JPH0991093A - 接触式入力装置および駅務機器 - Google Patents

接触式入力装置および駅務機器

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JPH0991093A
JPH0991093A JP24181495A JP24181495A JPH0991093A JP H0991093 A JPH0991093 A JP H0991093A JP 24181495 A JP24181495 A JP 24181495A JP 24181495 A JP24181495 A JP 24181495A JP H0991093 A JPH0991093 A JP H0991093A
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Setsuo Yoshihara
節夫 吉原
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚に頼ることなく望みの情報を簡単かつ的
確に入力することができ、たとえば自動化機器に対する
視覚障害者の容易な利用が可能な接触式入力装置を提供
する。 【解決手段】 カラー液晶ディスプレイ20の上に操作
者の接触操作およびその位置を検知する抵抗シート方式
のタッチパネル21を設け、そのタッチパネル21に対
する接触操作の接近およびその位置を光学的に検知する
侵入検知枠22を設け、その侵入検知枠22の検知に基
づく操作案内情報を操作者の聴覚に向け報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスプレイと
組合せて用いる接触式入力装置および駅務機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、不特定多数の利用者が使用する自
動化機器が発達している。たとえば、銀行窓口に代わり
現金を預出金する銀行端末(ATM)、鉄道の切符を発
売する自動券売機、定期券を発行する自動定期券発行
機、目的地を案内する地図案内システム、図書館の図書
検索システムなどが多数設置され、社会システムとして
利用されている。
【0003】これら自動化機器に共通の課題としてある
のが、システムとの対話手段、すなわち入力装置であ
る。自動化機器の機能が高くなるにつれ、入力項目が複
雑化し、また障害者、高齢者などの弱者に対する配慮も
大きな課題となっている。
【0004】今までの自動化機器の発展の経過を見る
と、初期の段階では入力装置として押釦スイッチが使用
されていた。押釦に付与されたラベル等によって釦の機
能を表示し、操作者は該当する釦を押し、選択するもの
である。釦の機能は固定化されており、機能変更の場合
はラベルを変更したり、新たに釦を追加していた。ま
た、視覚障害者のためには押釦の近傍に点字ラベルを貼
り便宜を図っていた。
【0005】現在の自動化機器では、液晶ディスプレイ
あるいはCRTディスプレイと組み合わせて用いられる
接触式入力装置(一般にタッチパネルとも呼ばれてい
る)が主流となっている。液晶ディスプレイ等の上に、
操作者が指等で接触した画面の位置を検知するシートを
貼ったもので、位置検知の技術としては抵抗シート方
式、静電容量方式、赤外線(光)方式などが知られてい
る。
【0006】抵抗シート方式および静電容量方式は、操
作者の指先等がシートに接触または押圧されたときの電
気抵抗値変化や静電容量変化に基づき、その接触または
押圧の位置を検知するものである。赤外線(光)方式
は、マトリックス状に走る赤外線ビームを操作者の指先
等が遮ることにより位置を検知するものである(正確に
は非接触式であるが、ここではまとめて接触式入力装置
と呼ぶ)。いずれの方式も、利用者は、画面に表示され
た選択項目の上を指先で選択し、システムと対話するこ
とができる。
【0007】これらの接触式入力装置の利点は、複雑な
入力項目を複数枚の可変画面に表示し、その中から簡単
に項目を選択できることであり、選択項目が増えたり、
あるいは機能が変更になっても簡単に表示データおよび
内部の入力データの変更のみで対応できる利点もある。
昨今の自動化システムでは機能が高度化、複雑化し、こ
の接触式入力装置を使用しなければ、システムの実現は
困難となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の接触式
