JP3750594B2 - 自動取引装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば駅務において金銭を投入して金額ボタンを押下し、切符を購入するような自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、貨幣を投入して料金ボタンを押下し、切符が排出されるような自動券売機が存在しており、該自動券売機には操作部のボタンの上に点字を貼り付けて、視覚障害者であってもボタンの意味などが識別できるように形成されている。
【0003】
他にも、より視覚障害者のことを考えた案内方法としては、第1の方法として視覚障害者が操作する視覚障害者用操作部の横に、貨幣投入口や切符排出口などの位置関係を突起で示す小型案内板を設ける方法(特開平9−106319)や、第2の方法としてセンサで視覚障害者の手の位置を検知し、音声、エアー、振動、又はベルト移動で視覚障害者の手を操作部に案内する方法(特許第2728493号)が知られている。
他にも、第3の方法として視覚障害者の誤操作を防止するため、操作部であるボタンを縁で囲む方法(特開2000−47794)も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、点字はそのボタン等の操作部の意味を表示するだけで位置関係を覚えていなければ操作することはできず、先の第1の方法であれば、小型案内板によって大体の位置関係を把握できるものの、確実に目的の位置に手を置くには慣れが必要であり、手を置く位置を誤ると誤操作してしまうといった問題があった。
【0005】
また、第2の方法は、最初に何処かに手を置いた後にセンサで検知して案内されるため、最初に手を置く場所を誤ると誤操作してしまうと共に、センサやエアー噴出し装置等の装置の取り付けとそれを稼働させる制御系に多大なコストを要していた。
【0006】
さらに、第3の方法も誤操作を防止することしかできず、視覚障害者の手を目的の位置に案内するものではなかった。
このような問題は、自動券売機に限らずATM等の他の自動取引装置(自動販売機)でも同様に存在しており、有効な解決策は提案されていなかった。
【0007】
この発明は、簡易な構造で効果的に視覚障害者の手を目的の位置へ導く自動取引装置を提案し、視覚障害者の利便性を向上すると共に福祉環境の充実を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、操作される操作入力手段と、対価価値を投入される投入手段と、取引対象を出力する取引対象出力手段とを、利用者に向かい合う接客面に備えた自動取引装置であって、該接客面に、触覚で知覚させて上記操作入力手段、上記投入手段、上記取引対象出力手段の少なくとも一つの誘導対象へ誘導する誘導手段を備えると共に、上記誘導手段を、上記誘導対象に向かって水平より下方に傾斜させ、かつ、手前側を接客面直角方向より下方に傾斜させた凸辺状の触覚対象辺で形成した自動取引装置であることを特徴とする。
これにより、例えば視覚障害者の手を前記操作入力手段、前記投入手段、及び/又は前記取引対象出力手段に容易に導くことができ、自動取引装置の利便性を向上することができる。
さらに、前記誘導手段が誘導対象に向かって水平より下方に傾斜しているので、誘導手段のどの位置に触れても、視覚障害者は誘導手段の誘導方向を明確に知覚・認識することができ、利用者を誘導対象に向かって誘導し、前記操作入力手段、前記投入手段、前記取引対象出力手段の少なくとも一つへ導くことができる。
さらに、前記誘導手段を、手前側を接客面直角方向より下方に傾斜させた凸辺状の触覚対象辺で形成しているので、接触感が向上すると共に、視覚障害者は誘導手段を明確に知覚・認識することができ、迷うことなく前記操作入力手段、投入手段、取引対象出力手段の少なくとも一つに到達することができる。
よって、前記構成の結合により、視覚障害者が指先で下方斜め奥に向かって触覚対象辺の段差を押しつつ水平より下方に滑らせていくと、接触感も自然であり、操作入力手段、投入手段、取引対象出力手段等の誘導対象へ、自然に下方へ誘導され、容易に前記操作入力手段、前記投入手段、前記取引対象出力手段の少なくとも一つに到達することができる。
【0009】
前記操作は、金額の入力、取引内容の指定、目的地の入力、貨幣の投入、取引対象物の受け取り、及び/又は取引の実行であることを含む。
