JP2724594B2 - 識機の開口動作監視装置 - Google Patents

識機の開口動作監視装置

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JP2724594B2 JP18247288A JP18247288A JP2724594B2 JP 2724594 B2 JP2724594 B2 JP 2724594B2 JP 18247288 A JP18247288 A JP 18247288A JP 18247288 A JP18247288 A JP 18247288A JP 2724594 B2 JP2724594 B2 JP 2724594B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、織機の開口時における経糸の挙動を監視
し、開口不良を有効に検出することができる他、開口不
良による織機の停止機会を減少させるべく、積極的な修
正制御動作を実現するための、織機の開口動作監視装置
に関する。
従来技術 織機においては、綜絖による機械的な開口運動と、こ
れによる経糸の実際の開口運動との間の時間遅れが問題
になることがある。たとえば、経糸にスパン糸を使用す
るときは、経糸の毛羽や糊材による他、経糸張力や経糸
密度の大小によって、経糸のさばきが悪くなり、経糸の
開口運動の遅れに起因する製織不調が発生することが珍
しくない。また、ジェットルームのような高速運転を行
なう機械にあっては、製織サイクルのうち緯入れ可能時
期は、時間的に極めて短い範囲に限られるので、開口時
における経糸の開口遅れを無視することはできないもの
である。
一方、開口時における経糸の挙動を光電的に検出する
ことができる装置が提案されている(たとえば、特公昭
48−40595号公報)。このものは、いわゆる経糸切れ検
知装置であって、綜絖の前または後の部分において、経
糸開口中に織幅方向に通過する光軸の投受光器を設け、
この受光器の出力信号によって、開口時における経糸の
切断、または、経糸からみによる開口不良を有効に検出
することができるとするものである。
発明が解決しようとする課題 而して、かかる従来技術によるときは、受光器の出力
信号を、所定の時期、すなわち、緯入れ動作が行なわれ
る時期に合わせて監視し、その時期において、受光器の
光量が少なくなったときに、経糸切れまたは開口不良が
発生したものとして織機を停止させるのみであったか
ら、開口時における経糸が、所定の時期からどの程度遅
れて開口運動をなしているかを具体的に把握することが
できないという問題があった。すなわち、このものは、
綜絖の開口動作により、すべての経糸が現実に開口動作
を完了して、緯糸飛走路内に経糸が存在しなくなる時期
(以下、この時期は、織機機械角によって表現するもの
とし、開口角度という)を具体的に把握するものではな
いので、単に、経糸切れや開口不良の際に、織機の停止
動作をなすことができるのみに留まり、開口角度が所定
値から偏移したときに、これを所定値に引き戻すための
積極的な修正制御動作を行なうことは全く不可能であっ
た。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に
鑑み、開口時における経糸の挙動を監視する投光素子と
受光素子と、開口角度検出手段とを備え、開口角度を数
値的に検出して、これを表示し、または、開口角度の所
定値からの偏移量を具体的に把握し、これを所定値に引
き戻すための修正制御動作をなすことができるようにし
た、新規の、織機の開口動作監視装置を提供することに
ある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、杼口
面の両側に相対向して配設した投光素子と受光素子と、
受光素子からの経糸検出信号と、織機機械角を検出する
エンコーダからの機械角信号とを入力して、緯糸飛走路
内に経糸が存在しなくなった時の織機機械角を開口角度
信号として検出する開口角度検出手段と、開口角度信号
を表示する表示器とを備えることをその要旨とする。
また、開口角度信号を開口目標角度信号と比較して開
口角度偏差信号を出力する偏差検出手段を備えることも
できるものとする。