入力装置では、視覚障害者の利用において大きな問題が
あった。押釦方式で採用してきた、近傍に点字ラベルを
貼るなどの手段がとれず、また釦形状の指先での識別は
全くできない。そのため視覚障害者の利用については残
念ながらあきらめ、障害者あるいは弱者の機械操作を係
員による対応により援助しているのが現状である。
【0009】この発明は上記の事情を考慮したもので、
第1ないし第8の発明の接触式入力装置は、だれでもが
望みの情報を簡単かつ的確に入力することができ、たと
えば自動化機器に対する視覚障害者の容易な利用を可能
とすることを目的とする。
【0010】第9ないし第12の発明の駅務機器は、だ
れでもが望みの情報を簡単かつ的確に入力することがで
き、たとえば視覚障害者の容易な利用が可能なことを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明の接触式入力
装置は、操作用の画像パターンを表示する表示手段と、
この表示手段上に設けられ、接触操作およびその位置を
検知する第1検知手段と、この第1検知手段による検知
を上記表示手段の表示内容に応じた入力情報として取込
む手段と、上記第1検知手段に対する操作の接近および
その位置を検知する第2検知手段と、この第2検知手段
による検知に基づいて操作の案内情報を出力する出力手
段と、を備える。
【0012】第2の発明の接触式入力装置は、操作用の
画像パターンを表示する表示手段と、この表示手段上に
設けられ、押圧されることにより操作およびその位置を
検知する第1検知手段と、この第1検知手段の検知位置
を上記表示手段の表示内容に応じた入力情報として取込
む手段と、上記第1検知手段に対する操作の接近および
その位置を光学的に検知する第2検知手段と、この第2
検知手段の検知位置が上記表示手段で表示される画像パ
ターンのどこに対応するか判定する判定手段と、この判
定手段で判定に基づく操作案内情報を出力する出力手段
と、を備えている。
【0013】第3の発明の接触式入力装置は、複数の操
作キーの画像パターンを表示する表示手段と、この表示
手段上に設けられ、押圧されることにより操作およびそ
の位置を検知する第1検知手段と、この第1検知手段の
検知位置を上記表示手段の表示内容に応じた入力情報と
して取込む手段と、上記第1検知手段に対する操作の接
近およびその位置を光学的に検知する第2検知手段と、
この第2検知手段の検知位置が上記表示手段で表示され
る各操作キーのどこに対応するか判定する判定手段と、
この判定手段で判定される操作キーの割当て情報を出力
する出力手段と、を備える。
【0014】第4の発明の接触式入力装置は、操作用の
画像パターンを表示する表示手段と、この表示手段上に
設けられ、接触操作およびその位置を検知する静電容量
方式の第1検知手段と、この第1検知手段の検知位置を
上記表示手段の表示内容に応じた入力情報として取込む
手段と、上記第1検知手段に対する操作の接近およびそ
の位置を光学的に検知する第2検知手段と、この第2検
知手段の検知位置が上記表示手段で表示される画像パタ
ーンのどこに対応するか判定する判定手段と、この判定
手段で判定に基づく操作案内情報を出力する出力手段
と、を備える。
【0015】第5の発明の接触式入力装置は、複数の操
作キーの画像パターンを表示する表示手段と、この表示
手段上に設けられ、接触操作およびその位置を検知する
静電容量方式の第1検知手段と、この第1検知手段の検
知位置を上記表示手段の表示内容に応じた入力情報とし
て取込む手段と、上記第1検知手段に対する操作の接近
およびその位置を光学的に検知する第2検知手段と、こ
の第2検知手段の検知位置が上記表示手段で表示される
画像パターンのどこに対応するか判定する判定手段と、
この判定手段で判定される操作キーの割当て情報を出力
する出力手段と、を備える。
【0016】第6の発明の接触式入力装置は、操作用の
画像パターンを表示する表示手段と、この表示手段上に
設けられ、押圧されることにより操作およびその位置を
検知する第1検知手段と、この第1検知手段の検知位置
を上記表示手段の表示内容に応じた入力情報として取込
む手段と、上記第1検知手段に対する操作の接近および
その位置を検知する静電容量方式の第2検知手段と、こ
の第2検知手段の検知位置が上記表示手段で表示される
画像パターンのどこに対応するか判定する判定手段と、
この判定手段で判定に基づく操作案内情報を出力する出
力手段と、を備える。
