JP3232509B2 - ラフィングジブ付クレ−ンの安全装置 - Google Patents

ラフィングジブ付クレ−ンの安全装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラフィングジブ付ク
レ−ンの作業姿勢から分解姿勢への転換又はこの逆の操
作をする場合の安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は公知ラフィングジブ付クレ−ンの
作業姿勢を示す全体側面図である。Aはクロ−ラ式のク
レ−ン本体(トラック式或いは定置式等も勿論ある)で
ある。1は主ジブ、2はラフィングジブ、3は吊上用の
フックである。4はラフィングジブ2の基部に元付部を
有するフロントポスト、5は主ジブ1の上部に元付部を
有するリヤポストである。6は主ブ−ム起伏ウインチ、
7はラフィングジブ起伏ウインチである。8は主ブ−ム
起伏ロ−プで、主ブ−ム支持ペンダントロ−プ9に連結
されている。10はフック巻上ウインチで、これにより
ロ−プ11を介しフック3を昇降させる。12はジブ起
伏ロ−プで前記リヤポスト5の先端に上端が固着されて
いる。13はジブ起伏ロ−プ、14は支持ペンダントで
ある。
【0003】クレ−ンを作業姿勢から分解姿勢にする時
の手順を図3〜図9により説明する。なお組立姿勢から
作業姿勢へはこの逆の操作となる。 (1) 図3の作業状態からラフィングジブ起伏ウイン
チ7を操作し、ジブ起伏ロ−プ13を緩め、フロントポ
スト4のトップとリヤポスト5のトップ間の距離を伸ば
し、ラフィングジブ2を図の左側に倒す。図4の状態に
倒し主ブ−ムに対するラフィングジブ2の相対角がαに
達するとラフィングジブ起伏ウインチ7を停止する(図
4)。
【0004】(2) 次に主ブ−ム起伏ウインチ6を巻
出し主ジブ1を倒し、ラフィングジブ2の先端をロ−ラ
3a等を介し地上にあずける(図5,図6)。 (3) 更に、主ジブ1を倒し、ジブ起伏ロ−プ13と
フロントポスト4の傾き具合を見ながらジブ起伏ロ−プ
13を少しずつ巻取り、図6の状態(組立分解姿勢)に
する。
【0005】これらの操作は普通取扱説明書に具体的に
記載されている。前述した(1),(2),(3)の手順通り
にオペレ−タはクレ−ンを操作するが、この場合正しく
操作した場合は全く問題なく姿勢変更ができるが、時に
より誤った操作をする事がある。特に、ジブ起伏ロ−プ
13とラフィングジブ起伏ウインチ7の誤操作は関係す
るアタッチメントの破損に継がりやすい。
【0006】このような誤操作による破損例を図に基づ
いて以下に示す。 (1)図7はジブ起伏ロ−プ13を巻出し過ぎて、フロ
ントポスト4及びラフィングジブ2が前倒してしまった
状態を示す。図5の状態で、ジブ起伏ロ−プ13を更に
巻出すと、フロントポスト4及びラフィングジブ2が前
傾し、ジブ起伏ロ−プ13とジブフ−ト2aとの接線距
離が短かくなり、ジブ起伏ロ−プ13がジブアタッチメ
ントを支えられなくなって前倒してしまった状態とな
る。こうなると、ジブ起伏ロ−プ13を巻取っても元の
正常状態への再起は不可能である。
【0007】(2)図8はジブ起伏ロ−プ13を巻出し
過ぎ、フロントポスト4が前倒してしまった状態を示
す。図5の姿勢から図6の姿勢への移行途中で、本来ジ
ブ起伏ロ−プ13を巻取る(巻上げる)べき操作を誤っ
て巻出してしまい、ジブ起伏ロ−プ13とフロントポス
ト4との接線距離が短かくなり、ジブ起伏ロ−プ13が
フロントポスト4を支えられなくなり前倒してしまった
状態となる。この場合も図7の状態と同様再起不能であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上に述べたように、ラ
フィングジブ2の付いたクレ−ンに於いて、クレ−ン作
業姿勢からクレ−ンの組立・分解姿勢への操作又はその
逆の操作時に、誤操作等によってアタッチメントを危険
な状態にしてしまう事があるが、本発明はこのような危
険を未然に防止しうる構成とし、クレ−ンの安全性の向
