JP2771449B2 - クレーンの過負荷防止装置 - Google Patents
クレーンの過負荷防止装置Info
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Description
ンダの内圧をクレーンの負荷信号として検出し、クレー
ンの過負荷時にクレーンの危険側作動を自動的に停止す
るクレーンの過負荷防止装置に関するものである。
シリンダの伸縮でブームを起伏させるように構成されて
いる。このようなクレーンの過負荷防止装置には、ブー
ム起伏用油圧シリンダの内圧をクレーンの負荷信号とし
て検出し、クレーンの過負荷時にクレーンの危険側作動
を自動的に停止するものがある。ところが、この過負荷
防止装置では、ブームの最大倒伏時にブーム起伏用油圧
シリンダが最縮小状態となって、ヘッド側油室の圧力は
クレーンの負荷の大小に拘らず零となるので、クレーン
の負荷が検出不能となり、過負荷防止機能が正常に作動
しなくなる。
ド側油室中に隔板を嵌挿して底部に油圧計測用の油室を
形成し、最縮小状態でもクレーンの負荷を検出可能にし
たものが考案されている(実公昭62−34952号参
照)。
ーム起伏用油圧シリンダは、構造が複雑で製造コストが
高く、圧力検出用の油を別途注入する必要があるので面
倒であり、シリンダの伸縮ストロークに無駄を生ずると
いう欠点がある。本発明は、クレーンの過負荷防止装置
におけるかかる問題を解決するものであって、ブーム起
伏用油圧シリンダの構造を複雑化せず、シリンダの伸縮
ストロークを最大限有効に利用でき、ブームの最大倒伏
時にブーム起伏用油圧シリンダが最縮小状態になったと
きも、過負荷防止を可能とするクレーンの過負荷防止装
置を提供することを目的とする。
決するため、ブーム起伏用油圧シリンダの内圧をクレー
ンの負荷信号として検出し、クレーンの過負荷時にクレ
ーンの危険側作動を自動的に停止するクレーンの過負荷
防止装置において、ブーム起伏用油圧シリンダのヘッド
側油室の圧力が規定値以下の場合にブームの最大倒伏警
報信号を出力する制御装置を備えている。
起伏用油圧シリンダの内圧をクレーンの負荷信号として
検出し、クレーンの過負荷時には制御装置がクレーンの
危険側作動を自動的に停止させる。ブームの最大倒伏時
にはブーム起伏用油圧シリンダが最縮小状態となって、
ヘッド側油室の圧力が零となりクレーンの負荷が検出で
きなくなるので、ブーム起伏用油圧シリンダのヘッド側
油室の圧力が規定値以下の場合には、制御装置がブーム
の最大倒伏警報信号を出力することにより、クレーンの
危険側作動を防止する。
止装置を備えた車両搭載型のクレーンの側面図、図2は
ブーム起伏用油圧シリンダの油圧回路図、図3は過負荷
防止装置の構成を示すブロック図である。図1に示すよ
うに、車両搭載型のクレーン1は、トラック2に架装さ
れており、旋回自在に立設されたコラム4と、このコラ
ム4に起伏自在に枢支されるブーム5と、このブーム5
を起伏させるブーム起伏用油圧シリンダ6と、コラム4
に設けたウインチ(図示略)によって巻上げ巻下げされ
るワイヤロープ9でブーム5の先端から吊下される吊具
7とで構成されている。
室6Hとロッド側油室6Rには、油圧切換弁8のサービ
スポートA、Bから起管路12、伏管路13が接続さ
れ、油圧切換弁8の流入ポートPは油圧ポンプ14に、
戻りポートRはタンク15に接続されている。また、油
圧切換弁8とブーム起伏用油圧シリンダ6との間には、
過負荷信号によりブーム5の倒伏作動、ブーム5の伸長
作動、ウインチの巻上げ作動等のクレーンの危険側の作
動を自動的に停止させる自動停止油圧回路11が介設さ
れている。
リンダ6にその内圧をクレーン1の負荷信号として検出
する圧力検出器21、ブーム5にブーム5の長さを検出
するブーム長検出器22とブーム5の起伏角度を検出す
るブーム角度検出器23とが設けられており、その検出
信号が制御装置24に送られるようになっている。圧力
検出器21は、ブーム起伏用油圧シリンダ6のヘッド側
油室6Hの圧力を検出するヘッド圧力センサ21Hと、
ロッド側油室6Rの圧力を検出するロッド圧力センサ2
1Rとで構成されている。
送られたブーム長信号とブーム角度検出器23から送ら
れたブーム角度信号とからクレーンの定格負荷値を算出
し、且つ、ヘッド圧力センサ21Hとロッド圧力センサ
21Rとから送られるヘッド側油室6Hとロッド側油室
6Rの圧力信号からクレーンの実測負荷値を算出して、
定格負荷値と実測負荷値とを比較し、実測負荷値が定格
負荷値より大であるとき、過負荷状態と判断して自動停
止油圧回路11に停止信号を送出する。停止信号を受け
ると自動停止油圧回路11は、ブーム5の倒伏作動、ブ
ーム5の伸長作動、ウインチの巻上げ作動等のクレーン
の危険側の作動を自動的に停止させる。なお、このとき
これと逆の作動であるブーム5の起立作動、ブーム5の
縮小作動、ウインチの巻下げ作動等のクレーンの安全側