【0017】第7の発明の接触式入力装置は、複数の操
作キーの画像パターンを表示する表示手段と、この表示
手段上に設けられ、押圧されることにより操作およびそ
の位置を検知する第1検知手段と、この第1検知手段の
検知位置を上記表示手段の表示内容に応じた入力情報と
して取込む手段と、上記第1検知手段に対する操作の接
近およびその位置を検知する静電容量方式の第2検知手
段と、この第2検知手段の検知位置が上記表示手段で表
示される各操作キーのどこに対応するか判定する判定手
段と、この判定手段で判定される操作キーの割当て情報
を出力する出力手段と、を備える。
【0018】第8の発明の接触式入力装置は、第1ない
し第7の発明のいずれかにおいて、さらに、出力手段の
情報出力が欲しい旨を指示するための操作手段と、出力
手段の情報出力を上記操作手段の操作時に許容して非操
作時は禁止する制御手段と、を設ける。
【0019】第9の発明の駅務機器は、操作用の画像パ
ターンを表示する表示手段と、この表示手段上に設けら
れ、接触操作およびその位置を検知する第1検知手段
と、この第1検知手段の検知位置を上記表示手段の表示
内容に応じた入力情報として取込む手段と、この入力情
報に応じた駅務処理を実行する手段と、上記第1検知手
段に対する操作の接近およびその位置を検知する第2検
知手段と、この第2検知手段の検知に基づく操作案内情
報を出力する出力手段と、を備える。
【0020】第10の発明の駅務機器は、駅務処理に関
する操作用の画像パターンを表示する表示手段と、この
表示手段上に設けられ、接触操作およびその位置を検知
する第1検知手段と、この第1検知手段の検知位置を上
記表示手段の表示内容に応じた入力情報として取込む手
段と、この入力情報に応じた駅務処理を実行する手段
と、上記第1検知手段に対する接触操作の接近およびそ
の位置を検知する第2検知手段と、この第2検知手段の
検知位置が上記表示手段で表示される画像パターンのど
こに対応するか判定する判定手段と、この判定手段に基
づく操作案内情報を出力する出力手段と、を備える。
【0021】第11の発明の駅務機器は、料金額が割当
てられた複数の操作キーの画像パターンを表示する表示
手段と、この表示手段上に設けられ、接触操作およびそ
の位置を検知する第1検知手段と、この第1検知手段の
検知位置を上記表示手段の表示内容に応じた料金額情報
として取込む手段と、この料金額情報に応じた駅務処理
を実行する手段と、上記第1検知手段に対する接触操作
の接近およびその位置を検知する第2検知手段と、この
第2検知手段の検知位置が上記表示手段で表示される各
操作キーのどこに対応するか判定する判定手段と、この
判定手段で判定される操作キーの割当て料金額を出力す
る出力手段と、を備える。
【0022】第12の発明の駅務機器は、第9ないし第
11の発明のいずれかにおいて、さらに、出力手段の出
力が欲しい旨を指示するための操作手段と、出力手段の
出力を上記操作手段の操作時に許容して非操作時は禁止
する制御手段と、を設けている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。図3において、1は駅務機
器たとえば自動券売機の本体である。この本体1の前面
は接客面となり、その上部から下部にかけて、操作表示
部2、補助操作部3、硬貨投入口4、受け皿5、乗車券
受取口6、および回数券発光枚数表示器7が設けられ
る。
【0024】補助操作部3には、乗車券の種類(普通
券、回数券、一日券など)を指定するための種類指定釦
11,…、子供指定釦12、枚数設定釦13,…、係員
呼出釦14、取消釦15、通話口16、および音声出力
要求釦17が設けられる。それぞれの釦の近傍には点字
ラベルが貼り付けられている。音声出力要求釦17は、
操作案内情報の音声出力が欲しい旨を指示するためのも
ので、視覚障害者が判り易い形状にしてある。
【0025】乗車券受取口6は、紙幣やカードの投入口
および放出口を兼ねている。この乗車券受取口6に投入
されるカードとして、いわゆるストアードフェアカード
がある。ストアードフェアカードは、自身が磁気記録媒
体となっており、残金額のデータが逐次に更新記録でき
るようになっている。
【0026】一方、操作表示部41は、図1に示すよう
に、表示手段たとえばカラー液晶ディスプレイ20の上
に第1検知手段として抵抗シート方式のタッチパネル2
1を設け、そのタッチパネル21の上に第2検知手段と
