JP2886616B2 - 織機の制御方法および装置 - Google Patents

織機の制御方法および装置

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、目的とする織布と界切りマークとを製織す
るように織機を制御する方法および装置に関する。
(従来の技術) 織機においては、製織後に織布を所定の長さに切断す
る目的で、目的とする織布を所定の長さ製織した後、織
布の切断位置を示すいわゆる界切りマークを所定の長さ
製織することが行われている。
この種の界切りマークを、目的とする織布のための緯
糸と異なる種類の緯糸を用いて製織することが提案され
ている(特開昭53−58066号公報)。
(解決しようとする課題) しかし、この製織方法では、界切りマーク専用の緯糸
を用意しておかなければならないから、製織作業が煩雑
になり、作業者の時間的損失が大きい。また、緯糸は通
常経糸と交差されるから、界切りマーク用の緯糸の一部
が織布の表面に現れるにすぎず、その結果目的とする織
布と界切りマークとを識別することがむずかしく、界切
りマークを見つけるために多大の注意力を必要とする。
本発明の目的は、界切りマーク専用の緯糸を用いるこ
となく、目的とする織布と界切りマークとを容易に区別
することができるようにすることにある。
(解決手段、作用、効果) 本発明の織機の制御方法は、目的とする織布と界切り
マークとを製織する織機の制御方法であって、前記界切
りマークの製織時に、前記目的とする織布のための第1
の開口パターンと異なる第2の開口パターンを基に所定
長製織させ、製織途中で経止まりが生じたとき、前記第
2の開口パターンにより所定長製織させた後、織機を停
止させ、経止まりがなかったとき、前記第2の開口パタ
ーンにより所定長製織させた後、織機を停止させること
なく、前記第1の開口パターンによる製織へ自動的に移
行させることを含む。
本発明の織機の制御装置は、目的とする織布と界切り
マークとを製織する織機の制御装置であって、前記目的
とする織布のための第1の開口パターンと前記界切りマ
ークのための第2の開口パターンであって前記第1の開
口パターンと異なる第2の開口パターンとが記憶された
記憶手段と、前記目的とする織布の製織時には前記第1
の開口パターンを基に織機を制御し、前記界切りマーク
の製織時には前記第2の開口パターンを基に織機を制御
する制御手段とを含む。
前記制御手段は、製織途中で経止まりが生じたとき、
前記第2の開口パターンにより所定長さ製織させた後、
織機を停止させ、経止まりがなかったとき、前記第2の
開口パターンにより所定長製織させた後、織機を停止さ
せることなく、前記第1の開口パターンによる製織へ自
動的に移行させる。
目的とする織布の製織時、各綜絖は、第1の開口パタ
ーンに基づいて制御される。目的とする織布が所定長さ
製織されると、各綜絖は、引き続き第2の開口パターン
により制御される。これにより、目的とする織布と異な
るパターンの界切りマークが製織される。
上記のように、目的とする織布のための開口パターン
と界切りマークのための開口パターンとが異なると、目
的とする織布の製織に不必要な特別の緯糸を用意する必
要がなく、織られたパターンの相違から目的とする織布
と界切りマークとを容易に識別することができる。
本発明によれば、製織途中で経止まりが生じたとき
は、前記第2の開口パターンにより所定長製織させた
後、織機を停止させるから、経糸通し間違いのチェック
をする必要がある場合にのみ織機が停止し、その結果、
界切りマークを目視することにより経糸通しの誤りを確
認することができる。
これとは逆に、経止まりがなかったときは、前記第2
の開口パターンにより所定長さ製織させた後、織機を停
止させることなく、前記第1の開口パターンによる製織
へ自動的に移行させるから、経糸通し間違いのチェック
が必要ない場合は、織機を停止させることなく次の製織
へ自動的に移行させることができ、その結果織機の稼動
率が向上し、織機の停止にともなう織り段が生じない。
目的とする織布が平織り以外の場合には、平織りのた
めの開口パターンを界切りマークのための第2の開口パ
ターンとして用いることが好ましい。このようにすれ
ば、界切りマークの織りパターンが単純であることか
ら、界切りマークと目的とする織布とを容易に識別する
ことができる。
また、経糸が切断したことに起因する経止まりが生じ
たときには、これを修復する必要がある。この修復時
に、経糸を誤って異なる綜絖に通すと、これが織布上に
経筋となって現れて、織布の品質を低下させる。しか
し、平織り用の開口パターンを第2の開口パターンとし
て用いれば、界切りマークの織りパターンを確認するこ
とにより、綜絖への経糸通し間違いによる経筋を容易に
見出すことができる。界切りマークを利用する経筋の有
