JPH0440464B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0440464B2
JPH0440464B2 JP58063737A JP6373783A JPH0440464B2 JP H0440464 B2 JPH0440464 B2 JP H0440464B2 JP 58063737 A JP58063737 A JP 58063737A JP 6373783 A JP6373783 A JP 6373783A JP H0440464 B2 JPH0440464 B2 JP H0440464B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loom
brake operation
fixed position
stop
deviation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58063737A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59192752A (ja
Inventor
Masahiko Kanehara
Akio Arakawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK filed Critical Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Priority to JP58063737A priority Critical patent/JPS59192752A/ja
Priority to KR1019840001640A priority patent/KR870001109B1/ko
Priority to US06/596,545 priority patent/US4553569A/en
Publication of JPS59192752A publication Critical patent/JPS59192752A/ja
Publication of JPH0440464B2 publication Critical patent/JPH0440464B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D51/00Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions
    • D03D51/06Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions using particular methods of stopping
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D51/00Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions
    • D03D51/06Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions using particular methods of stopping
    • D03D51/08Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions using particular methods of stopping stopping at definite point in weaving cycle, or moving to such point after stopping

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術の分野 本発明はマイクロコンピユータによる直接制御
がなされる織機における定位置停止制御方法に関
する。
従来技術 近年のマイクロコンピユータの普及に伴い、該
マイクロコンピユータにより直接制御される織機
の出現を見るに至つた。このマイクロコンピユー
タ制御によれば、 (1) 誤操作やストツプモーシヨンの故障に起因す
る不良生産が防止されること、 (2) 制御系統の異常・故障に対する検出機能が向
上しメインテナンスが容易になること、 (3) プログラムによる仕様の多様化、その変更の
自由度が向上すること、等の利点が期待され
る。
このため、マイクロコンピユータの制御によら
ない従来の織機では殆ど不可能に近い特別な制御
も比較的簡単に実現される。この特別な制御とし
て、本発明では織機における定位置停止動作につ
いて言及する。定位置停止とは、経糸の断あるい
は緯糸の断その他の異常の発生によつて織機のモ
ータを停止させる場合、予め定めた位置で織機の
