介して伝えられ、該変速機124にはテンシヨ
ンローラ104からのフイードバツク信号が図中
の点線の波形矢印のルートで供給される。これ
は、経糸102に対し所定のテンシヨンを与える
ためである。
本発明の前提とする織機は、各織機毎に設けら
れたマイクロコンピユータにより直接制御され、
全体の運転動作が管理される。このマイクロコン
ピユータは第1図中、130で図解的に示されて
おり、マイクロコンピユータ130と各部のやり
とりは図中の一点鎖線で図解的に示されている
(実際にはマイクロコンピユータ130の各種
I/Oポート(Input/Outputポート)と接続す
べき信号線である)。
第2図は第1図のモータ120ならびにクラン
クシヤフト123の近傍をやや詳細に示す斜視図
である。モータ120の主軸にはブレーキ装置2
1が直結している。モータ120を停止させると
きは、モータ用電源Pを断にすると共にブレーキ
装置21にブレーキ用電源Bを供給する。そうす
ると、プーリ121および122を介して回転し
ていたクランクシヤフト123は急激に停止す
る。通常、この停止はクランクシヤフト123の
1回転内で完了する。この場合、クランクシヤフ
ト123は一定の停止位置(クランク角)で停止
しなければならない。このためにクランクシヤフ
トには通常、クランク角検出装置22が設けられ
ており、現在のクランク角を常に監視している。
該装置22は例えば、等間隔で周縁に歯を形成し
た円板22−1とこれに近接して固定されたセン
サー22−2からなる。各々の歯がセンサー22
−2に近接する毎に、例えば磁気結合作用によ
り、センサー22−2からはクランク角パルス
CPがパルス列状に出力される。なお、クランク
角パルスCPの絶対角度を規定すべく、円板22
−1の所定の1箇所には永久磁石22−3が設け
られ、ここがいわゆるホームポジシヨンとなる。
かくして、織機を一時停止させるべき停止要求
信号が発生すると、所定のクランク角よりブレー
キがかかり始め、予め予定した定位置でクランク
シヤフト123はその回転を停止する。
上述した織機動作は、一連の織機動作の一部で
あり、この他にも多数の織機動作が存在する。マ
イクロコンピユータ130(第1図)によつて制
御される織機においては、これら一連の織機動作
の予め予定した理想的な各織機動作をメインルー
チンとしてプログラム制御が実行され、織機の運
転が管理される。ただし、織機の機構部分が全て
正常に動作していることが前提となる。そして一
般には、この正常動作が維持できない障害が生じ
たとき、織機全体がシステムダウンとなり、最早
布の生産は続行できなくなる。このため、特に重
要な機構部分(各種センサーも含む)には2重あ
るいは3重の安全対策を施すということが従来し
ばしば行なわれていた。然しこれは経済性の面か
らして不利である。
そこで、織機システムをもう少し細く分析して
みると、次の事実に着目することができる。すな
わち、ある織機動作についてみると、その本来の
理想的な動作は確保できなくても、最低限度、布
を生産していくことのできる準正常な動作で一時
的に置き換えることが可能である、ということで
ある。例えば、あるセンサーに障害が生じたと
き、その織機が遠隔且つ不便な地に設置されたと
き、代替のセンサーがそこに到達するまでの期間
(数時間のことも数週間のこともあろう)、何とか
布の生産を継続できれば極めて好都合である。
そこで本発明は、予め予定された理想的な織機
動作を管理するメインルーチン(前記マイクロコ
ンピユータ130に予めプログラムされている)
に対し、サブルーチンを準備しておくこととす
る。このサブルーチンは、前記の理想的な織機動
作を確保するに及ばないが、布112の生産は最
低限において確保することのできるものであり、
これも予めマイクロコンピユータにプログラムさ
れている。そして、メインルーチンの一部に障害
が発生したならば、当該障害に係る織機動作に対
応するサブルーチンを、当該メインルーチンに代
えて、実行する。そうすれば、織機の運転は、ダ
ウンに至ることなく、続行される。
このようなサブルーチンを併設すべき織機動作
は各種に及ぶが、特に重要なものに優先的に適用
すべきである。以下、サブルーチンを併設する場
合の2、3の態様を例示しておく。
(1) クランク角パルスの受信障害。
前述したように織機の運転を停止させる場
合、一定の停止位置(クランク角)で停止させ
なければならない。このため、第2図に示した
クランク角検出装置22が用いられる。ところ
が何らかの障害により、クランク角パルスCP
がマイクロコンピユータによつて正常に受信さ
れなくなつたとすると、定位置停止のためのメ
インルーチンが確保されなくなる。図を参照し
て説明すると第3図の如くなる。第3図は本発
明に係るサブルーチンの実施態様を例示的に説
明するための波形図である。本図において、第
(1)欄および第(2)欄はそれぞれ、第2図のクラン
ク角検出装置22からのクランク角パルスCP
を示し、上欄の方は、クランク角パルスCPの
絶対量を規定する基準パルスPrを示す(第2
