JP2020117374A - 軌道走行式クレーン - Google Patents
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Abstract
【課題】作業時における吊り上げ能力を最大限に引き出すことができる軌道走行式クレーンを提供する。【解決手段】レール15に沿って走行自在で且つホイールベースWがレールスパンSより長い走行体10と、走行体10から立設されたポスト20と、ポスト20の上端に旋回自在に配設された旋回体30と、旋回体30に起伏自在に設けられたジブ40と、ジブ40の旋回角度を検出する旋回角度検出器と、ジブ40の起伏角度を検出する起伏角度検出器と、ジブ40によって吊り上げられる吊荷の荷重を検出する荷重検出器と、ジブ40の作業半径に対する定格荷重曲線がジブ40の旋回角度に応じて複数設定された制御器とを備える。【選択図】図3
Description
本発明は、軌道走行式クレーンに関するものである。
一般に、船舶を建造するドックには、軌道走行式クレーンが配備されている。
前記軌道走行式クレーンは、岸壁に敷設されたレールに沿って走行体を走行自在に配設し、該走行体から一つの代表例としてのポスト(柱状構造体)を立設し、該ポストの上端に旋回体を旋回自在に配設し、該旋回体にジブを起伏自在に設けてなる構成を有している。
尚、前記軌道走行式クレーンと関連する一般的技術水準を示すものとしては、例えば、特許文献1がある。
ところで、従来の軌道走行式クレーンにおいて、走行体のホイールベース(レール平行方向における車輪体間隔)とレールスパン(レール直角方向における車輪体間隔)は異なっており、ホイールベースよりレールスパンの方が短くなっているため、軌道走行式クレーンの作業時における安定度を考慮し、レールスパンを基準として定格荷重が設定されていた。
しかしながら、前述の如く、レールスパンを基準として定格荷重が設定されてしまうと、レールスパンより長いホイールベースの方向即ち走行方向寄りにジブが向いている状況においては、より重い吊荷を吊り上げ可能となるにもかかわらず吊荷の制限が行われることとなり、改善が望まれていた。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、作業時における吊り上げ能力を最大限に引き出すことができる軌道走行式クレーンを提供しようとするものである。
本発明は、レールに沿って走行自在で且つホイールベースがレールスパンより長い走行体と、
該走行体から立設された柱状構造体と、
該柱状構造体の上端に旋回自在に配設された旋回体と、
該旋回体に起伏自在に設けられたジブと、
該ジブの旋回角度を検出する旋回角度検出器と、
前記ジブの起伏角度を検出する起伏角度検出器と、
前記ジブによって吊り上げられる吊荷の荷重を検出する荷重検出器と、
前記ジブの作業半径に対する定格荷重曲線がジブの旋回角度に応じて複数設定された制御器と
を備えた軌道走行式クレーンに係るものである。
該走行体から立設された柱状構造体と、
該柱状構造体の上端に旋回自在に配設された旋回体と、
該旋回体に起伏自在に設けられたジブと、
該ジブの旋回角度を検出する旋回角度検出器と、
前記ジブの起伏角度を検出する起伏角度検出器と、
前記ジブによって吊り上げられる吊荷の荷重を検出する荷重検出器と、
前記ジブの作業半径に対する定格荷重曲線がジブの旋回角度に応じて複数設定された制御器と
を備えた軌道走行式クレーンに係るものである。
前記軌道走行式クレーンにおいて、前記定格荷重曲線は、前記ジブの旋回角度がレールに対し直角な方向からレールに対し平行な方向へ近づくほど、同一荷重に対するジブの作業半径が段階的に大きくなるよう設定されていることが好ましい。
前記軌道走行式クレーンにおいては、前記旋回角度検出器で検出されたジブの旋回角度に応じて選定された定格荷重曲線を用い、前記起伏角度検出器で検出されたジブの起伏角度と、前記荷重検出器で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器から出力される制御信号により、前記旋回体の旋回を制限する旋回制限機構を備えることができる。
前記軌道走行式クレーンにおいては、前記旋回角度検出器で検出されたジブの旋回角度に応じて選定された定格荷重曲線を用い、前記起伏角度検出器で検出されたジブの起伏角度と、前記荷重検出器で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器から出力される制御信号により、前記ジブの倒伏を制限する倒伏制限機構を備えることもできる。
