JP5337474B2 - 車体支持装置の異常検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車体の幅方向両端部に上下方向に延びて設けられた複数のジャッキの下端部を接地させて車体を支持する車体支持装置の異常検出装置に関する。
トラッククレーンや高所作業車のような車体上に設けられたブームの先端部に荷重が作用する車両では、作業時に車体を転倒させる方向のモーメントが作用して車両が転倒する虞がある。このため、このような車両には車体を安定に支持する車体支持装置が設けられている。
この車体支持装置には、機体の幅方向外方に向かって張り出し可能に取り付けられたアウターポストと、アウターポストの先端部に上下方向に伸縮可能に設けられたジャッキポストを有してなるアウトリガを備えたものがある。このアウトリガを伸長させてジャッキポストの下端部に設けられた接地板を接地させることにより、車体を地面に対して支持することができる。
しかしながら、アウトリガは、アウターポストの張り出し量が不足したり、接地板の接地が不十分であったりすると、車体の支持が不安定になり作業中に車両が転倒する虞が生じる。そこで、このような車両には、アウトリガ設置確認装置が設けられている(特許文献1参照)。
このアウトリガ設置確認装置は、作業者がアウトリガの接地を確認し、アウトリガ設置確認装置の接地確認入力手段が操作されると、アウトリガに作用する接地反力の全てが規定値以上であるか否かを判定し、検出された接地反力のいずれかが規定値に達していなければ、車両を警報作動状態にして、警報器を鳴らし、作業機の作動を規制する。また、アウトリガ設置確認装置は、接地確認入力手段が操作されなければ、車両を警報作動状態にする。
このため、作業者がアウトリガの接地が不完全であると認識すると、アウトリガの接地確認操作を行わないので、誤って作業を開始しようとしても、作業機の作動が規制されているので、作業機が駆動することはなく、車両が転倒する虞を未然に防止することができる。
特開平7−81885号公報(段落番号0009〜0014、図1,図3)
しかしながら、従来のアウトリガ設置確認装置では、車体幅方向両側に設けられた複数のジャッキの全てが接地されているか否かの確認作業を作業者が行う必要があり、作業者にとってこのジャッキの接地確認作業は煩わしい。
また、従来のアウトリガ設置確認装置では、アウトリガジャッキに作用する接地反力を検出するセンサが故障した場合、アウトリガの接地が不完全な状態で、アウトリガジャッキに作用する接地反力の全てが規定値を超えた信号が発生する虞がある。この場合、ジャッキの接地状態が完全である旨の誤った判断がされて、車体の支持が不安定な状態で作業が行われ、車両が転倒する虞が生じる。
本発明は、このような背景に鑑みて提案されたものであり、ジャッキの接地確認作業を容易にし、車体の支持が不安定な状態で作業が行われる事態を未然に防止可能な車体支持装置の異常検出装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決するため、本発明は、車体の幅方向両端部に上下方向に延びて設けられた複数のジャッキ(例えば、実施形態における左前ジャッキ21,左後ジャッキ31,右前ジャッキ41,右後ジャッキ51)の下端部を接地させて車体を支持する車体支持装置の異常検出装置であって、複数のジャッキが伸長して車体が支持状態にあるか否かを判定する車体支持判定手段(例えば、実施形態における車体支持判定部69)と、複数のジャッキの各ジャッキに作用する接地反力を検出する反力検出手段(右前アウトリガ反力検出器62,右後アウトリガ反力検出器63,左前アウトリガ反力検出器64,左後アウトリガ反力検出器65)と、車体支持判定手段により車体が支持状態にあると判定されているときに、反力検出手段により検出された接地反力と設定値との差から該反力検出手段が異常であるか否かを判定する異常判定手段(例えば、実施形態における異常判定部70)と、異常判定手段により反力検出手段が異常であると判定されると、警報作動手段66に警報信号を出力する警報信号出力手段(例えば、実施形態における警報信号出力部71)とを有し、複数のジャッキは、車体の前側の車体幅方向両側に設けられ、車体の前後方向の傾斜角度を検出する車体前後方向傾斜検出手段を有し、車体支持判定手段は、車体前後方向傾斜検出手段により検出された車体の前後方向の傾斜角度が前後方向設定値よりも大きいときに車体が支持状態にあると判定することを構成要件とする。
ジャッキは、車体の支持が可能なものであればよく、H型アウトリガジャッキ、X型アウトリガジャッキ、斜め張り出し式アウトリガジャッキ、車体幅方向の張り出しがなく上下方向のみ伸縮可能なジャッキでもよい。また、ジャッキは、車体の前後の車体幅方向両端部に配設されたものや、車体の前部の車体幅方向両端部に配設されたものでもよい。
車体が支持状態にあるとは、車体に搭載された昇降装置やクレーン等の作業機が作業中に車体が転倒する虞がないようにジャッキが予め設定された状態で接地している場合をいう。具体的には、ジャッキがアウトリガジャッキである場合には、車体幅方向にアウトリガビームが張り出し、アウトリガビームの先端部に設けられたジャッキポストが全伸長状態で伸長してジャッキポストの下端部に設けられた接地板が接地している状態をいう。ジャッキが車体の前側の車体幅方向両側に設けられた車両は、例えば、トラックの運転キャビンと荷台の間に、ジャッキを設けるとともに、クレーン等の作業機を設けたものがある。傾斜角度は、ジャッキが接地された状態で車両の前輪が地面から浮いた状態にあるときの車体の傾斜角度や、ジャッキが接地された状態で車両の前輪が地面に接地状態あるときの車体の傾斜角度のいずれでもよい。
