JPH09176936A - 織機の経糸選択装置 - Google Patents

織機の経糸選択装置

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JPH09176936A
JPH09176936A JP33904595A JP33904595A JPH09176936A JP H09176936 A JPH09176936 A JP H09176936A JP 33904595 A JP33904595 A JP 33904595A JP 33904595 A JP33904595 A JP 33904595A JP H09176936 A JPH09176936 A JP H09176936A
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JP
Japan
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solenoid
warp
loom
circuit
excitation
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Application number
JP33904595A
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English (en)
Inventor
Katsumichi Sugihara
克道 杉原
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
    • D03C3/00Jacquards
    • D03C3/20Electrically-operated jacquards

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 経糸選択装置のソレノイドの温度上昇を防止
する。 【解決手段】織機 3 が使用する経糸 8 を、対応するソ
レノイド 5 の励磁に応じて選択する。ソレノイド 5 に
励磁電流を供給する手段 1、16 と、励磁電流がオンの
状態が所定時間持続した場合に励磁電流を発振させる手
段 13、14、15 を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、織機が織物の柄
や模様に応じて経糸を選択するために使用する経糸選択
装置に関し、さらに詳しくはソレノイドを用いて経糸を
選択する経糸選択装置に関する。
【0002】
【従来の技術】織機においては、柄や模様に応じて経糸
を選択するために、例えばジャカード機のような経糸選
択装置が使用される。
【0003】このような経糸選択装置の一例として、特
開平 3-90606 号は電磁ソレノイドタイプのアクチュエ
ータを用いた装置を開示している。
【0004】この装置は織機の上方に配置され、織機の
動作サイクルに連動して昇降するナイフと、ナイフによ
って上向きに駆動される針と、針を上昇位置に保持する
フックと、フックを針の保持位置と解放位置との間で揺
動させる電磁ソレノイドからなる数多くの経糸選択ユニ
ットを備える。針の上昇時に電磁ソレノイドを励磁して
フックを針に係合させると、ナイフが下降した後も針は
上昇位置に保持される。また、ソレノイドの励磁を停止
するとフックは非係合位置へと揺動し、針はナイフとと
もに下降する。針は連結機構を介して経糸に連結され、
織機は上昇位置に保持された針に連結する経糸のみを使
用する。
【0005】したがって、各経糸選択ユニットのソレノ
イドに選択的に励磁電流を供給することにより、数多く
の経糸の候補の中から必要とする経糸のみが選択され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ソレノイドは対応する
針の選択が継続する限り、励磁状態を続行するが、ソレ
ノイドは励磁に伴って発熱するので、長時間に渡って励
磁状態が続くとソレノイドは高温になる。
【0007】経糸選択装置は数多くの経糸選択ユニット
を備えるため、ソレノイドは高い密度で配置されてお
り、高温化した特定のソレノイドを冷却することは困難
である。けれども、この高温状態を放置しておくと、ソ
レノイド自体が高熱によりダメージを受ける恐れがあ
る。
【0008】特定のソレノイドの継続的な励磁は、織機
の通常の稼働においても起こり得るが、例えば織機の緯
糸や経糸が切れて、織機の運転が中断した時にも起こ
る。この場合には、織機に連動するナイフの昇降は停止
するが、中断時に選択されていた針に対応するソレノイ