系全体が停止することをいう。ここにいう位置と
は、具体的に前記モータに連動するクランクシヤ
フト(主軸)のクランク角を意味する。このクラ
ンクシヤフトのクランク角が織機における動作タ
イミング系を規定する。
然しながら、モータを停止させる場合に常に一
定のクランク角で停止することは保障できない。
これは、モータに連結したブレーキの摩耗等諸種
の要因により一定のブレーキ力を長期間維持でき
ないためである。そして、もし、定位置停止が確
保されないとなると、例えば緯糸又は経糸の修復
に都合の悪い形態で織機が停止することになる。
又、例えばエアジエツト方式による緯糸入れ装置
を備える織機では、エアが吹き出したままの状態
で織機が停止するおそれも生じる。
従来は、このような定位置のずれが生ずると、
オペレータがマニユアル操作で調整し、元の定位
置で停止させるということが行なわれていた。然
し、マイクロコンピユータの助けを借りることに
よりそのようなマニユアル操作を要しない特別な
定位置停止制御が実現される。この特別な定位置
停止制御を実現するものとして本出願人は特願昭
56−57822号(特開昭57−176242号公報)を既に
提案した(後に詳述)。これは織機の動作タイミ
ング系が所定のブレーキ作動開始位置に達したと
きに該ブレーキ作動を開始することにより、該織
機を、該動作タイミング系における予め定めた一
定の定位置に停止せしめるための定位置停止制御
方法において、前回のブレーキ動作において生じ
た前記定位置と実際の停止位置とのずれを検出し
且つ記憶する工程と、今回のブレーキ動作の作動
開始に備えて、前記所定のブレーキ作動開始位置
に対し、前記工程で記憶されたずれを用いて補正
を加えるための演算を行う工程と、前記動作タイ
ミング系を検出して、前記の補正を加えたブレー
キ作動開始位置に達したときブレーキ作動を開始
する工程と、今回のブレーキ動作における前記の
ずれを検出し次回のブレーキ動作のために記憶す
る工程と、からなることを特徴とするものであ
る。
かくして逐一定位置停止のための自動補正が加
えられ、常に適正な定位置をもつて前記動作タイ
ミング系が停止することになる。又、これにより
オペレータは定位置停止の監視から解放され省力
化にも効果を発揮する。ところが、反面、上記の
ような自動補正を加えたが故に却つて適正な定位
置をもつて動作タイミング系が停止できないとい
う問題を生ずる場合がある。この問題は、布組織
の種類によつて織機の負荷が各回転毎に変動する
という事実に由来する。平織の場合は1ピツクに
要する時間がほぼ一定であつたとしても、例えば
コーデユロイの場合は1ピツクに要する時間が変
動する。これは開口負荷の大きさが布組織に応じ
て変化するからである。そうすると、既に提案し
た上記の定位置停止制御において、前回のブレー
キ動作において生じた定位置と実際の停止位置と
のずれが記憶されて、今回のブレーキ作動開始の
タイミング制御に反映される訳であるが、その記
憶されたずれが仮に最も開口負荷の大きい(又は
最も開口負荷の小さい)ときに対応するものであ
つたとし且つ今回のブレーキ作動開始が最も開口
負荷の小さい(又は最も開口負荷の大きい)とき
に行われるとすれば、先の結果を今回の動作にフ
イードバツクするという趣旨が全く失われ却つて
定位置停止制御における誤差を増幅してしまうこ
とになる。結局、高精度の定位置停止制御を意図
しながら、布組織によつて定まる開口負荷の変動
があると、その高精度を最早維持できないという
問題点が生ずることになる。
発明の目的 上記問題点に鑑み本発明は、布組織の如何によ
らず高精度に行える、織機における定位置停止制
御方法を提案することを目的とするものである。
発明の構成 上記目的を達成するために本発明は、布組織の
種類に応じて織機内のクランクシヤフトの回転周
期が変動し且つ誤変動が一定の周期をもつて繰り
返し現われることに着目し、その一定の周期の繰
り返しがN(Nは2以上の整数)個の位置で構成
されるとき、その数Nを初期設定するプリセツタ
を備え、初期設定された該N個の位相の各位相対
応で、前回のブレーキ動作において生じた前記定
位置と実際の停止位置とのずれを検出し且つ記憶
する第1工程と、今回のブレーキ動作の作動開始
に備えて、前記所定のブレーキ作動開始位置に対
し、前記工程で記憶されたずれを用いて補正を加
えるための演算を行う第2工程とを実行するよう
にしたことを特徴とするものである。
実施例 第1図は本発明が適用される織機の一般的な構
成を概略的に示す模式図である。本図において、
101はヤーンビームであり多数本の経糸102
が並列に巻回されている。これら経糸102はバ
ツクローラ103およびテンシヨンローラ104
を経由して経糸止装置105に至る。経糸止装置
105は、経糸毎にドロツパ(図示せず)を有し