上、破損の防止、操作性の向上、そしてオペレ−タへの
操作時の負担の軽減を図ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】ラフィングジブ2の基部
に元付けされたフロントポスト4と、主ジブ1の頂部に
元付けされたリヤポスト5及びこれら両ポスト4と5の
頂部間に設けたジブ起伏ロ−プ13を有する主ジブ1と
その先端にラフィングジブ2を備えたラフィングジブ付
クレ−ンにおいて、ジブ起伏ロ−プ13とラフィングジ
ブ2の元付部2a間及びフロントポスト4の元付部4a
間の接線距離lの安全な範囲で下限値を長さ検出装置1
6で検出し、これを以てオペレ−タに対しジブ起伏ロ−
プ13の巻出し限界であることを知らせるようにしたも
のであって、そして接線距離lの安全範囲の長さ検出装
置16がフロントポスト4とリヤポスト5間に設けたフ
ロントポスト4と同調して伸縮する伸縮装置17と、伸
縮装置17上に設けた検出棒20及びこれと接触して信
号を発する下限検出器18及び上限検出器19とからな
ることを特徴とする。ジブ起伏ウインチ7の作動停止装
置と組み合わせて安全な状態を自動的に確保できるよう
にした。
【0010】
【発明の実施の形態】これまでのべた従来技術では、フ
ロントポスト4の前傾角度と、ジブ起伏ロ−プ13とラ
フィングジブ2及びフロントポスト4の各フ−ト(元付
部)2a,4aとの接線距離l(図9)の限界をオペレ
−タの注意力に依存していた。本発明はジブ起伏ロ−プ
13とラフィングジブ2のジブフ−ト2a間及びフロン
トポストフ−ト4aとの間の接線距離lの安全な範囲の
下限値を検出し、これを以てオペレ−タにジブ起伏ロ−
プ13の巻出し限界であることを知らせるようにしたも
のである。
【0011】又、巻出し、ジブ起伏ウインチ7の巻出し
停止の為の自動停止装置を取付けることによって、より
安全性の向上をも可能とした。以下実施の形態について
説明する。図1(a)は本発明に係る長さ検出装置を示
し、同じく(b)はクレ−ン装置全体図である。図1でフ
ロントポスト4とリヤポスト5の各元付部4aと5aの
近傍に設けたラグ15a,15b間に長さ検出装置16
が設けられている。この検出装置16はテレスコピック
に伸縮する伸縮装置17と、伸縮装置17上に設けた下
限検出器18と上限検出器19を備えている。20は検
出棒で、これの先端が下限検出器18のセンサ−18a
又は上限検出器19のセンサ−19aと接触し、信号を
発するようになっている。
【0012】さて図1(b)で接線距離lと起伏ロ−プ長
さlLとは相関関係を有している。又起伏ロ−プ長さlL
と長さ検出器の伸縮装置の長さlsとも相関関係があ
る。そこで接線距離lとなる時の長さ検出器の長さls
を検出するようにしたのが本発明である。
【0013】図1でジブ起伏ロ−プ13を巻出すと接線
距離lが次第に小さくなる。限界とするlを定めてお
き、その時のジブ起伏ロ−プの限界長さlsを規定して
おく(図1(a))。オペレ−タの操作でジブ起伏ロ−プ
13を巻出し、規定した限界長さlsになると、それを
下限検出器18がこれを検出し、制御器へ信号を送る。
ジブ起伏ロ−プ13を巻取り過ぎるとlsが短かくな
り、限界になると下限検出器18が作動するよう構成し
た。
【0014】(作動)フロントポストの動きに同調して
伸縮する長さ検出装置16を設け、フロントポスト4が
前傾すれば長さ検出装置16の伸縮装置が伸びるように
し、予め定められた長さになると上限と下限の検出器が
これを検出し信号を出すようにした。又逆にジブ起伏ロ
−プを巻取り過ぎると、フロントポスト4とリヤポスト
5がぶつかることもあるので、その限界(フロントポス
ト上限)でも上限検出器が作動し信号を出力する。
【0015】図2はシステムブロック図である。本発明
では前記下限検出器18と上限検出器19で発した信号
をフロントポスト角度管理制御部21へ入力し、クレ−
ン安全管理制御部22を経て運転室23へ警報を発する