ドへはそのまま通電が行われるからである。
【0009】この種の経糸選択装置のあるものは、こう
した場合のソレノイドの過熱を防止するために、織機の
停止に連動してすべてのソレノイドへの通電を停止する
機構を備えている。この場合には織機の運転中断ととも
に、経糸選択装置は初期化状態となる。
【0010】しかしながら、このように経糸選択装置を
初期化してしまうと、運転再開後の最初のソレノイドの
励磁においてフックの動作に遅れが生じやすく、上昇す
る針をフックがタイミング良く保持できず、運転再開直
後の織り柄に乱れが生じる恐れがある。このような不具
合を防止するには、織機の運転が停止した時点で上昇位
置に保持されていた針は、同じ状態で織機の運転を再開
できるように、織機の停止中もそのまま上昇位置に保持
しておくことが望ましい。
【0011】また、織機の停止と連動してソレノイドの
通電を停止する機構では、織機の稼働中のソレノイドの
温度上昇を防止することはできない。
【0012】この発明は上記問題点を解決すべくなされ
たもので、織機の稼働中と停止中とを問わず、経糸選択
装置のソレノイドの温度上昇を防止することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項 1 の発明は、図
7 に示すように、織機が使用する経糸をソレノイド 101
の励磁に応じて選択する電磁アクチュエータを備えた
織機の経糸選択装置において、ソレノイド 101 に励磁
電流を供給する手段 102 と、ソレノイド 101の励磁継
続時間を計測する手段 103 と、励磁継続時間が所定値
を超えた場合に励磁電流を周期的に断続させる手段 104
と、を備えている。
【0014】請求項 2 の発明は、図 8 に示すように、
織機の動作サイクルを検出する手段201 と、織機が使用
する数多くの経糸に各々連結した針 202 と、織機の動
作サイクルに同期してこれらの針を上下動させる手段 2
03 と、針を上昇位置に保持することにより針に連結し
た経糸を選択する保持部材 204 と、励磁により保持部
材を駆動するソレノイド 205 と、動作サイクルに同期
した通電信号を出力する手段 206 と、あらかじめ記憶
した選択すべき経糸のデータに基づきソレノイドの励磁
のオンとオフを選択して信号出力する記憶手段 207
と、通電信号と記憶手段 207 の出力信号の積に相当す
る信号を出力する第 1 のアンド回路 208と、第 1 のア
ンド回路 208 の出力信号に基づきソレノイド 205 に励
磁電流を供給する手段 209 と、を備えた織機の経糸選
択装置において、ソレノイド 205の励磁継続時間を計測
する手段 210 と、励磁継続時間が所定値を超えた時に
所定の振幅の発振信号を出力する発振手段 211 と、前
記第 1 のアンド回路 208の出力信号と発振信号の積に
相当する信号を前記第 1 のアンド回路 208 の出力信号
に代えて前記励磁電流供給手段 209 に入力する第 2 の
アンド回路 212 と、を備えている。
【0015】
【作用】請求項 1 の発明においては、計測手段 103 が
計測する励磁継続時間が所定値を超えると断続手段 104
が励磁電流供給手段 102 が供給する励磁電流を周期的
に断続させる。周期的に断続する励磁電流はソレノイド
101 の発熱量を減少させるとともに、ソレノイド 101
の磁力をも低下させるが、非選択状態から経糸を選択す
る動作に比べて、経糸の選択状態を持続する動作に必要
な磁力は小さいため、経糸の選択状態は維持される。
【0016】請求項 2 の発明においては、検出手段 20
1 が検出した織機の動作サイクルに同期して通電信号出
力手段 206 が通電信号を出力すると、記憶手段 207 が
あらかじめ記憶した選択すべき経糸のデータに基づきソ
レノイドの励磁のオンまたはオフを選択して出力する。
第1のアンド回路 208 は記憶手段 207 の出力信号と通
電信号の積に相当する信号を出力し、この出力信号に応
じて励磁電流供給手段209 がソレノイド 205 を励磁す
る。ソレノイド 205 に駆動された保持部材 204 は針 2
02 を上昇位置に保持し、これより記憶手段 207 が記憶
する柄や模様に応じた経糸が選択される。一方、計測手
段 210 がソレノイド 205 の励磁継続時間を計測し、励
磁継続時間が所定値を超えると発振手段 211 が発振信
号を出力する。第2のアンド回路 212 は第1のアンド回
路 208 の出力信号とこの発振信号の積に相当する信号
を前記第1のアンド回路 208 の出力信号に代えて励磁電