前記操作入力手段は、テンキー、タッチパネル、キーボード、及び/又はボタンであることを含む。
【0010】
前記投入手段は、貨幣を投入する貨幣投入口、ICカードや磁気カード等のカード、クレジットカード、銀行カード、予約券、座席未指定の乗車券や航空券、会員券を投入するカード投入口、非接触カードのI/F(無線I/F、赤外線I/Fなど)、及び/又は銀行口座から金額を引き落とす料金引落手段であることを含む。
前記取引対象は、切符、定期券、金銭、飲料、食料、嗜好物等の物品、及び/又は金額データ、利用予約データ、画像データ、音楽データ等のデータであることを含む。
【0011】
前記取引対象出力手段は、切符及び/又は定期券を発行する券発行口、カードを発行するカード発行口、貨幣放出口、物品放出口、レシート発行口、明細書発行口、取引結果の表示出力、及び/又は銀行口座に金額を振り込む振込手段であることを含む。
【0012】
前記自動取引装置は、切符や定期券等の券を販売する自動券売機、自動定期券発行機、精算処理を行う自動精算機、入出金処理や振込み処理を行うATM、飲料や嗜好物等の物品を販売する自動販売機であることを含む。
【0013】
また好ましい実施の形態として、前記誘導手段を、前記誘導対象より上、かつ、前記接客面の側端近傍まで形成すると共に、該誘導対象の上部近傍で、前記水平より下方に傾斜させた方向からさらに下方に曲折して形成することができる。
前記曲折は、カーブを描いて曲がる、又は折れ曲がることを含み、直角、鋭角又は鈍角であることを含む。
前記構成により、視覚障害者が指先で下方斜め奥に向かって触覚対象辺の段差を押しつつ下方に曲折して滑らせていくと、接触感も自然であり、操作入力手段、投入手段、取引対象出力手段等の誘導対象の上部近傍で自然に下方へ誘導され、前記誘導手段よりも下に位置する前記誘導対象へ容易に到達することができる。
【0014】
また前記誘導手段を前記接客面の側端近傍まで形成しているので、例えば自動取引装置の正面の側端を利用者が触り、該側端付近をなぞるようにして誘導手段の一端を知覚し、該誘導手段に導かれて前記操作入力手段、投入手段、取引対象出力手段の少なくとも一つに到達することができると共に、前記側端に操作系を配置しないことで誤操作を防止することができる。
【0015】
また好ましい実施の形態として、前記誘導手段を、前記接客面の左右両側端近傍まで形成することができる。
これにより、左右どちらの手であっても誘導手段をなぞることができ、また両手で誘導手段をなぞることもでき、目的となる前記入力手段、投入手段、出力手段の少なくとも一つの探知が容易になる。
【0016】
また好ましい実施の形態として、前記自動取引装置の前記接客面に、前記誘導手段の端部に連なり、略垂直方向の誘導が可能な垂直誘導手段を備えることができる。
これにより、上下方向のどの高さの位置からであってもなぞり始めることができる。
【0017】
【0018】
前記垂直誘導手段は、段差、傾斜、溝、突起、及び/又は表面の摩擦力の差であることを含む。
【0019】
また好ましい実施の形態として、前記誘導対象を前記操作入力手段とし、前記操作入力手段をテンキーで構成することができる。
これにより、例えば購入したい切符の金額を自動取引装置に入力する際に、タッチパネルでの入力に代えてテンキーで数値入力するといったことができ、視覚障害者が自動取引装置を容易に操作することができる。
【0020】
また好ましい実施の形態として、前記テンキーの直下に、対価価値を投入される投入手段を備えることができる。
【0021】
これにより、テンキーによる入力操作に引き続いて、対価価値の投入を行う際に、利用者はさらに投入手段の位置を確かめる必要なく、迷うことなく対価価値の投入を行うことができる。
【0022】
また好ましい実施の形態として、前記投入手段は、複数の硬貨を一括投入できると共に、平坦部から硬貨投入通路へ向けて徐々に下方に傾斜していく幅広の硬貨受け皿を、硬貨投入通路をはさんで両側に備えている硬貨投入口とすることができる。
【0023】
これにより、硬貨受け皿に硬貨を載せてすべらせて投入できるので、視覚障害者や手の不自由な人が、狭い硬貨投入口に硬貨を保持して投入しなければならない困難を解消できる。
【0024】
【0025】
【発明の効果】
この発明により、視覚障害者は、操作が必要である操作入力手段や金銭等を投入する投入手段、取引対象を出力する取引対象出力手段等の手段の位置がわからない不便さや、他の操作ボタン等の操作類に触れてしまい誤操作する煩わしさから開放され、日常生活をより快適に過ごせるようになる。