ており、いずれかの経糸が断になると対応するド
ロツパがこれを検知し、機台を停止する等の操作
を開始する。装置105を経た経糸は経糸押えバ
ー106に押えられながら、綜絖枠107−1,
107−2により交互に上下に2分され、開口部
108を形成する。この開口部108には、図示
しない緯糸供給装置、例えばエアジエツトノズル
より緯糸が高速度で挿入される。この挿入のため
の案内はスレイ109に設けられた緯入れガイド
110によりなされる。このスレイ109には筬
111も設けられている。筬111は、スレイ1
09の揺動運動により、緯糸が挿入される毎にこ
れを図中右側に打ちつけ、ここに布112を形成
する。なお、スレイ109は、スレイウオード1
13を介しロツキングシヤフト114によつて前
記揺動運動を行う。
織上がつた布112はブレストビーム115、
サーフエスローラ116およびプレスローラ11
7を経由して巻取ローラ118により巻取られ
る。119は巻取られた織布である。
上述した動作の駆動源はモータ120より与え
られ、モータプーリ121を介してドライビング
プーリ122に伝えられ、クランクシヤフト12
3を回転する。この回転駆動力は図中の波形矢印
のルートで所定箇所に付与される。なお、ヤーン
ビーム101に対する回転駆動力は変速機124
を介して伝えられ、該変速機124にはテンシヨ
ンローラ104からのフイードバツク信号が図中
の点線の波形矢印のルートで供給される。これ
は、経糸102に対し所定のテンシヨンを与える
ためである。
本発明が好適に適用される織機は、各織機毎に
設けられたマイクロコンピユータにより直接制御
され、全体の運転動作が管理される。このマイク
ロコンピユータは第1図中、130で図解的に示
されており、マイクロコンピユータ130と各部
のやりとりは図中の一点鎖線で図解的に示されて
いる(実際にはマイクロコンピユータ130の各
種I/Oポート(Input/Outputポート)と接続
すべき信号線である)。
第2図は第1図において特に本発明と関連する
部分をやや詳細に描いた斜視図である。本図にお
いて、120〜123については第1図において
説明したとおりである。モータ120の主軸には
ブレーキ装置21が直結している(なお、ブレー
キ装置はクランクシヤフトなど織機駆動系の所定
の位置に設けてもよい)。モータ120を停止さ
せるときは、モータ用電源Pを断にすると共にブ
レーキ装置21にブレーキ用電源Bを供給する。
そうすると、プーリ121および122を介して
回転していたクランクシヤフト123は急激に停
止する。通常、この停止はクランクシヤフト12
3の1回転内で完了する(既述)。この場合、ク
ランクシヤフト123は一定の停止位置(クラン
ク角位置)で停止しなければならない。このため
にクランクシヤフトには通常、クランク角位置検
出装置22が設けられており、現在のクランク角
位置を常に監視している。該装置22は例えば、
等間隔で周縁に歯を形成した円板22−1とこれ
に近接して固定されたセンサー22−2からな
る。各々の歯がセンサー22−2に近接する毎
に、例えば磁気結合作用により、センサー22−
2からはクランク角パルスCPがパルス列状に出
力される。なお、クランク角パルスCPの絶対角
度を規定すべく、円板22−1の所定の1箇所に
は永久磁石22−3が設けられ、ここがいわゆる
ホームポジシヨンとなる。
なお、クランク角位置検出装置は図のようなパ
ルスを数えるもの以外に、アブソリユート・エン
コーダ(円板に角度を直接表わす例えばバイナリ
コードのような符号パターンを形成し、直接数値
として角度を検出できるもの)を用いてもよい。
かくして、織機を一時停止させるべき停止要求
信号が発生すると、所定のクランク角位置よりブ
レーキがかかり始め、予め予定した定位置でクラ
ンクシヤフト123はその回転を停止する。
第3図は特開昭57−176242号で提案済みの方法
を実施するための一構成例を示すブロツク図であ
る。本図中のモータ120、ブレーキ装置21お
よびクランク角位置検出装置22については既に
第2図において説明したとおりである。これらモ
ータ120ならびにブレーキ装置21は制御回路
32によつて制御される。制御回路32に停止要
求信号Sが印加されると、前記クランクシヤフト
は、停止位置設定器31によつて設定された定位
置に向つてブレーキ作用を受ける。33は比較・
演算回路、34は記憶回路である。本図ではこれ
ら回路をデイスクリートなモジユールで描いてあ
るが、実際には前記マイクロコンピユータ130
に含まれてプログラム制御される。以下、特開昭
57−176242号公報に開示した方法を再度詳細に説
明する。第4図はクランク角の概念を図解的に示
すグラフであり、第5A図および第5B図は特開
昭57−176242号公報に開示した方法を工程毎に分
解して示すフローチヤートである。第4図におい
