JPH0986873A - 旋回自動停止機構 - Google Patents

旋回自動停止機構

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Publication number
JPH0986873A
JPH0986873A JP24414195A JP24414195A JPH0986873A JP H0986873 A JPH0986873 A JP H0986873A JP 24414195 A JP24414195 A JP 24414195A JP 24414195 A JP24414195 A JP 24414195A JP H0986873 A JPH0986873 A JP H0986873A
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JP
Japan
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turning
automatic stop
crane
area
swinging
Prior art date
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Pending
Application number
JP24414195A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Fujimaki
紘道 藤巻
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Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Co Ltd filed Critical Furukawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回作動による旋回領域の遷移で過負荷状態
が発生したとき、自動停止前に警報によりオペレータへ
停止を予告できるようにする。 【解決手段】 過負荷状態となったとき危険側への作動
を自動的に停止させるクレーンの自動停止機能付安全装
置の旋回自動停止機構に、クレーンの旋回領域の遷移に
よる過負荷状態で作動される警報器17と、この警報器
17の作動開始後所定時間旋回作動の停止を遅延させる
タイマー20とを備えており、クレーンの旋回領域の遷
移で過負荷状態になったとき、まず警報器17を作動さ
せ、タイマー20によって所定時間経過後に旋回作動を
停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーン作業で過
負荷状態となったとき、危険側への作動を自動的に停止
させるクレーンの過負荷防止装置等の自動停止機能付安
全装置において、旋回作動を自動的に停止させる、旋回
自動停止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されたクレーンは、クレーン
作業時にはアウトリガを張出して安定を確保した後、ブ
ームを旋回、起伏、伸縮させて荷の吊上げ、吊下しを行
っている。このようなクレーンには、過負荷防止装置等
の自動停止機能付安全装置が設けられている。自動停止
機能付安全装置は、クレーン作業時にブームの旋回、起
伏、伸縮、荷の吊上げ、吊下し等のクレーンの作動の状
態を検出し、その検出値に基づいて定格荷重値と実際の
吊上荷重値とを算出し、この定格荷重値と実際の吊上荷
重値とを比較して、過負荷状態となったときには、ホイ
スト巻上げ、ブーム伸長、ブーム伏せ等の、モーメント
が増大して危険側となるクレーンの作動を自動的に停止
させる。
【0003】これに対し、旋回作動は、それ自体がモー
メントの増加する方向の作動ではないため、従来の自動
停止機能付安全装置には旋回作動の自動停止機能は備え
ていないものが多かった。しかしながら、一般に旋回領
域が異なるとクレーンの性能は異なるので、ブームが旋
回作動によってクレーン性能の高い旋回領域からクレー
ン性能の低い領域に入ると過負荷状態となる場合があ
り、このような場合に更に旋回作動を継続するのは危険
であるため、旋回作動の自動停止を行うことが必要であ
る。
【0004】ところで、ブーム伸長、ブーム伏せ、の作
動は、モーメントが次第に増加し、過負荷状態へ徐々に
近づくので予測が容易であり、自動停止前に警報により
オペレータへ予告することができるので、予告警報によ
りオペレータがクレーンの作動速度を落として停止時の
荷振れ等の危険を抑制することができるが、旋回領域の
遷移による過負荷状態の発生は予測が困難である。
【0005】従って、自動停止機能付安全装置に旋回自
動停止機構を設けた場合、警報によるオペレータへの予
告がなされることなく旋回作動が自動停止するので、荷
振れ等が発生して危険なことがあった。もちろん、単な
る旋回領域の検出でなく、旋回位置を連続的に検出し
