JP3373665B2 - 織機の経糸選択装置 - Google Patents

織機の経糸選択装置

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JP3373665B2 JP19429794A JP19429794A JP3373665B2 JP 3373665 B2 JP3373665 B2 JP 3373665B2 JP 19429794 A JP19429794 A JP 19429794A JP 19429794 A JP19429794 A JP 19429794A JP 3373665 B2 JP3373665 B2 JP 3373665B2
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    • D03WEAVING
    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
    • D03C3/00Jacquards
    • D03C3/20Electrically-operated jacquards
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D51/00Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は柄や模様などのパターン
を織り込む織機の経糸選択装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】織機に接続されて織り柄に応じた経糸を
選択的に昇降するジャカード機やドビー機などの経糸選
択装置では、紋紙を必要とせずに電気信号に基づいて作
動する電磁アクチュエータを備えた電気制御式のものが
近年普及しつつある。
【0003】このような経糸選択装置として、図9〜図
12に示すようなジャカード機について説明すると、織
機3の上方に配設されたジャカード機2はカルダンシャ
フト31及び軸34を介して織機3の主軸30と結合
し、軸34と結合した偏心アーム32、リンク33、3
3を介してナイフ7A、7Bを織機3の主軸30と同期
的に昇降駆動する。
【0004】下端で経糸8と連結した針4A、4Bがナ
イフ7A、7Bと係合して昇降駆動されるとともに、コ
ントローラ1からの織り柄情報に基づいてソレノイド5
がこれら針4A、4Bを選択的に保持し、所定の経糸8
を昇降駆動させて図6に示すように織機3の図示しない
所定の縦糸に開口を形成し、この開口に横糸を通して所
定の織り柄を構成するものである。
【0005】ここで、図12に示すように、電磁アクチ
ュエータとしてのソレノイド5は励磁に応じて駆動され
るアマーチャ9と、アマーチャ9の変位に応じて回動す
る爪6A、6Bを備え、先端を楔状に形成された爪6
A、6Bが針4A、4Bの上端部に形成された係合孔4
0に挿通されることで、針4A、4Bを所定の上昇位置
で係止する。図12にも示すように、ナイフ7A、7B
が上昇して係合孔40が爪6A、6Bと対向する位置で
ソレノイド5が通電されると図12(a)のようにアマ
ーチャ9は爪6A、6Bを針4Aまたは4Bの係合孔4
0へ挿通させる方向へ回動させ、次にナイフ7A、7B
が下降すると通電されたソレノイド5によって針4A、
4Bが上昇位置に保持されて経糸8を介して織機3には
開口が形成される。
【0006】この経糸8を選択するソレノイド5、針4
A、4B及びナイフ7A、7Bは織機3の図示しない縦
糸に応じて多数配設され、ジャカード機2の内部にはこ
れら多数のソレノイド5が密集して配設される。
【0007】織機3の運転中においては緯糸あるいは経
糸8等の切断などによって停止する場合があり、これら
糸の切断を検知すると織機3は自動的に停止し、緯糸の
修復作業であればジャカード機を操作して経糸8を最大
開口位置、すなわち、ソレノイド5の通電位置を保持し
た状態で緯糸の除去及び交換作業を円滑に行うことがで
きる。このときソレノイド5の通電状態を保持すると発
熱によってソレノイド5は過熱し、やがて焼損に至る場
合があり、また、ソレノイド5は上記のように密集して
配設されるため平均的、かつ効果的に冷却することが難
しい。このため、コントローラ1は織機3の停止を検知
すると自動的にソレノイド5への通電を遮断して上記の