して赤外線(光)方式の侵入検知枠22を設けたもの
で、後述する制御部50の機能手段を含めて接触式入力
装置を構成している。
【0027】カラー液晶ディスプレイ20は、駅務処理
に関する操作用の画像パターンを表示する。図1の例で
は、鉄道会社を指定するための操作キー、および乗車券
の料金額が割当てられた操作キーの画像パターンが表示
されている。この画像パターンは、上記種類指定釦11
の操作などに応じて適宜に切換えられる。
【0028】タッチパネル21は、カラー液晶ディスプ
レイ20の表示を透過するとともに、利用者の当該パネ
ル面に対する接触操作およびその位置を検知するもの
で、図4および図5に示すように、カラー液晶ディスプ
レイ20の上面に載せられるガラス板31、このガラス
板31上に多数個のスペーサ32を介して載せられる薄
ガラス板33、この薄ガラス板33の上面に貼り付けら
れる保護用フィルム34、ガラス板31の上面に配列
(Y1 〜Yn 列)して貼り付けられる数本の帯状の透明
電極35、薄ガラス板33の下面に配列(X1 〜Xn
して貼り付けられる数本の帯状の透明電極36からな
る。
【0029】各透明電極35の配列方向と各透明電極3
6の配列方向は互いに直交しており、保護用フィルム3
4の任意の位置が指先で押圧されて薄ガラス板33が変
形することにより、透明電極36の1つが透明電極85
の1つに接触して電気的に導通する。この導通点すなわ
ち押圧位置が後述する制御部50のスキャニングにより
検出される。
【0030】侵入検知枠22は、タッチパネル21に対
する接触操作の接近およびその位置を光学的に検知する
もので、カラー液晶ディスプレイ20およびタッチパネ
ル21の周縁部に沿って立設される枠体41、その枠体
41の上水平部41aと左垂直部41bの内側にそれぞ
れ配列された多数の赤外線発光素子42、枠体41の下
水平部41cと右垂直部41dの内側にそれぞれ配列さ
れた多数の赤外線受光素子43を備え、各赤外線発光素
子42からパルス的に赤外線ビームを発し、その赤外線
ビームを向かい側の各赤外線受光素子43で受光する構
成である。各赤外線受光素子43の受光の有無により、
上記タッチパネル21に対する接触操作の接近およびそ
の位置が検知される。赤外線ビームの経路を図2に破線
で示しており、その経路とタッチパネル21のパネル面
との間に1cm前後の距離が確保される。
【0031】制御回路を図6に示す。制御部50に、操
作表示部2、補助操作部3、回数券発光枚数表示器7、
入金・出金処理部51、カード処理部52、発券処理部
53、硬貨投入部54、乗車券供給部55、および音声
発生部56が接続される。
【0032】入金・出金処理部51は、硬貨投入口4や
乗車券供給口6からの入金処理を行なうとともに、制御
部50の指令に応じた出金処理を行なう。釣り銭等の硬
貨は受け皿5に放出される。
【0033】カード処理部52は、乗車券供給口6から
投入されるカードに対し、データの読込処理や書込処理
を行なう。発券処理部53は、制御部50の指令に応じ
た種類の乗車券を発行する。発行された乗車券は乗車券
供給口6から放出される。
【0034】硬貨投入部54は、硬貨投入口4およびそ
の周辺部の構成からなる。乗車券供給部55は、乗車券
供給口6およびその周辺部の構成からなる。音声発生部
56は、制御部50の指令に応じた音声情報を合成し、
それを付属のスピーカ57から発する。スピーカ57は
上記通話口16の内側に取付けられる。
【0035】制御部50は、主要な機能手段として次の
[1]ないし[5]を有する。 [1]操作用の画像パターンたとえば複数の操作キーの
画像パターンをカラー液晶ディスプレイ20で表示させ
る手段。
【0036】[2]タッチパネル21で検知される接触
操作の位置をカラー液晶ディスプレイ20の表示内容に
応じた入力情報たとえば料金額情報として取込む手段。 [3]取込んだ入力情報に応じた駅務処理を実行する手
段。
【0037】[4]侵入検知枠22で検知される接近位
置がカラー液晶ディスプレイ20で表示される画像パタ
ーンのどこに対応するか判定する判定手段。 [5]判定手段の判定に基づく操作案内情報(接触操作
されようとしている操作キーの割当て料金額)を、音声
発生部56を用いることにより、出力する出力手段。
【0038】[6]侵入検知枠22および検知タッチパ
ネル21の検知作動前に補助操作部3の音声出力要求釦
17が押圧操作された場合は上記出力手段による音声の
