JP3165264B2 - 織機の起動方法 - Google Patents

織機の起動方法

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JP3165264B2 JP28968892A JP28968892A JP3165264B2 JP 3165264 B2 JP3165264 B2 JP 3165264B2 JP 28968892 A JP28968892 A JP 28968892A JP 28968892 A JP28968892 A JP 28968892A JP 3165264 B2 JP3165264 B2 JP 3165264B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レベリング状態に設定
されている織機を停止原因にかかわらず操作手順を統一
して起動させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−91257号公報、特開平4
−41735号公報および特公昭61−22049号公
報などは、レベリング状態を実現するために、電子ドビ
ー装置の開口パターンを平織りパターンに変更し、織機
を閉口角度へ移動させることを開示している。これらの
技術によると、織機の停止中に、レベリング状態で待機
しているので、停台中の経糸ののびが抑えられ、これを
原因とする織り段の発生が防止できるという効果があ
る。
【0003】
【従来の技術の問題点】ところが、一方で次の問題点が
ある。レベリング状態で待機している織機へ到達した作
業員は、レベリング解除のための復帰釦、逆転釦、運転
釦などを操作して、レベリング状態を解除し、緯糸修
復、経糸修復などの必要な修復作業を行って、織機を起
動させていた。この場合、停止原因に応じて、その操作
手順が異なっているため、作業員は、停止原因を判断し
て、必要な手順で織機を操作しなければならない。しか
し、操作釦が多く、また停止原因によって、その操作手
順が異なることから、作業員は、判断ミスによって、誤
った操作をしがちであった。これによって織り段が発生
していた。このような実情から、できるだけ作業員の判
断が介在する必要のない操作手順が望まれる。
【0004】
【発明の目的】したがって、本発明の目的は、織機の停
止原因にかかわらず、起動操作の手順を統一化し、作業
員の判断ミスやそれにともなう織り段の発生を防止する
ことである。
【0005】
【発明の解決手段】上記目的の下に、本発明は、織機の
停止中に、開口装置をレベリング状態に設定して待機さ
せる方式において、停止原因にかかわらず、レベリング
解除のための復帰釦の操作後に、織機を起動させるため
の運転釦を操作するという共通した操作手順に着目し、
例えば復帰釦の操作によるレベリング解除後に、停止原
因について緯止めかそれ以外かの判断を行い、緯止めと
緯止め以外の停止原因に応じて適切なシーケンスを選択
して実行した後、運転釦の操作に応じ、織機を起動でき
る状態に設定している。そして、本発明の織機の起動方
法は、具体的には、以下の3つの内容に要約できる。
【0006】第1の発明の織機の起動方法は、織機の停
止中に、開口装置をレベリング状態に設定して、織機を
待機させる方式において、織機の起動プログラムを格納
している制御装置と、この制御装置に接続され、レベリ
ング状態から通常開口状態へ復帰させるために作業員に
よって操作される復帰釦と、上記制御装置に接続され、
織機を起動させるために作業員によって操作される運転
釦とを備え、上記制御装置は、まず上記復帰釦が操作さ
れたとき、そのときの停止原因が緯原因かそれ以外の原
因かを判断し、緯原因のときには、レベリング状態を解
除した後に、織機を口出し開口位置まで自動的に回転さ
せ、そのあとに運転釦が操作されたとき、織機を起動位
置まで自動的に回転させた後に織機を起動させ、上記の
判断で、緯原因以外の原因のときには、レベリング状態
を解除した後に、織機を起動位置まで自動的に回転さ
せ、その後に運転釦が操作されたとき、そのまま織機を
起動させる
【0007】第2の発明の織機の起動方法は、織機の停
止中に、開口装置をレベリング状態に設定して、織機を
待機させる方式において、織機の起動プログラムを格納
している制御装置と、この制御装置に接続され、レベリ
ング状態から通常開口状態へ復帰させるために作業員に
よって操作される復帰釦と、上記制御装置に接続され、
織機を起動させるために作業員によって操作される運転
釦とを備え、上記制御装置は、まず復帰釦が操作された
とき、そのときの停止原因が緯原因かそれ以外の原因か
を判断し、緯原因のときには、レベリング状態を解除し
た後に織機を口出し開口位置まで自動的に回転させ、上
記の判断で、緯原因以外の原因のときには、レベリング
状態を解除した後に、運転釦が操作されたとき、織機を
起動位置まで自動的に回転させてから、織機を起動させ
る。
【0008】第3の発明の織機の起動方法は、織機の停
止中に、開口装置をレベリング状態に設定して織機を待
機させる方式において、織機の起動プログラムを格納し
ている制御装置と、この制御装置に接続され、レベリン