【0026】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
まず、図1に示す自動券売機1の斜視図と共に、自動券売機1の外観とその構成要素及び機能について説明する。
【0027】
自動券売機1は、正面上部に接客面として傾斜面を備えたボックス状に筐体を形成し、前記接客面上部に、発売中などの案内を行うアイキャッチャ10を備え、その左側に案内用の音声を発生するスピーカ11を備えている。
【0028】
前記アイキャッチャ10の下側には、表示及び入力を行うタッチモニタ14を備え、その左側に大人か子供か、普通券か往復券かといった選択をさせるファンクションボタン13を縦2列に計18個並設し、その上にトラブル発生時などに利用者の声を集音するマイク穴12を備える。
【0029】
前記タッチモニタ14及びファンクションボタン13を配置した正面部は、該タッチモニタ14及びファンクションボタン13のある部分を操作可能に刳り貫いた形状で、視覚障害者をテンキー24に誘導する誘導部(後述)を備えた板状のカバーパネル15で被覆する。
【0030】
該カバーパネル15の下側には投入された金額を表示する投入金額表示部23を備え、その左側にはトラブル時に係員を呼び出すカバー付きの呼出ボタン16及び切符や定期券の購入といった操作を取消す取消ボタン17を備える。
【0031】
前記投入金額表示部23の右側には、主に視覚障害者用のテンキー24を備え、該テンキー24の下部には、硬貨を投入させる硬貨投入口25を備える。
前記投入金額表示部23の下側には、プリペイドカード、古い定期券やクレジットカード、キャッシュカードを投入させたり、販売するプリペイドカードを排出するカード投入口/排出18、販売する券を排出する券排出口19、紙幣を投入させる紙幣投入口20、及び紙幣を排出する紙幣排出口21を備え、該紙幣排出口21の直下に硬貨を排出する硬貨排出部22を備える。
該硬貨排出部22の右横には、旅客の接近を検知する対人センサ26を備える。
【0032】
以上の構成により、晴眼者は主にタッチモニタ14で購入する券の金額ボタンをタッチして必要な切符、回数券、プリペイドカード又は定期券などの券を購入し、視覚障害者は主にテンキー24で購入する券の金額を入力して必要な券を購入する。
【0033】
なお、視覚障害者によるテンキー24での券の購入について概略を説明すると、テンキー24の左下にある*ボタン(図4参照)押下によって金額入力開始となり、数字ボタンで金額入力の後に右下の#ボタン押下で購入する券の金額を確定する。このときの経過時間によって、自動券売機1の内部に備えた制御装置(図示省略)は、「数字ボタンを押してください」「投入金額が不足しています」といったアナウンスをスピーカ11で発声する。
【0034】
また、自動券売機1は、利用者の身長に関わらずに操作しやすいように、テンキー24を平均的な6歳女子の視線の高さに配置し、筐体の正面下部を凹にする蹴り込み構造にして車椅子の利用者が操作しやすいように形成する。
以上に説明した自動券売機1の制御回路及び動作の詳細については、既知のものを利用するとしてその詳細な説明を省略する。
【0035】
次に、カバーパネル15の形状について、図2に示す斜視図及び図3に示す側面断面図と共に説明する。
カバーパネル15は、透明の樹脂材で正面視四角形の板状に形成しており、タッチモニタ14をタッチ可能にするために四角形に刳り貫いたタッチモニタ窓151と、その左横でファンクションボタン13を押下可能にするために縦長の長方形に刳り貫いたファンクションボタン窓152,152を形成する。
【0036】
カバーパネル15の4つ角には、該カラーパネルを自動券売機1にネジ固定するための4つの挿着穴153を備え、ファンクションボタン窓152の上部にマイク穴12を備える。
【0037】
カバーパネル15の下部には、左右端近傍からテンキー24(図1)の位置に向かって水平よりわずかに下方に傾斜させてテンキー24近傍で傾斜角を下方に曲折した誘導ライン154を備え、該誘導ライン154で視覚障害者をテンキー24に誘導可能に形成している。
【0038】