て、所定の旋回角度に近づくことで予告警報を行う旋回
自動停止機構を設けることも不可能ではないが、そのよ
うな旋回自動停止機構はきわめて高価となるので、経済
的な面から採用するのは困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、自動停止機
能付安全装置の旋回自動停止機構におけるかかる問題を
解決するものであって、旋回体の旋回位置を連続的に検
出することなく単なる旋回領域の検出を行うのみで、旋
回作動による旋回領域の遷移で過負荷状態が発生したと
き、自動停止前に警報によりオペレータへ予告すること
ができる、簡易で安価な旋回自動停止機構を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するため、過負荷状態となったとき警報を発すると
共に危険側への作動を自動的に停止させる自動停止機能
付安全装置の旋回自動停止機構に、旋回体の旋回領域を
検出する旋回領域検出器と、旋回領域検出器が旋回領域
の遷移を検出して過負荷状態となったとき、警報器の作
動開始後所定時間自動停止を遅延させる自動停止遅延手
段とを備えている。
【0008】本発明の旋回自動停止機構では、旋回領域
の遷移によって過負荷状態となったとき、まず警報器を
作動させ、自動停止遅延手段によって警報器の作動開始
から所定時間経過後に旋回作動を停止させるので、警報
により予告されたオペレータは自動停止前に作動速度を
落として停止時のクレーンの荷振れ等の危険を抑制する
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の一形態
である旋回自動停止機構を備えた車両搭載型のクレーン
の側面図、図2は旋回領域を示す車両搭載型のクレーン
の平面図、図3はクレーンの側方後方領域及び前方領域
の定格荷重の一例を示すグラフ、図4はクレーンの自動
停止機能付安全装置の構成を示すブロック図、図5はク
レーンの旋回自動停止機構の作動を説明する流れ図であ
る。
【0010】図1に示すように、車両搭載型のクレーン
1は、トラック2に架装されており、旋回装置3によっ
て旋回可能に支持されたコラム4と、このコラム4に起
伏自在に支持され、伸縮自在なブーム5と、このブーム
5を起伏させる起伏用シリンダ6と、コラム4に設けた
ホイスト(図示略)によって巻上げ巻下げされるワイヤ
ロープ9でブーム5の先端から吊下される吊具7と、作
業時の安定を確保するためのアウトリガ8とで構成され
ている。
【0011】このクレーン1の自動停止機能付安全装置
は、ブーム5の長さを検出するブーム長検出器11と、
ブーム5の起伏角度を検出するブーム角検出器12と、
起伏用シリンダ6の内圧からクレーン1の負荷を検出す
る負荷検出器13と、ブーム5の旋回領域が図2に示す
側方後方領域Bか前方領域Fかを検出する旋回領域検出
器14と、ブーム5の旋回の作動と方向を検出する旋回
作動検出器15と、演算手段であるMPU(マイクロプ
ロセッサユニット)19と自動停止遅延手段であるタイ
マー20とを内蔵する制御装置16と、警報音を発する
警報器17と、クレーンの各作動部分の危険側への作動
を停止させる自動停止手段18とを備えている。
【0012】制御装置16は、ブーム長検出器11、ブ
ーム角検出器12、旋回領域検出器14の検出信号に基
づいてそのクレーン作業の状態での定格荷重値を算出
し、ブーム長検出器11、ブーム角検出器12、負荷検
出器13の検出信号に基づいてそのクレーン作業の状態
での吊上荷重値を算出し、定格荷重値に対する吊上荷重
値の割合を求めて過負荷状態か否かを判定し、過負荷状
態であれば警報器17に警報信号、自動停止手段18に
停止信号を送る。
【0013】クレーン作業において、ブーム伸長、ブー
ム伏せ等のモーメントが次第に増加し、過負荷状態へ徐
々に近づくような作動を行う場合には、制御装置16
は、例えば、定格荷重値に対する吊上荷重値の割合が9
0%以上になると警報器17を断続鳴動させて予告警報
とし、定格荷重値に対する吊上荷重値の割合が100%
以上になると警報器17を連続鳴動させると同時に自動
停止手段18を駆動してクレーンの各作動部分の危険側
への作動を停止させる。
【0014】図3に示すように、前方領域Fの定格荷重
は側方後方領域Bの定格荷重より小さくなっているの
で、クレーン作業において旋回作動を行う場合には、ブ
ーム5の旋回による側方後方領域Bから前方領域Fへの
旋回領域の遷移が旋回領域検出器14で検出されると同
時に定格荷重が小さくなり、定格荷重値に対する吊上荷
重値の割合が100を超えて突然過負荷状態となること
がある。
【0015】このときには、制御装置16は、図5に示
すように、過負荷状態であると判定すると、先ず警報器
17を連続鳴動させ、旋回作動検出器15の検出信号に
より旋回作動状態であるか否かを確認し、旋回作動状態
であればタイマー20により所定の遅延時間経過した後
に自動停止手段18に停止信号を送りクレーンの各作動