てeはブレーキ作動開始のクランク角位置、cは
停止すべき定位置を表わすクランク角位置であ
る。このクランク角位置cは第3図の停止位置設
定器31によりデイジタル・プリセツトされる。
第4図の設定からすると約300°ということにな
る。然し、ブレーキ力は常に一定ではないから実
際にはクランク角位置cを外れクランク角dで停
止する。ただし、クランク角dは変動的である。
クランク角bはブレーキに要した角度を意味す
る。第5A図において、先ず停止要求信号(第3
図のS)が発生する(ステツプ)。停止位置設
定器(第3図の31)に設定されたデイジタスプ
リセツト値(第4図のc)を比較・演算器(第3
図の33)に入力する(ステツプ)。そのタイ
ミングは制御回路(第3図の32)からの指示で
定まる。なお、第3図中の二重線矢印はデータの
流れを、単線矢印は制御信号の流れをそれぞれ示
す。該比較・演算器33はe←c−bなる演算を
実行する(ステツプ)。ここにbの値は、直前
のブレーキ動作において検出されているデータを
示すことに注意を要す。つまり、前回における定
位置停止の位置ずれを記憶しておいて今回のブレ
ーキ動作の調整のためのデータとする。そして、
今回のブレーキ動作で生じた位置ずれのデータは
次回のブレーキ動作に反映される。従つて、デー
タbは記憶回路(第3図の34)に記憶されるこ
とになる。このデータbは、織機がしばらく休止
(電源断)した場合でも次に再開した運転におい
て反映されなければならないから、該記憶回路は
不揮発性メモリとしておく必要がある。かくし
て、ステツプでは、データeを算出する。この
データeは計算途中の値であり、もしこのデータ
eがデータaの代わりに用いられたならば定位置
停止したであろう値を意味する。さらにステツプ
においてg←(e−a)×γ+aを演算する。
ここにγはいわゆる補正率を示し、例えばγ=
1/2に選択される。もしこの補正率γがγ=1で あると、毎回100%の補正がなされることになる
が、100%の補正を行なうと、種々の外乱、誤差
などによりフイードバツクの結果が振動になり、
クランク角位置cに収束しない可能性があるた
め、一般にγは1以下の値が選ばれる。
このデータgは、以前の計算においては正又は
負の値であるから、この正負判別をする(ステツ
プ)。正なら(YES)、gをそのままaに置き
換え(ステツプ)、負なら(NO)、gに360°を
加えてaに置き換える(ステツプ)。以上の操
作は、全て比較・演算器33が中心となつて行
う。
ここで、クランク角位置検出装置(第3図の2
2)はクランク角位置a(ブレーキ作動開始角)
がg(又はg+360°)であるか否かを検出する
(ステツプ)。一致しなければ(NO)、一致す
るまで(YES)検出し続ける。一致すれば織機
停止を開始する(ステツプ)。すなわち、第3
図の制御回路32は、モータ120を非励磁とす
ると同時にブレーキ21を励磁する。
かくして、定位置停止がほぼ確保されることに
なる。この場合、次回のブレーキ操作のために、
今回のブレーキ操作で検出されるべき実際の停止
クランク角bを測定しておかなければならない。
このため、フローチヤートは第5A図のから第
5B図のに移る。先ず、ステツプにおいて織
機の完全な停止を待つ。停止した後、ステツプ
において、その位置を読み取る。この読取りはク
ランク角位置検出装置22が行う。ここに実際の
停止位置(クランク角位置d)が求まる(ステツ
プ)。このデータdを基に、(d−a)を演算し
(ステツプ)、次回の調整用データbを得る。結
局、ステツプ(第5A図)で用いたデータb
は、前回のブレーキ動作モードで、ステツプに
より得られたデータを利用したことになる。
次に本発明を説明するが、その工程の大半は既
述した工程と同じであり、前述の第5A図および
第5B図のフローチヤートが変更となる(後述)。
第6図は布組織の種類によつて織機の負荷が各
回転毎に変動することの一例を示すグラフであ
る。本グラフの示すところによれば、このように
負荷変動が生じる場合には、第5A図および第5
B図に示すフローチヤートにそのまま則つて定位
置停止制御を行うと却つて制御誤差を生じさせて
しまう。本グラフにおいて、横軸のiは位相を表
わし、縦軸は回転周期の長さtを表わす。回転周
期の長さとは、クランクシヤフト123(第2
図)が第4図のクランク角を360°に亘つて1回転
する時間のことである。この1回転周期tは平織
の場合には変動がなくほぼ一定と考えられる。と
ころが例えばコーデユロイにあつては、その回転
周期が一定でなく、各ピツク毎に開口負荷が変動
する。開口負荷とは第1図の綜絖枠107−1お
よび107−2の開口に要する負荷のことであ
り、結局は織機の停止時におけるブレーキ動作の
負荷ともなる。このように開口負荷は各ピツク毎
に変動するが、長い周期でみると、同じパターン