グ状態から通常開口状態へ復帰させるために作業員によ
って操作される復帰釦と、上記制御装置に接続され、織
機を起動させるめに作業員によって操作される運転釦と
を備え、上記制御装置は、レベリング状態から通常開口
状態へ復帰させるに際し、運転釦が操作されたとき、そ
のときの停止原因が緯原因かそれ以外の原因かを判断
し、緯原因のときには、レベリング状態を解除した後
に、織機を口出し開口位置まで自動的に回転させ、その
後に再度運転釦が操作されたときに、織機を起動位置ま
で自動的に回転させた後に、織機を起動させ、上記の判
断で、緯原因以外の原因のときには、レベリング状態を
解除した後に、織機を起動位置まで自動的に回転させて
から、織機を起動させ
【0009】
【実施例】図1は、織機1の主要部分と制御装置2との
接続関係を示している。制御装置2は入力側で、緯入
れフィーラなどの緯原因センサ3、ドロッパー装置など
の経原因センサ4、その他の停止原因センサ5、運転釦
(スイッチ)6、停止釦(スイッチ)7、レベリング装
置10に対する設定釦(スイッチ)8、復帰釦(スイッ
チ)9、主モータ15に連結された回転検出器18の
他、電子ドビー装置19、緯糸自動修復装置22に接続
されており、また出力側で、電子ドビー装置19、筬打
ち制御装置11、緯入れ制御装置12、送り出し制御装
置13、巻取り制御装置14、主軸17に連結された主
モータ15の回転制御部16、制動装置21、緯糸自動
修復装置22などに接続されている。なお、図示しない
が、入力側では、逆転釦や正転釦等の他の操作釦も接続
されている。
【0010】上記電子ドビー装置19は、例えば特開平
4−91257号公報に記載されているように、メモリ
や電子回路これらによって駆動される多数のソレノイド
を備えており、予め設定された開口パターンのプログラ
ムにもとづいてソレノイド群を操作し、もって開口装置
20を駆動する。開口装置20は、ソレノイド群の動作
状態に対応してヘルド枠を上下動させ、所望の開口パタ
ーンを実現する。通常電子ドビー装置19の出力は、経
糸の閉口期間の近くで経糸クロスタイミングを中心と
し、実現される実際の開口パターンに対して1サイクル
だけ先行した時期に開口装置20に与えられる。
【0011】次に、図2、3、4は、それぞれ第1、第
2および第3の発明に対応する織機の起動方法のにもと
づく織機の起動プログラムのフローチャートを示してい
る。これらの織機の起動プログラムは、制御装置2の内
部に予め格納されており、レベリング状態をスタートの
条件として開始される。
【0012】これらの織機の起動プログラムにおいて、
制御装置2は、作業員の操作によっ 運転釦6からの運
転指令を入力したとき、主モータ15を回転させ、主軸
17を駆動することにより、これと同期した状態で、筬
打ち運動、緯入れ運動、送り出し運動および巻取り運動
を実行し、製織を行っていく。
【0013】織機1の運転中に、緯原因として緯入れ不
良、または経原因として経糸切れが発生すると、緯原因
センサ3または経原因センサ4は、停止指令の信号を出
力して、制御装置2に送り込む。もちろん、これ以外の
停止原因が停止原因センサ5によって検出されたとき、
あるいは作業員によって、停止釦7がオンの状態に設定
されたときも、制御装置2に停止指令が与えられる。
【0014】このとき、制御装置2は、停止原因の発生
サイクルの次のサイクルで緯入れ制御装置12によって
緯入れを阻止し、主軸17の制動装置21を働かせて、
260度近くで停止させ、レベリング装置10にレベリ
ング指令を与えた後、織機1(主軸17)を300度近
くまで自動的に逆転させ、その位置でレベリング状態に
設定して、織機1を待機させる。なお、レベリング状態
を実現するためには、従来の技術の欄で記載したような
公知の手法を採用できるが、この実施例における具体的
な手法は、後述する。
【0015】その後に、作業員は、待機中の織機1に到
着して、本発明の織機の起動方法に基づいて、緯糸また
は経糸等の必要な補修を行う。なお、緯糸自動修復装置
22が付設される場合、制御装置2は、レベリング装置
10を作動させることなく、織機1を緯原因の発生サイ
クルの180度近くまで逆転させ、そこで緯糸自動修復
装置22を動作させる。修復が成功すれば、さらに30
0度近くまで逆転させた後にそのまま織機1を起動させ
る。修復が失敗した場合は、制御装置2は、レベリング
装置10にレベリング指令を与えた後、織機1を300
度近くまで自動的に逆転または正転させ、レベリング状
態に設定して待機させる。この場合も、その後に作業員
は、本発明の織機の起動方法に基づいて、緯糸の補修
行うことになる。このように、緯糸の補修は、作業員ま
たは緯糸自動修復装置22により行われる。
【0016】図2の織機の起動方法において、開口装置
20がレベリング状態に設定されていることを条件とし
て、制御装置2は、プログラムを開始し、まず、復帰釦
9がオンの状態に設定操作されているかどうかの判断
して、オンの状態に設定操作されているとき、レベリン
グ装置10によってレベリング状態を解除する。次に
御装置2は、停止原因=緯?のステップで、停止原因が