ようになっている。なお、24はジブ起伏ウインチ7の
巻出し停止・作動停止切換器であるが、警報装置のみで
の実施は勿論可能である。
【0016】
【発明の効果】請求項1により、フロントポストの動き
に同調して伸縮装置17が伸縮し、検出棒20によって
上限又は下限検出器を作動させて信号を発し、オペレ−
タに知らせるようにしたので、クレ−ン作業姿勢からク
レ−ンの組立・分解姿勢への操作又はその逆の操作時
に、誤操作等によってアタッチメントを危険な状態にな
るのを未然に防止することが可能となった。かくして、
クレ−ンの安全性の向上、破損の防止、操作性の向上、
そしてオペレ−タへの操作時の負担の軽減の目的を十分
に達することができる。又請求項2により、ウインチの
自動作動停止と組合せることにより、より安全かつ、作
業者に負担のかからない安全な装置が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示し、(a)は検出部、(b)
はこれを備えたクレ−ン全体図。
【図2】本発明のシステムブロック図。
【図3】公知ウイングジブ付クレ−ンの作業姿勢全体
図。
【図4】組立分解姿勢への移行中の状態を示す図。
【図5】移行が図6よりさらに進んだ状態を示す図。
【図6】クレ−ンの組立・分解姿勢を示す図。
【図7】誤操作による結果の一例を示す図。
【図8】図7から図8への移行中での誤操作例を示す
図。
【図9】ジブ起伏ロ−プと各フ−ト(元付部)との接線
距離lを示す図で、(a)は図6、(b)は図7の状態を示
す図。
【符号の説明】
A (クレ−ンの)クロ−ラ式本体 1 主ジブ 2 ラフィングジブ 3 吊上用フック 4 フロントポスト 5 リヤポスト 6 (主ブ−ム)起
伏ウインチ 7 ジブ起伏ウインチ 8 主ブ−ム起伏ロ
−プ 9 支持ペンダントロ−プ 10 フック巻上ウイ
ンチ 11 ロ−プ 12 ジブ起伏ロ−プ 13 ジブ起伏ロ−プ 14 支持ペンダント 15a,15b ラグ 16 長さ検出装置 17 伸縮装置 18 下限検出器 18a,19a センサ− 19 上限検出器 20 検出棒 21 フロントポスト
角度制御部 22 クレ−ン安全管理制御部 23 運転室 24 ウインチの巻出し停止・作動停止切換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/00 - 23/94

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラフィングジブ(2)の基部に元付けされ
    たフロントポスト(4)と、主ジブ(1)の頂部に元付けさ
    れたリヤポスト(5)及びこれら両ポスト(4と5)の頂部
    間に設けたジブ起伏ロ−プ(13)を有する主ジブ(1)とそ
    の先端にラフィングジブ(2)を備えたラフィングジブ付
    クレ−ンにおいて、 ジブ起伏ロ−プ(13)とラフィングジブ(2)の元付部(2a)
    間及びフロントポスト(4)の元付部(4a)間の接線距離l
    の安全な範囲で下限値を長さ検出装置(16)で検出し、こ
    れを以てオペレ−タに対しジブ起伏ロ−プ(13)の巻出し
    限界であることを知らせるようにしたものであって、 接線距離lの安全範囲の長さ検出装置(16)がフロントポ
    スト(4)とリヤポスト(5)間に設けたフロントポスト
    (4)と同調して伸縮する伸縮装置(17)と、伸縮装置(17)
    上に設けた検出棒(20)及びこれと接触して信号を発する
    下限検出器(18)及び上限検出器(19)とからなることを特
    徴とするラフィングジブ付クレ−ンの安全装置。
  2. 【請求項2】 ジブ起伏ウインチ(7)の作動停止装置と
    組み合わせて安全な状態を自動的に確保できるようにし
    たことを特徴とする請求項1記載のラフィングジブ付ク
    レ−ンの安全装置。
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