前記軌道走行式クレーンにおいては、前記旋回角度検出器で検出されたジブの旋回角度に応じて選定された定格荷重曲線を用い、前記起伏角度検出器で検出されたジブの起伏角度と、前記荷重検出器で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器から出力される制御信号により、前記吊荷の吊り上げを制限する地切制限機構を備えることもできる。
本発明の軌道走行式クレーンによれば、作業時における吊り上げ能力を最大限に引き出すことができるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図3は本発明の軌道走行式クレーンの実施例である。
先ず、本実施例における軌道走行式クレーンについて説明すると、該軌道走行式クレーンは、図3に示す如く、走行体10と、ポスト20と、旋回体30と、ジブ40とを備えている。
前記走行体10は、走行フレーム11の底面側に、走行方向と直角な水平方向へ延びるロッカーピン12により中間部が支持されたイコライザビーム13を、上下方向へ複数段設け、最下段のイコライザビーム13に、走行車輪14をレール15に沿って転動自在となるよう配設してなる構成を有している。これにより、前記走行体10は、レール15に沿って走行自在で且つホイールベースWがレールスパンSより長くなっている。
前記ポスト20は、円形断面を有する柱状構造体であって、前記走行体10から立設されている。尚、前記走行体10から立設される柱状構造体としては、前記ポスト20に限らず、矩形断面を有するトラス構造のマストを採用することもできる。
前記旋回体30は、前記ポスト20の上端に旋回自在に配設されている。
前記ジブ40は、前記旋回体30に起伏自在に設けられている。
又、本実施例における軌道走行式クレーンは、図1に示す如く、旋回角度検出器100と、起伏角度検出器200と、荷重検出器300と、制御器400とを備えている。
前記旋回角度検出器100は、前記ジブ40の旋回角度を検出するエンコーダ等の検出器であって、図示していない旋回環を駆動する旋回駆動モータに取り付けられている。尚、前記旋回環のギアに、前記旋回角度検出器100が取り付けられたピニオンを噛合させ、別置きの検出器として前記旋回角度検出器100が取り付けられることもある。
前記起伏角度検出器200は、前記ジブ40の起伏角度を検出するエンコーダ等の検出器であって、図示していない起伏ロープ駆動ウインチの起伏駆動モータに取り付けられている。尚、前記ジブ40の起伏中心となるピンの外周に設けられたギアに、前記起伏角度検出器200が取り付けられたピニオンを噛合させ、別置きの検出器として前記起伏角度検出器200が取り付けられることもある。
前記荷重検出器300は、前記ジブ40によって吊り上げられる吊荷の荷重を検出するロードセル等の検出器であって、ジブ40の先端に設けられた図示していないシーブ或いは該シーブに掛け回される巻上ロープに取り付けられている。
前記制御器400には、図2に示す如く、前記ジブ40の作業半径に対する定格荷重曲線がジブ40の旋回角度に応じて複数設定されている。前記定格荷重曲線は、本実施例の場合、前記ジブ40の旋回角度がレール15に対し直角な方向からレール15に対し平行な方向へ近づくほど、同一荷重に対するジブ40の作業半径が段階的に大きくなるよう設定されている。これは、ホイールベースWがレールスパンSより長く、前記ジブ40の旋回角度がレール15に対し直角な方向からレール15に対し平行な方向へ近づくほど、軌道走行式クレーンが転倒しにくくなり安定度が増すためである。因みに、図2及び図3に示す例では、前記ジブ40の旋回角度を、反時計回りで、レール15に対し平行な方向が0°、180°となり且つレール15に対し直角な方向が90°、270°となるように設定した場合、15°〜165°の旋回作業範囲と、195°〜345°の旋回作業範囲とにおいて、定格荷重の最大値である120tを吊り上げ可能な作業半径は30mに設定されている。又、165°〜175°の旋回作業範囲と、185°〜195°の旋回作業範囲と、345°〜355°の旋回作業範囲と、5°〜15°の旋回作業範囲とにおいて、定格荷重の最大値である120tを吊り上げ可能な作業半径は37mに設定されている。更に又、175°〜185°の旋回作業範囲と、355°〜5°の旋回作業範囲とにおいて、定格荷重の最大値である120tを吊り上げ可能な作業半径は44mに設定されている。前記定格荷重曲線はそれぞれ、図2に示す如く、作業半径の増加に伴い吊り上げ可能な定格荷重が最大値から漸次減少し、作業半径が65mで定格荷重が20tとなるように設定されている。但し、図2及び図3に示す数値はあくまでも一例であり、作業半径及び定格荷重は、軌道走行式クレーンの大きさに応じて適宜変更し得ることは言うまでもない。