の繰り返しとなる。第6図のP1,P2,P3,P4
…は同一パターンの繰り返しを表わしている。相
互に同一パターンであるから、N個の位相i、す
なわちi=1,2,3……N(本図ではN=5の
例を示す)について、各位相対応でみると、いず
れのパターンにおいても同一の開口負荷となる。
例えば、位相i=4について着目するとどのパタ
ーンP1,P2,P3……をとつても同一の回転周期
t4(同一の開口負荷)である。
ところでこのように負荷変動の激しいケースに
おいて、第5A図および第5B図のフローチヤー
トをそのまま適用したとすると、却つて制御誤差
は大となる。例えばパターンP1の位相i=3の
タイミング(開口負荷最小)で記憶された位置ず
れを示すデータb(第5A図および5B図)を用
いて、パターンP2の位相i=2のタイミング
(開口負荷最大)で定位置停止させようとしても、
正確に定位置停止制御できないことは明らかであ
る。つまり、相互に同一位相で、第5Aおよび5
B図のフローチヤートを実行しなければならな
い。
そこで、本発明は前記位相の数Nを初期設定す
るプリセツタを設ける。このNの値は、布組織に
よつて異なるが、各布組織毎に既知の値である。
第7図は本発明の方法を実施するための一構成例
を示すブロツク図であり、新たなプリセツタ71
により位相の数Nを初期設定し、これを比較・演
算回路33を介し、記憶回路34に記憶せしめ
る。このように位相数Nを予め準備した上で第5
A図および第5B図のフローチヤートに変更を加
える。第8A図および第8B図は本発明により第
5A図および第5B図のフローチヤートに変更を
加えた新たなフローチヤートを示す図である。第
8A図において、前記ステツプの前段に位相i
の数Nを設定する工程(ステツプ 1′ )を設け
る。これはプリセツタ71(第7図)により行わ
れる。これにより前記マイクロコンピユータ13
0はN個の位相に分けて第5A図および第5B図
のフローチヤートを実行すべきことを知る。すな
わち、第5A図および第5B図のステツプ,
,,, 6′ ,およびに示されたデータ
a,b,d,eおよびgは、各位相i毎に別々に
処理され、第8A図および第8B図の如く、ai
bi,di,eiおよびgiの如く別々に取扱われる。具体
的には、第3図に示した記憶回路34(マイクロ
コンピユータ130内の通常のRAM(Random
Access Memory)に相当)がi個のメモリ領域
に区分されて使用されるに過ぎない。このように
上記データa〜gがai〜giの如く区分されて処理
されるので、停止要求信号S(第3図)が発生し
た時点が第6図のどの位相(i=1〜5のどれ
か?)で生じたかを把握しておく必要がある。こ
のため、第8A図のステツプおよびステツプ
の直前にステツプ 3′ およびステツプ 11′ を挿
入し、停止要求信号Sの発生時点がどの位相か確
認する(位相iの決定)。なお、第6図の各パタ
ーンP1,P2,P3…において、どの位相にあるか
はマイクロコンピユータ130が常に把握してい
るから、その位相の確認は容易である。この結
果、ステツプの飛び先は、第5A図および第5
B図に示すステツプではなく、ステツプ 3′ と
いうことになる。
上記のフローチヤートが実効あるためには、各
位相i毎に予めデータbiをN個の全ての位相i
(i=1,2……N)について取得しておくのが
好ましい。このため、織機がある布組織の織布を
開始する前に、第8A図および第8B図に示すフ
ローチヤートの全工程を、停止要求信号Sの発生
タイミングを各位相対応で変化させながら、予め
実行する必要がある。かくして各開口負荷に応じ
た定位置停止制御が行われる。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、定位置停
止のための自動補正を導入したことにより逆に制
御誤差が増幅されるという問題を有効に解決で
き、布組織の如何に拘らず常に高精度な定位置停
止制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される織機の一般的な構
成を概略的に示す模式図、第2図は第1図におい
て特に本発明と関連する部分をやや詳細に描いた
斜視図、第3図は特開昭57−176242号で提案済み
の方法を実施するための一構成例を示すブロツク
図、第4図はクランク角の概念図解的に示すグラ
フ、第5A図および第5B図は特開昭57−176242
号公報に開示した方法を工程毎に分解して示すフ
ローチヤート、第6図は布組織の種類によつて織
機の負荷が各回転毎に変動することの一例を示す
グラフ、第7図は本発明の方法を実施するための
一構成例を示すブロツク図、第8A図および第8
B図は本発明により第5A図および第5B図のフ
ローチヤートに変更を加えた新たなフローチヤー
トを示す図である。 120……モータ、123……クランクシヤフ