前記誘導ライン154は、図中のAでの断面図である図3に示すように突出部上面の凸辺部であり、指先で知覚する触覚対象辺となる。該誘導ライン154は、カバーパネル15(接客面)を垂直に立てて見た場合、カバーパネルの直角方向から見て手前側(図3では左側)が下方になるように少し傾斜させて指先でなぞりやすいように形成する。
【0039】
以上の形状に形成したカバーパネル15を自動券売機1に装着する事により、図4の自動券売機1の要部拡大図(一部断面図)に示すように、視覚障害者はまず正面の側部付近(左右どちらでも可)を触って誘導ライン154の一端を親指で知覚し、該誘導ライン154を人指し指でなぞってテンキー24の位置を認識することができる。
【0040】
また、側部からなぞらなくとも、誘導ライン154は手を自然に置く高さに略水平方向に長く形成しているため、容易に見つけ出すことができ、誘導ライン154を知覚した位置から左右方向の傾斜角が下がっている方向へなぞってテンキー24の位置を認識することができると共に、点字表示155によりテンキー24で金額入力を行うことを知ることができる。
【0041】
さらに、誘導ライン154をなぞってテンキー24に辿り着いたときにテンキー24を押下してしまった場合であっても、前述のように左下の*ボタンを押下するまでは入力開始とならないため、誤操作してしまう心配がなく安心して自動券売機1を利用(操作)することができると共に、硬貨投入口がテンキー24の直下にあるため迷うことなく硬貨の投入を行うことができる。
【0042】
また、硬貨投入口25は図4に示したように、硬貨投入通路251をはさんで両側に、平坦部から硬貨投入通路251へ向けて徐々に下方に傾斜していく幅広の硬貨受け皿252を備えている。これにより、硬貨受け皿252に硬貨を載せてすべらせて投入できるので、視覚障害者や手の不自由な人が、従来の狭い硬貨投入口に硬貨を保持して投入しなければならない困難を解消できる。なお、硬貨投入通路251は複数枚の硬貨を一括投入できるものであり、従来どおり硬貨を手に保持して投入する健常者にとっても使いやすいように形成している。
【0043】
次に、他の実施形態について、図5に示す斜視図と共に説明する。
この実施形態では、テンキー24の左側に硬貨投入口25を、さらにその左側にカード投入口/排出18を備え、該カード投入口/排出18と硬貨投入口25の間には、押下することで最低料金の切符を購入できるとりあえずボタン27を備える。
【0044】
前記テンキー24の下側には紙幣を投入する紙幣投入口20を備え、前記硬貨投入口25の下側には硬貨、紙幣及び切符を排出する総合排出口28を備える。
カバーパネル15に備えた誘導ライン154は、カバーパネル15の側部から下部へL字型に形成し、前記カード投入口/排出18、硬貨投入口25、及びテンキー24の上部で隙間を開けてこれらの操作部に視覚障害者を誘導するように構成する。
【0045】
他の構成、構造及び動作については、先の実施形態と同一であるので、同一部分に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
以上の構成により、視覚障害者はカバーパネル15の側部の何処かに触れれば誘導ライン154を知覚でき、L字型になぞってテンキー24の位置を認識できると共に、カード投入口/排出18及び硬貨投入口25の位置も容易に認識することができる。従って、L字型の下側となる略水平方向の誘導ラインに加えて、縦方向の誘導ラインが加わるため、利用者の身長に関わらず高さ方向についても誘導ラインを容易に知覚できるようになる。
【0046】
もし視覚障害者によっては操作が難しいと感じる場合であれば、とりあえずボタン27を押下して最低料金の切符を購入し、乗車後に降車駅の係員に申告して有人対応で不足料金を支払うといったこともできる。
【0047】
また他の実施形態として、図6の斜視図に示す誘導ガイド30を自動券売機1に貼り付けるようにしてもよい。これにより、通常の自動券売機1であってもその形状に関わらずに誘導ガイド30を取り付け、低コストで視覚障害者に対応することができる。
【0048】
なお、以上に説明した各実施形態において、誘導ライン154を溝、凸部、及び又は摩擦力の異なる部材で形成しても良いし、シール等の貼り付け容易な平面状の部材で形成しても良い。
【0049】
また、誘導ライン154を線状ではなく点線状にして形成しても良いし、矢印形状で方向を指し示すように形成しても良い。
また、略水平の誘導ライン154を縦方向に複数形成し、紙幣投入口や硬貨排出口など他の操作部分へも誘導するように構成しても良い。