更に、前記制御器400には、図1に示す如く、旋回制限機構500と、倒伏制限機構600と、地切制限機構700とが接続されている。
尚、前記制御器400は、前記起伏角度検出器200で検出されたジブ40の旋回角度に基づきジブ40の作業半径を求めるようになっている。
前記旋回制限機構500は、前記旋回角度検出器100で検出されたジブ40の旋回角度に応じて選定された定格荷重曲線を用い、前記起伏角度検出器200で検出されたジブ40の起伏角度と、前記荷重検出器300で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器400から出力される制御信号により、前記旋回体30の旋回を制限するようになっている。
前記倒伏制限機構600は、前記旋回角度検出器100で検出されたジブ40の旋回角度に応じて選定された定格荷重曲線を用い、前記起伏角度検出器200で検出されたジブ40の起伏角度と、前記荷重検出器300で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器400から出力される制御信号により、前記ジブ40の倒伏を制限するようになっている。
前記地切制限機構700は、前記旋回角度検出器100で検出されたジブ40の旋回角度に応じて選定された定格荷重曲線を用い、前記起伏角度検出器200で検出されたジブ40の起伏角度と、前記荷重検出器300で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器400から出力される制御信号により、前記吊荷の吊り上げを制限するようになっている。
次に、上記実施例の作用を説明する。
軌道走行式クレーンの運転時には、前記旋回角度検出器100によってジブ40の旋回角度が検出され、起伏角度検出器200によってジブ40の起伏角度が検出され、荷重検出器300によってジブ40で吊り上げられる吊荷の荷重が検出され、それぞれの検出値が制御器400に入力される。
前記制御器400において、前記旋回角度検出器100で検出されたジブ40の旋回角度に応じて定格荷重曲線が選定される。
前記ジブ40の旋回角度が、図3において、例えば、15°〜165°の範囲、或いは195°〜345°の範囲にある場合、図2の実線で示す定格荷重曲線が選定され、定格荷重の最大値である120tを吊り上げ可能な作業半径は30mとなる。そして、図2の実線で示す定格荷重曲線においては、例えば、作業半径が45mのとき、定格荷重はおよそ60tとなる。即ち、60tの吊荷がジブ40によって吊り上げられている状態で、作業半径が45mを超えようとした場合、前記起伏角度検出器200で検出されたジブ40の起伏角度と、前記荷重検出器300で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器400から制御信号が倒伏制限機構600へ出力され、該倒伏制限機構600により前記ジブ40の倒伏が制限される。又、作業半径が45mの位置から、60tを超える吊荷がジブ40によって吊り上げられようとした場合、前記起伏角度検出器200で検出されたジブ40の起伏角度と、前記荷重検出器300で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器400から制御信号が地切制限機構700へ出力され、該地切制限機構700により前記吊荷の吊り上げが制限される。
又、前記ジブ40の旋回角度が、図3において、例えば、165°〜175°の範囲、185°〜195°の範囲、345°〜355°の範囲、或いは5°〜15°の範囲にある場合、図2の一点鎖線で示す定格荷重曲線が選定され、定格荷重の最大値である120tを吊り上げ可能な作業半径は37mとなる。そして、図2の一点鎖線で示す定格荷重曲線においては、例えば、作業半径が45mのとき、定格荷重はおよそ80tとなる。即ち、80tの吊荷がジブ40によって吊り上げられている状態で、作業半径が45mを超えようとした場合、前記起伏角度検出器200で検出されたジブ40の起伏角度と、前記荷重検出器300で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器400から制御信号が倒伏制限機構600へ出力され、該倒伏制限機構600により前記ジブ40の倒伏が制限される。又、作業半径が45mの位置から、80tを超える吊荷がジブ40によって吊り上げられようとした場合、前記起伏角度検出器200で検出されたジブ40の起伏角度と、前記荷重検出器300で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器400から制御信号が地切制限機構700へ出力され、該地切制限機構700により前記吊荷の吊り上げが制限される。