また車体が支持状態にあるか否かの判定は、ジャッキが車体の前側及び後側の各車体幅方向両側に設けられている場合、車体前後方向傾斜検出手段により検出された車体の前後方向の傾斜角度の大きさが設定許容角度の範囲内にあるときに車体が支持状態にあると判定し(請求項)、また車体幅方向傾斜検出手段(例えば、実施形態における車体左右方向傾斜検出器85)により検出された車体の幅方向の傾斜角度の大きさが設定許容角度の範囲内にあるときに車体が支持状態にあると判定してもよい(請求項)。車体の傾斜角度は、具体的には絶対傾斜角度を検出する。
反力検出手段は、車体がジャッキにより支持された状態にあるときにジャッキに作用する反力を検出するものであり、具体的にはジャッキのボトム側油室内の油圧を検出し、またジャッキ内に設けられた油圧シリンダにロードセルを取り付けてジャッキに作用する反力を検出してもよい。
異常判定手段は、反力検出手段により検出された接地反力と設定値との差から反力検出手段が異常であるか否かを判定する。設定値は、車両の種類によって異なり、例えば、小型クレーン車の場合には200kgf/本であり、高所作業車の場合には2tf/本であり、大型クレーン車の場合には20tf/本である。
異常判定の具体的な方法は、反力検出手段により検出された接地反力が設定値よりも小さいときに該反力検出手段が異常であると判定する(請求項)。この場合の設定値は、例えば、前述した小型クレーン車の場合の200kgf/本、高所作業車の場合の2tf/本、大型クレーン車の場合の20tf/本である。
なお、接地反力と設定値との差から反力検出手段の異常判定を行う場合、車体が軟弱地盤に設置されていると、車体支持判定手段により車体が支持状態にあると判定されたときでも、接地反力が設定値よりも小さくなる場合がある。このような場合には、反力検出手段自体は正常であるが、反力検出手段により検出された検出値が異常となる。本願発明の異常判定手段は、このような異常な検出値を検出した反力検出手段も異常であるとの判定も含まれる。その結果、車体の支持が不安定な状態にあるときには、警報信号が警報信号出力手段から出力されるので、軟弱地盤で車体が転倒する虞を未然に防止することができる。
また車体支持判定手段により車体が支持状態にあると判定されているときに、車体幅方向一方側の前側及び後側のいずれか一方に配設された反力検出手段により検出された検出値から、いずれか他方に配設された反力検出手段より検出された検出値を減算した値と設定値とを考慮して、前側及び後側に配設された反力検出手段のいずれかが異常であると判定する(請求項)。また車体支持判定手段により車体が支持状態にあると判定されているときに、車体前後方向一方側の車体幅方向のいずれか一方側に配設された反力検出手段により検出された検出値からいずれか他方側に配設された反力検出手段により検出された検出値を減算した値と設定値とを考慮して、車体幅方向両側に配設された反力検出手段のいずれかが異常であると判定する(請求項)。これらの場合の設定値は、ジャッキが接地状態にある場合の反力検出手段からの検出値と、反力検出手段が異常である場合に予想される反力検出手段からの出力値との差を考慮して決定される。
警報作動手段とは、反力検出手段が異常であるときに、警報ブザーを鳴らしたり、警報ランプを点灯・点滅させたり、車体に搭載された作業機の作動を規制したり、作業機を安全側に移動させるように作動を制御したりする手段をいう。
本発明に係わる車体支持装置の異常検出装置によれば、車体支持判定手段により車体が支持状態にあるか否かが判断され、車体が支持状態にあると判定されているときに、反力検出手段により検出された接地反力と設定値との差から反力検出手段が異常であるか否かが判定され、異常判定手段により反力検出手段が異常であると判定されると、警報作動手段に警報信号が出力されるので、作業者にとって煩わしいジャッキの接地確認作業をなくすことができ、車体の支持が不安定な状態で作業が行われる事態を未然に防止することができる。
以下、本発明に係わる車体支持装置の異常検出装置の実施形態を図1から図14に基づいて説明する。本実施形態は、アウトリガを車体の前後に備えた高所作業車を例にして説明する。なお、アウトリガを備えた車両は高所作業機の他に、クレーンを搭載した車両でもよい。
先ず、本発明に係る車体支持装置の異常検出装置を説明する前に、異常検出装置を搭載した高所作業車について説明する。高所作業車1は、図2(斜視図)に示すように、前部に運転キャビン3を有したトラック車両をベースに構成されており、車体5の前側及び後側には前輪7及び後輪8が車体幅方向両側に一対ずつ設けられ、後輪8は運転キャビン3の下部に設置されたエンジンからの動力を受けて駆動して、車両は走行可能である。
運転キャビン3よりも後方側の車体5の後部には、車体5に対して水平旋回自在な旋回台9が設けられている。この旋回台9には、入れ子式に構成された伸縮ブーム11が起伏シリンダ12によって起伏自在に取り付けられている。伸縮ブーム11の先端部には伸縮ブーム11の起伏角度に拘わらずに常時垂直に保持される垂直ポスト13が設けられ、この垂直ポスト13に作業台15が首振り自在に設けられている。