さらに、開口角度偏差信号が規定値より大きいときに
織機停止信号を出力する停止信号発生回路を付加し、緯
入れ開始角度信号と開口角度信号とを比較して、後者が
前者より大きいときに、偏差検出手段の作動を停止する
偏差検出ロック手段を付加することができるものとす
る。
作 用 而して、かかる構成によるときは、投光素子と受光素
子とは、開口時における経糸の挙動を監視することがで
き、開口角度検出手段は、すべての経糸の実際の開口動
作が完了して、緯糸飛走路内に経糸が存在しなくなった
時の織機機械角を検出することができるから、開口角度
検出手段からの開口角度信号は、開口角度を、織機機械
角によって数値的に表現するものとなる。そこで、この
ようにして得られる開口角度信号を表示器に表示すれ
ば、作業者は、開口角度の適否を具体的に把握すること
ができるから、これに基づいて、たとえば、経糸張力や
緯入れ開始時期の正確な調整が可能となり、開口不良に
基づく織機停止の機会を積極的に少なくすることができ
るものである。
また、偏差検出手段を設け、得られた開口角度信号を
開口目標角度信号と比較すれば、開口角度の、所定値か
らの偏移量を把握することができるから、この偏移量を
示す開口角度偏差信号を使用して、自動制御により、た
とえば、経糸張力や緯入れ開始時期を制御することによ
り、開口不良に基づく織機停止の機会を一層少なくする
ことができる。
なお、停止信号発生回路を設けるときは、開口不良が
発生した際に、緯入れ動作に至る以前に織機停止信号を
発することができ、開口不良に基づく緯入れ不良を検出
するよりも格段に早く織機を停止することができるか
ら、織機の再起動の際の修復動作も著るしく簡略化する
ことができる。また、偏差検出ロック手段を設ければ、
開口角度が緯入れ開始角度より遅れるという、通常あり
得ない異常事態を検出した際に、開口角度偏差信号の出
力をブロックすることができるので、回路素子の不良等
に基づく誤動作を有効に防止することができる。
以上のように作用するものである。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
織機の開口動作監視装置1は、投光素子1aと、投光素
子1aからの光軸LBを受光する受光素子1bと、装置本体10
と、エンコーダ1cとを組み合わせてなる(第1図)。
織機は、綜絖S1、S2と、筬Lとを備え(第2図、第3
図)、綜絖S1、S2によって、経糸群WPを上糸WP1と下糸W
P2とに分離することにより経糸開口WP3を形成するとと
もに、測長装置Dと緯入れノズルNとを介し、経糸開口
WP3中に緯入れされる緯糸WFを、筬Lによって織口W1に
打ち込むことにより、織布Wを連続的に製織することが
できるものである。ただし、緯糸WFは、給糸体WF1から
解舒され、測長装置Dによって、その1ピック分が測長
貯留された上、エアまたは水を使用する緯入れノズルN
を介して、その1ピックごとに緯入れされるものとす
る。
投光素子1aは、緯入れノズルNに取り付けられてお
り、また、受光素子1bは、筬Lの織口W1側の反緯入れ側
に取り付けられている。したがって、投光素子1aからの
光軸LBは、筬Lに形成された緯糸飛走路L1を含む一定領
域を、その監視領域Laとして、経糸開口WP3内を織幅方
向に横切るものとする。また、投光素子1aは、図示しな
いドライバ回路によって駆動せられるものとし、外乱光
の影響を排除するために、数10kHz程度の高周波によっ
て点灯するのがよい。なお、投光素子1aと受光素子1bと
は、その光軸LBが、所定の監視領域Laをカバーすること
ができる限り、その取付位置は任意に変更することがで
きるものとする。
受光素子1bの出力は、経糸検出信号S1bとして、装置
本体10に導入され(第1図)、増幅器11と信号処理回路
12とを介してラッチ13に入力されている。また、エンコ
ーダ1cの出力は、機械角信号S1cとして、ラッチ13に入
力されている。ただし、エンコーダ1cは、図示しない織
機の主軸に連結されており、機械角信号S1cは、エンコ
ーダ1cが検出する織機機械角を示すものとする。
ラッチ13の出力は、表示器14に接続される他、減算器
15と比較器17とにも分岐接続されている。減算器15に
は、開口目標角度設定器16からの開口目標角度信号S16