情報出力を許容し、音声出力要求釦17の非押圧時は上
記出力手段による音声の情報出力を禁止して操作案内情
報をカラー液晶ディスプレイ20の副画面に表示せしめ
る制御手段。副画面とは、図1に『案内表示』と書いて
いる部分の表示のことである。
【0039】つぎに、上記の構成の作用を説明する。利
用者が、予め補助操作部3の音声出力要求釦17を押圧
操作した後、手指を操作表示部2のタッチパネル21に
近付けていくと、そのタッチパネル21に対する手指の
接近および位置が侵入検知枠22で検知される。そし
て、この検知に基づく操作案内情報が音声として操作者
(利用者)に報知される。
【0040】たとえば、タッチパネル21に対する手指
の接近位置が図1に示す画像パターンの料金額“ 120
円”の操作キーに対応する場合、“ 120円です”という
音声情報が発せられる。“ 140円”の操作キーに対応す
る場合には、“ 140円です”という音声情報が発せられ
る。“A鉄道”の操作キーに対応する場合には、“A鉄
道です”という音声情報が発せられる。
【0041】操作者は、手指の近付け位置が望みの操作
キーに合っているかどうか音声情報を聞いて確認し、合
っていなければ、近付け位置を変えて再び音声情報を確
認する。合っていれば、そのままタッチパネル21に触
れるまで手指の近付けを進める。
【0042】手指がタッチパネル21に触れると、その
接触位置が同タッチパネル21で検知される。そして、
検知された位置に存する操作キーに割当ての料金額が入
力情報として取込まれ、その料金額の乗車券(または回
数券、一日券)が入金済み(またはカード投入)を条件
に発行される。
【0043】したがって、視覚障害者であっても、望み
の料金額を的確に指定することができ、係員に頼ること
なく乗車券を購入することができる。侵入検知枠22に
よる手指の検知前に、音声出力要求釦17が押圧操作さ
れない場合、操作案内情報の音声出力はなされない。代
わりに、操作案内情報がカラー液晶ディスプレイ20の
副画面に表示される。これは、音声出力を望まない利用
者への考慮である。
【0044】なお、上記実施例では、カラー液晶ディス
プレイ20の上に設ける第1検知手段として抵抗シート
方式のタッチパネル21を用いたが、そのタッチパネル
21に代えて第1検知手段として図7に示す静電容量方
式のタッチパネル61を用いてもよい。
【0045】タッチパネル61は、カラー液晶ディスプ
レイ20の上面に載せられるガラス製のフェイスプレー
ト62、このフェイスプレート62上に取付けられた複
数の透明導電膜63、これら透明導電膜63と外部回路
との接続を行なうための導電パターン64および電極6
5からなり、各透明導電膜63に手指が触れることによ
り生じる静電容量の変化に基づき、接触操作およびその
位置を検知する。
【0046】また、カラー液晶ディスプレイ20の上に
設ける第1検知手段としては抵抗シート方式のタッチパ
ネル21を用い、第2検知手段として、侵入検知枠22
に代えて上記タッチパネル61を用いてもよい。この場
合、タッチパネル21に対する接触操作の接近が軽く触
れるだけで反応する静電容量方式のタッチパネル61に
よって先ず検知され、その後の押圧がタッチパネル21
で検知される。
【0047】さらに、自動券売機への適用について述べ
たが、銀行端末(ATM)、自動定期券発行機、目的地
を案内する地図案内システム、図書館の図書検索システ
ムなど、他の自動化機器についても同様に適用可能であ
る。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、第1ないし第8の発
明の接触式入力装置は、表示手段の上に操作者の接触操
作およびその位置を検知する第1検知手段を設け、その
第1検知手段に対する操作の接近およびその位置を検知
する第2検知手段を設け、この第2検知手段の検知に基
づく操作の案内情報を出力する構成としたので、だれで
もが望みの情報を簡単かつ的確に入力することができ、
たとえば自動化機器に対する視覚障害者の容易な利用が
可能である。
【0049】第9ないし第12の発明の駅務機器は、表
示手段の上に操作者の接触操作およびその位置を検知す
るための第1検知手段を設け、かつその第1検知手段に
対する接触操作の接近およびその位置を検知するための
第2検知手段を設け、この第2検知手段の検知に基づく
操作案内情報を操作者の聴覚に向け報知する構成とした
ので、だれでもが望みの情報を簡単かつ的確に入力する