ト、130……マイクロコンピユータ、21……
ブレーキ装置、22……クランク角位置検出装
置、31……停止位置設定器、32……制御回
路、33……比較・演算回路、34……記憶回
路、71……プリセツタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 織機の動作タイミング系が所定のブレーキ作
    動開始位置に達したときに該ブレーキ作動を開始
    することにより、該織機を、該動作タイミング系
    における予め定めた一定の定位置に停止せしめる
    ための定位置停止制御方法であつて、前回のブレ
    ーキ動作において生じた前記定位置と実際の停止
    位置とのずれを検出し且つ記憶する第1工程と、
    今回のブレーキ動作の作動開始に備えて、前記所
    定のブレーキ作動開始位置に対し、前記工程で記
    憶されたずれを用いて補正を加えるための演算を
    行う第2工程と、前記動作タイミング系を検出し
    て、前記の補正を加えたブレーキ作動開始位置に
    達したときブレーキ作動を開始する第3工程と、
    今回のブレーキ動作における前記のずれを検出し
    次回のブレーキ動作のために記憶する第4工程
    と、を有してなる織機における定位置停止制御方
    法において、前記ブレーキ動作を行う際の負荷
    が、連続N(Nは2以上の整数)個の位相をもつ
    て変動し且つその変動が同一のパターンで繰り返
    し現われる場合、該織機により織布されるべき布
    組織に固有の前記位相の数Nを初期設定したの
    ち、前記第1、第2、第3および第4の工程を、
    各前記位相対応で実行することを特徴とする織機
    における定位置停止制御方法。
JP58063737A 1983-04-13 1983-04-13 織機における定位置停止制御方法 Granted JPS59192752A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58063737A JPS59192752A (ja) 1983-04-13 1983-04-13 織機における定位置停止制御方法
KR1019840001640A KR870001109B1 (ko) 1983-04-13 1984-03-29 직기에 있어서 정위치정지제어장치
US06/596,545 US4553569A (en) 1983-04-13 1984-04-04 Control method of stopping a loom at a predetermined position thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58063737A JPS59192752A (ja) 1983-04-13 1983-04-13 織機における定位置停止制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59192752A JPS59192752A (ja) 1984-11-01
JPH0440464B2 true JPH0440464B2 (ja) 1992-07-03

Family

ID=13238017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58063737A Granted JPS59192752A (ja) 1983-04-13 1983-04-13 織機における定位置停止制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US4553569A (ja)
JP (1) JPS59192752A (ja)
KR (1) KR870001109B1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4631682A (en) * 1984-08-07 1986-12-23 Beloit Corporation Method and apparatus for controlling a winder for stop-to-length or stop-to-roll diameter
US4736324A (en) * 1984-11-20 1988-04-05 Tsudakoma Corp. Centralized control method for loom and device thereof
CH671591A5 (ja) * 1985-01-17 1989-09-15 Textilma Ag
NL8600870A (nl) * 1986-04-07 1987-11-02 Picanol Nv Aandrijving voor weefmachines.