運転キャビン3よりも後方側の車体5の前部及び後部には、伸縮ブーム11を起仰・伸長させて高所作業を行うときに、車体5を安定に支持する車体支持装置20が設けられている。この車体支持装置20はいわゆるアウトリガであり、車体進行方向前方に向かって左側前部に配設された左前ジャッキ21と、車体進行方向前方に向かって左側後部に配設された左後ジャッキ31と、車体進行方向前方に向かって右側前部に配設された右前ジャッキ41と、車体進行方向前方に向かって右側後部に配設された右後ジャッキ51とを有してなる。なお、説明の都合上、左前ジャッキ21、左後ジャッキ31、右前ジャッキ41、右後ジャッキ51のそれぞれを以下、単にジャッキ21、31、41、51と記す。
これらのジャッキ21、31、41、51は、同様な構成であるので、ジャッキ51について説明し、他のジャッキ21、31、41についてはジャッキ51と同一態様部分についてはジャッキ51と同一符号を附してその説明を省略する。図6(a)(断面図)は、車体の後部に配設されたジャッキ31、51の後方視における一部断面図である。ジャッキ51は、図6(a)に示すように、車体後部に車体幅方向に延びて固定されたアウトリガボックス52の一端部に開口する開口部から挿入されて車体側方に向かって張り出し可能なアウトリガビーム53と、アウトリガビーム53の先端部に上下方向に延びて取り付けられたジャッキポスト54を有する。ジャッキポスト54は、アウトリガビーム53の先端部に上下方向に延びて取り付けられたアウターポスト54aと、このアウターポスト54a内に挿入されて下方に向かって伸縮可能であり下端部に接地板54cを備えたインナーポスト54bを有してなる。
アウトリガビーム53内には、ロッド側端部がアウトリガビーム53にピン結合されボトム側端部がアウトリガボックス52に接続されてアウトリガボックス52に対してアウトリガビーム53を伸縮移動させるスライドシリンダ55が設けられている。またインナーポスト54b内にはボトム側端部がアウターポスト54aにピン結合されロッド側端部がインナーポスト54bに接続されてアウターポスト54aに対してインナーポスト54bを伸縮移動させるジャッキシリンダ56が設けられている。
アウトリガボックス52の端部に開口する開口部の上部には、アウトリガビーム53の上面に当接してジャッキ反力を支持する反力支持部材37が取り付けられ、開口部の下部内側には、アウトリガビーム53の下面に当接してジャッキ反力を支持する反力支持部材38がアウトリガボックス52の下部の内面に長手方向に間隔を有して複数取り付けられている。これらの反力支持部材37,38は、ジャッキ21、31、41、51が張り出して車体5を支持した状態になると、アウトリガボックス52とアウトリガビーム53間のガタ分だけアウトリガビーム53の先端側が基端側に対して上方に傾いた状態になる。
なお、左後ジャッキ31のアウトリガボックス52は、右後ジャッキ51のアウトリガボックス52よりも車体前後方向前側にずれた位置に隣接するように配置されている。
これらのジャッキ21、31、41、51は、図示しない油圧回路に接続され、油圧回路に設けられた油圧ポンプから吐出する作動油を対応する電磁式方向切換弁によって給排制御されて伸縮作動するようになっている。なお、ジャッキ21、31、41、51のそれぞれに設けられたスライドシリンダ55,ジャッキシリンダ56を、左前アウトリガ駆動装置29、左後アウトリガ駆動装置39、右前アウトリガ駆動装置49、右後アウトリガ駆動装置59と記す。このため、各アウトリガ駆動装置29、39、49、59のスライドシリンダ55,ジャッキシリンダ56が伸長すると、アウトリガビーム53が張り出し、インナーポスト54bが下方へ伸長して接地板54cが接地し、ジャッキ21、31、41、51により車体5を安定支持することができる。これらアウトリガ駆動装置29、39、49、59は、車体支持装置20の異常検出装置60によって作動が制御される。
車体支持装置20の異常検出装置60は、図1及び図2に示すように、各ジャッキ21、31、41、51の駆動を操作する複数の操作レバー61aを備えた操作装置61と、各ジャッキ21、31、41、51のジャッキポスト54に作用する接地反力を検出する右前アウトリガ反力検出器62(以下、反力検出器62と記す。)、右後アウトリガ反力検出器63(以下、反力検出器63と記す。)、左前アウトリガ反力検出器64(以下、反力検出器64と記す。)、左後アウトリガ反力検出器65(以下、反力検出器65と記す。)と、ジャッキ21、31、41、51が操作されていない状態にあるか否か、即ち操作レバー61aが中立位置にあるか否かを判定し、操作レバー61aの操作に応じてジャッキ21、31、41、51の駆動を制御し、各ジャッキ21、31、41、51が張り出した状態にあるか否かを判定し、反力検出器62,63,64,65によって検出されたアウトリガ反力検出値に基づいて反力検出器62,63,64,65が異常であるか否かを判定し、反力検出器62,63,64,65が異常であると判定すると警報作動手段66が作動するように警報信号を出力する制御出力装置67を有して構成されている。操作レバー61aは中立位置に対して一方側及び他方側に傾動操作可能に操作装置61に設けられている。
制御出力装置67は、操作レバー61aの操作に応じてジャッキ21、31、41、51の駆動を制御するジャッキ作動制御部68と、各ジャッキ21、31、41、51が張り出して車体5が支持された状態にあるか否かを判定する車体支持判定部69と、反力検出器62,63,64,65によって検出されたアウトリガ反力検出値に基づいて反力検出器62,63,64,65が異常であるか否かを判定する異常判定部70と、反力検出器62,63,64,65が異常であると判定すると警報作動手段66を作動させる警報信号を出力する警報信号出力部71と、操作レバー61aが中立位置にあるか否かを判定する操作レバー中立位置判定部72を有してなる。