ような過熱、焼損を防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、織機3
の停止に応じてソレノイド5への通電を遮断すると、図
12(b)に示すように爪6Aは引き込まれる方向へ回
動して一旦選択した針4Aは初期状態にリセットされ、
修復作業の終了に伴って織機3の運転が再開されるとソ
レノイド5も織り柄情報に基づいて再度通電されるが、
織機3の主軸30と同期するナイフ7A、7Bに駆動さ
れた針4A、4Bの動きに爪6A、6Bの立ち上がりが
追い付かない場合があり、このような織機3の再始動時
には所定の開口が形成されないという問題点があった。
【0009】そこで本発明は、上記問題点を解決するた
めになされたもので、織機の停止時において電磁アクチ
ュエータの過熱を防止しながら、再始動時にも正確な開
口を形成可能な織機の経糸選択装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図1に示
すように、織機の主軸30と同期的に往復動するナイフ
と、経糸と連結する一方、前記ナイフと選択的に係合す
る針と、前記針を選択的に係止する電磁アクチュエータ
60とを備え、所定の織り柄情報に基づいて駆動信号を
送出する信号処理手段64と、前記主軸30の回転を検
出する手段61と、前記回転の検出結果に基づいて前記
主軸30の停止を判定する停止判定手段62と、前記判
定結果が停止である間は所定の周波数で発振する一方、
そうでない場合には所定のレベルの信号を送出する発振
手段63と、前記駆動信号と発振手段63からの信号の
積に基づいて前記電磁アクチュエータ60を駆動する手
段66とを備える。
【0011】第2の発明は、図2に示すように、織機の
主軸30と同期的に往復動するナイフと、経糸と連結す
る一方、前記ナイフと選択的に係合する針と、前記針を
選択的に係止する電磁アクチュエータ60とを備え、所
定の織り柄情報に基づいて駆動信号を送出する信号処理
手段64と、前記主軸30の回転を検出する手段61
と、前記回転の検出結果に基づいて前記主軸30の停止
を判定する停止判定手段62と、所定の周波数で発振す
る手段63と、前記判定結果が停止である間は発振手段
63からの信号と前記駆動信号の積を出力する一方、そ
うでない場合には前記駆動信号を出力する演算手段65
と、前記演算手段65の出力に基づいて前記電磁アクチ
ュエータ60を駆動する手段66とを備える。
【0012】また、第3の発明は、前記第1または第2
の発明において、図1に示すように、前記回転検出手段
61が前記主軸30の回転に応じたパルスを発生する一
方、前記停止判定手段62が、前記パルスの周期を検出
する手段67と、この周期が所定値以上となったときに
主軸30の停止を判定する手段68とからなる。
【0013】また、第4の発明は、図3に示すように、
織機の主軸30と同期的に往復動するナイフと、経糸と
連結する一方、前記ナイフと選択的に係合する針と、前
記針を選択的に係止する電磁アクチュエータ60とを備
え、所定の織り柄情報に基づいて駆動信号を送出する信
号処理手段64と、前記主軸の回転角度を検出する手段
61と、前記検出値が所定の範囲にある間は駆動許可信
号をオンにする一方、そうでない場合には駆動許可信号
をオフにする通電許可手段69と、前記駆動許可信号が
オンとなった時間が所定値を越えたときに前記主軸30
の停止を判定する停止判定手段70と、この判定結果が
停止である間は所定の周波数で発振する手段63と、前
記駆動信号、駆動許可信号及び発振手段63からの信号
の積に基づいて前記電磁アクチュエータ60を駆動する
手段71とを備える。
【0014】
【作用】第1の発明は、所定の織り柄情報に基づく駆動
信号によって電磁アクチュエータを励磁中に織機の主軸
が停止すると、発振手段は所定の周波数で発振して駆動
手段から出力される発振手段からの信号と駆動信号との
積も所定の周波数で発振する。電磁アクチュエータは所
定の周波数で断続的に励磁されて針の係止状態を保持し
ながら発熱を低減することができ、織機の再始動時には
再び駆動信号に基づいて連続した励磁が再開されるため
主軸と同期するナイフに追従して確実に織機の開口を形
成することができる一方、電磁アクチュエータが励磁さ