JP2668565B2 (ja) * 1988-11-30 1997-10-27 津田駒工業株式会社 織機の回転数制御方法
KR101337830B1 (ko) * 2006-04-28 2013-12-06 도레이 카부시키가이샤 탄소 섬유 직물의 제조 방법
JP5019942B2 (ja) * 2006-04-28 2012-09-05 東レ株式会社 炭素繊維織物の製造方法
CN103320949B (zh) * 2012-03-20 2016-02-10 厦门莱宝机械有限公司 一种不需要开口机构反转运动的反向寻纬方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE763697A (nl) * 1971-03-03 1971-08-02 Picanol Nv Aandrijfinrichting voor weefgetouwen.
US3805850A (en) * 1972-06-09 1974-04-23 Maschf Te Strake L Nv Control device for repairing weaving defects in a pneumatic weaving machine
JPS5593849A (en) * 1978-12-30 1980-07-16 Toyoda Automatic Loom Works Timing setting method and apparatus in loom
JPS6028943B2 (ja) * 1981-04-18 1985-07-08 株式会社豊田自動織機製作所 織機における定位置停止制御方法
JPS5846150A (ja) * 1981-09-11 1983-03-17 津田駒工業株式会社 織機の定位置停止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59192752A (ja) 1984-11-01
US4553569A (en) 1985-11-19
KR870001109B1 (ko) 1987-06-08
KR840008397A (ko) 1984-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4605044A (en) Takeup motion control device for looms
JPS6028943B2 (ja) 織機における定位置停止制御方法
JP5107616B2 (ja) ジャカード方式の杼口を形成するための装置、その装置を備えた織機及びその織機において杼口を形成する方法
US5228480A (en) Pick finding apparatus for electric motor driven heald frames
JPH0440464B2 (ja)
US5029616A (en) Controlling warp tension as a function of weaving pattern
US4628967A (en) Cloth draw-off apparatus for a weaving machine
JP3316536B2 (ja) 多色緯入れ織機の緯入れ方法およびその装置
EP1331295A2 (en) Method and apparatus for preventing weft bars in a loom
US6070619A (en) Easing roller control method
JP2934332B2 (ja) 織機の主軸制御方法
JPH045775B2 (ja)
EP0839939B1 (en) Method for controlling restart of weaving operation of loom
JPH045776B2 (ja)
JPS6221845A (ja) 織機における止段発生防止方法
JP2886616B2 (ja) 織機の制御方法および装置
JPH11256450A (ja) ジェットルームのファジィ制御装置
US5538048A (en) System and method for regulating the cloth fell position in a loom
CN109972258B (zh) 一种织机开口装置的控制方法
JPS6229494Y2 (ja)
CN1944736B (zh) 织布机的运转装置
JPH06316840A (ja) 織布の織前の規制方法及びその方法を実施する織機
JP2912731B2 (ja) 織機の回転ドラム形測長装置の駆動モータ制御方法と、その装置
EP1043435B1 (en) Loom with a device to control the speed of rotation of the main motor in the weaving loom and method to control the speed of the rotation of the main motor in a weaving loom
JPH02264037A (ja) 織機における制御方法