反力検出器62,63,64,65は、ジャッキポスト54内に設けられたジャッキシリンダ56のボトム側油室内の圧力を検出する。反力検出器62,63,64,65は電気的に制御出力装置67に接続され、制御出力装置67は、操作レバー61aによってジャッキ21、31、41、51を張り出す操作が同時に行われると、これらの操作レバー61aからの各操作信号に応じて、ジャッキ作動制御部68が操作レバー61aに対応するアウトリガ駆動装置29,39,49,59のスライドシリンダ55,ジャッキシリンダ56を伸長させる。スライドシリンダ55,ジャッキシリンダ56が全伸長状態になると、アウトリガビーム53は所定の幅を有して張り出し、インナーポスト54bは下方へ伸長して接地板54cが接地し、ジャッキ21、31、41、51によって車体5が支持される。なお、車体5が支持された状態とは、車体支持装置(アウトリガ)20のジャッキ21、31、41、51に設けられた全てのジャッキシリンダ56が全伸長状態になった状態をいう。
ここで、車体支持装置20によって車体5を支持する場合には、ジャッキ21、31、41、51が伸長するように操作レバー61aが中立位置から傾動操作される。操作レバー61aが傾動操作されると、更に図3を追加して説明すると、先ず、操作レバー中立位置判定部72は、操作レバー61aが中立位置にあるか否かを判定する(ステップ99)。操作レバー61aは中立位置から傾動操作されているので、操作レバー中立位置判定部72は中立位置から操作されていると判定し、ステップ100に移行する。操作レバー61aが中立位置にあるときには、ステップ99が繰り返される。つまり、操作レバー61aが中立位置から傾動操作されるまではステップ99が繰り返される。
操作レバー中立位置判定部72によって操作レバー61aが中立位置から傾動操作されたと判定されると、車体支持判定部69は、ジャッキ21、31、41、51が伸長するように操作レバー61aの操作に対応した操作信号を受け取ったときからジャッキシリンダ56が全伸長状態になるまでにジャッキシリンダ56が伸長動作した累積の時間(以下、この時間を「ジャッキ伸累積作動時間」と記す。)を計測し、このジャッキ伸累積作動時間が予め設定された設定時間を超えているか否かを判定する(ステップ100)。
また、図1に示す車体支持判定部69は、ジャッキ21、31、41、51の伸長時にジャッキ21、31、41、51の各ジャッキシリンダ56の少なくともいずれかの伸長が停止された場合(複数回の停止も含む)には、ジャッキシリンダ56の伸長が停止されたジャッキ21、31、41、51の停止時からジャッキシリンダ56の伸長が再開されたときまでの累積時間(複数回も含む、以下、この時間を「ジャッキ縮累積作動時間」と記す。)を計測し、ジャッキ伸累積作動時間からジャッキ縮累積作動時間を減算した値をジャッキ伸累積作動時間とし、この補正されたジャッキ伸累積作動時間が設定時間を超えているか否かを判定する(ステップ100)。
車体支持判定部69によって、ジャッキ伸累積作動時間が設定時間を超えていると判定されると(車体5が支持された状態にあると判定されると)、異常判定部70は、各ジャッキ21、31、41、51に設けられた反力検出器62,63,64,65からのアウトリガ反力検出値が設定値よりも小さいか否かを判定する(ステップ101)。
一方、車体支持判定部69により、ジャッキ21、31、41、51に設けられた複数(本実施例では4つ)のジャッキシリンダ56のジャッキ伸累積作動時間が設定時間を超えていないと判定されると(車体5が支持された状態にないと判定されると)、ステップ99に戻される。そして、車体5が支持状態にあると判定されるまで、ステップ99及びステップ100が繰り返される。
ステップ101において、異常判定部70によって、各反力検出器62,63,64,65からのアウトリガ反力検出値が設定値よりも小さいと判定されると、小さいと判定された反力検出器62,63,64,65が異常であると判定し(ステップ102)、警報信号出力部71が警報作動手段66に警報信号を出力する(ステップ103)。警報信号は、警報作動手段66を作動させるための開始信号である。警報作動手段66は、警報信号を受け取ると、警報ブザーを鳴らし、警報ランプを点灯・点滅させ、車体5に搭載された作業機の作動を規制し、作業機を安全側に移動させる等の作動制御を行う装置である。
このように、異常判定部70はアウトリガ反力検出値が設定値よりも小さいと、このアウトリガ反力検出値を検出した反力検出器が異常であると判定するが、車体5が軟弱地盤に設置されている場合には、車体支持判定部69により車体5が支持状態にあると判定されても、アウトリガ反力検出値は設定値よりも小さくなる場合がある。この場合、反力検出器は正常であるが、この反力検出器により検出されたアウトリガ反力検出値は異常となる。本願発明の異常判定部70は、このような異常な検出値を検出した反力検出器も異常であると判定して、車体5の支持が不安定な状態で作業が行われないように、警報信号出力部71から警報信号が出力される。その結果、軟弱地盤で車体5が転倒する虞を未然に防止することができる。