れていない間に主軸が停止した場合には、発振手段が発
振しても駆動手段からの信号の積は駆動信号に応じるた
め電磁アクチュエータは励磁されることがない。
【0015】また、第2の発明は、所定の織り柄情報に
基づく駆動信号によって電磁アクチュエータを励磁中に
織機の主軸が停止すると、所定の周波数で発振する発振
手段からの信号と駆動信号との積も発振して電磁アクチ
ュエータは所定の周波数で断続的に励磁されて針の係止
状態を保持しながら発熱を低減することができ、織機の
再始動時には再び駆動信号に基づいて励磁されるため確
実に織機の開口を形成することができる一方、電磁アク
チュエータが励磁されていない間に主軸が停止した場合
には、演算手段は駆動信号を出力しないために電磁アク
チュエータは発振することがない。
【0016】また、第3の発明は、主軸が停止してから
所定時間後には主軸の回転に応じたパルスの周期が所定
値以上となるため主軸の停止を確実に判定することがで
きる一方、主軸の再始動直後にはパルスの周期が所定値
未満となって織機の運転状態を確実に監視することがで
きる。
【0017】また、第4の発明は、主軸の回転角度に応
じた駆動許可信号に基づいて主軸の停止を判定すること
ができ、所定の織り柄情報に基づく駆動信号によって電
磁アクチュエータを励磁中に織機の主軸が停止すると、
発振手段は所定の周波数で発振して駆動手段から出力さ
れる発振手段からの信号、駆動許可信号及び駆動信号と
の積も所定の周波数で発振する。電磁アクチュエータは
所定の周波数で断続的に励磁されて針の係止状態を保持
しながら発熱を低減することができ、織機の再始動時に
は再び駆動信号に基づいて連続した励磁が再開されるた
め主軸と同期するナイフに追従して確実に織機の開口を
形成することができる一方、電磁アクチュエータが励磁
されていない間に主軸が停止した場合には、発振手段が
発振しても駆動手段からの信号の積は駆動信号及び駆動
許可信号に応じるため電磁アクチュエータは励磁される
ことがない。
【0018】
【実施例】以下、図面に従って本発明の実施例を説明す
る。
【0019】図4は前記従来例の図9〜図12に示した
ジャカード機2を制御するコントローラ1のブロック図
であり、以下前記従来例と同一のものには同一の図番を
付して説明を省略する。
【0020】コントローラ1の記憶装置19には経糸選
択データ、すなわち、織り柄データが予め格納され、デ
ータ転送制御手段17からの要求信号Dtに応じて信号
処理手段18は記憶装置19のデータを経糸選択データ
DsとしてANDゲート21へ出力する。
【0021】織機3の主軸30には回転に同期してパル
スPを発生する回転検出手段としてのロータリーエンコ
ーダ11が配設され、検出されたパルスPはタイマ13
へ入力され、タイマ13ではパルスPの周期tをそれぞ
れ測定した後、比較手段14において周期tが予め設定
した周期t1を越えている場合には、織機3の主軸30
の停止を判定する停止信号Stをオンにする一方、そう
でない場合には停止信号Stをオフにする。なお、タイ
マ13では1つのパルスPごとに周期tをリセットす
る。
【0022】発振手段15は比較手段14からの停止信
号Stがオンになると信号Apを所定の周波数で発振す
る一方、停止信号Stがオフの間は信号Apの発振を停
止して所定の電圧、例えば後述する図5のようにHiレ
ベルを保持するものである。
【0023】一方、ロータリーエンコーダ11からのパ
ルスPはソレノイド5への通電の可否を判定する通電許
可手段16にも入力され、図6に示すように、ナイフ7
A、7Bに駆動された針4A、4Bがソレノイド5の爪
6A、6Bと係合可能な位置であるソレノイド5の通電
可能範囲にあるとき、通電許可手段16は駆動許可信号
Aoをオンにする一方、そうでない場合には駆動許可信
号Aoをオフにし、駆動許可信号Aoのオン、オフはそ
れぞれ後述する図5においてHiレベル、Loレベルと
なる。
【0024】ANDゲート20は発振手段15からの信
号Apと通電許可手段16からの駆動許可信号Aoの積
を通電信号AsとしてANDゲート21へ出力し、AN
Dゲート21は経糸選択データDsとANDゲート20
からの通電信号Asとの積を電磁アクチュエータとして
のソレノイド5を駆動する駆動信号Soとして出力し、
ソレノイド5は増幅手段22で増幅された駆動信号So