が入力され、さらに、減算器15には、比較器17からのブ
ロック信号S17が入力されている。また、比較器17に
は、緯入れ開始角度信号Swが入力されている。ただし、
緯入れ開始角度信号Swは、図示しない緯入れ制御装置か
ら出力されるものであって、緯入れ動作が開始された時
の織機機械角を示すものとする。
減算器15の出力は、開口角度偏差信号S15として外部
に引き出すとともに、停止信号発生回路18に分岐入力さ
れており、その出力は、織機停止信号S18として、外部
に引き出してある。また、停止信号発生回路18には、リ
セットスイッチRSを接続する一方、停止信号発生回路18
の出力には、警報ランプALを接続してある。
いま、織機の運転中に、綜絖S1、S2が、それぞれ上下
方向に駆動されるときを考えると、まず、綜絖S1、S2に
よって、上糸WP1と下糸WP2とがそれぞれ上下に分離さ
れ、経糸開口WP3を形成するが、このとき、経糸群WPを
形成するすべての経糸は、同時に上糸WP1と下糸WP2とに
分離される訳ではなく、経糸相互間のからみ等のため
に、その分離動作が著るしく遅れるものが存在するのが
一般的である。
そこで、このようにして開口動作が遅れた経糸WP1a、
WP2aは、一般に、ワープラインに沿って、筬Lの緯糸飛
走路L1に近い位置にあるから(第2図の二点鎖線)、投
光素子1aと受光素子1bとが形成する監視領域La内に、経
糸WP1a、WP2aが存在することは、綜絖S1、S2による経糸
開口WP3の形成が未完成であることを示し、逆に、経糸W
P1a、WP2aが監視領域La内に存在しないこと、換言すれ
ば、それら経糸飛走路L1内に存在しないことは、経糸開
口WP3の形成が完成され、緯糸WFの緯入れ動作が可能と
なったことを示す。したがって、受光素子1bの出力たる
経糸検出信号S1bは、監視領域La内に経糸WP1a、WP2aが
存在しなくなったことを以って、経糸開口WP3の完成時
点を検出することができるものである。
そこで、増幅器11と信号処理回路12とを介して、経糸
検出信号S1bをラッチ13に入力すれば、ラッチ13には、
エンコーダ1cからの機械角信号S1cが併せ入力されてい
るので、ラッチ13は、経糸検出信号S1bがレベル変化し
たときの織機機械角、すなわち、そのときの開口角度θ
をホールドすることができる。ただし、ここで、信号処
理回路12は、増幅器11によって増幅される経糸検出信号
S1bに対して適当なフィルタ処理を行ない、ノイズ成分
の除去等を行なうものとし、増幅器11と信号処理回路12
とラッチ13とは、開口角度信号S13を得るための開口角
度検出手段Aを形成するものである。また、ラッチ13
は、このようにして得られた開口角度θを、表示器14に
表示することができる。
開口角度信号S13と開口目標角度信号S16とは、減算器
15に入力されているから、減算器15の出力には、開口角
度偏差信号S15として、開口目標角度設定器16に設定さ
れる開口角度の目標値θoに対する実際の開口角度θの
偏移量Δθ=θ−θoを得ることができる。すなわち、
減算器15と開口目標角度設定器16とは、偏差検出手段B
を形成するものである。
停止信号発生回路18は、この開口角度偏差信号S15を
入力しているので、その大きさを規定値Δθ1、Δθ2
(ただし、Δθ1<Δθ2)と比較し、Δθ1<Δθ<
Δθ2が成立しないときに、織機停止信号S18を出力す
るとともに、警報ランプALを点灯することができる。そ
こで、織機停止信号S18は、図示しない織機制御回路に
入力することにより、開口角度θが過大または過小の際
に、機械を停止することができる。ただし、リセットス
イッチRSは、一旦作動した停止信号発生回路18をリセッ
トするためのものである。
一方、比較器17は、緯入れ開始角度信号Swと開口角度
信号S13を入力して、両者を比較し、後者が前者より大
きいときにブロック信号S17を出力する。すなわち、ブ
ロック信号S17が出力されるときは、開口角度θより前
に緯糸WFの緯入れ動作が開始されたことを意味し、この
ときは、緯糸飛走路L1内にある経糸WP1a、WP2aと緯糸WF
との干渉が発生するから、通常状態では、かかる事態は
発生しない。そこで、このときの開口角度偏差信号S15