無のチェックは、界切りマークの製織途中で行ってもよ
いし、界切りマークを製織後、織機を停止させた状態で
行ってもよい。
(実施例) 第1図を参照するに、制御装置20は、開口パターンを
電気的に変更可能の電子ドビー装置からなる。制御装置
20は、一対の近接スイッチ22,24を含む。近接スイッチ2
2,24のそれぞれは、織機の主軸26が一回転するたびにパ
ルス信号を歩進信号発生回路28へ供給する。
歩進信号発生回路28は、両パルス信号が両近接スイッ
チ22,24から供給されるたびに、両パルス信号の位相差
を基に主軸26の回転方向を判定し、回転方向に応じてパ
ルス信号Sp1またはSp2を計数するカウンタ30へ供給す
る。
カウンタ30は、1リピート数設定器32に設定された値
と一致するたびに、プリセット回路34に1をプリセット
される(1にクリアされる)。1リピート数設定器32に
設定された値は、開口パターンの1リピートの間のステ
ップ数すなわち1リピート間の織機の回転数である。こ
のため、カウンタ30の計数値は、目的とする織布のため
の開口パターンの現在のステップ数を表す。
カウンタ30の計数値は、パターン読出し制御回路36に
おいて、開口パターン記憶回路38に記憶されている所定
の開口パターンを読み出すための信号として用いられ
る。開口パターン記憶回路38には、目的とする織布のた
めの第1の開口パターンと、界切りマークのための第2
の開口パターンとが記憶されている。
第2の開口パターンは、第1の開口パターンと異なる
パターンであれば任意のパターンを用いることができ
る。しかし、第2の開口パターンとして平織り用の開口
パターンまたはこれに近い単純な織りパターン用の開口
パターンを用いることが好ましい。
パターン読出し制御回路36は、図示してはいないが、
歩進信号発生回路30から出力される両パルス信号を界切
りマークの製織時に計数する界切りマーク長さのカウン
タ部および同信号を目的とする織布の製織時に計数する
界切り長さのカウンタ部を備えており、また、端子40に
供給されるパターン指令に応じて、カウンタ30の計数値
または界切りマーク長さのカウンタ部の計数値を用いて
パターン読出し制御回路36から第1または第2の開口パ
ターンを読み出す。
第1の開口パターンは、目的とする織布の製織時すな
わち端子40に第1の開口パターン指令が供給されている
と、カウンタ30の計数値を基にパターン読出し制御回路
36により順次読み出される。これに対し、第2の開口パ
ターンは、界切りマークの製織時すなわち端子40に第2
の開口パターン指令が供給されていると、前記した界切
りマーク長さのカウンタ部の計数値に応じてパターン読
出し制御回路36により順次読み出される。なお、パター
ン読出し制御回路36は、界切りマークのための第2の開
口パターンを選択している間は、カウンタ30へ信号を出
力して、カウンタ30の計数動作を停止させている。
パターン読出し制御回路36に読み出された開口パター
ンは、駆動回路42へ供給され、該駆動回路において複数
の綜絖枠44を制御する信号として利用される。
次に、第2図を参照して制御装置20の動作を説明す
る。
制御装置20は、製織指令が入力されると、所定のイニ
シャル処理をした後(ステップ1)、パターン読出し制
御回路36の界切りマーク長さのカウンタ部をクリアし、
第2の開口パターンにより製織するためのすなわち界切
りマークを製織するためのパターン指令を発生する(ス
テップ2)。
これにより、開口パターン記憶回路38に記憶されてい
る第2の開口パターンがパターン読出し制御回路36に読
み出され、織機は第2の開口パターンによる製織すなわ
ち界切りマークの製織を実行する。この界切りマークの
製織は、界切りマーク長さのカウンタ部の計数値が所定
の値になるまですなわち界切りマークが所定の長さに達
するまで続けられる(ステップ3)。
界切りマークが所定長製織されると、制御装置20は、
この界切りマークを製織する前に製織した目的とする織
布の製織過程において、経糸に起困するいわゆる経止ま
りがあたっか否かを判定する(ステップ4)。
経止まりがあると、制御装置20は、第2の開口パターン
による製織後すなわち界切りマークを製織後に織機を停
止させるモードであるか否かを判定する(ステップ
5)。
界切りマークを製織後に織機を停止させるモードであ
ると、制御装置20は、その旨を作業者または中央制御装
置に報知する等の処置をし、織機を停止させる(ステッ
プ6)。これにより、作業者は、製織された界切りマー
クを基に、経通しが正しく行われたか否かを確認した
後、織機を再起動させる。第2の開口パターンが平織り
のように単純なパターンである程、経通しの確認を容易
に行うことができる。
織機が再起動されたとき、ステップ4において経止り
がなかったときおよびステップ5において界切りマーク
製織後に織機を停止させるモードでなかったとき、制御