さて、異常判定部70によって各反力検出器62,63,64,65からのアウトリガ反力検出値が設定値よりも小さくないと判定されたときには、即ち、複数ある反力検出器62,63,64,65の全てのアウトリガ反力検出値が設定値よりも小さくないと判定されると、反力検出器62,63,64,65の異常判定を終了する。
このように、異常検出装置60は、ジャッキ伸累積時間を計測して、ジャッキ21、31、41、51によって車体5が支持された状態にあるか否かを判定し、車体5が非支持状態にあるときには警報作動手段66に警報信号を出力し、車体5が支持状態にあるときには反力検出器62,63,64,65の異常の有無を判定し、異常な反力検出器62,63,64,65が存在する場合には、警報作動手段66に警報信号を出力する。このため、車体5が支持状態にあるか否かの判定が自動的に行われるので、作業者にとって煩わしいジャッキの接地確認作業をなくすことができ、またジャッキ21、31、41、51が接地した状態にあっても反力検出器62,63,64,65が異常値を検出した場合には、警報作動するので、車体5の支持が不安定な状態で作業が行われる事態を未然に防止することができる。
なお、前述した実施例では、車体5が支持状態にあるか否かの判定をジャッキシリンダ56のシリンダ伸累積時間から判定したが、図4に示すように、各ジャッキ21、31、41、51(図2参照)がジャッキアップ状態にあるか否かを右前ジャッキアップ検出器73、右後ジャッキアップ検出器74、左前ジャッキアップ検出器75,左後ジャッキアップ検出器76で検出し、これらのジャッキアップ検出器73、74、75、76によりジャッキアップ状態にあると検出されると、車体5が支持状態にあると判定してもよい。なお、ジャッキアップ検出器は、左前ジャッキ21に設けられたものを左前ジャッキアップ検出器75、左後ジャッキ31に設けられたものを左後ジャッキアップ検出器76、右前ジャッキ41に設けられたものを右前ジャッキアップ検出器73、右後ジャッキ51に設けられたものを右後ジャッキアップ検出器74と呼ぶ。
ジャッキアップ検出器73、74、75、76は、例えば、ジャッキリンダ56に取り付けられた伸長センサであり、伸長センサからの検出値が全伸長状態に対応する値になると、ジャッキ21、31、41、51がジャッキアップした状態にあると判定するようにしてもよい。
また、図6(b)(部分断面図)に示すように、ジャッキ21、31、41、51のアウターポスト54aの内部空間の上部にリミットスイッチ79を取り付け、リミットスイッチ79に対向したジャッキシリンダ56のボトム側端部にアーム部材80を取り付け、ジャッキシリンダ56のボトム側端部に形成された枢結孔56aの内径をこれに挿通されるジャッキ支持ピン81の外径よりも大きな径に形成して、ガタを有してジャッキ支持ピン81を枢結孔56aに挿入する。
このようにすると、ジャッキポスト54が縮小して接地板54cが地面から離れた状態ではガタ分だけ枢結孔56aがジャッキ支持ピン81に相対的に下方に移動し、ジャッキポスト54が伸長して接地板54cが地面に接触した状態ではガタ分だけ枢結孔56aがジャッキ支持ピン81に相対的に上方に移動することになる。このとき、アーム部材80もリミットスイッチ79に対してガタ分だけ上下方向に移動するので、上下方向一方側に移動したときにリミットスイッチ79がONとなり、上下方向他方側に移動したときにリミットスイッチ79がOFFとなるようにすることで、ジャッキアップ状態にあるか否かの検出が可能になる。
また図6(a)に示すように、リミットスイッチ82は、アウトリガボックス52の開口部に設けられた反力支持部材37よりも内側のアウトリガボックス52の上面内側に設けられてもよい。ジャッキ21、31、41、51が非接地状態になると、アウトリガビーム53の上面がリミットスイッチ82に接触した状態になり、ジャッキ21、31、41、51が接地状態になると、アウトリガビーム53の上面がリミットスイッチ82に非接触状態になる。このため、ジャッキ21、31、41、51が接地状態及び非接地状態になるにともない、リミットスイッチ82の信号が変わり、車体5がジャッキアップ状態にあるか否かの検出をすることができる。
図4に示す車体支持判定部69は、各ジャッキ21、31、41、51のジャッキアップ検出器73,74,75,76からの検出信号に応じて車体5がジャッキアップ状態にあるか否かの判定を行う。車体支持判定部69は、図5を更に追加して説明すると、各ジャッキ21、31、41、51に設けられたジャッキアップ検出器73,74,75,76からの検出信号の全てがジャッキアップ状態の検出信号であると、ステップ101に移行し、各ジャッキ21、31、41、51のジャッキアップ検出器73,74,75,76の少なくとも1つが非ジャッキアップ状態を検出すると、ステップ99に移行する。そして、車体5が支持状態にあると判定されるまで、ステップ99及びステップ100が繰り返される。ステップ99からステップ103は前述した図3の場合と同様なので、その説明は省略する。
また、車体支持判定部69は、図7に示すように、ジャッキ21、31、41、51が接地された状態で車体5の前後方向の傾斜角度が許容範囲内にあるか否かによって車体5が支持状態にあるか否かを判定するようにしてもよい。車体5の前後方向の傾斜角度は、車体等に設けられた車体前後方向傾斜検出器84によって検出され、車体前後方向傾斜検出器84は絶対角度を検出する。傾斜角度の許容範囲は、予めその上限値と下限値を設定しておく。