は、回路素子の異常によるものとみなし、外部へ出力し
ないようにするのがよく、したがって、減算器15は、ブ
ロック信号S17があるときは、その出力を発生しないよ
うになっているものとする。すなわち、比較器17は、偏
差検出ロック手段Cを形成するものである。
かかる構成の織機の開口動作監視装置1からの開口角
度偏差信号S15は、送出し制御装置21、開口制御装置2
2、緯入れ制御装置23等に入力して使用することができ
る(第4図、第5図)。ただし、これらの各制御装置
は、1台の織機上において、その1組または2組以上が
使用されるものであり、開口角度偏差信号S15は、その
うちの全部または任意の一部のものに入力することがで
きるものとする。
送出し制御装置21は、テンションロールBRにかかる経
糸張力を検出するための張力検出器LCを検出端とし、経
糸ビームWB1を積極駆動する送出しモータMwを操作端と
する制御系である(第4図)。ここで、張力検出器LC
は、経糸群WPの経糸張力をテンションロールBRにかかる
力として検出する、たとえば、ロードセル素子であり、
送出し制御装置21は、経糸張力の大小に応じて送出しモ
ータMwを速度制御することにより、経糸張力を所定値に
保つことができるものである。なお、製織された織布W
は、布ビームWB2に巻き取られている。
いま、開口角度偏差信号S15が大きくなり、開口角度
目標値θoに対する開口角度θの偏移量Δθが大きくな
ることは、経糸群WPの経糸張力が不足しているため、上
糸WP1、下糸WP2の分離が遅れていることを示すから、こ
のときは、送出し制御装置21の経糸張力設定値を、開口
角度偏差信号S15によって上方に修正することにより、
経糸群WPの糸さばきを改善し、開口角度θを早めること
ができる。一方、開口角度偏差信号S15が負となったと
きは、これとは逆に、経糸張力を緩める方向に修正制御
すればよい。ただし、経糸張力には、経糸群WPの糸種等
によって決まる所定の適正値があるから、このときの送
出し制御装置21には、開口角度偏差信号S15に対するリ
ミッタを内蔵することが好ましい。
開口制御装置22は、たとえば、主軸から独立したモー
タ形の駆動源Ms1、Ms2を介して開口カムを駆動し、綜絖
S1、S2を駆動制御するものである。いま、開口角度偏差
信号S15が大きくなったとき、駆動源Ms1、Ms2の駆動時
期を早め、開口角度θが小さくなる方向に修正制御する
ことができる。駆動源Ms1、Ms2をリニアモータ形とし、
直接、綜絖S1、S2を駆動制御するものであれば、駆動時
期を早めるのに代えて、綜絖S1、S2の駆動量を大きくす
るか、あるいは、これらを併用することにより、前述の
修正制御を行なうことができる。
緯入れ制御装置23は、測長装置Dの係止ピンD1を制御
対象とする係止ピン制御装置23aと、緯入れノズルNに
対する圧力流体の供給時期を制御するための制御バルブ
VNを制御対象とするメインノズル制御装置23bと、緯糸
WFの飛走経路に沿って配設される複数のサブノズルSN、
SN…の制御バルブVSN、VSN…を制御対象とするサブノ
ズル制御装置23cとからなり(第5図)、全体として、
緯糸WFの緯入れ時期をコントロールすることができる。
そこで、開口角度偏差信号S15を、これらの制御装置23
a、23b、23cに分岐接続すれば、開口角度θに遅速に応
じて、緯糸WFの緯入れ時期を、常に最適に修正制御する
ことができる。
緯糸飛走路L1内に経糸WP1a、WP2aが存在しなくなった
時点を促え、常に、その直後に、緯入れ動作をなすこと
ができるので、綜絖S1、S2の開口動作から一定の余裕時
間を以って緯入れ動作を行なう従来の方式に比して、緯
糸WFの飛走速度にも余裕をとることができ、したがっ
て、緯入れに必要なエア消費量を節減することができ
る。なお、第5図における緯入れ制御装置23は、サブノ
ズルSN、SN…を有するエアジェットルーム用のものであ
るが、これらを使用することのないウォータジェットル
ームに対しても、全く同様の適用ができることは勿論で
ある。
なお、開口角度偏差信号S15を、送出し制御装置21等
に入力して修正制御動作をなさしめるときは、停止信号
発生回路18の内部において設定する規定値Δθ1、Δθ