流供給手段 209 に入力する。その結果、励磁電流供給
手段 209 がソレノイド 205へ供給する電流は短い周期
で断続する。断続する電流に励磁されたソレノイド 205
は発熱量を低いレベルに抑えつつ、針の保持を継続す
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図 1〜図 6 にこの発明の実施の
形態を示す。
【0018】図 1 を参照すると、経糸選択装置 2 は織
機 3 の上方に配置される。経糸選択装置 2 は織機 3
と同期回転する主軸 30 と主軸 30 に連結したシャフト
34を介して駆動される。
【0019】シャフト 34 には図 2 に示すように偏心
輪 31 が固着し、偏心輪 31 の外周に一端を嵌合するア
ーム 32 とリンク機構 33 とを介してシャフト 34 の回
転運動が、上下方向の往復運動に変換され、一群のナイ
フ 7A と一群のナイフ 7B に伝達される。これにより、
ナイフ 7A とナイフ 7B は、織機 3 の機織り動作のサ
イクルに同期して交互に昇降する。
【0020】上昇するナイフ 7A と 7B は図 3 に示す
ように、針 4A と 4B をそれぞれ上向きに駆動する。針
4A と 4B の上端には係合穴 40 が形成されている。針
4Aと 4B の下端には共通の滑車 41 を吊り下げる操作
糸 42 が連結される。滑車 41 には経糸 8 が連結され
る。針 4A と 4B がともに上昇位置にある場合には、滑
車 41 を介して経糸 8 が引き上げられ、経糸 8 は選択
状態となる。
【0021】針 4A と 4B のいずれか一方が下降位置に
ある場合には経糸 8 は引き上げられず、経糸 8 は非選
択状態となる。なお、ナイフ 7A と 7B は交互に昇降す
るので、針 4A と 4B がともに下降することはない。
【0022】ナイフ 7A の上方にはフック 6A がヒンジ
43 により揺動自由に支持される。同様にフック 6B が
ナイフ 7B の上方にヒンジ 43 により支持される。フッ
ク 6A と 6B はそれぞれ独立して揺動する。フック 6A
と 6B を駆動するために、ソレノイド 5 がフック 6A
と 6B の上方にそれぞれ設けられる。
【0023】フック 6A と 6B は図 2 に示す機構を介
してソレノイド 5 に駆動される。すなわち、励磁され
たソレノイド 5 はアーマチャ 9 をヨーク 10 に向けて
吸引する。フック 6A(6B) の上端はスプリング 12 に押
圧されてアマーマチャ 9 に当接する。アーマチャ 9 を
ヨーク 10 に向けて吸引することでフック 6A(6B) はス
プリング 12 に抗して揺動し、下端に設けた爪 60 を前
進位置へと変位させる。一方、ソレノイド 5 への励磁
電流が停止すると、フック 6A(6B) はスプリング 12 の
力でアーマチャ 9 を押し戻す方向へ揺動し、爪 60 を
後退位置へと変位させる。
【0024】針 4A の上昇位置において、ソレノイド 5
が励磁されると、フック 6A が揺動し、図 4(a) に示
すように、爪 60 を針 4A の係合穴 40 に浸入させる。
これによりナイフ 7A が下降した後も、針 4A は上昇位
置に留まる。フック 6B と針4B についても同様であ
る。
【0025】針 4A と 4B の一方が上昇位置に保持され
ていれば、次にもう一方が上昇して来た時点で、滑車 4
1 を介して経糸 8 が引き上げられ、経糸 8 は選択状態
となる。
【0026】フック 6A と 6B がともに後退位置にあれ
ば、針 4A と 4B の一方が上昇してきた時に、もう一方
は下降するので経糸 8 は引き上げられず、経糸 8 は非
選択状態となる。
【0027】したがって、2 つのフック 6A と 6B に対
してソレノイド 5 を一基のみとすることも可能であ
る。ソレノイド 5 をフックごとに設けた場合には、両
方のソレノイド 5 を励磁することで、経糸 8 はナイフ
7A と 7B の昇降に関係なく、常に引き上げた状態のま
まとなる。
【0028】ソレノイド 5 への励磁電流の供給は図 5
に示す回路によって制御される。
【0029】シャフト 34 には所定の回転位置に対応し
てパルス信号を出力するロータリエンコーダ 11 が取り
付けられ、このパルス信号がコントロールユニット 1
に入力される。コントロールユニット 1 は経糸選択デ
ータ、すなわちどの時点でどの経糸を選択するかのデー
タを格納したメモリを備え、コントロールユニット 1は
パルス信号の入力のつど、メモリの格納データから選択