緯原因かそれ以外の原因かの判断を行い、停止原因に応
じたシーケンスを選択する。なお、レベリング状態の解
除も、公知の手法により実現される。例えば、先に変更
したレベリング用の開口パターン(例えば平織りパター
ン)を製織用の通常の開口パターンに戻し、織機1を所
定量回転させることにより、実現することができる。
【0017】停止原因=緯?のステップで、停止原因が
緯原因であると判断されたとき、制御装置2は、織機1
を不良緯糸の存在するサイクルの口出し開口位置(例え
ば180度近く)まで自動的に回転させ、そこで、停止
させる。作業員により緯補修が行われ、その後に運転釦
6がオン操作されたとき、制御装置2は、起動位置(例
えば300度近く)まで織機1を自動的に回転させ、停
止させた後に、織機1を自動的に起動させ、一連の起動
操作を終了する。停止原因=緯?のステップで、停止原
因が緯原因以外であると判断されたとき、制御装置2
は、織機1を起動位置まで自動的に回転させ、停止させ
る。停止原因が経原因の場合には、この停止位置で作業
員により経補修が行われる。その後に、運転釦6がオン
の状態に設定操作されたとき、制御装置2は、そのまま
織機1を起動させ、一連の操作を終了する。なお、経補
修は、作業員が到着した直後の織機1がレベリング状態
にあるときに行うようにしてもよい。一般に経補修は、
経糸を閉口状態に設定して行うものだから、上述の一連
の操作の過程で経糸が閉口状態にある任意の時期に経補
修を行うことができるからである。
【0018】図2の織機の起動方法によると、停止原因
にかかわらず、常に復帰釦9の操作後に、運転釦6を操
作するという統一した操作手順で起動操作を行わせるよ
うになっているので、作業員の判断ミスによって、織り
段が発生するのを防止することができる。なお、緯原因
による停止は、緯入れ不良による停止の他、緯糸自動
修復装置22が付設されているときには、当該装置によ
修復失敗のときも含む。
【0019】次に図3の織機の起動方法では、停止原因
が緯原因であるとき、図2の動作と全く同じ操作手順に
よって起動動作が行われる。ただ、停止原因=緯?のス
テップで、停止原因が緯原因以外の原因であるとき、図
2のものと異なり、制御装置2は、起動位置停止のステ
ップを行わず、すぐに運転釦6のオン状態の判断に移
り、それ以降のプログラムを実行していく。なお、この
実施例において、停止原因が経原因の場合、経補修は、
織機1がレベリング状態にあるときに行うのが好まし
い。図2の起動方法と異なり、運転釦6を操作する時点
で、織機1は、口出し開口位置(180度近く)に位置
し、経補修を行うのが困難だからである。
【0020】図3の織機の起動方法では、図2のものの
効果に加え、運転釦6が操作されたときのシーケンスを
停止原因にかかわらず同一としたので、予期しない動作
により、作業員がとまどうおそれがなく、安全性の点で
好ましい。
【0021】そして、図4の織機の起動方法は、前記の
織機の起動方法においてレベリング解除のために復帰釦
9を操作していた、これに代えて、運転釦6を操作す
るように変更したものである。すなわち、復帰釦9を省
略し、この復帰釦9の機能を運転釦6に兼用させたもの
である。制御装置2は、運転釦6がオンに操作されてい
るとき、レベリング状態解除、停止原因=緯?のス
テップで、停止原因が緯原因以外であるとき、織機1を
起動位置で停止させるステップに直接移り、また停止原
因が緯原因であるとき、口出し開口位置での停止後に、
運転釦6オフの判断を行い、運転釦6が一旦オフになっ
たことを確認し、次に運転釦6のオンの判断を行った
後、起動位置の停止へのステップへと移行する。なお、
この実施例において、停止原因が経原因の場合、経補修
は、織機1がレベリング状態にあるときに行うことにな
る。レベリング解除のために運転釦6を操作した後は、
織機1が自動的に起動されるからである。
【0022】図4の織機の起動方法では、停止原因にか
かわらず、常に運転釦6のみを操作するという統一した
操作手順で、レベリング解除および起動操作を行わせる
ようになっているので、作業員の判断ミスによって、織
り段が発生するのを防止できる。
【0023】以上、図2、図3および図5の織機の起動
方法において、停止原因=緯?の判断は、いずれもレベ
リング解除実行後に行わせるようにしたが、これに代え
て、レベリング解除のために復帰釦9または運転釦6を
操作したときに行わせるようにしてもよい。
【0024】
【起動シーケンスの具体例】図5、6、7は、上述の図
2の織機の起動方法に関して、停止原因に応じた起動シ
ーケンスの具体例を示している。これらの各図で上方部
分の斜め格子状の図形は、経糸の実際の開口パターンを
模写的に示しており、また開口内の記号○、×、△は、
それぞれ正常な緯入れ、緯止めまたは経止め原因発生、
緯入れ禁止の状態を示している。
【0025】これらの起動シーケンスにおいて、織機1
は、停止原因の発生によって停止した後、開口装置20
自動的にレベリング状態に設定し、このレベリング状
態で作業員の到着を待つ。このため、制御装置2は、
機1の停止後、電子ドビー装置19のソレノイド選択出