によって励磁される。
【0025】以上のような構成に基づく制御の一例を図
5のタイミングチャートに示し、以下図5を参照しなが
ら詳述する。
【0026】織機3が動作中である時間Taまでは、主
軸30の回転に同期してパルスPが所定の周期で出力さ
れ、ソレノイド5が針4A、4Bを係止可能な主軸30
の所定の角度範囲にある間は駆動許可信号Aoが図中H
iレベルのオンとなり、発振手段15からの信号Apは
Hiレベルを常時保持しているため、ANDゲート20
の出力は駆動許可信号Aoとなる。
【0027】このとき信号処理手段18からの経糸選択
データDsが入力されるとANDゲート21からの駆動
信号Soがオン、すなわち、図中Hiレベルとなって、
図11、図12に示したようにソレノイド5を励磁する
と共に、爪6A、6Bで針4A、4Bを係止することが
できる。
【0028】さらに主軸30が回転して針4A、4Bが
図6に示した通電可能範囲より下降すると通電許可手段
16は駆動許可信号Aoをオフにするため、ANDゲー
ト20及び21の出力はLoレベルとなってソレノイド
5の励磁が終了する。
【0029】ここで、時間Taにおいて再び駆動許可信
号Ao及び経糸選択データDsがオンとなるとともに、
緯糸の切断などで織機3が停止するとロータリーエンコ
ーダ11からのパルスPが停止するため、タイマ13が
測定する周期tは増大する。
【0030】この時点では、周期tが予め設定した周期
1を越えていないため、駆動許可信号Ao、経糸選択
データDs、信号Apに応じて駆動信号Soはオンとな
ってソレノイド5は直流で励磁されるが、タイマ13の
周期tが所定の周期t1を越えた所定時間後の時間Tb
からは比較手段14からの停止信号Stがオンとなるた
め発振手段15からの信号Apが発振を開始する。
【0031】信号Apの発振に伴ってANDゲート2
0、21の信号も発振するため、ソレノイド5は所定の
周波数でオン、オフを繰り返しながら断続的に励磁さ
れ、時間Tbまでの直流による励磁に比して発熱を低減
することが可能となって、織機3の停止中にソレノイド
5を励磁しながら焼損を抑制することができるのであ
る。
【0032】ここで、ソレノイド5は信号Apの周波数
に応じて瞬間的に励磁を遮断されるが、ソレノイド5は
励磁の遮断と同時に吸引力を失うことはなく、固有の時
定数に応じて吸引力を低下させるため、駆動信号Soが
オフとなってからオンになるまでの時間、すなわち、発
振手段15の周波数をソレノイド5の吸引力が針4A、
4Bを保持可能な定格値の所定の割合以内となるように
設定すればよく、所定の周波数による励磁によって針4
A、4Bを保持しながら焼損を抑制することが可能とな
る。
【0033】糸切れ等の障害が修復されて時間Tcから
織機3の駆動が再開されると、タイマ13の周期tがリ
セットされて比較手段14からの停止信号Stはオフと
なり、この停止信号Stに応じて発振手段15の出力A
pは再びHiレベルとなって、ソレノイド5は駆動許可
信号Aoがオフとなるまで直流で励磁される。
【0034】したがって、織機3の停止中にソレノイド
5の励磁状態を保持して針4A4Bを確実に係止しなが
らソレノイド5の過熱を抑制することが可能となると共
に、前記従来例のように織機3の再始動時にリセットさ
れた針4A、4Bが爪6A、6Bと係合できずに所定の
開口が形成不能となるようなことはなく、織機3の再始
動時と同期してソレノイド5は針4A、4Bを選択保持
して所定の開口を形成することができるのである。
【0035】一方、駆動許可信号Aoがオフである時間
Tdから織機3が停止した場合には、タイマ13の周期
tが所定値t1を越える時間Teから発振手段15は信
号Apを所定の周波数で発振するが、このとき、駆動許
可信号AoがオフであるためANDゲート20、21か
らの信号Ap、駆動信号Soは共にオフとなってソレノ
イド5は励磁されることがない。
【0036】なお、上記実施例において、回転検出手段
としてロータリーエンコーダ11を主軸30に配設した
が、このロータリーエンコーダ11をジャカード機2の
軸34の回転を検出するよう配設してもよく、さらに、
回転検出手段としては、ロータリーエンコーダ11に限
定されることはなく、主軸30または軸34の回転数を
検出するセンサと、図6に示すようなソレノイド5の通