更に又、前記ジブ40の旋回角度が、図3において、例えば、175°〜185°の範囲、或いは355°〜5°の範囲にある場合、図2の二点鎖線で示す定格荷重曲線が選定され、定格荷重の最大値である120tを吊り上げ可能な作業半径は44mとなる。そして、図2の二点鎖線で示す定格荷重曲線においては、例えば、作業半径が45mのとき、定格荷重はおよそ110tとなる。即ち、110tの吊荷がジブ40によって吊り上げられている状態で、作業半径が45mを超えようとした場合、前記起伏角度検出器200で検出されたジブ40の起伏角度と、前記荷重検出器300で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器400から制御信号が倒伏制限機構600へ出力され、該倒伏制限機構600により前記ジブ40の倒伏が制限される。又、作業半径が45mの位置から、110tを超える吊荷がジブ40によって吊り上げられようとした場合、前記起伏角度検出器200で検出されたジブ40の起伏角度と、前記荷重検出器300で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器400から制御信号が地切制限機構700へ出力され、該地切制限機構700により前記吊荷の吊り上げが制限される。
一方、前記ジブ40の旋回角度が、図3において、例えば、175°〜185°の範囲、或いは355°〜5°の範囲にあって、図2の二点鎖線で示す定格荷重曲線が選定されているとき、作業半径が45mで、110tの吊荷がジブ40によって吊り上げられているとする。この状態から、前記ジブ40の旋回角度が、図3において、例えば、175°〜185°の範囲、或いは355°〜5°の範囲を逸脱しようとした場合、前記起伏角度検出器200で検出されたジブ40の起伏角度と、前記荷重検出器300で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器400から制御信号が旋回制限機構500へ出力され、該旋回制限機構500により前記ジブ40の旋回が制限される。
又、前記ジブ40の旋回角度が、図3において、例えば、165°〜175°の範囲、185°〜195°の範囲、345°〜355°の範囲、或いは5°〜15°の範囲にあって、図2の一点鎖線で示す定格荷重曲線が選定されているとき、作業半径が45mで、80tの吊荷がジブ40によって吊り上げられているとする。この状態から、前記ジブ40の旋回角度が、図3において、例えば、15°〜165°の範囲、或いは195°〜345°の範囲に移行しようとした場合、前記起伏角度検出器200で検出されたジブ40の起伏角度と、前記荷重検出器300で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器400から制御信号が旋回制限機構500へ出力され、該旋回制限機構500により前記ジブ40の旋回が制限される。
これにより、本実施例の場合、従来の軌道走行式クレーンのようにレールスパンSを基準として定格荷重が設定されるものとは異なり、レールスパンSより長いホイールベースWの方向即ち走行方向寄りにジブ40が向いている状況においては、より重い吊荷を吊り上げ可能となる。
こうして、作業時における吊り上げ能力を最大限に引き出すことができる。
そして、本実施例の場合、前記定格荷重曲線は、前記ジブ40の旋回角度がレール15に対し直角な方向からレール15に対し平行な方向へ近づくほど、同一荷重に対するジブ40の作業半径が段階的に大きくなるよう設定されている。このように構成すると、ジブ40の旋回角度に応じて最適な定格荷重曲線を段階的に選定することが可能となり、軌道走行式クレーンの作業を、吊り上げ能力を高めつつ安定して行うことができる。
前記旋回角度検出器100で検出されたジブ40の旋回角度に応じて選定された定格荷重曲線を用い、前記起伏角度検出器200で検出されたジブ40の起伏角度と、前記荷重検出器300で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器400から出力される制御信号により、前記旋回体30の旋回を制限する旋回制限機構500を備えている。このように構成すると、万一、定格荷重を超える方向へジブ40が旋回しようとしても、その動きが制限されるため、軌道走行式クレーンの作業時における安定度を高める上で有効となる。
