JP4523114B2 - 払戻装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、誤って購入された乗車券を払戻すための払戻装置に係り、特に、プリペイドカード等のカード類で購入された乗車券の払戻しに好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリペイドカード等のカード類で購入した乗車券の払戻しは、偽造されたカードの換金につながるために、自動的に払戻しができないように運用されている。そこで、カード類で誤って乗車券を購入したときは、係員窓口で誤購入した乗車券とその乗車券を購入したカード類とを確認して換金に応じるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、カード類で誤って購入した乗車券の払戻しは、係員窓口で可能であるが、無人駅や無人コーナーでは払戻しができず、有人駅や有人コーナーまで出向いて払戻しをしなければならないという不便があるとともに、係員が払戻して行なったときは、その後の集計処理に多くの時間を必要とするなどの欠点があった。
【0004】
そこで、本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、対面によらなくとも安全な形で払戻しに対処することのできる払戻装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る非接触券は、上記目的を達成するために、誤って購入された乗車券を払戻すための払戻装置において、前記払戻装置の本体に挿入された乗車券に記録されているデータを読取る読取手段と、読取られたデータから前記挿入された乗車券の購入代金を抽出する抽出手段と、抽出された購入代金と等しい金額のデータを記録した、新たな乗車券を購入するためにのみ使用される専用の払戻カードを生成する生成手段と、生成された払戻カードを前記払戻装置の本体から発行する発行手段と、を有することを特徴としている。また、払戻しの対象となる乗車券は、読取られたデータ中にプリペイドカード等のカード類で購入されたことを示すデータが含まれていることを条件としている。そして、払戻装置の本体は、自動券売機の本体と兼用されていることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る払戻装置を自動券売機と兼用したときのその正面図であって、その自動券売機の本体(以下、「本体」という。)1の接客面2は、中央部が傾斜したスラント型を呈している。
【0007】
接客面2の上部には、本体1の稼動状態を示す案内部3が設けられ、その中央部のスラント部にはほぼ正方形の周知のタッチパネル式の表示画面4が設けられている。また、表示画面4の下方には、枚数設定釦や子供券指定等の選択釦群からなる選択釦部5が設けられている。この選択釦部5のうち、5aは、本体1を払戻モードに設定させるための選択釦である。そして、接客面2の下部には、硬貨投入口6及び紙幣挿入口7から投入された金銭の金額、又は券・カード処理部8のカード挿入口8aから挿入されたプリペイドカード等のカード類の残額を表示する金額表示部9、乗車券排出口10、釣銭排出口11、利用者へ音声により案内を行うとき、又はマイクロホン12を介して係員と応答するときのスピーカ13が設けられている。
【0008】
上記券・カード処理部8は、図示しないストアードフェアカード(SFカード)やプリペイドカード等のカード類を処理する磁気ヘッドやサーマルヘッドを備えた磁気券処理ユニットを有しているとともに、本発明に係る払戻しカードCを生成してカード挿入口8aから発行できるように構成されている。また、この券・カード処理部8は、カード挿入口8aから挿入された払戻券イに記録されているデータを読取ることができるように構成されている。
【0009】
図2(a)は、払戻カードCの正面(表面)図、同図(b)は、その裏面図であり、磁気カードから構成されている。すなわち、この払戻カードCは、券・カード処理部8に設けられている図示しないカードスタッカからカード挿入口8aに搬送される途中、磁気券処理ユニットを介して所定の金額(払戻金額)のデータを書込むことができるとともに、その内容を印字できるように構成されている。
【0010】
図1中、14は、本体1を統括的に制御する制御器であって、本発明の各手段を担っている。図3には、その制御器14のブロック図が示されていて、マイクロコンピュータによって形成される中央処理部(CPU)20を中心に構成されている。
【0011】
CPU20は、第1メモリ21に格納されている駅名,運賃等の本体1の設置されている駅固有データ等のデータ及び第2メモリ22に格納されている制御プログラムを用いて演算処理を行い、また、このCPU20は、表示画面4の表示を駆動制御する可変表示部23と、表示画面4の入力を駆動制御するタッチパネル入力部24と、硬貨投入口6から挿入された硬貨を検銭処理する硬貨処理部25と、紙幣挿入口7から挿入された紙幣を検銭処理する紙幣処理部26と、乗車券の発券処理を行う発券部27と、本体1の裏面側に設けられ、本体1を発券モード等の各種のモードに設定したり、あるいは本体1の保守点検時に係員によって操作されるテンキー等の入力部と表示画面を有する係員操作部28と、釣銭排出口11に釣銭を排出する釣銭処理部29と、選択釦部5からの入力信号を処理する選択釦処理部30と、案内すべき内容を合成してスピーカ13から発生させる音声案内処理部31と、上述の券・カード処理部8とが接続されている。
【0012】
以下、図4のフローチャートを用いて払戻しの制御動作について説明する。今、本体1のカード挿入口8aにプリペイドカードを挿入して所定の乗車券を購入した利用者が誤って購入したことに気が付き払戻しを受けようとしているものとする。そして、その利用者によって払戻釦5aが押下されたとする(ステップ100肯定。以下、ステップを「S」とする。)。