電可能範囲に対応する主軸30または軸34の角度を検
出する位置センサをそれぞれ設けることができる。
【0037】図7は第2の実施例を示し、所定の周期の
クロックCLKを発生するパルス発生器23と、通電許
可手段16からの駆動許可信号Aoがオンになってから
のクロックCLKの数をカウントNとして計数する一
方、駆動許可信号Aoがオンからオフとなったときにカ
ウントNをリセットするカウンタ24と、カウンタ24
が計数したカウントNが所定値N1を越えたときに停止
信号Stをオンにする比較手段25により主軸30の停
止を判定するようにしたもので、その他の構成は前記第
1の実施例と同様である。
【0038】図8にも示すように、カウンタ24は通電
許可手段16からの駆動許可信号Aoの変化に応じて作
動するもので、駆動許可信号Aoがオフからオンへ立ち
上がったときからクロックCLKの計数を開始し、駆動
許可信号AoがオンからオフとなったときにカウントN
を0にリセットするものである。
【0039】図8において時間Ta〜Tbの間で織機3
は停止するが、この間では織機3の主軸30が通電可能
範囲にないため駆動許可信号Aoはオフとなって、カウ
ンタ24は動作せず、したがって発振手段15からの信
号ApはHiレベルを保持し、信号処理手段18からの
経糸選択データDsもオフであるためANDゲート21
からの駆動信号Soはオフとなってソレノイド5は励磁
されない。
【0040】一方、駆動許可信号Ao、経糸選択データ
Dsが共にオンとなってソレノイド5の励磁中である時
間Tcで織機3が停止した場合には、カウンタ24は駆
動許可信号Aoがオフからオンに変化した時点からクロ
ックCLKの計数が開始されており、カウントNが予め
設定した数値N1を越えた時間Tdからは比較手段25
が停止信号Stをオンにするため発振手段15からの信
号Apは所定の周波数で発振を開始する。
【0041】信号Apの発振に伴ってANDゲート2
0、21からの信号も発振するため、前記第1実施例と
同様にして、駆動信号Soは発振手段15に応じた周波
数でソレノイド5を断続的に励磁し、織機3が再始動す
る時間Teまでは直流による励磁に比して発熱を低減す
ることが可能となって、ソレノイド5の焼損を抑制しな
がら針4A、4Bを係止することができるのである。
【0042】織機3が再始動した時間Teでは、主軸3
0の回転に伴って駆動許可信号Aoがオンからオフとな
り、カウンタ24がカウントNをリセットするため発振
手段15は発振を停止して信号Apを所定のHiレベル
に保持する一方、ANDゲート21からの駆動信号So
は駆動許可信号Aoに応じてLoレベルとなるためソレ
ノイド5の励磁は終了し、経糸選択データDsに応じて
針4A、4Bの選択保持を織機3の再始動時から確実に
行うことが可能となる。
【0043】こうして、織機3の停止からクロックCL
Kが所定値N1を越える所定時間後からソレノイド5を
所定の周波数で断続的に励磁して過熱、焼損を防止する
と共に、再始動直後から正確に針4A、4Bを選択保持
して開口を確実に形成することが可能となり、さらに、
停止の判定を駆動許可信号Aoに応じて行うようにした
ため、主軸30の位置、すなわち、回転角を検出する検
出する手段のみで行うことが可能となって前記第1実施
例に比して装置の構成を簡素にして、製造コストの低減
を推進することができるのである。
【0044】なお、上記第2実施例において、回転検出
手段としてロータリーエンコーダ11を用いたが、図6
に示すような開口形成のための通電可能範囲を検出でき
ればよく、図示はしないが、主軸30の回転角度を検出
する光あるいは磁気センサなどを採用することができ
る。
【0045】また、上記第2実施例において、カウンタ
24、比較手段25はクロックCLKの数を計数したカ
ウントNに基づいて織機3の停止を判定したが、前記第
1実施例と同様にクロックCLKに基づいて計測した時
間または駆動許可信号Aoの周期に応じて主軸30の停
止を判定してもよい。
【0046】
【効果】以上のように第1の発明によれば、織機の主軸
と同期的に往復動するナイフと、経針と連結する一方、
前記ナイフと選択的に係合する針と、前記針を選択的に
係止する電磁アクチュエータとを備え、所定の織り柄情
報に基づいて駆動信号を送出する信号処理手段と、前記
主軸の回転を検出する手段と、前記回転の検出結果に基