部分の危険側への作動を自動停止させる。
【0016】このように、この旋回自動停止機構は、旋
回作動で過負荷状態となったとき、自動停止する前に、
タイマーによって警報器17を所定の遅延時間連続鳴動
させるので、オペレータは予告警報が得られクレーンの
作動速度を落として停止時の荷振れ等の危険を抑制する
ことができる。この遅延時間を考慮して、前方領域Fの
範囲を予め広く設定することにより、より安全な旋回自
動停止機構とすることもできる。
【0017】旋回位置は連続的に検出する必要はなく、
旋回領域検出器14は、単に前方領域Fか側方後方領域
BかをON・OFFで検出するだけでよく、構成が簡易
となり、価格も安価にすることができる。なお、この旋
回自動停止機構は、クレーンの安全装置だけでなく、他
の、例えば、旋回作動時に予め定めた位置に自動的に停
止する機構にも応用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の旋回自
動停止機構は、旋回位置を連続的に検出することなく単
なる旋回領域の検出を行うのみで、旋回作動による旋回
領域の遷移で過負荷状態が発生したとき、自動停止前に
警報によりオペレータへ予告することができ、構成が簡
易で価格も安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である旋回自動停止機構
を備えた車両搭載型のクレーンの側面図である。
【図2】旋回領域を示す車両搭載型のクレーンの平面図
である。
【図3】クレーンの側方後方領域及び前方領域の定格荷
重の一例を示すグラフである。
【図4】クレーンの自動停止機能付安全装置の構成を示
すブロック図である。
【図5】クレーンの旋回自動停止機構の作動を説明する
流れ図である。
【符号の説明】
1 クレーン 2 トラック 4 コラム 5 ブーム 6 起伏用シリンダ 8 アウトリガ 11 ブーム長検出器 12 ブーム角度検出器 13 負荷検出器 14 旋回領域検出器 15 旋回作動検出器 16 制御装置 17 警報器 18 自動停止手段 19 MPU 20 タイマー B 側方後方領域 F 前方領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過負荷状態となったとき、警報を発する
    と共に危険側への作動を自動的に停止させる自動停止機
    能付安全装置における旋回自動停止機構であって、旋回
    体の旋回領域を検出する旋回領域検出器と、該旋回領域
    検出器が旋回領域の遷移を検出して過負荷状態となった
    とき、警報器の作動開始後所定時間自動停止を遅延させ
    る自動停止遅延手段を備えたことを特徴とする旋回自動
    停止機構。
JP24414195A 1995-09-22 1995-09-22 旋回自動停止機構 Pending JPH0986873A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24414195A JPH0986873A (ja) 1995-09-22 1995-09-22 旋回自動停止機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP24414195A JPH0986873A (ja) 1995-09-22 1995-09-22 旋回自動停止機構

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Publication Number Publication Date
JPH0986873A true JPH0986873A (ja) 1997-03-31

Family

ID=17114376

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JP24414195A Pending JPH0986873A (ja) 1995-09-22 1995-09-22 旋回自動停止機構

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JP (1) JPH0986873A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019049838A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 大成建設株式会社 作業車両停止システム
CN109553000A (zh) * 2018-11-30 2019-04-02 中联重科股份有限公司 用于起重机的自动启停控制装置及方法
JP2020117374A (ja) * 2019-01-28 2020-08-06 Ihi運搬機械株式会社 軌道走行式クレーン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990727