装置20は、機下し長さに達したか否かすなわち布巻きビ
ームを変換すべき長さに達したか否かを判定する(ステ
ップ7)。
所定の機下し長さに達していないと、制御装置20は、
第1の開口パターンによる製織すなわち目的とする織布
の製織を織機に実行させる(ステップ8)。ステップ8
において、制御装置20は、界切り長さのカウンタ部をク
リアし、第1の開口パターンにより製織するためのすな
わち目的とする織布を製織するためのパターン指令を発
生する。
目的とする織布の製織は、界切り長さのカウンタ部の
計数値が所定の値になるまですなわち所定の界切り長さ
に達するまで続ける(ステップ9)。
所定の機下し長さに達していると、制御装置20は、所
定の機上げ長さに達しているか否かすなわち経糸がある
か否かを判定する(ステップ10)。
所定の機上げ長さに達していないと、制御装置20は、
機下し指令を発生した後(ステップ11)、目的とする織
布の製織を織機に実行させるステップ8へ移行する。こ
の状態で、機下し作業が行われる しかし、所定の機上げ長さに達していると、制御装置
20は、その旨を作業者または中央制御装置に報知する等
の処置をし、織機を停止させる(ステップ12)。この状
態、機掛け作業が行われる。機掛け作業が終了すると、
制御装置20は、再びステップ1からのプログラムを実行
する。
上記のステップ1〜9または1〜12を繰り返すことに
より、第3図に示すように、第1の開口パターンによる
目的とする織布と、第2の開口パターンによる界切りマ
ークとが交互に製織される。
このように製織された織物は、目的とする織布と界切
りマークとが異なるパターンを有するから、両者を容易
に識別することができ、織物を界切りマークの部位で容
易に切断することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の制御装置の一実施例を示す電気回路の
ブロック図、第2図は第1図の制御装置の動作を説明す
るためのフローチャートを示す図、第3図は製織された
織物を説明するための図である。 20…制御装置、22,24…近接スイッチ、26…主軸。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D03C 1/00 - 19/00 D03D 23/00 D03D 51/00 - 51/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】目的とする織布と界切りマークとを製織す
    る織機の制御方法であって、前記界切りマークの製織時
    に、前記目的とする織布のための第1の開口パターンと
    異なる第2の開口パターンを基に所定長製織させ、製織
    途中で経止まりが生じたとき、前記第2の開口パターン
    により所定長製織させた後、織機を停止させ、経止まり
    がなかったとき、前記第2の開口パターンにより所定長
    製織させた後、織機を停止させることなく、前記第1の
    開口パターンによる製織へ自動的に移行させることを含
    む、織機の制御方法。
  2. 【請求項2】前記第2の開口パターンは、平織りのため
    の開口パターンである、請求項(1)に記載の制御方
    法。
  3. 【請求項3】目的とする織布と界切りマークとを製織す
    る織機の制御装置であって、前記目的とする織布のため
    の第1の開口パターンと前記界切りマークのための第2
    の開口パターンであって前記第1の開口パターンと異な
    る第2の開口パターンとが記憶された記憶手段と、前記
    目的とする織布の製織時には前記第1の開口パターンを
    基に織機を制御し、前記界切りマークの製織時には前記
    第2の開口パターンを基に織機を制御する制御手段とを
    含み、前記制御手段は、製織途中で経止まりが生じたと
    き、前記第2の開口パターンにより所定長製織させた
    後、織機を停止させ、経止まりがなかったとき、前記第
    2の開口パターンにより所定長製織させた後、織機を停
    止させることなく、前記第1の開口パターンによる製織
    へ自動的に移行させる、織機の制御装置。
  4. 【請求項4】前記第2の開口パターンは平織りのための
    開口パターンである、請求(3)に記載の制御装置。
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JP3638311B2 (ja) * 1993-09-14 2005-04-13 株式会社東芝 カラー受像管
JP5826549B2 (ja) * 2011-07-27 2015-12-02 津田駒工業株式会社 織機における製織方法及び製織装置

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