すべき経糸のデータを読み出し、対応するソレノイド 5
の励磁電流をオンに、それ以外のソレノイド 5 の励磁
電流をオフにする通電信号 S1 を出力する。この信号 S
1 は高レベルと低レベルの 2 値からなる。なお、この
ような機能を備えたコントロールユニットは公知であ
る。
【0030】経糸選択装置 2 は、タイマ回路 13、発振
回路 14、アンド回路 15、及び増幅回路 16 をさらに備
える。これらの回路が出力する信号もすへで高レベルと
低レベルの 2 値からなる。
【0031】コントロールユニット 1 の出力信号 S1
はアンド回路 15 に入力される。
【0032】タイマ回路 13 の出力信号 S2 は通常は低
レベルであり、ロータリエンコーダ11 からパルス信号
が入力されると同時に高レベルに変化し、所定時間 t
の経過後に低レベルの信号出力に戻る。
【0033】発振回路 14 は信号 S2 に応じて出力信号
S3 を変化させる。すなわち、信号S2 が低レベルの場
合には出力信号 S3を発振、すなわち短い周期で高レベ
ルと低レベルを交代させ、信号 S2 が高レベルの場合に
は出力信号 S3を高レベルにする。
【0034】アンド回路 15 には前述の信号 S1 ととも
に信号 S3 が入力される。アンド回路 15 の出力信号 S
4 はこれらの入力信号がともに高レベルの時にのみ高レ
ベルとなり、それ以外の場合は低レベルとなる。
【0035】信号 S4 は増幅回路 16 において、ソレノ
イド 5 の励磁に必要なレベルに増幅された後に、ソレ
ノイド 5 に出力される。
【0036】次に図 6 を参照して、作用を説明する。
【0037】通常の運転状態では、コントロールユニッ
ト 1 の出力信号 S1 が低レベルから高レベルに切り替
わるのに伴って、ソレノイド 5 の励磁が開始される。
この切り替わりとともに、タイマ回路 13 が経過時間を
計測し始めるが、経過時間が所定値 t に達するまで
は、タイマ回路 13 の出力信号 S2 は高レベルであり、
アンド回路 15 の出力信号 S4 も高レベルとなる。その
結果、増幅回路 16 において増幅された励磁電流により
ソレノイド 5 が励磁され、フック 6A(6B) が針4A(4B)
に係合し、対応する経糸 8 が選択状態となる。
【0038】ソレノイド 5 の励磁から所定時間 t が経
過するとタイマ回路 13 の出力信号S2 が低レベルに代
わり、発振回路 14 の出力信号 S3 が発振を開始する。
アンド回路 15 に入力される信号 S1 は依然として高レ
ベルであり、アンド回路 15の出力信号 S4 も発振す
る。したがって、増幅回路 16 において増幅されたソレ
ノイド 5 の励磁電流は短い周期で断続する。
【0039】ソレノイド 5 はその性質上、励磁が瞬間
的に停止しても、同時に吸引力を失うわけではなく、固
有の時定数に応じて磁力を低下させるだけである。この
ように短い周期で断続する電流により、ソレノイド 5
の磁力は低下するが、励磁から所定時間 t が経過した
時点ではフック 6A(6B) は既に針 4A(4B) に係合してお
り、ソレノイド 5 はフック 6A(6B) を同じ位置に保持
するだけの小さな磁力を保てば良い。したがって、この
ようにして低下した磁力でもフック 6A(6B) は針 4A(4
B) との係合位置に保持される。一方、ソレノイド 5 の
発熱量は励磁継続時間に応じて増加するが、励磁電流が
断続することにより、図 6 に示すようにソレノイド 5
の発熱量はほぼ一定に保たれる。また、ソレノイド 5
の励磁による消費電流も低いレベルに保たれる。
【0040】織機 3 が糸切れなどの理由で運転を停止
した場合には、ロータリエンコーダ11 がシャフト 34
の回転を検出しなくなるため、コントロールユニット 1
は停止時点での信号 S1 をそのまま出力し続ける。こ
の場合においても所定時間 tの経過後には、アンド回路
15 の出力信号 S4 の発振により、ソレノイド 5 の励
磁電流は、図 6 に示すように、運転が再開されるまで
短い周期で断続し続ける。したがって、すべての針 4A
(4B) は織機 3 の運転停止時の状態に保持され、運転再
開時にこれらを停止時点の状態に戻すプロセスが不要な
ため、タイミング良く機織りを再開することができる。
【0041】また、ソレノイド 5 の励磁電流を断続さ
せることで、織機 3 の停止中もソレノイド 5 の発熱量
もほぼ一定に保たれる。このため、停止時間が延びても
ソレノイド 5 が過熱する恐れはない。
【0042】この実施形態においては、ロータリエンコ