車体支持判定部69は、図8を更に追加して説明すると、車体前後方向傾斜検出器84によって検出された車体傾斜値が傾斜角度の許容範囲内にないときには、ステップ99に移行する。そして、車体5が支持状態にあると判定されるまで、ステップ99及びステップ100が繰り返される。
一方、車体傾斜値が傾斜角度の許容範囲内にあるときは、ステップ101に移行して、異常判定部70によって反力検出器62,63,64,65の異常判定を行う。ステップ101では、右前アウトリガ反力検出器62から検出された検出値から右後アウトリガ反力検出器63から検出された検出値を減算した値をαとし、左前アウトリガ反力検出器64から検出された検出値から左後アウトリガ反力検出器65から検出された検出値を減算した値をβとする。
異常判定部70は、α、βを算出すると、先ず、−αが予め設定された設定値よりも小さいか否かを判定する(ステップ101a)。この判定は、車体5が略水平状態にある場合、右前ジャッキ41の接地反力が通常の大きさよりも小さく、右後ジャッキ51の接地反力が通常の大きさであるときには、αはマイナスの値(以下、−αと記す。)になる。この−αが予め設定された設定値よりも小さいときに、異常判定部70は、接地反力の小さい右前アウトリガ反力検出器62が異常であると判定する(ステップ102a)。
一方、ステップ101aにおいて、異常判定部70により−αが予め設定された設定値よりも小さくないと判定されると、ステップ101bに移行する。ステップ101bでは、異常判定部70により、αが設定値よりも大きいか否かを判定し、αが設定値よりも大きいと判定されると、右後アウトリガ反力検出器63が異常であると判定する(ステップ102b)。つまり、右前ジャッキ41の接地反力が通常の大きであり、右後ジャッキ51の接地反力は通常よりも小いときには、αはプラスの値になるので、通常の値よりも小さい右後アウトリガ反力検出器63が異常であるとする。
ステップ101bにおいて、αが設定値よりも大きくないと判定されると、ステップ101cに移行する。ステップ101cでは、異常判定部70により、−βが設定値よりも小さいか否かを判定し、−βが設定値よりも小さいと判定されると、左前アウトリガ反力検出器64が異常であると判定する(ステップ102c)。つまり、左前ジャッキ21の接地反力が通常よりも小さく、左後ジャッキ31の接地反力が通常の大きさである場合、βはマイナスの値になるので(以下、−βと記す)、接地反力の小さい左前アウトリガ反力検出器64が異常であると判定される。
ステップ101cにおいて、−βが設定値よりも小さくないと判定されると、ステップ101dに移行する。ステップ101dでは異常判定部70により、βが設定値よりも大きいか否かを判定し、βが設定値よりも大きいと判定されると、左後アウトリガ反力検出器65が異常であると判定する(ステップ102d)。つまり、左前ジャッキ21の接地反力は通常の大きくなり、左後ジャッキ31の接地反力は通常の大きさよりも小さいと、βはプラスの値になり、通常の大きさよりも小さい左後アウトリガ反力検出器65が異常であるとする。
ステップ101dにおいて、βが設定値よりも大きくないと判定されると、ステップ101eに移行する。ステップ101eでは、異常判定部70により、反力検出器62,63,64,65の異常の判断があったか否かが判定される。反力検出器62,63,64,65の異常判断があった場合には、警報信号出力部71が警報信号を出力する(ステップ103)。一方、ステップ101eにおいて、反力検出器62,63,64,65の異常判断がなかった場合には、異常判定を終了する。
このように、車体5がジャッキ21、31、41、51によって略水平状態に支持されている場合、車体5の前後方向に配置された一対の反力検出器(62,63)(64,65)からの検出値の差から反力検出器62,63,64,65の異常を認識することができる。
また、車体支持判定部69は、図9に示すように、ジャッキ21、31、41、51が接地された状態で車体5の進行方向に対して左右方向の傾斜角度が許容範囲内にあるか否かによって車体5が支持状態にあるか否かを判定するようにしてもよい。車体5の左右方向の傾斜角度は、車体等に設けられた車体左右方向傾斜検出器85(車体幅方向傾斜検出手段)によって検出され、車体左右方向傾斜検出器85は絶対傾斜角度を検出する。傾斜角度の許容範囲は、予めその上限値と下限値を設定しておく。
車体支持判定部69は、図10を更に追加して説明すると、車体左右方向傾斜検出器85によって検出された車体傾斜値が傾斜角度の許容範囲内にないときには、ステップ99に移行する。そして、車体5が支持状態にあると判定されるまで、ステップ99及びステップ100が繰り返される。
一方、車体傾斜値が傾斜角度の許容範囲内にあるときは、ステップ101に移行して、異常判定部70によって反力検出器62,63,64,65の異常判定を行う。ステップ101では、右前アウトリガ反力検出器62から検出された検出値から左前アウトリガ反力検出器64から検出された検出値を減算した値をαとし、右後アウトリガ反力検出器63から検出された検出値から左後アウトリガ反力検出器65から検出された検出値を減算した値をβとし、これらα及びβに基づいて異常判定部70が反力検出器62,63,64,65の異常判定を行う。
異常判定部70の異常判定方法(ステップ101a〜ステップ101e、ステップ102a〜ステップ101d)及び警報信号出力部71の作動(ステップ103)は、前述した図8に記載の内容に準じるので、その説明は省略する。