図の永久磁石22−3による出力)。ところで
織機の定位置停止作動は、その基準パルスPr
の発生から何パルス目より開始すると定められ
ており、例えば第(3)欄のクランク角θS内で実行
される。ところがもし、これらクランク角パル
スCPが得られなくなるとすると、その定位置
停止のためのクランク角θSが定まらなくなる。
そこでサブルーチンとしては、基準パルスPr
が略周期的に出現することを利用して、第(4)欄
に示す擬似パルスCP′を形成し、これをもと
に、近似したクランク角θS(第(5)欄)を得るよ
うにしてもよい。あるいは、クランク角θSの時
間配分、例えば第(4)欄のt2/(t1+t2+t3)か
ら算出するようにしてもよい。いずれにせよ、
このサブルーチンによれば、本来のクランク角
θSにかなり近いクランク角が得られる。
(2) フイーラー検出障害。
前述したとおりフイーラーは緯糸入れの正
常、異常を検出するためのものであり、例えば
ホトインタラプタからなる。ところが、このホ
トインタラプタは、しばしば浮遊物までも検知
して誤つて緯糸入れありと判断してしまうこと
がある。このため、緯糸入れのある時点のみに
得られたホトインタラプタの出力を有効として
取扱うことが行なわれる。有効として取扱われ
るクランク角は例えば第(6)欄のθWEである。然
し、前記のようにクランク角パルスCPに異常
があると最早、正常なクランク角θWEを規定で
きなくなる。そこで、前述したのと同様、擬似
パルスによりあるいは時間配分により概略のク
ランク角θ′WEを得るためのサブルーチンを併設
してもよい。若しくは、基準パルスPr間の全
域で緯入れの有無判断をするためのサブルーチ
ンを採用しても良い。
(3) ブレーキ故障。
定位置停止に際しては、第2図に示したブレ
ーキ装置21が用いられる。これは、同図のブ
レーキ用電源Bによりなされる。ところで、こ
のブレーキ用電源Bは、例えば第(7)欄に示す如
き2段階の電圧制御に従つて供給され、イニシ
ヤルパルスはBPの如く高電圧パルスであつて、
その後はbpの如く低電圧パルスである。これ
は、急激なブレーキング作用を確保するためで
ある。然しながら、このようなパルスBPおよ
びbpの一方が故障で供給されなくなると、定
位置停止できなくなる。
そこで本発明のサブルーチンの一態様とし、
パルスBPが供給されない場合には、第(8)欄の
如きブレーキ操作を実行させる。つまり、低電
圧ブレーキパルスbp′を、次回の停止動作から
は、早目に供給し始めるものとし、これによ
り、高電圧パルスBPに等価なブレーキ力を確
保する。
第2のサブルーチンとしては第(9)欄の態様が
考えられる。ただし、低電圧パルスbpの方が
正常に供給されない場合である。この場合に
は、次回の停止動作から、低電圧パルスbpに
等価な間欠的な高電圧パルスBP′を供給し本来
のブレーキ力を確保する。
上述のサブルーチンの内容は例示であり、この
他にも種々考えられる。
以上説明したように本発明によれば、多少の故
障に対し、織機のシステムダウンを生じさせるこ
となく、保守開始までの間、何とか布の正常生産
だけは続行できるので織機の生産効率を高い水準
に維持し得ることになる。なお、サブルーチンを
採用している間、保守を促すアラームを表示する
のが望ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される織機の一般的な構
成を概略的に示す模式図、第2図は第1図のモー
タ120ならびにクランクシヤフト123の近傍
をやや詳細に示す斜視図、第3図は本発明に係る
サブルーチンの実施態様を例示的に説明するため
の波形図である。 112……布、130……マイクロコンピユー
タ、21……ブレーキ装置、22−1,22−
2,22−3……クランク角検出装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一連の織機動作によつて布の生産を遂行する
    織機において、予め予定された理想的な前記織機
    動作の各々を管理するメインルーチンに対し、そ
    の理想的な織機動作を確保するには及ばないが前
    記布の生産を最低限度において確保することので
    きるサブルーチンを付加し、前記一連の織機動作
    の一部について前記メインルーチンを維持し得な
    い障害が生じたとき、当該障害に係る該メインル
    ーチンに代えて、対応する前記サブルーチンを実
    行し前記織機の運転を続行するようにしたことを
    特徴とする織機における運転管理方法。
JP5782481A 1981-04-18 1981-04-18 Operation control in loom Granted JPS57176239A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5782481A JPS57176239A (en) 1981-04-18 1981-04-18 Operation control in loom