ことができ、たとえば視覚障害者の容易な利用が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における操作表示部の構成
を示す図。
【図2】図1を側方から見た図。
【図3】同実施例の自動券売機の外観図。
【図4】同実施例におけるタッチパネルの構成を断面し
て示す図。
【図5】図4における各透明電極の配列を示す図。
【図6】同実施例における制御回路の要部のブロック
図。
【図7】同実施例の変形例における静電容量方式のタッ
チパネルの斜視図。
【符号の説明】
1…本体、2…操作表示部、20…カラー液晶ディスプ
レイ(表示手段)、21…抵抗シート方式のタッチパネ
ル(第1検知手段)、22…侵入検知枠(第2検知手
段)、42…赤外線発光素子、43…赤外線受光素子、
61…静電容量方式のタッチパネル、50…制御部、5
6…音声発生部。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作用の画像パターンを表示する表示手
    段と、 この表示手段上に設けられ、接触操作およびその位置を
    検知する第1検知手段と、 この第1検知手段による検知を上記表示手段の表示内容
    に応じた入力情報として取込む手段と、 前記第1検知手段に対する操作の接近およびその位置を
    検知する第2検知手段と、 この第2検知手段による検知に基づいて操作の案内情報
    を出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする接触式入力装置。
  2. 【請求項2】 操作用の画像パターンを表示する表示手
    段と、 この表示手段上に設けられ、押圧されることにより操作
    およびその位置を検知する第1検知手段と、 この第1検知手段の検知位置を上記表示手段の表示内容
    に応じた入力情報として取込む手段と、 前記第1検知手段に対する操作の接近およびその位置を
    光学的に検知する第2検知手段と、 この第2検知手段の検知位置が前記表示手段で表示され
    る画像パターンのどこに対応するか判定する判定手段
    と、 この判定手段で判定に基づく操作案内情報を出力する出
    力手段と、 を具備したことを特徴とする接触式入力装置。
  3. 【請求項3】 複数の操作キーの画像パターンを表示す
    る表示手段と、 この表示手段上に設けられ、押圧されることにより操作
    およびその位置を検知する第1検知手段と、 この第1検知手段の検知位置を上記表示手段の表示内容
    に応じた入力情報として取込む手段と、 前記第1検知手段に対する操作の接近およびその位置を
    光学的に検知する第2検知手段と、 この第2検知手段の検知位置が前記表示手段で表示され
    る各操作キーのどこに対応するか判定する判定手段と、 この判定手段で判定される操作キーの割当て情報を出力
    する出力手段と、 を具備したことを特徴とする接触式入力装置。
  4. 【請求項4】 操作用の画像パターンを表示する表示手
    段と、 この表示手段上に設けられ、接触操作およびその位置を
    検知する静電容量方式の第1検知手段と、 この第1検知手段の検知位置を上記表示手段の表示内容
    に応じた入力情報として取込む手段と、 前記第1検知手段に対する操作の接近およびその位置を
    光学的に検知する第2検知手段と、 この第2検知手段の検知位置が前記表示手段で表示され
    る画像パターンのどこに対応するか判定する判定手段
    と、 この判定手段で判定に基づく操作案内情報を出力する出
    力手段と、 を具備したことを特徴とする接触式入力装置。
  5. 【請求項5】 複数の操作キーの画像パターンを表示す
    る表示手段と、 この表示手段上に設けられ、接触操作およびその位置を
    検知する静電容量方式の第1検知手段と、 この第1検知手段の検知位置を上記表示手段の表示内容
    に応じた入力情報として取込む手段と、 前記第1検知手段に対する操作の接近およびその位置を
    光学的に検知する第2検知手段と、 この第2検知手段の検知位置が前記表示手段で表示され
    る画像パターンのどこに対応するか判定する判定手段
    と、 この判定手段で判定される操作キーの割当て情報を出力
    する出力手段と、 を具備したことを特徴とする接触式入力装置。