力を反転させ、その後に織機1を自動的に逆転させるこ
とにより、織機1の1回転以内にレベリング状態となる
ように設定する。この反転パターンについては図9で詳
述する。レベリング状態から通常開口状態に戻す復帰動
作つまりレベリング状態の解除は、復帰釦9をオン操作
することにより行われる。
【0026】緯原因により不良緯糸を抜く必要があると
き、逆転時の停止位置は、180度近くの口出し開口位
置であり、緯原因以外の原因のとき、停止位置は、30
0度近辺の閉口位置である。
【0027】これらのシーケンスにおいては、起動に際
しての筬打ち力不足を補う等の目的で、空打ち運転を採
用している。なお、この空打ち運転の具体例は、後に詳
細に説明する。運転釦6がオン操作されたとき、停止角
度が180度の時であれば、起動角度の300度まで自
動逆転後、また停止角度が300度の時であれば、ただ
ちに電子ドビー装置19のステップを起動に際して行う
空打ち運転の空打ち回数N例えば1に応じた値だけ戻
す。
【0028】このステップの戻し操作は、制御装置2か
ら電子ドビー装置19に対して、必要な数のパルスを順
次与えるシリアル方式により、あるいは必要なビットパ
ターンをパラレル方式により与えることにより実現され
る。その後、空打ち回数Nに応じた所定ピックだけ、送
り出し、巻取りを停止させ、緯入れをしないで、開口運
動と筬打ち運動のみを動作させてから、通常運転状態に
移る。
【0029】次に各図にもとづいて、具体的に説明す
る。前述の通り、これらの図で上方部分の斜め格子状の
図形は、たて糸の実開口パターンを模写的に示してお
り、また開口内の記号○、×、△は、それぞれ正常な緯
入れ、緯止めまたは経止め原因発生、緯入れ禁止の状態
を示している。そして起動時の空打ち回数(N)は一例
として1回の場合を示す。
【0030】図5の(1)〔経止めのときの起動シーケ
ンス〕 このシーケンスは、経止めの停止原因が発生したときの
例を示している。このときのシーケンスは、下記の通り
である。なお、起動時の空打ち動作については後に詳し
く説明する。
【0031】織機の正常運転中→経停止原因の発生→停
止指令→停止原因の次のサイクルの緯入れ禁止→260
度近くでの停止→レベリング指令→自動逆転(レベリン
グ動作)→300度(起動角度)で停止(待機)→作業
員による手動経補修→作業員による復帰釦操作→自動1
回転正転(レベリング解除動作)→300度で停止→自
動逆転→経不良サイクルでの300度で停止→作業員に
よる運転釦操作→ドビー装置のソレノイド選択開口パタ
ーンの所定ステップ(1ステップ)の戻し→所定ステッ
プ(1ステップ)の空打ち起動(開口・筬打ち運動の継
続+緯入れ・送り出し・巻取り運動の不作動)→経不良
サイクルの0度通過→正常運転再開
【0032】このシーケンスでは、作業員による手動経
補修は、レベリング状態にて行うようにしたが、これに
代えて、レベリング状態解除動作後の起動角度300度
位置にて行うようにしてもよい。
【0033】図5の(2)〔緯止め(自動緯補修なし)
のときの起動シーケンス〕 このシーケンスは、緯糸自動修復装置22が付設されて
おらず、緯止めの停止原因が発生したときの例を示して
いる。このときのシーケンスは、下記の通りである。
【0034】織機の正常運転中→緯停止原因の発生→停
止指令→停止原因の次のサイクルの緯入れ禁止→260
度近くでの停止→レベリング指令→自動逆転(レベリン
グ動作)→300度(起動角度)で停止(待機)→作業
員による復帰釦操作→自動1回転正転(レベリング解除
動作)→300度で停止→自動逆転→緯入れ不良サイク
ルでの180度(口出し開口角度)で停止→作業員によ
る手動緯補修→作業員による運転釦操作→自動逆転→停
止原因発生サイクルの1つ前のサイクルでの300度で
停止→ドビー装置のソレノイド選択開口パターンの所定
ステップ(1ステップ)の戻し→所定ステップ(1ステ
ップ)の空打ち起動(開口・筬打ち運動の継続+緯入れ
・送り出し・巻取り運動の不作動)→緯不良サイクルの
0度通過→正常運転再開
【0035】図5の(3)〔緯止め(自動緯補修なし)
+経止めのときの起動シーケンス〕 このシーケンスは、緯止めと経止めの停止原因が同じサ
イクルで同時に発生したときの例を示している。このと
きのシーケンスは、下記の通りである。
【0036】織機の正常運転中→緯停止原因・経停止原
因の発生→停止指令→停止原因の次のサイクルの緯入れ
禁止→260度近くでの停止→レベリング指令→自動逆
転(レベリング動作)→300度(起動角度)で停止
(待機)→作業員による手動経補修→作業員による復帰
釦操作→自動1回転正転(レベリング解除動作)→30
0度で停止→自動逆転→緯入れ不良サイクルでの180
度(口出し開口角度)で停止→作業員による手動緯補修
→作業員による運転釦操作→自動逆転→停止原因発生サ
イクルの1つ前のサイクルでの300度で停止→ドビー
装置のソレノイド選択開口パターンの所定ステップ(1
ステップ)の戻し→所定ステップ(1ステップ)の空打
ち起動(開口・筬打ち運動の継続+緯入れ・送り出し・
巻取り運動の不作動)→経・緯不良サイクルの0度通過
→正常運転再開