の作動は可能になっている。
時にはブーム起伏用油圧シリンダ6は最縮小状態となっ
て、ヘッド側油室6Hの圧力が零となり実測負荷値が得
られなくなるので、クレーン1には更に最大倒伏警報表
示器25が設けられている。ヘッド圧力センサ21Hか
ら送られたヘッド側油室6Hの圧力が規定値以下になる
と、制御装置4は最大倒伏警報表示器25にブームの最
大倒伏警報信号を送出する。この信号で最大倒伏警報表
示器25には警報が表示される。
発生しない低圧力を予め制御装置4に設定するが、ブー
ム5の最大倒伏状態であることを更に明確にするため
に、ブーム角度検出器23からのブーム角度信号が所定
値以下となることを条件に付加してもよい。例えば、ブ
ーム5の起伏角度が5°以下で、ヘッド側油室6Hの圧
力が5kg/cm2 以下のとき、制御装置4が最大倒伏警報
表示器25にブームの最大倒伏警報信号を送出するとい
うように条件を設定することができる。
を使用すると、規制値の設定、検出データの演算、装置
の制御等を容易に行うことができる。最大倒伏警報に
は、表示器の他、警音器等を用いることもできる。最大
倒伏警報表示器25に警報が表示されたとき、過負荷で
あるか否かの判断はできない状態であり、過負荷になっ
ても自動停止油圧回路11には停止信号は送出されない
が、オペレータが最大倒伏状態であることを認識できる
ので、以後危険側の作動は中止し、安全側の作動のみを
行うようクレーン1を操作することにより過負荷を防止
できる。また、最大倒伏警報表示状態も過負荷状態とみ
なして、制御装置4が自動停止油圧回路11に停止信号
を送出するよう構成し、クレーンの危険側の作動を自動
的に停止させ、安全側の作動のみを可能にすることもで
きる。
ンの過負荷防止装置は、ブーム起伏用油圧シリンダを複
雑な構造にする必要がなく低コストであり、シリンダの
伸縮ストロークを最大限有効に利用でき、ブームの最大
倒伏時にブーム起伏用油圧シリンダが最縮小状態になっ
たときも、最大倒伏状態が警報されるので過負荷防止が
可能である。
た車両搭載型のクレーンの側面図である。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 ブーム起伏用油圧シリンダの内圧をクレ
ーンの負荷信号として検出し、クレーンの過負荷時にク
レーンの危険側作動を自動的に停止するクレーンの過負
荷防止装置であって、ブーム起伏用油圧シリンダのヘッ
ド側油室の圧力が規定値以下の場合にブームの最大倒伏
警報信号を出力する制御装置を備えてなるクレーンの過
負荷防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7490794A JP2771449B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | クレーンの過負荷防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7490794A JP2771449B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | クレーンの過負荷防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07277681A JPH07277681A (ja) | 1995-10-24 |
JP2771449B2 true JP2771449B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=13560936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7490794A Expired - Fee Related JP2771449B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | クレーンの過負荷防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2771449B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018131303A (ja) * | 2017-02-16 | 2018-08-23 | 株式会社タダノ | ジブ付きクレーン装置 |
-
1994
- 1994-04-13 JP JP7490794A patent/JP2771449B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07277681A (ja) | 1995-10-24 |
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Legal Events
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