づいて前記主軸の停止を判定する停止判定手段と、前記
判定結果が停止である間は所定の周波数で発振する一
方、そうでない場合には所定のレベルの信号を送出する
発振手段と、前記駆動信号と発振手段からの信号の積に
基づいて前記電磁アクチュエータを駆動する手段とを備
え、所定の織り柄情報に基づく駆動信号によって電磁ア
クチュエータを励磁中に織機の主軸が停止すると、電磁
アクチュエータは所定の周波数で断続的に励磁されて針
の係止状態を保持しながらも過熱を抑制して焼損を防止
することができ、織機の再始動時には断続的な励磁状態
から再び駆動信号に基づく励磁が再開されるため主軸と
同期するナイフに追従して確実に織機の開口を形成する
ことができ、前記従来例のような再始動時直後の開口形
成不良を抑制して信頼性を向上させることができる。
【0047】また、第2の発明は、織機の主軸と同期的
に往復動するナイフと、経糸と連結する一方、前記ナイ
フと選択的に係合する針と、前記針を選択的に係止する
電磁アクチュエータとを備え、所定の織り柄情報に基づ
いて駆動信号を送出する信号処理手段と、前記主軸の回
転を検出する手段と、前記回転の検出結果に基づいて前
記主軸の停止を判定する停止判定手段と、所定の周波数
で発振する手段と、前記判定結果が停止である間は発振
手段からの信号と前記駆動信号との積を出力する一方、
そうでない場合には前記駆動信号を出力する演算手段
と、前記演算手段の出力に基づいて前記電磁アクチュエ
ータを駆動する手段とを備え、所定の織り柄情報に基づ
く駆動信号によって電磁アクチュエータを励磁中に織機
の主軸が停止すると、電磁アクチュエータは所定の周波
数で断続的に励磁されて針の係止状態を保持しながらも
過熱を抑制して焼損を防止することができ、織機の再始
動時には断続的な励磁状態から再び駆動信号に基づく励
磁が再開されるため主軸と同期するナイフに追従して確
実に織機の開口を形成することができ、前記従来例のよ
うな再始動時直後の開口形成不良を抑制して信頼性を向
上させることができる。
【0048】また、第3の発明は、前記回転検出手段が
前記主軸の回転に応じたパルスを発生する一方、前記停
止判定手段が、前記パルスの周期を検出する手段と、こ
の周期が所定値以上となったときに主軸の停止を判定す
る手段とからなり、誤動作を抑制して正確に主軸の停止
を判定することが可能となる。
【0049】また、第4の発明は、織機の主軸と同期的
に往復動するナイフと、経糸と連結する一方、前記ナイ
フと選択的に係合する針と、前記針を選択的に係止する
電磁アクチュエータとを備え、所定の織り柄情報に基づ
いて駆動信号を送出する信号処理手段と、前記主軸の回
転角度を検出する手段と、前記検出値が所定の範囲にあ
る間は駆動許可信号をオンにする一方、そうでない場合
には駆動許可信号をオフにする通電許可手段と、前記駆
動許可信号がオンとなった時間が所定値を越えたときに
前記主軸の停止を判定する停止判定手段と、この判定結
果が停止である間は所定の周波数で発振する手段と、前
記駆動信号と駆動許可信号及び発振手段からの信号の積
に基づいて前記電磁アクチュエータを駆動する手段とを
備え、織機の停止中にも励磁を継続しながらも電磁アク
チュエータの焼損を防止するとともに、再始動時にも確
実に開口を形成可能となって信頼性を向上させることが
でき、さらに、主軸の回転角度に応じた駆動許可信号に
基づいて主軸の停止を判定することが可能となって装置
の構成を簡易にして製造コストの低減を推進することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に対応するクレーム対応図である。
【図2】第2または第3の発明に対応するクレーム対応
図である。
【図3】第4の発明に対応するクレーム対応図である。
【図4】本発明の実施例を示すコントローラのブロック
図である。
【図5】コントローラにおける制御の一例を示すタイミ
ングチャートである。
【図6】ソレノイドの通電可能範囲を示す該略図であ
る。
【図7】他の実施例を示すブロック図である。
【図8】同じくコントローラにおける制御の一例を示す
タイミングチャートである。
【図9】織機及びジャカード機を示す正面図である。
【図10】ジャカード機を示す該略図である。
【図11】ナイフと針の動作を示す概略図である。