前述した実施の形態では、作業車として車体5の前後にアウトリガが配置された高所作業車1を例にして説明したが、図12(斜視図)に示すように、車体5の前部にのみアウトリガを配設した作業車でもよい。この作業車90は、トラック車両をベースに構成され、運転キャビン3と荷台91との間の車体5に車体幅方向に張り出し可能な左前ジャッキ21及び右前ジャッキ41が配設されている。左前ジャッキ21、右前ジャッキ41は、1本のアウトリガボックス52の両端部に開口した開口部に左前ジャッキ21及び右前ジャッキ41のアウトリガビームが張り出し可能に挿入されたものである。その他のジャッキの構造は、図6(a)で示したもの準じるので、同一態様部分については同一符号を附して説明を省略する。
アウトリガボックス52の長手方向中央部には、先端部にロープ94aを介してフック94bを吊設した伸縮ブーム94を備えたクレーン装置93が設けられている。伸縮ブーム94は、アウトリガボックス52の長手方向中央上部に旋回自在に設けられた旋回台95に起伏自在に設けられている。旋回台95の両側には、クレーン装置93及びジャッキ21,41を操作する複数の操作レバー96aを備えた操作装置96が設けられている。
このクレーン装置93によって作業を行う場合には、作業現場に作業車90を移動させ(図14(a)参照)、後輪8を接地させたたままで、左前ジャッキ21及び右前ジャッキ41を張り出して、前輪7を地面に接させ又は前輪7を地面から浮上させた状態にして、車体5の前側を持ち上げ支持する(図14(b)参照)。なお、図14(b)ではジャッキ21,41が張り出して車体5の前側を持ち上げ支持した状態で前輪7が地面に接している場合を示している。このため、ジャッキ21,41が張り出して接地した状態になると、車体5は後方側へ傾斜した姿勢になる。
この作業車90に搭載された車体支持装置の異常検出装置60は、図11に示すように、車体前後方向傾斜検出器84を備えている。車体前後方向傾斜検出器84以外の異常検出装置の構造は、図9に示した異常検出装置60と同様であるので、同一態様部分については同一符号を附して説明を省略する。車体前後方向傾斜検出器84は、車体の絶対傾斜角度を検出する。
異常検出装置60は、図12に示すように、操作装置96の操作レバー96aが操作されて、右前ジャッキ41及び左前ジャッキ21が張り出して接地した状態になると、図13を更に追加して説明すると、車体支持判定部69によって、車体前後方向傾斜検出器84からの検出値が予め設定された設定値を超えているか否かを判定する(ステップ100)。設定値は、ジャッキ21,41が張り出して前輪7が接地したままで車体5の前側が持ち上げ支持された状態にあるときの車体5の傾斜角度や、ジャッキ21,41が張り出して前輪7が浮上して車体5の前側が持ち上げ支持された状態にあるときの車体5の傾斜角度を考慮して決定される。
車体支持判定部69は、車体前後方向傾斜検出器84からの検出値が設定値を超えていると判定するとステップ101に移行し、車体前後方向傾斜検出器84からの検出値が設定値を超えていないと判定すると、ステップ103に移行して警報信号出力部71が警報信号を出力する。ステップ101では、各ジャッキ21,42に設けられた反力検出器62,64の少なくとも1つが設定値よりも小さいことが検出されると、異常判定部70は、小さいことを検出した反力検出器が異常と判定する(ステップ102)。ステップ99及びステップ103のステップは前述した図3の場合に準じるので、その説明は省略する。
このように、車体5の前後方向の傾斜角度が設定値を超えている場合において、反力検出器62,64が異常な値を検出している場合には、警報信号出力部71が警報信号を出力するので、車体5が不安定な状態又は不安定になる虞のある状態での作業を未然に防止することができる。
本発明の一実施の形態に係わる車体支持装置の異常検出装置のブロック図を示す。 本発明の一実施の形態に係わる異常検出装置を搭載した高所作業車の斜視図を示す。 本発明の一実施の形態に係わる異常検出装置の作動を説明するためのフローチャートを示す。 本発明の他の実施の形態に係わる異常検出装置のブロック図を示す。 本発明の他の実施の形態に係わる異常検出装置の作動を説明するためのフローチャートを示す。 本発明の異常検出装置を搭載した高所作業車に設けられたアウトリガを示し、同図(a)はアウトリガが張り出した状態の後方視断面図であり、同図(b)はアウトリガポストの部分断面図である。 本発明の他の実施の形態に係わる異常検出装置のブロック図を示す。 本発明の他の実施の形態に係わる異常検出装置の作動を説明するためのフローチャートを示す。 本発明の他の実施の形態に係わる異常検出装置のブロック図を示す。 本発明の他の実施の形態に係わる異常検出装置の作動を説明するためのフローチャートを示す。 本発明の他の実施の形態に係わる異常検出装置のブロック図を示す。 本発明の他の実施の形態に係わる異常検出装置を搭載した作業車の後方側斜視図を示す。 本発明の他の実施の形態に係わる異常検出装置の作動を説明するためのフローチャートを示す。 本発明の他の実施の形態に係わる異常検出装置を搭載した作業車の側面図を示し、同図(a)は作業車の車体が非支持状態の場合を示し、同図(b)は作業車の車体が支持状態にある場合を示す。
符号の説明
5 車体
20 車体支持装置
21 左前ジャッキ(ジャッキ)
31 左後ジャッキ(ジャッキ)
41 右前ジャッキ(ジャッキ)
51 右後ジャッキ(ジャッキ)
52 アウトリガボックス
53 アウトリガビーム
54a アウターポスト
54b インナーポスト
54c 接地板
56 ジャッキシリンダ