【0037】このように、緯止めと経止めの停止原因が
同時に発生したときは、緯止めの場合の図5(2)のシ
ーケンスと同一となる。なお、このシーケンスでも、図
5の(1)の例と同様、作業員による手動経補修は、レ
ベリング状態解除動作後に行わせるようにしてもよい。
【0038】図6の(1)〔緯止め(自動緯補修成功)
のときの起動シーケンス〕 このシーケンスは、緯糸自動修復装置22が付設されて
おり、緯止めの停止原因が発生し、その自動修復動作が
成功したときの例を示している。このときのシーケンス
は、下記の通りであり、レベリング動作を行わないの
で、本発明の対象外である。
【0039】織機の正常運転中→緯停止原因の発生→停
止指令→停止原因の次のサイクルの緯入れ禁止→260
度近くでの停止→自動逆転→停止原因発生サイクルの1
80度(口出し開口角度)で停止→自動緯補修動作→自
動逆転→停止原因発生サイクルの1つ前のサイクルでの
300度で停止→ドビー装置のソレノイド選択開口パタ
ーンの所定ステップ(1ステップ)の戻し→所定ステッ
プ(1ステップ)の空打ち起動(開口・筬打ち運動の継
続+緯入れ・送り出し・巻取り運動の不作動)→緯不良
サイクルの0度通過→正常運転再開
【0040】図6の(2)〔緯止め(自動緯補修失敗)
のときの起動シーケンス〕 このシーケンスは、緯止めの停止原因が発生し、かつ緯
補修が緯糸自動修復装置22によって、失敗したときの
例を示している。このときのシーケンスは、下記の通り
である。
【0041】織機の正常運転中→緯停止原因の発生→停
止指令→停止原因の次のサイクルの緯入れ禁止→260
度近くでの停止→自動逆転→停止原因発生サイクルの1
80度で停止→自動緯補修動作→自動緯補修失敗→自動
正転→300度で停止→レベリング指令→自動逆転(レ
ベリング動作)→300度(起動角度)で停止(待機状
態)→作業員による復帰釦操作→自動1回転正転(レベ
リング解除動作)→300度で停止→自動逆転→緯入れ
不良サイクルでの180度(口出し開口角度)で停止→
作業員による手動緯補修→作業員による運転釦操作→停
止原因発生サイクルの1つ前のサイクルでの300度で
停止→ドビー装置のソレノイド選択開口パターンの所定
ステップ(1ステップ)の戻し→所定ステップ(1ステ
ップ)の空打ち起動(開口・筬打ち運動の継続+緯入れ
・送り出し・巻取り運動の不作動)→緯不良サイクルの
0度通過→正常運転再開
【0042】このシーケンスは、緯補修失敗の結果、緯
糸自動修復装置22が付設されていない場合と等価とな
り、復帰釦9の操作後は、前述の図5(2)のシーケン
スと同一である。
【0043】図6の(3)〔緯止め(自動緯補修成功)
+経止めのときの起動シーケンス〕 このシーケンスは、緯止めと経止めの停止原因が同じサ
イクルで同時に発生しかつ緯補修が緯糸自動修復装置2
2によって、成功したときの例を示している。このとき
のシーケンスは、下記の通りである。
【0044】織機の正常運転中→緯停止原因・経停止原
因の発生→停止指令→停止原因の次のサイクルの緯入れ
禁止→260度近くでの停止→自動逆転→停止原因発生
サイクルの180度(口出し開口角度)で停止→自動緯
補修動作→自動正転→300度での停止→レベリング指
令→自動逆転(レベリング動作)→300度(起動角
度)で停止(待機)→作業員による手動経補修→作業員
による復帰釦操作→自動1回転正転(レベリング解除動
作)→300度で停止→自動逆転→停止原因発生サイク
ルの1つ前のサイクルでの300度で停止→作業員によ
る運転釦操作→ドビー装置のソレノイド選択開口パター
ンの所定ステップ(1ステップ)の戻し→所定ステップ
(1ステップ)の空打ち起動(開口・筬打ち運動の継続
+緯入れ・送り出し・巻取り運動の不作動)→経・緯不
良サイクルの0度通過→正常運転再開
【0045】このシーケンスは、緯補修成功の結果、緯
止めが発生しない場合と等価となり復帰釦9の操作後
は、前述の図5(1)のシーケンスと同一である。
【0046】図7の(1)〔緯止め(自動緯補修失敗)
+経止めのときの起動シーケンス〕 このシーケンスは、緯止めと経止めの停止原因が同じサ
イクルで同時に発生しかつ緯補修が緯糸自動修復装置2
2によって、失敗したときの例を示している。このとき
のシーケンスは、下記の通りである。
【0047】織機の正常運転中→緯停止原因・経停止原
因の発生→停止指令→停止原因の次のサイクルの緯入れ
禁止→260度近くでの停止→自動逆転→停止原因発生
サイクルの180度(口出し開口角度)での停止→自動
緯補修動作→自動緯補修失敗→自動正転→300度で停
止→レベリング指令→自動逆転(レベリング動作)→3
00度(起動角度)で停止(待機)→作業員による手動
経補修→作業員による復帰釦操作→自動1回転正転(レ
ベリング解除動作)→300度で停止→自動逆転→緯入
れ不良サイクルでの180度(口出し開口角度)で停止
→作業員による手動緯補修→作業員による運転釦操作→
自動逆転→停止原因発生サイクルの1つ前のサイクルで
の300度で停止→ドビー装置のソレノイド選択開口パ
ターンの所定ステップ(1ステップ)の戻し→所定ステ
ップ(1ステップ)の空打ち起動(開口・筬打ち運動の