【0013】
払戻釦5aが押下されると、本体1は、払戻モードに設定され、表示画面4及びスピーカ13を介して払戻券イをカード挿入口8aに挿入するようにとの案内が行なわれる。なお、この本体1を払戻モードへ設定するには、カード挿入口8aに払戻券イがカード挿入口8aに挿入されたときに自動的に行なわれるようにしてもよい。
【0014】
カード挿入口8aに払戻券イが挿入されると(S102肯定)、その払戻券イに記録されているデータが券・カード処理部8において読取られる(S104)。そして、その読取られたデータ中からその払戻券イの購入代金が抽出される(S106)。券・カード処理部8は、読取ったデータ中から購入代金が抽出されると、その購入代金と同額の金額データの記録されている払戻カードCを生成し(S108)、それをカード挿入口8aから発行する(S110)。したがって、利用者は、その発行された払戻カードCを用いて新たに乗車券を購入することができる。すなわち、その払戻カードCをカード挿入口8aに挿入して新たな乗車券を購入することができる。なお、本体1に挿入された払戻券イは、本体1内に回収されて廃券処理される。
【0015】
上述の例では、カード挿入口8aに挿入された払戻券は、全て払戻カードの形で払戻を行なったが、読取られたデータ中にその払戻券が硬貨投入口6等から投入された金銭で購入されたことを示すデータが含まれているときは、釣銭処理部29を介して金銭の形で払戻を行なうようにし、読取られたデータ中にその払戻券がプリペイドカード等のカード類で購入されたことを示すデータが含まれているときのみ、上述のように、払戻カードで払戻すようにしてもよい。
【0016】
また、上述の例では、払戻装置を自動券売機と兼用させたが、専用機としてもよいことはもちろんである。しかし、上述のように兼用型としたときは、多くのユニットを共通して使用することができ、コストを図ることができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明に係る払戻装置は、本体に挿入された乗車券に記録されているデータを読取る読取手段と、読取られたデータから挿入された乗車券の購入代金を抽出する抽出手段と、抽出された購入代金と等しい金額のデータを記録した払戻カードを生成する生成手段と、生成された払戻カードを前記払戻装置の本体から発行する発行手段とからなるので、金銭で払戻を行なわないから、安全性を高めることができるとともに、その後の集計処理等の後処理が容易になる特長がある。
また、払戻しの対象となる乗車券は、読取られたデータ中にプリペイドカード等のカード類で購入されたことを示すデータが含まれていることを条件としたときは、偽造カードの換金を効果的に防止することができる。
そして、本体は、自動券売機の本体と兼用させたときは、低コストに実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る払戻装置を自動券売機と兼用させたときのその自動券売機の正面図である。
【図2】(a)は払戻カードの正面図、(b)はその裏面図である。
【図3】制御器の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】払戻しの制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 払戻装置装置の本体(自動券売機の本体(本体))
2 接客面
4 表示画面
5 選択釦部
6 硬貨投入口
7 紙幣挿入口
8 券・カード処理部
8a カード挿入口
9 金額表示部
10 乗車券排出口
11 釣銭排出口
12 マイクロホン
13 スピーカ
20 中央処理部(CPU)
イ 払戻券
C 払戻カード
Claims (3)
- 誤って購入された乗車券を払戻すための払戻装置において、
前記払戻装置の本体に挿入された乗車券に記録されているデータを読取る読取手段と、
読取られたデータから前記挿入された乗車券の購入代金を抽出する抽出手段と、
抽出された購入代金と等しい金額のデータを記録した、新たな乗車券を購入するためにのみ使用される専用の払戻カードを生成する生成手段と、
生成された前記払戻カードを前記払戻装置の本体から発行する発行手段と、
を有することを特徴とする払戻装置。 - 払戻しの対象となる乗車券は、読取られたデータ中にプリペイドカード等のカード類で購入されたことを示すデータが含まれていることを条件とすることを特徴とする請求項1に記載の払戻装置。
- 払戻装置の本体は、自動券売機の本体と兼用されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の払戻装置。
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---|---|---|---|---|
JPH02148290A (ja) * | 1988-11-30 | 1990-06-07 | Toshiba Corp | 自動券売機と金額カード処理方法 |
JPH0652370A (ja) * | 1992-08-04 | 1994-02-25 | Fujitsu Ltd | プリペイドカード決済装置 |
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2000
- 2000-05-01 JP JP2000132303A patent/JP4523114B2/ja not_active Expired - Fee Related
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