ーダ11が織機の動作サイクル検出手段を、主軸30、
シャフト 34、アーム 32、リンク機構 33、ナイフ 7A
と 7Bが上下動手段を、フック 6A と 6B が保持部材、
コントロールユニット 1 が記憶手段と通電信号出力手
段を、増幅回路 16 が励磁電流供給手段を、タイマ 13
が計測手段を、発振回路 14 が発振信号出力手段をそれ
ぞれ構成する。また、アンド回路 15 は入力手段を兼用
する。
【0043】なお、コントロールユニット 1 を CPU、
メモリ、I/O インタフェースなどからなるマイクロコン
ピュータで構成する場合には、タイマ回路 13、発振回
路 14、アンド回路 15 のすべてあるいは一部をコント
ロールユニット 1 の内部機能として実現することが可
能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明は、ソレノイド
の励磁が所定時間以上継続した場合に励磁電流を短い周
期で断続させるようにしたので、ソレノイドの磁力を経
糸の選択状態を維持できるレベルに保ちつつ、励磁によ
るソレノイドの発熱量を抑えることができる。このた
め、通常の操作においても、糸切れなどにより織機の運
転が停止した場合においても、ソレノイドの過熱による
損傷が起こらず、経糸選択装置の耐久性が向上する。
【0045】また、織機の運転停止時には、運転再開時
まで経糸選択状態を保持することができるので、運転の
停止と再開に伴う経糸選択選択のトラブルが発生せず、
織機の信頼性も向上する。
【0046】さらに、励磁電流を短い周期で断続させる
ことにより、消費電力が小さくなるので、織機の運転コ
ストも低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による織機と経糸選択装置の概略正面
図である。
【図2】同じく経糸選択装置の側面図である。
【図3】この発明による経糸選択ユニットの垂直断面図
である。
【図4】経糸選択ユニットを図 3 と直角方向に切断し
た垂直断面図である。
【図5】この発明によるソレノイド励磁電流の制御回路
の構成を示すブロック図である。
【図6】この発明によるソレノイドの励磁状態を示すタ
イミングチャートである。
【図7】請求項 1 の発明のクレーム対応図である。
【図8】請求項 2 の発明のクレーム対応図である。
【符号の説明】
1 コントロールユニット 2 経糸選択装置 3 織機 4A, 4B 針 5 ソレノイド 6A, 6B フック 7A, 7B ナイフ 8 経糸 11 ロータリエンコーダ 13 タイマ 14 発振回路 15 アンド回路 16 増幅回路 30 主軸 32 アーム 33 リンク機構 34 シャフト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織機が使用する経糸をソレノイドの励磁
    に応じて選択する電磁アクチュエータを備えた織機の経
    糸選択装置において、ソレノイドに励磁電流を供給する
    手段と、ソレノイドの励磁継続時間を計測する手段と、
    励磁継続時間が所定値を超えた場合に励磁電流を周期的
    に断続させる手段と、を備えたことを特徴とする織機の
    経糸選択装置。
  2. 【請求項2】 織機の動作サイクルを検出する手段と、
    織機が使用する数多くの経糸に各々連結した針と、織機
    の動作サイクルに同期してこれらの針を上下動させる手
    段と、針を上昇位置に保持することにより針に連結した
    経糸を選択する保持部材と、励磁により保持部材を駆動
    するソレノイドと、動作サイクルに同期した通電信号を
    出力する手段と、あらかじめ記憶した選択すべき経糸の
    データに基づきソレノイドの励磁のオンとオフを選択し
    て信号出力する記憶手段と、通電信号と記憶手段の出力
    信号の積に相当する信号を出力する第 1 のアンド回路
    と、第 1 のアンド回路の出力信号に基づきソレノイド
    に励磁電流を供給する手段と、を備えた織機の経糸選択
    装置において、 ソレノイドの励磁継続時間を計測する手段と、励磁継続
    時間が所定値を超えた時に所定の振幅の発振信号を出力
    する発振手段と、前記第 1 アンド回路の出力信号と発
    振信号の積に相当する信号を前記第 1 アンド回路の出
    力信号に代えて前記励磁電流供給手段に入力する第 2
    のアンド回路と、を備えたことを特徴とする織機の経糸
    選択装置。
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