継続+緯入れ・送り出し・巻取り運動の不作動)→経・
緯不良サイクルの0度通過→正常運転再開
【0048】このシーケンスは、緯補修失敗の結果、緯
糸自動修復装置22が付設されていない場合と等価とな
り、復帰釦9の操作後は、前述の図5(3)のシーケン
スと同一である。
【0049】次に図8は、レベリング状態を実現するた
めのこの実施例における具体例を示している。すなわ
ち、この例は、電子ドビー装置19が出力している現在
のソレノイド選択開口パターンに対して、これを反転し
た開口パターンを指令することにより、織機1の少ない
回転量で、レベリング状態を実現させるものである。こ
の図で実開口パターンは、5→6→1→2→3→4→・
・として6サイクルつまり織機1の6回転毎に1繰り返
しの状態として設定されている。ここで電子ドビー装置
19では、ソレノイド選択開口パターンが常に実開口パ
ターンよりも1サイクルだけ先行しており、しかもソレ
ノイド選択開口パターンの信号が出力される期間は、あ
るサイクルの閉口動作から次のサイクルの開口動作に移
動する所定の期間つまり経糸のクロスタイミングの近く
にのみ限られている。
【0050】図8では、実開口パターン2で停止原因が
発生し、そのサイクルの後半で停止信号が出力され、そ
こから制動動作が開始し、次の実開口パターン3のサイ
クルの終期近くで織機が停止する例を示している。この
停止位置では、ソレノイド選択開口パターンが5となっ
ている。
【0051】ここで、図9(A)は、製織用の通常開口
パターンの設定状態の一例を6つのヘルド枠H1、H
2、・・H6との関係で示している。同図で、網かけ部
分は、ヘルド枠の上方位置を示しており、また網かけで
ない部分は、ヘルド枠の下方位置の状態を示している。
パターン1からパターン6に変化する過程で、常に2つ
のヘルド枠が下方位置に設定され、他のものが上方位置
に設定されるパターンとなっている。
【0052】制御装置2は、前記の通り、レベリング動
作時に、織機1を1回転だけ逆転させることで、レベリ
ング状態に設定するが、それに先だって現在のソレノイ
ド選択開口パターン5を現在の実開口パターン3の反転
パターン3に変更する。図面中、反転パターン3は、数
字の上にバーを付して表示している。図9(B)は、通
常開口パターンに対する反転パターンを示している。こ
こでいう反転パターンは、通常開口パターンのヘルド枠
の上下の関係を逆に設定することを意味している。
【0053】そこで、制御装置2は、電子ドビー装置1
9のソレノイド選択開口パターンを反転させてから、織
機1を約1回転だけ逆転させる。このときの1回転の逆
転によって、実開口パターン3は、反転パターン3にし
たがって変化する。これによって、全てのヘルド枠H
1、H2、・・H6が上下方向に移動する。すなわち通
常の実開口パターン3では、4つのヘルド枠H1、H
2、H3、H6が上方に設定されており、他の2つのヘ
ルド枠H4、H5が下方に設定されているが、1回転の
逆転過程で、反転パターン3によって、上側のヘルド枠
H1、H2、H3、H6が下側に移動し、また下側のヘ
ルド枠H4、H5が上方に移動するため、上下のヘルド
枠が互いに交錯する織機1の角度位置近辺(例えば30
0度)で、全てのヘルド枠H1、H2、・・H6がレベ
リング位置つまり上下の中間に設定できることになる。
このような機能は、6サイクルで1繰り返しの通常開口
パターンに限らず、図9(C)のような平織り開口パタ
ーンやその他の開口パターンでも同様である。なお、レ
ベリング状態を解除するためには、従来公知の手法と同
様、ソレノイド選択開口パターンをレベリング用の反転
パターンから製織用の所定の通常開口パターンに戻した
後、織機1を所定量回転させることにより実現できる。
【0054】なお、従来の技術の欄で既に記載したよう
に、レベリング状態を実現するために、電子ドビー装置
19のソレノイド選択開口パターンを製織用の通常開口
パターンからレベリング用の平織りパターンに変更し、
織機1を閉口角度へ移動させる公知のレベリング方法に
あっては、全てのヘルド枠を一線上に揃えるためには少
なくとも1サイクルつまり織機1の1回転以上の回転操
作が必要であった。逆に、レベリング状態を通常の開口
状態に復帰させるためにも、同量の織機回転が必要であ
った。そのため、レベリング状態を実現する過程で、2
回以上の筬打ち運動が避けられず、特に逆転時の筬打ち
が通常の正転方向の筬打ち運動と加速度などの運動特性
が異なっているため、この筬打ち運動が織段の発生原因
になっていた。また、このような正転や逆転に伴って、
多くの回転量操作が必要となることから、織機1の稼動
率も低下する結果となっていた。これに対し、この実施
例のように、現在の実開口パターンに対応するソレノイ
ド選択開口パターンを反転させるレベリング方法の場合
には、最小の筬打ち運動で、かつ、少ない回転量で完全
なレベリング状態が得られるため、織段の発生を防止で
き、稼動率も低下しない。
【0055】次に図10、11、12は、経止まり、緯
止まり毎の空打ち起動方法の一例を示している。これら
の図で、実開口パターン2で停止原因として経切れ・緯