前記旋回角度検出器100で検出されたジブ40の旋回角度に応じて選定された定格荷重曲線を用い、前記起伏角度検出器200で検出されたジブ40の起伏角度と、前記荷重検出器300で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器400から出力される制御信号により、前記ジブ40の倒伏を制限する倒伏制限機構600を備えている。このように構成すると、万一、作業半径が大きくなって定格荷重を超えてしまうほどジブ40が倒伏しようとしても、その動きが制限されるため、軌道走行式クレーンの作業時における安定度を高める上で有効となる。
前記旋回角度検出器100で検出されたジブ40の旋回角度に応じて選定された定格荷重曲線を用い、前記起伏角度検出器200で検出されたジブ40の起伏角度と、前記荷重検出器300で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器400から出力される制御信号により、前記吊荷の吊り上げを制限する地切制限機構700を備えている。このように構成すると、万一、定格荷重を超えてしまう吊荷を吊り上げようとしても、その動きが制限されるため、軌道走行式クレーンの作業時における安定度を高める上で有効となる。
尚、本発明の軌道走行式クレーンは、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
10 走行体
11 走行フレーム
12 ロッカーピン
13 イコライザビーム
14 走行車輪
15 レール
20 ポスト(柱状構造体)
30 旋回体
40 ジブ
100 旋回角度検出器
200 起伏角度検出器
300 荷重検出器
400 制御器
500 旋回制限機構
600 倒伏制限機構
700 地切制限機構
S レールスパン
W ホイールベース
11 走行フレーム
12 ロッカーピン
13 イコライザビーム
14 走行車輪
15 レール
20 ポスト(柱状構造体)
30 旋回体
40 ジブ
100 旋回角度検出器
200 起伏角度検出器
300 荷重検出器
400 制御器
500 旋回制限機構
600 倒伏制限機構
700 地切制限機構
S レールスパン
W ホイールベース
Claims (5)
- レールに沿って走行自在で且つホイールベースがレールスパンより長い走行体と、
該走行体から立設された柱状構造体と、
該柱状構造体の上端に旋回自在に配設された旋回体と、
該旋回体に起伏自在に設けられたジブと、
該ジブの旋回角度を検出する旋回角度検出器と、
前記ジブの起伏角度を検出する起伏角度検出器と、
前記ジブによって吊り上げられる吊荷の荷重を検出する荷重検出器と、
前記ジブの作業半径に対する定格荷重曲線がジブの旋回角度に応じて複数設定された制御器と
を備えた軌道走行式クレーン。 - 前記定格荷重曲線は、前記ジブの旋回角度がレールに対し直角な方向からレールに対し平行な方向へ近づくほど、同一荷重に対するジブの作業半径が段階的に大きくなるよう設定されている請求項1記載の軌道走行式クレーン。
- 前記旋回角度検出器で検出されたジブの旋回角度に応じて選定された定格荷重曲線を用い、前記起伏角度検出器で検出されたジブの起伏角度と、前記荷重検出器で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器から出力される制御信号により、前記旋回体の旋回を制限する旋回制限機構を備えた請求項2記載の軌道走行式クレーン。
- 前記旋回角度検出器で検出されたジブの旋回角度に応じて選定された定格荷重曲線を用い、前記起伏角度検出器で検出されたジブの起伏角度と、前記荷重検出器で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器から出力される制御信号により、前記ジブの倒伏を制限する倒伏制限機構を備えた請求項2又は3記載の軌道走行式クレーン。
- 前記旋回角度検出器で検出されたジブの旋回角度に応じて選定された定格荷重曲線を用い、前記起伏角度検出器で検出されたジブの起伏角度と、前記荷重検出器で検出された吊荷の荷重とに基づいて前記制御器から出力される制御信号により、前記吊荷の吊り上げを制限する地切制限機構を備えた請求項2〜4の何れか一項に記載の軌道走行式クレーン。
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