60 異常検出装置
62 右前アウトリガ反力検出器(反力検出器)
63 右後アウトリガ反力検出器(反力検出器)
64 左前アウトリガ反力検出器(反力検出器)
65 左後アウトリガ反力検出器(反力検出器)
66 警報作動手段
69 車体支持判定部(車体支持判定手段)
70 異常判定部(異常判定手段)
71 警報信号出力部(警報信号出力)
84 車体前後方向傾斜検出器(車体前後方向傾斜検出手段)
85 車体左右方向傾斜検出器(車体幅方向傾斜検出手段)

Claims (4)

  1. 車体の幅方向両端部に上下方向に延びて設けられた複数のジャッキの下端部を接地させて前記車体を支持する車体支持装置の異常検出装置であって、
    前記複数のジャッキが伸長して前記車体が支持状態にあるか否かを判定する車体支持判定手段と、
    前記複数のジャッキの各ジャッキに作用する接地反力を検出する反力検出手段と、
    前記車体支持判定手段により前記車体が支持状態にあると判定されているときに、前記反力検出手段により検出された接地反力と設定値との差から該反力検出手段が異常であるか否かを判定する異常判定手段と、
    前記異常判定手段により前記反力検出手段が異常であると判定されると、警報作動手段に警報信号を出力する警報信号出力手段とを有し、
    前記複数のジャッキは、前記車体の前側の車体幅方向両側に設けられ、
    前記車体の前後方向の傾斜角度を検出する車体前後方向傾斜検出手段を有し、
    前記車体支持判定手段は、前記車体前後方向傾斜検出手段により検出された前記車体の前後方向の傾斜角度が前後方向設定値よりも大きいときに前記車体が支持状態にあると判定する
    ことを特徴とする車体支持装置の異常検出装置。
  2. 車体の幅方向両端部に上下方向に延びて設けられた複数のジャッキの下端部を接地させて前記車体を支持する車体支持装置の異常検出装置であって、
    前記複数のジャッキが伸長して前記車体が支持状態にあるか否かを判定する車体支持判定手段と、
    前記複数のジャッキの各ジャッキに作用する接地反力を検出する反力検出手段と、
    前記車体支持判定手段により前記車体が支持状態にあると判定されているときに、前記反力検出手段により検出された接地反力と設定値との差から該反力検出手段が異常であるか否かを判定する異常判定手段と、
    前記異常判定手段により前記反力検出手段が異常であると判定されると、警報作動手段に警報信号を出力する警報信号出力手段とを有し、
    前記複数のジャッキは、前記車体の前側及び後側の各車体幅方向両側に設けられ、
    前記車体の前後方向の傾斜角度を検出する車体前後方向傾斜検出手段を有し、
    前記車体支持判定手段は、前記車体前後方向傾斜検出手段により検出された前記車体の前後方向の傾斜角度の大きさが設定許容角度の範囲内にあるときに前記車体が支持状態にあると判定し、
    前記異常判定手段は、前記車体支持判定手段により前記車体が支持状態にあると判定されているときに、車体幅方向一方側の前側及び後側のいずれか一方に配設された反力検出手段により検出された検出値からいずれか他方に配設された反力検出手段により検出された検出値を減算した値と設定値とを考慮して、前記前側及び後側に配設された反力検出手段のいずれかが異常であると判定する
    ことを特徴とする車体支持装置の異常検出装置。
  3. 車体の幅方向両端部に上下方向に延びて設けられた複数のジャッキの下端部を接地させて前記車体を支持する車体支持装置の異常検出装置であって、
    前記複数のジャッキが伸長して前記車体が支持状態にあるか否かを判定する車体支持判定手段と、
    前記複数のジャッキの各ジャッキに作用する接地反力を検出する反力検出手段と、
    前記車体支持判定手段により前記車体が支持状態にあると判定されているときに、前記反力検出手段により検出された接地反力と設定値との差から該反力検出手段が異常であるか否かを判定する異常判定手段と、
    前記異常判定手段により前記反力検出手段が異常であると判定されると、警報作動手段に警報信号を出力する警報信号出力手段とを有し、
    前記複数のジャッキは、前記車体の前側及び後側の各車体幅方向両側に設けられ、
    前記車体の幅方向の傾斜角度を検出する車体幅方向傾斜検出手段を有し、
    前記車体支持判定手段は、前記車体幅方向傾斜検出手段により前記車体の幅方向の傾斜角度の大きさが設定許容角度の範囲内にあるときに前記車体が支持状態にあると判定し、
    前記異常判定手段は、前記車体支持判定手段により前記車体が支持状態にあると判定されているときに、車体前後方向一方側の車体幅方向のいずれか一方側に配設された反力検出手段により検出された検出値からいずれか他方側に配設された反力検出手段により検出された検出値を減算した値と設定値とを考慮して、前記車体幅方向両側に配設された反力検出手段のいずれかが異常であると判定する
    ことを特徴とする車体支持装置の異常検出装置。
  4. 前記異常判定手段は、前記反力検出手段により検出された接地反力が前記設定値よりも小さいときに該反力検出手段が異常であると判定し、前記接地反力が前記設定値よりも大きいときに前記反力検出手段が正常であると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車体支持装置の異常検出装置。
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