入れ不良が発生したとき、停止信号が出力され、その時
点から制動動作が開始され、次の実開口パターン3で緯
入れが阻止され、実開口パターン3のサイクルの終期近
くで織機1が停止する。なお、これらの図は、空打ち起
動方法のみを説明するためのものであり、説明の都合
上、この出願に係る発明の起動方法、すなわちレベリン
グの設定解除に関する手順については図示を省略してあ
る。
【0056】図10の経止まりの場合、経糸の修復のた
めに織機1が実開口パターン2の300度近くまで逆転
するとき、電子ドビー装置19は、逆転を検出して、ソ
レノイド選択開口パターン5を3ステップだけ前のソレ
ノイド選択開口パターン2に戻し、逆進させる。このあ
と、例えば4回の空打ち後に織機1を起動させるとき
に、現在の停止位置でのソレノイド選択開口パターン1
を1ステップだけ戻すことにより、ソレノイド選択開口
パターン6を設定する。
【0057】織機1に運転指令を与えて、4回の空打ち
後に、実開口パターン3から正規の製織運動が開始され
ることになる。この4回の空打ち期間中に、電子ドビー
装置19は、主軸17の回転に同期してソレノイド選択
開口パターンを、6→1→2→3と変化させ、このソレ
ノイド選択開口パターン3以降の最初の通常サイクルに
おいて正規の実開口パターン3を設定していく。これに
よって、開口位相と織物組織の位相とが空打ち起動にか
かわらず一致することになる。したがって、既に実開口
パターン2まで形成されている実際の織布の織物組織に
続いて、その後に実開口パターン3が形成され、正常な
連続した織物組織が形成されていくことになる。
【0058】次に図11の緯止まりによる停止の場合
に、織機1の停止位置から緯糸の修復のために1.5回
だけ逆転し、開口状態で緯糸の修復が行われ、さらに半
回転逆転することによって、実開口パターン1のサイク
ルの300度近くで停止する。この間にも、前記と同様
に、ソレノイド選択開口パターンが2→1→6と逆進し
ている。
【0059】ここで、4回の空打ち起動と対応し、ソレ
ノイド選択開口パターンが1ステップだけ逆方向に設定
され、ソレノイド選択開口パターン5に設定される。こ
の後の起動に際し、4回の空打ちの後に、実開口パター
ン2から正規の製織運動が開始される。
【0060】なお、図12のものは、経止まり停止のと
き、空打ち回数を6回として起動させる例である。この
場合、ソレノイド選択開口パターンは、現在の1から4
へと3ステップだけ逆方向に設定される。6回の空打ち
起動の場合に、この空打ち回数が実開口パターンおよび
ソレノイド選択開口パターンの1繰り返しステップ数と
一致しているため、空打ち運転中の実開口パターンを製
織時の通常開口パターンと同一の開口パターンで連続さ
せることができる。ちなみに、図10や図11では、空
打ち運転初期の実開口パターンがそれぞれ、3→6、2
→5と変化し、製織時の通常開口パターンと異なる結果
となり、これが影響して、織段が発生することも予想さ
れるが、これを未然に防止できるという効果がある。
【0061】なお図13は、経止まりの場合で、逆転空
打ちによる起動方法を示している。この逆転空打ちの起
動方法では、織機自体が4回にわたって、空打ち状態で
逆転され、その後の起動時に4回にわたって空打ちが行
われ、その後の実開口パターン3から正規の製織運動が
開始される。この起動方法では、逆転時の空打ちによっ
て、織り前の状況が変化するため、織り段が発生する。
【0062】以上の空打ちの起動方法は、この出願に係
る発明の起動方法に適用することができる。すなわち、
この出願に係る発明の起動方法において、織機起動に際
しての運転釦6が設定操作されると、現在のソレノイド
選択開口パターンを、空打ち運転の空打ち回数を考慮し
た値に変更する。その後に、所定回数の空打ち運転を行
わせれば、空打ち運転から正規の製織運転へ移行する過
程で、織物の状態と連続した実開口パターンを実現する
ことができる。
【0063】なお、前述の実施例において、停止原因が
緯原因以外の、例えば、経止まりや停止釦7による停止
のときには、作業員の釦操作によりレベリング状態を解
除した後に、運転釦6を操作するようにしたが、これに
代えて、レベリング状態を解除するための釦操作を省略
し、レベリング状態から直接、運転釦を操作するように
し、その後の空打ち運転の過程で、レベリング状態を解
除させるようにすることも可能である(図14参照)。
【0064】
【発明の効果】第1の発明では、停止原因にかかわら
ず、常に復帰釦の操作後に、運転釦を操作するという統
一した操作手順で起動操作が行われるため、作業員の判
断ミスによって、織り段が発生するのを未然に防止する
ことができる。
【0065】また、第2の発明では、上記第1の発明と
同じ効果に加え、運転釦が操作されたときのシーケンス
を停止原因にかかわらず、同一としたので、予期しない
動作により作業員がとまどうおそれがなく、操作の安定
性が確保できる。
【0066】さらに、第3の発明によると、停止原因に
かかわらず、常に運転釦のみを操作するという統一した
操作手順によって、レベリング解除および起動動作を行
わせているため、作業員の判断ミスによって、織り段が