【図12】ソレノイドの断面図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 ジャカード機 3 織機 4A、4B 針 5 ソレノイド 8 経糸 11 ロータリーエンコーダ 12 パルス発生器 13 タイマ 14 比較手段 15 発振手段 16 通電許可手段 17 データ転送制御手段 18 信号処理手段 20、21 ANDゲート 30 主軸 34 軸 60 電磁アクチュエータ 61 回転検出手段 62、70 停止判定手段 63 発振手段 64 信号処理手段 65 選択手段 66、71 駆動手段 67 周期検出手段 68 判定手段 69 停止判定手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−39242(JP,A) 特開 昭53−19453(JP,A) 特開 昭58−104241(JP,A) 特開 昭58−46150(JP,A) 特開 昭48−97700(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03C 3/20 D03D 51/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織機の主軸と同期的に往復動するナイフ
    と、経針と連結する一方、前記ナイフと選択的に係合す
    る針と、前記針を選択的に係止する電磁アクチュエータ
    とを備え、所定の織り柄情報に基づいて駆動信号を送出
    する信号処理手段と、前記主軸の回転を検出する手段
    と、前記回転の検出結果に基づいて前記主軸の停止を判
    定する停止判定手段と、前記判定結果が停止である間は
    所定の周波数で発振する一方、そうでない場合には所定
    のレベルの信号を送出する発振手段と、前記駆動信号と
    発振手段からの信号の積に基づいて前記電磁アクチュエ
    ータを駆動する手段とを備えたことを特徴とする織機の
    経糸選択装置。
  2. 【請求項2】 織機の主軸と同期的に往復動するナイフ
    と、経糸と連結する一方、前記ナイフと選択的に係合す
    る針と、前記針を選択的に係止する電磁アクチュエータ
    とを備え、所定の織り柄情報に基づいて駆動信号を送出
    する信号処理手段と、前記主軸の回転を検出する手段
    と、前記回転の検出結果に基づいて前記主軸の停止を判
    定する停止判定手段と、所定の周波数で発振する手段
    と、前記判定結果が停止である間は発振手段からの信号
    と前記駆動信号との積を出力する一方、そうでない場合
    には前記駆動信号を出力する演算手段と、前記演算手段
    の出力に基づいて前記電磁アクチュエータを駆動する手
    段とを備えたことを特徴とする織機の経糸選択装置。
  3. 【請求項3】 前記回転検出手段が前記主軸の回転に応
    じたパルスを発生する一方、前記停止判定手段が、前記
    パルスの周期を検出する手段と、この周期が所定値以上
    となったときに主軸の停止を判定する手段とからなるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の織機の
    経糸選択装置。
  4. 【請求項4】 織機の主軸と同期的に往復動するナイフ
    と、経糸と連結する一方、前記ナイフと選択的に係合す
    る針と、前記針を選択的に係止する電磁アクチュエータ
    とを備え、所定の織り柄情報に基づいて駆動信号を送出
    する信号処理手段と、前記主軸の回転角度を検出する手
    段と、前記検出値が所定の範囲にある間は駆動許可信号
    をオンにする一方、そうでない場合には駆動許可信号を
    オフにする通電許可手段と、前記駆動許可信号がオンと
    なった時間が所定値を越えたときに前記主軸の停止を判
    定する停止判定手段と、この判定結果が停止である間は
    所定の周波数で発振する手段と、前記駆動信号と駆動許
    可信号及び発振手段からの信号の積に基づいて前記電磁
    アクチュエータを駆動する手段とを備えたことを特徴と
    する織機の経糸選択装置。
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