2は、これらの修正制御動作が実現可能な範囲を考慮し
て、十分広く設定すべきことはいうまでもない。
さらに、これらの実施例は、すべて織機機械角に基づ
いて制御動作させるものであるが、これに代えて、経糸
検出信号S1bまたは開口角度信号S13の発生時期に基づい
て制御動作させることも可能である。すなわち、開口角
度θを織機機械角で表示するのに代えて、適当な基準の
タイミング信号発生時点から開口角度信号S13等の発生
時点までの経過時間を表示するようにしてもよく、ま
た、開口角度偏差信号S15は、実際の開口角度θと開口
角度目標値θoとの角度差ではなく、基準のタイミング
信号発生時点から、実際の開口角度信号S13等の発生時
点までの時間差としてもよいものとする。
発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、投光素子と
受光素子と、開口角度検出手段と、偏差検出手段とを設
け、緯糸飛走路内に経糸が存在しなくなった時の織機機
械角を開口角度信号として検出し、これを表示すること
によって、または、この開口角度信号を開口目標角度信
号と比較して開口角度偏差信号を出力することによっ
て、このときの開口角度信号または開口角度偏差信号
は、現実の経糸の開口角度の遅速を数値的に把握するも
のとなるから、これを使用して、手動または自動によ
り、各種の修正制御動作を実現することが可能となり、
単に、開口不良時において織機を停止させる場合に比し
て、大幅な織機稼動率の向上を見込むことができるとい
う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は実施例を示し、第1図は全体電気
系統図、第2図と第3図は織機の構成概念図である。 第4図と第5図は、それぞれ別の応用例を示す概略系統
図である。 A……開口角度検出手段 B……偏差検出手段 C……偏差検出ロック手段 L1……緯糸飛走路 WP1a、WP2a……経糸 S1b……経糸検出信号 S1c……機械角信号 Sw……緯入れ開始角度信号 S13……開口角度信号 S15……開口角度偏差信号 S16……開口目標角度信号 S18……織機停止信号 1a……投光素子 1b……受光素子 1c……エンコーダ 18……停止信号発生回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】杼口面の両側に相対向して配設した投光素
    子と受光素子と、該受光素子からの経糸検出信号と、織
    機機械角を検出するエンコーダからの機械角信号とを入
    力して、緯糸飛走路内に経糸が存在しなくなった時の織
    機機械角を開口角度信号として検出する開口角度検出手
    段と、該開口角度検出手段からの開口角度信号を表示す
    る表示器とを備えてなる織機の開口動作監視装置。
  2. 【請求項2】杼口面の両側に相対向して配設した投光素
    子と受光素子と、該受光素子からの経糸検出信号と、織
    機機械角を検出するエンコーダからの機械角信号とを入
    力して、緯糸飛走路内に経糸が存在しなくなった時の織
    機機械角を開口角度信号として検出する開口角度検出手
    段と、該開口角度検出手段からの開口角度信号を開口目
    標角度信号と比較して開口角度偏差信号を出力する偏差
    検出手段とを備えてなる織機の開口動作監視装置。
  3. 【請求項3】前記偏差検出手段からの開口角度偏差信号
    が規定値より大きいときに織機停止信号を出力する停止
    信号発生回路を付加したことを特徴とする特許請求の範
    囲第2項記載の織機の開口動作監視装置。
  4. 【請求項4】緯入れ動作が開始された時の織機機械角を
    示す緯入れ開始角度信号と、前記開口角度検出手段から
    の開口角度信号とを比較し、開口角度信号が緯入れ開始
    角度信号より大きいときに、前記偏差検出手段の作動を
    停止する偏差検出ロック手段を付加したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項または第3項記載の織機の開口
    動作監視装置。
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