  6. 【請求項6】 操作用の画像パターンを表示する表示手
    段と、 この表示手段上に設けられ、押圧されることにより操作
    およびその位置を検知する第1検知手段と、 この第1検知手段の検知位置を上記表示手段の表示内容
    に応じた入力情報として取込む手段と、 前記第1検知手段に対する操作の接近およびその位置を
    検知する静電容量方式の第2検知手段と、 この第2検知手段の検知位置が前記表示手段で表示され
    る画像パターンのどこに対応するか判定する判定手段
    と、 この判定手段で判定に基づく操作案内情報を出力する出
    力手段と、 を具備したことを特徴とする接触式入力装置。
  7. 【請求項7】 複数の操作キーの画像パターンを表示す
    る表示手段と、 この表示手段上に設けられ、押圧されることにより操作
    およびその位置を検知する第1検知手段と、 この第1検知手段の検知位置を上記表示手段の表示内容
    に応じた入力情報として取込む手段と、 前記第1検知手段に対する操作の接近およびその位置を
    検知する静電容量方式の第2検知手段と、 この第2検知手段の検知位置が前記表示手段で表示され
    る各操作キーのどこに対応するか判定する判定手段と、 この判定手段で判定される操作キーの割当て情報を出力
    する出力手段と、 を具備したことを特徴とする接触式入力装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載の接触式入力装置において、 前記出力手段の情報出力が欲しい旨を指示するための操
    作手段と、 前記出力手段の情報出力を前記操作手段の操作時に許容
    して非操作時は禁止する制御手段と、 を設けたことを特徴とする接触式入力装置。
  9. 【請求項9】 操作用の画像パターンを表示する表示手
    段と、 この表示手段上に設けられ、接触操作およびその位置を
    検知する第1検知手段と、 この第1検知手段の検知位置を上記表示手段の表示内容
    に応じた入力情報として取込む手段と、 この入力情報に応じた駅務処理を実行する手段と、 前記第1検知手段に対する操作の接近およびその位置を
    検知する第2検知手段と、 この第2検知手段の検知に基づく操作案内情報を出力す
    る出力手段と、 を具備したことを特徴とする駅務機器。
  10. 【請求項10】 駅務処理に関する操作用の画像パター
    ンを表示する表示手段と、 この表示手段上に設けられ、接触操作およびその位置を
    検知する第1検知手段と、 この第1検知手段の検知位置を上記表示手段の表示内容
    に応じた入力情報として取込む手段と、 この入力情報に応じた駅務処理を実行する手段と、 前記第1検知手段に対する接触操作の接近およびその位
    置を検知する第2検知手段と、 この第2検知手段の検知位置が前記表示手段で表示され
    る画像パターンのどこに対応するか判定する判定手段
    と、 この判定手段に基づく操作案内情報を出力する出力手段
    と、 を具備したことを特徴とする駅務機器。
  11. 【請求項11】 料金額が割当てられた複数の操作キー
    の画像パターンを表示する表示手段と、 この表示手段上に設けられ、接触操作およびその位置を
    検知する第1検知手段と、 この第1検知手段の検知位置を上記表示手段の表示内容
    に応じた料金額情報として取込む手段と、 この料金額情報に応じた駅務処理を実行する手段と、 前記第1検知手段に対する接触操作の接近およびその位
    置を検知する第2検知手段と、 この第2検知手段の検知位置が前記表示手段で表示され
    る各操作キーのどこに対応するか判定する判定手段と、 この判定手段で判定される操作キーの割当て料金額を出
    力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする駅務機器。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし請求項11のいずれか
    に記載の駅務機器において、 前記出力手段の出力が欲しい旨を指示するための操作手
    段と、 前記出力手段の出力を前記操作手段の操作時に許容して
    非操作時は禁止する制御手段と、 を設けたことを特徴とする駅務機器。
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