発生することを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】織機および制御装置の全体的なシステムのブロ
ック線図である。
【図2】第1の発明による起動方法による動作のフロー
チャート図である。
【図3】第2の発明の起動方法による動作のフローチャ
ートである。
【図4】第3の発明による起動方法の動作のフローチャ
ートである。
【図5】起動シーケンスの具体的な説明図である。
【図6】起動シーケンスの具体的な説明図である。
【図7】起動シーケンスの具体的な説明図である。
【図8】反転パターン変更によるレベリング方法の説明
図である。
【図9】通常開口パターンおよびその反転パターンの説
明図である。
【図10】経止まりのときの空打ち起動方法の説明図で
ある。
【図11】緯止まりの場合の空打ち起動方法の説明図で
ある。
【図12】経止まりのときの空打ち起動方法の他の例の
説明図である。
【図13】経止まりのときの従来の逆転空打ち起動方法
の説明図である。
【図14】経止まりのときの空打ち起動方法の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 織機 2 制御装置 3 緯原因センサ 4 経原因センサ 5 その他の停止原因センサ 6 運転釦 8 設定釦 9 復帰釦 10 レベリング装置 11 筬打ち制御装置 12 緯入れ制御装置 13 送り出し制御装置 17 主軸 19 電子ドビー装置 20 開口装置 22 緯糸自動修復装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D 51/00 D03C 1/14 D03D 51/28 D03D 51/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織機の停止中に、開口装置をレベリング
    状態に設定して、織機を待機させる方式において、織機の起動プログラムを格納している制御装置と、この
    制御装置に接続され、 レベリング状態から通常開口状態
    へ復帰させるために作業員によって操作される復帰釦
    と、上記制御装置に接続され、織機を起動させるために
    作業員によって操作される運転釦とを備え、上記制御装置は、 まず上記復帰釦が操作されたとき、そ
    のときの停止原因が緯原因かそれ以外の原因かを判断
    し、緯原因のときには、レベリング状態を解除した後
    に、織機を口出し開口位置まで自動的に回転させ、その
    あとに運転釦が操作されたとき、織機を起動位置まで自
    動的に回転させた後に織機を起動させ、上記の判断で、
    緯原因以外の原因のときには、レベリング状態を解除し
    た後に、織機を起動位置まで自動的に回転させ、その後
    に運転釦が操作されたとき、そのまま織機を起動させる
    ことを特徴とする織機の起動方法。
  2. 【請求項2】 織機の停止中に、開口装置をレベリング
    状態に設定して、織機を待機させる方式において、織機の起動プログラムを格納している制御装置と、この
    制御装置に接続され、 レベリング状態から通常開口状態
    へ復帰させるために作業員によって操作される復帰釦
    と、上記制御装置に接続され、織機を起動させるために
    作業員によって操作される運転釦とを備え、上記制御装置は、 まず復帰釦が操作されたとき、そのと
    きの停止原因が緯原因かそれ以外の原因かを判断し、緯
    原因のときには、レベリング状態を解除した後に織機を
    口出し開口位置まで自動的に回転させ、上記の判断で、
    緯原因以外の原因のときには、レベリング状態を解除
    た後に、運転釦が操作されたとき、織機を起動位置まで
    自動的に回転させてから、織機を起動させることを特徴
    とする織機の起動方法。
  3. 【請求項3】 織機の停止中に、開口装置をレベリング
    状態に設定して織機を待機させる方式において、織機の起動プログラムを格納している制御装置と、この
    制御装置に接続され、 レベリング状態から通常開口状態
    へ復帰させるために作業員によって操作される復帰釦
    と、上記制御装置に接続され、織機を起動させるめに作
    業員によって操作される運転釦とを備え、上記制御装置は、 レベリング状態から通常開口状態へ復
    帰させるに際し、運転釦が操作されたとき、そのときの
    停止原因が緯原因かそれ以外の原因かを判断し、緯原因
    のときには、レベリング状態を解除した後に、織機を口
    出し開口位置まで自動的に回転させ、その後に再度運転
    釦が操作されたときに、織機を起動位置まで自動的に回
    転させた後に、織機を起動させ、上記の判断で、緯原因
    以外の原因のときには、レベリング状態を解除した後
    に、織機を起動位置まで自動的に回転させてから、織機
    を起動させることを特徴とする織機の起動方法。
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