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5782481A JPS57176239A (en) 1981-04-18 1981-04-18 Operation control in loom

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57176239A JPS57176239A (en) 1982-10-29
JPH0159369B2 true JPH0159369B2 (ja) 1989-12-18

Family

ID=13066666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5782481A Granted JPS57176239A (en) 1981-04-18 1981-04-18 Operation control in loom

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57176239A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3311670C2 (de) * 1983-01-18 1986-05-22 Textilma Ag, Hergiswil Webmaschine
JPS6133888U (ja) * 1984-07-31 1986-03-01 日産自動車株式会社 織機停止装置の安全装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5299362A (en) * 1976-02-16 1977-08-20 Omron Tateisi Electronics Co Group control of weaving machine

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5299362A (en) * 1976-02-16 1977-08-20 Omron Tateisi Electronics Co Group control of weaving machine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57176239A (en) 1982-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6028943B2 (ja) 織機における定位置停止制御方法
EP0333302B1 (en) Weaving machine with an improved weft thread supply
EP0389445B1 (en) A method and device for preventing the formation of streaks in the weft of the cloth when a loom is restarted after a stoppage
JPH0159369B2 (ja)
JP2004100061A (ja) 織機の不良内容表示方法および織機の不良内容表示装置
US4628967A (en) Cloth draw-off apparatus for a weaving machine
US5335698A (en) Method of restarting a loom after stoppage
US4724872A (en) Method for the control of a weaving loom and weaving loom for implementing such method
US6997215B2 (en) Method for weaving low flaw cloths by means of the elimination of weft thread sections which have irregularities
US5590692A (en) Method for avoiding fabric faults during transitional loom operating conditions
EP0325793B1 (en) Weft-feeler with automatic adjustment of the delay time, for weft feeders of shuttleless looms
JPH0440464B2 (ja)
JP2004052148A (ja) 織機の誤運転防止装置
US6164340A (en) Method and apparatus for temporarily activating a brake in a weaving loom
JP3263026B2 (ja) エアジェットルームのよこ止め装置における光電式センサの機能監視方法
JP3201535B2 (ja) 織機の停止制御装置
JP2934332B2 (ja) 織機の主軸制御方法
JPH07300747A (ja) 経糸監視装置
EP0839939A1 (en) Method for controlling restart of weaving operation of loom
JP2724594B2 (ja) 識機の開口動作監視装置
JPH0616954Y2 (ja) パイル織機の異常停止装置
EP1541731B1 (en) Method for preventing weft bars in a loom
JPH0440463B2 (ja)
JP2019119943A (ja) エアジェット織機における筬振れ量検知方法
JPH07126952A (ja) パイル織機におけるパイル用経糸切断検出方法