【0050】
また、誘導ライン154の側端近傍に点字表示を成し、前記誘導ライン154をなぞることでテンキー24に到達できる旨を点字表示しても良い。
また、誘導ガイド30をATM又は飲料自動販売機に取り付けて、操作部及び/又は貨幣投入口に視覚障害者を誘導するようにしても良い。
【0051】
また、カバーパネル15は、半透明や不透明に形成しても良いし、透明、半透明、不透明いずれかの材料に着色して形成しても良い。例えば、自動券売機の接客面のカラーを電鉄固有のイメージカラーにしたい場合には、カバーパネル15の着色をそのイメージカラーとすることで容易に実現できる。
【0052】
また、切符、定期券、回数券、プリペイドカード等の乗車券は従来の磁気券であってもよいし、ICカードであってもよい。
【0053】
また、定期券やプリペイドカードがICカードである場合に、取引対象は定期券の更新処理やプリペイドカードの金額チャージ処理に対応しても良い。
【0054】
また、切符、定期券、回数券、プリペイドカード等の乗車券は、無線I/Fや赤外線I/F等の非接触I/Fで、自動券売機などの機器と通信処理する非接触媒体であってもよい。該非接触媒体の場合は、投入手段や出力手段は投入口や排出口などの形状に必ずしも限定されるものではなく、アンテナ部や投受光部などの非接触I/Fに対応する構成であっても良い。
【0055】
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の自動取引装置は、実施形態の自動券売機1に対応し、
以下同様に、
取引対象出力手段は、カード投入/排出口18、券排出口19及び総合排出口28に対応し、
投入手段は、カード投入/排出口18、紙幣投入口20及び硬貨投入口25に対応し、
操作入力手段は、テンキー24に対応し、
誘導手段及び垂直誘導手段は、誘導ライン154に対応し、
対価価値は、硬貨及び紙幣の金額、プリペイドカードの金額、及びクレジットカードやデビットカード使用時の決済額に対応し、
取引対象は、切符、プリペイドカードに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動券売機の外観を示す斜視図。
【図2】カバーパネルの外観を示す斜視図。
【図3】カバーパネルの右側面断面図。
【図4】自動券売機の要部拡大図(一部断面図)。
【図5】他の実施形態における自動券売機の外観を示す斜視図。
【図6】他の実施形態における誘導ガイドの外観を示す斜視図。
【符号の説明】
1…自動券売機
15…カバーパネル
19…券排出口
20…紙幣投入口
24…テンキー
25…硬貨投入口
27…総合排出口
30…誘導ガイド
154…誘導ライン
Claims (7)
- 操作される操作入力手段と、
対価価値を投入される投入手段と、
取引対象を出力する取引対象出力手段とを、利用者に向かい合う接客面に備えた自動取引装置であって、
該接客面に、触覚で知覚させて上記操作入力手段、上記投入手段、上記取引対象出力手段の少なくとも一つの誘導対象へ誘導する誘導手段を備えると共に、
上記誘導手段を、上記誘導対象に向かって水平より下方に傾斜させ、かつ、手前側を接客面直角方向より下方に傾斜させた凸辺状の触覚対象辺で形成した
自動取引装置。 - 前記誘導手段を、前記誘導対象より上、かつ、前記接客面の側端近傍まで形成すると共に、
該誘導対象の上部近傍で、前記水平より下方に傾斜させた方向からさらに下方に曲折して形成した
請求項1記載の自動取引装置。 - 前記誘導手段を、前記接客面の左右両側端近傍まで形成した
請求項2記載の自動取引装置。 - 前記自動取引装置の前記接客面に、前記誘導手段の端部に連なり、略垂直方向の誘導が可能な垂直誘導手段を備えた
請求項1、2又は3記載の自動取引装置。 - 前記誘導対象を前記操作入力手段とし、前記操作入力手段をテンキーで構成した
請求項1から4のいずれか1つに記載の自動取引装置。 - 前記テンキーの直下に、対価価値を投入される投入手段を備えた
請求項5記載の自動取引装置。 - 前記投入手段は、複数の硬貨を一括投入できると共に、平坦部から硬貨投入通路へ向けて徐々に下方に傾斜していく幅広の硬貨受け皿を、硬貨投入通路をはさんで両側に備えている硬貨投入口であることを特徴とする
請求項6記載の自動取引装置。
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